JP2016050031A - 逆ピロー型包装機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルムの幅方向の両端縁部を重ね合わせて行うセンターシールの不良の発生を抑制する。
【解決手段】搬送されるフィルムXの幅方向の両端縁部Xaを重ね合わせてセンターシールをし、チューブ状になったフィルムX内に被包装体を包装する逆ピロー型包装機において、センターシールを行うセンターシール部34の上流側に、重なり合った状態で搬送されるフィルムXにおけるセンターシールがなされるシール予定部Xbの形態を規制するフィルム規制装置51を備える。フィルム規制装置51は、シール予定部Xbに接しながらシール予定部Xbをセンターシールがなされる形態で通す通路部52と、シール予定部Xbより下側部分の浮き上がりを抑える押さえ部53を有する。これら通路部52と押さえ部53を3本の棒体54で構成する。
【選択図】図3

Description

この発明は、各種の被包装体をピロー包装するための逆ピロー型包装機に関し、より詳しくは、センターシールの不良の発生を抑制できるような逆ピロー型包装機に関する。
逆ピロー型包装機は、巻き取られたロール状のフィルムを被包装体と共に搬送しながら、フィルムの幅方向の両端縁部同士を重ね合わせてセンターシールを行って、フィルムを、内部に被包装体が装填された状態のチューブ状(筒状)にして、定間隔でエンドシールとカットを行う。
このような逆ピロー型包装機として、たとえば下記特許文献1のようなものがある。この逆ピロー型包装機は、引き出されたフィルムをフィルム整形板に通過させてU字状に変形させてから、前述のようにセンターシール、エンドシール及びカットを順に行う。センターシールは、フィルムの幅方向の両端縁部同士を重ね合わせた状態にしてピンチローラで送りながら、ピンチローラより後段のシールローラで行う。
図11に示したように、フィルムXの両端縁部Xa同士が重なり合って、2枚重ねの状態でシールされるのが、本来望まれるセンターシールの状態である。
しかし、センターシールに先だってフィルムを反転させてからフィルム整形板で変形させるとともに、被包装体を置いてから両端縁同士を重ねる。そのうえ、フィルムは主にピンチローラとコンベアで送られるので、フィルムに対して予測できない歪な負荷がかかって、図12に示したように、フィルムの両端縁部Xaのセンターシール位置よりも下側部分101が浮き上がってしまい所望のセンターシールができない場合があった。またセンターシールの不良部分がエンドシール位置と重なれば、エンドシールの不良も引き起こすことになり得る。
これまで、このようなセンターシールの不良を抑制する技術はなかった。
特開平8−133242号公報
そこで、この発明は、センターシールの不良の発生を抑制できるようにすることを主な目的とする。
そのための手段は、搬送されるフィルムの幅方向の両端縁部を重ね合わせてセンターシールをし、チューブ状になったフィルム内に被包装体を包装する逆ピロー型包装機であって、前記センターシールを行うセンターシール部の上流側に、重なり合った状態で搬送される前記フィルムの両端縁部における前記センターシールがなされるシール予定部の形態を規制するフィルム規制装置を備え、該フィルム規制装置が、前記シール予定部に接しながら前記シール予定部を前記センターシールがなされる形態で通す通路部と、前記シール予定部より下側部分の浮き上がりを抑える押さえ部を有する逆ピロー型包装機である。
「シール予定部に接し」とはシール予定部の片側または両側に接することをいい、「センターシールがなされる形態」とはフィルムの両端縁部がのびて重なり、全体として二重になっている形態をいう。
この構成では、センターシール部の上流側に備えたフィルム規制装置にフィルムの両端縁部が重なり合った状態で搬送されると、シール予定部は通路部に接しながらセンターシールがなされる形態で送られ、このときに、シール予定部より下側部分に歪が生じて浮き上がろうとしても、押さえ部が通路部との協働で浮き上がろうとする部分を押さえ、浮き上がりを防止して、シール予定部の形態を保持する。この状態のまま即座にセンターシールがなされる。
この発明によれば、センターシールの直前でフィルムのシール予定部の形態をセンターシールがなされる形態に規制するので、所望のセンターシールが安定して行える。このため不良の発生を抑制できる。
逆ピロー型包装機の概略構造を示す斜視図。 チューブ形成部の概略構造を示す平面図。 チューブ形成部の概略構造を示す断面図。 チューブ形成部の駆動部分の概略構造を示す平面図。 フィルム規制装置の斜視図。 フィルム規制装置の分解斜視図。 棒体の正面図。 フィルム規制装置をセンターシール部側から上流側にみた状の断面図。 センターシール部の上流側を示す平面図。 作用状態の正面図。 望ましいセンターシールを示す断面図。 従来の問題点を示す断面図。
