JP2016540793A - 疼痛に対して多重モードの活性を有するピペリジン化合物 - Google Patents
疼痛に対して多重モードの活性を有するピペリジン化合物 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2016540793A JP2016540793A JP2016539898A JP2016539898A JP2016540793A JP 2016540793 A JP2016540793 A JP 2016540793A JP 2016539898 A JP2016539898 A JP 2016539898A JP 2016539898 A JP2016539898 A JP 2016539898A JP 2016540793 A JP2016540793 A JP 2016540793A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substituted
- unsubstituted
- alkyl
- methyl
- phenyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 0 CC(*)*1N(*)*1C(C)N Chemical compound CC(*)*1N(*)*1C(C)N 0.000 description 11
- OKVJSJRMGUGXFG-FPYGCLRLSA-N C/C=C(\C)/C1CCNCC1 Chemical compound C/C=C(\C)/C1CCNCC1 OKVJSJRMGUGXFG-FPYGCLRLSA-N 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/02—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings
- C07D401/06—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing two hetero rings linked by a carbon chain containing only aliphatic carbon atoms
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/04—Centrally acting analgesics, e.g. opioids
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P25/00—Drugs for disorders of the nervous system
- A61P25/06—Antimigraine agents
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P43/00—Drugs for specific purposes, not provided for in groups A61P1/00-A61P41/00
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D401/00—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom
- C07D401/14—Heterocyclic compounds containing two or more hetero rings, having nitrogen atoms as the only ring hetero atoms, at least one ring being a six-membered ring with only one nitrogen atom containing three or more hetero rings
Abstract
Description
V1、V2及びV3の1つが、窒素又は炭素から選択され、それ以外は炭素であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、W、X、Y及びZが、炭素、窒素又は酸素から選択され、W‐X‐Y‐Zが、コア骨格と結合している架橋C原子と一緒に、5員の複素環を形成しており、該5員の複素環はW、X、Y又はZの1つが
nが、0又は1であり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール及び置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩である。
・V1、V2及びV3が炭素であり、及び、X又はYのいずれかが、
及び/又は、
・V1、V2及びV3が炭素であり、及び、X又はYのいずれかが、
及び/又は、
・V1、V2及びV3が炭素であり、及び、X又はYのいずれかが、
及び/又は、
前記化合物が、3-ピペリジノール,4-(3-メトキシフェニル)-1-[(2-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル] でなくともよいとの但し書きを付けて;
及び/又は、
前記化合物が、1H-ピラゾール-3-カルボン酸,4-[[(3R,4R)-30ヒドロキシ-4-(3-メトキシフェニル)-1-ピペリジニル]メチル] でなくともよいとの但し書きを付けて。
・(ヘテロ芳香族ラジカル又は芳香族ヘテロシクリルと同等である)前記ヘテロアリールは、少なくとも1つの芳香環が、窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を環中に含む1つ以上の環の芳香族複素環系であり;好ましくは、少なくとも1つの芳香族環が窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を環中に含む1つ又は2つの環の芳香族複素環系であり、より好ましくは、フラン、ベンゾフラン、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピリジン、ピリミジン、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾチアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、カルバゾール、キナゾリン、チアゾール、イミダゾール、ピラゾール、オキサゾール、チオフェン及びベンズイミダゾールから選択され;
・非芳香族ヘテロシクリルは、窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群から選択される1つ以上のヘテロ原子を環中に含む少なくとも1つの環(芳香族ではない、この又はこれらの環)の複素環系であり;好ましくは、1つ又は2つの環の複素環系であって、1つ又は両方の環(芳香族ではない1つ又は2つの環)が、窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を環中に含み、より好ましくは、オキサゼパム、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン(インダン)、テトラヒドロピラン、モルホリン、インドリン、オキソピロリジン、ベンゾジオキサンから選択され、特にベンゾジオキサン、モルホリン、テトラヒドロピラン、ピペリジン、オキソピロリジン及びピロリジンから選択される。
=Oによる置換を意味すると理解される。
W、X、Y又はZの1つで
W、X、Y又はZの1つで
W、X、Y又はZの1つで
nが0又は1であり;
V1、V3、V4及びV5の1つが、窒素又は炭素から選択され、それ以外は炭素であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、W、X、Y及びZが、炭素、窒素又は酸素から選択され、W‐X‐Y‐Zが、コア骨格と結合している架橋C原子と一緒に、5員の複素環を形成し、
又は、
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
・V1、V3、V4及びV5が炭素であり、及び、X又はYのいずれかが、
及び/又は、
・V1、V3、V4及びV5が炭素であり、及び、X又はYのいずれかが、
及び/又は、
・V1、V3、V4及びV5が炭素であり、及び、X又はYのいずれかが、
nが0又は1であり;
V1が、窒素又は炭素から選択され;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9が、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
・V1が炭素であり、及び、
・V1が炭素であり、及び、
・V1が炭素であり、及び、
及び/又は、
・前記化合物が、3-ピペリジノール,4-(3-メトキシフェニル)-1-[(2-メチル-1H-イミダゾール-5-イル)メチル]でなくともよいとの但し書きをつけて。
nが0又は1であり;
V1、V2及びV3が窒素又は炭素から選択され、一方、それ以外は炭素であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;及び、
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9が、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
nが0又は1であり;
V1が窒素又は炭素から選択され;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、
W、Y及びZが、相互に独立して、N又はCHから選択され、それらの1つ又は2つのみがCHであり;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
nが0又は1であり;
V1が窒素又は炭素から選択され;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;及び、
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンから選択され;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み、より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンゾイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンからなる群から選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキル;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキル;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、C3-8シクロアルキルであり;好ましくは、C3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルから選択され;
もっとも好ましくは、R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル若しくはCH3などのアルキル、C2H4OCH3、C3H6OCH3であり;
及び/又は、
R2が、水素、ハロゲン、-NR6R7、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み、より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンからなる群から選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8-アルケニルであり;好ましく、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6 -アルケニル;より好ましくは、エチレン、プロピレン若しくはブチレンなどのC1-4-アルケニルであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10-アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン若しくはヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン若しくはヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり、
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルであり;
及び/又は、
ハロゲンが、フッ素、塩素、ヨウ素又は臭素のいずれかであり;好ましくは、塩素又はフッ素であり;
及び/又は、
もっとも好ましくは、R2が、水素、フッ素などのハロゲン、又は、CH3などのC1-4アルキル若しくはCF3から選択され;
及び/又は、
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくは、フェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリン、特にピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンから選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル若しくはブチル又はR3がアルキルではなく;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり;好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり、より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルからであり;
及び/又は、
好ましくはR3がアルキルではなく;
及び/又は、
もっとも好ましくは、R3が、置換又は非置換のプロピル若しくはブチルなどのアルキルから、置換又は非置換のシクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのシクロアルキルから、又は、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、又は、置換又は非置換のピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンなどのヘテロシクリルから選択され、
又は、もっとも好ましくは、R3が、置換又は非置換のシクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのシクロアルキルから、又は、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、置換又は非置換のピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンなどのヘテロシクリルから選択され;
及び/又は、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンからなる群から、特にピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンから選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり;好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり;より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり、好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルからであり;
もっとも好ましくは、R4が水素から、又は、CH3若しくはCH2OHなどの置換又は非置換のC1-4アルキルから選択され;
及び/又は、
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり、
ここで、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり、より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記O-アルキルが、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチル、-O-ペンチル、-O-ヘキシル、-O-ヘプチル又は-O-オクチルなどの-O-C1-8アルキルであり;;好ましくは、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチル、-O-ペンチル又は-Oヘキシルなどの-O-C1-6アルキルであり;より好ましくは、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチルなどの-O-C1-4アルキルであり;
及び/又は、
ハロゲンが、フッ素、塩素、ヨウ素又は臭素のいずれかであり、好ましくは、塩素又はフッ素のいずれかであり、
及び/又は、
もっとも好ましくは、R5が、水素又はヒドロキシから選択され;
及び/又は、
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され、又は、R6、R7、R8及びR9はそれぞれの結合する炭素若しくは窒素原子と一緒に4〜7員のシクロアルキル若しくは複素環を形成してもよく;
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくは、フェニルであり;
及び/又は、
前記アルキル-アリールが、C1-4-アルキル-アリールであり;好ましくは、ベンジルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンからなる群から選択され、特にピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンであり;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり、好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり;より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルからであり、
及び/又は、
