JP6291949B2 - エンジン - Google Patents

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Description

本発明は、鞍乗型車両などに用いられて好適なドライサンプ式のエンジンに関する。
従来から、鞍乗型車両などの自動二輪車に用いられるエンジンには、各クランク室に回収されたエンジンオイルをスカベンジングポンプを用いて強制的にクランク室から排出させるドライサンプ式のエンジンが知られている。特許文献1には、クランク室がクランク軸の2つの中間ジャーナル部をそれぞれ回転自在に支持する2つの中間支持壁により相互にほぼ密閉状態で分離される3つの独立クランク室に軸方向に分割され、各独立クランク室内の潤滑油およびブローバイガスを吸入するスカベンジングポンプが独立クランク室ごとに設けられた多気筒4サイクル内燃機関が開示されている。特許文献1の多気筒4サイクル内燃機関によれば、密閉されたクランク室は、中間支持壁により複数の独立クランク室に分割されるため、内燃機関の傾斜や慣性力による各独立クランク室内での潤滑油の流動範囲が狭い範囲に制限されると共に、隣接する独立クランク室間でのガスの流出入をほとんどなくすことができる。
特開2002−276317号公報
しかしながら、特許文献1に開示された多気筒4サイクル内燃機関では、独立クランク室ごとにスカベンジングポンプが設けられているので、エンジンが大型化すると共に、軽量化することができないという問題がある。特に、多気筒4サイクル内燃機関を自動二輪車などの鞍乗型車両に用いる場合、エンジンが大型化してしまうと車体の傾斜可能角度が小さくなり、旋回性能が低下してしまう虞がある。
本発明は、上述したような問題点に鑑みてなされたものであり、各クランク室内のエンジンオイルをスカベンジングポンプにより吸入するエンジンの小型化かつ軽量化を図ることを目的とする。
本発明のエンジンは、クランクシャフトを収容するクランクケースと、前記クランクケースのクランク室に回収されたエンジンオイルをオイル吸入通路を介して吸入するスカベンジングポンプと、を備えるエンジンであって、前記クランクケースは、クランクシャフト支持部により仕切られる複数の前記クランク室が形成され、前記オイル吸入通路は、それぞれの前記クランク室の底部に形成された開口部から延出して形成され、少なくとも幾つかの前記オイル吸入通路は合流部により合流され、一つの前記スカベンジングポンプに接続され、更に、前記オイル吸入通路は、前記開口部から前記合流部に到るまでに、通路断面積が漸減する絞り部を有することを特徴とする。
本発明によれば、スカベンジングポンプの個数を削減することができ、エンジンを小型化かつ軽量化することができる。
本実施形態のエンジンを有する自動二輪車の左側面図である。 エンジンの全体構成を示す側面図である。 クランクケースの一部を切断した断面図である。 クランクケースのロアケースを割り面と直交する方向から見た図である。 カウンタシャフトおよびドライブシャフトの周辺の構成を前側から見た斜視図である。 クランクケースの一部を切断した断面図である。 クランクケースの一部を拡大した拡大図である。 クランクケースの一部を切断した断面図である。 クランクケースの一部を切断した斜視図である。 オイルパンを取り外したクランクケースを下側から見た図である。
以下、図面に基づき、本発明におけるエンジンの好適な実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るエンジンを有する自動二輪車の左側面図である。先ず、図1を用いて自動二輪車100の全体構成について説明する。なお、以下の説明において図1を含めた各図では、必要に応じて車両の前側を矢印Frにより、車両の後側を矢印Rrによりそれぞれ示し、また、車両の右側を矢印Rにより、車両の左側を矢印Lにより示す。
図1において鋼製或いはアルミニウム合金材でなる車体フレーム101(メインフレーム)の前部には、ステアリングヘッドパイプ102によって左右に回動可能に支持された左右2本のフロントフォーク103が設けられる。フロントフォーク103の上端にはハンドルバー104が固定され、ハンドルバー104の両端にグリップ105を有する。フロントフォーク103の下部には前輪106が回転可能に支持されると共に、前輪106上部を覆うようにフロントフェンダ107が固定される。前輪106は、前輪106と一体回転するブレーキディスク108を有している。
