JPH11321583A - 車両用水滴除去装置 - Google Patents

車両用水滴除去装置

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Publication number
JPH11321583A
JPH11321583A JP10126500A JP12650098A JPH11321583A JP H11321583 A JPH11321583 A JP H11321583A JP 10126500 A JP10126500 A JP 10126500A JP 12650098 A JP12650098 A JP 12650098A JP H11321583 A JPH11321583 A JP H11321583A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
door
vehicle
door mirror
removing device
Prior art date
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Pending
Application number
JP10126500A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Kamakura
宏 鎌倉
Hiroki Yamaguchi
宏紀 山口
Nagaharu Sakuma
長治 佐久間
Kouzo Shimamura
考造 嶋村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動車等の車両のドアミラーに付着した水滴
を充分に除去できる小型軽量の水滴除去装置を提供する
ことにある。 【解決手段】 空気供給手段14,15,17,11から供給さ
れる空気をドアミラー10に吹き付け、その鏡面に付着し
た水滴を吹き飛ばす車両用水滴除去装置1において、前
記空気供給手段は、空気圧縮機と、該空気圧縮機で加圧
された高圧空気を貯溜する蓄圧器14,15と、該蓄圧器13
から前記ドアミラー10への空気吹き出し口迄の通風路17
に介装され、該通風路17を開閉自在に遮断する弁18とよ
りなり、前記蓄圧器17は、ドアを補強する中空密閉イン
パクトビーム13で構成されたことを特徴とするものであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本出願発明は、自動車等の車
両のドアミラーに付着した水滴を充分に除去できる小型
軽量の水滴除去装置に関するものである。
【0002】
【従来技術】フロントドアミラーを備えた乗用自動車に
おいて、エンジンルーム内に送風機が配設され、前記ド
アミラーに空気を吹き付けるノズルが設けられ、前記送
風機の吹き出し口と該ノズルの基端部とは、連通管を介
して連通された水滴除去装置(特開昭58−61047
号公報)があった。
【0003】また、車体後部のトランクルーム内に蓄圧
タンクと空気圧縮機とが配設され、該蓄圧タンクとドア
ミラー吹き付け用ノズルの基端部とがホースで接続され
た水滴除去装置(実願平4−69364号公報)があっ
た。
【0004】
【解決しようとする課題】前記した従来の水滴除去装置
の内、前者の水滴除去装置では、ノズルから空気を噴出
させて、いわゆるエアカーテンと称せられる空気膜をド
アミラーの鏡面に形成させることによって、ドアミラー
鏡面に水滴を付着させないようになっているが、蓄圧器
とノズルとを接続する供給チューブが細いため、大量の
空気をドアミラー鏡面に供給することができず、ドアミ
ラー鏡面への水滴付着を未然に阻止することができず、
しかも一旦ドアミラー鏡面に付着した水滴を除去するこ
とは殆どできなかった。
【0005】また、前記後者の水滴除去装置において
は、蓄圧タンク内の高圧の空気をドアミラー鏡面に勢い
良く吹き付けることができるので、ドアミラー鏡面の水
滴を除去することができるものの、トランク内の蓄圧タ
ンクとドアミラーのノズルとの間の距離が長くなって、
ホース内の空気抵抗が大きくなり、その結果、ホース内
での空気圧力低下が大巾となって、蓄圧タンク内の充填
空気圧力が増大し、またホースの空気漏れの惧れもあっ
た。さらに大型の蓄圧タンクを別途必要とするため、車
体重量が増加することが避けられなかった。
【0006】
【課題を解決するための手段および効果】本出願発明
は、このような不具合を解消した車両用水滴除去装置の
改良に係り、空気供給手段から供給される空気をドアミ
ラーに吹き付け、その鏡面に付着した水滴を吹き飛ばす
車両用水滴除去装置において、前記空気供給手段は、空
気圧縮機と、該空気圧縮機で加圧された高圧空気を貯溜
する蓄圧器と、該蓄圧器から前記ドアミラーへの空気吹
き出し口迄の通風路に介装され、該通風路を開閉自在に
遮断する弁とよりなり、前記蓄圧器は、ドアを補強する
中空密閉インパクトビームで構成されたことを特徴とす
るものである。
【0007】本出願発明は、前記したように構成されて
いるので、前記蓄圧器から前記ドアミラーへの空気吹き
出し口までの通風路中の弁を閉じ、前記空気圧縮機を稼
動させて前記蓄圧器内に高圧空気を充填した後、前記弁
を開放すれば、前記空気吹き出し口から前記ドアミラー
の鏡面に向って高圧空気が噴出し、該ドアミラー鏡面に
