JP2017199610A - ステージ機構 - Google Patents

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裕史 松本
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Abstract

【目的】真空中に配置される熱源を移動可能に載置すると共に、熱源で生じた熱を排熱することが可能な低い熱抵抗と可動性を兼ね備えたステージ機構を提供する。
【構成】本発明の一態様のステージ機構は、真空雰囲気中で熱源を移動可能に配置するステージ60,62と、熱源に接続されたヒートパイプ50と、ヒートパイプ50の一部を用い、ステージの移動に伴うヒートパイプの移動に応じて可動する可動機構57と、可動機構57を介してヒートパイプを冷却する水冷ブロック68と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】図8

Description

本発明は、ステージ機構に係り、例えば、マルチビーム描画におけるマルチビームをブランキング制御するブランキングアパーチャアレイ機構を載置するステージ機構に関する。
半導体デバイスの微細化の進展を担うリソグラフィ技術は半導体製造プロセスのなかでも唯一パターンを生成する極めて重要なプロセスである。近年、LSIの高集積化に伴い、半導体デバイスに要求される回路線幅は年々微細化されてきている。ここで、電子ビーム描画技術は本質的に優れた解像性を有しており、マスクブランクスへ電子ビームを使ってマスクパターンを描画することが行われている。
例えば、マルチビームを使った描画装置がある。1本の電子ビームで描画する場合に比べて、マルチビームを用いることで一度に多くのビームを照射できるのでスループットを大幅に向上させることができる。かかるマルチビーム方式の描画装置では、例えば、電子銃から放出された電子ビームを複数の穴を持ったマスクに通してマルチビームを形成し、各々、ブランキング制御され、遮蔽されなかった各ビームが光学系で縮小され、マスク像が縮小されて、偏向器で偏向され試料上の所望の位置へと照射される。
ここで、マルチビーム描画では、個々のビームの照射量を照射時間により個別に制御する。かかる各ビームの照射量を高精度に制御するためには、ビームのON/OFFを行うブランキング制御を高速で行う必要がある。マルチビーム方式の描画装置では、マルチビームの各ブランカーを配置したブランキングアパーチャアレイ機構を搭載する。
ここで、ブランキングアパーチャアレイ機構には、各ビームを個別にブランキング制御するための個別の制御回路及び個別の各制御回路に制御信号を伝達するための回路が組み込まれる(例えば、特許文献1参照)。そのため、描画処理の際にブランキング動作によって、かかる制御回路等が発熱し、ブランキングアパーチャアレイ機構は熱源となる。また、マルチビームの位置とブランキングアパーチャアレイ機構に形成されたマルチビームが通過する複数の通過孔の位置とを位置合わせする必要があることから、ブランキングアパーチャアレイ機構は、例えば回転方向に位置合わせが可能なステージ上に配置される。一方、電子ビームによるマルチビームを通過させる必要上、ブランキングアパーチャアレイ機構は真空中に配置される必要がある。かかる状態において、ブランキングアパーチャアレイ機構で生じた熱を排熱する必要がある。しかしながら、ブランキングアパーチャアレイ機構自身から真空中への放熱は困難である。そのため、低い熱抵抗と可動性を兼ね備えた冷却装置が必要になるといった問題があった。
特開2015−109323号公報
そこで、本発明は、真空中に配置される熱源を移動可能に載置すると共に、熱源で生じた熱を排熱することが可能な低い熱抵抗と可動性を兼ね備えたステージ機構を提供する。
本発明の一態様のステージ機構は、
真空雰囲気中で熱源を移動可能に配置するステージと、
熱源に接続されたヒートパイプと、
ヒートパイプの一部を用い、ステージの移動に伴うヒートパイプの移動に応じて可動する可動機構と、
可動機構を介してヒートパイプを冷却する冷却部材と、
を備えたことを特徴とする。
また、可動機構におけるヒートパイプ側端面と冷却部材側端面との間に配置されたグリス材をさらに備えると好適である。
また、グリス材から発生するガスを真空雰囲気側に漏れないように排気する差動排気機構をさらに備えると好適である。
また、ヒートパイプのうち可動機構を構成する部分は可動方向に沿って這わされていると好適である。
ヒートパイプが通過する、真空雰囲気を隔絶する可動性隔壁をさらに備え、
可動機構は、可動性隔壁を介して真空雰囲気から隔絶された別の雰囲気中に配置されても構わない。
本発明の一態様によれば、真空中に配置される熱源を移動可能に載置すると共に、熱源で生じた熱を排熱できる。
実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。 実施の形態1における成形アパーチャアレイ基板の構成を示す概念図である。 実施の形態1におけるブランキングアパーチャアレイ機構の構成を示す断面図である。 実施の形態1におけるブランキングアパーチャアレイ機構のメンブレン領域内の構成の一部を示す上面概念図である。 実施の形態1における描画動作の一例を説明するための概念図である。 実施の形態1におけるブランキングアパーチャアレイ機構の発熱量の一例を示す図である。 実施の形態1の比較例におけるブランキングアパーチャステージ機構の一例を示す断面図である。 実施の形態1におけるブランキングアパーチャステージ機構の一例を示す断面図である。 実施の形態1におけるブランキングアパーチャステージ機構の回転ステージ裏面の構成と、固定ステージ上面の構成とを示す図である。 実施の形態1における成形アパーチャアレイ基板の発熱量の一例を示す図である。 実施の形態1におけるブランキングアパーチャステージ機構の他の一例を示す断面図である。 実施の形態1におけるブランキングアパーチャステージ機構の変形例を示す断面図である。 実施の形態2におけるブランキングアパーチャステージ機構の一例を示す断面図である。 実施の形態2におけるブランキングアパーチャステージ機構の他の一例を示す断面図である。