車体フレーム101はステアリングヘッドパイプ102の後部に一体的に結合し、後側に向けて左右一対で二又状に分岐し、ステアリングヘッドパイプ102から後斜め下側に拡幅しながら延設する。ここでは、車体フレーム101は高速性能を要求される車両に適用される、所謂ツインスパーフレームである。なお、車体フレーム101の後部付近から、後斜め上側に適度に傾斜してシートレール101Aが後側に延出し、後述のシート118を支持する。また、車体フレーム101の後部にはスイングアーム109が揺動可能に結合すると共に、車体フレーム101とスイングアーム109との間にリヤショックアブソーバが装架される。スイングアーム109の後端には後輪(駆動輪)111が回転可能に支持される。後輪111は、後述のエンジン10の動力を伝達するチェーン112が巻回されたドリブンスプロケット113を介して、回転駆動される。後輪111の直近周囲にはその前上部付近を覆うインナフェンダ114が設けられると共に、そのインナフェンダ114の上側にはリヤフェンダ115が配置される。
車体フレーム101に搭載されたエンジン10には、図示しないエアクリーナおよび燃料供給装置からそれぞれ供給される空気および燃料からなる混合気が供給されると共に、エンジン10内での燃焼後の排気ガスがエキゾーストパイプを通って、マフラから排気される。エンジン10の上側に燃料タンクが搭載され、燃料タンクがタンクカバー117によって覆われる。燃料タンクの後側にはシート118が連設される。
車両外装において、フェアリング120およびサイドカウル121によって車両の主に前部および側部が覆われ、車両後部にはサイドカバーあるいはシートカウル122が被着し、これらの外装部材により所謂、流線型を有する車両の外観フォルムが形成される。
次に、内燃機関としてのエンジン10の構成について説明する。
図2は、本実施形態におけるエンジン10の全体構成を示す側面図である。本実施形態のエンジン10は、並列多気筒エンジン、具体的には4サイクル並列4気筒エンジンを用いている。エンジン10は、複数のエンジンマウントを介して車体フレーム101に一体的に結合され、それ自体で車体フレーム101の剛性部材として作用する。
エンジン10は、クランクシャフト12を収容して回転可能に支持するクランクケース11と、ピストンを上下動可能に収容するシリンダ13と、動弁装置を収容するシリンダヘッド14と、シリンダヘッド14に蓋着するシリンダヘッドカバー15とが連接して構成されている。実施形態のエンジン10は、シリンダ13のシリンダ軸線がクランクシャフト12から前斜め上側に向かうように傾斜している。また、本実施形態のエンジン10は、シリンダヘッド14に収容された動弁装置が、クランクシャフト12から図示しないギアトレインを介して駆動される。
本実施形態のエンジン10は、クランクケース11がクランクシャフト12の他、クランクシャフト12の上斜め後側に位置するアイドルシャフト16、アイドルシャフト16の後側に位置するカウンタシャフト17、カウンタシャフト17の下側に位置するドライブシャフト18を回転自在に支持している。
クランクシャフト12の回転は、アイドルシャフト16、カウンタシャフト17、ドライブシャフト18の順に伝達された後、ドライブシャフト18の端部に軸着されたドライブスプロケット19からチェーン112に伝達される。なお、各シャフト間はギアを介して伝達されることで、動力伝達方向における上流のシャフトと下流のシャフトとでは回転方向は逆方向になる。
本実施形態のエンジン10は、上述したようにクランクシャフト12の回転をギアトレインで動弁装置に伝達するなど、通常のエンジンよりも多くのギアを備えているために、走行時のジャイロ効果がより大きく生じる。そのため、クランクシャフト12をドライブシャフト18と異なる方向(図2に示す矢印を参照)に回転させてジャイロ効果を抑制させている。したがって、クランクシャフト12の回転方向は通常のエンジンの回転方向とは逆回転であるため、クランクシャフト12とカウンタシャフト17との間に上述したアイドルシャフト16を介在させて、カウンタシャフト17およびドライブシャフト18の回転方向を、車両が前進する回転方向に戻している。
以下、クランクケース11およびクランクケース11周辺の構成について説明する。
図3は、クランクケース11の一部を切断した断面図である。
クランクケース11は、クランクシャフト12の軸線Cとアイドルシャフト16の軸線とを繋ぐ割り面Pを隔てて、アッパケース11Aとロアケース11Bとの2つ割りで構成されている。クランクケース11には、後述するクランクシャフト支持部により仕切られることでクランク室20が形成される。
