JP2016012812A - 撮像装置、制御方法、プログラム及び記憶媒体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 フリッカーが生じる光源下で撮影しても良好な画像を取得することができるようにする。
【解決手段】 撮像素子を遮光する第1の状態と前記撮像素子を遮光しない第2の状態とに変更可能なシャッターと、前記撮像素子の露光時間を設定する設定手段と、測光手段の測光結果に基づいて、測光対象からの光の光量変化特性を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された光量変化特性に基づいて、前記測光対象からの光の光量変化周期が所定の条件を満たすタイミングに合わせて基準信号を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された基準信号と前記設定手段により設定された露光時間とに基づいて、前記所定の条件を満たすタイミングに合わせて撮影を行うときの、前記シャッターの状態を前記第1の状態から前記第2の状態へ変更させる動作を開始させる開始タイミングを決定する決定手段と、を有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、撮像装置に関し、特に蛍光灯下などの人工光源下で発生するフリッカーの影響を抑える技術に関するものである。
近年、デジタルカメラや携帯電話などの撮像装置の高感度化が進んでいる。そのため、室内のような比較的暗い環境下においても、シャッタースピードを高速にした(露光時間を短くした)撮影により、ブレを抑えた明るい画像を取得することが可能になってきている。
また、室内光源として普及している蛍光灯は商用電源周波数の影響により、周期的に照明光がゆらぐ現象であるフリッカーが生じる。このようなフリッカーが生じる光源(以下、フリッカー光源とする)下でシャッタースピードを高速にした撮影を行うと、1つの画像内で露出ムラや色ムラが発生したり、連続して撮影した複数の画像間で露出や色温度のばらつきが発生したりする場合がある。
このような問題に対して、特許文献1では、照明光のフリッカーの状態を検出し、露光時間の中心が照明光の光量が極大値を示すタイミングと略一致するように撮像タイミングを調節する技術が提案されている。
特開2006−222935号公報
しかしながら、特許文献1には、照明光量の極大値と露光期間の中央が略一致するように露光開始時刻を調整することが記載されているが、具体的な方法について記載されていない。そのため、撮影条件に合わせて適正な露光開始時刻に調整できない場合、良好な画像を取得することができない。
そこで、本発明は、フリッカーが生じる光源下で撮影しても良好な画像を取得することができるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る撮像装置は、撮像素子と、前記撮像素子を遮光する第1の状態と前記撮像素子を遮光しない第2の状態とに変更可能なシャッターと、前記撮像素子の露光時間を設定する設定手段と、測光手段と、前記測光手段の測光結果に基づいて、測光対象からの光の光量変化特性を算出する算出手段と、前記算出手段により算出された光量変化特性に基づいて、前記測光対象からの光の光量変化周期の所定のタイミングに合わせて基準信号を生成する生成手段と、前記生成手段により生成された基準信号と前記設定手段により設定された露光時間とに基づいて、前記所定のタイミングに合わせて撮影を行うときの、前記シャッターの状態を前記第1の状態から前記第2の状態へ変更させる動作を開始させる開始タイミングを決定する決定手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、フリッカーが生じる光源下で撮影しても良好な画像を取得することができる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の概略構成図である。 ICPU112が光量変化特性の算出結果に応じた信号をカメラマイコン101に送信する処理を説明する図である。 フリッカー光源のピークタイミングに対応したフリッカー基準信号が送信されるタイミングを示す図である。 フリッカー光源のボトムタイミングに対応したフリッカー基準信号が送信されるタイミングを示す図である。 カメラマイコン101がICPU112から送信される信号に基づいてシャッターを制御する処理を説明する図である。 シャッタースピードに応じたシャッター開始タイミングを示す図である。 シャッタースピードに応じたシャッター開始タイミングを示す図である。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る撮像装置の概略構成図である。本実施形態に係る撮像装置は、カメラ本体100と、カメラ本体100に着脱可能なレンズユニット200を含む。
