JP2018163113A - 駐車支援方法およびそれを利用した駐車支援装置、移動制御装置、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】車両を駐車させる場合において他の車両の走行に与える影響を低減する技術を提供する。【解決手段】特定部76は、車両100の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定する。推定部70は、車両100を他の車両が通り過ぎる場合における他の車両の走行予定経路を推定する。選択部78は、特定部76において特定した駐車経路のうち、推定部70において推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択する。検出情報入力部52は、車両100に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつける。コマンド出力部55は、特定部76において特定した駐車経路に沿った移動の指示と、検出情報入力部52が検出情報を受けつけた場合に、選択部78において選択した部分での停車の指示とを、車両100の移動を制御する移動制御装置30に出力する。【選択図】図2
Description
本発明は、車両における駐車支援方法およびそれを利用した駐車支援装置、移動制御装置、プログラムに関する。
駐車支援装置は、車両の駐車位置の設定を支援する。例えば、駐車支援装置は、自車両の出庫時における駐車スペースの周囲スペースを推定してから、周囲スペースにおいて自車両が出庫可能か否かを判定した結果をもとに駐車位置の設定を支援する。この駐車支援装置に対して、他の車両の移動を可能な限り妨げずに自車両のスムーズな入庫を行うことが求められる。そのため、駐車行動に入る前に、互いの進行方向を車車間通信で確認し、入庫優先度と待機位置を決定する。
しかしながら、自動駐車制御が始まってしまうと、他の車両が近づいてきても、ユーザがブレーキ操作をしなければ、駐車が完了するまで途中で止まらない。そのため、本車両の駐車が完了するまで、他の車両の走行の妨げになる。
本発明はこうした状況に鑑みなされたものであり、その目的は、車両を駐車させる場合において他の車両の走行に与える影響を低減する技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の駐車支援装置は、車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定する特定部と、車両を他の車両が通り過ぎる場合における他の車両の走行予定経路を推定する推定部と、特定部において特定した駐車経路のうち、推定部において推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択する選択部と、車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつける入力部と、特定部において特定した駐車経路に沿った移動の指示と、入力部が検出情報を受けつけた場合に、選択部において選択した部分での停車の指示とを、車両の移動を制御する移動制御装置に出力する出力部と、を備える。
本発明の別の態様は、移動制御装置である。この装置は、車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定する特定部と、車両を他の車両が通り過ぎる場合における他の車両の走行予定経路を推定する推定部と、特定部において特定した駐車経路のうち、推定部において推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択する選択部と、車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつける入力部と、特定部において特定した駐車経路に沿った移動の指示と、入力部が検出情報を受けつけた場合に、選択部において選択した部分での停車の指示とをもとに、車両の移動を制御する移動制御部と、を備える。
本発明のさらに別の態様は、駐車支援方法である。この方法は、車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定するステップと、車両を他の車両が通り過ぎる場合における他の車両の走行予定経路を推定するステップと、特定した駐車経路のうち、推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択するステップと、車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつけるステップと、特定した駐車経路に沿った移動の指示と、検出情報を受けつけた場合に、選択した部分での停車の指示とを、車両の移動を制御する移動制御装置に出力するステップと、を備える。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を装置、システム、方法、プログラム、プログラムを記録した記録媒体、本装置を搭載した車両などの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
本発明によれば、車両を駐車させる場合において他の車両の走行に与える影響を低減できる。
(実施の形態1)
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本実施の形態は、駐車を自動で実行する車両に関する。この車両では自動運転制御が可能であり、本実施の形態ではそのうちの自動駐車制御に着目する。ここでは、特に、車両の走行、制動、操舵を自動的に制御する自動運転制御装置に対して、駐車に関する指示を出力する駐車支援装置に関する。自動駐車制御では、車両の駐車の動作を開始させる位置(以下、「駐車開始位置」という)から、最終的に車両を駐車すべき位置(以下、「最終駐車位置」)までの駐車の動作において走行すべき経路(以下、「駐車経路」という)が導出される。車両は、駐車経路を最終駐車位置まで走行し、最終駐車位置で停止する。
本発明を具体的に説明する前に、概要を述べる。本実施の形態は、駐車を自動で実行する車両に関する。この車両では自動運転制御が可能であり、本実施の形態ではそのうちの自動駐車制御に着目する。ここでは、特に、車両の走行、制動、操舵を自動的に制御する自動運転制御装置に対して、駐車に関する指示を出力する駐車支援装置に関する。自動駐車制御では、車両の駐車の動作を開始させる位置(以下、「駐車開始位置」という)から、最終的に車両を駐車すべき位置(以下、「最終駐車位置」)までの駐車の動作において走行すべき経路(以下、「駐車経路」という)が導出される。車両は、駐車経路を最終駐車位置まで走行し、最終駐車位置で停止する。
