JP2018185359A - 投影装置、その制御方法およびプログラム - Google Patents

投影装置、その制御方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】マルチ投影システムを容易に構成できるようにすることを目的とする。【解決手段】本発明は、複数の投影装置により構成されるマルチ投影システムにおいて、マスタとして機能する投影装置であって、スレーブとして機能するスレーブ投影装置と通信する通信手段と、前記通信手段を介して次に前記マルチ投影システムに参加しようとするスレーブ投影装置に割り当てられる投影領域を、投影面に表示するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。【選択図】図5

Description

本発明は、投影装置、その制御方法およびプログラムに関する。
複数の投影装置により構成され、各投影装置の投影面を合わせた一つの投影面に一つの画像を投影させるマルチ投影システムが知られている。一つの画像を投影する場合には、各投影装置においてテストパターンを出力し、重ね合わせて投影する領域(エッジブレンディング領域)が綺麗に重なるように調整する。
特許文献1のマルチ投影システムには、マスタ投影装置とスレーブ投影装置とをネットワークで接続し、マスタ投影装置がスレーブ投影装置に対して投影位置を示す情報を送信することが開示されている。また、マスタ投影装置に設定するスレーブ投影装置の投影位置を示す情報とIPアドレスとの関連付けを、マスタ投影装置に設定した後に確認することができる。
特開2016−197146号公報
しかしながら、特許文献1のマルチ投影システムでは、マスタ投影装置の設定においてスレーブ投影装置のIPアドレスを入力する等の作業が必要であるためにマルチ投影システムを構成するときの操作が煩雑になってしまう虞がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、マルチ投影システムを容易に構成できるようにすることを目的とする。
本発明は、複数の投影装置により構成されるマルチ投影システムにおいて、マスタとして機能する投影装置であって、スレーブとして機能するスレーブ投影装置と通信する通信手段と、前記通信手段を介して次に前記マルチ投影システムに参加しようとするスレーブ投影装置に割り当てられる投影領域を、投影面に表示するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、マルチ投影システムを容易に構成することができる。
マルチ投影システムの構成を示す模式図である。 プロジェクタの内部構造を示す図である。 プロジェクタの動作を示すフローチャートである。 配置パターンを選択するときのOSDメニューを示す図である。 マルチ投影システムを構成するときのOSDを示す図である。 OSDを表示している状態を概観した一例を示す模式図である。 接続先を選択するときのOSDメニューを示す図である。 OSDを表示している状態を概観した一例を示す模式図である。 マルチ投影システムにより画像を表示している状態を示す模式図である。
以下、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態では、投影装置の一例として、液晶表示装置である液晶プロジェクタ(以下、プロジェクタという)を取り上げて説明する。プロジェクタには、単板式、3板式等があるが、何れの方式であってもよい。プロジェクタは、表示するべき画像に応じて、液晶素子の光の透過率を制御して、液晶素子を透過した光源からの光をスクリーンに投影することで画像をユーザに視認させる。
図1は、マルチ投影システム10の構成の一例を示す模式図である。
ここで、マルチ投影システム10とは、複数のプロジェクタによってそれぞれ投影面に投影される画像を合成することによって、各投影面を合わせた一つの投影面に一つの画像を表示するシステムである。
マルチ投影システム10は、複数(ここでは4台)のプロジェクタ100a、100b、100c、100dを有する。プロジェクタ100a、100b、100c、100dはLANケーブルによって接続され、互いに通信可能である。なお、プロジェクタ100a、100b、100c、100dはそれぞれ同様の構成および機能を有する。
本実施形態では、プロジェクタ100aがマスタ(マスタ投影装置)として機能するマスタプロジェクタであり、プロジェクタ100b〜100dがスレーブ(スレーブ投影装置)として機能するスレーブプロジェクタであるものとする。なお、以下では、マスタとスレーブとを使い分ける必要がない場合にはプロジェクタ100a、100b、100c、100dという。一方、マスタとスレーブとを使い分ける必要がある場合には、マスタプロジェクタ100a、スレーブプロジェクタ100b、100c、100dというものとする。
スレーブプロジェクタ100b〜100dは、マスタプロジェクタ100aから送信される画像と、切り出す位置の情報とに基づいて投影面に画像を表示する。図1に示すように、マルチ投影システム10では、プロジェクタ100a〜100dの投影面150a、150b、150c、150dを、上下左右に並べることで一つの投影面が生成される。
図2は、プロジェクタ100aの内部構成の一例を示す図である。なお、プロジェクタ100b〜100dについてもプロジェクタ100aと同様の構成である。
プロジェクタ100aは、投影光学系101、液晶パネル102、光源103、光源制御部104、液晶駆動部105、光学系制御部106、接続部107、制御部108、画像処理部109、ROM110、RAM111、操作部112、通信部113を有する。
