JP2017184069A - 通信システム、通信プログラム、及び、通信方法 - Google Patents

通信システム、通信プログラム、及び、通信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】通信方式の異なる通信装置間で通信を行うことによって遠隔会議を円滑に実現可能な通信システム、通信プログラム、及び、通信方法を提供する。
【解決手段】管理サーバは、複数のサーバから受信した状態情報を記憶部に記憶する(S53)。管理サーバは、特定の遠隔会議におけるメディアデータの中継処理を行う第1サーバから、特定の遠隔会議に接続する仮想会議クライアントを起動する第2サーバのアドレス情報を要求するアドレス要求を受信する(S57b)。管理サーバは、状態情報に基づいて、複数のサーバから第2サーバを特定する(S58)。管理サーバは、特定された第2サーバのアドレス情報、及び、認証情報を、第1サーバに送信する(S59a)。管理サーバは、第2サーバから認証情報を受信する(S63b)。管理サーバは、受信された認証情報に応じた認証結果を仮想会議クライアントマネージャに送信する(S65a)。
【選択図】図3

Description

本発明は、ネットワークを介して通信を行うことによって遠隔会議を実現するための通信システム、通信プログラム、及び、通信方法に関する。
ネットワークに接続された複数の通信装置間で遠隔会議を行うためのシステムが知られている。特許文献1は、ユニバーサルブリッジ(UB)、複数のメディア中継エンドポイント(MRE)、及び、複数のレガシーエンドポイント(LEP)を備えたシステムを開示する。UBは、MREから送信された複数のストリームを受信してデコードし、結合する。以下、結合された複数のストリームを、「結合ストリーム」という。UBは、LEPにて使用されている圧縮規格に従って、結合ストリームをエンコードする。UBは、エンコードされた結合ストリームをLEPに対して送信する。
特開2014−68339号公報
通信方式の異なる通信装置間で通信を行うことによって遠隔会議を実現したいという要求がある。これに対し、特許文献1に記載された技術が適用される場合、通信装置の数が増加するに従い、特にUBに処理負荷が集中し易くなる。UBの処理負荷が増加した場合、遠隔会議の円滑な進行が妨げられる場合がある。
本発明の目的は、通信方式の異なる通信装置間で通信を行うことによって遠隔会議を円滑に実現可能な通信システム、通信プログラム、及び、通信方法を提供することである。
本発明の第1態様に係る通信システムは、ネットワークを介して管理サーバと複数のサーバとが通信を行う通信システムであって、前記管理サーバは、前記複数のサーバから受信した、各サーバの状態を示す状態情報を記憶部に記憶する記憶手段と、特定の遠隔会議におけるメディアデータの中継処理を行う第1サーバから送信された、前記特定の遠隔会議に接続する仮想会議クライアントを起動する第2サーバのアドレス情報を要求するアドレス要求を受信する第1受信手段と、前記第1受信手段によって前記アドレス要求を受信したことに応じ、前記記憶部に記憶された前記状態情報に基づいて、前記複数のサーバから前記第2サーバを特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された前記第2サーバのアドレス情報を、前記第1サーバに送信する第1送信手段と、を備え、前記第1サーバは、前記管理サーバに前記アドレス要求を送信する第2送信手段と、前記第2送信手段によって前記アドレス要求を送信した後、前記管理サーバから送信された前記アドレス情報を受信したことに応じて、前記アドレス情報に対応する前記第2サーバに対し、仮想会議クライアントの起動要求を送信する第3送信手段とを備え、前記第2サーバは、前記第1サーバから送信された前記起動要求を受信したことに応じて、前記仮想会議クライアントを起動する起動手段を備え、前記仮想会議クライアントは、前記第1サーバと接続する接続手段を備えたことを特徴とする。
本発明の第2態様に係る通信プログラムは、ネットワークを介して複数の会議サーバと通信を行うことが可能な管理サーバのコンピュータに、前記複数の会議サーバから受信した、各会議サーバの状態を示す状態情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、特定の遠隔会議におけるメディアデータの中継処理を行う第1会議サーバから、前記特定の遠隔会議に接続する仮想会議クライアントを起動する第2会議サーバのアドレス情報を要求するアドレス要求を受信する第1受信ステップと、前記記憶部に記憶された前記状態情報に基づいて、前記複数の会議サーバから前記第2会議サーバを特定する特定ステップと、前記特定ステップによって特定された前記第2会議サーバのアドレス情報、及び、認証情報を、前記第1会議サーバに送信する第1送信ステップと、前記第2会議サーバから、認証情報を受信する第2受信ステップと、前記第2受信ステップによって受信された前記認証情報に応じた認証結果を、前記第2会議サーバに送信する第2送信ステップとを実行させる。
本発明の第3態様に係る通信方法は、ネットワークを介して管理サーバと複数の会議サーバとが通信を行う通信方法であって、前記管理サーバが、前記複数の会議サーバから受信した各会議サーバの状態を示す状態情報を、記憶部に記憶する記憶ステップと、特定の遠隔会議におけるメディアデータの中継処理を行う第1会議サーバが、前記特定の遠隔会議に接続する仮想会議クライアントを起動する第2会議サーバのアドレス情報を要求するアドレス要求を、前記管理サーバに送信する第1送信ステップと、前記管理サーバが、前記アドレス要求を受信したことに応じて、前記記憶部に記憶された前記状態情報に基づいて前記複数の会議サーバから前記第2会議サーバを特定する特定ステップと、前記管理サーバが、前記特定ステップによって特定された前記第2会議サーバのアドレス情報を、前記第1会議サーバに送信する第1送信ステップと、前記第1会議サーバが、前記アドレス情報を受信したことに応じて、前記アドレス情報に対応する前記第2会議サーバに対し、仮想会議クライアントの起動要求を送信する第2送信ステップと、前記第2会議サーバが、前記起動要求を受信したことに応じて、前記仮想会議クライアントを起動する起動ステップと、前記仮想会議クライアントが、前記第1会議サーバと接続する接続ステップと、を備えたことを特徴とする。
第1態様から第3態様によれば、管理サーバは、仮想会議クライアントを起動する第2会議サーバを、状態情報に基づいて特定し、第2会議サーバのアドレス情報及び認証情報を第1会議サーバに通知できる。このため、第1会議サーバは、通知されたアドレス情報に基づき、第2会議サーバを特定できる。又、第1会議サーバが第2会議サーバに対して認証情報を送信し、第2会議サーバが認証情報に基づいて管理サーバに認証を要求した場合を例示する。この場合、管理サーバは、第1会議サーバに通知したアドレス情報を有する第2会議サーバを認証できる。このため、認証に成功した第2会議サーバによって仮想会議クライアントが起動され、会議クライアントとの間で遠隔会議が実行されることによって、通信方式の異なる会議クライアント間で遠隔会議を実行できる。又、状態情報に基づいて特定された第2会議サーバによって仮想会議クライアントが起動される。これによって、第1会議サーバは、仮想会議クライアントの実行による処理負荷を、第2会議サーバに分散できる。従って、第1会議サーバは、仮想会議クライアントの実行による処理負荷が集中することを抑制できる。従って、管理サーバは、遠隔会議を円滑に実行させることができる。
通信システム1の概要を示す図である。 サーバ61、及び、管理サーバ7の電気的構成を示す図である。 通信シーケンスを示す図である。 テーブル72Aを示す図である。 特定処理のフローチャートである。 テーブル72Aの一部を示す図である。
<通信システム1の概要>
図1を参照し、通信システム1について説明する。通信システム1には、複数の会議システム10(第1会議システム11、第2会議システム12、第3会議システム13)、複数のサーバ60(第1サーバ61A、61B、61C・・・(以下、総称して、「第1サーバ61」という。)、第2サーバ62A、62B、62C・・・(以下、総称して、「第2サーバ62」という。)、第3サーバ63A、63B、63C・・・(以下、総称して、「第3サーバ63」という。)、及び、管理サーバ7が含まれる。各会議システム10には会議クライアント20が含まれる。複数の会議システム10、複数のサーバ60、及び、管理サーバ7間は、ネットワーク9を介してそれぞれ相互に接続される。