この発明を実施するための一形態を、以下図面を用いて説明する。
図1は、逆ピロー型包装機11(以下、「包装機」という)の概略構造を示す斜視図である。この図に示すように、包装機11は、搬送されるフィルムXを平らな状態からU字状に変形するとともに被包装体を受け入れるフィルム整形部12と、フィルムXの幅方向の両端縁部Xaを重ね合わせてセンターシールしてチューブ状にするチューブ形成部13と、被包装体Yが充填された部分ごとにチューブ状のフィルムXに対して一定間隔でエンドシールとカットを行うシールカット部14を、上流側から順に備えている。
フィルム整形部12は、公知の構造で、搬送路12aより下から供給されるフィルムXを案内するガイド板21と、ガイド板21の次段でフィルムXを変形する整形板22を有する。
ガイド板21は、脚台形の板状で、搬送路12aの入り口に向けて斜め下から延ばすように装着される。ガイド板21の下端側部分は供給されるフィルムXより幅広で、搬送路12aに接続される上端部はそれよりも狭い。ガイド板21の下端部近傍には、フィルムXの引き出し方向を変えるガイドローラ23が備えられる。
整形板22は、ガイド板21から続く搬送路12a上に、左右に一対備えられており、搬送方向上流側が低く下流側が高くなる略直角三角形板状の起立壁22aを有している。整形板22は、搬送路12a上での搬送方向の位置と左右方向での位置(間隔)を変更できるように取り付けられている。これは、使用するフィルムXの幅や被包装体Yの大きさ等に応じて適切な作業が行えるように調整するためである。
このようなガイド板21と整形板22に導かれたフィルムXは、前述のように平らな状態から、フィルムXの内面を上にして、幅方向両側を立てたU字状となる形状に変形される。
チューブ形成部13は、フィルムXの両端縁部Xaを徐々に接近させて重ね合わせるとともに、重ね合わせた状態で搬送してセンターシールを行う。このチューブ形成部13は、搬送路13aの上方に支持され、筐体13bに保持され一つにまとめられている。チューブ形成部13は、上流側及び下流側の二対のピンチ部31,32と、上流側のピンチ部31に対して上流側から下流側に向けて三角形に延びてフィルムXの両端縁部Xaが搬送に従って互いに接近するように規制する規制板33と、上流側のピンチ部31と下流側のピンチ部32の間でセンターシールを行うセンターシール部34を有する。二対のピンチ部31,32とセンターシール部34は略一直線上に並んでいる。
規制板33は、図2、図3に示したように三角形板状の本体部33aと、この本体部33aの両側に移動可能に取り付けられる2つの調整部材33bを有する。調整部材33b同士の間隔を変更することで、ピンチ部31に臨む規制板33全体がなす三角形の先端角度、つまり調整部材33b同士がなす角度を、フィルムXの幅に応じて適切に調整できる。
ピンチ部31,32とセンターシール部34は公知の構造である。つまり、ピンチ部31,32は一対のピンチローラ31a,31b,32a,32bで構成され、センターシール部34は一対のシールローラ34a,34bで構成される。
これらピンチローラ31a,31b,32a,32bとシールローラ34a,34bは回転可能に保持されている。ピンチローラ31a,31b,32a,32bとシールローラ34a,34bは、上部の周面にギャ35を有し、対になるもの同士の間でギャ35がかみ合い、フィルムXを搬送方向に送る方向に回転可能にされている。
ピンチローラ31a,31b,32a,32bとシールローラ34a,34bは、上方に延びる回転軸36を有し、この回転軸36が、筐体13bを構成する枠体37に対して間接的に保持されている。回転軸36に対する回転力は、回転軸36の上端部に設けられたスプロケット38を介して入力される。図4に示したように、一対の各ローラ(ピンチローラ31a,31b,32a,32b、シールローラ34a,34b)のうち、フィルムXの重なり方向の一方側に位置するピンチローラ31a,32aとシールローラ34aの回転軸36上端にはスプロケット38が設けられ、これらスプロケット38にはチェーン39が張架されて、モータ40のスプロケット40aの回転により、スプロケット38やその下方のピンチローラ31a,32a及びシールローラ34aがフィルムXを搬送する方向に回転するように構成されている。ピンチローラ31a,31b,32a,32bとシールローラ34a,34bの上部にはギャ35を有するので、フィルムXの重なり方向の他方側に位置するピンチローラ31b,32bとシールローラ34bもフィルムXを搬送する方向に回転する。
