JP2019033649A - 電動工具 - Google Patents

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憲一郎 吉田
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智明 須藤
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Abstract

【課題】過電流保護機能の作動を抑制することの可能な電動工具を提供する。【解決手段】電動工具1は、モータ6と、モータ6に駆動電流を供給するインバータ回路43と、インバータ回路43を制御する制御部40と、を備える。制御部40の演算部34は、モータ6に流れる電流が第1閾値を超えると、インバータ回路43に印加する制御信号のデューティを第1デューティまで低下させてから前記制御信号のデューティを徐々に高くする第1リスタート制御を行う。【選択図】図5

Description

本発明は、ブラシレスモータを駆動源とする電動工具に関する。
ブラシレスモータを駆動源とする電動工具は、効率が良いためパワーはあるが、スイッチングに半導体のパワー素子を用いるため、安価かつ小型にすると、流せる電流が限られてくる。そのため、過電流保護を設定しているが、例えば丸鋸やグラインダのように高負荷がかかる電動工具においては、実用時にまだモータに余力があるのに過電流保護で止まってしまうことがある。下記特許文献1は、電流が所定値を超えた場合にモータに印加する電圧のデューティを低下させ、過電流保護機能の作動を回避することを開示する。
特開2014−91167号公報
ブラシレスモータを駆動源とする丸鋸やグラインダ等の高負荷でイナーシャの大きい電動工具では、高負荷時にデューティを低下させると、電流の実効値は低下するものの、電流のピーク値は高くなり、過電流保護機能の作動を回避できないことがあった。
本発明はこうした状況を認識してなされたものであり、その目的は、過電流保護機能の作動を抑制することの可能な電動工具を提供することにある。
本発明のある態様は、電動工具である。この電動工具は、
ブラシレスモータと、
前記ブラシレスモータに駆動電流を供給するインバータ回路と、
前記インバータ回路を制御する制御部と、を備え、
前記制御部は、前記ブラシレスモータに流れる電流が第1閾値を超えると、前記インバータ回路に印加する制御信号のデューティを第1デューティまで低下させてから前記制御信号のデューティを徐々に高くする第1リスタート制御を行う。
前記制御部は、前記第1リスタート制御の後、前記ブラシレスモータに流れる電流が前記第1閾値より小さい第2閾値を超えると、前記制御信号のデューティを前記第1デューティより低い第2デューティまで低下させてから前記制御信号のデューティを徐々に高くする第2リスタート制御を行ってもよい。
前記制御部は、前記ブラシレスモータに流れる電流が所定時間継続して前記第2閾値以下となった場合、前記第1リスタート制御を行う前の制御状態に戻ってもよい。
前記制御部は、前記第1リスタート制御を開始してから所定時間が経過するまでに、前記第1リスタート制御を行う前の制御状態に戻るための条件が満たされない場合は、前記ブラシレスモータを停止してもよい。
前記インバータ回路のスイッチング素子の温度を検出する温度検出手段を備え、
前記制御部は、前記スイッチング素子の温度が所定値以上のときは、前記第1リスタート制御を行わなくてもよい。
前記制御部は、負荷が所定値以下の場合は定速度制御を行い、負荷が前記所定値を超えた場合は定デューティ制御を行ってもよい。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法やシステムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、過電流保護機能の作動を抑制することの可能な電動工具を提供することができる。
本発明の実施の形態に係る電動工具1の右側面図。 電動工具1の正断面図。 電動工具1の左側面図。 電動工具1の本体10の左側断面図。 電動工具1の回路ブロック図。 電動工具1の制御の第1例を示すフローチャート。 電動工具1の制御の第2例を示すフローチャート。 電動工具1の制御の第3例を示すフローチャート。 比較例1におけるモータ電流とモータ回転数のタイムチャート。 比較例2におけるモータ電流とモータ回転数のタイムチャート。 実施の形態におけるモータ電流とモータ回転数のタイムチャート。 図11の一部の時間軸を拡大したタイムチャート。 実施の形態におけるモータ回転数(実線)、出力(一点鎖線)、及びトルク(破線)の特性図。