各会議システム10に含まれる会議クライアント20は、複数のサーバ60の何れかに接続することで、仮想会議室(以下、単に「会議室」という。)を介したWeb会議を実行可能である。各会議クライアント20は、周知のPersonal Computer(PC)に対してWeb会議アプリケーションのプログラムをインストールすることで構成される。
第1会議システム11及び第1サーバ61は、第1地域91に設けられる。第1会議システム11には、第1会議クライアント211、212(以下、総称して「第1会議クライアント21」ともいう。)が含まれる。第1サーバ61Aは、第1会議クライアント21間でWeb会議を実行させる。第1サーバ61Aは、Multi-point Control Unit(MCU)又は公知のサーバに対して専用アプリケーションのプログラムをインストールすることで構成される。
第2会議システム12及び第2サーバ62は、第2地域92に設けられる。第2会議システム12には、第2会議クライアント22、及び、非図示の他の第2会議クライアントが含まれる。第2会議クライアント22及び他の第2会議クライアントは、直接又は第2サーバ62A〜62Cの何れかを介して通信を行うことによって、Web会議を実行する。第3会議システム13及び第3サーバ63は、第3地域93に設けられる。第3会議システム13には、第3会議クライアント23、及び、非図示の他の第3会議クライアントが含まれる。第3会議クライアント23及び他の第2会議クライアントは、直接又は第3サーバ63A〜63Cの何れかを介して通信を行うことによって、Web会議を実行する。管理サーバ7は、第4地域94に設けられる。
なお、上記において、第1地域91の第1会議クライアント21は、第1サーバ61Aの代わりに、第1サーバ61B、第1サーバ61C、第2サーバ62、第3サーバ63の何れかを介して通信を行うことによって、Web会議を実行してもよい。第2地域92の第2会議クライアント22及び他の第2会議クライアントは、第1サーバ61及び第3サーバ63の何れかを介して通信を行うことによって、Web会議を実行してもよい。第3地域93の第3会議クライアント23及び他の第3会議クライアントは、第1サーバ61及び第2サーバ62何れかを介して通信を行うことによって、Web会議を実行してもよい。
上記において、第1地域91〜第4地域94は、それぞれが設置される国や地域(欧州、北アメリカ、南アメリカ、中央アメリカ等)を示す。第1会議システム11及び第1サーバ61、第2会議システム12及び第2サーバ62、第3会議システム13及び第3サーバ63、及び、管理サーバ7は、それぞれ異なる国や地域に設置される。つまり、第1会議システム11及び第1サーバ61、第2会議システム12及び第2サーバ62、第3会議システム13及び第3サーバ63、及び、管理サーバ7は、物理的な所在が互いに相違する。このため、会議システム10においてWeb会議のために実行される通信の方式も、地域毎に異なる場合がある。地域ごとに異なる通信方式の具体例として、例えば、ネットワーク層で動作する通信プロトコル(IP,PSTN等)、アプリケーション層で動作する通信プロトコル(H323、SIP、H245、VoIP、独自機能(サーバ録画機能等))を実現するためのプロトコル等)がある。
以下では、第1地域91〜第3地域93で通信方式がそれぞれ異なることを前提とする。具体的には次の通りである。第1地域91において、第1会議クライアント211、212、及び、第1サーバ61間で第1方式の通信が行われる。第1方式では、第1コーデックによってエンコードされたデータの通信が行われる。第2地域92において、第2会議クライアント22、他の第2会議クライアント、及び、第2サーバ62間で第2方式の通信が行われる。第2方式では、第2コーデックによってエンコードされたデータの通信が行われる。第3地域93において、第3会議クライアント23、他の第3会議クライアント、及び、第3サーバ63間で第3方式の通信が行われる。第3方式では、第3コーデックによってエンコードされたデータの通信が行われる。第1方式〜第3方式は互いに相違する。
<サーバ60によって実行されるプロセス>
通信方式の異なる会議クライアント20間でWeb会議を実行するために、サーバ60の制御部は、次の(1)(2)(3)のプロセスを実行する。「プロセス」とは、サーバ60にインストールされるプログラムの実行単位を示す。
(1)会議サーバ
会議サーバは、Web会議における会議サーバの機能、即ち、複数の会議クライアント20がWeb会議を実行する場合に、複数の会議クライアント20間で送受信されるメディアデータを転送する機能を実現する。会議サーバは会議室を開催する。例えば、図2に示すように、第1サーバ61Aの制御部51(後述)によって実行される会議サーバ611(以下、単に「会議サーバ611」という。)は、第1会議クライアント21を会議室に参加させる。これによって、会議サーバ611と第1会議クライアント21との間で第1方式の通信が行われ、第1会議クライアント21間でWeb会議が実行される。又、会議サーバ611は、後述する仮想会議クライアントマネージャ622、632、及び、仮想会議クライアント623、633と第1方式の通信を行う。なお、図示されていないが、第1サーバ61B、及び、第1サーバ61Cのそれぞれの制御部51によっても同様に、会議サーバが実行される。
(2)仮想会議クライアント
仮想会議クライアントは、会議クライアント20と同等の処理を実行する。例えば、第1サーバ61Bの制御部51によって実行される仮想会議クライアント623(以下、単に「仮想会議クライアント623」という。)は、第2会議クライアント22と第2方式で通信を行うことができる。仮想会議クライアント623が第2会議クライアント22と異なる点は、会議サーバ611と第1方式の通信を行うこともできるという点である。つまり、仮想会議クライアント623は、会議サーバ611と第1方式の通信ができると同時に、第2会議クライアント22と第2方式で通信ができる。その結果、第2会議クライアント22と会議サーバ611との間で、仮想会議クライアント623を介して通信が行われることになる。
又、例えば、第1サーバ61Cの制御部51によって実行される仮想会議クライアント633(以下、単に「仮想会議クライアント633」という。)は、第3会議クライアント23と第3方式で通信を行うことができる。仮想会議クライアント633が第3会議クライアント23と異なる点は、会議サーバ611と第1方式の通信を行うこともできるという点である。つまり、仮想会議クライアント633は、会議サーバ611と第1方式で通信ができると同時に、第3会議クライアント23と第3方式で通信ができる。その結果、第3会議クライアント23と会議サーバ611との間で、仮想会議クライアント633を介して通信が行われることになる。
(3)仮想会議クライアントマネージャ
仮想会議クライアントマネージャは、会議サーバからの指示に応じて仮想会議クライアントを起動する。例えば、第1サーバ61Bの制御部51によって実行される仮想会議クライアントマネージャ622(以下、単に「仮想会議クライアントマネージャ622」という。)は、会議サーバ611からの指示に応じて仮想会議クライアント623を起動する。第1サーバ61Cの制御部51によって実行される仮想会議クライアントマネージャ632(以下、単に「仮想会議クライアントマネージャ632」という。)は、会議サーバ611からの指示に応じて仮想会議クライアント633を起動する。
以上のように、サーバ60は、第1会議クライアント21、第2会議クライアント22、及び、第3会議クライアント23間の相互の通信を、上記の各プロセス(会議サーバ、仮想会議クライアントマネージャ、及び、仮想会議クライアント)によって実行させることが可能となる。これによって、サーバ60は、第1会議クライアント21、第2会議クライアント22、及び、第3会議クライアント23のそれぞれの通信方式が異なる場合でも、相互間でWeb会議を実行させることが可能となる。
なお、以下で説明するサーバ60の各プロセス間の通信とは、プロセス間のデータの交換に対応し、ネットワーク9を介した実際の通信と異なる。以下、サーバ60の各プロセス間でデータが交換されることを、「データが送受信される。」という。なお、各プロセス間の通信に、ネットワーク9を介して行う通信と同じプロトコルが用いられてもよい。
