JP2018032342A - 媒体処理装置 - Google Patents

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Yoichi Nakaoka
陽一 中岡
小松 広和
Hirokazu Komatsu
広和 小松
一吉 伊藤
Kazuyoshi Ito
一吉 伊藤
亮輔 小嶋
Ryosuke Kojima
亮輔 小嶋
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Abstract

【課題】媒体束を収納庫内に整然と収納し得るようにする。【解決手段】紙幣出金機1は、束搬送ユニット3における束搬送ガイド22の後端から比較的短い距離D1を隔てた位置に取込ガイド50を設けた。束搬送ユニット3では、束搬送部29から紙幣束Wが放出される時点で、該紙幣束Wの先端近傍を取込ガイド50の前側面53に当接させて後下方へ向けることができる。これにより束搬送ユニット3では、放出後の該紙幣束Wを搬送路後下空間28内で先端側から降下させて第1ガイド面41に当接させ、先端側から連通空間43内を下降させて第2収納空間37Sへ到達させ、順次積み重ねるようにして整然と収納することができる。【選択図】図6

Description

本発明は媒体処理装置に関し、例えば媒体としての紙幣を出金する紙幣出金機に適用して好適なものである。
従来、金融機関等で使用される紙幣出金機おいては、利用者(例えば金融機関の顧客)からの要求に応じて紙幣や硬貨等の現金を出金するものが広く普及している。
紙幣出金機としては、例えば紙幣を収納する紙幣収納庫と、紙幣を搬送する搬送部と、紙幣を鑑別する鑑別部と、出金可能な紙幣を集積し紙幣束とする集積部と、出金すべきで無いリジェクト紙幣を収納するリジェクト収納庫と、紙幣束を搬送する束搬送部と、利用者に紙幣束を引き渡す出金口とを有するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許第5156097号公報(第1図)
ところで紙幣出金機のなかには、利用者が出金口から取り忘れた紙幣束を取り込んで束搬送部により出金時と反対方向へ搬送し、該束搬送部の下側に設けられた収納庫(以下これを取忘収納庫又はリトラクト庫とも呼ぶ)へ落下させて収納させるものもある。
しかしながら紙幣出金機では、例えば束搬送部から落下された紙幣束が落下中に姿勢を変化させることがある。このような場合、紙幣出金機では、取忘収納庫内において各紙幣束が様々な姿勢で堆積され、周囲に隙間を形成したまま積み上がることにより、僅かな数量の紙幣束を収納しただけで該取忘収納庫の外部にあふれさせ、内部に収納できなくなる可能性がある、という問題があった。
本発明は以上の点を考慮してなされたもので、媒体束を収納庫内に整然と収納し得る媒体処理装置を提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の媒体処理装置においては、紙葉状の媒体が集積されてなる媒体束を束搬送路に沿って搬送方向へ搬送し、該束搬送路の近傍に配置された放出位置から該媒体束を放出させる束搬送部と、放出位置の下側に配置された収納庫の上面に形成され、媒体束を該収納庫内に取り込む取込孔と、収納庫内における取込孔の下側且つ搬送方向側に位置し、媒体束を収納する収納空間と、収納庫内において取込孔と収納空間とを連通させる連通路と、連通路における搬送方向と反対である反搬送方向側の内側面であり、上側よりも下側が搬送方向側に位置するよう傾斜された傾斜案内面と、放出位置の搬送方向側に配置され、該放出位置から放出された媒体を取込孔へ案内する取込案内部とを設けるようにした。
本発明は、束搬送部により放出位置へ搬送されて放出される媒体束の先端側を取込案内部に当接させることにより、該媒体束を傾斜案内面に当接させる位置や姿勢を安定させることができ、該傾斜案内面に沿って下降させた上で、収納空間に到達させることができる。
本発明によれば、媒体束を収納庫内に整然と収納し得る媒体処理装置を実現できる。
紙幣出金機の構成を示す略線図である。 第1の実施の形態によるラッセル板の構成を示す略線図である。 リジェクトカセットの構成を示す略線図である。 リジェクトカセットにおける蓋体の開放を示す略線図である。 取込ガイドの構成を示す略線的斜視図である。 第1の実施の形態における紙幣束の放出の様子を示す略線図である。 仮想的な紙幣出金機の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態によるラッセル板の構成を示す略線図である。 第2の実施の形態における紙幣束の挟持の様子を示す略線図である。 第2の実施の形態における紙幣束の挟持の様子を示す略線図である。 第3の実施の形態による束搬送ガイドの構成を示す略線図である。 第3の実施の形態における紙幣束の放出の様子を示す略線図である。 第4の実施の形態における制御特性図を示す略線図である。 他の実施の形態による取込ガイドの構成を示す略線的斜視図である。 他の実施の形態における紙幣束の放出の様子を示す略線図である。
以下、発明を実施するための形態(以下実施の形態とする)について、図面を用いて説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1−1.紙幣出金機の構成]
図1に模式的な側面図を示すように、第1の実施の形態による紙幣出金機1は、いわゆるキャッシュディスペンサとなっており、例えば金融機関や各種商業施設等に設置され、利用者(すなわち金融機関や商業施設の顧客等)の操作に応じて、媒体としての紙幣を出金するようになっている。この紙幣出金機1は、大きく分けて下側の収納ユニット2及び上側の束搬送ユニット3により構成されており、さらに全体を制御する制御部4が組み込まれている。
制御部4は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、図示しないROM(Read Only Memory)やフラッシュメモリ等から所定のプログラムを読み出して実行することにより、出金処理等の処理を行う。また制御部4は、内部にRAM(Random Access Memory)、ハードディスクドライブやフラッシュメモリ等でなる記憶部を有しており、この記憶部に種々の情報を記憶させる。
以下では、紙幣出金機1のうち顧客が対峙する側を前側とし、その反対を後側とし、当該前側に対峙した顧客から見て左及び右をそれぞれ左側及び右側とし、さらに上側及び下側を定義して説明する。
[1−1−1.収納ユニットの構成]
収納ユニット2は、直方体状の収納筐体10内に、紙幣に関する種々の処理を行う複数の部分が組み込まれている。この収納筐体10内には、4個の紙幣収納庫11、搬送部13、鑑別部14、切替部15、集積部16及びリジェクト庫17が設けられている。
