JP2018133810A - 遠隔操作システム及びその制御方法、並びに画像処理装置 - Google Patents

遠隔操作システム及びその制御方法、並びに画像処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】端末装置のユーザと本体操作部のユーザとが同時に存在する場合であっても操作性を向上させることが可能な技術を提供する。
【解決手段】遠隔操作システム1は、端末装置20と、無線通信回線を介して端末装置20と通信可能な画像処理装置10と、を備える。画像処理装置10は、本体制御部11を有し、本体制御部11は、端末装置20との通信で使用される無線通信回線の種別に応じて、画像処理装置10が有する機能の一部の無効化及び有効化を選択的に行う。そして、使用される無線通信回線の種別が無線ローカルエリアネットワーク回線であった場合、本体制御部11は、画像処理装置10が有する機能の一部を無効化する。
【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信回線を介して端末装置により画像処理装置を遠隔操作する技術に関する。
画像形成装置や画像読取装置等の画像処理装置の中には、画像処理装置に搭載された本体操作部による操作の他に、スマートフォンやタブレット端末装置等の携帯型の端末装置による無線通信回線を介した遠隔操作が可能なように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
画像処理装置では、コピー開始やスキャン開始等の原稿の取り扱いを必要とする特定の動作をさせる操作は、原稿のセット等のユーザの作業を伴うので、ユーザが画像処理装置の近傍にいるときに行われるのが一般的である。
そこで、ユーザが画像処理装置から遠くにいるときは、画像処理装置に上記特定の動作をさせる端末装置の特定の操作キーに対するタッチ操作を無効化するように構成された画像処理装置が提案されている(例えば、特許文献2参照。)。この画像処理装置では、ユーザは画像処理装置から遠くにいるときに特定の操作キーを操作しないように注意を払う必要が生じないので、端末装置の操作性が向上する。
特開2011−103572号公報 特開2013−000985号公報
しかし、特許文献1,2に記載の従来の画像処理装置では、画像処理装置の本体操作部の操作キーの有効、無効については、画像処理装置と端末装置との間の位置関係に応じた切り替えが行われていない。
このため、端末装置で上記特定の動作をさせようと操作しているユーザがいる状態で、本体操作部で画像処理装置に上記特定の動作をさせる操作をしたユーザがいた場合、端末装置を操作しているユーザは、自分が意図した動作を画像処理装置に行わせることができずに混乱し、端末装置を操作しているユーザの操作性が低下する虞がある。
また、本体操作部で上記特定の動作をさせようと操作しているユーザがいる状態で、端末装置で画像処理装置に上記特定の動作をさせる操作をしたユーザがいた場合、本体操作部を操作しているユーザは、画像処理装置が思わぬ挙動をすることで混乱し、本体操作部を操作しているユーザの操作性が低下する虞がある。
さらに、端末装置と画像処理装置との間の位置関係に応じて、画像処理装置を動作させるユーザが変わると、本体操作部を操作するユーザにとってのメッセージの必要性の高さも変わる。また、メッセージの表示方法によって、本体操作部の操作性も変わる虞がある。
そこで本発明の目的は、端末装置のユーザと本体操作部のユーザとが同時に存在する場合であっても操作性を向上させることが可能な技術を提供することである。
本発明に係る遠隔操作システムは、端末装置と、無線通信回線を介して端末装置と通信可能な画像処理装置と、を備える。画像処理装置は、本体制御部を有し、本体制御部は、端末装置との通信で使用される無線通信回線の種別に応じて、画像処理装置が有する機能の一部の無効化及び有効化を選択的に行う。そして、使用される無線通信回線の種別が無線ローカルエリアネットワーク回線であった場合、本体制御部は、画像処理装置が有する機能の一部を無効化する。
本発明によれば、端末装置のユーザと本体操作部のユーザとが同時に存在する場合であっても操作性を向上させることができる。