なお、詳細は後述するが、仮想会議クライアント623を起動させる第1サーバ61Bは、管理サーバ7によってサーバ60の中から選択される。同様に、仮想会議クライアント633を起動させる第1サーバ61Cは、管理サーバ7によってサーバ60の中から選択される。
<サーバ60の電気的構成>
図2を参照し、サーバ60の電気的構成について説明する。サーバ60は制御部51を備える。制御部51は、サーバ60による制御全体を司る。制御部51は、非図示のCPU、ROM、RAMを含む。又、制御部51は、記憶部52、及び、通信インタフェース(I/F)53と電気的に接続する。記憶部52には、プログラム、及びOSが記憶される。なお、前述の各プロセス(会議サーバ、仮想会議クライアントマネージャ、仮想会議クライアント)は、それぞれ、記憶部52に記憶されたプログラムの一部であって、制御部51によって実行されるプログラムの一部に対応する。通信I/F53は、サーバ60がネットワーク9と接続するためのインタフェース素子(例えば、LANカードなど)である。制御部51は、通信I/F53を介して、他のサーバ60、会議クライアント20、及び、管理サーバ7とデータの送受信を行う。
<管理サーバ7の電気的構成>
図2を参照し、管理サーバ7の電気的構成について説明する。管理サーバ7は制御部71を備える。制御部71は、管理サーバ7による制御全体を司る。制御部71は、非図示のCPU、ROM、RAMを含む。又、制御部71は、記憶部72、及び、通信I/F73と電気的に接続する。
記憶部72は、コンピュータが読み取り可能な非一時的な記憶媒体、たとえは、ハードディスク等で構成される。記憶部72には、プログラム、OS、及び、後述するテーブル72A(図4参照)が記憶される。記憶部72は、例えば、フラッシュメモリ及び/又はROM等、他の非一時的な記憶媒体で構成されてもよい。非一時的な記憶媒体は、情報を記憶する期間に関わらず、情報を記憶可能な記憶媒体であればよい。非一時的な記憶媒体は、一時的な記憶媒体(例えば、伝送される信号)を含まなくてもよい。通信I/F73は、管理サーバ7がネットワーク9と接続するためのインタフェース素子(例えば、LANカードなど)である。制御部71は、通信I/F73を介して、サーバ60及び会議クライアント20とデータの送受信を行う。
<Web会議時の通信の概要1>
図2を参照し、第1会議クライアント21間で第1サーバ61Aを介してWeb会議が実行される場合について説明する。第1会議クライアント211の非図示の制御部は、非図示のカメラから取得された映像データ、及び、非図示のマイクから取得された音声データを、第1コーデックによってエンコードする。以下、映像データ及び音声データを総称して「メディアデータ」という。第1会議クライアント211の制御部は、エンコードされたメディアデータを、第1サーバ61Aの会議サーバ611に第1方式で送信する。会議サーバ611は、第1会議クライアント211から送信されたメディアデータを、通信I/F53を介して受信する(S11)。会議サーバ611は、受信されたメディアデータを第1会議クライアント212に、通信I/F53を介して第1方式で送信する(S13)。第1会議クライアント212の非図示の制御部は、会議サーバ611から送信されたメディアデータを受信する。第1会議クライアント212の制御部は、受信されたメディアデータを、第1コーデックによってデコードする。第1会議クライアント212の制御部は、デコードされたメディアデータに基づき、非図示のモニタに映像を表示させ、非図示のスピーカから音声を出力させる。
なお、第1会議クライアント212から送信されたメディアデータが会議サーバ611によって、通信I/F53を介して受信され(S15)、第1会議クライアント211にメディアデータが、通信I/F53を介して送信される(S17)場合の通信も、上記と同一である。
<Web会議時の通信の概要2>
通信方式がそれぞれ異なる第1会議クライアント21と第2会議クライアント22との間で、第1サーバ61A、61Bを介してWeb会議が実行される場合について説明する。なお、Web会議を実行するために必要となる仮想会議クライアントを起動するサーバ60として、第1サーバ61Bが管理サーバ7によって予め特定されていることを前提とする。又、第1サーバ61Bによって仮想会議クライアント623が起動されていることを前提とする。第1会議クライアント21間でWeb会議が実行される場合における通信と同一の内容については、説明を省略又は簡略化する。
会議サーバ611は、第1会議クライアント211から送信されたメディアデータを、通信I/F53を介して第1方式で受信する(S11)。会議サーバ611は、受信されたメディアデータを、第1サーバ61Bの仮想会議クライアント623に、通信I/F53を介して第1方式で送信する(S21)。同様に、会議サーバ611は、第1会議クライアント212から送信されたメディアデータを、通信I/F53を介して第1方式で受信する(S15)。会議サーバ611は、受信されたメディアデータを、第1サーバ61Bの仮想会議クライアント623に、通信I/F53を介して第1方式で送信する(S21)。
仮想会議クライアント623は、通信I/F53を介してメディアデータを受信する(S27)。仮想会議クライアント623は、第1会議クライアント211から送信されたメディアデータと、第1会議クライアント212から送信されたメディアデータとをそれぞれ、第1コーデックでデコードする。仮想会議クライアント623は、デコードされた2つのメディアデータをミキシングし、ミキシングデータを生成する。仮想会議クライアント623は、生成されたミキシングデータを、第2コーデックでエンコードする。仮想会議クライアント623は、エンコードされたミキシングデータを、第2会議クライアント22に、通信I/F53を介して第2方式で送信する(S29)。
第2会議クライアント22の制御部は、仮想会議クライアント623から送信されたミキシングデータを受信する。第2会議クライアント22の制御部は、受信されたミキシングデータを第2コーデックでデコードする。第2会議クライアント22の制御部は、デコードされたミキシングデータに基づき、非図示のモニタに映像を表示させ、非図示のスピーカから音声を出力させる。
第2会議クライアント22の制御部は、カメラ及びマイクからメディアデータを取得し、第2コーデックによってエンコードする。第2会議クライアント22の制御部は、エンコードされたメディアデータを、仮想会議クライアント623に第2方式で送信する。仮想会議クライアント623は、第2会議クライアント22から送信されたメディアデータを、通信I/F53を介して受信する(S31)。仮想会議クライアント623は、受信されたメディアデータを、第2コーデックでデコードする。仮想会議クライアント623は、デコードされたメディアデータを、第1コーデックでエンコードする。仮想会議クライアント623は、エンコードされたメディアデータを、通信I/F53を介して会議サーバ611に第1方式で送信する(S33)。
会議サーバ611は、第1サーバ61Bから送信されたメディアデータを受信する(S39)。会議サーバ611は、受信されたメディアデータを、第1会議クライアント211、212に第1方式で送信する(S13、S17)。
以上の処理において、会議サーバ611は、通信相手が第1会議クライアント21であるか仮想会議クライアント623であるかに関わらず、共通の通信方式(第1方式)でメディアデータを送受信できる。又、第2会議クライアント22の制御部は、他の第2会議クライアントとの間でメディアデータの通信を行う場合と同じ通信方式(第2方式)で、仮想会議クライアント623とメディアデータの通信を行うことができる。このように、第1会議クライアント21と第2会議クライアント22との間の通信を、仮想会議クライアント623を介して実行することによって、それぞれの通信方式が異なる場合でもWeb会議が可能となる。
<Web会議時の通信の概要3>
第1会議クライアント21と第3会議クライアント23との間で、第1サーバ61A、61Cを介してWeb会議が実行される場合、上記の仮想会議クライアント623による処理と略同一処理が、第1サーバ61Cの制御部51によって実行される仮想会議クライアント633によって実行される。仮想会議クライアント633の処理が仮想会議クライアント623の処理と異なる点は、メディアデータをエンコード又はデコードする場合において、第2コーデックの代わりに第3コーデックが使用される点である。