二対のピンチローラ31a,31b,32a,32bは、包装を開始するに際してフィルムXの両端縁部Xaを重ね合わせた状態で挟み込めるようにするために、回転駆動のためのスプロケット38を有していない方、つまり従動側のピンチローラ31b,32bを、駆動側のピンチローラ31a,32aに対して接触した状態から離す方向に傾けられるように構成されている。つまり図2、図3に示したように、従動側のピンチローラ31b,32bを有する回転軸36を回転可能に保持した保持部37aが枠体37に対して所定角度回転可能に取り付けられている。保持部37aにはハンドル37bが設けられ、ハンドル37bの回転で従動側のピンチローラ31b,32bを駆動側のピンチローラ31a,32aから離せるように構成されている。保持部37aは枠体37との間に設けられたばね37cによって、駆動側のピンチローラ31a,32aに接する方向に付勢されている。
センターシール部34の上流側に備えられるフィルム規制装置51は、図5に示したように構成されている。すなわち、センターシールがなされるシール予定部Xb(図3参照)に接しながらシール予定部Xbをセンターシールがなされる形態で通す通路部52と、シール予定部Xbより下側部分の浮き上がりを抑える押さえ部53を有する。
通路部52は、シール予定部Xbを蛇行させるものであり、押さえ部53は通路部52を形成する部位の下端に一体または別体に形成されている。シール予定部Xbは蛇行するので、シール予定部Xbの重なり方向の両側面が通路部52の内面に接することになる。
図5に示した通路部52は、鉛直下向きに平行に並ぶ3本の棒体54で構成されている。これら棒体54は、配設されて通路部52を形成するとともに、押さえ部53を構成する。具体的には、フィルム規制装置51は、図6に示したように、固定側金具51aと可動側金具51bで構成される。
固定側金具51aは、フィルムXの搬送方向に長い長方形板状の固定側支持板55と、この固定側支持板55の下面に垂設される、前述した2本の棒体54を備えている。固定側支持板55の長手方向の一端部は、ねじ止めがなされる固定のための長穴55aを有する。長穴55aは固定側支持板55の長手方向に長い。棒体54は横断面円形の丸棒で形成されている。つまり、搬送されるフィルムXのシール予定部Xbが接する棒体54の側面は湾曲面である。
可動側金具51bは、可動側支持板56と、この可動側支持板56の先端の下面に垂設される、前述した1本の棒体54を備えている。可動側支持板56は、固定側支持板55と同様で、全体としてフィルムXの搬送方向に長い長方形板状であるがそれよりも長く形成され、後端に、固定のための固定部56aを有し、先端には、横方向に延びる先端部56bを有する。この先端部56bに棒体54が備えられる。固定部56aは、上方に向けて起立しており、ねじ止めがなされる固定のための長穴56cが形成される。この長穴56cは、固定側金具51aの固定側支持板55に形成した長穴55aとは異なり、可動側支持板56の幅方向に長い長穴56cである。
棒体54は、下端部が押さえ部53を構成する。つまり、下端部自体が押さえ部53である。押さえ部53は、図7に示したように、下端面に棒体54の横断面よりも小さい円形の水平面53aを有する。この水平面53aはフィルムXの搬送方向に平行となる。水平面53aと側面との間には、角アールをとるような形状の凸曲面53bが形成されている。
フィルム規制装置51は、固定側金具51aを、図2、図3に示したように、枠体37のうちの上流側のピンチ部31とセンターシール部34の間に形成された横桟37dの下面に固定し、可動側金具51bを、図2、図3、図8に示したように、上流側のピンチ部31のうち従動側のピンチローラ31bを回転可能に保持する固定保持部37aの搬送方向下流側の側面に固定する。そして、フィルム規制装置51の要部である棒体54部分を、センターシール部34の上流側、つまりシールローラ34a,34bに近い位置に支持する。
なお、図8は、フィルム規制装置51をシールローラ34a,34b側から上流側にみた状態を示している。
3本の棒体54の位置は、図9に示したようにシールローラ34a,34bに近い上流側位置で、前述のようにシール予定部Xbが蛇行するように、固定側金具51aの2本の棒体54の間の中間位置に可動側金具51bの棒体54が若干食い込むように固定される。このため、固定側金具51aと可動側金具51bの固定に際しては、可動側金具51bの可動側支持板56の先端部56bを固定側金具51aの固定側支持板55よりも低く固定する必要がある。
