JP6152766B2 - 取引装置及び取引方法 - Google Patents

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この発明は、紙幣処理装置及び紙幣処理方法に関し、例えば、銀行などの金融機関やコンビニエンスストアなどに設置されるATM(Automated Teller Machine;現金自動預払機;自動取引装置)等に適用し得る。
従来、ATM等の自動取引装置においては、例えば、特許文献1の記載技術のように、磁気カード、預金通帳、紙幣などの各種の媒体を使用して取引を行う際に、タッチパネルディスプレイに挿入された媒体の状態等に応じた画像を出力するものがある。
また、従来のATMでは、顧客がキャッシュカードや通帳等の各種媒体を取り忘れた場合や、顧客操作画面上に物が置かれた場合等には、アラームや音声で顧客に注意を促すことが可能である。
特許公開平10−105782号公報
ところで、現在、顧客が自動取引装置で、当該顧客が所有する第1のカードを挿入して出金の取引を行っている間に、不正行為者により第2のカードがカード挿入口にさらに差し込まれるという不正行為が存在する。この場合、当該顧客は、自動取引装置で取引中止が発生しカードが返却されたように誤解して、本来自身の所有する第1のカードではなく、カード挿入口に挿入されている第2のカードを受け取って、自動取引装置の前から去ってしまうおそれがある。また、例えば、不正行為者が、顧客に対して「カードが返却されたのでこの自動取引装置は使えない」と声をかけて、顧客の誤解を促すこともあり得る。
そして、顧客が自動取引装置の前から去った後、不正行為者により、自動取引装置から出金された現金や第1のカードを不正に取得することが可能となるおそれがある。
以上のような問題に鑑みて、不正行為による被害を抑制することができる取引装置及び取引装置の制御方法が望まれている。
第1の本発明の取引装置は、(1)取引に係るデータを記録した媒体の挿入を、媒体挿入口から取り込んで処理する媒体処理部と、(2)上記媒体処理部に挿入された媒体を用いて取引処理を行う取引処理手段と、(3)上記媒体処理部で、上記媒体挿入口に挿入されたことを検知する媒体検知手段と、(4)上記媒体検知手段で、上記媒体処理部で、第1の媒体を取り込んだ状態で、第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入されたことが検知された場合、少なくとも、上記媒体挿入口に上記第2の媒体が挿入されていることの警報に係る出力を行う出力手段とを有することを特徴とする。
第2の本発明は、取引に係るデータを記録した媒体の挿入を、媒体挿入口から取り込んで処理する媒体処理部と、上記媒体処理部に挿入された媒体を用いて取引処理を行う取引処理手段とを備える取引装置の制御方法において、(1)媒体検知手段、及び出力手段を備え、(2)上記媒体検知手段は、上記媒体処理部で、上記媒体挿入口に挿入されたことを検知し、(3)上記出力手段は、上記媒体検知手段で、上記媒体処理部で、第1の媒体を取り込んだ状態で、第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入されたことが検知された場合、少なくとも、上記媒体挿入口に上記第2の媒体が挿入されていることの警報に係る出力をすることを特徴とする。
本発明によれば、不正行為による被害を抑制することができる取引装置を提供することができる。
第1の実施形態に係る自動取引装置の機能的構成について示したブロック図である。 第1の実施形態に係る外観斜視図である。 第1の実施形態に係るカード処理部の概略断面図である。 第1の実施形態に係るカード処理部の動作例について示した説明図である。 第1の実施形態に係る自動取引装置の動作について示したシーケンス図(その1)である。 第1の実施形態に係る自動取引装置の動作について示したシーケンス図(その2)である。 第1の実施形態に係る自動取引装置で表示される受取誘導画面の構成例について示した説明図である。 第2の実施形態に係る自動取引装置の動作について示したシーケンス図である。 第2の実施形態に係る自動取引装置で表示される取引中止画面の構成例について示した説明図である。
(A)第1の実施形態