まず、カメラ本体100の構成について説明する。マイクロコンピュータCPU(以下、カメラマイコン)101は、カメラ本体100の各部を制御する。メモリ102は、カメラマイコン101に接続されているRAMやROM等のメモリである。
撮像素子103は、赤外カットフィルタやローパスフィルタ等を含むCCD、CMOS等の撮像素子であり、レンズユニット200を介して入射した光束を光電変換して画像信号を出力する。
シャッター104は、レンズユニット200を介して入射した光束から撮像素子103を遮光する遮光状態、及び、レンズユニット200を介して入射した光束を撮像素子103に導く退避状態となるように走行する。すなわち、シャッター104は、撮像素子103を遮光する第1の状態と撮像素子103を遮光しない第2の状態とに変更可能である。
ハーフミラー105は、レンズユニット200を介して入射した光束を撮像素子103へ導く位置(ミラーアップ状態)と測光センサ108へ導く位置(ミラーダウン状態)とに移動可能である。すなわち、ハーフミラー105は、撮像素子103へ導く状態と測光センサ108へ導く状態とに、レンズユニット200を介して入射した光束の光路変更を行う。また、測光センサ108へ導く位置にある場合には、レンズユニット200を介して入射した光束をピント板106に結像させる。
表示素子107は、PN液晶等を用いた表示素子であり、自動焦点調節制御(AF制御)に用いられる焦点検出領域を示す枠(AF枠)などを表示する。測光センサ108は、CCD、CMOS等の入射光量に応じた電荷を蓄積する電荷蓄積型撮像素子を使用することにより、出力される画像信号に基づいて測光だけでなく被写体の顔検出や被写体追尾、フリッカーの検出などを行うことができる。ペンタプリズム109は、ハーフミラー105で反射されたレンズユニット200を介して入射した光束を測光センサ108及び不図示の光学ファインダに導く。焦点検出回路110は、AF制御のために焦点検出を行うものであって、AFミラー111により、レンズユニット200を介して入射しハーフミラー105を通過した光束の一部が導かれる。
CPU112は、測光センサ108の駆動制御や画像処理・演算用のCPU(以下ICPUとする)であって、測光センサ108からの出力信号(画像信号)に基づいて測光、被写体の顔検出、被写体追尾などに関わる各種演算を行う。また、ICPU112は、測光センサ108からの出力信号(画像信号)に基づいて、測光対象からの光の光量変化周期や光量が所定の条件を満たすタイミング(例えば、光量が最大となるタイミングや最小となるタイミング)などの光量変化特性を算出する。メモリ113は、ICPU112に接続されているRAMやROM等のメモリである。なお、本実施形態では、カメラマイコン101とは別にICPU112を有する構成を説明するが、ICPU112で実行する処理をカメラマイコン101で実行する構成でも構わない。
操作部114は、ユーザがカメラ本体100に撮影準備動作の開始指示や撮影動作の開始指示を行うためのレリーズボタンや、ユーザがカメラ本体100の各種設定を行うための設定ボタンなどを含む。また、操作部114は、ユーザがカメラ本体100の電源のオンオフを切り替えるための電源スイッチや、ユーザがカメラ本体100の動作モードを複数のモードの中から選択するためのモードダイヤル、タッチパネルなどを含む。
次に、レンズユニット200の構成について説明する。レンズCPU201(以下、LPUとする)は、レンズユニット200の各部、例えば、フォーカスレンズ、ズームレンズ、絞りの駆動部などを制御するものであって、レンズに関する情報をカメラマイコン101に送信する。
次に、ICPU112が測光対象からの光の光量変化特性として光量変化周期や光量が所定の条件を満たすタイミングを算出して、カメラマイコン101に算出結果に応じた信号を送信する処理について図2を用いて説明する。図2のフローチャートは、カメラ本体100の電源が投入されたことに応じて開始される。
まず、カメラ本体100の電源が投入されICPU112が起動すると、ステップS100にてICPU112はカメラマイコン101からの測光要求があるか否かを判定する。ステップS100で測光要求があると判定するとステップS101へ進み、ICPU112は通常測光を行う。この通常測光では、ICPU112は、測光センサ108による蓄積を所定時間行わせ、得られた画像信号に基づいて測光演算を行う。そして、測光結果として測光値をカメラマイコン101に送信する。
ステップS102にてICPU112は、フリッカー検出用蓄積及び読み出し動作を行わせる。このフリッカー検出用蓄積及び読み出し動作では、ICPU112は、測光対象からの光の光量変化周期や光量が所定の条件を満たすタイミングが算出できる画像信号を得られるように測光センサ108の蓄積時間や蓄積回数を制御する。例えば、1回の蓄積時間をフリッカー光源の光量変化周期よりも短い時間にして、光量変化周期の1周期よりも長い期間連続して測光センサ108に複数回の蓄積を行わせる。なお、フリッカー光源の光量変化周期を正確に算出するためには、連続して複数階の蓄積を行う期間(フリッカー検出用蓄積期間)は、光量変化周期の2周期以上の長さが望ましい。
