JP7063564B2 - 床パネル構成体、乾式床構造および乾式床構造作製方法 - Google Patents

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Description

この発明は、建物の床に用いられる床パネル構成体、この床パネル構成体を用いた乾式床構造および乾式床構造作製方法に関する。
特許文献1には、床荷重を受ける一対の平行な梁材と、その梁材間を連結する小断面の連結材と、それら梁材と連結材によって囲まれる空間に配置したブレース材からなる第1の床フレームと、一対のブレース材を斜辺とする三角形状の第2の床フレームとからなり、上記第1の複数の床フレームを桁梁方向に、その梁材が桁梁と直交方向となるようにして間隔を置いて配置するとともに、各第1の床フレーム間に上記第2の床フレームを配置する構造が開示されている。
また、特許文献2には、内向きの溝形鋼からなる一対の平行な長辺フレーム材およびこれら長辺フレーム材間に接合した複数本の短辺フレーム材からなる鋼製のパネルフレームと、上記鋼製パネルフレーム上に長辺に沿って設置された複数本の平行な木製の根太と、この根太上に設けられた床板とを備え、上記長辺フレーム材は建物躯体の梁または胴差となる床パネルが開示されている。
また、特許文献3には、ブレースをパネルフレームに組み付けたブレースパネルを用い、これを建物に組み付けることで建物にブレースを備えさせる、建物におけるブレースの取付け構造において、上記ブレースパネルのブレースの両端部に、ジョイント用金物が備えられ、該ジョイント用金物が、建物の柱及び/又は横架材に接合され、ブレースにかかる力がジョイント用金物を通じて柱及び/又は横架材に直接伝えられる構造が開示されている。
上記特許文献1は、共通構造の床パネルを横に並べることができる床構造にはなっていない。上記特許文献2は仮設的な建物とすることには向かない。また、特許文献3は、床をパネル化する思想を開示しないし、また、パネルフレームと梁とが直接的に接合される構造となっている。
特開平5-295828号公報 特開平9-41533号公報 特開2005-282144号公報
ここで、例えば、期間限定のイベント等で使用される建物を仮設し、また移設する等して最終的に、本格的な建て方(本設)で建物を建てることを考える。しかしながら、上記のどの引用文献も、このような考えにおいて有用となるものではない。
この発明は、上記の事情に鑑み、乾式による仮設的な床を容易に構築できる床パネル構成体を提供するとともに、この床パネル構成体を用いた乾式床構造を提供することを課題とする。
この発明の床パネル構成体は、建物の乾式床を構成する床パネル構成体であって、波形状を有する波形材と、長手方向が上記波形材の稜線方向に交差し、当該稜線方向に間隔を置いて配置され、上記波形材に固定された複数の桟部材と、隣り合う上記桟部材間をつなぐ水平ブレースと、を備えていることを特徴とする。
上記の構成であれば、上記複数の桟部材が、その長手方向を上記稜線方向に交差させて上記波形材に固定されることで上記波形材の変形が抑制されるため、この床パネル構成体を乾式床として建物の躯体に締結部材を用いて接合することが可能であり、また、解体においても、上記締結部材を緩めることにより、当該床パネル構成体を躯体から簡単に取り外すことが可能になる。すなわち、この床パネル構成体は、仮設的な床を容易に構築でき、また、建物の躯体を損傷させずに独立して取り外すことが可能になる。また、この床パネル構成体は枠状体(フレーム)を備えていないため、軽量であり、当該床パネル構成体を建物の躯体に取り付ける作業負担の軽減が図れる他、材料削減によって低コスト化も図ることができる。
波周期が互いに異なる2以上の部分波形材によって上記波形材が形成されていてもよい。ここで、1種類の周期の波形材だけを用いた場合、この波形材の製品の幅寸法により、上記波形材の底部を上記桟部材の最端側において固定できないことがあるが、上記のように、互いに波周期が異なる部分波形材を用いることで、このような不都合を解消することができる。
上記波周期が互いに異なる一方の部分波形材は、一つの凸部を有するハット形状を有し、上記桟部材の長手方向の中央側または端側に設けられていてもよい。
