JP2018202144A - 棒状化粧料繰出容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】棒状化粧料の折損を防止すると共に、使い勝手を向上させることができる棒状化粧料繰出容器を提供する。【解決手段】先筒と容器本体の相対回転によって、螺合部の螺合作用が働いて移動体が進退し、移動体の進退に伴って棒状化粧料Mが先筒の前端3hから出没する棒状化粧料繰出容器であって、先筒の内周面には、凹部3jがホールド部3dにまで延びており、棒状化粧料Mの外周面には、凹部3jに保持される凸部M4が形成されており、前側から見た棒状化粧料Mの形状は、ホールド部3dとの対向部分M3から離間するに従って先細りする形状とされており、前側から見たときにおける棒状化粧料Mの対向部分M3の幅Aは、前側から見たときにおけるホールド部3dの幅Bと略同一である。【選択図】図8

Description

本発明は、棒状化粧料を繰り出す棒状化粧料繰出容器に関する。
従来の棒状化粧料繰出容器としては、例えば特開2001−218621号公報に記載されたものが知られている。この公報には、棒状化粧材を収容する先筒と、先筒に対して相対回転可能に嵌合する容器本体と、を備えた棒状化粧料繰出容器が記載されている。棒状化粧料繰出容器では、容器本体を先筒に対して相対回転させることにより、先筒に形成された切欠きから棒状化粧料が出没する。
先筒の切欠きは先筒の先端から後方に延びるように形成されており、棒状化粧材は当該切欠きの径方向反対側に位置する先端部に保持される。また、棒状化粧材は、先端部に対向した状態において、先筒の当該切欠きから露出する。棒状化粧材は、先筒から突出していない状態において、切欠きに露出した部位が使用可能とされている。このように棒状化粧材の切欠きに露出した部位を使用できることにより、棒状化粧材の安定した使用を図っている。
特開2001−218621号公報
前述した棒状化粧料繰出容器では、先筒の切欠きから棒状化粧料が露出している。よって、棒状化粧料に対し前述した先端部側に力がかかる場合には、棒状化粧料が先端部に保持されることになるので棒状化粧料を安定して使用可能である。しかしながら、先端部側以外の方向から棒状化粧料に力がかかる場合には、棒状化粧料が振れると共に折損を引き起こすという問題が発生しうる。
また、前述した棒状化粧料繰出容器では、先端部が棒状化粧料の外周を周方向に囲むように配置されている。よって、棒状化粧料繰出容器の使用者が棒状化粧料で化粧を行うときに、棒状化粧料と共に当該先端部が使用者の視界に入ることになる。従って、先端部が邪魔になることによって化粧を施す場所が見えづらくなることがある。このように、先筒の先端部が化粧を施すときに視界に入るので、使用者に対してストレスを感じさせるという問題が発生しうる。このように、現状の棒状化粧料繰出容器では、使い勝手の点において改善の余地がある。
本発明は、棒状化粧料の折損を防止すると共に、使い勝手を向上させることができる棒状化粧料繰出容器を提供することを目的とする。
本発明に係る棒状化粧料繰出容器は、容器前部、及び容器前部に軸線周りに回転可能且つ軸線方向に移動不能に装着された容器後部、を備えた筒状の容器と、容器前部に対し軸線方向に移動可能とされ、先端で棒状化粧料を保持すると共に、外周に雄螺子を有する移動体と、容器後部に対し軸線周りに回転不能とされ、内周に雄螺子に螺合する雌螺子を有する雌螺子部材と、を備え、容器前部と容器後部の相対回転によって、雄螺子及び雌螺子によって構成された螺合部の螺合作用が働いて移動体が進退し、移動体の進退に伴って棒状化粧料が容器前部の前端から出没する棒状化粧料繰出容器であって、容器前部は、前端から後方に向かって切り欠かれると共に棒状化粧料を保持するホールド部を有し、ホールド部は、前側に向かうに従って先細りする形状とされており、容器前部の内周面には、軸線方向に延在する凹部及び凸部の一方がホールド部にまで延びており、棒状化粧料の外周面には、軸線方向に延在すると共に当該一方に保持される凹部及び凸部の他方が形成されており、前側から見た棒状化粧料の形状は、ホールド部との対向部分から離間するに従って先細りする形状とされており、前側から見たときにおける棒状化粧料の当該対向部分の幅は、前側から見たときにおけるホールド部の幅と略同一である。