以下、本発明による取引装置及び取引方法の第1の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。以下では、本発明の取引装置及び取引方法を自動取引装置(ATM)に適用した場合の例について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、自動取引装置1の機能的構成と、自動取引装置1の周辺に係る構成について示したブロック図である。
図2は、自動取引装置1の外観の斜視図である。
自動取引装置1は、取引処理を行う顧客の操作や、ホストコンピュータ2との通信を伴う協働処理(例えば、トランザクション処理)により、当該顧客との取引処理(例えば、当該顧客の口座からの現金の出金等)を行うものである。言い換えると、自動取引装置1及びホストコンピュータ2は、協働して取引処理手段として機能する。
自動取引装置1は、ネットワークNを介してホストコンピュータ2と接続されている。ネットワークNは、例えば、インターネット、公衆電話網、デジタル専用回線等の種々のネットワーク構成を適用することができる。
自動取引装置1は、制御部10、記録装置11、表示操作部12、カード処理部13、紙幣入出金部14、硬貨入出金部15、ジャーナル記録部16、通帳処理部17、明細票発行部18、係員操作部19、及びアラーム鳴動部20を有している。
制御部10は、自動取引装置1の各部の動作を制御する機能を担っているものであり、アラーム鳴動制御部101、表示操作制御部102、カード処理制御部103、紙幣入出金制御部104、硬貨入出金制御部105、ジャーナル記録制御部106、通帳処理制御部107、明細票発行制御部108、係員操作制御部109を有している。また、記録装置11は、制御部10が情報処理を行うために必要な各種情報等を格納するデータ記憶手段であり、例えば、各種メモリ等により構成することができる。
この実施形態において、自動取引装置1は、ホストコンピュータ2の制御に基づいて各デバイス(記録装置11、表示操作部12、カード処理部13、紙幣入出金部14、硬貨入出金部15、ジャーナル記録部16、通帳処理部17、明細票発行部18、係員操作部19、及びアラーム鳴動部20)が制御される構成となっているものとして説明する。言い換えると、自動取引装置1側では、主として入出力処理や現金処理(ホストコンピュータ2の制御に基づいた入出力処理や現金処理)を行うものとして説明する。
制御部10は、例えば、プロセッサ等を含むプログラムの実施構成(コンピュータ)に実施形態の制御プログラム(図1に示す制御部10内部の各構成要素に係るプログラムを含む)等をインストールすることにより実現することができる。上述のプログラムは、例えば、記録装置11に記憶しておき、自動取引装置1が起動したときに、制御部10が読み込んで実行するようにしても良い。
表示操作部12は、顧客とのインタフェースを構成するデバイスの1つであり、ここでは、タッチパネルディスプレイを用いて構成されているものとする。表示操作部12は、制御部10(表示操作制御部102)の制御に応じた操作画面を表示して、情報出力及び操作受付(情報入力の受付け)を行うことが可能である。
媒体処理部としてのカード処理部13は、顧客からカード挿入排出口131に挿入された媒体としてのキャッシュカードのデータ読取を行うものである。
カード処理部13には、カード挿入排出口131にカードが挿入されたことを検知することができるカード挿入センサ132も備えられているものとする。カード挿入センサ132の具体的な構成については限定されないものであるが、例えば、光学的に検知するセンサを用いて実現するようにしてもよいし、機械的(例えば、カード挿入排出口131にカードが挿入されると動作するレバーにより構成)に検知するセンサを用いるようにしてもよい。カード挿入センサ132の構成詳細については後述する。
紙幣入出金部14は、制御部10(紙幣入出金制御部104)の制御に応じて、顧客から入金された紙幣を収納する機能と、収納されている紙幣を顧客に出金する機能を担っている。この実施形態では、紙幣入出金部14は、紙幣入出金口141から紙幣の入出金を行うことが可能であるものとする。
硬貨入出金部15は、制御部10(硬貨入出金制御部104)の制御に応じて、顧客から入金された硬貨を収納する機能と、収納されている硬貨を顧客に出金する機能を担っている。この実施形態では、硬貨入出金部15は、硬貨入出金口151から硬貨の入出金を行うことが可能であるものとする。
ジャーナル記録部16は、制御部10(ジャーナル記録制御部106)の制御に従って、印刷用紙に当該自動取引装置1が行った取引履歴を印字して記録するものである。