以下、図面を参照しながら本発明の好適な実施の形態を詳述する。なお、各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理等には同一の符号を付し、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は発明を限定するものではなく例示であり、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1〜図4を参照し、本発明の実施の形態に係る電動工具1の機械的構成を説明する。図1〜図3により、互いに直交する前後、上下、左右の各方向を定義する。前後方向は、電動工具1の作業方向である。上下方向は、ベース30と垂直な方向である。左右方向は、前方向(切断進行方向)を見た場合を基準に定義する。なお、図1は電動工具1に電池パック51が装着された状態を示すが、図3は電動工具1に電池パック51が装着されていない状態を示す。
電動工具1は、ここでは携帯用丸鋸(携帯用切断機)であり、本体10及びベース30を備える。本体10は、周知の傾動支持機構20及び揺動支持機構25により、ベース30に連結支持される。本体10は、傾動支持機構20の支持により、ベース30に対して左右の少なくとも一方向に傾動可能である。また、本体10は、揺動支持機構(切込深さ調整機構)25の支持により、ベース30に対して上下方向に揺動可能である。ベース30は、例えばアルミ等の金属製の略長方形の板材である。ベース30の長手方向は電動工具1の作業方向と一致する。ベース30の底面は、被削材との摺動面である。本体10のハウジング(外殻)は、相互に組み合わされて一体化された、モータハウジング11、ハンドルハウジング12、及びギヤカバー13により構成される。
モータハウジング11は、例えば樹脂成形体であり、図2に示すモータ6を内部に収容する。モータ6は、インナーロータ型のブラシレスモータであり、出力軸6aの周囲に、出力軸6aと一体に回転する磁性体からなるロータコア6bを有する。ロータコア6bには、複数の(例えば4つの)ロータマグネット(永久磁石)6cが挿入保持される。ロータコア6bの周囲には、ステータコア6dが設けられる(モータハウジング11に固定される)。ステータコア6dには、ステータコイル6e(図5)が設けられる。ステータコア6dの左方には、インバータ回路基板44が、出力軸6aと略垂直に設けられる。インバータ回路基板44には、複数の(例えば6つの)FETやIGBT等のスイッチング素子44aが搭載される。スイッチング素子44aは、図5に示すスイッチング素子Q1〜Q6に対応する。
ハンドルハウジング12は、例えば左右二分割構造の樹脂成形体であり、ギヤカバー13に接続される。ハンドルハウジング12は、モータハウジング11及びギヤカバー13に接続されると共に制御基板41(図4)を収容する基部12a、グリップ部となるハンドル部12b、及びハンドル部12bの前端部と基部12aとを連結する連結部12c、を含む。基部12aの後端部とハンドル部12bの後端部とが互いに接続される。ハンドル部12bには、使用者がモータの駆動、停止を切り替えるためのトリガ部(操作部)5が設けられる。トリガ部5によってオンオフが切り替えられるスイッチ5a(図4)が、ハンドル部12b内に設けられる。ハンドルハウジング12の後端部に、電池パック51(図1)が後方から着脱可能にスライド装着される。
ギヤカバー13は、例えばアルミ等の金属製であり、ハンドルハウジング12に接続される。ギヤカバー13は、モータ6の回転を減速して鋸刃16に伝達する減速機構8(図2)を覆うと共に、鋸刃16の上半分を覆う。保護カバー15は、例えば樹脂成形体であり、鋸刃16の下半分を開閉可能に覆う。先端工具(回転具)としての鋸刃16は、円板状の回転刃であり、モータ6によって回転駆動される。鋸刃16は、ベース30の下面から下方に突出する。
