JP2016057588A - 光コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】接続損失の増加を抑制できる光コネクタを提供する。
【解決手段】光コネクタは、光ファイバF2と光学的に結合され、接続先の光コネクタから光ファイバF2に入射される光、もしくは光ファイバF2から接続先の光コネクタへ出射される光を通過させる光入出射面32と、光ファイバF2と光入出射面32との間の光路上に配置されたレンズ34とを備える。レンズ34と光入出射面32との間の第一光路L1、及び光ファイバF2とレンズ34との間の第二光路L2は、空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する媒質によって占められており、レンズ34を境として、第一光路L1側の媒質と第二光路L2側の媒質とは互いに屈折率差を有する。
【選択図】図4

Description

本発明は、光コネクタに関する。
特許文献1及び2には、光ファイバと光素子とを光学的に結合するための光コネクタに関する技術が記載されている。これらの光コネクタでは、光ファイバを保持するフェルールに凹部が形成され、該凹部内において互いに対向する一対の側面の一方にて光ファイバの端面が露出しており、他方にレンズが形成されている。光ファイバの端面から出射された光は、凹部内を通ってレンズに達し、レンズによってコリメートされる。この光は、凹部の他方の側面に対して裏側に位置するフェルールの端面から出射される。
米国特許出願公開第2011/0229077号明細書 米国特許出願公開第2012/0177327号明細書
光ファイバを他の光ファイバもしくは光素子と接続するための光コネクタとして、例えば特許文献1及び2に記載された光コネクタのように、フェルールの内側にレンズが形成されたものがある。しかしながら、特許文献1及び2のように、フェルールに凹部を形成してその内側面にレンズを形成する場合、光ファイバとレンズとの間に空間が形成される。したがって、光ファイバと空間との境界、及び空間とレンズとの境界において、大きな屈折率差を有する界面が生じてしまう。これらの界面において光の一部が反射されると、接続損失が増加してしまう(反射減衰)。なお、光ファイバと光素子とを接続する場合よりも、光ファイバ同士を接続する場合の方が、要求される結合効率が高い。従って、このような問題は、光ファイバ同士を接続する場合に、より顕著となる。
本発明は、接続損失の増加を抑制できる光コネクタを提供することを目的とする。
本発明に係る光コネクタは、光導波路部材と、光導波路部材と光学的に結合され、接続先の光コネクタから光導波路部材に入射される光、もしくは光導波路部材から接続先の光コネクタへ出射される光を通過させる接続端と、光導波路部材と接続端との間の光路上に配置されたレンズとを備え、光導波路部材とレンズとの間の第一光路、及びレンズと接続端との間の第二光路は、空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する媒質によって占められており、レンズを境として第一光路側の媒質と第二光路側の媒質とが互いに屈折率差を有する。
本発明によれば、接続損失の増加を抑制できる光コネクタを提供することができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る光コネクタを示す斜視図である。 図2は、図1に示されたII−II断面を示す側断面図である。 図3は、光コネクタの部分的な斜視断面図である。 図4は、光ファイバの先端面と平坦面とを結ぶ光路を拡大して示す断面図である。 図5は、フェルールを斜め前方から見た斜視図である。 図6は、レンズアレイを斜め後方から見た斜視図である。 図7は、一対の光コネクタが互いに対向して接続されている様子を概略的に示す断面図である。 図8は、第一光路側の媒質、すなわちレンズアレイがPEIからなる場合に、第二光路側の媒質として好適な樹脂材料を説明するための図である。 図9は、光コネクタの温度特性を示す図である。 図10は、光コネクタの温度特性を示す図である。 図11は、本発明の第2実施形態に係る光コネクタを示す側断面図である。 図12は、光ファイバの先端面と表面とを結ぶ光路を拡大して示す断面図である。 図13は、第2実施形態の変形例に係る光コネクタを拡大して示す断面図である。
[本願発明の実施形態の説明]
最初に本願発明の実施形態の内容を列記して説明する。
本発明に係る光コネクタは、光導波路部材と光学的に結合され、接続先の光コネクタから光導波路部材に入射される光、もしくは光導波路部材から接続先の光コネクタへ出射される光を通過させる接続端と、光導波路部材と接続端との間の光路上に配置されたレンズとを備え、レンズと接続端との間の第一光路、及び光導波路部材とレンズとの間の第二光路は、空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する媒質によって占められており、レンズを境として第一光路側の媒質と第二光路側の媒質とが互いに屈折率差を有する。
