JP2018167645A - 自動運転制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タイヤの状態が自動運転に適した状態でない場合に、より適切に車両走行を維持することの可能な自動運転制御装置を提供する。
【解決手段】自動運転ECU36は、自動運転制御部360と、タイヤ状態判定部361と、を備える。自動運転制御部360は、車両の自動運転制御を実行する。タイヤ状態判定部361は、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。自動運転制御部360は、タイヤ状態判定部361の判定結果に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定した場合には、自動運転制御を制限する。
【選択図】図1

Description

本開示は、自動運転制御装置に関する。
従来、特許文献1に記載の車両制御装置がある。特許文献1に記載の車両制御装置は、車両制御装置と、脳活動センサとを備えている。脳活動センサは、車両の運転者の脳内部の活性化した部位を検出する。車両制御装置は、車両の運転モードを手動運転から自動運転に切り替える前に、脳活動センサの検出結果を用いて、運転者の不安度合いが閾値を超えているか否かを判定する。車両制御装置は、運転者の不安度合いが所定値を超えていないと判定した場合、運転モードを手動運転から自動運転に切り替える。車両制御装置は、運転者の不安度合いが所定値を超えている場合、運転者の不安度合いが高いことに対応するように車両を制御する。
特開2016−64773号公報
ところで、特許文献1に記載されるような車両を含め、自動運転機能が搭載されている車両では、車両の状態が自動運転に適した状態であることを前提として自動運転制御がなされる。例えば、タイヤの空気圧等が自動運転制御において前提としている所定の条件から外れると、つまり自動運転に適した状態でない場合、適切な自動運転制御を継続することが困難になる。
本開示は、こうした実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、自動運転の可能な車両においてタイヤの状態が自動運転に適した状態でない場合に、より適切に車両走行を維持することの可能な自動運転制御装置を提供することにある。
上記課題を解決する自動運転制御装置(36)は、自動運転制御部(360)と、タイヤ状態判定部(361)と、を備える。自動運転制御部は、車両の自動運転制御を実行する。タイヤ状態判定部は、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。自動運転制御部は、タイヤ状態判定部の判定結果に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定した場合には、自動運転制御を制限する。
この構成によれば、タイヤの状態が自動運転に適した状態でない場合には、自動運転制御が制限されるため、タイヤの状態が自動運転に適していないにも関わらず、車両の自動運転制御がタイヤの状態が自動運転に適した状態の時と同じように実行されることを回避でき、より適切に車両走行を維持することが可能となる。
なお、上記手段、及び特許請求の範囲に記載の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本開示によれば、タイヤの状態が自動運転に適した状態でない場合に、より適切に車両走行を維持することの可能な自動運転制御装置を提供できる。
図1は、第1実施形態の車両システムの概略構成を示すブロック図である。 図2は、第1実施形態の車両システムにおけるタイヤの半径の経時的な変化の一例を示すグラフである。 図3は、第1実施形態の車両システムにおけるタイヤの半径の経時的な変化の一例を示すグラフである。 図4は、第1実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図5は、第1実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図6は、第1実施形態の自動運転ECUによる自動運転制御の機能の制限パターンの一例を示す図表である。 図7は、第1実施形態の第4変形例の車両システムにおける車両の走行速度の経時的な変化の一例を示すグラフである。 図8は、第1実施形態の第4変形例の車両システムにおける車両の走行速度の経時的な変化の一例を示すグラフである。 図9は、第2実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図10は、第2実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図11は、第3実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図12は、第3実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図13は、第4実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図14は、第4実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。 図15は、第5実施形態の自動運転ECUにより実行される処理の手順を示すフローチャートである。
以下、自動運転制御装置の実施形態について図面を参照しながら説明する。説明の理解を容易にするため、各図面において同一の構成要素に対しては可能な限り同一の符号を付して、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
はじめに、自動運転制御装置の第1実施形態について説明する。まず、第1実施形態の自動運転制御装置が搭載される車両システムの概略構成について説明する。
図1に示されるように、車両システム10には、動力システム20と、自動運転システム30と、電動パワーステアリング装置60と、電子制御ブレーキシステム70とが搭載されている。
動力システム20は、車両の動力を統括的に管理する部分である。動力システム20は、エンジン21と、回転センサ22と、エンジンECU(Electronic Control Unit)23とを備えている。
エンジン21は、車両が走行するための動力を生成する内燃機関である。
回転センサ22は、エンジン21の出力軸であるクランクシャフトの回転速度を検出するとともに、検出された回転速度に応じた信号を出力する。
エンジンECU23は、CPUやメモリ等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。エンジンECU23は、エンジン21を統括的に制御する部分である。
具体的には、エンジンECU23は、運転者によるエンジン始動操作を検出した際にエンジン21を始動させる、いわゆるエンジン始動制御を実行する。また、エンジンECU23は、回転センサ22の出力信号に基づいてエンジン回転速度Nsの情報を算出する。エンジンECU23は、エンジン回転速度Nsの他、エンジン冷却水の温度やアクセルペダルの踏み込み量、吸入空気量等に基づいてエンジン21の駆動を制御する。
