JP2017035870A - 吐出装置、加湿装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】吐出部の乾燥を抑制できる吐出装置を提供する。【解決手段】吐出装置10は、記録媒体Pを冷却する冷却部20と、冷却部により温度が低下した状態の記録媒体を加湿する加湿部30と、加湿部で加湿された記録媒体に液滴を吐出する吐出部40と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、吐出装置、加湿装置に関する。
特許文献1には、記録手段に進入する前のシートに加湿空気を供給し、シートの水分含有量を高める加湿空気供給手段を有する構成が開示されている。
特開2011−121354号公報
記録媒体を加湿して吐出部に搬送する構成でも、記録媒体が常温であると、記録媒体の含水率が低いままで吐出部に搬送され、記録媒体がノズルから吸湿してノズルが乾燥する場合がある。
本発明は、常温の記録媒体を加湿する構成に比べ、吐出部の乾燥を抑制することを目的とする。
請求項1の発明は、記録媒体を冷却する冷却部と、前記冷却部により温度が低下した状態の記録媒体を加湿する加湿部と、前記加湿部で加湿された記録媒体に液滴を吐出する吐出部と、を備える。
請求項2の発明では、前記加湿部は、加湿された気体を記録媒体へ供給する供給幅が記録媒体の幅以下である。
請求項3の発明では、前記加湿部は、前記供給幅を調整可能な調整機構を有する。
請求項4の発明は、前記冷却部の冷却温度が予め定められた基準冷却温度より高いこと、前記記録媒体の媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、前記吐出装置内の装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び前記記録媒体の含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、前記加湿部の加湿量が予め定められた設定値よりも多くなるように前記加湿部を制御する制御部を有する。
請求項5の発明は、前記記録媒体の媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、前記吐出装置内の装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び前記記録媒体の含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、前記冷却部の冷却温度が予め定められた設定値よりも低くなるように前記冷却部を制御する制御部を有する。
請求項6の発明は、液滴を吐出する吐出部へ向けて搬送される記録媒体を冷却する冷却部と、前記冷却部により温度が低下した状態の記録媒体を加湿する加湿部と、を備える。
請求項7の発明は、片面に画像が形成された記録媒体の表裏を反転させる反転機構を有する。
請求項8の発明では、前記加湿部は、加湿された気体を記録媒体へ供給する供給幅が記録媒体の幅以下である。
請求項9の発明では、前記加湿部は、前記供給幅を調整可能な調整機構を有する。
請求項10の発明は、前記冷却部の冷却温度が予め定められた基準冷却温度より高いこと、前記記録媒体の媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、前記加湿装置内の装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び前記記録媒体の含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、前記加湿部の加湿量が予め定められた設定値よりも多くなるように前記加湿部を制御する制御部を有する。
請求項11の発明は、前記記録媒体の媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、前記加湿装置内の装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び前記記録媒体の含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、前記冷却部の冷却温度が予め定められた設定値よりも低くなるように前記冷却部を制御する制御部を有する。
本発明の請求項1の構成によれば、常温の記録媒体を加湿する構成に比べ、吐出部の乾燥を抑制できる。
本発明の請求項2の構成によれば、供給幅が記録媒体の幅を超える構成に比べ、記録媒体以外のものが加湿されることを抑制できる。
本発明の請求項3の構成によれば、供給幅が特定の幅に固定されている構成に比べ、異なる幅の記録媒体を用いる場合においても、記録媒体以外のものが加湿されることを抑制できる。
本発明の請求項4の構成によれば、冷却部の冷却温度、記録媒体の媒体温度、吐出装置内の装置内温度、及び記録媒体の含水率に関わらず加湿部の加湿量を制御する構成に比べ、記録媒体の含水率を所望の含水率にしやすい。
本発明の請求項5の構成によれば、記録媒体の媒体温度、吐出装置内の装置内温度、及び記録媒体の含水率に関わらず冷却部の冷却温度を制御する構成に比べ、記録媒体の含水率を所望の含水率にしやすい。