この発明の第1実施形態に係る画像処理装置を含む遠隔操作システムの概略の構成を示すブロック図である。 画像処理装置における処理手順を示すフローチャートである。 端末装置における処理手順を示すフローチャートである。 端末装置が画像処理装置の近くにある場合におけるそれぞれの操作部の表示例を示す図であって、(A)は画像処理装置に備えられた本体操作部の表示例を示し、(B)は本体操作部の無効化されている操作キーが操作された場合の表示例を示し、(C)は端末装置に備えられた端末操作部の表示例を示す。 端末装置が画像処理装置から遠くにある場合におけるそれぞれの操作部の表示例を示す図であって、(A)は本体操作部の表示例を示し、(B)は端末操作部の表示例を示し、(C)は端末操作部の無効化されている操作キーが操作された場合の表示例を示す。 第2実施形態に係る画像処理装置を含む遠隔操作システムにおいて、端末装置が画像処理装置の近くにある場合のそれぞれの操作部におけるエラーメッセージの表示例を示す図であって、(A)は本体操作部における表示例を示し、(B)は端末操作部における表示例を示し、(C)は端末装置で画像処理装置の遠隔操作用アプリケーションソフト以外のアプリケーションソフトが操作されているときのエラーメッセージの表示例を示す。 第2実施形態に係る画像処理装置を含む遠隔操作システムにおいて、端末装置が画像処理装置から遠くにある場合のそれぞれの操作部におけるエラーメッセージの表示例を示す図であって、(A)は本体操作部における表示例を示し、(B)は端末操作部における表示例を示す。 第3実施形態に係る画像処理装置を含む遠隔操作システムにおいて、画像処理装置から遠くにある端末装置の端末操作部における表示例を示す図であって、(A)はカメラによる撮影動画を表示可能である旨のメッセージの表示例を示す図であり、(B)はカメラによる撮影動画の表示例を示す図である。
図1に示すように、この発明の第1実施形態に係る画像処理装置10を含む遠隔操作システム1は、画像処理装置10の他に、1以上の端末装置20を含む。一例として、画像処理装置10は、プリンタ機能、コピー機能、ファクシミリ機能、及びScan To E−Mail機能等の多様な機能を有する複合機である。端末装置20は、スマートフォンやタブレット端末装置等の無線通信機能を有する携帯型の端末装置である。
画像処理装置10は、本体制御部11、LAN(Local Area Network)インターフェース12、本体操作部13、及び画像処理部14を備えている。
LANインターフェース12は、画像処理装置10の近傍に配置されたルータ31に接続され、ルータ31を介してインターネット接続を可能とする。一例として、ルータ31は、画像処理装置10と同じ部屋内に配置されている。
本体操作部13は、複数の操作キーを含む種々の操作画面を表示自在であるとともに、複数の操作キーのそれぞれに対するユーザのタッチ操作による入力操作を受け付ける。例えば、本体操作部13として、液晶タッチパネルが用いられている。
画像処理部14は、原稿の画像を読み取って画像データを生成する画像読取部、及び画像データに基づいて用紙に画像を形成する画像形成部を含む。一例として、画像形成部は、電子写真方式の画像形成処理を行うが、インク吐出方式等の画像形成処理を行うものとすることもできる。
本体制御部11は、本体操作部13、又はLANインターフェース12を介して端末装置20から、動作指示が入力されると、この動作指示に応じて動作する。例えば、本体制御部11は、画像処理部14において原稿から読み取った画像を用紙に複写するコピー機能を実行する。本体制御部11は、画像処理装置10の各機器を統括的に制御する。
このように、画像処理装置10は、端末装置20による無線通信回線を介した遠隔操作が可能なように構成されている。
端末装置20は、端末制御部21、モバイル通信インターフェース22、無線LANインターフェース23、及び端末操作部24を備えている。
モバイル通信インターフェース22は、携帯基地局32を介して、一般的に3G,4G、LTE(Long Term Evolution)等と呼ばれるモバイル通信回線によるインターネット接続を可能とする。即ち、モバイル通信インターフェース22は、モバイル通信回線による通信に用いられる。
無線LANインターフェース23は、無線アクセスポイント(以下、無線APという。)33との間で無線通信を行い、さらにルータ31及びLANインターフェース12を介して画像処理装置10の本体制御部11との間で無線通信を可能とする。即ち、無線LANインターフェース23は、無線LAN回線による通信に用いられる。なお、ルータ31及び無線AP33に代えて、両者が一体化された無線LANルータを用いることもできる。
端末操作部24は、複数の操作キーを含む種々の操作画面を表示自在であるとともに、複数の操作キーのそれぞれに対するユーザのタッチ操作による入力操作を受け付ける。例えば、端末操作部24として、液晶タッチパネルが用いられている。
端末制御部21は、端末操作部24から動作指示が入力されると、この動作指示に応じて動作する。例えば、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフトを起動させた状態で、画像処理装置10のコピー機能を実行させる旨の入力操作が行われると、その旨の動作指示を、モバイル通信回線又は無線LAN回線を介して画像処理装置10へ送信する。
