JP2018162607A - 床パネル、床構造、床構造施工方法および床構造再利用方法 - Google Patents

床パネル、床構造、床構造施工方法および床構造再利用方法 Download PDF

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Abstract

【課題】乾式による仮設的な床を容易に構築できる床パネルを提供するとともに、この床パネルを用いた床構造、床構造施工方法および床構造再利用方法を提供する。【解決手段】床パネル1は、建物8の大梁81に取り付けられる。この床パネル1は、対向配置される2本の小梁部材2と、上記小梁部材2の端側および中央側に設けられて当該小梁部材2同士を連結する連結部材3と、水平ブレース4と、上記小梁部材2と上記水平ブレース4とを取り合う取付板部5と、上記小梁部材2の端部に位置し上記大梁81側に接合される接合部11と、を備えている。【選択図】図3

Description

この発明は、建物の床に用いられる床パネル、床構造、床構造施工方法および床構造再利用方法に関する。
特許文献1には、床荷重を受ける一対の平行な梁材と、その梁材間を連結する小断面の連結材と、それら梁材と連結材によって囲まれる空間に配置したブレース材からなる第1の床フレームと、一対のブレース材を斜辺とする三角形状の第2の床フレームとからなり、上記第1の複数の床フレームを桁梁方向に、その梁材が桁梁と直交方向となるようにして間隔を置いて配置するとともに、各第1の床フレーム間に上記第2の床フレームを配置する構造が開示されている。
また、特許文献2には、内向きの溝形鋼からなる一対の平行な長辺フレーム材およびこれら長辺フレーム材間に接合した複数本の短辺フレーム材からなる鋼製のパネルフレームと、上記鋼製パネルフレーム上に長辺に沿って設置された複数本の平行な木製の根太と、この根太上に設けられた床板とを備え、上記長辺フレーム材は建物躯体の梁または胴差となる床パネルが開示されている。
また、特許文献3には、ブレースをパネルフレームに組み付けたブレースパネルを用い、これを建物に組み付けることで建物にブレースを備えさせる、建物におけるブレースの取付け構造において、上記ブレースパネルのブレースの両端部に、ジョイント用金物が備えられ、該ジョイント用金物が、建物の柱及び/又は横架材に接合され、ブレースにかかる力がジョイント用金物を通じて柱及び/又は横架材に直接伝えられる構造が開示されている。
上記特許文献1は、共通構造の床パネルを横に並べることができる床構造にはなっていない。上記特許文献2は仮設的な建物とすることには向かない。また、特許文献3は、床をパネル化する思想を開示しないし、また、パネルフレームと梁とが直接的に接合される構造となっている。
特開平5−295828号公報 特開平9−41533号公報 特開2005−282144号公報
ここで、例えば、期間限定のイベント等で使用される建物を仮設し、また移設する等して最終的に、本格的な建て方(本設)で建物を建てることを考える。しかしながら、上記のどの引用文献も、このような考えにおいて有用となるものではない。
この発明は、上記の事情に鑑み、乾式による仮設的な床を容易に構築できる床パネルを提供するとともに、この床パネルを用いた床構造、床構造施工方法および床構造再利用方法を提供することを課題とする。
この発明の床パネルは、建物の躯体に取り付けられる床パネルであって、対向配置される2本の小梁部材と、少なくとも上記小梁部材の端側に設けられて当該小梁部材同士を連結する連結部材と、水平ブレースと、上記小梁部材と上記水平ブレースとを取り合う取付板部と、上記小梁部材の端部に位置し上記躯体側に接合される接合部と、を備えていることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記小梁部材はこれ自体では小梁として必要な剛性を有する必要がなく、2枚の床パネルが隣り合って配置されるときに隣り合う2本の小梁部材によって必要な剛性を有する小梁をなすことができ、同じ構造の床パネルを並べて取り付けることができるので、容易に床を構築することができる。
上記取付板部は水平板部と縦板部とを備えており、上記水平板部に上記水平ブレースが取り付けられ、上記縦板部に上記連結部材が固定されていてもよい。これによれば、上記水平ブレースにかかる水平荷重を、上記小梁部材(小梁)に効率よく伝達することができる。
