JP2016051806A - 有機薄膜太陽電池モジュールおよびその製造方法、および電子機器 - Google Patents

有機薄膜太陽電池モジュールおよびその製造方法、および電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】直列接合部位の構造を改善し、外観を損なわず見栄えの良好な有機薄膜太陽電池モジュールおよびその製造方法、および電子機器を提供する。
【解決手段】基板10と、基板10上に配置された第1の透明電極層111および第2の透明電極層112と、基板10上および第1の透明電極層111および第2の透明電極層112上に配置された有機層14と、有機層14に対して面直方向に第2の透明電極層112まで貫通して複数配置されたドット状コンタクトホール50と、有機層14上およびドット状コンタクトホール50を介して第2の透明電極層112上に配置された金属電極層161と、金属電極層161上に配置されたパッシベーション層26、28、30、32とを備える。
【選択図】図13

Description

本実施の形態は、有機薄膜太陽電池モジュールおよびその製造方法、および電子機器に関する。
極薄、軽量、フレキシブルを特徴とする有機薄膜太陽電池は、常温、大気圧下でインクジェット法などの印刷法により製造されるため、形状の自由度が高く、意匠性に優れた太陽電池が実現可能である。
一般的な有機薄膜太陽電池モジュールは、高い開放電圧を実現するため隣り合うセル同士が直列接続するように短冊状に折り重なった構造を採用する。
特表2007−534119号公報
本実施の形態は、外観を損なわず見栄えの良好な有機薄膜太陽電池モジュールおよびその製造方法、および電子機器を提供する。
本実施の形態の一態様によれば、基板と、前記基板上に配置された第1および第2の透明電極層と、前記基板上および前記第1および第2の透明電極層上に配置された有機層と、前記有機層に対して面直方向に前記第2の透明電極層まで貫通して複数配置されたドット状コンタクトホールと、前記有機層上および前記ドット状コンタクトホールを介して前記第2の透明電極層上に配置された金属電極層と、前記金属電極層上に配置されたパッシベーション層とを備える有機薄膜太陽電池モジュールが提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、基板と、前記基板上に配置された第1および第2の透明電極層と、前記基板上および前記第1および第2の透明電極層上に配置された有機層と、前記有機層に対して面直方向に前記第2の透明電極層まで貫通して複数配置されたドット状コンタクトホールと、前記有機層上および前記ドット状コンタクトホールを介して前記第2の透明電極層上に配置された金属電極層と、前記金属電極層上に配置されたパッシベーション層とを備える有機薄膜太陽電池セルを複数個直列に接続した有機薄膜太陽電池モジュールが提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、上記の有機薄膜太陽電池モジュールを備える電子機器が提供される。
本実施の形態の他の態様によれば、基板上に第1の透明電極層および第2の透明電極層を形成する工程と、前記基板上および前記第1および第2の透明電極層上に有機層を形成する工程と、前記有機層に対して面直方向に前記第2の透明電極層まで貫通して複数のドット状コンタクトホールを形成する工程と、前記有機層上および前記ドット状コンタクトホールを介して前記第2の透明電極層上に金属電極層を形成する工程と、前記金属電極層上にパッシベーション層を形成する工程とを有する有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法が提供される。
本実施の形態によれば、直列接合部位の構造を改善し、外観を損なわず見栄えの良好な有機薄膜太陽電池モジュールおよびその製造方法、および電子機器を提供することができる。
比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュールの受光面側の模式的平面パターン構成図。 比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュールの端子取出し面側の模式的平面パターン構成図。 図2のI−I線に沿う模式的断面構造図。 図1のA部分に対応した光学顕微鏡写真例。 図1のB部分の模式的拡大図。 図2のC部分の模式的拡大図。 比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュールの端子取出し面側の各部の寸法の説明図。 比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュールの受光面側の各部の寸法の説明図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの受光面側の模式的平面パターン構成図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの端子取出し面側の模式的平面パターン構成図。 図9のE部分の模式的拡大図。 図10のF部分の模式的拡大図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて、ドット状コンタクトホールがある部分に対応した図10のII−II線に沿う模式的断面構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて、ドット状コンタクトホールがない部分に対応した図10のIII−III線に沿う模式的断面構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの端子取出し面側の各部の寸法の説明図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの受光面側の各部の寸法の説明図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて、ドット状コンタクトホール形状であって、(a)円形ドットの配置例、(b)長方形ドットの配置例、(c)正方形ドットの配置例。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて、円形ドット状コンタクトホールを適用した配置例であって、(a)受光面側の模式的平面パターン構成図、(b)端子取出し面側の模式的平面パターン構成図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて、長方形ドット状コンタクトホールを適用した配置例であって、(a)受光面側の模式的平面パターン構成図、(b)端子取出し面側の模式的平面パターン構成図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて、正方形ドット状コンタクトホールを適用した配置例であって、(a)受光面側の模式的平面パターン構成図、(b)端子取出し面側の模式的平面パターン構成図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールに適用可能な有機薄膜太陽電池セルの原理的な構成および動作を説明する模式図。 