JP2017105594A - シート搬送装置及び画像処理装置 - Google Patents

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悠介 ▲高▼野
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Abstract

【課題】シート排出口からシート部材が排出される際に、シート部材にしわが発生するのを抑制することが可能なシート搬送装置、及びこれを備えた画像処理装置を提供すること。
【解決手段】シート搬送装置60には、互いに離間して配置される4つの排出ローラー対25が設けられる。排出ローラー対25は、互いに対向するように配置される駆動ローラー25A及び従動ローラー25Bを有する。従動ローラー25Bは、弾性部材97によって駆動ローラー25A側へ付勢される。縦搬送路26の幅方向に関して外側に位置する従動ローラー25B1,25B4は、内側に位置する従動ローラー25B2,25B3よりも小さい付勢力で駆動ローラー25A側へ付勢される。
【選択図】図6

Description

本発明はシート搬送装置に関し、特に、シート部材をシート排出口から外部へ排出するシート搬送装置、及びこれを備えた画像処理装置に関する。
一般に、コピー機やプリンターなどの画像処理装置には、画像が形成された印刷用紙(シート部材)に腰を付けて排出する腰付け部材が設けられている(特許文献1参照)。印刷用紙の腰は、印刷用紙に曲げ方向の力を与えたときの抵抗性を示すものであり、「こわさ」或いは「剛度(ごうど)」とも称されている。
腰付け部材は、一対の排出ローラー対によって印刷用紙が挟持されつつ排出される際に、排出ローラー対のニップ部よりも下方又は上方へ印刷用紙を押圧して湾曲させる。これにより、印刷用紙の腰の力を高めている。
特開2010−143211号公報
しかしながら、腰付け部材によって印刷用紙を湾曲させる場合には、印刷用紙の幅方向の端部が内側に引き寄せられるため、印刷用紙にしわが発生するおそれがある。
本発明は前記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、シート排出口からシート部材が排出される際に、シート部材にしわが発生するのを抑制することが可能なシート搬送装置、及びこれを備えた画像処理装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係るシート搬送装置は、3以上の排出ローラー対と、ローラー駆動部と、付勢部と、腰付け部材と、を備える。前記3以上の排出ローラー対は、シート排出口に至る排出路を挟んで互いに対向するように配置される駆動ローラー及び従動ローラーを有し、前記排出路を搬送されるシート部材を挟持して前記シート排出口から外部へ排出する。前記3以上の排出ローラー対は、前記シートの排出方向と交差する前記排出路の幅方向に互いに離間して配置される。前記ローラー駆動部は、前記駆動ローラーを回転駆動する。前記付勢部は、前記従動ローラーを前記駆動ローラー側へ付勢する。前記腰付け部材は、前記複数の排出ローラー対のうちの隣り合う2つの前記排出ローラー対の間に、前記排出路を搬送されるシート部材に腰を付ける。前記付勢部は、前記幅方向において相対的に外側に位置する前記従動ローラーを、相対的に内側に位置する前記従動ローラーよりも小さい付勢力で前記駆動ローラー側へ付勢する。
本発明の他の局面に係る画像処理装置は、シート部材に画像を形成する画像形成部と、前記シート搬送装置と、を備える。
本発明によれば、シート排出口からシート部材が排出される際に、シート部材にしわが発生するのを抑制することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係る画像処理装置を示す斜視図である。 図2は、図1の画像処理装置の内部構成を示す模式図である。ある。 図3は、シート搬送装置を示す斜視図である。 図4は、図3のシート搬送装置の搬送ガイドを示す斜視図である。 図5は、図3のシート搬送装置の搬送ガイドを示す斜視図である。 図6は、図3のシート搬送装置が備える排出ローラー対の構成を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るシート搬送装置60、及びこのシート搬送装置60を備えた画像処理装置10について説明する。なお、説明の便宜上、画像処理装置10が平坦面に設置された状態(図1に示される状態)の鉛直方向を上下方向6と定義する。また、操作表示パネル17が設けられた側の面を正面(前面)として前後方向7を定義する。また、画像処理装置10の正面を基準に左右方向8を定義する。なお、以下に説明される実施形態は本発明を具体化した一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