R6及びR7又はR8及びR9が、各々が結合する炭素又は窒素原子と一緒に、シクロアルキル又は複素環を形成するときに、この環は5又は6員であり、好ましくは、R6及びR7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒に、飽和の5又は6員のシクロアルキルを形成し、より好ましくは、R6及びR7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒に、飽和、非置換のシクロヘキシルを形成し;
及び/又は、
もっとも好ましくは、R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素から、置換又は非置換のメチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルから、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、置換又は非置換のピロリジンなどのヘテロシクリルから、又は、置換若しくは非置換のベンジルなどのアルキル-アリールから選択され、又は、R6及びR7が結合する炭素原子と一緒にシクロヘキシルなどのシクロアルキルの5又は6員の環を形成する。
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンから選択され;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンからなる群から選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルから選択され;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、C3-8シクロアルキルから選択され;好ましくは、C3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシルから選択される。
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンから選択され;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンからなる群から選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキル;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキル;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8-アルケニルであり;好ましく、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6 -アルケニル;より好ましくは、エチレン、プロピレン若しくはブチレンなどのC1-4-アルケニルであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10-アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン若しくはヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン若しくはヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり、
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルであり;
及び/又は、
ハロゲンが、フッ素、塩素、ヨウ素又は臭素のいずれかであり;好ましくは、塩素又はフッ素である。
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくはナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリン、特にピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンから選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル若しくはブチルなどのC1-4アルキルであり、又はR3がアルキルではなく;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり;好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり、より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルである。
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、少なくとも1つの環が環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含む1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり;好ましくは、少なくとも1つの環が環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含有する1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンから選択され、特にピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンであり;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり;好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり;より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり、好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルからである。
ここで、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり、より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記O-アルキルが、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチル、-O-ペンチル、-O-ヘキシル、-O-ヘプチル又は-O-オクチルなどの-O-C1-8アルキルであり;;好ましくは、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチル、-O-ペンチル又は-Oヘキシルなどの-O-C1-6アルキルであり;より好ましくは、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチルなどの-O-C1-4アルキルであり;
及び/又は、
ハロゲンが、フッ素、塩素、ヨウ素又は臭素のいずれかであり、好ましくは、塩素又はフッ素のいずれかである。
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくは、フェニルであり;
及び/又は、
前記アルキル-アリールが、C1-4-アルキル-アリールであり;好ましくは、ベンジルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、少なくとも1つの環が環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含む1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり;好ましくは、少なくとも1つの環が環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含む1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンから選択され、特に、ピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンであり;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり、好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり;より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルからであり、
及び/又は、
R6及びR7又はR8及びR9が、各々が結合する炭素又は窒素原子と一緒に、シクロアルキル又はヘテロシクリルの環を形成するときに、この環は5又は6員であり、好ましくは、R6及びR7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒に、飽和の5又は6員のシクロアルキル環を形成し、より好ましくは、R6及びR7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒に、飽和、非置換のシクロヘキシルを形成する。
V1が窒素又は炭素から選択され;
mが1又は2であり;
nが0又は1であり;
R1が、-COR6、 -CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル若しくはCH3などのアルキル、C2H4OCH3、C3H6OCH3であり;
R2が、水素、フッ素などのハロゲン、又は、CH3などのC1-4アルキル若しくはCF3から選択され;
R3が、置換又は非置換のプロピル若しくはブチルなどのアルキルから、置換又は非置換のシクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのシクロアルキルから、又は、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、又は、置換又は非置換の、ピリジン、イミダゾール、インデン、2,3−ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンなどのヘテロシクリルから選択され;
R4が、水素から、又は、CH3若しくはCH2OHなどのC1-4アルキルから選択され;及び、
R5が、水素又はヒドロキシから選択され;及び、
R6、R7、R8及びR9が、各々が独立して、水素から、置換又は非置換のメチル、エチル、プロピル若しくはブチルなどのC1-4アルキルから、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、置換又は非置換のピロリジンなどのヘテロシクリルから、置換又は非置換のベンジルなどのアルキル-アリールから選択され;
又は、R6及びR7が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルなどのシクロアルキルの5又は6員の環を形成してもよい。
V1が窒素又は炭素から選択され;
mが1又は2であり;
nが0又は1であり;
R1が、-COR6、 -CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル又はCH3などのアルキル、C2H4OCH3、C3H6OCH3であり;
R2が、水素、フッ素などのハロゲン、又は、CH3などのC1-4アルキル若しくはCF3から選択され;
R3が、置換又は非置換のシクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのシクロアルキルから、又は、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、又は、置換又は非置換のピリジン、イミダゾール、インデン、2,3−ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンなどのヘテロシクリルから選択され;
R4が、水素から、又は、CH3若しくはCH2OHなどの置換又は非置換のC1-4アルキルから選択され;
R5が、水素又はヒドロキシから選択され;及び、
R6、R7、R8及びR9が、各々が独立して、水素から、置換又は非置換のメチル、エチル、プロピル若しくはブチルなどのC1-4アルキルから、フェニルなどの置換又は非置換のアリールから、置換又は非置換のピロリジンなどのヘテロシクリルから、又は、置換又は非置換のベンジルなどのアルキル-アリールから選択され;
又は、R6及びR7が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルなどのシクロアルキルの5又は6員の環を形成してもよい。
nが0又は1であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル、好ましくは、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、-CH3、-C2H4OCH3,又は -C3H6OCH3であり;
R2が、水素、ハロゲン、C1-4アルキルであり、好ましくは水素であり;
R3が、置換又は非置換のアリール、又は、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、好ましくは、置換又は非置換のフェニル、又は、置換又は非置換のピリジンであり;
R4が、水素、置換又は非置換のC1-4アルキルであり、好ましくは、水素又はCH2OHであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシであり、好ましくは、水素であり;
R6、R7、R8及びR9が、各々が独立して、水素、置換又は非置換のC1-4アルキル、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のヘテロシクリル、又は、置換又は非置換のベンジルからなる群から選択され、又は、R6及びR7が、それらが結合する原子と一緒に、非置換の5若しくは6員の飽和シクロアルキル環を形成してもよく;好ましくは、R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、-CH3、-CHCOOH、-C2H5、- C3H7、-CH(NH2)C3H7、-CH(COOH)C3H7、置換のフェニル、非置換のピロリジン、非置換のベンジルから選択され、又は、R8及びR9が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルを形成し;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である、
mが1又は2であり、好ましくは1であり;
nが0又は1であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル、好ましくは、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、-CH3、-C2H4OCH3又は-C3H6OCH3であり;
R2が、水素、ハロゲン、C1-4アルキルであり、好ましくは水素であり;
R3が、置換又は非置換のアリール、又は、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、好ましくは、置換又は非置換のフェニル、又は、置換又は非置換のピリジンであり;
R4が、水素、置換又は非置換のC1-4アルキルであり、好ましくは、水素又はCH2OHであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシであり、好ましくは、水素であり;
R6、R7、R8及びR9が、各々が独立して、水素、置換又は非置換のC1-4アルキル、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のヘテロシクリル、又は、置換又は非置換のベンジルからなる群から選択され、又は、R6及びR7が、それらが結合する原子と一緒に、非置換の5若しくは6員の飽和シクロアルキル環を形成してもよく;好ましくは、R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、-CH3、-CHCOOH、-C2H5、-C3H7、-CH(NH2)C3H7、-CH(COOH)C3H7、置換のフェニル、非置換のピロリジン、非置換のベンジルから選択され、又は、R8及びR9が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルを形成し;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
mが1であり;
及び/又は、
nが0又は1であり;
及び/又は、
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、-CH3、-C2H4OCH3又は-C3H6OCH3であり;
及び/又は、
R2が、水素であり;
及び/又は、
R3が、置換又は非置換のフェニル、又は、置換又は非置換のピリジンであり;
及び/又は、
R4が、水素又はCH2OHであり;
及び/又は、
R5が、水素であり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、-CH3、-CHCOOH、-C2H5、-C3H7、-CH(NH2)C3H7、-CH(COOH)C3H7、置換のフェニル、非置換のピロリジン、非置換のベンジルから選択され、又は、R8及びR9が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルを形成する。
mが1であり;
nが0又は1であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、-CH3、-C2H4OCH3又は-C3H6OCH3であり;
R2が、水素であり;
R3が、置換又は非置換のフェニル、又は、置換又は非置換のピリジンであり;
R4が、水素又はCH2OHであり;
R5が、水素であり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、-CH3、-CHCOOH、-C2H5、-C3H7、-CH(NH2)C3H7、-CH(COOH)C3H7、置換のフェニル、非置換のピロリジン、非置換のベンジルから選択され、又は、R8及びR9が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルを形成する。
置換されているいかなるアリールは、ハロゲン(F、Cl、I、Br)、-OH、-NH2、-SH、-C(O)OH、-OC1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-OC1-4アルキルは、非置換か、又はOH若しくはハロゲン(F、Cl、I、Br)、-CN若しくは-C1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-C1-4アルキルは、非置換か、又はOH若しくはハロゲン(F、Cl、I、Br)の1つ以上によって置換され、
