JP2017218155A - 梱包箱 - Google Patents

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【課題】簡単な構成により内容物の移動を抑制でき耐衝撃性を向上させることができる梱包箱を提供する。【解決手段】本発明の梱包箱の一態様は、互いに離間して対向した矩形板状の第1および第2側壁部、第1側壁部の一端と第2側壁部の一端をつないだ矩形板状の第3側壁部、および第1側壁部の他端と第2側壁部の他端をつないだ矩形板状の第4側壁部を有する箱体と、第1側壁部の内面に沿って配置され第3側壁部の内面に対向する一端を有する第1脚板部、第2側壁部の内面に沿って配置され第4側壁部の内面に対向する一端を有する第2脚板部、および第1脚板部の他端および第2脚板部の他端をつないで第1脚板部に対して鈍角に傾斜し且つ第2脚板部に対して鈍角に傾斜した傾斜板部を一体に形成した仕切板と、を有する。【選択図】図2

Description

本発明は、複数個の物品を梱包する梱包箱に関する。
段ボール箱に複数個の物品を収納して梱包する場合、物品同士がぶつかって破損しないように、または物品同士が箱の中でずれないように、段ボール箱の中に仕切板を挿入する場合がある。仕切板は、通常、段ボール紙を形状加工して折り曲げて形成され、必要に応じて、複数枚組み合わせたり、段ボール箱の内面に接着したりして使用される。
実開平7−40434号公報(特許文献1)に記載の「皿鉢類の2個詰め用パッケージ」は、2個の皿または鉢を収納する2つの空間を仕切るZ型パット(仕切板)を有する。このZ型パットは、1枚の矩形の段ボール紙をZ型に直角に折り曲げた簡易的な形状を有し、使用する段ボール紙を少なくでき製造コストを安価にできる。しかし、例えば落下などによりパッケージの外側から比較的大きな衝撃が加わると、一方の空間に収納した皿または鉢が他方の空間に向けて押されて、Z型パットが一方の空間を広げる方向に変位する場合がある。このため、パッケージの外側から比較的大きな衝撃が加わると、2個の皿または鉢が押し付け合って破損する危険性がある。
特開2001−206351号公報(特許文献2)に記載の「簡易組立仕切り」は、2枚の段ボール紙をそれぞれコ字状に折り曲げて組み合わせて形成されている。この簡易組立仕切りは、上述した特許文献1のパッケージと同様に2つの空間を仕切るために、2枚の段ボール紙が各空間それぞれに割り当てられている。このため、段ボール箱の内部空間を2つに確実に仕切ることができる反面、多くの材料を必要とし、組立工数も多くなり、製造コストが高価になるとともに、箱全体の重量が重くなってしまう。
特開2009−96512号公報(特許文献3)に記載の「スタンディングパウチ用包装箱」は、段ボール箱の内部空間を少なくとも2つに仕切る縦仕切板を有する。この縦仕切板は、それぞれ、スタンディングパウチの外形に合わせて少なくとも2箇所(図6の例では4箇所)で鋭角に折り曲げられている。スタンディングパウチは、外部からの圧力によって容易に変形するため、包装箱の外側から衝撃や振動が加わると、縦仕切板も変形したり移動したりする可能性がある。この場合、複数個のスタンディングパウチと縦仕切板が包装箱の中で移動してばらばらになってしまう可能性がある。
例えば、段ボール箱に収納する物品がスプレーノズル付のボトル容器である場合、段ボール箱が落下した際の衝撃や振動などにより、ボトル容器の内容物が漏れ出す不具合を生じる場合がある。例えば、仕切板を使わずに複数個のボトル容器を重ねて段ボール箱に収納した場合、落下などによる衝撃が段ボール箱に加わると、重力方向下方にあるボトル容器に大きな圧力がかかって液漏れを生じ易い。また、段ボール箱に衝撃や振動が加わると、ボトル容器が移動して隣接するボトル容器と接触し、スプレーノズルのトリガーレバーに当たって液漏れを生じる可能性がある。