電動パワーステアリング装置60は、車両のステアリングホイールに付与される操舵トルクに応じたアシストトルクをステアリングホイールに付与することにより運転者の操舵を補助するアシスト制御を実行する。
電子制御ブレーキシステム70は、運転者がブレーキペダルを踏み込んだ際に車両の前輪及び後輪のそれぞれの回転速度や旋回状態に応じて各車輪に加わる制動力を最適に分配する、いわゆるアンチロックブレーキ制御等を実行する。
自動運転システム30は、車両の自動運転制御を統括的に実行する部分である。自動運転システム30は、カメラ31と、レーザ装置32と、レーダ装置33と、操作装置34と、自動運転ECU(Electronic Control Unit)36とを備えている。本実施形態では、自動運転ECU36が自動運転制御装置に相当する。
カメラ31は、車両の前方の所定範囲や車両の後方の所定範囲等、車両の周辺に設定された所定範囲を撮像するとともに、撮像された画像データを出力する。レーザ装置32は、例えばレーザレーダ装置である。レーダ装置33は、例えばミリ波レーダ装置である。レーザ装置32及びレーダ装置33は、車両の周辺に設定された探査範囲に存在する物体を検知するとともに、検知された物体の位置に応じた信号を出力する。操作装置34は、車両の運転者により操作される部分である。操作装置34は、自動運転を開始又は停止する際に操作される操作スイッチ等を備えている。
自動運転ECU36は、CPUやROM、RAM等を有するマイクロコンピュータを中心に構成されている。自動運転ECU36は、車両の自動運転機器80を制御することにより、車両の自動運転制御を実行する部分である。自動運転機器80には、動力系の機器、制動系の機器、及び操舵系の機器が含まれる。動力系の機器は、例えばエンジン21やトランスミッションである。制動系の機器は、例えば電子制御ブレーキシステム70やブレーキ装置である。操舵系の機器は、例えば電動パワーステアリング装置60である。本実施形態では、自動運転ECU36が自動運転制御装置に相当する。
エンジンECU23及び自動運転ECU36は、車載ネットワーク50を介して通信可能に接続されている。したがって、エンジンECU23及び自動運転ECU36は、相互に情報を授受することや、動作を指示することが可能である。
例えば、自動運転ECU36は、エンジンECU23と通信を行うことにより、エンジン21の各種状態量の情報を取得することができる。また、自動運転ECU36は、自動運転制御において、エンジンECU23に対してエンジン21の動作を指示することにより、エンジン21の回転速度等を自動的に制御することができる。
自動運転ECU36は、自動運転制御部360と、タイヤ状態判定部361とを有している。
自動運転制御部360は、車両の自動運転制御を実行する部分である。具体的には、自動運転制御部360は、操作装置34の出力信号に基づいて、運転者により自動運転の開始操作が行われたことを検出すると、自動運転制御を開始する。本実施形態の自動運転制御部360は、自動運転制御として、エンジン21やトランスミッション等を含む車両の動力系、電子制御ブレーキシステム70やブレーキ装置等を含む車両の制動系、及び電動パワーステアリング装置60等を含む車両の操舵系を自動的に制御する。
例えば、自動運転制御部360は、カメラ31の画像データに基づいて車両前方の車線境界線や前方車両、車両の走行にとって障害となる障害物等を検出する。また、自動運転制御部360は、レーザ装置32及びレーダ装置33のそれぞれの出力信号に基づいて、前方車両や障害物等を検出する。自動運転制御部360は、検出された車両前方の車線境界線や前方車両、障害物等の情報に基づいて、車両の目標走行ラインを設定するとともに、この目標走行ラインに応じた目標操舵角を演算する。自動運転制御部360は、演算された目標操舵角を電動パワーステアリング装置60に出力することにより、目標操舵角に基づいた自動操舵制御を電動パワーステアリング装置60に実行させる。自動操舵制御は、ステアリングシャフトにトルクを付与することにより、運転者のステアリングホイールの操舵によらずに、車両の操舵角を自動的に変化させる制御である。これにより、車両の操舵角が目標動作角に応じて変化するため、車両が目標走行ラインに沿って自動的に走行する。
また、自動運転制御部360は、前方車両や障害物の位置に基づいて、車両が前方車両や障害物に接触する可能性があるか否かを判定し、接触する可能性がある場合には、電子制御ブレーキシステム70に自動ブレーキ制御を実行させる。自動ブレーキ制御は、運転者のブレーキペダルの踏み込み操作によらずに、車両の各車輪に制動力を自動的に付与する制御である。これにより、自動運転制御中において車両の接触を未然に回避することが可能となっている。
タイヤ状態判定部361は、車両のタイヤの状態を検出するとともに、検出されたタイヤの状態に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。具体的には、タイヤ状態判定部361は、タイヤの理想的な半径r1と、タイヤの実際の半径の平均値r2aとの偏差Δrに基づいてタイヤの摩耗量を推定する。タイヤの理想的な半径r1は、メーカ等により予め定められており、自動運転ECU36のメモリに記憶されている。また、タイヤ状態判定部361は、例えば以下の式f1を用いることにより、タイヤの実際の半径r2を演算する。
Figure 2018167645
「RG」は、回転センサ22の設置箇所から車両のドライブシャフトまでの減速比である。すなわち、本実施形態では、回転センサ22がエンジン21のクランクシャフトに設置されているため、減速比RGは、クランクシャフトからドライブシャフトまでの減速比に相当する。「V2」は、車両の実際の走行速度を示す。速度V2の単位は、「km/h」である。「Ns」は、回転センサ22により検出されるエンジン回転速度Ns、換言すればクランクシャフトの回転速度を示す。エンジン回転速度Nsの単位は「rpm」である。
ところで、車両の走行速度は、例えばドライブシャフトの回転速度とタイヤの理想的な半径r1とに基づいて演算することができる。しかしながら、このような演算方法を用いた場合、タイヤの摩耗の影響を考慮していないため、タイヤが摩耗すると、演算に用いられるタイヤの理想的な半径とタイヤの実際の半径との偏差が大きくなり、車両の実際の走行速度V2を検出することが困難となる。そのため、タイヤの摩耗の影響を受けない、実際の走行速度V2を検出する手段が必要である。
そこで、本実施形態のタイヤ状態判定部361は、カメラ31等を用いて車両の実際の走行速度V2を演算する。具体的には、タイヤ状態判定部361は、カメラ31により車両前方の画像データを周期的に取得するとともに、その連続する画像データ間の特徴点の対応関係に基づいて車両の実際の走行速度V2を演算する。なお、タイヤ状態判定部361は、カメラ31に限らず、例えばレーザ装置32やレーダ装置33により車両前方の物体を周期的に検出するとともに、検出される物体の連続する位置の対応関係に基づいて車両の実際の走行速度V2を演算してもよい。