紙幣収納庫11は、収納筐体10の後側における上下方向の中央から下側にかけて、互いに積み重なるように取り付けられ、それぞれに対して予め定められた金種の紙幣を収納する。各紙幣は、長辺を左右方向に沿わせると共に短辺を上下方向に沿わせた姿勢で、前後方向に沿って集積された状態で収納されている。また紙幣収納庫11の前側下部には、収納されている紙幣を1枚ずつに分離して繰り出す繰出部が設けられている。
搬送部13は、図示しないローラやベルト、或いはこれらを駆動するモータ等により、紙幣を搬送する経路である搬送路を構成している。この搬送路は、図中に実線で示すように、各紙幣収納庫11の繰出部と接続され、各紙幣収納庫11の前側を上下方向に沿って進行し、さらに最も上方に位置する紙幣収納庫11の上側における前後方向の中央付近まで到達するように配設されている。
鑑別部14は、最も上側に位置する紙幣収納庫11の前側に、搬送部13の搬送路に沿って設けられている。この鑑別部14は、内部に厚みセンサ等のセンサが組み込まれており、このセンサから得られた情報を基に、搬送される紙幣の金種や走行状態等を鑑別し、その鑑別結果を制御部4へ供給する。制御部4は、得られた鑑別結果を基に、各紙幣の搬送先を決定する。具体的に制御部4は、出金すべき正常な紙幣の搬送先を集積部16に、搬送不良等により出金すべきで無い紙幣(以下これをリジェクト紙幣と呼ぶ)の搬送先をリジェクト庫17に、それぞれ決定する。
切替部15は、最も上側に位置する紙幣収納庫11の上側における前後方向のほぼ中央に配置されており、制御部4の制御に基づき、紙幣に当接して進行方向を変化させるブレード(図中三角形で示す)の傾斜角度を変更することにより、紙幣の搬送経路を切り替える。また切替部15は、搬送部13により、下側の鑑別部14、前側の集積部16及び後側のリジェクト庫17とそれぞれ接続されている。この切替部15は、下方から搬送されてきた紙幣それぞれの進行方向を、制御部4において決定された搬送先に応じて切り替え、前側の集積部16又は後側のリジェクト庫17へ進行させる。
集積部16は、収納筐体10内における最も上側の前側に位置しており、内部に紙幣を集積する集積空間16Sを形成している。この集積部16は、集積空間16S内に、上面に紙幣を集積するためのステージ16Tを有している。
また集積部16における後側上寄りには、切替部15から搬送されてきた紙幣を集積空間16S内へ放出する放出部が設けられている。集積部16は、切替部15から搬送されてきた紙幣を放出部により集積空間16S内へ放出し、ステージ16T上に束状に集積させていく。このため以下では、このように積み重ねられた紙幣を紙幣束Wとも呼ぶ。因みに紙幣束Wは、紙帯等により施封されたものでは無く、単純に積み重ねられている。また集積部16は、最大で例えば60枚の紙幣を集積させることにより紙幣束Wを生成するようになっている。
さらにステージ16Tは、図示しないステージ移動機構により、上下方向へ移動することができる。また集積部16の上面には、集積空間16Sに相当する範囲に渡り、上下方向に貫通する集積孔16Hが穿設されている。この集積孔16Hは、収納筐体10の上面も貫通しており、集積空間16Sと収納筐体10よりも上側の空間とを連通させている。このため集積部16は、ステージ16Tに紙幣を集積した状態で当該ステージ16Tを上方へ移動させることにより、当該ステージ16T及び集積した束状の紙幣(紙幣束W)を収納筐体10の上面よりも上側、すなわち束搬送ユニット3の内部まで持ち上げることができる。
媒体収納庫としてのリジェクト庫17は、収納筐体10内における最も上側の後側に位置しており、内部に紙幣及び紙幣束Wを収納する空間を有している。リジェクト庫17は、前面のやや下寄りに、紙幣を1枚ずつ通過させる通過孔17Uが設けられており、また上面に取込孔17Hが形成されている。このためリジェクト庫17は、切替部15から搬送され通過孔17Uを通過した紙幣(すなわちリジェクト紙幣)を内部に収納することができる。またリジェクト庫17は、上方に位置する束搬送ユニット3から紙幣束Wが落下してきた場合、この紙幣束Wを取込孔17Hから取り込んで内部に収納することができる(詳しくは後述する)。
さらに紙幣収納庫11及びリジェクト庫17は、収納筐体10に対し後方向へ引き抜かれることにより、当該収納筐体10から取り外すことができ、また当該収納筐体10に対し位置を合わせて前方向へ押し込まれることにより、当該収納筐体10に装着することができる。
[1−1−2.束搬送ユニットの構成]
束搬送ユニット3は、全体として、上下方向に短く前後方向に長い、扁平な直方体状に形成されており、その前後方向の長さが収納ユニット2よりも長くなっている。束搬送ユニット3は、直方体状の束搬送筐体20内に組み込まれた種々の部材により、紙幣束Wを搬送するときに当該紙幣束Wが通過する経路である束搬送路3Yを形成している。また束搬送筐体20の前端、すなわち束搬送路3Yの前端には、紙幣束Wを利用者に引き渡す引渡口としての出金口26が形成されている。
因みに束搬送路3Yにおける複数の箇所、例えば出金口26の近傍等には、それぞれ紙幣束Wを検知するためのセンサが設けられている。このセンサは、所定の検知光を発光する発光素子及びこの検知光を受光する受光素子を組み合わせた光学センサとなっており、当該検知光の光路を束搬送路3Yと交差させており、当該検知光の受光結果を制御部4に通知する。制御部4は、この受光結果を基に、束搬送路3Y上における各箇所にそれぞれ紙幣束Wがあるか否かを判断することができる。
束搬送筐体20内における上側部分には、上搬送ベルト21が設けられている。上搬送ベルト21は、後端近傍及び前端近傍にそれぞれ配置されたローラの周囲に張架されており、制御部4の制御に基づき所定のモータ(図示せず)によってローラが回転されると、その下面を前後方向に沿って走行させる。説明の都合上、以下では、上搬送ベルト21における下面部分の走行方向を、当該上搬送ベルト21の走行方向と見なす。因みに束搬送ユニット3には、左右に1本ずつ、合計2本の上搬送ベルト21が設けられている。
束搬送筐体20内における上搬送ベルト21の下側部分、すなわち束搬送路3Yを挟んで上搬送ベルト21の反対側には、束搬送ガイド22及び下搬送ベルト23が設けられている。束搬送ガイド22は、上下方向に薄い板状に形成されており、その上面である搬送面22Uを上搬送ベルト21の下面と対向ないし当接させている。
また束搬送ガイド22は、収納ユニット2における収納筐体10の上面に対し、図示しない移動機構を介して、前後方向へ移動可能に取り付けられている。この束搬送ガイド22は、後方へ移動した場合、集積孔16Hを開放して集積部16内の空間と束搬送路3Yとを連通させる。また束搬送ガイド22は、前方へ移動した場合、取込孔17Hを開放しリジェクト庫17内の空間と束搬送路3Yとを連通させる。
因みに上搬送ベルト21は、束搬送ガイド22との間に紙幣束Wを挟んでいる場合、該紙幣束Wの高さ(厚さ)に応じて、上方へ撓むことになる。
下搬送ベルト23は、上搬送ベルト21を前後方向に短縮したような構成となっている。この下搬送ベルト23における上面部分は、束搬送ガイド22の上面と同等に揃えられ、上搬送ベルト21の下面と対向ないし当接している。また下搬送ベルト23の上面は、上搬送ベルト21の下面と同様、前後方向に走行する。説明の都合上、以下では、下搬送ベルト23における上面部分の走行方向を、当該下搬送ベルト23の走行方向と見なす。