実開平7−40434号公報 特開2001−206351号公報 特開2009−96512号公報
本発明は、上記の点に鑑みてなされたもので、簡単な構成により内容物の移動を抑制でき耐衝撃性を向上させることができる梱包箱を提供することを目的とする。
本発明の梱包箱の一態様は、互いに離間して対向した矩形板状の第1および第2側壁部、第1側壁部の一端と第2側壁部の一端をつないだ矩形板状の第3側壁部、および第1側壁部の他端と第2側壁部の他端をつないだ矩形板状の第4側壁部を有する箱体と、第1側壁部の内面に沿って配置され第3側壁部の内面に対向する一端を有する第1脚板部、第2側壁部の内面に沿って配置され第4側壁部の内面に対向する一端を有する第2脚板部、および第1脚板部の他端および第2脚板部の他端をつないで第1脚板部に対して鈍角に傾斜し且つ第2脚板部に対して鈍角に傾斜した傾斜板部を一体に形成した仕切板と、を有する。
また、本発明の梱包箱の一態様は、互いに離間して対向した矩形板状の第1および第2側壁部、および第1側壁部の一端と第2側壁部の一端をつないだ矩形板状の第3側壁部を有する箱体と、第1側壁部の内面に沿って配置され第3側壁部の内面に対向する一端を有する第1脚板部、第2側壁部の内面に沿って配置された第2脚板部、および第1脚板部の他端および第2脚板部の一端をつないだ傾斜板部を一体に有する仕切板と、傾斜板部が前記第1脚板部に対して鈍角に傾斜するとともに第2脚板部に対して鈍角に傾斜し、第1脚板部が第1側壁部の内面に接触し、且つ第2脚板部が第2側壁部の内面に接触するように第2脚板部の他端を支持した支持部と、を有する。
本発明の一態様によれば、簡単な構成により内容物の移動を抑制でき耐衝撃性を向上させることができる梱包箱を提供することができる。
図1は、第1の実施形態に係る梱包箱の分解斜視図である。 図2は、図1の梱包箱の天壁部を開いた状態の平面図である。 図3は、図1の梱包箱に収納するボトル容器を示す外観斜視図である。 図4は、第2の実施形態に係る梱包箱の概略図である。 図5は、第3の実施形態に係る梱包箱の概略図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、第1の実施形態に係る梱包箱10を分解した分解斜視図であり、図2は、梱包箱10の天壁部8を開いた状態の平面図であり、図3は、梱包箱10の中に収納するボトル容器30を示す外観斜視図である。ボトル容器30は、梱包箱10に収納する物品の一例であり、梱包箱10にはボトル容器30以外の物品を収納することもできる。梱包箱10は、例えば、段ボール紙を形状加工して折り曲げた段ボール箱である。
梱包箱10は、矩形板状の4つの側壁部1、2、3、4、矩形の底壁部6、および矩形の天壁部8を有する。4つの側壁部1、2、3、4は、枠体11を構成する。梱包箱10は、内部空間を2分割するための仕切板20を有する。仕切板20は、梱包箱10の中に挿入配置されている。仕切板20によって区画された各部屋には、複数本のボトル容器30が図2に示すように重ねて収納される。例えば、本実施形態の梱包箱10は、9本ずつ18本のボトル容器30を収納するサイズに形成されている。
梱包箱10は、長手方向に沿って互いに平行に離間して設けた矩形板状の第1側壁部1および第2側壁部2を有する。また、梱包箱10は、第1側壁部1の一端と第2側壁部2の一端をつないだ矩形板状の第3側壁部3、および第1側壁部1の他端と第2側壁部2の他端をつないだ矩形板状の第4側壁部4を有する。第3側壁部3および第4側壁部4も互いに離間して平行に設けられている。