このような自動駐車制御の実行中に他の車両が近づいてきた場合、当該他の車両の走行を妨げないことが好ましい。そのために、本実施の形態に係る駐車支援装置は、例えば、次の3つの処理を実行する。1つ目の処理では、自動駐車制御を開始する際に、他の車両の有無によって駐車経路が変更される。他の車両が存在しない場合、駐車支援装置は、他の車両の通行を妨げるような本車両が優先の駐車経路を選択する。一方、他の車両が存在すれば、駐車支援装置は、他の車両が通行可能な道幅を空けるような他の車両が通行可能な駐車経路を選択する。2つ目の処理では、自動駐車制御中に他の車両が通行可能な位置に進入してきた場合、逐次、他の車両の接近を確認し、接近してくれば、待機行動に移り、他の車両の通行を優先させる。特に、待機行動において、他の車両が通行できる道幅を確保する。3つ目の処理では、自動駐車が待機中もしくは駐車完了であること、通行できる道幅があることを他の車両に知らせる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する各実施の形態は一例であり、本発明はこれらの実施の形態により限定されるものではない。
図1(a)−(b)は、実施の形態1に係る車両100の駐車の概要を示し、これらは、車両100が駐車すべき駐車場200を示す。駐車場200には、複数の駐車領域210が配置されており、いくつかの駐車領域210には他の車両が既に駐車されているが、残りの駐車領域210には他の車両が駐車されておらず空きになっている。車両100は、センサ等を使用しながら空きの駐車領域210の探索し、空きの駐車領域210を検出すると、そこに自動的に駐車する。図1(a)では、車両100は、自動駐車制御によって、駐車開始位置220から切り返し位置222に移動し、切り返し位置222において切り返してから最終駐車位置224に移動する。ここで、車両100の後方から他車両110が走行してきた場合、他車両110が車両100を通り過ぎるために走行すると予定される経路は「走行予定経路」とよばれ、矢印で示される。
図1(b)では、車両100は、自動駐車制御によって、駐車開始位置220から第1切り返し位置222aに移動し、第1切り返し位置222aにおいて切り返してから第2切り返し位置222bに移動する。また、車両100は、第2切り返し位置222bにおいて切り返してから第3切り返し位置222cに移動する。さらに、車両100は、第3切り返し位置222cから最終駐車位置224に移動する。ここでも、他車両110の走行予定経路は矢印で示される。図1(a)と比較して、図1(b)の駐車経路は走行予定経路にはみ出す部分が小さい。一方、図1(a)と比較して、図1(b)の駐車経路では、切り返し回数が多い。このように車両100の駐車経路には複数の種類があり、駐車経路ごとに他車両110の走行に与える影響が異なる。
図2は、実施の形態1に係る車両100の構成を示し、特に自動運転車両に関する構成を示す。車両100は、検出部20、移動制御装置30、駐車支援装置40、車外向け表示装置92を含む。駐車支援装置40は、制御部41、検出情報入力部52、コマンド出力部55、表示制御部90を含み、制御部41は、推定部70、導出部72、監視部74、特定部76、選択部78、処理部80を含む。車両100は、自動運転モードで走行可能であるが、ここでは自動駐車を説明の対象にする。図2に示す各装置の間は、専用線あるいはCAN(Controller Area Network)等の有線通信で接続されてもよい。また、USB(Universal Serial Bus)、Ethernet(登録商標)、Wi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)等の有線通信または無線通信で接続されてもよい。
検出部20は、車両100の周囲状況および走行状態を検出する。検出部20は、例えば、車両100の位置情報、車両100の周辺の障害物、他車両110の存在を検出する。検出部20は、検出した各種情報(以下、「検出情報」という)を駐車支援装置40に出力する。検出部20は、位置情報取得部21、センサ22、地図情報取得部24を含む。なお、地図情報取得部24は、車両に搭載されるセンサ等で周囲環境をセンシングして地図に相当するものを作成する地図情報生成部(不図示)が備えられる場合には、地図情報生成部に置き換えてもよい。
位置情報取得部21は、GNSS(Global Navigation Satellite System(s))受信機から車両100の現在位置を取得する。センサ22は、車外の状況および車両100の状態を検出するための各種センサの総称である。車外の状況を検出するためのセンサとして例えばカメラ、ミリ波レーダ、LIDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)、ソナー、気温センサ、気圧センサ、湿度センサ、照度センサ等が搭載される。車外の状況は、車線情報を含む自車の走行する道路状況、天候を含む環境、自車周辺状況、近傍位置にある他車両(隣接車線を走行する他車両等)を含む。なお、センサ22が検出できる車外の情報であれば何でもよい。
また車両100の状態を検出するためのセンサ22として例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、地磁気センサ、傾斜センサ等が搭載される。特に、図1(a)−(b)の他車両110を検出するために、センサ22は、全周囲カメラと、移動体検知の組合せで実現されてもよい。ここで、移動体検知とは、オプティカルフローを使って画像のフレーム間の処理を行うことによって、物体の動きを検知する技術である。地図情報取得部24は、地図データベースから車両100の現在位置周辺の地図情報を取得する。地図データベースは、車両100内の記録媒体に記録されていてもよいし、使用時にネットワークを介して地図サーバからダウンロードしてもよい。なお、地図情報には、道路、交差点、駐車場に関する情報が含まれている。
検出情報入力部52は、検出部20による検出処理の結果であり、車両100の現在の周囲状況および走行状態を示す検出情報を検出部20から受信する。ここで、センサ22からの検出情報では、車両100の周辺の障害物、他車両110の存在が示される。また、位置情報取得部21からの検出情報では、位置情報が示されており、以下ではこのような検出情報を位置情報ということもある。また、地図情報取得部24からの検出情報では、駐車場200の地図情報が示されており、以下では、このような検出情報を地図情報ということもある。検出情報入力部52は、これらの情報を制御部41に出力する。
推定部70は、検出情報入力部52からの地図情報と位置情報とをもとに、車両100が駐車場200に存在することを認識する。この認識によって、以下に説明する処理が開始される。なお、乗員からの入力によって処理が開始されてもよい。推定部70は、駐車場200に存在する場合に、検出情報をもとに、地図情報に示された駐車領域210に他の車両等の障害物が存在するかを探索する。駐車領域210に対する検出情報に他の車両等の障害物の存在が示されていない場合、推定部70は、当該駐車領域210を空きの駐車領域210として特定する。推定部70は、特定した駐車領域210に駐車する車両100を他車両110が通り過ぎる場合における他車両110の走行予定経路を推定する。