以下、実施の形態では、荷電粒子ビームの一例として、電子ビームを用いた構成について説明する。但し、荷電粒子ビームは、電子ビームに限るものではなく、イオンビーム等の荷電粒子を用いたビームでも構わない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1における描画装置の構成を示す概念図である。図1において、描画装置100は、描画部150と制御部160を備えている。描画装置100は、マルチ荷電粒子ビーム描画装置の一例である。描画部150は、電子鏡筒102と描画室103を備えている。電子鏡筒102内には、電子銃201、照明レンズ202、成形アパーチャアレイ基板203、ブランキングアパーチャアレイ機構204、縮小レンズ205、制限アパーチャ部材206、対物レンズ207、及び偏向器208が配置されている。描画室103内には、XYステージ105が配置される。XYステージ105上には、描画時には描画対象基板となるマスクブランクス等の試料101が配置される。試料101には、半導体装置を製造する際の露光用マスク、或いは、半導体装置が製造される半導体基板(シリコンウェハ)等が含まれる。XYステージ105上には、さらに、XYステージ105の位置測定用のミラー210が配置される。
また、電子鏡筒102は、ブランキングアパーチャステージ機構212を挟むように配置される。ブランキングアパーチャステージ機構212上には、ブランキングアパーチャアレイ機構204が載置される。また、ブランキングアパーチャステージ機構212上には、図示しない成形アパーチャステージが配置され、成形アパーチャステージ上に成形アパーチャアレイ基板203が載置される。
制御部160は、制御計算機110、メモリ112、偏向制御回路130、ステージ位置検出器139及び磁気ディスク装置等の記憶装置140,142を有している。制御計算機110、メモリ112、偏向制御回路130、ステージ位置検出器139及び記憶装置140,142は、図示しないバスを介して互いに接続されている。記憶装置140(記憶部)には、描画データが外部から入力され、格納されている。
制御計算機110内には、データ処理部56、及び、描画制御部58が配置されている。データ処理部56、及び、描画制御部58といった各「〜部」は、処理回路を含み、その処理回路には、電気回路、コンピュータ、プロセッサ、回路基板、量子回路、或いは、半導体装置等が含まれる。また、各「〜部」は、共通する処理回路(同じ処理回路)を用いてもよい。或いは、異なる処理回路(別々の処理回路)を用いても良い。データ処理部56、及び、描画制御部58に入出力される情報および演算中の情報はメモリ112にその都度格納される。
ここで、図1では、実施の形態1を説明する上で必要な構成を記載している。描画装置100にとって、通常、必要なその他の構成を備えていても構わない。
図2は、実施の形態1における成形アパーチャアレイ基板の構成を示す概念図である。図2(a)において、成形アパーチャアレイ基板203の矩形領域11内には、縦(y方向)m列×横(x方向)n列(m,n≧2)の穴(開口部)22が所定の配列ピッチでマトリクス状に形成されている。図2(a)では、例えば、512×8列の穴22が形成される。各穴22は、共に同じ寸法形状の矩形で形成される。或いは、同じ外径の円形であっても構わない。ここでは、y方向の各列について、x方向にAからHまでの8つの穴22がそれぞれ形成される例が示されている。これらの複数の穴22を電子ビーム200の一部がそれぞれ通過することで、マルチビーム20が形成されることになる。ここでは、縦横(x,y方向)が共に2列以上の穴22が配置された例を示したが、これに限るものではない。例えば、縦横(x,y方向)どちらか一方が複数列で他方は1列だけであっても構わない。また、穴22の配列の仕方は、図2(a)のように、縦横が格子状に配置される場合に限るものではない。図2(b)に示すように、例えば、縦方向(y方向)1段目の列と、2段目の列の穴同士が、横方向(x方向)に寸法aだけずれて配置されてもよい。同様に、縦方向(y方向)2段目の列と、3段目の列の穴同士が、横方向(x方向)に寸法bだけずれて配置されてもよい。
図3は、実施の形態1におけるブランキングアパーチャアレイ機構の構成を示す断面図である。
図4は、実施の形態1におけるブランキングアパーチャアレイ機構のメンブレン領域内の構成の一部を示す上面概念図である。なお、図3と図4において、スイッチング電極24と対向電極26と制御回路41の位置関係は一致させて記載していない。ブランキングアパーチャアレイ機構204は、図3に示すように、支持基板33上にシリコン等からなる半導体基板31が配置される。基板31の中央部は、例えば裏面側から薄く削られ、薄い膜厚hのメンブレン領域30(第1の領域)に加工されている。メンブレン領域30を取り囲む周囲は、厚い膜厚Hの外周領域32(第2の領域)となる。メンブレン領域30の上面と外周領域32の上面とは、同じ高さ位置、或いは、実質的に高さ位置になるように形成される。基板31は、外周領域32の裏面で支持基板33上に保持される。支持基板33の中央部は開口しており、メンブレン領域30の位置は、支持基板33の開口した領域に位置している。
メンブレン領域30には、図2(a)(或いは図2(b))に示した成形アパーチャアレイ基板203の各穴22に対応する位置にマルチビームのそれぞれのビームの通過用の通過孔25(開口部)が開口される。言い換えれば、基板31には、電子線を用いたマルチビームが通過する、アレイ配置された複数の通過孔25が形成される。そして、メンブレン領域30上には、図3及び図4に示すように、各通過孔25の近傍位置に該当する通過孔25を挟んでブランキング偏向用のスイッチング電極24(24a、24b、24c)と対向電極26(26a、26b、26c)の組(ブランカー:ブランキング偏向器)がそれぞれ配置される。また、メンブレン領域30の膜厚方向内部であって、各通過孔25の近傍には、各通過孔25用のスイッチング電極24に2値(正の電位Vddとグランド(GND)電位)の偏向電圧を切り替え可能に印加する制御回路41(ロジック回路)がそれぞれ配置される。各ビーム用の対向電極26は、グランド(GND)電位が印加される。また、基板31に形成された複数の通過孔25の周囲には、複数の制御回路41に照射時間データを含む制御信号送信するための複数のパッド43が配置される。