また集積部16のステージ16Tは、束搬送ガイド22が前方へ移動された状態(図1)において、上方へ移動されることにより、その上面の高さを、束搬送ガイド22とほぼ同等に揃える。このときステージ16Tは、束搬送路3Yの一部を形成することになる。
押付板としてのラッセル板25は、全体として上下方向に短く、前後方向に薄く、左右方向に長い直方体状ないし板状に形成されており、図示しない移動機構により、束搬送ガイド22、下搬送ベルト23及びステージ16Tの上面に沿って、前後方向へ移動し得るように構成されている。
このラッセル板25は、図2に模式的な後面図を示すように、下辺から上方へ向けて切り欠かれた第1切欠部25Cが左右に1箇所ずつ形成されることにより、左右の各上搬送ベルト21との干渉を回避し得るようになっている。各第1切欠部25Cは、ラッセル板25の下辺から切り欠かれる深さ、すなわち下辺から上端25CUまでの距離である切欠深さH1が、十分に長く(すなわち深く)なっている。具体的に切欠深さH1は、最大枚数の紙幣が集積された紙幣束W、すなわち取り扱うなかで最も厚い紙幣束W(以下これを最厚紙幣束とも呼ぶ)の厚さに、上搬送ベルト21の厚さを加算した値よりも、十分に大きくなっている。
これによりラッセル板25では、最厚紙幣束が束搬送ガイド22上に載置されている場合であっても、この最厚紙幣束により上方へ撓んだ上搬送ベルト21と、第1切欠部25Cとの干渉を回避することができる。またラッセル板25における左右の中央付近には、下辺から上方へ向けて切り欠かれた第2切欠部25C2が形成されている。
かかる構成において束搬送ユニット3(図1)では、束搬送路3Y内において紙幣束Wの後側又は前側にラッセル板25を位置させ、上搬送ベルト21を前方又は後方へ走行させると共に、ラッセル板25を前方又は後方へ進行させる。これにより束搬送ユニット3は、紙幣束Wを構成する各紙幣の短辺を前後方向に沿わせた姿勢で、前方向又は後方向を搬送方向として、該紙幣束Wを束搬送路3Yに沿って進行させること、すなわち搬送することができる。説明の都合上、以下では、束搬送ユニット3の上搬送ベルト21、束搬送ガイド22、下搬送ベルト23及びラッセル板25をまとめて束搬送部29とも呼ぶ。
因みにラッセル板25(図2)には、下辺から下方へ突出し、その下端を搬送面22Uよりも下側に位置させた突出部25Pが複数箇所に設けられている。これに応じて束搬送ガイド22の上面である搬送面22Uには、下方へ凹んだ溝部22UDが複数形成されている。ラッセル板25は、突出部25Pの下端を搬送面22Uよりも下側に、すなわち該搬送面22U上に載置された紙幣束Wのうち最も下側の紙幣よりも下側に位置させた状態で、前後方向へ進行する。このため束搬送部29は、ラッセル板25により、束搬送ガイド22上の紙幣束Wを、取りこぼすこと無く搬送することができる。
[1−2.リジェクト庫の構成]
次に、リジェクト庫17の構成について説明する。図3に示すように、リジェクト庫17は、下側部分を占める収納体31と、上側部分を占める蓋体32とが回動部33を介して接続された構成となっている。
収納体31及び蓋体32は、何れも直方体状に形成されており、前後方向及び左右方向の長さを互いに一致させている。回動部33は、中心軸を左右方向に向けた回動機構となっており、収納体31における前面の上端近傍及び蓋体32における前面の下端近傍にそれぞれ取り付けられている。この回動部33は、収納体31に対し蓋体32を図の時計回りとなる矢印R1方向又はその反対の矢印R2方向へ回動させることができる。
すなわちリジェクト庫17は、図3に示すように収納体31の真上に蓋体32を重ねた状態(以下これを閉塞状態と呼ぶ)から収納体31を矢印R1方向へ回動させることにより、図4に示すように収納体31の前上方に蓋体32を位置させた状態(以下これを開放状態と呼ぶ)に遷移することができる。またリジェクト庫17は、開放状態(図4)から蓋体32が矢印R2方向へ回動されることにより、当該蓋体32を収納体31の真上に重ねた閉塞状態(図3)に戻ることができる。このとき蓋体32は、収納体31の内部を外部から遮断することになる。
また収納体31の後面には、鍵K1により施錠又は解錠される錠34が設けられている。この錠34は、蓋体32が閉塞状態であるときに施錠されると、この閉塞状態を維持して開放状態への遷移を禁止する。また錠34は、鍵K1により解錠されると、蓋体32の開放状態への遷移を許容する。
収納体31は、中空の直方体状に形成されている。収納体31の内部空間は、前後方向のほぼ中央に位置する板状の仕切板35により、前側の第1収納部36と、後側の第2収納部37とに区切られている。この第1収納部36及び第2収納部37は、何れも内部に紙幣を収納する第1収納空間36S及び第2収納空間37Sが形成されており、またその上側が開放されている。このためリジェクト庫17は、開放状態(図4)にされると、第1収納空間36S及び第2収納空間37Sを水平に並べた状態で、同時に開放できるので、それぞれの内部にアクセスさせることができる。
収納体31の前面には、上述したように切替部15(図1)から搬送されてくる紙幣を通過させるための通過孔17U及び放出部38が設けられている。この放出部38は、複数のローラ等により構成されており、通過孔17Uを介して搬送されてきた紙幣を後方の第1収納空間36S内へ放出する。
蓋体32は、全体として周囲が閉塞された直方体状に形成されており、その上面における中央よりも前側に、取込孔17Hが形成されている。また蓋体32の内部には、この取込孔17Hと、閉塞状態(図2)であるときに該取込孔17Hの後下方に位置する第2収納空間37Sとを結ぶ内側面として、前側の第1ガイド面41及び後側の第2ガイド面42が設けられている。
第1ガイド面41は、蓋体の上面に対して後側を下降させるよう傾斜された平面、すなわち水平方向及び鉛直方向のいずれに対しても傾斜された平面であり、閉塞状態(図2)において、その下端が仕切板35の後面とほぼ同等となっている。
第2ガイド面42は、第1ガイド面41と同等の傾斜角度で傾斜された平面となっている。また第1ガイド面41及び後側の第2ガイド面42の間には、取込孔17Hの上側、すなわちリジェクト庫17の外側と、第2収納空間37Sの内部とを連通させる連通空間43が形成されている。またリジェクト庫17では、第1ガイド面41及び第2ガイド面42を、それぞれ連通空間43の下側面及び上側面とみなすこともできる。
これを他の観点から見ると、リジェクト庫17は、第1収納空間36S及び第2収納空間37Sを水平に並べたことにより、両者に容易にアクセスさせることができる。その一方でリジェクト庫17は、束搬送ユニット3における搬送路後下空間28との関係で、取込孔17Hが第1収納空間36Sのほぼ真上に位置している。このためリジェクト庫17は、連通空間43や第1ガイド面41等を水平方向及び鉛直方向に対して傾斜された状態とし、紙幣束Wを後ろ斜め下方へ落下させるようにしている。
