JP5954220B2 - 電極の製造装置、及び電極の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、電極の製造装置、及び電極の製造方法に関する。
従来から、EV(Electric Vehicle)やPHV(Plug-in Hybrid Vehicle)などの車両に搭載される蓄電装置としては、リチウムイオン二次電池や、ニッケル水素二次電池などがよく知られている。これらの蓄電装置の中には、帯状の金属箔の表面に活物質層を有する電極を例えば捲回したり、該電極を打ち抜いた電極シートを積層したりして形成された電極組立体を有するものがある。
ところで、帯状の電極では、ロール状に捲回して保存したり、ロール状に捲回したまま加熱(ベーク)したりすることに起因して、長手方向の反りが生じる場合がある。反りが生じた電極を捲回したり、打ち抜いて積層したりする場合には、電極組立体の縁部にズレが生じ、蓄電装置としての性能が低下してしまう虞があることから、予め電極の反りを矯正しておくことが好ましい。
このような、電極の反りを矯正する装置ではないものの、金属ストリップの反りを矯正する反り矯正装置が提案されている(例えば特許文献1)。特許文献1の反り矯正装置では、金属ストリップの搬送方向における連続熱処理炉の上流側、及び下流側にブライドルロールをそれぞれ設け、各ブライドルロールにより金属ストリップに張力を付与しつつ熱処理を行うことで、反りを矯正するとともに、矯正に伴って生じる内部応力を軽減している。
特開2000−109933号公報
しかしながら、特許文献1の反り矯正装置では、連続熱処理炉に続けてさらにブライドルロールを通過することから、反りが矯正された金属ストリップに再び反りが発生してしまう可能性がある。
この発明は、上記従来技術に存在する問題点に着目してなされたものであり、その目的は、電極の反りを矯正できるとともに内部応力を軽減できる電極の製造装置、及び電極の製造方法を提供することにある。
上記課題を解決する電極の製造装置は、帯状の金属箔の少なくとも一方の面に活物質を含む活物質層を有する電極の製造装置であって、常温下において前記電極を該電極の長手方向の反りとは反対方向に反らせて矯正する矯正ロールを有する矯正部と、前記電極の搬送方向における前記矯正部の下流側に設けられ、前記電極を平坦な状態で加熱する加熱部と、前記搬送方向における前記加熱部の直ぐ下流側に設けられ、前記電極を成形、又は捲回する加工部と、を有し、前記加熱部と前記加工部との間で前記電極の形状が変形されないことを要旨とする。
これによれば、矯正部の矯正ロールによって電極の反りが矯正されるとともに、加熱部において平坦な状態で電極が加熱されることで内部応力が軽減される。そして、加熱部の直ぐ下流側には、加工部が設けられていることから、電極を予め変形させることなく、電極の反りが矯正され、且つ残存応力が軽減された状態で電極を成形、又は捲回できる。したがって、電極の反りを矯正できるとともに内部応力を軽減できる。
また、上記電極の製造装置について、前記加熱部は、該加熱部を搬送される電極を支持する支持ロールを有することが好ましい。これによれば、例えば流体を吹き付けることにより電極を浮揚させて搬送するフローティング式と比較して、活物質層が損傷することを抑制できる。
また、上記電極の製造装置について、前記加熱部は、前記電極が通過され、該通過される電極を加熱する加熱空間を有する加熱炉であることが好ましい。これによれば、加熱空間に電極を通過させることで電極全体を均一に加熱し、電極の一部に内部応力が残存することを抑制できる。
また、上記電極の製造装置について、前記活物質層には、前記活物質を結着するバインダを含み、前記加熱部の温度は、120℃以上であって、且つ前記バインダの熱分解温度未満であることが好ましい。これによれば、加熱処理によって残存応力を軽減しつつも、バインダが熱分解してしまうことを抑制できる。