まず、図1及び図2を参照して画像処理装置10の概略構成について説明する。図1に示されるように、画像処理装置10は、いわゆる胴内排紙型と称される複合機であり、プリンター、複写機、FAX装置、及びスキャナーなどの各機能を備える。この画像処理装置10は、入力された画像をトナーなどの印刷材料を用いて印刷用紙P(本発明のシート部材の一例)に画像を形成する。なお、画像処理装置10は複合機に限られず、プリンターや複写機、FAX装置、ADF13を備えたスキャナーなどの専用機であっても、本発明は適用可能である。
画像処理装置10は、画像読取部12と、画像形成部14とを備える。画像読取部12は、原稿の画像を読み取る処理を行うものであり、画像処理装置10の上部に設けられている。画像形成部14は、電子写真方式に基づいて画像を形成する処理を行うものであり、画像読取部12の下側に設けられている。また、画像形成部14は、上下二段に配置された2つの給紙装置27,28を備える。上側の給紙装置27は、画像形成部14の最下部に筐体29と一体に設けられている。下側の給紙装置28は、画像形成部14の筐体29の底面にオプションデバイスとして連結された増設タイプのものである。給紙装置28は、筐体29の底面に着脱可能に構成されている。また、画像形成部14の右側には、用紙排出部30が設けられている。なお、画像形成部14は電子写真方式のものに限られず、インクジェット記録方式のものであっても、或いはそれ以外の記録方式又は印刷方式のものであってもかまわない。
画像形成部14の上方には印刷用紙Pが排出される排紙スペース21が設けられている。用紙排出部30は、画像形成部14と画像読取部12との間に排紙スペース21を形成しつつ、画像形成部14と画像読取部12とを連結するように設けられている。図1に示されるように、排紙スペース21の前方側と左側が開放されている。また、排紙スペース21の後方側と右側は開放されておらず、後方側は閉塞されており、右側には用紙排出部30が設けられている。排紙スペース21に、排出された印刷用紙Pを保持する排紙トレイ21Aが設けられている。
図1に示されるように、画像読取部12は原稿載置台23を備える。画像処理装置10が複写機として機能する場合は、原稿載置台23に原稿がセットされ、原稿カバー24が閉じられた後に、操作表示パネル17からコピー開始指示が入力される。これにより、画像読取部12による読取動作が開始され、原稿の画像データが読み取られる。そして、読み取られた画像データが画像形成部14に送られる。なお、図1では、画像読取部12の原稿カバー24(図2参照)の図示が省略されている。
また、図2に示されるように、画像読取部12はADF13を備えている。ADF13は自動原稿送り装置であり、原稿トレイ45にセットされた原稿を原稿載置台23上の読取位置43を通過させて排紙部49まで搬送させる。
画像形成部14は、画像読取部12で読み取られた画像データや外部から入力された画像データに基づいて、A判サイズやB判サイズなどの規定サイズの印刷用紙Pに画像を形成する。本実施形態では、予め設定された印刷モード(片面印刷モード又は両面印刷モード)に応じて、画像形成部14は、印刷用紙Pの片面だけに画像を形成する片面印刷処理(片面画像形成処理)、又は、印刷用紙Pの両面に画像を形成する両面印刷処理(両面画像形成処理)のいずれかを行う。片面印刷処理が行われる場合は、画像形成部14は、片面に画像が形成された印刷用紙Pを排紙スペース21の排紙トレイ21Aに排出する。一方、両面印刷処理が行われる場合は、画像形成部14は、片面に画像が形成された印刷用紙Pをスイッチバックさせてから反転搬送路39に送り込み、印刷用紙Pの裏面に再び画像を形成し、その後、両面に画像が形成された印刷用紙Pを排紙スペース21の排紙トレイ21Aに排出する。
図2に示されるように、画像形成部14は、主として、給紙装置27,28、電子写真方式の画像転写部18、定着部19、シート搬送装置60、画像形成部14を統括的に制御する制御部(不図示)などを備えている。また、画像形成部14は、搬送用モーター及び排出用モーター(共に不図示)を備えている。排出用モーターは、本発明のローラー駆動部の一例である。
