JP2018516565A5 - - Google Patents

Description

この結果として、単一層をＩＳＯ５３４：２０１１に従って測定された包装紙の厚さは、好ましくは少なくとも１５μｍ、特に好ましくは少なくとも２０μｍ、かつ、好ましくは最大で１００μｍ、特に好ましくは最大で８０μｍである。

Claims (42)

1. パルプ繊維と少なくとも１つの酸可溶性充填剤材料とを含有する喫煙物品用包装紙であって、前記酸可溶性充填剤材料の含有量が、前記包装紙の総重量に対して少なくとも１０質量％であり、前記包装紙が、透明度のより低い領域と、透明度のより高い領域とを有し、前記酸可溶性充填剤材料の単位面積当たりの重量の割合が、前記透明度のより低い領域よりも、前記透明度のより高い領域で少なくとも１０％よりも低く、前記透明度のより高い領域の透明度については、少なくとも以下の基準：
   −ＤＩＮ５３１４７：１９９３−０１に従って測定された前記透明度のより高い領域の透明度が、ＤＩＮ５３１４７：１９９３−０１に従って測定された前記透明度のより低い領域の透明度よりも、少なくとも２０％高いか、または、
   −前記透明度のより高い領域の透明度が、前記透明度のより低い領域よりもはるかに高く、前記包装紙が、アメリカンブレンドタバコブレンド、７ｍｍ〜８ｍｍの直径、および０．１ｇ／ｃｍ^３〜０．３ｇ／ｃｍ^３の平均充填密度を有するタバコロッドの周りを包む際には、裸眼で知覚されるより明るい部分とより暗い部分とのパターンが得られ、前記より暗い部分が、前記透明度のより高い領域に対応し、前記より明るい部分が、前記透明度のより低い領域に対応すること、
   を満たす、喫煙物品用包装紙。
2. 前記透明度のより高い領域が、規則的に配置された幾何学的形状を形成する、請求項１に記載の包装紙。
3. 前記パルプ繊維が、長繊維パルプ、短繊維パルプまたはそれらの混合物から形成されるか、または前記パルプ繊維が、少なくとも部分的に、亜麻、麻、サイザル、ジュート、アバカ、綿、エスパルト草またはそれらの混合物によって形成される、請求項１または２に記載の包装紙。
4. 前記包装紙の総重量に対して、少なくとも５０質量％、かつ、最大で９０質量％のパルプ繊維を含有する、請求項１〜３のいずれか一項に記載の包装紙。
5. 前記酸可溶性充填剤材料が、炭酸カルシウム、炭酸水素カルシウム、炭酸マグネシウムまたはそれらの混合物によって形成される、請求項１〜４のいずれか一項に記載の包装紙。
6. 前記酸可溶性充填剤材料の平均粒子径が、少なくとも０．１μｍ、および／または、最大で５μｍである、請求項１〜５のいずれか一項に記載の包装紙。
7. 前記包装紙が、前記包装紙の総重量に対して、少なくとも２０質量％、および、最大で４０質量％の前記酸可溶性充填剤材料を含有する、請求項１〜６のいずれか一項に記載の包装紙。
8. 透明度のより低い領域の前記酸可溶性充填剤材料の含有量に対する透明度のより高い領域の前記酸可溶性充填剤材料の含有量を、前記各領域内の単位面積当たりの質量としての前記充填剤含有量に対して、少なくとも１５％減少させる、請求項１〜７のいずれか一項に記載の包装紙。
9. 透明度のより低い領域の前記酸可溶性充填剤材料の含有量に対する透明度のより高い領域の前記酸可溶性充填剤材料の含有量を、前記各領域内の単位面積当たりの質量としての前記充填剤含有量に対して、最大で６０％減少させる、請求項１〜８のいずれか一項に記載の包装紙。
10. 前記包装紙の全面積に対する前記透明度のより高い領域の面積の割合が、少なくとも３％、かつ、最大で９７％である、請求項１〜９のいずれか一項に記載の包装紙。
11. 前記包装紙の全面積に対する前記透明度のより高い領域の面積の割合が、１０〜７０％である、請求項１〜９のいずれか一項に記載の包装紙。
12. 前記少なくとも１つの酸可溶性充填剤材料に加えて、少なくとも１つの非酸可溶性酸化物、水酸化物またはケイ酸塩、またはそれらの混合物を含有する、請求項１〜１１のいずれか一項に記載の包装紙。
13. 前記酸可溶性および非酸可溶性充填剤材料の総含有量が、前記包装紙の重量の少なくとも２０質量％、かつ、前記包装紙の重量の最大で５０質量％である、請求項１２に記載の包装紙。
14. ＤＩＮ５３１４７：１９９３−０１に従った前記包装紙の透明度のより高い領域内の透明度が、前記透明度のより低い領域の透明度を、少なくとも２５％、および／または、最大で３００％上回る、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の包装紙。
15. ＤＩＮ５３１４７：１９９３−０１に従った前記包装紙の透明度のより高い領域内の透明度が、前記透明度のより低い領域の透明度を、少なくとも５０％、および、最大で１００％上回る、請求項１〜１３のいずれか一項に記載の包装紙。
16. ＤＩＮ５３１４７：１９９３−０１に従った前記透明度のより高い領域内の透明度が、少なくとも４０％、および／または、最大で９０％である、請求項１〜１５のいずれか一項に記載の包装紙。