図21に示された有機薄膜太陽電池セルの各種材料のエネルギーバンド構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて適用する(a)PEDOTの化学構造式、(b)PSSの化学構造式。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて適用する(a)p型材料となるP3HTの化学構造式、(b)n型材料となるPCBMの化学構造式。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程であって、(a)基板上に透明電極層をパターン形成した状態を示す模式的平面構成図、(b)図25(a)のIV−IV線に沿う模式的断面構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程であって、(a)透明電極層上に有機層をパターン形成した状態を示す模式的平面構成図、(b)図26(a)のV−V線に沿う模式的断面構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程であって、(a)有機層に透明電極層まで到達するコンタクトホールをパターン形成した状態を示す模式的平面構成図、(b)図27(a)のVI−VI線に沿う模式的断面構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程であって、(a)有機層上に金属電極層をパターン形成した状態を示す模式的平面構成図、(b)図28(a)のVII−VII線に沿う模式的断面構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程であって、(a)有機層上およびコンタクトホール内の透明電極層上に金属電極層をパターン形成する状態を示す模式的平面構成図、(b)図29(a)のVIII−VIII線に沿う模式的断面構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法の一工程であって、(a)金属電極層上にパッシベーション層を形成する状態を示す模式的平面構成図、(b)図30(a)のIX−IX線に沿う模式的断面構造図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法において、基板上に透明電極層をパターン形成したITO基板の製造方法であって、(a)レジスト層の塗布・焼成工程図、(b)レジスト層の露光工程図、(c)レジスト層の現像工程図、(d)透明電極層の王水エッチング工程図、(e)レジスト剥離・基板洗浄工程図。 図31(e)において、透明電極層のパターニング部SPのエッチング断面の様子であって、(a)SEM観察例、(b)断面プロファイル例。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法において、(a)正孔輸送層およびバルクへテロ接合有機活性層を形成する際のスピンコート法を示す概略図、(b)形成された正孔輸送層およびバルクへテロ接合有機活性層の例を示す模式的鳥瞰構成図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法において、(a)スピンコート法により透明電極層上に有機層を形成する工程図、(b)メタルマスクをパターン形成後、高密度(酸素)プラズマによるパターニング工程図、(c)メタルマスク除去工程図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法において、(a)インクジェット法によりインクヘッドから有機材料インクが塗布される様子の説明図、(b)インクジェット法により透明電極層上に有機層を形成する工程図。 実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの作成手順を示すフローチャート。
次に、図面を参照して、実施の形態を説明する。以下の図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、厚みと平面寸法との関係、各層の厚みの比率等は現実のものとは異なることに留意すべきである。したがって、具体的な厚みや寸法は以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
又、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、この発明の実施の形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものでない。この発明の実施の形態は、特許請求の範囲において、種々の変更を加えることができる。
以下の実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて、「透明」とは、透過率が約50%以上であるものと定義する。また「透明」とは、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールにおいて、可視光線に対して、無色透明という意味でも使用する。可視光線は波長約360nm〜830nm程度、エネルギー約3.45eV〜1.49eV程度に相当し、この領域で透過率が50%以上あれば透明である。
[比較例]
比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュール100Aの受光面側の模式的平面パターン構成は、図1に示すように表され、端子取出し面側の模式的平面パターン構成は、図2に示すように表される。また、図2のI−I線に沿う模式的断面構造は、図3に示すように表され、図1のA部分に対応した光学顕微鏡写真例は、図4に示すように表される。
また、図1のB部分の模式的拡大図は、図5に示すように表され、図2のC部分の模式的拡大図は、図6に示すように表される。
比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュール100Aは、図1〜図3に示すように、基板10と、基板10上に配置された第1の透明電極層111および第2の透明電極層112と、基板10上および透明電極層111・112・113・114・115上に配置された有機層14と、有機層14に対して面直方向に透明電極層112・113・114・115まで貫通して配置されたストライプット状コンタクトホールと、有機層14上およびストライプット状コンタクトホールを介して透明電極層112・113・114・115上に配置された金属電極層と、金属電極層161・162・163・164上に配置されたパッシベーション層26・28・30・32とを備える。