さらに蓋体32の上面近傍には、シャッタ45が設けられている。シャッタ45は、上下方向に薄い板状に形成されており、前後方向及び左右方向の長さが取込孔17Hよりもそれぞれ大きくなっている。このシャッタ45は、前後方向へ移動可能に構成されている。すなわちシャッタ45は、前方へ移動された場合には、図2に実線で示したように、連通空間43の上端近傍である取込孔17Hを閉塞し、後方へ移動された場合には、図1に示すと共に図2に破線で示したように、この取込孔17Hを開放する。
またシャッタ45は、収納ユニット2の収納筐体10に対するリジェクト庫17の着脱と連動して開閉するようになっている。すなわちシャッタ45は、収納筐体10(図1)にリジェクト庫17が装着されるときに、後方へ移動されて取込孔17Hを開放する。またシャッタ45は、収納筐体10からリジェクト庫17が取り外されるときに、前方へ移動されて取込孔17Hを閉塞する。
[1−3.出金動作及び取込動作]
紙幣出金機1(図1)は、図示しない操作部により利用者から出金の指示及び出金額を受け付けると、出金動作を開始する。具体的に紙幣出金機1の制御部4は、紙幣収納庫11から出金額に応じた金種及び枚数の紙幣を順次繰り出させ、当該紙幣の短辺に沿った方向を進行方向として搬送部13により上方へ搬送し、鑑別部14により鑑別させる。このとき制御部4は、鑑別部14から得られる鑑別結果を基に、紙幣が出金可能であるか否かに応じて、その搬送先を集積部16又はリジェクト庫17に決定する。
続いて制御部4は、鑑別部14により鑑別された紙幣を、搬送部13により後方及び上方へ搬送して切替部15に到達させる。切替部15は、制御部4の制御に基づき、紙幣それぞれについて決定された搬送先に応じて進行方向を切り替え、集積部16又はリジェクト庫17へ進行させる。リジェクト庫17(図3)は、切替部15(図1)から搬送されてきた紙幣(すなわちリジェクト紙幣)を通過孔17Uから内部に取り込み、放出部38により第1収納空間36S内へ放出して集積させる。
集積部16は、搬送されてきた紙幣を放出部により集積空間16S内へ放出し、ステージ16T上に集積させる。制御部4は、搬送先を集積部16とした紙幣、すなわち集積部16に集積した紙幣の金種及び枚数を逐次集計しており、集計した金額が出金額に到達した段階で、紙幣収納庫11からの紙幣の繰出を中止する。この結果、集積部16のステージ16T上には、出金額の紙幣が束状に集積された紙幣束Wが載置される。
次に制御部4は、束搬送ガイド22を後方へ移動させることにより集積部16の集積孔16Hを開放すると共に取込孔17Hを閉塞してから、ステージ16Tを上方へ移動させることにより、紙幣束Wを持ち上げて束搬送路3Y内に位置させる。さらに制御部4は、束搬送部29によりこの紙幣束Wを束搬送路3Yに沿って前方へ搬送する。具体的に制御部4は、上搬送ベルト21を前方へ走行させると共にラッセル板25を前方へ移動させることにより、紙幣束Wを束搬送路3Yに沿って前方へ進行させていく。このとき制御部4は、紙幣束Wが下搬送ベルト23の上面に当接する位置に到達すると、上搬送ベルト21及び当該下搬送ベルト23により当該紙幣束Wを上下から挟持し、両ベルトの走行により前方へ搬送させる。
やがて制御部4は、図示しないセンサからの通知を基に紙幣束Wが出金口26に到達したことを検知すると、上搬送ベルト21及び下搬送ベルト23の走行を停止させる。さらに制御部4は、ラッセル板25を束搬送路3Yの前端近傍へ到達させることにより、退避機構(図示せず)によって束搬送路3Yの上方に退避させる。
このように制御部4は、出金口26から紙幣束Wの一部を露出させ、且つ上搬送ベルト21及び下搬送ベルト23により当該紙幣束Wの後端近傍を挟持した状態として、出金動作を終了する。これにより紙幣出金機1は、利用者にこの紙幣束Wを取り出させることができる。
ここで制御部4は、センサ(図示せず)からの通知を基に、出金口26から紙幣束Wが取り出されたか否かを監視している。そこで所定の待機時間(例えば30秒間)が経過しても紙幣束Wが取り出されなかった場合、制御部4は、紙幣束Wの取り忘れが発生したものと見なし、この紙幣束Wを取り込む取込動作を開始する。以下、このように利用者が取り忘れた紙幣を取忘紙幣若しくはリトラクト紙幣とも呼ぶ。
具体的に制御部4は、ラッセル板25を上方へ退避させた状態のまま上搬送ベルト21及び下搬送ベルト23を後方へ走行させることにより、紙幣束Wを束搬送路3Y内に取り込み、束搬送部29により、後方向を搬送方向として当該束搬送路3Yに沿って後方へ進行させていく。このとき制御部4は、図示しないセンサにより紙幣束Wがラッセル板25よりも後方に到達したことを検知すると、当該ラッセル板25を後方へ移動させ紙幣束Wの前側で束搬送路3Y内へ復帰させる。
さらに制御部4は、ラッセル板25を引き続き後方へ移動させることにより、押付面としての後面25R(図2)を紙幣束Wに当接させて、該紙幣束Wの後方への搬送を補助する。このとき後面25Rは、その法線を後方向へ向けていることになる。説明の都合上、以下では、取込動作において紙幣束Wを搬送する後方向を搬送方向とも呼び、その反対である前方向を反搬送方向とも呼ぶ。
やがて制御部4は、紙幣束Wが取込孔17Hの上方に到達すると、この紙幣束Wを束搬送路3Yから落下させる。以下では、束搬送路3Yの後端近傍、すなわち束搬送ガイド22の後端近傍であって、紙幣束Wが束搬送部29から放出されて落下し始める位置を放出位置3Fと呼ぶ。このとき紙幣束Wは、搬送路後下空間28内を後下方向へ落下していき、やがて取込孔17Hからリジェクト庫17内へ入り込む。リジェクト庫17内において紙幣束Wは、その下面を第1ガイド面41に当接させて摺動させる等しながら、連通空間43内を後下方へ下降し、やがて第2収納空間37Sに到達して収納される。
このように束搬送ユニット3は、利用者が取り忘れた紙幣束Wを束搬送部29により後方へ搬送し、束搬送路3Yの後端近傍である落下位置から該紙幣束Wを落下させることにより、取込孔17Hからリジェクト庫17取り込み、第1ガイド面41に沿って連通空間43内を後下方へ進行させ、第2収納空間37Sに到達させて収納する。
[1−4.取込ガイドの構成]
かかる構成に加えて、束搬送ユニット3(図1)における束搬送ガイド22の後側、すなわち搬送路後下空間28の後側には、取込ガイド50が設けられている。取込ガイド50は、図5に斜視図を示すように、後側に位置する本体部51と、該本体部51の前側に設けられた3枚の板状部52とにより構成されている。
本体部51は、全体として左右方向に長く上下方向及び前後方向に比較的短い直方体状に形成されている。この本体部51は、左右方向から見た場合に、下辺よりも上辺が長く、且つ前辺が鉛直方向に対して傾斜した逆台形状となっている。因みに本体部51の前側面は、平板状ではなく、左右方向から見てS字状の曲線を描くように湾曲している。
