JP2017011201A - 電力変換装置 - Google Patents

電力変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2017011201A
JP2017011201A JP2015127456A JP2015127456A JP2017011201A JP 2017011201 A JP2017011201 A JP 2017011201A JP 2015127456 A JP2015127456 A JP 2015127456A JP 2015127456 A JP2015127456 A JP 2015127456A JP 2017011201 A JP2017011201 A JP 2017011201A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
partition wall
housing
housing case
wall portion
engagement
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2015127456A
Other languages
English (en)
Inventor
航太朗 山澤
Kotaro Yamazawa
航太朗 山澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2015127456A priority Critical patent/JP2017011201A/ja
Priority to CN201610139360.9A priority patent/CN106300903A/zh
Publication of JP2017011201A publication Critical patent/JP2017011201A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02MAPPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
    • H02M1/00Details of apparatus for conversion
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K9/00Screening of apparatus or components against electric or magnetic fields

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Shielding Devices Or Components To Electric Or Magnetic Fields (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

【課題】取り付け作業を煩雑化することなくノイズフィルタ要素を保持する。【解決手段】装置筐体10内部の収容空間を仕切り壁12Cによって区画し、それぞれの収容空間に回路基板21,22,23を配設するとともに、円筒状を成すフェライトコア30の中心孔30aを通過するケーブルCによってそれぞれの収容空間に配設した回路基板21,22,23を互いに電気的に接続した電力変換装置であって、フェライトコア30の中心孔30aが外部に連通した状態でフェライトコア30を収容する収容ケース40を備え、収容ケース40と仕切り壁12Cとの間には仕切り壁12Cに対して収容ケース40を係合操作した場合に互いに係合状態となる係合手段43,50を設けた。【選択図】図8

Description

本発明は、装置筐体の内部に仕切り壁によって区画された2つの収容空間を有し、それぞれの収容空間に配設された回路基板をケーブルによって互いに電気的に接続した電力変換装置に関するものである。
電気変換装置では、装置筐体内部の収容空間を仕切り壁によって区画し、それぞれの収容空間に配設した回路基板をケーブルによって接続したものがある。整流回路、平滑回路及びインバータ回路を搭載したメイン基板と、電源電圧を生成する電源基板と、インバータ回路を制御する制御基板とが別々に設けられた電力変換装置では、例えば、メイン基板及び電源基板を収容する収容空間と、制御基板を収容する収容空間とが仕切り壁によって区画されており、電源基板と制御基板との間がケーブルによって接続するようにしている。この種の電力変換装置によれば、仕切り壁によって電源基板と制御基板との空間絶縁距離を稼ぐことができるため、装置筐体の小型化を図ることができるようになる。
この種の電力変換装置では、動作時に発生する電磁ノイズが制御回路の誤動作を招来する要因となる。このため、電力変換装置の多くは、装置筐体内部の収容空間にフェライトコアや電磁コイル等のノイズフィルタ要素を配設し、これらノイズフィルタ要素の中心孔を通過するようにケーブルを配設することで電磁ノイズによる影響を防止するようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開平5−136592号公報
特許文献1には、上述したノイズフィルタ要素を装置筐体に保持させる方法として、接着剤によって接着するようにしたものが記載されている。その他の方法としては、いわゆる結束バンドを用いて装置筐体に保持させる方法も多く適用されている。しかしながら、接着剤を用いた方法では、接着剤を塗布した後に硬化するまでの間はノイズフィルタ要素を手で把持しておかなければならない。また、結束バンドを用いた方法は、ノイズフィルタ要素と装置筐体との間に結束バンドを通過させるように巻回して締め付け、余剰部分を切断工具によって切断する必要がある。従って、作業性を考慮すると、これらの方法は必ずしも好ましいとはいえない。
本発明は、上記実情に鑑みて、取り付け作業を煩雑化することなくノイズフィルタ要素を保持することのできる電力変換装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明に係る電力変換装置は、装置筐体内部の収容空間を仕切り壁によって区画し、それぞれの収容空間に回路基板を配設するとともに、円筒状を成すノイズフィルタ要素の中心孔を通過するケーブルによってそれぞれの収容空間に配設した回路基板を互いに電気的に接続した電力変換装置であって、前記ノイズフィルタ要素の中心孔が外部に連通した状態で前記ノイズフィルタ要素を収容する収容ケースを備え、前記収容ケースと前記仕切り壁との間には前記仕切り壁に対して前記収容ケースを係合操作した場合に互いに係合状態となる係合手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記収容ケースは、前記ノイズフィルタ要素の周面を覆う周壁部及び前記ノイズフィルタ要素の一方の端面を覆う端壁部を有し、前記ノイズフィルタ要素の他方の端面が前記仕切り壁に対向する状態で前記周壁部の端面を介して前記仕切り壁の表面に当接するものであり、前記係合手段は、前記収容ケースの周壁部から外周側に突出した複数の係合片部と、前記仕切り壁において前記収容ケースの周囲となる部位に形成した複数の係合受部とを備え、前記係合片部は、前記収容ケースを前記仕切り壁に当接させた場合に前記仕切り壁の表面に沿って配置される平板状を成すものであり、前記係合受部は、前記収容ケースを前記仕切り壁に当接させた状態で前記周壁部の中心軸を中心として前記収容ケースを回転させるように係合操作した場合に前記係合片部の表面を覆うカバー壁部を有したものであり、前記カバー壁部によって前記収容ケースが前記仕切り壁から離隔する方向の移動を阻止することを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記係合片部には、表面の一部に突部を形成し、前記係合受部のカバー壁部には、前記収容ケースが回転した場合の前記突部の移動軌跡上となる部位に前記突部よりも幅の狭いスリットを形成し、かつ前記スリットの終端部には、前記突部を収容可能な大きさの収容切欠部を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記係合片部は、前記周壁部の軸心を中心として径方向に延在する本体基部と、前記本体基部の延在端部から前記周壁部に沿って円弧状に延在する挿入部とを有し、前記係合受部は、前記カバー壁部が前記挿入部の表面を覆った場合に前記挿入部の両側面に対向する側壁部を有したものであり、前記カバー壁部が前記挿入部を覆った場合に前記挿入部の側面と前記係合受部の側壁部とを互いに押圧させたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記収容ケースには、前記ノイズフィルタ要素を収容した場合に係合し、他端の開口からの前記ノイズフィルタ要素の脱落を防止する係合爪部を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、上述した電力変換装置において、前記収容ケースには、前記周壁部と前記係合片部との間を連結する補強リブを設けたことを特徴とする。
本発明によれば、ノイズフィルタ要素を収容した収容ケースを仕切り壁に当接させ、この状態で仕切り壁を係合操作すれば、係合手段によって収容ケースと装置筐体の仕切り壁とが係合状態となるため、取り付け作業を煩雑化することなくノイズフィルタ要素を保持することが可能となる。
図1は、本発明の実施の形態である電力変換装置の断面側面図である。 図2は、図1に示した電力変換装置の要部を前方側から分解して示す分解斜視図である。 図3は、図1に示した電力変換装置の要部を後方側から分解して示す分解斜視図である。 図4は、図1に示した電力変換装置に適用する収容ケースを示したもので、(a)は閉塞端面側から見た斜視図、(b)は閉塞端面側から見た図である。 図5は、図1に示した電力変換装置に適用する収容ケース及びノイズフィルタ要素を示したもので、(a)は)開放端面側から見た分解斜視図、(b)は収容ケースにノイズフィルタ要素を収容させた状態を開放端面側から見た斜視図である。 図6は、図1に示した電力変換装置においてノイズフィルタ要素を仕切り壁に保持させる手順を示したもので、(a)はノイズフィルタ要素を収容ケースに収容させる以前の断面図、(b)はノイズフィルタ要素を収容ケースに収容させた状態の断面図、(c)はノイズフィルタ要素を収容した収容ケースを仕切り壁に保持させた状態の断面図である。 図7は、図1に示した電力変換装置においてノイズフィルタ要素を仕切り壁に保持させる手順を示したもので、(a)は仕切り壁に設けた係合受部を示す図、(b)は仕切り壁に収容ケースを当接させた状態の図、(c)は収容ケースを係合操作して係合手段を係合させた状態の図である。 図8は、図1に示した電力変換装置においてノイズフィルタ要素を仕切り壁に取り付けた状態を示すもので、(a)は係合手段を係合させる以前の斜視図、(b)は係合手段を係合させた状態の斜視図である。 図9は、図1に示した電力変換装置に適用する係合手段の要部を示すもので、(a)は係合手段を係合させる以前の破断図、(b)は係合手段を係合させ、かつ係合片部の挿入部と係合受部の側壁部とを互いに押圧させた状態の破断図である。
以下、添付図面を参照しながら本発明に係る電力変換装置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態である電力変換装置を示したものである。ここで例示する電力変換装置は、誘導モータや同期モータ等の負荷に交流電力を出力するもので、装置筐体10の内部にドライブ基板21、コンデンサ基板22及び制御基板23を備えている。装置筐体10は、それぞれ樹脂、板金あるいはアルミダイカスト等によって成形したフレーム体11、側面カバー12、底面カバー13及び正面カバー14を備えて構成したものである。
フレーム体11は、図には明示していないが、中空の箱状を成すもので、内部にヒートシンクや冷却ファン等の冷却ユニットを備えている。ヒートシンクは後述のドライブ基板21に実装したIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)モジュール21Aを冷却するものであり、冷却ファンはヒートシンクに対して通風を行うものである。
側面カバー12は、図2及び図3に示すように、フレーム体11の前方域において上面及び両側面を取り囲むように設けたものである。側面カバー12の上壁部12A及び左右の側壁部12Bには、それぞれ多数の通気孔12aが設けてある。この側面カバー12には、上壁部12A及び左右の側壁部12Bによって囲まれる収容空間に仕切り壁12Cが設けてある。仕切り壁12Cは、フレーム体11の前面に対して平行となるように設けてあり、側面カバー12の上壁部12A及び左右の側壁部12Bによって囲まれる収容空間を前後に区画するものである。
底面カバー13は、側面カバー12の下面を覆うように設けたものである。この底面カバー13にも、通気孔(図示せず)が設けてある。正面カバー14は、側面カバー12の前面全域を覆う大きさを有したもので、側面カバー12に対して着脱可能となるように配設してある。この正面カバー14は、フレーム体11を介して配電盤等の鉛直面Bに取り付けた場合に電力変換装置の前面となるものである。図には明示していないが、この正面カバー14には、操作部や表示部等のインターフェースが設けてある。
ドライブ基板21は、インバータ回路を構成するもので、フレーム体11の前面に設けたボス部11aを介してフレーム体11に取り付けてある。このドライブ基板21には、フレーム体11の前面に対向する実装面にIGBTモジュール21Aが実装してある。IGBTモジュール21Aにおいてフレーム体11の前面に対向する面は、フレーム体11の前面に接触させてある。また、このドライブ基板21には、各種電源電圧を生成する電源回路も構成してある。コンデンサ基板22は、整流回路及び平滑回路を構成するもので、ドライブ基板21よりも前方となる位置においてフレーム体11に取り付けてある。このコンデンサ基板22には、前方の実装面にコンデンサ22Aやトランス22B等の電子部品が実装してある。制御基板23は、電源回路から与えられた電源電圧によって駆動し、ドライブ基板21に構成したインバータ回路を制御するもので、仕切り壁12Cの前面に取り付けてある。これらドライブ基板21及び制御基板23の間は、ケーブルCによって電気的に接続してある。
この電力変換装置には、仕切り壁12Cにフェライトコア(ノイズフィルタ要素)30が取り付けてある。フェライトコア30は、中心孔30aを有した円筒状を成すもので、収容ケース40を介して仕切り壁12Cに保持させてある。収容ケース40は、図4〜図7に示すように、フェライトコア30の周囲を覆う周壁部41と、フェライトコア30の一端面を覆う端壁部42を有したもので、例えば樹脂によって一体に成形してある。周壁部41としては、フェライトコア30の周面の過半部分を覆うだけの円弧長(約225°の中心角)を有したものを適用している。端壁部42は、平板状を成すもので、中心部に挿通孔42aを有している。この収容ケース40には、周壁部41の外周面に3つの係合片部43が設けてあるとともに、端壁部42に2つの弾性係合爪部(係合爪部)44が設けてある。
係合片部43は、本体基部43a、挿入部43b及び補強リブ43cを有したものである。本体基部43aは周壁部41の軸心を中心として径方向に延在するものであり、挿入部43bは本体基部43aの延在端部から周壁部41に沿って円弧状に延在するものである。本体基部43a及び挿入部43bは、それぞれ端壁部42と平行となるように延在した平板状を成すものである。係合片部43を設ける位置は、周壁部41において端壁部42の無い端面(以下、開放端面41aという)から係合片部43の板厚に相当する距離程度離隔した位置である。本実施の形態では、図4の(b)に示すように、周壁部41において端壁部42を有した端面(以下、閉塞端面41bという)から見た場合に本体基部43aの延在端部から時計方向に向けて挿入部43bが延在するようにそれぞれの係合片部43が設けてある。補強リブ43cは、周壁部41及び本体基部43aの間に介在した薄板状部材である。本実施の形態では、周壁部41から外方に向けて湾曲するように延在した補強リブ43cを適用している。
3つの係合片部43のうちの両側に位置する係合片部43には、挿入部43bの先端にそれぞれ突部45が形成してある。突部45は、先端が球状を成す突出部であり、周壁部41を閉塞端面41bから見た場合に露出する表面において挿入部43bの幅を2等分する位置に設けてある。
弾性係合爪部44は、端壁部42の内表面において挿通孔42aの周囲となる部位からそれぞれ周壁部41の軸方向に沿って突出した爪基部44aと、爪基部44aの突出端部において互いに離反した側面から周壁部41に向けて突出したフック部44bとを有したものである。2つの弾性係合爪部44は、フック部44bを設けた側面の相互間距離がフェライトコア30の中心孔30aの内径よりもわずかに小さい寸法となるように設定してある。フック部44bは、収容ケース40の端壁部42との間の距離がフェライトコア30の軸方向に沿った高さよりもわずかに大きい寸法となるように設定してある。
上記のように構成した収容ケース40では、2つの弾性係合爪部44を適宜弾性変形させれば、フェライトコア30の中心孔30aに挿通させることができる。フェライトコア30の端面を端壁部42の内表面に突出させた場合には、図5の(b)及び図6の(b)に示すように、フック部44bがフェライトコア30の中心孔30aを通過することで2つの弾性係合爪部44が元の状態に復帰し、それぞれのフック部44bがフェライトコア30の端面に対向した状態となる。従って、収容ケース40の開放端面41aを下方に向けた場合にもフェライトコア30の端面にフック部44bが係合することになり、収容ケース40からフェライトコア30が不用意に脱落することはない。この状態においては、開放端面41aを介してフェライトコア30の一方の端面に開口する中心孔30aが外部に露出した状態にあり、かつ端壁部42の挿通孔42aを介してフェライトコア30の他方の端面に開口する中心孔30aが外部に露出した状態となる。尚、弾性係合爪部44を互いに近接する方向に弾性変形させれば、収容ケース40からフェライトコア30を取り出すことは可能である。
一方、収容ケース40を保持する仕切り壁12Cには、挿通切欠部12Dが設けてある。挿通切欠部12Dは、仕切り壁12Cを貫通する開口である。本実施の形態では、円形状の開口を有した円孔部12Daと、長方形状の開口を有し、円孔部12Daに連通するように設けた方孔部12Dbとを有した挿通切欠部12Dが仕切り壁12Cの上方側に位置する隅部に形成してある。円孔部12Daの内径は、収容ケース40における周壁部41の内径よりも一回り小さく構成してある。図3、図6の(b)及び図7の(a)に示すように、仕切り壁12Cにおいてフレーム体11の前面に対向する後面には、挿通切欠部12Dにおける円孔部12Daの開口縁にコア支持壁12Eが設けてあるとともに、コア支持壁12Eの外周囲となる位置に3つの係合受部50が設けてある。
コア支持壁12Eは、円孔部12Daの開口縁からフレーム体11の前面に向けて突出した円筒状部分である。コア支持壁12Eの外径は、収容ケース40の内部に摺動可能に嵌合することのできる寸法に設定してある。
係合受部50は、収容ケース40の係合片部43とともに係合手段を構成するものである。すなわち、係合受部50は、収容ケース40における周壁部41の開口端面を仕切り壁12Cの後面に当接させた状態で周壁部41の中心軸を中心として収容ケース40を回転させるように係合操作した場合に係合片部43に係合し、収容ケース40が仕切り壁12Cから離隔する方向の移動を阻止するものである。本実施の形態では、それぞれ基準壁部51、外周側壁部52、内周側壁部53及びカバー壁部54を有して係合受部50が構成してある。
基準壁部51は、円孔部12Daを中心として径方向に延在する部分である。外周側壁部52及び内周側壁部53は、円孔部12Daのコア支持壁12Eと同一中心の円弧状に設けたもので、仕切り壁12Cを後面から見た場合に、個々の基準壁部51から反時計方向に向けて延在している。外周側壁部52と内周側壁部53との間には、係合片部43の挿入部43bを挿入することのできる間隔が確保してある。図7の(a)及び図8の(a)からも明らかなように、係合受部50の外周側壁部52は、内周側壁部53よりも円弧長さが大きく設定してある。具体的には、仕切り壁12Cを後面から見た場合に、内周側壁部53に対して外周側壁部52が反時計方向に向けて延長するように形成してある。外周側壁部52の円弧長さは、収容ケース40に設けた係合片部43の挿入部43bとほぼ同等である。これら基準壁部51、外周側壁部52及び内周側壁部53の仕切り壁12Cからの突出高さは、互いに同一であり、図6の(c)に示すように、収容ケース40の開口端面を仕切り壁12Cの後面に当接させた場合に、係合片部43の表面とほぼ同等の位置となるように設定してある。尚、図8においては便宜上、係合片部43の補強リブ23は省略している。
カバー壁部54は、基準壁部51、外周側壁部52及び内周側壁部53の突出端面を覆うように設けた平板状部分である。図7の(a)に示すように、個々のカバー壁部54は、基準壁部51から内周側壁部53の延在端部までを覆う寸法に形成してあり、仕切り壁12Cを後面から見た場合に基準壁部51から反時計方向に延在した端部(以下、開放端部という)が開口した係合受部50を構成している。
3つの係合受部50のうちの両側に位置する係合受部50には、カバー壁部54にスリット55及び収容切欠部56が設けてあり、中央の係合受部50には、外周側壁部52及び内周側壁部53に押圧面57が設けてある。スリット55は、収容ケース40の係合片部43に設けた突部45よりも幅の狭い溝状の切欠である。個々のスリット55は、カバー壁部54の開放端部に位置する部分から外周側壁部52と同一中心の円弧に沿って形成してあり、基準壁部51に達する以前に終端している。収容切欠部56は、スリット55の終端部に形成した円形の切欠である。収容切欠部56の内径は、係合片部43に設けた突部45を収容することのできる寸法に形成してある。個々の収容切欠部56は、収容ケース40の係合片部43において突部45を設けた挿入部43bを開放端部から外周側壁部52と内周側壁部53との間に挿入した場合に挿入部43bの先端が基準壁部51に到達する以前に突部45が配置されるように形成してある。押圧面57は、図7の(a)及び図9の(a)に示すように、中央の係合受部50において外周側壁部52及び内周側壁部53の互いに対向する内表面を基準壁部51に近接するに従って互いに近接するように構成したものである。
上記のように構成した係合手段43,50によってフェライトコア30を仕切り壁12Cに保持させるには、図6の(b)に示すように、収容ケース40にフェライトコア30を収容した状態で収容ケース40の開放端面41aを仕切り壁12Cの後面に対向させる。
次いで、図7の(b)及び図8の(a)に示すように、仕切り壁12Cに設けた個々の係合受部50に対して反時計回りとなる位置に収容ケース40の係合片部43をそれぞれ配置し、周壁部41の端面を仕切り壁12Cの後面に当接させれば、仕切り壁12Cのコア支持壁12Eが周壁部41の内部に嵌合されるとともに、個々の挿入部43bの先端部外周面が外周側壁部52に当接されることになり、仕切り壁12Cに対する収容ケース40の位置決めを行うことができる。
この状態から周壁部41の中心軸を中心として収容ケース40を時計回りに回転させるように係合操作すると、図7の(c)及び図8の(b)に示すように、収容ケース40に設けた係合片部43の挿入部43bがそれぞれ仕切り壁12Cに設けた係合受部50に挿入されることになる。ここで、挿入部43bに設けた突部45が係合受部50の収容切欠部56に至る以前においては、幅の狭いスリット55に対して突部45を収容することができず、係合受部50のカバー壁部54に突部45が圧接されるため、挿入部43bの先端部が仕切り壁12Cに近接するように弾性変形された状態となる。
この状態から収容ケース40の回転が進行し、突部45が収容切欠部56に到達すると、突部45が収容切欠部56に収容された状態となるため、挿入部43bが元の形状に復帰してカバー壁部54に当接した状態になるとともに、係合受部50からの挿入部43bの逸脱方向への移動が規制される。すなわち、収容ケース40の係合片部43がそれぞれ仕切り壁12Cの係合受部50に係合し、挿入部43bがカバー壁部54によって覆われた状態を維持する。これらの結果、収容ケース40が仕切り壁12Cから離隔する方向の移動が阻止され、収容ケース40に収容したフェライトコア30が仕切り壁12Cに取り付けられた状態となる。
さらに、図9の(b)に示すように、中央の係合片部43と係合受部50との間においては、挿入部43bの先端部が外周側壁部52の押圧面57及び内周側壁部53の押圧面57に押圧された状態となる。このため収容ケース40は、図7の(c)において反時計回りに回転するように、押圧面57から反力を受けることになり、突部45が収容切欠部56の端縁に圧接された状態となる。これにより、動作時に装置筐体10が振動した場合にも、仕切り壁12Cに対して収容ケース40がガタ付くおそれがなくなる。
この電力変換装置によれば、フェライトコア30の中心孔30aを通過するようにケーブルCを配線し、このケーブルCによってドライブ基板21、コンデンサ基板22及びドライブ基板21との間を電気的に接続すれば、動作時に発生する電磁ノイズの影響が低減され、制御回路が誤動作する等の問題を防止することができるようになる。
このように上述の電力変換装置では、フェライトコア30を収容した収容ケース40の開放端面41aを仕切り壁12Cに当接させ、この状態で仕切り壁12Cを周壁部41の軸心回りに回転させれば、係合手段43,50によって収容ケース40と装置筐体10の仕切り壁12Cとが係合状態となるため、取り付け作業を煩雑化することなくフェライトコア30を仕切り壁12Cに保持することが可能となる。
収容ケース40の周壁部41が突出する係合片部43には、補強リブ43cが設けてある。従って、係合操作する際においても、係合片部43の本体基部43aが変形したり、損傷を受けるおそれがなく、フェライトコア30を確実に仕切り壁12Cに保持させることができる。
また、収容ケース40を側面カバー12とは別体に成形しているため、側面カバー12の大きさに関わりなく収容ケース40の寸法精度を確保することが可能となる。
尚、上述した実施の形態では、係合片部43及び係合受部50をそれぞれ3つずつ設けるようにしているが、係合片部43及び係合受部50の数は必ずしも3つである必要はなく、複数であればいくつであっても良い。
また、上述した実施の形態では、ノイズフィルタ要素としてフェライトコア30を例示しているが、電磁コイル等、その他のものであっても良い。
10 装置筐体
12C 仕切り壁
12E コア支持壁
21 ドライブ基板
22 コンデンサ基板
23 制御基板
30 フェライトコア
30a 中心孔
40 収容ケース
41 周壁部
41a 開放端面
42 端壁部
42a 挿通孔
43 係合片部
43a 本体基部
43b 挿入部
43c 補強リブ
44 弾性係合爪部
44a 爪基部
44b フック部
45 突部
50 係合受部
52 外周側壁部
53 内周側壁部
54 カバー壁部
55 スリット
56 収容切欠部
57 押圧面
C ケーブル

Claims (6)

  1. 装置筐体内部の収容空間を仕切り壁によって区画し、それぞれの収容空間に回路基板を配設するとともに、円筒状を成すノイズフィルタ要素の中心孔を通過するケーブルによってそれぞれの収容空間に配設した回路基板を互いに電気的に接続した電力変換装置であって、
    前記ノイズフィルタ要素の中心孔が外部に連通した状態で前記ノイズフィルタ要素を収容する収容ケースを備え、前記収容ケースと前記仕切り壁との間には前記仕切り壁に対して前記収容ケースを係合操作した場合に互いに係合状態となる係合手段を設けたことを特徴とする電力変換装置。
  2. 前記収容ケースは、前記ノイズフィルタ要素の周面を覆う周壁部及び前記ノイズフィルタ要素の一方の端面を覆う端壁部を有し、前記ノイズフィルタ要素の他方の端面が前記仕切り壁に対向する状態で前記周壁部の端面を介して前記仕切り壁の表面に当接するものであり、
    前記係合手段は、前記収容ケースの周壁部から外周側に突出した複数の係合片部と、前記仕切り壁において前記収容ケースの周囲となる部位に形成した複数の係合受部とを備え、
    前記係合片部は、前記収容ケースを前記仕切り壁に当接させた場合に前記仕切り壁の表面に沿って配置される平板状を成すものであり、
    前記係合受部は、前記収容ケースを前記仕切り壁に当接させた状態で前記周壁部の中心軸を中心として前記収容ケースを回転させるように係合操作した場合に前記係合片部の表面を覆うカバー壁部を有したものであり、前記カバー壁部によって前記収容ケースが前記仕切り壁から離隔する方向の移動を阻止することを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 前記係合片部には、表面の一部に突部を形成し、
    前記係合受部のカバー壁部には、前記収容ケースが回転した場合の前記突部の移動軌跡上となる部位に前記突部よりも幅の狭いスリットを形成し、かつ前記スリットの終端部には、前記突部を収容可能な大きさの収容切欠部を設けたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記係合片部は、前記周壁部の軸心を中心として径方向に延在する本体基部と、前記本体基部の延在端部から前記周壁部に沿って円弧状に延在する挿入部とを有し、
    前記係合受部は、前記カバー壁部が前記挿入部の表面を覆った場合に前記挿入部の両側面に対向する側壁部を有したものであり、
    前記カバー壁部が前記挿入部を覆った場合に前記挿入部の側面と前記係合受部の側壁部とを互いに押圧させたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 前記収容ケースには、前記ノイズフィルタ要素を収容した場合に係合し、他端の開口からの前記ノイズフィルタ要素の脱落を防止する係合爪部を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 前記収容ケースには、前記周壁部と前記係合片部との間を連結する補強リブを設けたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
JP2015127456A 2015-06-25 2015-06-25 電力変換装置 Pending JP2017011201A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015127456A JP2017011201A (ja) 2015-06-25 2015-06-25 電力変換装置
CN201610139360.9A CN106300903A (zh) 2015-06-25 2016-03-11 电力转换装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015127456A JP2017011201A (ja) 2015-06-25 2015-06-25 電力変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2017011201A true JP2017011201A (ja) 2017-01-12

