JP2017069555A - 熱電変換モジュール及び熱電変換装置 - Google Patents

熱電変換モジュール及び熱電変換装置 Download PDF

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Abstract

【課題】強度の低い素子のクラック等の発生を防止し、異なる材質からなるP型、N型の熱電変換素子の使用を可能にして、安定した性能の熱電変換モジュールを得る。【解決手段】一組の対向する配線基板2A,2Bの間に、P型熱電変換素子3及びN型熱電変換素子4が複数対組み合わせられた状態で配線基板2A,2Bを介して直列に接続された熱電変換モジュール1であって、配線基板2A,2Bはセラミックス基板30の表面に、熱電変換素子3,4が接続される電極部11,12が形成されてなり、熱電変換素子のうち、熱膨張係数が大きい熱電変換素子における両配線基板の対向方向に沿う長さが、熱膨張係数が小さい熱電変換素子における両配線基板の対向方向に沿う長さより小さく形成され、熱膨張係数が大きい熱電変換素子の両端の少なくとも一方と配線基板のセラミックス基板との間に導電性スペーサ15が介在している。【選択図】 図1

Description

本発明は、複数のP型熱電変換素子とN型熱電変換素子とを組み合わせて配列した熱電変換モジュール及び該熱電変換モジュールを用いた熱電変換装置に関する。
熱電変換モジュールは、一組の配線基板の間に、一対のP型熱電変換素子とN型熱電変換素子とを電極で接続状態に組み合わせたものを、P,N,P,Nの順に交互に配置されるように、電気的に直列に接続した構成とされ、両端を直流電源に接続して、ペルチェ効果により各熱電変換素子中で熱を移動させる(P型では電流と同方向、N型では電流と逆方向に移動させる)、あるいは、両配線基板間に温度差を付与して各熱電変換素子にゼーベック効果により起電力を生じさせるもので、冷却、加熱、あるいは、発電としての利用が可能である。
ところで、P型、N型の各熱電変換素子の熱電変換性能は、ZTと呼ばれる無次元の性能指数で表わされ、素子選定の目安になるが、同じ母材を用いたとしても、同じ使用温度環境でもP型とN型では必ずしも同じ熱電変換性能が出ない場合が多く、調整が必要である。
例えば、特許文献1には、通常は横断面正方形の角柱状に形成される素子を、横断面長方形状に形成するとともに、P型、N型それぞれのキャリア濃度に応じて、双方で異なる形で形成することが記載されている。
特許文献2には、反りが生じた基板に熱電変換素子をはんだ付けする際に、基板と素子との間の距離に応じてはんだ層の厚さを異ならせることが記載されている。
同じ使用温度環境においてより近い熱電変換性能(ZT)を得るために、P型及びN型の熱電変換素子を異種の母材により選択することも考えられるが、異種材料では素子結晶の強度、熱膨張係数なども異なるため、強度の低い素子のダメージが大きくなる(割れ等が優先的に発生する)。
そこで、特許文献3には、熱電変換素子と電極との間にCr−Cu合金からなる応力緩和層を形成した熱電変換モジュールを提案している。
しかしながら、Cr−Cu合金からなる応力緩和層を用いても、熱電変換素子のクラック等を防止するには不十分である。
特開2013−12571号公報 特開2013−157348号公報 国際公開第2013/145843号
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、熱電変換素子のクラック等の発生を防止し、異なる材質からなる熱電変換素子の使用を可能にして、安定した熱電変換性能を有する熱電変換モジュールを得ることを目的とする。
本発明の熱電変換モジュールは、一組の対向する配線基板の間に、線状又は面状に配列された複数の熱電変換素子が組み合わせられた状態で前記配線基板を介して直列に接続された熱電変換モジュールであって、前記配線基板はセラミックス基板の表面に、前記熱電変換素子が接続される電極部が形成されてなり、前記熱電変換素子のうち、熱膨張係数が大きい熱電変換素子における前記配線基板の対向方向に沿う長さが熱膨張係数が小さい熱電変換素子における前記配線基板の対向方向に沿う長さより小さく形成され、前記熱膨張係数が大きい熱電変換素子の両端の少なくともいずれか一方と前記配線基板の前記セラミックス基板との間に導電性スペーサが介在している。
両熱電変換素子の熱膨張係数が異なる場合、それらの長さが同じであると、熱膨張量の違いにより、熱膨張係数の小さい熱電変換素子が配線基板から剥がれる場合や、熱電変換素子にクラックが生じる場合がある。熱電変換素子が剥がれた場合や熱電変換素子にクラックが生じた場合には、電気が流れなくなったり、電気伝導度が大幅に低下して、モジュールが動作不能になったり、動作不能に至らなくても発電量が大幅に低下するという問題がある。
本発明においては、熱膨張係数が大きい熱電変換素子を熱膨張係数が小さい熱電変換素子よりも短くしておくことにより、両熱電変換素子の熱膨張差によりモジュール内に生じる応力の発生を抑制し、かつ、その熱膨張係数が大きい熱電変換素子と配線基板との間に介在する導電性スペーサにより、熱膨張に伴う隙間の寸法変化を吸収しつつ電気導電性を維持することができる。
したがって、P型熱電変換素子及びN型熱電変換素子を異なる材質で形成するなど、材料の選択肢が広がり、両熱電変換素子の性能を揃えて安定した性能の熱電変換モジュールを得ることができる。
本発明の熱電変換モジュールにおいて、熱膨張係数が大きい熱電変換素子と熱膨張係数が小さい熱電変換素子との長さの差は、使用環境の最高温度における両熱電変換素子の熱膨張差以上の差に設定するとよい。