本発明の請求項6の構成によれば、常温の記録媒体を加湿する構成に比べ、吐出部の乾燥を抑制できる。
本発明の請求項7の構成によれば、記録媒体を反転させる専用の機構を用いる場合に比べ、装置の点数を低減できる。
本発明の請求項8の構成によれば、供給幅が記録媒体の幅を超える構成に比べ、記録媒体以外のものが加湿されることを抑制できる。
本発明の請求項9の構成によれば、供給幅が特定の幅に固定されている構成に比べ、異なる幅の記録媒体を用いる場合においても、記録媒体以外のものが加湿されることを抑制できる。
本発明の請求項10の構成によれば、冷却部の冷却温度、記録媒体の媒体温度、加湿装置内の装置内温度、及び記録媒体の含水率に関わらず加湿部の加湿量を制御する構成に比べ、記録媒体の含水率を所望の含水率にしやすい。
本発明の請求項11の構成によれば、記録媒体の媒体温度、加湿装置内の装置内温度、及び記録媒体の含水率に関わらず冷却部の冷却温度を制御する構成に比べ、記録媒体の含水率を所望の含水率にしやすい。
第一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 第一実施形態に係る加湿装置の吹出口の幅と連帳紙の幅との関係を示す図である。 第一実施形態に係る加湿装置の調整機構を示す斜視図である。 第一実施形態に係る制御系を示すブロック図である。 第二実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 第三実施形態に係る画像形成装置の構成を示す概略図である。 第三実施形態に係る反転装置の構成を示す概略図である。
以下に、本発明に係る実施形態の一例を図面に基づき説明する。
<第一実施形態>
(画像形成装置10)
まず、画像形成装置10(吐出装置の一例)について説明する。図1は、画像形成装置10の構成を示す概略図である。
図1に示されるように、画像形成装置10は、画像形成装置本体13(筐体)と、連帳紙P(記録媒体の一例)を冷却する冷却部20と、連帳紙Pを加湿する加湿器30(加湿部の一例)と、連帳紙Pにインク滴(液滴の一例)を吐出する吐出ユニット40(吐出部の一例)と、を備えている。
また、画像形成装置10は、連帳紙P(記録媒体の一例)を搬送する搬送部16と、連帳紙P上のインクを乾燥する乾燥部50と、画像形成装置10の各部を制御する制御部90と、画像形成装置本体13の内部の温度を測定する温度センサ99と、を備えている。
さらに、画像形成装置10は、冷却部20の温度を測定する温度センサ91と、連帳紙Pの温度を測定する温度センサ93と、連帳紙Pの含水率を測定する含水率センサ95と、を備えている。
冷却部20、加湿器30、吐出ユニット40、乾燥部50は、連帳紙Pの搬送方向の上流側から下流側に向かってこの順で配置されている。したがって、搬送部16によって搬送される連帳紙Pの各部分に対して、冷却動作、加湿動作、吐出動作及び乾燥動作が、この順で実行される。
(搬送部16)
搬送部16は、連帳紙Pを巻き出す巻出ロール62と、連帳紙Pを巻き取る巻取ロール64と、連帳紙Pを搬送する複数の搬送ロール66と、を有している。巻取ロール64は、駆動部69によって回転駆動される。これにより、巻取ロール64が連帳紙Pを巻き取ると共に、巻出ロール62が連帳紙Pを巻き出す。
複数の搬送ロール66は、巻出ロール62と巻取ロール64との間で、連帳紙Pに巻き掛けられている。これにより、巻出ロール62から巻取ロール64までの連帳紙Pの搬送経路が定められている。複数の搬送ロール66は、巻取ロール64が連帳紙Pを巻き取ることで、巻取ロール64側へ進行する連帳紙Pに従動回転する。
(吐出ユニット40)
吐出ユニット40は、ブラック(K)、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)の各色のインク滴(液滴の一例)を連帳紙Pに吐出する吐出ヘッド42K、42Y、42M、42C(以下、42K〜42Cという)を有している。この吐出ヘッド42K〜42Cから各色のインク滴が連帳紙Pに吐出されることで、連帳紙Pに画像が形成される。
(乾燥部50)
乾燥部50は、図1に示されるように、筐体52と、筐体52の内部に配置された複数の赤外線ヒータ54と、を有している。筐体52の上部には、連帳紙Pが入る入口52Aが形成されている。筐体52の下部には、連帳紙Pが出る出口52Bが形成されている。
複数の赤外線ヒータ54は、筐体52の内部で搬送される連帳紙Pの画像形成面に対向して、上下方向に沿って配置されている。乾燥部50では、赤外線ヒータ54が連帳紙Pの画像形成面を加熱することで、画像形成面上のインクを乾燥させる。
(冷却部20)
冷却部20は、図1に示されるように、連帳紙Pを冷却する第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22を有している。この第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22に対して、連帳紙PがS字状に巻き掛けられている。これにより、第一冷却ロール21の外周面が連帳紙Pの画像形成面に接触し、第二冷却ロール22の外周面が連帳紙Pの非画像形成面(画像形成面とは反対の面)に接触している。第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22は、巻取ロール64側へ進行する連帳紙Pに従動回転するようになっている。
