JP2017122420A - 内燃機関のクランク室内圧低減機構 - Google Patents

内燃機関のクランク室内圧低減機構 Download PDF

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Abstract

【課題】クランク室内の排出物を排出するための専用の部品を省略して、クランクケースを小型化および軽量化することを目的とする。
【解決手段】クランクケース11に回転可能に支持されるクランクシャフト12と、クランクシャフト12から回転力が伝達される回転軸(バランサシャフト16)と、回転軸に設けられ、回転軸と一体で回転する吸引機構(プライマリドライブギア31)と、クランク室20から排出物が排出される第1の排出通路(排出通路、合流通路、排出ホース66)と、第1の排出通路に連通されると共に回転軸の内部に設けられた第2の排出通路(排出通路67)と、を有し、吸引機構は、第2の排出通路に連通されると共に、回転軸の半径方向の外側に向かって延び、外部の空間に連通する第3の排出通路(孔70)を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、内燃機関のクランク室内圧低減機構に関する。
自動二輪車などの鞍乗型車両では、クランクケースのクランク室内のブローバイガスやエンジンオイルなどの排出物を強制的に吸引してクランク室の外部に排出するクランク室内圧低減機構を備えているものがある。
特許文献1に開示された自動二輪車には、左右クランクケースの結合により形成されるクランク室の左右方向中央の底部にスカベンジンポンプが配置されている内燃機関のオイルポンプ構造が開示されている。スカベンジングポンプはクランク室内のオイルを、吸入油路を介して吸入し排出するので、クランク室の底部中央からクランク室内のオイルを効率良く排出することができる。
特開2009−121326号公報
しかしながら、排出物を強制的に吸引してクランク室の外部に排出するクランク室内圧低減機構として、特許文献1のようにスカベンジングポンプを配置すると部品点数が増えてしまい機構が複雑化してしまう。また、クランクケースにスカベンジングポンプを配置するスペースを設けなければならないことから、クランクケースが大型化してしまうと共に、軽量化を図ることができないという問題がある。
本発明は上述したような点に鑑みてなされたものであり、クランク室内の排出物を排出するための専用の部品を省略して、クランクケースを小型化および軽量化することを目的とする。
本発明は、クランクケースのクランク室内の排出物を強制的に吸引して排出する内燃機関のクランク室内圧低減機構であって、前記クランクケースに回転可能に支持されるクランクシャフトと、前記クランクシャフトから直接または間接的に回転力が伝達される回転軸と、前記回転軸に設けられ、前記回転軸と一体で回転する吸引機構と、前記クランク室から排出物が排出される第1の排出通路と、前記第1の排出通路に連通されると共に前記回転軸の内部に設けられた第2の排出通路と、を有し、前記吸引機構は、前記第2の排出通路に連通されると共に、前記回転軸の半径方向の外側に向かって延び、外部の空間に連通する第3の排出通路を有することを特徴とする。
本発明によれば、クランクシャフトから回転力が伝達される回転軸に吸引機構を設けることで、クランク室内の排出物を排出するための専用の部品が必要なく、クランクケースを小型化および軽量化することができる。
本実施形態のエンジンを有する自動二輪車の左側面図である。 エンジンの全体構成を示す側面図である。 クランクケースの一部を切断した断面図である。 クランクケースのロアケースを割り面と直交する方向から見た図である。 カウンタシャフトおよびドライブシャフトの周辺の構成を前側から見た斜視図である。 クランクケースの一部を切断した断面図である。 クランクケースの一部を拡大した拡大図である。 クランクケースの一部を切断した断面図である。 クランクケースの一部を切断した斜視図である。
以下、図面に基づき、本発明における、内燃機関のクランク室内圧低減機構の好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るクランク室内圧低減機構を有する自動二輪車の左側面図である。先ず、図1を用いて自動二輪車100の全体構成について説明する。なお、以下の説明において図1を含めた各図では、必要に応じて車両の前側を矢印Frにより、車両の後側を矢印Rrによりそれぞれ示し、また、車両の右側を矢印Rにより、車両の左側を矢印Lにより示す。
