JP2016144242A - プロテクタ及びバスバーモジュール - Google Patents

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Tetsuya Fujita
哲也 藤田
果歩 新井
Kaho Arai
果歩 新井
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Abstract

【課題】本体部に対する蓋部の浮きを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
【解決手段】プロテクタ20は、保護対象部材の延在方向に沿った形状に形成された本体部22と、前記本体部22とで前記保護対象部材の周囲を囲繞可能な蓋部40とを備える。さらにプロテクタ20は、一端が前記蓋部40の外向き面に連なる第1ヒンジ48と、前記第1ヒンジ48の他端に連なる突出片50とを含み、前記第1ヒンジ48により前記蓋部40と前記突出片50とが開く方向に付勢されている押片46と、前記本体部22に設けられたロック部30と、前記突出片50に設けられ、前記突出片50が前記蓋部40の前記外向き面に接近した状態で前記ロック部30と係止可能な被ロック部52と、を備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、保護対象部材を保護するプロテクタに関する。
ワイヤーハーネスを保護するプロテクタが、例えば、特許文献1又は特許文献2に開示されている。
特許文献1及び特許文献2に記載のプロテクタは、本体部と蓋部とがヒンジでつながり、ヒンジと反対側では、ロック部(ロック爪)と被ロック部(ロック枠)とでロックするとされている。
特開2005−318740号公報 特開2004−357415号公報
しかしながら、プロテクタによっては、収容空間を挟んでロック部に対向する反対側では、本体部と蓋部とがつながっておらず、また、ロック部も設けられない場合がある。この場合、ロック部の反対側で、本体部に対する蓋部の浮きが生じ、収容される部材の咬み込み又は異物の混入等が発生する恐れがある。
そこで、本発明は、本体部に対する蓋部の浮きを抑制することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、第1の態様に係るプロテクタは、保護対象部材の延在方向に沿った形状に形成された本体部と、前記本体部とで前記保護対象部材の周囲を囲繞可能な蓋部と、一端が前記蓋部の外向き面に連なる第1ヒンジと、前記第1ヒンジの他端に連なる突出片とを含み、前記第1ヒンジにより前記蓋部と前記突出片とが開く方向に付勢されている押片と、前記本体部に設けられたロック部と、前記突出片に設けられ、前記突出片が前記蓋部の前記外向き面に接近した状態で前記ロック部と係止可能な被ロック部と、を備える。
第2の態様に係るプロテクタは、第1の態様に係るプロテクタであって、前記本体部の延在方向に沿って前記ロック部と離れた位置において、前記本体部と前記蓋部とが第2ヒンジを介してつながっている。
第3の態様に係るプロテクタは、第2の態様に係るプロテクタであって、前記本体部の延在方向に沿って前記第1ヒンジと前記第2ヒンジとの間で、前記ロック部と前記被ロック部とが係止している。
第4の態様に係るプロテクタは、第2又は第3の態様に係るプロテクタであって、前記第1ヒンジの延在方向と前記第2ヒンジの延在方向とが平行に設定されている。
第5の態様に係るプロテクタは、第1〜第4のいずれか1つの態様に係るプロテクタであって、前記保護対象部材としてバスバーが収容される。
第6の態様に係るバスバーモジュールは、第1〜第5のいずれか1つの態様に係るプロテクタと、前記プロテクタの内部に収容されたバスバーと、を備える。