各板状部52は、何れも同等に構成されており、左右方向に薄い板状に構成され、本体部51の前側面における左右方向に所定間隔を隔てた3箇所から、それぞれ前方へ向けて立設されている。板状部52の前側面53は、上側よりも下側が後側に位置するように傾斜された傾斜面となっている。因みに案内側面としての前側面53における傾斜角度は、リジェクト庫17における第1ガイド面41(図3)の傾斜角度とほぼ同等となっている。また前側面53の上端は、束搬送ガイド22の搬送面22Uに最厚紙幣束が載置された場合における、該最厚紙幣束の最上面よりも上側に位置している。
ところで束搬送ユニット3の束搬送部29は、図6に示すように、紙幣束Wを後方へ搬送し、束搬送路3Yの後端近傍にある放出位置3Fに到達させ、該紙幣束Wを放出する直前の状態において、該紙幣束Wにおける末尾側の端部(以下これを末端と呼ぶ)の近傍を、上搬送ベルト21及び束搬送ガイド22により上下方向から挟持している。
ここで取込ガイド50は、束搬送ガイド22の後端と、前側面53の前端との間の距離D1を、紙幣束Wの前後長、すなわち該紙幣束Wを構成する各紙幣における短辺の長さよりも短くするよう、その形状や束搬送ユニット3内における配置等が適宜調整されている。
これにより束搬送ユニット3は、束搬送部29により束搬送路3Yに沿って放出位置3Fへ搬送された、放出される直前の紙幣束Wにおける、先頭側の端部(以下これを先端と呼ぶ)又はその近傍を、取込ガイド50の前側面53に当接させる。
[1−5.効果等]
以上の構成において、第1の実施の形態による紙幣出金機1は、束搬送ユニット3における束搬送ガイド22の後側に取込ガイド50を設け、束搬送ガイド22の後端と、取込ガイド50の前端(すなわち前側面53の上端)との間の距離D1を、紙幣束Wの前後長である紙幣の短辺の長さよりも短くした(図6)。
ここで、図6と対応する図7に示すように、仮想的な紙幣出金機61の束搬送ユニット63において、取込ガイド50に代わる取込ガイド70を設けた場合を想定する。この束搬送ユニット63では、束搬送ガイド22の後端と取込ガイド70の前端との間の距離D2が、紙幣束Wの前後長である紙幣の短辺の長さよりも長くなっている。
これにより束搬送ユニット63では、束搬送部29により紙幣束Wを後方へ搬送して放出位置3Fに到達させ、該紙幣束Wを放出する直前の状態において、該紙幣束Wの先端又はその近傍を、取込ガイド70から引き離している。このため束搬送ユニット63では、束搬送部29から放出された直後における紙幣束Wの姿勢が、該紙幣束Wの枚数や該紙幣束Wを構成する各紙幣の状態的により安定せず、様々な状態となり得る。この結果、この紙幣出金機61では、図中に破線で示したように、リジェクト庫17の第2収納空間37S内や連通空間43内において、紙幣束Wが様々な姿勢で乱雑に収納されてしまい、紙幣束Wが崩れる恐れや、取込孔17Hからはみ出てしまう恐れがあった。
これに対し、本実施の形態による紙幣出金機1の束搬送ユニット3(図6)では、束搬送部29により紙幣束Wを後方へ搬送して放出位置3Fに到達させ、該紙幣束Wを放出する直前の状態において、該紙幣束Wの先端又はその近傍を、取込ガイド50の前側面53に当接させる。これにより紙幣出金機1は、束搬送部29から放出された直後の紙幣束Wを、破線で示す紙幣束W1のように、取込ガイド50の前側面53によりその先端近傍を後下方へ向けた姿勢として、搬送路後下空間28内及び連通空間43内へ落下させることができる。
この紙幣束Wは、図6に破線で示す搬送束W2のように、先端近傍から第1ガイド面41に当接し、該第1ガイド面41に沿って摺動しながらさらに後下方へ下降し、やがて紙幣束W3のように、先端側から第2収納空間37Sの底面又は既に集積されている他の紙幣の上側に到達して、紙面を上下方向に向けた姿勢で整然と収納される。
すなわち取込ガイド50は、束搬送部29から紙幣束Wが放出される時点で、該紙幣束Wの先端を後下方へ向けることができ、これにより該紙幣束Wを先端側から降下させ、最終的に該紙幣束Wをリジェクト庫17内に整然と収納させることができる。
また束搬送ユニット3では、紙幣束Wを放出位置3Fから放出するよりも前における、末端の近傍を上搬送ベルト21及び束搬送ガイド22により上下方向から挟持し、その姿勢が毎回ほぼ一定である段階で、該紙幣束Wの前端を取込ガイド50の前側面53に当接させるようにした。このため束搬送ユニット3では、紙幣束Wを構成する紙幣の枚数や状態等の相違に殆ど影響を受けること無く、該紙幣束Wをほぼ一定の姿勢として、放出位置3Fから放出することができ、その後における落下中の該紙幣束Wの姿勢変化や描く軌跡等もほぼ一定とすることができる。これにより束搬送ユニット3では、毎回安定的に紙幣束Wをリジェクト庫17内へ進行させ、順次積み重ねるようにして整然と収納することができる。
さらに取込ガイド50は、全体を左右方向に沿った柱状とするのでは無く、後側に位置する本体部51のみを柱状若しくは直方体状とし、その前側に3枚の板状部52を設けた(図5)。これに応じてラッセル板25(図2)は、各板状部52(図中に破線で示す)との干渉を回避するように、第1切欠部25C及び第2切欠部25C2をそれぞれ形成した。
このため束搬送ユニット3(図1及び図6)では、束搬送部29により紙幣束Wを束搬送路3Yに沿って後方へ搬送し、さらに放出位置3Fから放出する場合に、ラッセル板25を前側面53よりも後側へ到達させたとしても、該前側面53及び板状部52との干渉を回避できる。
すなわち束搬送ユニット3では、ラッセル板25を放出位置3Fの近傍へ到達させたときに、前側面53との衝突を回避するために手前で停止させる必要が無く、該前側面53とすれ違って本体部51の前面に到達するまでの間で停止させれば良い。このため束搬送ユニット3では、紙幣束Wを放出位置3Fから放出するときに、ラッセル板25が該紙幣束Wの後端から確実に離れるまでの十分に長い間、該紙幣束Wの後端を押し続けることができる。
以上の構成によれば、第1の実施の形態による紙幣出金機1は、束搬送ユニット3における束搬送ガイド22の後端から比較的短い距離D1を隔てた位置に取込ガイド50を設けた。束搬送ユニット3では、束搬送部29から紙幣束Wが放出される時点で、該紙幣束Wの先端近傍を取込ガイド50の前側面53に当接させて後下方へ向けることができる。これにより束搬送ユニット3では、放出後の該紙幣束Wを搬送路後下空間28内で先端側から降下させて第1ガイド面41に当接させ、先端側から連通空間43内を下降させて第2収納空間37Sへ到達させ、順次積み重ねるようにして整然と収納することができる。
[2.第2の実施の形態]
第2の実施の形態による紙幣出金機101(図1)は、第1の実施の形態による紙幣出金機1と比較して、束搬送ユニット3に変わる束搬送ユニット103を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
束搬送ユニット103は、第1の実施の形態による束搬送ユニット3と比較して、ラッセル板25に代わるラッセル板125を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