この棒状化粧料繰出容器によれば、容器前部が棒状化粧料を保持するホールド部を備えると共に、軸線方向に延在する凹部及び凸部の一方がホールド部にまで延びている。また、棒状化粧料の外周面には、軸線方向に延在すると共に上記一方に保持される凹部及び凸部の他方が形成されている。よって、ホールド部の上記凹部及び凸部の一方に、棒状化粧料の上記凹部及び凸部の他方が保持されるので、凹部に凸部が保持されることによってホールド部で棒状化粧料を強固に保持することができる。従って、どの方向から棒状化粧料に力がかかっても、凹部への凸部の保持によって棒状化粧料を強固に保持することができるので、棒状化粧料の振れを抑えて棒状化粧料の折損を防止することができる。また、前側から見た棒状化粧料の形状は、ホールド部との対向部分から離間するに従って先細りする形状とされており、前側から見たときの棒状化粧料の上記対向部分の幅が、前側から見たときのホールド部の幅と略同一とされている。よって、ホールド部の幅が棒状化粧料の幅と略同一とされていることにより、化粧を施すときにホールド部を視界に入りにくくすることができる。従って、ホールド部が視界に入らないことによって化粧を施す場所が見えやすくなり、使用者に対してストレスを感じさせにくくすることができる。このため、使い勝手を向上させることができる。
また、容器前部の内周面には、軸線方向に延在する凹部が形成されており、棒状化粧料の外周面には、軸線方向に延在すると共に凹部に保持される凸部が形成されており、前側から見たときにおける凸部の凹部に入り込んだ部分の幅は、前側から見たときにおける凹部の開口部の幅よりも広くてもよい。この場合、棒状化粧料に対し、凹部から棒状化粧料が抜ける方向への力が働いたときに、凹部の内側面に凸部の外側面が接触することにより、凹部からの凸部の抜け及び折損をより確実に抑制することができる。すなわち、凹部から凸部が抜ける方向への力に対する棒状化粧料の耐性を高めることができるので、棒状化粧料の折損を一層確実に抑制することができる。
本発明によれば、棒状化粧料の折損を防止すると共に、使い勝手を向上させることができる。
第1実施形態に係る棒状化粧料繰出容器の外観を示す側面図である。 図1の棒状化粧料繰出容器の縦断面図である。 (a)及び(b)は、図1の棒状化粧料繰出容器の先筒を示す斜視図である。 図1の棒状化粧料繰出容器のバネ部材を示す斜視図である。 図1の棒状化粧料繰出容器の雌螺子部材を示す斜視図である。 図1の棒状化粧料繰出容器の移動体を示す斜視図である。 図3の先筒及び棒状化粧料を拡大して示す斜視図である。 図7の先筒のホールド部、及び棒状化粧料を前側から見た図である。 第2実施形態に係る棒状化粧料繰出容器の先筒のホールド部、及び棒状化粧料を前側から見た図である。 図8の変形例に係るホールド部及び棒状化粧料を前側から見た図である。 図9の変形例に係るホールド部及び棒状化粧料を前側から見た図である。 他の実施形態に係るホールド部及び棒状化粧料を前側から見た図である。
以下、本発明に係る棒状化粧料繰出容器の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。図面の説明において、同一又は相当する要素には同一の符号を付し、重複する説明を適宜省略する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示されるように、第1実施形態に係る棒状化粧料繰出容器1(繰出容器、又は容器とも称される)は、全体形状が筆記具の如き細長い丸棒状を成し良好な外観を呈するもので、キャップC1の内部に棒状化粧料M(化粧料とも称される)を含んでいる。棒状化粧料繰出容器1では、キャップC1を取り外した状態で直ちに棒状化粧料Mによって化粧を行うことができるものである。一例として、棒状化粧料Mはアイブロウであり、棒状化粧料繰出容器1はアイブロウ繰出容器である。
例えば、棒状化粧料繰出容器1は、容器前部を構成すると共に棒状化粧料が配置される配置部を構成する先筒3、及び容器後部を構成する容器本体4を含む筒状の容器2と、先筒3の内部に収容された移動体5と、容器本体4の内部に収容されたバネ部材6と、バネ部材6の内部に収容された雌螺子部材7と、容器本体4の後方に設けられたブラシ部8と、ブラシ部8を覆うと共に容器本体4に対して着脱自在とされたキャップC2とを備える。
本明細書において、「軸」及び「軸線」とは、棒状化粧料繰出容器1の前後に延びる中心線を示しており、「軸線方向」とは、前後方向であって且つ軸線に沿った方向を示している。また、棒状化粧料Mの繰り出し方向を前方(前進する方向)とし、棒状化粧料Mの繰り戻し方向を後方(後退する方向)とする。
図3(a)及び図3(b)に示されるように、先筒3は、全体として細長い丸棒状に形成されている。先筒3は、軸線方向の中央付近の外周面において前側に(例えば、前端に向かって)拡径する段差部3aを有する段付き円筒状とされている。先筒3の外周面において、段差部3aより後側は円筒部3s(後部、又は容器本体との接続部とも称される)とされており、段差部3aより前側は前方に向かうに従って徐々に傾斜しながら縮径する傾斜面3c(前部、又はアプリケーション部とも称される)とされている。
