JP2017077736A - 車体構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】フロアトンネル部の剛性を高めることなく、衝突時の衝突荷重を効果的に吸収する車体構造とする。【解決手段】車両1の前方側に左右一対で配設されたサイドメンバー11と、この左右一対のサイドメンバーの後端側に連接され左右一対のサイドシル14の内側に配置されるエクステンションサイドメンバー15と、サイドメンバー12の下側に配設されたエンジンを載置するサブフレーム13と、このサブフレームの後端側を車幅方向に連結するダッシュクロスメンバー16と、このダッシュクロスメンバーとエクステンションサイドメンバー15とを連結する連結部17とを備え、一対のエクステンションサイドメンバー15は、前端側から後端側に行くに従い車幅方向距離が増加する裾広がり形状に形成され、エクステンションサイドメンバー、ダッシュクロスメンバー、サブフレーム、サイドシル、サイドメンバーの順に剛性を低くする剛性バランスとしている。【選択図】図1

Description

本発明は、車両の衝突時に衝撃荷重を効果的に吸収することができる車体構造に関する。
この種の従来の車体構造の技術として、特許文献1に記載されている自動車のパワープラント支持装置が知られている。このパワープラント支持装置は、パワープラントの重心を挟んで上下にフロントサイドメンバーとフロントセンタメンバを配置するとともに、フロントセンタメンバにパワープラント下部の前後両端を、マウント部材を介してそれぞれ支持し、フロントサイドメンバーにパワープラントの上部を、マウント部材を介して支持する。一方、マウント部材は、車体前後方向においてパワープラントの下部を支持するマウント部材間に収まるように配置し、さらに、前記パワープラントの下部後端を支持するマウント部材には、所定値以上の衝撃荷重によりパワープラントとの連結を解除する離脱機構を付設している。
特許第2650167号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術では、フロントセンタメンバーの前後にそれぞれ設けられたマウント部材のうち後方側のマウント部材に離脱機構が設けられ、この離脱機構が衝突時の衝撃荷重によりマウント部材とパワープラントとの連結を解除する。このため、パワープラントは前方側のマウント部材を中心として離脱機構が設けられたマウント部材から上方に離れる方向に回転するとともに、フロントセンタメンバの座屈によって後方に移動する。
したがって、衝突時にパワープラントの移動による車室内への影響を抑制するためにフロアトンネル部を剛性を高めるように強固に設計する必要があり、この分車体重量が増加するという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであって、フロアトンネル部の剛性を高めることなく、衝突時の衝突荷重を効果的に吸収することができる車体構造を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するため、本発明に係る車体構造の一態様は、車両の前方側に左右一対で配設されたサイドメンバーと、これら左右一対のサイドメンバーの後端側に連接され左右一対のサイドシルの内側に配置されるエクステンションサイドメンバーと、サイドメンバーの下側に配設されたパワープラントを載置するサブフレームと、サブフレームの後端側を車幅方向に連結するダッシュクロスメンバーと、ダッシュクロスメンバーとエクステンションサイドメンバーとを連結する連結部とを備えた車体構造である。一対のエクステンションサイドメンバーは、前端側から後端側に行くに従い車幅方向距離が増加する裾広がり形状に形成され、エクステンションサイドメンバー、ダッシュクロスメンバー、サブフレーム、サイドシル、サイドメンバーの順に剛性を低くする剛性バランスとしている。
本発明によれば、衝突時の衝突荷重をサブフレームからダッシュクロスメンバー及び連結部を介してエクステンションサイドメンバーに伝達して衝撃荷重を吸収することができ、フロアトンネル部の剛性を低下させることができる。このため、車体構造を軽量化しながら十分な衝撃荷重吸収能力を発揮することができる。