給紙装置27,28は、画像転写部18へ向けて印刷用紙Pを搬送するものである。
図2に示されるように、画像形成部14において、給紙装置27,28から上方へ向けて縦搬送路26が形成されている。縦搬送路26における、定着部19の出口から用紙排出口37(本発明のシート排出口の一例)に至る区間が、本発明の排出路の一例である。
画像転写部18は、給紙装置27,28から搬送される印刷用紙Pに対して画像転写処理を行う。詳細には、画像転写部18は、入力された画像データに基づいて、トナーなどの印刷材料を用いて印刷用紙Pにトナー像を転写する。
定着部19は、印刷用紙Pに転写されたトナー像を熱によってその印刷用紙Pに定着させる。定着が終了した印刷用紙Pは、縦搬送路26に沿って定着部19から用紙排出口37に搬送される。
定着部19の上側にシート搬送装置60が設けられている。図3に示されるように、シート搬送装置60は、排出ローラー対25、及び腰付け部材81を備えている。
図2に示されるように、縦搬送路26の終端には、印刷用紙Pが排出される用紙排出口37が形成されている。用紙排出口37は、前後方向7に長い開口部である。
排出ローラー対25は、用紙排出口37の近傍に設けられている。排出ローラー対25は、互いに圧接された駆動ローラー25A及び従動ローラー25Bにより構成される一対のローラー対である。駆動ローラー25A及び従動ローラー25Bは、縦搬送路26を挟んで互いに対向するように配置されている。駆動ローラー25Aは、搬送ガイド65に回転可能に軸支されている。駆動ローラー25Aの回転軸93(図6参照)の端部にはギア94が固定されており、当該ギア94を通じて、前記排出用モーターからの双方向の回転駆動力が駆動ローラー25Aに伝達される。このため、駆動ローラー25Aは、入力される回転駆動力に応じた回転方向へ回転可能である。従動ローラー25Bは、上下方向に搖動可能な回転軸98(第1〜第4回転軸98A〜98D)を介して駆動ローラー25Aに対して接離方向に移動可能な状態で搬送ガイド64に回転可能に軸支されている。従動ローラー25Bは、コイルバネなどの弾性部材97(図6参照)によって、回転軸98を介して、駆動ローラー25A側へ付勢されている。弾性部材97は、本発明の付勢部の一例である。これにより、従動ローラー25Bは、常時、適度な弾性付勢力で駆動ローラー25Aの表面に圧接されている。したがって、駆動ローラー25Aが回転駆動されると、接触摩擦によって従動ローラー25Bも従動する。
本実施形態では、複数の排出ローラー対25が前後方向7(本発明の幅方向に相当)に沿って所定間隔を隔てて設けられている。具体的には、図3乃至図5に示されるように、4つの排出ローラー対25が、用紙排出口37に至る縦搬送路26(本発明の排出路に相当)の幅方向の中央を基準として左右対称に配置されている。したがって、駆動ローラー25A及び従動ローラー25Bは、それぞれ、4つ設けられている。なお、図4では上側の搬送ガイド65が外されているため、図4には駆動ローラー25Aが表されていない。また、図5は、上側の搬送ガイド65を示す斜視図であり、そのため、従動ローラー25Bは図5には示されていない。
前記排出用モーターの回転方向が制御されることによって、4つの排出ローラー対25は、駆動ローラー25Aと従動ローラー25Bとの圧接点であるニップ部で印刷用紙Pを挟持して用紙排出口37から排紙スペース21に向かう排出方向又は反転搬送路39へ向かう反転方向のいずれかへ印刷用紙Pを搬送する。
画像形成部14において片面印刷処理が行われる場合、画像転写部18で片面にトナー像が転写された印刷用紙Pは、定着部19を通過した後、縦搬送路26を通って4つの排出ローラー対25それぞれによって用紙排出口37から外部へ排出される。
一方、画像形成部14において両面印刷処理が行われる場合、最初に片面に画像が形成された印刷用紙Pは、定着部19を通過した後、その先端が用紙排出口37から外部へ露出された状態で、排出ローラー対25が停止される。このとき、印刷用紙Pの前記排出方向の後端が排出ローラー対25によって挟持された状態で保持される。その後、前記排出用モーターの逆回転駆動によって排出ローラー対25が逆回転方向へ回転される。これにより、印刷用紙Pは縦搬送路26を逆搬送(スイッチバック搬送)されて、反転搬送路39に進入する。