17. ＤＩＮ５３１４７:１９９３−０１に従った前記透明度のより低い領域の透明度が、最大で７０％、かつ、少なくとも１０％である、請求項１〜１６のいずれか一項に記載の包装紙。
18. 少なくとも２０ｇ／ｍ^２、かつ、最大で４５ｇ／ｍ^２の坪量を有する、請求項１〜１７のいずれか一項に記載の包装紙。
19. ＩＳＯ１９２４−２：２００８に従った引張強度と、ＩＳＯ５３６：２０１２に従った前記坪量との商として計算された前記重量に対する前記引張強度が、少なくとも０．３Ｎ・ｍ^２／（１５ｍｍ・ｇ）、および／または、最大で１．６Ｎ・ｍ^２／（１５ｍｍ・ｇ）である、請求項１〜１８のいずれか一項に記載の包装紙。
20. ＩＳＯ５３４：２０１１に従った単一層の厚さが、少なくとも１５μｍ、および／または、最大で１００μｍである、請求項１〜１９のいずれか一項に記載の包装紙。
21. 前記透明度のより高い領域の厚さと、前記透明度のより低い領域の厚さとの商が、少なくとも０．７、および／または、最大で１．６である、請求項１〜２０のいずれか一項に記載の包装紙。
22. 通気度が、少なくとも２０ｃｍ^３／（ｃｍ^２・ｍｉｎ・ｋＰａ）、および／または、最大で２００ｃｍ^３／（ｃｍ^２・ｍｉｎ・ｋＰａ）である、請求項１〜２１のいずれか一項に記載の包装紙。
23. 前記透明度のより高い領域の通気度と、前記透明度のより低い領域の通気度との商が、少なくとも０．４、および／または、最大で１．６である、請求項１〜２２のいずれか一項に記載の包装紙。
24. ＣＯ_２拡散容量が、少なくとも０．０５ｃｍ／ｓ、および／または、最大で３．５ｃｍ／ｓである、請求項１〜２３のいずれか一項に記載の包装紙。
25. 前記透明度のより高い領域のＣＯ_２拡散容量が、少なくとも０．０１ｃｍ／ｓ、および／または、最大で３ｃｍ／ｓである、請求項１〜２４のいずれか一項に記載の包装紙。
26. 喫煙物品用包装紙の製造方法であって、以下：
    −パルプ繊維と少なくとも１つの酸可溶性充填剤材料を含有する予備包装紙を提供する工程であって、前記酸可溶性充填剤材料の含有量が、前記予備包装紙の重量に対して少なくとも１０質量％である、工程と、
    −水と３価の酸とを含有し、ｐＨが少なくとも０で、かつ最大で２である組成物を前記予備包装紙に塗布する工程と、
    −前記包装紙を乾燥する工程と、
    を含んでなる、喫煙物品用包装紙の製造方法。
27. 前記組成物中の３価の酸の総量と、全ての酸の総量とのモル比が、０．７超である、請求項２６に記載の方法。
28. 前記組成物が、デンプン、デンプン誘導体、加工デンプン、セルロース誘導体またはそれらの混合物を含んでなる群から選択される少なくとも１つのバインダーを含有する、請求項２６または２７に記載の方法。
29. 前記組成物が、バインダーとしてマルトデキストリンを含有する、請求項２６または２７に記載の方法。
30. 前記組成物中の前記バインダーの含有量が、前記組成物の少なくとも０．１質量％、および／または、最大で３０質量％である、請求項２８または２９に記載の方法。
31. 前記組成物の前記塗布が、全表面であるか、または前記組成物の前記塗布が、前記包装紙の領域に対して、前記予備包装紙の総面積の少なくとも３％、かつ、最大で９７％を占める、請求項２６〜３０のいずれか一項に記載の方法。
32. 前記包装紙の総面積に対する前記組成物が塗布される領域の面積の割合が、前記予備包装紙の総面積の１０％〜７０％である、請求項２６〜３０のいずれか一項に記載の方法。
33. 前記領域の形状が、線、パターン、ロゴまたはテキストを表す、請求項２６〜３２のいずれか一項に記載の方法。
34. 前記組成物が、輸転グラビア印刷、フレキソ印刷もしくはオフセット印刷、または噴霧によって塗布される、請求項２６〜３３のいずれか一項に記載の方法。
35. 前記組成物が塗布される面積に対する前記塗布された組成物の量が、乾燥後、完成した包装紙の坪量の少なくとも０．５質量％、かつ、最大で５０質量％である、請求項２６〜３４のいずれか一項に記載の方法。
36. 前記包装紙が、乾燥後、水または水蒸気を前記包装紙の片面または両面の、本質的には全表面に塗布することによって湿らされ、前記組成物の塗布によって引き起こされる応力または折り目を減少または排除する、請求項２６〜３５のいずれか一項に記載の方法。
37. 前記３価の酸が、有機酸である、請求項２６〜３６のいずれか一項に記載の方法。
38. 前記３価の酸が、クエン酸である、請求項２６〜３６のいずれか一項に記載の方法。
39. 請求項１〜２５のいずれか一項に記載の包装紙を製造する、請求項２６〜３８のいずれか一項に記載の方法。
40. タバコロッドまたはエアロゾル発生材料と、請求項１〜２５のいずれか一項に記載の包装紙とを含んでなる、喫煙物品。
41. フィルターシガレットによって形成される、請求項４０に記載の喫煙物品。
42. ＩＳＯ１２８６３：２０１０に従った試験において、４０個の喫煙物品のサンプルの少なくとも５０％が、自己消火する、請求項４０または４１に記載の喫煙物品。