図3(a)−(c)は、推定部70、導出部72における処理の概要を示す。図3(a)において、位置情報によって示される車両100によって、駐車領域210が特定されている。推定部70は、走行予定経路230として、車両100の側方を通り過ぎる経路を設定する。なお、走行予定経路230の設定は、他車両110が実際に存在しなくてもなされるので、走行予定経路230の推定であるともいえ、走行予定経路230の幅は、他車両110として想定しうる車両の車幅以上の値に設定される。図3(b)−(c)においても、車両100と駐車領域210が図3(a)と同様に示されており、走行予定経路230が推定される。図2に戻る。
導出部72は、推定部70において特定した駐車領域210への駐車経路の候補として、複数種類の候補を導出する。ここでは、説明を明瞭にするために、2種類の候補を導出するとする。図3(a)は、第1候補226を示す。導出部72は、駐車領域210の中に最終駐車位置224を特定する。例えば、導出部72は、駐車領域210の中央部分に最終駐車位置224を配置させる。ここで、最終駐車位置224の面積は車両100の面積に相当し、導出部72にとって既知である。導出部72は、車両100が走行可能な軌跡情報を予め保持しており、軌跡情報を使用しながら、駐車開始位置220から最終駐車位置224に続く第1候補226を導出する。
例えば、導出部72は、1回の切り返しだけで生成可能な候補を探索する。そのような、候補が存在する場合、導出部72は、当該候補を第1候補226として決定する。1回の切り返しだけで生成可能な候補が存在しない場合、切り返し回数を1回ずつ増加させながら生成可能な候補を探索する。そのため、第1候補226は、切り返し回数が最も少なくなる候補として生成される。これは、切り返し回数が相対的に少なくなるように導出されるともいえる。図3(a)における第1候補226は、駐車開始位置220から切り返し位置222に続き、切り返し位置222において切り返してから最終駐車位置224に到達する。このような第1候補226は、図1(a)と同様に、車両100にとって駐車が容易な経路であり、自車の車庫入れ優先の経路であるといえる。
図3(b)は、第2候補228を示す。導出部72は、切り返し回数を制限せず、走行予定経路230へのはみ出し面積が小さくなるような候補を第2候補228として生成する。これは、走行予定経路230へのはみ出し面積が相対的に小さくなるように導出されるともいえる。図3(b)における第2候補228は、駐車開始位置220から第1切り返し位置222aに続き、第1切り返し位置222aにおいて切り返してから第2切り返し位置222bに続く。また、第2候補228は、第2切り返し位置222bにおいて、切り返してから第3切り返し位置222cに続き、第3切り返し位置222cにおいて切り返してから最終駐車位置224に続く。第2候補228においては3回の切り返しがなされている。このような第2候補228は、図1(b)と同様に、他車両110の走行に当てる影響が小さい経路であり、他車両110の通過優先の経路であるといえる。図3(c)は、図3(b)と同様の第2候補228であるが、通路の幅が異なる。第2候補228の形状は同じであっても、通路の幅が異なれば、走行予定経路230へのはみ出し面積が異なる。図2に戻る。
監視部74は、検出情報入力部52からの検出情報をもとに、他車両110の存在を監視する。例えば、検出情報において、走行予定経路230の位置に障害物の存在が示されている場合、監視部74は、他車両110が存在すると判定する。なお、監視部74における他車両110の存在の監視は、自動駐車制御の開始タイミングから終了タイミングまで継続的になされている。そのため、監視部74は、他車両110が存在するか否かが示された判定結果を継続的に出力する。この判定結果に、他車両110の位置情報が含まれてもよい。
特定部76は、導出部72から第1候補226と第2候補228とを受けつける。特定部76は、自動駐車制御を開始するタイミングにおいて、監視部74からの判定結果が他車両110の非存在を示していた場合、第1候補226を駐車経路として選択する。他車両110が存在していなければ、駐車開始位置220から最終駐車位置224に到達するまでの駐車時間を短くするために、切り返しが少なく簡易な経路の方が好ましいからである。
一方、特定部76は、自動駐車制御を開始するタイミングにおいて、監視部74からの判定結果が他車両110の存在を示していた場合、第2候補228を駐車経路として選択する。他車両110が存在していれば、他車両110の走行に与える影響を小さくするために、走行予定経路230へのはみ出し面積が小さい方が好ましいからである。つまり、特定部76は、自動駐車制御を開始するタイミングにおいて、他車両110が存在するか否かに応じて、第1候補226あるいは第2候補228を駐車経路として特定する。
選択部78は、特定部76において特定した駐車経路のうち、推定部70において推定した走行予定経路230へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択する。図4(a)−(c)は、選択部78における処理の概要を示す。図4(a)は、特定部76において第1候補226を駐車経路240として選択した場合を示す。駐車経路240は、図3(a)の第1候補226と同様に、駐車開始位置220から、切り返し位置222を介して最終駐車位置224までの経路である。また、他車両110に対する走行予定経路230も示される。選択部78は、駐車経路240と走行予定経路230とを重ね合わせ、走行予定経路230に重ならない駐車経路240の部分を選択部分242として選択する。選択部分242は、駐車経路240において、走行予定経路230よりも駐車領域210側の部分であるといえる。
図4(b)は、特定部76において第2候補228を駐車経路240として選択した場合を示す。駐車経路240は、図3(b)の第2候補228と同様に、駐車開始位置220から、第1切り返し位置222a、第2切り返し位置222b、第3切り返し位置222cを介して最終駐車位置224までの経路である。選択部78は、図4(a)の場合と同様に、駐車経路240と走行予定経路230とを重ね合わせ、走行予定経路230に重ならない駐車経路240の部分を選択部分242として選択する。図4(c)は、特定部76において第2候補228を駐車経路240として選択した場合であって、かつ図3(c)の通路において選択した場合である。選択部78における処理はこれまでと同様である。図2に戻る。