第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22は、それぞれ、円筒状のロールで構成されている。第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22は、熱伝導に優れる材料、例えば、アルミニウム等の金属材料で構成されている。
第一冷却ロール21の両端部及び第二冷却ロール22の両端部は、それぞれ、例えば、冷媒が流通する流通管(図示省略)を介して、単一の熱交換器(図示省略)に並列に接続されている。当該熱交換器で冷却された冷媒が、当該流通管を介して第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22の内部を流通することで第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22の温度が低下する。なお、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22は、略同一の温度とされる。
そして、冷却部20では、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22の外周面が連帳紙Pに接触することで、連帳紙Pを冷却する。第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22は、例えば、外周面の温度(冷却温度)が、例えば、3℃以上20℃以下の範囲で設定可能となっている。
(加湿器30)
加湿器30は、加湿装置本体32と、加湿装置本体32に形成され、加湿された加湿空気(気体の一例)を吹き出す吹出口34と、を有している。吹出口34は、第二冷却ロール22に巻き掛けられた連帳紙Pに対向する位置で開口している。
加湿器30では、例えば、加湿装置本体32において加熱により水を蒸発させて水蒸気を発生させ、この水蒸気を、加湿装置本体32に備えられた送風機(図示省略)によって、空気と共に吹出口34から送り出すことで、加湿空気が生成される。加湿器30の加湿量(1時間当たりの水蒸気の放出量)は、例えば、50ml/h以上、500ml/h以下の範囲で設定可能となっている。この加湿量で加湿することで、加湿器30では、連帳紙Pにおける吹出口34に対向する部分付近の湿度を、例えば、50%以上90%以下の湿度に設定可能となっている。
吹出口34の幅(第二冷却ロール22の軸方向に沿った長さ)は、図2に示されるように、連帳紙Pの幅以下とされている。そして、吹出口34は、連帳紙Pの一方の側端から他方の側端までの範囲で加湿空気を連帳紙Pに吹き付けることで、加湿空気を連帳紙Pに供給している。すなわち、加湿器30が、加湿空気を連帳紙Pに供給する供給幅は、連帳紙Pの幅以下とされている。
加湿器30は、図3に示されるように、連帳紙Pの幅に基づき、加湿空気を連帳紙Pに供給する供給幅を調整可能な調整機構36を有している。調整機構36は、具体的には、例えば、吹出口34の一部を開閉するシャッター38(開閉部)で構成されている。シャッター38は、吹出口34の幅方向一端部及び他端部のそれぞれに配置されている。シャッター38が、手動又は駆動により、吹出口34の幅方向一端部及び他端部を閉鎖することで、吹出口34の幅、すなわち、供給幅が狭くされる。なお、図2では、調整機構36の図示を省略している。また、調整機構36としては、前述の構成に限られず、例えば、吹出口34を上方又は下方から段階的に開閉する構成であってもよい。
このように、加湿器30は、水蒸気を連帳紙Pに供給して連帳紙Pを加湿する。なお、加湿器30は、温度が低下した状態の連帳紙Pを加湿すればよく、連帳紙Pの各部に対する冷却動作及び加湿動作の実行開始のタイミングは、前後してもよい。
(制御部90)
制御部90には、図4に示されるように、冷却部20の温度(以下、冷却温度という)を測定する温度センサ91と、連帳紙Pの温度(以下、媒体温度という)を測定する温度センサ93と、が接続されている。また、制御部90には、画像形成装置本体13の内部の温度(以下、装置内温度という)を測定する温度センサ99と、連帳紙Pの含水率(以下、用紙含水率という)を測定する含水率センサ95と、が接続されている。
