JP2018032136A - 自動取引装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 ホストコンピュータから取引処理に関わる設定データを効率的に受信できる自動取引装置を提供する。【解決手段】 本発明の自動取引装置は、取引処理に係る画面を表示する表示部と、ホストコンピュータから取引処理に関わる1又は複数のファイルにより構成される設定データを受信する通信部と、前記通信部を介して、前記ホストコンピュータから前記設定データを受信中に、受信中の前記設定データのファイルを特定する特定情報を含む受信中画面を、前記表示部に表示する制御を行う制御部とを有することを特徴とする。【選択図】 図1
Description
本発明は、自動取引装置に関し、例えば、金融機関の店舗、駅、コンビニエンスストア等に設置されている自動取引装置に適用し得るものである。
従来、現金自動預け払い機(ATM)を含む自動取引装置と、ホストコンピュータとのインタフェース仕様は、大別すると、端末主導型と、ホスト主導型の2種類の方式が存在する。端末主導型は、ATMが取引処理の進行を主導する方式である。一方、ホスト主導型は、ATMと通信を行うホストコンピュータが取引処理の進行を主導する方式である。例えば、ホスト主導型は、NDC(NCR Direct Connect)方式を採用している(特許文献1参照)。
NDCでは、従来のATMは、予めホストコンピュータから入出金取引の順序(カード挿入や、暗証番号入力のタイミング等)や、ATMに表示する画面の内容等が記述された設定データ(以下、「ホスト指示データ」と呼ぶ)を受信する必要がある。
従来のATMは、ホスト指示データを受信する場合、ホストコンピュータからの指示により、顧客が取引不可能な「取扱中止モード」に移行した後、当該データの受信処理を開始する。そして、ホスト指示データの受信が完了すると、当該ATMは、取扱中止モードから顧客が取引を行うことが可能な「取扱中モード」に移行する。なお、ホスト指示データの受信処理(ATMとホストコンピュータとの通信シーケンス)には、NDCの方式上、ある程度の時間が掛かる(ファイルサイズ及び通信ネットワークにも依存するが、2分〜15分程)。
そして、当該ATMを保守する保守員が、ATMとホストコンピュータとの通信状況(つまり、ホスト指示データを正常に受信したか否か)を確認しようとするためには、「保守モード」に移行して、ジャーナルデータやログ等を確認する必要があった。
しかしながら、従来のATMは、ホスト指示データ受信中に取扱中止モードから保守モードへ移行すると、ホストコンピュータに対して、取扱中止モードから移行した旨を通知する。ホストコンピュータは、この通知を受信すると、当該ATMに対して、ホスト指示データの送信を停止してしまう。
ホストコンピュータは、ATMから保守モードを脱却した旨(言い換えれば、取扱中止モードに移行した旨)の通知を受けると、ATMに対して、ホスト指示データの送信を再開する。しかしながら、ホストコンピュータが送信するホスト指示データは、中断以降のデータでは無く、最初からのデータである。
つまり、従来のATMは、ホスト指示データ受信中に、取扱中止モードと保守モードへの移行を繰り返し行うと、いつまでもホスト指示データの受信を完了できないことになる。言い換えれば、ホスト指示データを受信できないATMは、取扱中モードに移行できないため、稼働率が低下することにもなる。
そのため、ホストコンピュータから取引処理に関わる設定データ(ホスト指示データ)を効率的に受信できる自動取引装置が望まれている。
本発明の自動取引装置は、(1)取引処理に係る画面を表示する表示部と、(2)ホストコンピュータから取引処理に関わる1又は複数のファイルにより構成される設定データを受信する通信部と、(3)前記通信部を介して、前記ホストコンピュータから前記設定データを受信中に、受信中の前記設定データのファイルを特定する特定情報を含む受信中画面を、前記表示部に表示する制御を行う制御部とを有することを特徴とする。
本発明によれば、ホストコンピュータから取引処理に関わる設定データ(ホスト指示データ)を効率的に受信できる。
(A)第1の実施形態
以下では、本発明の取引装置及び取引システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
以下では、本発明の取引装置及び取引システムの第1の実施形態を、図面を参照しながら詳細に説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
(A−1−1)全体構成
図2は、第1の実施形態の金融取引システムの全体構成を示す全体構成図である。図2において、金融取引システム5は、ネットワークNに接続可能な、自動取引装置1、及びホストコンピュータ2を有して構成される。
(A−1−1)全体構成
図2は、第1の実施形態の金融取引システムの全体構成を示す全体構成図である。図2において、金融取引システム5は、ネットワークNに接続可能な、自動取引装置1、及びホストコンピュータ2を有して構成される。