熱膨張係数が大きい熱電変換素子と熱膨張係数が小さい熱電変換素子との長さの差は、使用環境の最高温度における両熱電変換素子の熱膨張差に応じて設定すればよいが、両者の熱膨張差といっても微小であるので、その熱膨張差以上の差に設定することにより、設計も容易になる。
具体的には、長さの差を30μm以上500μm以下とするとよい。30μm未満では、低コストで生産しようとすると、熱電素子端面の凹凸やうねりが熱膨張係数の差より大きくなり、発電性能の低下等が生じるおそれがある。500μmを超えると、導電性スペーサに厚いものが必要になるとともに、配線基板と熱電変換素子との間の熱伝導性、電気伝導性を確保するために、より高価な導電性スペーサを用いる必要があり、コスト高になる。
本発明の熱電変換モジュールにおいて、前記導電性スペーサは、金属により被覆された樹脂粉の結合体、金属により被覆された無機粉の結合体、導電性樹脂、グラファイト、ポーラス金属、カーボンナノファイバー構造体、グラフェン、純度99.99質量%以上のアルミニウム(4N−Al)からなる箔又は板のいずれかにより形成される。
この場合、前記熱膨張係数が大きい熱電変換素子の両端と前記配線基板との間の二箇所のそれぞれに前記導電スペーサが介在されており、両配線基板のうち、使用時に低温側となる配線基板と前記熱電変換素子との間の前記導電スペーサは、金属により被覆された樹脂粉の結合体、導電性樹脂のいずれかにより形成され、使用時に高温側となる配線基板と前記熱電変換素子との間の前記導電性スペーサは、金属により被覆された無機粉の結合体、グラファイト、ポーラス金属、カーボンナノファイバー構造体、グラフェン、純度99.99質量%以上のアルミニウム(4N−Al)からなる箔又は板のいずれかにより形成されるようにしてもよい。
樹脂を基材として形成した導電性スペーサを低温側に、金属、カーボン等を基材とした導電性スペーサを高温側に用いることにより、使用時の熱環境に応じた耐熱性を発揮することができる。
また、前記配線基板の前記セラミックス基板には、前記電極部が設けられている側とは反対側の表面に、純度99.99質量%以上のアルミニウムからなる熱伝達層が形成されているものとしてもよく、その熱電変換モジュールにおける前記熱伝達層にヒートシンクが接合されているヒートシンク付熱電変換モジュールとしてもよい。そして、低温側に配置されるヒートシンクが液冷式冷却器に固定されている熱電変換装置とすることもできる。
本発明によれば、熱電変換素子のクラックや配線基板との間の剥離等の発生を防止することができるので、異なる材質からなるP型、N型の熱電変換素子を組み合わせるなど、材料の選択肢が広がり、両熱電変換素子の性能を揃えて安定した熱電変換モジュールを得ることができる。
本発明の第1実施形態の熱電変換モジュールを高温流体と低温流体との間に配置してなる熱電変換装置の例を示す縦断面図である。 図1のA−A線の矢視方向の平断面図である。 図1のB−B線に矢視方向の平断面図である。 本発明の第2実施形態の熱電変換モジュールを高温流体と低温流体との間に配置してなる熱電変換装置の例を示す縦断面図である。 本発明の第3実施形態の熱電変換モジュールを高温流体と低温流体との間に配置してなる熱電変換装置の例を示す縦断面図である。 本発明の第4実施形態の熱電変換モジュールを示す図2同様の平断面図である。 第4実施形態の図3同様の平断面図である。 熱電変換モジュールにヒートシンクを取り付けて熱源に設置してなる熱電変換装置の例を示す縦断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して説明する。
まず、第1実施形態の熱電変換モジュール及び熱電変換装置について説明する。第1実施形態の熱電変換モジュール1は、図1〜図3に示すように、一組の対向配置した配線基板2A,2Bの間に、P型熱電変換素子3及びN型熱電変換素子4を線状(一次元状)に配列した構成である。簡便にするため、図1〜図3には、P型熱電変換素子3及びN型熱電変換素子4が二対で配列された例を示しており、合計4個の熱電変換素子3,4が一列に並んで設けられる。また、図中、P型熱電変換素子3には「P」、N型熱電変換素子4には「N」と表記する。この熱電変換モジュール1は、全体がケース5内に収容され、高温ガスが流れる高温側流路6と、冷却水が流れる低温側流路7との間に介在するように取り付けられることにより、熱電変換装置81を構成する。
配線基板2A,2Bは、窒化アルミニウム(AlN)、アルミナ(Al)、窒化ケイ素(Si)、炭化ケイ素(SiC)、カーボン板、グラファイト板上に成膜したダイヤモンド薄膜基板等の熱伝導性の高い絶縁性セラミックス基板30に後述の電極部等が形成されたものである。
P型熱電変換素子3及びN型熱電変換素子4の材料としては、シリサイド系材料、酸化物系材料、スクッテルダイト(遷移金属とプニクトゲンの金属間化合物)、ハーフホイッスラー等を用いることができ、例えば、表1に示す組合せのものが用いられる。
Figure 2017069555
これらの材料のうち、環境への影響が少なく、資源埋蔵量も豊富なシリサイド系材料が注目されており、本実施形態でもシリサイド系材料を用いて説明する。
シリサイド系材料であるマンガンシリサイド(MnSi1.73)、及びマグネシウムシリサイド(MgSi)は、それぞれ母合金を作製して、ボールミルにて例えば粒径75μm以下に粉砕後、プラズマ放電焼結、ホットプレス、熱間等方圧加圧法により例えば円盤状、角板状のバルク材を作製し、これを例えば角柱状に切断して熱電変換素子3,4とし、両端面にニッケル、銅、銀、金、コバルト、モリブデン、チタンのうちのいずれかの層を含むメタライズ層(図示略)をめっき又はスパッタリングにより形成する。このメタライズ層が銀または金からなる場合、さらに、ニッケル、チタンのいずれかからなる単層またはこれらの積層構造からなるバリア層(図示略)を介してメタライズ層を形成するとよい。