図5に示されるように、搬送ガイド65において、4つの駆動ローラー25Aのうちの隣り合う2つの駆動ローラー25Aの間に、それぞれ、腰付け部材81(すなわち腰付け部材81A〜81C)が設けられている。腰付け部材81は、縦搬送路26を搬送される印刷用紙Pと接触して印刷用紙Pを押圧することにより印刷用紙Pに腰を付けるものである。具体的には、前後方向7において前から1番目の駆動ローラー25Aと前から2番目の駆動ローラー25Aとの間に、腰付け部材81Aが配置されており、前から2番目の駆動ローラー25Aと前から3番目の駆動ローラー25Aとの間に、腰付け部材81Bが配置されており、前から3番目の駆動ローラー25Aと前から4番目の駆動ローラー25Aとの間に、腰付け部材81Cが配置されている。
腰付け部材81A〜81Cが印刷用紙Pに腰を付与することによって、印刷用紙Pの搬送方向の下流側(印刷用紙Pの先端側)から見て印刷用紙Pが波形状に湾曲される。
定着部19で画像が定着された印刷用紙Pが縦搬送路26を通って用紙排出口37へ向けて搬送される際に、印刷用紙Pの先端はガイドリブ78に沿って排出ローラー対25のニップ部へ向けて案内される。このとき、前記ニップ部よりも搬送方向上流側で、腰付け部材81に印刷用紙Pの先端が当接する。腰付け部材81に当接した印刷用紙Pの先端は、排出ローラー対25のニップ部まで進む。そして、排出ローラー対25に先端が挟持されると同時に、腰付け部材81が印刷用紙Pをニップ部よりも下方へ押圧する。これにより、印刷用紙Pが波形状に撓まされて、強い腰が付けられる。
なお、腰付け部材81によって印刷用紙Pを湾曲させる場合には、印刷用紙Pの幅方向の端部が内側に引き寄せられるため、印刷用紙Pにしわが発生するおそれがある。本実施形態では、しわの発生を抑制するために、4つの排出ローラー対25に対応する弾性部材97のうち、外側の排出ローラー対25に対応する弾性部材97の弾性力を、内側の排出ローラー対25に対応する弾性部材97の弾性力よりも小さくしている。
具体的には、図6に示すように、本実施形態では、駆動ローラー25A1、駆動ローラー25A2、駆動ローラー25A3及び駆動ローラー25A4が所定の間隔で配置されており、それらに対向する位置に、従動ローラー25B1、従動ローラー25B2、従動ローラー25B3及び従動ローラー25B4が配置されている。
従動ローラー25B1は、第1回転軸98Aに回転自在に支持されており、従動ローラー25B2は、第2回転軸98Bに回転自在に支持されており、従動ローラー25B3は、第3回転軸98Cに回転自在に支持されており、従動ローラー25B4は、第4回転軸98Dに回転自在に支持されている。
第1回転軸98Aは、駆動ローラー25A1に対して接離方向に移動可能な状態で、搬送ガイド64に支持されている。第2回転軸98Bは、駆動ローラー25A2に対して接離方向に移動可能な状態で、搬送ガイド64のローラー取付部64Aに支持されている。第3回転軸98Cは、駆動ローラー25A3に対して接離方向に移動可能な状態で、搬送ガイド64に支持されている。第4回転軸98Dは、駆動ローラー25A4に対して接離方向に移動可能な状態で、搬送ガイド64に支持されている。
第1回転軸98Aとローラー取付部64Aとの間には、弾性部材97Aが設けられている。弾性部材97Aは、第1回転軸98Aを駆動ローラー25A1側へ付勢する。第2回転軸98Bとローラー取付部64Aとの間には、弾性部材97Bが設けられている。弾性部材97Bは、第2回転軸98Bを駆動ローラー25A2側へ付勢する。第3回転軸98Cとローラー取付部64Aとの間には、弾性部材97Cが設けられている。弾性部材97Cは、第3回転軸98Cを駆動ローラー25A3側へ付勢する。第4回転軸98Dとローラー取付部64Aとの間には、弾性部材97Dが設けられている。弾性部材97Dは、第4回転軸98Dを駆動ローラー25A4側へ付勢する。
本実施形態では、4組の弾性部材97A〜97Dのうち、外側の排出ローラー対25に対応する弾性部材97A及び弾性部材97Dの弾性力は、内側の排出ローラー対25に対応する弾性部材97B及び弾性部材97Cの弾性力よりも小さく設定している。なお、弾性部材97Aの弾性力と弾性部材97Dの弾性力は同じに設定されており、弾性部材97Bの弾性力と弾性部材97Cの弾性力は同じに設定されている。
その結果、4つの従動ローラー25B1〜25B4のうち、外側に位置する従動ローラー25B1及び従動ローラー25B4は、内側に位置する従動ローラー25B2及び従動ローラー25B3よりも大きい力で付勢される。そうすると、4つの排出ローラー対25のうち、外側に位置する排出ローラー対25のニップ部に生じる摩擦力は、内側に位置する排出ローラー対25のニップ部に生じる摩擦力よりも弱くなる。