<状態情報、テーブル72A>
図3、図4を参照し、サーバ60から管理サーバ7に対して送信される状態情報、及び、管理サーバ7の記憶部72に記憶されるテーブル72Aについて説明する。なお、テーブル72Aは、管理サーバ7の制御部71が、仮想会議クライアントを起動するサーバ60を特定するときに参照される。
図3に示すように、状態情報は、第1サーバ61Aの会議サーバ611からネットワーク9を介して管理サーバ7に送信される(S50a)。又、状態情報は、第1サーバ61Bの会議サーバ621からネットワーク9を介して管理サーバ7に送信される(S51a)。なお、図示されていないが、ネットワーク9に接続する他のサーバ60のそれぞれの会議サーバからも同様に、ネットワーク9を介して管理サーバ7に状態情報が送信される。状態情報は、各サーバ60の状態を示す。状態情報には、状態情報の送信元のサーバ60のサーバIDが付加される。なお、サーバ60の会議サーバは、状態情報を所定の周期(例えば、5秒周期)で管理サーバ7に繰り返し送信する。
管理サーバ7の制御部71は、サーバ60から送信された状態情報を受信する(S50b、S51b)。制御部71は、受信された状態情報に、付加されたサーバID、及び、状態情報の送信元のサーバ60のアドレス情報を関連付け、テーブル72A(図4参照)に記憶する(S53)。なお、制御部71は、受信された状態情報に付加されたサーバIDと、テーブル72Aに記憶された状態情報に関連付けられたサーバIDとが一致する場合、受信された状態情報によって、テーブル72AのうちサーバIDが一致する状態情報を更新する。
図4を参照し、テーブル72Aについて説明する。テーブル72Aには、サーバ60から受信された状態情報が、サーバID、アドレス情報、及び、後述のリージョン情報に関連付けて記憶される。例えば、第1サーバ61Bから受信された状態情報(サーバID「61B」、アドレス情報「YYY.YYY.YYY.YYY」)は、以下の[1]〜[14]の情報が含まれる。
[1]サーバのCPU利用率
第1サーバ61Bの制御部51において実行中のプログラムが、CPUの処理時間を占有している割合を示す。
[2]サーバの利用メモリ容量
第1サーバ61Bの制御部51に含まれるRAMの容量のうち利用中の容量を示す。
[3]サーバの利用帯域
第1サーバ61Bがネットワーク9を介して実行中の通信によって占有されている帯域幅を示す。
[4]サーバにて開催中の会議数
第1サーバ61Bの会議サーバ621によって開催されている会議室の数を示す。
[5]会議室に参加中の会議クライアントの総数
第1サーバ61Bの会議サーバ621によって開催されている会議室に参加している会議クライアント20の総数、言い換えれば、会議クライアント20との間で確立中のセッション数を示す。
[6]サーバ−管理サーバ間の遅延時間
第1サーバ61Bと管理サーバ7との間の通信時における遅延時間を示す。なお、遅延時間は、第1サーバ61Bが管理サーバ7に対してPingを定期的に実行することによって取得される。
[7]会議サーバのCPU利用率
第1サーバ61Bの制御部51によって実行されている会議サーバ621が、CPUの処理時間を占有している割合を示す。
[8]会議サーバの利用メモリ容量
第1サーバ61Bの制御部51に含まれるRAMの容量のうち、会議サーバ621の実行に応じて利用される容量を示す。
[9]会議サーバの利用スレッド総数
第1サーバ61Bの制御部51によって実行されている会議サーバ621によって利用されるスレッドの総数を示す。
[10]仮想会議クライアント総数
第1サーバ61Bの制御部51において起動されている仮想会議クライアント623の起動数を示す。
[11]仮想会議クライアント総数(機能毎)
第1サーバ61Bの制御部51によって実行される仮想会議クライアント623の、機能毎の総数を示す。機能の具体例として、サーバ録画機能、電話接続サービス機能、プロトコルの異なる会議システム同士の相互接続機能等がある。
[12]各仮想会議クライアントのCPU利用率
第1サーバ61Bの制御部51によって実行される仮想会議クライアント623のそれぞれが、CPUの処理時間を占有している割合を示す。
[13]各仮想会議クライアントの利用メモリ容量
第1サーバ61Bの制御部51に含まれるRAMの容量のうち、仮想会議クライアント623の実行に応じて利用されている容量を、仮想会議クライアント623毎に示す。
[14]各仮想会議クライアントの利用スレッド数
第1サーバ61Bの制御部51によって実行される仮想会議クライアント623によって利用されるスレッドの総数を、仮想会議クライアント623毎に示す。
上記において、「[3]サーバの利用帯域」が大きくなると、ネットワーク9のトラフィックが増大する。又、「[6]サーバ−管理サーバ間の遅延時間」は、ネットワーク9の状態に応じて変化する。従って、[3]及び[6]は、今現在のネットワーク9の状態を直接的に示すパラメータといえる。又、「[4]サーバにて開催中の会議数」が多くなる程、会議室に参加する会議クライアント20間で通信されるデータ量も大きくなる可能性がある。データ量が大きくなると、ネットワーク9のトラフィックが増大する。又、「[5]会議室に参加中の会議クライアントの総数」が多くなる程、会議クライアント20間で通信されるデータ量も大きくなる可能性がある。データ量が大きくなると、ネットワーク9のトラフィックが増大する。従って、[4]及び[5]は、サーバを介して実行されている遠隔会議の規模を示す所定の数値ではあるが、将来的にネットワーク9の状態に影響を与える可能性があるため、ネットワーク9の状態を間接的に示すパラメータといえる。即ち、[3]〜[6]は、何れも、ネットワーク9の状態を直接的又は間接的に示すパラメータといえる。一方、[1]、[2]、[7]〜[9]、[12]〜[14]は、何れも、サーバ60の制御部51の負荷の状況を示すパラメータといえる。
リージョン情報は、状態情報の送信元のサーバ60が設けられている地域、即ち、サーバ60の物理的な所在を示す。リージョン情報は、管理サーバ7の管理者等によって、管理サーバ7に接続された非図示の入力部等を介してテーブル72Aに直接設定される。
なお、管理サーバ7の制御部71は、テーブル72Aに記憶されたリージョン情報及び状態情報の[1]〜[14]のそれぞれに、重要度を設定する。具体的には、リージョン情報の重要度として「高」が設定される。又、ネットワーク9の状態を示す[3]〜[6]、及び、仮想会議クライアントの起動数に関連する[10]、[11]の重要度として、「中」が設定される。又、会議サーバ621の負荷状況を示す[1]、[2]、[7]〜[9]、[12]〜[14]の重要度として、「低」が設定される。
<Web会議開始時の通信シーケンス>
図3を参照し、第1会議クライアント211と第2会議クライアント22との間でWeb会議が開始される場合の通信手順について説明する。以下では、第1会議システム11の第1会議クライアント21間で、第1サーバ61Aを介してWeb会議が開始されていることを前提とする。又、第1サーバ61Aにおいて会議サーバ611が起動されていることを前提とする。又、第1サーバ61Bにおいて、会議サーバ621及び仮想会議クライアントマネージャ622が起動され、仮想会議クライアント623が起動されていない状態であることを前提とする。
第1会議クライアント21間で第1サーバ61Aを介してWeb会議が開始される場合の通信手順の概要は、次の通りである。第1会議クライアント211、212のそれぞれのユーザは、会議室を利用するための所定の操作を行う。所定の操作は、周知のWeb会議システムにおいて会議室が利用される場合にユーザによって行われる操作と同一である。例えば、所定の操作は、第1サーバ61Aの会議サーバ611から第1会議クライアント21に対して予め通知されたURLを選択する操作である。このURLには、例えば、参加する会議室を識別する会議IDが含まれる。この場合、第1会議クライアント21と会議サーバ611との間で、ネットワーク9を介した通信が行われ、周知の会議接続の処理が実行される。会議接続の処理によって、第1会議クライアント21と会議サーバ611との間でセッションが確立され、会議室を利用したWeb会議が可能になる。会議接続が完了した後、第1会議クライアント21間で、会議IDに対応する会議室を用いたWeb会議の実行が可能となる。