そして、セラミックス基板からなる一組の配線基板2A,2Bの間に、マンガンシリサイドから構成されたP型熱電変換素子3と、マグネシウムシリサイドから構成されたN型熱電変換素子4とを並べて接続する。この場合、マンガンシリサイド(P型熱電変換素子3)と、マグネシウムシリサイド(N型熱電変換素子4)とでは、その圧縮強度が異なり、マンガンシリサイドが例えば室温で2300MPa(500℃で1200MPa)であるのに対して、マグネシウムシリサイドは例えば室温で1000MPa(500℃で260MPa)である。そこで、両熱電変換素子3,4を線状に配列した第1実施形態では、両熱電変換素子3,4のうち、強度が高いP型熱電変換素子3を列の両端部に配置し、両配線基板2A,2Bの間に、一端(図1の左端)からP型熱電変換素子3、N型熱電変換素子4、N型熱電変換素子4、P型熱電変換素子3の順に配列する。
また、これら熱電変換素子3,4は、例えば横断面が正方形(例えば、一辺が1mm〜8mm)の角柱状に形成され、長さ(配線基板2A,2Bの対向方向に沿う長さ)は2mm以上10mm以下とすることができる。P型熱電変換素子3を構成するマンガンシリサイドとN型熱電変換素子4を構成するマグネシウムシリサイドとで熱膨張係数が異なるため、両熱電変換素子3,4の長さ(配線基板2A,2Bの対向方向に沿う長さ)は、熱膨張係数が大きいN型熱電変換素子4の長さはP型熱電変換素子3の長さよりも短く設定される。
本実施形態において、P型熱電変換素子3及びN型熱電変換素子4の長さは、約6mmに設定されるが、両熱電変換素子3,4の熱膨張係数の差及び使用環境温度に応じて長さに若干の差が設定される。例えば、マンガンシリサイド(P型熱電変換素子3)の熱膨張係数が10.8×10−6/Kで、マグネシウムシリサイド(N型熱電変換素子4)の熱膨張係数が12.5×10−6/K〜17.0×10−6/Kであり、使用環境での最高温度が500℃の場合、両熱電変換素子3,4の熱膨張差は4.9μm〜18.0μmとなる。この差は極めて小さいので、両熱電変換素子3,4の具体的な長さを決める際には、設計を容易にするため、この熱膨張差よりも大きい長さの差、例えば30μm〜500μmの範囲内の長さの差とする。もしくは、熱膨張係数が大きいN型熱電変換素子4の長さを、P型熱電変換素子3の長さに対して0.917倍〜0.995倍の範囲内となるようにすることもできる。
なお、使用環境の最高温度で両熱電変換素子3,4がほぼ同じ長さになるように、その最高温度での熱膨張差と同じ長さの差(前述のマンガンシリサイドとマグネシウムシリサイドの場合は4.9μm〜18.0μm)で設計することを妨げるものではない。
これら両熱電変換素子3,4を直列に接続するため、一方の配線基板である図1の上側の第1配線基板2Aには、図2に示すように、隣合うP型熱電変換素子3とN型熱電変換素子4との対ごとにそれぞれ接続する平面視長方形状の2個の電極部11が形成され、他方の配線基板である図1の下側の第2配線基板2Bには、図3に示すように、各熱電変換素子3,4の個々に接続される平面視正方形状の4個の電極部12と、第1配線基板2Aの電極部11により接続状態となる各対の両熱電変換素子3,4のうち、一方の対のN型熱電変換素子4と他方の対のP型熱電変換素子3とを接続状態とする内部配線部13と、一方の対のP型熱電変換素子3及び他方の対のN型熱電変換素子4をそれぞれ外部に接続するための外部配線部14A,14Bとが形成されている。
これら電極部11,12は、銅、アルミニウム、モリブデンあるいはこれらの積層板がセラミックス基板10の表面に接合されることにより形成されている。電極部11,12の大きさは、熱電変換素子3,4の大きさに応じて適宜設定される。例えば、4mm四方の横断面の熱電変換素子3,4に対して、電極部11が5mm×10mmの長方形、電極部12が4.5mm四方の正方形に形成されている。電極部11,12の厚さは、0.05mm〜2.0mmの範囲とすることができ、0.3mmの厚さが好適である。なお、配線基板2A,2Bのセラミックス基板30は、各電極部11,12の間、及び周囲に幅2mm以上のスペースを確保できる程度の平面形状に形成され、厚さは、例えば、窒化アルミニウム、アルミナからなる場合は0.1mm〜1.5mmの範囲で、窒化ケイ素からなる場合は0.05mm〜1.5mmの範囲とすることができる。好ましい例として、セラミックス基板30として窒化アルミニウムからなるセラミックス板を用い、大きさは30mm×12.5mm、厚さ0.6mmで形成されている。
また、配線部13,14A,14Bは、例えば、銅、アルミニウム、金、銀からなる線材により形成され、電極部11,12と同様、セラミックス基板30の表面に接合されている。幅は0.3mm〜2.0mmの範囲とされ、厚さは0.05mmから4.0mmの範囲のものを用いることできる。
また、長さが短いN型熱電変換素子4と配線基板2Aの電極部11との間、及びN型熱電変換素子4と配線基板2Bの電極部12との間には、図1に示すように、その隙間を埋める導電性スペーサ15がそれぞれ設けられる。この導電性スペーサ15としては、金属により被覆された樹脂粉の結合体又は金属により被覆された無機粉の結合体、導電性樹脂、グラファイト、ポーラス金属、カーボンナノファイバー構造体、グラフェン、純度99.99質量%以上のアルミニウム(4N−Al)からなる箔又は板のいずれかにより形成され、これらの一種、又は2種以上を積層構造としたものをシート状に形成したものである。