第1〜第5の態様に係るプロテクタによると、保護対象部材の延在方向に沿った形状に形成された本体部と、本体部とで保護対象部材の周囲を囲繞可能な蓋部と、一端が蓋部の外向き面に連なる第1ヒンジと、第1ヒンジの他端に連なる突出片とを含み、第1ヒンジにより蓋部と突出片とが開く方向に付勢されている押片と、本体部に設けられたロック部と、突出片に設けられ、突出片が蓋部の外向き面に接近した状態でロック部と係止可能な被ロック部と、を備えるため、押片の弾性変形による反力が蓋部を押さえる方向に作用することによって、本体部に対する蓋部の浮きを抑制することができる。
特に、第2の態様に係るプロテクタによると、本体部の延在方向に沿ってロック部と離れた位置において、本体部と蓋部とが第2ヒンジを介してつながっているため、本体部に対して蓋部が浮きやすい。この場合でも、押片の弾性変形による反力が蓋部を押さえる方向に作用するため、本体部に対する蓋部の浮きを抑制することができる。
特に、第3の態様に係るプロテクタによると、本体部の延在方向に沿って第1ヒンジと第2ヒンジとの間で、ロック部と被ロック部とが係止しているため、蓋部の延在方向に沿って第2ヒンジからより遠い側に押片の弾性変形による反力が作用するため、本体部に対する蓋部の浮きをより確実に抑制することができる。
特に、第4の態様に係るプロテクタによると、第1ヒンジの延在方向と第2ヒンジの延在方向とが平行に設定されているため、第2ヒンジの反力を第1ヒンジの反力で打ち消しやすい。これにより、本体部に対する蓋部の浮きをより確実に抑制することができる。
特に、第5の態様に係るプロテクタによると、保護対象部材としてバスバーが収容されるため、本体部に対する蓋部の浮きを抑制することで、浮きによる隙間からの異物混入等によってショートする恐れを抑えることができる。
第6の態様に係るバスバーモジュールによると、保護対象部材の延在方向に沿った形状に形成された本体部と、本体部とで保護対象部材の周囲を囲繞可能な蓋部と、蓋部の外向き面に第1ヒンジを介して設けられ、蓋部の外向き面に接近可能に弾性変形可能な押片と、本体部に設けられたロック部と、押片に設けられ、押片が蓋部の外向き面に接近した状態でロック部と係止可能な被ロック部と、を備えるプロテクタを備えるため、押片の弾性変形による反力が蓋部を押さえる方向に作用することによって、本体部に対する蓋部の浮きを抑制することができる。これにより、バスバーが収容されても、浮きによる隙間からの異物混入等によってショートする恐れを抑えることができる。
実施形態に係るプロテクタを示す斜視図である。 実施形態に係るプロテクタを示す正面図である。 プロテクタの蓋部が閉じている状態を示す斜視図である。 プロテクタの蓋部が閉じている状態を示す正面図である。 プロテクタがロックされている状態を示す斜視図である。 プロテクタがロックされている状態を示す正面図である。 プロテクタがロックされている状態を示す背面図である。 プロテクタがロックされている状態を示す底面図である。 図8のIX−IX線に沿って切断した断面図である。
以下、実施形態に係るプロテクタ20について説明する。図1〜図9は、実施形態に係るプロテクタ20を示す図である。図1及び図2は、プロテクタ20の蓋部40が開いている状態を示す図であり、図3及び図4は、プロテクタ20の蓋部40が閉じている状態を示す図であり、図5〜図9は、プロテクタ20がロックされている状態を示す図である。なお、図1、図3及び図5は、斜視図であり、図2、図4及び図6は正面図である。また、図7は、背面図であり、図8は、底面図である。また、図9は、図8のIX−IX線に沿って切断した断面図である。なお、図3と図5とは、同じ方向から見た斜視図であり、図1は、図3及び図5とは、異なる方向から見た斜視図である。
実施形態に係るプロテクタ20は、保護対象部材の周囲を囲って保護する部材である。ここでは、保護対象部材としてバスバー12が採用されている。プロテクタ20にバスバー12が収容されることで、バスバーモジュール10をなしている。
ここで、プロテクタ20に保護されるバスバー12について先に説明する。
バスバー12は、例えば銅などの金属からなる導体の部材であり、バスバー12の表層には、錫メッキなどのメッキが施されている場合もある。バスバー12は、例えばモータなどの電動機への電力の伝送経路の一部として敷設される。