なお、図3及び図4の例では、スイッチング電極24の数と対向電極26の数が同数の場合を示しているが、これに限るものではない。アレイ配置される複数のスイッチング電極24の例えば同じ行或いは列毎に、共通の対向電極26を配置してもよい。よって、複数の対向電極26と複数のスイッチング電極24の構成比は、1:1或いは1:多であっても良い。
また、図4に示すように、各制御回路41は、制御信号用のnビット(例えば10ビット)のパラレル配線が接続される。各制御回路41は、制御用のnビットのパラレル配線の他、クロック信号線および電源用の配線が接続される。クロック信号線および電源用の配線はパラレル配線の一部の配線を流用しても構わない。マルチビームを構成するそれぞれのビーム毎に、スイッチング電極24と対向電極26と制御回路41とによる個別ブランキング機構47が構成される。また、図3の例では、スイッチング電極24と対向電極26と制御回路41とが基板31の膜厚が薄いメンブレン領域30に配置される。
各通過孔25を通過する電子ビーム20は、それぞれ独立にかかる対となる2つの電極24,26に印加される電位差によって偏向される。かかる偏向によってブランキング制御される。言い換えれば、スイッチング電極24と対向電極26の組は、成形アパーチャアレイ基板203の複数の穴22(開口部)を通過したマルチビームのうちの対応ビームをそれぞれブランキング偏向する。
図5は、実施の形態1における描画動作の一例を説明するための概念図である。図5に示すように、試料101の描画領域230は、例えば、y方向に向かって所定の幅で短冊状の複数のストライプ領域232に仮想分割される。かかる各ストライプ領域232は、描画単位領域となる。まず、XYステージ105を移動させて、第1番目のストライプ領域232の左端、或いはさらに左側の位置に一回のマルチビーム20の照射で照射可能な照射領域34が位置するように調整し、描画が開始される。第1番目のストライプ領域232を描画する際には、XYステージ105を例えば−x方向に移動させることにより、相対的にx方向へと描画を進めていく。XYステージ105は所定の速度で例えば連続移動させる。第1番目のストライプ領域232の描画終了後、ステージ位置を−y方向に移動させて、第2番目のストライプ領域232の右端、或いはさらに右側の位置に照射領域34が相対的にy方向に位置するように調整し、今度は、XYステージ105を例えばx方向に移動させることにより、−x方向にむかって同様に描画を行う。第3番目のストライプ領域232では、x方向に向かって描画し、第4番目のストライプ領域232では、−x方向に向かって描画するといったように、交互に向きを変えながら描画することで描画時間を短縮できる。但し、かかる交互に向きを変えながら描画する場合に限らず、各ストライプ領域232を描画する際、同じ方向に向かって描画を進めるようにしても構わない。1回のショットでは、成形アパーチャアレイ基板203の各穴22を通過することによって形成されたマルチビームによって、各穴22と同数の複数のショットパターンが一度に形成される。
描画処理は以下のように行う。具体的には、データ処理部56が、記憶装置140から描画データを読み出し、試料101の描画領域、或いは描画されるチップ領域がメッシュ状に仮想分割された複数のメッシュ領域のメッシュ領域毎にその内部に配置されるパターンの面積密度を算出する。例えば、まず、試料101の描画領域、或いは描画されるチップ領域を所定の幅で短冊上のストライプ領域に分割する。そして、各ストライプ領域を上述した複数のメッシュ領域に仮想分割する。メッシュ領域のサイズは、例えば、ビームサイズ、或いは、それ以下のサイズであると好適である。例えば、10nm程度のサイズにすると好適である。データ処理部56は、例えば、ストライプ領域毎に記憶装置140から対応する描画データを読み出し、描画データ内に定義された複数の図形パターンをメッシュ領域に割り当てる。そして、メッシュ領域毎に配置される図形パターンの面積密度を算出すればよい。
また、データ処理部56は、所定のサイズのメッシュ領域毎に、1ショットあたりの電子ビームの照射時間T(ショット時間、或いは露光時間ともいう。以下、同じ)を算出する。多重描画を行う場合には、各階層における1ショットあたりの電子ビームの照射時間Tを算出すればよい。基準となる照射時間Tは、算出されたパターンの面積密度に比例して求めると好適である。また、最終的に算出される照射時間Tは、図示しない近接効果、かぶり効果、ローディング効果等の寸法変動を引き起こす現象に対する寸法変動分を照射量によって補正した補正後の照射量に相当する時間にすると好適である。照射時間Tを定義する複数のメッシュ領域とパターンの面積密度を定義した複数のメッシュ領域とは同一サイズであってもよいし、異なるサイズで構成されても構わない。異なるサイズで構成されている場合には、線形補間等によって面積密度を補間した後、各照射時間Tを求めればよい。メッシュ領域毎の照射時間Tは、照射時間マップに定義され、照射時間マップが例えば記憶装置142に格納される。
また、データ処理部56は、対応するビームの照射時間のデータをnビットのデータに変換し、照射時間配列データを作成する。作成された照射時間配列データは、偏向制御回路130に出力する。
偏向制御回路130は、ショット毎に、各制御回路41に照射時間配列データを出力する。
そして、描画工程として、描画制御部58の制御のもとで、描画部150は、各ビームのショット毎に、該当する照射時間の描画を実施する。具体的には以下のように動作する。
電子銃201(放出部)から放出された電子ビーム200は、照明レンズ202によりほぼ垂直に成形アパーチャアレイ基板203全体を照明する。成形アパーチャアレイ基板203には、矩形の複数の穴22(開口部)が形成され、電子ビーム200は、すべての複数の穴22が含まれる領域を照明する。複数の穴22の位置に照射された電子ビーム200の各一部が、かかる成形アパーチャアレイ基板203の複数の穴22をそれぞれ通過することによって、例えば矩形形状の複数の電子ビーム(マルチビーム)20a〜eが形成される。かかるマルチビーム20a〜eは、ブランキングアパーチャアレイ機構204のそれぞれ対応するブランカー(第1の偏向器:個別ブランキング機構)内を通過する。かかるブランカーは、それぞれ、個別に通過する電子ビーム20を偏向する(ブランキング偏向を行う)。
