JP2019018837A - 車載センサ洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ノズル口から高圧の流体を噴射することができる車載センサ洗浄装置を提供すること。【解決手段】車載センサ洗浄装置は、車載カメラ1のレンズ1aに対してウォッシャ液を噴射するためのノズル口2aと、ノズル口2aと該ノズル口2aにウォッシャ液を給送するウォッシャポンプ4とを連通する流路の途中に設けられ制御信号に基づいてその流路を開閉する開閉弁5と、開閉弁5とウォッシャポンプ4とを連通する流路の途中に設けられた蓄圧部6とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、車載センサ洗浄装置に関するものである。
近年、車両には、カメラ等の車載センサが設けられるとともに、車載センサのセンシング面(レンズやカバーガラス等)に対してノズル口から流体を噴射してセンシング面を洗浄する車載センサ洗浄装置が設けられたものがある。
例えば、特許文献1には、ノズル口と該ノズル口に流体を給送するポンプとを連通する流路の途中にチェックバルブが設けられた車載センサ洗浄装置が開示されている。この車載センサ洗浄装置では、チェックバルブによって意図せずノズル口から流体が漏れてしまうことが防止される。
特開2013−208984号公報
しかしながら、従来の車載センサ洗浄装置では、特にポンプからノズル口までの流路(配管)が長い場合、流路で圧力が損失してしまい、ノズル口から高圧の流体を噴射できないという問題があった。即ち、ポンプ近傍での流体の圧力に対してノズル口近傍での流体の圧力が大幅に減少してしまい、ノズル口から噴射される流体の流速が弱くなってしまうという問題があった。なお、ノズル口の近傍にチェックバルブが設けられた車載センサ洗浄装置では、予め設定された圧力以上となるまでチェックバルブが開かないため、予め設定された圧力に応じた流体を噴射することができるが、確実にチェックバルブが開くようにするために、チェックバルブが開く圧力自体をあまり高く設定することはできない。言い換えると、チェックバルブが開く圧力は、ポンプが発生する圧力よりも十分に低い圧力に設定する必要がある。よって、この車載センサ洗浄装置においても、ノズル口から高圧の流体を噴射できないという問題があった。
本発明は上記問題点を解消するためになされたものであって、その目的は、ノズル口から高圧の流体を噴射することができる車載センサ洗浄装置を提供することにある。
上記課題を解決する車載センサ洗浄装置は、車載センサのセンシング面に対して流体を噴射するためのノズル口と、前記ノズル口と該ノズル口に流体を給送するポンプとを連通する流路の途中に設けられ、制御信号に基づいてその流路を開閉する開閉弁と、前記開閉弁と前記ポンプとを連通する流路の途中に設けられた蓄圧部とを備える。
同構成によれば、ノズル口と該ノズル口に流体を給送するポンプとを連通する流路の途中に設けられ、制御信号に基づいてその流路を開閉する開閉弁と、前記開閉弁と前記ポンプとを連通する流路の途中に設けられた蓄圧部とを備えるため、開閉弁にて流路を閉状態としてポンプを駆動することで蓄圧部内の流体を高圧とすることができる。そして、流体が高圧となった状態で開閉弁にて流路を開状態とすることで、開閉弁の位置からノズル口に高圧の流体を給送することができ、ノズル口からセンシング面に高圧の流体を噴射することができる。
上記車載センサ洗浄装置であって、前記蓄圧部と前記ポンプとを連通する流路の途中に設けられ、前記蓄圧部側から前記ポンプ側への流体の流れを規制する逆止弁を備えることが好ましい。
同構成によれば、前記蓄圧部と前記ポンプとを連通する流路の途中に設けられ、前記蓄圧部側から前記ポンプ側への流体の流れを規制する逆止弁を備えるため、蓄圧部内の流体がポンプ側に逆流して減圧されてしまうことがない。よって、例えば、開閉弁にて流路を閉状態としてポンプを駆動することで蓄圧部内の流体を高圧とし、ポンプを停止させた後に、開閉弁にて流路を開状態とすることでノズル口から高圧の流体のみを噴射することができる。即ち、例えば、逆止弁を備えていない構成では、蓄圧部内の流体がポンプ側に逆流しないようにポンプを駆動させたまま開閉弁にて流路を開状態としてノズル口から流体を噴射させるといった必要があり、その場合ではポンプによる電力消費が増大するとともに蓄圧されていない流体も噴射されてしまう虞があるが、それを回避することができる。
上記車載センサ洗浄装置であって、前記ノズル口と前記開閉弁と前記蓄圧部と前記逆止弁とが単一の筐体に設けられることが好ましい。
同構成によれば、前記ノズル口と前記開閉弁と前記蓄圧部と前記逆止弁とが単一の筐体に設けられるため、それらを連通するホース等を用いる必要が無く、構成を簡単とすることができる。