本発明に係る車体構造を示す概略図である。 本発明に適用し得るサブフレームを示す平面側から見た斜視図である。 本発明に適用し得るサブフレームを示す底面側から見た斜視図である。 本発明に適用し得るサブフレームを示す側面図である。 本発明に適用し得るサブフレームを示す正面図である。 衝突時の車体構造を示す側面透視図であり、(a)は衝突時の状態、(b)は35msec後の状態、(c)は65msec後の状態を表している。 衝突時の車体構造を示す平面透視図であり、(a)は衝突時の状態、(b)は35msec後の状態、(c)は65msec後の状態を表している。 衝突時の衝突荷重伝達経路を示す底面図であり、(a)は衝突時の状態、(b)は35msec後の状態、(c)は65msec後の状態を表している。 衝突時の衝突荷重の伝達経路を示す側面図であり、(a)は衝突時の状態、(b)は35msec後の状態、(c)は65msec後の状態を表している。 衝突時の衝突荷重の伝達経路を示す斜視図であり、(a)は衝突時の状態、(b)は35msec後の状態、(c)は65msec後の状態を表している。 衝突時の衝撃荷重の伝達状況を示す表である。
以下、図を参照して本発明に係る車体構造の実施の形態を説明する。
(第1実施形態)
(構成)
本実施形態に係る車体構造1は、図1に示すように、車両2の前後方向に延長し、車両2の幅方向に互いに間隔を開けて配置された一対のサイドメンバー11を備えている。両サイドメンバー11の前端にはフロントバンパー(図示せず)が装着されるバンパー装着部11aが形成されている。両サイドメンバー11の後端はAピラー12を構成する上下方向に延長するフロントピラー部12aに固定されている。
両サイドメンバー11の下側にはサブフレーム13が支持されている。また、両サイドメンバー11の後端側にはそれぞれ左右両端側に配置された一対のサイドシル14の内側にサイドシル14に沿うように配置され車両後方に延長するエクステンションサイドメンバー15が連結されている。
サブフレーム13は、図2〜図5に示すように、車両前後方向に延長する一対のサイドメンバー部13aと、これらサイドメンバー部13aの前端部間に跨がって車幅方向に連結したフロントフレーム部13bとで平面視でU字状に形成されている。
このサブフレーム13のサイドメンバー部13aの後端部間には比較的幅広のダッシュクロスメンバー16が車幅方向に延長して連結されている。
そして、ダッシュクロスメンバー16の底面側における左右の後端側と左右のエクステンションサイドメンバー15との間がそれぞれ連結部17によって連結されている。
ここで、各車体構成部品の剛性バランスは、剛性の大きい方からエクステンションサイドメンバー15>連結部17>ダッシュクロスメンバー16>サブフレーム13>サイドシル14>サイドメンバー11の順となるように設定されている。ここで、エクステンションサイドメンバー15と連結部17とは同一の剛性とすることができ、これらエクステンションサイドメンバー15と連結部17とを一体に形成するようにしてもよい。この場合には、後述する衝突荷重を連結部17を介してエクステンションサイドメンバー15に損失なく確実に伝達できる。
なお、各部の剛性の調整は、板厚、材質及び断面構造の何れか1つ又は複数を選択することにより行うことができる。すなわち、板厚の大小を選択したり、例えば鋼板やアルミニウム合金、エンジニアリングプラスチック等の異なる剛性の材質を選択したり、断面形状が円形や方形の環状筒体や、一部を開放したU字形状等の異なる剛性の形状を選択したり、或いはこれらのうちの複数を選択することにより、剛性バランスを任意に調整することができる。
サブフレーム13及びダッシュクロスメンバー16で構成される方形枠体18に、図6及び図7に示すように、エンジン20a及びトランスミッション20bで構成されるパワープラント20が支持されている。すなわち、サブフレーム13には、フロントフレーム部13bの両サイドメンバー部13a側端部にそれぞれサイドメンバー部13aに沿って後方に延長する取付ブラケット13c,13dが形成され、これら各取付ブラケット13c,13dのそれぞれの上面にフロント側マウント部材13e及び13fが取付けられている。一方、ダッシュクロスメンバー16の車幅方向の中央部にリヤ側マウント部材13gが取付けられている。
ここで、フロント側マウント部材13e及び13fの高さは、図4及び図5で明らかなように、右側のフロント側マウント部材13eが左側のフロント側マウント部材13fより高さが高く設定され、リヤ側マウント部材13gの高さが右側のフロント側マウント部材13eより高く設定されている。