クランク室20は、アッパケース11Aとロアケース11Bとの間であって、車幅方向に並列して複数、形成されている。
ここで、クランク室20の具体的な構成について図4を参照して説明する。図4は、図3に示すロアケース11Bを割り面Pと直交する矢印方向、すなわち図3に示すI−I線を矢印方向から見た図である。
クランクケース11には、車幅方向(左右方向)に沿って左側から順に、第1気筒に対応する第1クランク室20a、第2気筒に対応する第2クランク室20b、第3気筒に対応する第3クランク室20c、第4気筒に対応する第4クランク室20dが形成されている。第1クランク室20a〜第4クランク室20dは、それぞれが独立して密閉して構成されている。
第1クランク室20a〜第4クランク室20dは、アッパケース11Aおよびロアケース11Bにそれぞれ形成されたクランクシャフト支持部21を割り面Pで合わせることで区画して構成される。図4に示すロアケース11Bのクランクシャフト支持部21の割り面Pには、アッパケース11Aとの間で位置合わせのためのノックピンの挿通孔やアッパケース11Aと結合するためのネジ孔が形成される。
第1クランク室20a〜第4クランク室20dは、クランクシャフト支持部21、第1クランク室20aの側壁22および第4クランク室20dの側壁22により回転自在に支持されたクランクシャフト12を収容している。図3に示すように、クランクシャフト12は、クランクピン23を介してコネクティングロッド24が連結される。各コネクティングロッド24の先端にはピストン25が揺動自在に取り付けられ、ピストン25はシリンダ13内を上下に往復運動する。また、第1クランク室20a〜第4クランク室20dの内壁面は、クランクシャフト12の軸線Cと略同心の平滑な円筒形状に形成される。したがって、ピストン25の往復運動によって回転するコネクティングロッド24やクランクウェブなどの回転物と、クランク室20の内壁面との間隔を一定にすることができ、回転物と内壁面とのポンピングロスを低減することができる。
また、図4に示すように、クランクシャフト12は、第1クランク室20a内にクランクウェブ26およびクランクドライブギア27が軸着され、第2クランク室20b〜第4クランク室20d内に一対のクランクウェブ26が軸着される。第1クランク室20a内のクランクドライブギア27はクランクシャフト12の回転をアイドルシャフト16に伝達する。本実施形態の第1クランク室20a内では、一対のクランクウェブ26の一つをクランクドライブギア27に代えることでクランクドライブギア27がクランク室20内に配設されている。
また、第1クランク室20a〜第3クランク室20cでは、クランクシャフト支持部21により回転自在に軸支されたアイドルシャフト16を収容している。アイドルシャフト16は、第1クランク室20a内にクランクドリブンギア28が軸着され、第2クランク室20b内にジェネレータドライブギア29が軸着され、第3クランク室20c内にバランサウェート30が軸着されている。クランクドリブンギア28は、クランクドライブギア27と噛合するギアである。ジェネレータドライブギア29は、図3に示すジェネレータ室34に配置されたジェネレータを駆動するギアである。バランサウェート30は、クランクシャフト12の回転によって生じるエンジン10の振動を減衰させる。
また、アイドルシャフト16の一方側(右側)の端部には、プライマリドライブギア31が軸着されている。プライマリドライブギア31は、アイドルシャフト16の回転をカウンタシャフト17に伝達する。プライマリドライブギア31は、クランク室20の外部、具体的には第4クランク室20dの上斜め後側に配設されている。
図3に戻り、クランク室20の後側には、クランクケース11のケース隔壁により隔てられることで、ミッション室32が形成されている。また、ミッション室32の右側には、クラッチ室33、クランク室20の上側にはジェネレータ室34などが形成されている。
ミッション室32には、カウンタシャフト17とドライブシャフト18とがクランクシャフト12と平行に回転自在に軸支されている。
カウンタシャフト17およびドライブシャフト18の周辺の構成について図5を参照して説明する。図5は、カウンタシャフト17およびドライブシャフト18の周辺の構成を前側から見た斜視図である。図5に示すように、カウンタシャフト17の右側には、カウンタシャフト17と一体で回転し、上述したプライマリドライブギア31と常に噛合するプライマリドリブンギア35が軸着されている。プライマリドリブンギア35はクラッチ室33内に配置され、プライマリドリブンギア35の直ぐ右側にはクラッチ36が設けられている(図4を参照)。クラッチ36は、クランクケース11の右側から図示しないクラッチカバーによって覆われる。クラッチ36は、乗員によるクラッチレバーを介した操作に応じて、プライマリドリブンギア35からカウンタシャフト17への回転の伝達を断続する。