投影光学系101は、出力する画像をスクリーン等の投影面に投影するためのものであり、複数のレンズ、レンズ駆動用のアクチュエータ等を有する。投影光学系101では、レンズをアクチュエータにより駆動することで、投影画像の拡大、縮小、焦点調整等を行うことができる。液晶パネル102は、光源103から出射され、ミラーで分離された各色の光(赤色(R)、緑色(G)、青色(B))から各色専用の画像を生成する。光源制御部104は制御部108からの制御指示に基づいて、光源103の光量の調整、出射のON/OFFの制御等を行なう。液晶駆動部105は、入力される画像信号に基づいて、RGB各色を再現するための透過率を調整するものである。光学系制御部106は制御部108からの制御指示に基づいて、ズーム率、シフト量、フォーカス等の様々な調整を行なう。
接続部107は、画像出力装置等と接続するためのインターフェースであり、画像信号、音声信号、各種コントロール信号の送受信に用いられる。接続部107には、例えば、コンポジット端子、S映像端子、D端子、コンポーネント端子、アナログRGB端子、DVI−I端子、DVI−D端子、HDMI(登録商標)端子、DisplayPort端子等が含まれる。制御部108はROM110に格納されているプログラムに基づいて各部への指示、プロジェクタ100内部の状態管理、投影モード管理等を行なう。制御部108は制御手段の一例に対応する。画像処理部109は入力される画像の解像度、フレームレート、画像の形状変形、色調変換、エッジブレンド処理、メニュー等のOSDオーバーラップ処理といった入力された画像に対する各種変更処理を行なう。また、画像処理部109は、フレーム間引き処理、フレーム補間処理、解像度変換処理、歪曲収差補正処理、キーストーン補正処理といった処理を行う。画像処理部109は、例えば、画像処理用のマイクロプロセッサを用いることができる。なお、画像処理部109は、例えば、ROM110に格納されているプログラムによって、制御部108が画像処理部109と同様の処理を実行してもよい。ROM110はプロジェクタ内部を制御するためのプログラム、常に保持しておくべきテーブルデータ、テストパターン画像等を格納する。RAM111は接続部107より入力される画像データや、画像処理部109にて画像処理を行なうときの画像データを一時的に記憶する。
操作部112はプロジェクタ100aの筺体に備え付けられている各種操作釦であり、プロジェクタ100aの機能制御やメニュー操作を行なうための操作インターフェースである。操作部112は、電源釦114、メニュー釦115、決定ボタン116、上釦117、下釦118、左釦119、右釦120等を有する。
通信部113は有線LAN、無線LAN等の通信ネットワークを介して他のプロジェクタを含む外部機器と通信を行う。通信部113は通信手段の一例に対応する。通信部113は、例えば1ギガビットイーサネット(登録商標)等のインターフェースである。プロジェクタ100aは、通信部113を介して、制御コマンド(各種画像処理、入力切り替え指示、電源制御指示、各種設定値の取得、変更)の送受信が可能である。
次に、プロジェクタ100aの基本的な動作について説明する。なお、プロジェクタ100b〜100dについてもプロジェクタ100aと同様に動作する。
制御部108は、操作部112または制御用のリモコンでユーザによる電源ONの指示を受けることで、電源部からプロジェクタ100aの各部に電源を供給するように指示する。接続部107は、接続された画像出力装置から画像を受信したか否かを検出し、受信していない場合には待機する。一方、接続部107は、画像出力装置からアナログ画像信号を受信した場合には、デジタル画像信号に変換して、画像処理部109に送信する。画像出力装置は、画像信号を出力する装置であって、例えば、パーソナルコンピュータ、カメラ、携帯電話、スマートフォン、ハードディスクレコーダ、ゲーム機等が含まれる。
画像処理部109は、受信した画像信号にフレーム数、画素数、画像形状等の変更処理を施して、液晶駆動部105に送信する。液晶駆動部105は入力された画像信号に基づいて、RGB各色の成分の階調レベルに応じた透過率となるように、液晶パネル102の透過率を制御する。光源制御部104は光源103からの光の出力を制御する。光源制御部104は、光源103から出力された光を赤色(R)、緑色(G)、青色(B)に分離し、それぞれの光を液晶パネル102に供給する。液晶パネル102に供給された各色の光は、各液晶パネル102の画素毎に透過する光量が制限される。液晶パネル102を透過した赤色(R)、緑色(G)、青色(B)それぞれの光は、プリズムを通して再び合成され、投影光学系101を介して投影される。
このように、プロジェクタ100aは画像出力装置等から出力された画像、またはテストパターン画像の投影を行うことができる。更に、プロジェクタ100aは、外部機器との通信によってネットワーク経由での各種設定、プロジェクタの状態取得を行うことができる。
次に、マルチ投影システム10により一つの投影面に一つの画像を表示する動作について説明する。
マルチ投影システム10において、マスタプロジェクタ100aは、画像をスレーブプロジェクタ100b〜100dに送信する。マスタプロジェクタ100aは、画像から部分画像を切り出し、切り出した部分画像を投影面150aに投影する。プロジェクタ100b〜100dは、受信した画像から部分画像を切り出し、切り出した部分画像を投影面150b〜150dに投影する。したがって、投影面150a〜150dに投影される画像が合成されることで、投影面150a〜150dを合わせた一つの投影面に一つの画像を表示することができる。