この光コネクタでは、光導波路部材からレンズを経て接続端に達する光路の間には空間が存在せず、該光路は空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する媒質によって占められている。したがって、光路中に存在する屈折率差を、空気との界面における屈折率差よりも小さくすることができ、反射減衰を低減することができる。これにより、接続損失の増加を効果的に抑制できる。
また、第二光路側の媒質の屈折率は、第一光路側の媒質の屈折率よりも小さくてもよい。これにより、例えば接続端の裏側に形成された内側面に、レンズを好適に形成することができる。また、この場合、第二光路側の媒質としてフェルールに適する材質を選択し、第一光路側の媒質として、第二光路側の媒質に対して所望の屈折率差を有する材質を選択するとよい。例えば、第一光路側の媒質の屈折率は1.5〜1.6の範囲に含まれ、第二光路側の媒質の屈折率は1.3〜1.5の範囲に含まれてもよい。
また、光導波路部材と接続端との間の光損失が最も小さくなる温度から±60℃以内において、当該光コネクタと同一の構成を有する別の光コネクタと接続されたときの光損失の絶対値は1dB以下であってもよい。これにより、光コネクタの使用時に想定される温度範囲内において、光ファイバ同士の結合効率を十分に得ることができる。
また、光導波路部材と接続端との間の光損失が最も小さくなる温度から±60℃以内において、当該光コネクタと同一の構成を有する別の光コネクタと接続されたときの温度変化による光損失の変動は±0.4dB以内であってもよい。これにより、光コネクタの使用時に想定される温度変化の範囲内において、光ファイバ同士の結合効率の変動を十分に抑えることができる。好ましくは、上記変動は±0.3dB以内であり、さらに好ましくは、上記変動は±0.2dB以内である。
また、第一光路側の媒質の屈折率と、第二光路側の媒質の屈折率との差の温度変化による変動は、15.0×10−5/℃以下であってもよい。例えばこのような特性を有する媒質を第一光路側及び第二光路側に用いることによって、光損失の変動を±0.4dB以内とすることができる。
また、第一光路側の媒質の屈折率と、第二光路側の媒質の屈折率との差の温度変化による変動は、10.0×10−5/℃以下であってもよい。例えばこのような特性を有する媒質を第一光路側及び第二光路側に用いることによって、光損失の変動を±0.3dB以内とすることができる。
また、第一光路側の媒質の屈折率と、第二光路側の媒質の屈折率との差の温度変化による変動は、5.0×10−5/℃以下であってもよい。例えばこのような特性を有する媒質を第一光路側及び第二光路側に用いることによって、光損失の変動を±0.2dB以内とすることができる。
また、レンズと、接続端と、第一光路を占める媒質とは一体に構成されており、光導波路部材とレンズとは、第二光路を占める媒質を介して互いに対向していてもよい。これにより、接続端が光コネクタの端部において露出する形態を好適に実現できる。そして、この場合、レンズは光コネクタの端部において露出しないので、端面の清掃が容易な光コネクタを提供することができる。
[本願発明の実施形態の詳細]
以下、添付図面を参照しながら、本発明の光コネクタの一態様について詳細に説明する。なお、図面の説明において同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態に係る光コネクタ1を示す斜視図である。図2は、図1に示されたII−II断面を示す側断面図である。図3は、光コネクタ1の部分的な斜視断面図である。光コネクタ1は、多芯の光ファイバ束F1を保持(固定)するとともに、その端部が、同様に光ファイバを保持した光コネクタの端部と対向することにより、光ファイバ同士の光接続を行うコネクタである。なお、図3においては、光ファイバ束F1の図示を省略している。光コネクタ1は、光ファイバ束F1を保持する樹脂製のフェルール10と、フェルール10の一端に固定される樹脂製のレンズアレイ30とを備えている。なお、以下の説明においては、光コネクタ1の幅方向をX方向、高さ方向をY方向、X方向及びY方向と交差する方向(光ファイバ束F1の挿入方向)をZ方向として説明する。
図1及び図2に示されるように、フェルール10は、後端11と、前端21とを有する。後端11には、光ファイバ束F1を挿入する開口部12が形成されている。開口部12は、ファイバ保持孔13と連通している。ファイバ保持孔13は、光ファイバ束F1を構成する各光ファイバF2(光導波路部材)を保持する用途で設けられており、開口部12から前端21まで貫通形成されている。ファイバ保持孔13は、Y方向に多段(例えば2段)に形成されるとともに、各段のファイバ保持孔13がX方向に複数並んで配列されている。図3に示されるように、各ファイバ保持孔13は、それぞれ、開口部12側に形成された大径部13aと、大径部13aに連続し前端21側に形成された小径部13bとからなる。大径部13aは被覆51により覆われた光ファイバF2の部分を保持し、小径部13bは被覆51が除去された光ファイバF2の部分(裸ファイバ)を保持する。