図3に示すように、第1会議クライアント211のユーザは、第2会議システム12内の第2会議クライアント22と第1会議クライアント211との間の会議接続を要求する指示を入力する。同時にユーザは、第2会議クライアント22のアドレス情報を入力する。アドレス情報の具体例として、第2会議クライアント22のIPアドレスが挙げられる。
第1会議クライアント211の制御部は、第1会議システム11外の会議クライアント20と第1会議クライアント211との会議接続を要求するデータ(「第1接続要求データ」という。)を、会議サーバ611に送信する(S55a)。第1接続要求データには、第2会議クライアント22のアドレス情報が含められる。会議サーバ611は、第1会議クライアント211から送信された第1接続要求データを受信する(S55b)。
会議サーバ611は、サーバのアドレス情報を要求するデータ(「アドレス要求データ」という。)を、管理サーバ7に対して送信する(S57a)。ここで、アドレス要求データによって要求されるアドレス情報を有するサーバは、第1会議クライアント211が会議接続している会議室に新たに会議接続させる仮想会議クライアント623を、仮想会議クライアントマネージャ622を介して起動する第1サーバ61Bである。アドレス要求データには、第1サーバ61AのサーバIDが付加される。管理サーバ7の制御部71は、会議サーバ611からアドレス要求データを受信する(S57b)。制御部71は、仮想会議クライアントを起動するサーバ60を特定するために、特定処理(図5参照)を実行する(S58)。
図5を参照し、特定処理について説明する。制御部71は、受信されたアドレス要求データに付加されたサーバIDを特定する。制御部71は、テーブル72Aのうち、特定されたサーバIDに関連付けられたリージョン情報を特定する。制御部71は、特定されたリージョン情報と同一のリージョン情報に関連付けられたサーバIDを特定する(S101)。
制御部71は、S101の処理によって特定されたサーバIDに関連付けられた状態情報の中に、所定の閾値以下の「[10]仮想会議クライアント総数」を含む状態情報があるか判定する(S103)。制御部71は、閾値以下の「[10]仮想会議クライアント総数」を含む状態情報がないと判定された場合(S103:NO)、アドレス要求データを送信した会議サーバ611に対して、エラー通知データを送信する(S107)。制御部71は、特定処理を終了させる。なお、この場合、第1会議クライアント211と第2会議クライアント22との間のWeb会議は開始されない。
一方、制御部71は、閾値以下の「[10]仮想会議クライアント総数」を含む状態情報があると判定された場合(S103:YES)、閾値以下の「[10]仮想会議クライアント総数」を含む状態情報を抽出する。制御部71は、抽出された状態情報のうち、重要度が「中」に設定された[3]〜[6]、[10]、[11]に基づいて、抽出された状態情報に優先順位を設定する(S105)。
状態情報に対する優先順位の設定は、例えば次のようにして実行される。はじめに、制御部71は、「[10]仮想会議クライアント総数」の小さい順に優先順位を設定する。制御部71は、同一の優先順位が設定された複数の状態情報がある場合、次に、「[11]仮想会議クライアント総数(機能毎)」の小さい順に優先順位を設定する。以上のようにして、制御部71は、同一の優先順位が設定された複数の状態情報がなくなるまで、「[3]サーバの利用帯域」「[6]サーバ−管理サーバ間の遅延時間」「[5]会議室に参加中の会議クライアント総数」「[4]サーバにて開催中の会議数」の順に選択し、それぞれの小さい順に優先順位を設定する。制御部71は、同一の優先順位が複数の状態情報に設定されなくなった場合、処理をS109に進める。又、制御部71は、最後の「[4]サーバにて開催中の会議数」の小さい順に優先順位を設定した後、処理をS109に進める。
なお、「[11]仮想会議クライアント総数(機能毎)」における「機能」として、前述のように、(a)サーバ録画機能、(b)電話接続サービス機能、(c)プロトコルの異なる会議システム同士の相互接続機能がある。このため、例えば制御部71は、[11]に基づいて優先順位を設定する場合、(a)〜(c)に優先度を設定し、優先度のより高い機能に対応する仮想会議クライアント総数に基づいて優先順位を設定してもよい。具体的には、例えば、(c)の機能は、メディアデータのエンコード及びデコードを必要とするため、最も処理負荷が大きいことが想定される。このため、制御部71は、(c)に対応する仮想クライアント総数の小さい順に優先順位を設定してもよい。
制御部71は、最後の「[4]サーバにて開催中の会議数」の小さい順に優先順位を設定した後も、同一の優先順位が設定された複数の状態情報があるか判定する(S109)。制御部は、同一の優先順位が設定された複数の状態情報がないと判定された場合(S109:NO)、処理をS113に進める。制御部71は、同一の優先順位が設定された複数の状態情報があると判定された場合(S109:YES)、処理をS111に進める。
制御部71は、重要度が「低」に設定された情報[1]、[2]、[7]〜[9]、[12]〜[14]に基づいて、同一の優先順位が設定された複数の状態情報について更に優先順位を設定する(S111)。
状態情報に対する優先順位の設定は、例えば次のようにして実行される。はじめに、制御部71は、「[1]サーバのCPU利用率」の小さい順に優先順位を設定する。制御部71は、同一の優先順位が設定された複数の状態情報がある場合、次に、「[7]会議サーバのCPU利用率」の小さい順に優先順位を設定する。以上のようにして、制御部71は、同一の優先順位が設定された複数の状態情報がなくなるまで、「[12]各仮想会議クライアントのCPU利用率」「[2]サーバの利用メモリ容量」「[8]会議サーバの利用メモリ容量」「[9]会議サーバの利用スレッド総数」「[13]各仮想会議クライアントの利用メモリ容量」「[14]各仮想会議クライアントの利用スレッド数」の順に選択し、それぞれの小さい順に優先順位を設定する。制御部71は、同一の優先順位が複数の状態情報に設定されなくなった場合、処理をS113に進める。又、制御部71は、最後の「[14]各仮想会議クライアントの利用スレッド数」の小さい順に優先順位を設定した後も同一の優先順位が設定された複数の状態情報がある場合、関連付けられたサーバIDの順(降順)で上位の優先順位処理を状態情報に設定する。制御部71は、処理をS113に進める。
制御部71は、S103〜S111の処理によって設定された優先順位が最も高い状態情報を特定する。制御部71は、特定された状態情報に関連付けられたサーバIDのサーバ60を認証するための認証情報を生成する(S113)。制御部71は、優先順位が最も高い状態情報に関連付けられたアドレス情報、及び、生成された認証情報を含むデータ(以下、「アドレス応答データ」という。)を、アドレス要求データを送信した会議サーバ611に対して送信する(S115)。制御部71は特定処理を終了させる。
図3に示すように、管理サーバ7の制御部71は、会議サーバ611に対してアドレス応答データを送信する(S59a)。以下では、第1サーバ61Bのアドレス情報がアドレス応答データに含まれているとする。会議サーバ611は、アドレス応答データを受信する(S59b)。
会議サーバ611は、受信されたアドレス応答データに含まれるアドレス情報及び認証情報を取得する。会議サーバ611は、仮想会議クライアントの起動を要求するデータ(以下、「起動要求データ」という。)を、アドレス応答データから取得されたアドレス情報宛に送信する(S61a)。起動要求データには、アドレス応答データから取得された認証情報が含められる。又、起動要求データには、S55bの処理によって受信された第1接続要求データから取得された第2会議クライアント22のアドレス情報が含められる。第1サーバ61Bの仮想会議クライアントマネージャ622は、会議サーバ611から送信された起動要求データを受信する(S61b)。