先筒3の傾斜面3cの前側には、棒状化粧料Mを保持するホールド部3d(支持部、又は支持部材とも称される)が設けられている。ホールド部3dは、先筒3の側面の片側が容器本体4の軸線に沿って切り欠かれた形状とされている。この切り欠き(先筒の切り欠かれた領域の輪郭又は外形)は、先筒3の開口を形成している。ホールド部3dは、先筒3の側面の片側が切り欠かれると共に、先筒3の前端3hから後方に延在している。ホールド部3dは、棒状化粧料Mの接触面に係合するガイドを有する。このガイドは、凹部(例えば、断面がU字状の凹部)、又は凸部(例えば、断面がT字状の凸部)を有していてもよい。ホールド部3dについては後に詳述する。
先筒3の段差部3aより後側の円筒部3sは、筒状とされたバネ部材6の内部に挿入される部位である。段差部3aより前側の傾斜面3cは、外部に露出する部位である。また、傾斜面3cは、容器本体4から突出する部位である。先筒3の後側の外周面には、バネ部材6に対して回転可能且つ軸線方向に移動不能に係合する環状凹凸部3bが形成されている。環状凹凸部3bは、バネ部材6に対する軸線方向への相対移動を抑えると共にバネ部材6に対して回転可能に結合する。
図2及び図4に示されるように、バネ部材6は略円筒状に形成されている。バネ部材6の後側の内周面には、先筒3の環状凹凸部3bが軸線方向に係合する環状凸部6jが形成されている。バネ部材6は、落下時等の外力作用時に、棒状化粧料繰出容器1の内部に伝わる衝撃を緩和し、棒状化粧料繰出容器1を保護する機能を有する。
バネ部材6の前端6mは、先筒3の段差部3aに後方から突き当てられる。バネ部材6は、その軸線方向の前側に設けられた鍔部6aと、鍔部6aよりも前側に位置する前側筒部6bと、鍔部6aよりも後側に位置する後側筒部6cとを備える。前側筒部6bの外周面には、キャップC1を装着させるための半球状の突起6dが形成されている。突起6dは、例えば、3個形成されており、3個の突起6dはバネ部材6の周方向に等間隔に配置されている。
バネ部材6の後側筒部6cは、その外周面に形成された環状凸部6eと、環状凸部6eの後方に位置するバネ部6fとを有する。バネ部6fは、軸線方向に伸縮可能とされている所謂樹脂バネである。バネ部6fは、その周面に沿って螺旋状に延び且つ内外を連通するスリット6gを本体部6hに形成することによって構成されている。バネ部6fは、外力が作用したときに伸縮することによって衝撃を緩和する。
鍔部6aは、容器本体4の内周面の前端に形成された環状凹部4aに係合する。また、環状凸部6eは、環状凹部4aよりも後側に位置する環状凹部4bに軸線方向に係合する。容器本体4は、先筒3に対して軸線周りに回転可能且つ軸線方向に移動不能に装着される。また、容器本体4の内側であって且つバネ部材6の後方には、バネ部材6の後端が突き当てられる環状突出部4cと、環状突出部4cの後側で雌螺子部材7が回転方向に係合するローレット4dとが設けられる。
図2及び図5に示されるように、雌螺子部材7は、略円筒状に形成されている。雌螺子部材7の外周面の後側には、容器本体4のローレット4dが回転方向に係合するものとして、軸線方向に延びると共に周方向に沿って並設された突条7aが設けられる。雌螺子部材7は、突条7aがローレット4dに回転方向に係合することにより、容器本体4に対し同期回転可能(回転不能)とされている。
雌螺子部材7は、例えばPOM(ポリアセタール)によって構成される。雌螺子部材7の突条7aよりも前側の外周面には、先筒3の後端に後方から突き当たる鍔部7bと、先筒3が軸線方向に係合する環状凹部7c及び環状凸部7dと、が設けられる。環状凹部7cは、先筒3の内周面に形成された環状凸部3tに軸線方向に係合し、環状凸部7dは、先筒3の内周面に形成された環状凹部3vに軸線方向に係合する。また、雌螺子部材7の後側の内周面には、螺合部10の一方を構成する雌螺子として機能する雌螺子部7eが設けられており、雌螺子部7eには移動体5の後端部が螺合する。
図2及び図6に示されるように、移動体5は、その先端で棒状化粧料Mを支持する棒状化粧料支持体である。移動体5は、容器本体4に動作可能に係合すると共に、容器本体4の軸に沿って棒状化粧料Mを移動させる。移動体5は、先筒3及び雌螺子部材7の内部に配置されて軸線方向に延在する。移動体5は、先筒3に対し軸線方向に移動可能とされており、全体として丸棒状を成している。移動体5は、例えばPBT(ポリブチレンテレフタレート)によって構成される。
移動体5は、その後端部の外周面に、螺合部10の他方を構成する雄螺子として機能する螺合突起5aを備える。移動体5は、螺合突起5aより前側に位置する丸棒状の軸体部5bと、移動体5の前端に設けられて棒状化粧料Mの後端部を支持する支持部5cと、を備える。
支持部5cは、棒状化粧料Mの後端面が突き当てられる基部5gと、棒状化粧料Mの後端部を支持する2つの第1支持片5dと、1つの第2支持片5fとを備える。第1支持片5d及び第2支持片5fは、基部5gの外周面に沿うと共に前方に突出している。2つの第1支持片5dは、基部5gから一対に突出しており、各第1支持片5dの内側面には軸線方向に延びるリブ5eが設けられる。