タイヤ状態判定部361は、例えば図2に示されるようにタイヤの実際の半径r2を所定の周期で逐次演算する。この逐次演算されるタイヤの実際の半径r2は、車両の走行速度や路面状態等の影響により変動し易い。すなわち、逐次演算されるタイヤの実際の半径r2には誤差が生じ易い。そこで、タイヤ状態判定部361は、例えば現在の時刻が「t11」であるとすると、現在の時刻t11から所定時間T1前の時刻t10までの期間に演算されたタイヤの実際の半径の平均値r2aを演算する。このタイヤの実際の半径の平均値r2aは、タイヤが摩耗するほど、タイヤの理想的な半径r1から乖離することになる。すなわち、タイヤが摩耗するほど、「r1>r2a」の傾向が強くなる。
これを利用し、タイヤ状態判定部361は、タイヤの理想的な半径r1とタイヤの実際の半径の平均値r2aとからタイヤの摩耗量を推定する。具体的には、タイヤ状態判定部361は、タイヤの理想的な半径r1とタイヤの実際の半径の平均値r2aとの偏差Δr(=r1−r2a)を演算する。この偏差Δrは、タイヤの摩耗量と相関関係がある。そこで、タイヤ状態判定部361は、図2に示されるように、偏差Δrが所定値rth未満であることに基づいて、すなわちタイヤの摩耗量が所定量未満であることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であると判定する。また、タイヤ状態判定部361は、図3に示されるように、偏差Δrが所定値rth以上になることに基づいて、すなわちタイヤの摩耗量が所定量以上であることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。
自動運転ECU36は、このようなタイヤ状態判定部361の判定結果に基づいて自動運転制御を制限する。次に、図4及び図5を参照して、この自動運転ECU36により実行される処理の手順について具体的に説明する。図4は、車両が手動運転で操作されている場合に自動運転ECU36により所定の周期で繰り返し実行される処理である。
図4に示されるように、車両が手動運転で操作されている場合には、まず、タイヤ状態判定部361が、ステップS10の処理として、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。続いて、自動運転制御部360は、ステップS11の処理として、自動運転の開始操作が操作装置34に対して行われたか否かを判断する。自動運転制御部360は、ステップS11の処理で否定判断した場合には、すなわち自動運転の開始操作が操作装置34に対して行われていない場合には、一連の処理を一旦終了する。
自動運転制御部360は、ステップS11の処理で肯定判断した場合には、すなわち自動運転の開始操作が操作装置34に対して行われた場合には、ステップS12の処理として、タイヤ状態判定部361の判定結果に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判断する。自動運転制御部360は、ステップS12の判断処理で肯定判断した場合には、すなわちタイヤの状態が自動運転に適した状態である場合には、ステップS13の処理として、自動運転制御を開始する。この場合、車両の自動運転制御が通常通り実行される。
自動運転制御部360は、ステップS12の処理で否定判断した場合には、すなわちタイヤの状態が自動運転に適した状態でない場合には、ステップS14の処理として、自動運転制御を制限する。具体的には、自動運転制御部360は、自動運転機器80における動力機能、制動機能、及び操舵機能の少なくとも一つの機能を制限する。動力機能は、エンジン21やトランスミッション等の車両の動力系に関連する機能を示す。制動機能は、ブレーキ装置や電子制御ブレーキシステム70等の車両の制動系に関連する機能を示す。操舵機能は、電動パワーステアリング装置60等の車両の操舵系に関連する機能を示す。
より詳細には、自動運転制御部360は、図6に示されるパターンP1〜P7のいずれかを実行する。図6に示される「制限なし」とは、該当する機能に対応する自動運転機器80に制限を設けずに実行することを意味する。図6に示される「制限あり」とは、該当する機能に対応する自動運転機器80の一部に制限を設けること、あるいは該当する機能に対応する自動運転機器80を停止させることを意味する。例えばパターンP5では動力機能に関して「制限あり」となっているが、その一例としては車両の走行速度に上限速度を設けた上でのエンジン21及びトランスミッションの自動制御が可能な状態である。あるいは、エンジン21及びトランスミッションの自動制御を禁止する、すなわち運転者の手動操作に切り替えることも可能な状態である。
なお、図6に示されるパターンP7では、動力機能、制動機能、及び操舵機能の全てが「制限あり」となっている。このパターンP7では、自動運転機器80における動力機能、制動機能、及び操舵機能の全てを禁止することにより、自動運転機器80の全ての機能を禁止してもよい。また、パターンP7では、例えば自動運転機器80における制動機能及び操舵機能を禁止しつつ、動力機能に制限を設けてもよい。一例としては、制動機能及び操舵機能に関しては運転者の手動操作に切り替え、且つ車両の走行速度に上限速度を設けた上でエンジン21及びトランスミッションを自動制御する。
次に、図5を参照して、車両が自動運転制御されている場合に自動運転ECU36により所定の周期で繰り返し実行される処理の手順について説明する。
図5に示されるように、タイヤ状態判定部361は、まず、ステップS20の処理として、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。続いて、自動運転制御部360は、ステップS21の処理として、タイヤ状態判定部361の判定結果に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判断する。自動運転制御部360は、ステップS21の処理で肯定判断した場合には、一連の処理を一旦終了する。すなわち、この場合には、自動運転制御部360は、自動運転制御を通常通りに実行する。
自動運転制御部360は、ステップS21の処理で否定判断した場合には、ステップS22の処理として、手動運転への権限移譲処理を行う。具体的には、自動運転制御部360は、表示装置における表示や、スピーカ装置から発せられる音声等により、自動運転から手動運転への切り替えを運転者に促すとともに、運転者による手動操作の準備が完了した時点で、自動運転制御から手動運転制御に切り替える。なお、自動運転制御部360は、ステップS22の処理として、自動運転制御を制限してもよい。自動運転制御を制限する方法としては、図4に示されるステップS14の処理と同様の方法を用いることができる。
以上説明した本実施形態の自動運転ECU36によれば、以下の(1)〜(6)に示される作用及び効果を得ることができる。
(1)自動運転制御部360は、タイヤ状態判定部361の判定結果に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定した場合には、自動運転制御を制限する。これにより、タイヤの状態が自動運転に適していないにも関わらず、車両の自動運転制御が通常通りに実行されることを回避できる。結果として、自動運転に適していないタイヤの状態により車両の自動運転に支障をきたす状況が生じ難くなるため、より適切に車両走行を維持することが可能となる。