このように、右側のフロント側マウント部材13eの高さを左側のフロント側マウント部材13eの高さより低く設定する理由は、パワープラント20の重心位置を車幅方向の略中央位置となって、リヤ側マウント部材13gの車幅方向中央部を通る前後方向線と略一致させて、後述するフルフラット衝突時のパワープラント20の前傾姿勢にブレが生じることを防止するためである。
また、リヤ側マウント部材13gは、図4に示すように、ダッシュクロスメンバー16の上面に固定された上部に車幅方向を中心軸とする円筒面21aを形成する前後方向で所定距離を保って対面する一対の支持部材21b及び21cを有する。これら支持部材21b及び21cで形成される円筒面21aには、パワープラント20に取付ける上下方向に延長する取付面22aを有する取付ブラケット22の後端に回転可能に支持された円筒ブッシュ23が係合支持されている。
さらに、サブフレーム13の左右のサイドメンバー部13aは、運転席が左側にあるものとすると、助手席側すなわち右側のサイドメンバー部13aの剛性が運転席側すなわち左側のサイドメンバー部13aより小さく設定されている。
(動作)
次に、上記実施形態のフルフラップ前面衝突時の動作を説明する。
車両が衝突する前の状態では、図6(a)及び図7(a)に示すように、平面視でパワープラント20が、サブフレーム13及びダッシュクロスメンバー16で構成される方形枠体18上にフロント側マウント部材13e及び13fとリヤ側マウント部材13gとによって前側の車幅方向左右2点と後ろ側の中央の1点とで3点支持されている。そして、ダッシュクロスメンバー16が連結部17によって剛性が一番高い左右のエクステンションサイドメンバー15に連結され、これら左右のエクステンションサイドメンバー15が後方に向かって末広がり形状に延長している。
この車両11にフルフラップ前面衝突が発生した場合について考える。この場合、上述したように、サブフレーム13とダッシュクロスメンバー16とで構成される方形枠体18に、パワープラント20をフロント側マウント部材13e及び13fとリヤ側マウント部材13gとで3点支持している。さらに、リヤ側マウント部材13gの高さがフロント側マウント部材13e及び13fの高さより高く設定されてパワープラント20の重心位置がリヤ側マウント部材13gを通る前後方向線と略一致されている。
そして、フルフラップ前面衝突が発生すると、左右のサイドメンバー11の前端及びAピラー12の前端と、サブフレーム13のフロントフレーム部13bのフロント側マウント部材13e及び13fより低い位置である左右の当接面13h及び13iにフルフラップ衝突時の衝突荷重が印加される。この衝突荷重に対して、主荷重伝達経路及び副荷重伝達経路が形成される。
主荷重伝達経路は、図8(a)に示すようにサブフレーム13のフロントフレーム部13bの当接面13h及び13iに印加されたフルフラップ衝突時の衝突荷重が、衝突時から35mse経過後には、図8(b)に示すように、サブフレーム13からダッシュクロスメンバー16に伝達される。その後、衝突時から65msec経過後には、ダッシュクロスメンバー16から連結部17を介してエクステンションサイドメンバー15に伝達される経路である。
このとき、サブフレーム13の剛性がダッシュクロスメンバー16の剛性より小さく設定され、さらにダッシュクロスメンバー16の剛性が連結部17及びエクステンションサイドメンバー15の剛性より小さく設定されている。したがって、衝突荷重は最終的に剛性の大きい連結部17及びエクステンションサイドメンバー15によって受け止められることになる。このとき、エクステンションサイドメンバー15は、車両後方に行くに従いサイドシル14に近づく末広がり形状とされているので、衝突荷重が伝達されたときの車両後方側への分力が小さくなる。
副荷重伝達経路は、図8(a)に示すようにサイドメンバー12の前端に印加された衝突荷重が、35msec経過後には、図8(b)に示すように、サイドメンバー12を通ってAピラー12のフロントピラー12aの下端側からサイドシル14に伝達される荷重伝達経路である。
このとき、車両を側面から見ると、衝突荷重によって、先ず、剛性が低いサブフレーム13が図6(b)に示すように変形することになる。このサブフレームの衝突荷重が印加される当接面13h及び13iは、図5に示すように、リヤ側マウント部材13gより高さが小さいフロント側マウント部材13e及び13fよりも低い位置にあるので、衝突時から35msec経過後に、図6(b)に示すように、フロントフレーム部13bが下側に潜り込むように変形し、これに応じてパワープラント20がリヤ側マウント部材13gの円筒ブッシュ23の回転軸を中心として前端側が下方に回動して前傾姿勢とすることができ、衝突荷重の吸収ストロークを確保することができる。そして、衝突時から65msec経過後に、図6(c)に示すように、サブフレーム13のサイドメンバー部13aが大きく座屈してパワープラント20の後退が車室内に影響することを防止することができる。