図1において鋼製或いはアルミニウム合金材でなる車体フレーム101(メインフレーム)の前部には、ステアリングヘッドパイプ102によって左右に回動可能に支持された左右2本のフロントフォーク103が設けられる。フロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の両端にグリップ105を有する。フロントフォーク103の下部には前輪106が回転可能に支持されると共に、前輪106上部を覆うようにフロントフェンダ107が固定される。前輪106は、前輪106と一体回転するブレーキディスク108を有している。
車体フレーム101はステアリングヘッドパイプ102の後部に一体的に結合し、後側に向けて左右一対で二又状に分岐し、ステアリングヘッドパイプ102から後斜め下側に拡幅しながら延設する。ここでは、車体フレーム101は高速性能を要求される車両に適用される、所謂ツインスパーフレームである。なお、車体フレーム101の後部付近から、後斜め上側に適度に傾斜してシートレール101Aが後側に延出し、後述のシート118を支持する。また、車体フレーム101の後部にはスイングアーム109が揺動可能に結合すると共に、車体フレーム101とスイングアーム109との間にリヤショックアブソーバが装架される。スイングアーム109の後端には後輪(駆動輪)111が回転可能に支持される。後輪111は、後述のエンジン10の動力を伝達するチェーン112が巻回されたドリブンスプロケット113を介して、回転駆動される。後輪111の直近周囲にはその前上部付近を覆うインナフェンダ114が設けられると共に、そのインナフェンダ114の上側にはリヤフェンダ115が配置される。
車体フレーム101に搭載されたエンジン10には、図示しないエアクリーナおよび燃料供給装置からそれぞれ供給される空気および燃料からなる混合気が供給されると共に、エンジン10内での燃焼後の排気ガスがエキゾーストパイプを通って、マフラから排気される。エンジン10の上側に燃料タンクが搭載され、燃料タンクがタンクカバー117によって覆われる。燃料タンクの後側にはシート118が連設される。
車両外装において、フェアリング120およびサイドカウル121によって車両の主に前部および側部が覆われ、車両後部にはサイドカバーあるいはシートカウル122が被着し、これらの外装部材により所謂、流線型を有する車両の外観フォルムが形成される。
次に、内燃機関としてのエンジン10の構成について説明する。
図2は、本実施形態におけるエンジン10の全体構成を示す側面図である。本実施形態のエンジン10は、並列多気筒エンジン、具体的には4サイクル並列4気筒エンジンを用いている。エンジン10は、複数のエンジンマウントを介して車体フレーム101に一体的に結合され、それ自体で車体フレーム101の剛性部材として作用する。
エンジン10は、クランクシャフト12を収容して回転可能に支持するクランクケース11と、ピストンを上下動可能に収容するシリンダ13と、動弁装置を収容するシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14に蓋着するシリンダヘッドカバー15とが連接して構成されている。本実施形態のエンジン10は、シリンダ13のシリンダ軸線がクランクシャフト12から前斜め上側に向かうように傾斜している。また、本実施形態のエンジン10は、シリンダヘッド14に収容された動弁装置が、クランクシャフト12から図示しないギアトレインを介して駆動される。
本実施形態のエンジン10は、クランクケース11がクランクシャフト12の他、クランクシャフト12の上斜め後側に位置する回転軸としてのバランサシャフト16、バランサシャフト16の後側に位置するカウンタシャフト17、カウンタシャフト17の下側に位置するドライブシャフト18を回転自在に支持している。
クランクシャフト12の回転は、バランサシャフト16、カウンタシャフト17、ドライブシャフト18の順に伝達された後、ドライブシャフト18の端部に軸着されたドライブスプロケット19からチェーン112に伝達される。なお、各シャフト間はギアを介して伝達されることで、動力伝達方向における上流のシャフトと下流のシャフトとでは回転方向は逆方向になる。
本実施形態のエンジン10は、上述したようにクランクシャフト12の回転をギアトレインで動弁装置に伝達するなど、通常のエンジンよりも多くのギアを備えているために、走行時のジャイロ効果がより大きく生じる。そのため、クランクシャフト12をドライブシャフト18と異なる方向(図2に示す矢印を参照)に回転させてジャイロ効果を抑制させている。したがって、クランクシャフト12の回転方向は通常のエンジンの回転方向とは逆回転であるため、クランクシャフト12とカウンタシャフト17との間に上述したバランサシャフト16を介在させて、カウンタシャフト17およびドライブシャフト18の回転方向を、車両が前進する回転方向に戻している。