バスバー12は、ここでは、長尺平板状の部材が3次元状に曲がった形状に形成されている。具体的には、バスバー12は、中間部14及び両端部の端子部16a,16bから構成されている。端部の端子部16a,16bと中間部14とは、端子部16a,16bの延在方向に直交する線に沿って、端子部16a,16bの主面と中間部14の主面とが直交するように曲がっている。また、中間部14は、同一平面内で曲がっている。なお、一方側端部の端子部16aと中間部14とはバスバー12の一方側主面を内にして曲がり、他方側端部の端子部16bと中間部14とはバスバー12の他方側主面を内にして曲がっている。
バスバー12の端子部16a,16bには貫通孔17が設けられている。当該貫通孔17を用いてバスバー12は、例えば、以下のように接続対象に接続される。即ち、当該貫通孔17にねじが切られた電極が通されると共に、貫通孔17に通された電極にナットが装着されることにより、バスバー12が電極に対して電気的に接続される。
プロテクタ20に戻って、まずは、プロテクタ20の全体構成について説明する。プロテクタ20は、本体部22と蓋部40と押片46とロック部30と被ロック部52とを備える。プロテクタ20は、ここでは、樹脂等を材料として金型を用いて一体成型されるものとして説明する。
本体部22は、保護対象部材の延在方向に沿った形状に形成されている。ここでは、本体部22の底面24は、バスバー12の延在方向に沿って形成され、バスバー12の一方側主面と当接している。
蓋部40は、本体部22とで保護対象部材の周囲を囲繞可能に形成されている。ここでは、蓋部40は、バスバー12の中間部14の周囲を囲繞可能に設けられている。
押片46は、第1ヒンジ48と突出片50とを含む。押片46は、蓋部40の外向き面から突出するように設けられている。
第1ヒンジ48は、一端が蓋部40の外向き面に連なる。第1ヒンジ48は、周囲の部分(ここでは、突出片50又は蓋部40)よりも曲げ容易とされている部分である。第1ヒンジ48により蓋部40と突出片50とが開く方向に付勢されている。
突出片50は、第1ヒンジ48の他端に連なる。突出片50が第1ヒンジ48の付勢力に抗して蓋部40に接近する際、第1ヒンジ48が弾性変形する。
ロック部30は、本体部22に設けられている。ここでは、ロック部30としてロック凹部32が採用されている。
被ロック部52は、突出片50に設けられている。被ロック部52は、突出片50が蓋部40の外向き面に接近した状態でロック部30と係止可能に形成されている。被ロック部52が、ロック部30と係止した状態で、押片46が付勢力に抗して弾性変形していることにより蓋部40が押片46によって本体部22側に向かって押され、蓋部40と本体部22との間の浮きが抑制される。ここでは、被ロック部52としてロック爪54が採用されている。
続いてプロテクタ20の各部について詳述する。
本体部22のうちバスバー12の中間部14を覆う部分を中間本体部23とすると、中間本体部23の底面24はバスバー12の中間部14に沿うように同一平面内で曲がっている。そして、バスバー12の中間部14の側面のうち曲がっている部分の外周側を含む外側面の一部と、曲がっている部分の内周側を含む内側面とを覆うように中間本体部23の底面24に側壁部25が立設されている。以降、本体部22の側壁部25のうち、バスバー12の外側面を覆う側壁部を外側壁部26とし、バスバー12の内側面を覆う側壁部を内側壁部28とする。そして、内側壁部28のうちバスバー12の端子部16a側から延びる部分を第1内側壁部28aとし、第1内側壁部28aの端部から第1内側壁部28aと交差するようにバスバー12の端子部16b側に延びる部分を第2内側壁部28bとする。第1内側壁部28aの反対側には外側壁部26が設けられておらず、第2内側壁部28bの反対側には外側壁部26が第2内側壁部28bと平行に設けられている。