第2支持片5fは、移動体5の径方向における2つの第1支持片5dの反対側において、棒状化粧料Mを囲むように曲線状に湾曲している。棒状化粧料Mは、その後端部が2つの第1支持片5d及び第2支持片5fの間に嵌め込まれることによって支持される。
次に、図7及び図8を参照しながら棒状化粧料M及び先筒3について詳細に説明する。前述したように、先筒3(配置部)は、棒状化粧料M(例えば棒状化粧料Mの塗布端)を保持するホールド部3dを前端に備えている。ホールド部3dは、先筒3の側面の径方向片側が切り欠かれることによって形成されており、先筒3の前端3hから後方に向かって切り欠かれている。
ホールド部3dは、前側(前端)に向かうに従って先細りする形状とされている。ホールド部3dは、傾斜面3cの前端で切り欠かれた先筒3の前端の端面を含んで形成される。ホールド部3dは、傾斜面3cから先筒3の径方向一方側(図7及び図8における下側)に延びて湾曲する第1湾曲部3eと、第1湾曲部3eの前端から軸線方向に延びる延在部3fと、延在部3fの前端から先筒3の径方向一方側に湾曲する第2湾曲部3gと、を含む。
第1湾曲部3eは、傾斜面3cから径方向一方側に折り曲げられると共に、径方向一方側に向かうに従って徐々に軸線方向に湾曲している。第1湾曲部3e、延在部3f及び第2湾曲部3g(ホールド部3d)の軸線方向の長さは、例えば、3mm以上且つ15mm以下である。また、第2湾曲部3gの前端3hは、先筒3の棒状化粧料Mが出没する部位とされている。第2湾曲部3gは、延在部3fから前端3hに向かうに従って徐々に径方向一方側に湾曲している。第1湾曲部3e、延在部3f、第2湾曲部3g及び前端3hは、配置部(先筒3)の棒状化粧料Mの出口の輪郭を画成している。
図8に示されるように、第1湾曲部3e、延在部3f及び第2湾曲部3gは、前側から(例えば前端から)見た棒状化粧料Mに対して左右一対に設けられる。左右一対の延在部3f及び第2湾曲部3gは、ホールド部3dがU字状の断面を有するように、ホールド部3dの凹部3jの縁に沿って延びると共に棒状化粧料Mに向かって突出する一対の突出部を形成する。前側から見た状態において、一対の第2湾曲部3gの内側面と前端3hの内側面とによって凹部3jが形成されている。凹部3jは、先筒3の内周面において軸線方向に延在しておりホールド部3dにまで延びている。ホールド部3dのガイドは、凹部3jを形成する一対の突出部を有する。この突出部は、棒状化粧料Mの接触面と接触する左右一対の延在部3fの表面(上面)を有する。前端3hの内面には当該ガイドの中央凹部が、当該突出部の表面に対して凹むように形成される。当該中央凹部は、例えば、平面と、当該平面に対して垂直に延びる突出面とを有する。前述したガイドは、延在部3fの表面が中央部(例えば、上記の中央凹部)に対する段差であって当該中央部の各側方に位置する側方段差部を有する支持面に沿って延びている。側方段差部は、実質平面によって構成される。中央凹部と側方段差部の実質平面は、容器本体4の軸に対して平行に延びている。当該一対の突出面は、中央部に対して実質垂直に延びると共に、それぞれ中央部と延在部3fの表面との間に位置する壁面を構成する。
ホールド部3dにおいて、棒状化粧料Mは、第1湾曲部3eから前方に延びると共に延在部3fの前側において径方向一方側に湾曲している。前側から見た状態において、棒状化粧料Mは、ホールド部3dとの対向部分M3から離間するに従って先細りする形状とされている。
ホールド部3dにおいて、棒状化粧料Mは、頂部M1と、頂部M1から左右両側且つ延在部3f側に湾曲して延びる一対の湾曲部M2と、前述した一対の対向部分M3と、一対の対向部分M3の間から突出する凸部M4と、を備えている。頂部M1は、延在部3fから最も離れた箇所に位置する。湾曲部M2は、例えば、楕円の外周に沿った形状とされている。対向部分M3は、各湾曲部M2の頂部M1との反対側に位置する。棒状化粧料Mは、前述したように、塗布面と、当該塗布面の反対側を向く接触面とを有する。塗布面は湾曲部M2と頂部M1とを含み、接触面は対向部分M3と凸部M4の表面を含む。従って、棒状化粧料Mの幅は、対向部分M3及び凸部M4の隣接位置から塗布面である湾曲部M2及び頂部M1に向かうに従って狭くなっている。
また、凸部M4は、凹部3jに保持される部位であり、一対の対向部分M3の間から凹部3jに突出している。また、棒状化粧料Mとホールド部3dとの間(凹部3jと凸部M4との間)には隙間が形成されている。この隙間は限りなく小さいことが望ましいが、この隙間により、使用時に棒状化粧料Mに側面から力がかかっても棒状化粧料Mの振れを抑えて棒状化粧料Mが折れづらくなる。