端末装置20が無線AP33経由の無線通信と携帯基地局32経由の無線通信との両方が可能な領域内にあるときは、無線AP33経由の無線通信が優先して使用される。
遠隔操作システム1では、端末装置20が無線AP33経由で画像処理装置10との間で無線通信を行った場合、ルータ31が端末装置20にIPアドレスを付与する。画像処理装置10は、通信相手の端末装置20のIPアドレスから導き出されるネットワークアドレスが、画像処理装置10が属するネットワークのネットワークアドレスと同じであることから、通信相手の端末装置20が画像処理装置10と同じネットワークに属すること、即ち無線AP33を経由する無線通信であると判定できる。同様に、端末装置20においても、ネットワークアドレスが画像処理装置10と同じであることから、無線AP33を経由する無線通信であると判定される。
一方、端末装置20が携帯基地局32経由で画像処理装置10との間で無線通信を行った場合は、携帯基地局32が端末装置20にIPアドレスを割り当てる。このため、通信相手の端末装置20のIPアドレスから導き出されるネットワークアドレスと、画像処理装置10が属するネットワークのネットワークアドレスとが異なってしまうことから、画像処理装置10と端末装置20との間の無線通信が携帯基地局32経由であると、画像処理装置10においても端末装置20においても判定される。
画像処理装置10と端末装置20との間の無線通信回線の種別が無線LAN回線である場合は、画像処理装置10の近傍に配置された無線AP33との間で無線LAN回線による通信が可能な所定領域内に端末装置20が存在することになるので、端末装置20が画像処理装置10の近くにあると判定できる。一方、画像処理装置10と端末装置20との間の無線通信回線の種別が、モバイル通信回線である場合は、端末装置が無線LAN回線による通信が可能な所定領域内には存在しない可能性が高いので、端末装置20は画像処理装置10から遠くに存在すると判定できる。このように、端末装置20が画像処理装置10の近くにあるのか遠くにあるのかを、無線通信回線の種別によって判定することで、判定のための処理及び設備を容易化できる。なお、LANインターフェース12、モバイル通信インターフェース22、及び無線LANインターフェース23は、画像処理装置10と端末装置20との間の位置関係を取得するための位置関係取得部に相当する。
図2に、画像処理装置10の本体制御部11における処理手順の一例を示し、図3に、端末装置20の端末制御部21における処理手順の一例を示す。
画像処理装置10では、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフトを起動させて画像処理装置10を遠隔操作しようとする端末装置20が画像処理装置10の近くにあるか否かが、本体制御部11によって判定される(S1)。同様に、遠隔操作用アプリケーションソフトを起動させて画像処理装置10を遠隔操作しようとする端末装置20においても、自身が画像処理装置10の近くにあるか否かが、端末制御部21によって判定される(S11)。なお、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフトを起動させて画像処理装置10を遠隔操作しようとする端末装置20が画像処理装置10の近くにあるか否かの判定は、画像処理装置10又は端末装置20のいずれか一方のみにおいて行い、判定結果を他方へ送信するように構成することもできる。
画像処理装置10では、端末装置20が近くにある場合、本体操作部13の操作画面40に表示された複数の操作キー41,42,43,44,45,46,47,48,49,50のうち特定の操作キー41〜43が例えば図4(A)に示すようにグレーアウト表示されて、これらの特定の操作キー41〜43に対するタッチ操作が無効化される(S2)。もし、これらの無効化されている状態の特定の操作キー41〜43に対してタッチ操作された場合は(S3)、図4(B)に示すようにエラーメッセージ51が表示される(S4)。このときのエラーメッセージ51は、例えば「携帯端末から操作中であるため、本体からは実行できません。」といった具合に表示される。
特定の操作キー41〜43は、ユーザによる原稿の取り扱いが必要となる動作を画像処理装置10に実行させるための操作を受け付ける操作キーである。例えば、特定の操作キー41〜43のうち、操作キー41はコピー機能を実行させるコピーキーであり、操作キー42はSCAN To E−Mail機能を実行させるE−Mailキーであり、操作キー43はファクシミリ機能を実行させるファクシミリキーである。