金属により被覆された樹脂粉は、アクリル樹脂などの樹脂粉に銀、金、アルミニウム、銅等の金属を無電解メッキやスパッタリング法等によって被覆した粉末(被覆樹脂粉)である。なお、樹脂粉の粒径は2μm〜10μm、金属の被覆量としては、40質量%〜90質量%である被覆樹脂粉を用いるとよい。被覆樹脂粉は、水などの溶媒に分散させ、ペーストとし、このペーストを塗布し、乾燥することで導電性スペーサ15を形成することができる。
この場合、金属により被覆された樹脂粉として、導電性の観点から、銀を被覆した樹脂粉(銀コート粉)を用いることが好適である。また、銀コート粉を用いる場合、銀コート粉を分散させたペーストに、銀粉を分散させたペースト(銀含有率30質量%〜70質量%)が30質量%〜70質量%となるよう混合し用いるとよい。この場合、塗布厚を25nm〜500nmとなるよう塗布し、100℃〜180℃で10分〜60分加熱することで導電性スペーサ15を形成することができる。
無機粉としては、SiO粉、セラミックス粉、中空シリカ粉、中空セラミックス粉、中空ガラス粉等を用いることができる。
このうち、中空シリカ粉は、シリカ(SiO)を主成分とし、平均粒子径が5〜120nm、シェルの厚さが1〜35nm、単位表面積当たりのシラノール基(≡Si−OH基)の数が1〜10個/cmであり、コアが有機ポリマー、シェルがシリカであるコアシェル粒子からなる粉末を製造した後に、コアを除去することにより製造される。コアとなる有機ポリマー粒子は、重合性モノマーを主成分としてこれにイオン性コモノマーをモル比で150:1〜2:1の割合で共重合させてなるソープフリー重合によって製造される平均粒子径5〜90nmの粒子である。このコア粒子を含む液体に陽イオン性水溶性高分子と非イオン性水溶性高分子を加え、コア粒子を含む液体を水からアルコールに置換した後、アルコキシシラン、水及び塩基性物質を添加してコア粒子にシリカを被覆し、平均粒子径5〜120nm、シリカシェルの厚さ1〜35nmのコアシェル粒子からなる粉末を製造し、その後コアを除去することにより、製造される。
上述した中空シリカ粉以外にも、中空シリカ粉として、例えば日鉄鉱業株式会社製のシリナックス(登録商標)を用いることもできる。このシリナックス(登録商標)は、粒子径が80〜130nm、かさ密度が0.03〜0.07g/mlである。
中空シリカ粉は、銀、金、アルミニウム、銅等の金属を表面に無電解メッキやスパッタリング法等によって被覆した状態で用いられる。金属の被覆量は、全粒子質量に対し40質量%〜90質量%である。そして、この金属が被覆された中空シリカ粉(被覆中空シリカ粉)が含まれるペーストを乾燥させることによって導電性スペーサ15を形成することができる。
この場合、金属により被覆された中空シリカ粉(金属被覆中空シリカ粉)が10質量%〜25質量%となるよう水に分散させることによってペーストを得ることができる。この時、金属被覆中空シリカ粉の分散性を向上させるために、水系分散剤を添加しても良い。水系分散剤はとしては、アミン系、リン酸系、サルボン酸系、クエン酸を用いることができ、添加量はペースト全体に対し、1質量%〜10質量%とするとよい。
このペーストを30μm〜500μmの厚さで塗布し、100℃〜180℃で10分〜60分乾燥させることによって被覆中空シリカ粉の結合体からなる導電性スペーサ15を形成することができる。
また、例えば、銀が被覆された中空シリカ粉の場合、ペーストに銀のナノコロイド粒子を添加することができる。この場合、銀のナノコロイド粒子として、粒径が5nm〜40nm、添加量はペースト全体に対し、0.2質量%〜1.4質量%とするとよい。このペーストを熱電変換素子の端面に塗布して、加熱することにより、銀が被覆された中空シリカ粉及び銀のナノコロイド粒子を結合させた結合体を形成することができる。このように、粒径の大きい、銀が被覆された中空シリカ粉と粒径の小さい銀のナノコロイド粒子とが混合して結合体を形成した場合、大きな粒子間に小さな粒子が入ることによって、空間率が低下し、粒子の接触面積が増えることになり、電気抵抗が低下する。なお、例えば、粒径160nmの銀が被覆された中空シリカ粉250gと粒径30nmの銀のナノコロイド粒子1gを混合すると、結合体の気孔率は40%(体積比)となる。
ポーラス金属は、多数の気孔を含む多孔質金属であり、気孔の直径としては一般に数μmから数cmである。このポーラス金属としては、発泡金属や金属スポンジが含まれる。発泡金属は、ガスの発泡現象を利用して製造した多数の気泡をもつ三次元網目状をなす金属であり、金属フォームとも称される。また、多孔質樹脂の骨格表面に金属を被覆し、その後、樹脂だけを焼失させて三次元網目状の金属骨格を形成させたものも、発泡金属に含まれるものとする。金属スポンジは、三次元の網状に連続する金属線で構成されたものであり、ポーラス金属の中では、気孔率が比較的大きい。
また、導電性樹脂としては、Ag、Al、Au、Cu等をフレーク状又は球状等に形成した導電性フィラーを、シリコーン樹脂等の樹脂に分散させたものである。カーボンナノファイバー構造体は、カーボンナノファイバーをランダムなネットワーク状に形成した不織布である。
グラフェンは、炭素の六員環ネットワークが平面状に広がった箔状のものであり、単層のグラフェンが数十層重なったものがグラファイトであるが、これも便宜的にグラフェンと称される場合がある。このグラフェンをイソプロフィルアルコールに5質量%となるよう分散させた分散液を塗布して乾燥することにより、導電性スペーサとする。