(2)タイヤ状態判定部361は、タイヤの理想的な半径r1とタイヤの実際の半径の平均値r2aとの偏差Δrに基づいて、タイヤの摩耗量を検出する。そして、タイヤ状態判定部361は、偏差Δrが所定値rth以上であることに基づいて、すなわちタイヤの摩耗量が所定量以上であることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。これにより、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを容易に判定することができる。
(3)自動運転制御部360は、自動運転制御が開始される前に、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。これにより、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないにも関わらず自動運転制御が開始されるような状況を回避することができる。
(4)自動運転制御部360は、自動運転制御を実行している期間に、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。これにより、自動運転制御の実行中にタイヤの状態が自動運転に適さない状態になった場合に、その状況を反映した処理、具体的には手動運転への権限移譲処理、あるいは自動運転制御の制限が可能となる。
(5)自動運転制御部360は、図6のパターンP1〜P7に示されるように、自動運転制御の制限として、自動運転制御の機能の一部を制限する。具体的には、自動運転制御部360は、車両の動力機能、車両の制動機能、及び車両の操舵機能のうちの少なくとも一つの機能を制限する。これにより、自動運転制御が部分的に実行されるため、運転者の利便性を確保することができる。
(6)自動運転制御部360は、図6のパターンP7に示されるように、自動運転制御の制限として、自動運転制御の全ての機能を禁止する。これにより、タイヤの状態が自動運転に適していない状況では車両の自動運転が行われないため、より適切な車両走行を確保し易くなる。
(第1変形例)
次に、第1実施形態の自動運転ECU36の第1変形例について説明する。
車両が低速で走行している場合、カメラ31等を用いて演算される車両の実際の走行速度V2の誤差が大きくなる。
そこで、本変形例のタイヤ状態判定部361は、判定に用いられる走行区間における車両の実際の走行速度の平均値V2a等に条件を規定する。例えば、タイヤ状態判定部361は、車両の実際の走行速度の平均値V2aが所定速度以上であることを条件に、式f1を用いてタイヤの実際の半径r2を演算する。
あるいは、タイヤ状態判定部361は、偏差Δrに係数を乗算することにより、偏差Δrを補正してもよい。係数は、車両の実際の走行速度V2に応じて変化する値である。係数と速度V2との関係は予め実験等により求められており、それらの関係を示すマップが自動運転ECU36のメモリに記憶されている。タイヤ状態判定部361は、メモリに記憶されているマップに基づいて、車両の実際の走行速度V2から係数を演算する。
このような構成によれば、より高い精度で車両の実際の走行速度V2を演算することができるため、結果的にタイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを、より的確に判定することが可能となる。
なお、車両の実際の走行速度V2が所定値以下であって、且つ車両の理想的な走行速度V1が所定値以上である場合、すなわち整備場等のローラ上試験、並びに雪道や泥道等でのホイールスピンの可能性が高い場合には、タイヤ劣化判定のための演算にこれを含めない。車両の実際の走行速度V2に対して設定される所定値は、ほぼ零に設定されている。また、車両の理想的な走行速度V1は、例えば車軸の回転速度とタイヤの理想的な半径とから求めることができる。
または、ローラ上試験の際は、外部通信機器との認証により、タイヤ劣化判定演算にこれを含めない処理をしてもよい。
(第2変形例)
次に、第1実施形態の自動運転ECU36の第2変形例について説明する。
路面状態や外気温等の環境因子によっても、車両の実際の走行速度V2の誤差が大きくなる状況が考えられる。そこで、路面状態や外気温に応じて、偏差Δrに乗算される係数を変化させてもよい。
具体的には、図1に破線で示されるように、車両システム10は、レインセンサ37、及び外気温センサ38を更に備えている。レインセンサ37は、車両の窓ガラス等に付着する雨滴量を検出するとともに、検出された雨滴量に応じた信号を出力する。外気温センサ38は、車室外の空気の温度である外気温を検出するとともに、検出された外気温に応じた信号を出力する。タイヤ状態判定部361は、レインセンサ37により検出される雨滴量、あるいは外気温センサ38により検出される外気温に基づいて、係数を演算する。係数と雨滴量との関係、あるいは係数と外気温との関係は予め実験等により求められており、それらの関係を示すマップが自動運転ECU36のメモリに記憶されている。例えば雨滴量が所定量以上になると、路面が濡れた状態となるため、車両がスリップし易い状況となる。このような状況では、タイヤの実際の半径r2が小さめに見積もられるため、係数は「1」よりも大きい値に設定される。タイヤ状態判定部361は、メモリに記憶されているマップに基づいて、雨滴量あるいは外気温から係数を演算する。
なお、タイヤ状態判定部361は、雨滴量あるいは外気温に基づいてタイヤの実際の半径r2の演算誤差が小さい状況であるか否かを判定し、タイヤの実際の半径r2の演算誤差が小さい状況でのみ、式f1を用いてタイヤの実際の半径r2を演算してもよい。
このような構成によれば、より高い精度で車両の実際の走行速度V2を演算することができるため、結果的にタイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを、より的確に判定することが可能となる。
(第3変形例)
次に、第1実施形態の自動運転ECU36の第3変形例について説明する。
本変形例のタイヤ状態判定部361は、タイヤの交換時にタイヤの実際の半径の平均値r2aを演算する。具体的には、操作装置34には、タイヤ交換が行われた際に操作されるスイッチ等が設けられている。タイヤ状態判定部361は、このスイッチ等の操作情報に基づいて、タイヤの交換時期を検出する。タイヤ状態判定部361は、タイヤの交換を検出した時点から所定時間が経過するまでの期間、あるいは車両が所定距離だけ走行する期間、タイヤの実際の半径r2を所定の周期で演算する。そして、タイヤ状態判定部361は、演算されたタイヤの実際の半径の平均値r2aをタイヤの理想的な半径r1としてメモリに記憶する。
このような構成であっても、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを容易に判定することができる。
(第4変形例)
次に、第1実施形態の自動運転ECU36の第4変形例について説明する。
本変形例のタイヤ状態判定部361は、車両の理想的な走行速度V1と、車両の実際の走行速度の平均値V2aとの偏差ΔVに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。具体的には、タイヤ状態判定部361は、以下の式f2に基づいて、車両の理想的な走行速度V1を演算する。
Figure 2018167645