ラッセル板125は、図2と対応する図8に示すように、ラッセル板25と比較して、第1切欠部25Cに代わる第1切欠部125Cを有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。すなわちラッセル板125では、下辺から第1切欠部125Cの上端125CUまでの距離である切欠深さH2が、第1の実施の形態における切欠深さH1よりも短くなっている。すなわち切欠深さH2は、最厚紙幣束の厚さに上搬送ベルト21の厚さを加算した値とほぼ同等若しくはこれよりも僅かに大きい値となっている。
束搬送ユニット103では、図9に示すように、束搬送部29により紙幣束Wを束搬送路3Yに沿って後方へ搬送し、さらに放出位置3Fから放出する直前に、紙幣束Wの重心が束搬送ガイド22の後端よりも後方に位置しており、さらに先端近傍が取込ガイド50の前側面53に当接する。これにより束搬送ユニット103では、紙幣束Wの重心が束搬送ガイド22の上面である搬送面22Uよりも低い位置に下がる一方、該紙幣束Wの末端近傍が搬送面22Uの搬送後端22URにより支持される。この結果、紙幣束Wは、搬送後端22URを中心として図の反時計回りに回転しようとし、その末端を上方へ持ち上げ、上搬送ベルト21も上方へ持ち上げようとする。
ここで、仮に第1の実施の形態による束搬送ユニット3であれば、ラッセル板25における第1切欠部25Cの切欠深さH1(図2)が比較的大きいため、図中に破線で示したように、上搬送ベルト21が十分に上方向へ持ち上げられる。この結果、束搬送ユニット3では、紙幣束Wが比較的大きく回転し、先端側を大きく下げる場合がある。この場合、紙幣束Wは、第1ガイド面41に対して紙面がなす角度が比較的大きい姿勢で先端を該第1ガイド面41に当接させ、この先端を中心に後端を後下方へ倒すように回転する恐れ、すなわち第2収納空間37S内や連通空間43内に乱雑に収納される恐れがある。
これに対し、第2の実施の形態による束搬送ユニット103では、ラッセル板125の第1切欠部125Cにおいて切欠深さH2が比較的小さい(図8)。このため束搬送ユニット103では、図9におけるA1−A2断面を表す図10のように、該上搬送ベルト21を第1切欠部125Cの上端125CUに直ちに当接させることができ、実線で示したように、上搬送ベルト21を殆ど持ち上げずに済む。
この結果、束搬送ユニット103では、実線で示したように、紙幣束Wの回転が抑制され、先端側の下げ幅を小さく抑えることができる。この結果、紙幣束Wは、第1ガイド面41に対して紙面がなす角度を比較的小さく抑えることができ、先端を該第1ガイド面41に当接させたとしても回転すること無く、該第1ガイド面41に沿って摺動するように下降できる。かくして束搬送ユニット103では、紙幣束Wを第2収納空間37S内において順次積み重ねるように収納させることができる。
また第2の実施の形態による紙幣出金機101は、第1の実施の形態と同様の取込ガイド50が設けられているため、第1の実施の形態による紙幣出金機1と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第2の実施の形態による紙幣出金機101の束搬送ユニット103では、ラッセル板125(図8)における第1切欠部125Cの切欠深さH2を比較的小さく抑えたことにより、放出位置3Fから放出される紙幣束Wの過剰な回転を抑制することができる。この結果、紙幣出金機101では、紙幣束Wの紙面が第1ガイド面41に対して比較的小さい角度をなした状態で、該紙幣束Wを該第1ガイド面41に当接させることができ、該第1ガイド面41に沿って円滑に摺動させ、やがて該紙幣束Wを第2収納空間37S内に順次積み重ねるように収納させることができる。
[3.第3の実施の形態]
第3の実施の形態による紙幣出金機201(図1)は、第1の実施の形態による紙幣出金機1と比較して、束搬送ユニット3に代わる束搬送ユニット203を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。束搬送ユニット203は、束搬送ユニット3と比較して、束搬送ガイド22に代わる束搬送ガイド222を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。
束搬送ガイド222は、図11に示すように、上面である搬送面222Uの後端近傍に、斜めに切り落とされたような端部傾斜面222Tが形成されている。水平方向に対する端部傾斜面222Tの傾斜角度αは、水平方向に対する第1ガイド面41の傾斜角度βよりも小さくなっている。また端部傾斜面222Tは、第1ガイド面41を上方へ仮想的に延長した仮想延長面41Xよりも後上側に位置している。さらに端部傾斜面222Tの下端は、ラッセル板25の下端、すなわち突出部25P(図2)の下端よりも上側に位置している。
図12に示すように、束搬送ユニット203では、束搬送部29により紙幣束Wを束搬送路3Yに沿って後方へ搬送し、さらに放出位置3Fから放出する直前に、紙幣束Wの重心が束搬送ガイド22の後端よりも後方に位置する。このため束搬送ユニット203では、第2の実施の形態等と同様に、紙幣束Wが先端を下降させる方向へ回転しようとする。
このとき束搬送ユニット203では、端部傾斜面222Tが形成されているため、紙幣束Wがその上端近傍を取込ガイド50から引き離され、その下側の紙面を端部傾斜面222Tとほぼ平行に向けた姿勢となった段階で、該端部傾斜面222Tのほぼ全範囲により支持された状態となる。このため束搬送ユニット203では、該端部傾斜面222Tにより紙幣束Wに対して回転をある程度抑制した上で、該紙幣束Wを束搬送ガイド222から完全に落下させることになる。
これにより束搬送ユニット203は、第2の実施の形態と同様、紙幣束Wにおける先端側の下げ幅を小さく抑えることができる。この結果、紙幣束Wは、第1ガイド面41に対して紙面がなす角度が比較的小さく抑えることができ、該第1ガイド面41に沿って摺動するように下降できる。かくして束搬送ユニット203では、やはり第2の実施の形態と同様、紙幣束Wを第2収納空間37S内において順次積み重ねるように収納させることができる。
さらに束搬送ユニット203では、上述したように端部傾斜面222Tの傾斜角度αが第1ガイド面41の傾斜角度βよりも小さくなっている。このため束搬送ユニット203では、紙幣束Wが紙面をほぼ水平とした姿勢から先端側を下降させる方向へ回転する過程において、その紙面を第1ガイド面41と平行に向けるよりも前の段階で、回転動作にブレーキをかけることができる。この結果、紙幣出金機201では、第1ガイド面41に対して紙幣束Wの紙面がなす角度を比較的小さく抑えることができる。
また第3の実施の形態による紙幣出金機201は、第1の実施の形態と同様の取込ガイド50が設けられているため、第1の実施の形態による紙幣出金機1と同様の作用効果を奏し得る。