処理部80は、特定部76からの駐車経路240と、検出情報入力部52からの位置情報とをもとに、駐車経路240上のどの部分に車両100が存在するかを順次確認する。処理部80は、確認結果に応じて、駐車経路240に沿った移動の指示が示されたコマンドを生成する。例えば、図4(a)において、位置情報が駐車開始位置220を示している場合、処理部80は、駐車経路240に沿って切り返し位置222に移動することを指示するためのコマンドを生成する。これは、右に曲がりながら前進するコマンドに相当する。位置情報が切り返し位置222を示している場合、処理部80は、移動方向を前進から後進に切りかえてから、駐車経路240に沿って最終駐車位置224に移動することを指示するためのコマンドを生成する。
また、図4(b)において、位置情報が駐車開始位置220を示している場合、処理部80は、駐車経路240に沿って第1切り返し位置222aに移動することを指示するためのコマンドを生成する。これは、前進するコマンドに相当する。位置情報が第1切り返し位置222aを示している場合、処理部80は、移動方向を前進から後進に切りかえてから、駐車経路240に沿って第2切り返し位置222bに移動することを指示するためのコマンドを生成する。これは、左に曲がりながら更新するコマンドに相当する。
位置情報が第2切り返し位置222bを示している場合、処理部80は、移動方向を後進から前進に切りかえてから、駐車経路240に沿って第3切り返し位置222cに移動することを指示するためのコマンドを生成する。これは、右に曲がりながら前進するコマンドに相当する。位置情報が第3切り返し位置222cを示している場合、処理部80は、移動方向を前進から後進に切りかえてから、駐車経路240に沿って最終駐車位置224に移動することを指示するためのコマンドを生成する。図2に戻る。処理部80は、生成したコマンドをコマンド出力部55に順次出力する。
コマンド出力部55は、移動制御装置30に対して自動駐車の態様を指示する制御コマンドを、制御部41から受けつけて移動制御装置30へ送信する。ここでは、特に、特定部76において特定した駐車経路240に沿った移動の指示を示すコマンドを移動制御装置30に出力する。
移動制御装置30は、自動運転制御機能を実装した自動運転コントローラであり、自動駐車における車両100の行動を決定する。なお、以下では、自動運転に関する説明を省略する。移動制御装置30の構成はハードウェア資源とソフトウェア資源の協働、またはハードウェア資源のみにより実現できる。ハードウェア資源としてプロセッサ、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、その他のLSIを利用でき、ソフトウェア資源としてオペレーティングシステム、アプリケーション、ファームウェア等のプログラムを利用できる。
移動制御装置30は、駐車支援装置40から入力した制御コマンド、検出部20あるいは各種ECUから収集した各種情報を自動駐車のアルゴリズムに適用して、車両100のアクセルスロットル開度、ステアリング舵角等の自動制御対象を制御するための制御値を算出する。移動制御装置30は算出した制御値を、各制御対象のECUまたはコントローラに伝達する。本実施の形態ではステアリングECU、ブレーキECU、エンジンECU、ウィンカコントローラに伝達する。なお電気自動車あるいはハイブリッドカーの場合、エンジンECUに代えてまたは加えてモータECUに制御値を伝達する。
以下では、処理部80における自動駐車制御の途中において、他車両110の存在が検出された場合の処理を説明する。自動駐車制御中に、処理部80は、監視部74からの判定結果が他車両110の存在を示した場合、選択部78において選択した選択部分242での停車を決定する。具体的に説明すると、他車両110の存在が示されたタイミングでの位置情報が選択部分242に含まれている場合、処理部80は、選択部分242で停車を指示するためのコマンド(以下、「待機指示コマンド」という)を生成する。この他車両110の存在が示されたタイミングでの位置情報が選択部分242に含まれている場合とは、例えば、図4(a)の駐車開始位置220から切り返し位置222に向かう選択部分242に車両100が存在する場合に相当する。
一方、処理部80は、他車両110の存在が示されたタイミングでの位置情報が選択部分242に含まれていない場合、選択部分242に含まれる部分まで駐車経路240に沿って移動することを指示するためのコマンドを生成する。例えば、図4(a)の切り返し位置222に車両100が存在する場合、処理部80は、駐車経路240に沿って最終駐車位置224の方向に、選択部分242に入るまで移動することを指示するためのコマンドを生成する。さらに、車両100が選択部分242に入ると、処理部80は待機指示コマンドを生成してもよい。これらのコマンドは、前述のごとく、コマンド出力部55から移動制御装置30に出力される。このように、選択部分242において車両100を停車させることによって、他車両110は車両100を通り過ぎることができる。
表示制御部90は、特定部76から駐車経路240の情報、走行予定経路230の情報を受けつける。また、表示制御部90は、コマンド出力部55からの待機指示コマンドも受けつける。表示制御部90は、待機指示コマンドを受けつけた場合、特定部76からの情報をもとに、車外向け表示装置92における表示を制御する。車外向け表示装置92は、車外に向かって情報を表示する装置であり、例えば、プロジェクションよる路面への投射を実行する。これには公知の技術が使用されればよいので、ここでは説明を省略する。
車外向け表示装置92における表示は、例えば、図5(a)−(b)のように示される。図5(a)−(b)は、表示制御部90による処理の概要を示す。図5(a)において、表示制御部90は、走行予定経路230の少なくとも一部から走行予定経路表示250を生成して、これを車外向け表示装置92に表示させる。これは、他車両110に対して、通過可能であることを知らせるための表示であるといえる。また、図5(b)において、表示制御部90は、駐車経路240の少なくとも一部から駐車経路表示252を生成して、これを車外向け表示装置92に表示させる。これは、他車両110に対して、自車の経路および駐車しようとする駐車領域210を知らせるための表示であるといえる。
なお、図5(a)−(b)における走行予定経路表示250あるいは駐車経路表示252とともに、他車両110が走行可能な通路の幅をセンサ22が測定し、表示制御部90は、当該通路の幅の情報を車外向け表示装置92に表示させてもよい。この幅は走行予定経路表示250の幅に相当する。また、センサ22が検出した障害物との距離に関する情報を表示制御部90が車外向け表示装置92に表示させてもよい。図2に戻る。
車外向け表示装置92は、路面への投射機能を有したプロジェクタでなくてもよく、車外から認識可能な専用ランプであってもよい。これは、例えば、駐車中に「赤色」に点灯し、駐車開始前に「黄色」に点灯し、待機中に「青色」に点灯し、駐車が完了した場合に「緑色」に点灯するように、表示制御部90によって制御される。さらに、車外向け表示装置92は、車外から視認可能なディスプレイであってもよい。これは、例えば、「通行可」、「通路幅○○m」、「駐車中」のようなメッセージを表示するように、表示制御部90によって制御される。