ブランキングアパーチャアレイ機構204を通過したマルチビーム20a〜eは、縮小レンズ205によって、縮小され、制限アパーチャ部材206に形成された中心の穴に向かって進む。ここで、ブランキングアパーチャアレイ機構204のブランカーによって偏向された電子ビーム20は、制限アパーチャ部材206の中心の穴から位置がはずれ、制限アパーチャ部材206によって遮蔽される。一方、ブランキングアパーチャアレイ機構204のブランカーによって偏向されなかった電子ビーム20は、図1に示すように制限アパーチャ部材206の中心の穴を通過する。かかる個別ブランキング機構47のON/OFFによって、ブランキング制御が行われ、ビームのON/OFFが制御される。このように、制限アパーチャ部材206は、個別ブランキング機構47によってビームOFFの状態になるように偏向された各ビームを遮蔽する。そして、ビームONになってからビームOFFになるまでに形成された、制限アパーチャ部材206を通過したビームにより、1回分のショットのビームが形成される。制限アパーチャ部材206を通過したマルチビーム20は、対物レンズ207により焦点が合わされ、所望の縮小率のパターン像となり、偏向器208によって、制限アパーチャ部材206を通過した各ビーム(マルチビーム20全体)が同方向にまとめて偏向され、各ビームの試料101上のそれぞれの照射位置に照射される。また、例えばXYステージ105が連続移動している時、ビームの照射位置がXYステージ105の移動に追従するように偏向器208によって制御される。XYステージ105の位置は、ステージ位置検出器139からレーザをXYステージ105上のミラー210に向けて照射し、その反射光を用いて測定される。一度に照射されるマルチビーム20は、理想的には成形アパーチャアレイ基板203の複数の穴22の配列ピッチに上述した所望の縮小率を乗じたピッチで並ぶことになる。描画装置100は、ONビームに相当する一度に照射される複数のショットビームを連続して順に照射していく方式で描画動作を行う。所望のパターンを描画する際、パターンに応じて必要なビームがブランキング制御によりビームONに制御される。
図6は、実施の形態1におけるブランキングアパーチャアレイ機構の発熱量の一例を示す図である。ブランキングアパーチャアレイ機構204の支持基板33には、基板31上の複数のパッド43に制御信号を伝送するための複数の伝送回路13が配置される。伝送回路13として、例えば、FPGA(Field Programmable Gate Array)が用いられると好適である。伝送回路は、支持基盤33の外部から供給される高速信号のバッファーと基盤31への送信、データエラー検査、データの再送信要求および再受信処理などを行う。図6の例では、基板31を挟んで、例えば、2つの伝送回路13が配置される。複数の伝送回路13は、支持基板33(実装基板)の裏面側に配置されると好適である。ここで、ブランキングアパーチャアレイ機構204では、複数の制御回路41を含むメンブレン領域30、複数のパッド43、及び複数の伝送回路13からの発熱が生じる。メンブレン領域30からは、例えば1Wの発熱が生じる。複数のパッド43からは基板31の両サイドでそれぞれ例えば2Wずつの4Wの発熱が生じる。複数の伝送回路13からは基板31の両サイドでそれぞれ例えば20Wずつの40Wの発熱が生じる。その結果、ブランキングアパーチャアレイ機構204全体では、例えば45Wの発熱が生じる。よって、ブランキングアパーチャアレイ機構204自体が熱源となる。例えば45Wの発熱で例えば40Kの温度上昇内に抑えるためには、熱源から冷却部までの熱抵抗を0.9K/Wよりも小さくする必要がある。
図7は、実施の形態1の比較例におけるブランキングアパーチャステージ機構の一例を示す断面図である。上述したように、ブランキングアパーチャアレイ機構204は、光軸(z方向)に直交する面(x、y方向の2次元)に沿って回転可能に配置される必要がある。そのため、比較例におけるブランキングアパーチャステージ機構では、水冷ブロック上に回転ステージを配置し、回転ステージ上に冷却ブロックを介してブランキングアパーチャアレイ機構204を載置する。回転ステージは、回転可能とするために、ボールベアリング等を介して水冷ブロック上に配置される。電子鏡筒102内は真空雰囲気に維持されるので、ブランキングアパーチャアレイ機構204で生じた熱を真空雰囲気に放熱することは困難である。よって、ブランキングアパーチャアレイ機構204で生じた熱量は、冷却ブロックに伝熱(放熱)される。しかし、回転ステージと水冷ブロックとの間については、ボールベアリング等以外は非接触になるので水冷ブロックへの伝熱量が少なくなってしまう。そこで、比較例では、低熱抵抗材料となる銅配線で冷却ブロックと水冷ブロック間を接続する構成になっている。
ここで、銅(Cu)の熱伝導係数は398W/(K・m)なので、熱抵抗を例えば0.9K/Wよりも小さくするためには、銅配線の断面積が1cm(直径約3mm)とした場合に、長さが4cmよりも短い銅線と同等の熱抵抗しか許容されないことになる。しかしながら、図7の比較例のように銅配線で冷却ブロックと水冷ブロック間を接続するには、回転ステージの可動性を考慮すると、銅配線をさらに細くする必要が生じる。しかし、銅配線を細くしたのでは、熱抵抗が大きくなり十分な排熱(伝熱)が困難になってしまう。そこで、実施の形態1では、十分な直径をもったヒートパイプを使って、可動可能に排熱する。