上記2本の小梁部材は、上下に位置する対向板部とこれら対向板部を繋ぐ繋ぎ板部を有する溝形鋼からなり、互いの開口側を向かい合わせていてもよい。
また、上記溝形鋼の上記対向板部の間に上記取付板部が設けられていてもよい。これによれば、上記溝形鋼の下側の対向板部と上記取付板部との間に空間部が形成され、この空間部を利用して配管等を配置することができるようになる。
また、上記溝形鋼の上記繋ぎ板部が上記接合部をなしており、当該接合部には水平方向に締結部材を通す挿通孔が形成されていてもよい。
そして、このような構造の床パネルを建物の大梁に取り付ける本発明にかかる床構造においては、上記躯体には縦面部を有する支持板が固定されており、この支持板の上記縦面部には水平方向に締結部材を通す挿通孔が形成されており、隣り合って配置される2枚の床パネルが、上記接合部の挿通孔および上記支持板の挿通孔に通された上記締結部材によって上記躯体に固定されていることを特徴とする。
上記の構成であれば、隣り合うように配置した床パネルを、上記締結部材を上記支持板とその両隣の支持板に水平に縫うように取り付けることで、これら床パネルと躯体とを相互に固定することが短時間で行えるようになる。
また、この発明の床構造施工方法は、上記床構造を構築する床構造施工方法であって、上記床パネルが、工場で作製されて建築現場に搬送され、上記建物の躯体に支持されることを特徴とする。かかる方法であれば、上記床パネルが工場で作製されるので、設計通りの寸法が確保された床パネルを現場建物の躯体に的確に組み付けていくことができる。
また、この発明の床構造再利用方法は、上記の床構造を再利用して建物の上階床を構築する床構造再利用方法であって、上記床構造における上記床パネル上に既に設けられている波板状プレートにコンクリートを打設してコンクリート床を作製することを特徴とする。かかる方法であれば、上記床パネル上に既に設けられている上記波板状プレートを活用してコンクリート床を作製することが可能になる。
また、この発明の床構造再利用方法は、上記の床構造を再利用して建物の1階部を構築する床構造再利用方法であって、上記床構造における上記躯体としての大梁をコンクリート内に埋設して基礎梁を作製することを特徴とする。かかる方法であれば、上記大梁を活用して基礎梁を作製することが可能になる。
本発明であれば、乾式による床を容易に構築できる等の諸効果を奏する。
実施形態を示す図であって、広幅タイプの床パネルを示した平面図である。 実施形態を示す図であって、狭幅タイプの床パネルを示した平面図である。 図1および図2の床パネルを用いた実施形態の床構造を示した概略の斜視図である。 図1の床パネルにおける小梁部材、取付板部等を示した説明図である。 図1の床パネルにおける小梁部材、取付板部等を示した説明図である。 図1の床パネルを用いた床構造における小梁部材、大梁、支持板、ボルト等を示した説明図である。 実施形態を示す図であって、図6の床構造の再利用方法を示した説明図である。 実施形態を示す図であって、図6の床構造の他の再利用方法を示した説明図である。
以下、この発明の一態様に係る実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1、図2および図3に示すように、この実施形態の床パネル1、1Aは、建物8の大梁81に取り付けることができる。また、大梁81同士が互いに接合されており、柱85が大梁81の上フランジに接合される。なお、本出願において、大梁というときには胴差が含まれるものとする。
上記床パネル1は、距離をおいて対向配置される2本の小梁部材2と、上記小梁部材2の端側および中央部に各々設けられて上記小梁部材2同士を連結する連結部材3と、水平ブレース4と、上記小梁部材2と上記水平ブレース4とを取り合うとともに、上記小梁部材2と上記連結部材3とを互いに固定する取付板部5、5Aと、備えている。ここで、乾式床を構成するためには、水平荷重を伝達できる機構が必要になり、部材点数が増え、施工の手間が多くなるという課題があり、この実施形態では、この点についても解決を図る。
上記床パネル1の幅は、例えば2mとされ、上記床パネル1の幅は、例えば1mとされている。また、この実施形態における上記床パネル1には、図示しない天井吊りボルトが取り付けられる吊りボルト支持部材6が中央側において上記小梁部材2と平行に設けられている。