上記課題を解決する電極の製造方法は、帯状の金属箔の少なくとも一方の面に活物質を含む活物質層を有する電極の製造方法であって、常温下において前記電極を該電極の長手方向の反りとは反対方向に反らせて矯正する矯正工程と、反りを矯正した電極を平坦な状態で加熱する加熱工程と、加熱済みの電極を予め変形させることなく成形、又は捲回する加工工程と、を有し、前記加熱工程と前記加工工程との間に前記電極の形状を変形させる工程がないことを要旨とする。
これによれば、矯正工程により電極の反りを矯正するとともに、加熱工程により、平坦な状態で電極を加熱することで内部応力を軽減できる。そして、加工工程では、加熱済みの電極を予め変形させることなく成形、又は捲回する。したがって、電極の反りを矯正できるとともに内部応力を軽減できる。
本発明によれば、電極の反りを矯正できるとともに内部応力を軽減できる。
電極の製造装置を模式的に示す正面図。 (a)、及び(b)は、別の実施形態における電極の製造装置の一部を模式的に示す正面図。 別の実施形態における電極の製造装置の一部を模式的に示す正面図。
以下、電極の製造装置の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態の製造装置10は、蓄電装置としてのリチウムイオン二次電池に用いる帯状の電極11を供給する供給部としての供給機構12を有する。供給機構12は、例えば芯材に対してロール状に捲回した電極ロール11aをセットし、装置に電極11を供給する供給ロール12aを備えている。
ここで、電極11は、帯状である金属箔11bの両方の面に活物質、導電剤、及びバインダを含む活物質層11cを有する。正極用の電極11において、金属箔11bは、例えばアルミニウム箔であり、活物質としては正極用の活物質が用いられる。また、負極用の電極11において、金属箔11bは、例えば銅箔であり、活物質としては負極用の活物質が用いられる。活物質層11cに用いられるバインダは、例えば熱分解温度が375℃であるポリフッ化ビニリデンや、熱分解温度が390℃であるポリテトラフルオロエチレンなどである。
また、電極11は、電極ロール11aの状態のまま、所定期間にわたって保存されたり、加熱(ベーク)処理を施されたりすることで、電極ロール11aの周方向に沿って湾曲するように、電極11の長手方向の反りが癖付けされている。
製造装置10において、電極11は、供給ロール12a(電極ロール11a)の上部から、電極11の搬送方向Y1となる側方に向かって引き出され、供給される。このため、製造装置10において電極11は、癖付けされた反りにより、下方に向かって湾曲することになる。
電極11の搬送方向Y1における供給機構12の下流側には、電極11の長手方向の反りを矯正する矯正部としての矯正機構14が設けられている。矯正機構14は、軸心まわりで回転可能に支持され、電極11を該電極11の反り方向(本実施形態では下方)に向かって案内する円柱状の第1案内ロール15aを有する。電極11の搬送方向Y1は第1案内ロール15aにより本実施形態では下方に向かう方向になる。
矯正機構14は、第1案内ロール15aよりも下方において、軸心まわりで回転可能に支持され、第1案内ロール15aにより案内された電極11の搬送方向Y1を反対方向(本実施形態では上方に向かう方向)に反転させる円柱状の第2案内ロール15bを有する。第2案内ロール15bは、該第2案内ロール15bの外周面を倣わせるように電極11を搬送することで、電極11を該電極11の反りとは反対方向に湾曲させる。
また、矯正機構14は、第2案内ロール15bよりも上方において、軸心まわりで回転可能に支持され、第2案内ロール15bにより案内される電極11の搬送方向Y1を変更する第3案内ロール15cを有する。したがって、各案内ロール15a,15cと、第2案内ロール15bとは、垂直方向(上下方向)に並設されている。
各案内ロール15a〜15cは、相互に平行(又は略平行)に配置されている。各案内ロール15a〜15cは、例えばゴムメタル製である。また、矯正機構14は、加熱装置、及び冷却装置などの温度調節装置を有しておらず、電極11を加熱、又は冷却することなく、常温下で各案内ロール15a〜15cにより電極11を案内する。ここで、本明細書における「常温」は、5℃以上35℃以下(20℃±15℃)の温度を指す。