監視部74が他車両110の存在を検出したが、他車両110が車両100を通り過ぎない場合もある。図6(a)−(b)は、実施の形態1に係る車両100の駐車の別の概要を示す。図6(a)では、他車両110が走行予定経路230を直進せずに曲がる。監視部74は、検出情報をもとに、他車両110の位置情報が走行予定経路230に沿わず、曲がっていることを検出した場合、他車両110が存在しない判定結果を処理部80に出力する。処理部80は、監視部74からの判定結果が他車両110の存在から非存在に変化すると、停車を取りやめて、駐車経路240に沿った移動の指示が示されたコマンドを生成する。これは、他車両110が後退した場合も同様である。
図6(b)では、他車両110が停車した場合である。監視部74は、検出情報をもとに、他車両110が所定期間にわたって停車していることを検出した場合、他車両110が存在しない判定結果を処理部80に出力する。処理部80は、監視部74からの判定結果が他車両110の存在から非存在に変化すると、停車を取りやめて、駐車経路240に沿った移動の指示が示されたコマンドを生成する。
なお、ここでは、移動制御装置30と駐車支援装置40は別個の装置として構成される。変形例として、図2の破線で示すように、移動制御装置30と駐車支援装置40を1つのコントローラに統合してもよい。言い換えれば、1つの移動制御装置が、図1の移動制御装置30と駐車支援装置40の両方の機能を備える構成であってもよい。
以上の構成による駐車支援装置40の動作を説明する。図7は、駐車支援装置40による駐車手順を示すフローチャートである。推定部70は、駐車領域210を探索し(S10)、空き駐車領域210を特定する(S12)。監視部74は、他車両110の待機を判定する(S14)。導出部72は複数の候補を導出し(S16)、特定部76は駐車経路240を設定する(S18)。監視部74は、他車両110の待機を判定する(S20)。処理部80は、車両100の移動のアプローチを実行する(S22)。他車両110が通過可能な道幅がなければ(S24のN)、監視部74は、他車両110の待機を判定する(S26)。他車両110が通過可能な道幅があれば(S24のY)、ステップ26はスキップされる。処理部80によって車両100の一時入庫が完了する(S28)。監視部74は、他車両110の待機を判定する(S30)。処理部80は、ズレ補正を実行する(S32)。
図8は、駐車支援装置40による待機判定手順を示すフローチャートである。これは、図7のステップ14、ステップ20、ステップ26、ステップ30に対応する。他車両110が通過待ちである場合(S50のY)、処理部80は選択部分242で待機する(S52)。他車両110が通過完了しなければ(S54のN)、ステップ52に戻る。他車両110が通過完了であれば(S54のY)、処理部80は自動駐車を再開する(S56)。他車両110が通過待ちでない場合(S50のN)、処理が終了される。
図9は、駐車支援装置40による経路設定手順を示すフローチャートである。これは、図7のステップ18に対応する。他車両110が通過待ちであれば(S70のY)、特定部76は第2候補228を選択する(S72)。他車両110が通過待ちでなければ(S70のN)、特定部76は第1候補226を選択する(S74)。
本実施の形態によれば、車両に接近する他車両が検出された場合に、走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい選択部分に車両を停車させるので、他車両を走行させることができる。また、他車両を走行させるので、車両を駐車させる場合において他の車両の走行に与える影響を低減できる。また、自動駐車制御中に他車両の通行機会を増やすので、駐車場等での渋滞の発生を抑制できる。また、自動駐車制御を開始する際に、他車両が存在するか否かに応じて第1候補あるいは第2候補を選択するので、状況に応じた駐車経路を特定できる。また、他車両が存在しない場合に、自車の車庫入れ優先の経路を選択するので、他車両が来るまでの間に、車両の駐車を完了しやすくできる。また、他車両が存在する場合に、他車両の通過優先の経路を選択するので、他車両を走行させることができる。また、走行予定経路の少なくとも一部を車外向け表示装置に表示させるので、他車両が走行可能な経路を知らせることができる。また、駐車経路の少なくとも一部を車外向け表示装置に表示させるので、本車両が移動する予定の経路を知らせることができる。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2は、実施例1と同様に、車両の走行、制動、操舵を自動的に制御する自動運転制御装置に対して、駐車に関する指示を出力する駐車支援装置に関する。実施の形態1では、自動駐車制御を開始するタイミングにおいて他車両が存在するか否かに応じて、第1候補あるいは第2候補が駐車経路として選択される。一方、実施の形態2では、自動駐車制御を開始するタイミングにおいて乗員によって、第1候補あるいは第2候補が駐車経路として選択される。ここでは、実施の形態1との差異を中心に説明する。
次に、実施の形態2を説明する。実施の形態2は、実施例1と同様に、車両の走行、制動、操舵を自動的に制御する自動運転制御装置に対して、駐車に関する指示を出力する駐車支援装置に関する。実施の形態1では、自動駐車制御を開始するタイミングにおいて他車両が存在するか否かに応じて、第1候補あるいは第2候補が駐車経路として選択される。一方、実施の形態2では、自動駐車制御を開始するタイミングにおいて乗員によって、第1候補あるいは第2候補が駐車経路として選択される。ここでは、実施の形態1との差異を中心に説明する。
図10は、実施の形態2に係る駐車支援装置40の構成を示す。これは、図2の推定部70、導出部72、監視部74に対応した部分を示しており、実施の形態1と同様の処理がなされる部分については、図示を省略する。駐車支援装置40は、制御部41、操作信号入力部50、画像出力部51を含み、制御部41は、推定部70、導出部72、特定部76、生成部82を含む。画像出力部51には報知装置2が接続され、操作信号入力部50には入力装置4が接続される。推定部70、導出部72は、実施の形態1と同様の処理を実行しており、導出部72は、駐車経路の候補として、切り返し回数が相対的に少ない第1候補226と、走行予定経路230へのはみ出し面積が相対的に小さい第2候補228とを導出する。
生成部82は、第1候補226と第2候補228のいずれかを乗員に選択させるための画像を生成する。これは、導出部72において導出した第1候補226と第2候補228とが示された画像であるともいえる。生成部82は、画像を画像出力部51に出力する。
画像出力部51は、制御部41が生成した画像を報知装置2に出力する。前述のごとく、画像には第1候補226と第2候補228とが示されているので、画像出力部51は候補出力部であるともいえる。