温度センサ91は、一例として、第二冷却ロール22の外周面の温度を測定する。すなわち、本実施形態では、冷却温度として、冷却部20自体の温度を測定する。本実施形態では、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22は、略同一の温度とされているため、第二冷却ロール22のみの温度を測定しているが、例えば、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22の温度を測定して、その2つの温度を平均した温度を冷却温度としてもよい。すなわち、冷却部が、複数の冷却部材を有する場合は、それぞれの温度を参照して冷却温度を求めてもよい。さらに、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22を流通する冷媒の温度を測定して冷却温度としてもよい。この場合、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22に供給される前、すなわち、連帳紙Pとの熱交換がなされる前の冷媒の温度を冷却温度としてもよい。
また、温度センサ93は、第二冷却ロール22と吐出ユニット40との間に配置されている。すなわち、温度センサ93は、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22によって冷却されると共に加湿器30で加湿された連帳紙Pの温度を、連帳紙Pが吐出ユニット40に搬送される前に測定する。なお、本実施形態では、加湿器30によって加湿された後の連帳紙Pの温度を測定するが、加湿前の連帳紙Pの温度を測定してもよい。すなわち、冷却部20による冷却後の連帳紙Pの温度を測定すればよく、加湿の有無は不問である。
含水率センサ95は、例えば、連帳紙Pの電気抵抗値を測定し、当該電気抵抗値を含水率に換算して、連帳紙Pの含水率を求める。また、含水率センサ95は、図1に示されるように、加湿器30と吐出ユニット40との間に配置されている。すなわち、含水率センサ95は、加湿器30によって加湿された連帳紙Pの含水率を、連帳紙Pが吐出ユニット40に搬送される前に測定する。連帳紙Pの含水率は、連帳紙Pの重量を100としたときの水分の重量であり、連帳紙Pの含水率が4%以上7%以下の範囲に調整されることが望ましい。連帳紙Pの含水率が4%未満であると、吐出ユニット40のノズルから吸湿し、インクの不吐出を生じるおそれがある。連帳紙Pの含水率が7%を超えると、連帳紙Pにコシがなくなり、連帳紙Pにしわが発生しやすくなる。
各温度センサ91、93、99及び含水率センサ95で測定された測定結果が、各温度センサ91、93、99及び含水率センサ95から制御部90へ送られる。これにより、制御部90は、冷却温度、媒体温度、装置内温度及び用紙含水率の測定結果を取得する。
そして、制御部90は、取得した媒体温度、装置内温度、用紙含水率の測定結果に基づいて、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22の冷却温度を制御する。
具体的には、制御部90は、例えば、媒体温度及び装置内温度が、それぞれ、予め定められた基準媒体温度以下、予め定められた基準装置内温度以下である場合、かつ、用紙含水率が予め定められた基準含水率以上である場合に、冷却温度を予め定められた設定冷却温度(設定値の一例)とする。そして、制御部90は、媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び用紙含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、冷却温度を設定冷却温度よりも低い冷却温度とする。
なお、基準媒体温度は、例えば、10℃以上20℃以下の範囲で設定され、基準装置内温度は、例えば、20℃以上26℃以下の範囲で設定され、基準含水率は、例えば、4%以上7%以下の範囲で設定され、設定冷却温度は、例えば、5℃以上20℃以下の範囲で設定される。冷却温度は、例えば、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22を流通する冷媒の温度や流量によって、制御される。
また、制御部90は、取得した冷却温度、媒体温度、装置内温度及び用紙含水率の測定結果に基づいて、加湿器30の加湿量を制御する。
具体的には、制御部90は、例えば、冷却温度、媒体温度及び装置内温度が、それぞれ、予め定められた基準冷却温度以下であり、予め定められた基準媒体温度以下であり、予め定められた基準装置内温度以下である場合、かつ、用紙含水率が予め定められた基準含水率以上である場合に、加湿器30の加湿量を予め定められた設定加湿量(設定値の一例)とする。そして、制御部90は、例えば、冷却温度が予め定められた基準冷却温度よりも高いこと、媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び用紙含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、加湿器30の加湿量を設定加湿量よりも多い加湿量とする。
基準冷却温度は、例えば、5℃以上20℃以下の範囲で設定され、設定加湿量は、例えば、50ml/h以上400ml/h以下の範囲で設定される。加湿器30の加湿量は、例えば、吹出口34から吹き出される加湿空気の流量や湿度によって、制御される。
なお、制御部90は、媒体温度、装置内温度及び用紙含水率の測定結果が基づいて、冷却温度を制御したが、媒体温度、装置内温度及び用紙含水率の少なくとも1つの測定結果が基づいて、冷却温度を制御すればよい。この場合、測定結果が用いられないセンサは、設けなくてもよい。