また、棒体54の下端、つまり押さえ部53の下端位置は、すべての棒体54において揃える。揃える位置は、図8に示したように、シールローラ34a,34bのシール位置よりも若干下に設定する。このため、可動側金具51bの棒体54のほうが固定側金具51aの棒体54よりも短い。
棒体54の太さや長さは適宜設定されるが、付言すると、棒体の太さは例えば6mm〜10mm程度、好ましくは8mm程度であるとよい。また、可動側金具51bの棒体54が固定側金具51aの2本の棒体54の間に若干食い込む深さは、フィルムXの厚さや剛性、棒体54の太さや間隔などに応じて適宜設定されるが、たとえば1mmから5mm程度とすることができる。
固定側金具51aと可動側金具51bの固定は、長穴55a,56cを介してなされるので、棒体54の位置や通路部52の幅、蛇行の程度などの調整が可能である。蛇行の程度は、センターシール部34とピンチ部31,32の位置関係においても設定できる。
シールカット部14は、公知の構成で、図1に示したようなボックスモーション式のほか、回転方式を採用してもよい。また、エンドシールは、図示例のような片側シールのほか両側シールをするものであってもよい。シールカット部14で加工された被包装体Yが装填された包装袋Zは搬出コンベア41で搬出される。
包装機11は、公知のとおり、被包装体Yをフィルム整形部12に置くと、フィルムXが所定長さ搬送され、チューブ形成部13およびシールカット部14が駆動するように制御されている。
以上のように構成された包装機11では、次のようにして被包装体Yの包装がなされる。
まず、包装機11にフィルムXを装着する。フィルムXの先端部を引き出して、ガイド板21、整形板22を経てチューブ形成部13にセットする。従動側のピンチローラ31b,32bを駆動側のピンチローラ31a,32aから離すと、フィルム規制装置51の可動側金具51bの棒体54も固定側金具51aから離れる。フィルムXを隙間に入れてから、従動側のピンチローラ31b,32bを元に戻すと、フィルムXのシール予定部Xbはピンチローラ31a,31b,32a,32bに挟まれるとともに、フィルム規制装置51の通路部52内、つまり棒体54に挟まれた状態となる。このとき、フィルムXのシール予定部Xbがセンターシールをするのに適した形態になるように、しわや歪のない状態にする。
つぎに、包装機11を駆動する。被包装体Yをフィルム整形部12に置くと、フィルムXが所定長さ搬送され、被包装体Yはチューブ形成部13に進入する。チューブ形成部13では、ピンチ部31,32と搬送路13aを構成するコンベアとでチューブXが搬送され、フィルムXの両端縁部Xaは、規制板33による規制で徐々に接近して上流側のピンチ部31で重なり合う。こうしてセンターシールがなされるシール予定部Xbが得られる。シール予定部Xbは、重なり合う部分がのびており、全体として二重である。
つづいて、シール予定部Xbは、フィルム規制装置51を通過する。フィルム規制装置51では、棒体54で構成される通路部52と押さえ部53がフィルムXをセンターシールがなされる形態に規制しながら、センターシール部34に送る。
つまり、シール予定部Xbは図9に示したように通路部52を蛇行しながら通過する。シール予定部Xbの両側面は通路部52の内面に接して棒体54の長手方向、つまり上下方向においてはまっすぐにのびるように仕向けられる。これによって、シール予定部Xbとそれより下側部分に歪や癖があれば、それらは取り除かれる。たとえ上流側のピンチ部31部分またはその通過後にシール予定部Xbに歪が生じても、少なくともシール予定部Xbに生じた歪は取り除かれる。そして、シール予定部Xbより下側部分に歪が生じて浮き上がり、シール予定部Xb領域に***して入り込むような事態が生じようとしても、図10に示したように、通路部52の内面がシール予定部Xbの両側に接して、シール予定部Xbを規制していることと相まって、押さえ部53が、浮き上がろうとする部分を押さえる。押さえ部53の水平面53aは、面で押さえ、フィルムXに癖をつけたり損傷させたりするおそれがない。そのうえ、凸曲面53bがフィルムXに対する当たりを緩和して、ひずみ取りを円滑に行わせるとともに、フィルムXに対して不測に癖をつけたり損傷させたりするおそれを回避する。
シール予定部Xbはフィルム規制装置51を通過することによって、歪がなければそのまま、歪がある場合には歪を取って搬送され、その後すぐ、センターシール部34によってセンターシールがなされる。
このため、図11に示したような所望のセンターシールが行える。センターシールが正確に行えるので、後段のシールカット部14におけるエンドシールも、所望とおり正確に行える。
したがって、シール不良のない包装を実現できる。