また、蓋部40は、バスバー12の中間部14の他方側主面を覆う天板部42と、本体部22の外側壁部26が設けられていない部分からバスバー12の中間部14の外側面を覆う側壁部44とを含む。側壁部44は、蓋部40が閉じている状態で、第1内側壁部28aと平行に延びる。
ここでは、本体部22と蓋部40とは、第2ヒンジ38を介してつながっている。具体的には、本体部22の外側壁部26の先端の外向き面に第2ヒンジ38の一端がつながり、第2ヒンジ38の他端が蓋部40の天板部42とつながっている。第2ヒンジ38の延在方向(本体部22と蓋部40とを結ぶ方向に直交する方向)は、外側壁部26の延在方向と平行である。第2ヒンジ38は、例えば、周囲の部材(ここでは、蓋部40及び本体部22)よりも薄肉に形成されるなどの構成を採用することより、周囲の部材よりも曲げ容易とされている。
また、ここでは、本体部22と蓋部40とは、本体部22の延在方向に沿ってロック部30と離れた位置において、つながっている。具体的には、ここでは、上述したように本体部22と蓋部40とは、本体部22の外側壁部26に設けられた第2ヒンジ38でつながっている。また、ロック部30は、第1内側壁部28aに設けられている。これらにより、本体部22と蓋部40とは、本体部22の延在方向に沿ってロック部30と離れた位置でつながっている。
さらにここでは、本体部22の延在方向に沿って第1ヒンジ48と第2ヒンジ38との間で、ロック部30と被ロック部52とが係止している。また、第1ヒンジ48の延在方向と第2ヒンジ38の延在方向とが平行に設定されている。
具体的には、第1ヒンジ48は、天板部42の外向き面のうち端子部16a寄りに設けられている。第1ヒンジ48の延在方向(天板部42の表面上で天板部42と突出片50とを結ぶ方向に直交する方向)は、天板部42の外縁のうち本体部22の外側壁部26に対向して沿う部分に平行とされている。このため、第1ヒンジ48の延在方向と第2ヒンジ38の延在方向とが平行となっている。
第1ヒンジ48は、例えば、周囲の部分(ここでは、突出片50及び蓋部40)よりも薄肉に形成されるなどの構成を採用することにより、周囲の部分よりも曲げ容易とされる。第1ヒンジ48が薄肉に形成される場合、押片46と蓋部40と一体成型する際に突出片50と蓋部40とを開いた状態で一体成型することなどにより、第1ヒンジ48が突出片50と蓋部40とを開く方向に付勢可能となる。
突出片50は、ここでは、平板状に形成され、ロック部30と被ロック部52とが係止した状態で、その一方側主面が天板部42の外向き面に接する若しくは対向する。この際、突出片50は、第2ヒンジ38に近づく方向に向けて倒れる。これにより、蓋部40が閉じると共に、突出片50が蓋部40に向けて倒れることで、突出片50の先端に設けられた被ロック部52が第1ヒンジ48と第2ヒンジ38との間でロック部30と係止する。
なお、ここでは、突出片50は、略L字状に形成されているが、これは、天板部42が同一平面内において鈍角で曲がっていること、第1ヒンジ48の延在方向と第2ヒンジ38の延在方向とが平行であること、及びロック部30の位置などによるものであり、突出片50の形状は上記したものに限られるものではない。突出片50は、突出片50に設けられる被ロック部52が本体部22に設けられるロック部30と係止可能であれば、その形状は適宜設定されていればよい。
ここで、ロック部30及び被ロック部52の具体的な形状について説明する。ここでは、被ロック部52としてロック爪54が採用され、ロック部30は、ロック爪54を嵌めることができるロック凹部32が採用されている。
より具体的には、ここでは、被ロック部52をなすロック爪54は、突出片50の側縁部から突出片50の主面に直交するように突出するように設けられている。より詳細には、ロック爪54は、突出片50に対して、突出片50が第2ヒンジ38に近づく方向に向けて倒れた際に天板部42の外向き面と対向する主面側に突出するように設けられている。また、ロック爪54の先端部分には、ロック爪54の先端側から基端側に向かって徐々に厚肉になる厚肉部54aが設けられている。また、厚肉部54aの基端側縁部には段差部54bが生じている。