次に、マルチ投影システム10を構成する場合について説明する。
ここでは、プロジェクタ100a〜100dはそれぞれ位置調整済みであり、適宜エッジブレンド領域の調整が行われている。また、プロジェクタ100a〜100dはそれぞれ投影を開始して、相互に通信可能な状態であるとする。なお、プロジェクタ100a〜100dには予めIPアドレスが設定される。ここでは、説明を簡単にするために、プロジェクタ100a〜100dのIPアドレスはそれぞれ「192.168.254.1」、「192.168.254.2」、「192.168.254.3」、「192.168.254.4」とする。なお、IPアドレスは、マルチ投影システム10のネットワークにおいて、プロジェクタ100a〜100dを識別するための識別情報(第1の識別情報)である。
ここで、マスタプロジェクタ100aからスレーブプロジェクタ100b〜100dに画像を送信して一つの画像を表示するために、マスタプロジェクタ100aが必要とする情報について説明する。
まず、マスタプロジェクタ100a自身と複数のスレーブプロジェクタ100b〜100dの位置関係を示す配置情報(以下、配置パターンという)が必要である。図1を例にすると、配置情報には、まず4台のプロジェクタのうち垂直方向に2台、水平方向に2台で配置される情報を含む。また配置情報にはマスタプロジェクタ(プロジェクタ100a)が左上、スレーブプロジェクタ1(プロジェクタ100b)が右上、スレーブプロジェクタ2(プロジェクタ100c)が左下、スレーブプロジェクタ3(プロジェクタ100d)が右下の情報を含む。なお、図1に示す、マスタプロジェクタ、スレーブプロジェクタ1、2、3の位置は一例であって、マスタプロジェクタが認識できるものであればよい。
次に、スレーブプロジェクタ1、2、3のIPアドレスが必要である。マスタプロジェクタ100aは、画像を送信するときにIPアドレスに基づいて各スレーブプロジェクタ100b〜100dに対して画像を切り出す位置の情報を送信する。なお、マスタプロジェクタ100aは、画像を切り出す位置を、配置パターンと、スレーブプロジェクタ100b〜100dごとに割り当てた後述する投影領域の情報とに基づいて算出することができる。
次に、マルチ投影システム10を構成するときのマスタプロジェクタ100aの動作について図3(a)のフローチャートを参照して説明する。図3(a)のフローチャートは、マスタプロジェクタ100aの制御部108がROM110に格納されたプログラムをRAM111に展開して実行することにより実現する。また、図3(a)のフローチャートは、ユーザの操作部112を介した操作に応じて、マスタプロジェクタ100aの制御部108がマスタプロジェクタとして設定した後に実行される。ここでは、スレーブプロジェクタ100bがマスタプロジェクタ100aに接続処理する場合を中心にして説明し、必要に応じてスレーブプロジェクタ100c、100dがマスタプロジェクタ100aに接続処理する場合を説明する。
S300では、制御部108はユーザによる選択に応じて配置パターンを設定する。具体的には、制御部108はユーザにより選択された配置パターンの情報をRAM111に記憶することで配置パターンを設定する。この処理は、設定手段による処理の一例に対応する。
図4は、配置パターンを選択するときのOSD(オン・スクリーン・ディスプレイ)メニュー400の一例を示す図である。マスタプロジェクタ100aの制御部108は、図1に示す投影面150aにOSDメニュー400を表示する。ユーザは操作部112を介して配置パターン401、402、403、404の何れかを選択することができる。なお、図4に示す各配置パターンの一例では、マスタプロジェクタ(Master)、各スレーブプロジェクタ(Slave)の順番で左上から右下に位置を割り当てているが、この順番に限定されない。また、マスタプロジェクタの位置、スレーブプロジェクタの位置をユーザが一つずつ選択できるようにしてもよい。スレーブプロジェクタに付加されている数字1〜3、1〜5、1〜8は、スレーブプロジェクタのID情報を示している。スレーブプロジェクタのID情報は、スレーブプロジェクタを識別するための識別情報(第2の識別情報)である。
図1に示すマルチ投影システム10を構成する場合には、ユーザは2×2の配置パターン402を選択する。
S301では、制御部108はマルチ投影システム10に参加しようとするスレーブプロジェクタ100bに割り当てられる投影領域を、投影面150aに表示する。ここで、マルチ投影システム10に参加しようとするとは、スレーブプロジェクタ100bがマスタプロジェクタ100aに接続処理する前であって、これからマスタプロジェクタ100aに接続処理しようとする場合に相当する。具体的なS301の処理として、制御部108は、設定した配置パターン、および、接続済みのスレーブプロジェクタ情報に基づいて、表示するOSDを決定して投影面150aに表示する。なお、制御部108は、OSDを生成したり、予め記憶されているOSDから選択したりすることで表示するOSDを決定する。
図5(a)は、表示するOSD500aの一例を示す図である。
ここでは、2×2の配置パターン402が設定されている。したがって、マスタプロジェクタに対して通信が確立されるスレーブプロジェクタは、スレーブプロジェクタ1(Slave1)、スレーブプロジェクタ2(Slave2)、スレーブプロジェクタ3(Slave3)の3台である。