ネットワークNは、金融取引に関するデータを通信することができる通信網であり、例えば、専用網を適用することができる。また、ネットワークNは、金融取引に関するデータを通信することができるのであれば公衆網としても良い。
自動取引装置1は、例えば、金融機関、駅、コンビニエンスストア、ホテル等に設けられている現金自動預け払い装置(ATM)である。自動取引装置1は、ネットワークNを介して、ホストコンピュータ2と通信可能であり、例えば、振り込み取引、預け入れ取引(入金取引)、引き出し取引(出金取引)、等の各種金融取引を行うものである。なお、図2では、説明を容易にするために、1台の自動取引装置1のみ図示している。しかし、実際には、複数台の自動取引装置1のそれぞれが、ネットワークNを介して、ホストコンピュータ2と接続する。
ホストコンピュータ2は、金融機関のホストコンピュータであり、自動取引装置1から取引に関する情報を取得すると、取得した取引に関する情報に基づいて、顧客が行なった取引の内容を管理するものである。
(A−1−2)自動取引装置1の詳細な構成
図3は、第1の実施形態の自動取引装置1の外観構成を示す外観斜視図である。
図3は、第1の実施形態の自動取引装置1の外観構成を示す外観斜視図である。
図3において、第1の実施形態の自動取引装置1は、操作表示部12、カード入出口13、紙幣入出口14、硬貨入出口15、通帳入出口16、及びレシート排出口17を有する。
操作表示部12は、例えば、取引種類の選択メニュー画面、各取引の操作画面、取引内容の確認画面等を表示したり、顧客が入力した入力情報を取り込んだりするものである。操作表示部12は、例えば、タッチパネル方式の操作表示部を適用することができる。なお、操作表示部12は、操作部と表示部とが一体となったタッチパネル方式のものに限らず、操作部と表示部とがそれぞれ物理的に別の構成のものであってもよい。
操作表示部12は、当該自動取引装置1に対する保守作業等を行う作業者向けのユーザインタフェース(保守用操作部)でもある。なお、保守用操作部は、操作表示部12とは別の場所に配置しても良く、例えば、自動取引装置1の背面側(操作表示部12が配置されている位置を前面とした場合の背面側)に配置するようにしてもよい。なお、操作表示部12は、表示部の一例である。
カード入出口13は、顧客がキャッシュカードを挿入したり又はキャッシュカードを取り出したりするものである。
紙幣入出口14は、顧客が紙幣を挿入したり又は紙幣を取り出したりするものである。紙幣入出口14は、例えば、開閉可能な開閉体を有するバケットタイプのものを用いることができる。顧客が紙幣を投入するときには、顧客はバケットの開口部に紙幣を投入し、その後自動取引装置1は、開閉体が閉じて投入された紙幣を取り込む。また自動取引装置1が紙幣を返却するときには、自動取引装置1はバケットに紙幣を繰り出し、その後、開閉体が開放する。
硬貨入出口15は、顧客が硬貨を投入したり又は硬貨を取り出したりするものである。硬貨入出口15も、例えば、開閉可能なバケットタイプのものを用いることができる。この場合も、紙幣入出口14と同様に、顧客が硬貨を投入するときには、顧客はバケットの開口部に硬貨を投入し、その後自動取引装置1は、開閉体を閉じて投入された硬貨を取り込む。また自動取引装置1が硬貨を返却するときには、自動取引装置1はバケットに硬貨を繰り出し、その後、開閉体が開放する。
通帳入出口16は、顧客が通帳を挿入したり又は通帳を取り出したりするものである。
レシート排出口17は、取引内容を印刷したレシートを排出するものである。
図1は、第1の実施形態の自動取引装置の制御系の構成を示すブロック図である。図1において、自動取引装置1は、制御部10、記憶部20、通信部30、操作表示制御部40、カード処理部50、紙幣入出金部60、硬貨入出金部70、通帳処理部80、及び明細票発行部90を有する。
制御部10は、図示しないCPU(Central Processing Unit)を中心に構成されており、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、記憶部20から所定のプログラムを読み出して実行することにより、各部を制御して入金取引、収納処理や出金取引等の種々の処理を行う。
記憶部20は、制御部10が実行する処理プログラム等を記憶するものあり、例えば、フラッシュメモリやHDD等により構成される。
通信部30は、ネットワークNを介して、ホストコンピュータ2と接続するためのネットワークインタフェースである。
操作表示制御部40は、制御部10の制御の下、操作表示部12の動作を制御するものである。操作表示制御部40は、制御部10から画面情報に基づいて、操作表示部12に画面を表示させたり、又は操作表示部12から入力された情報を制御部10に与えたりするものである。
カード処理部50は、制御部10の制御の下、カード入出口13からキャッシュカードを取り込んだり又は排出したりするものである。また、カード処理部50は、カード入出口13から挿入されたキャッシュカードの格納部(例えば、磁気格納部やICチップ等)に格納されているカード情報を読み取り、そのカード情報を制御部10に与えるものである。