上記床パネル1、1Aにおいては、各小梁部材2は、上下に位置する対向板部2aとこれら対向板部2aを繋ぐ繋ぎ板部2bを有する溝形鋼からなり、互いの開口側を向かい合わせている。2枚の床パネル1が隣り合って配置されるときの隣り合う小梁部材2、2は、図4および図5にも示すように、上記繋ぎ板部2b側を接近させて背中合わせに位置する。
上記取付板部5は、上記小梁部材2の長手方向中央側に設けられており、上記取付板部5Aは上記小梁部材2の端側に設けられている。各取付板部5、5Aは、水平板部5aと縦板部5bとを備えており、上記水平板部5aに上記水平ブレース4の端部がボルト等によって取り付けられる。また、上記縦板部5bには水平方向にボルト挿通孔5cが2個水平並びに形成されている。上記ボルト挿通孔5cおよび上記連結部材3にボルト31が挿通され、このボルト31にナットが螺合されることで、上記取付板部5、5Aに上記連結部材3が固定される。
上記水平板部5aと縦板部5bとは溶接によって互いに固定されており、また、上記繋ぎ板部2bに接する側において溶接により当該繋ぎ板部2bに固定されている。また、上記縦板部5bの上側辺は、上側の対向板部2aに接し、溶接によって固定されている。そして、上記溝形鋼の上記対向板部2aの間の箇所において上記繋ぎ板部2bに上記取付板部5が固定されている。すなわち、上記水平板部5aは下側の対向板部2aから上側に離間しており、これら水平板部5aと下側の対向板部2aとの間に空間部が形成されている。
上記連結部材3は、例えば、上下に位置するリップ付き対向板部とこれらリップ付き対向板部を繋ぐ繋ぎ板部を有するリップ溝形鋼(Cチャンネル)からなる。上記連結部材3は、上記小梁部材2の端側においては1本設けられており、中央側の位置においては、2本背中合わせにして設けられている。各連結部材3の両端部には、上記リップ溝形鋼における繋ぎ板部の箇所において、水平方向にボルト挿通孔が2箇所水平並びに形成されている。このボルト挿通孔および上記取付板部5の上記ボルト挿通孔5cを縫うようにして上記ボルト31が挿通される。各端側の1本の連結部材3と上記中央側の2本の連結部材3のうち当該端側に近い側の連結部材3は互いの開口側を向かい合わせるように配置されている。
また、上記小梁部材2の端側に設けられる上記連結部材3は、上記小梁部材2の端面から例えば80mm程度離れて設けられるようにしており、上記床パネル1を大梁81側に取り付けるときに、この大梁81の縁と上記連結部材3との間に上記離間による作業隙間が形成されるようにしている。作業者は、上記床パネル1の上から上記作業隙間に手を入れてボルト取り付け等の作業をすることができる。
そして、上記床パネル1においては、上記連結部材3の中央側において、Lアングル61の一方の面部が溶接により固定されている。他方の面部は上記連結部材3の長手方向と直交する方向に立ち上がっている。この他方の面部にはボルト挿通孔が2か所に形成されている。上記吊りボルト支持部材6の各端部にもボルト挿通孔が2箇所形成されており、これらボルト挿通孔に通されたボルト62にナットが螺合されることで、上記連結部材3に上記吊りボルト支持部材6が固定される。この吊りボルト支持部材6としてもリップ溝形鋼(Cチャンネル)を用いることができる。
上記床パネル1、1Aにおける各小梁部材2の上記取付板部5Aの配置箇所よりもさらに端となる箇所であって、上記溝形鋼における上記繋ぎ板部2bの箇所が、上記大梁81側に接合される接合部11とされる。すなわち、上記大梁81の縁と上記連結部材3との間の上記作業隙間から上記接合部11にアクセスすることができるようにしている。上記接合部11には、図6に示すように、ボルト(締結部材)101が水平に挿通されるボルト挿通孔11aが縦に2箇所形成されている。
上記構成の床パネル1、1Aであれば、上記小梁部材2はこれ自体では小梁として必要な剛性を有する必要がなく、2枚の床パネル1、1(1、1A)(1A、1A)が隣り合って配置されるときに隣り合う2本の小梁部材2によって必要な剛性を有する小梁をなすことができ、同じ構造の床パネル1、1Aを並べて取り付けることが可能になるので、容易に床を構築できる。
上記取付板部5が水平板部5aと縦板部5bとを備えており、上記水平板部5aに上記水平ブレース4が取り付けられ、上記縦板部5bに上記連結部材3が固定されるようにしておくと、上記水平ブレース4にかかる水平荷重を、上記小梁部材2(小梁)に効率よく伝達することができる。