ここで、S300からS301に最初に進む場合には、接続済みスレーブプロジェクタの数が0であるため、制御部108は図5(a)に示すOSD500aを表示する。OSD500aには、マルチ投影システム10全体の投影領域に対して、次に接続しようとするスレーブプロジェクタ1が担当する投影領域501bの位置を示す画像が含まれる。投影領域501bは、例えば、他の投影領域501a、501c、501dと異なる色で表示されることで、他の投影領域501a、501c、501dに対して識別可能である。また、OSD500aには、投影領域501bを担当するスレーブプロジェクタ1の接続を待ち受けている旨の表示が含まれる。
図6は、OSD500aを表示している状態を概観した一例を示す模式図である。
マスタプロジェクタ100aの投影面150aに図5(a)に示すOSD500aが表示される。ユーザはOSD500aの内容と投影面150a〜150d全体の位置関係とから、投影面150bを投影しているスレーブプロジェクタ100bを操作してマスタプロジェクタ100aに接続すればよいことを認識できる。
また、スレーブプロジェクタ1が接続済みの場合には、制御部108は図5(b)に示すOSD500bを表示する。したがって、ユーザはスレーブプロジェクタ100cを操作してマスタプロジェクタ100aに接続すればよいことを認識できる。また、スレーブプロジェクタ1とスレーブプロジェクタ2が接続済みの場合には、制御部108は図5(c)に示すOSD500cを表示する。したがって、ユーザはスレーブプロジェクタ100dを操作してマスタプロジェクタ100aに接続すればよいことを認識できる。このように、制御部108は、設定した配置パターンと、接続済のスレーブプロジェクタとに基づいて、次に接続しようとしているスレーブプロジェクタが担当する投影領域を順次、投影面150aに表示する。
なお、図5(a)〜図5(c)に示すOSD500a〜500cには、マスタプロジェクタ100aのIPアドレスも表示される。したがって、スレーブプロジェクタ100b〜100cをマスタプロジェクタ100aに接続するときに接続先のマスタプロジェクタ100aを容易に選択することができる。
S302では、制御部108は通信部113を介してスレーブプロジェクタ100bからの接続処理あるいは切断処理を待機する。接続処理あるいは切断処理があった場合にはS303に進む。
S303では、制御部108はスレーブプロジェクタからの要求に応じてスレーブプロジェクタ情報を更新する。具体的には、接続処理があった場合には、制御部108は接続元のIPアドレス、待ち受け中のスレーブプロジェクタのID、および、投影領域の情報を関連付けて、接続済みのスレーブプロジェクタ情報としてRAM111に記憶する。この処理は、記憶手段による処理の一例に対応する。一方、切断処理があった場合には、制御部108はRAM111に記憶した接続済みのスレーブプロジェクタ情報から切断処理があったスレーブプロジェクタ情報を削除する。
ここで、マスタプロジェクタ100aにより図5(a)に示すOSD500aが表示されている場合に、ユーザによるスレーブプロジェクタ100bの操作に応じて、スレーブプロジェクタ100bがマスタプロジェクタ100aに接続処理したとする。この場合、マスタプロジェクタ100aの制御部108は、スレーブプロジェクタ1を待ち受けていたので、スレーブプロジェクタのID「1」と接続元のスレーブプロジェクタ100bのIPアドレス「192.168.254.2」とを関連付けて記憶する。
また、マスタプロジェクタ100aにより図5(b)に示すOSD500bが表示されている場合に、ユーザによるスレーブプロジェクタ100cの操作に応じて、スレーブプロジェクタ100cがマスタプロジェクタ100aに接続処理したとする。この場合、制御部108は、スレーブプロジェクタのID「2」と接続元のスレーブプロジェクタ100cのIPアドレス「192.168.254.3」とを関連付けて記憶する。
また、マスタプロジェクタ100aにより図5(c)に示すOSD500cが表示されている場合に、ユーザによるスレーブプロジェクタ100dの操作に応じて、スレーブプロジェクタ100dがマスタプロジェクタ100aに接続処理したとする。この場合、制御部108は、スレーブプロジェクタのID「3」と接続元のスレーブプロジェクタ100dのIPアドレス「192.168.254.4」とを関連付けて記憶する。
なお、接続処理を受けた場合には、制御部108は接続元のスレーブプロジェクタに対して、配置パターン、割り当てたスレーブプロジェクタのID、割り当てた投影領域の情報等を送信する。したがって、接続元のスレーブプロジェクタは、マスタプロジェクタ100aから情報を受信した場合には正しく接続処理が行われたと判断することができる。
S304では、制御部108は接続されたスレーブプロジェクタの数が、配置パターンに応じたスレーブプロジェクタの数になった否かを判定する。全てのスレーブプロジェクタが接続されていない場合にはS301に戻り、全てのスレーブプロジェクタが接続されるまで処理を繰り返す。一方、全てのスレーブプロジェクタが接続された場合には図3(a)のフローチャートを終了する。
次に、マルチ投影システム10を構成するときのスレーブプロジェクタ100b〜100dの動作について図3(b)のフローチャートを参照して説明する。図3(b)のフローチャートは、スレーブプロジェクタ100b〜100dの制御部108がROM110に格納されたプログラムをRAM111に展開してそれぞれ実行することにより実現する。また、図3(b)のフローチャートは、ユーザの操作部112による操作に応じて、スレーブプロジェクタ100b〜100dの制御部108がスレーブプロジェクタとして設定した後に実行される。ここでは、スレーブプロジェクタ100bがマスタプロジェクタ100aに接続処理する場合を中心にして説明し、必要に応じてスレーブプロジェクタ100c、100dがマスタプロジェクタ100aに接続処理する場合を説明する。