以下、クランクケース11およびクランクケース11周辺の構成について説明する。
図3は、クランクケース11の一部を切断した断面図である。
クランクケース11は、クランクシャフト12の軸線Cとバランサシャフト16の軸線とを繋ぐ割り面Pを隔てて、アッパケース11Aとロアケース11Bとの2つ割りで構成されている。クランクケース11には、後述するクランクシャフト支持部により仕切られることでクランク室20が形成される。
クランク室20は、アッパケース11Aとロアケース11Bとの間であって、車幅方向に並列して複数、形成されている。
ここで、クランク室20の具体的な構成について図4を参照して説明する。図4は、図3に示すロアケース11Bを割り面Pと直交する矢印方向、すなわち図3に示すI−I線を矢印方向から見た図である。
クランクケース11には、車幅方向(左右方向)に沿って左側から順に、第1気筒に対応する第1クランク室20a、第2気筒に対応する第2クランク室20b、第3気筒に対応する第3クランク室20c、第4気筒に対応する第4クランク室20dが形成されている。第1クランク室20a〜第4クランク室20dは、それぞれが独立して密閉して構成されている。
第1クランク室20a〜第4クランク室20dは、アッパケース11Aおよびロアケース11Bにそれぞれ形成されたクランクシャフト支持部21を割り面Pで合わせることで区画して構成される。図4に示すロアケース11Bのクランクシャフト支持部21の割り面Pには、アッパケース11Aとの間で位置合わせのためのノックピンの挿通孔やアッパケース11Aと結合するためのネジ孔が形成される。
第1クランク室20a〜第4クランク室20dは、クランクシャフト支持部21、第1クランク室20aの側壁22および第4クランク室20dの側壁22により回転自在に支持されたクランクシャフト12を収容している。図3に示すように、クランクシャフト12は、クランクピン23を介してコネクティングロッド24が連結される。各コネクティングロッド24の先端にはピストン25が揺動自在に取り付けられ、ピストン25はシリンダ13内を上下に往復運動する。また、第1クランク室20a〜第4クランク室20dの内壁面は、クランクシャフト12の軸線Cと略同心の平滑な円筒形状に形成される。したがって、ピストン25の往復運動によって回転するコネクティングロッド24やクランクウェブなどの回転物と、クランク室20の内壁面との間隔を一定にすることができ、回転物と内壁面とのポンピングロスを低減することができる。
また、図4に示すように、クランクシャフト12は、第1クランク室20a内にクランクウェブ26およびクランクドライブギア(ドライブギア)27が軸着され、第2クランク室20b〜第4クランク室20d内に一対のクランクウェブ26が軸着される。第1クランク室20a内のクランクドライブギア27はクランクシャフト12の回転をバランサシャフト16に伝達する。本実施形態の第1クランク室20a内では、一対のクランクウェブ26の一つをクランクドライブギア27に代えることでクランクドライブギア27がクランク室20内に配設されている。
また、第1クランク室20a〜第3クランク室20cでは、クランクシャフト支持部21により回転自在に軸支されたバランサシャフト16を収容している。バランサシャフト16は、第1クランク室20a内にクランクドリブンギア28が軸着され、第2クランク室20b内にジェネレータドライブギア29が軸着され、第3クランク室20c内にバランサウェート30が軸着されている。クランクドリブンギア(ドリブンギア)28は、クランクドライブギア27と噛合するギアである。ジェネレータドライブギア29は、図3に示すジェネレータ室34に配置されたジェネレータを駆動するギアである。バランサウェート30は、クランクシャフト12の回転によって生じるエンジン10の振動を減衰させる。
また、バランサシャフト16の一方側(右側)の端部には、プライマリドライブギア31が軸着されている。プライマリドライブギア31は、バランサシャフト16の回転をカウンタシャフト17に伝達する。すなわち、プライマリドライブギア31は、バランサシャフト16と一体で回転する駆動伝達部品である。また、プライマリドライブギア31は、クランク室20の外部、具体的には第4クランク室20dの上斜め後側に配設されている。ここでは、プライマリドライブギア31は、後述するミッション室32に連通する空間内に配置される。
