JP2016062621A - 半導体記憶装置 - Google Patents

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Sanad Saleh Khaireddeen Bushnaq
サナド サレフ ケレデ ブシュナク
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Masanobu Shirakawa
政信 白川
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Abstract

【課題】動作信頼性を向上できる半導体記憶装置を提供する。【解決手段】半導体記憶装置は、複数のメモリセルを含む第1のメモリセル群と、複数のメモリセルを含み、前記第1のメモリセル群よりも寄生容量が小さい第2のメモリセル群と、前記第1のメモリセル群に電気的に接続される第1のビット線と、前記第2のメモリセル群に電気的に接続される第2のビット線と、前記第1のビット線に電気的に接続され、前記第1のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第1のセンスモジュールと、前記第2のビット線に電気的に接続され、前記第2のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第2のセンスモジュールと、を具備する。【選択図】図7

Description

本実施形態は、半導体記憶装置に関する。
メモリセルが三次元に配列されたNAND型フラッシュメモリが知られている。
動作信頼性を向上できる半導体記憶装置を提供する。
実施形態の半導体記憶装置は、複数のメモリセルを含む第1のメモリセル群と、複数のメモリセルを含み、前記第1のメモリセル群よりも寄生容量が小さい第2のメモリセル群と、前記第1のメモリセル群に電気的に接続される第1のビット線と、前記第2のメモリセル群に電気的に接続される第2のビット線と、前記第1のビット線に電気的に接続され、前記第1のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第1のセンスモジュールと、前記第2のビット線に電気的に接続され、前記第2のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第2のセンスモジュールと、を具備し、前記第1のセンスモジュール及び前記第2のセンスモジュールは、前記第1のビット線及び前記第2のビット線に対するセンス動作を同時に開始し、前記第2のセンスモジュールは、前記第1のセンスモジュールよりも先に前記センス動作を終了する。
図1は、半導体記憶装置を含むメモリシステムの構成を示す図である。 図2は、NAND型フラッシュメモリのブロック図である。 図3は、メモリセルアレイの構成を示す図である。 図4は、NAND型フラッシュメモリが備えるソース線コンタクトLIsrcと、半導体柱との関係を示す断面図である。 図5は、NAND型フラッシュメモリが備えるソース線コンタクトLIsrcと、半導体柱との関係を示す平面図である。 図6は、センスモジュールの構成を示す回路図である。 図7は、第1の実施形態に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図8は、NAND型フラッシュメモリが備えるソース線コンタクトLIsrcと、半導体柱との関係を示す平面図である。 図9は、変形例1に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図10は、第2の実施形態に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図11は、変形例2に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図12は、ビット線と、センスモジュールとの接続関係を示す回路図である。 図13は、センスモジュールの構成を示す回路図である。 図14は、第3の実施形態に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図15は、変形例3に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図16は、第4の実施形態に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図17は、変形例4に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図18は、第5の実施形態に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図19は、変形例5に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図20は、センスモジュールの構成を示す回路図である。 図21は、第6の実施形態に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図22は、変形例6に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図23は、第7の実施形態に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図24は、変形例7に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図25は、第8の実施形態に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図26は、変形例8に係るセンスモジュールの各種制御信号のタイミングチャートである。 図27は、ブロックBLKの一部を示す回路図である。 図28は、ブロックBLK一部を示す平面図である。 図29は、ブロックBLKの斜視図である。 図30は、図28におけるA−A線に沿った断面図である。 図31は、図28におけるB−B線に沿った断面図である。 図32は、図28におけるC−C線に沿った断面図である。
以下、実施形態につき図面を参照して説明する。この説明に際し、全図にわたり、共通する部分には共通する参照符号を付す。
(第1の実施形態)
第1の実施形態に係る半導体記憶装置について説明する。以下では半導体記憶装置として、メモリセルトランジスタが半導体基板の上方に積層された三次元積層型NAND型フラッシュメモリを例に挙げて説明する。
<メモリシステムの構成について>
まず、本実施形態に係る半導体記憶装置を含むメモリシステムの構成について、図1を用いて説明する。
図1に示すようにメモリシステム1は、NAND型フラッシュメモリ100及びメモリコントローラ200を備えている。メモリコントローラ200とNAND型フラッシュメモリ100は、例えばそれらの組み合わせにより一つの半導体装置を構成しても良く、その例としてはSDT1カードのようなメモリカードや、SSD(solid state drive)等が挙げられる。また、メモリシステム1は、ホストデバイス300を更に備える構成であっても良い。
NAND型フラッシュメモリ100は、複数のメモリセルトランジスタを備え、データを不揮発に記憶する。NAND型フラッシュメモリ100の構成の詳細は後述する。
メモリコントローラ200は、ホストデバイス300からの命令に応答して、NAND型フラッシュメモリ100に対して読み出し、書き込み、消去等を命令する。
メモリコントローラ200は、ホストインターフェイス回路201、内蔵メモリ(RAM)202、プロセッサ(CPU)203、バッファメモリ204、NANDインターフェイス回路205、及びECC回路206を備えている。
ホストインターフェイス回路201は、コントローラバスを介してホストデバイス300と接続され、メモリコントローラ200と、ホストデバイス300との通信を司る。そして、ホストインターフェイス回路201は、ホストデバイス300から受信した命令及びデータを、それぞれCPU203及びバッファメモリ204に転送する。また、ホストインターフェイス回路201は、CPU203の命令に応答して、バッファメモリ204内のデータをホストデバイス300へ転送する。
NANDインターフェイス回路205は、NANDバスを介してNAND型フラッシュメモリ100と接続される。そして、NANDインターフェイス回路205は、NAND型フラッシュメモリ100とメモリコントローラ200の通信を司る。そして、NANDインターフェイス回路205は、CPU203から受信した命令をNAND型フラッシュメモリ100に転送する。また、NANDインターフェイス回路205は、データの書き込み時にはバッファメモリ204内の書き込みデータをNAND型フラッシュメモリ100へ転送する。更に、NANDインターフェイス回路205は、データの読み出し時には、NAND型フラッシュメモリ100から読み出されたデータをバッファメモリ202へ転送する。
CPU203は、メモリコントローラ200全体の動作を制御する。例えば、CPU203は、ホストデバイス300から書き込み命令を受信した際には、NANDインターフェイス回路205に基づく書き込み命令を発行する。読み出し及び消去の際も同様である。またCPU203は、ウェアレベリング等、NAND型フラッシュメモリ100を管理するための様々な処理を実行する。更にCPU203は、各種の演算を実行する。例えば、データの暗号化処理やランダマイズ処理等を実行する。尚、上述したように、ホストデバイス300が、メモリシステム1に含まれる場合においても、CPU203は、メモリシステム1全体の動作を司る。
ECC回路206は、データの誤り訂正(ECC:Error Checking and Correcting)処理を実行する。すなわちECC回路206は、データの書き込み時には書き込みデータに基づいてパリティを生成する。そして、ECC回路206は、データの読み出し時には前記パリティからシンドロームを生成して誤りを検出し、誤りを訂正する。なお、CPU203がECC回路206の機能を有していても良い。
内蔵メモリ202は、例えばDRAM等の半導体メモリであり、CPU203の作業領域として使用される。そして内蔵メモリ202は、NAND型フラッシュメモリ100を管理するためのファームウェアや、各種の管理テーブル等を保持する。
<半導体記憶装置の構成について>
次に、図2を用いて半導体記憶装置100の構成について説明する。
図2に示すようにNAND型フラッシュメモリ100は、大まかには周辺回路110及びコア部120を備えている。
コア部120は、メモリセルアレイ130、センス回路140、及びロウデコーダ150を備えている。
メモリセルアレイ130は、複数の不揮発性メモリセルトランジスタを備えており、複数の不揮発性メモリセルトランジスタのそれぞれがワード線及びビット線に関連付けられている。また、メモリセルアレイ130は、複数の不揮発性メモリセルトランジスタの集合である複数(図2の例では3個)のブロックBLK(BLK0、BLK1、BLK2、…)を備えている。ブロックBLKはデータの消去単位となり、同一ブロックBLK内のデータは一括して消去される。ブロックBLKの各々は、メモリセルトランジスタが直列接続されたNANDストリング131の集合である複数のストリングユニットSU(SU0、SU1、SU2、…)を備えている。もちろん、メモリセルアレイ130内のブロック数や、1ブロックBLK内のストリングユニット数は任意である。
ロウデコーダ150は、ブロックアドレスやページアドレスをデコードして、対応するブロックのいずれかのワード線を選択する。そしてロウデコーダ150は、選択ワード線及び非選択ワード線に、適切な電圧を印加する。
センス回路140は、複数のセンスモジュール141を備え、データの読み出し時には、メモリセルトランジスタからビット線に読み出されたデータをセンスする。またデータの書き込み時には、書き込みデータをメモリセルトランジスタに転送する。メモリセルアレイ130へのデータの読み出し及び書き込みは、複数のメモリセルトランジスタ単位で行われる。
周辺回路110は、シーケンサ111、チャージポンプ112、レジスタ113、及びドライバ114を備える。
シーケンサ111は、NAND型フラッシュメモリ100全体の動作を制御する。
ドライバ114は、データの書き込み、読み出し、及び消去に必要な電圧を、ロウデコーダ150、センス回路140、及び図示せぬソース線ドライバに供給する。
チャージポンプ112は、外部から与えられる電源電圧を昇圧して、必要な電圧をドライバ114に供給する。
レジスタ113は、種々の信号を保持する。例えば、レジスタ113は、データの書き込みや消去動作のステータスを保持し、これによってコントローラに動作が正常に完了したか否かを通知する。また、レジスタ113は、種々のテーブルを保持することも可能である。
<メモリセルアレイ>
次に、図3を用いて、第1の実施形態に係るメモリセルアレイ130の構成の詳細について説明する。
NANDストリング131の各々は、例えば48個のメモリセルトランジスタMT(MT0〜MT47)と、選択トランジスタST1、ST2とを含んでいる。メモリセルトランジスタMTは、制御ゲートと電荷蓄積層とを含む積層ゲートを備え、データを不揮発に保持する。なお、メモリセルトランジスタMTの個数は48個に限られず、8個や、16個や32個、64個、128個等であってもよく、その数は限定されるものではない。また、メモリセルトランジスタMT0〜MT47を区別しない場合には、単にメモリセルトランジスタMTと称す。
複数のメモリセルトランジスタMTは、選択トランジスタST1、ST2間に、直列接続されるようにして配置されている。
ストリングユニットSU0〜SU3の各々の選択トランジスタST1のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGD0〜SGD3に接続され、選択トランジスタST2のゲートは、それぞれ選択ゲート線SGS0〜SGS3に接続される。これに対して同一のブロックBLK0内にあるメモリセルトランジスタMT0〜MT47の制御ゲートはそれぞれワード線WL0〜WL47に共通接続される。尚、ワード線WL0〜WL47を区別しない場合には、単にワード線WLと称す。
すなわち、ワード線WL0〜WL47は同一ブロックBLK0内の複数のストリングユニットSU0〜SU3間で共通に接続されているのに対し、選択ゲート線SGD、SGSは、同一ブロックBLK0内であってもストリングユニットSU0〜SU3毎に独立している。
ブロックBLK0においては、図3に示すようなカラムの構成が、紙面垂直方向に複数設けられている。第1の実施形態では、ブロックBLK0は、例えば4つのストリングユニットSU(SU0〜SU3)を含んでいる。また各々のストリングユニットSUは、図3の紙面垂直方向に複数のNANDストリング131を含む。他のブロックBLKもブロックBLK0と同様の構成を有している。
また、メモリセルアレイ130内でマトリクス状に配置されたNANDストリング131のうち、同一行にあるNANDストリング131の選択トランジスタST1の他端は、いずれかのビット線BL(BL0〜BL(L−1)、(L−1)は1以上の自然数)に共通接続される。すなわち、ビット線BLは、複数のブロックBLK間で、NANDストリング131を共通に接続する。また、選択トランジスタST2の電流経路の他端は、ソース線SLに共通に接続されている。ソース線SLは、例えば複数のブロック間で、NANDストリング131を共通に接続する。
前述の通り、同一のブロックBLK内にあるメモリセルトランジスタMTのデータは、一括して消去される。これに対してデータのリード及びプログラムは、いずれかのブロックBLKのいずれかのストリングユニットSUにおける、いずれかのワード線WLに共通に接続された複数のメモリセルトランジスタMTにつき、一括して行われる。このように一括して書込まれる単位を「ページ」と呼ぶ。
メモリセルアレイ130の構成については、例えば、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月19日に出願された米国特許出願12/407,403号に記載されている。また、“三次元積層不揮発性半導体メモリ”という2009年3月18日に出願された米国特許出願12/406,524号、“不揮発性半導体記憶装置及びその製造方法”という2010年3月25日に出願された米国特許出願12/679,991号“半導体メモリ及びその製造方法”という2009年3月23日に出願された米国特許出願12/532,030号に記載されている。これらの特許出願は、その全体が本願明細書において参照により援用されている。
<ソース線コンタクト及び基板コンタクト>
図4及び図5を用いて、本実施形態のNAND型フラッシュメモリが備えるソース線コンタクトLIsrcと、半導体柱について説明する。
図4に示すように、半導体基板101にはn型ウェル101aが設けられ、n型ウェル101aの表面領域にはp型ウェル101bが設けられている。また、p型ウェル101bの表面領域に、n型拡散層101cが設けられている。
メモリセルアレイ130は複数の板状のソース線コンタクトLIsrcを備える。ソース線コンタクトLIsrcは、n型拡散層101c上に設けられる。そして、ソース線コンタクトLIsrcは、コンタクトCT(不図示)を介して、半導体基板101と、ソース線(不図示)とを電気的に接続する。
ブロックBLK0の境界には、例えばソース線コンタクトLIsrc_0が配置されている。ブロックBLK0と、これに隣り合うブロックBLK1との境界には、ソース線コンタクトLIsrc_1が配置される。尚、ソース線コンタクトLIsrc_0と、LIsrc_1と、を区別しない場合は、単にソース線コンタクトLI等とも呼ぶ。
メモリセルアレイ130内には、半導体柱SPが、半導体基板に対して垂直方向(D3方向)に延伸して設けられている。各トランジスタMT,ST1,ST2は、この半導体柱SPを中心軸としてD3方向に直列接続されている。すなわち、半導体柱SPと、多段に設けられるワード線WLおよび選択ゲート線SGD,SGSとを含む領域に、各トランジスタMT,ST1,ST2が配置される。
次に、図5を用いて、D3方向に直交するD1−D2平面における、半導体柱SPの配置と、ビット線BLと半導体柱SPとの接続関係について説明する。
図5に示すように、メモリセルアレイ130には、D1方向においてソース線コンタクトLIsrc_0に隣り合う、半導体柱SP0群(SP0_0、SP0_1、…)が設けられている。また、メモリセルアレイ130には、D4方向(D1−D2平面内、且つD1方向及びD2方向と所定の角度で交差する)またはD5方向(D1−D2平面内、且つD1方向、D2方向、及びD5方向と所定の角度で交差する)において半導体柱SP0群に隣り合う、半導体柱SP1群(SP1_0、SP1_1、…)が設けられている。また、メモリセルアレイ130には、D4方向またはD5方向において半導体柱SP1群に隣り合う、半導体柱SP2群(SP2_0、SP2_1、…)が設けられている。また、メモリセルアレイ130には、D4方向またはD5方向において半導体柱SP2群に隣り合い、D1方向においてソース線コンタクトLIsrc_1に隣り合う、半導体柱SP3群(SP3_0、SP3_1、…)が設けられている。尚、半導体柱SP0〜SP3等を区別しない場合は、単に半導体柱SP等とも呼ぶ。
ビット線BL0は、半導体柱SP0_0のコンタクトCT0_0に接続される。ビット線BL1は、半導体柱SP2_0のコンタクトCT2_0に接続される。ビット線BL2は、半導体柱SP1_0のコンタクトCT1_0に接続される。ビット線BL3は、半導体柱SP3_0のコンタクトCT3_0に接続される。同様にして、他のビット線BLは、コンタクトCTを介して半導体柱SPに接続される。尚、コンタクトCT0_0〜CT3_0等を区別しない場合は、単にコンタクトCT等とも呼ぶ。
本実施形態では、ソース線コンタクトLIsrcに隣り合う複数の半導体柱SPを、第1のグループGP1と分類し、ソース線コンタクトLIsrcに隣り合わない複数の半導体柱SPを、第2のグループGP2と分類する。
より具体的には、本実施形態では、半導体柱SP0群、及び半導体柱SP3群を、第1のグループGP1に属する第1の半導体柱群SPGP1と定義する。また、半導体柱SP1群、及び半導体柱SP2群を、第2のグループGP2に属する第2の半導体柱群SPGP2と定義する。
本実施形態において、第1の半導体柱群SPGP1に接続されるビット線BLを第1のグループビット線BLGP1等とも呼ぶ。第2のグループに属する半導体柱SPに接続されるビット線BLを第2のグループビット線BLGP2等とも呼ぶ。
第1のグループビット線BLGP1と、第2のグループビット線BLGP2とのビット線容量(以下、ビット線容量を単に容量とも呼ぶ)は、複数の半導体柱SP間の距離と、半導体柱SPからソース線コンタクトLI_srcまでの距離などに応じて異なることがある。本実施形態において、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量との違いを考慮して、センス回路140を動作させる。以下に、センス回路140の動作に関して詳細に説明する。
また、以下では、簡単のため、第1のグループビット線BLGP1の容量が、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい場合について説明する。
<センスモジュールについて>
次に、図6を用いて、センスモジュール141の構成について説明する。センスモジュール141は、ビット線BL毎に設けられる。
図6に示すように、センスモジュール141は、フックアップ部142、センスアンプ143、データラッチ144、及びpMOSトランジスタ141aを備えている。
フックアップ部142は、nMOSトランジスタ142aを備えている。トランジスタ142aは、ゲートに信号BLSが与えられ、ソースがビット線BLに接続されている。トランジスタ142aは、センスモジュール141とビット線BLとの接続を制御するためのものである。
センスアンプ143は、nMOSトランジスタ143a、143b、143c、143d、143e、143g、143h、143i、143j、pMOSトランジスタ143f、及び容量素子143jを備えている。
トランジスタ143aは、データの読み出し時におけるビット線BLのプリチャージ電位を制御するためのものであり、ソースがトランジスタ142aのドレインに接続され、ゲートに信号BLCが与えられる。トランジスタ143fは、ビット線BL及び容量素子143jを充電するためのものであり、ゲートにノードINVが接続され、ソースに電源電圧VDDが与えられる。トランジスタ143bはビット線BLをプリチャージするためのものであり、ゲートに信号BLXが与えられ、ドレインがノードN1に接続され、ソースがノードN2に接続される。トランジスタ143eは容量素子143jを充電するためのものであり、ゲートに信号HLLが与えられ、ドレインノードN1に接続され、ソースがノードN3(SEN)に接続される。トランジスタ143dは、センス動作の際にノードN3(SEN)を放電するためのものであり、ゲートに信号XXLが与えられ、ドレインがノードN3(SEN)に接続され、ソースがノードN2に接続される。トランジスタ143cは、ビット線BLを一定電位に固定するためのものであり、ゲートがノードINVに接続され、ドレインがノードN2に接続され、ソースがノードSRCGNDに接続される。
容量素子143jは、ビット線BLのプリチャージの際に充電され、一方電極がノードN3(SEN)に接続され、他方電極には信号CLKが与えられる。
トランジスタ143gは、センス動作前にノードN3(SEN)を放電するためのものであり、ゲートに信号BLQが与えられ、ソースがノードN3(SEN)に接続され、ドレインがノードN4(LBUS)に接続される。ノードN4(LBUS)は、センスアンプ143とデータラッチ144とを接続するための信号経路である。トランジスタ143hは、読み出しデータをデータラッチ144に格納するためのものであり、ゲートに信号STBが与えられ、ドレインがノードN4(LBUS)に接続される。
トランジスタ143iは、読み出しデータが“0”であるか“1”であるかをセンスするためのものであり、ゲートがノードN3(SEN)に接続され、ドレインがトランジスタ143hのソースに接続され、ソースに信号LSAが与えられる。
次にデータラッチ144について説明する。データラッチ144は、センスアンプ143でセンスされた読み出しデータを保持する。データラッチ144は、nMOSトランジスタ144a、144b、144c、144d、及びpMOSトランジスタ144e、144f、144g、144hを備えている。
トランジスタ144c、144eは第の1インバータを構成し、その出力ノードがノードN6(LAT)であり、入力ノードがノードINVである。またトランジスタ144d、144fは第2のインバータを構成し、その出力ノードがノードN6(INV)であり、入力ノードがノードN5(LAT)である。そしてデータラッチ144は、この第1、第2インバータによってデータを保持する。
すなわちトランジスタ144cは、ドレインがノードN5(LAT)に接続され、ソースが接地され、ゲートがノードN6(INV)に接続される。トランジスタ144dは、ドレインがノードN6(INV)に接続され、ソースが接地され、ゲートがノードN5(LAT)に接続される。トランジスタ144eは、ドレインがノードN5(LAT)に接続され、ソースがトランジスタ144gのドレインに接続され、ゲートがノードN6(INV)に接続される。トランジスタ144fは、ドレインがノードN6(INV)に接続され、ソースがトランジスタ144hのドレインに接続され、ゲートがノードN5(LAT)に接続される。
トランジスタ144gは第1のインバータをイネーブルにするためのものであり、ソースに電源電圧VDDが与えられ、ゲートに信号SLLが与えられる。トランジスタ144hは第2のインバータをイネーブルにするためのものであり、ソースに電源電圧VDDが与えられ、ゲートに信号SLIが与えられる。
トランジスタ144a、144bは、第1、第2のインバータへのデータの入出力を制御する。トランジスタ144aは、ドレインがノードN4(LBUS)に接続され、ソースがノードN5(LAT)に接続され、ゲートに信号STLが与えられる。トランジスタ144bは、ドレインがノードN4(LBUS)に接続され、ソースがノードN6(INV)に接続され、ゲートに信号STIが与えられる。
次にトランジスタ141aについて説明する。トランジスタ141aは、ノードN4(LBUS)を電源電圧VDDで充電するためのものである。すなわちトランジスタ141aは、ソースに電源電圧VDDが与えられ、ドレインがノードN4(LBUS)に接続され、ゲートに信号PCnが与えられる。以上の構成において、各種の制御信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
<センスモジュールの動作について>
続いて、図7を用いて、データの読み出し時における本実施形態に係るセンスモジュールの動作について説明する。本実施形態のシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1のセンス動作を行うタイミングと、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作を行うタイミングと、を変更する。以下に、読み出し時におけるセンスモジュール141の動作の詳細について説明する。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TA0]
時刻TA0において、シーケンサ111は信号BLSを“H”レベルとして、センスモジュール141を、対応するビット線BLに接続する。またノードINVはリセットされ、“L”レベルとされる。
[時刻TA1]
そしてセンスモジュール141は、ビット線BLをプリチャージする。すなわちシーケンサ111は、信号BLX及びBLCを“H”レベルとする。これにより、トランジスタ143f、143e、143a、142aの電流経路を介して、ビット線BLが電圧VDDによりプリチャージされる。電圧VBLCはビット線電圧を決定する電圧であり、ビット線電圧は、電圧VBLCによりクランプされた電圧VBLとなる。
[時刻TA2]
次にセンスモジュール141は、ノードN3(SEN)を充電する。すなわちシーケンサ111は、信号HLLを“H”レベルとする。これによりトランジスタ143eがオン状態とされ、ノードN3(SEN)が電圧VDDに充電される。ノードN3(SEN)の充電は、時刻TA3まで行われる。ノードN3(SEN)の電位がVDDとなることで、トランジスタ143iはオン状態となる。またセンスモジュール141は、ノードN4(LBUS)を充電する。すなわちシーケンサ111は、信号PCnを“L”レベルとする。これによりトランジスタ141aがオン状態とされ、ノードN4(LBUS)が電圧VDDに充電される。
[時刻TA4]
引き続きセンスモジュール141は、VDDまで充電されたノードN3(SEN)を放電する。すなわちシーケンサ111は、信号STB及びBLQを“H”レベル(電圧VH)とする。これにより、トランジスタ143h、143gがオン状態となり、トランジスタ143g、143h、143iの電流経路により、ノードN3(SEN)の電位が(VLSA+Vthn)まで放電される。なおVthnは、トランジスタ143iの閾値電圧である。
[時刻TA5]
シーケンサ111は、信号BLQを“L”レベルとする。これにより、トランジスタ143gはオフ状態となる。
[時刻TA6]
次にシーケンサ111は、信号STBを“L”レベルとする。これにより、トランジスタ143hはオフ状態となる。
[時刻TA7]〜[時刻TA9]
次にセンスモジュール141は、第1のグループビット線BLGP1と、第2のグループビット線BLGP2と、に対してセンス動作を行う。本実施形態では、選択したメモリセルトランジスタのデータを読み出すためにノードN3(SEN)の電位を変化させる動作を、センス動作と呼ぶ。
シーケンサ111は、時刻TA7において、センスモジュール141の信号XXLを“H”レベルとする。これにより、トランジスタ143dがオン状態となり、ノードN3(SEN)はビット線BLに電気的に接続される。例えば、選択されたメモリセルトランジスタがオン状態であれば、ノードN3(SEN)からソース線SLに電流が流れ、ノードN3(SEN)の電位は低下する。他方、選択メモリセルがオフ状態であれば、ノードN3(SEN)からソース線SLに電流は流れず、ノードN3(SEN)の電位はほぼVDDを維持する。ビット線BLに流れる電流を、セル電流等とも呼ぶ。また、以下では、ビット線BLセル電流が流れることによって、得られるノードN3(SEN)の電位の状態を、センス結果等とも呼ぶ。
第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも小さい。そのため、選択されたメモリセルトランジスタがオン状態である場合、第1のグループビット線BLGP1に接続されたセンスモジュール141のノードN3(SEN)の電位は、第2のグループビット線BLGP2に接続されたセンスモジュール141のノードN3(SEN)の電位よりも低くならない。つまり、選択されたメモリセルトランジスタがオン状態である場合、第1のグループビット線BLGP1のセンス結果と、第2のグループビット線BLGP2のセンス結果と、の間でばらつきが生じてしまう。
そこで、本実施形態に係るシーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2に係るノードN3(SEN)の電位の低下が、選択されたメモリセルトランジスタがオン状態である場合の第1のグループビット線BLGP1に係るノードN3(SEN)の電位の低下と同じ程度になるように、第2のグループビット線BLGP2に係る信号XXLのタイミングを制御する。
シーケンサ111は、時刻TA7から時刻dT1経過後の時刻TA8において、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号XXLを、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号XXLよりも早く“L”レベルとする。
続いて、シーケンサ111は、時刻TA9において、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号XXLを“L”レベルとする。
この時刻dT1は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量の差を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT1は例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、時刻dT1を参照するために、当該レジスタ113を参照する。
[時刻TA10]
次にセンスモジュール141は、ノードN4(LBUS)を充電する。すなわちシーケンサ111は、信号PCnを“L”レベルとする。これによりトランジスタ141aはオン状態とされ、トランジスタ141aによりノードN4(LBUS)はVDDまで充電される。
[時刻TA11]
センスモジュール141は、データをストローブする。すなわちシーケンサ111は、信号STBを“H”レベルとし、また信号SLIを“L”レベル、信号STIを“H”レベルとする。これにより、トランジスタ143g、71、77がオン状態となる。トランジスタ143iがオン状態であれば(つまりSEN=“H”)、ノードN4(LBUS)は略VSSまで放電され、ノードINVには“L”レベルが格納される。トランジスタ143iがオフ状態であれば(つまりSEN=“L”)、ノードN4(LBUS)の電位はVDDを維持し、ノードINVには“H”レベルが格納される。
<第1の実施形態に係る作用効果について>
上述した実施形態によれば、半導体柱SPの配置等に起因する寄生容量に応じて、センス回路の動作を制御している。上述したように、半導体柱SPの容量によって、選択されたメモリセルトランジスタがオン状態である場合の、ノードN3(SEN)の低下の度合いが変化する。そこで、シーケンサ111は、容量の小さい半導体柱SPに接続されるビット線において、容量の大きい半導体柱SPに接続されるビット線よりも早くセル電流を止める。これにより、半導体柱SPの容量のばらつきに起因する、センス結果のばらつきを抑制することができる。その結果、半導体柱SPの容量にばらつきがある場合でも、精度良くセンス動作を行うことが可能となる。
(変形例1)
尚、上述した第1の実施形態において、メモリセルアレイ130の所定のブロックBLKにおいて、二つのソース線コンタクトLIsrc間に、半導体柱SP1群(SP1_0、SP1_1、…)、半導体柱SP2群(SP2_0、SP2_1、…)、半導体柱SP3群(SP3_0、SP3_1、…)、及び半導体柱SP4群(SP4_0、SP4_1、…)の4つの半導体柱SP群が設けられている構成について説明した。しかしながら、これに限られず、図8に示すように、メモリセルアレイ130の所定のブロックBLKにおいて、二つのソース線コンタクトLIsrc間に、半導体柱SP1群(SP1_0、SP1_1、…)、半導体柱SP2群(SP2_0、SP2_1、…)、半導体柱SP3群(SP3_0、SP3_1、…)、半導体柱SP4群(SP4_0、SP4_1、…)、半導体柱SP5群(SP5_0、SP5_1、…)、半導体柱SP6群(SP6_0、SP6_1、…)、半導体柱SP7群(SP7_0、SP7_1、…)、及び半導体柱SP8群(SP8_0、SP8_1、…)の8つの半導体柱SP群が設けられている構成であっても良い。
そして、例えば、半導体柱SP1群及び半導体柱SP7群を、第1のグループGP1、半導体柱SP2群及び半導体柱SP6群を、第2のグループGP2、半導体柱SP3群〜半導体柱SP5群を、第3のグループGP3としても良い。
より具体的には、半導体柱SP1群、及び半導体柱SP7群を、第1のグループGP1に属する第1の半導体柱群SPGP1と定義する。また、半導体柱SP1群、及び半導体柱SP6群を、第2のグループGP2に属する第2の半導体柱群SPGP2と定義する。また、半導体柱SP3群〜半導体柱SP5群を、第3のグループGP3に属する第3の半導体柱群SPGP3と定義する。
また、第1の半導体柱群SPGP1に接続されるビット線BLを第1のグループビット線BLGP1等とも呼ぶ。第2のグループに属する半導体柱SPに接続されるビット線BLを第2のグループビット線BLGP2等とも呼ぶ。また、第3のグループに属する半導体柱SPに接続されるビット線BLを第3のグループビット線BLGP3等とも呼ぶ。
複数の半導体柱SPのそれぞれの位置、及び半導体柱SPとソース線コンタクトLI_srcとの位置などに応じて、第1のグループビット線BLGP1と、第2のグループビット線BLGP2と、第3のグループビット線BLGP3との容量は異なることがある。例えば、第3のグループGP3に属する半導体柱SP2_3は、半導体柱SP0_3、SP1_1、SP1_2、SP1_3、SP1_4、SP2_2、SP2_4、SP_3_1、SP3_2、SP3_3、SP3_4、SP4_3の計12個の半導体柱から影響を受けることがある。また、第2のグループGP2に属する半導体柱SP1_3は、半導体柱SP0_2、SP0_3、SP0_4、SP0_5、SP1_2、SP1_4、SP2_2、SP2_3、SP_2_4、SP2_5、SP3_3の計11個の半導体柱から影響を受ける。また、第1のグループGP1に属する半導体柱SP0_3は、半導体柱SP0_2、SP1_1、SP1_2、SP1_3、SP1_4、SP2_3の計7個の半導体柱と、ソース線コンタクトLIsrc_0から影響を受ける。
以下では、簡単のため、第3のグループビット線BLGP3の容量が、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量が、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい場合について説明する。
そして、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1〜第3のグループビット線BLGP3に応じて、第1の実施形態に示したセンス回路の動作を適用することができる。
<変形例1に係るセンスモジュールの動作について>
図9を用いて、本変形例を第1の実施形態のセンスモジュールの動作に適用した場合について説明する。
[時刻TA0]〜[時刻TA6]
次にシーケンサ111は、時刻TA0〜時刻TA6において、第1の実施形態で説明した時刻TA0〜TA6の動作と同様の動作を行う。
[時刻TA7]、[時刻TA12]〜[時刻TA14]
次にセンスモジュール141は、第1のグループビット線BLGP1と、第2のグループビット線BLGP2と、第3のグループビット線BLGP3と、に対してセンス動作を行う。すなわちシーケンサ111は、時刻TA7において、センスモジュール141の信号XXLを“H”レベルとする。
第1のグループビット線BLGP1〜第3のグループビット線BLGP3の容量は、それぞれ異なっている。第1の実施形態で説明したように、選択されたメモリセルトランジスタがオン状態である場合、第1のグループビット線BLGP1のセンス結果と、第2のグループビット線BLGP2のセンス結果と、第3のグループビット線BLGP3のセンス結果と、の間でばらつきが生じてしまう。
そこで、本実施形態に係るシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1に係るノードN3(SEN)の電位の低下と、第2のグループビット線BLGP2に係るノードN3(SEN)の電位の低下が、選択されたメモリセルトランジスタがオン状態である場合の第3のグループビット線BLGP3に係るノードN3(SEN)の電位の低下と同じ程度になるように、第1のグループビット線BLGP1及び第2のグループビット線BLGP2に係る信号XXLのタイミングを制御する。
シーケンサ111は、時刻TA7から時刻dT1a経過後の時刻TA12において、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号XXLを、 “L”レベルとする。
続いて、シーケンサ111は、時刻TA7から時刻dT1b(dT1a<dT1b)後の時刻TA13において、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号XXLを“L”レベルとする。
更に、シーケンサ111は、時刻TA14において、第3のグループビット線BLGP3に接続されるセンスモジュール141の信号XXLを“L”レベルとする。
この時刻dT1a,dT1bは、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、第3のグループビット線BLGP2の容量とを考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT1a、及び時刻dT1bは例えばレジスタ113に読み出される。そして、シーケンサ111は、時刻dT1a、dT1bを参照するために、当該レジスタ113を参照する。
[時刻TA15]、[時刻TA16]
次にシーケンサ111は、時刻TA15及び時刻TA16において、第1の実施形態で説明した時刻TA10、TA11の動作と同様の動作を行う。
以上のように、シーケンサ111は、ビット線BLの容量に応じて、センス動作の終了タイミングを制御することで、ビット線BLの容量に起因するセンス結果のばらつきを抑制することが可能となる。
本変形例では、半導体柱群を3つのグループに分類し、シーケンサ111は3つのグループのビット線のセンス動作を終了するタイミングを制御している。しかしこれに限らず、半導体柱群を4つ以上のグループに分類しても良い。そして、4つ以上のグループのビット線のセンス動作を終了するタイミングに関する情報を、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域に格納しても良い。これにより、シーケンサ111は、4つ以上のグループのビット線のセンス動作を終了するタイミングを制御することができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、センスモジュールの動作が、第1の実施形態に係るセンスモジュールの動作と異なっている。尚、第2の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第1の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第1の実施形態で説明した事項及び上述した第1の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
<第2の実施形態に係るセンスモジュールの動作について>
図10を用いて、データの読み出し動作時における第2の実施形態に係るセンスモジュールの動作について説明する。本実施形態のシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1のプリチャージを行うタイミングと、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージを行うタイミングと、を変更する。以下に、読み出し時におけるセンスモジュール141の動作の詳細について説明する。尚、第1の実施形態と同様に、以下では、第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい場合について説明する。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TB0]
シーケンサ111は、第1の実施形態で説明した時刻TA0の動作と同様の動作を行う。
[時刻TB1]、[時刻TB2]
センスモジュール141は、ビット線BLをプリチャージする。ところで、ビット線の容量によって、プリチャージに必要な時間が変わる。具体的には、第1のグループビット線BLGP1のプリチャージに要する時間は、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージに要する時間よりも長い。そこで、本実施形態に係るセンスモジュール141は、第2のグループビット線BLGP2に先だって、第1のグループビット線BLGP1をプリチャージする。
時刻TB1において、シーケンサ111は、信号BLXを“H”レベルとする。また、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141に係る信号BLCを“H”レベルとする。これにより、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141に係るトランジスタ143f、143e、143a、142aの電流経路を介して、第1のグループビット線BLGP1が電圧VDDによりプリチャージされる。電圧VBLCはビット線電圧を決定する電圧である。
そして、シーケンサ111は、時刻TB1から時刻dT2経過後の時刻TB2において、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141に係る信号BLCを“H”レベルとする。これにより、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141に係るトランジスタ143f、143e、143a、142aの電流経路を介して、第2のグループビット線BLGP2が電圧VDDによりプリチャージされる。
この時刻dT2は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量とを考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT2は例えばレジスタ113に読み出される。そして、シーケンサ111は、時刻dT2を参照するために、レジスタ113を参照する。
このように、ビット線の容量を考慮して、プリチャージを行うタイミングを制御することで、第1のグループビット線BLGP1へのプリチャージが完了する時刻と、第2のグループビット線BLGP2へのプリチャージが完了する時刻と、のばらつきを抑制することができる。
[時刻TB3]〜[時刻TB7]
シーケンサ111は、第1の実施形態で説明した時刻TA2〜時刻TA6の際の動作と同様の動作を行う。
[時刻TB8]
次にセンスモジュール141は、ビット線BLに対してセンス動作を行う。すなわちシーケンサ111は、センスモジュール141の信号XXLを“H”レベルとする。これにより、トランジスタ143dがオン状態となり、ノードN3(SEN)はビット線BLに電気的に接続される。
[時刻TB9]
続いて、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号XXLを“L”レベルとする。
[時刻TB10]、[時刻TB11]
シーケンサ111は、第1の実施形態で説明した時刻TA10、時刻TA11の動作と同様の動作を行う。
<第2の実施形態に係る作用効果について>
上述した実施形態によれば、シーケンサは、半導体柱SPの配置等に起因する寄生容量に応じて、ビット線のプリチャージのタイミングを変えている。これにより、半導体柱SPの容量のばらつきに起因する、ビット線毎のプリチャージの完了時刻のばらつきを抑制することができる。
(変形例2)
尚、上述した第1の実施形態の変形例と同様に、半導体柱群のグループが3つ以上ある場合においても、第2の実施形態のセンスモジュールの動作を適用することが可能である。
図11を用いて、図8で説明した構成を、第2の実施形態のセンスモジュールの動作に適用する場合について説明する。
<変形例2に係るセンスモジュールの動作について>
以下では、第3のグループビット線BLGP3の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい場合について説明する。
[時刻TB0]
シーケンサ111は、第1の実施形態で説明した時刻TA0の際の動作と同様の動作を行う。
[時刻TB12]、[時刻TB13]、[時刻TB14]
そしてセンスモジュール141は、ビット線BLをプリチャージする。ところで、ビット線の容量によって、プリチャージに必要な時間が変わる。具体的には、第3のグループビット線BLGP3のプリチャージに要する時間は、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージに要する時間よりも長い。また、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージに要する時間は、第1のグループビット線BLGP1のプリチャージに要する時間よりも長い。そこで、本実施形態に係るセンスモジュール141は、第1のグループビット線BLGP1及び第2のグループビット線BLGP2に先だって、第3のグループビット線BLGP3をプリチャージする。そして、本実施形態に係るセンスモジュール141は、第1のグループビット線BLGP1に先だって、第2のグループビット線BLGP2をプリチャージする。
時刻TB12において、シーケンサ111は、信号BLXを“H”レベルとする。また、シーケンサ111は、第3のグループビット線BLGP3に接続されるセンスモジュール141に係る信号BLCを“H”レベルとする。これにより、第3のグループビット線BLGP3に接続されるセンスモジュール141に係るトランジスタ143f、143e、143a、142aの電流経路を介して、第3のグループビット線BLGP3が電圧VDDによりプリチャージされる。電圧VBLCはビット線電圧を決定する電圧であり、ビット線電圧は、電圧VBLCによりクランプされた電圧VBLとなる。
そして、シーケンサ111は、時刻TB12から時刻dT2a経過後の時刻TB13に、シーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141に係る信号BLCを“H”レベルとする。これにより、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141に係るトランジスタ143f、143e、143a、142aの電流経路を介して、第2のグループビット線BLGP2が電圧VDDによりプリチャージされる。
更に、シーケンサ111は、時刻TB13から時刻dT2b経過後の時刻TB14に、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141に係る信号BLCを“H”レベルとする。これにより、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141に係るトランジスタ143f、143e、143a、142aの電流経路を介して、第1のグループビット線BLGP1が電圧VDDによりプリチャージされる。
この時刻dT2a及びdT2bは、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、第3のグループビット線BLGP3の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT2a、及び時刻dT2bは例えばレジスタ113に読み出される。そして、シーケンサ111は、時刻dT2a及びdT2bを参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TB15]〜[時刻TB23]
シーケンサ111は、第2の実施形態で説明した時刻TB3〜時刻TB11の動作と同様の動作を行う。
このように、ビット線の容量を考慮して、プリチャージを行うことで、第1のグループビット線BLGP1へのプリチャージが完了する時刻と、第2のグループビット線BLGP2へのプリチャージが完了する時刻と、第3のグループビット線BLGP3へのプリチャージが完了する時刻と、のばらつきを抑制することができる。
本変形例では、半導体柱群を3つのグループに分類し、シーケンサ111は3つのグループのビット線へのプリチャージを行うタイミングを制御している。しかしこれに限らず、半導体柱群を4つ以上のグループに分類しても良い。そして、4つ以上のグループのビット線へのプリチャージを行うタイミングに関する情報を、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域に格納しても良い。これにより、シーケンサ111は、4つ以上のグループのビット線へのプリチャージを行うタイミングを制御することができる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について説明する。第3の実施形態に係る半導体記憶装置は、センス回路が、第1の実施形態に係るセンス回路と異なっている。尚、第3の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第1の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第1の実施形態で説明した事項及び上述した第1の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。 第1及び第2の実施形態では電流をセンスする方式(電流センス方式)を例に挙げて説明した。しかし、上記第1及び第2の実施形態に係るセンス回路140は、電圧をセンスする方式(電圧センス方式)のセンスアンプにも適用出来る。電圧センス方式において、センス回路140は、読み出しデータに応じてビット線の電位を変動させ、この電位変動をトランジスタ143iによって検出する。ビット線の電位変動は、ビット線間の容量結合に起因して、隣り合うビット線の電位に影響を与える。その結果、データの誤読み出しが発生するおそれがある。従って電圧センス方式では、全ビット線から同時にデータを読み出し可能な電流センス方式と異なり、データは偶数ビット線毎、及び奇数ビット線毎に読み出される。
<第3の実施形態に係るセンス動作の概要>
図12に示すように、電圧センス方式によってセンス動作を行うセンス回路140は、あるビット線に対してセンス動作を行う場合、隣り合うビット線をシールドしてセンス動作が行われる。すなわち、電圧センス方式では、ビット線の電圧変動をセンスする。このように、電圧センス方式では、偶数ビット線毎、及び奇数ビット線毎にデータを読み出す。そして、偶数ビット線からデータを読み出す際には奇数ビット線を一定電位に固定し(シールドする)、奇数ビット線からデータを読み出す際には偶数ビット線を一定電位に固定する。
本実施形態では、互いに隣り合う2本のビット線を偶数ビット線BLeと奇数ビット線BLoとに分類する。そして、隣り合う偶数ビット線BLeと奇数ビット線BLoとが1つのセンスモジュール141を共有している。
本実施形態において、偶数ビット線BLeのデータを読み出す場合には、シーケンサ111は、偶数ビット線BLe用のトランジスタ142bをオンし、偶数ビット線BLeをセンスアンプ143に接続する。この時、シーケンサ111は、信号BIASoを“H”レベルとすることにより、接地用トランジスタ145bをオンする。これにより、奇数ビット線BLoは、接地電位BLCRLに接続され、奇数ビット線BLoは所定の電位(本実施形態では接地電位)になる。
センスモジュール141は、奇数ビット線BLoを接地電位の状態にして、偶数ビット線BLeをプリチャージする。この場合、奇数ビット線BLoの電位は所定の電位に保持されたままである。そのため、偶数ビット線BLeは、奇数ビット線BLoの電位の変動に起因する影響を受けることなく、適切にプリチャージが行われる。
一方、奇数ビット線のデータを読み出す場合には、シーケンサ111は、奇数ビット線BLo用のトランジスタ142cをオンし、奇数ビット線BLoをセンスアンプ143に接続する。この時、シーケンサ111は、信号BIASeを“H”レベルとすることにより、接地用トランジスタ145aをオンする。これにより、偶数ビット線BLeは、接地電位BLCRLに接続され、偶数ビット線BLeは所定の電位(本実施形態では接地電位)になる。
センスモジュール141は、偶数ビット線BLeを接地電位の状態にして、奇数ビット線BLoをプリチャージする。この場合、上述したように、奇数ビット線BLoは、適切にプリチャージが行われる。
このように、読出し動作時に、非選択ビット線を接地状態にすることにより、非選択ビット線の信号の影響を受けることなく、正確な読み出し動作を行うことが可能となる。
<第3の実施形態に係るセンスモジュールについて>
次に、図13を用いて、センスモジュール141の構成について説明する。図13に示すように、第3の実施形態に係るセンスモジュール141は、第1の実施形態に係るセンスモジュール141と同様に、フックアップ部142、センスアンプ143、データラッチ144、及びpMOSトランジスタ141aを備えている。
フックアップ部142は、nMOSトランジスタ142b、142cを備えている。トランジスタ142bは、ゲートに信号BLSeが与えられ、ソースが偶数ビット線BLeに接続されている。トランジスタ142cは、ゲートに信号BLSoが与えられ、ソースが奇数ビット線BLoに接続されている。トランジスタ142bは、センスモジュール141と偶数ビット線BLeとの間の接続を制御するためのものである。トランジスタ142cは、センスモジュール141と奇数ビット線BLoとの間の接続を制御するためのものである。
尚、センスアンプ143、データラッチ144、pMOSトランジスタ141aの構成は、第1の実施形態に係るセンスアンプ143、データラッチ144、pMOSトランジスタ141aの構成と同様である。
<第3の実施形態に係るセンスモジュールの動作について>
次に、図14を用いて、データの読み出し動作時における第3の実施形態に係るセンスモジュールの動作について説明する。尚、本実施形態のシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1のセンス動作を行うタイミングと、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作を行うタイミングと、をずらす。また、以下では、偶数ビット線が選択され、奇数ビット線が非選択とされた場合の動作について説明する。また、第1の実施形態と同様に、以下では、第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい場合について説明する。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TC0]
図14に示すようにシーケンサ111は、偶数ビット線BLeについての信号BLCe及び奇数ビット線BLoについての信号BLCoを“H”レベル(電圧VBLC)とする。シーケンサ111は同時に、信号BLX及びHLLを“H”レベルとする。更にシーケンサ111は、選択ストリングのドレイン側選択ゲート線SGDを“H”レベル(VSG)とする。更にシーケンサ111は、偶数ビット線BLeにつきノードINVを“L”レベルとし、トランジスタ145aの信号BIASeを“L”レベルとする。また、シーケンサ111は、奇数ビット線BLoにつきノードINVを“H”レベルとし、トランジスタ145bの信号BIASoを“H”レベルとする。
この結果、偶数ビット線BLeが電圧(VBLC−Vt)にプリチャージされ、奇数ビット線BLoはVSSに接続される。Vtは、トランジスタ61の閾値電圧である。また、ノードSENがVDDに充電される。なお、非選択の選択ゲート線SGDにはVBBが与えられる。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TC1]
次にシーケンサ111は、信号BLCEとBLXを“L”レベルとする。これにより、偶数ビット線BLeのプリチャージが終了し、偶数ビット線BLeは電圧(VBLC−Vt)でフローティングの状態となる。
[時刻TC2]
次にシーケンサ111は、選択ストリングのソース側選択ゲート線SGSを“H”レベル(VSG)とする。これにより、選択ストリング内においてセル電流(オン電流)が流れれば、偶数ビット線BLeは放電される。非選択ストリングのソース側選択ゲート線SGSにはVBBが与えられる。奇数ビット線BLoは、VSSを維持する。
[時刻TC3]
そしてシーケンサ111は、信号BLCoの電位をVBLCからVSENSEに低下させ、信号XXLを“H”レベル(VXXL)とする。
[時刻TC4]
さらにシーケンサ111は、信号HLLを“L”レベルとする。
[時刻TC5]
その後、シーケンサ111は、信号STB及びBLQを“H”レベル(VH)とする。この結果、ノードN3(SEN)の電位が(VLSA+Vthn)まで放電される。
[時刻TC6]
そしてシーケンサ111は、ノードN3(SEN)のディスチャージを終了するために、信号BLQを“L”レベルとする。
[時刻TC7]
そしてシーケンサ111は、信号STBを“L”レベルとする。
[時刻TC8]、[時刻TC9]
第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい。そのため、第1のグループビット線BLGP1のセンス動作に要する時間は、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作に要する時間よりも長い。
本実施形態に係るシーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2に先だって、第1のグループビット線BLGP1についてのセンス動作を開始する。具体的には、本実施形態に係るシーケンサ111は、時刻TC8において、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号BLCEを、“H”レベル(VSENSE)とする。選択メモリセルがオン状態となって偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1がディスチャージされていれば、ノードN3(SEN)の電位も低下する。他方、選択メモリセルがオフ状態であれば、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1はプリチャージ電位をほぼ維持するので、ノードN3(SEN)の電位もほぼ不変である。
続いて、本実施形態に係るシーケンサ111は、時刻TC8から、時刻dT3経過後の時刻TC9において、偶数ビット線BLe且つ第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号BLCEを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、第2のグループビット線BLGP2についてのセンス動作を開始する。
この時刻dT3は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT6a、及び時刻dT6bは例えばレジスタ113に読み出される。そして、シーケンサ111は、時刻dT3を参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TC10]
シーケンサ111は、信号XXLを“L”レベルとすることで、センス動作を終了する。
[時刻TC11]
シーケンサ111は、信号BLCEを“L”レベルとする。
[時刻TC12]
その後、シーケンサ111は、信号PCnを“L”レベルとすることで、ノードN4(LBUS)を充電する。
[時刻TC13]
シーケンサ111は、信号STBを“H”レベルとすることで、データをストローブする。
以上のようにして、偶数ビット線からデータを読み出すことが出来る。奇数ビット線からデータを読み出す際も同様である。
<第3の実施形態に係る作用効果について>
上述した実施形態によれば、シーケンサは、半導体柱SPの配置等に起因する寄生容量に応じて、センス動作のタイミングを変えている。これにより、半導体柱SPの容量のばらつきに起因する、ビット線毎のプリチャージの完了時刻のばらつきを抑制することができる。その結果、半導体柱SPの容量にばらつきがある場合でも、精度良くセンス動作を行うことが可能となる。
(変形例3)
尚、上述した第1の実施形態の変形例と同様に、半導体柱群のグループが3つ以上ある場合においても、第3の実施形態のセンスモジュールの動作を適用することが可能である。
図15を用いて、図8で説明した構成を、第3の実施形態のセンスモジュールの動作に適用する場合について説明する。
<変形例3に係るセンスモジュールの動作について>
以下では、第3のグループビット線BLGP3の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい場合について説明する。
[時刻TC0]〜[時刻TC7]
シーケンサ111は、第3の実施形態で説明した時刻TC0〜時刻TC7の動作と同様の動作を行う。
[時刻TC14]〜[時刻TC16]
第3のグループビット線BLGP3の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい。そのため、第3のグループビット線BLGP3のセンス動作に要する時間は、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作に要する時間よりも長い。また、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作に要する時間は、第1のグループビット線BLGP1のセンス動作に要する時間よりも長い。
そこで、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1及び第2のグループビット線BLGP2に先だって、第3のグループビット線BLGP3についてのセンス動作を開始する。更に、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1に先だって、第2のグループビット線BLGP2についてのセンス動作を開始する。
そのため、本実施形態に係るシーケンサ111は、時刻TC14において、偶数ビット線BLe且つ第3のグループビット線BLGP3に接続されるセンスモジュール141の信号BLCEを、“H”レベル(VSENSE)とする。
続いて、本実施形態に係るシーケンサ111は、時刻TC14から、時刻dT3a経過後の時刻TC15において、偶数ビット線BLe且つ第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号BLCEを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、第2のグループビット線BLGP2についてのセンス動作を開始する。
また、本実施形態に係るシーケンサ111は、時刻TC15から、時刻dT3b経過後の時刻TC16において、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号BLCEを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、第1のグループビット線BLGP1についてのセンス動作を開始する。
この時刻dT3a、及び時刻dT3bは、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と,第3のグループビット線BLGP3の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT3a、及び時刻dT3bは例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、時刻dT3a、及び時刻dT3bを参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TC17]〜[時刻TC20]
シーケンサ111は、第3の実施形態で説明した時刻TC10〜時刻TC13の動作と同様の動作を行う。
このように、ビット線の容量を考慮して、センス動作を行うことで、第1のグループビット線BLGP1のセンス動作に要する時間と、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作に要する時間と、第3のグループビット線BLGP3のセンス動作に要する時間と、のばらつきを抑制することができる。
本変形例では、半導体柱群を3つのグループに分類し、シーケンサ111は3つのグループのビット線のセンス動作を行うタイミングを制御している。しかしこれに限らず、半導体柱群を4つ以上のグループに分類しても良い。そして、4つ以上のグループのビット線へのセンス動作を行うタイミングに関する情報を、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域に格納しても良い。これにより、シーケンサ111は、4つ以上のグループのビット線のセンス動作を行うタイミングを制御することができる。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態について説明する。第4の実施形態に係る半導体記憶装置は、センスモジュールの動作が、第3の実施形態に係るセンスモジュールの動作と異なっている。尚、第4の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第3の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第3の実施形態で説明した事項及び上述した第3の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
<第4の実施形態に係るセンスモジュールの動作について>
図16を用いて、データの読み出し動作時における第4の実施形態に係るセンスモジュールの動作について説明する。尚、本実施形態のシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1のプリチャージを行うタイミングと、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージを行うタイミングと、をずらす。また、以下では、偶数ビット線が選択され、奇数ビット線が非選択とされた場合の動作について説明する。また、第1の実施形態と同様に、以下では、第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい場合について説明する。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TD0]、[時刻TD1]
第2の実施形態の図10の 時刻TB1、時刻TB2で説明したように、ビット線の容量によって、プリチャージに必要な時間が変わる。第2の実施形態の図10の時刻TB1、時刻TB2の動作と同様に、本実施形態に係るセンスモジュール141は、第2のグループビット線BLGP2に先だって、第1のグループビット線BLGP1をプリチャージする。
より具体的には、図16に示すようにシーケンサ111は、時刻TD0において、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1についての信号BLCeを“H”レベル(電圧VBLC)とする。
その他の信号に関して、シーケンサ111は、第3の実施形態で説明した時刻TC0の動作と同様の動作を行う。
この結果、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1が電圧(VBLC−Vt)にプリチャージされ、奇数ビット線BLoはVSSに接続される。
図16に示すようにシーケンサ111は、時刻TD0から時刻dT4経過後の時刻TD1において、偶数ビット線BLe且つ第2のグループビット線BLGP2についての信号BLCeを“H”レベル(電圧VBLC)とする。
この時刻dT4は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT4は例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、時刻dT4を参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TD2]〜[時刻TD8]
シーケンサ111は、第3の実施形態で説明した時刻TC1〜時刻TC7の動作と同様の動作を行う。
[時刻TD9]
本実施形態に係るシーケンサ111は、偶数ビット線BLeに接続されるセンスモジュール141の信号BLCeを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、偶数ビット線BLeについてのセンス動作を開始する。
[時刻TD10]〜[時刻TD13]
シーケンサ111は、第3の実施形態で説明した時刻TC10〜時刻TC13の動作と同様の動作を行う。
<第4の実施形態に係る作用効果について>
上述した実施形態によれば、シーケンサは、半導体柱SPの配置等に起因する寄生容量に応じて、センス動作時のプリチャージのタイミングを変えている。これにより、第2の実施形態の作用効果と同様の効果を得ることができる。
(変形例4)
尚、上述した第1の実施形態の変形例と同様に、半導体柱群のグループが3つ以上ある場合においても、第4の実施形態のセンスモジュールの動作を適用することが可能である。
図17を用いて、図8で説明した構成を、第4の実施形態のセンスモジュールの動作に適用する場合について説明する。
<変形例4に係るセンスモジュールの動作について>
以下では、第3のグループビット線BLGP3の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい場合について説明する。
[時刻TD0]、 [時刻TD14]、 [時刻TD15]
第2の実施形態の変形例2で説明したように、ビット線の容量によって、プリチャージに必要な時間が変わる。そこで、本変形例に係るセンスモジュール141は、第1のグループビット線BLGP1及び第2のグループビット線BLGP2に先だって、第3のグループビット線BLGP3をプリチャージする。また、本変形例に係るセンスモジュール141は、第1のグループビット線BLGP1に先だって、第2のグループビット線BLGP2をプリチャージする。
より具体的には、図17に示すようにシーケンサ111は、時刻TD0において、偶数ビット線BLe且つ第3のグループビット線BLGP3についての信号BLCeを“H”レベル(電圧VBLC)とする。
その他の信号に関して、シーケンサ111は、第3の実施形態で説明した時刻TC0の動作と同様の動作を行う。
この結果、偶数ビット線BLe且つ第3のグループビット線BLGP3が電圧(VBLC−Vt)にプリチャージされ、奇数ビット線BLoはVSSに接続される。
図17に示すようにシーケンサ111は、時刻TD0から時刻dT4a経過後の時刻TD14において、偶数ビット線BLe且つ第2のグループビット線BLGP2についての信号BLCeを“H”レベル(電圧VBLC)とする。
図17に示すようにシーケンサ111は、時刻TD14から時刻dT4b経過後の時刻TD15において、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1についての信号BLCeを“H”レベル(電圧VBLC)とする。
この時刻dT4a、及び時刻dT4bは、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、第3のグループビット線BLGP3の容量とを考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT4a、及び時刻dT4bは例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、時刻dT4a、時刻dT4bを参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TD16]〜[時刻TD27]
シーケンサ111は、第4の実施形態で説明した時刻TC2〜時刻TC13の動作と同様の動作を行う。
このように、ビット線の容量を考慮して、ビット線へのプリチャージを行うことで、第1のグループビット線BLGP1のプリチャージの完了する時刻と、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージの完了する時刻と、第3のグループビット線BLGP3のプリチャージの完了する時刻と、のばらつきを抑制することができる。
本変形例では、半導体柱群を3つのグループに分類し、シーケンサ111は3つのグループのビット線のプリチャージを行うタイミングを制御している。しかしこれに限らず、半導体柱群を4つ以上のグループに分類しても良い。そして、4つ以上のグループのビット線へのプリチャージを行うタイミングに関する情報を、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域に格納しても良い。これにより、シーケンサ111は、4つ以上のグループのビット線のプリチャージを行うタイミングを制御することができる。
(第5の実施形態)
次に、第5の実施形態について説明する。第5の実施形態に係る半導体記憶装置は、センスモジュールの動作が、第4の実施形態に係るセンスモジュールの動作と異なっている。尚、第5の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第4の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第4の実施形態で説明した事項及び上述した第4の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
<第5の実施形態に係るセンスモジュールの動作について>
図18を用いて、データの読み出し動作時における第5の実施形態に係るセンスモジュールの動作について説明する。尚、本実施形態のシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1のプリチャージを行う際の電圧と、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージを行う際の電圧と、をずらす。また、以下では、偶数ビット線が選択され、奇数ビット線が非選択とされた場合の動作について説明する。また、第1の実施形態と同様に、以下では、第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい場合について説明する。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TE0]
第5の実施形態に係るシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1と第2のグループビット線BLGP2の容量の差を考慮し、信号BLCの電圧を制御する。具体的には、シーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2よりも、第1のグループビット線BLGP1に電圧dV1だけ大きな電圧が印加されるように制御する。
図16に示すようにシーケンサ111は、偶数ビット線BLe且つ第2のグループビット線BLGP2についての信号BLCeを電圧VBLC(BLGP2)とする。また、シーケンサ111は、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1についての信号BLCeを電圧VBLC(BLGP1)(VBLC(BLGP2)+dV1)とする。
その他の信号に関して、シーケンサ111は、第3の実施形態で説明した時刻TC0の動作と同様の動作を行う。
この結果、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1が電圧(VBLC(BLGP1)−Vt)にプリチャージされる。また、偶数ビット線BLe且つ第2のグループビット線BLGP2が電圧(VBLC(BLGP2)−Vt)にプリチャージされる。そして、奇数ビット線BLoはVSSに接続される。
尚、電圧dV1は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、電圧dV1は例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、電圧dV1を参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TE1]〜[時刻TE12]
シーケンサ111は、第4の実施形態で説明した時刻TD2〜時刻TD13の動作と同様の動作を行う。
<第5の実施形態に係る作用効果について>
上述した実施形態によれば、シーケンサは、半導体柱SPの配置等に起因する寄生容量に応じて、センス動作時のクランプトランジスタのゲートに入力する電圧を変えている。これにより、容量の大きい半導体柱SPに接続されるビット線に、適切な電圧を印加することができる。これにより、半導体柱SPの容量のばらつきに起因する、センス結果のばらつきを抑制することができる。その結果、半導体柱SPの容量にばらつきがある場合でも、精度良くデータの読み出し時の動作を行うことが可能となる。
(変形例5)
尚、上述した第1の実施形態の変形例と同様に、半導体柱群のグループが3つ以上ある場合においても、第5の実施形態のセンスモジュールの動作を適用することが可能である。
図19を用いて、図8で説明した構成を、第5の実施形態のセンスモジュールの動作に適用する場合について説明する。
<変形例5に係るセンスモジュールの動作について>
以下では、第3のグループビット線BLGP3の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい場合について説明する。
[時刻TE0]
本変形例に係るシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1と第2のグループビット線BLGP2と第3のグループビット線BLGP3との容量の差を考慮し、信号BLCの電圧を制御する。具体的には、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1よりも、第2のグループビット線BLGP2に電圧dV1aだけ大きな電圧が印加されるように制御する。また、シーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2よりも、第3のグループビット線BLGP3に電圧dV1bだけ大きな電圧が印加されるように制御する。
図19に示すようにシーケンサ111は、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1についての信号BLCeを電圧VBLC(BLGP1)とする。また、シーケンサ111は、偶数ビット線BLe且つ第2のグループビット線BLGP2についての信号BLCeを電圧VBLC(BLGP2)(VBLC(BLGP1)+dV1a)とする。また、シーケンサ111は、偶数ビット線BLe且つ第3のグループビット線BLGP3についての信号BLCeを電圧VBLC(BLGP3)(VBLC(BLGP2)+dV1b)とする。
その他の信号に関して、シーケンサ111は、第3の実施形態で説明した時刻TC0の動作と同様の動作を行う。
この結果、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1が電圧(VBLC(BLGP1)−Vt)にプリチャージされる。また、偶数ビット線BLe且つ第2のグループビット線BLGP2が電圧(VBLC(BLGP2)−Vt)にプリチャージされる。また、偶数ビット線BLe且つ第3のグループビット線BLGP3が電圧(VBLC(BLGP3)−Vt)にプリチャージされる。そして、奇数ビット線BLoはVSSに接続される。
尚、電圧dV1a、電圧dV1bは、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、第3のグループビット線BLGP3の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、電圧dV1a、及び電圧dV1bは例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、電圧dV1a、電圧dV1bを参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TE1]〜[時刻TE12]
シーケンサ111は、第4の実施形態で説明した時刻TD2〜時刻TD13の動作と同様の動作を行う。
このように、ビット線の容量を考慮して、ビット線へのプリチャージを行うことで、精度良く第1のグループビット線BLGP1と、第2のグループビット線BLGP2と、第3のグループビット線BLGP3のと、のプリチャージを行うことができる。
本変形例では、半導体柱群を3つのグループに分類し、シーケンサ111は3つのグループのビット線のプリチャージを行う電圧を制御している。しかしこれに限らず、半導体柱群を4つ以上のグループに分類しても良い。そして、4つ以上のグループのビット線へのプリチャージを行う電圧に関する情報を、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域に格納しても良い。これにより、シーケンサ111は、4つ以上のグループのビット線のプリチャージを行う電圧を制御することができる。
(第6の実施形態)
次に、第6の実施形態について説明する。第6の実施形態に係る半導体記憶装置は、センス回路が、第3の実施形態に係るセンス回路と異なっている。尚、第6の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第3の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第3の実施形態で説明した事項及び上述した第3の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
<第6の実施形態に係るセンスモジュール>
図20を用いて、本実施形態に係るセンスモジュール141の説明をする。本実施形態に係るセンスモジュール141は、フックアップ部142、センスアンプ/データラッチ146を備える。尚、本実施形態のセンスアンプ/データラッチ146は、図12に示すセンスアンプ143及びデータラッチ144に対応する。
図20に示すように、センスモジュール141は、3つのダイナミックデータキャッシュ(Dynamic Data Cache)146−1〜146−3、テンポラリデータキャッシュ(Temporary Data Cache)146−4、第1のデータキャッシュ(1st Data Cache)146−5、及び第2のデータキャッシュ(2nd Data Cache)146−6、を有している。なお、ダイナミックデータキャッシュ146−1〜146−3及びテンポラリデータキャッシュ146−4は、必要に応じて設けるようにすればよい。また、ダイナミックデータキャッシュ146−1〜146−3は、プログラム時において、ビット線にVDD(高電位)とVSS(低電位)の中間電位(VQPW)を書き込むためのデータを保持するキャッシュとしても用いることができる。
第1のデータキャッシュ146−5は、クロックドインバータ146−5a及び146−5c並びにnMOSトランジスタ146−5bを有している。第2のデータキャッシュ146−6は、クロックドインバータ146−6a及び146−6b並びにnMOSトランジスタ146−6b及び146−6dを有している。第1のダイナミックデータキャッシュ146−1は、nMOSトランジスタ146−1a及び146−1bを有している。第2のダイナミックデータキャッシュ146−2は、nMOSトランジスタ146−2a及び146−2bを有している。第3のダイナミックデータキャッシュ146−3は、nMOSトランジスタ146−3a及び146−3bを有している。また、テンポラリデータキャッシュ146−4は、容量146−4aを有している。なお、第1のダイナミックデータキャッシュ146−1、第2のダイナミックデータキャッシュ146−2、第3のダイナミックデータキャッシュ146−3、テンポラリデータキャッシュ146−4、第1のデータキャッシュ146−5、及び第2のデータキャッシュ146−6の回路構成は、図20に示すものに限定されるわけではなく、他の回路構成を採用することもできる。
そしてセンスアンプ/データラッチ146は、フックアップ部142によって、対応する偶数ビット線BLe及び奇数ビット線BLoにそれぞれ接続される。トランジスタ142b及び142cのゲートには、それぞれ信号BLSe及びBLSoが入力される。また偶数ビット線BLe及び奇数ビット線BLoには、nMOSトランジスタ145a及び145bのソースが接続される。トランジスタ145a及び145bは、それぞれゲートに信号BIASe及びBIASoが入力され、ドレインに信号BLCRLが入力される。
<第6の実施形態に係るセンスモジュールの動作>
次に、図21を用いて、データの読み出し動作時における第6の実施形態に係るセンスモジュールの動作について説明する。尚、本実施形態のシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1のセンス動作を行うタイミングと、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作を行うタイミングと、をずらす。また、以下では、偶数ビット線が選択され、奇数ビット線が非選択とされた場合の動作について説明する。また、第1の実施形態と同様に、以下では、第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい場合について説明する。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TF0]
図示するように、まず選択ブロックの選択ストリングユニットの選択ゲート線(SGD)が“H”レベルとされる。また、センスモジュール141では、プリチャージ電源電位VPREがVDDとされる。非選択選択ゲート線SGDには、0Vまたは非選択電圧VBB(例えば負電圧)が印加される。
[時刻TF1]
センスモジュール141は、読み出し対象のビット線(本例では偶数ビット線BLe)を、予めプリチャージする。具体的には、シーケンサ111は、信号BLPREを“H”レベルとしてトランジスタ146bをオンすることによって、テンポラリデータキャッシュ146−4を電圧VDDでプリチャージする。
[時刻TF2]
シーケンサ111は、ビット線選択信号BLSe及びBLSo、並びにバイアス選択信号BIASe及びBIASoの設定を行う。本例では偶数ビット線BLeが選択されるため、シーケンサ111は、偶数ビット線選択信号BLSeを“H”レベルとする。また、シーケンサ111は、奇数ビット線BLoをBLCRL(=VSS)に固定するため、信号BIASoを“H”とする。
また、信号BLCには、ビット線プリチャージ用のクランプ電圧VBLCが印加され、これにより偶数ビット線BLeは所定の電圧にプリチャージされる。
以上により、偶数ビット線BLeが0.7Vに充電され、奇数ビット線BLoがVSSに固定される。
[時刻TF3]
次に、シーケンサ111は、信号BLCを0Vとし、ビット線BLeが電気的にフローティングの状態とされる。
[時刻TF4]
次にシーケンサ111は、選択されたストリングユニットのソース側の選択ゲート線SGSにVsgが印加される。その他の非選択選択ゲート線SGSには、0Vまたは非選択電圧VBB(例えば負電圧)が印加される。これにより、ベリファイレベルよりメモリセルのしきい値が高ければビット線の放電はなく、低ければ読み出し電流が流れてビット線が放電される。
[時刻TF5]、[時刻TF6]
次に、シーケンサ111は、時刻TF5から時刻TF6にかけて、信号VPREを、VDDとし、信号BLPREをVsgとする。これにより、テンポラリデータキャッシュ146−4がVDDにプリチャージされる。
[時刻TF7]、[時刻TF8]
第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい。そのため、第1のグループビット線BLGP1のセンス動作に要する時間は、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作に要する時間よりも長い。
そこで、本実施形態に係るシーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2に先だって、時刻TF7において、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、シーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2に先だって、第1のグループビット線BLGP1についてのセンス動作を開始する。選択メモリセルがオン状態となって偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1がディスチャージされていれば、ノードSENの電位も低下する。他方、選択メモリセルがオフ状態であれば、偶数ビット線BLe且つ第1のグループビット線BLGP1はプリチャージ電位をほぼ維持するので、ノードSENの電位もほぼ不変である。
続いて、本実施形態に係るシーケンサ111は、時刻TF7から、時刻dT5経過後の時刻TF8において、 第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、第2のグループビット線BLGP2についてのセンス動作を開始する。
この時刻dT5は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT5は例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、時刻dT5を参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TF9]
次に、センスされたデータが第2のデータキャッシュ146−6に取り込まれる。具体的には、シーケンサ111は、信号SEN2及びLAT2を“L”状態とし、信号EQ2をVDDとすることでノードSEN1とノードN2とが同電位となる。この後、シーケンサ111は、信号BLC2を“VDD+Vth”とし、テンポラリデータキャッシュ146−4のデータが第2のデータキャッシュ146−6に転送される。この結果、ノードSENが“H”の場合、第2のデータキャッシュ146−6のデータは“1”となる。また、ノードSENが“L(例えば0.4V)の場合、第2のデータキャッシュ146−6のデータは”0“となる。以上のようにして、偶数ビット線BLeからデータが読み出される。
[時刻TF10]
その後、シーケンサ111は、各ノード及び信号をリセットする。
奇数ビット線BLoの読み出しも同様にして行われる。この場合には、シーケンサ111は、信号BLSoを“H”とし、信号BLSeを“L”とする。また、シーケンサ111は、信号BIASeを“H”とし、信号BIASoを“L”とする。
<第6の実施形態に係る作用効果について>
上述した実施形態によれば、半導体柱SPの配置等に起因する寄生容量に応じて、センス回路の動作を制御している。これにより、第1の実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(変形例6)
尚、上述した第1の実施形態の変形例と同様に、半導体柱群のグループが3つ以上ある場合においても、第6の実施形態のセンスモジュールの動作を適用することが可能である。
図22を用いて、図8で説明した構成を、第6の実施形態のセンスモジュールの動作に適用する場合について説明する。
<変形例6に係るセンスモジュールの動作について>
以下では、第3のグループビット線BLGP3の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい場合について説明する。
[時刻TF0]〜[時刻TF6]
シーケンサ111は、第6の実施形態の時刻TF0〜TF6の動作と同様の動作を行う。
[時刻TF11]、[時刻TF12] 、[時刻TF13]
第3のグループビット線BLGP3のセンス動作に要する時間は、第2のグループビット線BLGP2のセンス動作に要する時間よりも長い。第2のグループビット線BLGP2のセンス動作に要する時間は、第1のグループビット線BLGP1のセンス動作に要する時間よりも長い。
そこで、本実施形態に係るシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1及び第2のグループビット線BLGP2に先だって、時刻TF11において、第3のグループビット線BLGP3に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1及び第2のグループビット線BLGP2に先だって、第3のグループビット線BLGP3についてのセンス動作を開始する。
続いて、本実施形態に係るシーケンサ111は、時刻TF11から、時刻dT5a経過後の時刻TF12において、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、第2のグループビット線BLGP2についてのセンス動作を開始する。
また、本実施形態に係るシーケンサ111は、時刻TF12から、時刻dT5b経過後の時刻TF13において、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、第1のグループビット線BLGP1についてのセンス動作を開始する。
この時刻dT5a、dT5bは、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、第3のグループビット線BLGP3の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT5a、及び時刻dT5bは例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、時刻dT5a、dT5bを参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TF14]、[時刻TF15]
シーケンサ111は、第6の実施形態で説明した時刻TF9及び時刻TF10の動作と同様の動作を行う。
このように、ビット線の容量を考慮して、ビット線へのプリチャージを行うことで、精度良く第1のグループビット線BLGP1と、第2のグループビット線BLGP2と、第3のグループビット線BLGP3のと、のプリチャージを行うことができる。
本変形例では、半導体柱群を3つのグループに分類し、シーケンサ111は3つのグループのビット線のプリチャージを行う電圧を制御している。しかしこれに限らず、半導体柱群を4つ以上のグループに分類しても良い。そして、4つ以上のグループのビット線へのプリチャージを行う電圧に関する情報を、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域に格納しても良い。これにより、シーケンサ111は、4つ以上のグループのビット線のプリチャージを行う電圧を制御することができる。
(第7の実施形態)
次に、第7の実施形態について説明する。第7の実施形態は、センスモジュールの動作が、第6の実施形態に係るセンスモジュールの動作と異なっている。尚、第7の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第6の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第6の実施形態で説明した事項及び上述した第6の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
<第7の実施形態に係るセンスモジュールの動作>
次に、図23を用いて、データの読み出し動作時における第7の実施形態に係るセンスモジュールの動作について説明する。尚、本実施形態のシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1のプリチャージを行うタイミングと、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージを行うタイミングと、をずらす。また、以下では、偶数ビット線が選択され、奇数ビット線が非選択とされた場合の動作について説明する。また、第1の実施形態と同様に、以下では、第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい場合について説明する。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TG0]、[時刻TG1]
シーケンサ111は、第6の実施形態で説明した時刻TF0、及び時刻TF1の動作と同様の動作を行う。
[時刻TG2]、[時刻TG3]
ビット線の容量によって、プリチャージに必要な時間が変わる。そこで、本実施形態に係るセンスモジュール141は、第2のグループビット線BLGP2に先だって、第1のグループビット線BLGP1をプリチャージする。
具体的には、センスモジュール141は、時刻TG2において、読み出し対象の第1のグループビット線BLGP1(本例では偶数ビット線BLe)を、予めプリチャージする。シーケンサ111は、ビット線選択信号BLSe及びBLSo、並びにバイアス選択信号BIASe及びBIASoの設定を行う。本例では偶数ビット線BLeが選択されるため、シーケンサ111は、偶数ビット線選択信号BLSeを“H”レベルとする。また、シーケンサ111は、奇数ビット線BLoをBLCRL(=VSS)に固定するため、信号BIASoを“H”とする。
また、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、ビット線プリチャージ用のクランプ電圧VBLCに設定する。これにより第1のグループビット線BLGP1且つ偶数ビット線BLeは所定の電圧にプリチャージされる。
以上により、第1のグループビット線BLGP1且つ偶数ビット線BLeが充電され、奇数ビット線BLoがVSSに固定される。
そして、シーケンサ111は、時刻TG2から時刻dT6経過後の時刻TG3において、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、ビット線プリチャージ用のクランプ電圧VBLCに設定する。これにより第2のグループビット線BLGP2且つ偶数ビット線BLeは所定の電圧にプリチャージされる。
以上により、第2のグループビット線BLGP2且つ偶数ビット線BLeが充電される。
この時刻dT6は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量とを考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT6は例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、時刻dT6を参照するために、レジスタ113を参照する。
このように、ビット線の容量を考慮して、プリチャージを行うことで、第1のグループビット線BLGP1へのプリチャージが完了する時刻と、第2のグループビット線BLGP2へのプリチャージが完了する時刻と、のばらつきを抑制することができる。
[時刻TG4]〜[時刻TG7]
シーケンサ111は、第6の実施形態で説明した時刻TF3〜時刻TF6の動作と同様の動作を行う。
[時刻TG8]
本実施形態に係るシーケンサ111は、センスモジュール141の信号BLCを、“H”レベル(VSENSE)とする。これにより、シーケンサ111は、偶数ビット線BLeについてのセンス動作を開始する。
[時刻TG9]、[時刻TG10]
シーケンサ111は、第6の実施形態で説明した時刻TF9、時刻TF10の動作と同様の動作を行う。
<第7の実施形態に係る作用効果について>
上述した実施形態によれば、第2の実施形態と同様に、半導体柱SPの配置等に起因する寄生容量に応じて、センスモジュールの動作を制御している。これにより、第2の実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(変形例7)
尚、上述した第1の実施形態の変形例と同様に、半導体柱群のグループが3つ以上ある場合においても、第7の実施形態に係るセンスモジュールの動作を適用することが可能である。
図24を用いて、図8で説明した構成を、第7の実施形態のセンスモジュールの動作に適用する場合について説明する。
<変形例7に係るセンスモジュールの動作について>
以下では、第3のグループビット線BLGP3の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい場合について説明する。
[時刻TG0]、[時刻TG1]
シーケンサ111は、第6の実施形態で説明した時刻TF0、及び時刻TF1の動作と同様の動作を行う。
[時刻TG11]、[時刻TG12]、[時刻TG13]
ビット線の容量によって、プリチャージに必要な時間が変わる。そこで、本変形例に係るセンスモジュール141は、第1のグループビット線BLGP1及び第2のグループビット線BLGP2に先だって、第3のグループビット線BLGP3をプリチャージする。また、本変形例に係るセンスモジュール141は、第1のグループビット線BLGP1に先だって、第2のグループビット線BLGP2をプリチャージする。
具体的には、センスモジュール141は、時刻TG11において、読み出し対象の第3のグループビット線BLGP3(本例では偶数ビット線BLe)を、予めプリチャージする。シーケンサ111は、ビット線選択信号BLSe及びBLSo、並びにバイアス選択信号BIASe及びBIASoの設定を行う。本例では偶数ビット線BLeが選択されるため、シーケンサ111は、偶数ビット線選択信号BLSeを“H”レベルとする。また、シーケンサ111は、奇数ビット線BLoをBLCRL(=VSS)に固定するため、信号BIASoを“H”とする。
また、シーケンサ111は、第3のグループビット線BLGP3に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、ビット線プリチャージ用のクランプ電圧VBLCに設定する。これにより第3のグループビット線BLGP3且つ偶数ビット線BLeは所定の電圧にプリチャージされる。
以上により、第3のグループビット線BLGP3且つ偶数ビット線BLeが充電され、奇数ビット線BLoがVSSに固定される。
そして、シーケンサ111は、時刻TG11から時刻dT6a経過後の時刻TG12において、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、ビット線プリチャージ用のクランプ電圧VBLCに設定する。これにより第2のグループビット線BLGP2且つ偶数ビット線BLeは所定の電圧にプリチャージされる。以上により、第2のグループビット線BLGP2且つ偶数ビット線BLeが充電される。
また、シーケンサ111は、時刻TG12から時刻dT6b経過後の時刻TG13において、第2のグループビット線BLGP2に接続されるセンスモジュール141の信号BLCを、ビット線プリチャージ用のクランプ電圧VBLCに設定する。これにより第1のグループビット線BLGP1且つ偶数ビット線BLeは所定の電圧にプリチャージされる。以上により、第1のグループビット線BLGP1且つ偶数ビット線BLeが充電される。
この時刻dT6a、及び時刻dT6bは、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、第3のグループビット線BLGP3の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、時刻dT6a、及び時刻dT6bは例えばレジスタ113に読み出される。シーケンサ111は、時刻dT6a、及び時刻dT6bを参照するために、当該レジスタ113を参照する。
[時刻TG14]〜[時刻TG20]
シーケンサ111は、第7の実施形態で説明した時刻TG4〜時刻TG10の動作と同様の動作を行う。
このように、ビット線の容量を考慮して、ビット線へのプリチャージを行うことで、精度良く第1のグループビット線BLGP1と、第2のグループビット線BLGP2と、第3のグループビット線BLGP3のと、のプリチャージの終了タイミングのばらつき抑制することができる。
本変形例では、半導体柱群を3つのグループに分類し、シーケンサ111は3つのグループのビット線のプリチャージを行うタイミングを制御している。しかしこれに限らず、半導体柱群を4つ以上のグループに分類しても良い。そして、4つ以上のグループのビット線へのプリチャージを行うタイミングに関する情報を、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域に格納しても良い。これにより、シーケンサ111は、4つ以上のグループのビット線のプリチャージを行うタイミングを制御することができる。
(第8の実施形態)
次に、第8の実施形態について説明する。第8の実施形態は、センスモジュールの動作が、第6の実施形態に係るセンスモジュールの動作と異なっている。尚、第8の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第6の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第6の実施形態で説明した事項及び上述した第6の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
<第8の実施形態に係るセンスモジュールの動作>
次に、図25を用いて、データの読み脱脂動作時における第8の実施形態に係るセンスモジュールの動作について説明する。また、以下では、偶数ビット線が選択され、奇数ビット線が非選択とされた場合の動作について説明する。また、第1の実施形態と同様に、以下では、第1のグループビット線BLGP1の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きい場合について説明する。本実施形態のシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1のプリチャージを行う際の電圧を、第2のグループビット線BLGP2のプリチャージを行う際の電圧よりも大きくする。また、各信号は、例えばシーケンサ111によって与えられる。
[時刻TH0]、[時刻TH1]
シーケンサ111は、第7の実施形態で説明した時刻TG0、時刻TG1の動作と同様の動作を行う。
[時刻TH2]
第8の実施形態に係るシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1と第2のグループビット線BLGP2の容量の差を考慮し、信号BLCの電圧を制御する。具体的には、シーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2よりも、第1のグループビット線BLGP1に電圧dV2だけ大きな電圧が印加されるように制御する。
センスモジュール141は、読み出し対象のビット線(本例では偶数ビット線BLe)を、予めプリチャージする。シーケンサ111は、ビット線選択信号BLSe及びBLSo、並びにバイアス選択信号BIASe及びBIASoの設定を行う。本例では偶数ビット線BLeが選択されるため、シーケンサ111は、偶数ビット線選択信号BLSeを“H”レベルとする。また、シーケンサ111は、奇数ビット線BLoをBLCRL(=VSS)に固定するため、信号BIASoを“H”とする。
図23に示すようにシーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2についての信号BLCを電圧VBLC(BLGP2)とする。また、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1についての信号BLCeを電圧VBLC(BLGP1)(VBLC(BLGP2)+dV2)とする。これにより偶数ビット線BLeは所定の電圧にプリチャージされる。
以上により、偶数ビット線BLeが充電され、奇数ビット線BLoがVSSに固定される。
尚、電圧dV2は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量とを考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、電圧dV2は例えばレジスタ113に読み出される。そして、シーケンサ111は、電圧dV2を参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TH3]〜[時刻TH9]
シーケンサ111は、第7の実施形態で説明した時刻TG4〜時刻TG10の動作と同様の動作を行う。
<第8の実施形態に係る作用効果について>
上述した実施形態によれば、第5の実施形態と同様に、半導体柱SPの配置等に起因する寄生容量に応じて、センス回路の動作を制御している。これにより、第5の実施形態と同様の効果を得ることが可能となる。
(変形例8)
尚、上述した第1の実施形態の変形例と同様に、半導体柱群のグループが3つ以上ある場合においても、第8の実施形態のセンスモジュールの読み出し時の動作を適用することが可能である。
図26を用いて、図8で説明した構成を、第8の実施形態の第8の実施形態は、に適用する場合について説明する。
<変形例8に係るセンスモジュールの動作について>
以下では、第3のグループビット線BLGP3の容量は、第2のグループビット線BLGP2の容量よりも大きく、第2のグループビット線BLGP2の容量は、第1のグループビット線BLGP1の容量よりも大きい場合について説明する。
[時刻TH0]、[時刻TH1]
シーケンサ111は、第7の実施形態で説明した時刻TG0、時刻TG1の動作と同様の動作を行う。
[時刻TH2]
本変形例に係るシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、第3のグループビット線BLGP3の容量を考慮し、信号BLCの電圧を制御する。具体的には、シーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1よりも、第2のグループビット線BLGP2に電圧dV2aだけ大きな電圧が印加されるように制御する。また、シーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2よりも、第3のグループビット線BLGP3に電圧dV2bだけ大きな電圧が印加されるように制御する。
図26に示すようにシーケンサ111は、第1のグループビット線BLGP1についての信号BLCを電圧VBLC(BLGP1)とする。また、シーケンサ111は、第2のグループビット線BLGP2についての信号BLCeを電圧VBLC(BLGP2)(VBLC(BLGP1)+dV2a)とする。また、シーケンサ111は、第3のグループビット線BLGP3についての信号BLCeを電圧VBLC(BLGP3)(VBLC(BLGP2)+dV2b)とする。これにより偶数ビット線BLeは所定の電圧にプリチャージされる。
以上により、偶数ビット線BLeが充電され、奇数ビット線BLoがVSSに固定される。
尚、電圧dV2a、及び電圧dV2bは、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量と、第3のグループビット線BLGP3の容量と、を考慮して適宜設定され、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域等に格納される。そして、メモリシステム1の起動時に、電圧dV2a、及び電圧dV2bは例えばレジスタ113に読み出される。そして、シーケンサ111は、電圧dV2a、及び電圧dV2bを参照するために、レジスタ113を参照する。
[時刻TH3]〜[時刻TH9]
シーケンサ111は、第7の実施形態で説明した時刻TG4〜時刻TG10の動作と同様の動作を行う。
このように、ビット線の容量を考慮して、ビット線へのプリチャージを行うことで、精度良く第1のグループビット線BLGP1と、第2のグループビット線BLGP2と、第3のグループビット線BLGP3のと、のプリチャージを精度良く行う事が可能となる。
本変形例では、半導体柱群を3つのグループに分類し、シーケンサ111は3つのグループのビット線のプリチャージの電圧を制御している。しかしこれに限らず、半導体柱群を4つ以上のグループに分類しても良い。そして、4つ以上のグループのビット線へのプリチャージの電圧に関する情報を、メモリセルアレイ130に設けられる図示しないロムフューズ領域に格納しても良い。これにより、シーケンサ111は、4つ以上のグループのビット線のプリチャージの電圧を制御することができる。
(第9の実施形態)
次に、第9の実施形態について説明する。本実施形態は、第1〜第8の実施形態とは異なる構成のメモリセルアレイを有する半導体記憶装置に対して第1〜第8の実施形態のセンス回路140及びセンス動作を適用したものである。尚、第9の実施形態に係る記憶装置の基本的な構成及び基本的な動作は、上述した第1〜第8の実施形態に係る記憶装置と同様である。従って、上述した第1〜第8の実施形態で説明した事項及び上述した第1〜第8の実施形態から容易に類推可能な事項についての説明は省略する。
<メモリセルアレイの構成について>
図27及び図28を用いて、本実施形態に係るメモリセルアレイ230のいずれか1つのブロックBLKの構成について説明する。図27、図28に示すように、ブロックBLKは複数のメモリユニットMU(MU1、MU2)を備えている。図27、図28では2つのメモリユニットMUのみが図示されているが、3つ以上であっても良く、その数は限定されるものではない。
メモリユニットMUの各々は、例えば4つのストリンググループGR(GR1〜GR4)を備えている。なお、メモリユニットMU1及びMU2間で区別する際には、メモリユニットMU1のストリンググループGRをそれぞれGR1−1〜GR4−1と呼び、メモリユニットMU2のストリンググループGRをそれぞれGR1−2〜GR4−2と呼ぶ。
ストリンググループGRの各々は、例えば4つのNANDストリングSR(SR1〜SR4)を備えている。もちろん、NANDストリングSRの数は4つに限らず、5つ以上であっても、3つ以下であっても良い。NANDストリングSRの各々は、選択トランジスタST1及びST2、並びに4つのメモリセルトランジスタMT(MT1〜MT4)を備えている。メモリセルトランジスタMTの数は4つに限らず、5つ以上であっても良いし、3つ以下であっても良い。
ストリンググループGR内において、4つのNANDストリングSR1〜SR4は、半導体基板上に順次積層されており、NANDストリングSR1が最下層に形成され、NANDストリングSR4が最上層に形成される。すなわち、第1実施形態では、NANDストリング内のメモリセルトランジスタMTが半導体基板面の垂直方向に積層されていたのに対して、本実施形態ではNANDストリング内のメモリセルトランジスタMTが半導体基板面と平行方向に配列され、このNANDストリングが垂直方向に積層されている。そして、同一のストリンググループGRに含まれる選択トランジスタST1及びST2は、それぞれ同一の選択ゲート線GSL1及びGSL2に接続され、同一列に位置するメモリセルトランジスタMTの制御ゲートは同一のワード線WLに接続される。更に、あるストリンググループGR内の4つの選択トランジスタST1のドレインは、互いに異なるビット線BLに接続され、選択トランジスタST2のソースは同一のソース線SLに接続される。
奇数番目のストリンググループGR1及びGR3と、偶数番目のストリンググループGR2及びGR4とでは、選択トランジスタST1及びST2は、その位置関係が逆になるように配置される。図27に示すように、ストリンググループGR1及びGR3の選択トランジスタST1はNANDストリングSRの左端に配置され、選択トランジスタST2はNANDストリングSRの右端に配置される。これに対して、ストリンググループGR2及びGR4の選択トランジスタST1はNANDストリングSRの右端に配置され、選択トランジスタST2はNANDストリングSRの左端に配置される。
そして、ストリンググループGR1及びGR3の選択トランジスタST1のゲートは、同一の選択ゲート線GSL1に接続され、選択トランジスタST2のゲートは、同一の選択ゲート線GSL2に接続される。他方、ストリンググループGR2及びGR4の選択トランジスタST1のゲートは、同一の選択ゲート線GSL2に接続され、選択トランジスタST2のゲートは、同一の選択ゲート線GSL1に接続される。
また、あるメモリユニットMUに含まれる4つのストリンググループGR1〜GR4は互いに同一のビット線BLに接続され、異なるメモリユニットMUは互いに異なるビット線BLに接続される。より具体的には、メモリユニットMU1において、ストリンググループGR1〜GR4におけるNANDストリングSR1〜SR4の選択トランジスタST1のドレインはそれぞれ、カラム選択ゲートCSG(CSG1〜CSG4)を介してビット線BL1〜BL4に接続される。カラム選択ゲートCSGは、例えばメモリセルトランジスタMTや選択トランジスタST1及びST2等と同様の構成を有しており、各メモリユニットMUにおいて、ビット線BLに選択する1つのストリンググループGRを選択する。従って、各ストリンググループGRに対応付けられたカラム選択ゲートCSG1〜CSG4のゲートは、それぞれ異なる制御信号線SSL1〜SSL4によって制御される。
以上説明した構成を有するメモリユニットMUが、図27を記載した紙面において上下方向に複数配列される。これらの複数のメモリユニットMUは、メモリユニットMU1とワード線WL及び選択ゲート線GSL1及びGSL2を共有する。他方で、ビット線BLは独立しており、例えばメモリユニットMU2に対しては、メモリユニットMU1と異なる3本のビット線BL5〜BL8が対応付けられる。各メモリユニットMUに対応付けられるビット線BLの本数は、1つのストリンググループGRに含まれるNANDストリングSRの総数に対応する。従って、NANDストリングが5層あればビット線BLも5本設けられ、その他の数の場合も同様である。また、制御信号SSL1〜SSL4は、メモリユニットMU間で共通にされていても良いし、あるいは独立して制御されても良い。
上記構成において、各メモリユニットMUから1つずつ選択されたストリンググループGRにおける同一ワード線WLに接続された複数のメモリセルトランジスタMTの集合が、「ページ」となる。
図29に示すように、半導体基板40上には絶縁膜41が設けられ、絶縁膜41上にブロックBLKが設けられる。
絶縁膜41上には、半導体基板40表面に対する垂直方向である第1方向に直交する第2方向に沿ったストライプ形状の、例えば4つのフィン型構造44(44−1〜44−4)が設けられることで、1つのメモリユニットMUが形成されている。フィン型構造44の各々は、第2方向に沿って設けられた絶縁膜42(42−1〜42−5)と半導体層43(43−1〜43−4)とを含む。そしてフィン型構造44の各々では、絶縁膜42−1〜42−5と半導体層43−1〜43−4とが交互に積層されることで、半導体基板40の表面に対して垂直方向に延びる4本の積層構造が形成されている。このフィン型構造44の各々が、図27で説明したストリンググループGRに相当する。そして、最下層の半導体層43−1がNANDストリングSR1の電流経路(チャネルが形成される領域)に相当し、最上層の半導体層43−4がNANDストリングSR4の電流経路に相当し、その間に位置する半導体層43−2がNANDストリングSR2の電流経路に相当し、半導体層43−3がNANDストリングSR3の電流経路に相当する。
図30、図31に示すように、フィン型構造44の上面及び側面には、ゲート絶縁膜45、電荷蓄積層46、ブロック絶縁膜47、及び制御ゲート48が順次設けられている。電荷蓄積層46は例えば絶縁膜により形成される。また制御ゲート48は導電膜で形成され、ワード線WLまたは選択ゲート線GSL1及びGSL2として機能する。ワード線WL及び選択ゲート線GSL1及びGSL2は、複数のメモリユニットMU間で、複数のフィン型構造44を跨ぐようにして形成される。他方で制御信号線SSL1〜SSL4は、個々のフィン型構造44毎に独立している。
図32に示すように、フィン型構造44は、その一端部がブロックBLKの端部に引き出され、引き出された領域においてビット線BLと接続される。すなわち、一例としてメモリユニットMU1に着目すると、奇数番目のフィン型構造44−1及び44−3の一端部は、第2方向に沿ってある領域まで引き出されて共通に接続され、この領域にコンタクトプラグBC1〜BC4が形成される。この領域に形成されたコンタクトプラグBC1は、ストリンググループGR1及びGR3の半導体層43−1とビット線BL1とを接続し、半導体層43−2、43−3、及び43−4とは絶縁されている。コンタクトプラグBC2は、ストリンググループGR1及びGR3の半導体層43−2とビット線BL2とを接続し、半導体層43−1、43−3、及び43−4とは絶縁されている。コンタクトプラグBC3は、ストリンググループGR1及びGR3の半導体層43−3とビット線BL3とを接続し、半導体層43−1、43−2、及び43−4とは絶縁されている。コンタクトプラグBC4は、ストリンググループGR1及びGR3の半導体層43−4とビット線BL4とを接続し、半導体層43−1、43−2、及び43−3とは絶縁されている。
他方で、偶数番目のフィン型構造44−2及び44−4の一端部は、フィン型構造44−1及び44−3の一端部と第2方向で対向する領域まで引き出されて共通に接続され、この領域にコンタクトプラグBC1〜BC4が形成される。この領域に形成されたコンタクトプラグBC1は、ストリンググループGR2及びGR4の半導体層43−1とビット線BL1とを接続し、半導体層43−2、43−3、及び43−4とは絶縁されている。コンタクトプラグBC2は、ストリンググループGR2及びGR4の半導体層43−2とビット線BL2とを接続し、半導体層43−1、43−3、及び43−4とは絶縁されている。コンタクトプラグBC3は、ストリンググループGR2及びGR4の半導体層43−3とビット線BL3とを接続し、半導体層43−1、43−2、及び43−4とは絶縁されている。コンタクトプラグBC4は、ストリンググループGR2及びGR4の半導体層43−4とビット線BL4とを接続し、半導体層43−1、43−2、及び43−3とは絶縁されている。
もちろん、上記の説明はメモリユニットMU1の場合のものであり、例えばメモリユニットMU2の場合には、図32に示すように、コンタクトプラグBC5〜BC8が形成され、これらが半導体層43−1〜43−4をそれぞれビット線BL5〜BL8に接続する。
また、フィン型構造44の他端上にはコンタクトプラグSCが形成される。コンタクトプラグSCは、半導体層43−1〜43−4をソース線SLに接続する。
上記構成において、NANDストリングSR1〜SR4に含まれるメモリセルトランジスタは、そのサイズが互いに異なる。より具体的には、図30に示すように各フィン型構造44において、半導体層43の第3方向に沿った幅は、低いレイヤに位置するもの程大きく、高いレイヤに位置するもの程小さい。すなわち、半導体層43−1の幅が最も広く、半導体層43−4の幅が最も狭い。つまり、製造ばらつきによって互いに特性の異なる複数のメモリセルトランジスタMTが1ページに含まれる。
このように、本実施形態に係るメモリセルアレイ230において、半導体層43−1〜43―4の幅のバラツキに起因して、半導体層43−1〜43―4の容量が異なる事がある。
上述した各実施形態では、半導体柱SPを、容量の大きさに応じて第1のグループ及び第2のグループに分類している。そして、第1のグループビット線BLGP1の容量と、第2のグループビット線BLGP2の容量とを考慮してセンス動作を行っている。
例えば、本実施形態では、半導体層43−1及び43−2を、第1のグループGP1、半導体層43−3及び43−4を、第2のグループGP2としても良い。この場合、ビット線BL1、BL2が第1のグループビット線BLGP1となり、ビット線BL3、BL4が第2のグループビット線BLGP2となる。その他にも、半導体層43−1を第1のグループGP1、半導体層43−2を第2のグループGP2、半導体層43−3を第3のグループGP3、半導体層43−4を第4のグループGP4としても良い。この場合、ビット線BL1が第1のグループビット線BLGP1となり、ビット線BL2が第2のグループビット線BLGP2となり、ビット線BL3が第3のグループビット線BLGP3となり、ビット線BL4が第4のグループビット線BLGP4となる。半導体層43−1〜43―4のグループの分け方はこれに限らない。
本実施形態に係る半導体層43−1〜43―4を上記のようにグループ分けして、上述した各実施形態で説明した、センスモジュール及びその動作を適用することが可能である。
尚、上述した実施形態はそれぞれ組み合わせる事が可能である。具体的には、第1及び第2の実施形態はそれぞれ組み合わせる事ができる。同様に、変形例1及び変形例2も組み合わせる事ができる。更に、第3〜第5の実施形態はそれぞれ組み合わせることができる。同様に変形例3〜変形例5はそれぞれ組み合わせることができる。更に、第6〜第8の実施形態はそれぞれ組み合わせることができる。同様に変形例6〜変形例8はそれぞれ組み合わせることができる。
また、上述した各実施形態においては、データの読み出し動作時のセンスモジュールの動作について説明したが、これに限らず、例えば、プログラムベリファイを行う際にも適用可能である。
また、上述した各実施形態において、
(1)読み出し動作では、
Aレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば0V〜0.55Vの間である。これに限定されることなく、0.1V〜0.24V, 0.21V〜0.31V, 0.31V〜0.4V, 0.4V〜0.5V, 0.5V〜0.55Vいずれかの間にしてもよい。
Bレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば1.5V〜2.3Vの間である。これに限定されることなく、1.65V〜1.8V, 1.8V〜1.95V, 1.95V〜2.1V, 2.1V〜2.3Vいずれかの間にしてもよい。
Cレベルの読み出し動作に選択されたワード線に印加される電圧は、例えば3.0V〜4.0Vの間である。これに限定されることなく、3.0V〜3.2V, 3.2V〜3.4V, 3.4V〜3.5V, 3.5V〜3.6V, 3.6V〜4.0Vいずれかの間にしてもよい。
読み出し動作の時間(tR)としては、例えば25μs〜38μs, 38μs〜70μs, 70μs〜80μsの間にしてもよい。
(2)書き込み動作は、上述したとおりプログラム動作とベリファイ動作を含む。書き込み動作では、
プログラム動作時に選択されたワード線に最初に印加される電圧は、例えば13.7V〜14.3Vの間である。これに限定されることなく、例えば13.7V〜14.0V, 14.0V〜14.6Vいずれかの間としてもよい。
奇数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧と、偶数番目のワード線を書き込む際の、選択されたワード線に最初に印加される電圧を変えてもよい。
プログラム動作をISPP方式(Incremental Step Pulse Program)としたとき、ステップアップの電圧として、例えば0.5V程度が挙げられる。
非選択のワード線に印加される電圧としては、例えば6.0V〜7.3Vの間としてもよい。この場合に限定されることなく、例えば7.3V〜8.4Vの間としてもよく、6.0V以下としてもよい。
非選択のワード線が奇数番目のワード線であるか、偶数番目のワード線であるかで、印加するパス電圧を変えてもよい。
書き込み動作の時間(tProg)としては、例えば1700μs〜1800μs, 1800μs〜1900μs, 1900μs〜2000μsの間にしてもよい。
(3)消去動作では、
半導体基板上部に形成され、かつ、上記メモリセルが上方に配置されたウェルに最初に印加する電圧は、例えば12V〜13.6Vの間である。この場合に限定されることなく、例えば13.6V〜14.8V, 14.8V〜19.0V, 19.0〜19.8V, 19.8V〜21Vの間であってもよい。
消去動作の時間(tErase)としては、例えば3000μs〜4000μs, 4000μs〜5000μs, 4000μs〜9000μsの間にしてもよい。
(4)メモリセルの構造は、
半導体基板(シリコン基板)上に膜厚が4〜10nmのトンネル絶縁膜を介して配置された電荷蓄積層を有している。この電荷蓄積層は膜厚が2〜3nmのSiN、またはSiONなどの絶縁膜と膜厚が3〜8nmのポリシリコンとの積層構造にすることができる。また、ポリシリコンにはRuなどの金属が添加されていても良い。電荷蓄積層の上には絶縁膜を有している。この絶縁膜は、例えば、膜厚が3〜10nmの下層High−k膜と膜厚が3〜10nmの上層High−k膜に挟まれた膜厚が4〜10nmのシリコン酸化膜を有している。High−k膜はHfOなどが挙げられる。また、シリコン酸化膜の膜厚はHigh−k膜の膜厚よりも厚くすることができる。絶縁膜上には膜厚が3〜10nmの仕事関数調整用の材料を介して膜厚が30nm〜70nmの制御電極が形成されている。ここで仕事関数調整用の材料はTaOなどの金属酸化膜、TaNなどの金属窒化膜である。制御電極にはWなどを用いることができる。
また、メモリセル間にはエアギャップを形成することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内において種々変形して実施することが可能である。さらに、上記実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示された構成要件を適宜組み合わせることによって種々の発明が抽出される。例えば、開示された構成要件からいくつかの構成要件が削除されても、所定の効果が得られるものであれば、発明として抽出され得る。
1…メモリシステム 100…半導体記憶装置 101…半導体基板
110…周辺回路 111…シーケンサ 112…チャージポンプ
113…レジスタ 114…ドライバ 120…コア部
130…メモリセルアレイ 131…NANDストリング
140…センス回路 141…センスモジュール 142…フックアップ部
143…センスアンプ 150…ロウデコーダ 200…メモリコントローラ
201…ホストインターフェイス回路 202…バッファメモリ
203…CPU 204…バッファメモリ
205…NANDインターフェイス回路 206…ECC回路
230…メモリセルアレイ 300…ホストデバイス

Claims (4)

  1. 複数のメモリセルを含む第1のメモリセル群と、
    複数のメモリセルを含み、前記第1のメモリセル群よりも寄生容量が小さい第2のメモリセル群と、
    前記第1のメモリセル群に電気的に接続される第1のビット線と、
    前記第2のメモリセル群に電気的に接続される第2のビット線と、
    前記第1のビット線に電気的に接続され、前記第1のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第1のセンスモジュールと、
    前記第2のビット線に電気的に接続され、前記第2のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第2のセンスモジュールと、
    を具備し、
    前記第1のセンスモジュール及び前記第2のセンスモジュールは、前記第1のビット線及び前記第2のビット線に対するセンス動作を同時に開始し、
    前記第2のセンスモジュールは、前記第1のセンスモジュールよりも先に前記センス動作を終了することを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 複数のメモリセルを含む第1のメモリセル群と、
    複数のメモリセルを含み、前記第1のメモリセル群よりも寄生容量が小さい第2のメモリセル群と、
    前記第1のメモリセル群に電気的に接続される第1のビット線と、
    前記第2のメモリセル群に電気的に接続される第2のビット線と、
    前記第1のビット線に電気的に接続され、前記第1のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第1のセンスモジュールと、
    前記第2のビット線に電気的に接続され、前記第2のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第2のセンスモジュールと、
    を具備し、
    前記第2のセンスモジュールは、前記第2のビット線に対してセンス動作を行う前に、前記第2のビット線を充電し、
    前記第1のセンスモジュールは、前記第1のビット線に対してセンス動作を行う前、且つ前記第2のセンスモジュールが前記第2のビット線に充電する前に、前記第1のビット線を充電することを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 複数のメモリセルを含む第1のメモリセル群と、
    複数のメモリセルを含み、前記第1のメモリセル群よりも寄生容量が小さい第2のメモリセル群と、
    前記第1のメモリセル群に電気的に接続される第1のビット線と、
    前記第2のメモリセル群に電気的に接続される第2のビット線と、
    前記第1のビット線に電気的に接続され、前記第1のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第1のセンスモジュールと、
    前記第2のビット線に電気的に接続され、前記第2のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第2のセンスモジュールと、
    を具備し、
    前記第1のセンスモジュールは、前記第2のセンスモジュールよりも先にセンス動作を開始することを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 複数のメモリセルを含む第1のメモリセル群と、
    複数のメモリセルを含み、前記第1のメモリセル群よりも寄生容量が小さい第2のメモリセル群と、
    前記第1のメモリセル群に電気的に接続される第1のビット線と、
    前記第2のメモリセル群に電気的に接続される第2のビット線と、
    前記第1のビット線に電気的に接続され、前記第1のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第1のセンスモジュールと、
    前記第2のビット線に電気的に接続され、前記第2のメモリセル群に格納されるデータをセンスする第2のセンスモジュールと、
    を具備し、
    前記第2のセンスモジュールは、前記第2のビット線に対してセンス動作を行う前に、前記第2のビット線を第1の電圧に充電し、
    前記第1のセンスモジュールは、前記第1のビット線に対してセンス動作を行う前に、前記第1のビット線を、前記第1の電圧よりも大きな前記第2の電圧に充電することを特徴とする半導体記憶装置。
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