S310では、制御部108はユーザによる接続先のマスタプロジェクタ100aの選択に応じて、通信部113を制御して選択された接続先のマスタプロジェクタ100aに対して接続処理を行う。
図7(a)は、接続先を選択するときにスレーブプロジェクタ100bにより表示されるOSDメニュー700aの一例を示す図である。
OSDメニュー700aには、スレーブプロジェクタ100bの制御部108が通信部113を介して同一ネットワーク上で検出したマスタプロジェクタのIPアドレスが表示される。図7(a)では複数のマスタプロジェクタが検出されている例を示している。ここで、S301において表示されるOSD500aには、マスタプロジェクタ100aのIPアドレスも表示されるので、ユーザはOSD500aを参照することで接続先のマスタプロジェクタ100aを選択することができる。
S311では、制御部108は接続処理を確定させるか否かを判定する。具体的には、制御部108は接続処理を確定させるか否かを選択させるOSDメニューを表示してユーザに選択させる。接続処理の確定が選択された場合には図3(b)のフローチャートを終了する。一方、接続処理の確定が選択されなかった場合にはS312に進む。
図7(b)は、表示するOSDメニュー700bの一例を示す図である。
OSDメニュー700bには、スレーブプロジェクタ100bに割り当てられるプロジェクタのID「1」701と、選択ボタン702a,702bとの表示が含まれる。
ここで、マスタプロジェクタ100aにより図5(a)に示すOSD500aが表示されている場合に、ユーザによるスレーブプロジェクタ100bの操作に応じて、マスタプロジェクタ100aに対して接続処理を行ったとする。この場合、S303においてマスタプロジェクタ100aからスレーブプロジェクタ100bに対して配置パターン、割り当てたスレーブプロジェクタのID、割り当てた投影領域の情報等が送信される。したがって、スレーブプロジェクタ100bの制御部108は、受信した情報のうちスレーブプロジェクタのID情報に基づいてスレーブプロジェクタのID「1」701を表示する。ユーザはマスタプロジェクタ100aにより表示された図5(a)に示すOSD500aと、スレーブプロジェクタ100bにより表示された図7(b)に示すOSDメニュー700bとを比較することができる。ここで、マスタプロジェクタ100aに表示される図5(a)に示すOSD500aには、配置パターンにスレーブプロジェクタのID「1」の表示も含まれる。したがって、ユーザはOSDを比較することによって直前に行ったスレーブプロジェクタ100bの接続処理が正しいか否かを判断することができる。なお、OSDメニュー700bには、スレーブプロジェクタのID「1」701に加えて、配置パターンおよび割り当てられた投影領域の情報の少なくとも一方を同時に表示してもよい。
図8(a)は、OSDメニュー700bを投影面150bに表示している状態を概観した一例を示す模式図である。ここでは、マスタプロジェクタ100aがスレーブプロジェクタ1を待ち受けているときに、ユーザによるスレーブプロジェクタ100bの操作によってスレーブプロジェクタ100bが正しく接続処理された場合を示している。すなわち、ユーザは投影面150aに表示された配置パターンに含まれるスレーブプロジェクタのID「1」と、投影面150bに表示されたスレーブプロジェクタのID「1」とを比較することで両者が一致していることを確認できる。したがって、ユーザはスレーブプロジェクタ100bを正しく接続処理できたことを把握できるので、図7(b)に示すOSDメニュー700bの選択ボタン702aにより接続処理を確定させるようにする。
一方、図8(b)は、OSDメニュー700bを投影面150cに表示している状態を概観した一例を示す模式図である。ここでは、マスタプロジェクタ100aがスレーブプロジェクタ1を待ち受けているときに、ユーザによるスレーブプロジェクタ100cの操作によってスレーブプロジェクタ100cが誤って接続処理された場合を示している。すなわち、ユーザは投影面150aに表示された配置パターンに含まれるスレーブプロジェクタのID「2」と、投影面150cに表示されたスレーブプロジェクタのID「1」とを比較することで両者が一致していないことを確認できる。したがって、ユーザはスレーブプロジェクタ100cを誤って接続処理したことを把握できるので、図7(b)に示すOSDメニュー700bの選択ボタン702bにより接続処理の確定をさせないようにする。
S312では、制御部108は接続処理を行ったマスタプロジェクタに対して切断処理を行い、S310に戻る。
全てのスレーブプロジェクタ100b〜100dに対して、図3(a)および図3(b)のフローチャートの処理を行うことで複数のプロジェクタ100a〜100dによりマルチ投影システム10が構成される。
このように、本実施形態のマスタプロジェクタ100aは、次にマスタプロジェクタ100aに接続しようとするスレーブプロジェクタ100b〜100dに対して割り当てる投影領域を、投影面150aに表示する。ユーザは投影面150aに表示されている投影領域を参照することで、接続処理を行うスレーブプロジェクタを簡単に特定することができる。したがって、ユーザは特定したスレーブプロジェクタを操作して接続処理を行うことで容易にマルチ投影システム10を構成することができる。