しかも、サブフレーム13は、運転席からは遠い助手席側のサイドメンバー部13aが運転席側のサイドメンバー部13aより剛性が小さく設定されているので、衝突荷重が印加されたときに、右側のサイドメンバー部13aが先に座屈することからパワープラント20が平面視で、図7(b)及び図7(c)に示すように、前傾姿勢を取りながら右側に時計方向に回転しながら移動することになり、パワープラント20の後退によって運転席側の車室空間が狭められることを防止できる。
このとき、フルフラップ前面衝突時の主荷重伝達経路を通る衝突荷重を最終的には連結部17及びエクステンションサイドメンバー15によって受け止めることができるので、フロアトンネル部の剛性を低くすることができ、車体の軽量化を図ることができる。しかも、エクステンションサイドメンバー15が後方に向かって末広がり形状となっているので、衝突荷重をエクステンションサイドメンバー15の末広がり部での分力が小さくなり、衝突荷重を効率よく受け止めることができる。
さらに、エクステンションサイドメンバー15は、衝突荷重が伝達されたときに、末広がり形状の後端側が外側に開くことになり、衝突荷重を吸収することができる。
さらに、フルラップ前面衝突時の衝突荷重は、サブフレーム13及びサイドメンバー11を通って伝達される主荷重伝達経路及び副荷重伝達経路の他に、図9(b),(c)及び図10(b),(c)に示すように、Aピラー12を介しても後方側に伝達される第2の副荷重伝達経路が形成される。この第2の副荷重伝達経路で衝突荷重をより分散させることができる。このとき、Aピラー12におけるフロントトンネル部を構成する部位の剛性を後方側の他部位に比較して小さく設定することにより、衝突荷重を吸収することができる。
これら主荷重伝達経路、副荷重伝達経路及び第2の副荷重伝達経路での伝達荷重の伝達過程を纏めると図11に示すようになる。すなわち、衝突時(0msec)ではフロントサイドメンバー11及びサブフレーム13に衝突荷重が伝達され、衝突時から35msec経過したときに、ダッシュクロスメンバー16及びAピラー12に衝突荷重が伝達され、衝突時から65msec経過時にはAピラー12からBピラー衝突荷重が伝達されるとともに、エクステンションサイドメンバー15に伝達される。
(実施形態の効果)
(1)一対のエクステンションサイドメンバーは、前端側から後端側に行くに従い車幅方向距離が増加する裾広がり形状に形成され、エクステンションサイドメンバー、ダッシュクロスメンバー、サブフレーム、サイドシル、サイドメンバーの順に剛性を低くする剛性バランスとしている。
このため、前面衝突時の衝突荷重を最終的に連結部を介してエクステンションサイドメンバーで受け止めることができ、フロアトンネル部の剛性を低下させることが可能となり、車体の軽量化を図ることができる。しかも、左右のエクステンションサイドメンバーが後方に向かって裾広がり形状に形成されているので、この裾広がり部での衝突荷重の分力を小さくすることができ、エクステンションサイドメンバー自体の剛性も低下させることができる。
(2)剛性バランスは、板厚、材質及び断面構造の何れか1つ又は複数を選択することにより、調整されている。
板厚の大小を選択したり、例えば鋼板やアルミニウム合金、エンジニアリングプラスチック等の異なる剛性の材質を選択したり、断面形状が円形や方形の環状筒体や、一部を開放したU字形状等の異なる剛性の形状を選択したり、或いはこれらのうちの複数を選択することにより、剛性バランスを任意に調整することができる。
(3)連結部の剛性は、ダッシュクロスメンバーの剛性以上に設定されている。
この構成によると、衝突荷重を連結部より前側のダッシュクロスメンバー及びサブフレームで吸収することになり、車室内に変形の影響が及ぶことを防止することができる。
(4)連結部は、エクステンションサイドメンバーと一体に形成されている。
この構成によると、エクステンションサイドメンバーに連結部を一体化することにより、部品点数を少なくすることができるとともに、衝撃荷重の伝達を良好に行うことができる。