上記車載センサ洗浄装置であって、前記開閉弁にて流路が閉状態とされた状態で前記ポンプを駆動し、その後、前記ポンプを停止させた状態で前記開閉弁にて流路を開状態として前記ノズル口から流体を噴射させる制御装置を備えることが好ましい。
同構成によれば、前記開閉弁にて流路が閉状態とされた状態で前記ポンプを駆動し、その後、前記ポンプを停止させた状態で前記開閉弁にて流路を開状態として前記ノズル口から流体を噴射させる制御装置を備えるため、ポンプによる電力消費が増大することを抑えることができるとともに、蓄圧されていない流体が噴射されてしまうことを抑えることができる。
上記車載センサ洗浄装置であって、前記蓄圧部と前記ポンプとを連通する流路を構成するホースの少なくとも一部は、前記蓄圧部と前記ノズル口とを連通する流路を構成するホースよりも内径が小さいことが好ましい。
同構成によれば、蓄圧部とポンプとを連通する流路を構成するホースの少なくとも一部が、蓄圧部とノズル口とを連通する流路を構成するホースよりも内径が小さいため、蓄圧部とポンプとを連通する流路を構成するホースを取り廻し易くできる。
上記車載センサ洗浄装置であって、前記蓄圧部と前記ポンプとを連通する流路を構成するホースの少なくとも一部は、前記蓄圧部と前記ノズル口とを連通する流路を構成するホースよりも硬度が低いことが好ましい。
同構成によれば、蓄圧部とポンプとを連通する流路を構成するホースの少なくとも一部が蓄圧部とノズル口とを連通する流路を構成するホースよりも硬度が低く、即ち柔軟性を有するため、蓄圧部とポンプとを連通する流路を構成するホースを取り廻し易くできる。また、蓄圧部とノズル口とを接続するホースの硬度が相対的に高いため、蓄圧部とノズル口との間でのホースの柔軟性による圧力の逃げを抑えることができる。
本発明の車載センサ洗浄装置では、ノズル口から高圧の流体を噴射することができる。
第1実施形態における車載センサ洗浄装置の概略構成図。 同実施形態における蓄圧部の断面図。 同実施形態における蓄圧部の分解斜視図。 同実施形態における車載センサ洗浄装置の動作例を説明するためのタイミングチャート。 ウォッシャポンプ並びに蓄圧部の時間−圧力特性図。 変形例における車載センサ洗浄装置を説明するための模式図。 変形例における車載センサ洗浄装置の概略構成図。 同変形例における車載センサ洗浄装置の動作例を説明するためのタイミングチャート。 第2実施形態における車載センサ洗浄装置の概略構成図。 同実施形態における車載センサ洗浄装置の動作例を説明するためのタイミングチャート。 (a)は同実施形態の非洗浄位置における車載カメラと洗浄ユニットの斜視図、(b)は洗浄位置における車載カメラと洗浄ユニットの斜視図。 同実施形態における車載カメラと洗浄ユニットの分解斜視図。 同実施形態におけるノズルユニットの断面図。 変形例における車載センサ洗浄装置の概略構成図。 同変形例における車載センサ洗浄装置の動作例を説明するためのタイミングチャート。
(第1実施形態)
以下、車載センサ洗浄装置の第1実施形態を図1及び図2に従って説明する。
図1に示すように、車両に設けられた車載センサとしての車載カメラ1の近傍には、車載カメラ1のセンシング面としてのレンズ1aに対して流体としてのウォッシャ液を噴射するためのノズル口2aを有するノズル2が設けられている。
また、車両に設けられたウォッシャタンク3には、ウォッシャタンク3内のウォッシャ液をノズル2(ノズル口2a)に給送可能なポンプとしてのウォッシャポンプ4が設けられている。
そして、本実施形態では、ノズル2(ノズル口2a)とウォッシャポンプ4とを連通する流路の途中であってノズル2の近傍位置には、制御信号に基づいてその流路を開閉する開閉弁5が設けられている。なお、開閉弁5は、制御信号に基づいて流路を開閉可能な電磁弁等の弁である。
また、開閉弁5とウォッシャポンプ4とを連通する流路の途中であって開閉弁5の近傍位置には、蓄圧部6が設けられている。蓄圧部6は、少なくとも一回の洗浄で必要な量のウォッシャ液を貯留可能な空間を有している。
図2及び図3に示すように、蓄圧部6は、筐体21と、蓋22と、可動部材23と、コイルばね24とを有する。筐体21は、筒状の筒部21aと、筒部21aの下端から下端側に向かうほど径が小さくなる縮径部21bと、縮径部21bの下端から筒状に延びる小径筒部21cとを有する。小径筒部21cは例えば後述するT字ジョイントTJとホースHを介して接続されている。
蓋22は、略円盤状に形成され、前記筒部21aの一端側(図2において上端)を閉塞する。可動部材23は、略円盤状に形成され、筒部21aの内周面と摺動可能で筒部21aの軸方向に沿って移動可能とされている。なお、可動部材23の外周面には例えば図示しないシールゴム等が設けられ、蓄圧部6内の空間を液密に区画するようになっている。そして、蓋22と可動部材23との間にはコイルばね24が介在されている。コイルばね24によって蓋22が小径筒部21c側に付勢されている。