紙幣入出金部60は、制御部10の制御の下、紙幣を金種別に収納・管理するものである。
硬貨入出金部70は、制御部10の制御の下、硬貨を金種別に収納・管理するものである。
通帳処理部80は、制御部10の制御の下、通帳入出口16から通帳を取り込んだり又は排出したりするものである。また、通帳処理部80は、通帳入出口16から挿入された通帳の格納部(例えば、磁気データ格納部やICチップ等)に格納されている通帳情報(例えば、磁気ストライプデータ)を読み取り、その通帳情報を制御部10に与えるものである。
明細票発行部90は、制御部10の制御の下、取引明細票に取引結果を印刷して、レシート排出口17から発行(排出)を行うものである。
次に、この実施形態の自動取引装置1の特徴部分であるホスト指示データの受信処理の説明を行う。
この実施形態の自動取引装置1(制御部10)は、ホスト主導型のATMであって、顧客が取引を行うことが可能な「取扱中モード」、顧客が取引不可能な「取扱中止モード」、自動取引装置1に対する保守作業等を行う場合に用いる「保守モード」が存在する。
ホスト指示データDは、入出金取引の順序(カード挿入や、暗証番号入力のタイミング等)や、ATMに表示する画面の内容等が記述された設定データであって、自動取引装置1(制御部10)が、取引処理を行うためには必要不可欠なデータである。なお、ホスト指示データDは、1又は複数のファイルから構成され、ホストコンピュータ2のタイミングにより随時更新される。
制御部10は、ホストコンピュータ2から取扱中止指示のメッセージを受信すると、取扱中止モードに移行する。そして、制御部10は、通信部30を介して、ホストコンピュータ2からホスト指示データDを受信する。
制御部10は、ホスト指示データDを受信中の場合には、受信中のデータ(ホスト指示データDを構成する各ファイル)を一意に特定する識別子を操作表示部12に表示する。図4は、ホスト指示データを構成するファイル(ファイルの種類)に対応する識別子を記載した説明図である。制御部10は、図4の対応表Cを参照することにより、現在受信中のファイル(ファイルの種類)に対応するファイル識別子を表示することができる。例えば、制御部10は、ホスト指示データDの内、ファイル1を受信中であれば、対応する識別子である「AAA」を表示する。また、制御部10は、ファイル1を受信完了後、ファイル2を受信中であれば、対応する識別子である「BBB」を表示する。制御部10は、ホスト指示データDを構成する全てのファイルを受信すると、受信完了となる。なお、ホスト指示データDを受信中に操作表示部12に表示する項目は、受信ファイルの識別子では無く、ファイル名を表示しても良い(又は両方表示しても良い)。さらに、制御部10は、過去のホスト指示データDを受信中した際の自動取引装置1とホストコンピュータ2との間の通信シーケンスと、現在の通信シーケンスを比較して、受信データの進捗率を示す情報を表示しても良い。
自動取引装置1(制御部10)は、ホスト指示データDの受信を完了すると、取扱中止モードから取扱中モードに移行して、顧客からの取引が可能な状態となる。
なお、制御部10は、ホスト指示データDを受信中に保守モードに移行すると、ホストコンピュータ2からのホスト指示データDの送信が中止されてしまい、当該受信データの受信ができない。ただし、先に述べた通り、ホスト指示データDを受信中の場合には、受信中のファイルを一意に特定する識別子が操作表示部12に表示されるため、保守員はその表示を見て、保守モードに移行すると、ホスト指示データDの受信が中断されることを認知できる。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の金融取引システム5(自動取引装置1)の動作を説明する。
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の金融取引システム5(自動取引装置1)の動作を説明する。
図5は、第1の実施形態の自動取引装置のホスト指示データの受信処理を示すフローチャートである。
自動取引装置1(制御部10)は、ホストコンピュータ2から取扱中止指示のメッセージを受信すると、「取扱中止モード」に移行して、取扱中止画面を操作表示部12に表示する(S101)。
制御部10は、取扱中止画面が表示された後、保守員により所定の認証処理が行われ、ジャーナルデータや通信ログを確認可能な「保守モード」に移行したか常に判定している(S102)。制御部10は、保守モードに移行した場合には、後述するステップS107の処理を行い、移行しない場合(つまり、取扱中止モードのままならば)、次のステップS103の処理を行う。
制御部10は、通信部30を用いてホストコンピュータ2からホスト指示データDの受信処理を行う(S103)。
制御部10は、ホスト指示データDを受信中である旨を示す画面(ホスト受信中画面)を操作表示部12に表示する(S104)。図6は、操作表示部に表示するホスト受信中画面の一例を示す説明図である。図6において、ホスト受信中画面T1の左下に表示する「ZZZ」は、ホスト指示データDを構成するファイルの種類によって一意に定まる識別子である。例えば、制御部10は、先述の対応表Cを参照して、受信したファイル(ホスト指示データD)の種類に対応する識別子を表示する。
制御部10は、ホスト指示データDの受信を完了したか否か判定を行う(S105)。制御部10は、ホスト指示データDの受信を完了していなければ、先述のステップS102の処理へ遷移する(保守モードに移行しないか監視しつつ、受信処理を継続する)。一方、制御部10は、ホスト指示データDの受信を完了した場合には、次の処理を行う。
制御部10は、ホスト指示データDの受信を完了すると、「取扱中止モード」から「取扱中モード」に移行し、取扱中画面を操作表示部12に表示する(S106)。以上より、自動取引装置1は、顧客からの取引を受け付けることが可能な状態となる。
次に、自動取引装置1(制御部10)が「保守モード」に移行した場合の処理について説明を行う。
制御部10は、先述のステップS102の判定処理で保守モードに移行したことを判定すると、保守モードに関する処理を実行する(S107)。
図7は、自動取引装置の保守モードの詳細処理を示すフローチャートである。
制御部10は、先述の取扱中止画面から所定の操作を受け付けると、保守モードに移行し、保守操作を行うインタフェースである保守モード画面を操作表示部12に表示する(S107−1)。
制御部10は、通信部30を用いて、ホストコンピュータ2に対して、取扱中止モードから移行した旨を通知する(S107−2)。
制御部10は、保守モード移行後、ジャーナルデータの参照、ログデータの採取等の保守操作の実行を受け付ける(S107−3)。
制御部10は、保守操作が終了し、保守モードから取扱中止モードに移行すると、通信部30を用いて、ホストコンピュータ2に対して、保守モードから移行した旨を通知する(S107−4)。
制御部10は、取扱中止画面を操作表示部12に表示して、先述のステップS105へ遷移する。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
以上のように、第1の実施形態によれば、以下のような効果が得られる。
自動取引装置1(制御部10)は、ホストコンピュータ2からホスト指示データDを受信中に、ホスト受信中画面を操作表示制御部40に表示するようにした。そのため、保守員は、ホスト指示データDの受信状況について、保守操作を行うこと無く知ることができるようになった。
つまり、保守モードに移行する必要が無くなったため、自動取引装置1は、保守モード移行によるホスト指示データDの受信の中断を回避でき、効率的なデータの受信が可能となった。
(B)第2の実施形態
次に、本発明による自動取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
次に、本発明による自動取引装置の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の金融取引システム5及び自動取引装置1の構成についても、第1の実施形態と同様に図1〜図4を用いて示すことができる。ただし、制御部10の内容が第1の実施形態と異なるので、ここでは異なる点(ホスト指示データの受信処理)を中心に説明を行う。
第2の実施形態の金融取引システム5及び自動取引装置1の構成についても、第1の実施形態と同様に図1〜図4を用いて示すことができる。ただし、制御部10の内容が第1の実施形態と異なるので、ここでは異なる点(ホスト指示データの受信処理)を中心に説明を行う。
第2の実施形態の制御部10は、ホスト指示データDを受信中に、保守モードに移行する場合には、第1の実施形態とは異なり、警告メッセージを表示する。先に説明した通り、制御部10は、ホスト指示データDを受信中に保守モードに移行すると、ホストコンピュータ2からのホスト指示データDの受信が中断されてしまう。そのため、第2の実施形態では、制御部10は保守モードに移行する場合には、操作表示部12に警告メッセージを表示することで、自動取引装置1を操作する保守員に対して注意を促すこととした。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の金融取引システム5(自動取引装置1)の動作を説明する。
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の金融取引システム5(自動取引装置1)の動作を説明する。
図8は、第2の実施形態の自動取引装置のホスト指示データの受信処理を示すフローチャートである。なお、図8におけるステップS101〜ステップS106の処理は、先述の図6で説明を行った処理と同様であるので説明を省略する。以下では、第2の実施形態の自動取引装置1の特有の処理であるステップS201及びステップS202の処理を中心に説明を行う。