Family

ID=57651107

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015127456A Pending JP2017011201A (ja) 2015-06-25 2015-06-25 電力変換装置

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2017011201A (ja)
CN (1) CN106300903A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6361842B1 (ja) * 2017-12-27 2018-07-25 株式会社安川電機 インバータ装置
CN111756185A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 日本电产艾莱希斯株式会社 连接器模块和电力转换装置
JP2020205315A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 株式会社豊田自動織機 コアケース

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH05136592A (ja) * 1991-11-12 1993-06-01 Fuji Electric Co Ltd インバータ装置
JP3200605B2 (ja) * 1999-04-08 2001-08-20 エフシーアイジャパン株式会社 電気信管点火装置用コネクタ
JP2002324638A (ja) * 2001-04-26 2002-11-08 Jst Mfg Co Ltd 掛け止めを有する電気的接続装置
JP2003203722A (ja) * 2001-12-31 2003-07-18 Jst Mfg Co Ltd 電気コネクタ用プラグ及びその組み立て方法
JP2003249308A (ja) * 2002-02-25 2003-09-05 Tyco Electronics Amp Kk 電気コネクタ組立体
JP5450042B2 (ja) * 2009-12-25 2014-03-26 日立オートモティブシステムズ株式会社 アクチュエータの制御装置
JP5700893B2 (ja) * 2011-07-25 2015-04-15 矢崎総業株式会社 コネクタ
CN103594884B (zh) * 2012-08-15 2017-03-22 矢崎总业株式会社 对接连接器

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6361842B1 (ja) * 2017-12-27 2018-07-25 株式会社安川電機 インバータ装置
WO2019130481A1 (ja) * 2017-12-27 2019-07-04 株式会社安川電機 インバータ装置
US11522443B2 (en) 2017-12-27 2022-12-06 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Inverter apparatus
CN111756185A (zh) * 2019-03-29 2020-10-09 日本电产艾莱希斯株式会社 连接器模块和电力转换装置
JP2020205315A (ja) * 2019-06-14 2020-12-24 株式会社豊田自動織機 コアケース

Also Published As

Publication number Publication date
CN106300903A (zh) 2017-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2017163828A1 (ja) インバータ一体型電動圧縮機
JP6413637B2 (ja) 蓄電ユニット
US10498201B2 (en) Electric compressor
JP2017011201A (ja) 電力変換装置
JP6238198B2 (ja) 電源装置、灯具及び車両
JP6096977B1 (ja) 電動ポンプ
JP2015073364A (ja) 電源装置、灯具及び車両
JP6882884B2 (ja) モータ
JP5942430B2 (ja) 電子機器用筐体及び電子機器
JP2012200071A (ja) モータ制御装置
JP6102411B2 (ja) 電気機器および電気機器用取付具
JP6648569B2 (ja) 車両用モータ駆動制御装置
JP2011196558A (ja) 電装品箱
JP6814607B2 (ja) 電動圧縮機
US20110007462A1 (en) Housing for an electrical appliance
JP2008261508A (ja) 空気調和機の電装品箱とそれを備えた空気調和機
JP6682831B2 (ja) 電力変換装置
CN105827178B (zh) 电动机控制装置
JP2016174518A (ja) 電力変換装置
JP2009278801A (ja) リード線付きモータ
JPWO2019198517A1 (ja) モータ、およびポンプ装置
JP2022078388A (ja) モータ駆動装置および電動ポンプ
JP2009273217A (ja) ブラシレスモータ
JP6999866B1 (ja) 電力変換装置
JP7110849B2 (ja) モータ装置