カウンタシャフト17は、複数の変速ギア37が設けられている。また、ドライブシャフト18にも、複数の変速ギア38が設けられている。乗員によるシフト操作に応じて、カウンタシャフト17の変速ギア37の一部またはドライブシャフト18の変速ギア38の一部が軸線方向に移動する。変速ギア37、38による軸線方向の移動によって、カウンタシャフト17からドライブシャフト18に回転を伝達する変速ギア37、38の組み合わせが変更される。したがって、クランクシャフト12の回転は、アイドルシャフト16を経由した後、カウンタシャフト17とドライブシャフト18との間で変速ギア37、38の組み合わせに応じて変速されて、ドライブスプロケット19に出力される。
また、ミッション室32内のドライブシャフト18の下側には、シフトカム39がクランクシャフト12と平行に回動自在に軸支されている(図3も参照)。シフトカム39は乗員によるシフト操作に応じて一定の角度ずつ段階的に回動する。シフトカム39には複数のカム溝40が形成され、シフトフォーク41が係合している(図3を参照)。シフトフォーク41はシフトカム39の後斜め上側でクランクシャフト12と平行に支持されたシフトフォークシャフト42によって軸線方向に沿って移動可能に軸支されている。シフトフォーク41はカウンタシャフト17の変速ギア37の一部あるいはドライブシャフト18の変速ギア38の一部に係合する。
乗員によるシフト操作に応じてシフトカム39が回動すると、カム溝40の形状に応じてシフトフォーク41がシフトフォークシャフト42の軸線方向に沿って移動する。したがって、変速ギア37の一部あるいは変速ギア38の一部が軸線方向に移動して、カウンタシャフト17からドライブシャフト18に回転を伝達する変速ギア37、38の組み合わせが変更される。
また、図5に示すように、ミッション室32内の下側であってドライブシャフト18の前斜め下側には、右側からオイルポンプ45、スカベンジングポンプ46(46a,46b)、ウォータポンプ47の順に車幅方向に沿って並列した状態で別体で配設されている。オイルポンプ45、スカベンジングポンプ46(46a、46b)およびウォータポンプ47は、クランクシャフト12に平行でクランクケース11によって回転自在に軸支された駆動シャフト48の同軸上で直線状に配置されている。駆動シャフト48は、カウンタシャフト17に軸着されたプライマリドリブンギア35の回転が変速ギア部49を介して伝達されることによって回転する。プライマリドリブンギア35を軸着しているカウンタシャフト17はクランクシャフト12の回転に応じて回転するため、駆動シャフト48はクランクシャフト12と連動して回転する。
また、図5に示すように、スカベンジングポンプ46(46a、46b)には、エンジンオイルが流れる通路となる接続部50が前側に向かって形成されている。
図6は、図3に示すII−II線で切断した断面図である。図6に示すように、駆動シャフト48は複数のシャフトを軸方向に接続して構成され、回転することでオイルポンプ45、スカベンジングポンプ46およびウォータポンプ47が駆動する。また、後述するように、本実施形態のスカベンジングポンプ46は、クランク室20の数よりも少ない個数(ここでは2個)で構成され、両側の空いたスペースにオイルポンプ45とウォータポンプ47とを配置している。
このとき、図6に示すようにエンジン平面視において、オイルポンプ45は車幅外側に位置する第4クランク室20dの外端(破線L1を参照)よりも車幅内側に位置し、ウォータポンプ47は車幅外側に位置する第1クランク室20aの外端(破線L2を参照)よりも車幅内側に位置している。したがって、クランクケース11の車幅方向を小さくすることができ、車体の傾斜可能角度が拡大し、旋回性能を向上させることができる。
スカベンジングポンプ46は、クランクシャフト12を支持するクランクシャフト支持部21や、ピストン25などを潤滑した後にクランク室20に回収されたエンジンオイルを強制的に吸入し、ミッション室32に吐出する。