置換されているいかなるシクロアルキル又はヘテロシクリルは、ハロゲン(F、Cl、I、Br)、-OH、-NH2、-SH、=O、-C(O)OH、-OC1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-OC1-4アルキルは、非置換か、又はOH若しくはハロゲン(F、Cl、I、Br)、-CN若しくは-C1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-C1-4アルキルは、非置換か、又はOH若しくはハロゲン(F、Cl、I、Br)の1つ以上によって置換され、及び、
置換されているいかなるアルキル、アルケニル、アルキニル又はO-アルキルは、ハロゲン(F、Cl、I、Br)、-OH、-NH2、-SH、-C(O)OH又は-OC1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-OC1-4アルキルは、非置換か、又はOH若しくはハロゲン(F、Cl、I、Br)の1つ以上によって置換されている。
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルエチルカルバメート、
・1-((1-(4-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)-4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、
・4-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)安息香酸、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルイソブチレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-アミノ-3-メチルブタノエート、
・4-(3-メトキシフェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルdiメチルカルバメート、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、
・4-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・4-(3-(3-メトキシプロポキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・(S)-3-メチル-2-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)ブタン酸、
・2-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)酢酸、
・3-フルオロ-2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・5-フルオロ-2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・2-(4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-2-フェニルエタノール、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピロリジン-2-カルボキシレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-アミノ-3-フェニルプロパノエート、及び
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル1-アミノシクロヘキサンカルボキシレート;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルエチルカルバメート、
・1-((1-(4-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)-4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、
・4-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)安息香酸、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルイソブチレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-アミノ-3-メチルブタノエート、
・4-(3-メトキシフェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルdiメチルカルバメート、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、
・4-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・4-(3-(3-メトキシプロポキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・3-フルオロ-2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・5-フルオロ-2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・2-(4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-2-フェニルエタノール、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピロリジン-2-カルボキシレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-アミノ-3-フェニルプロパノエート、及び、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル1-アミノシクロヘキサンカルボキシレート;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルエチルカルバメート、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、
・4-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)安息香酸、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルイソブチレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-アミノ-3-メチルブタノエート、
・4-(3-メトキシフェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルdiメチルカルバメート、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、
・4-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・4-(3-(3-メトキシプロポキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピロリジン-2-カルボキシレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-アミノ-3-フェニルプロパノエート、及び、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル1-アミノシクロヘキサンカルボキシレート;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルエチルカルバメート、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、
・4-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)安息香酸、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルイソブチレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-アミノ-3-メチルブタノエート、
・4-(3-メトキシフェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルdiメチルカルバメート、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、
・4-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・4-(3-(3-メトキシプロポキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート、及び、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルアセテート;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である。
式Xの化合物又はその塩酸塩などの適切な塩が、
(式Iの化合物に対して)式XIの化合物と、又は、(式Iaの化合物に対して)式XIaの化合物とステップ1の条件下、反応され、
式(I)又は式(Ia)のそれぞれの化合物をもたらし、
ステップ1の式(X)及び(XI又はXIa)の化合物の還元的アミノ化反応が、有機塩基の存在下、非プロトン溶媒中で還元試薬で実施される。
式VIの化合物又は塩酸塩などの適切な塩が、
ステップ2の条件下、式VIIIの化合物と反応され、
式VIIの化合物をもたらす:
ステップ3の条件下、式(V)の化合物をもたらし、
Xは、塩素などのハロゲン又は硫酸エステルなどの脱離基であり、
一般式(VI)の前記化合物の式(VIII)の前記化合物とのステップ2の反応は、非プロトン性溶媒中で塩基の存在中で実施され、
一般式(XII)の前記化合物のステップ3の式(IX)の前記化合物との反応は、プロトン性有機溶媒と水との混合溶媒中で、銅塩及びアスコルビン酸ナトリウムの存在下、実施される。
式VIの化合物又は塩酸塩などのその適切な塩が、
ステップ2の条件下、式VIIIの化合物と反応され、
式VIIの化合物をもたらす:
ステップ3の条件下、式(V)の化合物をもたらし、
Xは、塩素などのハロゲン又は硫酸エステルなどの脱離基であり、
一般式(VI)の前記化合物の式(VIII)の前記化合物とのステップ2の反応は、非プロトン性溶媒中で塩基の存在中で実施され、
一般式(VII)の前記化合物のステップ3の式(IX)の前記化合物との反応は、プロトン性有機溶媒と水との混合溶媒中で、銅塩及びアスコルビン酸ナトリウムの存在下、実施される。
式VIaの化合物又は塩酸塩などのその適切な塩が、
ステップ2の条件下、式VIIIの化合物と反応され、
式VIIaの化合物をもたらす:
ステップ3の条件下、式Ibの化合物をもたらし、
Xは、塩素などのハロゲン又は硫酸エステルなどの脱離基であり、
一般式(VIa)の前記化合物の式(VIII)の前記化合物とのステップ2の反応は、非プロトン性溶媒中で塩基の存在中で実施され、
一般式(VIIa)の前記化合物のステップ3の式(IX)の前記化合物との反応は、銅塩及びアスコルビン酸ナトリウムの存在下、プロトン性有機溶媒と水との混合溶媒中で、実施される。
一般実験の部(合成及び分析の方法及び装置)
合成に用いた全ての溶媒はp.a.品質であった。
製造方法が一般式(Iex)の化合物の調製について記載され、R1、R2、R3、R4、R5、A、B、C、D、W、n及びmは、上記で定義した通りの意味を有し(上記において、「A」、「B」、「C」及び「D」は、それぞれ「X」、「Y」、「Z」、「W」であり、上記において、「W」は「V1」である)、スキーム1に記載のとおり、式(IIex)の化合物、又は塩酸塩等のその適切な塩の、一般式(IIIex)の化合物との反応を含む。
製造方法が一般式(Iaex及びIbex)の化合物の調製について記載され、R1、R2、R3、R4、R5、W、n及びmは、上記で定義した通りの意味を有し(上記において、「W」は「V1」である)、式(IIex)の化合物の、式(IVex)の化合物との反応を含み、Xは、ハロゲン又はスルホン酸エステル等の適切な脱離基であり、及び、得られた中間体(Vex)の、トリアゾール(Iaex)及び(Ibex)を得るための(VIex)、(VIIex)又は(VIIIex)等の利便的な試薬との反応を含む。スキーム2に示されるように、異なる方法が、これらの2つの反応の実用化に使用できる。いくつかの事例において、中間体(Vex)を単離できるが、他の事例では2つのステップがワンポットで実施できる。式(IVex)の化合物、及び、式(VIex)、(VIIex)又は(VIIIex)の試薬が、商業的に入手可能であるか、又は文献において報告された従来の方法に従って調製できる。代替的に、いくつかのアジドが、その場で調製できる。
いくつかの事例において、式(IIex)の化合物は商業的に入手可能であるか、又はそれらは従来の方法によって取得できる。代替的に、式(IIex)の化合物は異なる方法に従って取得できる。
a) 式(Xaex)の化合物の、Xがハロゲン等の適切な脱離基である式(IXaex〜dex及びfex)の化合物との反応:塩基、好ましくはピリジン、Et3N、NaH、K2CO3又はCs2CO3の存在下、又は、代替的に4-N,N-ジメチルアミノピリジンの存在下、0ないし120℃の温度範囲で、ジクロロメタン、トルエン、アセトン、アセトニトリル又はTHF又はDMF等の適切な溶媒中における反応。代替的に、前記反応はマイクロ波反応器で実施できる。代替的に、化合物(IIeex)は、活性化剤、好ましくはN-エチル-N’-(3-ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩(EDAC-HCl)及び添加剤としての4-ジメチルアミノピリジンの存在下、有機溶媒、好ましくはジクロロメタン中において、化合物(Xaex)の、式(IXeex)のカルボン酸との反応によって調製することができる。
b) 得られた化合物(Xbex〜fex)の脱保護:好ましくは1,4-ジオキサンの有機溶媒中の好ましくはHClの酸性溶媒における脱保護。
a) 一般式(XIex)の芳香族臭化物の、3,6-ジヒドロ-2H-ピリジン-1-tert-ブトキシカルボニル-4-ボロン酸ピナコールエステルとのカップリング反応:90-160℃の温度範囲で、Pd(PPh3)4等のパラジウム触媒及び無機塩基、好ましくはK2CO3又はNa2CO3の存在下、有機溶媒及び水の混合物、好ましくはジメトキシエタン/エタノール/水又はジオキサン/エタノール/水の混合物中における反応。代替的に、前記反応はマイクロ波反応器で実施できる。一般式(XIex)の臭化物は、商業的に入手可能であるか、又は従来の方法によって調製できる。
b) 式(XIIex)の化合物の還元:プロトン性溶媒、好ましくはMeOH中における、パラジウム触媒、好ましくはPd(OH)2を用いる水素化等のいずれかの適切な方法による還元。
c) 式(XIIIex)の得られた化合物の脱保護:好ましくは1,4-ジオキサンの有機溶媒中の好ましくはHClの酸性溶媒における脱保護。
一般式(IIIex)のアルデヒドは、R3、R4、A、B、C、D及びnは上記で定義した通りの意味(上記において、「A」、「B」、「C」及び「D」は、それぞれ「X」、「Y」、「Z」、「W」である)を有し、商業的に入手可能であるか、又は参考文献(例えば、WO2010046780 A2、WO2008157844 A1)に記載される方法、若しくは以下に記載され、スキーム6で要約される方法によって調製できる。
一般式(XIVex)のアルコールは、R3、R4、A、B、C、D及びnは上記で定義した通りの意味を有し、商業的に入手可能であるか、又は参考文献(例えば、J. Org. Chem. 2010, 75, 6540-6548, WO2010080864, Org. Lett. 2009, 21, 4954-4957, J. Med. Chem. 2011, 54, 5988-5999)に記載される方法によって調製できる。特に、式XIVaex及びXIVbexのアルコールは、スキーム7で説明される方法によって調製できる。
この製造方法は以下を含む
a) 式(XVIIIex)の化合物の一般式(VIIex)の化合物との反応:Xがハロゲン又はスルホン酸エステル等の適切な脱離基であり、塩基、好ましくはK2CO3の存在下、極性溶媒、好ましくはアセトン中における60℃での反応。
b) 得られた化合物(XVbex)の、適切な水素化物試薬、好ましくはLiAlH4との還元:0℃で、非プロトン性溶媒、好ましくはTHF中における還元。
一般式(XVex)のエステルは、R3、R4、A、B、C、D及びnは上記で定義した通りの意味を有し、商業的に入手可能であるか、又は参考文献(Synthesis, 1975, 9, 609-610; WO2011098904; Org. Lett. 2010, 12, 9, 2166-2169)に記載される方法によって調製できる。
tert-ブチル 4-(3-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(60 mg、0.21 mmol)のトルエン(4 ml)溶液に、エチルイソシアナート(34 μl、0.43 mmol)及びピリジン(7 μl、0.087 mmol)を添加した。混合物を110℃で終夜加熱した。反応混合物を冷却し、酢酸エチルを添加し、反応混合物を水、塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、真空下、濃縮した。その残渣をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサンから酢酸エチルへの勾配)によって精製し、標題の化合物を得た(47 mg、収率62%)。
1H-NMR (300MHz, CDCl3), δ ppm: 7.29 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.04 (t, J = 8 Hz, 1H), 6.98 (m, 2H), 5.04 (bs, 1H), 3.33 (m, 2H), 2.79 (m, 2H), 2.65 (tt J = 12, 3.5 Hz, 1H), 1.84 (m, 2H), 1.63 (m, 4H), 1.49 (s, 9H), 1.23 (t, J = 7 Hz, 3H).
