JP2016127068A - 配線基板とその製造方法 - Google Patents

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光彦 菅根
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Abstract

【課題】十分に大きな静電容量のコンデンサを内蔵した配線基板とその製造方法を提供すること。【解決手段】誘電体27を介して互いに対向する二枚の基板20と、二枚の基板20の各々に形成され、誘電体27が充填された貫通孔21aと、貫通孔21aの内面に形成された第1の導体膜25と、誘電体27とは反対側の二枚の基板20の主面20b上において貫通孔21aを塞ぎ、かつ該主面20b側で第1の導体膜25に接続された第2の導体膜31とを有する配線基板による。【選択図】図11

Description

本発明は、配線基板とその製造方法に関する。
サーバやネットワーク機器においては、半導体素子を搭載した種々の配線基板が用いられる。その配線基板の表面には電源ノイズ等を低減する目的でコンデンサ部品が搭載されるが、近年の伝送速度の高速化により、一枚の配線基板に搭載されるコンデンサ部品の個数は増加傾向にある。
このようにコンデンサ部品の個数が増えると、配線基板においてコンデンサ部品が占める割合が増えてしまい、配線基板の配線レイアウトに制約が生じる。
また、各コンデンサ部品はスルーホール内めっき膜等の導体膜を介して電源層やグランド層と接続されるが、この導体膜による配線長に起因して配線のインダクタンス成分が増加し、伝送速度の高速化を妨げるおそれもある。
そこで、このように配線基板の表面にコンデンサ部品を搭載する代わりに、配線基板の内部にコンデンサを設ける技術が幾つか提案されている。
米国第5010641号明細書 米国第5079069号明細書 特開平11−251801号公報 特開平11−214853号公報
しかしながら、提案されている技術では、十分に大きな静電容量のコンデンサを配線基板に内蔵するのは難しい。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、十分に大きな静電容量のコンデンサを内蔵した配線基板とその製造方法を提供することを目的とする。
以下の開示の一観点によれば、誘電体を介して互いに対向する二枚の基板と、前記二枚の基板の各々に形成され、前記誘電体が充填された貫通孔と、前記貫通孔の内面に形成された第1の導体膜と、前記誘電体とは反対側の前記二枚の基板の主面上において前記貫通孔を塞ぎ、かつ該主面側で前記第1の導体膜に接続された第2の導体膜とを有する配線基板が提供される。
そして、その開示の他の観点によれば、誘電体を介して互いに対向する二枚の基板と、前記二枚の基板の一方に形成され、前記誘電体が充填された貫通孔と、前記貫通孔の内面に形成された第1の導体膜と、前記一方の基板の両主面のうち、前記誘電体とは反対側の主面上において前記貫通孔を塞ぎ、かつ該主面側で前記第1の導体膜に接続された第2の導体膜と、前記二枚の基板の他方に形成され、前記誘電体を介して前記貫通孔と対向する第3の導体膜とを有する配線基板が提供される。
また、その開示の別の観点によれば、二枚の基板の各々に貫通孔を形成する工程と、前記貫通孔の内面に第1の導体膜を形成する工程と、前記第1の導体膜を形成した後、前記二枚の基板で誘電体を挟むことにより、前記貫通孔内に前記誘電体を充填する工程と、前記誘電体とは反対側の各々の前記基板の主面上に、前記貫通孔を塞ぎかつ前記第1の導体膜と接続された第2の導体膜を形成する工程とを有する配線基板の製造方法が提供される。
以下の開示によれば、基板に貫通孔を形成してその内面に第1の導体膜を形成すると共に、その貫通孔を塞ぐ第2の導体膜を形成することで、各導体膜と誘電体とで形成されるコンデンサの静電容量を高めることができる。
図1は、このようにコンデンサ部品が搭載された配線基板の一例を示す断面図である。 図2は、本願発明者が検討した配線基板の一例を示す断面図である。 図3(a)、(b)は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その1)である。 図4は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その2)である。 図5は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その3)である。 図6は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その4)である。 図7は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その5)である。 図8は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その6)である。 図9は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その7)である。 図10は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その8)である。 図11は、第1実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その9)である。 図12は、第1実施形態に係る配線基板を備えた半導体装置の一例を示す断面図である。 図13は、貫通孔を設けない比較例に係る配線基板の断面図である。 図14は、第1実施形態においてインダクタンスと抵抗がどの程度低減できるのかを試算するのに使用したモデルの模式断面図である。 図15は、第1実施形態の第1の変形例に係る配線基板の拡大断面図である。 図16は、第1実施形態の第2の変形例に係る配線基板の拡大断面図である。 図17は、第1実施形態の第3の変形例に係る配線基板の拡大断面図である。 図18は、第1実施形態の第4の変形例に係る配線基板の拡大断面図である。 図19は、第2実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その1)である。 図20は、第2実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その2)である。 図21は、第2実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図(その3)である。
本実施形態の説明に先立ち、本願発明者が検討した事項について説明する。
前述のように、電源ノイズ等を低減する目的で配線基板の表面には多数のコンデンサ部品が搭載される。
図1は、このようにコンデンサ部品が搭載された配線基板の一例を示す断面図である。
この配線基板1においては、樹脂基材2の上に配線層3と絶縁膜4とが交互に積層されており、その表面にはんだバンプ7を介して半導体素子6が搭載される。
また、その半導体素子6の横の配線基板1には複数のコンデンサ部品5が搭載される。
コンデンサ部品5は、電源層やグランド層として機能する配線層3に接続されており、その配線層3に生じるノイズを低減する役割を担う。
コンデンサ部品5の静電容量は、配線基板の使用用途により定められる。例えば、伝送周波数が3.2GHzのサーバ用途の配線基板では、静電容量が10pF程度の小容量のコンデンサ部品5が250個程度必要になることもある。この場合、一つの配線基板における静電容量の総和は2500pF程度となる。
また、このような10pF程度の小容量のコンデンサ部品を配線基板に搭載するのと同時に、電圧が高い電源線のノイズを除去するために静電容量が0.1μF程度の中容量のコンデンサ部品を1000個程度搭載する場合もある。
このように多数のコンデンサ部品5を配線基板1に搭載したのでは、前述のように配線基板1の表面においてコンデンサ部品5が占める割合が増えてしまい、配線基板1の表面における配線レイアウトに制約が生じる。
なお、このような配線レイアウトの制限を緩和するために、配線基板1内にコンデンサ部品5を内蔵することにより、配線基板1の表面からコンデンサ部品5をなくすことも考えられる。しかし、この構造では、配線基板1の完成後にコンデンサ部品5に不良が発見されたときに、そのコンデンサ部品5を良品に交換するために配線基板1を分解する必要があり、非現実的である。
また、コンデンサ部品5でノイズを有効に低減するには、面積が22.9mm2程度の領域に含まれるコンデンサ部品5の個数を一つだけにすべきとのシミュレーション結果もある。この結果によれば、複数のコンデンサ部品5の各々を互いに近接させることはできず、配線基板の設計に更なる制約が生じてしまう。
そこで、本願発明者は、コンデンサ部品5と同程度の静電容量を有するコンデンサを配線基板に内蔵する方法について検討した。
図2は、その検討に使用した配線基板の一例を示す断面図である。
なお、図2において、図1で説明したのと同じ要素には図1におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
この配線基板10は、電源層やグランド層として機能する二層の導体膜11とそれらに挟まれた誘電体膜12とを有しており、各導体膜11と誘電体膜12とでシート状のコンデンサ13が形成される。
そして、これらの導体膜11の各々に、半導体素子6のはんだバンプ7が電気的に接続される。
このような配線基板10によれば、コンデンサ13によって電源ノイズを低減できるため、電源ノイズを低減するためのコンデンサ部品を配線基板10の表面に搭載する必要がない。そのため、配線基板10の表面での配線レイアウトの制約が緩和されると共に、コンデンサ部品以外の電子部品を配線基板10に搭載する余裕も生まれる。
ここで、このコンデンサ13の単位面積あたりの静電容量C0は、以下の式(1)により算出できる。
C=(比例定数×μ0)/t0 …(1)
但し、μ0は誘電体膜12の誘電率であり、t0は誘電体膜12の厚さである。
本願発明者は、誘電率μ0と厚さt0とを様々に変えて単位面積当たりの静電容量C0を計算した。
その計算結果を表1に示す。
Figure 2016127068
なお、表1の誘電率μ0が4の材料としては、ガラス繊維にエポキシ樹脂を含浸させてなるFR4(Flame Retardant Type 4)を想定している。また、誘電率μ0が17.2の材料としてはPPE(ポリフェニレンエーテル樹脂)を想定している。
表1によれば、静電容量C0が最も大きくなる条件であるt0=8μm、μ0=17.2の場合においても、単位面積当たりの静電容量C0はせいぜい18pF/m2程度にしかならない。この値では、前述のように2500pF程度の静電容量を得るにはコンデンサ13の面積を数m2程度にする必要があり、非現実的である。
しかも、この配線基板10を製造するには樹脂基材2の上にシート状のコンデンサ13を貼付することになるが、厚さt0を8μmとしたのではコンデンサ13が薄くなりすぎて取り扱うのが難しくなる。そのため、樹脂基材2の上にコンデンサ13をうまく貼付することができず、配線基板10に不良が発生するおそれが生じ、配線基板10を量産するのは現実的にはかなり難しい。
以下に、十分に大きな静電容量のコンデンサを配線基板に内蔵し得る各実施形態について説明する。
(第1本実施形態)
本実施形態に係る配線基板について、その製造方法を追いながら説明する。
図3〜図11は、本実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図である。
まず、図3(a)に示すように、エポキシ樹脂等の樹脂基材21の上に配線層22と層間絶縁膜23とを順に積層することにより、基板20を作製する。
この基板20は、表裏をなす第1の主面20aと第2の主面20bとを有しており、厚さZは例えば0.5mm〜1mm程度である。なお、この例では樹脂基材21側の表面を第1の主面20aとし、層間絶縁膜23側の表面を第2の主面20bとしている。
また、基板20の各層の形成方法は特に限定されない。例えば、配線層22は、樹脂基材21の上に銅めっき膜を形成してそれをパターニングすることで形成され得る。また、層間絶縁膜23は、エポキシ樹脂製の樹脂シートを配線層22と基材21の上に貼付し、その樹脂シートを熱硬化させることで形成され得る。
次に、図3(b)に示すように、ドリル加工により基板20に直径r2が0.2mm〜0.3mm程度の貫通孔21aを形成する。
その後、図4に示すように、貫通孔21aの内面と、その貫通孔21aの開口端の周囲における各主面20a、20bの上とに、第1の導体膜25としてセミアディティブ法で電解銅めっき膜を10μm〜30μm程度の厚さに形成する。
次に、図5に示すように、上記のようにして第1の導体膜25が形成された基板20を二枚用意する。
そして、各基板20の間に誘電体27を挟みつつ、各基板20の第1の主面20a同士を対向させる。
誘電体27は、後述のようにコンデンサを形成するのに使用されるため、その材料としては、層間絶縁膜23よりも誘電率が高いものを使用するのが好ましい。本実施形態では、厚さが約50μm程度のPPEの接着シートを三枚重ねたものを誘電体27として使用する。このようなPPEの接着シートとしては、例えば、利昌工業株式会社製のAD-3396がある。
また、その接着シートにはガラスクロスが含まれておらず、またこの段階では接着シートは未硬化であり圧力を加えることで容易に変形する。
なお、誘電率が4のFR4を誘電体27の材料として用いてもよい。
更に、この例では上下の基板20の各々の貫通孔21a同士が同一の軸K上に位置するように、各基板20の位置合わせを行う。
次に、図6に示すように、各基板20で誘電体27をその上下から加圧することにより、誘電体27を貫通孔21a内に充填する。このとき、貫通孔21a内に充填された誘電体27の分だけ誘電体27の厚さは減少する。貫通孔21aの個数や大きさにもよるが、本工程を行うことで誘電体27の厚さは35%程度減少する。よって、この減少分を見込んで元の誘電体27の厚さを設定するのが好ましい。
また、このように貫通孔21a内に誘電体27を充填すると、誘電体27の一部は貫通孔21aからはみ出ることになる。
その後に、大気中で基板温度を170℃〜180℃とする条件で誘電体27を熱硬化させる。
次いで、図7に示すように、貫通孔21aからはみ出た部分の誘電体27を研磨して除去する。
そして、図8に示すように、一方の主面20bから他方の主面20bに至る複数のホール21bをドリル加工により形成する。そのホール21bの直径r1は、貫通孔21aと同様に、0.2mm〜0.3mm程度である。
続いて、図9に示すように、ホール21bの内面とその開口端近傍にセミアディティブ法で電解銅めっき膜29を15μm〜35μm程度の厚さに形成する。
その後、図10に示すように、エポキシ樹脂等の樹脂30でホール21bを充填する。
更に、図11に示すように、表裏の第2の主面20bの各々に第2の導体膜31としてセミアディティブ法で電解銅めっき膜を5μm〜15μm程度の厚さに形成し、その第2の導体膜31で貫通孔21aとホール21bを塞ぐ。
以上により、本実施形態に係る配線基板32の基本構造が完成する。
その配線基板32においては、誘電体27がコンデンサQ用の誘電体として機能すると共に、誘電体27を介して上下に対抗する貫通孔21a内の第1の導体膜25と第2の導体膜31がコンデンサQの電極となる。
このような配線基板32の製造方法によれば、上下の各基板20の厚さZが0.5mm〜1mm程度と十分に厚いため、基板20の取り扱いが容易である。よって、図2の例のようにシート状の薄いコンデンサ13を樹脂基材2に貼付する場合とは異なり、一対の基板20で誘電体27を挟むのが容易となる。これにより、製造時に配線基板32に不良が発生する可能性が低減し、コンデンサQを内蔵した配線基板32を簡単に量産できる。
しかも、配線基板32において貫通孔21aがない部位においては、誘電体27が上下の基板20を電気的に分離する絶縁膜を兼ねるため、上下の基板20の各導体層を誘電体27で電気的に絶縁でき、配線基板32の信頼性を十分に確保できる。
更に、コンデンサQの静電容量は、貫通孔21aの深さと直径や、第1の導体膜25の厚さによって調節することができる。
図12は、この配線基板32を備えた半導体装置の一例を示す断面図である。
この半導体装置においては、外部接続端子として第1〜第3のはんだバンプ38a〜38cを備えた半導体素子37が配線基板32に搭載される。
そして、各はんだバンプ38a〜38cの直下に貫通孔21aやホール21bが位置しており、これら貫通孔21aやホール21bを塞ぐ第2の導体膜31を接続パッドとして利用して、第2の導体膜31の各々に各はんだバンプ38a〜38cを接続する。
これらのはんだバンプのうち、第1のはんだバンプ38aは電源用のバンプであって、ホール21b内の電解銅めっき膜29と接続される。そして、第2のはんだバンプ38bは、グランド用のバンプであって、貫通孔21a内の第1の導体膜25と接続される。また、第3のはんだバンプ38cは信号用のバンプである。
これによれば、コンデンサQを形成する一対の第1の導体膜25の各々に電源電位とグランド電位とが接続され、コンデンサQが電源ノイズを低減するように機能する。
以上説明した本実施形態によれば、誘電体27の上下に貫通孔21aを設けることで、貫通孔21aを設けない場合と比較してコンデンサQの静電容量が極めて大きくなる。この点について、以下に説明する。
まず、比較例について説明する。
図13は、貫通孔21aを設けない比較例に係る配線基板39の断面図である。
なお、図13において、本実施形態におけるのと同じ要素には本実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
この比較例においては、貫通孔21aを設けずに、誘電体27の上下に平坦な第1の導体層25を形成した。そして、これらの導体層25と誘電体27とでコンデンサQを形成すると共に、ホール21b内の電解銅めっき膜29で各導体層25を配線基板39の表裏に引き出した。
なお、誘電体27の厚さt1は100μmである。また、この比較例を二種類用意し、その一方においては誘電体27の材料として誘電率μ1が17.2のPPEを用い、他方では誘電率μ1が4のFR4を誘電体27として用いた。
表2は、この比較例に係るコンデンサQの単位面積当たりの静電容量C1を計算して得られた理論上の値を示す表である。
Figure 2016127068
一方、表3は、比較例に係るコンデンサQの単位面積当たりの静電容量C1を実際に測定して得られた表である。
Figure 2016127068
なお、表3においては、誘電体27の厚さt1が50μmと100μmの各場合と、ホール21bの直径r1が0.2μm、0.25μm、0.3μmの各場合とについて静電容量C1を測定した。また、誘電体27の材料としては、誘電率が17.2のPPEを用いた。
表2と表3とを比較して明らかなように、実測値(表3)は理論値(表2)よりもかなり大きい。但し、表3の実測値においても、単位面積当たりの静電容量C1はせいぜい0.717pF/cm2程度にしかならない。
一方、表4は、本実施形態に係る配線基板32(図11参照)のコンデンサQの単位面積当たりの静電容量C2を測定して得られた表である。
Figure 2016127068
なお、表4の調査では、誘電体27の厚さt1が50μmと100μmの各場合と、貫通孔21aの直径r2が0.2μm、0.25μm、0.3μmの各場合とについて静電容量C2を測定した。また、誘電体27の材料としては、誘電率が4のFR4を用いた。更に、図5に示したように、上下の基板20の各々の貫通孔21a同士を同一の軸K上に位置させた。
更に、単位面積(1cm2)当たりの貫通孔21aの個数は、5個とした。これについては、後述の表5〜表7の調査でも同様である。
表4に示されるように、この例では誘電体27の誘電率が4であり表3における誘電率(17.2)よりも低いにも関わらず、同一の行で比較すると表3の比較例よりも静電容量C2が46〜92倍となることが明らかとなった。これは、貫通孔21aによってコンデンサの電極の対向面積が増大したためとの理由だけでは説明がつかない新たな知見である。
また、表5は、誘電体27の材料として誘電率が17.2のPPEを用い、表4と同じ調査をして得られた表である。
Figure 2016127068
表5に示すように、同一の行で比較すると、この場合においては表3の比較例よりも静電容量C2が更に153〜249倍になる。
このように静電容量C2が大きなコンデンサQを内蔵できることで、本実施形態では配線基板32の表面に搭載するコンデンサ部品の個数を大幅に削減できる。
例えば、前述のように伝送周波数が3.2GHzのサーバ用途の配線基板では、静電容量が10pF程度の小容量のコンデンサ部品が250個程度必要であり、一つの配線基板における静電容量の総和は2500pF程度となる。表5によれば、本実施形態では配線基板32を一辺の長さが数cmの矩形状とすることでこれと同程度の静電容量を得ることができ、その表面に250個ものコンデンサ部品を搭載する必要がなくなる。
その結果、配線基板32の表面にコンデンサ部品以外の電子部品を搭載することができるようになり、配線基板32の高密度化や高機能化を実現することができる。
また、このように配線基板32に大容量のコンデンサQを内蔵できることから、伝送周波数が5.0GHzで伝送速度が10Gbpsの高速伝送用の基板として配線基板32を使用することもできる。
更に、貫通孔21aを配置できる場所であれば配線基板32の任意の部位にコンデンサQを形成することができ、配線基板32の設計に大きな支障をきたすこともない。
また、図5のように上下の貫通軸21aを同じ軸K上に位置させることで、各貫通孔21aの位置が上下の基板20において同じ位置となる。これにより、貫通孔21aの設計を各基板20で同じにすることができ、各基板20を設計する際の負担を軽減できる。
しかも、上記のようにコンデンサ部品を搭載する必要がなくなることから、そのコンデンサ部品と半導体素子とを接続する導体パターンのインダクタンスと抵抗を除去できる。
本願発明者は、インダクタンスと抵抗がどの程度低減できるかを試算した。
図14は、その試算に使用したモデルの模式断面図である。
なお、図14において、本実施形態におけるのと同じ要素には本実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
図14に示すように、このモデルに係る配線基板41は、貫通孔42aが形成された絶縁性基材42を有する。そして、その貫通孔42aの内面と、貫通孔42aの周囲の絶縁性基材42の主面には、銅を材料とする導体パターン43が形成される。そして、その導体パターン43に、第1のはんだバンプ38aを介して半導体素子37が接続される。
試算に際しては、各はんだバンプ38a〜38cの間隔を1mm、絶縁性基材42の主面上での導体パターン43の線幅を0.5mm、導体パターン43の厚さを50μmとした。なお、貫通孔42aから第1のはんだバンプ38aまでの距離Lは0.7mmとし、絶縁性基材42の厚さは1mm、貫通孔42aの直径は0.25mmとした。
このような条件で計算したところ、絶縁性基材42の主面上での導体パターン43のインダクタンスは0.23nH、抵抗は481.6μΩとなった。また、貫通孔42aでの導体パターン43のインダクタンスは0.63nH、抵抗は701.1μΩとなった。
これに対し、本実施形態では、図12のように貫通孔21aの直上の第2の導体膜31に第2のはんだバンプ38bを接続するため、配線基板32の主面上での第2の導体膜31のインダクタンスと抵抗は無視できる。
更に、貫通孔21a内の第1の導体膜25は、配線ではなくコンデンサQを形成するものであるため、当該第1の導体膜25のインダクタンスと抵抗も無視できる。
このように図14のモデルでは生じていたインダクタンスと抵抗とを無視できるため、本実施形態では配線基板32の伝送速度が高速度化されると共に、インダクタンスや抵抗を見込んでコンデンサQの容量を無理に大きくする必要もなくなる。
なお、上記した本実施形態では、図5に示したように、上下の基板20の各々の貫通孔21a同士を同軸上に位置させたが、本実施形態はこれに限定されない。
以下に、本実施形態の様々な変形例について説明する。
・第1の変形例
図15は、第1の変形例に係る配線基板32の拡大断面図である。
なお、図15において、図11におけるのと同じ要素には図11におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。これについては、後述の図16〜図18でも同様である。
図15の例では、二枚の基板20の各々の貫通孔21aの位置を基板横方向にずらす。
表6は、本変形例におけるコンデンサQの静電容量C2を測定して得られた表である。
Figure 2016127068
なお、本変形例では、誘電体27の材料として誘電率が17.2のPPEを用いた。
表6に示されるように、本変形例においても、表3の比較例よりも静電容量C2が各段に増大している。
また、このように上下の貫通孔21aを基板横方向にずらしても静電容量の増加が望めるため、配線基板32における貫通孔21aの位置の自由度が増す。
・第2の変形例
図16は、第2の変形例に係る配線基板32の拡大断面図である。
この例では、二枚の基板20の一方から配線層22や層間絶縁膜23を省くことにより、各基板20の厚さZが互いに異なるようにし、上下の貫通孔21aの深さが異なるようにする。
なお、上下の基板20の樹脂基材21の各々の厚さを変えることにより、上下の貫通孔21aの深さが異なるようにしてもよい。また、図5の例と同様に、上下の貫通孔21aは同軸上に配する。
表7は、本変形例におけるコンデンサQの静電容量を測定して得られた表である。
Figure 2016127068
なお、本変形例では、誘電体27の材料として誘電率が17.2のPPEを用いた。
また、上側の基板20の厚さZを0.5mmとし、下側の基板20の厚さZを1.0mmとした。
表7に示されるように、本変形例においても、表3の比較例よりも静電容量が各段に増大している。
更に、このように上下の貫通孔21aの深さが互いに異なっても十分な静電容量を得ることができるため、各基板20の厚さの自由度が増す。
・第3の変形例
図17は、第3の変形例に係る配線基板32の拡大断面図である。
本変形例においては、二枚の基板20の各々に貫通孔21aを複数設けると共に、これらの貫通孔21aのうちの一部同士を同じ軸K上に位置させ、残りの上下の貫通孔21aの位置を互いにずらす。
これにより、配線基板32における貫通孔21aのバリエーションが増え、配線基板32の設計の自由度が増す。
・第4の変形例
図18は、第4の変形例に係る配線基板32の拡大断面図である。
本変形例においては三枚の基板20を積層する。第1〜第3の変形例と同様の理由により、このような構成でも配線基板32が内蔵するコンデンサの静電容量が高められると期待できる。なお、基板20の積層数は三枚に限定されず、四枚以上の基板20を積層してもよい。
(第2実施形態)
第1実施形態では、図11等に示したように、上下の基板20のそれぞれに貫通孔21aを形成した。これに対し、本実施形態では、上下の基板20の一方のみに貫通孔21aを形成する。
図19〜図21は、第2実施形態に係る配線基板の製造途中の断面図である。なお、図19〜図21において、第1実施形態で説明したのと同じ要素には第1実施形態におけるのと同じ符号を付し、以下ではその説明を省略する。
まず、図19に示すように、誘電体27を介して上下の基板20のそれぞれの主面20aを対向させる。
各基板20のうち、上側の基板20は第1実施形態の図3(a)〜図4の工程を行うことで作製され、第1の導体層25が形成された貫通孔21aを有する。
一方、下側の基板20には貫通孔21aは形成されておらず、上側の貫通孔21aと対向する主面20aに第3の導体膜50を有する。
第3の導体膜50の形成方法は特に限定されないが、この例では第3の導体膜50としてセミアディティブ法で電解銅めっき膜を10μm〜30μm程度の厚さに形成する。
また、誘電体27としては、第1実施形態と同様に厚さが約50μm程度のPPEの接着シートを三枚重ねたものを使用する。そのPPEの接着シートとしては、例えば、利昌工業株式会社製のAD-3396がある。
その後、図20に示すように、各基板20で誘電体27をその上下から加圧することにより、誘電体27を貫通孔21a内に充填する。その後に、大気中で基板温度を170℃〜180℃とする条件で誘電体27を熱硬化させる。
この後は、第1実施形態の図6〜図11の工程を行うことにより、図21に示す本実施形態に係る配線基板51の基本構造を得る。
この配線基板51においても、第1実施形態と同様に誘電体27がコンデンサQ用の誘電体として機能する。そのコンデンサQの一方の電極は、下側の基板20に形成された第3の導体膜50である。そして、コンデンサQの他方の電極は、上側の基板20の貫通孔21a内の第1の導体膜25とその上の第2の導体膜31である。
第1実施形態からの類推により、本実施形態においてもコンデンサQの静電容量が高められると期待できる。
また、このように下側の基板20に貫通孔21aを形成しないことで、その貫通孔21aを塞ぐ第2の導体膜31を当該基板20の第2の主面20bに形成する必要がなくなり、その第2の主面20bで配線を引き回す余裕が増える。
以上説明した各実施形態に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1) 誘電体を介して互いに対向する二枚の基板と、
前記二枚の基板の各々に形成され、前記誘電体が充填された貫通孔と、
前記貫通孔の内面に形成された第1の導体膜と、
前記誘電体とは反対側の前記二枚の基板の主面上において前記貫通孔を塞ぎ、かつ該主面側で前記第1の導体膜に接続された第2の導体膜と、
を有することを特徴とする配線基板。
(付記2) 前記二枚の基板の各々の前記貫通孔同士が同軸上に位置することを特徴とする付記1に記載の配線基板。
(付記3) 前記二枚の基板の各々の前記貫通孔の位置を基板横方向にずらしたことを特徴とする付記1に記載の配線基板。
(付記4) 前記貫通孔が、前記二枚の基板のそれぞれに複数形成されて、
複数の前記貫通孔のうちの一部同士が同軸上にあり、残りの複数の前記貫通孔の位置を基板横方向にずらしたことを特徴とする付記1に記載の配線基板。
(付記5) 前記二枚の基板の各々の貫通孔の深さが異なることを特徴とする付記1に記載の配線基板。
(付記6) 前記基板が三枚以上設けられ、前記基板の各々が積層されたことを特徴とする付記1に記載の配線基板。
(付記7) 前記第2の導体膜が、前記基板の上に搭載予定の半導体素子の外部接続端子に接続される接続パッドであることを特徴とする付記1乃至付記6のいずれかに記載の配線基板。
(付記8) 前記貫通孔は、前記外部接続端子の直下に位置することを特徴とする付記7に記載の配線基板。
(付記9) 誘電体を介して互いに対向する二枚の基板と、
前記二枚の基板の一方に形成され、前記誘電体が充填された貫通孔と、
前記貫通孔の内面に形成された第1の導体膜と、
前記一方の基板の両主面のうち、前記誘電体とは反対側の主面上において前記貫通孔を塞ぎ、かつ該主面側で前記第1の導体膜に接続された第2の導体膜と、
前記二枚の基板の他方に形成され、前記誘電体を介して前記貫通孔と対向する第3の導体膜と、
を有することを特徴とする配線基板。
(付記10) 二枚の基板の各々に貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔の内面に第1の導体膜を形成する工程と、
前記第1の導体膜を形成した後、前記二枚の基板で誘電体を挟むことにより、前記貫通孔内に前記誘電体を充填する工程と、
前記誘電体とは反対側の各々の前記基板の主面上に、前記貫通孔を塞ぎかつ前記第1の導体膜と接続された第2の導体膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
(付記11) 二枚の基板の一方に貫通孔を形成する工程と、
前記貫通孔の内面に第1の導体膜を形成する工程と、
前記二枚の基板の他方に第2の導体膜を形成する工程と、
前記第1の導体膜と前記第2の導体膜を形成した後、前記貫通孔と前記第2の導体膜とを対向させつつ、前記二枚の基板で誘電体を挟むことにより、前記貫通孔内に前記誘電体を充填する工程と、
前記一方の基板において前記誘電体とは反対側の主面上に、前記貫通孔を塞ぎかつ前記第1の導体膜と接続された第3の導体膜を形成する工程と、
を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
1…配線基板、2…樹脂基材、3…配線層、4…絶縁膜、5…コンデンサ部品、6…半導体素子、10…配線基板、11…導体膜、12…誘電体膜、13…コンデンサ、20…基板、20a…第1の主面、20b…第2の主面、21…樹脂基材、21…貫通孔、21b…ホール、22…配線層、23…層間絶縁膜、25…第1の導体膜、27…誘電体、29…電解銅めっき膜、30…樹脂、31…第2の導体膜、32、51…配線基板、37…半導体素子、38a〜38c…第1〜第3のはんだバンプ、39、41…配線基板、42…絶縁性基材、42a…貫通孔、43…導体パターン、50…第3の導体膜。

Claims (8)

  1. 誘電体を介して互いに対向する二枚の基板と、
    前記二枚の基板の各々に形成され、前記誘電体が充填された貫通孔と、
    前記貫通孔の内面に形成された第1の導体膜と、
    前記誘電体とは反対側の前記二枚の基板の主面上において前記貫通孔を塞ぎ、かつ該主面側で前記第1の導体膜に接続された第2の導体膜と、
    を有することを特徴とする配線基板。
  2. 前記二枚の基板の各々の前記貫通孔同士が同軸上に位置することを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  3. 前記二枚の基板の各々の前記貫通孔の位置を基板横方向にずらしたことを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  4. 前記二枚の基板の各々の貫通孔の深さが異なることを特徴とする請求項1に記載の配線基板。
  5. 前記第2の導体膜が、前記基板の上に搭載予定の半導体素子の外部接続端子に接続される接続パッドであることを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の配線基板。
  6. 前記貫通孔は、前記外部接続端子の直下に位置することを特徴とする請求項5に記載の配線基板。
  7. 誘電体を介して互いに対向する二枚の基板と、
    前記二枚の基板の一方に形成され、前記誘電体が充填された貫通孔と、
    前記貫通孔の内面に形成された第1の導体膜と、
    前記一方の基板の両主面のうち、前記誘電体とは反対側の主面上において前記貫通孔を塞ぎ、かつ該主面側で前記第1の導体膜に接続された第2の導体膜と、
    前記二枚の基板の他方に形成され、前記誘電体を介して前記貫通孔と対向する第3の導体膜と、
    を有することを特徴とする配線基板。
  8. 二枚の基板の各々に貫通孔を形成する工程と、
    前記貫通孔の内面に第1の導体膜を形成する工程と、
    前記第1の導体膜を形成した後、前記二枚の基板で誘電体を挟むことにより、前記貫通孔内に前記誘電体を充填する工程と、
    前記誘電体とは反対側の各々の前記基板の主面上に、前記貫通孔を塞ぎかつ前記第1の導体膜と接続された第2の導体膜を形成する工程と、
    を有することを特徴とする配線基板の製造方法。
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