画像出力部51は、制御部41が生成した画像を報知装置2に出力する。前述のごとく、画像には第1候補226と第2候補228とが示されているので、画像出力部51は候補出力部であるともいえる。
報知装置2は、車両100の走行あるいは駐車に関する情報を乗員に報知する。報知装置2は、例えば、車内に設置されているカーナビゲーションシステム、ヘッドアップディスプレイ、センターディスプレイである。図11は、報知装置2に表示される画像を示す。図示のごとく、第1候補226と第2候補228が示されるとともに、どちらか一方の選択を促すためのメッセージが示される。図10に戻る。
入力装置4は、乗員による操作入力を受けつけるユーザインタフェース装置である。例えば入力装置4は、タッチパネル、レバー、ボタン、スイッチ、ジョイスティックやボリューム等のコントローラ、非接触でジェスチャーを認識するカメラ等のセンサ、音声を認識するマイク等のセンサや、それらの組合せであり、乗員が入力した自車の自動運転あるいは自動駐車に関する情報を受けつける。自動駐車に関する情報とは、例えば、自動駐車の開始あるいは解除である。また、報知装置2に示された第1候補226と第2候補228のいずれか一方の選択の指示が入力される。入力装置4は、受けつけた指示を操作信号として駐車支援装置40に出力する。
操作信号入力部50は、入力装置4に対してなされた乗員もしくは車外にいるユーザの操作による操作信号を入力装置4から受信し、制御部41へ出力する。ここでは、特に、報知装置2に表示された第1候補226あるいは第2候補228の選択であって、かつ乗員による選択が示された操作信号を受けつける。特定部76は、操作信号入力部50において受けつけた操作信号に示された選択をもとに、第1候補226あるいは第2候補228を駐車経路240として特定する。これに続く処理はこれまでと同様である。
本実施の形態によれば、第1候補あるいは第2候補を乗員に選択させるので、乗員の意図に合った駐車経路を特定できる。また、第1候補と第2候補とが示された画像を表示するので、乗員に第1候補と第2候補を認識させることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態3は、これまでと同様に、車両の走行、制動、操舵を自動的に制御する自動運転制御装置に対して、駐車に関する指示を出力する駐車支援装置に関する。実施の形態1では、自動駐車制御中のタイミングにおいて他車両の存在を確認した場合、選択部分での停車を実行する。一方、実施の形態3では、乗員からの操作によって停車を実行する。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
次に、実施の形態3を説明する。実施の形態3は、これまでと同様に、車両の走行、制動、操舵を自動的に制御する自動運転制御装置に対して、駐車に関する指示を出力する駐車支援装置に関する。実施の形態1では、自動駐車制御中のタイミングにおいて他車両の存在を確認した場合、選択部分での停車を実行する。一方、実施の形態3では、乗員からの操作によって停車を実行する。ここでは、これまでとの差異を中心に説明する。
図12は、実施の形態3に係る駐車支援装置40の構成を示す。これは、図2の特定部76、選択部78、処理部80に対応した部分を示しており、これまでと同様の処理がなされる部分については、図示を省略する。駐車支援装置40は、制御部41、操作信号入力部50、画像出力部51を含み、制御部41は、推定部70、特定部76、選択部78、処理部80、生成部82を含む。画像出力部51には報知装置2が接続され、操作信号入力部50には入力装置4が接続される。
推定部70、特定部76、選択部78は、これまでと同様の処理を実行しており、選択部78は、特定部76において特定した駐車経路240のうち、推定部70において推定した走行予定経路230へのはみ出しが相対的に小さい選択部分242を選択する。選択部78は、走行予定経路230、駐車経路240、選択部分242に関する情報を生成部82に出力する。生成部82は、走行予定経路230、駐車経路240、選択部分242をもとに、走行予定経路230および選択部分242が駐車経路240上に示された画像を生成する。生成部82は画像を画像出力部51に出力し、画像出力部51は画像を報知装置2に出力する。
図13(a)−(b)は、報知装置2に表示される画像を示す。図13(a)は、図4(a)の駐車経路240が特定部76において特定された場合の画像を示す。駐車経路240の形状に複数の車両アイコン260が並べられているとともに、走行予定経路230にはみ出した部分と、選択部分242とにおいて表示の色が変えられている。図13(b)は、図4(b)の駐車経路240が特定部76において特定された場合の画像を示す。ここでも、駐車経路240の形状に複数の車両アイコン260が並べられているとともに、走行予定経路230にはみ出した部分と、選択部分242とにおいて表示の色が変えられている。図12に戻る。
報知装置2がタッチパネルである場合、報知装置2に表示された画像を視認した乗員は、車両100を停車させる位置としていずれかの車両アイコン260に触れることによって、入力装置4に停車位置の指示を入力する。その際、走行予定経路230にはみ出した部分と、選択部分242とにおいて表示の色が変えられているので、乗員は、選択部分242を容易に選択できる。入力装置4は、受けつけた指示を操作信号として駐車支援装置40に出力する。
操作信号入力部50は、報知装置2に表示された画像の駐車経路240上の位置であって、かつ乗員によって指定された位置が示された操作信号を受けつける。処理部80は、監視部74からの判定結果が他車両110の存在を示す場合、操作信号入力部50において受けつけた操作信号に示された位置での停車を決定する。処理部80は、決定した位置での停車を指示するためのコマンドを生成する。図示しないコマンド出力部55は、処理部80において生成したコマンドを移動制御装置30に出力する。
本実施の形態によれば、乗員によって指定された位置での停車を指示するので、乗員の意図に合った位置で停車できる。また、選択部分と、走行予定経路にはみ出した部分とを乗員が識別可能な画像を表示するので、乗員に選択部分を知らせることができる。
以上、本発明に係る実施の形態について図面を参照して詳述してきたが、上述した装置や各処理部の機能は、コンピュータプログラムにより実現されうる。上述した機能をプログラムにより実現するコンピュータは、キーボードやマウス、タッチパッドなどの入力装置、ディスプレイやスピーカなどの出力装置、CPU(Central Processing Unit)、ROM、RAM、ハードディスク装置やSSD(Solid State Drive)などの記憶装置、DVD−ROM(Digital Versatile Disk Read Only Memory)やUSBメモリなどの記録媒体から情報を読み取る読取装置、ネットワークを介して通信を行うネットワークカードなどを備え、各部はバスにより接続される。