端末装置20では、遠隔操作用アプリケーションソフトを起動させることで、本体操作部13に表示される操作画面40と同様の操作画面60を表示させることができる。本体操作部13における操作キー41と、端末操作部24における操作キー61とは、互いに同じ機能を割り当てられた操作キーである。同様に、本体操作部13における操作キー42,43,44,45,46,47,48,49,50と、端末操作部24における操作キー62,63,64,65,66,67,68,69,70とは、それぞれ互いに同じ機能を割り当てられた操作キーである。
端末装置20では、端末装置20が近くにある場合、特定の操作キー61〜63に対するタッチ操作が有効化され(S12)、特定の操作キー61〜63のうち何れかの操作キーがタッチ操作されると(S13)、そのタッチ操作された操作キーに割り当てられた動作が実行される(S14)。このとき、図4(C)に示すように、端末操作部24の操作画面60では、特定の操作キー61〜63のうち最も使用頻度が高い操作キー61を、例えば他の操作キーよりも光るようにして、目立つようにすることができる。
端末装置20が画像処理装置10の近くにある場合は、本体操作部13における特定の操作キー41〜43に対するタッチ操作を無効化することで、端末操作部24のユーザが意図しない画像処理装置10の動作を防止でき、端末操作部24のユーザの操作性を向上できる。また、本体操作部13のユーザは、特定の操作キー41〜43が無効化されていることで、端末装置20が画像処理装置10の近くにあり端末操作部24のユーザが指示した動作を画像処理装置10が行おうとしていること又は行っていることを、認識することができ、本体操作部13のユーザの混乱を防止できる。したがって、端末操作部24のユーザと本体操作部13のユーザとが同時に存在する場合であっても操作性を向上させることができる。
次に、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフトを起動させて画像処理装置10を遠隔操作しようとする端末装置20が画像処理装置10から遠くにある場合について説明する。
画像処理装置10では、端末装置20が遠くにある場合(S1においてNo)、図5(A)に示すように特定の操作キー41〜43に対するタッチ操作が有効化され(S5)、特定の操作キー41〜43のうち何れかの操作キーがタッチ操作されると(S6)、そのタッチ操作された操作キーに割り当てられた動作が実行される(S7)。
一方、端末装置20では、端末装置20が画像処理装置10から遠くにある場合(S11においてNo)、特定の操作キー61〜63が例えば図5(B)に示すようにグレーアウト表示されて、これら特定の操作キー61〜63に対するタッチ操作が無効化される(S15)。もし、これら無効化されている状態の特定の操作キー61〜63に対してタッチ操作された場合は(S16)、図5(C)に示すようにエラーメッセージ52が表示される(S17)。このときのエラーメッセージ51は、例えば「原稿の読み込みが必要なので、遠隔地からは実行できません。」といった具合に表示される。
端末装置20が画像処理装置10から遠くにある場合は、ユーザによる原稿の取り扱いが必要となる特定の動作を画像処理装置10に実行させるための操作が、端末操作部24において行われることは一般的にはない。このため、本体操作部13における特定の操作キー41〜43が有効になっても、本体操作部13からの操作と端末操作部24からの操作とが競合する可能性は非常に低い。よって、端末操作部24のユーザ及び本体操作部13のユーザの操作性が低下しない。一方、端末装置20が画像処理装置10の近くにある場合は、端末操作部24のユーザが画像処理装置10に上記特定の動作をさせる操作を行う可能性が高いので、本体操作部13における特定の操作キー41〜43に対するタッチ操作を無効化することで、端末操作部24のユーザ及び本体操作部13のユーザの操作性を向上できる。
また、端末装置20が画像処理装置10から遠くにある場合は、端末操作部24における特定の操作キー61〜63に対するタッチ操作を無効化することで、本体操作部13のユーザの意図しない画像処理装置10の動作を防いで本体操作部13のユーザの混乱を防止し、本体操作部13のユーザの操作性を向上できる。また、端末操作部24のユーザは、特定の操作キー61〜63が無効化されていることで誤操作が抑制されるので、入力操作時に余計な注意を払う必要がなくなり、端末操作部24のユーザの操作性を向上できる。
第2実施形態に係る画像処理装置10を含む遠隔操作システム1は、画像処理装置10に対してメンテナンスが必要となるエラーのエラーメッセージの表示方法を、画像処理装置10と端末装置20との間の位置関係に基づいて変更することを除いて、上記第1実施形態に係る画像処理装置10を含む遠隔操作システム1と同様に構成されている。