自動取引装置1(制御部10)は、先述のステップS102の処理により、保守モードに移行したと判定されると、ホスト指示データDを受信中であることを示す受信処理中確認画面を操作表示部12に表示する(S201)。図9は、操作表示部に表示する受信処理中確認画面の一例を示す説明図である。図9において、受信処理中確認画面T2は、ホスト指示データDの受信の継続を選択する受信継続ボタンB10と、ホスト指示データDの受信の中断を選択する受信中断ボタンB20とを有する。なお、受信処理中確認画面T2は、一例であって、表示する文言、ボタンの配置等については、種々様々な構成を適用することができる。
制御部10は、ホスト指示データDの受信処理の中断が選択されたか否か判定する(S201)。例えば、制御部10は、受信処理中確認画面T2の受信中断ボタンB20が押下された場合には、受信処理の中断が選択されと判定して、先述のS107の処理に移行する。一方、制御部10は、受信処理中確認画面T2の受信継続ボタンB10が押下された場合には、受信継続と判定して、先述のS103の処理に移行する。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下のような効果が得られる。
以上のように、第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果に加えて、以下のような効果が得られる。
自動取引装置1(制御部10)は、保守モードに移行する場合に、受信処理中確認画面を操作表示制御部40に表示するようにした。そのため、保守員は、不要な保守モード移行によるホスト指示データDの受信の中断を回避できるようになった。
(C)他の実施形態
上述した各実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、以下の変形実施形態にも適用できる。
上述した各実施形態においても種々の変形実施形態を言及したが、以下の変形実施形態にも適用できる。
(C−1)上記の各実施形態では、本発明の自動取引装置をATMに適用する例について説明したが、これに限らず、例えば、CD(Cash Dispenser)、現金処理機等の種々様々な装置に適用することができる。
(C−2)第2の実施形態では、自動取引装置1(制御部10)は、ホスト指示データDの受信処理(図8)において、先述のステップS104の処理を実行していた。変形例として、自動取引装置1(制御部10)は、当該ステップS104の処理を省略しても良い。
(C−3)第2の実施形態では、自動取引装置1(制御部10)は、ステップS102の処理で保守モードに移行と判定された後に、ステップS201及びステップS202の処理を実行していた。変形例として、自動取引装置1(制御部10)は、ステップS107−2の処理を実行する直前に、ステップS201及びステップS202の処理を実行しても良い。
1…自動取引装置、2…ホストコンピュータ、5…金融取引システム、10…制御部、12…操作表示部、13…カード入出口、14…紙幣入出口、15…硬貨入出口、16…通帳入出口、17…レシート排出口、20…記憶部、30…通信部、40…操作表示制御部、50…カード処理部、60…紙幣入出金部、70…硬貨入出金部、80…通帳処理部、90…明細票発行部、B10…受信継続ボタン、B20…受信中断ボタン、C…対応表、D…ホスト指示データ、N…ネットワーク、T1…ホスト受信中画面、T2…受信処理中確認画面。
Claims (4)
- 取引処理に係る画面を表示する表示部と、
ホストコンピュータから取引処理に関わる1又は複数のファイルにより構成される設定データを受信する通信部と、
前記通信部を介して、前記ホストコンピュータから前記設定データを受信中に、受信中の前記設定データのファイルを特定する特定情報を含む受信中画面を、前記表示部に表示する制御を行う制御部と
を有することを特徴とする自動取引装置。 - 前記設定データを構成する各ファイルを特定する特定情報は、前記各ファイルの種類に応じて、一意に特定される所定の識別子であることを特徴とする請求項1に記載の自動取引装置。
- 前記制御部は、前記ホストコンピュータから前記設定データを受信中に、当該自動取引装置に対して保守操作を行う保守モードに移行する選択が受け付けられた場合には、
前記保守モードに移行することにより前記設定データの受信が中断される警告文を含む警告画面を、前記保守モードに移行する前に、前記表示部に表示する制御を行う
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の自動取引装置。 - 前記通信部を介して、接続する前記ホストコンピュータとのインタフェース仕様が、ホスト主導形式であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動取引装置。
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Cited By (1)
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JP2021068235A (ja) * | 2019-10-24 | 2021-04-30 | 富士通フロンテック株式会社 | 取引システム、取引装置、及び取引方法 |
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