JP2017126891A - スピーカーの取付構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】乗員から所定の距離を離してスピーカーを取付けることができるスピーカーの取付構造を提供する。
【解決手段】車両の前方に車室が設けられ、車両の後方に動力源を収容する後部動力室が設けられ、後部動力室の前方にロールバーが配設される車両の車室内へのスピーカーの取付構造である。ロールバーの車室側にはロールバーガーニッシュ7が取り付けられ、ロールバーガーニッシュ7はロールバーの外周に対応する外枠部25と車両の上下方向に延びて外枠部25を連結する補強部26とを備えており、スピーカー33が補強部26に取り付けられている。また、スピーカー33のカバー部36は、補強部26の突出した部分である前面部26Aを囲むようにして補強部26に取付けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、車両に用いるスピーカーの取付構造に関する。
従来、この種のものとして、左シート及び右シート内、またはこれに隣接して、左シート左チャネル・スピーカー、左シート右チャネル・スピーカー、右シート左チャネル・スピーカー、右シート右チャネル・スピーカーを含む、リア・スピーカーが装着されているコンバーチブル型自動車用サウンド・システム(例えば特許文献1)がある。
また、座席の上部に設けられるヘッドレストにスピーカーユニットを取付けるための車両用ヘッドレストへのスピーカー取付け構造であって、前記ヘッドレスト自体の中央部に透孔が設けられ、前記スピーカーユニットは、ヘッドレストに取付けられるヘッドレストカバーと、このヘッドレストカバーの後面に固定されて前記透孔の下半部を覆うベース部材と、このベース部材に取付けられて前記透孔内で左右に並ぶ一対のスピーカーとを備えた車両用ヘッドレストへのスピーカー取付け構造(例えば特許文献2)がある。
特許第4541767号公報 特許第3676716号公報
上記サウンド・システムやスピーカー取付け構造においては、シートやヘッドレストにスピーカーを取り付けるため、スピーカーを乗員に近い位置にしか配置することができず、また、乗員が座るシートや頭部が当たるヘッドレストにスピーカーを取り付けるため、取付位置や取付構造に制約を受け易いという問題がある。
また、従来技術では、シートやヘッドレストにスピーカーを一体に設けているため、シートをカスタマイズのために交換することができない。
さらに、上記スピーカー取付け構造では、ヘッドレストに内蔵したスピーカーからその振動が頭部に直接的に伝わるため、音の広がりを感じ難い面がある。
そこで、本発明は上記した問題点に鑑み、乗員から所定の距離を離してスピーカーを取付けることができるスピーカーの取付構造を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、車両前方に車室が設けられ、車両後方に動力源を収容する後部動力室が設けられ、前記後部動力室の前方にロールバーが配設される車両の前記車室内へのスピーカーの取付構造であって、前記ロールバーの前記車室側にはロールバーガーニッシュが取り付けられ、前記ロールバーガーニッシュは前記ロールバーに対応する外枠部と前記車両上下方向に延びて前記外枠部を連結する補強部とを備えており、前記スピーカーが前記補強部に取り付けられることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、前記スピーカーはスピーカー部とこのスピーカー部を収納するカバー部を備えており、前記補強部は断面視で前記車両前方に突出しており、前記カバー部が前記補強部の前記突出した部分を囲むようにして前記補強部に取付けられ、前記補強部に形成された切欠き部に前記スピーカー部が収容されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、前記切欠き部が前記外枠部と前記補強部の結合部に形成されていることを特徴とする。
本発明の請求項1の構成によれば、シートに直接取付けることなく乗員から所定の距離を離してスピーカーを取付けることができる。
本発明の請求項2の構成によれば、ロールバーガーニッシュの形状を活かしてスピーカーをコンパクトに収容できる。
本発明の請求項3の構成によれば、カバー部を用いて、ロールバーガーニッシュを補強することができる。