tert-ブチル 4-(3-((エチルカルバモイル)オキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(47 mg、0.13 mmol)のジオキサン(0.5 ml)溶液に、4M HClのジオキサン(0.5 ml、2.02 mmol)溶液を添加し、混合物を終夜攪拌した。その溶液を濃縮乾固し、標題の化合物を塩酸塩として得た(38 mg、収率99%)。
1H-NMR (500MHz, MeOD), δppm: 7.35 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.14 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.04 (s, 1H), 6.99 (d, J = 8 Hz, 1H), 3.68 (m, 1H), 3.50 (m, 2H), 3.22 (q, J = 7 Hz, 2H), 3.14 (m, 2H), 2.93 (m, 1H), 2.07 (m, 2H), 1.94 (m, 2H), 1.19 (t, J = 7 Hz, 3H).
マイクロ波バイアル中で、tert-ブチル 4-(3-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(80 mg、0.28 mmol)と、Cs2CO3(188 mg、0.57 mmol)のアセトニトリル(3 ml)との溶液に、1-ブロモ-2-メトキシエタン(80 mg、0.57 mmol)を添加し、混合物を100℃で30分間マイクロ波で照射した。水を添加し、産物を酢酸エチルで抽出し、有機相を塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、真空下、濃縮し、標題の産物を得た(80 mg、収率83%)。
1H-NMR (400MHz, CDCl3), δ ppm: 7.23 (t, J = 8 Hz, 1H), 6.81 (m, 3H), 4.24 (m, 2H), 4.13 (m, 2H), 3.77 (m, 2H), 3.47 (s, 3H), 2.80 (m, 2H), 2.62 (tt J = 12, 3.5 Hz, 1H), 1.83 (m, 2H), 1.63 (m, 2H), 1.50 (s, 9H).
tert-ブチル 4-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(80 mg、0.23 mmol)のジオキサン(0.5 ml)溶液に、4M HClのジオキサン(0.89 ml、3.5 mmol)溶液を添加し、室温で終夜攪拌した。その混合物が濃縮乾固され、標題の化合物を塩酸塩として得て(60 mg、収率95%)、次のステップで直接使用した。
0℃で不活性雰囲気下、NaHのDMF懸濁液に、tert-ブチル 4-(3-ヒドロキシフェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(65 mg、0.23 mmol)溶液を添加した。反応混合物を室温で温め、30分間攪拌し、次に、ジメチルカルバモイルクロリド(30 mg、0.28 mmol)を添加し、混合物を室温で2時間攪拌した。酢酸エチルを添加し、水、塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、真空下、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサンから酢酸エチルへの勾配)によって精製し、標題の産物を得た(80 mg、収率98%)。
1H-NMR (400MHz, CDCl3), δ ppm: 7.29 (m, 1H), 7.04 (m, 1H), 4.24 (m, 2H), 3.11 (s, 3H), 3.03 (s, 3H), 2.79 (m, 2H), 2.66 (tt J = 12, 3.5 Hz, 1H), 1.85 (m, 2H), 1.64 (m, 2H), 1.49 (s, 9H).
4-(3-((ジメチルカルバモイル)オキシ)フェニル)ピペリジン-1-カルボキシレート(80 mg、0.23 mmol)のジオキサン(0.5 ml)溶液に、4M HClのジオキサン(0.86 ml、3.44 mmol)溶液を添加し、混合物を室温で終夜攪拌した。その溶液を濃縮乾固し、標題の化合物を塩酸塩として得た(65 mg、収率99%)。
1H-NMR (500MHz, MeOD) δppm: 7.37 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.17 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.04 (m, 1H), 7.00 (m, 1H), 3.51 (m, 2H), 3.15 (m, 2H), 3.14 (s, 3H), 3.01 (s, 3H), 2.95 (tt J = 12, 3.5 Hz, 1H), 2.11 (m, 2H), 1.92 (m, 2H).
1H-NMR (400MHz, CDCl3), δ ppm: 7.16 (t, J = 8 Hz, 1H), 6.78 (d, J = 8 Hz, 1H), 6.77 (m, 2H), 3.37 (d, J = 2 Hz, 2H), 3.02 (d, J = 11 Hz, 2H), 2.46 (m, 1H), 2.36 (td, J = 11, 3 Hz, 2H), 2.28 (t, J = 2 Hz, 1H), 1.84 (m, 4H).
1H-NMR (400MHz, CDCl3), δ ppm: 10.16 (s, 1H), 8.43 (dt, J = 4.7, 1.4 Hz, 1H), 8.36 (s, 1H), 7.51 (m, 1H), 7.39 (m, 1H), 5.83 (d, J = 2 Hz, 2H).
1H-NMR (400MHz, CDCl3), δ ppm: 8.41 (bs, 1H), 7.80 (bs, 1H), 7.44 (t, J = 8 Hz, 1H), 7.34 (m, 1H), 5.72 (s, 2H), 4.77 (bs, 2H).
1H-NMR (300MHz, CDCl3), δ ppm: 8.60 (m, 1H), 7.70 (td, J = 7.6, 1.8 Hz, 1H), 7.68 (s, 1H), 7.28 (m, 1H), 7.20 (d, J = 8Hz, 1H), 7.13 (t, J = 7.6 Hz, 1H), 6.74 (d, J = 7.6 Hz, 1H), 6.66 (m, 2H), 5.65 (s, 2H), 3.73 (s, 2H), 3.06 (m, 2H), 2.44 (tt, J = 11, 4 Hz, 1H), 2.17 (m, 2H), 1.78 (m, 4H).
実施例2
1-((1-4-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)4-(3-メトキシ-フェニル)ピリジン
実施例4
4-(((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニル)アミノ)安息香酸
不活性雰囲気下、3-(1-((1-ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノール(340 mg、0.397 mmol)及びtert-ブチル-4-イソシアナトベンゾエート(300 mg、1.36 mmol)のTHF(10 ml)の混合物を、封管中において70℃で16時間加熱した。反応混合物を室温に冷却し、真空下、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCMからDCM:MeOH(90:10)への勾配)によって精製し、標題の産物を得た(350 mg、収率63%)。
1H-NMR (400MHz, MeOD), δppm: 8.62 (m, 1H), 8.11 (s, 1H), 7.98 (d AB system, 2H), 7.92 (td, J = 7.5, 1.8 Hz, 1H), 7.65 (d AB system, 2H), 7.45 (m, 1H), 7.40 (t, J = 8 Hz, 2H), 7.21 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.15 (t, J = 2 Hz, 1H), 7.10 (m, 1H), 5.80 (s, 2H), 3.82 (s, 2H), 3.15 (m, 2H), 2.65 (tt, J = 12, 4 Hz, 1H), 2.33 (m, 2H), 1.89 (m, 4H), 1.66 (s, 9H).
tert-ブチル 4-(((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニル)アミノ)ベンゾエート(175 mg、0.31 mmol)のジオキサン(1 ml)の懸濁液に、4M HClのジオキサン(1 ml、4 mmol)溶液を添加し、混合物を室温で6時間攪拌した。固体を濾過して単離し、標題の産物を塩酸塩として得た(151 mg、収率79%)。HPLC保持時間: 5.13 min; HRMS: 511.2104 (M-H).