以上の構成によれば、第3の実施の形態による紙幣出金機201の束搬送ユニット203では、束搬送ガイド222の上面である搬送面222Uの後端に端部傾斜面222Tを設けたことにより、放出位置3Fから放出される紙幣束Wの回転動作を抑制することができる。この結果、紙幣出金機201では、紙幣束Wの紙面が第1ガイド面41に対して比較的小さい角度をなした状態で、該紙幣束Wを該第1ガイド面41に当接させることができるので、該第1ガイド面41に沿って円滑に摺動させた後、該紙幣束Wを第2収納空間37S内に順次積み重ねるように収納させることができる。
[4.第4の実施の形態]
第4の実施の形態による紙幣出金機301(図1)は、第1の実施の形態による紙幣出金機1と比較して、制御部4に代わる制御部304を有する点において相違するものの、他の点については同様に構成されている。制御部304は、第1の実施の形態による制御部4と比較して、束搬送部29における紙幣束Wの搬送速度の制御手法が相違する。
すなわち紙幣出金機1では、束搬送部29により束搬送路3Yに沿って後方へ搬送された紙幣束Wが放出位置3Fから放出されると、該紙幣束Wがその姿勢を適宜変化させながら、搬送路後下空間28内及び連通空間43内を後下方へ下降し、やがて第1ガイド面41に当接する。
このとき紙幣出金機1では、仮に紙幣束Wの重心が第1ガイド面41の下端41L(図6)よりも下側に位置している場合、この下端41Lを中心として末端側を後方へ移動させるように回転する可能性が高まる。このように回転した紙幣束Wは、第2収納空間37S内で立った姿勢のまま収納される恐れがあり、後続する他の紙幣束Wを堰き止めてしまう可能性が生じる。
すなわち紙幣出金機1では、放出位置3Fから紙幣束Wを放出する時に、後方へ向かう速度を抑えることができれば、該紙幣束Wが第1ガイド面41に当接したときに、その重心を第1ガイド面41の下端41Lよりも上側に位置させることができる。
その一方で紙幣出金機1では、放出位置3Fから放出された紙幣束Wが第1ガイド面41における上寄りの箇所に当接した場合、該第1ガイド面41に沿って下降する距離が十分に長くなるため、下側の紙幣と該第1ガイド面41との摩擦等により、束を崩してしまう可能性が生じる。
さらに紙幣出金機1では、紙幣束Wを構成する紙幣の枚数に応じて、その重量が変化する。このため紙幣出金機1では、放出位置3Fから一定の速度で放出された場合であっても、枚数が多く重量が大きい場合は、短時間で落下して第1ガイド面41の上寄りに当接する可能性が高く、反対に枚数が少なく重量が小さい場合は、長時間をかけて落下して第1ガイド面41の下寄りに当接する可能性が高い。
そこで、第4の実施の形態による制御部304は、図14に示す制御特性図のように、紙幣束Wを構成する紙幣の枚数Nに応じて、束搬送部29による該紙幣束Wの搬送速度Vを段階的に変化させるようにした。具体的に制御部304は、紙幣の枚数Nが比較的少ない場合には搬送速度Vを小さく抑え、紙幣の枚数Nが比較的多い場合には搬送速度Vを大きくするようにした。
これにより紙幣出金機301では、紙幣束Wを構成する紙幣の枚数Nが変化してその重量が変化したとしても、その重量に応じた適切な搬送速度Vで搬送して放出位置3Fから放出するため、該紙幣束Wを第1ガイド面41における中程の適切な範囲に当接させることができる。この結果、紙幣出金機301は、紙幣束Wを第1ガイド面41に沿って適切な速度で下降させることができるので、該紙幣束Wを適切な姿勢で第2収納空間37S内に到達させ、順次積み重ねるように収納させることができる。
[5.他の実施の形態]
なお上述した実施の形態においては、取込ガイド50の前側面53を、上側よりも下側が後側に位置するように傾斜された傾斜面とする場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば前側面53をほぼ鉛直な平面としても良い。要は、放出位置3Fにおいて挟持された紙幣束Wの先端近傍と当接し、最終的にこの先端近傍を後下方へ向けることができれば良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
また上述した第1の実施の形態においては、束搬送ガイド22の後端と前側面53の前端との間の距離D1を、紙幣束Wの前後長よりも短くする場合について述べた(図6)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば距離D1を紙幣束Wの前後長よりも僅かに長くすることにより、放出位置3Fから放出された直後に紙幣束Wの先端又はその近傍を前側面53に当接させるようにしても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、前側面53の上端を、束搬送ガイド22の搬送面22Uに最厚紙幣束が載置された場合における、該最厚紙幣束の最上面よりも上側に位置させる場合について述べた(図6)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば前側面53の上端を、束搬送ガイド22の搬送面22Uに最厚紙幣束が載置された場合における、該最厚紙幣束の最上面よりもやや下側に位置させても良い。この場合、放出位置3Fにおいて上搬送ベルト21及び束搬送ガイド22により末端近傍を挟持され、末端よりも先端を下側に位置させるように撓んだ紙幣束Wの最上面が、前側面53の上端よりも下側に位置すれば良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、取込ガイド50の前側面53を平面状に形成する場合について述べた(図5、図6)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば図14及び図15に示す取込ガイド450のように、その前側面453を、左右方向から見てS字状となるように湾曲させても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、取込ガイド50における本体部51の前側に、左右方向に薄い板状の板状部52を立設させる場合について述べた(図5)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば本体部51のみにより取込ガイド50を構成しても良い。この場合、ラッセル板25を該取込ガイド50の前側面よりも前側で停止させるようにすれば良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第1の実施の形態においては、束搬送部29において束搬送ガイド22の上面である搬送面22Uに沿って紙幣束Wを摺動させて搬送する場合について述べた(図1等)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば該束搬送ガイド22に代えて、下搬送ベルト23と同様の搬送ベルトを設けても良い。この場合、この搬送ベルトを束搬送部29の一部とすることができる。第2及び第4の実施の形態についても同様である。