また、本実施形態のマスタプロジェクタ100aは、複数のスレーブプロジェクタが接続される場合には、全てのスレーブプロジェクタがマスタプロジェクタ100aに接続されるまで、割り当てる投影領域を順次、投影面150aに表示する。ユーザは投影面150aに表示されている投影領域を参照することで、接続処理を行うスレーブプロジェクタを順次、特定することができる。したがって、ユーザは特定したスレーブプロジェクタを操作して順次、接続処理を行うことで、容易にマルチ投影システム10を構成することができる。
また、本実施形態のスレーブプロジェクタ100b〜100dは、マスタプロジェクタ100aから受信したプロジェクタのID情報を投影面150b〜150dに表示する。ここで、受信したプロジェクタのID情報は、次にマスタプロジェクタ100aに接続しようとするスレーブプロジェクタ100b〜100dに対して割り当てる投影領域の情報と共にマスタプロジェクタ100aの投影面150aに表示されている。したがって、ユーザは投影面150aに表示されたプロジェクタのIDと、投影面150b〜150dに表示されたプロジェクタのIDを確認することで正しく接続処理ができたか否かを把握することができる。
なお、本実施形態では、スレーブプロジェクタ100bがOSDメニュー700bを表示して、ユーザがスレーブプロジェクタ100bから接続処理を確定させるか否かを選択する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、マスタプロジェクタ100aによりOSDメニュー700bを表示して、ユーザがマスタプロジェクタ100aから接続処理を確定させるか否かを選択するようにしてもよい。
<第2の実施形態>
本実施形態では、通信部113が無線LANアクセスポイント機能を有しており、SSIDを含むビーコン信号を発信して、無線LANクライアント機器にIPアドレスを割り当てる処理を行うことができる。また、通信部113は無線LANクライアント機能も有しており、無線LANアクセスポイントへ接続することができる。したがって、本実施形態では、スレーブプロジェクタは予めIPアドレスが設定されていなくてもよい。すなわち、スレーブプロジェクタ100b〜100dが無線LANクライアントとして、無線LANアクセスポイントであるマスタプロジェクタ100aに無線接続を実施したタイミングで、スレーブプロジェクタ100b〜100dにIPアドレスが割り当てられる。なお、説明を簡単にするために、マスタプロジェクタ100aがマスタとして設定されており、無線LANアクセスポイント機能が有効化されているものとする。また、IPアドレスが192.168.254.1であり、無線LANアクセスポイントのSSIDがPJ−12ABCであるとする。一方、スレーブプロジェクタ100b〜100dがスレーブとして設定されており、無線LANクライアント機能が有効化されているものとする。また、スレーブプロジェクタ100b〜100dはIPアドレスが設定されていないものとする。
次に、マルチ投影システム10を構成するときのマスタプロジェクタ100aの動作について図3(a)のフローチャートを参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様の処理は、適宜その説明を省略する。ここでは、第1の実施形態のようにマスタプロジェクタ100aの制御部108はマスタプロジェクタとして設定した上で、通信部113を制御して無線LANアクセスポイント機能を有効化する。次に、制御部108は通信部113を制御してSSIDを含むビーコン信号を定期的に発信させるように移行した後に、図3(a)のフローチャートを実行する。
S300は、第1の実施形態と同様の処理である。
S301では、制御部108は自身に接続しようとするスレーブプロジェクタに対して割り当てられる投影領域を、投影面150aに表示する。具体的には、制御部108は設定した配置パターン、および、接続済みのスレーブプロジェクタ情報に基づいて、表示するOSDを決定して投影面150aに表示する。
図5(d)は、表示するOSD500dの一例を示す図である。
本実施形態では、図5(d)にはスレーブプロジェクタを接続処理するときのユーザが操作するときの補助となる情報としてマスタプロジェクタ100aのSSIDが表示される。
S302では、制御部108は通信部113を介してスレーブプロジェクタ100bからの無線LAN接続処理あるいは無線LAN切断処理を待機する。無線LAN接続処理あるいは無線LAN切断処理があった場合にはS303に進む。
S303では、制御部108はスレーブプロジェクタ100bから無線LAN接続処理があった場合には、接続元のスレーブプロジェクタ100bに対してIPアドレスを割り当て、当該IPアドレスを割り当て済みであるとして管理する。次に、制御部108は、IPアドレス、待ち受け中のスレーブプロジェクタのID、および、投影領域の情報を関連付けて、接続済みのスレーブプロジェクタ情報としてRAM111に記憶する。なお、IPアドレスの割り当てにはDHCPを用いることができる。一方、制御部108はスレーブプロジェクタ100bから無線LAN切断処理があった場合には、RAM111に記憶した接続済みのスレーブプロジェクタ情報から切断が要求されたスレーブプロジェクタ情報を削除する。この場合、制御部108は削除したスレーブプロジェクタのIPアドレスを割り当て可能なものとして管理する。
以降の処理は、第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
次に、マルチ投影システム10を構成するときのスレーブプロジェクタ100b〜100dの動作について図3(b)のフローチャートを参照して説明する。なお、第1の実施形態と同様の処理は、適宜その説明を省略する。ここでは、第1の実施形態のようにスレーブプロジェクタ100b〜100dの制御部108はスレーブプロジェクタとして設定した上で、通信部113を制御して無線LANクライアント機能を有効化する。次に、制御部108は通信部113を制御して周囲のビーコン信号を検出できるように移行した後に、図3(b)のフローチャートを実行する。