仮想会議クライアントマネージャ622は、受信された起動要求データから、認証情報を取得する。仮想会議クライアントマネージャ622は、取得した認証情報に基づき、認証を要求するデータ(以下、「認証確認データ」という。)を、管理サーバ7に送信する(S63a)。管理サーバ7の制御部71は、認証確認データを受信する(S63b)。制御部71は、受信された認証確認データから認証情報を取得する。制御部71は、S113(図5参照)の処理によって生成された認証情報に基づいて、取得された認証情報を認証する。制御部71は、認証確認データから取得された認証情報と、S113の処理によって生成された認証情報とが一致する場合、認証に成功したと判断する。一方、制御部71は、認証確認データから取得された認証情報と、S113の処理によって生成された認証情報とが相違する場合、認証に失敗したと判断する。
制御部71は、認証結果(成功又は失敗)を含むデータ(以下、「認証結果データ」という。)を、認証確認データを送信した仮想会議クライアントマネージャ622に送信する(S65a)。仮想会議クライアントマネージャ622は、認証確認データを受信する(S65b)。仮想会議クライアントマネージャ622は、認証に成功したことを示す認証結果である場合、S61bの処理によって受信された起動要求データに含まれる第2会議クライアント22のアドレス情報を取得する。仮想会議クライアントマネージャ622は、仮想会議クライアント623を起動する(S69)。
仮想会議クライアント623は、起動が完了したことを通知するデータ(「起動完了通知データ」という。)を仮想会議クライアントマネージャ622に送信する(S71a)。仮想会議クライアントマネージャ622は、仮想会議クライアント623から送信された起動完了通知データを受信する(S71b)。仮想会議クライアントマネージャ622は、S67bの処理によって受信された起動要求データから取得された第2会議クライアント22のアドレス情報を含むデータ(以下、「アドレス通知データ」という。)を、仮想会議クライアント623に送信する(S73a)。仮想会議クライアント623は、仮想会議クライアントマネージャ622から送信されたアドレス通知データを受信する(S73b)。
仮想会議クライアント623は、受信されたアドレス通知データに含まれる第2会議クライアント22のアドレス情報を取得する。仮想会議クライアント623は、取得されたアドレス情報によって特定される第2会議クライアント22に対し、仮想会議クライアント623との会議接続を要求するデータ(以下、「第2接続要求データ」という。)を送信する(S81a)。第2会議クライアント22は、第2接続要求データを受信する(S81b)。
仮想会議クライアント623と第2会議クライアント22との間で、ネットワーク9を介した通信が行われ、周知の会議接続の処理が実行される。第2会議クライアント22は、会議接続の完了を通知するデータ(「接続完了データ」という。)を仮想会議クライアント623に送信する(S83a)。仮想会議クライアント623は、第2会議クライアント22から送信された接続完了データを受信する(S83b)。以上によって、仮想会議クライアント623と第2会議クライアント22との間でセッションが確立される。このセッションによって利用可能となる会議室は、第1会議クライアント21間で実行中の会議室である。
仮想会議クライアントマネージャ622は、S71bの処理によって起動完了通知データを受信した後、仮想会議クライアント623の起動の完了を通知するデータ(以下、「OKデータ」という。)を、会議サーバ611に送信する(S75a)。会議サーバ611は、OKデータを受信する(S75b)。会議サーバ611は、第1接続要求データを送信した第1会議クライアント211に、ACKデータを送信する(S79a)。第1会議クライアント211は、ACKデータを受信する(S79b)。
会議サーバ611と仮想会議クライアント623との間で、会議接続の処理が実行される(S91)。会議サーバ611と仮想会議クライアント623との間でセッションが確立される。このセッションによって利用可能となる会議室は、第1会議クライアント21間で実行中の会議室である。
以上によって、第1会議クライアント21及び第2会議クライアント22は、会議サーバ611、及び、仮想会議クライアント623を介して、メディアデータの通信が可能となる(S93)。これによって、第1会議クライアント21と第2会議クライアント22との間で、共通の会議室を利用したWeb会議が実行される。
<本実施形態の主たる作用、効果>
以上説明したように、管理サーバ7の制御部71は、第1サーバ61Aの制御部51によって実行される会議サーバ611から、アドレス要求データを受信する(S57b)。この場合、制御部71は、仮想会議クライアント623を起動する第1サーバ61Bを、記憶部72に記憶されたテーブル72Aに基づいて特定する。制御部71は、第1サーバ61Bのアドレス情報及び認証情報を含むアドレス応答データを、会議サーバ611に送信する(S59a)。これによって、会議サーバ611は、受信されたアドレス応答データから取得されるアドレス情報に基づいて、第1サーバ61Bを特定できる。
会議サーバ611は、アドレス応答データから取得された認証情報を含む起動要求データを、第1サーバ61Bの制御部51によって実行される仮想会議クライアントマネージャ622に送信する(S61a)。仮想会議クライアントマネージャ622は、受信された起動要求データから認証情報を取得し、認証情報を含む認証確認データを管理サーバ7に送信する(S63a)。管理サーバ7の制御部71は、受信された認証確認データに含まれる認証情報と、アドレス応答データによって第1サーバ61Aに通知した認証情報とに基づいて、第1サーバ61Bを認証できる。又、制御部71は、認証結果を含む認証結果データを、仮想会議クライアントマネージャ622に送信する。仮想会議クライアントマネージャ622は、認証に成功したことを示す認証結果データを受信した場合、仮想会議クライアント623を起動する(S69)。このため、管理サーバ7は、第1サーバ61B以外のサーバ60において仮想会議クライアントが起動されることを防止し、所望する第1サーバ61Bにおいて仮想クライアントを起動させることができる。
仮想会議クライアント623が起動された後、仮想会議クライアント623と第2会議クライアント22とは会議接続される(S81、S83)。又、仮想会議クライアント623と会議サーバ611とは会議接続される(S91)。これによって、第1会議クライアント211と第2会議クライアント22との間でWeb会議が開始される(S93)。これによって、管理サーバ7は、通信方式の異なる会議クライアント20間でWeb会議を実行させることができる。
上記において、管理サーバ7の制御部71は、テーブル72Aに記憶された状態情報に基づいて第1サーバ61Bを特定し、第1サーバ61Bに仮想会議クライアント623を起動させる。例えば、第1サーバ61Aにおいて仮想会議クライアントが起動される場合、第1会議クライアント21との間で会議接続される他の会議システムの会議クライアント20が増える度に、起動される仮想会議クライアントの数も増大するので、第1サーバ61Aの制御部51の処理負荷は増大する。この場合、会議サーバ611の会議サーバ611によるWeb会議の円滑な進行が妨げられる可能性がある。これに対し、上記のように、管理サーバ7の制御部71は、第1サーバ61Bに仮想会議クライアント623を起動させることによって、第1サーバ61Bに処理負荷を分散できる。従って、第1サーバ61Aは、仮想会議クライアントの起動による処理負荷が集中することを抑制できる。従って、第1サーバ61A、61Bは、Web会議を円滑に進行させることができる。
第1サーバ61、第2サーバ62、及び、第3サーバ63は、それぞれ異なる国や地域に設置される。このため、各国特有の通信方式に基づいた通信が、サーバ60間で国境を跨いで実行できない可能性がある。又、国境を跨いだ通信が法律等によって規制されている通信方式もある。更に、Web会議が実行される会議クライアント20と、仮想会議クライアントが起動されるサーバ60とが異なる地域に設置されていると、サーバ60と会議クライアント20との間の通信時において過剰な遅延が発生する可能性がある。
これに対し、管理サーバ7の制御部71は、第1サーバ61Aと物理的な所在が共通する第1サーバ61Bを、仮想会議クライアント623を起動させるサーバとして特定する。この場合、第1会議クライアント21と第2会議クライアント22とがそれぞれ地域別の通信方式で通信を実行する場合でも、第1サーバ61A、61B間の通信は国境を跨がない。このため、第1サーバ61A、61B間の通信が国境を跨ぐことによって阻害されることを抑制できる。又、第1サーバ61A、61Bのそれぞれの物理的な所在が共通することになるので、第1サーバ61A、61B間の通信遅延の発生を抑制できる。