前側から見た状態において、棒状化粧料Mの対向部分M3の幅を幅A(又は単にA)、ホールド部3dの前端3hの幅を幅B(又は単にB)とすると、幅Aは幅Bと略同一である。幅Aは、前側から棒状化粧料Mを見たときにおける棒状化粧料Mの前端の最大幅を示しており、幅Bは、前側からホールド部3dを見たときにおけるホールド部3dの前端3hの最大幅を示している。具体的には、前側から見たときの一対の第2湾曲部3gの幅Bが、棒状化粧料Mの対向部分M3の幅Aと略同一である。「略同一」とは、例えば、棒状化粧料Mの幅Aとホールド部3dの幅Bとの差(B−Aの値、又はA−Bの値)が0.0mm以上且つ1.0mm以下、好ましくは0.0mm以上且つ0.6mm以下であることを示している。また、「略同一」とは、棒状化粧料Mの幅とホールド部3dの幅のうち広い方に対する、棒状化粧料Mの幅とホールド部の幅との差の比が25%以下、好ましくは10%以上且つ15%以下、であることを示していてもよい。幅Bは、1mm以上且つ3mm以下、好ましくは2mm以上且つ3mm以下であってもよく、例えば2.5mmである。幅Aは、1mm以上且つ3mm以下、好ましくは2mm以上且つ3mm以下であってもよく、例えば2.5mmである。一形態又は他の形態として、棒状化粧料Mの幅Aはホールド部3dの前端3hの幅Bより広くてもよい。
以上のように構成された棒状化粧料繰出容器1において、移動体5を進退させると共に、棒状化粧料Mが出没するように棒状化粧料Mの繰り出し及び繰り戻しを行う方法について説明する。まず、図2に示されるキャップC1を外した状態で先筒3と容器本体4とを一方向(例えば時計回り)に相対回転すると、容器本体4、バネ部材6及び雌螺子部材7が同期回転する。これにより、雌螺子部材7の雌螺子部7e及び移動体5の螺合突起5aによって構成された螺合部10の螺合作用が働いて移動体5が前進する。この移動体5の前進によって棒状化粧料Mが先筒3の前端3hから出現し、棒状化粧料Mの繰り出しが行われる。
また、先筒3と容器本体4を上記一方向の逆方向(例えば反時計回り)に相対回転すると、容器本体4、バネ部材6及び雌螺子部材7が同期回転すると共に、螺合部10の螺合作用が働いて移動体5が後退する。これにより、移動体5に支持された棒状化粧料Mは前端3hから没入する。
以上、本実施形態に係る棒状化粧料繰出容器1によれば、図7及び図8に示されるように、先筒3が棒状化粧料Mを保持するホールド部3dを備えると共に、軸線方向に延在する凹部3jがホールド部3dにまで延びている。また、棒状化粧料Mの外周面には、軸線方向に延在すると共に凹部3jに保持される凸部M4が形成されている。
よって、ホールド部3dの凹部3jに、棒状化粧料Mの凸部M4が保持されるので、凹部3jへの凸部M4の保持によってホールド部3dで棒状化粧料Mを強固に保持することができる。従って、どの方向から棒状化粧料Mに力がかかっても、凹部3jに凸部M4が保持されることによって棒状化粧料Mを強固に保持することができるので、棒状化粧料Mの振れを抑えて棒状化粧料Mの折損を防止することができる。
また、前側から見た棒状化粧料Mの形状は、ホールド部3dとの対向部分M3から離間するに従って先細りする形状とされており、前側から見たときの棒状化粧料Mの対向部分M3の幅Aが、前側から見たときのホールド部3dの幅Bと略同一とされている。よって、ホールド部3dの幅Bが棒状化粧料Mの幅Aと略同一とされていることにより、化粧を施すときにホールド部3dを視界に入りにくくすることができる。
従って、ホールド部3dが視界に入らないことによって化粧を施す場所が見えやすくなり、使用者に対してストレスを感じさせにくくすることができる。このため、使い勝手を向上させることができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る棒状化粧料繰出容器について図9を参照しながら説明する。図9は、第2実施形態に係る棒状化粧料繰出容器の先筒23及び棒状化粧料Pを前側から見た状態を示している。第2実施形態は、先筒23及び棒状化粧料Pの構成が第1実施形態と異なっている。以下では、第1実施形態に係る棒状化粧料繰出容器の説明と重複する説明を適宜省略する。
先筒23は、棒状化粧料Pを保持するホールド部23dを備え、ホールド部23dには、軸線方向に延在する凹部23jが形成されている。棒状化粧料Pの外周面には、軸線方向に延在すると共に凹部23jに保持される凸部P4が形成されている。ホールド部23dの凹部23jに棒状化粧料Pの凸部P4が保持されるので、凹部23jへの凸部P4の保持によってホールド部23dで棒状化粧料Pを強固に保持することができる。
前側から見た凸部P4の形状、及び前側から見た凹部23jの形状は、共に、上底よりも下底が長い等脚台形状とされている。凸部P4は、棒状化粧料Pの幅方向に延びる底面P41と、底面P41の当該幅方向の両端から棒状化粧料Pの頂部M1側に延びる一対の外側面P42とを有する。底面P41及び外側面P42は、共に平坦状とされている。凹部23jの形状は、凸部P4の相似形とされている。