次に、ICPU112は、フリッカー検出用蓄積を行い読み出された複数の画像信号に基づいて、測光対象からの光の光量変化周期や光量が所定の条件を満たすタイミングの算出(以下、フリッカー検出演算とする)を行う。このフリッカー検出演算では、測光対象からの光の光量変化周期が、フリッカーなし、10ms(100Hz)、8,33ms(12おHz)のいずれに該当するかを演算により求める。
光量変化周期の求め方は、ステップS102で得られた画像信号を用いればよく、例えば、複数の画像信号の輝度成分を比較して、差分が最小となる組の蓄積タイミングの差から周期を求めるようにすればよい。また、いずれの画像信号間で輝度信号を比較しても差分が所定値以上とならない場合はフリッカーなしとすればよい。ICPU112は、求めたフリッカーの有無やフリッカー光源の光量変化周期などを示す光量変化周期に関する情報をカメラマイコン101に送信する。
さらに、ステップS103にてICPU112は、フリッカーありの場合は、光量が所定の条件を満たすタイミングの算出を行う。本実施形態では、光量が所定の条件を満たすタイミングとして光量が最大となるタイミング(ピークタイミング)を算出する場合について以下の説明を行うが、光量が最小となるタイミング(ボトムタイミング)であってもよい。なお、ピークタイミングの算出方法は特に限定されない。例えば、ステップS102で得られた複数の画像信号のうち輝度成分が最大となるもの及びその前後の画像信号を含む複数の画像信号を用いて、ピークタイミングがいつになるかを推定するようにしてもよい。
次に、ステップS104にてICPU112は、ステップS103にて算出した光量変化特性に基づいて、フリッカー基準信号を生成してカメラマイコン101に送信する。このフリッカー基準信号は、フリッカー光源の光量変化周期のピークタイミングに同期させてカメラマイコン101に送信される。図3は、フリッカー基準信号が送信されるタイミングを示す図である。なお、図3では、フリッカー検出用蓄積期間を光量変化周期の2周期の長さと等しくしている。また、図3では、ステップS102、103、104の各ステップの実施タイミングも示している。
図3に示すように、ICPU112は、1つ目の光量変化周期と2つ目の光量変化周期とに合わせてフリッカー検出用蓄積を行わせて、そのあとフリッカー検出演算を行う。このフリッカー検出演算によってフリッカー光源の光量のピークタイミングがわかるので、ICPU112は、フリッカー検出演算の後にくるフリッカー光源の光量のピークタイミングに同期させてフリッカー基準信号をカメラマイコン101に送信する。
なお、図3はフリッカー光源の光量のピークタイミングに同期させてフリッカー基準信号を送信する例を示しているが、フリッカー光源の光量のボトムタイミングに同期させてフリッカー基準信号を送信する場合、図4に示すようにフリッカー基準信号を送信する。
続いて、カメラマイコン101がICPU112から送信される信号に基づいてシャッターを制御する処理について図5を用いて説明する。図5のフローチャートは、カメラ本体100の電源が投入されたことに応じて開始される。まず、カメラ本体100の電源が投入されカメラマイコン101が起動すると、ステップS200にてカメラマイコン101はユーザによりレリーズボタンが操作されて撮影準備動作の開始指示がなされたか否かを判定する。撮影準備動作の開始指示がなされたと判定した場合には、ステップS201にてカメラマイコン101は、ICPU112に測光要求を送信する。
ステップS201でICPU112の測光要求を送信した後、ステップS202にてカメラマイコン101は、ICPU112から測光値を受信したか否かを判定する。
ICPU112から測光値を受信すると、ステップS203にてカメラマイコン101は、受信した測光値に基づいて、絞り値、シャッタースピード(露光時間)、撮影感度などの露出制御値の演算(露出演算)を行う。なお、露出演算方法は、メモリ102にあらかじめ記憶されたプログラム線図を用いて公知の方法により決定する。
次に、ステップS204にてカメラマイコン101は、ICPU112から光量変化周期に関する情報を受信したか否かを判定する。
光量変化周期に関する情報を受信すると、ステップS205にてカメラマイコン101は、受信した情報に基づいてフリッカーの有無を判定する。フリッカーがありと判定した場合(受信した光量変化周期に関する情報がフリッカー光源の光量変化周期を含む場合)、ステップS206へ進み、フリッカーなしと判定した場合、ステップS208へ進む。