通帳処理部17は、制御部10(通帳処理制御部107)の制御に応じて、顧客から通帳挿入排出口171に挿入された通帳の処理(取引結果の印字等)を行うものである。
明細票発行部18は、制御部10(明細票発行制御部108)の制御に応じて、当該自動取引装置1で行われた取引結果について印刷用紙に印字して、明細票排出口181から排出を行うものである。
係員操作部19は、顧客ではなく金融機関の係員や保守作業員等が利用するユーザインタフェースである。例えば、自動取引装置1には背面に図示しない係員操作部19としての図示しないタッチパネル(表示操作部12とは別個のタッチパネル)を配置するようにしてもよい。
次に、カード処理部13の詳細構成について図3、図4を用いて説明する。
図3は、カード処理部13の概略断面図について示した説明図である。図2に示すカード処理部13の構成は例であり、具体的な構成については限定されないものである。
図3では、カード処理部13には、カード挿入排出口131からカードCのデータ読取が可能なヘッド部134が配置されている。また、カード処理部13には、カード挿入排出口131からヘッド部134までカードCを搬送するためのカード搬送路133が配置されている。カード搬送路133は、例えば、図示しないローラ等により、カード挿入排出口131とヘッド部134との間でカードCを搬送することができる構成となっているものとする。さらに、カード処理部13には、カード挿入排出口131から、カード搬送路133にカードCが挿入されたことを検知することができる媒体検知手段としてのカード挿入センサ132が配置されている。カード挿入センサ132は、図3に示すようにカード搬送路133上のカード挿入排出口131付近に配置されている。
図3に示すカード挿入センサ132は、光学的にカード搬送路133上のカードCの通過を検知するセンサとなっている。カード挿入センサ132は、発光部132a(例えば、赤外線LED)と受光部132b(例えば、フォトトランジスタ)とを備え、発光部132aから発光した光がカード搬送路133を通過して受光部132bに到達するように構成されているものとする。これにより、カード挿入センサ132では、発光部132aから発光した光が受光部132bで受光されない場合に、カードCが挿入されたことを検知することができる。
次に、カード処理部13がカードCを処理する動作について図4を用いて説明する。
図4(a)〜図4(c)は、それぞれ、カード処理部13の状態の遷移を表している。
まず、図4(a)に示すように第1のカードC−1が、カード挿入排出口131から挿入されてカード挿入センサ132で検知されたものとする。そうすると、第1のカードC−1は、カード搬送路133により搬送(吸入)されて、図4(b)に示すように第1のカードC−1はヘッド部134に到達する。これにより、カード処理部13では、ヘッド部134により、第1のカードC−1のデータ記録媒体へのアクセスが可能となる。
そして、その後、図4(c)に示すように、第1のカードC−1がヘッド部134付近に挿入されている状態で、不正行為者等により第2のカードC−2がカード挿入排出口131に挿入されたものとする。この場合、第1のカードC−1がヘッド部134付近に挿入されている状態でも、カード挿入センサ132により第2のカードC−2が検知されることになる。ただし、この場合、すでに第1のカードC−1がヘッド部134付近に挿入されている状態であるため、カード処理部13は、新たに検知した第2のカードC−2の搬送(吸入)は行わないことになる。
次に、自動取引装置1における、カード処理の詳細構成について説明する。
カード処理制御部103は、カード処理部13でカードが吸入され、上述の図4(b)の状態となると、カード処理部13に対する状態監視を開始する。具体的には、カード処理制御部103は、定期又は不定期の間隔で、カード挿入センサ132の検知状態(カード有、又は、カード無)を問い合わせる。言い換えると、カード処理制御部103は、定期又は不定期の間隔で、カード処理部13にカード挿入排出口131に別のカードが挿入されているか否か(上述の図4(c)の状態となっているか否か)を問い合わせる処理を行う。
そして、カード処理制御部103は、カード処理制御部103の監視処理でカード有という報告があった場合には、その旨をホストコンピュータ2に通知する。