図9において、ホールド部23d(支持部)のガイドは、棒状化粧料Pの対向部分M3及び凸部P4に接触する凹部23jと、一対の延在部3fの表面を含む一対の突出部とを有する。凹部23jは、底面P41に対向する平面23j1と、平面23j1の当該幅方向の両端から頂部M1側に延びる一対の内側面23j2とを有する。凸部P4の凹部23jに入り込んだ部分の幅Dは、凹部23jの開口部23j3の幅Eよりも広い。ここで、「凸部の凹部に入り込んだ部分の幅」とは、例えば、凹部23jに入り込んだ凸部P4の部分であって、開口部23j3よりも凹部23jの奥側に位置する部分を示している。開口部23j3は、凹部23jの縁の部分を示している。前述した突出部は、延在部3fの表面と中央凹部(平面23j1)との間に位置する内側面23j2を有し、一対の内側面23j2間の間隔は平面23j1から延在部3fの表面(上面)に向かうに従って狭くなっている。更に、突出部は、中央凹部である平面23j1に対して略垂直に延びており、各突出部の幅は、平面23j1から延在部3fの表面に向かうに従って広くなっている。当該突出部は、中央凹部である平面23j1に対して略垂直に延びると共に内側面23j2の反対側を向く外面3iを有する。
以上、第2実施形態に係る棒状化粧料繰出容器において、先筒23の内周面には、軸線方向に延在する凹部23jが形成されており、棒状化粧料Pの外周面には、軸線方向に延在すると共に凹部23jに保持される凸部P4が形成されており、前側から見たときにおける凸部P4の凹部23jに入り込んだ部分の幅Dは、前側から見たときにおける凹部23jの開口部23j3の幅Eよりも広い。
従って、棒状化粧料Pに対し、凹部23jから棒状化粧料Pが抜ける方向(図9の上方向)への力が働いたときに、凹部23jの内側面23j2に凸部P4の外側面P42が接触することにより、凹部23jからの凸部P4の抜け及び折損をより確実に抑制することができる。すなわち、凹部23jから凸部P4が抜ける方向への力に対する棒状化粧料Pの耐性を高めることができるので、棒状化粧料Pの折損を一層確実に抑制することができる。
更に、凹部23jの内側面23j2、及び凸部P4の外側面P42が共に平面であることにより、内側面23j2に対する外側面P42の接触面積を大きくすることができる。従って、棒状化粧料Pにかかる応力を低減させることができるので、棒状化粧料Pの折損を更に確実に抑制することができる。
以上、本発明に係る棒状化粧料繰出容器の実施形態について説明したが、本発明は、前述の実施形態に限られるものではなく、請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形してもよい。すなわち、棒状化粧料繰出容器1を構成する各部品の形状及び配置態様は、上記の要旨を変更しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、前述の実施形態では、凹部3jを有するホールド部3dと、凸部M4を有する棒状化粧料Mとを備える例について説明した。しかしながら、例えば図10に示されるように、ホールド部3d及び棒状化粧料Mに代えて、凸部13jを有するホールド部13dと、凹部N4を有する棒状化粧料Nとを備えていてもよい。この場合も、前側から見たときの棒状化粧料Nの対向部分M3の幅Aが、前側から見たときのホールド部13dの幅Bと略同一であることにより、前述の実施形態と同様の効果が得られる。また、棒状化粧料Nの接触面は溝(例えば凹部N4)を有し、支持部を成すホールド部13dの支持面は、その断面形状がT字状となるように棒状化粧料Nの凹部N4の中で突出しホールド部13dの中央に沿って延びる舌状突起(例えば凸部13j)を有する。すなわち、支持面に沿って延びるガイドは、容器本体4の軸に沿って平行に延びる中央部(例えば凸部13jの頂面)を有し、中央部のそれぞれの側部に位置すると共に中央部に対する段差を有する側方段差部(棒状化粧料Nの対向部分M3)に沿って延びている。側方段差部は、支持部がT字状の断面を有するように中央部の表面(例えば、凸部13jの頂面)に対して段差を有する部分である。
また、前述の実施形態では、図9に示されるように、平坦状の内側面23j2を有する凹部23jを備えた先筒23、及び、平坦状の外側面P42を有する凸部P4を備えた棒状化粧料Pについて説明した。しかしながら、例えば図11に示されるように、曲面状の内側面33j2を有する凹部33jを備えた先筒33、及び、曲面状の外側面R42を有する凸部R4を備えた棒状化粧料R、であってもよい。