本発明の実施例1を示す一対のスピーカーの間にヘッドレストを配置した状態の斜視図である。 同上、一対のスピーカーの取付状態を示す斜視図である。 同上、一対のスピーカーの取付状態を下側から見た斜視図である。 同上、車両の側面図である。 同上、ロールバーガーニッシュ及び仕切りパネルの斜視図である。 同上、ロールバーガーニッシュ及び仕切りパネルの側面図である。 同上、一対のスピーカーの分解斜視図である。 同上、中央側のスピーカーのカバー部を正面側から見た斜視図である。 同上、中央側のスピーカーのカバー部を背面側から見た斜視図である。 同上、中央側のスピーカーの背面側の斜視図である。 同上、取付状態における中央側のスピーカーを正面側から見た斜視図である。 同上、取付状態における中央側のスピーカーを斜め上側から見た斜視図である。 同上、スピーカーの取付状態を示す正面図である。 同上、シートとスピーカーの正面説明図である。 同上、中央側のスピーカーの取付状態を示す背面側から見た斜視図である。 同上、中央側のスピーカーの取付状態を示す背面上方側から見た斜視図である。 同上、外側のスピーカーのカバー部の背面図である。 同上、補強部の平断面図である。
以下、図面を参照して、本発明のスピーカーの取付構造の実施例について説明する。
図1〜図18は本発明の実施例1を示す。図4に示すように、自走式の四輪車両1は、車両1の前方に車室2が設けられ、車両1の後方に後部動力室3が設けられ、この後部動力室3に車両1の動力源4が収容されている。この動力源4としては、エンジン及びトランスミッションが一体に構成されたユニット、モータや燃料電池スタックなどが例示される。
前記車室2と後部動力室3の間には、剛性を有する仕切りパネル5が設けられており、この仕切りパネル5を囲むようにロールバー6が配設され、前記仕切りパネル5の前側に、内装部材であるロールバーガーニッシュ7が配置されている。また、図4〜図6に示すように、ロールバー6の後側には、該ロールバー6の外面を覆う外装部材である外部ロールバーガーニッシュ8が配置されている。
前記ロールバー6は前記後部動力室3の前方に配設されている。前記ロールバー6は、鋼製の部材であり、車体に固定されている。図5に示すように、前記ロールバー6は、上部に配置された左右方向の上ロールバー部11と、この上ロールバー部11の左右下部に設けられた縦方向の左,右ロールバー部12,12とを一体に備え、上ロールバー部11と左,右ロールバー部12,12との間には湾曲部13,13が設けられている。前記ロールバー6は、正面視略門型に形成された剛性の高い部材であり、車室2の後部を覆うように設けられている。
図5に示すように、前記仕切りパネル5には、その中央と左右にリアウインド15,16,16が設けられている。また、仕切りパネル5の前方下部には、車室2のフロアを構成するフロアパネル9が一体に設けられている。
前記ロールバー6は前記ロールバーガーニッシュ7に覆われている。図2,図3及び図13などに示すように、前記ロールバーガーニッシュ7は、合成樹脂製であって、上部に配置した左右方向の上桟部22と、下部に配置した左右方向の下桟部23とを備え、それら上,下桟部22,23の左右を縦方向の左,右縦桟部24,24により連結しており、前記上,下桟部22,23と左,右縦桟部24,24により、ロールバー6に対応する外枠部25を構成している。尚、前記上桟部22と左,右縦桟部24,24が前記ロールバー6を覆う被覆部であり、前記上桟部22は上ロールバー部11の内面側を覆うように配置され、前記左,右側部23L,23Rは左,右ロールバー部12,12の内面側を覆うように配置されている。
前記上,下桟部22,23の間には、その中央に縦方向の補強部26,26を左右に間隔を置いて設けられ、これら補強部26,26は車両1の上下方向に延びている。また、図18に示すように、補強部26は、平断面が略コ字型をなし、前面部26Aとこの前面部26Aの後側に設けた側面部26B,26Cとを一体に有し、車両中央側の側面部26Bと車両前後方向とのなす角度に比べて、車両左右外側の側面部26Cと車両前後方向とのなす角度が大きい。尚、前記前面部26Aが補強部26の突出部である。