図3に戻り、クランク室20の後側には、クランクケース11のケース隔壁により隔てられることで、ミッション室32が形成されている。また、ミッション室32の右側には、クラッチ室33、クランク室20の上側にはジェネレータ室34などが形成されている。
ミッション室32には、カウンタシャフト17とドライブシャフト18とがクランクシャフト12と平行に回転自在に軸支されている。
カウンタシャフト17およびドライブシャフト18の周辺の構成について図5を参照して説明する。図5は、カウンタシャフト17およびドライブシャフト18の周辺の構成を前側から見た斜視図である。図5に示すように、カウンタシャフト17の右側には、カウンタシャフト17と一体で回転し、上述したプライマリドライブギア31と常に噛合するプライマリドリブンギア35が軸着されている。プライマリドリブンギア35はクラッチ室33内に配置され、プライマリドリブンギア35の直ぐ右側にはクラッチ36が設けられている(図4を参照)。クラッチ36は、クランクケース11の右側から図示しないクラッチカバーによって覆われる。クラッチ36は、乗員によるクラッチレバーを介した操作に応じて、プライマリドリブンギア35からカウンタシャフト17への回転の伝達を断続する。
カウンタシャフト17は、複数の変速ギア37が設けられている。また、ドライブシャフト18にも、複数の変速ギア38が設けられている。乗員によるシフト操作に応じて、カウンタシャフト17の変速ギア37の一部またはドライブシャフト18の変速ギア38の一部が軸線方向に移動する。変速ギア37、38による軸線方向の移動によって、カウンタシャフト17からドライブシャフト18に回転を伝達する変速ギア37、38の組み合わせが変更される。したがって、クランクシャフト12の回転は、バランサシャフト16を経由した後、カウンタシャフト17とドライブシャフト18との間で変速ギア37、38の組み合わせに応じて変速されて、ドライブスプロケット19に出力される。
また、図3に示すように、ミッション室32内のドライブシャフト18の下側には、シフトカム39がクランクシャフト12と平行に回動自在に軸支されている。シフトカム39は乗員によるシフト操作に応じて一定の角度ずつ段階的に回動する。シフトカム39には複数のカム溝が形成され、シフトフォーク41が係合している。シフトフォーク41はシフトカム39の後斜め上側でクランクシャフト12と平行に支持されたシフトフォークシャフト42によって軸線方向に沿って移動可能に軸支されている。シフトフォーク41はドライブシャフト18の変速ギア38の一部に係合する。
乗員によるシフト操作に応じてシフトカム39が回動すると、シフトカム39のカム溝の形状に応じてシフトフォーク41がシフトフォークシャフト42の軸線方向に沿って移動する。したがって、変速ギア38の一部が軸線方向に移動して、カウンタシャフト17からドライブシャフト18に回転を伝達する変速ギア37、38の組み合わせが変更される。
また、図2および図3に示すように、クランクケース11の下端面には複数の固定ネジを介してオイルパン45が結合される。オイルパン45は、エキゾーストパイプと干渉しないように、一部がエキゾーストパイプの右側から下側に突出して形成されている。また、クランクケース11内の右側であって、オイルパン45の上側には図示しないオイルポンプが配置されている。オイルポンプは、カウンタシャフト17に軸着されたプライマリドリブンギア35の回転が複数のギアを介して伝達されることによって駆動する。
また、クランクケース11およびオイルパン45の前側であってクランクケース11およびオイルパン45から離れた位置には、複数のステーを介してオイルクーラ46が支持される。オイルクーラ46の上部にはインレットホース47の一端が結合され、下部にはアウトレットホース48の一端が結合される。インレットホース47の他端は、クランクケース11のロアケース11Bの前面に結合され、クランクケース11内でオイルポンプと接続される。また、アウトレットホース48の他端は、クランクケース11のロアケース11Bおよびオイルパン45の前側を経由して、ロアケース11Bの前面と右側面とで形成される略角部に結合され、ロアケース11Bの右側面に着脱自在に装着されたオイルフィルタ49内に接続される。