グラフェンを筒状に丸めたものがカーボンナノチューブである。このカーボンナノチューブには、単層構造(チューブを構成する層が一層)、多層構造のものがあり、カーボンナノファイバーは多層カーボンナノチューブの一種で、直径100nm、長さ100μmと相対的にサイズが大きいのが特徴である。カーボンナノファイバーを水に2質量%となるよう分散させた液を塗布して乾燥させることにより、カーボンナノファイバー構造体としての導電性スペーサが形成される。
これらの導電性スペーサ15には、後述するように使用環境において熱電変換素子3,4が熱伸縮するので、その熱伸縮により熱電変換素子3,4のクラックや剥離が生じないように、熱伸縮を吸収し得る程度の変形能(弾性変形能又は塑性変形能)が求められる。
これら導電性スペーサ15は、金属により被覆された樹脂粉の結合体又は金属により被覆された無機粉の結合体、発泡金属や金属スポンジ等のポーラス金属、純度99.99質量%以上のアルミニウム(4N−Al)からなる箔又は板については銀ろうや銀ペーストを用いたろう接合により熱電変換素子と配線基板とに接合される。導電性樹脂については接着剤により熱電変換素子と配線基板とに接合される。また、カーボンナノファイバー構造体、グラフェン、グラファイトについては、熱電変換素子と配線基板との間で挟み、力学的圧力を加えて、物理的に圧着させることにより、熱電変換素子と配線基板とに接合される。あるいは、ニッケルのメタライズ層を付けた熱電変換素子に銀ペーストを塗り、乾燥前にカーボンナノファイバー、グラフェン、カーボンシートを圧着し、100℃で乾燥させることにより、熱電変換素子と配線基板とに接合される。
好適な取り付け形態の例として、例えば、導電性スペーサ15として、低温側(配線基板2B側)に設けられる導電性スペーサ15は、上述した銀コート粉のペーストと銀ペーストの混合ペーストを塗布、乾燥させることで形成する。高温側(配線基板2A側)に設けられる導電性スペーサ15は、厚さ150μmの純度99.99質量%以上のアルミニウム箔を用い、電極部11及びN型熱電変換素子4とは銀ろう等で接合する。この場合、導電性スペーサ15の面積はN型熱電変換素子4の横断面の面積と同じとする。
なお、導電性スペーサ15の面積については、熱電変換素子3,4の横断面の面積の1倍〜1.27倍とすることができる。
以上のようにして、両配線基板2A,2Bの電極部11,12間に、P型熱電変換素子3は直接に、N型熱電変換素子4は導電性スペーサ15を介して、それぞれ接着剤、銀ろう、銀ペーストによる接合材等の接合材を用いて接合され、両外部配線部14A,14Bの間で各熱電変換素子3,4が直列に接続される。銀ペーストによる接合材としては、粒径0.05μm〜100μmの銀粉末と樹脂及び溶剤とを含有する銀ペーストが用いられる。この銀ペーストを配線基板2A,2Bの電極部11,12に塗布して乾燥した後、熱電変換素子3,4の端面(のメタライズ層)を重ね合わせ、これらを加圧した状態で加熱することにより、銀の焼成体を形成しつつ両配線基板2A,2B間に熱電変換素子3,4が接合されて一体化される。
そして、この両配線基板2A,2B間に熱電変換素子3,4を接合して一体化したものが、ステンレス鋼等により形成したケース5内に気密に収容され、内部を真空又は減圧状態に保持してパッケージ化され熱電変換モジュール1が製出される。なお、ケース5は必ずしも必要なものではなく、ケース5を設けなくてもよい。
このパッケージ化の際に、各熱電変換素子3,4に圧縮荷重が作用するが、本実施形態では、強度が高いP型熱電変換素子3を列の両端部に配置したことにより、強度が高い熱電変換素子3が、配列の両端位置で荷重を支え、強度の低い熱電変換素子4への荷重の負荷を軽減してクラック等の発生を防止することができる。なお、外部配線部14A,14Bは、ケース5に対して絶縁状態で外部に引き出される。
このように構成した熱電変換モジュール1は、両配線基板2A,2Bのうちの一方の配線基板2A側に外部の熱源として図1に示す例の場合には内燃機関の排ガス等の高温流体が矢印で示すように流通する高温側流路6が接触され、他方の配線基板2B側に熱媒体として冷却水が流通する低温側流路7が接触される。これにより、各熱電変換素子3,4に両配線基板2A,2Bの温度差に応じた起電力が発生し、配列の両端の外部配線部14A,14B間に、各熱電変換素子3,4に生じる起電力の総和の電位差を得ることができる。なお、高温側流路6内には、棒状の吸熱フィン8aを有するヒートシンク8が設けられ、この吸熱フィンを配線基板2Aに向けて押圧するバネ等の弾性部材9が設けられることにより、熱電変換装置81が構成されている。
この使用環境において、両熱電変換素子3,4の熱膨張に差が生じるが、予め、熱膨張係数が大きいN型熱電変換素子4の長さがP型熱電変換素子3の長さよりも、両熱電変換素子の熱膨張差以上の長さ分、短く設定されているので、使用環境温度においてもなお、両熱電変換素子の長さの差は小さくなるものの、N型熱電変換素子4の長さがP型熱電変換素子3の長さより短い状態である。また、このN型熱電変換素子4と配線基板2A,2Bとの間に導電性スペーサ15が介在しているので、熱膨張により長さの差が小さくなった分は導電性スペーサ15の変形により吸収される。したがって、強度が低いN型熱電変換素子4にP型熱電変換素子3の熱膨張に起因する引張応力が作用することを抑制することができ、熱電変換素子3,4のクラックや配線基板2A,2Bとの間の剥離等の発生を防止することができる。