付着した水滴を吹き飛ばし、該ドアミラー鏡面の水滴を
除去することができる。
【0008】この空気吹き出しの場合、高圧空気が前記
ドアミラー鏡面に勢い良く吹き付けるため、該ドアミラ
ー鏡面の水滴を充分に除去することができる。
【0009】また、ドアミラーとドア内のインパクトビ
ームで構成された蓄圧器とが接近しているため、蓄圧器
から空気吹き出し口迄の距離が短縮して、該蓄圧器から
空気吹き出し口迄の通風路内の圧力低下が小さくなり、
その結果、蓄圧器の充填圧力が低下するとともに蓄圧器
が小型化され、かつ蓄圧器から空気吹き出し口迄の空気
漏れの惧れもなくなる。
【0010】さらに、前記蓄圧器を中空空間インパクト
ビームで構成したため、蓄圧器を特別に別途用意する必
要がなくなって、車両の軽量化とコストダウンを達成す
ることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図1ないし図9に図示され
た本出願発明の一実施形態について説明する。
【0012】本実施形態の水滴除去装置1を備えた自動
四輪車0は、セダン型乗用車であって、図1に図示され
るように、左右のフロントドア2にドアミラー10が突出
・倒伏自在に取り付けられている。
【0013】また、図2に図示されるように、フロント
ドア2のドア本体3の外側にアウターパネル4が張設さ
れるとともに、このアウターパネル4に対し空隙を存し
てドア本体3の内側にインナーパネル5が張設され、ド
ア本体3の上方には、サイドウィンド6の周縁を枠取り
するサッシュ7が設けられるとともに、サイドウィンド
6の前縁を枠取りしかつサイドウィンド6の昇降を案内
するガイドサッシュ8が設けられている。
【0014】さらに、サッシュ7の斜め上方に傾斜した
前側サッシュ7aとガイドサッシュ8とアウターパネル
4の上縁4aとで形成される三角コーナ部にドアミラー
ガーニッシュ9が一体に装着され、図5に図示されるよ
うに、該ドアミラーガーニッシュ9とドアミラー10との
間に、サイドウィンド6の外面およびドアミラー10の鏡
面の水滴除去用のノズル11が配設され、図3および図5
に図示されるように、アウターパネル4の上縁4aに隣
接して切欠き部4bが形成され、車体外からアウターパ
ネル4の切欠き部4bをノズル11の上流側開口部11bが
貫通してドア本体3内に挿入されている。
【0015】さらにまた、図3に図示されるように、ド
アミラー10を支持する支持ブラケット12の取り付け基部
12aが、図示されないボルト、ネジ等の固定手段でもっ
て前記ドアミラーガーニッシュ9に一体に装着され、該
支持ブラケット12のドアミラー取り付け部12bに、支軸
12cを介してドアミラー10の底部が、前後に突出・倒伏
自在に枢支され、前記ノズル11から車体内側に突出した
支軸11aが支持ブラケット12の取り付け基部12aに一体
に取り付けられている。
【0016】また、フロントドア2のドア本体3の強度
・剛性、特に車体側方向力に対する強度・剛性を増大さ
せるインパクトビーム13は、中空パイプ14の両端にキャ
ップ15を気密に嵌着してなる中空密閉構造の蓄圧器とし
て構成され、図4に図示されるように、フロントドア2
のドア本体3における前後枠3a,3bにブラケット16
が一体に溶接等で固着され、該ブラケット16は車体外方
から内方へ向って半円筒状に窪んだ形状に形成され、該
ブラケット16の半円筒状凹部16aにインパクトビーム13
のキャップ15が嵌合されて、溶接等で固定されている。
【0017】さらに、インパクトビーム13の中空パイプ
14の前方上部に連通管17の下端が気密に嵌着され、該連
通管17に電磁弁18が介装され、前記連通管17の上端に
は、前記車体外からアウターパネル4の切欠き4bを貫
通したノズル11の上流側開口部11bが気密に嵌着され、
しかもインパクトビーム13の中空パイプ14は、図示され
ない可撓性エアチューブと逆止弁または開閉弁とを介し
てエンジンルーム内の空気圧縮機(図示されず)の吐出
口に接続されている。
【0018】さらにまた、前記電磁弁18は、ドライバー
の手動操作、または天候および運転状況(右折または左
折等)を検出して空気噴出を判断するコンピュータの出
力により開閉動作するようになっている。
【0019】図1ないし図9に図示の実施形態は、前記
したように構成されているので、図示されない空気圧縮
機を動作させて、中空気密構造で蓄圧器の役を果たすイ
ンパクトビーム13に高圧空気を充填した後、電磁弁18を
開放させれば、インパクトビーム13内の高圧空気は、連
通管17およびノズル11を介してドアミラー噴出口11cお
よびサイドウィンド噴出口11dよりドアミラー10,サイ
ドウィンド6に向けて噴出され、ドアミラー10の鏡面や
サイドウィンド6の外面に付着した水滴や埃が除去され
る。
【0020】この時、高圧空気がノズル11のドアミラー
噴出口11cやサイドウィンド噴出口11dからドアミラー
10およびサイドウィンド6に向って勢い良く噴出される
ため、水滴や埃の除去能力および効率が極めて高い。
【0021】また、ノズル11と蓄圧器の役を果すインパ
クトビーム13とは接近し、かつ両者を接続する連通管17
は短くて太いため、インパクトビーム13からノズル11に
至る空気抵抗が小さくて、空気圧力低下が僅かであり、
水滴や埃の除去能力と効率が高水準に維持される。