フリッカーがありと判定した場合、ステップS206にてカメラマイコン101は、フリッカー基準信号を受信したか否かを判定する。フリッカー基準信号を受信した場合、ステップS207にてカメラマイコン101は、フリッカー基準信号を受信した時刻をメモリ102に記憶させる。次に、ステップS208にてカメラマイコン101は、ユーザにレリーズボタンが操作されて撮影動作の開始指示がなされたか否かを判定する。撮影動作の開始指示がなされたと判定した場合はステップS209へ進み、撮影動作の開始指示がなされたと判定しない場合はステップS200へ戻る。
ステップS209にてカメラマイコン101は、シャッター104の状態を第1の状態から第2の状態へ変更させる動作を開始させる開始タイミング(以下では、シャッター開始タイミングとする)を算出する。ここで、シャッター開始タイミングの算出方法について、図6及び7を用いて説明する。本実施形態では、図6及び7に示すように、シャッター開始信号が送信されてから実際にシャッター104が移動を開始するまでには、シャッター走行特性T_ShutterResposeで表す遅延時間が生じるものとする。この遅延時間はシャッター104のメカ機構に起因するものであって、シャッター走行特性T_ShutterResposeは工場出荷前に測定されあらかじめメモリ102に記憶されている。なお、シャッター104の状態を変更させる代わりに、撮像素子103を制御して露光開始タイミングを領域ごとに変更させる。いわゆる電子シャッターを利用する場合には、このT_ShutterResposeは無視すればよい。
図6は、フリッカー基準信号を受信してから光量変化周期の1周期分の時間が経過したタイミングに露光期間の中央がくるようにシャッター開始タイミングを制御する場合を示す図である。
カメラマイコン101は、光量変化のピークタイミング(A)に同期したフリッカー基準信号を受信すると、図6及び7のBとCで示されるように、別途受信した光量変化周期(フリッカ周期λ)の整数倍の時間が経過した後にピークタイミングがくると推定する。そして、Bで示すタイミングが露光期間の中央にくるようにシャッター開始タイミングを制御する場合は図6に示すようにシャッター開始信号を出力する。同様に、Cで示すタイミングが露光期間の中央にくるようにシャッター開始タイミングを制御する場合は図7に示すようにシャッター開始信号を出力する。
Bで示すタイミングが露光期間の中央がくるようにシャッター開始タイミングを制御する場合、シャッター開始信号を送信するシャッター開始タイミングTstart(1)は、以下の式(1)で算出される。
Tstart(1)=Tbase+(λ×1)−(Tv/2)−(T_Run/2)−T_ShutterRespose ・・・(1)
ここで、Tbaseはフリッカー基準信号を受信した時刻、λは光量変化周期、TvはステップS203で演算したシャッタースピード、T_Runはシャッター104が撮像素子103の撮像領域の一方の端から他方の端まで移動するのに要する時間である。
Cで示すタイミングが露光期間の中央がくるようにシャッター開始タイミングを制御する場合には、式(1)の(λ×1)を(λ×2)に変更すればよい。同様に、フリッカー基準信号を受信してからn番目(nは自然数)のピークタイミングが露光期間の中央がくるようにシャッター開始タイミングを制御する場合には、式(1)の(λ×1)を(λ×n)に変更すればよい。なお、nが小さいほどレリーズタイムラグを抑制することができるため、カメラマイコン10は、シャッター開始タイミングの算出を開始した時刻以降で、最も小さいnから算出したTstart(n)をメモリ102に記憶させる。
また、式(1)からわかるように、シャッタースピードに応じてシャッター開始タイミングは異なり、図6及び7では、シャッタースピードが1/1000秒のときと1/200のときとを示していている。
次に、ステップS210にてカメラマイコン101は、ステップS209でメモリ102に記憶させたシャッター開始タイミングが示す時刻となるまで待機する。前述した式(1)からわかるように、算出されるシャッター開始タイミングは光量変化周期λの間隔となるので、ステップS210での待機時間は最長でも光量変化周期λと等しい時間となる。
メモリ102に記憶させたシャッター開始タイミングが示す時刻となると、ステップS211カメラマイコン101は、シャッター開始信号を出力してシャッター104の状態を第1の状態から第2の状態へ変更させる動作の開始を指示する。
シャッター104の状態の変更が開始され、ステップS212にてカメラマイコン101は、ステップS203で演算したシャッタースピードに相当する時間が経過して露光が終了するとステップS200に戻る。
以上のように、本発明によれば、フリッカーが生じる光源下で撮影しても、シャッタースピードによらずレリーズタイムラグを抑えながら良好な画像を取得することができる。
なお、本実施形態では、カメラマイコン101とICPU112とを有する構成を説明したが、ICPU112を有していない構成であっても、ICPU112が実行する処理をカメラマイコン101が実行すればよい。
