JP2018079479A - 超音波接合装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】被接合体のチップへの固着を防ぐことができるとともに、コンパクトで、且つ、低コストな超音波接合装置を提供する。
【解決手段】超音波接合装置1は、振動ユニット7によりホーン9を振動させ、且つ、昇降機5によりホーン9を下降させることにより、両アルミニウム合金板W1をアンブル3と振動状態のチップ9cとで挟み込んで超音波接合を行う。ホーン9の上方には、付着物除去ユニット10が設けられ、振動ユニット7によりホーン9を振動させ、且つ、昇降機5によりホーン9を上昇させた際、ホーン9の上側に位置するチップ9cが振動状態で除去部10eに接触して、除去部10eがチップ9cに付着する付着物を除去する。
【選択図】図5

Description

本発明は、重ね合わせた2つの被接合体を超音波振動により接合する超音波接合装置に関する。
従来より、例えば、特許文献1に開示されている超音波接合装置は、接合用のチップが下側に取り付けられたホーンと、該ホーンの下方に設けられ、金属材からなる2つのパネル状被接合体を重ねた状態で載置可能なアンブルとを備え、上記ホーンを水平方向に振動させた状態で下降させることにより、上記両被接合体をアンブルと振動状態のチップとで挟み込んで超音波接合を行うよう構成されている。
特開2008−142738号公報
ところで、特許文献1の如き超音波接合装置は、超音波接合を繰り返し行うとチップ表面に被接合体の一部が粉状になって付着する現象が起こる。そして、チップ表面に被接合体の一部が粉状になって付着した状態のままで超音波接合を行うと、最悪の場合、被接合体がチップに固着してしまう。したがって、チップ表面を周期的に研磨して常に適切な状態に維持しておく必要がある。
これに対応するために、例えば、超音波接合装置の側方にチップ研磨機を配置し、当該チップ研磨機でチップ表面を周期的に研磨することが考えられる。
しかし、チップ研磨機を超音波接合装置の側方に配置する場合、当該超音波接合装置の側方に新たにチップ研磨機分の設置スペースが必要であるとともに、チップを超音波接合装置からチップ研磨機まで移動させるための移動機構や研磨動作を行うためにチップを振動させる機構が新たに必要になる。したがって、装置を設置するための広い敷地が必要になるとともに設備コストが嵩んでしまう。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、被接合体のチップへの固着を防ぐことができるとともに、コンパクトで、且つ、低コストな超音波接合装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、ホーンの上方の位置においてチップの研磨ができるよう工夫を凝らしたことを特徴とする。
具体的には、接合用のチップが下側に位置するホーンと、該ホーンを水平方向に振動させる振動手段と、上記ホーンを昇降させる昇降手段と、上記ホーンの下方に設けられ、2つの被接合体を重ねて載置可能なアンブルとを備え、上記振動手段により上記ホーンを振動させ、且つ、上記昇降手段により上記ホーンを下降させることにより、上記両被接合体を上記アンブルと振動状態の上記チップとで挟み込んで超音波接合を行うよう構成された超音波接合装置を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明では、上記チップの位置を上記ホーンの上側に切り替え可能なチップ位置切替手段を備え、上記ホーンの上方には、上記振動手段により上記ホーンを振動させ、且つ、上記昇降手段により上記ホーンを上昇させた際、上記チップ位置切替手段により上記ホーンの上側の位置に切り替えられた上記チップが振動状態で接触することで当該チップに付着する付着物を除去する付着物除去手段が設けられていることを特徴とする。
第2の発明では、第1の発明において、上記チップ位置切替手段は、上記ホーンの水平方向に延びる中心線周りに上記ホーンを回転させる回転モータであることを特徴とする。
第3の発明では、第2の発明において、上記チップは、上記ホーンの中心線周りに等間隔に複数設けられていることを特徴とする。
第4の発明では、第3の発明において、上記チップは、上記ホーンの中心線周りに偶数個設けられていることを特徴とする。