また、蓄圧部6とウォッシャポンプ4とを連通する流路の途中であって蓄圧部6の近傍位置には、蓄圧部6側からウォッシャポンプ4側へのウォッシャ液の流れ(逆流)を規制する逆止弁7が設けられている。
なお、本実施形態では、ノズル2、開閉弁5、蓄圧部6、及び逆止弁7がそれぞれ独立して構成され、それぞれ流路を構成するホースHを介して接続されており、蓄圧部6はホースHとT字ジョイントTJを介して開閉弁5に接続されたホースH及び逆止弁7に接続されたホースHと接続されている。また、逆止弁7とウォッシャポンプ4とは前記ホースHよりも(内径の)細いホースHaにて接続されている。
また、本実施形態のノズル2、開閉弁5、蓄圧部6、及び逆止弁7を接続するホースHの硬度は、逆止弁7とウォッシャポンプ4とを接続するホースHaの硬度よりも高く設定されている。
そして、ウォッシャポンプ4と開閉弁5には、それぞれを駆動制御可能な制御装置8が電気的に接続されている。制御装置8は、例えば、運転席の洗浄スイッチが操作された際やセンサによって汚れが検知された際に、開閉弁5にて流路が閉状態とされた状態でウォッシャポンプ4を駆動し、その後(蓄圧部6内が高圧となると)、ウォッシャポンプ4を停止させ、その状態で開閉弁5にて流路を開状態としてノズル口2aからウォッシャ液を噴射させる。
次に、上記した車載センサ洗浄装置の具体的な動作例(作用)について説明する。
図4に示すように、制御装置8は、例えばタイミングT1において運転席の洗浄スイッチが操作されたり、センサによって汚れが検知されると、開閉弁5にて流路を閉状態とする。その後、制御装置8は、タイミングT2において、ウォッシャポンプ4を駆動させる。このとき、ウォッシャポンプ4は、制御装置8によって予め設定された時間T(タイミングT2からタイミングT3の間)だけ駆動させる。
すると、図5に示すように、ウォッシャポンプ4が駆動された直後にウォッシャポンプ4の出口における圧力Paが上昇し、その後、予め設定された時間Tが経過するまで(ウォッシャポンプ4が駆動されている間)、前記圧力Paが略一定の高圧となる。また、このとき、蓄圧部6内の圧力(開閉弁5から逆止弁7までの経路の圧力)Pbは、前記ウォッシャポンプ4の出口における圧力Paと略同等の高圧とされる。
そして、制御装置8は、ウォッシャポンプ4を停止させたタイミングT3よりも後のタイミングT4で、開閉弁5を駆動してその流路を開状態とする。なお、このタイミングT4の状態では、ウォッシャポンプ4の出口における圧力Paは低下しているが、蓄圧部6内の圧力(開閉弁5から逆止弁7までの経路の圧力)Pbは、高い状態を保っている。すると、ノズル口2aから高圧のウォッシャ液が噴射され、車載カメラ1のレンズ1aが洗浄される。なお、ウォッシャ液が噴射されると蓄圧部6内の圧力Pbは低下する。また、図5は、実験結果から得られた波形であって、前記圧力Paはウォッシャポンプ4の出口に圧力計を接続して得られた値であり、前記圧力Pbは開閉弁5とT字ジョイントTJとの間に圧力計を接続して得られた値である。
次に、上記実施形態の効果を以下に記載する。
(1)ノズル口2aとウォッシャポンプ4とを連通する流路の途中に設けられ制御信号に基づいてその流路を開閉する開閉弁5と、開閉弁5とウォッシャポンプ4とを連通する流路の途中に設けられた蓄圧部6とを備えるため、開閉弁5にて流路を閉状態としてウォッシャポンプ4を駆動することで蓄圧部6内のウォッシャ液を高圧とすることができる。そして、ウォッシャ液が高圧となった状態で開閉弁5にて流路を開状態とすることで、開閉弁5の位置からノズル口2aに高圧のウォッシャ液を給送することができ、ノズル口2aからレンズ1aに高圧のウォッシャ液を噴射することができる。よって、少ないウォッシャ液で高い洗浄力を得ることができる。また、この構成では、例えば、開閉弁5を備えていないものに比べて開閉弁5(又は逆止弁7)とウォッシャポンプ4とを連通する流路での圧力の損失を考慮しなくてよくなるため、該流路を細い配管(ホース)等で構成することができ、構成部品を安価とすることができるとともに、取り廻し等を容易とすることができる。具体的には、本実施形態では、逆止弁7とウォッシャポンプ4とを接続して車両内を取り廻されて長くなるホースHaを、ノズル2、開閉弁5、蓄圧部6、及び逆止弁7を接続するホースHよりも細くでき、取り廻し易く安価なものとすることができる。また、本実施形態のノズル2、開閉弁5、蓄圧部6、及び逆止弁7を接続するホースHの硬度は、逆止弁7とウォッシャポンプ4とを接続するホースHaの硬度よりも高くなるように設定されるため、逆止弁7からノズル口2aの間でのホースHの柔軟性による圧力の逃げを低減することができる。また、この構成ではホースHaは硬度が比較的に低いため、取り廻しが容易となる。