ロック部30は、本体部22の延在方向に間隔をあけて本体部22の第1内側壁部28aのうち端子部16a寄りに突設された一対の第1枠体片34と、一対の第1枠体部の先端を結ぶ第2枠体片36とを含む。これにより、本体部22の第1内側壁部28aと、一対の第1枠体片34と、第2枠体片36とで囲まれる空間がロック凹部32をなしている。
一対の第1枠体片34の内面同士の間隔は、ロック爪54の幅寸法と同じかそれよりも大きく設定されている。ここでは、ロック部30と被ロック部52とが係止する際、突出片50及び被ロック部52が第1ヒンジ48を軸に回動するため、回動しながら係止可能となるように第1枠体片34の内面同士の間隔は、ロック爪54の幅寸法よりも大きく設定されている。
また、本体部22の第1内側壁部28aの外面と第2枠体片36の内面との間隔は、ロック爪54の厚肉部54aのうち最も厚肉の部分の厚みよりも小さく設定されている。
なお、上述したようにここでは、プロテクタ20を製造する際に樹脂等を材料として、金型を用いて一体成型している。これにより、プロテクタ20の形状には、種々の制約が生じている。例えば、蓋部40と本体部22とは、第2ヒンジ38によって開く方向に付勢されている。このため、本体部22と蓋部40とは浮きが生じやすくなっている。これは、本体部22と蓋部40とが開いた状態で一体成型されることなどによる。また、本体部22のうち第1内側壁部28aの反対側には、外側壁部26が設けられていない。このため、ロック部30の反対側には、ロック構造或いはヒンジ構造を採用しにくい。これは、ロック部30の反対側には、金型のうち別の部分が位置することなどによる。上記のような制約は、主に、金型を抜くのを容易とするために生じている。
<動作>
次に、ロック部30(ここでは、ロック凹部32)と被ロック部52(ここでは、ロック爪54)との係止動作について説明する。
ロック爪54とロック凹部32とを係止させるには、まず、蓋部40を本体部22に近づけるようにして蓋部40を閉じるとともに、突出片50を蓋部40に近づけていく。これにより、ロック凹部32にロック爪54が徐々に挿し込まれていく。
ロック爪54がロック凹部32に挿し込まれていくと、ロック爪54の厚肉部54aがロック凹部32の内周縁部に引っ掛かる。この状態でさらに力を加えると、ロック爪54の厚肉部54aが若干薄肉になるようにロック爪54が弾性変形すること、及び、本体部22の第1内側壁部28aの外面と第2枠体片36の内面との間隔が広がるように第1内側壁部28a或いは第2枠体片36が弾性変形することのうち少なくとも一方が生じることにより、ロック爪54の厚肉部54aがロック凹部32に挿し込まれていく。そして、ロック爪54の厚肉部54aがロック凹部32を越えることで弾性変形していたものが緩和され、ロック爪54の段差部54bが第2枠体片36の底面24に引っ掛かり、蓋部40と本体部22とがロックされる。
蓋部40と本体部22とがロックされた状態で、第1内側壁部28aの位置では、ロック部30と被ロック部52とで蓋部40と本体部22とがロックされているため、本体部22に対して蓋部40は浮きにくい。また、外側壁部26の位置では、蓋部40と本体部22とが第2ヒンジ38を介してつながっているため、蓋部40を開く方向に付勢している第2ヒンジ38の反力により、本体部22に対して蓋部40が浮きにくい。しかしながら、第1内側壁部28aの反対側では、蓋部40と本体部22とが、ロックされず、また、つながってもいないため、浮きやすい。この部分を浮きにくくするため、蓋部40に押片46が設けられている。
具体的には、ロック爪54をロック凹部32に挿し込む際、突出片50が第2ヒンジ38に近づくように、第1ヒンジ48を軸にして回動しつつ蓋部40の天板部42に向けて倒れ込む。このとき、第1ヒンジ48は、曲げられることで弾性変形する。そして、ロック爪54とロック凹部32とが係止した状態で、第1ヒンジ48は、弾性変形した状態で維持される。このため、ロック爪54とロック凹部32とが係止した状態で、蓋部40の天板部42には、第1ヒンジ48の弾性変形による反力がかかる。この反力が天板部42を押さえる方向に作用することによって、本体部22に対する蓋部40の浮きを抑制することができる。