図8は、実施の形態1におけるブランキングアパーチャステージ機構の一例を示す断面図である。図8において、ブランキングアパーチャステージ機構212では、固定ステージ64上に回転ステージ62を配置する。回転ステージ62は、回転可能とするために、ボールベアリング66を介して固定ステージ64上に配置される。そして、回転ステージ62上に冷却ブロック60を介してブランキングアパーチャアレイ機構204を載置する。よって、回転ステージ62と冷却ブロック60とによる構成は、真空雰囲気中で熱源を移動可能に配置するステージとして機能する。固定ステージ64は、電子鏡筒102の途中に挟まれるように配置される。固定ステージ64の下側には水冷ブロック68が配置される。固定ステージ64、回転ステージ62、冷却ブロック60、及び水冷ブロック68は、マルチビーム20が通過できるように中央部がそれぞれマルチビーム20の通過領域17よりも広く開口されている。固定ステージ64は、内部が空洞に形成され、光軸15に直交する面上の所定の方向に排気ポート63が形成される。冷却ブロック60の上面には、ヒートパイプ50が露出するように配置される。ヒートパイプ50として、例えば、低熱抵抗材料である銅材をパイプとしたウイック式のものが用いられる。ヒートパイプを使うことにより金属のバルクの熱伝導より効率の良い熱輸送ができる。また、ヒートパイプ50の断面積も許容する排熱が可能なように十分な断面積を用いる。例えば、直径10mmの銅パイプを用いる。冷却ブロック60の上面で露出するヒートパイプ50は、冷却ブロック60の上面と同一平面になるように加工される。ヒートパイプ50は、冷却ブロック60の上面から冷却ブロック60内部を通過して回転ステージ62の底面(裏面)に延び、回転ステージ62の底面で露出する。回転ステージ62の底面で露出するヒートパイプ50は、回転ステージ62の底面と同一平面になるように加工される。
一方、固定ステージ64上面にも、回転ステージ62の底面で露出するヒートパイプ50の位置に対応する位置にヒートパイプ52が露出するように配置される。よって、ヒートパイプ50の回転ステージ62の底面で露出する部分とヒートパイプ52の固定ステージ64上面で露出する部分との間で熱交換が行われる。一方、回転ステージ62は、回転方向に移動するので、ヒートパイプ50の回転ステージ62の底面で露出する部分とヒートパイプ52の固定ステージ64上面で露出する部分とにより可動機構57が構成される。言い換えれば、可動機構57は、ヒートパイプ50,52の一部を用い、ステージの移動に伴うヒートパイプ50の移動に応じて可動する。ヒートパイプ52は、例えば、ヒートパイプ50と同一材料で形成されると好適である。固定ステージ64上面で露出するヒートパイプ52は、固定ステージ64上面と同一平面になるように加工される。ヒートパイプ52は、固定ステージ64上面から固定ステージ64内部を通過して固定ステージ64の底面(裏面)に延び、さらに、固定ステージ64の下側に配置された水冷ブロック68内部に埋め込まれるように配置される。水冷ブロック68内には、冷却配管54が這わされており、冷却配管54内を恒温水が流れている。水冷ブロック68(冷却部材)は、ヒートパイプ52及び可動機構57を介してヒートパイプ50を冷却する。さらに言い換えれば、ヒートパイプ52及び水冷ブロック68等によって冷却部材が構成され、かかる冷却部材が可動機構57を介してヒートパイプ50を冷却する。
図9は、実施の形態1におけるブランキングアパーチャステージ機構の回転ステージ裏面の構成と、固定ステージ上面の構成とを示す図である。図9(a)では、回転ステージ62の底面を下方から見た状態を示している。図9(b)では、固定ステージ64上面を上方から見た状態を示している。図8と図9(a)の例では、ブランキングアパーチャアレイ機構204の裏面側に2つの伝送回路13が配置された場合を示している。そこで、ブランキングアパーチャアレイ機構204を冷却ブロック60上に載置した場合に、かかる2つの伝送回路13が冷却ブロック60上に接触することになる。よって、熱源となるブランキングアパーチャアレイ機構204からの伝熱は2つの伝送回路13を介することになる。そこで、実施の形態1では、かかる2つの伝送回路13の一方に接触する位置に1つのヒートパイプ50を、2つの伝送回路13の他方に接触する位置にもう1つのヒートパイプ50を配置する。言い換えれば、ヒートパイプ50は、熱源に接続される。これにより、ヒートパイプ50が熱源から直接的に吸熱できる。よって、図9(a)に示すように、冷却ブロック60の上面で露出する各ヒートパイプ50の部分は、伝送回路13との接触面が大きくなるように中心側(光軸15側)に延びるように形成されると好適である。また、図8と図9(b)とに示すように、2つのヒートパイプ50に対応するように2つのヒートパイプ52が配置される。
そして、図9(a)に示すように、ヒートパイプ50のうち可動機構57を構成する部分(露出部分)は回転ステージ62の可動方向(回転方向)に沿って這わされている。同様に、図9(b)に示すように、ヒートパイプ52のうち可動機構57を構成する部分(露出部分)は回転ステージ62の可動方向(回転方向)に沿って這わされている。よって、回転ステージ62が回転方向に移動しても、ヒートパイプ50とヒートパイプ52とは重なり合い、熱交換を継続できる。なお、図9(a)の例では、2つのヒートパイプ50は、可動方向となる円周の半分をそれぞれ這うように形成されると好適である。同様に、図9(b)の例でも、2つのヒートパイプ52は、可動方向となる円周の半分をそれぞれ這うように形成されると好適である。半周ずつにすることにより、2系統のヒートパイプ50(52)のうち、一方の系列に他方の系列よりも過大な熱交換負荷を負わせずに済ますことができ、熱交換の効率を向上させることができる。
また、実施の形態1では、可動機構57におけるヒートパイプ50側端面と、水冷ブロック68(冷却部材)側となる可動機構57におけるヒートパイプ52側端面との間に、グリス材61を配置する。これにより、ヒートパイプ50とヒートパイプ52とをグリス材61を介して接触させることができる。よって、熱交換の効率を向上できる。また、ヒートパイプ50とヒートパイプ52との摺動を抑制し、可動機構57の可動性を実現できる。グリス材61は、カーボン(C)の微粒子を含有した材料を用いると好適である。カーボン(C)の微粒子を含有することで熱抵抗を小さくできる。また、グリス材61は、飽和蒸気圧が低い材料を用いると好適である。特に、電子鏡筒102内の圧力よりも桁が異なる程度に飽和蒸気圧が低い材料を用いるとなお好適である。例えば、フォンブリン(登録商標)が好適である。なお、可動機構57の両端面の隙間は、グリス材61の熱伝導率に応じて設定すればよい。具体的には、グリス材61の熱抵抗が例えば0.9K/Wよりも小さくなる膜厚で可動機構57の両端面の隙間が満たされるように設定する。グリス材61の熱伝導率が例えば0.1W/(m・K)であれば可動機構57の両端面の隙間は、900μmより狭くすればよい。ここでは、十分に低熱抵抗化させるために、可動機構57の両端面の隙間は100μm以下に設定するとより好適である。言い換えれば、グリス材61の膜厚は100μm以下に設定するとより好適である。