また、梱包箱10は、4つの側壁部1、2、3、4により形成した枠体11の一方(図1で下方)の開口を閉じる矩形の底壁部6、および枠体11の他方(図1で上方)の開口9を閉じる矩形の天壁部8を有する。天壁部8は、第1側壁部1の図示上端につながる矩形の縦蓋部1a、第2側壁部2の図示上端につながる矩形の縦蓋部2a、第3側壁部3の図示上端につながる矩形の横蓋部3a、および第4側壁部4の図示上端につながる矩形の横蓋部4aを有する。4つの蓋部1a、2a、3a、4aを閉じて天壁部8を構成する。
天壁部8を図2のように開いた状態から閉じる(閉じた状態は図示していない)際には、まず比較的短い2つの横蓋部3a、4aを内側に直角に折り曲げて開口9に重ね、その後比較的長い2つの縦蓋部1a、2aを内側に直角に折り曲げて2つの横蓋部3a、4aの上に重ねて開口9を閉じる。底壁部6も天壁部8と同じ構造を有し、4つの蓋部を重ね合せて開口を閉じる。ここでは、底壁部6の詳細な構造についての説明は省略する。
仕切板20は、第1側壁部1の内面1bに沿って配置される矩形板状の第1脚板部22、第2側壁部2の内面2bに沿って配置される矩形板状の第2脚板部24、および第1脚板部22と第2脚板部24をつないだ矩形板状の傾斜板部26を一体に有する。本実施形態では、1枚の矩形の段ボール紙を長手方向に離間した2箇所で鈍角に折り曲げてZ型にして仕切板20を形成した。
仕切板20を梱包箱10の中に挿入配置した状態で、第1脚板部22が第1側壁部1の内面1bに接触し且つ第1脚板部22の一端が第3側壁部3の内面3bに当接し、第2脚板部24が第2側壁部2の内面2bに接触し且つ第2脚板部24の一端が第4側壁部4の内面4bに当接する。この状態で、第1脚板部22の他端と第2脚板部24の他端をつないだ傾斜板部26が梱包箱10の内部空間を2等分するように区画する。第4側壁部4は、第2脚板部24の一端を支持する支持部として機能する。
上記のように、仕切板20の第1脚板部22の一端を第3側壁部3の内面3bに当接させて、第2脚板部24の一端を第4側壁部4の内面4bに当接させ、傾斜板部26を第1脚板部22の他端に対して鈍角に傾斜させ、且つ傾斜板部26を第2脚板部24の他端に対して鈍角に傾斜させると、傾斜板部26の長さが第1側壁部1と第2側壁部2の間の幅より必然的に長くなる。このため、上記構造の仕切板20を梱包箱10内に挿入すると、仕切板20が移動できなくなり回転できなくなる。
これに対し、例えば、一端を第3側壁部3の内面3bに当接させた第1脚板部22の他端に対して傾斜板部26を鋭角に傾斜させ、且つ一端を第4側壁部4の内面4bに当接させた第2脚板部24の他端に対して傾斜板部26を鋭角に傾斜させると、傾斜板部26の長さが第1側壁部1と第2側壁部2の間の幅より必然的に長くなるが、第1脚板部22の一端が第3側壁部3の内面3bから離れる方向に傾斜板部26が回転可能となり、第2脚板部24の一端が第4側壁部4の内面4bから離れる方向に傾斜板部26が回転可能となる。
或いは、一端を第3側壁部3の内面3bに当接させた第1脚板部22と傾斜板部26との間の折り曲げ角度を直角にして、一端を第4側壁部4の内面4bに当接させた第2脚板部24と傾斜板部26との間の折り曲げ角度を直角にすると、傾斜板部26の長さが第1側壁部1と第2側壁部2の間の幅と略同じになり、傾斜板部26が回転可能となってしまう。よって、本実施形態では、第1脚板部22と傾斜板部26との間の折り曲げ角度を鈍角とし、第2脚板部24と傾斜板部26との間の折り曲げ角度を鈍角とした。
図3に示すように、ボトル容器30は、例えば洗剤などの液体を収容した容器本体32、およびトリガーレバー33を備えたスプレーノズル34を有する。容器本体32は、外側に膨出して湾曲した表面を有し、容器本体32の上端にある開口部(図示せず)に向けて縮径した首部32aを有する。スプレーノズル34は、例えば首部32aに螺合して取り付けられ、首部32aの上端にある開口部を塞ぐ。スプレーノズル34は、トリガーレバー33を引くことで液体を噴出する噴出口35を有する。噴出口35には、噴出口35を開閉するためのダイヤル36が設けられている。本実施形態のボトル容器30は、スプレーノズル34の幅が容器本体32の幅より大きく、図2に示すように重ねて梱包箱10内に収納すると、隣接するボトル容器30のスプレーノズル34同士が接触し易い構造となっている。