この棒状化粧料R及び先筒33においても、前側から見たときにおける凸部R4の凹部33jに入り込んだ部分の幅Dが、前側から見たときにおける凹部33jの開口部33j3の幅Eよりも広い。よって、棒状化粧料Rに対し、凹部33jから棒状化粧料Rが抜ける方向(図11の上方向)への力が働いたときに、凹部33jの内側面33j2に凸部R4の外側面R42が接触する。従って、凹部33jからの凸部R4の抜けをより確実に抑制し、凹部33jから凸部R4が抜ける方向への棒状化粧料Rの耐性を高めることができるので、棒状化粧料Rの折損を一層確実に抑制することができる。この図11の例、及び図9の例に示されるように、凹部の内側面の形状、及び凸部の外側面の形状は適宜変更可能である。図12は、前端3hから見た他の実施形態のホールド部43d(支持部)及び棒状化粧料Sを示す図である。棒状化粧料Sは長円状の断面を有する。棒状化粧料Sの断面の長手方向の長さLは、例えば4mm以上且つ5mm以下であり、一例として4.6mmである。棒状化粧料Sの幅Gは、例えば1mm以上且つ2mm以下であり、好ましく1.5mm以上且つ2mm以下である。端面S1の長円断面は、ホールド部43dの反対側に平面状の面S2を有する端面S1を形成するように切断されたものである。棒状化粧料Sは、ホールド部43dと塗布面S3との反対側で接触する接触面S4を有する外面S42を備える。棒状化粧料Sの塗布面S3は面S2を含む。ホールド部43dの形状は、棒状化粧料Sの接触面S4に接触するように、例えば、V字状若しくはU字状、又はこれらに類似した形状とされていてもよい。ホールド部43dは、棒状化粧料Sの接触面S4に係合する内面43j2と、内面43j2の反対側を向く外面3iとを有する。ホールド部43dの厚さは、内面43j2と外面3iとの間の距離によって画定される。ホールド部43dは、谷部3kと、延在部3fの近傍に位置する端部3mとを有する。ホールド部43dの端部3mの厚さ3n1は、谷部3kの厚さ3n2よりも薄い。内面43j2は、谷部3kと端部3mとの間に平面を有する。厚さ3n1は、例えば、0.5mm以上且つ0.8mm以下であり、好ましくは0.6mm以上且つ0.7mm以下である。厚さ3n2は、例えば、0.5mm以上且つ2mm以下であり、好ましくは1mm以上且つ1.3mm以下である。ホールド部43dの幅Fは、2mm以上且つ3mm以下であってもよく、好ましくは1.5mm以上且つ2.5mm以下であってもよい。実施形態において、ホールド部43dの幅Fは、棒状化粧料Sの幅Gと実質同一であり、例えば、幅Fと幅Gとの差は、1mm以下であってもよい。また、幅F及び幅Gのうち大きい方に対する、幅Fと幅Gとの差の比は、25%以下、好ましくは10%以上且つ15%以下であってもよい。実施形態では、棒状化粧料Sに係合するホールド部43dの箇所は、少なくとも1つの平面を有してもよい。また、実施形態では、棒状化粧料Sに係合するホールド部43dの箇所は、少なくとも2つの平面を有していてもよい。
また、前述の実施形態では、図8に示されるように、頂部M1、湾曲部M2及び対向部分M3が楕円状となる棒状化粧料Mについて説明したが、棒状化粧料Mの形状は適宜変更可能である。例えば、頂部M1、湾曲部M2及び対向部分M3に相当する部分が、三角形状、放物線状、長円状、円弧状、又は多角形状であってもよく、要は、対向部分M3から離間するに従って先細りする形状であればよい。このように、棒状化粧料の形状は特に限定されない。
また、前述の実施形態では、図7に示されるように、第1湾曲部3e、延在部3f及び第2湾曲部3gを有するホールド部3dを備えた例について説明した。しかしながら、ホールド部3dの形状は適宜変更可能である。また、第1湾曲部3e、延在部3f及び第2湾曲部3gの各部の長さ及び形状は適宜変更可能である。特に、前述した実施形態では、ホールド部3dが軸線方向に長く延びる場合であっても、確実に棒状化粧料Mの保持力を確保することができるので、ホールド部3dが長い場合(例えば、ホールド部3dの軸線方向の長さが15mm以上である場合)に特に有効である。
また、前述の実施形態では、先筒3及び容器本体4を含む容器2、移動体5、バネ部材6、雌螺子部材7、ブラシ部8並びにキャップC1,C2を備える棒状化粧料繰出容器1について説明した。しかしながら、本発明に係る棒状化粧料繰出容器は、例えば、ブラシ部8及びキャップC2が省略されていてもよい。更に、容器2、移動体5、バネ部材6及び雌螺子部材7の形状、大きさ及び材料は適宜変更可能である。
また、前述の実施形態では、棒状化粧料Mがアイブロウであり、棒状化粧料繰出容器1がアイブロウ繰出容器である例について説明した。しかしながら、本発明に係る棒状化粧料繰出容器は、例えば、アイライナー、コンシーラー又はリップライナー等、種々の棒状化粧料に対しても適用させることができる。
1…棒状化粧料繰出容器、2…容器、3,23,33…先筒(容器前部)、3d,23d,43d…ホールド部、3h…前端、3j,23j,33j…凹部、4…容器本体(容器後部)、5…移動体、5a…螺合突起(雄螺子)、7…雌螺子部材、7e…雌螺子部(雌螺子)、10…螺合部、M,P,R…棒状化粧料、M3…対向部分、M4,P4,R4…凸部、A,B,D,E,F,G…幅。

Claims (10)