オイルポンプは、オイルパン45に貯留するエンジンオイルを吸入し、インレットホース47を介してオイルクーラ46に圧送される。オイルクーラ46に圧送されたエンジンオイルは冷却され、アウトレットホース48からオイルフィルタ49に圧送される。オイルフィルタ49に圧送されたエンジンオイルは、エンジンオイルに含まれる異物が除去され清浄化された後、エンジン10の各部に供給される。具体的に、エンジンオイルは、例えばシリンダヘッド14の動弁装置、変速ギア37、38、クランクシャフト支持部21、ピストン25などに供給される。変速ギア37、38などを潤滑したエンジンオイルはミッション室32を通ってオイルパン45に回収され、クランクシャフト支持部21、ピストン25などを潤滑したエンジンオイルは第1クランク室20a〜第4クランク室20dに回収される。また、第1クランク室20a〜第4クランク室20d内には、エンジンオイルのほかブローバイガスが充満している。
次に、本実施形態に係るクランク室内圧低減機構について説明する。図6は、図3に示すII−II線で切断した断面図である。図7は、図3を一部拡大した拡大図である。図8は、図7に示すIII−III線で切断した断面図である。図9は、図7に示すIV−IV線で切断した断面図である。
本実施形態の第1クランク室20a〜第4クランク室20dのそれぞれ底部60の内壁面には、開口部61が形成されている。図6および図8に示すように、開口部61は、それぞれ第1クランク室20a〜第4クランク室20dの室幅に亘って形成される。また、図7に示すように、開口部61は、クランクシャフト12の軸線Cから垂下される直線と重なる位置に形成される。
また、開口部61から前斜め下側に向かって傾斜して排出通路62が形成される。排出通路62は、第1クランク室20a〜第4クランク室20dからエンジンオイルおよびブローバイガス(以下、排出物ともいう)が開口部61から排出される通路である。排出通路62は、ロアケース11Bに一体で形成される。ここで、排出通路62は、クランク室20の円筒形状の接線方向に延出している。クランク室20内ではクランクウェブ26などによって掻き回されることでエンジンオイルはクランクシャフト12の回転方向(図7に示す矢印方向)と同じ方向に運動する。したがって、開口部61から排出通路62を上述したように延出させることでエンジンオイルが運動エネルギーを保ったまま排出通路62に進入することができる。
また、排出通路62は、開口部61の反対側で合流通路63に連通する。合流通路63は、各排出通路62から排出された排出物を合流させる通路である。合流通路63は、ロアケース11Bに一体で形成される。ここで、合流通路63は、クランク室20の下側に位置し、排出通路62の延出する方向と直交する方向、すなわち車幅方向に延出している。具体的には、図8および図9に示すように、合流通路63は、第1クランク室20aから第4クランク室20dまでに亘って形成されている。更に、合流通路63はクランクケース11の左端まで到り、クランクケース11の左側の側壁に形成された開口部64によって開口されている。
なお、合流通路63は、排出通路62の通路断面積よりも通路断面積を拡大させている。したがって、排出物が排出されるときに圧力損失が生じる合流通路63において通路断面積を拡大させることで圧力損失を低減でき、排出物の吸入の効率を向上させることができる。
また、各排出通路62は、開口部61から合流通路63に到るまでに通路断面積が漸減する絞り部65が形成されている。本実施形態では、クランク室20に繋がる排出通路62同士を合流させることで、クランク室20同士は合流通路63を介して連通されている。したがって、ピストン25のポンピングによりクランク室20同士で圧力差が生じたとしても、漸減させる絞り部65により一方のクランク室20が他方のクランク室20に与える圧力の影響を低減させることができる。
合流通路63の開口部64には、排出ホース66が接続されている。排出ホース66は合流通路63により合流された排出物をクランクケース11から排出する通路である。図2に示すように、排出ホース66は開口部64からクランクケース11の左側の側壁に沿って上側に延出され、バランサシャフト16に接続される。
ここで、上述した排出通路62、合流通路63、および、排出ホース66は、第1の排出通路の一例に対応する。
図4に示すように、本実施形態のバランサシャフト16は、内部に軸線方向に沿って排出通路67が形成される。ここで、排出通路67は、第1の排出通路に連通する第2の排出通路の一例に対応する。
また、バランサシャフト16の軸方向のうち一端側、具体的にはクランクドリブンギア28の端面側には開口部68が形成されている。すなわち、排出通路67は、軸方向の一端側が開口部68によって開口されている。この開口部68には、ベアリング69が取り付けられている。開口部68には、上述した排出ホース66がベアリング69を介して接続される。したがって、排出ホース66と排出通路67とは、互いに連通する。