図7は、図3を一部拡大した拡大図である。図7に示すように、スカベンジングポンプ46は、ミッション室32内であって、クランクシャフト12の軸線Cに対して下側かつ後側であって、変速ギア38の下側に配置されている。また、スカベンジングポンプ46は、吸入したエンジンオイルを吐出する吐出孔51が上側に向けて形成されている。したがって、スカベンジングポンプ46は吸入したエンジンオイルを吐出孔51から変速ギア38に向かって吐出し、変速ギア38を潤滑する。
本実施形態のスカベンジングポンプ46は、幾つかのクランク室20内のエンジンオイルを一つのスカベンジングポンプ46で吸入する。具体的には、第1クランク室20aと第2クランク室20bとに回収されたエンジンオイルを一つのスカベンジングポンプ46aで吸入し、第3クランク室20cと第4クランク室20dとに回収されたエンジンオイルを一つのスカベンジングポンプ46bで吸入することで、スカベンジングポンプ46の個数を削減させている。
ここで、スカベンジングポンプ46がクランク室20に回収されたエンジンオイルを吸入する構造について図7〜図9を参照して説明する。図8は、図7に示すIII−III線で切断した断面図である。図9は、図7に示すIV−IV線で切断した断面図である。
本実施形態の第1クランク室20a〜第4クランク室20dのそれぞれ底部60の内壁面には、開口部61が形成されている。図8に示すように、開口部61は、それぞれ第1クランク室20a〜第4クランク室20dの室幅に亘って形成される。また、図7に示すように、開口部61は、クランクシャフト12の軸線Cから垂下される直線と重なる位置に形成される。また、開口部61からスカベンジングポンプ46の接続部50が差し込まれることで接続される差込孔62までに亘って、エンジンオイルの通路となるオイル吸入通路63がロアケース11Bに一体的で形成される。
具体的には、オイル吸入通路63は、開口部61から前斜め下側に向かって傾斜され、略V字状の屈曲部64を経由することで後側に折り返して延出され、差込孔62まで形成される。屈曲部64の折り返し角度は、短い距離で差込孔62と接続部50とが接続される角度に設定されている。
ここで、開口部61から屈曲部64に到るまでのオイル吸入通路63は、前側に向かって延出すると共に、クランク室20の円筒形状の接線方向に延出している。クランク室20内ではクランクウェブ26などによって掻き回されることでエンジンオイルはクランクシャフト12の回転方向(図7に示す矢印方向)と同じ方向に運動する。したがって、開口部61から屈曲部64に到るまでのオイル吸入通路63を上述したように延出させることでエンジンオイルが運動エネルギーを保ったままオイル吸入通路63に進入することができる。また、屈曲部64を形成することで、クランクシャフト12の回転方向が通常のエンジンの回転方向と逆回転であっても、クランクシャフト12の軸線Cよりも後側に配置されたスカベンジングポンプ46までエンジンオイルを導くことができる。
屈曲部64には、開口部61から屈曲部64に到るまでの通路の通路断面積よりも通路断面積を拡大させたチャンバ部65が形成される。したがって、スカベンジングポンプ46によりエンジンオイルを吸入するときに圧力損失が生じる屈曲部64においてチャンバ部65を形成して通路断面積を拡大させることで圧力損失を低減でき、エンジンオイルの吸入の効率を向上させることができる。
また、上述したように幾つかのクランク室20内のエンジンオイルを一つのスカベンジングポンプ46で吸入するために、幾つかのオイル吸入通路63は合流部66(66a、66b)によって合流して形成される。具体的には、図8および図9に示すように、第1クランク室20aのオイル吸入通路63と、隣り合う第2クランク室20bのオイル吸入通路63とがチャンバ部65に形成された合流部66aにより合流される。ここで、合流部66aは、第2クランク室20bの開口部61の前側に形成されている。したがって、第2クランク室20bの開口部61から延出するオイル吸入通路63は開口部61から真っ直ぐ前側に延出して合流部66aに到る。一方、第1クランク室20aの開口部61から延出するオイル吸入通路63は車幅方向の中心部に向かう幅方向に沿った通路を経由して合流部66aに到る。合流部66aにより合流された1本のオイル吸入通路63は、エンジン平面視で第2クランク室20bと重なる位置で後側に向かって延出し、差込孔62と接続部50を介して、スカベンジングポンプ46aに繋がる。