前記下桟部23は、その左,右側部23L,23Rが中央部23Cより上下方向において幅広に形成されている。尚、左,右側部23L,23Rと中央部23Cの境目に前記補強部26,26の下部が一体に形成されている。また、図3などに示すように、車両左右外側の側面部26Cは、下桟部23の下部まで連続して形成され、その側面部26Cの前面と前記左,右側部23L,23Rの前面との間に湾曲面27が設けられている。さらに、前記中央部23Cの上部には、後側に向かって高くなる傾斜部23Dが設けられている。
前記ロールバーガーニッシュ7には、前記仕切りパネル5のリアウインド15,16,16に対応して、開口部15A,16A,16Aが設けられている。前記開口部15Aは上,下桟部22,23と左右の補強部26,26の間の開口であり、前記開口部16Aは、上,下桟部22,23と左,右補強部26,26と左,右縦桟部24,24の間の開口である。
そして、図13などに示すように、前記左,右縦桟部24,24は相互の間隔が下から上に向かって狭まるように斜めに配置され、また、前記左右の補強部26,26は相互の間隔が下から上に向かって広がるように斜めに配置されている。また、左,右側部23L,23Rの上縁23Uの高さ位置に比べて、中央部23Cの傾斜部23Dの上縁23Uの高さ位置が高く形成され、左,右側部23L,23Rと中央部23Cの下縁は略同一高さである。
このようにロールバーガーニッシュ7を構成することにより、中央の開口部15Aの高さ寸法を左右の開口部16Aの高さ寸法より大きく取ることでき、また、前記左右の補強部26,26は相互の間隔が下から上に向かって広がるように斜めに配置されているから、中央の開口部15Aの面積を大きく取ることができ、後方視界を良好に確保することができ、また、車室2内に光を取り入れ易く、さらに、リアウインド15を開いて通気性を確保することができる。
図1及び図14に示すように、車室2内の右側には運転手が座るシート31が設けられ、車室2内の左側には同乗者が座る助手席のシート32が設けられている。前記運転手側のシート31の後部左右には、車両1の中央側及び外側(右側)のスピーカー33,34が前記ロールバーガーニッシュ7に取り付けられている。前記同乗者側のシート32の後部左右には、車両外側(左側)及び中央側のスピーカー34A,33Aが前記ロールバーガーニッシュ7に取り付けられている。尚、車室2の右側(運転席側)の一対のスピーカー33,34と、車室2の左側(助手席側)の一対のスピーカー33A,34Aとは左右対称であるから、以下、車室2の右側の一対のスピーカー33,34について説明する。また、前記ロールバーガーニッシュ7も略左右対称である。また、図14などに示すように、複数のスピーカー33,33A,34,34Aは、同一高さ位置に取付けられている。
この場合、運転席側のヘッドレスト31Aを挟んだ位置の後方に、前記右の縦桟部24と右の補強部26が位置し、助手席側のヘッドレスト32Aを挟んだ位置の後方に、前記左の縦桟部24と左の補強部26が位置し、後述するスピーカー部がヘッドレスト31A,32Aを挟んだ左右に配置される。
以下、前記中央側のスピーカー33について説明する。前記中央側のスピーカー33は、高音用スピーカー本体であるスピーカー部35と、このスピーカー部35の前側を収容するカバー部36とを備える。
前記カバー部36は、合成樹脂製であって、後部が開口した箱型をなし、前記スピーカー部35を固定する前板部41と、上板部42と、中央側板部43と、下板部44とを有する。尚、ロールバーガーニッシュ7に取り付けた状態で、前記スピーカー部35の中心軸は車両1の前後方向に配置され、スピーカー部35から前方に向かって音が発せられる。
取付状態で、前記上板部42は車両1の左右方向外側から中央側に向かって低くなるように傾斜し、前記中央側板部43は前記上板部42と同方向で且つ大きな角度で傾斜し、前記上板部42と中央側板部43の挟角は鈍角であり、中央側板部43と下板部44の挟角は鈍角である。尚、下板部44は横方向であって、略水平に配置される。
前記前板部41は、前記スピーカー部35を固定するスピーカー部用前板部45と、このスピーカー部用前板部45の側部に一体に設けられ、後方に傾斜した前板傾斜部46とを備え、この前板傾斜部46の周囲の後面には、縁枠部47が設けられている。尚、縁枠部47はスピーカー部用前板部45側には設けられていない。また、前記前板傾斜部46の前面46Mは凹状湾曲面に形成され、図1に示すように、ヘッドレスト31Aの左側の後外面が前記前面46Mに係合する。