上述したように、梱包箱10の仕切板20が側壁部1、2、3、4に対して傾斜した傾斜板部26を有するため、梱包箱10内に収納するボトル容器30も、図2に示すように傾斜して互いにずらして重ねられる。言い換えると、本実施形態の梱包箱10を使用して矩形箱状の物品を収納しようとした場合、物品の角部が傾斜板部に接触して物品の収納空間が狭くなる。つまり、本実施形態の梱包箱10は、仕切板20が傾斜板部26を有するため、外側に膨出して湾曲した表面を有する容器本体32を備えたボトル容器30を収納するのに適している。なお、複数本のボトル容器30を梱包箱10内に収納する場合、スプレーノズル34の噴出口35が内側に向くように互い違いに配置される。
以下、上述した仕切板20の機能について説明する。
例えば、所定数の物品(本実施形態では18本のボトル容器30)を収納して梱包した状態(天壁部8を閉じた状態)の梱包箱10を第3側壁部3を下にして落下させると、仕切板20によって区画された第3側壁部3側の空間(重力方向下側の空間)に収納した9本のボトル容器30のうち重力方向下端にある第3側壁部3に最も近いボトル容器30に比較的大きな荷重(ボトル容器9本分の荷重)がかかる。
一方、仕切板20の傾斜板部26の上方の空間に収納した9本のボトル容器30の荷重は、そのほとんどが傾斜板部26に作用して、第1脚板部22を介して第3側壁部3に伝えられるとともに、第2脚板部24を介して第2側壁部2に伝えられる。傾斜板部26が水平方向に対して傾斜しているため、傾斜板部26に作用した荷重が分散し、応力集中を防止することができる。つまり、この場合、仕切板20の下方の空間に収納したボトル容器30には上方の空間に収納したボトル容器9本分の荷重はほとんど作用しない。天地を逆にして第4側壁部4を下にして落下させた場合も同様のことが言える。
これに対し、仕切板20を挿入せずに梱包箱10を第3側壁部3(或いは第4側壁部4)を下にして落下させると、重力方向の下端にあるボトル容器30に18本分の荷重が集中する。この場合、重力方向の下端近くにあるボトル容器30同士が激しく接触して、トリガーレバー33が不用意に引かれてしまい、液漏れを生じる可能性がある。また、この場合、ボトル容器30が衝突荷重により変形してしまう可能性もある。
本実施形態のように、梱包箱10内に仕切板20を挿入配置することで、上述したように18本全てのボトル容器30の荷重が集中することを防止でき、最大で9本分のボトル容器30の荷重が集中するだけに抑えることができ、液漏れ等の不具合やボトル容器30の変形の不具合を防止することができる。
梱包箱10の落下によってボトル容器30に作用する衝撃力は、上述した姿勢(第3側壁部3或いは第4側壁部4を下にした姿勢)で落下させたときが最も大きくなるものと予想されるが、第1側壁部1や第2側壁部2を下にして落下させた場合も、ボトル容器30に衝撃力がかかる。この場合、仕切板20は、第1側壁部1または第2側壁部2自体の変形を抑制するよう梱包箱10を補強し、内部のボトル容器30に伝わる衝撃力を吸収する。つまり、本実施形態によると、上述したように仕切板20が梱包箱10に対してほぼ移動不能となるため、傾斜板部26が第1側壁部1と第2側壁部2の間を支える支柱として機能し、第1側壁部1および第2側壁部2の変形を抑制する。