S310では、制御部108はユーザによる接続先のマスタプロジェクタの選択に応じて、選択された接続先のマスタプロジェクタに対して通信部113を制御して無線LAN接続処理を行う。この処理により、上述したS303においてマスタプロジェクタ100aによりIPアドレスが割り当てられることから、制御部108はマスタプロジェクタ100aとの通信が可能となる。
図7(c)は、接続先を選択するときにスレーブプロジェクタ100bにより表示されるOSDメニュー700cの一例を示す図である。
OSDメニュー700cには、スレーブプロジェクタ100bの制御部108が通信部113を介して検出したビーコン信号に含まれるSSIDが表示される。図7(c)ではスレーブプロジェクタ100bの周囲のビーコン信号から複数のSSIDが表示される例を示している。なお、マスタプロジェクタ100aのSSIDに一定の規則を持たせることで、制御部108はフィルタリングによりマスタプロジェクタ100aのSSIDのみを表示できるようにしてもよい。このように処理することで、マスタプロジェクタ100a以外の無線LANアクセスポイントを接続先の候補から取り除くことができる。
また、図7(c)に示すようにSSIDが複数表示された場合であっても、S301において表示されるOSD500dには、マスタプロジェクタ100aのSSIDも表示される。したがって、ユーザはOSD500dを参照することで接続先のマスタプロジェクタ100aのSSIDを選択することができる。
以降の処理は、第1の実施形態と同様であり、説明を省略する。
このように、本実施形態のマスタプロジェクタ100aは、マスタプロジェクタ100aに接続しようとするスレーブプロジェクタ100b〜100dに対して自らIPアドレスを割り当てる。したがって、スレーブプロジェクタ100b〜100dに予めIPアドレスを設定しなくてもよいことから、ユーザは容易にマルチ投影システム10を構成することができる。
<第3の実施形態>
第1および第2の実施形態では、図9(a)に示すように、マスタプロジェクタ100aとスレーブプロジェクタ100b〜100dとがそれぞれ異なる画像を表示し、投影面150a〜150dを全体として一つの画像を表示する場合について説明した。一方、図9(b)に示したように、マスタプロジェクタ100aとスレーブプロジェクタ100b〜100dとで同じ画像を表示することもある。
本実施形態では、マスタプロジェクタ100aの制御部108は、マスタプロジェクタ100aとスレーブプロジェクタ100b〜100dの投影面150a〜150dを合わせた一つの投影面に一つの画像を表示する第1のモードを設定可能である。また、マスタプロジェクタ100aの制御部108は、マスタプロジェクタ100aとスレーブプロジェクタ100b〜100dと投影面150a〜150dごとにそれぞれ画像を表示する第2のモードを設定可能である。
マスタプロジェクタ100aの制御部108は、ユーザによる選択に応じて第1のモードまたは第2のモードを設定する。この処理は、モード設定手段による処理の一例に対応する。同様に、スレーブプロジェクタ100b〜100dの制御部108は、ユーザによる選択に応じて第1のモードまたは第2のモードを設定する。
マスタプロジェクタ100aの制御部108は、第1のモードに設定した場合のみに図3(a)に示すフローチャートを実行し、第2のモードに設定した場合には図3(a)に示すフローチャートを実行しないように制御する。したがって、第2のモードに設定した場合には、マスタプロジェクタ100aの制御部108はスレーブプロジェクタ100b〜100dの投影領域を考慮する必要がなく、画像のみをスレーブプロジェクタ100b〜100dに送信する。
また、スレーブプロジェクタ100b〜100dの制御部108は、第1のモードに設定した場合のみに図3(b)に示すフローチャートを実行し、第2のモードに設定した場合には図3(b)に示すフローチャートを実行しないように制御する。したがって、第2のモードに設定した場合には、スレーブプロジェクタ100b〜100dの制御部108は投影領域を考慮する必要がなく、マスタプロジェクタ100aから受信した画像をそのまま表示する。
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能であり、上述した実施形態を適時組み合わせてもよい。
上述した各実施形態では、プロジェクタ100a〜100dが液晶プロジェクタである場合について説明したが、この場合に限られず、投影面に画像を投影できれば、どのような投影装置であってもよい。
上述した各実施形態では、マスタプロジェクタ100aの位置が左上とする場合について説明したが、何れの位置であってもよい。また、説明を簡単にするために投影面の左上から右下の順でスレーブプロジェクタを待ち受けるように説明したが、割り当て前の領域であればよいので、この順番に限定されるものではない。
<その他の実施形態>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
10:マルチ投影システム 100a:マスタプロジェクタ 100a〜100d:スレーブプロジェクタ 107:接続部 108:制御部 109:画像処理部 110:ROM 111:RAM 112:操作部 113:通信部

Claims (14)

  1. 複数の投影装置により構成されるマルチ投影システムにおいて、マスタとして機能する投影装置であって、