(5)連結部は、エクステンションサイドメンバーと別体に形成されている。
この構成によると、エクステンションサイドメンバーと連結部とが別部材であるので、エクステンションサイドメンバーの設計の自由度を向上させることができる。
(6)衝突時の衝突荷重をサブフレーム、ダッシュクロス、連結部材を介して前記エクステンションサイドメンバーに伝達する主荷重伝達経路と、前記衝突荷重を前記サイドメンバーから前記サイドシルに伝達する副荷重伝達経路とが形成されている。
この構成によると、主荷重伝達経路及び副荷重伝達経路で衝突荷重を分散して受けることができるとともに、主荷重伝達経路で衝突荷重が伝達されるときに、衝突荷重を最終的に剛性の大きいエクステンションサイドメンバーで確実に受け止めることができる。
(7)主荷重伝達経路は、衝突時の衝突荷重が前記エクステンションサイドメンバーに伝達されたときに、当該エクステンションサイドメンバーが外側に開いて衝突荷重を吸収する。
この構成によると、エクステンションサイドメンバーで衝突荷重を最終的に確実に受け止めることができる。
(8)サブフレームは、左右のサイドメンバー部の一方の剛性が他方の剛性より小さく設定されている。
この構成によると、衝突荷重がサブフレームに伝達されたときに、剛性の小さいサイドメンバー部の座屈量が多くなることから支持しているパワープラントを車幅方向に移動させることが可能となる。
1…車体、2…車両、11…サイドメンバー、12…Aピラー、13…サブフレーム、13a…サイドメンバー部、13b…フロントフレーム部、13c,13d…取付ブラケット、13e,13f…フロント側マウント部材、13g…リヤ側マウント部材、14…サイドシル、15…エクステンションサイドメンバー、16…ダッシュクロスメンバー、17…連結部、18…方形枠体、20…パワープラント

Claims (8)

  1. 車両の前方側に左右一対で配設されたサイドメンバーと、
    該左右一対のサイドメンバーの後端側に連接され左右一対のサイドシルの内側に配置されるエクステンションサイドメンバーと、
    前記サイドメンバーの下側に配設されたパワープラントを載置するサブフレームと、
    前記サブフレームの後端側を車幅方向に連結するダッシュクロスメンバーと、
    前記ダッシュクロスメンバーと前記エクステンションサイドメンバーとを連結する連結部とを備えた車体構造であって、
    前記一対のエクステンションサイドメンバーは、前端側から後端側に行くに従い車幅方向距離が増加する裾広がり形状に形成され、
    前記エクステンションサイドメンバー、前記ダッシュクロスメンバー、前記サブフレーム、前記サイドシル、前記サイドメンバーの順に剛性を低くする剛性バランスとした
    ことを特徴とする車体構造。
  2. 前記剛性バランスは、板厚、材質及び断面構造の何れか1つ又は複数を選択することにより、調整されていることを特徴とする請求項1に記載の車体構造。
  3. 前記連結部の剛性は、前記ダッシュクロスメンバーの剛性以上に設定されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。
  4. 前記連結部は、前記エクステンションサイドメンバーと一体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。
  5. 前記連結部は、前記エクステンションサイドメンバーと別体に形成されていることを特徴とする請求項1または2に記載の車体構造。
  6. 衝突時の衝突荷重を前記サブフレーム、前記サイドメンバー、前記ダッシュクロスメンバー、前記連結部を介して前記エクステンションサイドメンバーに伝達する主荷重伝達経路と、前記衝突荷重を前記サイドメンバーから前記サイドシルに伝達する副荷重伝達経路とが形成されていることを特徴とする請求項1から5の何れか1項に記載の車体構造。
  7. 前記主荷重伝達経路は、衝突時の衝突荷重が前記エクステンションサイドメンバーに伝達されたときに、当該エクステンションサイドメンバーが外側に開いて衝突荷重を吸収することをと特徴とする請求項6に記載の車体構造。
  8. 前記サブフレームを構成する左右のサイドメンバー部の剛性は、一方の剛性が他方の剛性より小さく設定されていることを特徴とする請求項1から7の何れか1項に記載の車体構造。
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