また、制御部90は、冷却温度、媒体温度、装置内温度及び用紙含水率の測定結果が基づいて、加湿器30の加湿量を制御したが、冷却温度、媒体温度、装置内温度及び用紙含水率の少なくとも1つの測定結果が基づいて、加湿器30の加湿量を制御すればよい。この場合、測定結果が用いられないセンサは、設けなくてもよい。
制御部90は、媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも低いこと、装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも低いこと、及び用紙含水率が予め定められた基準含水率よりも高いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、冷却温度を設定冷却温度よりも高い冷却温度としてもよい。
また、制御部90は、冷却温度が予め定められた基準冷却温度よりも低いこと、媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも低いこと、装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも低いこと、及び用紙含水率が予め定められた基準含水率よりも高いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、加湿器30の加湿量を設定加湿量よりも少ない加湿量としてもよい。
(本実施形態に係る作用)
本実施形態では、巻出ロール62から巻き出された連帳紙Pは、第一冷却ロール21で冷却された後、第二冷却ロール22で冷却されている状態で、加湿器30により加湿される。
加湿器30により加湿された連帳紙Pが吐出ヘッド42K〜42Cへ搬送される。吐出ヘッド42K〜42Cから連帳紙Pに各色のインク滴が吐出され、連帳紙Pに画像が形成される。画像が形成された連帳紙Pは、乾燥部50でインクが乾燥された後、巻取ロール64によって巻き取られる。
本実施形態では、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22により温度が低下した状態の連帳紙Pが加湿される。このため、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、飽和蒸気圧が低い連帳紙Pに加湿空気が供給されるので、連帳紙Pに供給された加湿空気中の水蒸気が凝縮しやすい。これにより、加湿空気が水分として連帳紙Pに吸収され、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、連帳紙Pの含水率が高くなる。この含水率が高い連帳紙Pが吐出ヘッド42K〜42Cへ搬送されるため、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、吐出ヘッド42K〜42Cから吸湿せず、吐出ヘッド42K〜42Cのノズルの乾燥が抑制される。これにより、ノズルからのインク滴の不吐出などの吐出不良が抑制される。
また、連帳紙Pの含水率が高いことで連帳紙Pの帯電が抑制され、連帳紙Pの帯電による反発力でインクミストを吐出ヘッド42K〜42Cのノズル面に付着させることが抑制される。
本実施形態では、加湿器30が、加湿空気を連帳紙Pに供給する供給幅は、連帳紙Pの幅以下とされている。
このため、加湿空気を連帳紙Pに供給する供給幅が連帳紙Pの幅を超える構成(比較例)に比べ、連帳紙P以外のもの(例えば、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22)が加湿されることが抑制される。これにより、連帳紙P以外のもの(例えば、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22)での結露が抑制される。
また、本実施形態では、加湿器30は、連帳紙Pの幅に基づき、加湿空気を連帳紙Pに供給する供給幅を調整可能な調整機構36を有している。
このため、異なる幅の連帳紙Pを用いる場合においても、加湿空気を連帳紙Pに供給する供給幅が特定の幅に固定されている構成に比べ、連帳紙P以外のもの(例えば、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22)が加湿されることが抑制される。
また、本実施形態では、前述のように、制御部90は、取得した媒体温度、装置内温度、用紙含水率の測定結果に基づいて、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22の冷却温度を制御する。
このため、媒体温度、装置内温度及び用紙含水率に関わらず、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22の冷却温度を制御する構成(比較例)に比べ、連帳紙Pの含水率を所望の含水率にしやすい。
また、本実施形態では、前述のように、制御部90は、取得した冷却温度、媒体温度、装置内温度及び用紙含水率の測定結果に基づいて、加湿器30の加湿量を制御する。
このため、冷却温度、媒体温度、装置内温度、用紙含水率に関わらず加湿器30の加湿量を制御する構成(比較例)に比べ、連帳紙Pの含水率を所望の含水率にしやすい。
(変形例)
本実施形態では、冷却部20では、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22によって連帳紙Pを冷却していたがこれに限られない。冷却部としては、1つ又は3つ以上の冷却ロールで連帳紙Pを冷却してもよい。また、冷却部としては、ロール状でなくてもよく、例えば、連帳紙Pとの接触部分が平面状に形成された形状であってもよい。また、冷却部は、連帳紙Pに従動しなくてもよく、連帳紙Pが接触した状態で滑りながら冷却部に対して移動する構成であってもよい。また、冷却部としては、連帳紙Pに対して非接触で連帳紙Pを冷却する構成であってもよい。この場合、例えば、冷却部で生成された冷気によって連帳紙Pを冷却する。
また、本実施形態では、記録媒体Pとして連帳紙Pを用いたが、搬送方向の長さが予め定められた長さとされたカット紙などを用いてもよい。
本発明は、上記の実施形態に限るものではなく、その主旨を逸脱しない範囲内において種々の変形、変更、改良が可能である。例えば、上記に示した変形例は、適宜、複数を組み合わせて構成してもよい。
(評価)
前述の画像形成装置10(実施例)と、画像形成装置10における冷却部20(第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22)を有さない画像形成装置(比較例)と、について、連帳紙Pの含水率を測定することで評価を行った。
この評価では、連帳紙Pとして、日本製紙製「NPiフォーム(坪量64g/m)」を用い、画像形成装置の装置内温度24℃、装置内湿度40%RHの環境下で評価を行った。また、連帳紙Pにおける吹出口34に対向する部分付近の湿度が、70%となるように、加湿器30の加湿量を200ml/hに設定した。
実施例の画像形成装置10では、第二冷却ロール22の冷却温度を15℃に設定した。
この結果、実施例の画像形成装置10では、連帳紙Pの含水率が5%となったのに対して、比較例の画像形成装置では、連帳紙Pの含水率が2.7%となった。連帳紙Pの含水率が4%未満では、前述のように、吐出ユニット40のノズルから吸湿し、インクの不吐出を生じるおそれがある。
<第二実施形態>
(画像形成装置200)
まず、画像形成装置200(吐出装置の一例)について説明する。なお、第1実施形態と同一に構成された部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。図5は、画像形成装置200の構成を示す概略図である。
図5に示されるように、画像形成装置200は、連帳紙P(記録媒体の一例)を搬送する搬送部16と、画像形成装置本体13(筐体)と、加湿装置230と、を有している。
画像形成装置本体13には、連帳紙Pにインク滴(液滴の一例)を吐出する吐出ユニット40(吐出部の一例)と、連帳紙P上のインクを乾燥する乾燥部50と、が設けられている。
加湿装置230は、加湿装置本体233と、吐出ユニット40へ向けて搬送される連帳紙P(記録媒体の一例)を冷却する冷却部20と、連帳紙Pを加湿する加湿器30(加湿部の一例)と、加湿装置230の各部を制御する制御部90と、を備えている。さらに、加湿装置230は、加湿装置本体233の内部の温度を測定する温度センサ99と、冷却部20の温度を測定する温度センサ91と、連帳紙Pの温度を測定する温度センサ93と、連帳紙Pの含水率を測定する含水率センサ95と、を備えている。
(第二実施形態に係る作用)
第二実施形態は、前述の第一実施形態と同様の作用を有する。すなわち、第二実施形態では、巻出ロール62から巻き出された連帳紙Pは、第一冷却ロール21で冷却された後、第二冷却ロール22で冷却されている状態で、加湿器30により加湿される。
加湿器30により加湿された連帳紙Pが吐出ヘッド42K〜42Cへ搬送される。吐出ヘッド42K〜42Cから連帳紙Pに各色のインク滴が吐出され、連帳紙Pに画像が形成される。画像が形成された連帳紙Pは、乾燥部50でインクが乾燥された後、巻取ロール64によって巻き取られる。
本実施形態では、第一冷却ロール21及び第二冷却ロール22により温度が低下した状態の連帳紙Pが加湿される。このため、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、飽和蒸気圧が低い連帳紙Pに加湿空気が供給されるので、連帳紙Pに供給された加湿空気中の水蒸気が凝縮しやすい。これにより、加湿空気が水分として連帳紙Pに吸収され、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、連帳紙Pの含水率が高くなる。この含水率が高い連帳紙Pが吐出ヘッド42K〜42Cへ搬送されるため、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、吐出ヘッド42K〜42Cから吸湿せず、吐出ヘッド42K〜42Cのノズルの乾燥が抑制される。これにより、ノズルからのインク滴の不吐出などの吐出不良が抑制される。
また、連帳紙Pの含水率が高いことで連帳紙Pの帯電が抑制され、連帳紙Pの帯電による反発力でインクミストを吐出ヘッド42K〜42Cのノズル面に付着させることが抑制される。
<第三実施形態>
(画像形成装置300)
まず、画像形成装置300(吐出装置の一例)について説明する。なお、第1実施形態と同一に構成された部分については、同一符号を付して、適宜、説明を省略する。図6は、画像形成装置300の構成を示す概略図である。
図6に示されるように、画像形成装置300は、連帳紙Pの表面(一方の面の一例)に画像を形成する第一画像形成装置311と、連帳紙Pの裏面(他方の面の一例)に画像を形成する第二画像形成装置312と、連帳紙P(記録媒体の一例)を搬送する搬送部316と、を備えている。
搬送部316は、連帳紙Pを巻き出す巻出ロール62と、連帳紙Pを巻き取る巻取ロール64と、連帳紙Pの表裏を反転させる反転装置380(加湿装置の一例)と、連帳紙Pを搬送する複数の搬送ロール66と、を有している。巻取ロール64は、駆動部69によって回転駆動される。これにより、巻取ロール64が連帳紙Pを巻き取ると共に、巻出ロール62が連帳紙Pを巻き出す。
複数の搬送ロール66は、巻出ロール62と巻取ロール64との間で連帳紙Pに巻き掛けられている。これにより、巻出ロール62から巻取ロール64までの連帳紙Pの搬送経路が定められている。複数の搬送ロール66は、巻取ロール64が連帳紙Pを巻き取ることで、巻取ロール64側へ進行する連帳紙Pに従動回転する。
本実施形態では、巻出ロール62から巻取ロール64までの搬送経路において、上流側(巻出ロール62側)に第一画像形成装置311が配置され、下流側(巻取ロール64側)に第二画像形成装置312が配置されている。
そして、反転装置380は、巻出ロール62から巻取ロール64までの搬送経路において、第一画像形成装置311と第二画像形成装置312との間に配置されている。
これにより、反転装置380が、巻出ロール62から巻き出されて第一画像形成装置311を搬送された連帳紙Pの表裏を反転させ、表裏が反転された連帳紙Pが第二画像形成装置312を搬送された後、巻取ロール64によって巻き取られる。
第一画像形成装置311は、画像形成装置本体13(筐体)と、連帳紙Pにインク滴(液滴の一例)を吐出する吐出ユニット40(吐出部の一例)と、連帳紙P上のインクを乾燥する乾燥部50と、連帳紙Pを冷却する冷却ロール379と、を有している。
冷却ロール379の外周面には、連帳紙Pの画像形成面に巻き掛けられている。これにより、冷却ロール379の外周面が連帳紙Pの画像形成面に接触して連帳紙Pを冷却する。冷却ロール379は、巻取ロール74側へ進行する連帳紙Pに従動回転するようになっている。すなわち、冷却ロール379は、搬送ロールとしても機能する。
第二画像形成装置312は、画像形成装置本体13(筐体)と、連帳紙Pにインク滴(液滴の一例)を吐出する吐出ユニット40(吐出部の一例)と、連帳紙P上のインクを乾燥する乾燥部50と、を有している。
反転装置380は、図7に示されるように、5つの搬送ロール381、382、383384、385を有する反転機構389を備えている。第一画像形成装置311で表面に画像が形成された連帳紙Pは、搬送ロール381によって、図7における右側に進行された後、搬送ロール382によって、図7の手前側へ折り返される。さらに、連帳紙Pは、搬送ロール383によって、図7の奥側へ折り返された後、搬送ロール384によって、図7の右側へ折り返される。これにより、連帳紙Pの裏面が上側を向くように反転される。反転された連帳紙Pは、搬送ロール385によって、図7における右側に進行されて、第二画像形成装置312に搬送される。
搬送ロール383は、前述の第二冷却ロール22と同様に構成されており、連帳紙Pを冷却する冷却部の一例として機能する。さらに、反転装置380は、連帳紙Pを加湿する加湿器30(加湿部の一例)と、加湿装置230の各部を制御する制御部90と、を備えている。また、反転装置380は、反転装置380の内部の温度を測定する温度センサ99と、搬送ロール383の温度を測定する温度センサ91と、連帳紙Pの温度を測定する温度センサ93と、連帳紙Pの含水率を測定する含水率センサ95と、を備えている。
(第三実施形態に係る作用)
第三実施形態は、前述の第一実施形態と同様の作用を有する。すなわち、第三実施形態では、巻出ロール62から巻き出された連帳紙Pは、第一画像形成装置311へ搬送される。第一画像形成装置311では、連帳紙Pの表面に対して、吐出動作、乾燥動作及び冷却動作が、この順で実行される。これにより、連帳紙Pの表面に画像が形成される。表面に画像が形成された連帳紙Pは、反転装置380へ搬送される。反転装置380では、連帳紙Pは、搬送ロール383で冷却されている状態で、加湿器30により加湿される。
加湿器30により加湿された連帳紙Pは、表裏が反転されて第二画像形成装置312の吐出ヘッド42K〜42Cへ搬送される。吐出ヘッド42K〜42Cから連帳紙Pの裏面に各色のインク滴が吐出され、連帳紙Pの裏面に画像が形成される。裏面に画像が形成された連帳紙Pは、乾燥部50でインクが乾燥された後、巻取ロール64によって巻き取られる。
本実施形態では、搬送ロール383により温度が低下した状態の連帳紙Pが加湿される。このため、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、飽和蒸気圧が低い連帳紙Pに加湿空気が供給されるので、連帳紙Pに供給された加湿空気中の水蒸気が凝縮しやすい。これにより、加湿空気が水分として連帳紙Pに吸収され、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、連帳紙Pの含水率が高くなる。この含水率が高い連帳紙Pが吐出ヘッド42K〜42Cへ搬送されるため、常温の連帳紙Pを加湿する構成(比較例)に比べ、吐出ヘッド42K〜42Cから吸湿せず、吐出ヘッド42K〜42Cのノズルの乾燥が抑制される。これにより、ノズルからのインク滴の不吐出などの吐出不良が抑制される。
また、連帳紙Pの含水率が高いことで連帳紙Pの帯電が抑制され、連帳紙Pの帯電による反発力でインクミストを吐出ヘッド42K〜42Cのノズル面に付着させることが抑制される。
10、200、300 画像形成装置(吐出装置の一例)
20 冷却部
30 加湿器(加湿部の一例)
36 調整機構
40 吐出ユニット(吐出部の一例)
90 制御部
230 加湿装置
380 反転装置(加湿装置の一例)
P 連帳紙(記録媒体の一例)

Claims (11)

  1. 記録媒体を冷却する冷却部と、
    前記冷却部により温度が低下した状態の記録媒体を加湿する加湿部と、
    前記加湿部で加湿された記録媒体に液滴を吐出する吐出部と、
    を備える吐出装置。
  2. 前記加湿部は、加湿された気体を記録媒体へ供給する供給幅が記録媒体の幅以下である
    請求項1に記載の吐出装置。
  3. 前記加湿部は、前記供給幅を調整可能な調整機構を有する
    請求項2に記載の吐出装置。
  4. 前記冷却部の冷却温度が予め定められた基準冷却温度より高いこと、前記記録媒体の媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、前記吐出装置内の装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び前記記録媒体の含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、
    前記加湿部の加湿量が予め定められた設定値よりも多くなるように前記加湿部を制御する制御部を有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐出装置。
  5. 前記記録媒体の媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、前記吐出装置内の装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び前記記録媒体の含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、
    前記冷却部の冷却温度が予め定められた設定値よりも低くなるように前記冷却部を制御する制御部を有する
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の吐出装置。
  6. 液滴を吐出する吐出部へ向けて搬送される記録媒体を冷却する冷却部と、
    前記冷却部により温度が低下した状態の記録媒体を加湿する加湿部と、
    を備える加湿装置。
  7. 片面に画像が形成された記録媒体の表裏を反転させる反転機構を有する
    請求項6に記載の加湿装置。
  8. 前記加湿部は、加湿された気体を記録媒体へ供給する供給幅が記録媒体の幅以下である
    請求項6又は7に記載の加湿装置。
  9. 前記加湿部は、前記供給幅を調整可能な調整機構を有する
    請求項8に記載の加湿装置。
  10. 前記冷却部の冷却温度が予め定められた基準冷却温度より高いこと、前記記録媒体の媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、前記加湿装置内の装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び前記記録媒体の含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、
    前記加湿部の加湿量が予め定められた設定値よりも多くなるように前記加湿部を制御する制御部を有する
    請求項6〜9のいずれか1項に記載の加湿装置。
  11. 前記記録媒体の媒体温度が予め定められた基準媒体温度よりも高いこと、前記加湿装置内の装置内温度が予め定められた基準装置内温度よりも高いこと、及び前記記録媒体の含水率が予め定められた基準含水率よりも低いことの少なくとも1つの条件を満たす場合において、
    前記冷却部の冷却温度が予め定められた設定値よりも低くなるように前記冷却部を制御する制御部を有する
    請求項6〜9のいずれか1項に記載の加湿装置。
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