実施例6
(S)-3-(1-((1-ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-アミノ-3-メチルブタノエート
不活性雰囲気下、3-(1-((1-ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノール(300 mg、0.86 mmol)及びBoc-(L)-Val-OH(261 mg、1.20 mmol)の無水DCM(20 ml)溶液に、EDAC-HCl(247 mg、1.28 mmol)及び4-DMAP(52 mg、0.43 mmol)を添加した。反応混合物を室温で16時間攪拌した。DCMを添加し、水及び塩水で洗浄し、Na2SO4で乾燥し、濾過し、濃縮した。フラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、DCMからDCM:MeOH(90:10)への勾配)によって精製し、標題の産物を得た(440 mg、収率93%)。
1H-NMR (400MHz, MeOD), δppm: 8.61 (m, 1H), 7.69 (td, J = 7.5, 1.8 Hz, 1H), 7.67 (s, 1H), 7.29 (m, 2H), 7.20 (d, J = 8 Hz, 1H), 7.09 (d, J = 8 Hz, 1H), 6.92 (m, 2H), 5.66 (s, 2H), 5.10 (d, J = 9 Hz, 1H), 4.45 (m, 1H), 3.72 (s, 2H), 3.07 (m, 2H), 2.50 (tt, J = 12, 4 Hz, 1H), 2.32 (m, 1H), 2.17 (td, J = 12, 2 Hz, 2H), 1.79 (m, 4H), 1.47 (s, 9H), 1.08 (d, J 6.8 Hz, 3H), 1.02 (d, J 6.8 Hz, 3H).
(S)-3-(1-((1-ピペリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル2-((tert-ブトキシカルボニル)アミノ-3-メチル-ブタノエート(540 mg、0.98 mmol)のジオキサン(3 ml), )溶液に、4M HClのジオキサン(3,7 ml、14.7 mmol)溶液を添加し、混合物を室温で2時間攪拌した。反応混合物を濃縮乾固し、標題の産物を塩酸塩として得た(455 mg、収率89%)。HPLC保持時間: 4.28分間; MS: 471.3 (M+Na).
HPLC:
カラム: Agilent Eclipse XDB-C18, 4.6x150mm, 5 mm, flux: 1ml/分. A:H2O(0.05%TFA), B:ACN.
条件: 第1 /7分間で5%から95%Bへの勾配。第2 /均一濃度95%B 5分。
HRMS:
イオン化の種類: ESI;イオン極性:陽性又は陰性
薬理学的研究
ヒトσ1受容体放射性リガンドアッセイ
ヒトσ1受容体へのσ1受容体リガンドの結合特性を調べるために、形質転換したHEK-293膜、及び、放射性リガンドとして[3H](+)-ペンタゾシン(Perkin Elmer、NET-1056)を用いた。総結合及び非特異的結合について、それぞれ、緩衝液又は10 μMハロペリドールのいずれかの非存在下又は存在下のいずれかで、7 μgの膜懸濁液、5 nMの[3H](+)-ペンタゾシンを用いてアッセイを実施した。結合緩衝液は、pH 8のTris-HCl 50 mMを含んだ。プレートを37℃で120分間インキュベーションした。インキュベーション後、その反応混合物を、マルチスクリーンHTS、FCプレート(Millipore)に移し、濾過し、プレートを、氷冷した10 mM Tris-HCL (pH7.4)で3回洗浄した。フィルターを乾燥し、エコシンチリガンドシンチレーションカクテルを用いるマイクロベーターシンチレーションカウンター(Perkin-Elmer)で約40%の効率で測定した。
ヒトμ-オピオイド受容体へのミューオピオイド受容体リガンドの結合特性を調べるために、形質転換したCHO-K1細胞膜、及び、放射性リガンドとして[3H]-DAMGO (Perkin Elmer、ES-542-C)を用いた。総結合及び非特異的結合について、それぞれ、緩衝液又は10 μMナロキソンのいずれかの非存在下又は存在下のいずれかで、20 μgの膜懸濁液、1 nMの[3H]-DAMGOを用いてアッセイを実施した。結合緩衝液は、pH 7.4のTris-HCl 50 mM、MgCl25 mMを含んだ。プレートを27℃で60分間インキュベーションした。インキュベーション後、その反応混合物を、マルチスクリーンHTS、FCプレート(Millipore)に移し、濾過し、プレートを、氷冷した10 mM Tris-HCL (pH7.4)で3回洗浄した。フィルターを乾燥し、エコシンチリガンドシンチレーションカクテルを用いるマイクロベーターシンチレーションカウンター(Perkin-Elmer)で約40%の効率で測定した。
本発明は、σ1受容体及びμ-オピオイド受容体の二重リガンドとして作用する化合物又は化学的に関連した一連の化合物を提供することを目的とし、σ1受容体及びμ-オピオイド受容体の二重リガンドとして作用する化合物、特に、両方の受容体に好ましくは1000 nM未満、より好ましくは500 nM未満、さらにより好ましくは100 nM未満であるKiとして示される結合を有する化合物が選択される非常に好ましい実施態様である。
+ Ki-μ及びKi-σ1の両方が500 nM以上である
++ 一方のKiが500 nM未満である一方、他方のKiが500 nM以上である
+++ Ki-μ及びKi-σ1の両方で500 nM未満である
++++ Ki-μ及びKi-σ1の両方で100 nM未満である
Claims (16)
- 一般式(I)で表される化合物であって、
V1、V2及びV3の1つが、窒素又は炭素から選択され、それ以外は炭素であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、W、X、Y及びZが、炭素、窒素又は酸素から選択され、W‐X‐Y‐Zが、コア骨格と結合している架橋C原子と一緒に、5員の複素環を形成しており、該5員の複素環はW、X、Y又はZの1つが
nが、0又は1であり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物であり;
以下の条件が適用される:
・V1、V2及びV3が炭素であり、及び、X又はYのいずれかが、
ことを特徴とする化合物。 - 前記化合物が、式IIの化合物で表される請求項1に記載の化合物であって、
nが0又は1であり;
V1、V3、V4及びV5の1つが、窒素又は炭素から選択され、それ以外は炭素であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、又は、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、W、X、Y及びZが、炭素、窒素又は酸素から選択され、W‐X‐Y‐Zが、コア骨格と結合している架橋C原子と一緒に、5員の複素環を形成しており、
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物であり;
以下の条件が適用される:
・V1、V3、V4及びV5が炭素であり、及び、X又はYのいずれかが、
ことを特徴とする化合物。 - 前記化合物が、式IIIで表される請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物であって、
nが0又は1であり;
V1が、窒素又は炭素から選択され;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物であり;
以下の条件が適用される:
・V1が炭素であり、及び、
ことを特徴とする化合物。 - 前記化合物が、式IVで表される請求項1又は2のいずれか1項に記載の化合物であって、
nが0又は1であり;
V1が窒素又は炭素から選択され;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9は、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、W、Y及びZが、相互に独立して、N又はCHから選択され、それらの1つ又は2つのみがCHであり;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である、
ことを特徴とする化合物。 - 前記化合物が、式IVで表される請求項1〜5のいずれか1項に記載の化合物であって、
nが0又は1であり;
V1が窒素又は炭素から選択され;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R2が、水素、ハロゲン、-NR8R9、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
及び、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり;
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され;又は、R6及びR7又はR8及びR9は、それぞれが結合する炭素又は窒素原子と一緒にシクロアルキル又はヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
及び、
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である、
ことを特徴とする化合物。 - 請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物であって、
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンから選択され;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンからなる群から選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキル;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキル;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、C3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルから選択され;
もっとも好ましくは、R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル若しくはCH3などのアルキル、C2H4OCH3、C3H6OCH3であり;
及び/又は、
R2が、水素、ハロゲン、-NR6R7、-SR7、-OR7、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンから選択され;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンからなる群から選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキル;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキル;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8-アルケニルであり;好ましく、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6 -アルケニル;より好ましくは、エチレン、プロピレン若しくはブチレンなどのC1-4-アルケニルであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10-アルキニル、又はエチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン若しくはヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン若しくはヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり、
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルであり;
及び/又は、
ハロゲンが、フッ素、塩素、ヨウ素又は臭素のいずれかであり;好ましくは、塩素又はフッ素であり;
及び/又は、
もっとも好ましくは、R2が、水素、フッ素などのハロゲン、又は、CH3などのC1-4アルキル若しくはCF3から選択され;
及び/又は、
R3が、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり;
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくはナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;好ましくは1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり、少なくとも1つの環は、環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含み;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリン、特にピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンから選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル若しくはブチルなどのC1-4アルキルであり、又はR3がアルキルではなく;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり;好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり、より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルからである。
及び/又は、
好ましくはR3がアルキルではなく;
及び/又は、
もっとも好ましくは、R3が、置換又は非置換のプロピル若しくはブチルなどのアルキルから、置換又は非置換のシクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのシクロアルキルから、又は、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、又は、置換又は非置換のピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンなどのヘテロシクリルから選択され、
又は、もっとも好ましくは、R3が、置換又は非置換のシクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのシクロアルキルから、又は、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、置換又は非置換のピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンなどのヘテロシクリルから選択され;
及び/又は、
R4が、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、及び、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくはフェニルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、少なくとも1つの環が環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含む1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり;好ましくは、少なくとも1つの環が環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含有する1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンから、特にピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンから選択され;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり;好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり;より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり、好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルからであり;
及び/又は、
もっとも好ましくは、R4が、水素から、又は、置換又は非置換のCH3などのC1-4アルキル又はCH2OHから選択され;
及び/又は、
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシ、置換又は非置換のO-アルキル、置換又は非置換のアルキルであり、
ここで、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり、より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記O-アルキルが、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチル、-O-ペンチル、-O-ヘキシル、-O-ヘプチル又は-O-オクチルなどの-O-C1-8アルキルであり;;好ましくは、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチル、-O-ペンチル又は-Oヘキシルなどの-O-C1-6アルキルであり;より好ましくは、-O-メチル、-O-エチル、-O-プロピル、-O-ブチルなどの-O-C1-4アルキルであり;
及び/又は、
ハロゲンが、フッ素、塩素、ヨウ素又は臭素のいずれかであり、好ましくは、塩素又はフッ素のいずれかであり、
及び/又は、
もっとも好ましくは、R5が、水素又はヒドロキシから選択され;
及び/又は、
R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、置換又は非置換のアルキル、置換又は非置換のシクロアルキル、置換又は非置換のアルケニル、置換又は非置換のアルキニル、置換又は非置換のアリール、置換又は非置換のヘテロシクリル、及び、置換又は非置換のアルキル-アリールからなる群から選択され、又は、R6及びR7又はR8及びR9はそれぞれが結合する炭素若しくは窒素原子と一緒に、シクロアルキル若しくはヘテロシクリルの4〜7員の環を形成してもよく;
ここで、
前記アリールが、フェニル、ナフチル又はアントラセンであり;好ましくは、ナフチル及びフェニルであり;より好ましくは、フェニルであり;
及び/又は、
前記アルキル-アリールが、C1-4-アルキル-アリールであり;好ましくは、ベンジルであり;
及び/又は、
前記ヘテロシクリルが、少なくとも1つの環が環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含む1つ以上の飽和又は不飽和の環の複素環系であり;好ましくは、少なくとも1つの環が環中に窒素、酸素及び/又は硫黄からなる群からの1つ以上のヘテロ原子を含む1つ又は2つの飽和又は不飽和の環の複素環系であり;より好ましくは、イミダゾール、オキサジアゾール、テトラゾール、ピリジン、ピリミジン、ピペリジン、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ベンズイミダゾール、インダゾール、ベンゾチアゾール、インドリン、フラン、トリアゾール、イソオキサゾール、ピラゾール、チオフェン、ベンゾチオフェン、ピロール、ピラジン、キノリン、イソキノリン、フタラジン、ベンゾ-1,2,5-チアジアゾール、インドール、ベンゾトリアゾール、ベンゾジオキソラン、ベンゾジオキサン、カルバゾール及びキナゾリンから選択され、特にピリジン、イミダゾール、インデン、2,3-ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンであり;
及び/又は、
前記アルキルが、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル又はオクチルなどのC1-8アルキルであり;好ましくは、メチル、エチル、プロピル、ブチル、ペンチル又はヘキシルなどのC1-6アルキルであり;より好ましくは、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどのC1-4アルキルであり;
及び/又は、
前記アルケニルが、C2-10-アルケニル、又は、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン、ヘキシレン、ヘプチレン若しくはオクチレンなどのC2-8アルケニルであり、好ましくは、エチレン、プロピレン、ブチレン、ペンチレン又はヘキシレンなどのC1-6-アルケニルであり;より好ましくは、エチレン、プロピレン又はブチレンなどのC1-4-アルケニルからであり;
及び/又は、
前記アルキニルが、C2-10アルキニル、又は、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン、ヘキシン、ヘプチン若しくはオクチンなどのC2-8-アルキニルであり;好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-6-アルキニルであり;より好ましくは、エチン、プロピン、ブチン、ペンチン又はヘキシンなどのC2-4-アルキニルであり;
及び/又は、
前記シクロアルキルが、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル又はシクロオクチルなどのC3-8シクロアルキルであり;好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル又はシクロヘプチルなどのC3-7シクロアルキルであり;より好ましくは、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル又はシクロヘキシル、特にシクロペンチル又はシクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキルからであり、
及び/又は、
R6、R7、R8及びR9が、各々が結合する炭素又は窒素原子と一緒に、シクロアルキル又はヘテロシクリルの環を形成するときに、この環は5又は6員であり、好ましくは、R6及びR7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒に、飽和の5又は6員のシクロアルキル環を形成し、より好ましくは、R6及びR7が、それぞれが結合する炭素原子と一緒に、飽和、非置換のシクロヘキシルを形成し;
及び/又は、
もっとも好ましくは、R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素から、メチル、エチル、プロピル又はブチルなどの置換又は非置換のC1-4アルキルから、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、置換又は非置換のピロリジンなどのヘテロシクリルから、又は、置換若しくは非置換のベンジルなどのアルキル-アリールから選択され、又は、R6及びR7がそれらが結合する炭素原子と一緒にシクロヘキシルなどのシクロアルキルの5又は6員の環を形成する、
ことを特徴とする化合物。 - 請求項1〜7のいずれか1項に記載の化合物であって、
V1が窒素又は炭素から選択され;
mが1又は2であり;
nが0又は1であり;
V1が窒素又は炭素から選択され;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル若しくはCH3などのアルキル、C2H4OCH3、C3H6OCH3であり;
R2が、水素、フッ素などのハロゲン、又は、CH3などのC1-4アルキル若しくはCF3から選択され;
R3が、置換又は非置換のプロピル若しくはブチルなどのアルキルから、置換又は非置換のシクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのシクロアルキルから、又は、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、又は、置換又は非置換のピリジン、イミダゾール、インデン、2,3−ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンなどのヘテロシクリルから選択され;
R4が、水素から、又は、CH3などのC1-4アルキル又はCH2OHから選択され;
R5が、水素又はヒドロキシから選択され;及び、
R6、R7、R8及びR9が、各々が独立して、水素から、置換又は非置換のメチル、エチル、プロピル若しくはブチルなどのC1-4アルキルから、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、置換又は非置換のピロリジンなどのヘテロシクリルから、置換又は非置換のベンジルなどのアルキル-アリールから選択され;
又は、R6及びR7が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルなどのシクロアルキルの5又は6員の環を形成してもよく;
又は、
V1が窒素又は炭素から選択され;
mが1又は2であり;
nが0又は1であり;
R1が、-COR6、 -CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル若しくはCH3などのアルキル、C2H4OCH3、C3H6OCH3であり;
R2が、水素、フッ素などのハロゲン、又は、CH3などのC1-4アルキル若しくはCF3から選択され;
R3が、置換又は非置換のシクロペンチル若しくはシクロヘキシルなどのシクロアルキルから、又は、置換又は非置換のフェニルなどのアリールから、又は、置換又は非置換の、ピリジン、イミダゾール、インデン、2,3−ジヒドロインデン、ベンゾフラン、ピリミジンなどのヘテロシクリルから選択され;
R4が水素から、又は、置換又は非置換のCH3若しくはCH2OHなどのC1-4アルキルから選択され;
R5が、水素又はヒドロキシから選択され;及び、
R6、R7、R8及びR9が、各々が独立して、水素から、置換又は非置換のメチル、エチル、プロピル若しくはブチルなどのC1-4アルキルから、フェニルなどの置換又は非置換のアリールから、置換又は非置換のピロリジンなどのヘテロシクリルから、又は、置換又は非置換のベンジルなどのアルキル-アリールから選択され;
又は、R6及びR7が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルなどのシクロアルキルの5又は6員の環を形成してもよい、
ことを特徴とする化合物。 - 請求項1〜8のいずれか1項に記載の化合物であって、一般式Vで表され、
nが0又は1であり;
R1が、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、置換又は非置換のC1-4アルキル、好ましくは、-COR6、-CONR8R9、-COCR6R7NR8R9、-CH3、-C2H4OCH3,又は -C3H6OCH3であり;
R2が、水素、ハロゲン、C1-4アルキルであり、好ましくは水素であり;
R3が、置換又は非置換のアリール、又は、置換又は非置換のヘテロシクリルであり、好ましくは、置換又は非置換のフェニル、又は、置換又は非置換のピリジンであり;
R4が、水素、置換又は非置換のC1-4アルキルであり、好ましくは、水素又はCH2OHであり;
R5が、水素、ハロゲン、ヒドロキシであり、好ましくは、水素であり;
R6、R7、R8及びR9が、各々が独立して、水素、置換又は非置換のC1-4アルキル、置換又は非置換のフェニル、置換又は非置換のヘテロシクリル、又は、置換又は非置換のベンジルからなる群から選択され、又は、R6及びR7が、それらが結合する原子と一緒に、非置換の5若しくは6員の飽和シクロアルキル環を形成してもよく;好ましくは、R6、R7、R8及びR9が、相互に独立して、水素、-CH3、-CHCOOH、-C2H5、-C3H7、-CH(NH2)C3H7、-CH(COOH)C3H7、置換のフェニル、非置換のピロリジン、非置換のベンジルから選択され、又は、R6及びR7が、それらが結合する炭素原子と一緒に、非置換のシクロヘキシルを形成し;
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である、
ことを特徴とする化合物。 - 請求項1〜9のいずれか1項に記載の化合物であって、
置換されているいかなるアリールが、ハロゲン、-OH、-NH2、-SH、-C(O)OH、-OC1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-OC1-4アルキルは、非置換か、又は、OH若しくはハロゲン、-CN若しくは-C1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-C1-4アルキルは、非置換か、又はOH若しくはハロゲンの1つ以上によって置換され、