さらに上述した第4の実施の形態においては、紙幣束Wを構成する紙幣の枚数Nが比較的少ない場合には、搬送速度Vを比較的低くする場合について述べた(図13)。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば枚数Nが数枚程度の極端に少ない場合のみ、搬送速度Vを極めて高速としても良い。この場合、極めて少ない枚数Nの紙幣で構成された紙幣束Wは、放出位置3Fから高速で放出されることにより、搬送路後下空間28内及び連通空間43内を滑空するように進行して第2収納空間37Sに到達し、整然と収納されることが期待できる。
さらに上述した第1の実施の形態においては、紙葉状の媒体である紙幣を束状に集積して紙幣束Wとして出金する紙幣出金機1に本発明を適用する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、例えば証券や金券、或いは商品券や入場券等、種々の紙葉状の媒体を集積してなる媒体束を取り扱う種々の装置に適用しても良い。第2〜第4の実施の形態についても同様である。
さらに本発明は、上述した各実施の形態及び他の実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した各実施の形態と上述した他の実施の形態の一部又は全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
さらに上述した実施の形態においては、束搬送部としての束搬送部29と、取込孔としての取込孔17Hと、収納空間としての第2収納空間37Sと、連通路としての連通空間43と、傾斜案内面としての第1ガイド面41と、取込案内部としての取込ガイド50とによって媒体処理装置としての紙幣出金機1を構成する場合について述べた。しかしながら本発明はこれに限らず、その他種々の構成でなる束搬送部と、取込孔と、収納空間と、連通路と、傾斜案内面と、取込案内部とによって媒体処理装置を構成しても良い。
本発明は、例えば紙幣を束状に集積して紙幣束Wとして出金する紙幣出金機1において、出金口から利用者が取り忘れた紙幣束Wを取り込んでリジェクト庫に収納する場合に利用できる。
1、101、201、301……紙幣出金機、3、103、203……束搬送ユニット、3F……放出位置、3Y……束搬送路、4、304……制御部、17……リジェクト庫、17H……取込孔、21……上搬送ベルト、22、222……束搬送ガイド、22U、222U……搬送面、22UR……搬送後端、25、125……ラッセル板、25C、125C……第1切欠部、25C2……第2切欠部、25CU、125CU……上端、25R……後面、28……搬送路後下空間、29……束搬送部、37S……第2収納空間、41……第1ガイド面、41L……下端、41X……仮想延長面、43……連通空間、50……取込ガイド、51……本体部、52……板状部、53……前側面、222T……端部傾斜面、D1、D2……距離、W……紙幣束、α、β……傾斜角度。

Claims (11)

  1. 紙葉状の媒体が集積されてなる媒体束を束搬送路に沿って搬送方向へ搬送し、該束搬送路の近傍に配置された放出位置から該媒体束を放出させる束搬送部と、
    前記放出位置の下側に配置された収納庫の上面に形成され、前記媒体束を該収納庫内に取り込む取込孔と、
    前記収納庫内における前記取込孔の下側且つ搬送方向側に位置し、前記媒体束を収納する収納空間と、
    前記収納庫内において前記取込孔と前記収納空間とを連通させる連通路と、
    前記連通路における搬送方向と反対である反搬送方向側の内側面であり、上側よりも下側が搬送方向側に位置するよう傾斜された傾斜案内面と、
    前記放出位置の搬送方向側に配置され、該放出位置から放出された前記媒体を前記取込孔へ案内する取込案内部と
    を具えることを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記取込案内部は、反搬送方向側の側面である案内側面が、上側よりも下側が搬送方向側に位置するよう傾斜されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  3. 前記取込案内部は、前記媒体束が前記束搬送路に沿って前記放出位置に搬送された時点で、該媒体束を前記案内側面に当接させている
    ことを特徴とする請求項2に記載の媒体処理装置。
  4. 前記取込案内部における前記案内側面の上端は、前記束搬送路における最大枚数の前記媒体が集積されてなる前記媒体束が該案内側面に当接する場合の、該媒体束の最上面よりも高い位置にある
    ことを特徴とする請求項3に記載の媒体処理装置。
  5. 前記束搬送部は、
    前記束搬送路の下側であって、且つ前記放出位置よりも反搬送方向側に配置され、上面である搬送面に沿って前記媒体束が摺動される束搬送ガイドと、
    前記束搬送路の上側において搬送方向に沿って張架され、前記束搬送ガイドの前記搬送面との間に前記媒体束を挟持し、搬送方向に沿って走行する搬送ベルトと、
    前記媒体の端部と当接する押付面を有し、前記束搬送ガイドの上側において該押付面に前記媒体束を当接させた状態で搬送方向へ移動されることにより、該媒体束を搬送方向へ搬送する押付板と
    をさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
  6. 前記押付板は、下辺から上方へ向けて切り欠かれることにより前記搬送ベルトとの干渉を回避する切欠部が形成され、
    前記切欠部の上端は、前記束搬送路における最大枚数の前記媒体が集積されてなる前記媒体束が前記放出位置から放出される直前に、該媒体束における反搬送方向側により上方向へ持ち上げられた前記搬送ベルトと当接する位置にある
    ことを特徴とする請求項5に記載の媒体処理装置。
  7. 前記束搬送ガイドは、前記搬送面における搬送方向側の端部に、該搬送方向に対し傾斜された端部傾斜面が形成されている
    ことを特徴とする請求項5に記載の媒体処理装置。
  8. 前記端部傾斜面は、搬送方向に対する傾斜角度が、前記傾斜案内面における搬送方向に対する傾斜角度よりも小さい
    ことを特徴とする請求項7に記載の媒体処理装置。
  9. 前記端部傾斜面は、前記傾斜案内面を上方へ延長した仮想的な面よりも搬送方向側に位置している
    ことを特徴とする請求項7に記載の媒体処理装置。
  10. 前記端部傾斜面は、前記媒体束が下面を該端部傾斜面に当接させた姿勢となったときに、搬送方向側の端部を前記取込案内部から反搬送方向側へ引き離すように形成されている
    ことを特徴とする請求項7に記載の媒体処理装置。
  11. 前記束搬送部における前記媒体束の搬送速度を、該媒体束の枚数が増えるに連れて高めるよう制御する制御部
    をさらに具えることを特徴とする請求項1に記載の媒体処理装置。
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