  1. 容器前部、及び前記容器前部に軸線周りに回転可能且つ軸線方向に移動不能に装着された容器後部、を備えた筒状の容器と、
    前記容器前部に対し軸線方向に移動可能とされ、先端で棒状化粧料を保持すると共に、外周に雄螺子を有する移動体と、
    前記容器後部に対し軸線周りに回転不能とされ、内周に前記雄螺子に螺合する雌螺子を有する雌螺子部材と、
    を備え、
    前記容器前部と前記容器後部の相対回転によって、前記雄螺子及び前記雌螺子によって構成された螺合部の螺合作用が働いて前記移動体が進退し、前記移動体の進退に伴って前記棒状化粧料が前記容器前部の前端から出没する棒状化粧料繰出容器であって、
    前記容器前部は、前記前端から後方に向かって切り欠かれると共に前記棒状化粧料を保持するホールド部を有し、
    前記ホールド部は、前側に向かうに従って先細りする形状とされており、
    前記容器前部の内周面には、軸線方向に延在する凹部及び凸部の一方が前記ホールド部にまで延びており、
    前記棒状化粧料の外周面には、軸線方向に延在すると共に前記一方に保持される前記凹部及び凸部の他方が形成されており、
    前側から見た前記棒状化粧料の形状は、前記ホールド部との対向部分から離間するに従って先細りする形状とされており、
    前側から見たときにおける前記棒状化粧料の前記対向部分の幅は、前側から見たときにおける前記ホールド部の幅と略同一である、
    棒状化粧料繰出容器。
  2. 前記容器前部の内周面には、軸線方向に延在する前記凹部が形成されており、
    前記棒状化粧料の外周面には、軸線方向に延在すると共に前記凹部に保持される前記凸部が形成されており、
    前側から見たときにおける前記凸部の前記凹部に入り込んだ部分の幅は、前側から見たときにおける前記凹部の開口部の幅よりも広い、
    請求項1に記載の棒状化粧料繰出容器。
  3. 棒状化粧料を繰り出す棒状化粧料繰出容器であって、
    軸を有する容器本体と、
    塗布面と前記塗布面の反対側を向く接触面とを有する棒状化粧料と、
    前記容器本体に動作可能に係合すると共に、前記容器本体の前記軸に沿って前記棒状化粧料を移動させる移動体と、
    前記棒状化粧料を支持すると共に前記容器本体の前記軸に沿って延びる支持部を有し、前記容器本体から延び出す配置部と、
    を備え、
    前記支持部は、前記棒状化粧料の前記接触面に係合するガイドを有し、
    前記支持部の幅は、前記棒状化粧料の幅と同一、又は前記棒状化粧料の幅よりも狭い、
    棒状化粧料繰出容器。
  4. 前記支持部の幅は1mm以上且つ3mm以下であり、前記棒状化粧料の幅は1mm以上且つ3mm以下であり、
    前記支持部の幅と、前記棒状化粧料の幅との差は、1mm以下である、
    請求項3に記載の棒状化粧料繰出容器。
  5. 前記配置部は前記容器本体の反対側に前端を有し、前記前端は前記支持部を有し、前記支持部の幅は前記配置部の前記前端の幅である、
    請求項3に記載の棒状化粧料繰出容器。
  6. 前記棒状化粧料の接触面は溝を有し、
    前記支持部のガイドは、T字状の断面となるように前記棒状化粧料の前記溝に入り込み前記支持部の中央部に沿って延びる舌状突起を有する、
    請求項3に記載の棒状化粧料繰出容器。
  7. 前記ガイドは、U字状の断面となるように、前記支持部から前記棒状化粧料に向かって突出する一対の突出部を有する、
    請求項3に記載の棒状化粧料繰出容器。
  8. 前記突出部は、前記棒状化粧料の接触面に接触する表面を有し、
    前記ガイドは、前記突出部の前記表面に対して凹むと共に一対の前記突出部の間に位置する中央凹部を有し、
    前記中央凹部は、平面と、前記平面に対して垂直に延びる突出面とを有する、
    請求項7に記載の棒状化粧料繰出容器。
  9. 前記棒状化粧料の幅は、前記接触面に隣接する部位から前記塗布面の頂部に向かうに従って狭くなる、
    請求項3に記載の棒状化粧料繰出容器。
  10. 接触面の反対側を向く塗布面を有する棒状化粧料を繰り出す棒状化粧料繰出容器であって、
    軸を有する容器本体と、
    前記容器本体に動作可能に係合すると共に、前記容器本体の前記軸に沿って前記棒状化粧料を移動させる移動体と、
    前記容器本体から延びると共に、前記容器本体の前記軸に沿って延びており支持部を出口に有する配置部と、
    を備え、
    前記支持部は、前記棒状化粧料の前記接触面に係合する支持面を有し、
    前記支持面は、前記容器本体の前記軸に平行に延びる中央部と、前記中央部のそれぞれの側部において前記中央部に対して段差を有する側方段差部と、を有する、
    棒状化粧料繰出容器。
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