また、読取装置は、上記プログラムを記録した記録媒体からそのプログラムを読み取り、記憶装置に記憶させる。あるいは、ネットワークカードが、ネットワークに接続されたサーバ装置と通信を行い、サーバ装置からダウンロードした上記各装置の機能を実現するためのプログラムを記憶装置に記憶させる。また、CPUが、記憶装置に記憶されたプログラムをRAMにコピーし、そのプログラムに含まれる命令をRAMから順次読み出して実行することにより、上記各装置の機能が実現される。また、障害物として、他のロードユーザを含めてもよい。例えば、バイク(二輪車)と自転車(に人が乗っている)は他車両扱いで、自転車を押す人やスケートボードに乗る人は歩行者扱いとしてもよい。
本発明の一態様の概要は、次の通りである。本発明のある態様の駐車支援装置は、車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定する特定部と、車両を他の車両が通り過ぎる場合における他の車両の走行予定経路を推定する推定部と、特定部において特定した駐車経路のうち、推定部において推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択する選択部と、車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつける入力部と、特定部において特定した駐車経路に沿った移動の指示と、入力部が検出情報を受けつけた場合に、選択部において選択した部分での停車の指示とを、車両の移動を制御する移動制御装置に出力する出力部と、を備える。
この態様によると、車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつけた場合に、走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分に車両を停車させるので、車両を駐車させる場合において他の車両の走行に与える影響を低減できる。
駐車経路の候補として、切り返し回数が相対的に少ない第1候補と、走行予定経路へのはみ出し面積が相対的に小さい第2候補とを導出する導出部をさらに備えてもよい。特定部は、駐車経路を特定するタイミングにおいて入力部が検出情報を受けつけているか否かに応じて、第1候補あるいは第2候補を駐車経路として特定してもよい。この場合、他の車両が存在するか否かに応じて第1候補あるいは第2候補を選択するので、状況に応じた駐車経路を特定できる。
駐車経路の候補として、切り返し回数が相対的に少ない第1候補と、走行予定経路へのはみ出し面積が相対的に小さい第2候補とを導出する導出部と、導出部において導出した第1候補と第2候補を報知装置に出力する候補出力部と、報知装置に表示された第1候補あるいは第2候補の選択であって、かつ乗員による選択が示された操作信号を受けつける操作信号入力部とをさらに備えてもよい。特定部は、操作信号入力部において受けつけた操作信号に示された選択をもとに、第1候補あるいは第2候補を駐車経路として特定してもよい。この場合、第1候補あるいは第2候補を乗員に選択させるので、乗員の意図に合った駐車経路を特定できる。
選択部において選択した部分が、特定部において特定した駐車経路上に示された画像を報知装置に出力する画像出力部と、報知装置に表示された画像の駐車経路上の位置であって、かつ乗員によって指定された位置が示された操作信号を受けつける操作信号入力部とをさらに備えてもよい。出力部は、入力部が検出情報を受けつけた場合に、操作信号入力部において受けつけた操作信号に示された位置での停車の指示を移動制御装置に出力してもよい。この場合、乗員によって指定された位置での停車を指示するので、乗員の意図に合った位置で停車できる。
車外に向かって情報を表示する車外向け表示装置における表示を制御する表示制御部をさらに備えてもよい。表示制御部は、出力部が停車の指示を移動制御装置に出力した場合に、推定部において推定した走行予定経路の少なくとも一部を車外向け表示装置に表示させてもよい。この場合、走行予定経路の少なくとも一部を車外向け表示装置に表示させるので、他の車両が走行可能な経路を知らせることができる。
車外に向かって情報を表示する車外向け表示装置における表示を制御する表示制御部をさらに備えてもよい。表示制御部は、出力部が停車の指示を移動制御装置に出力した場合に、特定部において特定した駐車経路の少なくとも一部を車外向け表示装置に表示させてもよい。この場合、駐車経路の少なくとも一部を車外向け表示装置に表示させるので、本車両が移動する予定の経路を知らせることができる。
本発明の別の態様は、移動制御装置である。この装置は、車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定する特定部と、車両を他の車両が通り過ぎる場合における他の車両の走行予定経路を推定する推定部と、特定部において特定した駐車経路のうち、推定部において推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択する選択部と、車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつける入力部と、特定部において特定した駐車経路に沿った移動の指示と、入力部が検出情報を受けつけた場合に、選択部において選択した部分での停車の指示とをもとに、車両の移動を制御する移動制御部と、を備える。
この態様によると、車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつけた場合に、走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分に車両を停車させるので、車両を駐車させる場合において他の車両の走行に与える影響を低減できる。
本発明のさらに別の態様は、駐車支援方法である。この方法は、車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定するステップと、車両を他の車両が通り過ぎる場合における他の車両の走行予定経路を推定するステップと、特定した駐車経路のうち、推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択するステップと、車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつけるステップと、特定した駐車経路に沿った移動の指示と、検出情報を受けつけた場合に、選択した部分での停車の指示とを、車両の移動を制御する移動制御装置に出力するステップと、を備える。
以上、本発明を実施の形態をもとに説明した。これらの実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
本実施の形態1から3の任意の組合せも有効である。本変形例によれば、組合せによる効果を得ることができる。