(2)蓄圧部6とウォッシャポンプ4とを連通する流路の途中に設けられ、蓄圧部6側からウォッシャポンプ4側へのウォッシャ液の流れを規制する逆止弁7を備えるため、蓄圧部6内のウォッシャ液がウォッシャポンプ4側に逆流して減圧されてしまうことがない。よって、開閉弁5にて流路を閉状態としてウォッシャポンプ4を駆動することで蓄圧部6内のウォッシャ液を高圧とし、ウォッシャポンプ4を停止させた後に、開閉弁5にて流路を開状態とすることでノズル口2aから高圧の流体のみを噴射することができる。なお、本実施形態では、制御装置8によってこの動作を行わせている。即ち、例えば、逆止弁7を備えていない構成では、蓄圧部6内のウォッシャ液がウォッシャポンプ4側に逆流しないようにウォッシャポンプ4を駆動させたまま開閉弁5にて流路を開状態としてノズル口2aからウォッシャ液を噴射させるといった必要がある。この場合ではウォッシャポンプ4による電力消費が増大するとともに蓄圧されていないウォッシャ液も噴射されてしまう虞があるが、それを回避することができる。
(第2実施形態)
次に、車載センサ洗浄装置の第2実施形態を説明する。なお、本実施形態では第1実施形態との差異点を中心に説明し、第1実施形態と同様の構成については同一の符号を付して説明の一部又は全部を割愛する。
図9、図11及び図12に示すように、本実施形態の車載センサ洗浄装置は、車載カメラ1と一体的に設けられる洗浄ユニット30を有する。
洗浄ユニット30は、車載カメラ1に対して固定される連結固定部材31と、該連結固定部材31に固定されるノズルユニット32とを有する。連結固定部材31は、車載カメラ1が内嵌可能な略四角筒状の保持部31aを有し、該保持部31aに車載カメラ1が内嵌されることで、車載カメラ1に対して固定されている。なお、図9においては車載カメラ1と洗浄ユニット30とは離間した状態を図示している。
また、連結固定部材31は、相対向する側に溝が形成された一対の被固定片31bを有し、該被固定片31bにノズルユニット32が着脱可能に組み付けられて固定されている。
ノズルユニット32は、略筒状の第1ケース33と第1ケース33の基端側に外嵌固定される第2ケース34とを有する。そして、ノズルユニット32は、第1ケース33の外周に形成された一対の固定突部33a(図11(a)(b)及び図12中、1つのみ図示)が前記被固定片31bの溝に嵌ることで該被固定片31b(連結固定部材31)に着脱可能に組み付けられて固定されている。第2ケース34の底部には筒状の導入筒部34aが突出形成され、該導入筒部34aの内側が前記第1ケース33の内部と連通する導入口34b(図13参照)とされている。また、第1ケース33と第2ケース34との間にはシールリングS1が介在されている。
また、図12及び図13に示すように、ノズルユニット32は、第1ケース33の先端開口部から出没するように前後進可能に設けられる可動ノズル35と、該可動ノズル35を後進方向(第1ケース33の基端方向)に付勢する付勢部材としての圧縮コイルばね36とを有する。
詳しくは、図13に示すように、可動ノズル35は、第1ケース33よりも小径の筒状に形成され、その先端部に側方(長手方向の直交方向)に向かうノズル口35aが形成されている。また、可動ノズル35の基端部には、基端部材37が外嵌固定されている。なお、可動ノズル35と基端部材37との間にはシールリングS2が介在されている。そして、基端部材37は、径方向外側に延びるフランジ部37aを有し、一端側が第1ケース33の先端側に支持された圧縮コイルばね36によってフランジ部37aが付勢されることで、可動ノズル35は後進方向(図13中、右方向)に付勢されている。また、基端部材37の基端部には、第1ケース33の内周面に密着しつつ摺接する環状のシール部材38が嵌着されている。
また、前記第2ケース34の底部には、前記導入筒部34aと反対側に延びる規制柱34cが形成されている。なお、この例では規制柱34cは、周方向に3つ(図13中、2つのみ図示)等角度間隔で形成されている。この規制柱34cは、圧縮コイルばね36にて付勢された基端部材37の基端面と当接し、当接した位置よりも基端部材37(可動ノズル35)が後進することを規制する。
図9に示すように、導入筒部34a(導入口34b)には、ウォッシャポンプ4が接続されて洗浄ユニット30(ノズルユニット32)側にウォッシャ液が供給可能となっている。洗浄ユニット30とウォッシャポンプ4との間の流路の間には、洗浄ユニット30側に近接する側から開閉弁5及びT字ジョイントTJが設けられる。そして、洗浄ユニット(導入筒部34a)、開閉弁5、及び蓄圧部6がそれぞれ独立して構成され、それぞれ流路を構成するホースH,Haを介して接続されており、蓄圧部6はホースHとT字ジョイントTJを介して、開閉弁5に接続されたホースH及びウォッシャポンプ4に接続されたホースHaと接続されている。すなわち、本例では、上記第1実施形態の逆止弁7が省略された構成となっている。ウォッシャポンプ4と蓄圧部6との間の流路を構成するホースHaは、他のホースHよりも内径が小さい、即ち細くなっている。また、ホースHaは他のホースHの硬度よりも低く設定されている。