また、比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュールの端子取出し面側の各部の寸法の説明図は、図7に示すように表され、受光面側の各部の寸法の説明図は、図8に示すように表される。
図7において、比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュールの幅W1は、例えば約10.3mm、モジュール長L1は、例えば約29.6mm、アノード取出し電極Aの長さLAは、例えば約3.8mmである。
また、図8において、比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュールのセル幅WEは、例えば約8.6mm、セル長LCは、例えば約6.75mmである。また、4セル直列構成の受光有効領域の長さLEは、例えば約27.85mmであり、受光有効領域の全体の長さLEtは、例えば約28.2mmである。
比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュール100Aにおいては、透明電極層と金属電極層を接合する際に、有機発電層を外部雰囲気に剥き出しにするため、インクジェット法などの印刷法を用いて有機発電層を任意に直接塗り分けるか、高密度酸素プラズマ若しくは半導体レーザ(例えば、波長約532nm)、メカニカルスクライバーを用いて有機層をストライプ状にスクライブする。
比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュール100Aは、高い開放電圧を実現するため隣り合う有機薄膜太陽電池セル1同士が直列接続するように短冊状に折り重なった構造を採用する。しかし、セルとセルを接合する部位Dは、透明電極層11と金属電極層16が直接接触しているため、図4〜図6に示すように、外観に金属電極層16のストライプライン60が見えてしまい外観を損なう。
[実施の形態]
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の受光面側の模式的平面パターン構成は、図9に示すように表され、端子取出し面側の模式的平面パターン構成は、図10に示すように表される。また、図9のE部分の模式的拡大図は、図11に示すように表され、図10のF部分の模式的拡大図は、図12に示すように表される。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100においては、隣り合う有機薄膜太陽電池セル1を直列接続するために設けていた透明電極層11と金属電極層16との接合部位をストライプ状に設けるのではなく、図11〜図12に示すように、ドット状コンタクトホール50を一定間隔で配置することによって、外観の影響を抑制している。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100において、ドット状コンタクトホール50がある部分に対応した図10のII−II線に沿う模式的断面構造は、図13に示すように表され、ドット状コンタクトホール50がない部分に対応した図10のIII−III線に沿う模式的断面構造は、図14に示すように表される。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100は、図9〜図14に示すように、基板10と、基板10上に配置された透明電極層111・112・113・114・115と、基板10上および透明電極層111・112・113・114・115上に配置された有機層14と、有機層14に対して面直方向に透明電極層112・113・114・115まで貫通して複数配置されたドット状コンタクトホール50と、有機層14上およびドット状コンタクトホール50を介して透明電極層112・113・114・115上に配置された金属電極層161・162・163・164と、金属電極層161・162・163・164上に配置されたパッシベーション層26・28・30・32とを備える。
また、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100は、図9〜図14に示すように、基板10と、基板10上に配置された透明電極層111・112と、基板10上および透明電極層111・112上に配置された有機層14と、有機層14に対して面直方向に透明電極層112まで貫通して複数配置されたドット状コンタクトホール50と、有機層14上およびドット状コンタクトホール50を介して透明電極層112上に配置された金属電極層161と、金属電極層161上に配置されたパッシベーション層26・28・30・32とを備える有機薄膜太陽電池セルを複数個直列に接続しても良い。
ここで、ドット状コンタクトホール50は、円形、長方形若しくは正方形のいずれかの形状を備えていても良い。
パッシベーション層26・28・30・32は、SiN膜若しくはSiON膜を備えていても良い。
また、パッシベーション層は、複数層繰り返し積層化されて、多重積層保護膜を形成しても良い。例えば、パッシベーション層26・30は、SiN膜若しくはSiON膜などの無機保護膜で形成し、パッシベーション層28・32は、樹脂層などの有機保護膜で形成しても良い。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100は、高い開放電圧を実現するため隣り合う有機薄膜太陽電池セル1同士が直列接続するように短冊状に折り重なった構造を採用する。しかも隣り合う有機薄膜太陽電池セル1を直列接続するために設けていた透明電極層11と金属電極層16との接合部位をドット状コンタクトホール50を一定間隔若しくは不定間隔で配置することによって、外観の影響を抑制することができる。
また、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの端子取出し面側の各部の寸法の説明図は、図15に示すように表され、受光面側の各部の寸法の説明図は、図16に示すように表される。
図15において、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの幅W1は、例えば約10.3mm、モジュール長L1は、例えば約29.6mm、アノード取出し電極Aの長さLAは、例えば約3.8mmである。
また、図16において、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールのセル幅WEは、例えば約8.6mm、セル長LCは、例えば約6.75mmである。また、4セル直列構成の受光有効領域の長さLEは、例えば約27.85mmであり、受光有効領域の全体の長さLEtは、例えば約28.2mmである。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100において、ドット状コンタクトホール50の形状であって、円形ドットの配置例は図17(a)に示すように表され、長方形ドットの配置例は図17(b)に示すように表され、正方形ドットの配置例は図17(c)に示すように表される。ここで、円形ドットの直径D1は、例えば、約1μm〜100μm程度である。また、長方形ドットの横幅D2も、例えば、約1μm〜100μm程度である。また、長方形ドットの横幅D3も、例えば、約1μm〜100μm程度である。