前端21は、ファイバ保持孔13が形成されたファイバ保持面23を有する。ファイバ保持面23からは光ファイバF2の先端面が露出しており、一例では、ファイバ保持面23と光ファイバF2の先端面とは互いに面一とされる。また、ファイバ保持面23の上方向(Y方向上方)には開放部25が形成されている。フェルール10とレンズアレイ30とが当接した状態において、当該開放部25は、ファイバ保持面23の上方向から、レンズアレイ30の光入出射面32と前端21との間にまで連通している。開放部25から接着剤50(図3では図示を省略)が導入されることにより、ファイバ保持孔13に挿入された光ファイバF2がファイバ保持孔13に固定されるとともに、フェルール10とレンズアレイ30とが互いに固定される。接着剤50は、光ファイバF2の端面及びレンズ34を全て覆う深さで充填されている。
レンズアレイ30は、表面41及び裏面31を有する。表面41は、フェルール10のファイバ保持孔13に保持された光ファイバF2からの光軸を通過させる平坦面43を含む。平坦面43は、本実施形態における接続端であり、光ファイバF2の先端面と光学的に結合される。平坦面43は、接続先の相手側光コネクタから光ファイバF2に入射される光、もしくは光ファイバF2から接続先の相手側光コネクタへ出射される光を通過させる。
裏面31は、光入出射面32を含む。光入出射面32は、光ファイバF2の先端面と対向しており、該先端面において入射若しくは出射される光を通過させる。光入出射面32には、光ファイバF2と平坦面43との間の光路上に配置されたレンズ34が設けられている。レンズ34は、光ファイバF2からの光を平行化(コリメート)し、或いは、光ファイバF2に向かう光を集光する。レンズ34は、ファイバ保持孔13の数に対応する数だけ設けられている。各レンズ34の光軸は、各ファイバ保持孔13に保持された各光ファイバF2の光軸と略一致している。
図4は、光ファイバF2の先端面と平坦面43とを結ぶ光路を拡大して示す断面図である。図中の一点鎖線は、光ファイバF2に入射若しくは光ファイバF2から出射される光の光軸を表している。本実施形態では、レンズ34と平坦面43との間の第一光路L1、及び光ファイバF2とレンズ34との間の第二光路L2が、空気の屈折率(1.0)よりも大きい屈折率を有する媒質によって占められている。すなわち、第一光路L1は、レンズアレイ30の構成材料によって占められており、レンズ34と、平坦面43と、第一光路L1を占める媒質とが、レンズアレイ30として一体に構成されている。また、第二光路L2は接着剤50によって占められており、光ファイバF2とレンズ34とが、第二光路L2を占める媒質(接着剤50)を介して互いに対向している。そして、レンズ34を境として、第一光路L1側の媒質と第二光路L2側の媒質とは、互いに屈折率差を有する。
本実施形態では、第二光路L2側の媒質の屈折率が、第一光路L1側の媒質よりも小さい。一実施例では、波長0.8μmに対する第一光路L1側の媒質の屈折率は1.5〜1.6の範囲に含まれ、同波長に対する第二光路L2側の媒質の屈折率は1.3〜1.5の範囲に含まれる。第一光路L1側の媒質(すなわちレンズアレイ30)の具体例としては、光透過率90%以上の透明樹脂であるPEI(ポリエーテルイミド)などが挙げられる。また、第二光路L2側の媒質の具体例としては、透過率が90%以上である樹脂、例えばシリコーン系樹脂、フッ素系樹脂材料、環状オレフィン系樹脂、有機無機ハイブリッド樹脂などが挙げられる。なお、フェルール10の構成材料としては、線膨張係数の小さい樹脂材料であるPPS(ポリフェニレンサルファイド)、透明樹脂であるPEIなどが挙げられる。フェルール10及びレンズアレイ30は、線膨張係数が互いに略等しい材料によって構成されていることが好ましく、互いに同一の材料によって構成されていることがより好ましい。
また、後述するように、光ファイバF2と平坦面43との間の光損失が最も小さくなる温度から±60℃以内(以下、使用温度範囲内という)において、当該光コネクタ1と同一の構成を有する別の光コネクタ1と接続されたときの光損失の絶対値は、1dB以下であることが好ましい。また、上記の使用温度範囲内において、当該光コネクタ1と同一の構成を有する別の光コネクタ1と接続されたときの温度変化による光損失の変動は、±0.4dB以内であるとよく、±0.3dB以内であると尚好ましく、±0.2dB以内であると更に好ましい。また、第一光路L1側の媒質の屈折率と、第二光路L2側の媒質の屈折率との差の温度変化による変動は、15.0×10−5/℃以下であるとよく、10.0×10−5/℃以下であると尚好ましく、5.0×10−5/℃以下であると更に好ましい。
ここで、フェルール10とレンズアレイ30との接続態様について更に説明する。図5は、フェルール10を斜め前方から見た斜視図である。図6は、レンズアレイ30を斜め後方から見た斜視図である。