また、上記溝形鋼の対向板部2aの間で上記繋ぎ板部2bに上記取付板部5の上記水平板部5aが固定されていると、上記溝形鋼の下側の対向板部2aと上記取付板部5との間に空間部が形成され、この空間部を利用して配管等を配置することができるようになる。また、上記水平板部5aが上記繋ぎ板部2bの上下方向の中間側に設けられるほうが、上記水平ブレース4にかかる水平荷重を受けることにおいて好ましいといえる。なお、上記溝形鋼の下側の対向板部2aに上記水平ブレース4を固定する構造を採用することもできる。
そして、この実施形態の床構造は、上記床パネル1、1Aが建物8の大梁81に取り付けられる床構造であり、上記大梁81には当該大梁81の長手方向に直交する縦面部を有する方形板状の支持板82が固定されている。この例では、上記大梁81はH形鋼で構成されており、上記支持板82の一部位は、上記大梁81の上フランジ部と下フランジ部の間に位置し、これら上フランジ部、下フランジ部およびウェブ部に溶接固定されている。上記支持板82の他の部位は、上記大梁81の縁よりもパネル設置側に突出している。
上記支持板82の突出する箇所の上記縦面部には、上記ボルト101が水平方向に挿通されるボルト挿通孔82aが縦に2箇所形成されている。そして、隣り合って配置される2枚の床パネル1、1Aが、上記接合部11のボルト挿通孔11aおよび上記支持板82のボルト挿通孔82aに縫うように通された上記ボルト101およびこれに螺合されるナット102によって、上記大梁81側に固定されている。なお、上記小梁部材2の高さは上記大梁81の高さ(梁せい)よりも低いが、上記固定された状態において、上記小梁部材2の上面と上記大梁81の上面とが略面一となるようにしている。
また、上記支持板82の上記突出する箇所の上記面部両側の下部位置には、仮置き部83が溶接或いはボルト・ナット締結によって固定されている。上記仮置き部83に上記床パネル1、1Aを仮置きすることができ、この仮置いた状態で、上記接合部11のボルト挿通孔11aと上記支持板82のボルト挿通孔82aとがほぼ同じ位置に位置する。
上記構成の床構造であれば、上記ボルト101を上記支持板82とその両隣の上記接合部11のボルト挿通孔11aに水平に縫うように取り付けることで、隣り合うように配置された床パネル1、1Aおよび大梁81を相互に固定することができる。
そして、この実施形態の床構造施工方法においては、上記床パネル1、1Aが、工場で作製されて上記建物8の建築現場に搬送され、クレーン等によって吊り上げられて、上記建物8の大梁81に上記支持板82を介して支持される。かかる方法であれば、上記床パネル1、1Aが工場で作製されるので、設計通りの寸法が確保された床パネル1、1Aを現場において的確に組み付けていくことができる。
また、上記建築現場に搬送された上記床パネル1、1Aを上記支持板82に設けられている上記仮置き部83に仮置きすると、上記仮置きによってクレーン等を次の床パネルの吊り上げに直ぐに利用できるようになるので、効率的な施工が行える。
上記床パネル1、1Aが工場で作製されて出荷される段階で、上記小梁部材2や上記連結部材3に、デッキプレート或いはハット型のプレート等の波板状プレートが、ビス留め或いは溶接等によって事前に固定されてもよい。上記波板状プレートの幅は、上記床パネル1、1Aにおける上記小梁部材2の外側縁間よりも狭くし、上記床パネル1、1Aと大梁81との間の上記作業隙間を塞がないようにする。さらには、上記床パネル1、1Aが工場で作製されて出荷される段階で、上記波板状プレート上にボードがビス留め等によって事前に固定されていてもよい。もちろん、上記波板状プレートやボードが現場施工によって取り付けられてもよい。なお、上記作業隙間において手作業で上記支持板82や上記接合部11において上記ボルト101の取り付けが行われるので、この取付作業の前においては、上記床パネル1、1Aと大梁81との間には上記波板状プレート等を設けず、取付作業の後において、上記床パネル1、1Aと大梁81との隙間を埋める波板状プレートを設ける。
また、上記床パネル1、1A上に波板状プレートが設けられていると、作業者は上記波板状プレート上に載って締結作業等を容易且つ安全に行うことができる。
また、上記の例では、上記床パネル1、1Aが取り付けられる建物の躯体として大梁81を示したが、大梁に限らず、躯体である柱に上記床パネル1、1Aが取り付けられるようにしてもよい。