実施の形態1では、図8に示すように、グリス材61から発生するガスを真空雰囲気側に漏れないように排気する差動排気機構をさらに備えている。具体的には、固定ステージ64の上面のうち、可動機構57の外側に環状の開口部151を、内側に環状の開口部152を形成する。なお、開口部151,152によって切り取られる固定ステージ64上面の一部は、図9(b)に示すように支柱153によって支持されればよい。そして、排気ポート63を介して、図示しない真空ポンプで、固定ステージ64の内部の圧力が電子鏡筒102内圧力よりも低い圧力になるように真空引きする。また開口部151、152の開口面積を十分大きくして、グリス材61から開口部を経由した排気経路のコンダクタンスC2が、グリス材から固定ステージ64と回転ステージ62の隙間を経由したリーク経路のコンダクタンスC1より十分大きくなるようにする。これにより、グリス材61から発生するガスを、主に、電子鏡筒102側ではなく、排気ポート63側に流すことができる。
以上により実施の形態1のブランキングアパーチャステージ機構212によれば、真空中に配置される熱源を移動可能に載置すると共に、熱源で生じた熱を排熱できる。
図10は、実施の形態1における成形アパーチャアレイ基板の発熱量の一例を示す図である。成形アパーチャアレイ基板203における複数の穴22が形成される矩形領域11には、電子ビーム200が照射される。そして、電子ビーム200の多くは成形アパーチャアレイ基板203によって遮蔽される。かかる電子ビーム200の衝突によって、成形アパーチャアレイ基板203は発熱する。例えば、15Wの発熱が生じる。よって、成形アパーチャアレイ基板203も熱源となる。
図11は、実施の形態1におけるブランキングアパーチャステージ機構の他の一例を示す断面図である。図11において、ブランキングアパーチャステージ機構212上には、さらに、成形アパーチャステージ214が配置され、成形アパーチャステージ214上に成形アパーチャアレイ基板203が載置される。ブランキングアパーチャステージ機構212では、ブランキングアパーチャアレイ機構204の複数の通過孔25の位置とXYステージ105との回転方向の位置の粗調整を行うため、移動量が比較的大きい。これに対して、成形アパーチャステージ214では、成形アパーチャアレイ基板203の複数の穴22の位置を、粗調整されたブランキングアパーチャアレイ機構204の複数の通過孔25の位置に合わせるための微調整を行う。そのため、成形アパーチャステージ214は、図示しない駆動機構によりx,y,θ方向に移動可能に構成される。上述したように、成形アパーチャアレイ基板203も熱源となる。よって、成形アパーチャアレイ基板203からの発した熱も排熱する必要がある。よって、図11の例では、成形アパーチャステージ214の成形アパーチャアレイ基板203近くの位置と冷却ブロック60との間を銅配線55で繋ぐ。例えば15Wの発熱で例えば40Kの温度上昇に抑えるには約2.7K/W以下の熱抵抗にすればよい。よって、ブランキングアパーチャアレイ機構204での熱を排熱する場合よりも熱抵抗を大きくできる。さらに、成形アパーチャステージ214の移動量は、微調整用の移動量なので、ブランキングアパーチャステージ機構212の回転ステージ62に比べて十分小さい。よって、ブランキングアパーチャステージ機構212の回転ステージ62の移動量に使用可能な配線太さよりも十分太くできる。よって、銅配線55で繋いだ場合でも、十分な伝熱を維持しながら成形アパーチャステージ214の移動にも十分対応できる。実施の形態1では、ヒートパイプ50で排熱するため、ブランキングアパーチャステージ機構212上に成形アパーチャステージ214が配置された場合でも、かかる成形アパーチャアレイ基板203で生じた熱も合わせて排熱できる。
図12は、実施の形態1におけるブランキングアパーチャステージ機構の変形例を示す断面図である。図12では、光軸15に対して片側の断面部分の図示を省略している。図12に示す変形例では、可動機構57の外側と内側にシール機構を配置する。具体的には、固定ステージ64上面の可動機構57の外側と内側に溝を形成する。そして、固定ステージ64上面の可動機構57の外側の溝にリング65aを配置する。固定ステージ64上面の可動機構57の内側の溝にリング65bを配置する。リング65a,65bは、共に、固定ステージ64と回転ステージ62との間の隙間よりも上方に出っ張るように配置される。また、回転ステージ62の裏面にも、固定ステージ64上面の可動機構57の外側の溝に対応する位置に溝156を形成する。固定ステージ64上面の可動機構57の内側の溝に対応する位置に溝158を形成する。なお、位置合わせができるように、溝156,158の幅は、固定ステージ64側よりも大きく形成すると好適である。かかる構成により、リング65aが壁になって、可動機構57のグリス材61が外周側に漏れることを防止できる。同様に、リング65bが壁になって、可動機構57のグリス材61が内周側に漏れることを防止できる。さらに、固定ステージ64と回転ステージ62との間の隙間のうちリング65aの外周側の隙間にグリス69aを配置する。同様に、固定ステージ64と回転ステージ62との間の隙間のうちリング65bの内周側の隙間にグリス69bを配置する。グリス69は、グリス材61と同様の材料を用いる。但し、カーボン微粒子を含有しない材料とする。かかる構成により、グリス69がシール材となって、グリス材61のカーボン微粒子がリング65a,65b間の隙間から漏れ出すのを防止できる。なお、グリス69a,63bは、いずれも差動排気機構の開口部151,152の間に封入することは言うまでもない。これにより、グリス69a,63bから生じるガスが電子鏡筒102内に漏れ出すことを防止できる。
以上のように、実施の形態1によれば、真空中に配置される熱源となる成形アパーチャアレイ基板203とブランキングアパーチャ機構204とを移動可能に載置すると共に、これらの熱源で生じた熱を合わせて排熱できる。
実施の形態2.