また、上記のように設けられた可動ノズル35は、導入口34bから内部にウォッシャ液が供給されると、該ウォッシャ液の送給圧によって基端部材37の基端面が付勢され、圧縮コイルばね36の付勢力に抗して前進する。
ここで、上記のように構成された車載センサ洗浄装置における可動ノズル35のノズル口35aは、可動ノズル35が前後進することで、車載カメラ1の撮像範囲(撮像範囲中心)に近づく洗浄位置と、該洗浄位置よりも前記撮像範囲から遠のく非洗浄位置とに移動可能とされている。なお、本実施形態の撮像範囲とは、レンズ1aを介して車載カメラ1(その撮像素子)が撮像する範囲である。
詳しくは、本実施形態では、前記非洗浄位置は、ノズル口35aが車載カメラ1の撮像範囲外にある位置に設定され、前記洗浄位置は、ノズル口35aが車載カメラ1の撮像範囲内にある位置に設定されている。即ち、可動ノズル35が後進した後進状態(基端部材37の基端面が規制柱34cに当接した状態)では、ノズル口35aが車載カメラ1の撮像範囲外に配置された非洗浄位置となり、可動ノズル35が前進した前進状態ではノズル口35aが車載カメラ1の撮像範囲内に配置された洗浄位置となる。
また、本実施形態では、可動ノズル35の前後進可能な方向は、車載カメラ1のレンズ1aの向いた方向(レンズ1aの中心軸線であって、撮像軸線)に対して傾斜して配置されている。即ち、可動ノズル35が前進した前進状態ではノズル口35aが、撮像軸線(レンズ1aの中心軸線)に近づいて、車載カメラ1の撮像範囲内のより中心に近い位置に配置され、ノズル口35aからウォッシャ液がレンズ1aの中心位置に噴射されるように傾斜して配置されている。
また、本実施形態では、ノズル口35aが前記非洗浄位置でレンズ1aの水平方向側方に配置されるように、可動ノズル35は車載カメラ1の水平方向側方に配置されている。
次に、本実施形態の車載光学センサ洗浄装置の動作例(作用)について説明する。
まず、ウォッシャポンプ4が駆動されていない状態では、圧縮コイルばね36の付勢力によって可動ノズル35が非洗浄位置に後進した状態(図11(a)参照)となるため、ノズル口35a(可動ノズル35の先端部)は車載カメラ1の撮像範囲外に配置される。よって、洗浄しないときであって撮像するときは、ノズル口35a(可動ノズル35の先端部)が撮像の邪魔になることがない。
図10に示すように、制御装置8は、例えばタイミングT11において運転席の洗浄スイッチが操作されたり、センサによって汚れが検知されると、開閉弁5にて流路を閉状態とする。その後、制御装置8は、タイミングT12において、ウォッシャポンプ4を駆動させる。すると、ウォッシャポンプ4が駆動された直後にウォッシャポンプ4の出口における圧力が上昇し、略一定の高圧となる。このとき、蓄圧部6内の圧力も同様の高圧となる。
そして、制御装置8は、タイミングT13において開閉弁5を駆動してその流路を開状態とする。すると、可動ノズル35(ノズル口35a)から高圧のウォッシャ液が噴射される。これによりレンズ1aに付着した異物等が除去され、洗浄が行われる。
そして、制御装置8は、例えばタイミングT14において開閉弁5を駆動してその流路を閉状態として可動ノズル35(ノズル口35a)からのウォッシャ液の噴射を停止させる。
次いで、制御装置8は、タイミングT15においてウォッシャポンプ4を停止させる。このように、可動ノズル35からのウォッシャ液の噴射を停止させるまでウォッシャポンプ4が駆動されることで、可動ノズル35から噴射されるウォッシャ液を高圧とすることができる。
上記の車載センサ洗浄装置は、第1実施形態の(1)の効果に加えて以下の効果を奏する。
(3)ノズル口35aを有する可動ノズル35は、ノズル口35aが車載カメラ1の撮像範囲中心に近づく洗浄位置と該洗浄位置よりも撮像範囲中心から遠のく非洗浄位置とに移動するように可動可能に設けられるため、洗浄時のみ洗浄位置に可動させることで、撮像の邪魔にならずにレンズ1aを良好に洗浄することができる。
(4)ノズル口35aを有する可動ノズル35は、洗浄位置と非洗浄位置とに移動するように前後進可能に設けられるため、例えば、外部撮像面(レンズ1a)及びノズル口35aを相対的に回動させるような場合に比べて、可動に伴い必要となる領域を小さくすることができる。
(5)レンズ1aを有する車載カメラ1は車両に対して固定されるため、例えば、安定した撮像画像を得ることができる。又、ノズル口35aが車両に対して前後進可能に支持された可動ノズル35に設けられるため、逆にノズル口35aを固定して車載カメラ1を前後進させる場合に比べて、前後進を容易に行わせることができる。即ち、例えば、外部撮像面(レンズ1a)を前後進可能とすると、車載カメラ1を巻き込む大型な機構となってしまうが、車両に直接的に又は間接的(車載カメラ1)に外部撮像面を設けた構成の場合、前記機構に比べて可動ノズル35は比較的小型軽量とすることができるため、該可動ノズル35側を前後進させる構成は、その前後進の切り替えが容易となる。