第5の発明では、第1から第4のいずれか1つの発明において、上記チップに付着する付着物を除去する除去部を有する付着物除去部材と、上記除去部の上方に当該除去部に接触する状態で配置され、上下にスライド可能なスライド部材と、該スライド部材を下方に付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする。
第6の発明では、第5の発明において、上記付勢手段の上方には、回転軸心が水平方向に延びる駆動ローラが設けられ、上記付着物除去部材は、上記駆動ローラと上記スライド部材とに周回移動可能に巻き掛けられた無端帯状をなしていることを特徴とする。
第1の発明では、付着物を除去可能な付着物除去手段によってチップ表面を周期的に研磨できるようになるので、超音波接合時における被接合体のチップへの固着を確実に防ぐことができる。また、付着物除去手段がホーンの上方に位置するので、装置全体が水平方向にコンパクトになり、装置を設置するための広い敷地を必要としない。さらには、超音波接合時に使用する昇降手段の上昇動作を利用してチップ表面を研磨する研磨位置までチップを移動させることができるとともに、超音波接合時に使用する振動手段の振動動作を利用してチップ表面の研磨動作を行うことができ、チップ表面の研磨時におけるチップの移動動作及び研磨動作のために必要な機構を追加で設ける必要が無く、コストを掛けずにチップ表面の研磨作業を行うことができる。
第2の発明では、ホーンの位置を上下方向に変えることなくチップの位置を切り替えることができるので、装置を上下方向にコンパクトな構造にすることができる。
第3の発明では、表面に付着物が付着するチップを表面に付着物が付着していないチップに切り替える際、作業者がホーンに対してチップを着脱させるといった煩雑な作業が必要無く、チップの切替作業を簡単に行うことができる。
第4の発明では、各チップのうちの1つがホーンの下側に位置する際、残りのチップのうちの1つがホーンの上側に位置するようになる。したがって、振動手段によりホーンを振動させた状態で昇降手段によりホーンを下降させて当該ホーンの下側に位置するチップで超音波接合を行った後、振動手段によりホーンを振動させた状態のまま昇降手段によりホーンを上昇させると当該ホーンの上側に位置するチップの研磨作業が行えるようになり、接合作業及び研磨作業を効率良く行うことができる。
第5の発明では、昇降手段によりホーンを上昇させてホーンの上側に位置するチップが付着物除去部材に接触した際、当該付着物除去部材が付勢手段の付勢力によってチップ表面に接触した状態のままスライド部材が付勢手段の付勢力に抗して上方にスライドするようになる。したがって、チップが付着物除去手段に接触する際の衝撃を緩和することができ、装置の故障を少なくすることができる。
第6の発明では、チップ表面の研磨作業を行った後、駆動ローラを駆動させて付着物除去部材を駆動ローラとスライド部材との間で所定の移動量だけ周回させると、スライド部材の下方に位置する付着物除去部材の領域が研磨作業を行っていない新しい領域となる。したがって、チップ毎に付着物除去部材における表面状態の良い領域で研磨を行うことができるようになり、各チップ表面に付着する付着物を確実に除去することができる。
本発明の実施形態に係る超音波接合装置の斜視図である。 図1のII矢視図である。 図2の後、超音波接合を行っている途中の状態を示す図である。 図3の後、ホーンをその中心線周りに回転させている状態を示す図である。 図4の後、チップ表面に付着する付着物を除去している状態を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎない。
図1は、本発明の実施形態に係る超音波接合装置1を示す。該超音波接合装置1は、重ね合わせた2つのアルミニウム合金板W1(被接合体)を超音波接合で一体にするものであり、フロアに設置された装置本体2と、該装置本体2の側方に配置され、上記2つのアルミニウム合金板W1を重ねた状態で載置可能なアンブル3とを備えている。
上記装置本体2は、上記アンブル3の上方の位置に向かって水平方向に延びる加工ユニット4と、該加工ユニット4を昇降させる昇降機5(昇降手段)とを備え、上記アンブル3は、上記加工ユニット4における延出端側の下方に位置している。