また、タイヤ状態判定部361は、カメラ31等を用いて車両の実際の走行速度V2を演算する。具体的には、タイヤ状態判定部361は、カメラ31により車両前方の画像データを周期的に取得するとともに、その連続する画像データ間の特徴点の対応関係に基づいて車両の実際の走行速度V2を演算する。なお、タイヤ状態判定部361は、カメラ31に限らず、例えばレーザ装置32やレーダ装置33により車両前方の物体を周期的に検出するとともに、検出される物体の連続する位置の対応関係に基づいて車両の実際の走行速度V2を演算してもよい。
タイヤ状態判定部361は、例えば図7に示されるように車両の理想的な走行速度V1及び車両の実際の走行速度V2を所定の周期で逐次演算する。そして、タイヤ状態判定部361は、例えば現在の時刻が「t11」であるとすると、現在の時刻t11から所定時間T1前の時刻t10までの期間における車両の理想的な走行速度の平均値V1a、及び車両の実際の走行速度の平均値V2aを演算する。この車両の実際の走行速度の平均値V2aは、タイヤが摩耗するほど、図8に示されるように車両の理想的な走行速度の平均値V1aから乖離することになる。すなわち、タイヤが摩耗するほど、「V1a>V2a」の傾向が強くなる。
タイヤ状態判定部361は、車両の理想的な走行速度の平均値V1aと車両の実際の走行速度の平均値V2aとの偏差ΔV(=V1a−V2a)を演算する。この偏差ΔVは、タイヤの摩耗量と相関関係のある値である。タイヤ状態判定部361は、偏差ΔVが所定値Vth未満であることに基づいて、すなわちタイヤの摩耗量が所定量未満であることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であると判定する。また、タイヤ状態判定部361は、偏差ΔVが所定値Vth以上であることに基づいて、すなわちタイヤの摩耗量が所定量以上であることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。
なお、タイヤ状態判定部361は、上記の第1〜第3変形例に準じた処理を行ってもよい。すなわち、タイヤ状態判定部361は、タイヤ交換の際に車両の実際の走行速度の平均値V2aを演算するとともに、演算された車両の実際の走行速度の平均値V2aを車両の理想的な走行速度の平均値V1aとして用いてもよい。また、タイヤ状態判定部361は、判定に用いられる走行区間における車両の実際の走行速度の平均値V2a等に基づいて、タイヤの実際の半径r2の演算を制限してもよいし、偏差ΔVを補正してもよい。あるいは、タイヤ状態判定部361は、レインセンサ37により検出される雨滴量や、外気温センサ38により検出される外気温に基づいて、タイヤの実際の半径r2の演算を制限してもよいし、偏差ΔVを補正してもよい。
このような構成であっても、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを容易に判定することができる。
(第5変形例)
次に、第1実施形態の自動運転ECU36の第5変形例について説明する。
本変形例のタイヤ状態判定部361は、車両の理想的な走行距離d1と、車両の実際の走行距離の平均値d2aとの偏差に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。具体的には、タイヤ状態判定部361は、以下の式f3に基づいて、車両の理想的な走行距離d1を演算する。
Figure 2018167645
なお、「V1」は、式f2により演算される車両の理想的な走行速度である。
また、タイヤ状態判定部361は、以下の式f4に基づいて、車両の実際の走行距離d2を演算する。
Figure 2018167645
なお、「V2」は、カメラ31等を用いて演算される車両の実際の走行距離d2である。
タイヤ状態判定部361は、車両の理想的な走行距離d1及び車両の実際の走行距離d2を所定の周期で逐次演算する。そして、タイヤ状態判定部361は、例えば現在の時刻から所定時間前の時刻までの期間における車両の理想的な走行距離の平均値d1a、及び車両の実際の走行距離の平均値d2aを演算する。この車両の実際の走行距離の平均値d2aは、タイヤが摩耗するほど、車両の理想的な走行距離の平均値d1aから乖離することになる。すなわち、タイヤが摩耗するほど、「d1a>d2a」の傾向が強くなる。
タイヤ状態判定部361は、車両の理想的な走行距離の平均値d1aと車両の実際の走行距離の平均値d2aとの偏差Δd(=d1a−d2a)を演算する。この偏差Δdは、タイヤの摩耗量と相関関係がある。タイヤ状態判定部361は、偏差Δdが所定値未満であることに基づいて、すなわちタイヤの摩耗量が所定量未満であることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であると判定する。また、タイヤ状態判定部361は、偏差Δdが所定値以上であることに基づいて、すなわちタイヤの摩耗量が所定量以上であることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。
なお、タイヤ状態判定部361は、上記の第1〜第3変形例に準じた処理を行ってもよい。すなわち、タイヤ状態判定部361は、タイヤ交換の際に車両の実際の走行距離の平均値d2aを演算するとともに、演算された車両の実際の走行距離の平均値d2aを車両の理想的な走行距離の平均値d1aとして用いてもよい。また、タイヤ状態判定部361は、判定に用いられる走行区間における車両の実際の走行距離の平均値d2a等に基づいて、タイヤの実際の半径r2の演算を制限してもよいし、偏差Δdを補正してもよい。あるいは、タイヤ状態判定部361は、レインセンサ37により検出される雨滴量や、外気温センサ38により検出される外気温に基づいて、タイヤの実際の半径r2の演算を制限してもよいし、偏差Δdを補正してもよい。
このような構成であっても、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを容易に判定することができる。
(第6変形例)
次に、第1実施形態の自動運転ECU36の第6変形例について説明する。
例えばタイヤ交換の際にインチアップ等によりタイヤの理想的な半径r1が変化する可能性がある。そこで、本変形例の自動運転ECU36は、タイヤの理想的な半径r1に係数を乗算することにより、タイヤの理想的な半径r1を補正する。
具体的には、図1に破線で示されるように、車両システム10は、認証機器39を更に備えている。認証機器39は、タイヤやホイールに設けられた認証情報を読み込むことにより、タイヤの直径φaやタイヤの種類等の情報を取得するための機器である。認証情報は、例えばバーコードである。認証機器39により読み込まれた情報は、自動運転ECU36に送信される。自動運転ECU36は、認証機器39から送信される情報に基づいて、タイヤの直径φa等の情報を取得する。自動運転ECU36は、タイヤの半径の基準値φbをタイヤの直径φaにより除算することにより係数を演算する。
このような構成であれば、より高い精度でタイヤの理想的な半径r1を演算することができるため、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを、より的確に判定することができる。