本発明によれば、車両を駐車させる場合において他の車両の走行に与える影響を低減できる。
2 報知装置、 4 入力装置、 20 検出部、 21 位置情報取得部、 22 センサ、 24 地図情報取得部、 30 移動制御装置、 40 駐車支援装置、 41 制御部、 50 操作信号入力部、 51 画像出力部、 52 検出情報入力部、 55 コマンド出力部、 70 推定部、 72 導出部、 74 監視部、 76 特定部、 78 選択部、 80 処理部、 82 生成部、 90 表示制御部、 92 車外向け表示装置、 100 車両。
Claims (9)
- 車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定する特定部と、
前記車両を他の車両が通り過ぎる場合における前記他の車両の走行予定経路を推定する推定部と、
前記特定部において特定した駐車経路のうち、前記推定部において推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択する選択部と、
前記車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつける入力部と、
前記特定部において特定した駐車経路に沿った移動の指示と、前記入力部が検出情報を受けつけた場合に、前記選択部において選択した部分での停車の指示とを、前記車両の移動を制御する移動制御装置に出力する出力部と、
を備えることを特徴とする駐車支援装置。 - 駐車経路の候補として、切り返し回数が相対的に少ない第1候補と、走行予定経路へのはみ出し面積が相対的に小さい第2候補とを導出する導出部をさらに備え、
前記特定部は、駐車経路を特定するタイミングにおいて前記入力部が検出情報を受けつけているか否かに応じて、第1候補あるいは第2候補を駐車経路として特定することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。 - 駐車経路の候補として、切り返し回数が相対的に少ない第1候補と、走行予定経路へのはみ出し面積が相対的に小さい第2候補とを導出する導出部と、
前記導出部において導出した第1候補と第2候補を報知装置に出力する候補出力部と、
前記報知装置に表示された第1候補あるいは第2候補の選択であって、かつ乗員による選択が示された操作信号を受けつける操作信号入力部とをさらに備え、
前記特定部は、前記操作信号入力部において受けつけた操作信号に示された選択をもとに、第1候補あるいは第2候補を駐車経路として特定することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。 - 前記選択部において選択した部分が、前記特定部において特定した駐車経路上に示された画像を報知装置に出力する画像出力部と、
前記報知装置に表示された画像の駐車経路上の位置であって、かつ乗員によって指定された位置が示された操作信号を受けつける操作信号入力部とをさらに備え、
前記出力部は、前記入力部が検出情報を受けつけた場合に、前記操作信号入力部において受けつけた操作信号に示された位置での停車の指示を前記移動制御装置に出力することを特徴とする請求項1に記載の駐車支援装置。 - 車外に向かって情報を表示する車外向け表示装置における表示を制御する表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記出力部が停車の指示を前記移動制御装置に出力した場合に、前記推定部において推定した走行予定経路の少なくとも一部を前記車外向け表示装置に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の駐車支援装置。 - 車外に向かって情報を表示する車外向け表示装置における表示を制御する表示制御部をさらに備え、
前記表示制御部は、前記出力部が停車の指示を前記移動制御装置に出力した場合に、前記特定部において特定した駐車経路の少なくとも一部を前記車外向け表示装置に表示させることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の駐車支援装置。 - 車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定する特定部と、
前記車両を他の車両が通り過ぎる場合における前記他の車両の走行予定経路を推定する推定部と、
前記特定部において特定した駐車経路のうち、前記推定部において推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択する選択部と、
前記車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつける入力部と、
前記特定部において特定した駐車経路に沿った移動の指示と、前記入力部が検出情報を受けつけた場合に、前記選択部において選択した部分での停車の指示とをもとに、前記車両の移動を制御する移動制御部と、
を備えることを特徴とする移動制御装置。 - 車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定するステップと、
前記車両を他の車両が通り過ぎる場合における前記他の車両の走行予定経路を推定するステップと、
特定した駐車経路のうち、推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択するステップと、
前記車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつけるステップと、
特定した駐車経路に沿った移動の指示と、検出情報を受けつけた場合に、選択した部分での停車の指示とを、前記車両の移動を制御する移動制御装置に出力するステップと、
を備えることを特徴とする駐車支援方法。 - 車両の駐車開始位置から駐車終了位置までの駐車経路を特定するステップと、
前記車両を他の車両が通り過ぎる場合における前記他の車両の走行予定経路を推定するステップと、
特定した駐車経路のうち、推定した走行予定経路へのはみ出しが相対的に小さい部分を選択するステップと、
前記車両に接近する他の車両の検出結果である検出情報を受けつけるステップと、
特定した駐車経路に沿った移動の指示と、検出情報を受けつけた場合に、選択した部分での停車の指示とを、前記車両の移動を制御する移動制御装置に出力するステップとをコンピュータに実行させるためのプログラム。
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Legal Events
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RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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