以上のように、本実施形態によると、段ボール紙などの1枚の板材を2箇所で鈍角に折り曲げただけの簡単な構成を有する仕切板20を備えることで、梱包箱10の内部空間を確実に区画することができ、ボトル容器30などの収納物品の不所望な移動を抑制でき、梱包箱10の耐衝撃性を向上させることができる。仕切板20は、梱包箱10の側壁部1、2、3、4に対して傾斜した傾斜板部26を有するため、梱包箱10の外部から衝撃が加わった場合、応力の集中を分散できる。仕切板20は、梱包箱10の補強部材としても機能する。
また、本実施形態によると、トリガーレバー33を備えたスプレーノズル34を有するボトル容器30を収納するのに適した梱包箱10を提供できる。つまり、上述したボトル容器30は、外側に膨出して湾曲した容器本体32が縮径した首部32aを有して、この首部32aにスプレーノズル34を取り付けた構造を有するため、複数本のボトル容器30を重ねて収納した場合、容器本体32の膨出した部分より首部32a近くの方が横に移動し易く、スプレーノズル34同士が接触し易い。このため、仕切板20を設けてボトル容器30を移動し難くすることが、液漏れ等の不具合を防止する上で重要となる。
また、本実施形態によると、仕切板20の傾斜板部26が側壁部1、2、3、4に対して傾斜しているため、外側に膨出して湾曲した容器本体32を有するボトル容器30を互いにずらして重ねることで、矩形の梱包箱10の収納スペースを有効利用でき、ボトル容器30同士の間の隙間を少なくできる。このように、ボトル容器30同士の間の隙間を少なくすることで、収納可能な本数を多くすることができ、ボトル容器30の移動を抑制することができる。
図4は、第2の実施形態の梱包箱40を示す概略図である。この梱包箱40は、仕切板41の形状が異なる以外、上述した第1の実施形態と同様の構造を有する。つまり、仕切板41は、例えば段ボール紙を長手方向に沿った4箇所で鈍角に折り曲げた形状を有する。よって、ここでは、第1の実施形態と異なる構成について詳細に説明し、第1の実施形態と同様に機能する構成には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
仕切板41は、第2側壁部2の内面2bに接触し且つ一端を第3側壁部3の内面3bに当接せしめた矩形の第1脚板部42、第1側壁部1の内面1bに接触した矩形の中間板部44、第2側壁部2の内面2bに接触し且つ一端を第4側壁部4の内面4bに当接せしめた矩形の第2脚板部46、第1脚板部42の他端と中間板部44の一端をつないで傾斜して延びた第1傾斜板部43、および中間板部44の他端と第2脚板部46の他端をつないで傾斜して延びた第2傾斜板部45を一体に有する。第1傾斜板部43は、第1脚板部42に対して鈍角に傾斜し、中間板部44に対して鈍角に傾斜している。第2傾斜板部45は、中間板部44に対して鈍角に傾斜し、第2脚板部46に対して鈍角に傾斜している。
本実施形態では、中間板部44は、第1の実施形態における仕切板20の第2脚板部24と同様に機能する。また、第2傾斜板部45および第2脚板部46は、中間板部44の他端を支持する支持部として機能する。支持部45、46は、第1脚板部42が第2側壁部2の内面2bに接触し、中間板部44が第1側壁部1の内面1bに接触し、且つ第1傾斜板部43が第1脚板部42に対して鈍角で傾斜するとともに中間板部44に対して鈍角に傾斜するように、中間板部44の他端を支持している。
つまり、本実施形態においても、第1脚板部42と第1傾斜板部43を鈍角に配置し、第1傾斜板部43と中間板部44を鈍角に配置し、中間板部44と第2傾斜板部45を鈍角に配置し、第2傾斜板部45と第2脚板部46を鈍角に配置したため、仕切板41は梱包箱40内で移動および回転不能となる。よって、梱包箱40の内部空間を確実に区画(本実施形態では3つの部屋に区画)することができ、ボトル容器30などの収納物品の不所望な移動を抑制でき、梱包箱40の耐衝撃性を向上させることができる。