実施の形態1では、ブランキングアパーチャステージ機構212の可動機構57をマルチビーム20が通過する同じ真空雰囲気中から隔絶されていない空間に配置する場合について説明した。しかし、可動機構の配置空間はかかる場合に限るものではない。実施の形態2では、マルチビーム20が通過する同じ真空雰囲気から隔絶された空間に配置する場合について説明する。以下、特に説明する点以外の内容は実施の形態1と同様である。
図13は、実施の形態2におけるブランキングアパーチャステージ機構の一例を示す断面図である。図13において、実施の形態2におけるブランキングアパーチャステージ機構212では、固定ステージ64上に回転ステージ62を配置する。回転ステージ62は、回転可能とするために、ボールベアリング66を介して固定ステージ64上に配置される。そして、回転ステージ62上に冷却ブロック60を介してブランキングアパーチャアレイ機構204を載置する。よって、回転ステージ62と冷却ブロック60とによる構成は、真空雰囲気中で熱源を移動可能に配置するステージとして機能する。固定ステージ64は、電子鏡筒102の途中に挟まれるように配置される。固定ステージ64の下側には水冷ブロック68が配置される。固定ステージ64、回転ステージ62、冷却ブロック60、及び水冷ブロック68は、マルチビーム20が通過できるように中央部がそれぞれマルチビーム20の通過領域17よりも広く開口されている。固定ステージ64は、内部が空洞に形成され、光軸15に直交する面上の所定の方向に排気ポート63が形成される。
ここで、実施の形態2における固定ステージ64では、マルチビーム20の通過領域17側に、マルチビーム20の通過領域17の真空雰囲気を隔絶する可動性隔壁70が配置される。図13の例では、通過領域17を挟んで対向する位置に2つの可動性隔壁70が配置される。可動性隔壁70は、壁面を構成する壁と固定ステージ64とをベローズ配管72等の伸縮及び曲げに対して可動性を持った配管で接続される。また、ベローズ配管72はフランジ74に溶接個所に隙間なく接続される。そして、フランジ74が固定ステージ64のマルチビーム20の通過領域17側に固定される。図13の例では、固定ステージ64の上面部の裏面に配置された固定ステージ本体80とフランジ74が接続される。
冷却ブロック60の上面には、ヒートパイプ50が露出するように配置される。ヒートパイプ50のパイプ部の材料として、例えば、低熱抵抗材料である銅材が用いられる。また、ヒートパイプ50の断面積も許容する排熱が可能なように十分な断面積を用いる。例えば、直径10mmの銅パイプを用いる。冷却ブロック60の上面で露出するヒートパイプ50は、冷却ブロック60の上面と同一平面になるように加工される。ヒートパイプ50は、冷却ブロック60の上面から冷却ブロック60内部を貫通して、マルチビーム20の通過領域17の真空雰囲気に一旦露出する。そして、マルチビーム20の通過領域17の真空雰囲気に露出したヒートパイプ50は、例えば、光軸15と直交する方向に曲げられ、可動性隔壁70を貫通するように通過する。可動性隔壁70にヒートパイプ50が通過することによって、可動性隔壁70の両面側の雰囲気を繋ぐ隙間が形成されないように加工する。
可動性隔壁70を貫通し、可動性隔壁70の外側に延びたヒートパイプ50は、例えば環状に形成された移動ブロック84を通り、移動ブロック84の底面で露出する。移動ブロック84の底面で露出するヒートパイプ50は、移動ブロック84の底面と同一平面になるように加工される。
一方、固定ステージ本体80の内部の空洞内の底面(底面部の上面)にも、移動ブロック84の底面で露出するヒートパイプ50の位置に対応する位置にヒートパイプ53が露出するように配置される。よって、ヒートパイプ50の移動ブロック84の底面で露出する部分とヒートパイプ53の固定ステージ本体80の内部の空洞内の底面で露出する部分との間で熱交換が行われる。
一方、回転ステージ62は、光軸15に対して回転方向に移動するので、ヒートパイプ50も同様に光軸15に対して回転方向に移動する。よって、同様に、移動ブロック84も光軸15に対して回転方向に移動する。よって、ヒートパイプ50の移動ブロック84の底面で露出する部分とヒートパイプ53の固定ステージ64内部の空洞内の底面で露出する部分とにより可動機構57が構成される。言い換えれば、可動機構57は、可動性隔壁70を介してマルチビーム20の通過領域17の真空雰囲気から隔絶された別の雰囲気中に配置される。そして、可動機構57は、ヒートパイプ50,53の一部を用い、ステージの移動に伴うヒートパイプ50の移動に応じて可動する。
ヒートパイプ53は、例えば、ヒートパイプ50と同一材料で形成されると好適である。固定ステージ本体80内部の空洞内の底面で露出するヒートパイプ53は、固定ステージ本体80内部の空洞内の底面と同一平面になるように加工される。ヒートパイプ53は、固定ステージ本体80内部の空洞内の底面から固定ステージ本体80の底面部分を通過して延び、さらに、固定ステージ64の下側に配置された水冷ブロック68内部に埋め込まれるように配置される。水冷ブロック68内には、冷却配管54が這わされており、冷却配管54内を恒温水が流れている。水冷ブロック68(冷却部材)は、ヒートパイプ53及び可動機構57を介してヒートパイプ50を冷却する。さらに言い換えれば、ヒートパイプ53及び水冷ブロック68等によって冷却部材が構成され、かかる冷却部材が可動機構57を介してヒートパイプ50を冷却する。
なお、移動ブロック84は、移動(回転)可能とするために、ボールベアリング86を介して固定ステージ本体80内部の空洞内の底面上に配置される。また、固定ステージ本体80内部の空洞内に、例えば環状に形成された押圧ブロック82が配置され、押圧ブロック82には固定ステージ本体80内部の空洞内の上面に配置されたバネ81の弾性力によって下方に力が作用する。そして、移動ブロック84は、上面でボールベアリング85を介して押圧ブロック82によって下方に押圧される。かかる押圧力によって、移動ブロック84が浮き上がらないように構成される。
実施の形態2でも、実施の形態1と同様、ブランキングアパーチャアレイ機構204の2つの伝送回路13が冷却ブロック60上に接触することになる。よって、熱源となるブランキングアパーチャアレイ機構204からの伝熱は2つの伝送回路13を介することになる。そこで、実施の形態2では、かかる2つの伝送回路13の一方に接触する位置に1つのヒートパイプ50を、2つの伝送回路13の他方に接触する位置にもう1つのヒートパイプ50を配置する。また、実施の形態1と同様、冷却ブロック60の上面で露出する各ヒートパイプ50の部分は、伝送回路13との接触面が大きくなるように中心側(光軸15側)に延びるように形成されると好適である。また、図13に示すように、2つのヒートパイプ50に対応するように2つのヒートパイプ53が配置される。