<第2実施形態>
次に、自動運転ECU36の第2実施形態について説明する。以下、第1実施形態の自動運転ECU36との相違点を中心に説明する。
図1に破線で示されるように、本実施形態の車両システム10は、空気圧センサ40を更に備えている。空気圧センサ40は、車両の各タイヤの空気圧Ptを検出するとともに、検出された空気圧Ptに応じた信号を自動運転ECU36に出力する。自動運転ECU36は、空気圧センサ40により検出される各タイヤの空気圧Ptに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。
具体的には、車両が手動運転で操作されている場合、自動運転ECU36は、図4に示される処理に代えて、図9に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。図9に示されるように、自動運転ECU36がステップS11の処理で肯定判断した場合、すなわち自動運転の開始操作が操作装置34に対して行われた場合には、タイヤ状態判定部361が、ステップS30の処理として、全てのタイヤの空気圧Ptが「Pt1≦Pt≦Pt2」なる関係を満たしているか否かを判定する。なお、所定値Pt1,Pt2は、予め設定されている値であり、自動運転ECU36のメモリに記憶されている。
タイヤ状態判定部361は、ステップS30の処理で肯定判断した場合には、タイヤの状態が自動運転に適した状態であると判定する。この場合、自動運転制御部360は、ステップS13の処理として、自動運転制御を開始する。
タイヤ状態判定部361は、ステップS30の処理で否定判断した場合には、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。この場合、自動運転制御部360は、ステップS14の処理として、自動運転制御を制限する。
自動運転ECU36は、車両が自動運転で操作されている場合、図5に示される処理に代えて、図10に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。図10に示される処理では、まず、タイヤ状態判定部361が、ステップS40の処理として、全てのタイヤの空気圧Ptが「Pt1≦Pt≦Pt2」なる関係を満たしているか否かを判定する。タイヤ状態判定部361がステップS40の処理で肯定判断した場合には、すなわちタイヤの状態が自動運転に適した状態である場合には、自動運転ECU36は一連の処理を一旦終了する。
タイヤ状態判定部361がステップS40の処理で否定判断した場合には、すなわちタイヤの状態が自動運転に適した状態でない場合には、自動運転制御部360は、ステップS22の処理として、手動運転への権限移譲処理、あるいは自動運転制御の制限を行う。
以上説明した本実施形態の自動運転ECU36によれば、第1実施形態による(1),(3)〜(6)の作用及び効果に加え、以下の(7)に示される作用及び効果を得ることができる。
(7)タイヤ状態判定部361は、タイヤの空気圧Ptを検出するとともに、タイヤの空気圧Ptが所定の範囲から外れることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。これにより、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを容易に判定することができる。
<第3実施形態>
次に、自動運転ECU36の第3実施形態について説明する。以下、第1実施形態の自動運転ECU36との相違点を中心に説明する。
本実施形態の操作装置34には、タイヤ交換が行われた際に操作されるスイッチ等が設けられている。自動運転ECU36は、このスイッチの操作情報に基づいて、タイヤの交換時期を検出するとともに、検出された交換時期をタイヤの使用開始時期と判断する。自動運転ECU36は、タイヤの使用開始時期からの経過時間に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。
具体的には、車両が手動運転で操作されている場合、自動運転ECU36は、図4に示される処理に代えて、図11に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。図11に示されるように、タイヤ状態判定部361は、まず、ステップS50の処理として、タイヤの使用が開始されたか否かを判定する。タイヤ状態判定部361は、ステップS50の処理で肯定判断した場合には、すなわちタイヤの使用が開始された場合には、ステップS51の処理として、計測時間Tmをリセットする。
タイヤ状態判定部361は、ステップS51の処理を実行した後、ステップS52の処理として、計測時間Tmのカウント処理を行う。また、タイヤ状態判定部361は、ステップS50の処理で否定判定した場合にも、すなわちタイヤの使用中である場合にも、ステップS52の処理として、計測時間Tmのカウント処理を行う。すなわち、計測時間Tmは、タイヤの使用が開始された時点からの経過時間に相当する。
自動運転制御部360は、ステップS52に続いて、ステップS11の処理として、自動運転の開始操作が行われたか否かを判断する。自動運転制御部360がステップS11の処理で肯定判断した場合には、すなわち自動運転の開始操作が行われた場合には、タイヤ状態判定部361は、ステップS53の処理として、計測時間Tmが所定時間Tth以下であるか否かを判断する。
タイヤ状態判定部361は、ステップS53の処理で肯定判断した場合には、すなわち計測時間Tmが所定時間Tth以下である場合には、タイヤの状態が自動運転に適した状態であると判定する。この場合、自動運転制御部360は、ステップS13の処理として、自動運転制御を開始する。
タイヤ状態判定部361は、ステップS53の処理で否定判断した場合には、すなわち計測時間Tmが所定時間Tthを超えている場合には、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。この場合、自動運転制御部360は、ステップS14の処理として、自動運転制御を制限する。
自動運転ECU36は、車両が自動運転で操作されている場合、図5に示される処理に代えて、図12に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。図12に示される処理では、まず、タイヤ状態判定部361が、ステップS60の処理として、計測時間Tmのカウント処理を行うとともに、ステップS61の処理として、計測時間Tmが所定時間Tth以下であるか否かを判断する。タイヤ状態判定部361がステップS61の処理で肯定判断した場合には、すなわちタイヤの状態が自動運転に適した状態である場合には、自動運転ECU36は一連の処理を一旦終了する。
タイヤ状態判定部361がステップS61の処理で否定判断した場合には、すなわちタイヤの状態が自動運転に適した状態でない場合には、自動運転制御部360は、ステップS22の処理として、手動運転への権限移譲処理、あるいは自動運転制御の制限を行う。
以上説明した本実施形態の自動運転ECU36によれば、第1実施形態による(1),(3)〜(6)の作用及び効果に加え、以下の(8)に示される作用及び効果を得ることができる。