図5は、第3の実施形態の梱包箱50を示す概略図である。この梱包箱50は、仕切板51の形状が異なる以外、上述した第2の実施形態と同様の構造を有する。つまり、仕切板51は、例えば段ボール紙を長手方向に沿った6箇所で鈍角に折り曲げた形状を有する。よって、ここでは、第2の実施形態と異なる構成について詳細に説明し、第2の実施形態と同様に機能する構成には同一符号を付してその詳細な説明を省略する。
仕切板51は、第2側壁部2の内面2bに接触し且つ一端を第3側壁部3の内面3bに当接せしめた矩形の第1脚板部52、第1側壁部1の内面1bに接触した矩形の第1中間板部54、第2側壁部2の内面2bに接触した矩形の第2中間板部56、第1側壁部1の内面1bに接触し且つ一端を第4側壁部4の内面4bに当接せしめた矩形の第2脚板部58、第1脚板部52の他端と第1中間板部54の一端をつないで傾斜して延びた第1傾斜板部53、第1中間板部54の他端と第2中間板部56の一端をつないで傾斜して延びた第2傾斜板部55、および第2中間板部56の他端と第2脚板部58の他端をつないで傾斜して延びた第3傾斜板部57を一体に有する。
第1傾斜板部53は、第1脚板部52に対して鈍角に傾斜し、第1中間板部54に対して鈍角に傾斜している。第2傾斜板部55は、第1中間板部54に対して鈍角に傾斜し、第2中間板部56に対して鈍角に傾斜している。第3傾斜板部57は、第2中間板部56に対して鈍角に傾斜し、第2脚板部58に対して鈍角に傾斜している。
本実施形態では、第1中間板部54は、第2の実施形態における仕切板41の中間板部44と同様に機能する。また、第2傾斜板部55、第2中間板部56、第3傾斜板部57、および第2脚板部58は、第1中間板部54の他端を支持する支持部として機能する。支持部55、56、57、58は、第1脚板部52が第2側壁部2の内面2bに接触し、第1中間板部54が第1側壁部1の内面1bに接触し、且つ第1傾斜板部53が第1脚板部52に対して鈍角で傾斜するとともに第1中間板部54に対して鈍角に傾斜するように、第1中間板部54の他端を支持している。
つまり、本実施形態においても、第1脚板部52と第1傾斜板部53を鈍角に配置し、第1傾斜板部53と第1中間板部54を鈍角に配置し、第1中間板部54と第2傾斜板部55を鈍角に配置し、第2傾斜板部55と第2中間板部56を鈍角に配置し、第2中間板部56と第3傾斜板部57を鈍角に配置し、第3傾斜板部57と第2脚板部58を鈍角に配置したため、仕切板51は梱包箱50内で移動および回転不能となる。よって、梱包箱50の内部空間を確実に区画(本実施形態では4つの部屋に区画)することができ、ボトル容器30などの収納物品の不所望な移動を抑制でき、梱包箱50の耐衝撃性を向上させることができる。
以上、いくつかの実施形態に基づいて本発明を説明したが、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形や応用が可能なことは勿論である。
例えば、上述した第1の実施形態では、第1脚板部22、第2脚板部24、および傾斜板部26を一体に有する仕切板20を用いた梱包箱10について説明したが、これに限らず、第1脚板部22の他端に第3側壁部3に沿った延長板部を設けてこの延長板部の反対側の端部を第2側壁部2の内面2bに当接させるとともに、第2脚板部24の他端に第4側壁部4に沿った延長板部を設けてこの延長板部の反対側の端部を第1側壁部1の内面1bに当接させるようにしてもよい。第2の実施形態および第3の実施形態においても、このような延長板部を設けることができる。
例えば、第1の実施形態の仕切板20に延長板部を設けた場合、第1脚板部22が第1側壁部1から離間してしまうことを防止でき、第2脚板部24が第2側壁部2から離間してしまうことを防止でき、仕切板の移動をより確実に防止することができる。
また、例えば、図5に示した第3の実施形態の仕切板51の第3傾斜板部57に続けて、さらに第3中間板部、第4傾斜板部、第4中間板部、第5傾斜板部といったように、第2脚板部58までの間に中間板部と傾斜板部を繰り返して設けてもよい。