この際、本体部22と蓋部40とが、本体部22の延在方向に沿ってロック部30と離れた位置において、第2ヒンジ38を介してつながっている場合、第2ヒンジ38の反力によって本体部22に対して蓋部40が浮きやすい。
特に、本体部22の延在方向に沿って第1ヒンジ48と第2ヒンジ38との間で、ロック部30と被ロック部52とが係止していると、第1ヒンジ48を第2ヒンジ38から蓋部40の延在方向に沿って第2ヒンジ38からより遠い側に押片46の弾性変形による反力が作用するため、本体部22に対する蓋部40の浮きをより確実に抑制することができる。
また、第1ヒンジ48の延在方向と第2ヒンジ38の延在方向とが平行に設定されていると、第2ヒンジ38の反力を第1ヒンジ48の反力で打ち消しやすい。これにより、本体部22に対する蓋部40の浮きをより確実に抑制することができる。
実施形態に係るプロテクタ20によると、保護対象部材の延在方向に沿った形状に形成された本体部22と、本体部22とで保護対象部材の周囲を囲繞可能な蓋部40と、一端が蓋部40の外向き面に連なる第1ヒンジ48と、第1ヒンジ48の他端に連なる突出片50とを含み、第1ヒンジ48により蓋部40と突出片50とが開く方向に付勢されている押片46と、本体部22に設けられたロック部30と、突出片50に設けられ、突出片50が蓋部40の外向き面に接近した状態でロック部30と係止可能な被ロック部52と、を備えるため、押片46の弾性変形による反力が蓋部40を押さえる方向に作用することによって、本体部22に対する蓋部40の浮きを抑制することができる。
また、本体部22の延在方向に沿ってロック部30と離れた位置において、本体部22と蓋部40とが第2ヒンジ38を介してつながっているため、本体部22に対して蓋部40が浮きやすい。この場合でも、押片46の弾性変形による反力が蓋部40を押さえる方向に作用するため、本体部22に対する蓋部40の浮きを抑制することができる。
また、本体部22の延在方向に沿って第1ヒンジ48と第2ヒンジ38との間で、ロック部30と被ロック部52とが係止しているため、蓋部40の延在方向に沿って第2ヒンジ38からより遠い側に押片46の弾性変形による反力が作用するため、本体部22に対する蓋部40の浮きをより確実に抑制することができる。
また、第1ヒンジ48の延在方向と第2ヒンジ38の延在方向とが平行に設定されているため、第2ヒンジ38の反力を第1ヒンジ48の反力で打ち消しやすい。これにより、本体部22に対する蓋部40の浮きをより確実に抑制することができる。
また、保護対象部材としてバスバー12が収容されるため、本体部22に対する蓋部40の浮きを抑制することで、浮きによる隙間からの異物混入等によってショートする恐れを抑えることができる。
{変形例}
実施形態において、本体部には、バスバー12の収容空間を挟んで第1内側壁部28aの反対側には外側壁部が設けられていないが、第1内側壁部28aの反対側にも外側壁部が設けられている場合もあり得る。この場合、第1内側壁部28aの反対側に設けられた外側壁部に、ロック部或いは第2ヒンジ等が設けられている場合もあり得る。
また、実施形態において、蓋部40が閉じた状態で第1ヒンジ48と第2ヒンジ38との間にロック部30が設けられているが、第1ヒンジの形成される位置は、ロック部よりも第2ヒンジに近い側であることも考えられる。この場合、突出片は、第2ヒンジから遠ざかる方向に倒れて、ロック部と被ロック部とが係止する。
また、実施形態において、蓋部40が閉じた状態で第1ヒンジ48の延在方向と第2ヒンジ38の延在方向とが平行となるように設定されているが、第1ヒンジの延在方向と第2ヒンジの延在方向とが平行でない場合もあり得る。例えば、第1ヒンジの延在方向は、蓋部の延在方向(バスバーの中間部の延在方向)に沿った方向に設定されることも考えられる。この場合、突出片は、ロック部に向かって蓋部の延在方向に直交する方向(蓋部の幅方向)に沿って倒れる。