また、前記上板部42の後縁には、前記補強部26が係合する係合凹部51を設け、前記中央側板部43の後縁の下部には、前記中央部23Cの上部が当接する側部係合凹部52を設けている。
図8に示すように、前記スピーカー部用前板部45には、スピーカー部35に対応する円形のスピーカーエリア53に複数の透孔54が穿設されている。そのスピーカー部用前板部45の後面には、前記スピーカーエリア53を挟んだ左右両側にスピーカー部取付用ボス部55,55Aが設けられている。また、スピーカー部用前板部45の後面には、下部側の左右と上部側の左右外側に、カバー部取付用ボス部56,56A,56Bが設けられている。
図10に示すように、前記スピーカー部35の前面側には鍔部57が周設され、前記スピーカー部取付用ボス部55,55Aに対応して、前記鍔部57に腕部58,58が突出され、この腕部58には透孔(図示せず)が穿設されており、この透孔に固定部材たるタッピング螺子59を挿通し、このタッピング螺子59を前記ボス部55,55Aに螺合することにより、前記スピーカー部用前板部45にスピーカー部35が固定される。
前記カバー部取付用ボス部56,56A,56Bには、それぞれブラケット61,61A,61Bが固定される。これらブラケット61,61A,61Bは、前側と後側にそれぞれ透孔62,62Aが穿設され、前側の透孔62に固定部材たるタッピング螺子(図示せず)を挿通し、この透孔62に挿通したタッピング螺子を、前記ボス部56,56A,56Bに螺着し、後側の透孔62Aとロールバーガーニッシュ7とに挿通した固定部材たる螺子64により、ロールバーガーニッシュ7に複数のブラケット61,61A,61Bを固定し、これによりカバー部36がロールバーガーニッシュ7に固定される。
このように前記ブラケット61,61A,61B,タッピング螺子及び螺子64により、スピーカー部35とカバー部36とをロールバーガーニッシュ7に固定する固定手段65を構成している。
前記スピーカー部用前板部45の前面の縁部には、装飾用の縁枠部66が設けられ、この前面側の縁枠部66は正面視で略コ字型をなし、両面テープなどにより前記スピーカー部用前板部45の縁部に固定されている。
図15及び図16に示すように、前記外枠部25の下桟部23と前記補強部26の結合部28には、収容部たる切欠き部29が設けられ、この切欠き部29に前記スピーカー部35が挿通状態で収容される。この例では、前記切欠き部29は、透孔により形成され、前記前面部26Aに開口すると共に、左右の側面部26B,26Cの一部に開口し、側面部26Cの後縁26Fと中央部23Cの上縁23Uとが連続して形成されている。尚、スピーカー部35を切欠き部29に遊嵌したり、嵌合したりすることができ、嵌合した場合は、スピーカー部35がロールバーガーニッシュ7により支持される。
そして、切欠き部29にスピーカー部35を収容すると共に、固定手段65によりスピーカー33を前記結合部28側に固定すると、補強部26の前面に係合凹部51が当接状態で外嵌し、このようにして補強部26の突出部たる前面部26Aをカバー部36の係合凹部51が囲み、側部係合凹部52が中央部23Cの上部に当接状態で外嵌する。また、前板傾斜部46の縁枠部47が前記湾曲面27及び右側部23Rの前面に当接する。
このように切欠き部29にスピーカー部35の少なくとも一部を収容し、スピーカー部35の後部をロールバーガーニッシュ7の後方に突出することにより、カバー部36の前後方向の寸法を抑え、スピーカー33,33Aをコンパクトに取り付けることができる。
また、切欠き部29を挟んでカバー部36を結合部28に固定したから、合成樹脂製のカバー部36によりロールバーガーニッシュ7の結合部28を補強することできる。
次に、前記外側のスピーカー34について説明する。尚、前記スピーカー33と同一部分に同一符号を付し、その説明を省略する。前記外側のスピーカー33Aは、高音用スピーカー本体である前記スピーカー部35と、このスピーカー部35を収容するカバー部36Aとを備える。
図17に示すように、前記カバー部36Aは、合成樹脂製であって、後部が開口した箱型をなし、前記スピーカー部35を固定する前板部41Aと、上板部42Aと、外側板部43Aと、下板部44Aとを有する。