【0022】さらに、中空気密構造の連通管17を蓄圧器
としたため、部品点数が削減され、大巾なコストダウン
と軽量化が可能となる。
【0023】図1ないし図9に図示の実施形態では、図
示されない空気圧縮機をエンジンルーム内に配設した
が、この空気圧縮機をフロントドア2のドア本体3内に
設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本出願発明の車両用水滴除去装置を備えた自動
四輪車の斜視図である。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】図2の要部をさらに拡大した拡大斜視図であ
る。
【図4】インナーパネルを外した状態のドアの内側斜視
図である。
【図5】図2の要部拡大平面図である。
【図6】ダクトの斜視図である。
【図7】ダクトの平面図である。
【図8】ダクトの正面図である。
【図9】図6のIX−IX線に沿って截断した横断面図であ
る。
【符号の説明】
0…自動四輪車、1…水滴除去装置、2…フロントド
ア、3…ドア本体、4…アウターパネル、5…インナー
パネル、6…サイドウィンド、7…サッシュ、8…ガイ
ドサッシュ、9…ドアミラーガーニッシュ、10…ドアミ
ラー、11…ノズル、12…支持ブラケット、13…インパク
トビーム、14…中空パイプ、15…キャップ、16…ブラケ
ット、17…連通管、18…電磁弁。
フロントページの続き (72)発明者 嶋村 考造 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気供給手段から供給される空気をドア
    ミラーに吹き付け、その鏡面に付着した水滴を吹き飛ば
    す車両用水滴除去装置において、 前記空気供給手段は、 空気圧縮機と、 該空気圧縮機で加圧された高圧空気を貯溜する蓄圧器
    と、 該蓄圧器から前記ドアミラーへの空気吹き出し口迄の通
    風路に介装され、該通風路を開閉自在に遮断する弁とよ
    りなり、 前記蓄圧器は、ドアを補強する中空密閉インパクトビー
    ムで構成されたことを特徴とする車両用水滴除去装置。
JP10126500A 1998-05-08 1998-05-08 車両用水滴除去装置 Pending JPH11321583A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10126500A JPH11321583A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 車両用水滴除去装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP10126500A JPH11321583A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 車両用水滴除去装置

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JPH11321583A true JPH11321583A (ja) 1999-11-24

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ID=14936754

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JP10126500A Pending JPH11321583A (ja) 1998-05-08 1998-05-08 車両用水滴除去装置

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JP (1) JPH11321583A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019012882A1 (ja) * 2017-07-11 2019-01-17 株式会社デンソー 車載センサ洗浄装置
JP2019018837A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 株式会社デンソー 車載センサ洗浄装置
JP2019038511A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 株式会社デンソー 車載センサ洗浄装置
CN110869253A (zh) * 2017-07-11 2020-03-06 株式会社电装 车载传感器清洗装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2019012882A1 (ja) * 2017-07-11 2019-01-17 株式会社デンソー 車載センサ洗浄装置
JP2019018837A (ja) * 2017-07-11 2019-02-07 株式会社デンソー 車載センサ洗浄装置
CN110869253A (zh) * 2017-07-11 2020-03-06 株式会社电装 车载传感器清洗装置
JP2019038511A (ja) * 2017-08-28 2019-03-14 株式会社デンソー 車載センサ洗浄装置

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