次に、上記の床構造を再利用して建物の上階床を構築する床構造再利用方法について説明する。図7に示すように、仮設の建物8においては、乾式床として、波板状プレート110上に床ボード111がビス留め等によって固定される。そして、建物8の移設前或いは移設後に、上記床ボード111を取り外す。そして、移設後において、上記床パネル1、1A上に既に設けられている上記波板状プレート110にコンクリート112を打設してコンクリート床を作製する。
次に、上記の床構造を再利用して建物の1階部を構築する床構造再利用方法について説明する。図8に示すように、仮設の建物8においては、乾式床として、波板状プレート110上に床ボード111がビス留め等によって固定されている。そして、建物8の移設前或いは移設後に、上記床パネル1、1Aを取り外す。そして、上記大梁81をコンクリート120内に埋設して基礎梁を作製する。
なお、上記床パネル1、1Aを大梁81から取り外すことにおいては、上記ボルト101とナット102の取り外し操作で済むので、上記大梁81に損傷を与えることがない。また、上記仮置き部83が設けられていると、上記床パネル1、1Aを取り外す作業も容易になる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :床パネル
1A :床パネル
2 :小梁部材
2a :対向板部
2b :繋ぎ板部
3 :連結部材
4 :水平ブレース
5 :取付板部
5A :取付板部
5a :水平板部
5b :縦板部
5c :ボルト挿通孔
6 :吊りボルト支持部材
8 :建物
11 :接合部
11a :ボルト挿通孔
31 :ボルト
61 :Lアングル
62 :ボルト
81 :大梁
82 :支持板
82a :ボルト挿通孔(締結部材を通す挿通孔)
83 :仮置き部
101 :ボルト(締結部材)
102 :ナット(締結部材)
110 :波板状プレート
111 :床ボード
112 :コンクリート
120 :コンクリート

Claims (9)

  1. 建物の躯体に取り付けられる床パネルであって、
    対向配置される2本の小梁部材と、
    少なくとも上記小梁部材の端側に設けられて当該小梁部材同士を連結する連結部材と、
    水平ブレースと、
    上記小梁部材と上記水平ブレースとを取り合う取付板部と、
    上記小梁部材の端部に位置し上記躯体側に接合される接合部と、を備えていることを特徴とする床パネル。
  2. 請求項1に記載の床パネルにおいて、上記取付板部は水平板部と縦板部とを備えており、上記水平板部に上記水平ブレースが取り付けられ、上記縦板部に上記連結部材が固定されていることを特徴とする床パネル。
  3. 請求項1または請求項2に記載の床パネルにおいて、上記2本の小梁部材は、上下に位置する対向板部とこれら対向板部を繋ぐ繋ぎ板部を有する溝形鋼からなり、互いの開口側を向かい合わせていることを特徴とする床パネル。
  4. 請求項3に記載の床パネルにおいて、上記溝形鋼の上記対向板部の間に上記取付板部が固定されていることを特徴とする床パネル。
  5. 請求項3または請求項4に記載の床パネルにおいて、上記溝形鋼の上記繋ぎ板部が上記接合部をなしており、当該接合部には水平方向に締結部材を通す挿通孔が形成されていることを特徴とする床パネル。
  6. 請求項5に記載の床パネルが建物の躯体に取り付けられる床構造であって、上記躯体には縦面部を有する支持板が固定されており、この支持板の上記縦面部には水平方向に締結部材を通す挿通孔が形成されており、隣り合って配置される2枚の床パネルが、上記接合部の挿通孔および上記支持板の挿通孔に通された上記締結部材によって上記躯体に固定されていることを特徴とする床構造。
  7. 請求項6に記載の床構造を構築する床構造施工方法であって、上記床パネルが、工場で作製されて建築現場に搬送され、上記建物の躯体に支持されることを特徴とする床構造施工方法。
  8. 請求項6に記載の床構造を再利用して建物の上階床を構築する床構造再利用方法であって、上記床構造における上記床パネル上に既に設けられている波板状プレートにコンクリートを打設してコンクリート床を作製することを特徴とする床構造再利用方法。
  9. 請求項6に記載の床構造を再利用して建物の1階部を構築する床構造再利用方法であって、上記床構造における上記躯体としての大梁をコンクリート内に埋設して基礎梁を作製することを特徴とする床構造再利用方法。
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