また、各ドットの間隔も例えば、約10μm〜100μm程度である。また、各ドットの間隔は、一定間隔であっても、或いは不定の間隔であっても良い。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100において、円形ドット状コンタクトホール50を適用した配置例であって、受光面側の模式的平面パターン構成例は、図18(a)に示すように表され、端子取出し面側の模式的平面パターン構成例は、図18(b)に示すように表される。
同様に、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100において、長方形ドット状コンタクトホール50を適用した配置例であって、受光面側の模式的平面パターン構成例は、図19(a)に示すように表され、端子取出し面側の模式的平面パターン構成例は、図19(b)に示すように表される。
同様に、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100において、正方形ドット状コンタクトホール50を適用した配置例であって、受光面側の模式的平面パターン構成例は、図20(a)に示すように表され、端子取出し面側の模式的平面パターン構成例は、図20(b)に示すように表される。
なお、ドット状コンタクトホール50の形状は、上記に限定されず、ストライプではないが破線状、一点鎖線状などのライン状に配置されていても良い。すなわち、有機層をパターニングするドット形状は、円形に限らず、線形、直方形、長方形、正方形等であっても良い。また、立体形状としては、円柱形、直方形であっても良い。ここで、直方形とは、6面全てが長方形(必ず1つは含む)か正方形である立体である。
比較例に係る有機薄膜太陽電池モジュール100Aにおいては、透明電極層と金属電極層を接合する際に、有機発電層を外部雰囲気に剥き出しにするため、インクジェット法などの印刷法を用いて有機発電層を任意に直接塗り分けるか、高密度酸素プラズマ若しくは半導体レーザ(例えば、波長約532nm)、メカニカルスクライバーを用いて有機層をストライプ状にスクライブする。
一方、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100においては、有機層を、例えば、約10μm以上の間隔で、例えば、直径約1.0μm以上の円形ドットを一定若しくは不定の間隔で設けることで、隣接セルとの接合を実施している。この構成を採用することによって、接合部位で外観が損なわれることがなく意匠性に優れたモジュールを実現可能である。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100において、有機層14は、透明電極層11上に配置された正孔輸送層と、正孔輸送層上に配置されたバルクヘテロ接合有機活性層を備えていても良い。
また、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100において、多重積層保護膜は、パッシベーション層26と、パッシベーション層(カラー化バリア層)28と、バックシートパッシベーション層30と、樹脂層40とを備えていても良い。ここで、カラー化バリア層28は、例えば、紫外線硬化樹脂で形成可能である。また、カラー化バリア層28には、着色剤を添加しても良い。着色剤としては、黒色では、例えば、カーボンブラック、青色では、例えば、フタロシアニン塗料、赤色では、例えば、アリザリン塗料などを適用可能である。カラー化バリア層28は、SiN膜若しくはSiON膜などのパッシベーション層26に形成されるスポットを被覆可能である。パッシベーション層26上に配置されたカラー化バリア層28は、セルの保護層としての役割を有する。
カラー化バリア層28は、紫外線(UV)照射により任意のパターニングが可能なカラーフィルタで形成可能である。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100は、図13・図14に示すように、ITO付きガラス基板10上に発電層となる約数100nm程度の厚さを有する有機層14を積層し、第2電極層16として、アルミニウムなどの金属層を蒸着して作られる。
第2電極層16として形成された純アルミニウムは、酸化され易いため、耐久性を持たせるために、不動態膜を形成しても良い。
基板10上には、有機層14が配置されるため、不動態膜の形成によって、パッシベーション層26を形成する際に、これらの有機層に損傷を与えることを防止可能である。
本実施の形態によれば、直列接合部位の構造を改善し、外観を損なわず見栄えの良好な有機薄膜太陽電池モジュールを提供することができる。
(動作原理)
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールに適用可能な有機薄膜太陽電池セル1の動作原理を説明する模式図は、図21に示すように表される。また、図21に示された有機薄膜太陽電池セル1の各種材料のエネルギーバンド構造は、図22に示すように表される。図21および図22を参照して、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池セル1の原理的な構成と、その動作について説明する。
図21の左図に示すように、有機薄膜太陽電池セル1は、基板10と、基板10上に配置された透明電極層11と、透明電極層11上に配置された正孔輸送層12と、正孔輸送層12上に配置されたバルクへテロ接合有機活性層14Aと、バルクヘテロ接合有機活性層14A上に配置された第2電極層16とを備える。第2電極層16は、例えば、アルミニウム(Al)で形成され、カソード電極層となる。
ここで、バルクへテロ接合有機活性層14Aは、図21の右図に示すように、p型有機活性層領域とn型有機活性層領域が混在し、複雑なバルクへテロpn接合を形成している。ここで、p型有機活性層領域は、例えば、P3HT(poly(3-hexylthiophene-2,5diyl))で形成され、n型有機活性層領域は、例えば、PCBM(6,6-phenyl-C61-butyric acid methyl ester)で形成されている。
(a)まず、光を吸収すると、バルクへテロ接合有機活性層14A内で、励起子が生成される。
(b)次に、励起子は、バルクへテロ接合有機活性層14A内のpn接合界面において、自発分極によって、電子(e−)と正孔(h+)の自由キャリアに解離する。
(c)次に、解離した正孔(h+)は、アノード電極となる透明電極層11に向けて走行し、解離した電子(e−)は、カソード電極層16に向けて走行する。