また、上述した各実施形態では、仕切板20、41、51の各脚板部22、24、42、46、52、58の自由端を第3側壁部3や第4側壁部4の内面に当接させた場合について説明したが、これに限らず、脚板部22、24、42、46、52、58の自由端を第3側壁部3や第4側壁部4の内面から僅かに離間させて対向させてもよい。この場合、梱包箱10、40、50が落下などした時点で脚板部22、24、42、46、52、58の自由端が第3側壁部3や第4側壁部4の内面に当接し、それ以上の仕切板20、41、51の移動を規制し、仕切板20、41、51が回転する不具合を防止することができる。
1…第1側壁部、 2…第2側壁部、 3…第3側壁部、 4…第4側壁部、 1b、2b、3b、4b…内面、 6…底壁部、 8…天壁部、 10、40、50…梱包箱、 11…枠体、 20、41、51…仕切板、 22、42、52…第1脚板部、 24、46、58…第2脚板部、 26…傾斜板部、 30…ボトル容器、 32…容器本体、 32a…首部、 33…トリガーレバー、 34スプレーノズル、 43、53…第1傾斜板部、 44…中間板部、 45、55…第2傾斜板部、 54…第1中間板部、 56…第2中間板部、 57…第3傾斜板部。

Claims (6)

  1. 互いに離間して対向した矩形板状の第1および第2側壁部、前記第1側壁部の一端と前記第2側壁部の一端をつないだ矩形板状の第3側壁部、および前記第1側壁部の他端と前記第2側壁部の他端をつないだ矩形板状の第4側壁部を有する箱体と、
    前記第1側壁部の内面に沿って配置され前記第3側壁部の内面に対向する一端を有する第1脚板部、前記第2側壁部の内面に沿って配置され前記第4側壁部の内面に対向する一端を有する第2脚板部、および前記第1脚板部の他端および前記第2脚板部の他端をつないで前記第1脚板部に対して鈍角に傾斜し且つ前記第2脚板部に対して鈍角に傾斜した傾斜板部を一体に形成した仕切板と、
    を有する梱包箱。
  2. 前記仕切板は、1枚の板材を折り曲げて形成されている、
    請求項1に記載の梱包箱。
  3. 前記箱体は、前記第1乃至第4側壁部が形成する枠体の一方の開口を閉じる底壁部、および前記枠体の他方の開口を閉じる天壁部を有する、
    請求項1に記載の梱包箱。
  4. 互いに離間して対向した矩形板状の第1および第2側壁部、および前記第1側壁部の一端と前記第2側壁部の一端をつないだ矩形板状の第3側壁部を有する箱体と、
    前記第1側壁部の内面に沿って配置され前記第3側壁部の内面に対向する一端を有する第1脚板部、前記第2側壁部の内面に沿って配置された第2脚板部、および前記第1脚板部の他端および前記第2脚板部の一端をつないだ傾斜板部を一体に有する仕切板と、
    前記傾斜板部が前記第1脚板部に対して鈍角に傾斜するとともに前記第2脚板部に対して鈍角に傾斜し、前記第1脚板部が前記第1側壁部の内面に接触し、且つ前記第2脚板部が前記第2側壁部の内面に接触するように前記第2脚板部の他端を支持した支持部と、
    を有する梱包箱。
  5. 前記仕切板および前記支持部は、1枚の板材を折り曲げて一体に形成されている、
    請求項4に記載の梱包箱。
  6. 外側に膨出して湾曲した表面を有するとともに開口部に向けて縮径した首部を有する容器本体と、前記開口部を塞いで前記首部に設けるとともにトリガーレバーを備えたスプレーノズルと、を有したボトル容器を複数本重ねて梱包した、
    請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の梱包箱。
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