図5に示されるように、フェルール10の前端21は、レンズアレイ30に当接する当接面24を更に有する。当接面24は、ファイバ保持面23の上下左右4方向のうち、上方向(Y方向上方)を除く3方向を囲むように設けられている。当接面24は、ファイバ保持面23よりも後端11側に凹んだ形状とされている。ファイバ保持孔13に光ファイバF2が固定される際には、ファイバ保持孔13に光ファイバF2が挿入された後に接着剤で固定され、その後、光ファイバF2の先端面を含むファイバ保持面23が研磨される。そのとき、当接面24がファイバ保持面23よりも後端11側に凹んでいることにより、ファイバ保持面23の研磨を容易に行うことができる。当接面24は、ファイバ保持面23の左右方向(X方向両側)に設けられた第1接続面24aと、ファイバ保持面23の下方向(Y方向下方)に設けられた第1下端面24bとからなる。第1接続面24a及び第1下端面24bは互いに面一に連続している。
第1接続面24aには、レンズアレイ30が接続される第1接続部22が形成されている。第1接続部22は、後述するレンズアレイ30のガイドピンである第2接続部35(図6参照)が挿入される孔である。第1接続部22は、X方向両側の第1接続面24aそれぞれに形成されている。すなわち、第1接続部22は、X方向に並んで配列されたファイバ保持孔13を挟むようにして、前端21におけるX方向両側に形成されている。
図6に示されるように、レンズアレイ30の裏面31は、フェルール10に当接する当接面33を更に含む。当接面33は、光入出射面32よりもフェルール10の前端21側に突出して設けられており、光入出射面32の左右方向(X方向両側)に設けられた第2接続面33aと、光入出射面32の下方向(Y方向下方)に設けられた第2下端面33bとからなる。第2接続面33a及び第2下端面33bは互いに面一に連続している。また、光入出射面32の上端には、光入出射面32よりもフェルール10の前端21側(開放部25側)に突出したリブ36が設けられている。リブ36の光入出射面32から前端21側に突出する長さは、当接面33が突出する長さよりも短い。また、リブ36は、光入出射面32の上端におけるX方向両側において、第2接続面33aを構成する突出部分の一部に繋がるように設けられている。これにより、開放部25から導入された接着剤50が硬化し体積変化が生じた場合においても、レンズアレイ30の光入出射面32及び平坦面43がリブ36を介して左右に強固に支持されるので、光入出射面32及び平坦面43が反りにくくなる。
第2接続面33aには、フェルール10の第1接続部22に接続される第2接続部35が設けられている。第2接続部35は、孔状の第1接続部22に挿入される先端テーパ状のガイドピンであり、X方向両側の第2接続面33aそれぞれに設けられている。第2接続部35は、フェルール10と組み合わされた状態において、第2接続面33aからフェルール10の前端21側に突出している。第2接続部35の先端がテーパ状とされているので、第2接続部35の第1接続部22への挿入を容易に行うことができる。また、第1接続部22及び第2接続部35は、それぞれ前端21及び裏面31におけるY方向中心付近に配置されている。これにより、フェルール10及びレンズアレイ30は、第1接続部22及び第2接続部35を介して安定的に支持される。フェルール10及びレンズアレイ30では、第2接続部35が第1接続部22に挿入され、当接面24,33が互いに当接することにより、レンズ34とフェルール10のファイバ保持面23との離間距離が定まる。
より詳細には、フェルール10のX方向両側に設けられた第1接続面24aと、レンズアレイ30のX方向両側に設けられた第2接続面33aとが当接する。また、フェルール10のY方向下端に設けられた第1下端面24bと、レンズアレイ30のY方向下端に設けられた第2下端面33bとが当接し、図2及び図3に示される下端当接部16が形成される。下端当接部16において、第2下端面33bは、裏面31よりもフェルール10の前端21側に突出しており、第1下端面24bは、ファイバ保持面23よりもフェルール10の後端11側に凹んで(段差を形成して)第2下端面33bを収容するように形成されている。従って、下端当接部16は、ファイバ保持面23よりもフェルール10の後端11側に凹んだ箇所に形成されることとなり、開放部25から接着剤50を導入した際に、接着剤50が漏れ出しにくい構造とすることができる。
なお、図3に示されたファイバ保持孔13の小径部13bの上方においては、前端21から後端11に向かって斜め上方に傾斜した面である後退部28が形成されている。後退部28が形成されていることにより、開放部25を上方に向けて拡幅することができ、リブ36が設けられた構成においても、容易に接着剤50を導入することができる。
再び図1を参照する。レンズアレイ30の表面41は、相手側光コネクタに接続される第3接続部44を更に有する。第3接続部44は、レンズアレイ30に対して光が入出射する領域(すなわち平坦面43)を挟んだX方向両側に形成されている。また、第3接続部44は、表面41におけるY方向中心付近に配置されている。一方の第3接続部44aは表面41から突起したテーパ状のガイドピンであり、他方の第3接続部44bはガイドピンを挿入するために裏面31側に凹んだ孔である。ガイドピンである第3接続部44a、及び、ガイドピンを挿入する孔である第3接続部44bそれぞれの位置関係を、各光コネクタ1で共通化することにより、対向する光コネクタ1を上下反転させずに接続することができる。このことによって、同じ形状の光コネクタ1を用いて全ての接続を行うことが可能となり、雄雌コネクタが存在しないこと、金型を共通化させることができること等によって、低コスト化が実現される。