上記加工ユニット4は、内部に収容空間6aを有する細長い略直方体形状の収容ケース6を備え、上記収容空間6aには、略円筒状の振動ユニット7(振動手段)と、回転モータ8(チップ位置切替手段)とが収容されている。
上記振動ユニット7は、その筒中心線C1が上記加工ユニット4の長手方向に沿う姿勢となっていて、上記振動ユニット7の一端側は、上記収容ケース6の外側に臨んでいる。
上記回転モータ8は、上記振動ユニット7の他端側に配置され、その回転軸8aは、上記振動ユニットの筒中心線C1上に位置するとともに上記振動ユニット7の内方に向かって突出している。
上記振動ユニット7の一端側には、中心線C2が上記振動ユニット7の筒中心線C1に一致するホーン9が設けられている。
該ホーン9は、細長い丸棒状をなすホーン本体9aと、該ホーン本体9aの一端に取り付けられた厚みを有する正方形板状の加工ヘッド9bとを備え、上記ホーン本体9aの他端側は、上記振動ユニット7の内方に嵌挿されている。
上記ホーン本体9aの他端は、上記回転モータ8の回転軸8aに連結され、上記ホーン9は、上記回転モータ8における上記回転軸8aの回転動作により、上記中心線C2周りに回転可能となっている。
また、上記ホーン本体9aの他端側は、上記振動ユニット7の内方に設けられた振動機構(図示せず)に繋がっていて、上記ホーン9は、上記振動ユニット7によって上記中心線C2と直交する水平方向(図3及び図5の矢印X1方向)に振動可能となっている。
上記加工ヘッド9bには、長方形板状をなす接合用チップ9cが上記中心線C2周りに等間隔に4つ設けられ、図4に示すように、上記回転モータ8によりホーン9を回転させると、上記ホーン9の上側に位置するチップ9cが順番に切り替わるとともに、上記ホーン9の下側に位置するチップ9cが順番に切り替わるようになっている。
そして、上記超音波接合装置1は、図2及び図3に示すように、上記振動ユニット7により上記ホーン9を振動させ、且つ、上記昇降機5により上記ホーン9を下降させることにより、上記アンブル3に重ね合わされた2つのアルミニウム合金板W1を上記アンブル3と上記ホーン9の下側に位置する振動状態のチップ9cとで挟み込んで超音波接合を行うよう構成されている。
上記加工ユニット4の延出端側の上方には、上記各チップ9cに付着する付着物を除去可能な付着物除去ユニット10(付着物除去手段)が設けられている。
該付着物除去ユニット10は、図2に示すように、上下にスライド可能な平面視で矩形板状をなすスライド部材10aと、該スライド部材10aを下方に付勢するコイルバネ10b(付勢手段)と、該コイルバネ10bの上方に設けられ、回転軸心R1が上記筒中心線C1と同方向に延びる駆動ローラ10cと、上記スライド部材10aと上記駆動ローラ10cとに周回移動可能に巻き掛けられた無端帯状の銅ベルト10d(付着物除去部材)とを備え、当該銅ベルト10dにおける上記スライド部材10aの下面に接触する部分が本発明の除去部10eを構成している。
そして、上記超音波接合装置1は、図5に示すように、上記振動ユニット7により上記ホーン9を振動させ、且つ、上記昇降機5により上記ホーン9を上昇させると、上記ホーン9の上側に位置する振動状態のチップ9cが上記銅ベルト10dの除去部10eに接触して上記スライド部材10aが上記コイルバネ10bの付勢力に抗して上方にスライドするようになっている。
また、上記ホーン9の上側に位置する振動状態のチップ9cが上記銅ベルト10dの除去部10eに接触することで当該除去部10eが上記チップ9cに付着する付着物を除去するようになっている。
次に、本発明の実施形態に係る超音波接合装置1を用いた超音波接合作業について詳述する。
まず、図示しない産業用ロボットが、図2に示すように、接合前の2つのアルミニウム合金板W1をアンブル3に重ねて載置する。
産業用ロボットによる両アルミニウム合金板W1のアンブル3への載置作業が終了すると、超音波接合装置1が起動する。すると、振動ユニット7によってホーン9が振動し始めるとともに、昇降機5によってホーン9が下降し始める。
しかる後、図3に示すように、ホーン9における加工ヘッド9bの下方に位置する振動状態のチップ9cがアンブル3に載置された2つのアルミニウム合金板W1の上面に接触するとともに、上記アンブル3との間で上記両アルミニウム合金板W1を挟み込んで加圧する。すると、両アルミニウム合金板W1の間に固相接合部(図示せず)が形成されて両アルミニウム合金板W1が一体になる。