そして、ヒートパイプ50のうち可動機構57を構成する部分(露出部分)は移動ブロック84(回転ステージ62)の可動方向(回転方向)に沿って這わされている。同様に、ヒートパイプ53のうち可動機構57を構成する部分(露出部分)は移動ブロック84(回転ステージ62)の可動方向(回転方向)に沿って這わされている。よって、回転ステージ62が回転方向に移動することに伴い移動するヒートパイプ50に引きずられて移動ブロック84が移動しても、ヒートパイプ50とヒートパイプ53とは重なり合い、熱交換を継続できる。なお、実施の形態1と同様、2つのヒートパイプ50は、可動方向となる円周の半分をそれぞれ這うように形成されると好適である。同様に、2つのヒートパイプ53は、可動方向となる円周の半分をそれぞれ這うように形成されると好適である。半周ずつにすることにより、2系統のヒートパイプ50(53)のうち、一方の系列に他方の系列よりも過大な熱交換負荷を負わせずに済ますことができ、熱交換の効率を向上させることができる。
また、実施の形態1と同様、可動機構57におけるヒートパイプ50側端面と、水冷ブロック68(冷却部材)側となる可動機構57におけるヒートパイプ53側端面との間に、実施の形態1と同様のグリス材61を配置する。これにより、ヒートパイプ50とヒートパイプ52とをグリス材61を介して接触させることができる。よって、熱交換の効率を向上できる。実施の形態2では、可動機構57がマルチビーム20の通過領域17の真空雰囲気中に配置されている訳ではない。よって、可動機構57が可動することによって、グリス材61からガスやカーボン粒子が周囲に漏れ出しても、可動性隔壁70によって雰囲気が隔絶されているので、マルチビーム20の通過領域17の真空雰囲気中に漏れ出すことはない。よって、可動性隔壁70の外側(固定ステージ64の内部空洞内)を排気しなくとも構わない。但し、これに限るものではなく、固定ステージ64の内部の圧力C2が電子鏡筒102内圧力C1よりも低い圧力になるように可動性隔壁70の外側(固定ステージ64の内部空洞内)雰囲気を排気ポート63を介して排気しても構わない。これにより、可動性隔壁70或いは可動性配管(ベローズ配管72)等に亀裂が生じ、真空破壊が起こった場合でも直ちにグリス材61からガスやカーボン粒子がマルチビーム20の通過領域17側に漏れ出すことを防止できる。
以上により実施の形態2のブランキングアパーチャステージ機構212によれば、真空中に配置される熱源を移動可能に載置すると共に、熱源で生じた熱を排熱できる。
図14は、実施の形態2におけるブランキングアパーチャステージ機構の他の一例を示す断面図である。図14において、ブランキングアパーチャステージ機構212上には、さらに、成形アパーチャステージ214が配置され、成形アパーチャステージ214上に成形アパーチャアレイ基板203が載置される。配置方法、及び成形アパーチャステージ214からの排熱方法は図11と同様である。よって、実施の形態2では、実施の形態1と同様、ヒートパイプ50で排熱するため、ブランキングアパーチャステージ機構212上に成形アパーチャステージ214が配置された場合でも、かかる成形アパーチャアレイ基板203で生じた熱も合わせて排熱できる。
以上のように、実施の形態2によれば、真空中に配置される熱源となる成形アパーチャアレイ基板203とブランキングアパーチャ機構204とを移動可能に載置すると共に、これらの熱源で生じた熱を合わせて排熱できる。
以上、具体例を参照しつつ実施の形態について説明した。しかし、本発明は、これらの具体例に限定されるものではない。上述した例では、可動機構57(57)の下流側についてヒートパイプ52(53)を水冷ブロック68内に埋め込まれた構成としたが、これに限るものではない。低熱抵抗化が可能であれば、ヒートパイプ52(53)を水冷ブロック68内まで配置しない構成であっても良い。
また、2つのヒートパイプ50(52)(53)の引き回し経路は、図8等に示すように、光軸に対して対称であっても良いし、図13等に示すように、否対称であっても構わない。なお、上述したヒートパイプ50(52)(53)は、図面上その引き回し経路の一例を示しており、ヒートパイプ50(52)(53)の太さ(幅)を図面上特に正確に示しているわけではない。
また、装置構成や制御手法等、本発明の説明に直接必要しない部分等については記載を省略したが、必要とされる装置構成や制御手法を適宜選択して用いることができる。例えば、描画装置100を制御する制御部構成については、記載を省略したが、必要とされる制御部構成を適宜選択して用いることは言うまでもない。
その他、本発明の要素を具備し、当業者が適宜設計変更しうる全てのマルチ荷電粒子ビームのブランキング装置、マルチ荷電粒子ビームのブランキング方法、及びマルチ荷電粒子ビーム描画装置は、本発明の範囲に包含される。
11 矩形領域
13 伝送回路
15 光軸
17 通過領域
20 マルチビーム
22 穴
24 スイッチング電極
25 通過孔
26 対向電極
30 メンブレン領域
31 基板
32 外周領域
33 支持基板
41 制御回路
47 個別ブランキング機構
50,52,53 ヒートパイプ
54 冷却配管
55 銅配線
56 データ処理部
57 可動機構
58 描画制御部
60 冷却ブロック
61 グリス材
62 回転ステージ
63 排気ポート
64 固定ステージ
65 リング
66 ボールベアリング
68 水冷ブロック
69 グリス
70 可動性隔壁
72 ベローズ配管
74 フランジ
80 固定ステージ本体
82 押圧ブロック
84 移動ブロック
85,86 ボールベアリング
100 描画装置
101 試料
102 電子鏡筒
103 描画室
105 XYステージ
110 制御計算機
112 メモリ
130 偏向制御回路
139 ステージ位置検出器
140,142 記憶装置
150 描画部
151,152 開口部
153 支柱
156,158 溝
160 制御部
200 電子ビーム
201 電子銃
202 照明レンズ
203 成形アパーチャアレイ基板
204 ブランキングアパーチャアレイ機構
205 縮小レンズ
206 制限アパーチャ部材
207 対物レンズ
208 偏向器
210 ミラー
212 ブランキングアパーチャステージ機構
214 成形アパーチャステージ

Claims (5)

  1. 真空雰囲気中で熱源を移動可能に配置するステージと、
    前記熱源に接続されたヒートパイプと、
    前記ヒートパイプの一部を用い、前記ステージの移動に伴う前記ヒートパイプの移動に応じて可動する可動機構と、
    前記可動機構を介して前記ヒートパイプを冷却する冷却部材と、
    を備えたことを特徴とするステージ機構。
  2. 前記可動機構における前記ヒートパイプ側端面と前記冷却部材側端面との間に配置されたグリス材をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のステージ機構。
  3. 前記グリス材から発生するガスを前記真空雰囲気側に漏れないように排気する差動排気機構をさらに備えたことを特徴とする請求項2記載のステージ機構。
  4. 前記ヒートパイプのうち前記可動機構を構成する部分は可動方向に沿って這わされていることを特徴とする請求項1〜3いずれか記載のステージ機構。
  5. 前記ヒートパイプが通過する、前記真空雰囲気を隔絶する可動性隔壁をさらに備え、
    前記可動機構は、前記可動性隔壁を介して前記真空雰囲気から隔絶された別の雰囲気中に配置されることを特徴とする請求項1〜4いずれか記載のステージ機構。
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