上記桟部材の端部には、上記建物の躯体側の水平面部に接合される水平配置の接合プレートが設けられていてもよい。これによれば、当該床パネル構成体が上記水平配置の接合プレートによって上記建物の躯体側の水平面部に接合されるので、当該床パネル構成体と上記躯体との間で水平荷重を効率的に伝達することができる。
上記接合プレートの一部が上記波形材の縁から水平方向に突出しており、この突出する部位を上記躯体側に対する締結部材の装着箇所としてもよい。これによれば、上記締結部材の装着箇所が上記波形材によって隠されることがないので、当該床パネル構成体を躯体側に接合する作業が容易になる。
上記桟部材の長手方向の端部に、当該長手方向に平行に縦配置された板部材が設けられており、上記接合プレートが、上記板部材の下端面および上記桟部材の端部の下面部に固定されていてもよい。これによれば、上記縦配置された板部材によって、上記接合プレートに加わる鉛直荷重に対する補強が行われる。
また、この発明の乾式床構造は、上記床パネル構成体が建物の躯体の側に着脱可能に固定されたことを特徴とする。これによれば、上記床パネル構造体を建物から独立して取り外すことができ、この床パネル構造体が外された躯体に本格的な床を設けて本設することが容易になる。また、上記床パネル構成体として共通構造のものを複数配置して乾式床とすることができる。
上記乾式床構造において、上記桟部材の厚さが上記建物の躯体となる梁の梁せいよりも薄くされていてもよい。これによれば、上記梁の横側において上記床パネル構成体の下側に空間を形成することができ、この空間を利用して配管等を配置することが可能になる。
また、この発明の乾式床構造作製方法は、上記床パネル構成体が、工場で作製されて建築現場に搬送され、上記建物の躯体の側に締結部材によって着脱可能に固定されることを特徴とする。
本発明であれば、仮設的に建てられる建物の床として機能することができる一方、建物躯体から独立して取り外すことができて本格的に建てることを容易にすることができる。さらに、床パネル構成体は枠状体(フレーム)を備えていないため、軽量であり、当該床パネル構成体を建物の躯体に取り付ける作業負担の軽減が図れる他、材料削減によって低コスト化も図ることができる。
実施形態を示す図であって、同図(A)は床パネル構成体の平面図であり、同図(B)は床パネル構成体の正面図である。なお、両図において、床パネル構成体のデッキプレートを仮想線で示している。 図1の床パネル構成体を建物の躯体である梁の側に取り付けた状態を示した図であり、同図(A)は正面図、同図(B)は中央側の平面図、同図(C)は端側(柱側)の平面図である。なお、これらの図において、床パネル構成体のデッキプレートを仮想線で示している。 図1の床パネル構成体を建物の躯体である梁の側に取り付けた構造における中央側を建物の下方から見た状態を示した概略の立体図である。 図1の床パネル構成体を建物の躯体である梁の側に取り付けた構造における端側を建物の下方から見た状態を示した概略の立体図である。 実施形態を示す図であって、波周期が互いに異なる部分波形材として一つの凸部を有するハット形状板を桟部材の長手方向の端側に設けた床パネル構成体を示した平面図である。 実施形態を示す図であって、波周期が互いに異なる部分波形材として一つの凸部を有するハット形状板を桟部材の長手方向の中央側に設けた床パネル構成体を示した平面図である。
以下、この発明の一態様に係る実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1(A)および図1(B)に示すように、この実施形態の床パネル構成体1は、長方形状に形成されており、この長方形状の長辺方向に稜線(流れ方向)を有するように水平配置されたデッキプレート(波形材)11と、水平荷重を受ける水平ブレース12と、水平配置された接合プレート13A,13Bと、水平配置された複数の桟部材14と、を備えており、建物の乾式床を構成できるものとなっている。ここで、乾式床を構成するためには、水平荷重を伝達できる機構が必要になり、部材点数が増え、施工の手間が多くなるという課題があり、この実施形態では、この点についても解決を図る。