なお、図1に示す第1実施形態では導電性スペーサ15を熱電変換素子4の両端と両配線基板2A,2Bとの間の二箇所の両方にそれぞれ介在したが、図4に示す第2実施形態の熱電変換モジュール10のように熱電変換素子4の一方の先端と配線基板2Aとの間のみ、あるいは図5に示す第3実施形態の熱電変換モジュール20のように熱電変換素子4の他方の先端と配線基板2Bとの間のみに介在させる構成としてもよい。図4及び図5とも、第1実施形態と共通要素には同一符号を付して説明を簡略化する。また、これら実施形態は、熱電変換モジュールの形態が異なるのみで、高温側流路6や低温側流路7、ヒートシンク8等の構造は共通するので、熱電変換装置としては同一符号の81を付した。
これらの各実施形態に示すように、導電性スペーサ15は、熱電変換素子4の両端と配線基板2A,2Bとの間の二箇所のうちの少なくともいずれかに介在していればよい。
前述の導電性スペーサ15のうち、金属により被覆された樹脂粉の結合体、導電性樹脂のように樹脂を基材として形成した導電性スペーサと、金属により被覆された無機粉の結合体、グラファイト、発泡金属や金属スポンジ等のポーラス金属、カーボンナノファイバー構造体、グラフェン、純度99.99質量%以上のアルミニウム(4N−Al)からなる箔又は板のように、金属、カーボン等を基材とした導電性スペーサとでは、耐熱性に差があるため、低温側流路7に近い側に導電性スペーサ15を設ける場合は、樹脂を基材として形成した導電性スペーサとし、高温側流路6に近い側に導電性スペーサ15を設ける場合は、金属、カーボン等を基材とした導電性スペーサとするとよい。熱電変換素子4の両端に導電性スペーサ15を設ける場合は、高温側には高温対応の導電性スペーサを、また、その素子の低温側には低温対応の導電性スペーサを介在させるとよい。使用環境温度によっては、熱電変換素子4の両端ともに同じ材質の導電性スペーサを介在させてもよい。
図6及び図7は、P型熱電変換素子3及びN型熱電変換素子4を面状(二次元)に配列した第4実施形態の熱電変換モジュール21を示している。この第4実施形態において、第1実施形態の図1に相当する図面は省略するが、縦断面構造は図1とほぼ同様であり、必要に応じて、図1も参照しながら説明する。
この熱電変換モジュール21は、一組の配線基板22A,22Bの間に、P型熱電変換素子3及びN型熱電変換素子4が合計8対設けられており、4列×4行の正方形の平面配置とされている。そして、その正方形の四隅に強度が高いP型熱電変換素子3が配置されるように配列されている。この図6及び図7に示す例では、正方形の中央部にもP型熱電変換素子3が集合して配置されているが、四隅にP型熱電変換素子3が配置されていれば、中央部については、この図の配置に限定されるものではない。
そして、両配線基板22A,22Bのうちの第1配線基板22Aには、図6に示すように、隣合うP型熱電変換素子3とN型熱電変換素子4との対ごとにそれぞれ接続する合計8個の平面視長方形状の電極部11が形成されている。一方、第2配線基板22Bには、図7に示すように、1個のP型熱電変換素子3又はN型熱電変換素子4を単独で接続する平面視正方形状の電極部12が8個形成されるとともに、第1配線基板22Aとは異なる対の2個のP型熱電変換素子3及びN型熱電変換素子4を接続状態とする平面視長方形状の電極部23が4個形成されている。また、平面視正方形状の8個の電極部12のうち、6個の電極部12は、2個ずつ対になって内部配線部24によって斜めに接続されており、第1配線基板22Aの電極部11により接続状態となる対の熱電変換素子とは異なる組み合わせでP型熱電変換素子3とN型熱電変換素子4とが接続されるようになっている。
また、第2配線基板22Bの単独で設けられている残る2個の電極部12には、外部配線部25A,25Bが形成され、両配線基板22A,22B間に熱電変換素子3,4を接続することにより、両外部配線部25A,25B間に各熱電変換素子3,4が直列に接続されるようになっている。
なお、両配線基板22A,22Bは、各熱電変換素子3,4が第1実施形態と同じ諸寸法の場合、例えば30mm四方の正方形に形成される。また、四隅にP型熱電変換素子3が配置されていれば、各電極部の形状、接続順序等の具体的接続形態は、図示例のものに限るものではない。
また、P型熱電変換素子3とN型熱電変換素子4とは第1実施形態の場合と同じ材質のもので形成されており、熱膨張係数が大きいN型熱電変換素子4の長さがP型熱電変換素子3の長さよりも短く設定され、N型熱電変換素子4と電極部11との間に、第1実施形態の場合と同様、その隙間を埋めるように、導電性スペーサ15(図6及び図7では略、図1参照)が設けられている。もちろん、図4又は図5に示すように、導電性スペーサ15をN型熱電変換素子4と他方の電極部12との間に介在してもよいし、N型熱電変換素子4の両端と両電極部11,12との間に介在してもよい。
両配線基板22A,22Bが相互に平行に配置され、その間で電極部11と、電極部12,23との間に熱電変換素子3,4が銀接合材等を用いて接合され、ステンレス鋼等により形成したケース5内に気密に収容され(図1参照)、内部を真空又は減圧状態に保持して熱電変換モジュール21が構成される。そして、図1の場合と同様、両配線基板22A,22Bのうちの一方の配線基板22A側に外部の高温側流路6が接続され、他方の配線基板22B側に冷却側流路7が接触されることにより、外部配線部25A,25B間に、各熱電変換素子3,4に生じる起電力の総和の電位差を得ることができる。