画像処理装置10に対してメンテナンスが必要となるエラーの例として、用紙切れ、用紙詰まり、トナー減少、排紙トレイで用紙が満杯、及び原稿台からの原稿の取り忘れが挙げられる。
画像処理装置10では、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフトを起動させて画像処理装置10を遠隔操作しようとする端末装置20が画像処理装置10の近くにある場合、端末装置20が画像処理装置10から遠くにある場合と比較して、図6(A)に示すように、本体操作部13にエラーメッセージ53が小さく表示される。例えば、エラーメッセージ53は、操作画面40の端部に特定のアイコンとして表示される。
端末装置20では、端末装置20が画像処理装置10の近くにある場合、図6(B)に示すように、端末操作部24にエラーメッセージ54が大きく表示される。このときのエラーメッセージ54は、例えば「トレイ3のA4用紙が無くなりました。トレイ3にA4用紙を補給してください。」といった具合に表示される。
また、端末装置20では、端末装置20が画像処理装置10の近くにある場合であっても、図6(C)に示すように、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフト以外のアプリケーションソフトが操作されている場合は、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフトはバックグラウンドで動作し、端末操作部24にエラーメッセージ55が比較的小さく表示される。例えば、エラーメッセージ55は、操作画面60の上端部に横方向に1行表示される。エラーメッセージ55は、例えば「お近くの画像処理装置MFP−○○○(型番)のトレイ3にA4用紙を補給してください。」といった具合に表示される。
一方、画像処理装置10において、端末装置20が画像処理装置10から遠くにある場合は、端末装置20が画像処理装置10の近くにある場合よりも、図7(A)に示すように、本体操作部13にエラーメッセージ56が大きく表示される。このときのエラーメッセージ56は、例えば「トレイ3のA4用紙が無くなりました。トレイ3にA4用紙を補給してください。」といった具合に表示される。
端末装置20では、端末装置20が画像処理装置10から遠くにある場合、図7(B)に示すように、画像処理装置10に対して手作業によるメンテナンスが必要となるエラーのエラーメッセージは、表示されない。
このように、画像処理装置10と端末装置20との間の位置関係に応じて、本体操作部13の特定の操作キー41〜43及び端末操作部24の特定の操作キー61〜63の有効、無効が切り替えられる。これによって、画像処理装置10を動作させることが可能なユーザが本体操作部13のユーザと端末操作部24のユーザとの間で変わる。このため、エラーメッセージの必要性が高いユーザにはより目立つように表示し、必要性が低いユーザには他の表示をあまり妨げないように表示する。これによって、エラーメッセージの必要性が高いユーザにはエラーメッセージが伝わりやすくなり、必要性が低いユーザには特定の操作キー41〜43以外の操作の操作性が向上する。
具体的には、端末装置20が画像処理装置10の近くにある場合は、本体操作部13においては特定の操作キー41〜43が無効化され、端末操作部24のユーザが画像処理装置10を動作させることになるので、用紙切れ、トナー切れ、用紙詰まり、及び原稿詰まり等のエラーに対する対処は、端末操作部24のユーザが行う方が適している。このため、端末操作部24のユーザの方がエラーメッセージの必要性が高い。よって、本体操作部13に表示する場合と比較して、端末操作部24にはエラーメッセージを大きく表示する。一方、本体操作部13のユーザにとってはこのようなエラーメッセージは必要性が低いので、エラーメッセージを小さく表示することで、本体操作部13の操作性が向上する。
第3実施形態に係る画像処理装置10は、撮影装置であるカメラ15(図1参照)をさらに備え、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフトがインストールされている端末装置20が画像処理装置10から遠くにある場合、カメラ15が撮影した撮影データを端末装置20へ送信するように構成されていることを除いて、上記第1実施形態に係る画像処理装置10と同様に構成されている。撮影データは、画像データ、又は映像データである。
第3実施形態に係る画像処理装置10では、カメラ15によって画像処理装置10の周辺の様子が撮影され、撮影データが、画像処理装置10から遠くにある端末装置20のみに送信される。画像処理装置10の近くにある端末装置20には、必要性が低いので、撮影データは送信されない。