(8)タイヤ状態判定部361は、タイヤの使用開始時期から所定時間Tthが経過していることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。これにより、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを容易に判定することができる。
<第4実施形態>
次に、自動運転ECU36の第4実施形態について説明する。以下、第3実施形態の自動運転ECU36との相違点を中心に説明する。
本実施形態の自動運転ECU36は、タイヤの使用開始時期からの車両の走行距離に基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する。
具体的には、車両が手動運転で操作されている場合、自動運転ECU36は、図11に示される処理に代えて、図13に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。図13に示されるように、タイヤ状態判定部361は、ステップS50の処理で肯定判断した場合には、すなわちタイヤの使用が開始された場合には、ステップS70の処理として、計測距離dmをリセットする。
タイヤ状態判定部361は、ステップS70の処理を実行した場合、ステップS71の処理として、計測距離dmのカウント処理を行う。この計測距離dmのカウント処理は、例えば第1実施形態の第5変形例の式f3を利用して行われる。また、タイヤ状態判定部361は、ステップS50の処理で否定判定した場合にも、すなわちタイヤの使用中である場合にも、ステップS71の処理として、計測距離dmのカウント処理を行う。すなわち、計測距離dmは、タイヤの使用が開始された時点からの車両の走行距離に相当する。
自動運転制御部360は、ステップS71に続いて、ステップS11の処理として、自動運転の開始操作が行われたか否かを判断する。自動運転制御部360がステップS11の処理で肯定判断した場合には、すなわち自動運転の開始操作が行われた場合には、タイヤ状態判定部361は、ステップS72の処理として、計測距離dmが所定距離dth以下であるか否かを判断する。
タイヤ状態判定部361は、ステップS72の処理で肯定判断した場合には、すなわち計測距離dmが所定距離dth以下である場合には、タイヤの状態が自動運転に適した状態であると判定する。この場合、自動運転制御部360は、ステップS13の処理として、自動運転制御を開始する。
タイヤ状態判定部361は、ステップS72の処理で否定判断した場合には、すなわち計測距離dmが所定距離dthを超えている場合には、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。この場合、自動運転制御部360は、ステップS14の処理として、自動運転制御を制限する。
自動運転ECU36は、車両が自動運転で操作されている場合、図12に示される処理に代えて、図14に示される処理を所定の周期で繰り返し実行する。図14に示される処理では、まず、タイヤ状態判定部361が、ステップS80の処理として、計測時間Tmのカウント処理を行うとともに、ステップS81の処理として、計測距離dmが所定距離dth以下であるか否かを判断する。タイヤ状態判定部361がステップS81の処理で肯定判断した場合には、すなわちタイヤの状態が自動運転に適した状態である場合には、自動運転ECU36は一連の処理を一旦終了する。
タイヤ状態判定部361がステップS81の処理で否定判断した場合には、すなわちタイヤの状態が自動運転に適した状態でない場合には、自動運転制御部360は、ステップS22の処理として、手動運転への権限移譲処理、あるいは自動運転制御の制限を行う。
以上説明した本実施形態の自動運転ECU36によれば、第3実施形態による(8)に代わる作用及び効果として、以下の(9)に示される作用及び効果を得ることができる。
(9)タイヤ状態判定部361は、タイヤの使用開始時から車両が所定距離dthだけ走行していることに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。これにより、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを容易に判定することができる。
<第5実施形態>
次に、自動運転ECU36の第5実施形態について説明する。以下、第1実施形態の自動運転ECU36との相違点を中心に説明する。
図15に示されるように、本実施形態のタイヤ状態判定部361は、まず、ステップS90の処理として、操作装置34のスイッチの操作情報に基づいて、タイヤ交換が行われたか否かを判断する。タイヤ状態判定部361は、ステップS90の処理で肯定判断した場合には、すなわちタイヤ交換が行われた場合には、ステップS91の処理として、タイヤの認証を行う。具体的には、タイヤ状態判定部361は、図1に示される認証機器39を通じてタイヤの種類等の情報を取得するとともに、取得したタイヤの種類が所定の種類のタイヤであるか否かの認証を行う。所定の種類のタイヤは、自動運転車両用の認定を受けたタイヤ、例えばランフラットタイヤである。
自動運転制御部360は、ステップS91に続いて、ステップS11の処理として、自動運転の開始操作が行われたか否かを判断する。自動運転制御部360がステップS11の処理で肯定判断した場合には、すなわち自動運転の開始操作が行われた場合には、タイヤ状態判定部361が、ステップS92の処理として、車両に装着されているタイヤの種類が自動運転用のタイヤであるか否かを判断する。タイヤ状態判定部361は、例えばステップS91の処理で認証されたタイヤの種類がランフラットタイヤである場合には、車両に装着されているタイヤの種類が自動運転用のタイヤであると判断する。すなわち、タイヤ状態判定部361は、タイヤの状態が自動運転に適した状態であると判定する。この場合、自動運転制御部360は、ステップS13の処理として、自動運転制御を開始する。
タイヤ状態判定部361は、ステップS92の処理で否定判断した場合には、すなわち車両に装着されているタイヤの種類が自動運転用のタイヤでない場合には、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。この場合、自動運転制御部360は、ステップS14の処理として、自動運転制御を制限する。
以上説明した本実施形態の自動運転ECU36によれば、第1実施形態による(1),(5),(6)に示される作用及び効果に加え、以下の(10)に示される作用及び効果を得ることができる。
(10)タイヤ状態判定部361は、タイヤの種類が所定のタイヤの種類でないことに基づいて、タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する。所定のタイヤの種類は、自動運転車両用に認定を受けたタイヤ、例えばランフラットタイヤである。これにより、タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを容易に判定することができる。
<他の実施形態>
なお、各実施形態は、以下の形態にて実施することもできる。