取付状態で、前記上板部42Aは車両1の左右方向中央側から外側に向かって低くなるように傾斜し、前記外側板部43Aは前記上板部42Aと同方向で且つ大きな角度で傾斜し、前記上板部42Aと外側板部43Aの挟角は鈍角であり、外側板部43Aと下板部44Aの挟角は鈍角である。尚、下板部44Aは横方向であって、略水平に配置される。
前記前板部41Aは、前記スピーカー部35を固定するスピーカー部用前板部45Aと、このスピーカー部用前板部45Aの側部に一体に設けられ、後方に傾斜した前板傾斜部46Aとを備え、この前板傾斜部46Aの周囲の後面には、縁枠部47Aが設けられている。尚、縁枠部47Aはスピーカー部用前板部45A側には設けられていない。また、前記前板傾斜部46Aの前面46Mは凹状湾曲面に形成され、図1及び図2に示すように、ヘッドレスト31Aの右側の後外面が前記前面46Mに係合する。
図17に示すように、前記スピーカー部用前板部45Aの後面には、前記スピーカーエリア53を挟んだ左右両側に前記スピーカー部取付用ボス部55,55Aが設けられている。また、スピーカー部用前板部45Aの後面には、下部側の右左と上部側の左右内側(左側)に、前記カバー部取付用ボス部56,56A,56Bが設けられている。
前記カバー部36Aのカバー部取付用ボス部56,56A,56Bには、それぞれブラケット61C,61D,61Eが固定される。これらブラケット61C,61D,61Eは、前側と後側にそれぞれ透孔62,62Aが穿設され、前側の透孔62に固定部材たるタッピング螺子(図示せず)を挿通し、この透孔62に挿通したタッピング螺子63を、前記ボス部56,56A,56Bに螺着し、後側の透孔62Aとロールバーガーニッシュ7とに挿通した固定部材たる螺子64により、ロールバーガーニッシュ7に複数のブラケット61C,61D,61Eを固定し、これによりカバー部36Aがロールバーガーニッシュ7に固定される。
このように前記ブラケット61C,61D,61E,タッピング螺子63及び螺子64により、スピーカー部35とカバー部36Aとをロールバーガーニッシュ7に固定する固定手段65Aを構成している。
そして、カバー部36Aにスピーカー部35を固定し、固定手段65Aによりスピーカー33Aを下桟部23の右側部23Rの左右方向外側(右側)に固定すると、カバー部36Aの後縁部がロールバーガーニッシュ7の前面に当接する。
また、前記スピーカー33,34と同様にして前記スピーカー33A,34Aをロールバーガーニッシュ7の左側に固定する。
このようにロールバーガーニッシュ7にスピーカー33,33A,34,34Aを取付けることより、シート31,32に取付けることなく、スピーカー33,33A,34,34Aを車室2内に取り付けることができると共に、シート31,32から所定の距離を離してスピーカー33,33A,34,34Aを取付けることができる。
また、図14に示すように、スピーカー33,33Aが右側のシート31のヘッドレスト31Aの左右外側の後方に位置し、スピーカー34,34Aが右側のシート32のヘッドレスト32Aの左右外側の後方に位置し、例えばスピーカー33,33Aから発した音がシート31に着座した運転手の前方で合されるため、車室2内において好ましい音場を形成することができる。
さらに、図1に示すように、例えば、シート31のヘッドレスト31Aを右側のスピーカー33,33Aの前面46M,46Mに嵌め入れるようにして配置すると、スピーカー33,33Aがヘッドレスト31Aにより仕切られた状態となり、ヘッドレスト31Aの後方でスピーカー33,33Aの音が混ざることがなく、運転手の前方でスピーカー33,33Aの音が合された状態となり、車室2内で好ましい音響効果を得ることができる。尚、シート31のヘッドレスト31Aを右側のスピーカー33,33Aの前面46M,46Mに嵌め入れた状態でも、スピーカー部35の前面はヘッドレスト31Aの前面より後方に位置する。
このように本実施例では、請求項1に対応して、車両1の前方に車室2が設けられ、車両1の後方に動力源4を収容する後部動力室3が設けられ、後部動力室3の前方にロールバー6が配設される車両1の車室2内へのスピーカーの取付構造であって、ロールバー6の車室2側にはロールバーガーニッシュ7が取り付けられ、ロールバーガーニッシュ7はロールバー6の外周に対応する外枠部25と車両1の上下方向に延びて外枠部25を連結する補強部26,26とを備えており、スピーカー33,33Aが補強部26,26に取り付けられるから、シート31,32に直接取付けることなく乗員から所定の距離を離してスピーカー33,33Aを取付けることができる。