端末装置20では、端末操作部24の操作画面60に、カメラ15による撮影画像又は撮影映像を表示可能である旨のメッセージ57が表示される。例えば、メッセージ57は、第1所定時間おきに第2所定時間ずつ表示される。
図8(A)に示すように、端末装置20では、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフト以外のアプリケーションソフトが操作されている場合は、画像処理装置10の遠隔操作用アプリケーションソフトはバックグラウンドで動作し、端末操作部24にメッセージ57が比較的小さく表示される。例えば、メッセージ57は、操作画面60の上端部に横方向に1行表示される。メッセージ57は、例えば「画像処理装置MFP−○○○(型番)のカメラで撮影中です。ここをタッチで確認。」といった具合に表示される。
端末装置20では、所定箇所がタッチ操作されると、図7(B)に示すように、カメラ15による撮影画像又は撮影映像が、端末操作部24に表示される。端末操作部24には、ライブ映像が表示されることが好ましい。なお、画像処理装置10は、マイクをさらに備え、画像処理装置10の周辺の音声データを取得し、画像処理装置10から遠くにある端末装置20へ、撮影データとともに送信されることが好ましい。
画像処理装置10から遠くにある端末装置20のユーザに、画像処理装置10の周辺の様子を画像又は映像で知らせることができるので、セキュリティを向上できる。このため、オフィス等の画像処理装置10の設置場所の防犯性を高めることができる。また、カメラ15による撮影データを録画できるように構成することが好ましい。
なお、画像処理装置10と端末装置20との間の位置関係を取得するための位置関係取得部は、GPS(Global Positioning System)や3次元位置センサによって画像処理装置10と端末装置20との間の距離を検出し、距離が所定値以上である場合は両者が遠いと判定し、距離が所定値未満である場合は両者が近いと判定するように構成することもできる。また、両者間の送受信のアンテナ強度によって両者が遠いか近いかを判定するように構成することもできる。
画像処理装置10は、複合機であることに限定されず、複写機、プリンタ、ファクシミリ装置等の画像形成装置、又はスキャナ等の画像読取装置である場合にも本発明を適用することができ、端末装置20のユーザと本体操作部13のユーザとが同時に存在する場合であっても操作性を向上できるという効果を奏することができる。
上述の実施形態のそれぞれの技術的特徴を互いに組み合わせることで、新たな実施形態を構成することも考えられる。
上述の実施形態の説明は、すべての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述の実施形態ではなく、特許請求の範囲によって示される。さらに、本発明の範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 遠隔操作システム
10 画像処理装置
11 本体制御部
12 LANインターフェース
13 本体操作部
14 画像処理部
15 カメラ
20 端末装置
21 端末制御部
22 モバイル通信インターフェース
23 無線LANインターフェース
24 端末操作部
31 ルータ
32 携帯基地局
33 無線AP
40、60 操作画面
41〜43、61〜63 特定の操作キー
51〜56 エラーメッセージ
57 メッセージ

Claims (15)

  1. 端末装置と、
    無線通信回線を介して前記端末装置と通信可能な画像処理装置と、
    を備え、
    前記画像処理装置は、
    前記端末装置との通信で使用される前記無線通信回線の種別に応じて、前記画像処理装置が有する機能の一部の無効化及び有効化を選択的に行う本体制御部
    を有し、
    使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線であった場合、前記本体制御部は、前記画像処理装置が有する前記機能の一部を無効化する、遠隔操作システム。
  2. 前記端末装置は、
    前記画像処理装置との通信で使用される前記無線通信回線の種別に応じて、前記端末装置が有する機能の一部の無効化及び有効化を選択的に行う端末制御部
    を有し、
    使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線であった場合、前記端末制御部は、前記端末装置が有する前記機能のうち、前記画像処理装置で無効化された前記機能と対応するものを有効化する、請求項1に記載の遠隔操作システム。