置換されているいかなるシクロアルキル又はヘテロシクリルが、ハロゲン、-OH、-NH2、-SH、=O、C(O)OH、-OC1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-OC1-4アルキルは、非置換か、又は、OH若しくはハロゲン、-CN若しくは-C1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-C1-4アルキルは、非置換か、又はOH若しくはハロゲンの1つ以上によって置換され、
置換されているいかなるアルキル、アルケニル、アルキニル又はO-アルキルが、ハロゲン、-OH、-NH2、-SH、C(O)OH又は-OC1-4アルキルの1つ以上によって置換され、該-OC1-4アルキルは、非置換か、又は、OH若しくはハロゲンの1つ以上によって置換されている、
ことを特徴とする化合物。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の化合物であって、前記化合物が、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル エチルカルバメート、
・1-((1-(4-フルオロフェニル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)-4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル アセテート、,
・4-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)ブタン酸、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル イソブチレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル 2-アミノ-3-メチルブタノエート、
・4-(3-メトキシフェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル ジメチルカルバメート,
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル酢酸エステル、
・4-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・4-(3-(3-メトキシプロポキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・(S)-3-メチル-2-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)ブタン酸、
・2-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)酢酸、
・3-フルオロ-2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・5-フルオロ-2-((4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)メチル)ピリジン、
・2-(4-((4-(3-メトキシフェニル)ピペリジン-1-イル)メチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-1-イル)-2-フェニルエタノール、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル ピロリジン-2-カルボキシレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル 2-アミノ-3-フェニルプロパノエート、及び、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル 1-アミノシクロヘキサンカルボキシレート;
から選択され、
好ましくは、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル エチルカルバメート、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル アセテート、
・4-((3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニルピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェノキシ)カルボニルアミノ)安息香酸、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル イソブチレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル 2-アミノ-3-メチルブタン酸、
・4-(3-メトキシフェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル ジメチルカルバメート、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル アセテート,
・4-(3-(2-メトキシエトキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・4-(3-(3-メトキシプロポキシ)フェニル)-1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル ピロリジン-2-カルボキシレート、
・(S)-3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル 2-アミノ-3-フェニルプロパノエート、及び、
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル 1-アミノシクロヘキサンカルボキシレート、
から選択され、
もっとも好ましくは、
・3-(1-((1-フェニル-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル アセテート、及び
・3-(1-((1-(ピリジン-2-イルメチル)-1H-1,2,3-トリアゾール-4-イル)メチル)ピペリジン-4-イル)フェニル アセテート;
から選択され、
任意に、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー若しくはジアステレオマー、ラセミ体の1つの形態であり、又は、立体異性体、好ましくは、エナンチオマー及び/又はジアステレオマーのいかなる混合割合の少なくとも2つの混合物の形態、又は、それらの対応する塩、又はそれらの対応する溶媒和物である、
ことを特徴とする化合物。 - 式Iの請求項1に記載の化合物の製造方法であって、
式Xの化合物又は塩酸塩などのその適切な塩が
ステップ1の式(X)及び(XI又はXIa)の還元的アミノ化反応が、非プロトン系溶媒中で、有機塩基の存在下実施され、
好ましくは、還元試薬がトリアセトキシボロヒドリドであり、非プロトン系溶媒がジクロロエタンであり、及び/又は、有機塩基がジイソプロピルエチルアミンである
ことを特徴とする製造方法。 - 式Vの請求項10に記載の化合物の製造方法であって、
式VI又は塩酸塩などのその適切な塩、
次に、式VIIの前記化合物が、式IXの化合物とステップ3の条件下で反応し、
Xが、塩素などのハロゲン又は硫酸エステルなどの脱離基であり、
一般式(VI)の前記化合物のステップ2の前記式(VIII)の化合物との反応が、塩基の存在下、非プロトン性溶媒中で実施され、好ましくは、前記塩基がEt3Nであり、非プロトン性溶媒がテトラヒドロフラン(THF)であり、及び/又は、前記反応が好ましくは25〜75℃の温度範囲で実施され、
一般式(VII)の前記化合物のステップ3の式(IX)の前記化合物との反応が、銅塩及びアスコルビン酸ナトリウムの存在下、プロトン性有機溶媒と水との混合溶媒中で実施され、好ましくは、前記銅塩がCuSO4・5H2Oであり、プロトン性有機溶媒と水との混合溶媒がt-BuOH:H2O 1:1であり、前記反応が室温下実施される、
ことを特徴とする製造方法。 - 請求項1〜11のいずれかに定義される化合物又はその薬学的に許容可能な塩、及び、薬学的に許容可能な担体、アジュバント又はベヒクルを含有することを特徴とする、医薬組成物。
- 医薬としての使用のための請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
- 疼痛、特に、中等度から重度の疼痛、内臓痛、慢性疼痛、がん性疼痛、偏頭痛、炎症性疼痛、急性疼痛又は神経因性疼痛、異痛症または痛覚過敏のための医薬として使用するための請求項1〜11のいずれか1項に記載の化合物。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
EP13384005 | 2013-12-20 | ||
EP13384005.8 | 2013-12-20 | ||
PCT/EP2014/078811 WO2015091988A1 (en) | 2013-12-20 | 2014-12-19 | Piperidine compounds having multimodal activity against pain |
Publications (3)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2016540793A true JP2016540793A (ja) | 2016-12-28 |
JP2016540793A5 JP2016540793A5 (ja) | 2018-02-01 |
JP6498672B2 JP6498672B2 (ja) | 2019-04-10 |
Family
ID=49998041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016539898A Expired - Fee Related JP6498672B2 (ja) | 2013-12-20 | 2014-12-19 | 疼痛に対して多重モードの活性を有するピペリジン化合物 |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US9902711B2 (ja) |
EP (1) | EP3083595B1 (ja) |
JP (1) | JP6498672B2 (ja) |
CN (1) | CN105829297B (ja) |
CA (1) | CA2931219A1 (ja) |
ES (1) | ES2806408T3 (ja) |
MX (1) | MX2016006603A (ja) |
WO (1) | WO2015091988A1 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017535566A (ja) * | 2014-11-21 | 2017-11-30 | ラボラトリオス・デル・ドクトル・エステベ・ソシエダッド・アノニマ | 疼痛に対する多様な活性を有する1,9−ジアザスピロウンデカン化合物 |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN105849096B (zh) | 2013-12-20 | 2019-11-29 | 埃斯蒂文制药股份有限公司 | 具有抗疼痛的多重模式活性的哌啶衍生物 |
MX2018000419A (es) * | 2015-07-29 | 2018-05-07 | Esteve Labor Dr | Derivados de amida sustituida que tienen actividad multimodal contra el dolor. |
CN108137569B (zh) * | 2015-10-23 | 2022-03-15 | 埃斯蒂文制药股份有限公司 | 具有抗疼痛活性的取代的吗啉衍生物 |
TW202304448A (zh) * | 2021-04-07 | 2023-02-01 | 西班牙商塔拉森斯調節公司 | 作為西格瑪配位基的新(高)哌啶基雜環 |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2083476A (en) * | 1980-09-12 | 1982-03-24 | Wyeth John & Brother Ltd | Heterocyclic compounds |
JPS62205058A (ja) * | 1986-02-27 | 1987-09-09 | デユフアル・インテルナチオナル・レセ−ルフ・ベ−・ヴエ− | 新規なアリール置換(n―ピペリジニル)メチル―および(n―ピペラジニル)メチルアゾール化合物およびこれらの製造方法 |
JPH0725851A (ja) * | 1993-06-26 | 1995-01-27 | Merck Patent Gmbh | ピペリジン類およびピペラジン類 |
JPH10501819A (ja) * | 1994-09-27 | 1998-02-17 | ニューロゲン コーポレイション | ある種のアミノメチルフェニルイミダゾール誘導体:新しいクラスのドーパミン受容体サブタイプ特異的リガンド |
JP2005320316A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-11-17 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | 2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾ−ル化合物 |
WO2011137331A2 (en) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | Kinentia Biosciences Llc | 4-fluoro-4-arylpiperdin-1-yl derivatives as mu opioid function moderators |
JP2013513621A (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | ノノ インコーポレイテッド | 虚血性疾患および他の疾患を治療するための薬剤および方法 |
JP2013189395A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Dainippon Sumitomo Pharma Co Ltd | ジヒドロピロロピラジノン誘導体 |