また、本実施形態では、光量変化周期のピークタイミングが露光期間の中央となるようにシャッター開始タイミングを制御したが、シャッター104の走行特性によっては、光量変化周期のピークタイミングを露光期間の中央にしないほうが良好な画像が得られる。そこで、シャッター104の走行特性に基づいて、光量変化周期のピークタイミングを露光期間の中央からシフトさせてもよい。
また、本実施形態では、光量変化周期のピークタイミングが露光期間の中央となるようにシャッター開始タイミングを制御したが、光量の変化率が所定値未満の期間であれば比較的良好な画像が得られる。そこで、光量の変化率が所定値未満の期間に露光期間が含まれるのであれば、光量変化周期のピークタイミング以外の所定のタイミングが露光期間の中央となるようにシャッター開始タイミングを制御してもよい。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、本実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
100 カメラ本体
101 カメラマイコン
103 撮像素子
104 シャッター
108 測光センサ
112 ICPU

Claims (9)

  1. 撮像素子と、
    前記撮像素子を遮光する第1の状態と前記撮像素子を遮光しない第2の状態とに変更可能なシャッターと、
    前記撮像素子の露光時間を設定する設定手段と、
    測光手段と、
    前記測光手段の測光結果に基づいて、測光対象からの光の光量変化特性を算出する算出手段と、
    前記算出手段により算出された光量変化特性に基づいて、前記測光対象からの光の光量変化周期が所定の条件を満たすタイミングに合わせて基準信号を生成する生成手段と、
    前記生成手段により生成された基準信号と前記設定手段により設定された露光時間とに基づいて、前記所定の条件を満たすタイミングに合わせて撮影を行うときの、前記シャッターの状態を前記第1の状態から前記第2の状態へ変更させる動作を開始させる開始タイミングを決定する決定手段と、を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記所定の条件を満たすタイミングは、前記測光対象からの光の光量変化周期のピークタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記所定の条件を満たすタイミングは、前記測光対象からの光の光量変化周期のボトムタイミングであることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記決定手段により決定された前記開始タイミングに基づいて、前記シャッターの状態を前記第1の状態から前記第2の状態へ変更させる動作を開始させるための信号を出力する出力手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記生成手段により前記基準信号が生成された時刻を記憶する記憶手段をさらに有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記記憶手段に記憶された時刻と前記測光対象からの光の光量変化周期と前記設定手段により設定された露光時間とに基づいて、前記開始タイミングを決定することを特徴とする請求項5に記載の撮像装置。
  7. 撮像素子と、前記撮像素子を遮光する第1の状態と前記撮像素子を遮光しない第2の状態とに変更可能なシャッターと、を有する撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子の露光時間を設定する設定ステップと、
    測光ステップと、
    前記測光ステップの測光結果に基づいて、測光対象からの光の光量変化特性を算出する算出ステップと、
    前記算出ステップで算出された光量変化特性に基づいて、前記測光対象からの光の光量変化周期が所定の条件を満たすタイミングに合わせて基準信号を生成する生成ステップと、
    前記生成ステップで生成された基準信号と前記設定ステップで設定された露光時間とに基づいて、前記所定の条件を満たすタイミングに合わせて撮影を行うときの、前記シャッターの状態を前記第1の状態から前記第2の状態へ変更させる動作を開始させる開始タイミングを決定する決定ステップと、を有することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  8. 請求項7に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  9. コンピュータに、請求項7に記載された制御方法を実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータにより読み取り可能な記憶媒体。
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