  3. 使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線以外の回線であった場合、前記画像処理装置が有する前記機能の一部を前記本体制御部が有効化する一方で、前記端末制御部は、前記端末装置が有する前記機能の一部を無効化する、請求項1又は2に記載の遠隔操作システム。
  4. 使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線以外の回線であった場合に、前記端末装置で無効化される前記機能は、前記画像処理装置で有効化される前記機能と異なるものである、請求項3に記載の遠隔操作システム。
  5. 前記端末装置との通信で使用されている前記無線ローカルエリアネットワーク回線が切断された場合、前記本体制御部は、前記画像処理装置で無効化していた前記機能を有効化する、請求項1〜4の何れかに記載の遠隔操作システム。
  6. 無線通信回線を介して端末装置と画像処理装置との通信が可能な遠隔操作システムを制御する方法であって、
    前記画像処理装置には、前記端末装置との通信で使用される前記無線通信回線の種別に応じて、前記画像処理装置が有する機能の一部の無効化及び有効化を選択させ、
    使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線であった場合、前記画像処理装置には、前記画像処理装置が有する前記機能の一部を無効化させる、遠隔操作システムの制御方法。
  7. 前記端末装置には、前記画像処理装置との通信で使用される前記無線通信回線の種別に応じて、前記端末装置が有する機能の一部の無効化及び有効化を選択させ、
    使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線であった場合、前記端末装置には、前記端末装置が有する前記機能のうち、前記画像処理装置で無効化された前記機能と対応するものを有効化させる、請求項6に記載の遠隔操作システムの制御方法。
  8. 使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線以外の回線であった場合、前記画像処理装置が有する前記機能の一部を前記画像処理装置に有効化させる一方で、前記端末装置には、前記端末装置が有する前記機能の一部を無効化させる、請求項6又は7に記載の遠隔操作システムの制御方法。
  9. 使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線以外の回線であった場合に、前記端末装置で無効化される前記機能は、前記画像処理装置で有効化される前記機能と異なるものである、請求項8に記載の遠隔操作システムの制御方法。
  10. 前記端末装置との通信で使用されている前記無線ローカルエリアネットワーク回線が切断された場合、前記画像処理装置には、無効化させていた前記機能を有効化させる、請求項6〜9の何れかに記載の遠隔操作システムの制御方法。
  11. 無線通信回線を介して端末装置と通信可能な画像処理装置であって、
    前記端末装置との通信で使用される前記無線通信回線の種別に応じて、前記画像処理装置が有する機能の一部の無効化及び有効化を選択的に行う本体制御部
    を備え、
    使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線であった場合、前記端末装置が有する機能の一部が有効化される一方、前記本体制御部は、前記画像処理装置が有する前記機能の一部を無効化する、画像処理装置。
  12. 使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線であった場合に、前記画像処理装置で無効化される前記機能は、前記端末装置で有効化される前記機能と対応するものである、請求項11に記載の画像処理装置。
  13. 使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線以外の回線であった場合、前記端末装置が有する前記機能の一部が無効化される一方、前記本体制御部は、前記画像処理装置が有する前記機能の一部を有効化する、請求項11又は12に記載の画像処理装置。
  14. 使用される前記種別が無線ローカルエリアネットワーク回線以外の回線であった場合、前記画像処理装置で有効化される前記機能は、前記端末装置で無効化される前記機能と異なるものである、請求項13に記載の画像処理装置。
  15. 前記端末装置との通信で使用されている前記無線ローカルエリアネットワーク回線が切断された場合、前記本体制御部は、前記画像処理装置で無効化していた前記機能を有効化する、請求項11〜14の何れかに記載の画像処理装置。
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