(d)結果として、カソード電極層16・透明電極層11間には、逆方向電流が導通して、開放電圧Vocが発生し、有機薄膜太陽電池セル1が得られる。
有機薄膜太陽電池セル1において、正孔輸送層12に適用するPEDOT:PSSの内、PEDOTの化学構造式は、図23(a)に示すように表され、PSSの化学構造式は、図23(b)に示すように表される。
有機薄膜太陽電池セル1において、バルクヘテロ接合有機活性層14Aに適用されるP3HTの化学構造式は、図24(a)に示すように表され、バルクヘテロ接合有機活性層14Aに適用されるPCBMの化学構造式は、図24(b)に示すように表される。
なお、図示は省略するが、不動態膜は、金属電極層16の酸化膜で構成される。また、金属電極層16の酸化膜は、金属電極層16の表面を酸素プラズマ処理することによって形成可能である。不動態膜の厚さは、例えば、約10オングストローム〜約100オングストロームである。不動態膜上に配置されたパッシベーション膜を備えていても良い。このパッシベーション膜は、例えば、SiN膜若しくはSiON膜で構成可能である。
金属電極層16は、Al、W、Mo、Mn、Mgの何れかの金属で構成されていても良い。金属電極層16をAlで形成する場合には、不動態膜は、アルミナ(Al23)膜となる。
金属電極層16の表面に不動態膜を備える有機薄膜太陽電池セル1は、有機層14内に水分や酸素が侵入した場合であっても、金属電極層16がその水分・酸素によって酸化する事態を防止することができる。これにより、有機薄膜太陽電池セルの劣化を抑制することができ、耐久性を高めることができる。
(製造方法)
有機薄膜太陽電池モジュール100は、ITO付きガラス基板10上に発電層となる数100nm程度の有機層14を積層し、アルミニウムなどの金属を蒸着して形成される。金属電極層として形成された純アルミニウムは酸化され易いため、耐久性を持たせるために、化学的気相堆積(CVD:Chemical Vapor Deposition)法によるSiNやSiONなどの無機パッシベーション膜と樹脂保護膜を多層に積層した多重積層保護膜をバリア膜として用いる。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法は、基板10上に透明電極層111・112・113・114・115を形成する工程と、基板10上および透明電極層111・112・113・114・115上に有機層14を形成する工程と、有機層14に対して面直方向に透明電極層112・113・114・115まで貫通して複数のドット状コンタクトホール50を形成する工程と、有機層14上およびドット状コンタクトホール50を介して透明電極層112・113・114・115上に金属電極層161・162・163・164を形成する工程と、金属電極層161・162・163・164上にパッシベーション層26・28・30・32を形成する工程とを有する。
パッシベーション層26・28・30・32を形成する工程は、多重積層保護膜を形成する工程を有していても良い。
ドット状コンタクトホール50を形成する工程は、酸素プラズマによるパターニング工程を有していても良い。
有機層14を形成する工程は、インクジェット法による形成工程を有していても良い。
ドット状コンタクトホール50を形成する工程は、インクジェット法により有機層14を塗り分けて形成する工程を有していても良い。
複数個(図の例では3個)直列に配置された実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法について説明する。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法の一工程であって、基板10上に透明電極層11をパターン形成した状態を示す模式的平面構成は、図25(a)に示すように表され、図25(a)のIV−IV線に沿う模式的断面構造は、図25(b)に示すように表される。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法の一工程であって、透明電極層11上に有機層14をパターン形成した状態を示す模式的平面構成は、図26(a)に示すように表され、図26(a)のV−V線に沿う模式的断面構造は、図26(b)に示すように表される。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法の一工程であって、有機層14に透明電極層11まで到達するドット状コンタクトホール50をパターン形成した状態を示す模式的平面構成は、図27(a)に示すように表され、図27(a)のVI−VI線に沿う模式的断面構造は、図27(b)に示すように表される。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法の一工程であって、有機層14上およびドット状コンタクトホール50内の透明電極層11上に金属電極層16をパターン形成した状態を示す模式的平面構成は、図28(a)に示すように表され、図28(a)のVII−VII線に沿う模式的断面構造は、図28(b)に示すように表される。ここで、図28(b)は、ドット状コンタクトホール50が無い部分における模式的断面構造を表わしている。
同様に、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法の一工程であって、有機層14上およびドット状コンタクトホール50内の透明電極層11上に金属電極層16をパターン形成した状態を示す模式的平面構成は、図29(a)に示すように表され、図29(a)のVIII−VIII線に沿う模式的断面構造は、図29(b)に示すように表される。ここで、図29(b)は、ドット状コンタクトホール50が存在する部分における模式的断面構造を表わしている。
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法の一工程であって、金属電極層16上にパッシベーション層26・25・30・32を形成する状態を示す模式的平面構成は、図30(a)に示すように表され、図30(a)のIX−IX線に沿う模式的断面構造は、図30(b)に示すように表される。
図25〜図30を参照して、有機薄膜太陽電池セルを複数個(図の例では3個)直列に配置された実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法について説明する。
(a)まず、純水、アセトン、エタノールで洗浄したガラス基板10(例えば、長さ約50mm×幅約50mm×厚さ約0.7mm)をICPエッチャ−に入れ、Oプラズマにより、表面の付着物を取り除く(ガラス基板表面処理)。なお、基板10をガラス基板で形成し、有機層へ光を効率的に誘導するために、ガラス表面に反射防止処理を実施しても良い。なお、ガラス基板として、例えば、ITO付き無アルカリガラス基板を用いても良い。