Web会議が仮想会議クライアントを介して実行される場合、サーバ60による仮想会議クライアントの起動数が多くなる程、サーバ60の制御部51における処理負荷が増加し、Web会議を円滑に実行できなくなる可能性が高くなる。これに対し、管理サーバ7の制御部71は、「[10]仮想会議クライアント総数」が閾値以下である状態情報を送信したサーバ60を、仮想会議クライアントを起動させるサーバ60の候補として優先的に特定する(S103)。この場合、特定されたサーバ60において仮想会議クライアントが起動された場合でも、仮想会議クライアントの起動による制御部51の処理負荷の増加を抑制できる。従って、仮想会議クライアントを起動するサーバ60は、Web会議を円滑に実行できる。
サーバ60は、N個の会議クライアント20との間でメディアデータの通信を実行する場合、特定の1個の会議クライアント20から受信される1個のメディアデータを、N−1個の会議クライアント20に対して送信する必要がある。この場合、ネットワーク9の帯域が圧迫される可能性がある。
これに対し、制御部71は、「[10]仮想会議クライアント総数」が閾値以下である状態情報があると判定された場合(S103:YES)、「[10]仮想会議クライアント総数」が閾値未満である状態情報のうち、重要度が「中」に設定された情報[3]〜[6]、[10]、[11]に基づいて、抽出された状態情報に優先順位を設定する(S105)。これらの情報のうち、[3]〜[6]は、ネットワーク9の状態を直接的または間接的に示す。このため、優先順位の最も高い状態情報を送信したサーバ60に仮想会議クライアントを起動させることによって、ネットワーク9の帯域が圧迫されることを抑制できる。従って、管理サーバ7は、仮想会議クライアントの起動に基づくネットワーク9の帯域の圧迫を抑制できるので、Web会議における遅延の発生を抑制できる。
処理負荷が大きいサーバ60によって仮想会議クライアントが起動された場合、処理負荷のさらなる増加によって、Web会議の円滑な進行が阻害される可能性がある。これに対し、管理サーバ7の制御部71は、重要度が「低」に設定された情報[1]、[2]、[7]〜[9]、[12]〜[14]に基づいて、更に優先順位を設定する(S111)。これらの情報は、何れも、サーバ60の負荷状況を示す。従って、管理サーバ7は、優先順位の最も高い状態情報を送信したサーバ60に仮想会議クライアントを起動させることによって、サーバ60における処理負荷の増加を抑制できる。従って、サーバ60は、Web会議を円滑に実行できる。
<変形例>
本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。上記において、管理サーバ7は、第1地域91〜第3地域93の何れかに設置されてもよい。第1会議クライアント21間のWeb会議は、第1地域91以外に設置されたサーバ60(例えば、第2サーバ62、第3サーバ63等)を介して実行されてもよい。ここで、第1会議クライアント21間のWeb会議が第2サーバ62Aを介して実行される場合を例に挙げる。第1会議クライアント21が第2会議クライアント22及び第3会議クライアント23との間でWeb会議を開始しようとする場合、管理サーバ7は、第2サーバ62Aと同じ第2地域92に設置された他の第2サーバ62B、62C等を、仮想会議クライアントを起動させるサーバとして選択することになる。
上記において、テーブル72Aのリージョン情報は、管理サーバ7の管理者等によって直接設定された。これに対し、サーバ60の会議サーバは、リージョン情報を含む状態情報を管理サーバ7に送信してもよい。管理サーバ7の制御部71は、状態情報に含まれるリージョン情報を、状態情報、サーバID、及び、サーバ60のアドレス情報と関連付けてテーブル72Aに記憶してもよい。
上記において、各地域間の位置関係を示す地域関係テーブルが、管理サーバ7の記憶部72に記憶されていてもよい。ここで、Web会議を実行する第1サーバ61Aと同一の第1地域91に設置された他の第1サーバ61B、61Cが無い場合、及び、第1サーバ61B、61Cが故障する場合等がある。この場合、管理サーバ7の制御部71は、第1地域91と近接する他の地域に設置されたサーバ60を、地域関係テーブルによって特定し、特定されたサーバ60に仮想会議クライアントを起動させてもよい。一方、管理サーバ7の制御部71は、状態情報のみに基づいて、仮想会議クライアントを起動させるサーバ60を特定してもよい。この場合、テーブル72Aにリージョン情報は記憶されていなくてもよい。
上記において、制御部71は、状態情報のうち「[10]仮想会議クライアント総数」が閾値以下である状態情報を送信したサーバ60の何れかを、仮想会議クライアントを起動させるサーバ60として(S103)。これに対し、制御部71は、[10]が閾値以下である状態情報のみテーブル72Aに記憶されている場合も、他の情報[3]〜[6]、[10]、[11]に基づきS105の処理を実行することによって、仮想会議クライアントを起動させるサーバ60の候補を特定してもよい。
制御部71は、S103の処理による判断基準となる閾値を、サーバ60の種別(制御部51のスペック等)、ネットワーク9の状態に応じて切り替えてもよい。例えば、制御部71は、サーバ60の制御部51が相対的に高い処理能力を有する場合、閾値を相対的に高く設定してもよい。一方、制御部71は、サーバ60の制御部51が相対的に低い処理能力を有する場合、閾値を相対的に低く設定してもよい。
制御部71は、S105の処理を実行する場合、[10][11][3][6][5][4]の順で優先順位を設定した。優先順位を設定する場合に参照する各情報の順番は、上記の例に限定されない。又、上記の順番は、Web会議の運用状態(例えば、利用している機能の種別)に応じて可変としてもよい。具体的には、例えば、将来的にネットワーク9の負荷が急激に増大することが想定される場合(例えば、映像が一時的に無効に設定された状態)、[5][4][10][11][3][6]の順で優先順位を設定してもよい。
制御部71は、S105の処理を実行する場合において、[3]〜[6][10][11]の情報毎に規定された重み係数を、各情報に乗算してもよい。制御部71は、算出結果に基づいて優先順位を設定してもよい。以下、図6を参照し、具体例を挙げて説明する。図6は、第1サーバ61A〜第1サーバ61Cのそれぞれから受信された状態情報のうち、[3]〜[6][10]の各情報を示す。なお、[11]の情報は省略されている。
はじめに、制御部71は、予め規定された複数のレベルに基づいて、各情報をレベル値に変換する。例えば、「[3]サーバの利用帯域」の場合、0−100Mbpsのレベルにレベル値「1」が割り当てられ、100−200Mbpsのレベルにレベル値「2」が割り当てられる。同様にレベル毎にレベル値が割り当てられ、900Mbps以上のレベルにレベル値「9」が割り当てられている。このため、図6に示すように、第1サーバ61A〜第1サーバ61Cのそれぞれから受信された状態情報のうち[3]に対応する値「200Mbps」「100Mbps」「500Mbps」は、それぞれ、レベル値「2」「1」「5」に変換される。[4]〜[6][10]についても同様である。
次に、変換されたレベル値に対して重み係数が乗算される。[3][4][5][6][10]のそれぞれの重み係数を「0.8」「0.2」「0.4」「0.6」「1.0」であるとした場合、[3]〜[6][10][11]のそれぞれのレベル値に、対応する重み係数が乗算される。次いで、重み係数が乗算されたレベル値が、第1サーバ61A、61B、61C毎に以下のように加算される。
第1サーバ61A:
[3](2 * 0.8) + [4] (3*0.2) + [5] (4 * 0.4) + [6] (1 * 0.6) + [10] (4 * 1.0) = 8.4
第1サーバ61B:
[3](1 + 0.8) + [4] (5 * 0.2) + [5](3 * 0.4) + [6](2 * 0.6) + [10] (4 * 1.0) = 8.2
第1サーバ61C:
[3](5 * 0.8) + [4](2*0.2) + [5] (10 * 0.4) + [6](2 * 0.6) + [10] (3 * 1.0) = 12.6
制御部71は、上記の算出結果が最も小さい第1サーバ61Bを、仮想会議クライアントを起動させるサーバ60として特定する(S105)。