また、実施形態では、プロテクタ20が樹脂等により一体成型されているものとして説明したが、このことは必須ではない。プロテクタ20は、別体として形成された複数の部材を組み合わせて形成されていてもよい。
例えば、蓋部及び押片は別体で形成されていてもよい。これに関連して、第1ヒンジ48は実施形態では薄肉形状を採用しているが、このことは必須ではない。第1ヒンジとしては、例えば、バネを有するヒンジ、いわゆるスプリングヒンジ(スプリング丁番又はバネ丁番とも言う)等の別の構成を採用してもよい。つまり、第1ヒンジは、突出片を開く方向に付勢可能であって、かつ、突出片を閉じる方向に弾性変形可能なものであればよい。
また、例えば、蓋部と本体部とは、つながっておらず、別体で形成されている場合もあり得る。この場合、第2ヒンジの位置にロック部と被ロック部とが設けられているとよい。
また、実施形態では、ロック部30としてロック凹部32が採用され、被ロック部52としてロック爪54が採用されているが、このことは必須ではない。例えば、ロック部としてロック爪が採用され、被ロック部としてロック凹部が採用されていてもよい。
また、実施形態では、プロテクタ20はバスバー12を保護するものとして説明したが、プロテクタの保護対象は、バスバーに限られるものではない。プロテクタの保護対象は、例えば、電線又はワイヤーハーネス等であってもよい。
なお、上記実施形態及び各変形例で説明した各構成は、相互に矛盾しない限り適宜組み合わせることができる。
以上のようにこの発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての局面において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
10 バスバーモジュール
12 バスバー
20 プロテクタ
22 本体部
30 ロック部
38 第2ヒンジ
40 蓋部
46 押片
48 第1ヒンジ
50 突出片
52 被ロック部

Claims (6)

  1. 保護対象部材の延在方向に沿った形状に形成された本体部と、
    前記本体部とで前記保護対象部材の周囲を囲繞可能な蓋部と、
    一端が前記蓋部の外向き面に連なる第1ヒンジと、前記第1ヒンジの他端に連なる突出片とを含み、前記第1ヒンジにより前記蓋部と前記突出片とが開く方向に付勢されている押片と、
    前記本体部に設けられたロック部と、
    前記突出片に設けられ、前記突出片が前記蓋部の前記外向き面に接近した状態で前記ロック部と係止可能な被ロック部と、
    を備える、プロテクタ。
  2. 請求項1に記載のプロテクタであって、
    前記本体部の延在方向に沿って前記ロック部と離れた位置において、前記本体部と前記蓋部とが第2ヒンジを介してつながっている、プロテクタ。
  3. 請求項2に記載のプロテクタであって、
    前記本体部の延在方向に沿って前記第1ヒンジと前記第2ヒンジとの間で、前記ロック部と前記被ロック部とが係止している、プロテクタ。
  4. 請求項2又は請求項3に記載のプロテクタであって、
    前記第1ヒンジの延在方向と前記第2ヒンジの延在方向とが平行に設定されている、プロテクタ。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のプロテクタであって、
    前記保護対象部材としてバスバーが収容される、プロテクタ。
  6. 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のプロテクタと、
    前記プロテクタの内部に収容されたバスバーと、
    を備える、バスバーモジュール。
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