また、第1案内ロール15aの回転速度は、第3案内ロール15cの回転速度よりも僅かに遅く設定されている。このため、電極11は、各案内ロール15a,15cの間で長手方向に沿って張力が付与されているとともに、第2案内ロール15bの外周面に密着されている。
搬送方向Y1における矯正機構14の下流側には、電極11を加熱する加熱部及び加熱炉としての高温槽17が設けられている。高温槽17における加熱空間としての内部空間Sでは、高温の例えば空気や窒素ガスなどの熱媒体が外部から供給されるとともに、該高温の熱媒体が電極11に吹きつけられることで、電極11の全体が均一(又は略均一)に加熱されるようになっている。
高温槽17の内部空間Sには、第3案内ロール15cにより案内される電極11を下方から支持しながら搬送する円柱状の複数の搬送ロール17aが軸心まわりで回転可能に支持されている。本実施形態の高温槽17は、2つの搬送ロール17aを有する。各搬送ロール17aは、水平方向に並ぶように、且つ相互に平行に配置されており、電極11を平坦な状態で支持する。ここで、本明細書における「平坦な状態」には、完全に平面状である状態のほか、ごく僅かに屈曲、又は湾曲した状態を含むことを意図している。本実施形態では、各搬送ロール17aが支持ロールとなる。
また、搬送方向Y1における高温槽17の直ぐ下流側には、電極11を打ち抜き加工することにより、略矩形の電極シートに成形する加工部としての成形機構19が設けられている。ここで「高温槽17の直ぐ下流側」とは、高温槽17と成形機構19との間に電極11の形状を変化させる装置を間に挟まないことを意図しており、例えば冷却装置や、検査装置など、電極11の形状を変化させない装置を間に挟んでいてもよい。
次に、製造装置10による電極11の製造方法について、その作用とともに説明する。
まず、電極ロール11aを供給ロール12aにセットする。次に、供給機構12から供給される電極11を、矯正機構14の各案内ロール15a〜15cにより搬送して電極11の反りを矯正する(矯正工程)。
詳しく説明すると、電極11には、各案内ロール15a,15cの回転速度差によって長手方向に沿った張力が付与される。このため、電極11は、第2案内ロール15bの外周面に押し付けられた状態で、且つ第2案内ロール15bの外周面に倣って搬送される。
このため、第2案内ロール15bにおいて、電極11は、電極ロール11aの状態であるうちに癖付けされた反りとは反対方向に反らされ、これにより反りが矯正される。本実施形態では、第2案内ロール15bが矯正ロールとして機能する。
また、製造装置10(矯正機構14)では、第2案内ロール15bによる電極11の反りの矯正を常温下で行う。このため、電極11の反りの矯正を加熱しながら行う場合と比較して、電極11の温度が均一な状態で反りを矯正できる。
このとき、電極11のうち特に金属箔11bには、反りの矯正によって内部応力が発生した状態となる。なお、電極11に内部応力が残存している場合には、時間の経過に伴って電極11が再び反ったり、変形したりしてしまう虞がある。
次に、反りが矯正された電極11を、高温槽17に搬送するとともに、該高温槽17の内部空間Sを平坦な状態で加熱しながら搬送する(加熱工程)。電極11は、高温槽17において加熱されることにより内部応力が軽減されることから、電極11が時間の経過とともに変形することを抑制できる。また、電極11は、高温槽17において平坦な状態とされることから、該電極11を変形させた状態で加熱する場合と比較して、新たな反りが発生することを抑制できる。
製造装置10では、高温槽17を採用することで、例えばヒータを内蔵した熱ロールを用いて電極11を加熱する場合と比較して、電極11を均一且つ十分に加熱し、電極11の一部に内部応力が残存することを抑制できる。
加熱工程における加熱温度、即ち高温槽17内に供給される熱媒体の温度は、120℃以上とする。これにより、電極11の内部応力を好適に軽減し、電極11が時間の経過とともに変形することを抑制できる。また、高温槽17内に供給される熱媒体の温度は、電極11の活物質層11cに含まれるバインダの熱分解温度未満の温度とする。これにより、電極11の内部応力を緩和するときにバインダが熱分解して活物質層11cが損傷したり剥離したりすることを抑制できる。