制御部71は、S111の処理を実行する場合、[1][7][12][2][8][9][13][14]の順で優先順位を設定した。優先順位を設定する場合に参照する各情報の順番は、上記の例に限定されない。又、上記の順番は、Web会議の運用状態に応じて可変としてもよい。
<その他>
S53の処理を行う制御部71は、本発明の「記憶手段」の一例である。S57bの処理を行う制御部71は、本発明の「第1受信手段」の一例である。S58の処理を行う制御部71は、本発明の「特定手段」の一例である。S59aの処理を行う制御部71は、本発明の「第1送信手段」の一例である。S57aの処理を行う制御部51は、本発明の「第2送信手段」の一例である。S61aの処理を行う制御部51は、本発明の「第3送信手段」の一例である。S69の処理を行う制御部71は、本発明の「起動手段」の一例である。S91の処理を行う制御部51は、本発明の「接続手段」の一例である。
S53の処理は、本発明の「記憶ステップ」の一例である。S57bの処理は、本発明の「第1受信ステップ」の一例である。S58の処理は、本発明の「特定ステップ」の一例である。S57aの処理は、本発明の通信方法における「第1送信ステップ」の一例である。S59aの処理は、本発明の通信プログラムにおける「第1送信ステップ」の一例であり、本発明の通信方法における「第2送信ステップ」の一例である。S63bの処理は、本発明の「第2受信ステップ」の一例である。S65aの処理は、本発明の通信プログラムにおける「第2送信ステップ」の一例である。S61aの処理は、本発明の通信方法における「第3送信ステップ」の一例である。S69の処理は、本発明の「起動ステップ」の一例である。S91の処理は、本発明の「接続ステップ」の一例である。
1 :通信システム
7 :管理サーバ
20 :会議クライアント
21 :第1会議クライアント
22 :第2会議クライアント
23 :第3会議クライアント
60 :サーバ
61 :第1サーバ
62 :第2サーバ
63 :第3サーバ
211 :第1会議クライアント
212 :第1会議クライアント
282 :仮想会議クライアント
611、612 :会議サーバ
621、631 :会議サーバ
622、632 :仮想会議クライアントマネージャ
623、633 :仮想会議クライアント

Claims (8)

  1. ネットワークを介して管理サーバと複数のサーバとが通信を行う通信システムであって、
    前記管理サーバは、
    前記複数のサーバから受信した、各サーバの状態を示す状態情報を記憶部に記憶する記憶手段と、
    特定の遠隔会議におけるメディアデータの中継処理を行う第1サーバから送信された、前記特定の遠隔会議に接続する仮想会議クライアントを起動する第2サーバのアドレス情報を要求するアドレス要求を受信する第1受信手段と、
    前記第1受信手段によって前記アドレス要求を受信したことに応じ、前記記憶部に記憶された前記状態情報に基づいて、前記複数のサーバから前記第2サーバを特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記第2サーバのアドレス情報を、前記第1サーバに送信する第1送信手段と、
    を備え、
    前記第1サーバは、
    前記管理サーバに前記アドレス要求を送信する第2送信手段と、
    前記第2送信手段によって前記アドレス要求を送信した後、前記管理サーバから送信された前記アドレス情報を受信したことに応じて、前記アドレス情報に対応する前記第2サーバに対し、仮想会議クライアントの起動要求を送信する第3送信手段と
    を備え、
    前記第2サーバは、前記第1サーバから送信された前記起動要求を受信したことに応じて、前記仮想会議クライアントを起動する起動手段を備え、
    前記仮想会議クライアントは、前記第1サーバと接続する接続手段を備えた
    ことを特徴とする通信システム。
  2. ネットワークを介して複数のサーバと通信を行うことが可能な管理サーバのコンピュータに、
    前記複数のサーバから受信した、各サーバの状態を示す状態情報を記憶部に記憶する記憶ステップと、
    特定の遠隔会議におけるメディアデータの中継処理を行う第1サーバから、前記特定の遠隔会議に接続する仮想会議クライアントを起動する第2サーバのアドレス情報を要求するアドレス要求を受信する第1受信ステップと、
    前記記憶部に記憶された前記状態情報に基づいて、前記複数のサーバから前記第2サーバを特定する特定ステップと、
    前記特定ステップによって特定された前記第2サーバのアドレス情報、及び、認証情報を、前記第1サーバに送信する第1送信ステップと、
    前記第2サーバから、認証情報を受信する第2受信ステップと、
    前記第2受信ステップによって受信された前記認証情報に応じた認証結果を、前記第2サーバに送信する第2送信ステップと
    を実行させるための通信プログラム。
  3. 前記特定ステップは、
    前記記憶部に記憶された前記各サーバの物理的な所在を示すリージョン情報に基づき、前記第1サーバと物理的な所在が共通するサーバを、前記第2サーバとして特定することを特徴とする請求項2に記載の通信プログラム。
  4. 前記記憶ステップは、前記各サーバで起動されている前記仮想会議クライアントの起動数を示す第1情報を含む前記状態情報を前記記憶部に記憶し、
    前記特定ステップは、
    前記記憶部に記憶された前記リージョン情報及び前記第1情報に基づき、前記第1サーバと物理的な所在が共通するサーバのうち、前記仮想会議クライアントの起動数が所定閾値以下のサーバを、前記第2サーバとして特定することを特徴とする請求項3に記載の通信プログラム。
  5. 前記記憶ステップは、前記ネットワークの状態に関連するパラメータを示す第2情報を含む前記状態情報を前記記憶部に記憶し、
    前記特定ステップは、
    前記記憶部に記憶された前記リージョン情報及び前記第2情報に基づき、前記第1サーバと物理的な所在が共通するサーバのうち、前記第2情報に対応する優先度が最も高いサーバを、前記第2サーバとして特定することを特徴とする請求項3又は4に記載の通信プログラム。
  6. 前記記憶ステップは、前記サーバを介して実行されている遠隔会議の規模を示す所定の数値を、前記ネットワークの状態に関連するパラメータを示す前記第2情報として、前記記憶部に記憶する、
    請求項5に記載の通信プログラム。
  7. 前記記憶ステップは、前記各サーバの負荷状況を示す第3情報を含む前記状態情報を前記記憶部に記憶し、
    前記特定ステップは、
    前記記憶部に記憶された前記リージョン情報、前記第2情報、及び、前記第3情報に基づき、前記第2情報に対応する優先度が最も高いサーバのうち、前記第3情報に対応する優先度が最も高いサーバを、前記第2サーバとして特定することを特徴とする請求項5又は6に記載の通信プログラム。
  8. ネットワークを介して管理サーバと複数のサーバとが通信を行う通信方法であって、
    前記管理サーバが、前記複数のサーバから受信した各サーバの状態を示す状態情報を、記憶部に記憶する記憶ステップと、
    特定の遠隔会議におけるメディアデータの中継処理を行う第1サーバが、前記特定の遠隔会議に接続する仮想会議クライアントを起動する第2サーバのアドレス情報を要求するアドレス要求を、前記管理サーバに送信する第1送信ステップと、
    前記管理サーバが、前記アドレス要求を受信したことに応じて、前記記憶部に記憶された前記状態情報に基づいて前記複数のサーバから前記第2サーバを特定する特定ステップと、
    前記管理サーバが、前記特定ステップによって特定された前記第2サーバのアドレス情報を、前記第1サーバに送信する第2送信ステップと、
    前記第1サーバが、前記アドレス情報を受信したことに応じて、前記アドレス情報に対応する前記第2サーバに対し、仮想会議クライアントの起動要求を送信する第3送信ステップと、
    前記第2サーバが、前記起動要求を受信したことに応じて、前記仮想会議クライアントを起動する起動ステップと、
    前記仮想会議クライアントが、前記第1サーバと接続する接続ステップと、
    を備えたことを特徴とする通信方法。
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