(b)次に、図25(a)および図25(b)に示すように、ガラス基板10上に、例えば、ITOからなる透明電極層11をパターン形成する。具体的には、例えば、ポジレジストを用いた王水エッチングによるウェツトエッチングにより、TCOをパターニングする。透明電極層11のパターニングは、5工程、約120分要する。結果として、透明電極層11は溝部を挟んだストライプパターンで複数形成される。
(c)次に、図26(a)および図26(b)に示すように、各透明電極層11上に、有機層14(正孔輸送層12およびバルクヘテロ接合有機活性層14A)を形成する。有機層14の塗布形成は、2工程で約60分要する。例えば、スピンコート法による製膜と高密度プラズマエッチングによるパターニング工程からなる。
(c−1)正孔輸送層12の形成には、スピンコート技術、スプレー技術、スクリーン印刷技術などを適用することができる。ここで、正孔輸送層12の形成工程では、例えば、PEDOT:PSSをスピンコートによって製膜を行い、水分除去のために、アニ−ルを120℃で約10分間行う。溝部の形成には、酸素プラズマエッチング技術、レーザパターニング技術などを適用することができる。
(c−2)次に、各正孔輸送層12上に、バルクヘテロ接合有機活性層14Aを形成する。バルクヘテロ接合有機活性層14Aの形成工程においては、例えば、P3HTとPCBMをスピンコートによって製膜を行う。
(d)次に、図27(a)および図27(b)に示すように、有機層14に対して面直方向に透明電極層11まで貫通して複数のドット状コンタクトホール50を形成する。透明電極層11(TCO)と接触させるために必要な有機層14(12・14A)へのドット状コンタクトホール50の形成には、例えば、高密度(酸素)プラズマによるエッチング技術を用いる。また、直径約5μm程度のレーザ光(例えば、波長532nm)を用いても良い。この結果、隣り合う有機薄膜太陽電池セルを直列接続するための接合部位に、ドット状コンタクトホール50が形成される。
(e)次に、図28(a)・図28(b)および図29(a)・図29(b)に示すように、有機層14上およびドット状コンタクトホール50を介して透明電極層11
上に第2電極層(カソード電極層)16をパターン形成する。カソード電極層16の形成には、例えばAl、W、Mo、Mn、Mgなどの金属層を真空加熱蒸着法により堆積することによって行われる。真空加熱蒸着法の代わりに、スクリーン印刷技術を適用しても良い。カソード電極層16の形成工程は、1工程で約2分要する。
(f)次に、図示は省略するが、余分な有機層14をエッチング処理した後、カソード電極層16の表面に酸化膜(不動態膜)を形成しても良い。不動態膜は、第2電極層16を酸素プラズマ処理することによって形成することができる。不動態膜の形成は、例えば、高密度プラズマエッチング装置を用いて行うことができる。なお、第2電極層16を酸素プラズマ処理することによって不動態膜を形成すると同時に、有機層14をエッチング処理することも可能である。
(g)次に、図30(a)および図30(b)に示すように、デバイス全面にパッシベーション層26を形成する。ここで、パッシベーション層26は、シリコン窒化膜などをCVD法で形成しても良い。シリコン窒化膜の厚さは、例えば、約0.5μm〜1.5μm程度である。大気中の水分と酸素による劣化を抑えるため、CVDにより形成したSiN膜による封止を行うことで、さらに耐久性を向上可能である。
(h)次に、図30(a)および図30(b)に示すように、パッシベーション層26上にカラー化バリア層28を形成する。ここでは、SiN膜で形成されたパッシベーション層26のスポットなどの不良を無くし、モジュールの背面を平滑化するために、UV硬化樹脂素材をスピンコート法などで塗布し、UV照射により硬化させる。なお、ここで、カラー化バリア層28には着色剤を添加した保護膜を用いることで、薄層化された素子構造で、モジュールに任意の着色を可能にしている。
(i)次に、図30(a)および図30(b)に示すように、カラー化バリア層28上にバックシートパッシベーション層30を形成する。バックシートパッシベーション層30は、例えば、シリコン窒化膜などをCVD法で形成しても良い。シリコン窒化膜の厚さは、例えば、約0.5μm〜1.5μm程度である。大気中の水分と酸素による劣化を抑えるため、CVDにより形成したSiN膜による封止を行うことで、さらに耐久性を向上可能である。多層積層保護膜によるセル封止は、4工程であり、約120分要する。
(j)次に、図示は省略するが、直列接続された有機薄膜太陽電池モジュールのアノードA・カソードK用の端子電極とのボンディング接合を形成する。ボンディング接合には、例えば、カーボンペースト、Agペーストなどを用いる。端子電極には、例えば、金ワイヤなどで形成可能である。
(k)最後に、図30(a)および図30(b)に示すように、水分・酸素などが浸入しないように、UV硬化樹脂で保護する。
以上の工程により、複数個(図の例では3個)直列に配置された実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100を完成することができる。
(ITO基板の製造方法)
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法において、基板10上に透明電極層11をパターン形成したITO基板の製造方法であって、ポジレジスト層13の塗布・焼成工程は図31(a)に示すように表され、ポジレジスト層13の露光工程は図31(b)に示すように表され、ポジレジスト層13の現像工程は図31(c)に示すように表され、透明電極層11の王水エッチング工程は図31(d)に示すように表され、ポジレジスト層13の剥離・基板洗浄工程は図31(e)に示すように表される。
(a)まず、図31(a)に示すように、ITO基板上にポジレジスト層13の塗布し、焼成する。
(b)次に、図31(b)に示すように、ポジレジスト層13上にポジマスク17をパターン形成し、UV露光する。
(c)次に、図31(c)に示すように、ポジレジスト層13を現像処理する。
(d)次に、図31(d)に示すように、透明電極層11を王水エッチングする。
(e)次に、図31(e)に示すように、ポジレジスト層13を剥離し、基板洗浄うを実施する。結果として、ガラス基板10上に透明電極層11をパターン形成したITO基板が完成する。透明電極層11の厚さは、例えば、約0.15μmである。
図31(e)において、透明電極層11のパターニング部SPのエッチング断面の様子であって、SEM観察例は図32(a)に示すように表され、断面プロファイル例は、図32(b)に示すように表される。図32(a)に示すように、パターニング部SPの幅は、約40μmであり、深さは、約140nmである。
(スピンコート法)
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法において、正孔輸送層12およびバルクへテロ接合有機活性層14Aを形成する際のスピンコート法を示す概略は図32(a)に示すように表され、形成された正孔輸送層12およびバルクへテロ接合有機活性層14Aの例を示す模式的鳥瞰構成は、図32(b)に示すように表される。
例えば、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100において、比較的小面積の素子を作成する場合には、図32(a)に示すようなスピンコート法を適用することができる。
即ち、図32(a)に示すように、モータ等の駆動源に接続される高速回転可能なスピンドル62と、スピンドル62に固設され基板10を載置するテーブル63とを備えるスピンコーターが用いられる。
そして、テーブル63上に基板10を載置し、モータ等の駆動源を稼働させてテーブル63を例えば2000〜4000rpmで矢印A、B方向に高速回転させる。次いで、スポイト65を用いて、正孔輸送層12やバルクへテロ接合有機活性層14Aを形成する溶液の液滴64を落下させる。これにより、液滴64は遠心力により基板10上に均一な厚さの正孔輸送層12およびバルクへテロ接合有機活性層14A(図32(b)参照)を形成することができる。
(ドット状コンタクトホールの形成方法)
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法において、ドット状コンタクトホールの形成方法は、図34(a)〜図34(c)に示すように表される。すなわち、スピンコート法により透明電極層11上に有機層14を形成する工程は、図34(a)に示すように表され、ドット状コンタクトホールの形成のためのメタルマスク19をパターン形成後、高密度(酸素)プラズマ21により有機層14・透明電極層11をパターニングする工程は、図34(b)に示すように表され、メタルマスク19の除去工程は、図34(c)に示すように表される。
(a)まず、図33(a)に示すように、ITO基板上に有機層14をスピンコート法により、塗布形成する。この工程は、約80秒要する。
(b)次に、図33(b)に示すように、有機層14上にドット状コンタクトホールの形成のためのメタルマスク19をパターン形成後、高密度(酸素)プラズマ21により有機層14・透明電極層11をパターニングする。酸素プラズマによるパターニング工程は、約50分要する。
(c)次に、図33(c)に示すように、メタルマスク除去する。結果として、有機層14・透明電極層11には、ドット状コンタクトホール50が形成される。
(インクジェット法)
実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法において、ドット状コンタクトホール50は、インクジェット法により形成することもできる。すなわち、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の製造方法において、ITO基板上に、インクジェット法によりインクヘッド23から有機材料インク14Iを塗布する様子は、図35(a)に示すように表される。
また、ITO基板上に、インクジェット法により有機層14を塗り分けて形成し、ドット状コンタクトホール50を形成する工程は、図35(b)に示すように表される。
(有機薄膜太陽電池の作成手順)
図36に示すフローチャートに基づいて、実施の形態に係る有機薄膜太陽電池モジュール100の作成手順について説明する。
(a)ステップS1では、ITO基板10上に、PEDOT:PSSを塗布する。例えば、0.45μmPTFEメンブレンフィルターでPEDOT:PSS水溶液を濾過し、溶け残りや不純物を取り除き、PEDOT:PSS水溶液をITO基板10上に塗布し、スピンコート(例えば、4000rpm,30sec)する。
(b)ステップS2では、PEDOT:PSSを焼結する。即ち、製膜後、水分除去のために120℃、10分間加熱処理をする。なお、基板10全体に熱が伝わるように予めホットプレートで温めておいたシャーレを被せると良い。ここまでの工程でITO基板10上の透明電極層11上に正孔輸送層12が形成される。
(c)ステップS3では、P3HT:PCBMを塗布する。具体的には、例えば、ジクロロベンゼン(o-dichlorobenzen)にP3HT16mgとPCBM16mgを溶解させる。溶液は、窒素雰囲気中の50℃で一晩攪拌を行った後に、50℃で1分間超音波処理を行う。溶液は窒素置換されたグローブボックス(<1ppmO、HO)内で洗浄処理したITO基板10上にスピンコートを行う。回転数は例えば550rpm・60secの後に2000rpm・1secである。
(d)ステップS4では、プレアニールを行う。即ち、ステップS3の塗布の後、120℃で10分間加熱を行う。なお、基板10全体に熱が伝わるように予めホットプレートで温めておいたシャーレを被せると良い。ここまでの工程で正孔輸送層12上にバルクへテロ接合有機活性層14Aが形成され、有機層14(12+14A)が形成される。
(e)ステップS5では、LiF真空蒸着を行う。具体的には、LiF(純度:99.98%)は、真空度:1.1×10−6torr・蒸着レートが0.1Å/secで真空加熱蒸着を行う。LiFはバルクへテロ接合有機活性層14Aへの電子注入層となる。
(f)ステップS6では、有機層14を貫通し透明電極層11まで到達するドット状コンタクトホール50を形成する。
(g)ステップS7では、Al真空蒸着を行って有機層14上およびドット状コンタクトホール50内の透明電極層11上に第2電極層16を形成する。具体的には、Al(純度:99.999%)は、真空度:1.1×10−6torrで蒸着レートが〜2Å/secで真空加熱蒸着を行う。
(h)ステップS8では、第2電極層16について、電極酸化被膜処理を行う。具体的には、高密度プラズマエッチング装置を用いて酸素プラズマにより第2電極層16表面を酸化し、酸化膜(不動態膜)を形成する。
(i)ステップS9では、パッシベーション封止を行う。具体的には、デバイス全体に、パッシベーション層26・カラー化バリア層28・バックシートパッシベーション層30を順次積層化形成して、パッシベーション処理する。
(j)ステップS10では、端子電極を形成する。端子電極のボンディング接合部には、カーボンペースト、Agペーストなどを用いる。
(k)ステップS11では、封止を行う。具体的には、水分・酸素などが浸入しないように、UV硬化樹脂等の樹脂層32で周辺部を保護する。
(電子機器)
実施の形態においては、直列接合部位の構造を改善し、外観を損なわず見栄えの良好である有機薄膜太陽電池を提供されることから、モバイル端末機器等の電子機器への搭載が容易になる。特にスマートホンやタブレット端末に代表される電子機器は、外観が重要であるため表示パネルのべゼル(ディスプレイの周辺部)や背面に有機薄膜太陽電池のセルを搭載するに当たり、目立たない方が良い。透明電極層11(TCO)と接触させるために必要な有機層14(12・14A)への複数のドット状コンタクトホールは、高密度(酸素)プラズマエッチング技術若しくは直径約5μm程度のレーザ光(例えば、波長532nm)を用いて形成可能である。この手法を用いることで、外観を損なうことなく、接触抵抗を低減化可能であり、良好な接合を形成可能である。