一方、バランサシャフト16の軸方向のうち他端側、具体的にはプライマリドライブギア31には排出通路67から半径方向の外側に放射状に延びる細い孔70が形成されている。ここで、孔70は、第2の排出通路に連通される第3の排出通路の一例に対応する。孔70は、プライマリドライブギア31の隣接する歯の間で開口している。すなわち、孔70は、プライマリドライブギア31の各歯の強度が低下しないように、歯先ではなく歯底で開口している。このような孔70が形成されたプライマリドライブギア31は、吸引機構の一例に対応する。なお、プライマリドライブギア31の端面側は、クランクドリブンギア28のように開口しておらず閉塞されている。
したがって、第1クランク室20a〜第4クランク室20dはそれぞれ、排出通路62、合流通路63、排出ホース66、排出通路67および孔70を介して、プライマリドライブギア31が配置された空間、すなわちミッション室32に連通している。
次に、上述したように構成されるクランク室内圧低減機構の動作について具体的に説明する。各クランク室20に回収されたエンジンオイルやブローバイガスは、クランク室内圧低減機構が各クランク室20の内圧を低減することによって強制的に吸引されて排出される。
具体的には、クランクシャフト12が回転することで、クランクシャフト12に軸着されたクランクドライブギア27がクランクドリブンギア28を介してバランサシャフト16を回転させる。バランサシャフト16の回転に応じてプライマリドライブギア31が回転することで、プライマリドライブギア31の孔70内の気体が遠心力によってプライマリドライブギア31の外部、すなわちミッション室32に排出される。したがって、プライマリドライブギア31の孔70に連通する、バランサシャフト16内の排出通路67が負圧になるために、排出通路67に連通する、排出ホース66、合流通路63、排出通路62および、各クランク室20が負圧になる。したがって、各クランク室20内の排出物は強制的に吸引され、排出通路62、合流通路63、排出ホース66、排出通路67、および、孔70を経由してミッション室32に排出される。このとき、第1クランク室20a〜第4クランク室20dは、上述した排出する経路を除いて、独立して密閉されているために排出物を効率よく排出することができる。したがって、第1クランク室20a〜第4クランク室20d内でエンジンオイルおよびブローバイガスが残留せず、第1クランク室20a〜第4クランク室20d内でクランクシャフト12が抵抗なく回転でき、ポンピングロスを低減することができる。
なお、ミッション室32に排出されたエンジンオイルは、カウンタシャフト17の変速ギア37およびドライブシャフト18の変速ギア38などを潤滑した後に、オイルパン45に滴下して貯留される。
このように、本実施形態によれば、クランクシャフト12の回転力が伝達される回転軸であるバランサシャフト16に吸引機構を設けることで、別途でスカベンジングポンプやリードバルブなどの排出物を排出するための専用の部品を追加する必要がない。したがって、クランクケース11を小型化および軽量化することができ、このようなクランクケース11を用いた車両の操作性の向上を図ることができる。
また、回転軸であるバランサシャフト16の内部に排出物を排出するための第2の通路としての排出通路67を設けることで、クランクケース11に第2の排出通路を設ける必要がなく、クランクケース11の構造を簡素化でき、生産性を向上させることができる。
また、本実施形態によれば、吸引機構をバランサシャフト16が備える駆動伝達部品、すなわちプライマリドライブギア31に設けることで、別途で排出物を排出するための専用の部品を追加する必要がなく、クランクケース11を小型化および軽量化することができる。
また、本実施形態によれば、吸引機構をクランクシャフト12に最も近接するバランサシャフト16に設けたことから、各クランク室20からバランサシャフト16に到るまでの排出通路の距離を短くすることができる。
また、バランサシャフト16はクランクシャフト12と同じ速度で高速回転することから、バランサシャフト16に吸引機構を設けることで、他の回転軸に吸引機構を設ける場合に比べて効果的にクランク室20内の排出物を排出することができる。
以上、本発明を上述した実施形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更などが可能である。