このとき、自動取引装置1の表示操作制御部102は、ホストコンピュータ2の制御に応じて、顧客に別カードが差し込まれている旨と、別カードの抜取りを誘導する操作画面(以下、「受取誘導画面」と呼ぶ)を表示する。また、自動取引装置1のアラーム鳴動制御部101は、ホストコンピュータ2の制御に応じて、顧客に別カードが差し込まれている旨を警告するためのアラーム音(所定の警告音)をアラーム鳴動部20(スピーカ21)から出力させる。
以上のように、自動取引装置1では、表示操作制御部102、アラーム鳴動制御部101、表示操作部12、及びアラーム鳴動部20により出力手段が構成されている。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第1の実施形態の自動取引装置1の動作(この実施形態の制御方法)を説明する。
図5、図6は、第1の実施形態の自動取引装置1の動作例について示したシーケンス図である。
まず、顧客による取引開始操作(例えば、表示操作制御部102の初期操作画面の操作)に伴って、制御部10(カード処理制御部103)で、カード挿入準備が開始されたものとする(S101)。カード処理制御部103がカード挿入準備開始する契機については限定されないものであるが、例えば、ホストコンピュータ2の制御に応じてカード挿入準備を開始するようにしてもよい。ここでは、例として、自動取引装置1(制御部10)において、顧客の操作に応じて、出金取引(挿入されたカードに対応する口座からの出金取引)の処理が開始されたものとする。
なお、図5、図6では、カード処理部13に係る処理を中心に図示しており、ステップS101以後に並行して実行される出金取引に伴う暗証番号の入力操作受付、出金金額の入力受付等については図示を省略している。
カード挿入準備を開始すると、カード処理制御部103は、カード処理部13に、カード挿入依頼(カード挿入の待機依頼)を行う(S102)。
カード挿入依頼後、カード処理部13のカード挿入排出口131にカードが挿入されると、当該カードは内部に吸入されてヘッド部134まで搬送される(S103)。
以下ではステップS103で吸入された顧客のカードをカードC−1と呼ぶものとする。そして、カードC−1の吸入が完了すると、カード処理部13は、カード処理制御部103にカード挿入の正常終了を通知する(S104)。
カード挿入の正常終了が通知されると、カード処理制御部103は、ホストコンピュータ2にカード挿入完了を通知する(S105)。
そして、カード処理制御部103は、カード処理部13の状態(カード挿入センサ132の検知状態)の監視を開始する。カード処理制御部103は、カード処理部13の状態監視を開始すると、定期又は不定期の間隔で、カード処理部13の状態(カード挿入センサ132の検知状態)確認を要求する。そして、カード処理部13は、その状態(カード有、又はカード無)をカード挿入の正常終了の報告に付加してカード処理制御部103に送信する。
ここでは、カード処理制御部103が、カード処理部13に、状態確認を要求(状態監視)すると(S106)、カード処理部13は、カード処理部13の状態監視開始直後は、カード処理部13の状態としてカード無を検知して、カード処理制御部103に報告することになる(S107)。
そして、ここでは、その後、カード挿入排出口131に不正行為者により別のカードC−2が挿入されたものとする(S108)。
次に、カード処理制御部103により、カード処理部13への状態確認が要求されると(S109)、カード処理部13は、カード処理部13の状態としてカード有を検知して、カード処理制御部103に報告する(S110)。
カード処理制御部103は、カード有の正常終了の報告を受けると、カード処理部13にカードC−1が存在する状態で、別カードC−2が差込まれたことを認識し、状態変化通知にてホストコンピュータ2へ通知する(S111)。
状態変化通知を受けたホストコンピュータ2は、表示操作制御部102ヘ、受取誘導画面表示指示を通知する(S112)。
表示操作制御部102は受取誘導画面表示指示を受信すると、表示操作部12を制御して、受取誘導画面を表示するように依頼する(S113)。
次に、表示操作部12は、表示画面を、依頼された受取誘導画面に切替えて(S114)、画面切替えの正常終了を、表示操作制御部102に応答する(S115)。
図7は、受取誘導画面の構成例について示した説明図である。