WO2014092104A1 (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-19 | 大日本住友製薬株式会社 | オキサジアゾール誘導体とその医薬用途 |
Family Cites Families (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA2317515A1 (en) * | 1998-02-03 | 1999-08-05 | Frances Christy Nelson | Oxazole derivatives as serotonin-1a receptor agonists |
US6248755B1 (en) * | 1999-04-06 | 2001-06-19 | Merck & Co., Inc. | Pyrrolidine modulators of chemokine receptor activity |
GB9912411D0 (en) | 1999-05-28 | 1999-07-28 | Pfizer Ltd | Compounds useful in therapy |
GB9912410D0 (en) | 1999-05-28 | 1999-07-28 | Pfizer Ltd | Compounds useful in therapy |
GB9912415D0 (en) * | 1999-05-28 | 1999-07-28 | Pfizer Ltd | Compounds useful in therapy |
JP3893960B2 (ja) * | 2001-01-12 | 2007-03-14 | トヨタ自動車株式会社 | 動力伝達装置 |
US20070197603A1 (en) * | 2003-07-04 | 2007-08-23 | Alessandra Consonni | Substituted indole ligands for the orl-1 receptor |
WO2008157844A1 (en) | 2007-06-21 | 2008-12-24 | Forest Laboratories Holdings Limited | Novel piperazine derivatives as inhibitors of stearoyl-coa desaturase |
WO2010046780A2 (en) | 2008-10-22 | 2010-04-29 | Institut Pasteur Korea | Anti viral compounds |
EP2375899B1 (en) | 2009-01-12 | 2015-02-25 | Array Biopharma Inc. | Piperidine-containing compounds and use thereof in the treatment of diabetes |
WO2011098904A1 (en) | 2010-02-12 | 2011-08-18 | Aegera Therapeutics, Inc. | Iap bir domain binding compounds |
-
2014
- 2014-12-19 CA CA2931219A patent/CA2931219A1/en not_active Abandoned
- 2014-12-19 CN CN201480070014.9A patent/CN105829297B/zh not_active Expired - Fee Related
- 2014-12-19 JP JP2016539898A patent/JP6498672B2/ja not_active Expired - Fee Related
- 2014-12-19 MX MX2016006603A patent/MX2016006603A/es unknown
- 2014-12-19 ES ES14816259T patent/ES2806408T3/es active Active
- 2014-12-19 EP EP14816259.7A patent/EP3083595B1/en active Active
- 2014-12-19 WO PCT/EP2014/078811 patent/WO2015091988A1/en active Application Filing
- 2014-12-19 US US15/106,398 patent/US9902711B2/en not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2083476A (en) * | 1980-09-12 | 1982-03-24 | Wyeth John & Brother Ltd | Heterocyclic compounds |
JPS62205058A (ja) * | 1986-02-27 | 1987-09-09 | デユフアル・インテルナチオナル・レセ−ルフ・ベ−・ヴエ− | 新規なアリール置換(n―ピペリジニル)メチル―および(n―ピペラジニル)メチルアゾール化合物およびこれらの製造方法 |
JPH0725851A (ja) * | 1993-06-26 | 1995-01-27 | Merck Patent Gmbh | ピペリジン類およびピペラジン類 |
JPH10501819A (ja) * | 1994-09-27 | 1998-02-17 | ニューロゲン コーポレイション | ある種のアミノメチルフェニルイミダゾール誘導体:新しいクラスのドーパミン受容体サブタイプ特異的リガンド |
JP2005320316A (ja) * | 2003-10-31 | 2005-11-17 | Otsuka Pharmaceut Co Ltd | 2,3−ジヒドロイミダゾ[2,1−b]オキサゾ−ル化合物 |
JP2013513621A (ja) * | 2009-12-11 | 2013-04-22 | ノノ インコーポレイテッド | 虚血性疾患および他の疾患を治療するための薬剤および方法 |
WO2011137331A2 (en) * | 2010-04-30 | 2011-11-03 | Kinentia Biosciences Llc | 4-fluoro-4-arylpiperdin-1-yl derivatives as mu opioid function moderators |
JP2013189395A (ja) * | 2012-03-14 | 2013-09-26 | Dainippon Sumitomo Pharma Co Ltd | ジヒドロピロロピラジノン誘導体 |
WO2014092104A1 (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-19 | 大日本住友製薬株式会社 | オキサジアゾール誘導体とその医薬用途 |
Non-Patent Citations (3)
Title |
---|
"MOLPORT-016-607-310 COMPOUND SUMMARY FOR: CID 50963011", [ONLINE], vol. CID 50963011, JPN5016012761, 29 March 2011 (2011-03-29), ISSN: 0003960724 * |
DATABASE REGISTRY, JPN7018003267, 2012, ISSN: 0003960725 * |
INEKE VAN WIJNGAARDEN; CHRIS G KRUSE; JAN A M VAN DER HEYDEN ET AL: "2-PHENYLPYRROLES AS CONFORMATIONALLY RESTRICTED BENZAMIDE ANALOGS. A NEW CLASS OF POTENTIAL ANTIPSYC", JOURNAL OF MEDICINAL CHEMISTRY, vol. VOL:31 NR:10, JPN5016012615, 1 October 1988 (1988-10-01), pages 1934 - 1940, ISSN: 0003960723 * |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017535566A (ja) * | 2014-11-21 | 2017-11-30 | ラボラトリオス・デル・ドクトル・エステベ・ソシエダッド・アノニマ | 疼痛に対する多様な活性を有する1,9−ジアザスピロウンデカン化合物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US9902711B2 (en) | 2018-02-27 |
CA2931219A1 (en) | 2015-06-25 |
US20170001979A1 (en) | 2017-01-05 |
WO2015091988A1 (en) | 2015-06-25 |
EP3083595B1 (en) | 2020-05-27 |
MX2016006603A (es) | 2016-09-06 |
EP3083595A1 (en) | 2016-10-26 |
CN105829297B (zh) | 2019-08-09 |
ES2806408T3 (es) | 2021-02-17 |
JP6498672B2 (ja) | 2019-04-10 |
CN105829297A (zh) | 2016-08-03 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6553615B2 (ja) | 疼痛に対して多重モードの活性を有するピペラジン誘導体 | |
JP6535687B2 (ja) | 疼痛に対する多様な活性を有する1−オキサ−4,9−ジアザスピロウンデカン化合物のアルキルおよびアリール誘導体 | |
CA2555800C (en) | Piperidinylcarbonyl-pyrrolidines and their use as melanocortin agonists | |
JP6516773B2 (ja) | 疼痛に対する多様な活性を有する1−オキサ−4,9−ジアザスピロウンデカン化合物のアミド誘導体 | |
JP6611736B2 (ja) | 疼痛に対する多様な活性を有する1−オキサ−4,9−ジアザスピロウンデカン化合物のアルキル誘導体 | |
JP6498672B2 (ja) | 疼痛に対して多重モードの活性を有するピペリジン化合物 | |
JP2018525363A (ja) | 疼痛に対する多様な活性を有する置換アミド誘導体 | |
EP3083601B1 (en) | Piperidine derivatives having multimodal activity against pain | |
EA030634B1 (ru) | Индановые и индолиновые производные и их применение в качестве активаторов растворимой гуанилатциклазы | |
JP2017535545A (ja) | 疼痛に対する多様な活性を有するスピロ−イソキノリン−1,4’−ピペリジン化合物 | |
KR20070046879A (ko) | 5-ht7 수용체 안타고니스트 | |
JP2017535566A (ja) | 疼痛に対する多様な活性を有する1,9−ジアザスピロウンデカン化合物 | |
KR20070046878A (ko) | 5-ht7 수용체 안타고니스트 | |
WO2017018475A1 (ja) | 新規リンカー部位を持つ縮合ピラゾール誘導体およびその医薬用途 | |
JP2019516736A (ja) | 疼痛に対する多様な活性を有するテトラヒドロピラン誘導体およびチオピラン誘導体 | |
JP2018531263A (ja) | 疼痛に対して活性を有するオキサジアザスピロ化合物 | |
JP2018531263A6 (ja) | 疼痛に対して活性を有するオキサジアザスピロ化合物 | |
US10071968B2 (en) | Methyl-1H-pyrazole alkylamine compounds having multimodal activity against pain | |
JP2018531949A (ja) | 疼痛に対して活性を有する置換モルホリン誘導体 | |
TWI680121B (zh) | 具有抗疼痛之多重模式活性的哌𠯤衍生物 | |
TW201627301A (zh) | 具有抗疼痛之多重模式活性的哌啶化合物 | |
EP3233830A1 (en) | 1-methylpyrazole-piperazine compounds having multimodal activity against pain | |
JP2018521090A (ja) | 疼痛に対する多様な活性を有するアミド誘導体 | |
WO2018153545A1 (en) | Piperidine methanone derivatives having multimodal activity against pain |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171215 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20171218 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20180906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20180925 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181219 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20190122 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20190123 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20190226 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20190313 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6498672 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |