JP2016092346A - 電力用半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】はんだ等の接合材を用いることなく電力用半導体素子の表面との電気的な接続を確保する、信頼性が高い電力用半導体装置を提供する。
【解決手段】電力用半導体装置100は、放熱基板1と、放熱基板1上に設けられた電力用半導体素子と、電力用半導体素子に対向するよう配設されたプリント基板5と、複数の突出部を有する波形の弾性を有する板であり、プリント基板に両端部が接合され、複数の突出部が電力用半導体素子およびプリント基板5とそれぞれ電気的に接続するよう、電力用半導体素子とプリント基板5との間に設けられた導電性の主回路用ばね4と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、インバータ等に使用される電力用半導体素子が搭載された電力用半導体装置に関するものである。
従来の電力用半導体装置は、例えば回路基板と、その回路基板に搭載された電力用半導体素子(電流を制御する半導体素子)と、回路基板の上方に設けられたプリント基板と、半導体素子とプリント基板の一部とを電気的に接続する可撓性端子とを備えたものなどがある。可撓性端子として、可撓性を有するコイルばねまたは板ばねを用い、可撓性端子の下端は、半導体素子の電極面にはんだ等の接合材を用いて接合されているものが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2014―107378号公報(段落0012〜0019、図1)
このような電力用半導体装置にあっては、プリント基板と電力用半導体素子は、可撓性を有するコイルばねを用いて接続し、はんだ等の接合材でコイルばねと接合されている。高温の電力用半導体素子の表面にはんだ等の接合材によるコイルばねとの接合部が存在すると、熱による膨張収縮を繰り返すと接合部での応力が増大し、剥離等が発生していた。それゆえ、信頼性に問題があった。
本発明は、上述のような問題を解決するためになされたもので、はんだ等の接合材を用いることなく電力用半導体素子の表面との電気的な接続を確保でき、信頼性が高い電力用半導体装置を提供することを目的とする。
本発明に係る電力用半導体装置は、放熱基板と、放熱基板上に設けられた電力用半導体素子と、電力用半導体素子に対向するよう配設されたプリント基板と、複数の突出部を有する波形の弾性を有する板であり、プリント基板に両端部が接合され、複数の突出部が電力用半導体素子およびプリント基板とそれぞれ電気的に接続するよう、電力用半導体素子とプリント基板との間に設けられた導電性の主回路用ばねと、を備えたものである。
本発明に係る電力用半導体装置によれば、電力用半導体素子との電気的な接続に際し、はんだ等の接合材を用いることなく主回路用ばねが電力用半導体素子の表面との電気的な接続を確保でき、信頼性が高い電力用半導体装置を得ることができる。
本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置の要部断面図である。 本発明の実施の形態1に係る主回路用ばねの外観図である。 本発明の実施の形態2に係る電力用半導体装置の要部断面図である。 本発明の実施の形態3に係る電力用半導体装置の要部断面図である。 本発明の実施の形態3に係る主回路用ばねの外観図である。 本発明の実施の形態4に係る主回路用ばねの外観図である。 本発明の実施の形態4に係る主回路用ばねの変形例の外観図である。 本発明の実施の形態5に係る主回路用ばねの長手方向断面図である。 本発明の実施の形態6に係る電力用半導体装置の要部断面図である。 本発明の実施の形態7に係るプリント基板周囲の要部断面図である。
実施の形態1.
本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置を図1および図2により説明する。図において、同一の符号を付したものは、同一またはこれに相当するものであり、このことは、明細書の全文において共通することである。
図1は本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置100の要部断面図である。図1に示すように、本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置100は、放熱基板1、電力用半導体素子、プリント基板5、主回路用ばね4、信号用ばね3、筐体7、および押圧蓋6を備えている。
放熱基板1は、金属板1a、第一絶縁層1b、および配線パターン1cで構成されている。図1に示すように、金属板1a、第一絶縁層1b、および配線パターン1cが順に積層されて設けられている。金属板1aおよび配線パターン1cは、銅またはアルミニウム等の金属材料が用いられ、電力用半導体素子の電流容量により金属板1aおよび配線パターン1cの厚みは適宜決定される。第一絶縁層1bは、絶縁性と放熱性を兼ね備える必要があるため、熱伝導率が良好なアルミナ、窒化アルミニウム、若しくは窒化ホウ素等のセラミック絶縁材料、または無機フィラーを充填した有機絶縁材料が用いられる。
電力用半導体素子は放熱基板1上に設けられており、放熱基板1の配線パターン1c上にはんだ等の接合材で実装されている。また、電力用半導体素子として、自己消孤型半導体素子2aと還流用ダイオード2b等がある。本発明の実施の形態1では、図1に示すように自己消孤型半導体素子2aと還流用ダイオード2bが設けられている。
プリント基板5は、放熱基板1上に設けられた電力用半導体素子に対向するよう配設されている。プリント基板5の、電力用半導体素子に対向する第二絶縁層5cの面には、主電流が流れる主回路配線用電極パターン5aと、電力用半導体素子の制御信号用の制御信号用電極パターン5bとが、エッチング等で形成されている。主回路配線用電極パターン5aおよび制御信号用電極パターン5bに用いる金属材料は、銅またはアルミニウムが用いられ、大電流が流れる場合には銅が好んで用いられる。主回路配線用電極パターン5aおよび制御信号用電極パターン5bの厚みは、電力用半導体装置100の電流容量により適宜決定される。また、第二絶縁層5cは、エポキシ樹脂またはポリイミド樹脂等の熱硬化性樹脂が一般的に用いられ、補強部材としてガラス繊維を用いる場合が多い。一方、第二絶縁層5cは、セラミック等の無機絶縁層としても良い。
主回路用ばね4は、複数の突出部4aを有する波形の弾性を有する導電性の板である。主回路用ばね4は、プリント基板5に両端部4bが接合され、複数の突出部4aが電力用半導体素子およびプリント基板5とそれぞれ電気的に接続するよう、電力用半導体素子とプリント基板5との間に設けられている。また、主回路用ばね4は、複数の突出部4aの内の一部の突出部4aが自己消孤型半導体素子2a、および還流用ダイオード2bで構成された電力用半導体素子とそれぞれ接続する。
本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置100では図1より、主回路用ばね4は放熱基板1側に突出した3つの突出部4aおよびプリント基板5側に突出した2つの突出部4aを有する。放熱基板1側に突出した3つの突出部4aは、それぞれ自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2b、および放熱基板1の配線パターン1cと電気的に接続している。また、プリント基板5側に突出した2つの突出部4aはプリント基板5の主回路配線用電極パターン5aと電気的に接続している。主回路用ばね4を用いることで、自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2b、放熱基板1の配線パターン1c、およびプリント基板5の主回路配線用電極パターン5aを個別に配線して電気的に接続するのではなく、一括で電気的に接続することができる。よって、自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2b、配線パターン1c、および主回路配線用電極パターン5aを個別に配線する必要がないため組立性に優れる。なお、主回路用ばね4の両端部4bは平面状になっており、主回路配線用電極パターン5aにはんだ等の接合材で接合され、固定されている。
また、主回路用ばね4は、複数の突出部4aの少なくとも1つが放熱基板1と電気的に接続していてもよい。本発明の実施の形態1に係る電力用半導体装置100では、主回路用ばね4の複数の突出部4aのうち、放熱基板1側に突出した1つの突出部4aが放熱基板1と電気的に接続している。これにより、はんだ等の接合材を用いることなく、主回路用ばね4は放熱基板1と電気的な接続を得ることができ、高い接続信頼性を得ることができる。
図2は、本発明の実施の形態1に係る主回路用ばね4の外観図である。図2に示すように、主回路用ばね4は波形の弾性を有する板であり、複数の突出部4aを有している。主回路用ばね4の複数の突出部4aは、電力用半導体素子を含む放熱基板の形状に応じてそれぞれ突出度合が異なっていても良い。本発明の実施の形態1では放熱基板1側に突出した3つの突出部4aおよびプリント基板5側に突出した2つの突出部4aを有するが、図2より放熱基板1側に突出した3つの突出部4aのうち最も右側の突出部4aは、他の2つの突出部4aより放熱基板1側に突出している。これは、右側の突出部4aに対応する位置では、電力用半導体素子が配線パターン1c上に設けられていないため、電力用半導体素子の厚みの分だけ、右側の突出部4aは他の突出部4aより放熱基板1側に突出しているためである。
ここで主回路用ばね4の幅(図2の紙面奥行方向)は、自己消孤型半導体素子2aおよび還流用ダイオード2b等の電力半導体素子のガードリング内に接続できる幅となっている。
主回路用ばね4は波形の弾性を有する板であり、放熱基板1とプリント基板5に挟まれ、圧力を加えると容易に変形し、自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2b、および配線パターン1cとの十分な電気的接続信頼性を確保できる。また、容易に主回路用ばね4が変形するため、十分な接続信頼性を確保でき、主回路用ばね4の両端部4bへ加わる応力が低減し、はんだ等で接合された両端部4bの接続信頼性が向上する。
信号用ばね3は、一端が制御信号用電極パターン5bに、他端が電力用半導体素子に電気的に接続されている。
主回路用ばね4および信号用ばね3の材質としては、ばね性を有し電気抵抗が小さい導電性の金属が好ましく、例えばコルソン合金等の銅合金が用いられるが、これに限られるものではない。また、主回路用ばね4の厚みは、0.2mm〜1.0mmが好ましい。主回路用ばね4の厚みが0.2mm未満では、ばね性は良好であるが、主回路用ばね4の断面積が小さくなるため導通時に発熱の問題が生じてしまう場合がある。一方、主回路用ばね4の厚みが1.0mmを超えると、主回路用ばね4の断面積が大きくなるため導通時の発熱は問題ないがばね性が低下し、電力用半導体素子、プリント基板5、または主回路配線用電極パターン5aと電気的に接続する際に接触面積が低下する場合がある。
筐体7は、放熱基板1およびプリント基板5を内包し、外周にねじ締め部7aを有する。また、筐体7には外部端子7bが設けられており、主回路用ばね4が電気的に接続された主回路配線用電極パターン5a、および信号用ばね3が電気的に接続された制御信号用電極パターン5bは、筐体7に設けられた外部端子7bとそれぞれ導通する。外部端子7bは、電力用半導体装置100と外部装置とを電気的に接続する。なお、筐体7は例えばガラス繊維で強化したポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、またはポリエチレン等の熱可塑性樹脂が好んで用いられるが、これに限られるものではない。
押圧蓋6は、筐体7と嵌合し、プリント基板5の主回路用ばね4に接続する面の反対面から押圧する。また、押圧蓋6は、プリント基板5の主回路用ばね4に接続する面の反対面に接触する突起6aを有している。本発明の実施の形態1では、押圧蓋6はプリント基板5の第二絶縁層5cに突起6aで均等に加圧し、プリント基板5と放熱基板1に挟まれた主回路用ばね4および信号用ばね3が加圧されることで弾性変形する。
これにより、主回路用ばね4は、自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2b、配線パターン1c、および主回路配線用電極パターン5aと電気的に接続される。同様に、信号用ばね3は自己消孤型半導体素子2aと制御信号用電極パターン5bを一定荷重を保ちながら電気的に接続する。主回路用ばね4と信号用ばね3が押圧蓋6で加圧され弾性変形するため、信頼性の高い電気的接続が得られる。ここで、押圧蓋6に設けられた突起6aは、プリント基板5を均一に加圧する位置に適宜配置される。
押圧蓋6に用いる材料は、プリント基板5を均一に加圧するため剛性に優れた高強度な材料が望ましい。例えば、ガラス繊維で強化したポリフェニレンサルファイド(PPS)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、またはポリエチレン等の熱可塑性樹脂が好んで用いられるが、これに限られるものではない。また、更に高強度が必要な場合、熱可塑性樹脂内部に補強用の金属板1aが挿入された押圧蓋6を用いてもよい。
本発明の実施の形態1では、図1に示すように押圧蓋6は筐体7と嵌合する。筐体7には押圧蓋6が嵌合するための溝7cが形成されており、溝7cに押圧蓋6を圧入することで嵌合する。溝7cは、押圧蓋6の厚みとほぼ同じ寸法であるが、押圧蓋6を圧入できるよう適宜寸法が調整されている。そのため、溝7cに押圧蓋6を容易に嵌合でき、押圧蓋6を固定することができる。また、押圧蓋6を溝7cに嵌合すると、押圧蓋6の突起6aが第二絶縁層5cを加圧するため、主回路用ばね4と信号用ばね3が圧縮され、弾性変形する。
次に本発明の実施の形態1における電力用半導体装置100の組立方法を説明する。放熱基板1に自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2bを実装し、主回路用ばね4と信号用ばね3が予め実装されたプリント基板5と放熱基板1とを固定するため位置決めする。その後、プリント基板5と外部端子7bとをはんだ等の接合材で接合し、押圧蓋6でプリント基板5を加圧し、筐体7に押圧蓋6を圧入し固定する。そして、筐体7、押圧蓋6、および放熱基板1に囲まれ形成された空間に封止樹脂を注入する。なお、封止樹脂を注入するための穴が押圧蓋6に設けられている(図示せず)。封止樹脂としては、主回路用ばね4および信号用ばね3のばね性を保つため弾性率が低い封止樹脂を用いても良い。封止樹脂としてシリコーンゲルなどを用いることが望ましいが、これに限られるものではない。
また、本発明の実施の形態1では電力用半導体素子として、自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2bの2つを放熱基板1上に設けた。放熱基板1上に電力用半導体素子を複数備え、主回路用ばね4は、複数の電力用半導体素子のそれぞれに、複数の突出部4aの少なくとも1つが電気的に接続される構成としてもよい。主回路用ばね4が複数の電力用半導体素子のそれぞれに、複数の突出部4aの少なくとも1つが電気的に接続されることで、複数の電力用半導体素子、放熱基板1の配線パターン1c、およびプリント基板5の主回路配線用電極パターン5aを一括で電気的に接続することができ組立性に優れ、高い接続信頼性を得ることができる。
一方、電力用半導体素子がたとえ1つの場合であっても同様に、主回路用ばね4の複数の突出部4aの少なくとも1つが電気的に電力用半導体素子に接続される。接続は、はんだ等の接合材を用いることなく、主回路用ばね4と放熱基板1との電気的な接続を得ることができるため、高い接続信頼性を得ることができる。電力用半導体素子の表面は特に高温になるため、はんだ等の接合材を用いることなく主回路用ばね4と電気的な接続を得ることができるため、剥離等が生じることの抑制ができる。
従来、電力用半導体素子間の電気的な接続、または電力用半導体素子と配線パターン1cとの電気的な接続には、ワイヤーボンド接続法または先行技術文献(特開2014―107378号公報)に示す接続法があった。両接続法では、はんだ等の接合部材と電力半導体の接合部、またははんだ等の接合部材と配線パターン1cの接合部において、弾性率の違いおよび熱膨張係数の違いから応力が発生し、接合部でクラック、または剥離が生じ機械的信頼性および熱的信頼性が問題となっていた。
以上のとおり、本発明の実施の形態1における電力用半導体装置100では、放熱基板1と、放熱基板1上に設けられた電力用半導体素子と、電力用半導体素子に対向するよう配設されたプリント基板5と、複数の突出部4aを有する波形の弾性を有する板であり、プリント基板5に両端部4bが接合され、複数の突出部4aが電力用半導体素子およびプリント基板5とそれぞれ電気的に接続するよう、電力用半導体素子とプリント基板5との間に設けられた導電性の主回路用ばね4と、を備える。
このような構成によれば、電力用半導体素子、放熱基板1、またはプリント基板5との電気的な接続に際し、接合材を用いることなく主回路用ばね4は電力用半導体素子の表面、放熱基板1、またはプリント基板5との電気的な接続を確保でき、接続の信頼性が高い電力用半導体装置100を得ることができる。
主回路用ばね4は、電力用半導体素子、放熱基板1の配線パターン1c、およびプリント基板5の主回路配線用電極パターン5aを一括で容易に配線できるため組立性に優れる。また、電気的な接続に際し、はんだ等の接合材を用いず押圧蓋6で加圧して電気的に接続するため、接合材を用いた場合のように、熱膨張係数の違いから応力が発生し、接合部でクラック、または剥離が生じないため、機械的、熱的長期信頼性に優れる電力用半導体装置100が得られる。
また、放熱基板1上に設けられた電力用半導体素子の厚み分だけ、放熱基板1上で段差が生じるが、主回路用ばね4の突出部4aの放熱基板1側への飛び出し量を調整することで、電力用半導体素子、配線パターン1c、および主回路配線用電極パターン5aを簡単に一括で接続できるため、組立性に優れる。さらに、主回路用ばね4がばね性を有することから、主回路用ばね4の自由変形により各接続部での接続圧力を均等化でき、各々の接続部での接続信頼性が向上する。
ここで、電力用半導体素子にはんだ付けするためには、Niめっき等の新しいめっき層を電力用半導体素子に施す必要がありコストが増加する。一方で、本発明では電力用半導体素子にはんだ付けを施す必要がないため、既存のAlフロントメタル電力用半導体素子を使用でき、コストの増加を抑制することができる。
更に、プリント基板5を電力用半導体素子が実装された放熱基板1と対向するよう配置し、主回路用ばね4を介することでそれぞれの導通を得ることができる。また、主回路用ばね4は、主回路用ばね4の両端をプリント基板5に接合するのみで、容易に固定することができ、コイルばね等を用いた場合よりも接合箇所を少なくすることができる。さらに、立体的な配置をすることができるため、電力用半導体装置100の小型化が可能となる。小型化が可能となるため、より多くの電力用半導体素子等を電力用半導体装置100に設けることが可能となり、高密度化を図ることができる。
実施の形態2.
本発明の実施の形態2に係る電力用半導体装置200を図3により説明する。なお、実施の形態1に係る電力用半導体装置200においては、プリント基板5が1層の場合を説明した。本発明の実施の形態2では、プリント基板15が2層の変形例について説明する。以下に実施の形態1と異なる点を中心に説明し、同一または対応する部分についての説明は省略する。
図3は本発明の実施の形態2に係る電力用半導体装置200の要部断面図である。図3に示すように、本実施の形態2における電力用半導体装置200は、2層に電極パターンが積層されたプリント基板15を有する。主回路用ばね4と接続する面に1層目の主回路配線用電極パターン15a、および信号用ばね3と接続する面に1層目の制御信号用電極パターン15bとを有し、それぞれの反対面に2層目の主回路配線用電極パターン15aおよび2層目の制御信号用電極パターン15bとを有する。主回路配線用スルーホール15dは、主回路配線用電極パターン15aに、制御信号用スルーホール15eは、制御信号用電極パターン15bに形成される。また、電力用半導体素子である自己消孤型半導体素子2aに接続した信号用ばね3は、制御信号用スルーホール15eに実装される。
主回路配線用スルーホール15dは、1層目の主回路配線用電極パターン15aと2層目の主回路配線用電極パターン15aを導通するためにプリント基板15に設けられており、主回路配線用スルーホール15dを通じて1層目の主回路配線用電極パターン15aの配線を2層目の主回路配線用電極パターン15aに引き回すことができる。
制御信号用スルーホール15eは、1層目の制御信号用電極パターン15bと2層目の制御信号用電極パターン15bを導通するためにプリント基板15に設けられており、制御信号用スルーホール15eを通じて1層目の制御信号用電極パターン15bを2層目の制御信号用電極パターン15bに引き回すことができる。ここで、制御信号用スルーホール15eは、信号用ばね3と同等な数で形成される。信号用ばね3は、電力用半導体素子である自己消孤型半導体素子2aにおけるゲート電極、さらにはエミッター電極と接続される。本発明の実施の形態2では、信号用ばね3は、制御信号用スルーホール15eの内部にはんだ付け等で挿入実装される。信号用ばね3は、線材から作られたばねで形成されている。線材から作られた信号用ばね3は、ばね性を保持しているため、電力用半導体素子である自己消孤型半導体素子2aのゲート電極、さらにはエミッター電極と小面積での接続が可能となる。
なお、主回路配線用スルーホール15dおよび制御信号用スルーホール15eは、スルーホール直径、スルーホール数、およびスルーホール内のめっき厚さについて、スルーホールを流れる電流容量により適宜設計される。
また、プリント基板15は、2層以上から構成され、少なくとも1層が負極パターンを形成してもよい。プリント基板15に負極パターンを形成すると、放熱基板1の配線パターン1c(正極パターン)と、平行になるため電界が相殺し、電力用半導体装置200の配線から生ずるインダクタンスを低減することができる。さらに、負極パターンが形成されたプリント基板15は、放熱基板1と対向する位置に配置され、主回路用ばね4を介して立体的な配線構造となる。そのため、平面上に広く配線する必要が無く、電力用半導体装置200の小型化が可能となる。
以上のとおり、本発明の実施の形態2に係る電力用半導体装置200によると、プリント基板15は、2層以上で構成され、主回路用ばね4と接続する面に、主回路配線用電極パターン15aと制御信号用電極パターン15bとを有し、主回路配線用電極パターン15aは、主回路用ばね4と接続し、制御信号用電極パターン15bは、制御信号用スルーホール15eを有し、電力用半導体素子に接続した信号用ばね3が制御信号用スルーホール15eに実装されることを特徴としている。また、プリント基板15は、2層以上で構成され、主回路配線用電極パターン15aに主回路配線用スルーホール15dが形成されたことを特徴としている。さらに、プリント基板15は、2層以上から構成され、少なくとも一層が負極パターンを形成していることを特徴としている。
このような構成によれば、信号用ばね3は、ばね性を保持したまま電力用半導体素子と小面積で電気的に接続することができるため、接続信頼性を維持した状態でプリント基板15、更には電力用半導体装置200の小型化が可能となる。
また、プリント基板15が2層以上から構成され、少なくとも1層が負極パターンを形成することで、インダクタンスを低減でき高機能化が図れる。
実施の形態3.
本発明の実施の形態3に係る電力用半導体装置300を図4および図5により説明する。なお、本発明の実施の形態3では、主回路用ばね24の変形例について説明する。以下に実施の形態1と異なる点を中心に説明し、同一または対応する部分についての説明は適宜省略する。
図4は本発明の実施の形態3に係る電力用半導体装置300の要部断面図である。図5は本発明の実施の形態3に係る主回路用ばね4の外観図である。図4に示すように、主回路用ばね24の2つの突出部24aは、電力用半導体素子である自己消孤型半導体素子2aおよび還流用ダイオード2bとそれぞれ接続する。図5に示すように、本発明の実施の形態3における主回路用ばね24は、図2に示す実施の形態1の主回路用ばね24より長手方向(図5の主回路用ばね24の両端部24bを結ぶ直線方向)に短く、突出部24aの数が少ない負極用の主回路用ばね24である。主回路用ばね24はプリント基板5側に1つおよび放熱基板1側に2つの突出部24aを有するため、プリント基板5、自己消孤型半導体素子2a、および還流用ダイオード2bとそれぞれ電気的に接続することができる。
このような構成によれば、主回路用ばね24は、長手方向に短くなった波形の弾性を有する板であるため、より小さい圧力で変形し、ばね性を有することから十分な電気的接続信頼性を得ることができる。また、主回路用ばね24の長手方向の両端の両端部24bは、ばねの弾性で加わる力が小さくなるため、両端の両端部24bへの応力が低減し、接合部の接合信頼性が向上する。
実施の形態4.
本発明の実施の形態4に係る電力用半導体装置を図6および図7により説明する。なお、本発明の実施の形態4では、主回路用ばね34(主回路用ばね44)の変形例について説明する。以下に実施の形態1と異なる点を中心に説明し、同一または対応する部分についての説明は省略する。
図6は本発明の実施の形態4に係る主回路用ばね34の外観図である。また、図7は本発明の実施の形態4に係る主回路用ばね44の変形例の外観図である。図6に示すように、本実施の形態4における主回路用ばね34は、長手方向に複数のスリット34cを有する。図6の主回路用ばね34は放熱基板1側に3つの突出部34a、プリント基板5側に2つの突出部34aを有する波形の弾性を有する板であり、自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2b、配線パターン1c、並びにプリント基板5とそれぞれ電気的に接合する。一方、図7に示す主回路用ばね44は、長手方向に複数のスリット44cを有し、放熱基板1側に2つの突出部44a、プリント基板5側に1つの突出部44aを有する波形の弾性を有する板である。自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2b、並びにプリント基板5とそれぞれ電気的に接合する。なお、スリット4cは主回路用ばね44の長手方向に設けられ、主回路配線用電極パターン5aとはんだ等で接合する両端の両端部44bには設けていない。
図6に示すように、主回路用ばね34の長手方向にスリット34cを形成すると、主回路用ばね34の波形の板は短冊状に分割される。短冊状になった板は力が加わると変形しやすくなるため、自己消孤型半導体素子2a、還流用ダイオード2b、配線パターン1c、またはプリント基板5と、突出部34aとの接触面積がそれぞれ増加する。スリット34cの本数は特に制約がないが、スリット34cの本数が多すぎると接触できる板の面積が減少し、十分な電流容量が得られない可能性があるため、接触面積の確保に注意する必要がある。図6において、直線状のスリット34cであるが形状はこれに限られず、ジグザグ状の屈曲した線等のスリット34cでもよい。なお、図6に示す主回路用ばね34の特徴を、図7に示す主回路用ばね44も同様に有している。
以上のとおり、本発明の実施の形態4に係る電力用半導体装置によると、主回路用ばね34(主回路用ばね44)は、長手方向に複数のスリット34c(スリット44c)を有することを特徴としている。
このような構成によれば、主回路用ばね4の長手方向に複数のスリット34c(スリット44c)があることで主回路用ばね34(主回路用ばね44)は短冊状に分割され、力が加わると容易に変形するため、電力用半導体素子、配線パターン1c、またはプリント基板5と、突出部4aとの接触面積がそれぞれ増加する。よって、接触面で凹凸が発生していても個々に変形するため接続面積が十分に確保できる。それゆえ、接続信頼性が向上すると同時に、十分な電流容量を得ることができる。
実施の形態5.
本発明の実施の形態5に係る電力用半導体装置を図8により説明する。なお、本発明の実施の形態5では、主回路用ばね54の変形例について説明する。以下に実施の形態3と異なる点を中心に説明し、同一または対応する部分についての説明は省略する。
図8は本発明の実施の形態5に係る主回路用ばね54の長手方向断面図である。主回路用ばね54は、複数の突出部54aの少なくとも一部に突起54dを有している。図8に示すように、本実施の形態5における主回路用ばね54は放熱基板1側の2つの突出部54aに突起54dが設けられている。主回路用ばね54と、電力用半導体素子である自己消孤型半導体素子2aおよび還流用ダイオード2bと、がそれぞれ電気的に接続する箇所に突起54dを設けることで、主回路用ばね54と電力用半導体素子の表面との電気的な接続信頼性を向上することができる。一方で、突起54d形状に起因して、主回路用ばね54と電力用半導体素子の表面との接続する面積が逆に減少する恐れがあり、その場合には電流容量が制限される可能性が生じる。そこで、突起54d形状は部分的に平面形状とし、電力用半導体素子表面との接続面積を確保する。ただし、突起54d形状は平面形状に限られるものではなく、電力用半導体素子等の表面との接続面積を確保できる形状であればよい。
主回路用ばね54の突起54dは、機械加工により形成される方法、または別部材を主回路用ばね54に溶接等で接合し形成される方法などがある。機械加工で突起54dを形成すると安価に形成可能となる。なお、本発明の実施の形態5の主回路用ばね54に、実施の形態4で示した複数のスリットを設けてもよい。
なお、本発明の実施の形態5では、実施の形態3と異なる点を中心に説明したが、実施の形態1の主回路用ばね54に突起54dを設けても何ら問題ない。
以上のとおり、本発明の実施の形態5に係る電力用半導体装置によると、主回路用ばね54は、複数の突出部54aの少なくとも一部に突起54dを有していることを特徴としている。
このような構成によれば、主回路用ばね54と電力用半導体素子、配線パターン1c、または主回路配線用電極パターン5aとが電気的に接続する箇所に突起54dを設けることで、電気的な接続信頼性を向上することができる。
実施の形態6.
本発明の実施の形態6に係る電力用半導体装置600を図9により説明する。なお、実施の形態2に係る電力用半導体装置600においては、押圧蓋6を筐体7に圧入して固定する場合を説明した。本発明の実施の形態6では、押圧蓋66と筐体77をねじ締めで固定する場合の変形例について説明する。以下に実施の形態2と異なる点を中心に説明し、同一または対応する部分についての説明は省略する。
図9は本発明の実施の形態6に係る電力用半導体装置600の要部断面図である。電力用半導体装置600は、放熱基板1およびプリント基板15を内包する筐体7を備え、押圧蓋66は、筐体7とネジ止めされることを特徴とする。図9に示すように、本発明の実施の形態6における電力用半導体装置600は、実施の形態2で図示した筐体7に押圧蓋6が嵌合する構造ではなく、筐体77の外周に設けられたねじ締め部77aにおいて、筐体77と押圧蓋66が固定される構造である。押圧蓋66を放熱フィン等の放熱装置とねじで締結すると、押圧蓋66の突起66aがプリント基板15を加圧し、主回路用ばね4および信号用ばね3に力を加えることができる。
なお、本発明の実施の形態6では、実施の形態2と異なる点を中心に説明したが、実施の形態1の電力用半導体装置100に、本発明の実施の形態6の押圧蓋66および筐体77を適用することは何ら問題ない。
以上のとおり、本発明の実施の形態6に係る電力用半導体装置600によると、電力用半導体装置600は、放熱基板1およびプリント基板15を内包する筐体77を備え、押圧蓋66は、筐体77とネジ止めされることを特徴としている。
このような構成によれば、押圧蓋66をねじ締めにより固定しているため、振動、または熱履歴等で押圧蓋66からプリント基板5へ加わる圧力が変動するといった問題もなく、安定して力を加えることができ、信号用ばね3、および主回路用ばね4部の接続信頼性が向上する効果が得られる。
実施の形態7.
本発明の実施の形態7に係る電力用半導体装置を図10により説明する。なお、本発明の実施の形態7では、プリント基板65に電子部品8が実装された場合について説明する。以下に実施の形態1と異なる点を中心に説明し、同一または対応する部分についての説明は省略する。
図10は本発明の実施の形態7に係るプリント基板65周囲の要部断面図である。プリント基板65は、2層以上から構成され、主回路用ばね4と接続する面と反対方向の最外層面に、電子部品8が搭載される。図10に示すように本発明の実施の形態7において、電力用半導体装置におけるプリント基板65は3層の電極パターンで構成されている。第二絶縁層65cは平行な2層の絶縁層からなり、どちらの絶縁層の両面にも電極パターンが設けられている。
1層目の第二絶縁層65cは、主回路用ばね4と接続する面に1層目の主回路配線用電極パターン65a、および信号用ばね3と接続する面に1層目の制御信号用電極パターン65bとを有する。また、1層目の第二絶縁層65cは、1層目の主回路配線用電極パターン65aおよび制御信号用電極パターン65bがそれぞれ形成された面の反対面に2層目の主回路配線用電極パターン65aおよび制御信号用電極パターン65bをそれぞれ有する。さらに、2層目の第二絶縁層65cは、2層目の主回路配線用電極パターン65aおよび制御信号用電極パターン65bがそれぞれ形成された面の反対面にそれぞれ3層目の主回路配線用電極パターン65aおよび制御信号用電極パターン65bをそれぞれ有する。主回路配線用スルーホール65dは、主回路配線用電極パターン65aに、制御信号用スルーホール65eは、制御信号用電極パターン65bに形成される。
信号用ばね3は、制御信号用スルーホール65eに実装される。さらに、主回路用ばね4と接続する面(1層目の主回路配線用電極パターン65a)と反対方向の最外層面は、抵抗等の電子部品8が搭載されたドライブ回路となっている。
以上のとおり、本発明の実施の形態7に係る電力用半導体装置によると、プリント基板65は、2層以上から構成され、主回路用ばね4と接続する面と反対方向の最外層面に、電子部品8が搭載されることを特徴としている。
このような構成によれば、抵抗等の電子部品8が搭載されたドライブ回路が内蔵された電力用半導体装置であるため、ドライブ回路を電力用半導体装置の外部に設ける場合に比べ、電力用半導体素子との配線距離が短くなり応答性が向上する。よって、信頼性が高く小型化が可能な電力用半導体装置を得ることができる。
なお、本発明は、発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせることや、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
1 放熱基板、2a 自己消孤型半導体素子、2b 還流用ダイオード、3 信号用ばね、4 主回路用ばね、4a突出部、4b 両端部、4c スリット、4d 突起、5 プリント基板、5a 主回路配線用電極パターン、5b 制御信号用電極パターン、5d 主回路配線用スルーホール、5e 制御信号用スルーホール、6 押圧蓋、6a 突起、7 筐体、8 電子部品

Claims (14)

  1. 放熱基板と、
    前記放熱基板上に設けられた電力用半導体素子と、
    前記電力用半導体素子に対向するよう配設されたプリント基板と、
    複数の突出部を有する波形の弾性を有する板であり、前記プリント基板に両端部が接合され、前記複数の突出部が前記電力用半導体素子および前記プリント基板とそれぞれ電気的に接続するよう、前記電力用半導体素子と前記プリント基板との間に設けられた導電性の主回路用ばねと、
    を備える電力用半導体装置。
  2. 前記電力用半導体素子を複数備え、
    前記主回路用ばねは、複数の前記電力用半導体素子のそれぞれに、前記複数の突出部の少なくとも1つが電気的に接続される
    請求項1に記載の電力用半導体装置。
  3. 前記プリント基板は、2層以上で構成され、前記主回路用ばねと接続する面に、主回路配線用電極パターンと制御信号用電極パターンとを有し、
    前記主回路配線用電極パターンは、前記主回路用ばねと接続し、
    前記制御信号用電極パターンは、制御信号用スルーホールを有し、前記電力用半導体素子に接続した信号用ばねが前記信号用スルーホールに実装される
    請求項1または請求項2に記載の電力用半導体装置。
  4. 前記電力用半導体素子は、自己消弧型半導体素子と還流用ダイオードとで構成され、
    前記主回路用ばねは、前記複数の突出部の内の一部の突出部が前記自己消弧型半導体素子、および前記還流用ダイオードとそれぞれ接続する
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
  5. 前記主回路用ばねは、長手方向に複数のスリットを有する
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
  6. 前記主回路用ばねは、前記複数の突出部の少なくとも一部に突起を有している
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
  7. 前記プリント基板の前記主回路用ばねに接続する面の反対面から押圧する押圧蓋
    を備える請求項1〜6のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
  8. 前記押圧蓋は、前記反対面と接触する突起を有する
    請求項7に記載の電力用半導体装置。
  9. 前記放熱基板および前記プリント基板を内包する筐体を備え、
    前記押圧蓋は、前記筐体と嵌合する
    請求項7または請求項8に記載の電力用半導体装置。
  10. 前記放熱基板および前記プリント基板を内包する筐体を備え、
    前記押圧蓋は、前記筐体とネジ止めされる
    請求項7または請求項8に記載の電力用半導体装置。
  11. 前記主回路用ばねは、前記複数の突出部の少なくとも1つが前記放熱基板と電気的に接続する
    請求項1〜10のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
  12. 前記プリント基板は、2層以上で構成され、前記主回路配線用電極パターンに主回路配線用スルーホールが形成された
    請求項3に記載の電力用半導体装置。
  13. 前記プリント基板は、2層以上から構成され、少なくとも一層が負極パターンを形成する
    請求項1〜12のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
  14. 前記プリント基板は、2層以上から構成され、前記主回路用ばねと接続する面と反対方向の最外層面に、電子部品が搭載される
    請求項1〜13のいずれか一項に記載の電力用半導体装置。
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