図7に示す受取誘導画面では、顧客に第2のカードC−2(別カード)が差し込まれている旨を通知するためのメッセージ(図7の例では、「別のカードが挿入口に存在します」というメッセージ)が配置されている。また、図7に示す受取誘導画面では、第2のカードC−2(別カード)の抜取りを誘導するためのメッセージ(図7では、「お客様のカードの場合⇒カードを受取り、取引継続ボタンを押下してください。」というメッセージ)が配置されている。さらに、図7に示す受取誘導画面では、顧客に取引中止を誘導するためのメッセージ(図7では、「お客様のカードでない場合⇒不正なカードの可能性があります。取引中止ボタンを押下してください。」というメッセージ)が配置されている。
また、図7に示す受取誘導画面では、取引の継続をするためのボタンB101と、取引中止を促すためのボタンB102が配置されている。
自動取引装置1では、図7のような受取誘導画面を表示することにより、顧客に第2のカードC−2の受取(抜取り)を誘導している。
表示操作制御部102は、画面切替えの正常終了を受信すると、ホストコンピュータ2にその画面切替えの正常終了を通知する(S116)。
また、状態変化通知を受けたホストコンピュータ2は、アラーム鳴動制御部101ヘアラーム鳴動指示を通知する(S117)。
アラーム鳴動制御部101はアラーム鳴動指示を受信すると、アラーム鳴動部20にそのアラーム鳴動を依頼する(S118)。
次にアラーム鳴動部20は、アラーム鳴動を実行(スピーカ21からアラーム音を出力)すると(S119)、アラーム音鳴動の正常終了を、正常終了を、表示操作制御部102に応答する(S120)。
アラーム鳴動制御部101は、アラーム鳴動の正常終了を受信すると、ホストコンピュータ2へ、そのアラーム鳴動の正常終了を通知する(S121)。
なお、カード処理制御部103は、カード処理部13にカードC−2が挿入された後も、カード処理部13の状態監視を継続しているものとする。そして、その後、顧客により、カード処理部13から、不正行為者により挿入されたカードC−2が抜き取られたものとする(S201)。
次に、カード処理制御部103により、カード処理部13への状態確認が要求されると(S202)、カード処理部13は、カード処理部13の状態として「カード無」を検知して、カード処理制御部103に報告する(S203)。
カード処理制御部103は、カード有の正常終了の報告を受けると、カード処理部13から別カードC−2が抜き取られたことを認識し、状態変化通知にてホストコンピュータ2へ通知する(S204)。
このように、ホストコンピュータ2では、カード処理部13からカードC−2が抜き取られたことを認識することができる。その後のホストコンピュータ2による動作については限定されないものであるが、例えば、自動取引装置1の制御部10(アラーム鳴動制御部101)を介して、自動取引装置1のアラーム鳴動部20によるアラーム鳴動を停止するように制御するようにしてもよい。
(A−3)第1の実施形態の効果
第1の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第1の実施形態の自動取引装置1では、顧客の第1のカードC−1がカード処理制御部103に取込まれているときに、第2のカードC−2がカード挿入排出口131に挿入された状態(図4(c)の状態)となると、カード処理制御部103(カード挿入センサ132)によりその状態が検知され、所定の方法により顧客に第2のカードC−2が挿入されていること、及び、挿入されている第2のカードC−2の受取(抜取り)を誘導するための出力(受取誘導画面の表示出力、及びアラーム音の出力)を行う。
これにより、自動取引装置1では、顧客が取引中に、不正行為者がカード挿入排出口131に別カード(第2のカードC−2)を差込み、顧客のカード(第1のカードC−1)が返却されたと誤解させ、別カードだけを持ち帰らせ、顧客の紙幣を受け取って持ち去ろうとした場合でも、顧客は、受取誘導画面の表示出力、やアラーム音の出力等により、別カード(第2のカードC−2)の存在を知り、別カード(第2のカードC−2)の除去を行うことができるので、顧客の被害を未然に防ぐことができる。
(B)第2の実施形態
以下、本発明による取引装置及び取引方法の第2の実施形態を、図面を参照しながら詳述する。以下では、本発明の取引装置及び取引方法を自動取引装置(ATM)に適用した場合の例について説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
第2の実施形態の自動取引装置1の構成についても、図1、図2を用いて示すことができる。
以下では、第2の実施形態の自動取引装置1について、第1の実施形態との差異を説明する。
第2の実施形態では、ホストコンピュータ2で、自動取引装置1の制御部10(カード処理制御部103)から、「カード有」状態変化通知を受けた後、一定時間カードC−2の受取(「カード無」の状態変化通知)が確認できない場合、表示操作制御部102を介して、表示操作部12に、取引中断する旨の画面(以下、「取引中止画面」と呼ぶ)の表示を指示するものとする。
(B−2)第2の実施形態の動作
次に、以上のような構成を有する第2の実施形態の自動取引装置1の動作(この実施形態の制御方法)を説明する。なお、以下では、第2の実施形態で、第1の実施形態と異なる部分を中心に説明し、第1の実施形態と共通する部分に係る説明を省略する。
第2の実施形態の自動取引装置1の動作は、上述の図5、及び図7により示すことができる。
第2の実施形態の自動取引装置1では、上述のステップS101〜ステップS121の動作については第1の実施形態と同様であるため説明を省略する。
まず、ここでは、ホストコンピュータ2で、自動取引装置1の制御部10(カード処理制御部103)から、「カード有」状態変化通知を受けた後(上述のステップS111の処理の後)、「カード無」の状態変化通知が無い状態が一定時間経過し、タイムアウトが発生したものとする(S301)。
タイムアウトが発生すると、ホストコンピュータ2は、表示操作制御部102ヘ、取引中止画面の表示指示を通知する(S302)。
表示操作制御部102は受取誘導画面表示指示を受信すると、表示操作部12を制御して、取引中止画面を表示するように依頼する(S303)。
次に、表示操作部12は、表示画面を、依頼された取引中止画面に切替えて(S304)、画面切替えの正常終了を、表示操作制御部102に応答する(S305)。
なお、このとき、自動取引装置1では、取引中止に伴って、顧客のカードC−1を排出しないようにカード処理部13が制御されるものとする。この制御は、自動取引装置1側(制御部10)で行うようにしてもよいし、ホストコンピュータ2側で行うようにしてもよい。
図9は、取引中止画面の構成例について示した説明図である。
図9に示す取引中止画面では、顧客に第2のカードC−2(別カード)が差し込まれたため、取引を中止することを通知するためのメッセージ(図9の例では、「別のカードが挿入口に存在するため取引を中止します。」というメッセージ)が配置されている。
また、図9に示す取引中止画面では、初期画面に移行するためのボタンB201が配置されている。
表示操作制御部102は、画面切替えの正常終了を受信すると、ホストコンピュータ2にその画面切替えの正常終了を通知する(S306)。
(B−3)第2の実施形態の効果
第2の実施形態によれば、以下のような効果を奏することができる。
第2の実施形態の自動取引装置1では、顧客の第1のカードC−1がカード処理制御部103に取込まれ、さらに第2のカードC−2がカード挿入排出口131に挿入された状態(図4(c)の状態)となった場合、一定時間以内に第2のカードC−2が抜き取られた場合は取引を継続し、一定期間以上第2のカードC−2が抜き取られない場合に取引を中止している。これにより、自動取引装置1では、顧客が、誤解して第2のカードC−2を持ちかえった場合でも、その後、不正行為者により不正に現金等を取得されることを未然に防ぐことができる。
(C)他の実施形態
本発明は、上記の各実施形態に限定されるものではなく、以下に例示するような変形実施形態も挙げることができる。
(C−1)上記の実施形態では、本発明の取引装置を自動取引装置(ATM)に適用する例について説明したが、その他の取引装置に適用するようにしても良い。例えば、電子マネー等をチャージ(入金)することができるICカードを用いた取引を行う取引装置(例えば、交通機関の券売機や、ICカードへのチャージの処理等を行う取引を行う装置)や、自動販売機等に対して本発明の取引装置を適用するようにしても良い。
(C−2)上記の各実施形態の自動取引装置1では、主として入出力処理や現金処理(ホストコンピュータ2の制御に基づいた入出力処理や現金処理)を行うものとして説明したが、ホストコンピュータ2側で行う処理の一部(少なくとも、上述の図5、図6、図7の処理)について、自動取引装置1側で行うようにしてもよい。すなわち、自動取引装置1とホストコンピュータ2とで、制御処理及びデータ処理の振分け方については限定されないものである。