両アルミニウム合金板W1の超音波接合が終了すると、ホーン9は昇降機5によって上昇して付着物除去ユニット10とアンブル3との間で停止する。
その後、図4に示すように、ホーン9は、回転モータ8における回転軸8aの回転動作によって中心線C2周りに回転してホーン9の上側に位置するチップ9cとホーン9の下側に位置するチップ9cとをそれぞれ中心線C2周りに隣り合うチップ9cに切り替える。
そして、アンブル3に載置された接合済みの両アルミニウム合金板W1が産業用ロボットによって取り出された後、接合前の2つのアルミニウム合金板W1が産業用ロボットによってアンブル3に載置されて、再び超音波接合を行うことができる状態になる。
上述の如き超音波接合が所定回数繰り返して行われた後、上記超音波接合装置1はチップ研磨モードになってチップ9cの研磨作業を行う。具体的には、振動ユニット7によって振動するホーン9が昇降機5によって上昇し、図5に示すように、ホーン9の上側に位置するチップ9cが銅ベルト10dの除去部10eに接触する。すると、スライド部材10aがコイルバネ10bの付勢力に抗して上方にスライドするとともに、ホーン9の上側に位置するチップ9cを除去部10eが研磨してチップ9cの表面に付着する付着物が除去される。
除去部10eによる付着物除去作業が終了すると、ホーン9が昇降機5によって下降して付着物除去ユニット10とアンブル3との間で停止する。このとき、スライド部材10aは、コイルバネ10bの付勢力で下方にスライドして元位置となる。
その後、駆動ローラ10cが回転することにより、図2に示すように、銅ベルト10dが所定量だけM1方向に周回移動して当該銅ベルト10dにおける上記除去部10eを構成する部分が研磨作業を行っていない新しい領域に変わる。
以上より、本発明の実施形態によると、付着物を除去可能な付着物除去ユニット10によって超音波接合に用いるチップ9cの表面を周期的に研磨できるようになるので、超音波接合時におけるアルミニウム合金板W1のチップ9cへの固着を確実に防ぐことができる。また、付着物除去ユニット10がホーン9の上方に位置するので、超音波接合装置1全体が水平方向にコンパクトになり、超音波接合装置1を設置するための広い敷地を必要としない。さらには、超音波接合時に使用する昇降機5の上昇動作を利用してチップ9cの表面を研磨する研磨位置までチップ9cを移動させることができるとともに、超音波接合時に使用する振動ユニット7の振動動作を利用してチップ9cの表面の研磨動作を行うことができ、チップ9cの表面の研磨時におけるチップ9cの移動動作及び研磨動作のために必要な機構を追加で設けること無く、コストを掛けずにチップ9cにおける表面の研磨作業を行うことができる。
また、回転モータ8によってホーン9をその中心線C2周りに回転させるだけで各チップ9cの位置が切り替わるので、ホーン9の位置を上下方向に変えることなくチップ9cの位置を切り替えることができ、超音波接合装置1を上下方向にコンパクトな構造にすることができる。
また、表面に付着物が付着するチップ9cを表面に付着物が付着していないチップ9cに切り替える際、作業者がホーン9に対してチップ9cを着脱させるといった煩雑な作業が必要無く、チップ9cの切替作業を簡単に行うことができる。
また、昇降機5によりホーン9を上昇させてホーン9の上側に位置するチップ9cが銅ベルト10dに接触した際、当該銅ベルト10dがコイルバネ10bの付勢力によってチップ9cの表面に接触した状態のままスライド部材10aがコイルバネ10bの付勢力に抗して上方にスライドするようになる。したがって、チップ9cが銅ベルト10dに接触する際の衝撃を緩和することができ、超音波接合装置1の故障を少なくすることができる。
また、チップ9cにおける表面の研磨作業を行った後、駆動ローラ10cを駆動させて銅ベルト10dを駆動ローラ10cとスライド部材10aとの間で所定の移動量だけ周回させると、スライド部材10aの下方に位置する銅ベルト10dの領域が研磨作業を行っていない新しい領域となる。したがって、チップ9c毎に銅ベルト10dにおける表面状態の良い領域で研磨を行うことができるようになり、各チップ9cの表面に付着する付着物を確実に除去することができる。