図5は、電動工具1の回路ブロック図である。制御部40は、図4に示す制御基板41に搭載される。制御部40は、インバータ回路43の駆動制御等の各種制御を行う。駆動回路としてのインバータ回路43は、三相ブリッジ接続されたIGBTやFET等のスイッチング素子Q1〜Q6を含み、制御部40の制御に従ってスイッチング動作することで、モータ6のステータコイル6e(U,V,Wの各巻線)に駆動電流を供給する。サーミスタ等の温度検出素子47は、スイッチング素子Q1〜Q6の近傍に配置される。インバータ温度検出回路48は、温度検出素子47の出力電圧を基にスイッチング素子Q1〜Q6の温度を検出し、演算部34に送信する。抵抗Rsは、モータ6の電流経路に設けられる。制御回路電圧供給回路46は、電池パック51の電圧を制御部40の動作に適した電圧に変換して制御部40に供給する。磁気センサ42は、例えばホール素子又はホールICであり、モータ6の回転位置(ロータ回転位置)に応じた信号を出力する。LEDライト49は、例えば被削材に光を照射するライトであり、図示しないライト点灯スイッチがオンされると、演算部34の制御で点灯される。
制御部40において、モータ電流検出回路37は、検出抵抗Rsの両端の電圧によりモータ6の駆動電流(負荷)を検出し、演算部34に送信する。スイッチ操作検出回路38は、使用者によるトリガ部5の操作を検出し、演算部34に送信する。回転子位置検出回路35は、磁気センサ42からの信号に基づいてモータ6の回転位置を検出し、演算部34に送信する。モータ回転数検出回路36は、回転子位置検出回路35からの信号に基づいてモータ6の回転数を検出し、演算部34に送信する。演算部34は、マイクロコントローラ等を含み、回転子位置検出回路35で検出したモータ6の回転位置に応じて、制御信号出力回路45を駆動し、インバータ回路43のスイッチング素子Q1〜Q6をスイッチング制御する。また、演算部34は、回転子位置検出回路35の検出結果に基づいてモータ6の回転数を演算する。更に、設定されたモータ6と鋸刃16の減速比に基づいて回転子位置検出回路35の検出結果から鋸刃16の回転数を検出することができる。
図6は、電動工具1の制御の第1例を示すフローチャートである。演算部34は、トリガ部5のオン操作を検出すると(S1)、モータ6のソフトスタート制御を行う(S3)。ソフトスタート制御は、スイッチング素子Q1〜Q6に印加するPWM信号のデューティを緩やかに高くして最終的に100%にする制御である。演算部34は、ソフトスタート制御の後、デューティ100%でモータ6を駆動する(S4)。演算部34は、モータ6に流れる電流(以下「モータ電流」とも表記)のピーク値Ipeakが第1閾値の例示である70A以上でなければ(S5のNo)、デューティ100%での制御(S4)を継続する。演算部34は、モータ電流のピーク値Ipeakが70A以上になると(S5のYes)、デューティを第1デューティの例示である50%に落としてから再度デューティを緩やかに100%まで高めていく第1リスタート制御を行う(S7)。演算部34は、第1リスタート制御の後は、モータ電流のピーク値Ipeakが第2閾値の例示である30A以上になると(S5のYes)、デューティを第2デューティの例示である30%に落としてから再度デューティを緩やかに100%まで高めていく第2リスタート制御を行う(S9)。演算部34は、モータ電流のピーク値Ipeakが30A以下の状態が所定時間の例示である0.5秒継続すると(S11のYes)、ステップS4に戻る(第1リスタート制御を行う前の制御状態に戻る)。なお、図示は省略したが、第1リスタート制御(S7)の後、第2リスタート制御(S9)を行う前に、モータ電流のピーク値Ipeakが30A以下の状態が0.5秒継続した場合にも、ステップS4に戻ってもよい。また、図示は省略したが、演算部34は、トリガ部5がオフ操作を検出した場合、モータ電流のピーク値Ipeakが120A以上となった場合、又はスイッチング素子Q1〜Q6の温度が100℃以上となった場合は、モータ6を停止する。
図7は、電動工具1の制御の第2例を示すフローチャートである。以下、図6に示す第1例との相違点を中心に説明する。演算部34は、トリガ部5のオン操作検出(S1)の後、ソフトスタート制御(S3)の前に、スイッチング素子Q1〜Q6の温度を確認する(S2)。演算部34は、スイッチング素子Q1〜Q6の温度が所定値の例示である70℃以上でなければ(S2のNo)、図6に示す第1例と同様にステップS3以降の制御を行う。演算部34は、スイッチング素子Q1〜Q6の温度が70℃以上の場合(S2のYes)、LEDライト49を点滅させて使用者に報知しながら(S15)、ソフトスタート制御を行い(S16)、デューティ100%でモータ6を駆動する(S17)。スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチング制御(デューティ≠100%)を行うとスイッチング素子Q1〜Q6が発熱してスイッチング素子Q1〜Q6の温度が上昇するため、図7のフローチャートでは、スイッチング素子Q1〜Q6の温度が70℃以上の場合(S2のNo)は、モータ電流のピーク値Ipeakが高くなってもリスタート制御(S7又はS9)を行わず、スイッチング素子Q1〜Q6の温度上昇を抑制する。図7に示すフローチャートのその他の点は、図6に示すフローチャートと同様である。
図8は、電動工具1の制御の第3例を示すフローチャートである。以下、図7に示す第2例との相違点を中心に説明する。演算部34は、モータ電流のピーク値Ipeakが70A以上になると(S5のYes)、時間カウントを開始し(S6)、第1リスタート制御(S7)を開始する。演算部34は、時間カウントの開始(S6)、すなわち第1リスタート制御(S7)の開始後、所定時間の例示である5秒が経過するまでに、モータ電流のピーク値Ipeakが30A以下の状態が0.5秒継続しない場合(第1リスタート制御を行う前の制御状態に戻るための条件が満たされない場合)(S10のYes)は、モータ6を停止する(S12)。図8に示すフローチャートのその他の点は、図7に示すフローチャートと同様である。
図9は、比較例1におけるモータ電流とモータ回転数のタイムチャートである。このタイムチャートは、図6に示すリスタート制御(S7又はS9)を行わずにソフトスタート制御の後にデューティを100%で固定し、負荷を徐々に高めた場合を示す。なお、前半においてモータ回転数が一定なのは、エコモードで低負荷時は定回転数制御としているためであり、図10及び図11においても同様である。図9では、定回転数制御で負荷を高めた結果デューティが100%になった後、デューティは100%で一定とする(定デューティ制御)。図9では、定デューティ制御以降は、モータ電流が単調に増加する一方でモータ回転数は単調に減少し、モータ電流が過電流閾値を超えたところで過電流保護機能によりモータ6への電流供給が遮断され、モータ6が停止する。
図10は、比較例2におけるモータ電流とモータ回転数のタイムチャートである。このタイムチャートは、定デューティ制御以降、モータ電流が所定値を超えた時刻t2からデューティを徐々に低下させていく制御を行った場合を示す。この場合、デューティ低下の開始後、モータ回転数が減少する一方でモータ電流が急上昇し、モータ電流が過電流閾値を超えたところで過電流保護機能によりモータ6への電流供給が遮断され、モータ6が停止する。デューティ低下の開始後にモータ電流が急上昇するのは、デューティを低下させると、モータ電流の実効値は低下するもののピーク値が大きくなるためである。
図11は、実施の形態におけるモータ電流とモータ回転数のタイムチャートである。図12は、図11の一部の時間軸を拡大したタイムチャートである。このタイムチャートは、定デューティ制御以降、モータ電流が70Aを超えた時刻t3にデューティ50%からの第1リスタート制御を行い、その後、モータ電流が30Aを超える度(時刻t4,t5,t6,t7・・・)にデューティ30%からの第2リスタート制御を行った場合を示す。このようにリスタート制御を繰り返すことで、負荷が大きくなってもモータ電流のピーク値は大幅には上昇せず、過電流保護での停止を抑制できる。また、第1リスタート制御を開始する時刻t3の前後でモータ回転数が急激に低下し、使用者にかかる負荷が変化するため、使用者はモータ6の高負荷状態を認識しやすく、本体10の押し込み力を弱めて通常モード(第1リスタート制御を行う前の制御状態)に戻すことが可能となり、過電流保護でモータ6が停止することにより作業中断を抑制できる。
図13は、実施の形態におけるモータ回転数(実線)、出力(一点鎖線)、及びトルク(破線)の特性図である。図13では、デューティ100%の特性から、第1リスタート制御により一旦デューティ50%の特性に遷移することを示している。
本実施の形態によれば、下記の効果を奏することができる。
(1) 演算部34は、モータ電流のピーク値が70A以上になると、デューティ50%からの第1リスタート制御を行うため、モータ6のロックを避けながらモータ電流のピーク値上昇を抑制して過電流保護の作動を抑制すると共に、高負荷状態を使用者に認識させやすくすることができ、本体10の押し込み力を弱める等の対応を促すことができる。