ここで、本実施形態のように、腰付け部材81によって印刷用紙Pに腰を付ける構成の場合には、印刷用紙Pに起伏が形成される際に、印刷用紙Pの両端部が内側に引き寄せられるため、それに伴って印刷用紙Pの両端部の進行方向が内向きになりやすく、しわが発生しやすい。ところが、本実施形態のように、外側に位置する排出ローラー対25のニップ部に生じる摩擦力が内側に位置する排出ローラー対25のニップ部に生じる摩擦力よりも小さくなるようにすれば、印刷用紙Pの両端部の進行方向が内向きになったとしても、印刷用紙Pの両端部は、印刷用紙Pにしわが発生する前に、外側に位置する排出ローラー対25のニップ部を滑るようにして容易に外側にずれることができる。その結果、印刷用紙Pには、しわを発生させるような大きな力が作用しなくなるので、しわの発生を抑制することができる。なお、このような効果は、印刷用紙Pが前記排出方向へ搬送される場合に限らず、印刷用紙Pが前記反転方向へ搬送される場合にも同様に得られる。
このように、本実施形態によれば、印刷用紙Pが排出方向へ搬送される場合にも反転方向へ搬送される場合にも、しわの発生を抑制することができる。また、本実施形態によれば、外側に位置する弾性部材97A及び弾性部材97Dの弾性力を、内側に位置する弾性部材97B及び弾性部材97Cの弾性力よりも小さくするという簡単な構成によって、しわの発生を抑制することができる。
また、上述の実施形態では、シート搬送装置60に4つの排出ローラー対25が設けられているが、本発明はこれに限られない。少なくとも3つ以上の排出ローラー対25が設けられていれば、相対的に外側に位置する従動ローラーを、相対的に内側に位置する従動ローラーよりも小さい付勢力で駆動ローラー側へ付勢することによって、上述の実施形態と同様の作用及び効果が得られる。
また、上述の実施形態では、反転方向へ搬送が可能な構成を例示したが、本発明はこれに限られず、反転方向へ搬送が不可能な構成にも本発明は適用可能である。
また、上述の実施形態では、画像形成部14から印刷用紙Pが排出されるシート搬送装置60について説明したが、本発明はこれに限られない。例えば、ADF13において、搬送ローラーによって原稿が排紙部49に排出される機構にも本発明は適用可能である。
10 画像形成装置
25 排出ローラー対
25A1〜25A4 駆動ローラー
25B1〜25B4 従動ローラー
37 用紙排出口
60 シート搬送装置
64 搬送ガイド
65 搬送ガイド
81A〜81C 腰付け部材
97A〜97D 弾性部材

Claims (5)

  1. シート排出口に至る排出路を挟んで互いに対向するように配置される駆動ローラー及び従動ローラーを有し、前記排出路を搬送されるシート部材を挟持して前記シート排出口から外部へ排出する、前記シートの排出方向と交差する前記排出路の幅方向に互いに離間して配置される少なくとも3つ以上の排出ローラー対と、
    前記駆動ローラーを回転駆動するローラー駆動部と、
    前記従動ローラーを前記駆動ローラー側へ付勢する付勢部と、
    前記複数の排出ローラー対のうちの隣り合う2つの前記排出ローラー対の間に、前記排出路を搬送されるシート部材に腰を付ける腰付け部材と、を備え、
    前記付勢部は、前記幅方向において相対的に外側に位置する前記従動ローラーを、相対的に内側に位置する前記従動ローラーよりも小さい付勢力で前記駆動ローラー側へ付勢するシート搬送装置。
  2. 前記付勢部は、前記従動ローラーの各々に対応して設けられる複数の弾性部材を含み、
    前記幅方向に関して相対的に外側に位置する前記従動ローラーに対応する前記弾性部材の弾性力は、相対的に内側に位置する前記従動ローラーに対応する前記弾性部材の弾性力よりも小さい請求項1に記載のシート搬送装置。
  3. 前記排出ローラー対は、前記幅方向の中央を基準として左右対称に配置されている請求項1又は請求項2に記載のシート搬送装置。
  4. 前記ローラー駆動部は、前記駆動ローラーを正回転駆動及び逆回転駆動することが可能である請求項1〜3のいずれかに記載のシート搬送装置。
  5. シート部材に画像を形成する画像形成部と、
    請求項1〜4のいずれかに記載のシート搬送装置と、を備えた画像処理装置。
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