また、高温槽17では、各搬送ロール17aにより支持した状態で電極11を搬送する。このため、例えば流体を強く吹き付けることにより電極11を浮揚させて搬送するフローティング式を採用する場合と比較して、吹き付けられる流体によって電極11の活物質層11cが損傷することを抑制できる。
次に、高温槽17で加熱済みの電極11を予め変形させることなく成形機構19へ搬送し、該成形機構19にて電極11を打ち抜き加工して略矩形の電極シートに成形する(加工工程)。前述のように、高温槽17と成形機構19との間には、電極11の形状を変形させる装置が配置されていない。即ち、製造装置10では、高温槽17により内部応力を緩和(加熱工程)したのち、成形機構19にて電極11を打ち抜き加工(加工工程)するまでの間に電極11の形状を変形させる別の工程を行わない。このため、反りを矯正し、且つ内部応力を軽減した電極11に、再び反りが発生することを抑制できる。その後、成形機構19にて成形した電極シートを間にセパレータを挟んだ状態で積層し、リチウムイオン二次電池用の電極組立体を形成する。
したがって、本実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第2案内ロール15bによって電極11の反りが矯正されるとともに、高温槽17において平坦な状態で電極11が加熱されることで内部応力が軽減される。そして、高温槽17の直ぐ下流側には、成形機構19が設けられていることから、電極11を予め変形させることなく、電極11の反りが矯正され、且つ内部応力が軽減された状態で電極11を成形できる。したがって、電極11の反りを矯正できるとともに内部応力を軽減できる。
(2)常温下で電極11の反りを矯正している。このため、電極11の温度が均一な状態で反りを矯正できることから、反りが不均一に矯正されてしまうことを抑制できる。
(3)高温槽17では、搬送ロール17aにより電極11を支持する。このため、例えばフローティング式で電極11を搬送する場合と比較して、電極11の活物質層11cが損傷することを抑制できる。
(4)高温槽17により電極11を加熱することから、電極11の全体を均一に加熱し、電極11の一部に内部応力が残存することを抑制できる。
(5)高温槽17では、120℃以上であって、且つバインダの熱分解温度以下の温度で電極11を加熱する。このため、加熱処理によって電極11の内部応力を軽減しつつも、バインダが熱分解してしまうことを抑制できる。
(6)加工工程では、加熱済みの電極11を予め変形させることなく成形する。したがって、電極11の反りを矯正できるとともに内部応力を軽減できる。
(7)また、電極11の反りを矯正し、且つ内部応力を軽減していることから、電極11を打ち抜き加工した電極シートを積層するときに、電極組立体の縁部において電極シートがずれてしまうことを抑制できる。
(8)各案内ロール15a,15cと、第2案内ロール15bと、を垂直方向に並ぶように配置している。このため、各案内ロール15a,15cと、第2案内ロール15bと、を水平方向に並ぶように配置する場合と比較して、製造装置10の全長が長くなることを抑制できる。
実施形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように具体化してもよい。
○ 図2(a)に示すように、高温槽17は3つ以上の搬送ロール17aを有していてもよい。また、搬送ロール17aは、電極11の反り方向側の面(下面)、及び反りと反対方向側の面(上面)にそれぞれ対応させて配置されていてもよい。また、図2(b)に示すように、搬送ロール17aは、電極11の反りと反対方向側の面(上面)に対応させて配置されていてもよい。
○ 図3に示すように、第2案内ロール15bは、複数のロールを組み合わせて構成されていてもよい。例えば、第2案内ロール15bは、相互に平行、且つ軸心まわりで回転可能に支持された1対の円柱状の第2案内ロール21a,21bから構成されていてもよい。この場合には、第2案内ロール21a,21bにより挟持した状態で、電極11の反りを矯正する。また、第2案内ロール21aの外周面を軸心方向に沿って凹状に形成する一方で、第2案内ロール21bの外周面を軸心方向に沿って凸状に形成した所謂クラウンロールとしてもよい。また、第2案内ロール21a,21bは、フィードバック制御により中心軸を曲げながら回転させて電極11を矯正するようにしてもよい。