上述した実施形態では、吸引機構を設ける回転軸が、クランクシャフト12から直接、回転力が伝達されるバランサシャフト16である場合について説明したが、この場合に限られない。すなわち、吸引機構を設ける回転軸は、クランクシャフト12から直接または間接的に回転力が伝達されるカウンタシャフト17やドライブシャフト18であってもよい。この場合には、カウンタシャフト17あるいはドライブシャフト18に設ける孔70は、クランク室20とは異なる空間に連通させる。
上述した実施形態では、吸引機構を備えるバランサシャフト16を、クランクシャフト12とカウンタシャフト17との間に配置する場合について説明したが、この場合に限られない。例えば、吸引機構を備えるバランサシャフト16を、カウンタシャフト17を回転させるためではなく、クランクシャフト12の周囲に単独で配置してもよい。この場合には、バランサシャフト16に設ける孔70は、クランク室20とは異なる空間に連通させる。
上述した実施形態では、合流通路63からバランサシャフト16の排出通路67に連通させるのに排出ホース66を用いる場合について説明したが、この場合に限られず、合流通路63からクランクケース11内に通路を形成し、形成した通路から直接、バランサシャフト16の排出通路67に連通させてもよい。
上述した実施形態では、クランク室20内の排出物を、クランク室20と一体で形成されたミッション室32に排出する場合について説明したが、この場合に限られず、クランク室20とは別体で形成されたミッション室32に排出してもよい。
上述した実施形態では、クランク室20内の排出物をミッション室32に排出する場合について説明したが、この場合に限られず、クランク室20およびミッション室32とは異なる空間に排出する構造であってもよい。
上述した実施形態では、クランクシャフト12の回転方向は通常のエンジンの回転方向と逆回転である場合について説明したが、この場合に限られず、通常のエンジンの回転方向と同回転方向であってもよい。
上述した実施形態では、エンジン10が並列4気筒エンジンである場合について説明したが、この場合に限られず、異なる配列(例えば、V型エンジン)および異なる気筒数(例えば、単気筒、4気筒以外)のエンジンであってもよい。このとき、例えば単気筒の場合には、合流通路63を形成する必要がなく、排出通路62から排出ホース66に直接、連通させることができる。
上述した実施形態では、エンジン10を自動二輪車に適用する場合について説明したが、この場合に限られず、類似構造を有する車両にも適用することができる。
10:エンジン 11:クランクケース 11A:アッパケース 11B:ロアケース 12:クランクシャフト 13:シリンダ 14:シリンダヘッド 16:バランサシャフト 17:カウンタシャフト 18:ドライブシャフト 20:クランク室 20a〜20d:第1クランク室〜第4クランク室 21:クランクシャフト支持部 22:側壁 31:ミッション室 32:クラッチ室 61:開口部 62:排出通路 63:合流通路 66:排出ホース 67:排出通路 70:孔 100:自動二輪車

Claims (3)

  1. クランクケースのクランク室内の排出物を強制的に吸引して排出する内燃機関のクランク室内圧低減機構であって、
    前記クランクケースに回転可能に支持されるクランクシャフトと、
    前記クランクシャフトから直接または間接的に回転力が伝達される回転軸と、
    前記回転軸に設けられ、前記回転軸と一体で回転する吸引機構と、
    前記クランク室から排出物が排出される第1の排出通路と、
    前記第1の排出通路に連通されると共に前記回転軸の内部に設けられた第2の排出通路と、を有し、
    前記吸引機構は、
    前記第2の排出通路に連通されると共に、前記回転軸の半径方向の外側に向かって延び、外部の空間に連通する第3の排出通路を有することを特徴とする内燃機関のクランク室内圧低減機構。
  2. 前記吸引機構は、前記回転軸が備える駆動伝達部品に設けられることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のクランク室内圧低減機構。
  3. 前記回転軸は、前記クランクシャフトから直接、回転力が伝達されるバランサシャフトであることを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関のクランク室内圧低減機構。
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