JP2018117559A - 作業車 - Google Patents

作業車 Download PDF

Info

Publication number
JP2018117559A
JP2018117559A JP2017010684A JP2017010684A JP2018117559A JP 2018117559 A JP2018117559 A JP 2018117559A JP 2017010684 A JP2017010684 A JP 2017010684A JP 2017010684 A JP2017010684 A JP 2017010684A JP 2018117559 A JP2018117559 A JP 2018117559A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
machine body
traveling machine
work
traveling
obstacle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017010684A
Other languages
English (en)
Inventor
惇平 宮本
Jumpei Miyamoto
惇平 宮本
祐樹 久保田
Yuki Kubota
祐樹 久保田
竣也 高瀬
Shunya TAKASE
竣也 高瀬
石見 憲一
Kenichi Iwami
憲一 石見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
Priority to JP2017010684A priority Critical patent/JP2018117559A/ja
Publication of JP2018117559A publication Critical patent/JP2018117559A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Guiding Agricultural Machines (AREA)
  • Transplanting Machines (AREA)
  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

【課題】走行機体の位置に基づいて走行機体が作業走行ラインに沿って走行する作業車において、走行機体と障害物との距離を適切に検出する。【解決手段】走行機体50の位置を検出する測位部30と、作業走行ラインL01,L02を取得する作業走行ライン取得部とを備える。走行機体50の位置に基づいて、走行機体50が作業走行ラインL01,L02に沿って走行するように、走行機体50の自動操縦を行う自動走行制御部を備える。障害物B1の位置を障害物位置として取得する障害物位置取得部を備え、走行機体50の位置が、事前に設定された第1設定距離E1を越えて障害物位置に接近すると、走行機体50の走行速度を減速する自動減速部を備える。【選択図】図13

Description

本発明は、圃場で作業を行う作業車に関する。
圃場で作業を行う作業車の一例である乗用型田植機では、特許文献1に開示されているように、圃場において一方の畦から他方の畦に向って略直進して走行しながら、苗植付装置による苗の植え付け等の作業走行が行われる。次に走行機体が他方の畦に達すると、作業走行を中断して他方の畦際での旋回を行い、他方の畦から一方の畦に向って次の作業走行を開始するのであり、作業走行及び旋回を繰り返している。
特許文献1では、苗植付装置による苗の植え付けを行いながら走行機体が走行する作業走行ラインが、一方の畦と他方の畦とに亘って設定され、走行機体の位置を検出する測位部が走行機体に備えられており、走行機体の位置に基づいて、走行機体が作業走行ラインに沿って自動的に走行するように構成されている。これにより、運転者の負担が軽減される。
特許文献1では、走行機体と畦等の障害物との接触を防止する為に、走行機体と障害物との距離を検出する距離センサーが備えられて、走行機体が障害物に接近し過ぎると、走行機体を自動的に停止させるように構成されている。
特開2008−92818号公報(段落番号0049,0050及び図10,11参照)
特許文献1に備えられた距離センサーでは、光や超音波等が使用されており、距離センサーから前方の障害物に向って光や超音波を発して、障害物に当たった光や超音波の反射を受け取ることによって、走行機体と畦との距離を検出している。
これに対して、畦等の障害物は変形したり崩れたりしていることがあるので、特許文献1であると、距離センサーの光や超音波が障害物にうまく当たらなかったり、障害物で反射した光や超音波が距離センサーに向わなかったりして、走行機体と障害物との距離を適切に検出することができない可能性がある。
本発明は、走行機体の位置を検出する測位部を備え、走行機体の位置に基づいて走行機体が作業走行ラインに沿って走行する作業車において、走行機体と障害物との距離を適切に検出することができるようにすることを目的としている。
本発明の作業車は、
圃場に対して作業を行う作業装置と、走行機体の位置を検出する測位部と、
前記走行機体が走行する作業走行ラインを取得する作業走行ライン取得部と、
前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体が前記作業走行ラインに沿って走行するように、前記走行機体の自動操縦を行う自動走行制御部とが備えられ、
障害物の位置を障害物位置として取得する障害物位置取得部が備えられて、
前記走行機体の位置が、事前に設定された第1設定距離を越えて前記障害物位置に接近すると、前記走行機体の走行速度を減速する自動減速部が備えられている。
本発明によると、走行機体が走行する作業走行ラインを取得することに加えて、障害物の位置を障害物位置として取得している。
これによって、測位部により検出される走行機体の位置と障害物位置とを認識することにより、障害物が変形したり崩れたりしていても、これに関係なく、走行機体の位置と障害物位置との位置関係や、走行機体と障害物との距離を適切に検出することができる。
特許文献1では、走行機体の位置が障害物位置に接近すると、走行機体が急に停止するような状態となるので、運転者が戸惑う可能性がある。
これに対して、本発明によれば、走行機体の位置が第1設定距離を越えて障害物位置に接近すると、走行機体の走行速度が減速されて、この後の対処操作が無理なく行われるようになる。前述の対処操作として、運転者が手動で走行機体の向きを変更する操作や、運転者が手動で走行機体を停止させる操作、走行機体が自動的に旋回を行う自動旋回等がある。
本発明において、
前記自動減速部は、
前記走行機体の位置が前記障害物位置に接近するほど、前記走行機体の走行速度を大きく減速すると好適である。
本発明によると、走行機体の位置が第1設定距離を越えて障害物位置に接近した場合、走行機体の位置が障害物位置に接近するほど、走行機体の走行速度が大きく減速されるので、前述の対処操作がさらに無理なく行われるようになる。
本発明において、
前記自動減速部は、
前記走行機体の位置が前記第1設定距離よりも小さい第2設定距離を越えて前記障害物位置に接近すると、前記走行機体を停止させる。
本発明によると、走行機体の位置が第1設定距離を越えて障害物位置に接近した場合、前述の対処操作が遅れても、走行機体の位置が第1設定距離よりも小さい第2設定距離を越えて障害物位置に接近すると、走行機体が自動的に停止するので、走行機体が障害物に接触する状態が回避される。
本発明において、
前記走行機体が前記第1設定距離よりも小さい第2設定距離を越えて前記障害物に接近したことを検出する接近センサーが備えられて、
前記自動減速部は、
前記接近センサーの検出に基づいて、前記走行機体を停止させると好適である。
前述のように、走行機体の位置が第2設定距離を越えて障害物位置に接近したことを検出する場合、本発明によると、測位部により検出される走行機体の位置と障害物位置とを認識することに加えて、光や超音波等を使用した接近センサーも使用している。
これにより、走行機体の位置が第2設定距離を越えて障害物位置に接近したことが、二つの方式によって検出されるのであり、一方の方式に検出不良が生じても、他方の方式によって、走行機体が障害物に接触する状態が回避される。
本発明によると、
前記障害物が、圃場の外周部の畦であると好適である。
圃場で作業を行う作業車では、走行機体が走行する作業走行ラインは、特許文献1のように圃場の外周部の畦において、一方の畦と他方の畦とに亘って設定されることが多く、走行機体が一つの作業走行ラインに沿って走行して畦際に達すると、走行機体を畦際で旋回させて、走行機体を次の作業走行ラインに入れる。
前述の状態において、本発明によると、走行機体が作業走行ラインに沿って走行して畦に接近すると、走行機体の走行速度が自動的に減速するので、この後の畦際での旋回が無理なく円滑に行われるようになるのであり、畦際での旋回の終了後に、走行機体が次の作業走行ラインに無理なく精度良く入ることができるようになる。
乗用型田植機の全体側面図である。 乗用型田植機の全体平面図である。 前輪の操向操作系、前輪及び後輪への伝動系を示す概略平面図である。 制御装置と各部との連係状態を示す図である。 作業走行ライン及び旋回ラインの設定状態を示す平面図である。 作業走行ライン及び旋回ラインの設定状態を示す平面図である。 作業走行ライン及び旋回ラインの設定状態を示す平面図である。 走行機体の作業走行ライン及び旋回ラインに沿っての走行状態を示す平面図である。 走行機体の作業走行ライン及び旋回ラインに沿っての走行状態を示す平面図である。 走行機体の作業走行ライン及び旋回ラインに沿っての走行状態を示す平面図である。 走行機体の回り作業走行での走行状態を示す平面図である。 図7に示す状態とは異なる作業走行ライン及び旋回ラインの設定状態を示す平面図である。 走行機体の作業走行ラインから旋回ラインへの移行状態、及び、旋回ラインから作業走行ラインへの移行状態を示す平面図である。
本発明の実施形態において、圃場(水田)で植付作業を行う作業車の一例である6条植え型式の乗用型田植機が示されている。
本発明の実施形態における前後方向及び左右方向は、特段の説明がない限り、以下のように記載している。走行機体50の走行時における前進側の進行方向が「前」であり、後進側の進行方向が「後」である。前後方向での前向き姿勢を基準として右側に相当する方向が「右」であり、左側に相当する方向が「左」である。
(乗用型田植機の全体構成)
図1及び図2に示すように、乗用型田植機は、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2を備えた走行機体50の後部に、リンク機構3及びリンク機構3を昇降駆動する油圧シリンダ4が備えられ、リンク機構3の後部に苗植付装置5(作業装置に相当)が支持されている。
図1及び図2に示すように、苗植付装置5は、左右方向に所定間隔を置いて配置された植付伝動ケース6、植付伝動ケース6の後部の右及び左側部に回転自在に支持された回転ケース7、回転ケース7の両端に備えられた一対の植付アーム8、フロート9及び苗のせ台10等を備えている。
図1及び図4に示すように、右及び左のマーカー19が苗植付装置5の右及び左側部に備えられており、圃場に接地する作用姿勢(図1参照)、及び圃場から上方に離れた格納姿勢(図4参照)に変更自在である。右及び左のマーカー19は上下に揺動自在に苗植付装置5に支持されたアーム部19aと、アーム部19aの先端部に自由回転自在に支持された回転体19bとを備えており、右及び左のマーカー19を作用姿勢及び格納姿勢に操作する電動モータ21が備えられている。
(前輪及び後輪への伝動系)
図1及び図3に示すように、走行機体50の前部に備えられたエンジン31の動力が、伝動ベルト32を介して静油圧式の無段変速装置33及びミッションケース34に伝達され、ミッションケース34の内部の副変速装置(図示せず)から、前輪デフ機構(図示せず)及び前車軸ケース35の内部の伝動軸(図示せず)を介して、右及び左の前輪1に伝達される。
図1及び図3に示すように、副変速装置の動力が伝動軸36、後車軸ケース37の入力軸38、入力軸38に固定されたベベルギヤ38a、ベベルギヤ38aに咬合するベベルギヤ39a、ベベルギヤ39aが固定された伝動軸39、右及び左のサイドクラッチ40を介して、右及び左の後輪2に伝達される。
図1,2,4に示すように、操縦ハンドル20の左の横側に変速レバー45が備えられており、変速レバー45により無段変速装置33が操作される。変速レバー45により、無段変速装置33を中立位置Nから前進側F及び後進側Rに無段階に操作することができる。
図3に示すように、ミッションケース34の下部の縦軸芯P2周りに、操向部材41が揺動自在に支持され、図1及び図2に示すように、運転座席13の前側に操縦ハンドル20が備えられている。操縦ハンドル20により操向部材41が揺動操作されるのであり、操向部材41と右及び左の前輪1とに亘ってタイロッド42が接続されている。操縦ハンドル20を操作することによって、右及び左の前輪1を直進位置A1から、右及び左の操向限度A3に亘って操向操作することができる。
図3に示すように、右及び左のサイドクラッチ40は摩擦多板式であり、バネ(図示せず)により伝動状態に付勢されている。右及び左のサイドクラッチ40をバネに抗して遮断状態に操作する右及び左の操作軸43が、後車軸ケース37に下向きに支持されて、操向部材41と右及び左の操作軸43とに亘って、右及び左の操作ロッド44が接続されている。右及び左の操作ロッド44において右及び左の操作軸43との接続部分に、融通としての長孔44aが備えられている。
図3に示すように、右及び左の前輪1が直進位置A1、右及び左の設定角度A2の範囲に操向操作されていると、右及び左の操作ロッド44の長孔44aの融通によって、右及び左のサイドクラッチ40は伝動状態に操作されている。これにより右及び左の前輪1、右及び左の後輪2(右及び左のサイドクラッチ40の伝動状態)に動力が伝達された状態で、走行機体50は前進(後進)する。
図3に示すように、右及び左の前輪1が右の設定角度A2を越えて右の操向限度A3側に操向操作されると、右の操作ロッド44の長孔44aの範囲を越えて右の操作ロッド44が引き操作されることになり、右の操作軸43により右のサイドクラッチ40が遮断状態に操作される。
これにより、右及び左の前輪1、左の後輪2(旋回外側)(左のサイドクラッチ40の伝動状態)に動力が伝達され、右の後輪2(旋回中心側)(右のサイドクラッチ40の遮断状態)が自由回転する状態で、走行機体50は右に旋回する。
図3に示すように、右及び左の前輪1が左の設定角度A2を越えて左の操向限度A3側に操向操作されると、左の操作ロッド44の長孔44aの範囲を越えて左の操作ロッド44が引き操作されることになり、左の操作軸43により左のサイドクラッチ40が遮断状態に操作される。
これにより、右及び左の前輪1、右の後輪2(旋回外側)(右のサイドクラッチ40の伝動状態)に動力が伝達され、左の後輪2(旋回中心側)(左のサイドクラッチ40の遮断状態)が自由回転する状態で、走行機体50は左に旋回する。
図3に示すように、右及び左の前輪1が右(左)の操向限度A3側から右(左)の設定角度A2を越えて直進位置A1側に操向操作されると、遮断状態に操作されていた右(左)のサイドクラッチ40が伝動状態に操作されて、右及び左のサイドクラッチ40が伝動状態に操作された状態に復帰する。
(苗植付装置への伝動系)
図1及び図4に示すように、ミッションケース34において、副変速装置の直前から分岐した動力が、植付クラッチ26及びPTO軸25を介して苗植付装置5に伝達されており、植付クラッチ26を伝動及び遮断状態に操作する電動モータ28が備えられている。
図1及び図2に示すように、植付クラッチ26が伝動状態に操作されると、苗のせ台10が左右に往復横送り駆動されるのに伴って、回転ケース7が図1の紙面反時計方向に回転駆動され、苗のせ台10の下部から植付アーム8が交互に苗を取り出して圃場に植え付ける。植付クラッチ26が遮断状態に操作されると、苗のせ台10及び回転ケース7が停止する。
(苗植付装置の自動昇降制御)
図4に示すように、苗植付装置5の横軸芯P1周りに、中央のフロート9の後部が上下に揺動自在に支持されて、苗植付装置5に対する中央のフロート9の高さを検出するポテンショメータ型式の高さセンサー22が備えられており、高さセンサー22の検出値が制御装置23に入力されている。走行機体50の進行に伴って中央のフロート9が圃場に接地追従するのであり、高さセンサー22の検出値により、圃場(中央のフロート9)から苗植付装置5までの高さを検出することができる。
図4に示すように、昇降操作部57がソフトウェアとして制御装置23に備えられており、油圧シリンダ4に作動油を給排操作する制御弁24が、昇降操作部57により操作される。制御弁24が上昇位置に操作されると、油圧シリンダ4に作動油が供給され、油圧シリンダ4が収縮作動して、苗植付装置5が上昇する。制御弁24が下降位置に操作されると、油圧シリンダ4から作動油が排出され、油圧シリンダ4が伸長作動して、苗植付装置5が下降する。
図4に示すように、自動昇降制御の作動状態において、圃場から苗植付装置5までの高さに基づいて、苗植付装置5が圃場から設定高さに維持されるように、昇降操作部57により制御弁24が操作されて、油圧シリンダ4が伸縮作動し、苗植付装置5が自動的に昇降する。これにより、苗の植付深さが設定深さに維持される。
図4に示すように、クラッチ操作部58及びマーカー操作部59が、ソフトウェアとして制御装置23に備えられている。後述するように、クラッチ操作部58により電動モータ28が作動して、植付クラッチ26が伝動及び遮断状態に操作されるのであり、マーカー操作部59により電動モータ21が作動して、右及び左のマーカー19が作用及び格納姿勢に操作される。
(走行機体の位置及び走行機体の方位の検出の構成)
図1及び図2に示すように、走行機体50の前部の右部及び左部に右及び左の支持フレーム16が備えられており、支持フレーム16に予備苗のせ台15が支持されている。右及び左の支持フレーム16の上部に亘って、支持フレーム17が連結されている。
図1及び図2に示すように、支持フレーム17において、平面視で走行機体50の左右中央CLに位置する部分に、計測装置30(測位部に相当)が取り付けられている。計測装置30には、衛星測位システムにより位置情報を取得する受信装置(図示せず)、走行機体50の傾き(ピッチ角、ロール角)を検出する慣性計測装置(図示せず)が備えられており、計測装置30は走行機体50の位置を示す測位データを出力する。
図1及び図2に示すように、後車軸ケース37において平面視で走行機体50の左右中央CLに位置する部分に、慣性情報を計測する慣性計測装置48が取り付けられている。慣性計測装置48及び計測装置30の慣性計測は、IMU(Inertial Measurement Unit)により構成されている。
前述の衛星測位システム(GNSS:Global Navigation Satelite System)には、代表的なものとしてGPS(Global Positioning System)が挙げられる。GPSは、地球の上空を周回する複数のGPS衛星や、GPS衛星の追跡と管制を行う管制局や、測位を行う対象(走行機体50)が備える受信装置を使用して、計測装置30の受信装置の位置を計測するものである。
慣性計測装置48は、走行機体50のヨー角度(走行機体50の旋回角度)の角速度を検出可能なジャイロセンサー(図示せず)、及び、互いに直交する3軸方向の加速度を検出する加速度センサー(図示せず)を備えている。慣性計測装置48により計測される慣性情報には、ジャイロセンサーにより検出される方位変化情報と、加速度センサーにより検出される位置変化情報とが含まれている。
これにより、計測装置30及び慣性計測装置48によって、走行機体50の位置及び走行機体50の方位が検出される。
(走行機体の自動走行に関する構成)
図1,2,4に示すように、変速レバー45の操作位置が制御装置23に入力されている。走行機体50の前部において平面視で走行機体50の左右中央CLの位置に、センターマスコット14が備えられている。操縦ハンドル20(操向部材41)を操作する操向モータ51が備えられ、変速レバー45を操作する変速モータ53が備えられている。
図4に示すように、運転者が携帯するスマートフォン46(携帯情報端末)に対応するWi−Fiユニット47が走行機体50に備えられている。スマートフォン46とWi−Fiユニット47とはWi−Fi規格により相互に無線通信するのであり、Wi−Fiユニット47と制御装置23とはCANにより接続されている。スマートフォン46と外部のコンピュータ49とは、インターネットを介した無線のデータ通信により相互に通信することができる。
図4に示すように、障害物位置取得部52、自動減速部54、作業走行ライン取得部55、旋回ライン取得部56、制御部60、作業走行ライン設定部61、自動走行制御部62、旋回ライン設定部63、自動旋回制御部64、表示制御部65が、ソフトウェアとして制御装置23に備えられている。
図2及び図4に示すように、自動走行制御部62及び自動旋回制御部64を作動状態及び停止状態に人為的に操作する押しボタン型式の操作部18が、変速レバー45の握り部に備えられており、操作部18の操作信号が制御装置23に入力される。操縦ハンドル20の前側に、液晶ディスプレイ等により構成された表示装置27が備えられている。
(畦際ラインの位置データの取得)
図5に示すように、例えば畦B1,B2,B3,B4を備えた圃場において、畦B1〜B4の畦際ラインB11,B21,B31,B41の位置データ、及び、圃場の出口B23の位置データを、例えば以下の(1)〜(5)に示す方法のうちのいずれか一つ(又は複数)によって事前に得て、コンピュータ49に記憶しておく。
(1)図1及び図2に示す計測装置30を走行機体50から取り外して、計測装置30を持った作業者が畦際ラインB11〜B41に沿って歩行することにより、計測装置30による作業者の位置を示す測位データを、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データとして得る。
(2)図1及び図2に示す乗用型田植機(計測装置30が取り付けられた状態)を、畦際ラインB11〜B41に沿って走行させることにより、計測装置30による走行機体50の位置を示す測位データを、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データとして得る。
この場合、走行機体50の左右中央CLに位置する部分に、計測装置30が取り付けられており、走行機体50(苗植付装置5)の外端部が、畦際ラインB11〜B41に位置するので、計測装置30による走行機体50の位置を示す測位データから、走行機体50(苗植付装置5)の横幅の1/2だけ外側の位置が、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データとなるように、補正が行われる。
(3)同じ乗用型田植機(又は計測装置30を備えた別の乗用型田植機や乗用型播種機)が、過去に圃場を走行(作業)して、圃場を走行した走行機体50の位置を示す測位データを得ていた場合、この測位データを、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データとして利用する。この場合、前項(2)に記載の補正を行っておく。
(4)計測装置30を備えたコンバインやトラクタ等の各種の作業車が、過去(又は現在)に圃場を走行(作業)して、圃場を走行した作業車の位置を示す測位データを得ていた場合、この測位データを、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データとして利用する。
(5)畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データを記録した市販の記憶媒体が存在すれば、この記憶媒体を利用する。
(作業走行ライン及び旋回ラインの設定)(その1)
図5に示すように、乗用型田植機が圃場の近傍に到着すると(走行機体50の位置K1)、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データがコンピュータ49からスマートフォン46に送信される。畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データが、スマートフォン46からWi−Fiユニット47に送信されて、Wi−Fiユニット47から制御装置23に送られる。
図5に示す状態は、乗用型田植機が圃場の入口B22に位置した状態である。この場合に、乗用型田植機が圃場の入口B22に位置しなくても、乗用型田植機が圃場の入口B22以外の圃場の近傍に到着すれば、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データがコンピュータ49からスマートフォン46に送信される。
これにより、畦際ラインB11〜B41が、畦B1〜B4(障害物位置)の位置データとして、障害物位置取得部52に取得されて記憶され、圃場の出口B23が、位置データとして、障害物位置取得部52に取得されて記憶される。
この場合、スマートフォン46と無線通信するWi−Fiユニット47を走行機体50に備えずに、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データが、コンピュータ49から制御装置23に直接に送られ、障害物位置取得部52に取得されて記憶されるようにしてもよい。
作業走行ライン設定部61及び旋回ライン設定部63により、畦際ラインB11〜B41の位置データ及び圃場の出口B23の位置データに基づいて、後述する(作業走行ライン及び旋回ラインの設定)(その2)、及び図5,6,7に示すように、作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLL1〜LL6の設定が行われる。圃場は、畦際ラインB11,B21が平行で、畦際ラインB31,B41が平行となるような、平面視で長方形状の圃場を想定している。
この場合、図11に示すように、後述する回り作業走行LD1〜LD4において、最後の回り作業走行LD4を終了すると、走行機体50の向きを変更せずに、乗用型田植機が圃場の出口B23から出て行くことができるように、作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLL1〜LL6の設定が行われる。
(作業走行ライン及び旋回ラインの設定)(その2)
図5に示すように、畦際ラインB11,B21から走行機体50(苗植付装置5)の横幅だけ圃場の中央側の位置に、畦際ラインB11,B21に沿って枕地ラインLA1,LA2が設定される。畦際ラインB31,B41から走行機体50(苗植付装置5)の横幅だけ圃場の中央側の位置に、畦際ラインB31,B41に沿って枕地ラインLB1,LB2が設定される。
図6に示すように、作業走行ライン設定部61により、枕地ラインLA1,LA2との間において、複数の作業走行ラインLが、枕地ラインLB1,LB2と平行となり且つ互いに平行となるように所定間隔W1(走行機体50(苗植付装置5)の横幅)を置いて、枕地ラインLA1,LA2に亘って設定される。
図7に示すように、作業走行ラインL01,L02,L03,L04,L05,L06,L07が設定され、作業走行ラインL01〜L07の向き(図7に示す作業走行ラインL01〜L07の矢印参照)が設定される。
図7に示すように、作業走行ラインL01〜L07の始端部(一方の端部)が、作業開始位置C1,C2,C3,C4,C5,C6,C7となる。作業走行ラインL01〜L07の終端部(他方の端部)が、作業終了位置D1,D2,D3,D4,D5,D6,D7となる。最初に作業を開始する作業スタート位置は、位置K2となる。
図7に示すように、作業終了位置D1と作業開始位置C2とを接続するように、平面視で円状の旋回ラインLL1が圃場に設定される。同様に、作業終了位置D2と作業開始位置C3、作業終了位置D3と作業開始位置C4、作業終了位置D4と作業開始位置C5、作業終了位置D5と作業開始位置C6、作業終了位置D6と作業開始位置C7とを接続するように、平面視で円状の旋回ラインLL2,LL3,LL4,LL5,LL6が設定される。
これにより、作業開始位置C1〜C7及び作業終了位置D1〜D7、作業走行ラインL01〜L07、旋回ラインLL1〜LL6、計測装置30による走行機体50の位置が、表示制御部65により表示装置27(図4参照)に表示される。
表示装置27に表示された作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLL1〜LL6等について、運転者が問題は無いと判断すると、運転者は承認ボタン(図示せず)を押し操作する。これにより、作業走行ラインL01〜L07、作業開始位置C1〜C7及び作業終了位置D1〜D7の位置データが、位置データとして作業走行ライン取得部55に取得されて記憶される。同時に旋回ラインLL1〜LL6が、位置データとして旋回ライン取得部56に取得されて記憶される。
図12に示すように、圃場に一つの出入口B24が存在する場合、後述する回り作業走行LD1〜LD4において、最後の回り作業走行LD4を終了すると、走行機体50の向きを変更せずに、乗用型田植機が圃場の出入口B24から出て行くことができるように、作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLL1〜LL6の設定が行われる。最初に作業を開始する作業スタート位置は、位置K10となる。
(作業走行ライン及び旋回ラインに沿った走行機体の走行)(その1)
図7に示すように、作業開始位置C1〜C7及び作業終了位置D1〜D7、作業走行ラインL01〜L07、旋回ラインLL1〜LL6が設定された状態において、運転者が操作部18を操作することにより、自動走行制御部62によって、以下に示す操作が行われる。
図8に示すように、走行機体50が位置K1に位置した状態において、運転者が操作部18を操作すると、計測装置30による走行機体50の位置及び慣性計測装置48による慣性情報により、変速モータ53(変速レバー45)及び操向モータ51(操縦ハンドル20)が操作される。
これにより、図8に示すように、走行機体50が位置K1を発進し、経路LC1に沿って走行して、最初に作業を開始する作業スタート位置としての位置K2で停止する。
図8に示すように、走行機体50が位置K2に位置した状態において、運転者が操作部18を操作すると、後述するように、昇降操作部57により制御弁24が操作され、クラッチ操作部58により植付クラッチ26(電動モータ28)が操作され、マーカー操作部59により右及び左のマーカー19(電動モータ21)が操作され、表示制御部65により表示装置27が操作される。
後述する(作業走行ライン及び旋回ラインに沿った走行機体の走行)(その2)に記載のように、計測装置30による走行機体50の位置及び慣性計測装置48による慣性情報に基づいて、制御部60、自動走行制御部62、自動旋回制御部64、自動減速部54により、変速レバー45(変速モータ53)及び操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作される。
自動走行制御部62は、変速レバー45(変速モータ53)を所定の変速位置に操作して、走行機体50が作業走行ラインL01〜L07に沿って走行するように(計測装置30の位置が作業走行ラインL01〜L07に位置するように)、操縦ハンドル20(操向モータ51)を操作する。
自動旋回制御部64は、変速レバー45(変速モータ53)を所定の低速位置に操作して、走行機体50が旋回ラインLL1〜LL6に沿って走行するように(計測装置30の位置が旋回ラインLL1〜LL6に位置するように)、操縦ハンドル20(操向モータ51)を操作する。
自動走行制御部62が作動(自動旋回制御部64が停止)する作業モード、自動旋回制御部64が作動(自動走行制御部62が停止)する旋回モードが設定されている。制御部60は、作業モードへの切り換え、及び、旋回モードへの切り換えを行う。
作業モードでは、走行機体50の走行速度が比較的高速で、前輪1の操向操作が直進位置A1付近の比較的小さな範囲で行われ、前輪1の操向操作の速度が比較的低速の状態が想定されている。
自動走行制御部62は、変速レバー45(変速モータ53)及び操縦ハンドル20(操向モータ51)を操作するのにあたり、前述の状態に適した制御機能が備えられている。
旋回モードでは、走行機体50の走行速度が比較的低速で、前輪1の操向操作が右及び左の操向限度A3に亘る大きな範囲で行われ、前輪1の操向操作の速度が比較的高速の状態が想定されている。
自動旋回制御部64は、変速レバー45(変速モータ53)及び操縦ハンドル20(操向モータ51)を操作するのにあたり、前述の状態に適した制御機能が備えられている。
(作業走行ライン及び旋回ラインに沿った走行機体の走行)(その2)
図8に示すように、走行機体50が位置K2に位置した状態において、運転者が操作部18を操作すると、作業モードに切り換えられる。
これにより、変速レバー45(変速モータ53)が所定の変速位置に操作されて走行機体50が発進し、操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されて走行機体50が作業走行ラインL01に沿って走行するのであり、走行機体50の走行が開始されたことが、表示装置27に表示される。
この場合、苗植付装置5(植付アーム8)が作業開始位置C1に達する少し前の位置から、苗植付装置5が圃場に下降操作され、苗植付装置5の自動昇降制御の作動状態となり(植付クラッチ26の遮断状態)、右のマーカー19が作用姿勢に操作される(左のマーカー19は格納姿勢)。苗植付装置5が圃場に下降操作されたこと、及び、右のマーカー19が作用姿勢に操作されたことが、表示装置27に表示される。
図8から図9に示すように、苗植付装置5(植付アーム8)が作業開始位置C1に達すると、植付クラッチ26が伝動状態に操作されて、作業開始位置C1から苗の植え付けが開始される。苗の植え付けが開始されたことが、表示装置27に表示される。
これにより図9に示すように、走行機体50が作業走行ラインL01に沿って走行しながら、苗の植え付けが行われるのであり、右のマーカー19により、作業走行ラインL02に対応する圃場の位置に指標が形成される(走行機体50の位置K3参照)。
図9に示すように、苗植付装置5(植付アーム8)が作業終了位置D1に達すると、植付クラッチ26が遮断状態に操作され(苗の植え付けの停止)、苗植付装置5の自動昇降制御が停止状態となり、苗植付装置5が圃場から上昇操作されて、右のマーカー19が格納姿勢に操作される。
これと並行して、走行機体50の作業走行ラインL01から旋回ラインLL1への移行により、作業モードから旋回モードへの切り換えが行われて、走行機体50が旋回ラインLL1に沿って走行(旋回)する(走行機体50の位置K4参照)。
苗の植え付けが停止して苗植付装置5が上昇操作されたこと、右のマーカー19が格納姿勢に操作されたこと、及び、右方向への旋回が開始されたことが、表示装置27に表示される。
図9に示すように、旋回ラインLL1において(走行機体50の位置K4参照)、走行機体50が作業開始位置C2に達する少し前の位置から、苗植付装置5が圃場に下降操作され、苗植付装置5の自動昇降制御が作動状態となり(植付クラッチ26の遮断状態)、左のマーカー19が作用姿勢に操作される(右のマーカー19は格納姿勢)。苗植付装置5が圃場に下降操作されたこと、及び、左のマーカー19が作用姿勢に操作されたことが表示装置27に表示される。
図9から図10に示すように、苗植付装置5(植付アーム8)が作業開始位置C2に達すると、植付クラッチ26が伝動状態に操作されて、作業開始位置C2から苗の植え付けが開始されるのであり、変速レバー45(変速モータ53)が所定の変速位置に操作される。苗の植え付けが開始されたことが、表示装置27に表示される。
これと並行して、走行機体50の旋回ラインLL1から作業走行ラインL02への移行により、旋回モードから作業モードへの切り換えが行われて、走行機体50が作業走行ラインL02に沿って走行しながら、苗の植え付けが行われるのであり、左のマーカー19により、作業走行ラインL03に対応する圃場の位置に指標が形成される(走行機体50の位置K5参照)。
以上の状態において、枕地ラインLA1,LA2,LB1,LB2、作業開始位置C1〜C7及び作業終了位置D1〜D7、作業走行ラインL01〜L07、旋回ラインLL1〜LL6、計測装置30により検出される走行機体50の位置が、表示装置27に表示されているのであり、表示装置27において、走行機体50が作業走行ラインL01,L02及び旋回ラインLL1に沿って移動する。
前述のように、走行機体50が作業走行ラインL02に沿って走行する場合、前回の走行機体50の作業走行ラインL01に沿っての走行状態において、右のマーカー19により、作業走行ラインL02に対応する圃場の位置に指標が形成されている(図9の走行機体50の位置K3参照)。
これにより、運転者は、表示装置27を目視する同時に、センターマスコット14と、前述の作業走行ラインL02に対応する圃場の位置の指標とを目視することによって、走行機体50が作業走行ラインL02に沿って走行することを確認することができる。
以上のようにして、図9及び図10に示すように、作業モードでの走行機体50の作業走行ラインL01〜L07に沿っての走行、及び旋回モードでの走行機体50の旋回ラインLL1〜LL6に沿っての走行(旋回)が行われる。
この場合、センターマスコット14、右及び左のマーカー19を廃止して、右及び左のマーカー19による作業走行ラインL02〜L07に対応する圃場の位置の指標の形成が行われないようにしてもよい。この構成において運転者は、表示装置27を目視することで、走行機体50が作業走行ラインL02〜L07に沿って走行することを確認する。
(畦際ライン及び枕地ラインに沿った走行機体の走行)
図11に示すように、走行機体50が作業走行ラインL07から作業終了位置D7に達して、作業走行ラインL01〜L07に沿っての走行を終了すると、走行機体50は作業終了位置D7で停止する。
図11に示すように、走行機体50が作業終了位置D7で停止した状態において、運転者が操作部18を操作すると、計測装置30による走行機体50の位置及び慣性計測装置48による慣性情報により、変速レバー45(変速モータ53)及び操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されて、走行機体50が経路LC2に沿って走行し、走行機体50の向きの修正及び前後進が行われて、走行機体50が位置K6で停止する。
この後、走行機体50が位置K6に位置した状態において、回り作業を開始する為に、運転者が操作部18を操作する。
図11に示すように、走行機体50が位置K6に位置した状態において、運転者が操作部18を操作すると、苗植付装置5が圃場に下降操作され、苗植付装置5の自動昇降制御が作動状態となり(植付クラッチ26の遮断状態)、右及び左のマーカー19は作用姿勢に操作されずに格納姿勢に保持される。苗植付装置5が圃場に下降操作されたことが、表示装置27に表示される。
この後に、図11に示すように、作業モードにより、変速レバー45(変速モータ53)が所定の変速位置に操作されて、走行機体50が発進し、操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されて、走行機体50が畦際ラインB41及び枕地ラインLB2に沿って走行する。走行機体50が発進するのと同時に、植付クラッチ26が伝動状態に操作されて、位置K6から苗の植え付けが開始される。苗の植え付けが開始されたことが、表示装置27に表示される。
これにより、図11に示すように、走行機体50が畦際ラインB41及び枕地ラインLB2に沿って走行しながら、苗の植え付けが行われる(回り作業走行LD1)。
図11に示すように、回り作業走行LD1が終了して、走行機体50の前部が畦際ラインB21に達すると、植付クラッチ26が遮断状態に操作され(苗の植え付けの停止)、苗植付装置5の自動昇降制御が停止状態となり、苗植付装置5が圃場から上昇操作されるのであり、変速レバー45が中立位置Nに操作されて、走行機体50が停止する。
次に運転者が操作部18を操作すると、旋回モードにより、走行機体50の向きの修正及び前後進が行われて、走行機体50が位置K7で停止する。
図11に示すように、走行機体50が位置K7に位置した状態において、運転者が操作部18を操作すると、前述の回り作業走行LD1と同様に苗植付装置5が圃場に下降操作され、苗植付装置5の自動昇降制御が作動状態となり(植付クラッチ26の遮断状態)、右及び左のマーカー19は作用姿勢に操作されずに格納姿勢に保持される。苗植付装置5が圃場に下降操作されたことが、表示装置27に表示される。
この後、作業モードにより、変速レバー45(変速モータ53)が所定の変速位置に操作されて、走行機体50が発進し、操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されて、走行機体50が畦際ラインB21及び枕地ラインLA2に沿って走行するのであり、走行機体50が発進するのと同時に、植付クラッチ26が伝動状態に操作されて、位置K7から苗の植え付けが開始される。苗の植え付けが開始されたことが、表示装置27に表示される。
これにより、図11に示すように、走行機体50が畦際ラインB21及び枕地ラインLA2に沿って走行しながら、苗の植え付けが行われる(回り作業走行LD2)。
この後、図11に示すように、前述の回り作業走行LD1,LD2と同様に、作業モードにより、位置K8からの畦際ラインB31及び枕地ラインLB1に沿っての回り作業走行LD3、及び、位置K9からの畦際ラインB11及び枕地ラインLA1に沿っての回り作業走行LD4が行われるのであり、回り作業走行LD4が終了すると、走行機体50は圃場から出て行く。以上のようにして、一つの圃場の苗の植え付けを終了する。
この場合、前述の(作業走行ライン及び旋回ラインの設定)(その1)(その2)に記載のように、作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLL1〜LL6の設定が行われている。これにより、最後の回り作業走行LD4を終了した際に、走行機体50の前方に圃場の出口B23が位置している状態となっており、最後の回り作業走行LD4から走行機体50の向きを変更せずに、乗用型田植機は圃場の出口B23から出て行くことができる。
本項の(畦際ライン及び枕地ラインに沿った走行機体の走行)において、図11に示すように、走行機体50が作業走行ラインL01〜L07に沿っての走行を終了して、作業終了位置D7に達した場合、走行機体50が作業終了位置D7で停止せずに、この後の経路LC2に沿っての走行、回り作業走行LD1〜LD4、位置K6〜K9での走行機体50の向きの修正及び苗植付装置5(植付クラッチ26)の操作が、連続して自動的に行われて、圃場の出口B23の手前位置で走行機体50が停止するようにしてもよい。
(走行機体の作業走行ラインから旋回ラインへの移行の詳細)
前述の(作業走行ライン及び旋回ラインに沿った走行機体の走行)(その2)において走行機体50が作業走行ラインL01〜L06から旋回ラインLL1〜LL6に移行する場合、各部が以下の説明のように作動している。
この各部の作動の状態について、図13に示すように、走行機体50の作業走行ラインL01から旋回ラインLL1への移行を例として説明する。
作業モードにより、走行機体50が作業走行ラインL01に沿って走行している状態において、計測装置30により検出される走行機体50(計測装置30)の位置と畦際ラインB11の位置データとが認識されて、走行機体50(計測装置30)の位置から畦際ラインB11までの距離が検出されている。
畦際ラインB11から第1設定距離E1の位置を越えて、走行機体50(計測装置30)の位置が畦際ラインB11に接近すると、作業モードから旋回モードに切り換えられるのであり、自動減速部54により、変速レバー45(変速モータ53)が所定の変速位置から低速側に操作され始めて、走行機体50の走行速度が減速され始める。
前述の状態で走行機体50は、旋回モードで作業走行ラインL01に沿って走行するのであり、走行機体50(計測装置30)の位置が畦際ラインB11に接近するほど、自動減速部54により変速レバー45(変速モータ53)が低速側に操作されて、走行機体50の走行速度が大きく減速される。
走行機体50(計測装置30)の位置が認識されると、計測装置30から苗植付装置5(植付アーム8)までの長さ、及び、走行機体50の方位に基づいて、走行機体50(計測装置30)の位置を補正することによって、苗植付装置5(植付アーム8)の位置を認識することができる。
これにより、苗植付装置5(植付アーム8)の位置が作業終了位置D1に達すると、変速レバー45(変速モータ53)の低速側への操作が終了し、変速レバー45(変速モータ53)が所定の低速位置に保持されて、走行機体50が旋回ラインLL1に沿って走行(旋回)するように、操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作される。
この場合、右及び左の前輪1が右の設定角度A2を越えて右の操向限度A3側に操向操作されることにより、右のサイドクラッチ40が遮断状態に操作されて、右及び左の前輪1、左の後輪2に動力が伝達され、右の後輪2が自由回転する状態で、走行機体50が旋回ラインLL1に沿って走行(旋回)する(前述の(前輪及び後輪への伝動系)参照)。
これと同時に苗植付装置5(植付アーム8)の位置が作業終了位置D1に達すると、植付クラッチ26が遮断状態に操作され(苗の植え付けの停止)、苗植付装置5の自動昇降制御が停止状態となり、苗植付装置5が圃場から上昇操作されて、右のマーカー19が格納姿勢に操作される(苗植付装置5の非作業状態への操作に相当)。
前述のように、苗植付装置5(植付アーム8)の位置が作業終了位置D1に達して、操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されても、圃場での前輪1の滑り等により、走行機体50が向きを変えずに畦際ラインB11に接近し続けたとする。
この場合、畦際ラインB11から第2設定距離E2(第1設定距離E1よりも小さい距離)の位置を越えて、走行機体50(計測装置30)の位置が畦際ラインB11に接近すると、変速レバー45(変速モータ53)が中立位置Nに操作されて、走行機体50が停止する。
走行機体50(計測装置30)の位置が認識されると、計測装置30から走行機体50の前端部までの長さ、及び、走行機体50の方位に基づいて、走行機体50(計測装置30)の位置を補正することによって、走行機体50の前端部の位置を認識することができる。第2設定距離E2は、前述のように走行機体50が向きを変えずに畦際ラインB11に接近し続けた際に、走行機体50の前端部の位置が畦際ラインB11に達しない距離に設定されている。
(走行機体の旋回ラインから作業走行ラインへの移行の詳細)
前述の(作業走行ライン及び旋回ラインに沿った走行機体の走行)(その2)において走行機体50が旋回ラインLL1〜LL6から作業走行ラインL02〜L07に移行する場合、各部が以下の説明のように作動している。
この各部の作動の状態について、図13に示すように、走行機体50の旋回ラインLL1から作業走行ラインL02への移行を例として説明する。
旋回モードにより、走行機体50が旋回ラインLL1に沿って走行(旋回)している状態において、苗植付装置5(植付アーム8)の位置が、作業開始位置C2よりも少し畦際ラインB11側の位置K13に達すると、苗植付装置5が圃場に下降操作され、苗植付装置5の自動昇降制御が作動状態となり(植付クラッチ26の遮断状態)、左のマーカー19が作用姿勢に操作される(右のマーカー19は格納姿勢)。
苗植付装置5(植付アーム8)が位置K13に達すると、旋回モードから作業モードに切り換えられる。右及び左の前輪1が右の設定角度A2を越えて直進位置A1側に操向操作され、右のサイドクラッチ40が伝動状態に操作されて、右及び左の前輪1、右及び左の後輪2に動力が伝達されており、走行機体50は略直進状態となっている。これにより走行機体50は、作業モードで旋回ラインLL1に沿って走行(旋回)する。
苗植付装置5(植付アーム8)が作業開始位置C2に達すると、植付クラッチ26が伝動状態に操作されて、作業開始位置C2から苗の植え付けが開始される(苗植付装置5の作業状態への操作に相当)。
これと同時に、変速レバー45(変速モータ53)が所定の低速位置から高速側に操作され始め、走行機体50の走行速度が増速され始めるのであり、変速レバー45(変速モータ53)が作業走行ラインL01での所定の変速位置に戻し操作される。
(発明の実施の第1別形態)
図13に示すように、畦際ラインB11から第1設定距離E1を越えて、走行機体50(計測装置30)の前端部が畦際ラインB11に接近すると、自動減速部54により、変速レバー45(変速モータ53)が低速側に操作されるのではなく、前輪1及び後輪2に制動を掛けるブレーキ(図示せず)が制動側に操作されたり、エンジン31の回転数が落とされることによって、走行機体50の走行速度が減速されるようにしてもよい。
図13に示すように、畦際ラインB11から第2設定距離E2を越えて、走行機体50(計測装置30)の前端部が畦際ラインB11に接近した場合、自動減速部54により、変速レバー45(変速モータ53)が中立位置Nに操作されるのではなく、前輪1及び後輪2に制動を掛けるブレーキ(図示せず)が制動側に操作されたり、エンジン31が停止されることによって、走行機体50が停止されるようにしてもよい。
(発明の実施の第2別形態)
光や超音波、棒状の接触子等を使用して走行機体から畦B1〜B4までの距離を検出する接近センサー(図示せず)を、走行機体50の前端部に備えて、以下の説明のような操作が行われるようにしてもよい。
図13に示すように、計測装置30により計測される走行機体50の位置と畦際ラインB11の位置データとの認識に基づいて、走行機体50の前端部の位置から畦際ラインB11までの距離が検出されることに加えて、接近センサーにより走行機体50の前端部から畦B1までの距離が検出される。
これにより、計測装置30に基づく走行機体50の前端部の位置から畦際ラインB11までの距離、及び、接近センサーに基づく走行機体50の前端部から畦B1までの距離において、少なくとも一方の距離が第2設定距離E2よりも小さくなると、自動減速部54により走行機体50が停止される。
(発明の実施の第3別形態)
前述の(畦際ラインの位置データの取得)において、畦際ラインB11〜B41及び出口B23の位置データに加え、圃場の内部に存在する障害物(例えば樹木や電柱等)の位置データも含まれるようにして、以下の説明のような操作が行われるようにしてもよい。
前述の(作業走行ライン及び旋回ラインの設定)(その1)において、畦際ラインB11〜B41及び出口B23の位置データに加えて、障害物の位置データ(障害物位置)が障害物位置取得部52に取得されて記憶される。
前述の(作業走行ライン及び旋回ラインの設定)(その2)において、作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLl1〜LL6が設定されると、作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLl1〜LL6と障害物位置との位置関係が認識される。
走行機体50が自動走行制御部62及び自動旋回制御部64により作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLl1〜LL6に沿って走行(旋回)している状態において、走行機体50の位置が第1設定距離E1を越えて障害物位置に接近すると、自動減速部54により走行機体50の走行速度が減速される。走行機体50の位置が第2設定距離E2を越えて障害物位置に接近すると、自動減速部54により走行機体50が停止される。
(発明の実施の第4別形態)
前述の(畦際ラインの位置データの取得)において、畦際ラインB11〜B41及び出口B23の位置データに加え、圃場の内部に存在する障害物(例えば樹木や電柱等)の位置データも含まれるようにして、以下の説明のような操作が行われるようにしてもよい。
走行機体50の走行速度が減速されている状態、及び走行機体50が停止した状態において、運転者が操向モータ51に抗して操縦ハンドル20を操作したり、変速モータ53に抗して変速レバー45を操作したりすると、自動走行制御部62及び自動旋回制御部64が一時停止状態となる。
運転者は操縦ハンドル21及び変速レバー45を操作して、走行機体50を作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLl1〜LL6から離れるように走行させて、障害物を回避する。この場合、エンジン31が停止して走行機体50が停止した状態では、運転者が操縦ハンドル21又は変速レバー45を操作すると、エンジン31が自動的に始動操作される。
障害物を回避して、走行機体50を作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLl1〜LL6に戻した後に、運転者が操作部18を操作すると、自動走行制御部62及び自動旋回制御部64が作動する状態に復帰して、走行機体50が自動走行制御部62及び自動旋回制御部64により作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLl1〜LL6に沿って走行(旋回)する。
(発明の実施の第5別形態)
第2設定距離E2を廃止して、以下のような操作が行われるようにしてもよい。
走行機体50の位置が第1設定距離E1を越えてB1〜B4等の障害物位置に接近すると、自動減速部54により走行機体50の走行速度が減速され始める。走行機体50の位置が障害物位置に接近するのに伴って、走行機体50の走行速度が徐々に減速されていくのであり、走行機体50の前端部の位置が障害物位置の直前位置に達すると、走行機体50の走行速度が零速度となる(走行機体50が停止する)。
(発明の実施の第6別形態)
作業走行ライン設定部61及び旋回ライン設定部63を、制御装置23に備えなくてもよい。
この場合、作業走行ライン設定部61及び旋回ライン設定部63を、ソフトウェアとして、走行機体50とは別に設置されるコンピュータ等(例えば図4に示すコンピュータ49等)に備える。
これにより、作業走行ライン設定部61及び旋回ライン設定部63により設定された作業走行ラインL01〜L07及び旋回ラインLL1〜LL6が、前述のコンピュータからスマートフォン46や制御装置23に送信されて、又は記憶媒体を介して、作業走行ライン取得部55及び旋回ライン取得部56に取得されて記憶される。
(発明の実施の第7別形態)
作業モードにおいて、自動走行制御部62により変速レバー45(変速モータ53)及び操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されるのではなく、運転者が変速レバー45を手動で操作して、走行機体50の走行速度を任意に設定し、自動走行制御部62により操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されるようにしてもよい。
この状態において、走行機体50の位置が第1設定距離E1及び第2設定位置E2を越えてB1〜B4等の障害物位置に接近すると、自動減速部54が作動する。
旋回モードにおいて、自動旋回制御部64により変速レバー45(変速モータ53)及び操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されるのではなく、運転者が変速レバー45を手動で操作して、走行機体50の走行速度を任意に設定し、自動旋回制御部64により操縦ハンドル20(操向モータ51)が操作されるようにしてもよい。
この状態において、走行機体50の位置が第1設定距離E1及び第2設定位置E2を越えてB1〜B4等の障害物位置に接近すると、自動減速部54が作動する。
本発明は、走行機体50の後部に苗植付装置5(作業装置に相当)を昇降自在に備えた乗用型田植機ばかりではなく、走行機体50の後部に播種装置(作業装置に相当)を昇降自在に備えた乗用型直播機、走行機体50の後部にロータリ耕耘装置(作業装置に相当)や薬剤散布装置(作業装置に相当)を昇降自在に備えたトラクタ、走行機体50の前部に刈取部(作業装置に相当)を昇降自在に備えたコンバイン等のように、圃場に対して作業を行いながら走行する作業車に適用できる。
5 作業装置
30 測位部
50 走行機体
52 障害物位置取得部
54 自動減速部
55 作業走行ライン取得部
62 自動走行制御部
B1〜B4 障害物、畦
E1 第1設定位置
E2 第2設定距離
L01〜L07 作業走行ライン

Claims (5)

  1. 圃場に対して作業を行う作業装置と、走行機体の位置を検出する測位部と、
    前記走行機体が走行する作業走行ラインを取得する作業走行ライン取得部と、
    前記走行機体の位置に基づいて、前記走行機体が前記作業走行ラインに沿って走行するように、前記走行機体の自動操縦を行う自動走行制御部とが備えられ、
    障害物の位置を障害物位置として取得する障害物位置取得部が備えられて、
    前記走行機体の位置が、事前に設定された第1設定距離を越えて前記障害物位置に接近すると、前記走行機体の走行速度を減速する自動減速部が備えられている作業車。
  2. 前記自動減速部は、
    前記走行機体の位置が前記障害物位置に接近するほど、前記走行機体の走行速度を大きく減速する請求項1に記載の作業車。
  3. 前記自動減速部は、
    前記走行機体の位置が前記第1設定距離よりも小さい第2設定距離を越えて前記障害物位置に接近すると、前記走行機体を停止させる請求項1又は2に記載の作業車。
  4. 前記走行機体が前記第1設定距離よりも小さい第2設定距離を越えて前記障害物に接近したことを検出する接近センサーが備えられて、
    前記自動減速部は、
    前記接近センサーの検出に基づいて、前記走行機体を停止させる請求項1〜3のうちのいずれか一項に記載の作業車。
  5. 前記障害物が、圃場の外周部の畦である請求項1〜4のうちのいずれか一項に記載の作業車。
JP2017010684A 2017-01-24 2017-01-24 作業車 Pending JP2018117559A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017010684A JP2018117559A (ja) 2017-01-24 2017-01-24 作業車

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017010684A JP2018117559A (ja) 2017-01-24 2017-01-24 作業車

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018117559A true JP2018117559A (ja) 2018-08-02

Family

ID=63042903

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017010684A Pending JP2018117559A (ja) 2017-01-24 2017-01-24 作業車

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018117559A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020058269A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 井関農機株式会社 作業車両
JP2020101467A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 株式会社クボタ 圃場形状生成システム及び農作業車
JP2021108594A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 株式会社クボタ 農作業機
KR20220125221A (ko) 2020-01-14 2022-09-14 가부시끼 가이샤 구보다 농작업차, 자동 주행 제어 프로그램, 자동 주행 제어 프로그램을 기록한 기록 매체, 자동 주행 제어 방법
JP7287520B2 (ja) 2018-10-09 2023-06-06 井関農機株式会社 作業車両

Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6415815A (en) * 1987-07-09 1989-01-19 Kubota Ltd Traveling controller for remote control working vehicle
JP2001042936A (ja) * 1999-08-02 2001-02-16 Iseki & Co Ltd 作業車の自動走行装置
JP2004254553A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Iseki & Co Ltd 作業車
JP2008092818A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Yanmar Co Ltd 農用作業車
JP2009116860A (ja) * 2007-10-19 2009-05-28 Yamaha Motor Powered Products Co Ltd 車両
JP2015191592A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 ヤンマー株式会社 自律走行作業車両
JP2015221009A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 ヤンマー株式会社 併走作業車両
US20160334798A1 (en) * 2015-05-12 2016-11-17 Cnh Industrial America Llc Bump detection and effect reduction in autonomous systems

Patent Citations (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6415815A (en) * 1987-07-09 1989-01-19 Kubota Ltd Traveling controller for remote control working vehicle
JP2001042936A (ja) * 1999-08-02 2001-02-16 Iseki & Co Ltd 作業車の自動走行装置
JP2004254553A (ja) * 2003-02-25 2004-09-16 Iseki & Co Ltd 作業車
JP2008092818A (ja) * 2006-10-06 2008-04-24 Yanmar Co Ltd 農用作業車
JP2009116860A (ja) * 2007-10-19 2009-05-28 Yamaha Motor Powered Products Co Ltd 車両
JP2015191592A (ja) * 2014-03-28 2015-11-02 ヤンマー株式会社 自律走行作業車両
JP2015221009A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 ヤンマー株式会社 併走作業車両
US20160334798A1 (en) * 2015-05-12 2016-11-17 Cnh Industrial America Llc Bump detection and effect reduction in autonomous systems

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020058269A (ja) * 2018-10-09 2020-04-16 井関農機株式会社 作業車両
JP7044025B2 (ja) 2018-10-09 2022-03-30 井関農機株式会社 作業車両
JP7287520B2 (ja) 2018-10-09 2023-06-06 井関農機株式会社 作業車両
JP2020101467A (ja) * 2018-12-21 2020-07-02 株式会社クボタ 圃場形状生成システム及び農作業車
JP2021108594A (ja) * 2020-01-14 2021-08-02 株式会社クボタ 農作業機
KR20220125221A (ko) 2020-01-14 2022-09-14 가부시끼 가이샤 구보다 농작업차, 자동 주행 제어 프로그램, 자동 주행 제어 프로그램을 기록한 기록 매체, 자동 주행 제어 방법
JP7235686B2 (ja) 2020-01-14 2023-03-08 株式会社クボタ 農作業機

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6832719B2 (ja) 作業車
JP6945279B2 (ja) 作業車
JP2018117559A (ja) 作業車
JP6645844B2 (ja) 作業車
JP6896434B2 (ja) 作業車
JP6643094B2 (ja) 圃場作業車両
KR102107556B1 (ko) 병주 작업 시스템
JP6918993B2 (ja) 作業車
KR20160140787A (ko) 작업 차량 제어 장치
KR20200092435A (ko) 병주 작업 시스템
KR20230106565A (ko) 작업차
JP6394280B2 (ja) 作業車両
WO2021100373A1 (ja) 作業車両用の自動走行システム
JP7139492B2 (ja) 圃場作業機
JP2019004793A (ja) 作業車
JP2018117561A (ja) 水田作業機
JP6846998B2 (ja) 作業車
JP2019004798A (ja) 作業車
JP2019004854A (ja) 作業車
JP2019097504A (ja) 走行作業機
JP2023126466A (ja) 自動走行方法及び自動走行システム
TWI810418B (zh) 作業車輛
JP7335296B2 (ja) 作業車
JP2020000178A (ja) 圃場作業機
JP2018186762A (ja) 作業車

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190626

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200325

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200407

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201201

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210126

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210615