上記桟部材14は、例えば、閉鎖断面を有する角形鋼管からなっている。また、上記桟部材14は、その長手方向が上記デッキプレート11の稜線方向に直交しており、当該稜線方向に所定の間隔をおいて互いに平行に配置されている。上記デッキプレート11の谷底面部は、上記桟部材14の上面に当接しており、この当接箇所において図示しないドリルビスがねじ込まれることにより、上記デッキプレート11と上記桟部材14とが相互に固定されている。
また、各桟部材14の長手方向の端部には、図2(A)にも示すように、当該端部の端面の開口を塞ぐように、第1板材141が溶接固定されており、また、上記端面に直交して縦配置され、上記第1板材141に対して平面視で略T字状をなすように(長手方向に平行に)、第2板材142が上記第1板材141に溶接固定されている。また、上記デッキプレート11の縁(谷底縁)は、上記桟部材14の長手方向の端部に位置している。
上記接合プレート13Aは、中央側の各桟部材14の長手方向の端側の下面に溶接固定されており、上記接合プレート13Bは、両端側の各桟部材14の長手方向の端側の下面に溶接固定されている。また、上記第2板材142の下端部は、上記接合プレート13A,13Bの上面に溶接固定されている。また、上記水平ブレース12は上記桟部材14間に配置され、各水平ブレース12の端部は、図示しないボルト・ナットによって、上記接合プレート13A,13Bに固定されている。
また、図2(B)および図2(C)にも示すように、上記接合プレート13A,13Bの一部は、上記デッキプレート11の縁から水平方向に突出している。そして、この突出する部位における上記第2板材142の両側箇所に、締結部材(ボルト・ナット)が装着される挿通孔131が形成されている。なお、当該床パネル構成体1の工場出荷段階において、上記デッキプレート11上には合板等からなる木質ボードをビス等によって固定しておいてもよいし、或いは、現場において上記木質ボードを上記デッキプレート11に留め付けるようにすることもできる。
上記床パネル構成体1は、建物の躯体である例えばH鋼梁(胴差を含む)2、2間に配置される。なお、上記第2板材142には孔部142aが形成されており、この孔部142aにワイヤー先端の吊り金具を係止させ、上記ワイヤーをクレーンで引き上げることで、上記床パネル構成体1を吊り上げることができる。
上記H鋼梁2のウェブには、水平方向に突出する板状の躯体側部材(建物の躯体側の水平面部)21が溶接固定されている。上記躯体側部材21には、上記挿通孔131に対応する位置に、図3および図4にも示すように、挿通孔21aが形成されている。そして、上記躯体側部材21の挿通孔21aおよび上記挿通孔131に締結部材を取り付け、この締結部材を締め付けることで上記床パネル構成体1を上記躯体側部材21に着脱可能に固定することができる。上記床パネル構成体1における上記デッキプレート11の幅は、上記H鋼梁2、2の梁間距離よりも短く、上記デッキプレート11の縁(谷底縁)と上記H鋼梁2の縁との間には隙間が形成される。この隙間を作業空間として用い、上記床パネル構成体1を上記H鋼梁2に接合する作業を行うことができる。例えば、作業者は、上記デッキプレート11上に乗った状態で、上記躯体側部材21の挿通孔21aおよび上記接合プレート13A,13Bの挿通孔131にボルトを通し、このボルトにナットを螺合させて固定することができる。
上記躯体側部材21は、上記H鋼梁2のフランジの突出長さを超えて長く突出しており、この突出する領域の先端側において上記接合プレート13A,13Bを置くことができる。このように置かれた状態で上記締結部材を締め付けると、上記接合プレート13A,13Bが上記躯体側部材21に面接合状態で固定されることになる。
上記躯体側部材21の配置高さは、上記床パネル構成体1が取り付けられた状態で、上記桟部材14の上面が上記H鋼梁2の上側のフランジ上面と略面一になる高さとなっている。また、上記桟部材14の厚さが上記建物の上記H鋼梁2の梁せいよりも薄くされ、上記H鋼梁2、2間において上記床パネル構成体1の下側に空間が形成さるようになっている。
また、上記躯体側部材21の下側には、この躯体側部材21に直交し且つ上記H鋼梁2のウェブにも直交する鉛直配置の補強板22が設けられている。この補強板22は、上記躯体側部材21の下面と上記H鋼梁2のウェブと下側のフランジの上面に溶接固定されている。