(C−3)上記の各実施形態では、自動取引装置1(カード処理制御部103)は、最初の顧客のカードC−1の挿入に伴って、カード処理部13(カード挿入センサ132)の状態監視を開始しているが、状態監視を開始するタイミングはこれに限定されないものである。例えば、自動取引装置1では、出金取引の暗証番号入力後等、取引の進行状況に基づいて状態監視を開始するようにしてもよい。この場合自動取引装置1(カード処理制御部103)における状態監視開始のトリガは、ホストコンピュータ2側で制御するようにしてもよい。
1…自動取引装置、10…制御部、101…アラーム鳴動制御部、102…表示操作制御部、103…カード処理制御部、104…紙幣入出金制御部、105…硬貨入出金制御部、106…ジャーナル記録制御部、107…通帳処理制御部、108…明細票発行制御部、109…係員操作制御部、11…記録装置、12…表示操作部、13…カード処理部、131…カード挿入排出口、132…カード挿入センサ、132a…発光部、132b…受光部、133…カード搬送路、134…ヘッド部、132…カード挿入センサ、14…紙幣入出金部、141…紙幣入出金口、15…硬貨入出金部、151…硬貨入出金口、16…ジャーナル記録部、17…通帳処理部、171…通帳挿入排出口、18…明細票発行部、181…明細票排出口、19…係員操作部、20…アラーム鳴動部、21…スピーカ、N…ネットワーク、…ホストコンピュータ2。

Claims (6)

  1. 取引に係るデータを記録した媒体の挿入を、媒体挿入口から取り込んで処理する媒体処理部と、
    上記媒体処理部に挿入された媒体を用いて取引処理を行う取引処理手段と、
    上記媒体処理部で、上記媒体挿入口に挿入されたことを検知する媒体検知手段と、
    上記媒体検知手段で、上記媒体処理部で、第1の媒体を取り込んだ状態で、第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入されたことが検知された場合、少なくとも、上記媒体挿入口に上記第2の媒体が挿入されていることの警報に係る出力を行う出力手段と
    を有することを特徴とする取引装置。
  2. 上記出力手段は、上記第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入されたことを検知した場合、少なくとも、上記媒体挿入口に上記第2の媒体が挿入されていることを表す情報を表示出力することを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  3. 上記出力手段は、上記第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入されたことを検知した場合、所定の警告音を出力することを特徴とする請求項1又は2に記載の取引装置。
  4. 上記出力手段は、上記第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入されたことを検知した場合、さらに、上記第2の媒体の抜取りを誘導するための情報も出力することを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の取引装置。
  5. 上記出力手段は、上記第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入された状態が一定期間継続した場合、現在受付け中の取引を中止することを表す情報を表示出力し、
    上記取引処理手段は、上記第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入された状態が一定期間継続した場合、現在受付け中の取引を中止する
    ことを特徴とする請求項1に記載の取引装置。
  6. 取引に係るデータを記録した媒体の挿入を、媒体挿入口から取り込んで処理する媒体処理部と、上記媒体処理部に挿入された媒体を用いて取引処理を行う取引処理手段とを備える取引装置の制御方法において、
    媒体検知手段、及び出力手段を備え、
    上記媒体検知手段は、上記媒体処理部で、上記媒体挿入口に挿入されたことを検知し、
    上記出力手段は、上記媒体検知手段で、上記媒体処理部で、第1の媒体を取り込んだ状態で、第2の媒体が上記媒体挿入口に挿入されたことが検知された場合、少なくとも、上記媒体挿入口に上記第2の媒体が挿入されていることの警報に係る出力をする
    ことを特徴とする取引装置の制御方法。
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