以上説明したように、本実施の形態によれば、直列接合部位の構造を改善し、外観を損なわず見栄えの良好な有機薄膜太陽電池およびその製造方法、および電子機器を提供することができる。
[その他の実施の形態]
上記のように、実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述および図面は例示的なものであり、この発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例および運用技術が明らかとなろう。
このように、本実施の形態はここでは記載していない様々な実施の形態などを含む。
本実施の形態の有機薄膜太陽電池モジュールは、太陽光発電パネル、モバイル端末向け充電器など幅広い分野に適用可能である。
1…有機薄膜太陽電池セル
10…基板(ITO基板)
11、111、112、113、114、115…第1電極層(アノード電極層、透明電極層)
12…正孔輸送層
14…有機層(正孔輸送層12+バルクヘテロ接合有機活性層14A)
14A…バルクへテロ接合有機活性層
16、161、162、163、164…第2電極層(カソード電極層)
26、28、30、32…パッシベーション層
62…スピンドル
63…テーブル
64…液滴
65…スポイト
100、100A…有機薄膜太陽電池モジュール

Claims (18)

  1. 基板と、
    前記基板上に配置された第1および第2の透明電極層と、
    前記基板上および前記第1および第2の透明電極層上に配置された有機層と、
    前記有機層に対して面直方向に前記第2の透明電極層まで貫通して複数配置されたドット状コンタクトホールと、
    前記有機層上および前記ドット状コンタクトホールを介して前記第2の透明電極層上に配置された金属電極層と、
    前記金属電極層上に配置されたパッシベーション層と
    を備える有機薄膜太陽電池モジュール。
  2. 前記ドット状コンタクトホールは、円形、長方形若しくは正方形のいずれかの形状を備えることを特徴とする請求項1に記載の有機薄膜太陽電池モジュール。
  3. 前記パッシベーション層は、SiN膜若しくはSiON膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機薄膜太陽電池モジュール。
  4. 前記パッシベーション層は、複数層繰り返し積層化されて、多重積層保護膜を形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機薄膜太陽電池モジュール。
  5. 基板と、
    前記基板上に配置された第1および第2の透明電極層と、
    前記基板上および前記第1および第2の透明電極層上に配置された有機層と、
    前記有機層に対して面直方向に前記第2の透明電極層まで貫通して複数配置されたドット状コンタクトホールと、
    前記有機層上および前記ドット状コンタクトホールを介して前記第2の透明電極層上に配置された金属電極層と、
    前記金属電極層上に配置されたパッシベーション層と
    を備える有機薄膜太陽電池セルを複数個直列に接続したことを特徴とする有機薄膜太陽電池モジュール。
  6. 前記ドット状コンタクトホールは、円形、長方形若しくは正方形のいずれかの形状を備えることを特徴とする請求項5に記載の有機薄膜太陽電池モジュール。
  7. 前記パッシベーション層は、SiN膜若しくはSiON膜を備えることを特徴とする請求項5または6に記載の有機薄膜太陽電池モジュール。
  8. 前記パッシベーション層は、複数層繰り返し積層化されて、多重積層保護膜を形成したことを特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の有機薄膜太陽電池モジュール。
  9. 前記有機層は、
    正孔輸送層と、
    前記正孔輸送層上に配置されたバルクへテロ接合有機活性層と
    を備えることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の有機薄膜太陽電池モジュール。
  10. 前記金属電極層は、表面に形成された不動態膜を備えることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の有機薄膜太陽電池モジュール。
  11. 請求項1〜10のいずれか1項に記載の有機薄膜太陽電池モジュールを備える電子機器。
  12. 基板上に第1の透明電極層および第2の透明電極層を形成する工程と、
    前記基板上および前記第1および第2の透明電極層上に有機層を形成する工程と、
    前記有機層に対して面直方向に前記第2の透明電極層まで貫通して複数のドット状コンタクトホールを形成する工程と、
    前記有機層上および前記ドット状コンタクトホールを介して前記第2の透明電極層上に金属電極層を形成する工程と、
    前記金属電極層上にパッシベーション層を形成する工程と
    を有することを特徴とする有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  13. 前記パッシベーション層を形成する工程は、多重積層保護膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項12に記載の有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  14. 前記ドット状コンタクトホールを形成する工程は、酸素プラズマによるパターニング工程を有することを特徴とする請求項12に記載の有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  15. 前記有機層を形成する工程は、インクジェット法による形成工程を有することを特徴とする請求項12に記載の有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  16. 前記ドット状コンタクトホールを形成する工程は、前記インクジェット法により前記有機層を塗り分けて形成する工程を有することを特徴とする請求項15に記載の有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  17. 前記有機層を形成する工程は、
    正孔輸送層を形成する工程と、
    前記正孔輸送層上にバルクへテロ接合有機活性層を形成する工程と
    を有することを特徴とする請求項12に記載の有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
  18. 前記金属電極層表面に不動態膜を形成する工程を有することを特徴とする請求項12に記載の有機薄膜太陽電池モジュールの製造方法。
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