同様に、図8および図9に示すように、第3クランク室20cのオイル吸入通路63と、隣り合う第4クランク室20dのオイル吸入通路63とがチャンバ部65に形成された合流部66bにより合流される。ここで、合流部66bは、第3クランク室20cの開口部61の前側に形成されている。したがって、第3クランク室20cの開口部61から延出するオイル吸入通路63は開口部61から真っ直ぐ前側に延出して合流部66bに到る。一方、第4クランク室20dの開口部61から延出するオイル吸入通路63は車幅方向の中心部に向かう幅方向に沿った通路を経由して合流部66bに到る。合流部66bにより合流された1本のオイル吸入通路63は、エンジン平面視で第3クランク室20cと重なる位置で後側に向かって延出し、差込孔62と接続部50を介して、スカベンジングポンプ46bに繋がる。
このように幾つかのオイル吸入通路63を合流部66a、66bにより合流させてスカベンジングポンプ46に接続させることで、スカベンジングポンプ46の個数を削減することができ、エンジン10の小型化および軽量化を図ることができる。本実施形態では隣接するクランク室20に繋がるオイル吸入通路63同士を合流させることから合流部66a、66bを簡略化して形成することができる。また、オイル吸入通路63を合流させるときに、車幅方向の外側に位置するクランク室20の開口部61から延出するオイル吸入通路63は、車幅方向の中心部に向かう幅方向に沿った通路を経由して合流部66a、66bに到るために、クランクケース11の車幅方向を小さくすることができ、車体の傾斜可能角度が拡大し、旋回性能を向上させることができる。
また、図8に示すように、各オイル吸入通路63は、開口部61から合流部66a、66bに到るまでに通路断面積が漸減する絞り部67が形成されている。本実施形態のように、クランク室20に繋がるオイル吸入通路63同士を合流させることで、クランク室20同士は合流部66a、66bを介して連通される。したがって、ピストン25のポンピングによりクランク室20同士で圧力差が生じたとしても、漸減させる絞り部67により一方のクランク室20が他方のクランク室20に与える圧力の影響を低減させることができる。
また、図7に示すように、クランクケース11の下端面Fには複数の固定ネジ71を介してオイルパン70が結合される。オイルパン70は、エキゾーストパイプと干渉しないように、一部がエキゾーストパイプの右側から下側に突出して形成されている。
ここで、図7において、オイルパン70およびスカベンジングポンプ46を取り外し、オイル吸入通路63の差込孔62の軸方向(図7に示す矢印A方向)から見た状態について図10を参照して説明する。
図10に示すように、合流部66aから後側に延出するオイル吸入通路63の差込孔62および合流部66bから後側に延出するオイル吸入通路63の差込孔62は、オイルパンのクランクケース11の下端面Fに囲まれた開口部72に収まっている。したがって、図7に示す矢印A方向から開口部72を通して例えばドリル刃を挿入することなどができ、差込孔62の後加工を容易に行うことができる。すなわち、差込孔62の軸方向の角度は、差込孔62の後加工を行うことができる角度のうち、スカベンジングポンプ46の接続部50と最短で接続することができる角度に設定されている。
また、図3に示すように、クランクケース11およびオイルパン70の前側であってクランクケース11およびオイルパン70から離れた位置には、複数のステーを介してオイルクーラ75が支持される。オイルクーラ75の上部にはインレットホース76の一端が結合され、下部にはアウトレットホース77の一端が結合される。インレットホース76の他端は、クランクケース11のロアケース11Bの前面に結合され、クランクケース11内でオイルポンプ45と接続される。また、アウトレットホース77の他端は、クランクケース11のロアケース11Bおよびオイルパン70の前側を経由して、ロアケース11Bの前面と右側面とで形成される略角部に結合され、ロアケース11Bの右側面に着脱自在に装着されたオイルフィルタ78内に接続される。
したがって、オイルパン70に貯留するエンジンオイルは、オイルポンプ45によって吸入されインレットホース76を介してオイルクーラ75に圧送される。オイルクーラ75に圧送されたエンジンオイルは冷却され、アウトレットホース77からオイルフィルタ78に圧送される。オイルフィルタ78に圧送されたエンジンオイルは、エンジンオイルに含まれる異物が除去され清浄化された後、エンジン10の各部に供給される。具体的に、エンジンオイルは、例えばシリンダヘッド14の動弁装置、変速ギア37、38、クランクシャフト支持部21、ピストン25などに供給される。変速ギア37、38などを潤滑したエンジンオイルはミッション室32を通ってオイルパン70に回収され、クランクシャフト支持部21、ピストン25などを潤滑したエンジンオイルは第1クランク室20a〜第4クランク室20dに回収される。