この第4実施形態の熱電変換モジュール21においても、強度が高いP型熱電変換素子3が、四隅で荷重を支え、強度の低いN型熱電変換素子4への荷重の負荷を軽減しているので、そのクラック等の発生を防止することができる。また、熱膨張係数が大きいN型熱電変換素子4の長さがP型熱電変換素子3の長さよりも短く設定されているので、使用温度環境においては、両熱電変換素子3,4の熱伸縮差によりモジュール21内に生じる応力の発生を抑制し、強度が低いN型熱電変換素子4にクラックや配線基板22A,22Bとの間の剥離等の発生を防止することができ、かつ、その熱膨張係数が大きい熱電変換素子4と配線基板2Aとの間に介在した導電性スペーサ15(図1参照)により、熱伸縮に伴う隙間の寸法変化を吸収しつつ良好な電気導電性を維持することができる。
また、上記実施形態の別の形態として、図8に示すように、熱電変換モジュールにヒートシンクを接合した構造とすることもできる。
熱電変換モジュール50は、その両側の配線基板2A,2Bにおいて、セラミックス基板30の電極部11,12とは反対側の表面にアルミニウム又はアルミニウム合金(好ましくは純度99.99質量%以上のアルミニウ)からなる熱伝達層51が接合されている。熱伝達層51の厚さとしては、電極部11,12と同程度の厚さとするのが好ましい。
ヒートシンク60,61はアルミニウム又はアルミニウム合金、銅又は銅合金、炭化ケイ素からなる多孔体中にアルミニウム又はアルミニウム合金を含浸させてなるアルミニウム炭化ケイ素複合体(AlSiC)等で構成される。また、ヒートシンクにはピン状のフィン62が設けられていても良いし、フィン62を有しない平板状のものでもよい。図9では高温側が平板状のヒートシンク60、低温側がピン状フィン62を有するヒートシンク61が設けられている。平板状のヒートシンク60の厚さ、及びピン状フィン62を有するヒートシンク61の場合は天板部61aの厚さは、それぞれ0.5mm〜8mmとすることができる。そして、図8に示す例では、熱電変換モジュール50の一方側(高温側)に平板状のヒートシンク60、他方側(低温側)にフィン62を有するヒートシンク61が備えられている。
そして、高温側は炉壁等の熱源65に平板状のヒートシンク60が接触した状態で固定されており、低温側は冷却水等を流すことができる液冷式冷却器70にフィン62を有するヒートシンク61が固定されて熱電変換装置82を構成している。液冷式冷却器70は内部に流路71が形成され、側壁の開口部72の周囲にヒートシンク61の天板部61aが接触した状態で固定され、開口部72からフィン62が流路71内に挿入された状態に配置される。符号76は液冷式冷却器70とヒートシンク61の天板部61aとの間に介在される樹脂製のシール部材である。
なお、熱伝達層51とヒートシンク60,61とは、Al−Si系ろう材等を用いた真空ろう付けや、フラックスを用いた窒素雰囲気でのろう付け、Mg入りAl系ろう材を用いたフラックスレスろう付け、固相拡散接合等により、接合されている。このような構造とすることで、熱電変換素子3,4と熱源65の熱抵抗や、熱電変換素子3,4と液冷式冷却器70との熱抵抗を低減することができる。
マンガンシリサイドからなる角柱状のP型熱電変換素子と、マグネシウムシリサイドからなる角柱状のN型熱電変換素子とを作製した。底面を4mm×4mmとし、長さはP型熱電変換素子を7mm、5mm又は3.5mmとして、両熱電変換素子の長さの差が表2に示す寸法となるように、N型熱電変換素子の長さを短くした。
これらP型熱電変換素子及びN型熱電変換素子をそれぞれ8個ずつ組み合わせて熱電変換モジュールを作製した。配線基板のセラミックス基板としては厚さ0.6mmの窒化アルミニウム、電極部としては銅を用いた。導電性スペーサ(高温側スペーサ、低温側スペーサ)と厚さは表2に示す通りとした。なお、表中、「グラファイトシート」はパナソニック株式会社製“PGS”グラファイトシート Sタイプを用い、「カーボンナノファイバー構造体」は日清紡株式会社製のカーボンナノファイバー不織布を用い、「多孔質アルミ」は、気孔率85%のアルミニウム製発泡金属を用い、「グラフェンシート」は株式会社インキュベーション・アライアンス製グラフェンフラワーシートを用いた。「銀コート中空シリカ」は日鉄鉱業株式会社製シリナックス(登録商標)に銀コートしたものを用いた。銀コートは無電解メッキ法で行い、銀コート量は、銀90%:中空シリカ10%(質量比)とした。「ナノ銀粒子」は三菱マテリアル株式会社製銀ナノコロイドA-1を用いた。「銀コート樹脂粉」としては、粒径10μm、銀コート量は銀60%:樹脂分10%(質量比)、中心樹脂:アクリル、の銀コート樹脂粉末と銀ペースト(株式会社フジクラ社製SA-2024)を1:1(質量比)で混合したペーストを150℃で30分間加熱して、焼結させたものを用いた。
そして、得られた熱電変換モジュールに対し、高温側は電気ヒーターで450℃〜300℃の間を30分サイクルで昇温、降温を繰り返し、低温側はチラー(冷却器)により60℃に保持して、48時間のサイクル試験を行い、発電性能及び熱電変換素子のクラックや剥離等の欠陥発生率を調査した。
発電性能は、48時間後の最後のサイクルでの最大温度差390℃での電力量とした。電力量は熱電変換モジュールの開放電圧と短絡電流を測定して、開放電圧の二分の一と短絡電流の二分の一とを掛けた値とした。
素子欠陥発生率は、サイクル試験後に超音波画像測定機(インサイト株式会社製INSIGHT−300)を用いて、高温側及び低温側の素子と電極の剥離(部分的な剥離も含む)を起こした素子の割合を評価した。剥離率が10%以上の場合、欠陥と判断した。