特に、通路部52はシール予定部Xbを蛇行させるものであり、シール予定部Xbの両側面が通路部52の内面と接するので、シール予定部Xbの矯正はより確実に行える。
押さえ部53は水平面53aと凸曲面53bを有するので、不測に癖をつけたり損傷したりしてしまうようなおそれもなく、必要な浮き上がり防止が行える。
また押さえ部53は通路部52を形成する部位である棒体54の下端部で構成されているので、別体の部材を設けるよりも構成を簡素にすることができる。
通路部52を3本の棒体54で構成するとともに、それらの下端部を押さえ部53としているので、構成はより簡素である。しかも、棒体54を支持する固定側支持板55も可動側支持板56も位置調整可能であるので、フィルムXの厚さや剛性等の違いに応じて柔軟に対応できる。このため、使用範囲を広げることができる。
包装機11に対するフィルムXの装着に際して、フィルム規制装置51の可動側の棒体54は、ピンチローラ31,32と同時に離反するように構成しているので、作業性がよい。
以上の構成はこの発明を実施するための一形態であり、この発明は前述の構成のみに限定されるものではなく、その他の構成を採用することができる。
たとえば、フィルム規制装置51を構成する棒体54を支持するための構成、前述の例では固定側支持板55および可動側支持板56は、取り付け対象に応じて適宜の構成とすることができる。前述のようにピンチローラと同時に離反させる構成ではなく、単独で離反できるようにしてもよく、さらには、ピンチローラのように離反しない構成とすることもできる。
また、押さえ部53は、凸曲面53bなしでテーパ状に形成したり、水平面52aなしで半球面に形成したりすることも可能である。
フィルム規制装置51を構成する棒体54は2本または3本以上で構成することもできる。
フィルム規制装置は、割り溝状の通路部を有するブロック状に形成することも可能である。
11…逆ピロー型包装機
34…センターシール部
51…フィルム規制装置
52…通路部
53…押さえ部
53a…水平面
54…棒体
X…フィルム
Xa…端縁部
Xb…シール予定部
Y…被包装体

Claims (8)

  1. 搬送されるフィルムの幅方向の両端縁部を重ね合わせてセンターシールをし、チューブ状になったフィルム内に被包装体を包装する逆ピロー型包装機であって、
    前記センターシールを行うセンターシール部の上流側に、重なり合った状態で搬送される前記フィルムの両端縁部における前記センターシールがなされるシール予定部の形態を規制するフィルム規制装置を備え、
    該フィルム規制装置が、前記シール予定部に接しながら前記シール予定部を前記センターシールがなされる形態で通す通路部と、前記シール予定部より下側部分の浮き上がりを抑える押さえ部を有する
    逆ピロー型包装機。
  2. 前記通路部が前記シール予定部を蛇行させるものである
    請求項1に記載の逆ピロー型包装機。
  3. 前記押さえ部が、前記通路部を形成する部位の下端に形成された
    請求項1または請求項2に記載の逆ピロー型包装機。
  4. 前記通路部が、鉛直下向きに平行に並ぶ複数本の棒体で構成された
    請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の逆ピロー型包装機。
  5. 前記通路部が、前記シール予定部の重なり方向の一方側に接し、搬送方向に離間配置される2本の棒体と、前記シール予定部の重なり方向の他方側に接し、前記一方側の2本の棒体の間に位置する1本の棒体で構成された
    請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の逆ピロー型包装機。
  6. 前記押さえ部が、前記棒体の下端部で構成された
    請求項4または請求項5に記載の逆ピロー型包装機。
  7. 前記押さえ部が前記搬送方向と平行な水平面を有する
    請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の逆ピロー型包装機。
  8. 搬送されるフィルムの幅方向の両端縁部を重ね合わせてセンターシールをしてチューブ状になったフィルム内に被包装体を包装する逆ピロー型包装機における、前記センターシールを行うセンターシール部の上流側に備えられ、
    重なり合った状態で搬送される前記フィルム両端縁部における前記センターシールがなされるシール予定部に接しながら前記シール予定部を前記センターシールがなされる形態で通す通路部と、前記シール予定部より下側部分の浮き上がりを抑える押さえ部を有する
    逆ピロー型包装機のフィルム規制装置。
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