尚、本発明の実施形態では、各チップ9cがホーン9における中心線C2周りに等間隔に4つ設けられているが、ホーン9における中心線C2周りに2つや3つのチップ9cを等間隔に設けるようにしてもよく、5つ以上設けるようにしてもよい。ホーン9の中心線C2周りに等間隔に設けるチップ9cの数を偶数にすると、各チップ9cのうちの1つがホーン9の下側に位置する際、残りのチップ9cのうちの1つがホーン9の上側に位置するようになるので、振動ユニット7によりホーン9を振動させた状態で昇降機5によりホーン9を下降させて当該ホーン9の下側に位置するチップ9cで超音波接合を行った後、振動ユニット7によりホーン9を振動させた状態のまま昇降機5によりホーン9を上昇させると当該ホーン9の上側に位置するチップ9cの研磨作業が行えるようになり、接合作業及び研磨作業を効率良く行うことができる。
また、本発明の実施形態では、各チップ9cに付着する付着物を無端帯状の銅ベルト10dで除去しているが、これに限らず、例えば、無端帯状のサンドペーパーなどで除去してもよい。
また、本発明の実施形態では、付着物を除去する銅ベルト10dを周回移動させているが、周回移動させることが必須ではない。
本発明は、重ね合わせた2つの被接合体を超音波振動により接合する超音波接合装置に適している。
1 超音波接合装置
3 アンブル
5 昇降機(昇降手段)
7 振動ユニット(振動手段)
8 回転モータ(チップ位置切替手段)
9 ホーン
9c チップ
10 付着物除去ユニット(付着物除去手段)
10a スライド部材
10b コイルバネ(付勢手段)
10c 駆動ローラ
10d 銅ベルト(付着物除去部材)
10e 除去部
C1 振動ユニットの筒中心線
C2 ホーンの中心線
W1 アルミニウム合金板(被接合体)

Claims (6)

  1. 接合用のチップが下側に位置するホーンと、
    該ホーンを水平方向に振動させる振動手段と、
    上記ホーンを昇降させる昇降手段と、
    上記ホーンの下方に設けられ、2つの被接合体を重ねて載置可能なアンブルとを備え、
    上記振動手段により上記ホーンを振動させ、且つ、上記昇降手段により上記ホーンを下降させることにより、上記両被接合体を上記アンブルと振動状態の上記チップとで挟み込んで超音波接合を行うよう構成された超音波接合装置であって、
    上記チップの位置を上記ホーンの上側に切り替え可能なチップ位置切替手段を備え、
    上記ホーンの上方には、上記振動手段により上記ホーンを振動させ、且つ、上記昇降手段により上記ホーンを上昇させた際、上記チップ位置切替手段により上記ホーンの上側の位置に切り替えられた上記チップが振動状態で接触することで当該チップに付着する付着物を除去する付着物除去手段が設けられていることを特徴とする超音波接合装置。
  2. 請求項1に記載の超音波接合装置において、
    上記チップ位置切替手段は、上記ホーンの水平方向に延びる中心線周りに上記ホーンを回転させる回転モータであることを特徴とする超音波接合装置。
  3. 請求項2に記載の超音波接合装置において、
    上記チップは、上記ホーンの中心線周りに等間隔に複数設けられていることを特徴とする超音波接合装置。
  4. 請求項3に記載の超音波接合装置において、
    上記チップは、上記ホーンの中心線周りに偶数個設けられていることを特徴とする超音波接合装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の超音波接合装置において、
    上記チップに付着する付着物を除去する除去部を有する付着物除去部材と、
    上記除去部の上方に当該除去部に接触する状態で配置され、上下にスライド可能なスライド部材と、
    該スライド部材を下方に付勢する付勢手段とを備えていることを特徴とする超音波接合装置。
  6. 請求項5に記載の超音波接合装置において、
    上記付勢手段の上方には、回転軸心が水平方向に延びる駆動ローラが設けられ、
    上記付着物除去部材は、上記駆動ローラと上記スライド部材とに周回移動可能に巻き掛けられた無端帯状をなしていることを特徴とする超音波接合装置。
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