・第1実施形態のタイヤ状態判定部361は、偏差Δrに代えて、タイヤの理想的な半径r1とタイヤの実際の半径の平均値r2aとの比率を用いてもよい。同様に、第1実施形態の第4変形例のタイヤ状態判定部361は、偏差ΔVに代えて、車両の理想的な走行速度の平均値V1aと、車両の実際の走行速度の平均値V2aとの比率を用いてもよい。また、第1実施形態の第5変形例のタイヤ状態判定部361は、偏差Δdに代えて、車両の理想的な走行距離の平均値d1aと、車両の実際の走行距離の平均値d2aとの比率を用いてもよい。
・第2実施形態の自動運転ECU36では、各タイヤの空気圧Ptの検出方法を適宜変更してもよい。例えば「米国特許出願公開第2014/0327535号明細書」に記載されている方法を用いて各タイヤの空気圧Ptが自動運転に適していない状態であることを検出してもよい。より具体的には、図1に示すように、タイヤ状態判定部361にて空気圧センサ40にて検出されたタイヤ空気圧から演算したタイヤ半径と、車輪速センサ41にて検出された車輪速と、GPS42にて検出された位置情報と、慣性センサ43にて検出された加速度等の慣性情報とを所定の物理モデルに入力することで演算したタイヤ半径とを比較し、比較結果に基づいてタイヤの空気圧が自動運転に適しているかどうかを判定するようにしてもよい。
・第3及び第4実施形態のタイヤ状態判定部361は、タイヤの使用開始時期に代えて、タイヤの製造時期を用いてもよい。この場合、タイヤ状態判定部361は、図1に示される認証機器39により取得されるタイヤの情報に基づいて、タイヤの製造時期を取得する。
・回転センサ22の位置は適宜変更可能である。例えば回転センサ22は、車両のドライブシャフトの回転速度を検出するものであってもよい。また、回転センサ22の設置箇所に応じて、減速比RGの値を適宜変更してもよい。さらに、タイヤ状態判定部361は、回転センサ22により検出される実際の回転速度とその理想値とを比較することにより、タイヤの摩耗量を推定してもよい。
・タイヤ状態判定部361は、GPS等を用いて車両の経時的な位置情報を取得するとともに、取得した車両の経時的な位置情報に基づいて車両の実際の走行速度V2や車両の実際の走行距離d2を検出してもよい。また、タイヤ状態判定部361は、GPS等を用いて検出された車両の実際の走行速度V2から式f1を用いてタイヤの実際の半径r2を演算してもよい。
・自動運転ECU36が提供する手段及び/又は機能は、実体的なメモリに記憶されたソフトウェア及びそれを実行するコンピュータ、ソフトウェアのみ、ハードウェアのみ、あるいはそれらの組み合わせにより提供することができる。例えば自動運転ECU36がハードウェアである電子回路により提供される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、又はアナログ回路により提供することができる。
・本開示は上記の具体例に限定されるものではない。上記の具体例に、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本開示の特徴を備えている限り、本開示の範囲に包含される。前述した各具体例が備える各要素、及びその配置、条件、形状等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。前述した各具体例が備える各要素は、技術的な矛盾が生じない限り、適宜組み合わせを変えることができる。
36:自動運転ECU(自動運転制御装置)
360:自動運転制御部
361:タイヤ状態判定部

Claims (13)

  1. 車両の自動運転制御を実行する自動運転制御部(360)と、
    タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定するタイヤ状態判定部(361)と、を備え、
    前記自動運転制御部は、
    前記タイヤ状態判定部の判定結果に基づいて、前記タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定した場合には、前記自動運転制御を制限する
    自動運転制御装置。
  2. 前記タイヤ状態判定部は、
    前記タイヤの摩耗量が所定量以上であることに基づいて、前記タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する
    請求項1に記載の自動運転制御装置。
  3. 前記タイヤ状態判定部は、
    前記タイヤの空気圧が所定の範囲から外れていることに基づいて、前記タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する
    請求項1に記載の自動運転制御装置。
  4. 前記タイヤ状態判定部は、
    前記タイヤの製造時期から所定時間が経過していること、または前記タイヤの使用開始時期から所定時間が経過していることに基づいて、前記タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する
    請求項1に記載の自動運転制御装置。
  5. 前記タイヤ状態判定部は、
    前記タイヤの製造時から前記車両が所定距離だけ走行していること、あるいは前記タイヤの使用開始時から前記車両が所定距離だけ走行していることに基づいて、前記タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する
    請求項1に記載の自動運転制御装置。
  6. 前記タイヤ状態判定部は、
    前記タイヤの種類が所定のタイヤの種類でないことに基づいて、前記タイヤの状態が自動運転に適した状態でないと判定する
    請求項1に記載の自動運転制御装置。
  7. 前記所定のタイヤの種類は、自動運転車両用に認定を受けたタイヤである
    請求項6に記載の自動運転制御装置。
  8. 前記所定のタイヤの種類は、ランフラットタイヤである
    請求項6に記載の自動運転制御装置。
  9. 前記自動運転制御部は、
    前記自動運転制御を開始する前に、前記タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。
  10. 前記自動運転制御部は、
    前記自動運転制御を実行している期間に、前記タイヤの状態が自動運転に適した状態であるか否かを判定する
    請求項1〜8のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。
  11. 前記自動運転制御部は、
    前記自動運転制御の制限として、前記自動運転制御の機能の一部を制限する
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。
  12. 前記自動運転制御部は、
    前記自動運転制御の制限として、前記車両の動力機能、前記車両の制動機能、及び前記車両の操舵機能のうちの少なくとも一つの機能を制限する
    請求項11に記載の自動運転制御装置。
  13. 前記自動運転制御部は、
    前記自動運転制御の制限として、前記自動運転制御を禁止する
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の自動運転制御装置。
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