図7は、一対の光コネクタ1が互いに対向して接続されている様子を概略的に示す断面図である。なお、一対の光コネクタ1が互いに対向するとき、これらの表面41の間には、間隔Hが設けられてもよい。このような間隔Hは、例えば、図1に示された第3接続部44aが第3接続部44bの深さよりも長いことによって好適に実現される。そして、一方の光コネクタ1の光ファイバF2及びレンズ34、並びに他方の光コネクタ1の光ファイバF2及びレンズ34の各光軸が互いに一致するように配置されることにより、これらが互いに光学的に接続される。
本実施形態では、光ファイバF2の先端面はレンズ34の焦点位置に配置される。これにより、光ファイバF2から出射されるビームBは、第二光路L2を通ってレンズアレイ30の光入出射面32に入射し、レンズ34においてコリメートされた後にレンズアレイ30内の第一光路L1を伝搬し、平坦面43から出射される。光コネクタ1が相手方の(対向する)光コネクタ1と接続されると、コリメートされたビームBは相手方の光コネクタ1の平坦面43に入射し、該光コネクタ1のレンズアレイ30内の第一光路L1を伝搬して光入出射面32のレンズ34に到達する。そしてレンズ34においてビームBが集光され、第二光路L2を通って光ファイバF2の先端面に入射する。
以上に説明した本実施形態の光コネクタ1によって得られる効果について説明する。この光コネクタ1では、光ファイバF2からレンズ34を経て平坦面43に達する光路L1から光路L2までの間には空間が存在せず、該光路L1,L2は空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する媒質によって占められている。したがって、光路中に存在する屈折率差を、空気との界面による屈折率差よりも小さくすることができ、フレネル反射による反射減衰を低減することができる。これにより、接続損失の増加を効果的に抑制できる。
また、本実施形態のように、第二光路L2側の媒質(接着剤50)の屈折率は、第一光路L1側の媒質(レンズアレイ30)の屈折率よりも小さくてもよい。これにより、接続端(平坦面43)の裏側に形成された内側面(光入出射面32)に、レンズ34を好適に形成することができる。また、この場合、第一光路L1側の媒質としてレンズアレイ30に適する材質を選択し、第二光路L2側の媒質として、第一光路L1側の媒質に対して所望の屈折率差を有する材質を選択することができる。また、光ファイバF2及びレンズ34と第二光路L2側の媒質(接着剤50)との間におけるビーム反射が更に低減されるため、接続損失をより効果的に抑制することができる。
また、図7に示されたように、本実施形態では、ビーム径が拡大されたコリメートビームの態様により、光コネクタ間での光の授受が行われる。そのため、例えば光コネクタ1の端面(すなわち表面41)に付着した埃等による光学特性の劣化が生じにくく、また、光コネクタ1同士の位置決め精度(すなわち第3接続部44a,44bの精度)が低い場合であっても光学特性が劣化しにくい(トレランスが広い)。
また、本実施形態のように、レンズ34と、接続端(平坦面43)と、第一光路L1を占める媒質とはレンズアレイ30として一体に構成されており、光ファイバF2とレンズ34とは、第二光路L2を占める媒質(接着剤50)を介して互いに対向してもよい。これにより、接続端が光コネクタ1の端部において露出する形態を好適に実現できる。そして、レンズ34は光コネクタ1の端部において露出しないので、接続端を平坦にすることができる。これにより、端部の清掃が容易な光コネクタ1を提供することができる。
また、前述したように、当該光コネクタ1と同一の構成を有する別の光コネクタ1と接続された時の、一方の光ファイバF2から他方の光ファイバF2までの間の光損失の絶対値は、使用温度範囲内において1dB以下であることが好ましい。本実施形態においては、平坦面43間に空間が存在するので、第一光路L1を占める媒質(レンズアレイ30)と空気との間の屈折率界面が生じることは避けられない。しかし、双方の光コネクタ1の内部においては、各媒質と空気との界面が存在しない。従って、使用時に想定される温度範囲内において、光学特性の良い光結合が可能なレンズ付きコネクタが提供される。
ここで、図8は、第一光路L1側の媒質、すなわちレンズアレイ30がPEIからなる場合に、第二光路L2側の媒質として好適な樹脂材料を説明するための図である。図8の横軸は屈折率を表し、縦軸は温度変化1℃当たりの屈折率変化を示している。前述したように、本実施形態において用いられる第二光路L2側の媒質の屈折率は、空気の屈折率より大きく第一光路L1側の媒質の屈折率よりも小さい。従って、第二光路L2側の媒質として、図中の領域A1(屈折率が第一光路L1側の媒質の屈折率(PEI:1.64)より小さい領域。図では屈折率1.0〜1.3を省略)に含まれる材料が好適に使用される。
また、本実施形態の光コネクタ1では、使用温度範囲内における温度変動に対して光結合効率を良好に保つために、使用温度範囲内での光学特性の変動は小さいことが望ましい。例えば、図8において領域A1に含まれる材料のうち、領域A2に含まれる材料が好ましく、領域A3に含まれる材料がより好ましく、領域A4に含まれる材料が最も好ましい。なお、領域A2は屈折率変化が0(/℃)より大きく、2.2×10−4(/℃)以下(すなわち第一光路L1側の媒質との屈折率差が1.2×10−4(/℃))である範囲を表し、領域A3は屈折率変化が0(/℃)より大きく、1.7×10−4(/℃)以下(すなわち第一光路L1側の媒質との屈折率差が0.8×10−4(/℃))である範囲を表し、領域A4は屈折率変化が0(/℃)より大きく、1.3×10−4(/℃)以下(すなわち第一光路L1側の媒質との屈折率差が0.4×10−4(/℃))である範囲を表す。このことについて、以下に詳細に説明する。
図9は、本実施形態による光コネクタ1の温度特性を示す図であって、2つの光コネクタ1を対向して配置させた場合の、温度変化による光学特性(光損失)の変動を示している。図9において、4本のグラフG11〜G14は、第二光路L2側の媒質として屈折率温度依存性がそれぞれ異なる樹脂を用いた場合を示している。なお、第一光路L1側の媒質はPEIとされている。設計基準温度でのPEIの屈折率は1.64であり、屈折率の温度変化率は−9×10−5(/℃)である。また、設計基準温度での第二光路L2側の媒質の屈折率は1.45〜1.50である。
この図9では、一例として、最も光損失が低くなる設計基準温度が20°とされている。そして、この設計基準温度における光損失は、グラフG11〜G14において0.6dBとされている。光ファイバ同士を接続させる光コネクタにおいては、使用温度範囲内(すなわち設計基準温度±60℃以内)における光損失の変動幅(最適値に対する相対値)は±0.4dB以内であることが望まれる。これにより、光コネクタ1の使用時に想定される温度変化の範囲内において、光ファイバF2同士の結合効率の変動を十分に抑えることができる。なお、光損失の変動幅は±0.3dB以内であることが好ましく、製造時におけるフェルール10の寸法バラツキ等による光損失変動をも考慮すると、±0.2dB以内であることがより好ましい。加えて、使用温度範囲内における光損失の絶対値は0.1dB以内であることが望まれる。
グラフG11〜G14は、それぞれ、第二光路L2側の媒質の屈折率の温度変化率が−2×10−4(図8の領域A2に相当)、−1.5×10−4(図8の領域A3に相当)、−1×10−4(図8の領域A4に相当)、及び−5×10−5(図8の領域A4に相当)である場合における、温度変化に対する光損失の変動を示している。グラフG11に示されるように、屈折率の温度変化率が−2×10−4である場合には、温度80℃における光損失の絶対値は1.5dB、光損失の相対値(増加量)は0.9dBである。また、グラフG12に示されるように、屈折率の温度変化率が−1.5×10−4である場合には、温度80℃における光損失の絶対値は1.2dB、光損失の相対値(増加量)は0.6dBである。これらに対し、グラフG13に示されるように、屈折率の温度変化率が−1×10−4である場合には、温度80℃における光損失の絶対値は0.8dB、光損失の相対値(増加量)は0.2dBであり、良好である。また、グラフG14に示されるように、屈折率の温度変化率が−5×10−5である場合には、温度80℃における光損失の絶対値は0.7dB、光損失の相対値(増加量)は0.1dBであり、更に良好である。
以上の考察を総合すれば、第一光路L1側の媒質と第二光路L2側の媒質との屈折率の温度変動差を規定することにより、使用温度範囲内において、所望の光学特性を有する光コネクタ1が得られる。すなわち、使用温度範囲内での光損失の変動値が±0.4dB以内であるためには、第一光路L1側及び第二光路L2側の各媒質の温度変化に対する屈折率変動差が、15.0×10−5/℃以下であれば良い。また、使用温度範囲内での光損失の変動値が0.3dB以内であるためには、第一光路L1側及び第二光路L2側の各媒質の温度変化に対する屈折率変動差が、10.0×10−5/℃以下であれば良い。また、使用温度範囲内での光損失の変動値が0.2dB以内であるためには、第一光路L1側及び第二光路L2側の各媒質の温度変化に対する屈折率変動差が、5.0×10−5/℃以下であれば良い。
第一光路L1側の媒質としてPEIを用いる場合、図8に示されるように、第二光路L2側の媒質としてシリコーン樹脂やフッ素系樹脂を用いると上記の特性を実現することが難しく、環状オレフィン系樹脂や有機無機ハイブリッド樹脂等を用いることによって、上記の特性を好適に実現することができる。
図10は、本実施形態による光コネクタ1の温度特性を示す図である。図10において、グラフG21は、第二光路L2側の媒質として環状オレフィン樹脂を使用した場合を示しており、グラフG22は、第二光路L2側の媒質として有機無機ハイブリッド樹脂を使用した場合を示している。なお、これらのグラフG21,G22において、第一光路L1側の媒質はPEIである。設計基準温度(20℃)における環状オレフィン樹脂の屈折率は1.50であり、屈折率の温度変化率は−1×10−4/℃、温度変化に対するPEIとの屈折率変動差は1×10−5/℃である。また、設計基準温度(20℃)における有機無機ハイブリッド樹脂の屈折率は1.48であり、屈折率の温度変化率は−1.3×10−4/℃、温度変化に対するPEIとの屈折率変動差は4×10−5/℃である。
グラフG21に示されるように、第二光路L2側の媒質として環状オレフィン樹脂を使用した場合、80℃においても光損失の絶対値は0.75dB、使用温度範囲内での光損失の相対値は0.05dBであり、良好な結果が得られた。また、グラフG22に示されるように、第二光路L2側の媒質として有機無機ハイブリッド樹脂を使用した場合、80℃においても光損失の絶対値は0.8dB、使用温度範囲内での光損失の相対値は0.1dBであり、良好な結果が得られた。
(第2実施形態)
図11は、本発明の第2実施形態に係る光コネクタ2を示す側断面図である。光コネクタ2は、多芯の光ファイバ束F1を保持(固定)するとともに、その端部が、同様に光ファイバを保持した光コネクタの端部と突き当たることにより、光ファイバ同士の光接続を行うコネクタである。光コネクタ2は、光ファイバ束F1を保持する樹脂製のフェルール60を備えている。
フェルール60は、後端面61及び前端面71を有する。後端面61には、光ファイバ束F1を挿入する開口部62が形成されている。開口部62は、ファイバ保持孔63と連通している。ファイバ保持孔63は、光ファイバ束F1を構成する各光ファイバF2(光導波路部材)を保持する用途で設けられており、開口部62から前端面71まで貫通形成されている。ファイバ保持孔63は、X方向に複数並んで配列されている。
また、フェルール60は、後端面61と前端面71とをつなぐ側面81を有する。側面81には、開口部64が形成されている。開口部64は、側面81とは反対側の側面82に向けて凹んでおり、光ファイバF2の光軸方向と交差する内側面64a及び64bを有する。内側面64a及び64bは互いに対向している。ファイバ保持孔63は、開口部62と内側面64bとの間を連通しており、光ファイバF2は、内側面64bから開口部64の内側に向けて突出している。光ファイバF2の先端面は、内側面64aに当接して位置決めされている。開口部64には図示しない接着剤が導入されて、光ファイバF2の先端部がフェルール60に固定される。
フェルール60の前端面71には、凹部72が形成されている。凹部72の底面には、レンズ84が設けられている。レンズ84は、光ファイバF2からの光を平行化(コリメート)し、或いは、光ファイバF2に向かう光を集光する。レンズ84は、ファイバ保持孔63の数に対応する数だけ設けられている。各レンズ84の光軸は、各ファイバ保持孔63に保持された各光ファイバF2の光軸と略一致している。
また、光コネクタ2は、凹部72を埋め込む樹脂部73を更に備える。樹脂部73の表面73aは、フェルール60の前端面71と面一となるように平坦に形成されている。この表面73aは、光ファイバF2からの光軸を通過させる接続端であり、レンズ84を介して、光ファイバF2の先端面と光学的に結合される。換言すれば、レンズ84は、光ファイバF2と表面73aとの間の光路上に配置される。そして、表面73aは、接続先の相手側光コネクタから光ファイバF2に入射される光、もしくは光ファイバF2から接続先の相手側光コネクタへ出射される光を通過させる。
図12は、光ファイバF2の先端面と表面73aとを結ぶ光路を拡大して示す断面図である。本実施形態では、レンズ84と表面73aとの間の第一光路L3、及び光ファイバF2とレンズ84との間の第二光路L4が、空気の屈折率(1.0)よりも大きい屈折率を有する媒質によって占められている。すなわち、第一光路L3は、樹脂部73の構成材料によって占められている。また、第二光路L4は、フェルール60の構成材料によって占められており、レンズ84と、内側面64aと、第一光路L3を占める媒質とが、フェルール60として一体に構成されている。そして、レンズ84を境として、第一光路L3側の媒質と第二光路L4側の媒質とは、互いに屈折率差を有する。
本実施形態では、第二光路L4側の媒質の屈折率が、第一光路L3側の媒質よりも大きい。一実施例では、波長0.8μmに対する第二光路L4側の媒質の屈折率は1.5〜1.6の範囲に含まれ、同波長に対する第一光路L3側の媒質の屈折率は1.0〜1.5の範囲に含まれる。
本実施形態のような構成を備える光コネクタであっても、上記第1実施形態と同様の効果を奏することができる。すなわち、本発明の光コネクタでは、レンズアレイとフェルールとが別体として構成される以外に、これらが一体として構成されることもできる。また、接続端の裏側にレンズが形成される構成、及び接続端にレンズが形成される構成のいずれであってもよい。本実施形態では、レンズアレイとフェルールとが一体として形成されているので、部品点数を少なくすることができる。
(変形例)
図13は、第2実施形態の一変形例を示す図である。本変形例において第2実施形態と異なる点は、レンズの向き及びレンズの前後における屈折率の大小関係である。すなわち、本変形例では、図12に示されたレンズ84に代えてレンズ85が設けられている。レンズ84,85の相違点は、図12のレンズ84が前方(Z軸正方向)に凸であるのに対し、本変形例のレンズ85は後方(Z軸負方向)に凸となっている点である。
また、本変形例では、第二光路L4側の媒質の屈折率が、第一光路L3側の媒質よりも小さい。一実施例では、波長0.8μmに対する第一光路L3側の媒質の屈折率は1.5〜1.6の範囲に含まれ、同波長に対する第二光路L4側の媒質の屈折率は1.0〜1.5の範囲に含まれる。
本変形例のような構成であっても、前述した第2実施形態と同様の効果を奏することができる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、上記各実施形態では第一光路及び第二光路がそれぞれ単一の材料により占められている場合を例示したが、本発明では、第一光路及び第二光路はそれぞれ二以上の材料によって占められても良い。例えば、光導波路部材の先端面とレンズとの間に、フェルールの一部と接着剤とが介在しても良い。また、レンズと接続端との間に、接着剤とフェルールの一部とが介在しても良い。
1,2…光コネクタ、10…フェルール、11…後端、12…開口部、13…ファイバ保持孔、13a…大径部、13b…小径部、16…下端当接部、21…前端、22…第1接続部、23…ファイバ保持面、24…当接面、24a…第1接続面、24b…第1下端面、25…開放部、28…後退部、30…レンズアレイ、31…裏面、32…光入出射面、33…当接面、33a…第2接続面、33b…第2下端面、34…レンズ、35…第2接続部、36…リブ、41…表面、43…平坦面、44…第3接続部、50…接着剤、51…被覆、60…フェルール、61…後端面、62…開口部、63…ファイバ保持孔、64…開口部、71…前端面、72…凹部、73…樹脂部、81…側面、82…側面、84,85…レンズ、F1…光ファイバ束、F2…光ファイバ、L1,L3…第一光路、L2,L4…第二光路。

Claims (11)

  1. 光導波路部材と光学的に結合され、接続先の光コネクタから前記光導波路部材に入射される光、もしくは前記光導波路部材から接続先の光コネクタへ出射される光を通過させる接続端と、
    前記光導波路部材と前記接続端との間の光路上に配置されたレンズと、
    を備え、
    前記レンズと前記接続端との間の第一光路、及び前記光導波路部材と前記レンズとの間の第二光路は、空気の屈折率よりも大きい屈折率を有する媒質によって占められており、
    前記レンズを境として前記第一光路側の前記媒質と前記第二光路側の前記媒質とが互いに屈折率差を有する、光コネクタ。
  2. 前記第二光路側の前記媒質の屈折率が、前記第一光路側の前記媒質の屈折率よりも小さい、請求項1に記載の光コネクタ。
  3. 前記第一光路側の前記媒質の屈折率が1.5〜1.6の範囲に含まれ、
    前記第二光路側の前記媒質の屈折率が1.3〜1.5の範囲に含まれる、請求項2に記載の光コネクタ。
  4. 前記光導波路部材と前記接続端との間の光損失が最も小さくなる温度から±60℃以内において、当該光コネクタと同一の構成を有する別の光コネクタと接続されたときの光損失の絶対値が1dB以下である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  5. 前記光導波路部材と前記接続端との間の光損失が最も小さくなる温度から±60℃以内において、当該光コネクタと同一の構成を有する別の光コネクタと接続されたときの温度変化による光損失の変動が±0.4dB以内である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の光コネクタ。
  6. 前記変動が±0.3dB以内である、請求項5に記載の光コネクタ。
  7. 前記変動が±0.2dB以内である、請求項6に記載の光コネクタ。
  8. 前記第一光路側の前記媒質の屈折率と、前記第二光路側の前記媒質の屈折率との差の温度変化による変動が、15.0×10−5/℃以下である、請求項5に記載の光コネクタ。
  9. 前記第一光路側の前記媒質の屈折率と、前記第二光路側の前記媒質の屈折率との差の温度変化による変動が、10.0×10−5/℃以下である、請求項6に記載の光コネクタ。
  10. 前記第一光路側の前記媒質の屈折率と、前記第二光路側の前記媒質の屈折率との差の温度変化による変動が、5.0×10−5/℃以下である、請求項7に記載の光コネクタ。
  11. 前記レンズと、前記接続端と、前記第一光路を占める前記媒質とが一体に構成されており、
    前記光導波路部材と前記レンズとが、前記第二光路を占める前記媒質を介して互いに対向している、請求項1〜10のいずれか一項に記載の光コネクタ。
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