(2) 演算部34は、第1リスタート制御の後、モータ電流のピーク値が30A以上になる度に、デューティ30%からの第2リスタート制御を繰り返すため、モータ6のロックを避けながらモータ電流のピーク値上昇を抑制して過電流保護の作動を抑制することができる。
(3) 演算部34は、モータ電流のピーク値が30A以下の状態が0.5秒継続すれば、モータ6を停止しなくても第1リスタート制御を行う前の制御状態に戻るため、作業を中断することなく通常モードに戻ることができて便利である。
(4) 図7に示す制御によれば、演算部34は、スイッチング素子Q1〜Q6の温度が70℃以上の場合はソフトスタート制御の後デューティを100%で固定するため、スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチングによる温度上昇を抑制し、高温保護機能の作動を抑制することができる。また、LEDライト49を点滅させて使用者に報知するため、使用者はスイッチング素子Q1〜Q6を認識しながら適切な作業が可能となる。
(5) 図8に示す制御によれば、演算部34は、第1リスタート制御の開始後、5秒が経過するまでに、モータ電流のピーク値が30A以下の状態が0.5秒継続しない場合(第1リスタート制御を行う前の制御状態に戻るための条件が満たされない場合)にモータ6を停止するため、高負荷状態が継続することを抑制でき、スイッチング素子Q1〜Q6のスイッチングによる温度上昇を抑制することができる。
以上、実施の形態を例に本発明を説明したが、実施の形態の各構成要素や各処理プロセスには請求項に記載の範囲で種々の変形が可能であることは当業者に理解されるところである。以下、変形例について触れる。
本発明は、実施の形態で例示した丸鋸に限定されず、グラインダ等の他の種類の電動工具にも適用可能である。
1 電動工具(携帯用切断機)、5 トリガ部、10 本体、11 モータハウジング、12 ハンドルハウジング、12a 基部、12b ハンドル部、12c 連結部、13 ギヤカバー、15 保護カバー、16 鋸刃(回転具)、20 傾動支持機構、25 揺動支持機構(切込深さ調整機構)、30 ベース、41 制御基板、43 インバータ回路、50 制御部(コントローラ)、51 電池パック、Rs 検出抵抗

Claims (6)

  1. ブラシレスモータと、
    前記ブラシレスモータに駆動電流を供給するインバータ回路と、
    前記インバータ回路を制御する制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記ブラシレスモータに流れる電流が第1閾値を超えると、前記インバータ回路に印加する制御信号のデューティを第1デューティまで低下させてから前記制御信号のデューティを徐々に高くする第1リスタート制御を行う、電動工具。
  2. 前記制御部は、前記第1リスタート制御の後、前記ブラシレスモータに流れる電流が前記第1閾値より小さい第2閾値を超えると、前記制御信号のデューティを前記第1デューティより低い第2デューティまで低下させてから前記制御信号のデューティを徐々に高くする第2リスタート制御を行う、請求項1に記載の電動工具。
  3. 前記制御部は、前記ブラシレスモータに流れる電流が所定時間継続して前記第2閾値以下となった場合、前記第1リスタート制御を行う前の制御状態に戻る、請求項2に記載の電動工具。
  4. 前記制御部は、前記第1リスタート制御を開始してから所定時間が経過するまでに、前記第1リスタート制御を行う前の制御状態に戻るための条件が満たされない場合は、前記ブラシレスモータを停止する、請求項1から3のいずれか一項に記載の電動工具。
  5. 前記インバータ回路のスイッチング素子の温度を検出する温度検出手段を備え、
    前記制御部は、前記スイッチング素子の温度が所定値以上のときは、前記第1リスタート制御を行わない、請求項1から4のいずれか一項に記載の電動工具。
  6. 前記制御部は、負荷が所定値以下の場合は定速度制御を行い、負荷が前記所定値を超えた場合は定デューティ制御を行う、請求項1から5のいずれか一項に記載の電動工具。
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