第1クランク室20a〜第4クランク室20dに回収されたエンジンオイルやブローバイガスは、スカベンジングポンプ46により強制的に各開口部61からオイル吸入通路63に向かって吸入される。このとき、第1クランク室20a〜第4クランク室20dは、それぞれ独立して形成されているために、スカベンジングポンプ46は効率よくエンジンオイルおよびブローバイガスを吸入できる。したがって、第1クランク室20a〜第4クランク室20d内でエンジンオイルが残留せず、十分に排出することができる。
各オイル吸入通路63を経由したエンジンオイルは合流部66a、66bにより合流され、スカベンジングポンプ46の吐出孔51から変速ギア37に向かって吐出する。ここでは、スカベンジングポンプ46はエンジンオイルを直接、オイルパン70内に貯留されているエンジンオイルに吐出させず、変速ギア37に向かって吐出させている。したがって、オイルパン70内のエンジンオイルが撹拌されることがないため、気泡の発生を抑制することができる。吐出孔51から吐出され変速ギア37を潤滑したエンジンオイルは滴下してオイルパン70に回収される。
以上、本実施形態によれば、幾つかのオイル吸入通路63を合流部66a、66bにより合流させてスカベンジングポンプ46に接続させることで、スカベンジングポンプ46の個数を削減することができ、エンジン10の小型化および軽量化を図ることができる。また、スカベンジングポンプ46の個数を削減することで、クランクケース11の車幅方向を小さくすることができ、車体の傾斜可能角度が拡大し、旋回性能を向上させることができる。
また、本実施形態では、各オイル吸入通路63は、開口部61から合流部66a、66bに到るまでに通路断面積が漸減する絞り部67が形成されている。したがって、ピストン25のポンピングによりクランク室20同士で圧力差が生じたとしても、漸減させる絞り部67により一方のクランク室20が他方のクランク室20に与える圧力の影響を低減させることができる。
また、本実施形態では、屈曲部64には、開口部61から屈曲部64に到るまでの通路の通路断面積よりも通路断面積を拡大させたチャンバ部65が形成される。したがって、スカベンジングポンプ46によりエンジンオイルを吸入するときに圧力損失が生じる屈曲部64においてチャンバ部65を形成して通路断面積を拡大させることで圧力損失を低減でき、エンジンオイルの吸入の効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、第1クランク室20a〜第4クランク室20dの内壁面は、クランクシャフト12の軸線Cと略同心の平滑な円筒形状に形成される。したがって、ピストン25の往復運動によって回転するコネクティングロッド24やクランクウェブ26などの回転物と、クランク室20の内壁面との間隔を一定にすることができ、回転物と内壁面とのポンピングロスを低減することができる。
また、本実施形態では、開口部61から屈曲部64に到るまでのオイル吸入通路63は、クランク室20の円筒形状の接線方向に延出している。したがって、クランクシャフト12の回転方向と同じ方向に運動するエンジンオイルが運動エネルギーを保ったままオイル吸入通路63に進入することができ、エンジンオイルの吸入の効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、各クランク室20の開口部61は、クランクシャフト12の軸線Cから垂下される直線と重なる位置に形成されている。したがって、クランク室20の内壁面に付着して垂れ落ちるエンジンオイルが開口部61によって捕集される。また、内壁面に付着して垂れ落ちたエンジンオイルはクランクシャフト12の回転方向と同じ方向に運動するエンジンオイルによって押し流されるために、エンジンオイルの吸入の効率を向上させることができる。
また、本実施形態では、スカベンジングポンプ46は、吸入したエンジンオイルを吐出する吐出孔51が上側に向けて形成されている。したがって、オイルパン70内のエンジンオイルが撹拌されることがないため、気泡の発生を抑制することができると共に、変速ギア37を潤滑させることができる。
また、本実施形態では、オイルポンプ45はクランクケース11の第4クランク室20dの外側よりも車幅内側に位置し、ウォータポンプ47はクランクケース11の第1クランク室20aの外側よりも車幅内側に位置している。したがって、クランクケース11の車幅方向を小さくすることができ、車体の傾斜可能角度が拡大し、旋回性能を向上させることができる。