○ 各案内ロール15a〜15cの配置を変更してもよい。例えば、各案内ロール15a,15cと、第2案内ロール15bと、を水平方向(左右方向)に並ぶように配置してもよい。
○ 電極11の反りを矯正する第2案内ロール15bを2つ以上設けてもよい。
○ 各案内ロール15a〜15cは、例えばダイヤモンドライクカーボン、ポリテトラフルオロエチレン、及び二硫化モリブデンなどのコート層を表面に有していてもよい。これによれば、各案内ロール15a〜15cの摩擦係数を小さくし、電極11の搬送にかかるエネルギの消費を低減できる。
○ 高温槽17では、例えば誘導加熱により電極11の金属箔11bを発熱させることで加熱してもよい。また、高温槽17では、内部空間Sにヒータを配設し、輻射熱により電極11を加熱してもよい。
○ 成形機構19は、正極用の電極11、及び負極用の電極11を間にセパレータを挟んだ状態で捲回し、各電極11を電極組立体に成形する装置であってもよい。これによれば、電極11を捲回するときに、電極11の反りに起因して、電極組立体の縁部において電極11がずれてしまうことを抑制できる。
○ 成形機構19は、電極11を長手方向、又は幅方向に沿って切断する装置であってもよい。これによれば、電極11の反りに起因して、切断する目標位置とは異なる位置で電極11を切断してしまうことを抑制できる。
○ 高温槽17において、各搬送ロール17aは、電極11が平坦な状態で搬送可能であれば、その位置を変更してもよい。例えば、搬送方向Y1における上流側の搬送ロール17aよりも下流側の搬送ロール17aを、上方、又は下方に配置してもよい。
○ ニッケル水素二次電池や、電気二重層キャパシタなどの蓄電装置用の電極の製造装置に具体化してもよい。
○ 車両以外に用いられる蓄電装置用の電極の製造装置に具体化してもよい。
Y1…搬送方向、10…製造装置、11…電極、11b…金属箔、11c…活物質層、14…矯正機構(矯正部)、15b…第2案内ロール(矯正ロール)、17…高温槽(加熱部、加熱炉)、17a…搬送ロール、19…成形機構(成形部)。

Claims (5)

  1. 帯状の金属箔の少なくとも一方の面に活物質を含む活物質層を有する電極の製造装置であって、
    常温下において前記電極を該電極の長手方向の反りとは反対方向に反らせて矯正する矯正ロールを有する矯正部と、
    前記電極の搬送方向における前記矯正部の下流側に設けられ、前記電極を平坦な状態で加熱する加熱部と、
    前記搬送方向における前記加熱部の直ぐ下流側に設けられ、前記電極を成形、又は捲回する加工部と、を有し、
    前記加熱部と前記加工部との間で前記電極の形状が変形されないことを特徴とする電極の製造装置。
  2. 前記加熱部は、該加熱部を搬送される電極を支持する支持ロールを有する請求項1に記載の電極の製造装置。
  3. 前記加熱部は、前記電極が通過され、該通過される電極を加熱する加熱空間を有する加熱炉である請求項1または2に記載の電極の製造装置。
  4. 前記活物質層には、前記活物質を結着するバインダを含み、
    前記加熱部の温度は、120℃以上であって、且つ前記バインダの熱分解温度未満である請求項1〜3のいずれか1項に記載の電極の製造装置。
  5. 帯状の金属箔の少なくとも一方の面に活物質を含む活物質層を有する電極の製造方法であって、
    常温下において前記電極を該電極の長手方向の反りとは反対方向に反らせて矯正する矯正工程と、
    反りを矯正した電極を平坦な状態で加熱する加熱工程と、
    加熱済みの電極を予め変形させることなく成形、又は捲回する加工工程と、を有し、
    前記加熱工程と前記加工工程との間に前記電極の形状を変形させる工程がないことを特徴とする電極の製造方法。
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