(6)可動ノズル35は、ノズル口35aが車載カメラ1のレンズ1aに近づくように前進可能とされるため、例えば、撮像軸線(レンズ1aの中心軸線)に近い正面方向からウォッシャ液をレンズ1aの中心位置に噴射させ易くなる。よって、レンズ1aをより良好に洗浄することができる。
(7)可動ノズル35は、ウォッシャ液(流体)の送給圧によって洗浄位置に前進するため、可動ノズル35を前進させるための電動駆動装置等が不要となり、構成を簡素化することができる。
(8)可動ノズル35は、圧縮コイルばね36(付勢部材)の付勢力によって非洗浄位置に後進するため、可動ノズル35を後進させるための電動駆動装置等が不要となり、構成を簡素化することができる。
(9)可動ノズル35が前後進可能に設けられたノズルユニット32は車両に対して着脱可能に組み付けられるため、例えば、可動ノズル35の前後進の動作が不良となった場合等、ノズルユニット32を取り外して新品に交換するといったことが容易となる。
(10)ノズル口35aは、開口方向から見て長方形形状に形成されるため、噴射圧を高く維持しつつウォッシャ液を広域に噴射することが可能となり、レンズ1aをより良好に洗浄することが可能となる。
(11)流体は、ウォッシャ液(液体)と空気を混合してなるため、例えば、単なるウォッシャ液(液体)のみの場合に比べて、噴射圧を高くして(流速を速くして)、レンズ1aをより良好に洗浄することが可能となる。又、ウォッシャ液の消費量を減らすことができる。
(12)ノズル口35aは、前記非洗浄位置でレンズ1aの水平方向側方にのみ配置されるため、例えば、洗浄後に非洗浄位置に移動したノズル口35aから液体が下方に垂れたとしても、垂れた液体がレンズ1aに付着することを防ぐことができる。
(13)非洗浄位置は、ノズル口35aが車載カメラ1の撮像範囲外にある位置であって、洗浄位置は、ノズル口35aが車載カメラ1の撮像範囲内にある位置であるため、洗浄時のみ洗浄位置に可動させることで、一切撮像の邪魔にならずにレンズ1aを良好に洗浄することができる。
上記各実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記第1実施形態では、ノズル2(ノズル口2a)、開閉弁5、蓄圧部6、及び逆止弁7がそれぞれ独立して構成される(ホースHにて接続される)としたが、これに限定されず、例えば、ノズル口2aと開閉弁5と蓄圧部6と逆止弁7とを単一の筐体に設けてもよい。
具体的には、図6に模式的に示すように、筐体11には、蓄圧部6(部屋)が設けられるとともに蓄圧部6と連通したノズル口2aと流入口11aとが設けられている。そして、筐体11において、蓄圧部6とノズル口2aとの間に開閉弁5が設けられ、蓄圧部6と流入口11aとの間に逆止弁7が設けられている。なお、流入口11aには配管(ホースHa等)を介して前記ウォッシャポンプ4が連通されることになる。
このようにすると、ノズル口2aと開閉弁5と蓄圧部6と逆止弁7とが単一の筐体11に設けられるため、それらを連通するホースH等を用いる必要が無く、構成を簡単とすることができる。なお、勿論、ノズル2(ノズル口2a)を別体とし、開閉弁5と蓄圧部6と逆止弁7とを単一の筐体に設ける等、構成をどのようにまとめてもよい。
・上記各実施形態では、ウォッシャ液のみを噴射する車載センサ洗浄装置としたが、これに限定されず、空気を噴射する車載センサ洗浄装置としてもよい。
例えば、ウォッシャポンプ4を、空気を給送可能なエアポンプに変更して実施してもよい。
また、例えば、図7に示すような構成や図14に示すような構成に、変更してもよい。図7に示すように、蓄圧部6は、ウォッシャポンプ4から給送されるウォッシャ液によって圧縮される空気を(ウォッシャ液と共に)収容可能とされている。そして、レンズ1aに対して空気を噴射するためのサブノズル口12a(サブノズル12)と、サブノズル口12aと蓄圧部6(その上部)とを連通する流路の途中に設けられサブ制御信号に基づいてその流路を開閉するサブ開閉弁13とを備えた車載センサ洗浄装置としてもよい。
このようにすると、ノズル口2aから高圧のウォッシャ液を噴射することができるとともにサブノズル口12aから高圧の空気を噴射することができる。具体的には、例えば、開閉弁5及びサブ開閉弁13にてそれぞれの流路を閉状態としてウォッシャポンプ4を駆動することで蓄圧部6内のウォッシャ液及び空気を高圧とし、サブ開閉弁13にてその流路を開状態とすることで、サブノズル口12aからレンズ1aに高圧の空気を噴射することができる。
図8には図7で示した構成の車載センサ洗浄装置の制御例のタイミングチャートを示している。