これらの結果を表2に示す。
Figure 2017069555
表2からわかるように、両熱電変換素子を等しい長さに設定し、導電性スペーサを設けなかった場合(実験例6)には、素子欠陥発生率が高く、両熱電変換素子の長さに差を設けて、導電性スペーサを介在させることにより、熱電変換素子のクラックや剥離を抑制することができ、また、両熱電変換素子の長さの差が30μm以上であれば、発電性能が高く、素子欠陥発生率の低い熱電変換モジュールが得られることが分かった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上記以外の種々の変更を加えることも可能である。
実施形態では、セラミックス基板の表面に電極部が形成され、その電極部と熱電変換素子との間に導電性スペーサを介在させたが、セラミックス基板に導電性スペーサを介して電極部を形成し、その電極部に熱電変換素子を接合してもよい。
両熱電変換素子を面状に配列する場合、平面視正方形となる配置だけでなく、平面視が長方形、円形等となる配置としてもよい。その場合、周縁部における周方向に適宜の間隔をおいた複数箇所に強度が高い熱電変換素子が配置されればよく、均等に配置するのが好ましい。
また、各熱電変換素子の横断面形状も正方形としたが、長方形、円形等に形成してもよい。
また、両配線基板を高温側流路又は低温側流路に接触させたが、必ずしも流路構成のものに限らず、熱源と冷却媒体とに接するものであればよい。
さらに、上記実施形態はいずれもN型熱電変換素子の熱膨張係数がP型熱電変換素子よりも大きいものとしたが、逆にP型熱電変換素子の熱膨張係数がN型熱電変換素子よりも大きい場合は、P型熱電変換素子の長さをN型熱電変換素子より短くして、P型熱電変換素子と電極部との間に導電性スペーサを介在させればよい。
1,10,20 熱電変換モジュール
2A,2B 配線基板
3 P型熱電変換素子
4 N型熱電変換素子
5 ケース
6 高温側流路
7 低温側流路
8 ヒートシンク
8a 吸熱フィン
9 弾性部材
11,12 電極部
13 内部配線部
14A,14B 外部配線部
15 導電性スペーサ
21 熱電変換モジュール
22A,22B 配線基板
23 電極部
24 内部配線部
25A,25B 外部配線部
60,61 ヒートシンク
65 熱源
70 液冷式冷却器
30 セラミックス基板
81,82 熱電変換装置

Claims (8)

  1. 一組の対向する配線基板の間に、線状又は面状に配列された複数の熱電変換素子が組み合わせられた状態で前記配線基板を介して直列に接続された熱電変換モジュールであって、前記配線基板はセラミックス基板の表面に、前記熱電変換素子が接続される電極部が形成されてなり、前記熱電変換素子のうち、熱膨張係数が大きい熱電変換素子における前記配線基板の対向方向に沿う長さが、熱膨張係数が小さい熱電変換素子における前記配線基板の対向方向に沿う長さより小さく形成され、前記熱膨張係数が大きい熱電変換素子の両端の少なくとも一方と前記配線基板の前記セラミックス基板との間に導電性スペーサが介在していることを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記熱膨張係数が大きい熱電変換素子と熱膨張係数が小さい熱電変換素子との長さの差は、使用環境の最高温度における両熱電変換素子の熱膨張差以上の差に設定されていることを特徴とする請求項1記載の熱電変換モジュール。
  3. 前記長さの差は、30μm以上500μm以下であることを特徴とする請求項2記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記導電性スペーサは、金属により被覆された樹脂粉の結合体又は金属により被覆された無機粉の結合体、導電性樹脂、グラファイト、ポーラス金属、カーボンナノファイバー構造体、グラフェン、純度99.99質量%以上のアルミニウムからなる箔又は板のいずれかにより形成されていることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項記載の熱電変換モジュール。
  5. 前記熱膨張係数が大きい熱電変換素子の両端と前記配線基板との間のそれぞれに前記導電スペーサが介在されており、両配線基板のうち、使用時に低温側となる配線基板と前記熱電変換素子との間の前記導電スペーサは、金属により被覆された樹脂粉の結合体、導電性樹脂のいずれかにより形成され、使用時に高温側となる配線基板と前記熱電変換素子との間の前記導電性スペーサは、金属により被覆された無機粉の結合体、グラファイト、ポーラス金属、カーボンナノファイバー構造体、グラフェン、純度99.99質量%以上のアルミニウムからなる箔又は板のいずれかにより形成されていることを特徴とする請求項4記載の熱電変換モジュール。
  6. 前記配線基板の前記セラミックス基板には、前記電極部が設けられている側とは反対側の表面に、純度99.99質量%以上のアルミニウムからなる熱伝達層が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項記載の熱電変換モジュール。
  7. 請求項6記載の熱電変換モジュールにおける前記熱伝達層にヒートシンクが接合されていることを特徴とするヒートシンク付熱電変換モジュール。
  8. 請求項7記載のヒートシンク付熱電変換モジュールにおいて、低温側に配置されるヒートシンクが液冷式冷却器に固定されていることを特徴とする熱電変換装置。
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