上記床パネル構成体1であれは、上記複数の桟部材14が、その長手方向を上記稜線方向に交差させて上記デッキプレート11に固定されるので、上記デッキプレート11の変形が抑制され、この床パネル構成体1を乾式床として建物の躯体(H鋼梁2等)に締結部材(上記ボルト・ナット等)を用いて接合することができ、また、解体においても、上記締結部材を緩めることにより、当該床パネル構成体1を躯体から簡単に取り外すことができることになる。すなわち、この床パネル構成体1は、仮設的な床を容易に構築でき、また、建物の躯体を損傷させずに独立して取り外すことができる。また、この床パネル構成体1は枠状体を備えていないため、軽量であり、当該床パネル構成体1を建物の躯体に取り付ける作業負担の軽減が図れる他、材料削減によって低コスト化も図ることができる。
また、上記のように、上記躯体側部材21に接合される上記接合プレート13A,13Bが水平配置で設けられていると、上記水平配置の接合プレート13A,13Bによって当該床パネル構成体1が上記躯体側部材21に接合されるので、当該床パネル構成体1と上記H鋼梁2との間で水平荷重を効率的に伝達することができる。特に、上記水平配置の接合プレート13A,13Bに上記水平ブレース12が連結されていると、上記水平荷重の伝達が一層効率的になる。
また、上記接合プレート13A,13Bの一部が上記デッキプレート11の縁から水平方向に突出しており、この突出する部位が上記躯体側部材21に対する締結部材(上記ボルト・ナット等)の装着箇所とすると、上記締結部材の装着箇所が上記デッキプレート11によって隠されることがないので、当該床パネル構成体1の上記接合プレート13A,13Bを上記躯体側部材21に接合する作業が容易になる。
また、上記のように、上記床パネル構成体1が建物の躯体の側に着脱可能に固定されていると、上記床パネル構成体1を建物から独立して取り外すことができ、この床パネル構成体1が外された躯体に本格的な床を設けて本設することが容易になる。
また、上記桟部材14の厚さが上記建物の上記H鋼梁2の梁せいよりも薄くされ、上記H鋼梁2の梁間内空間において上記床パネル構成体1の下側に空間を形成することができると、この空間を利用して配管等を配置することが可能になる。
また、上記のように、上記床パネル構成体1が、工場で作製されて建築現場に搬送され、建物の躯体に接合される方法であれば、上記床パネル構成体1が工場で作製されるので、設計通りの寸法が確保された床パネル構成体1を現場において的確に組み立てていくことができる。なお、上記床パネル構成体1が工場で作製されることに限るものではなく、現場の地面等で作製してもよいものである。
また、上記建物の躯体の再利用においては、上記乾式床構造を有する建物において上記床パネル構成体1を取り外した躯体を再利用して建物を建てることができる。そして、この再利用において、例えば、上記床パネル構成体1を取り外した上記H鋼梁2の上フランジ上に新たにデッキプレートを設け、このデッキプレート上にコンクリートを打設してデッキコンクリート床を作製することができる。
また、上記のように、床パネル構成体1を建物の躯体側部材21から取り外し、上記H鋼梁2上にデッキプレートを固定してデッキコンクリート床とする場合に、上記床パネル構成体1のデッキプレート11を再利用することも可能である。
また、上記躯体側部材21を外さなくても、上記再利用において、上記デッキコンクリート床を作製することができる。すなわち、上記床構造を用いた建物の躯体の再利用方法においては、上記床パネル構成体1を支持する上記躯体側部材21を外す必要はなく、これを外す場合の躯体への損傷も防止できる。なお、梁としてC形鋼を用いることができるが、このような躯体再利用を考慮すると、H形鋼を用いるのが望ましいといえる。