図8に示すように、制御装置8は、例えばタイミングT1において運転席の洗浄スイッチが操作されたり、センサによって汚れが検知されると、開閉弁5及び開閉弁13にて流路を閉状態とする。その後、制御装置8は、タイミングT2において、ウォッシャポンプ4を駆動させる。このとき、ウォッシャポンプ4は、制御装置8によって予め設定された時間T(タイミングT2からタイミングT3の間)だけ駆動させる。
そして、制御装置8は、ウォッシャポンプ4を停止させたタイミングT3よりも後のタイミングT4で、開閉弁5を駆動してその流路を開状態とする。なお、このタイミングT4の状態では、ウォッシャポンプ4の出口における圧力Paは低下しているが、蓄圧部6内の圧力(開閉弁5から逆止弁7までの経路の圧力)Pbは、高い状態を保っている。すると、ノズル口2aから高圧のウォッシャ液が噴射され、車載カメラ1のレンズ1aが洗浄される。なお、ウォッシャ液が噴射されると蓄圧部6内の圧力Pbは低下する。
次いで、制御装置8は、ノズル2によるウォッシャ液の噴射が終了した後のタイミングT5において開閉弁5にて流路を閉状態とする。
そして、制御装置8は、タイミングT6において、ウォッシャポンプ4を駆動させる。このとき、ウォッシャポンプ4は、制御装置8によって予め設定された時間T(タイミングT6からタイミングT7の間)だけ駆動させる。
そして、制御装置8は、ウォッシャポンプ4を停止させたタイミングT7よりも後のタイミングT8で、開閉弁13を駆動してその流路を開状態とする。なお、このタイミングT8の状態では、ウォッシャポンプ4の出口における圧力Paは低下しているが、蓄圧部6内の圧力Pbは、高い状態を保っている。すると、サブノズル口12aから高圧の空気が噴射され、車載カメラ1のレンズ1aが洗浄される。
図14に示す構成は、図7に示す構成に対して逆止弁7を省略した構成である。このような構成であっても、ノズル口2aから高圧のウォッシャ液を噴射することができるとともにサブノズル口12aから高圧の空気を噴射することができる。具体的には、例えば、開閉弁5及びサブ開閉弁13にてそれぞれの流路を閉状態としてウォッシャポンプ4を駆動することで蓄圧部6内のウォッシャ液及び空気を高圧とし、サブ開閉弁13にてその流路を開状態とすることで、サブノズル口12aからレンズ1aに高圧の空気を噴射することができる。なお、このような構成において上記第2実施形態で示した洗浄ユニット30を採用してもよい。
図15には、図14で示した構成の車載センサ洗浄装置の制御例のタイミングチャートを示している。
図15に示すように、制御装置8は、例えばタイミングT21において運転席の洗浄スイッチが操作されたり、センサによって汚れが検知されると、開閉弁5及び開閉弁13にて流路を閉状態とする。その後、制御装置8は、タイミングT22において、ウォッシャポンプ4を駆動させる。すると、ウォッシャポンプ4が駆動された直後にウォッシャポンプ4の出口における圧力が上昇し、略一定の高圧となる。このとき、蓄圧部6内の圧力も同様の高圧となる。
そして、制御装置8は、タイミングT23において開閉弁5を駆動してその流路を開状態とする。すると、ノズル2(ノズル口2a)から高圧のウォッシャ液が噴射される。これによりレンズ1aに付着した異物等が除去され、洗浄が行われる。
そして、制御装置8は、例えばタイミングT24において開閉弁5を駆動してその流路を閉状態としてノズル2(ノズル口2a)からのウォッシャ液の噴射を停止させる。
次いで、制御装置8は、タイミングT25においてウォッシャポンプ4を停止させる。このように、可動ノズル35からのウォッシャ液の噴射を停止させるまでウォッシャポンプ4が駆動されることで、可動ノズル35から噴射されるウォッシャ液を高圧とすることができる。
次いで、制御装置8は、タイミングT26においてウォッシャポンプ4を駆動させる。すると、ウォッシャポンプ4が駆動された直後にウォッシャポンプ4の出口における圧力が上昇し、略一定の高圧となる。このとき、蓄圧部6内の圧力も同様の高圧となる。
次いで、制御装置8は、タイミングT27において開閉弁13を駆動してその流路を開状態とする。すると、サブノズル口12aから高圧の空気が噴射され、車載カメラ1のレンズ1aが洗浄される。
・上記各実施形態では、蓄圧部6を独立した部屋としたが、これに限定されず、流路(例えばホース)そのものを蓄圧部として機能させてもよい。具体的には、例えば、上記実施形態の蓄圧部6及びT字ジョイントTJを設けず、ノズル2、開閉弁5及び逆止弁7を接続するホースHを蓄圧部として機能させてもよい。この場合、ノズル2、開閉弁5及び逆止弁7を接続するホースHを、逆止弁7とウォッシャポンプ4とを接続するホースHaよりも太くすることで、蓄圧部の容積を確保しつつ、車両内を取り廻して長くなるホースHaは取り廻し易く安価なものとすることができる。