    スレーブとして機能するスレーブ投影装置と通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して次に前記マルチ投影システムに参加しようとするスレーブ投影装置に割り当てられる投影領域を、投影面に表示するように制御する制御手段と、を有することを特徴とする投影装置。
  2. 前記制御手段は、
    前記マルチ投影システムに複数のスレーブ投影装置が参加する場合には、前記通信手段を介して全てのスレーブ装置が前記マルチ投影システムに参加するまで、前記通信手段を介して次に前記マルチ投影システムに参加しようとするスレーブ投影装置に割り当てられる投影領域を順次、前記投影面に表示するように制御することを特徴とする請求項1に記載の投影装置。
  3. 前記投影面に表示される投影領域は、
    前記マルチ投影システムの全体の投影領域に対して、次に前記マルチ投影システムに参加しようとするスレーブ投影装置に割り当てられる投影領域の位置を示す画像であることを特徴とする請求項1または2に記載の投影装置。
  4. 前記複数の投影装置の配置情報を設定する設定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記設定手段により設定された配置情報と、前記マルチ投影システムに参加したスレーブ装置とに基づいて、次に前記マルチ投影システムに参加しようとするスレーブ投影装置に割り当てられる投影領域を、前記投影面に表示するように制御することを特徴とする請求項1ないし3の何れか1項に記載の投影装置。
  5. 前記マルチ投影システムに参加したスレーブ投影装置の識別情報と、前記マルチ投影システムに参加したスレーブ投影装置に割り当てられた投影領域の情報と、を関連付けて記憶する記憶手段を有することを特徴とする請求項1ないし4の何れか1項に記載の投影装置。
  6. 前記識別情報は、IPアドレスであって、
    前記制御手段は、
    前記通信手段を介して前記マルチ投影システムに参加したスレーブ投影装置に対して自らIPアドレスを割り当てることを特徴とする請求項5に記載の投影装置。
  7. 前記制御手段は、
    前記通信手段を介して次に前記マルチ投影システムに参加しようとするスレーブ投影装置に割り当てられる投影領域に加えて、前記スレーブ投影装置に割り当てられるID情報を、前記投影面に表示するように制御すると共に、
    前記スレーブ投影装置に割り当てられたID情報を、前記スレーブ投影装置に表示させるために前記スレーブ投影装置に送信するように制御することを特徴とする請求項1ないし6の何れか1項に記載の投影装置。
  8. 前記マルチ投影システムに参加した複数の投影装置により一つの画像を表示する第1のモードと、前記マルチ投影システムに参加した複数の投影装置ごとにそれぞれ画像を表示する第2のモードとを設定するモード設定手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記モード設定手段により前記第2のモードが設定された場合には投影領域を、前記投影面に表示しないように制御することを特徴とする請求項1ないし7の何れか1項に記載の投影装置。
  9. 前記制御手段は、
    前記スレーブ投影装置による前記マルチ投影システムへの参加を確定させるか否かをユーザに選択させるように制御することを特徴とする請求項1ないし8の何れか1項に記載の投影装置。
  10. 複数の投影装置により構成されるマルチ投影システムにおいて、スレーブとして機能する投影装置であって、
    マスタとして機能するマスタ投影装置と通信する通信手段と、
    前記通信手段を介して前記マルチ投影システムに参加した場合に前記マスタ投影装置により割り当てられた識別情報を受信し、受信した識別情報を、投影面に表示するように制御する制御手段と、を有し、
    前記識別情報は、当該投影装置が前記マルチ投影システムに参加しようとするときに前記マスタ投影装置の投影面に、前記マスタ投影装置により割り当てられる投影領域と共に表示された情報であることを特徴とする投影装置。
  11. 前記制御手段は、
    前記マルチ投影システムへの参加を確定させるか否かをユーザに選択させるように制御することを特徴とする請求項10に記載の投影装置。
  12. 複数の投影装置により構成されるマルチ投影システムにおいて、マスタとして機能する投影装置の制御方法であって、
    スレーブとして機能するスレーブ投影装置と通信する通信ステップと、
    前記通信ステップにより次に前記マルチ投影システムに参加しようとするスレーブ投影装置に割り当てられる投影領域を、投影面に表示するように制御する制御ステップと、を有することを特徴とする制御方法。
  13. 複数の投影装置により構成されるマルチ投影システムにおいて、スレーブとして機能する投影装置の制御方法であって、
    マスタとして機能するマスタ投影装置と通信する通信ステップと、
    前記通信ステップを介して前記マルチ投影システムに参加した場合に前記マスタ投影装置により割り当てられた識別情報を受信し、受信した識別情報を、投影面に表示するように制御する制御ステップと、を有し、
    前記識別情報は、当該投影装置が前記マルチ投影システムに参加しようとするときに前記マスタ投影装置の投影面に、前記マスタ投影装置により割り当てられる投影領域と共に表示された情報であることを特徴とする制御方法。
  14. コンピュータを請求項1ないし11の何れか1項に記載の制御手段として機能させるためのプログラム。
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