このように本実施例では、請求項2に対応して、スピーカー33,34はスピーカー部35とこのスピーカー部35を収納するカバー部36,36Aを備えており、補強部26は断面視で車両1の前方に突出しており、カバー部36が補強部26の前記突出した部分である前面部26Aを囲むようにして補強部26に取付けられ、補強部26に形成された切欠き部29にスピーカー部35が収容されるから、ロールバーガーニッシュ7の形状を活かしてスピーカー33,33Aをコンパクトに収容できる。また、スピーカー33のカバー部36が、前面部26Aを囲むようにして補強部26に取り付けられるため、スピーカー33の位置及び向きを正しく設定することができ、共鳴できる位置及び向きにスピーカー33を取付けることができる。
このように本実施例では、請求項3に対応して、切欠き部29が外枠部25の下桟部23と補強部26の結合部28に形成されているから、カバー部36を用いて、ロールバーガーニッシュ7を補強することができる。
以下、実施例上の効果として、カバー部36は、係合凹部51と側部係合凹部52との間の一部が開口部15Aに位置するように、結合部28に設けられるから、開口部15Aを遮る部分を少なくしてロールバーガーニッシュ7にスピーカー33を取付けることができる。また、上板部42の後縁には、補強部26が係合する係合凹部51を設け、中央側板部43の後縁の下部には、中央部23Cの上部が当接する側部係合凹部52を設け、スピーカー33を取付けた状態で、補強部26の前面に係合凹部51が当接状態で外嵌し、側部係合凹部52が中央部23Cの上部に当接状態で外嵌するから、カバー部36における係合凹部51,52間の部分により結合部28を補強することができる。また、カバー部36,36Aは複数のブラケットを備えた固定手段65,65Aによりロールバーガーニッシュ7に取付けられるから、安定した取付強度を得ることができる。
また、ヘッドレスト31Aの左右の後外面は、カバー部36,36Aの係合受け部たる前面46M,46M間に嵌るから、スピーカー33,33Aがヘッドレスト31Aにより仕切られた状態となり、ヘッドレスト31Aの後方でスピーカー33,33Aの音が混ざることがなく、運転手の前方でスピーカー33,33Aの音が合された状態となり、車室2内で好ましい音響効果を得ることができる。
尚、本発明は、本実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内で種々の変形実施が可能である。例えば、実施例ではシートが2席の車両を例示したが、3席や4席以上でもよい。
1 車両
2 車室
3 後部動力室
4 動力源
5 仕切りパネル
6 ロールバー
7 ロールバーガーニッシュ
26 補強部
26A 前面部(突出した部分)
28 結合部
29 切欠き部
33 スピーカー
33A スピーカー
34 スピーカー
34A スピーカー
35 スピーカー部
36 カバー部
36A カバー部
51 係合凹部
52 側部係合凹部

Claims (3)

  1. 車両前方に車室が設けられ、車両後方に動力源を収容する後部動力室が設けられ、
    前記後部動力室の前方にロールバーが配設される車両の前記車室内へのスピーカーの取付構造であって、
    前記ロールバーの前記車室側にはロールバーガーニッシュが取り付けられ、
    前記ロールバーガーニッシュは前記ロールバーに対応する外枠部と前記車両上下方向に延びて前記外枠部を連結する補強部とを備えており、
    前記スピーカーが前記補強部に取り付けられることを特徴とするスピーカーの取付構造。
  2. 前記スピーカーはスピーカー部とこのスピーカー部を収納するカバー部を備えており、
    前記補強部は断面視で前記車両前方に突出しており、
    前記カバー部が前記補強部の前記突出した部分を囲むようにして前記補強部に取付けられ、
    前記補強部に形成された切欠き部に前記スピーカー部が収容されることを特徴とする請求項1記載のスピーカーの取付構造。
  3. 前記切欠き部が前記外枠部と前記補強部の結合部に形成されていることを特徴とする請求項2記載のスピーカーの取付構造。
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