・上記第1実施形態では、制御装置8は、ウォッシャポンプ4を予め設定された時間T(図5参照)だけ駆動するとしたが、これに限定されず、例えば、ウォッシャポンプ4を駆動させてから蓄圧部6内の圧力に基づいてウォッシャポンプ4を停止させるようにしてもよい。また、勿論、制御装置8が開閉弁5を駆動してその流路を開状態とするタイミングT4についても、時間や圧力に基づいて行ってもよい。
・上記各実施形態では、ウォッシャ液を1回噴射させると蓄圧部6内の圧力Pbがほぼ0まで低下する(再びウォッシャポンプ4を駆動しないと2回目は噴射できない)構成及び制御としたが、これに限定されず、蓄圧部6内のウォッシャ液を一回高圧とすれば、ウォッシャ液を複数回噴射できる構成及び制御としてもよい。
・上記各実施形態では、車載カメラ1のレンズ1aにウォッシャ液を噴射して洗浄するものとしたが、車載カメラ1以外の他の車載センサのセンシング面(レンズやカバーガラス等)に流体を噴射して洗浄するものとしてもよい。例えば、車載センサとして、赤外線レーザを出射(発光)し、物体から反射された散乱光を受光することで物体との距離を計測する光学センサ(所謂Lidar)を採用してもよい。また、電波を用いるレーダー(例えばミリ波レーダー)やコーナセンサとして用いられる超音波センサを採用してもよい。
・上記各実施形態並びに各変形例は適宜組み合わせてもよい。
上記実施形態及び別例から把握できる技術的思想について、以下にその効果とともに記載する。
(イ)請求項1乃至6のいずれか1項に記載の車載センサ洗浄装置であって、前記蓄圧部は、前記ポンプから給送されるウォッシャ液によって圧縮される空気を収容可能に設けられ、車載センサのセンシング面に対して空気を噴射するためのサブノズル口と、前記サブノズル口と前記蓄圧部(その上部)とを連通する流路の途中に設けられ、サブ制御信号に基づいてその流路を開閉するサブ開閉弁とを備えたことを特徴とする車載センサ洗浄装置。
同構成によれば、蓄圧部は、ポンプから給送されるウォッシャ液によって圧縮される空気を収容可能に設けられる。そして、車載センサのセンシング面に対して空気を噴射するためのサブノズル口と、サブノズル口と蓄圧部(その上部)とを連通する流路の途中に設けられ、サブ制御信号に基づいてその流路を開閉するサブ開閉弁とを備えるため、ノズル口から高圧のウォッシャ液を噴射することができるとともにサブノズル口から高圧の空気を噴射することができる。
1…車載カメラ(車載センサ)、1a…レンズ(センシング面)、2a…ノズル口、4…ウォッシャポンプ(ポンプ)、5…開閉弁、6…蓄圧部、7…逆止弁、8…制御装置、11,21…筐体、12a…ノズル口、35a…ノズル口、H,Ha…ホース。

Claims (6)

  1. 車載センサのセンシング面に対して流体を噴射するためのノズル口と、
    前記ノズル口と該ノズル口に流体を給送するポンプとを連通する流路の途中に設けられ、制御信号に基づいてその流路を開閉する開閉弁と、
    前記開閉弁と前記ポンプとを連通する流路の途中に設けられた蓄圧部と
    を備えたことを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  2. 請求項1に記載の車載センサ洗浄装置であって、
    前記蓄圧部と前記ポンプとを連通する流路の途中に設けられ、前記蓄圧部側から前記ポンプ側への流体の流れを規制する逆止弁を備えたことを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  3. 請求項2に記載の車載センサ洗浄装置であって、
    前記ノズル口と前記開閉弁と前記蓄圧部と前記逆止弁とが単一の筐体に設けられたことを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  4. 請求項2又は3に記載の車載センサ洗浄装置であって、
    前記開閉弁にて流路が閉状態とされた状態で前記ポンプを駆動し、その後、前記ポンプを停止させた状態で前記開閉弁にて流路を開状態として前記ノズル口から流体を噴射させる制御装置を備えたことを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれか1項に記載の車載センサ洗浄装置であって、
    前記蓄圧部と前記ポンプとを連通する流路を構成するホースの少なくとも一部は、前記蓄圧部と前記ノズル口とを連通する流路を構成するホースよりも内径が小さいことを特徴とする車載センサ洗浄装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の車載センサ洗浄装置であって、
    前記蓄圧部と前記ポンプとを連通する流路を構成するホースの少なくとも一部は、前記蓄圧部と前記ノズル口とを連通する流路を構成するホースよりも硬度が低いことを特徴とする車載センサ洗浄装置。
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