また、波形材は、波周期が互いに異なる二(二以上でもよい)の部分波形材によって形成されていてもよい。図5に示す例では、一方の部分波形材として上記デッキプレート11を用い、他方の部分波形材として、略方形状波板における一つの凸部を有するハット形状板11Aを用いている。そして、上記ハット形状板11Aは、上記桟部材14の長手方向の端側に設けられている。上記ハット形状板11Aは、上記一つの凸部の両側に底板部を有しており、この底板部を上記桟部材14の上面に位置させた状態で図示しないドリルビス等によって固定されている。或いは、図6に示すように、一方の部分波形材として2枚のデッキプレート11を上記桟部材14の長手方向の端側に配置し、上記ハット形状板11Aを上記桟部材14の長手方向の中央側に設けてもよい。ここで、1種類の周期の波形材だけを用いた場合、この波形材の製品の幅寸法により、上記波形材の底部を上記桟部材14の最端側において固定できないことがあるが、上記のように、互いに波周期が異なる部分波形材を用いることで、このような不都合を解消することができる。
なお、上記デッキプレート11が未装着で上記ハット形状板11Aだけが装着された半製品、或いは、上記デッキプレート11が装着されて上記ハット形状板11Aが未装着の半製品を、本願の床パネル構成体として工場から出荷することもできる。すなわち、桟部材に波板材が設けられていれば、この波板材の幅が上記桟部材14の全幅に満たない状態でも、本願の床パネル構成体に含まれる。そして、現場において、追加装着用の上記デッキプレート11、或いは、追加装着用の上記ハット形状板11Aを現場で装着してもよい。また、このときに、別のデッキプレート或いは略方形状波板を、上記H鋼梁2上を跨いでいくように設けることもできる。
以上、図面を参照してこの発明の実施形態を説明したが、この発明は、図示した実施形態のものに限定されない。図示した実施形態に対して、この発明と同一の範囲内において、あるいは均等の範囲内において、種々の修正や変形を加えることが可能である。
1 :床パネル構成体
2 :H鋼梁(躯体)
11 :デッキプレート(波形材、部分波形材)
11A :ハット形状板(波形材、部分波形材)
12 :水平ブレース
13A :接合プレート
13B :接合プレート
14 :桟部材
21 :躯体側部材
21a :挿通孔
22 :補強板
131 :挿通孔
141 :第1板材
142 :第2板材(縦配置された板部材)
142a :孔部

Claims (9)

  1. 建物の乾式床を構成する床パネル構成体であって、
    波形状を有する波形材と、
    長手方向が上記波形材の稜線方向に交差し、当該稜線方向に間隔を置いて配置され、上記波形材に固定された複数の桟部材と、
    隣り合う上記桟部材間をつなぐ水平ブレースと、を備えていることを特徴とする床パネル構成体。
  2. 請求項1に記載の床パネル構成体において、波周期が互いに異なる2以上の部分波形材によって上記波形材が形成されていることを特徴とする床パネル構成体。
  3. 請求項2に記載の床パネル構成体において、上記波周期が互いに異なる一方の部分波形材は、一つの凸部を有するハット形状を有しており、上記桟部材の長手方向の中央側または端側に設けられていることを特徴とする床パネル構成体。
  4. 請求項1~請求項3のいずれか1項に記載の床パネル構成体において、上記桟部材の端部には、上記建物の躯体側の水平面部に接合される水平配置の接合プレートが設けられていることを特徴とする床パネル構成体。
  5. 請求項4に記載の床パネル構成体において、上記接合プレートの一部が上記波形材の縁よりも水平方向に突出しており、この突出する部位を上記躯体側に対する締結部材の装着箇所としたことを特徴とする床パネル構成体。
  6. 請求項4または請求項5に記載の床パネル構成体において、上記桟部材の長手方向の端部に、当該長手方向に平行に縦配置された板部材が設けられており、上記接合プレートが、上記板部材の下端面および上記桟部材の端部の下面部に固定されていることを特徴とする床パネル構成体。
  7. 請求項1~請求項6のいずれか1項に記載の床パネル構成体が建物の躯体の側に締結部材によって着脱可能に固定されたことを特徴とする乾式床構造。
  8. 請求項7に記載の乾式床構造において、上記桟部材の厚さが上記建物の躯体となる梁の梁せいよりも薄くされていることを特徴とする乾式床構造。
  9. 請求項7または請求項8に記載の乾式床構造を構築する乾式床構造作製方法であって、上記床パネル構成体が、工場で作製されて建築現場に搬送され、上記建物の躯体の側に締結部材によって着脱可能に固定されることを特徴とする乾式床構造作製方法。
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