以上、本発明を上述した実施形態を用いて説明したが、本発明は上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更などが可能である。
上述した実施形態では、クランクシャフト12の回転方向は通常のエンジンの回転方向と逆回転である場合について説明したが、この場合に限られず、通常のエンジンの回転方向と同回転方向であってもよい。
上述した実施形態では、エンジン10が並列4気筒エンジンである場合について説明したが、この場合に限られず、異なる配列および異なる気筒数のエンジンであってもよい。
上述した実施形態では、エンジン10を自動二輪車に適用する場合について説明したが、この場合に限られず、類似構造を有する車両にも適用することができる。
10:エンジン 11:クランクケース 11A:アッパケース 11B:ロアケース 12:クランクシャフト 13:シリンダ 14:シリンダヘッド 16:アイドルシャフト 17:カウンタシャフト 18:ドライブシャフト 20:クランク室 20a〜20d:第1クランク室〜第4クランク室 21:クランクシャフト支持部 22:側壁 31:ミッション室 32:クラッチ室 45:オイルポンプ 46(46a、46b):スカベンジングポンプ 47:ウォータポンプ 48:駆動シャフト 49:変速ギア部 51:吐出孔 61:開口部 63:オイル吸入通路 64:屈曲部 65:チャンバ部 66(66a、66b):合流部 67:絞り部 100:自動二輪車

Claims (8)

  1. クランクシャフトを収容するクランクケースと、前記クランクケースのクランク室に回収されたエンジンオイルをオイル吸入通路を介して吸入するスカベンジングポンプと、を備えるエンジンであって、
    前記クランクケースは、クランクシャフト支持部により仕切られる複数の前記クランク室が形成され、
    前記オイル吸入通路は、それぞれの前記クランク室の底部に形成された開口部から延出して形成され、
    少なくとも幾つかの前記オイル吸入通路は合流部により合流され、一つの前記スカベンジングポンプに接続され
    更に、前記オイル吸入通路は、前記開口部から前記合流部に到るまでに、通路断面積が漸減する絞り部を有することを特徴とするエンジン。
  2. 前記オイル吸入通路は、前記開口部から前記スカベンジングポンプに到るまでに屈曲部を有し、前記屈曲部に通路断面積を拡大させたチャンバ部が形成されていることを特徴とする請求項1記載のエンジン。
  3. 前記クランク室の内壁面は、前記クランクシャフトの軸線と略同心の平滑な円筒形状であることを特徴とする請求項1または2に記載のエンジン。
  4. 前記オイル吸入通路は、エンジン側面視において、前記開口部から前記円筒形状の接線方向に延出して形成されることを特徴とする請求項に記載のエンジン。
  5. 前記開口部は、エンジン側面視において、前記クランクシャフトの軸線から垂下される直線と重なる位置に形成されることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載のエンジン。
  6. 前記スカベンジングポンプは、エンジン側面視において、前記クランクシャフトの軸線に対して下側かつ後側であって、前記クランク室の後側に配置された変速ギアの下側に配置され、
    前記スカベンジングポンプの吐出孔が、上側に向けて形成されていることを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載のエンジン。
  7. 前記スカベンジングポンプは、別体のオイルポンプと車幅方向に並列すると共に、駆動シャフトが同軸になるように配置され、
    前記オイルポンプは、エンジン平面視において、車幅外側に位置する前記クランク室の外端よりも車幅内側に位置することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載のエンジン。
  8. 前記スカベンジングポンプは、別体のウォータポンプと車幅方向に並列すると共に、駆動シャフトが同軸になるように配置され、
    前記ウォータポンプは、エンジン平面視において、車幅外側に位置する前記クランク室の外端よりも車幅内側に位置することを特徴とする請求項1ないしの何れか1項に記載のエンジン。
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