JP2017223725A - 撮像装置、その制御方法、および制御プログラム - Google Patents

撮像装置、その制御方法、および制御プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ファインダー光学系に備えられた光源の点灯および消灯タイミングの変化を軽減してカメラ情報をリアルタイムに認識することができるようにする。【解決手段】ファインダー光学系にはファインダー表示部105が備えられ、当該表示部にはカメラに関する情報を表示される。ファインダー照明部106によって、ファインダー表示部が照明され、システム制御部206はAE制御部202を制御して測光センサー203によってファインダー光学系を介して被写体の測光を行う。システム制御部は測光開始指示があると、ファインダー照明部を周期的に点灯および消灯してファインダー照明部の消灯期間に測光センサーによる測光を行う。【選択図】図2

Description

本発明は、一眼レフカメラなどの撮像装置、その制御方法、および制御プログラムに関し、特に、ファインダーに表示装置(表示部)を備える撮像装置に関する。
一般に、一眼レフカメラなどの撮像装置では、ファインダーに測距点などの様々なカメラ情報を表示するための液晶表示装置(液晶表示部)が備えられている。そして、当該液晶表示装置は、特に、暗い環境下では見辛いので、液晶表示装置を照明するためにLEDなどの光源がファインダーに搭載されている。
一方、ファインダーには、外光、つまり、被写体像(光学像)の輝度を検知するための測光センサーが搭載されている。このため、光源を点灯させると、測光センサーは光源の影響を受けて、被写体像の輝度検知精度が低下してしまう。
測光センサーによる輝度検知精度の低下防止と液晶表示装置の見易さとを両立させるため、測光センサーによる測光が行われている場合には光源を消灯制御する撮像装置が知られている(特許文献1参照)。そして、ここでは、測光センサーによる測光が行われていない場合に光源を点灯するようにしている。また、特許文献1においては、所定の回数の測光を行う毎に、光源の点灯および消灯制御を行うようにしている。
特開2014−75739号公報
ところが、特許文献1においては、測光周期が変化すると、光源の点灯および消灯のタイミングが変化する結果、ユーザーに違和感を与えてしまう。一方、違和感を与えないように所定の回数の測光を行う毎に光源の点灯および消灯制御を行うと、光源の点灯間隔が長くなってしまう。その結果、ユーザーが液晶表示装置に表示されるカメラ情報をリアルタイムに認識することが困難となる。
そこで、本発明の目的は、ファインダーに備えられた光源の点灯および消灯タイミングの変化を軽減して、ユーザーがカメラ情報をリアルタイムに認識することのできる撮像装置、その制御方法、および制御プログラムを提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による撮像装置は、被写体を観察するファインダー光学系を備える撮像装置であって、前記ファインダー光学系に配置され前記撮像装置に関する情報を表示する表示部と、前記表示部を照明する光源と、前記ファインダー光学系を介して前記被写体の測光を行う測光手段と、前記測光手段による測光を開始する測光開始指示があると、前記光源を周期的に点灯および消灯して、前記光源が消灯されている消灯期間に前記測光手段による測光を行う制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ファインダー光学系に備えられた光源の点灯および消灯タイミングの変化を軽減して、ユーザーがカメラ情報をリアルタイムに認識することができる。
本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示す図である。 図1に示すカメラにおける制御系の一例を説明するためのブロック図である。 図1および図2に示すカメラで行われる撮影処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示すカメラで行われるファインダー表示および測光処理を説明するためのフローチャートである。 図1に示すAE制御部で行われる測光処理の一例を説明するための図である。 図1に示すAE制御部で行われる測光処理の一例を詳細に説明するための図である。 本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる測光処理の一例を説明するための図である。
以下に、本発明の実施の形態による撮像装置の一例について図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による撮像装置の一例についてその構成を示す図である。
図示の撮像装置は、例えば、一眼レフデジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)1であり、カメラ本体100および撮影レンズユニット(以下単に撮影レンズと呼ぶ)150を有している。撮影レンズ150はカメラ本体部100の前面に着脱可能に装着されており、カメラ本体部100と撮影レンズ150とは、マウント接点群115を介して電気的に接続される。撮影レンズ150はフォーカスレンズ151および絞り152を備えており、マウント接点群115を介したカメラ本体100による制御によって光量およびピントを調整する。
なお、図示の例では、カメラ1はカメラ本体部100および交換可能な撮影レンズ100を備えているのが、このような構成に限定されない。例えば、カメラ1はカメラ本体部100と撮影レンズ150とが一体的に構成された所謂レンズ一体型のカメラであってもよい。
カメラ本体部100には可動のメインミラー101が備えられており、当該メインミラー101はハーフミラーである。メインミラー101はファインダー観測状態において撮影光路に斜設し、撮影レンズ150から入射した光学像をファインダー光学系に反射する。一方、メインミラー101を透過した光学像は可動のサブミラー102を介してAF(オートフォーカス)装置103に入射する。
AF装置103は焦点状態検出センサーを備えており、撮影レンズ150の二次結像面を焦点状態検出センサーに形成することによって、所謂位相差検出によって撮影レンズ150の焦点調節状態を検出する。
メインミラー101の上側にはピント板104が配置され、ピント板104はファインダー光学系を構成する。このピント板104は撮影レンズ150の予定結像面に配置される。ペンタプリズム107はファインダー光路を変更する。これによって、アイピース109を介してユーザーはピント板104を観察することによって、ピント板104上の光学像を確認することができる。
図示のように、ピント板104とペンタプリズム107との間にはファインダー内表示部(以下ファインダー表示部という)105が配置されている。さらに、ファインダー表示部105を照明するため、LEDなどのファインダー内照明部(以下ファインダー照明部という)106がファインダー表示部105の近傍に配置されている。
なお、ファインダー照明部106としてLED以外の光源(例えば、半導体レーザー)を用いるようにしてもよい。ファインダー表示部105およびファインダー照明部106ついては後述する。
AE(自動露出)装置108は測光センサーを備えており、測光センサーに入射する光に応じて測光用画像データを生成する。AE装置108は測光用画像データから被写体の明るさを検出して、被写体輝度を求める。
サブミラー102の後側にはフォーカルプレーンシャッタ110が配置されており、フォーカルプレーンシャッタ110の後側には撮像素子111が配置されている。メインミラー101およびサブミラー102を撮影光路から退避させて、フォーカルプレーンシャッタ110を開くと、撮像素子111が露光される。カメラ本体部100にはディスプレイユニット112が備えられている。ユーザーはディスプレイユニット112を見てカメラ1の状態に関する各種のパラメーターおよび撮像の結果得られた画像を確認することができる。
図2は、図1に示すカメラにおける制御系の一例を説明するためのブロック図である。
ユーザーが操作部201を操作すると、当該操作に応じた指示がシステム制御部206に送られる。例えば、ユーザーは操作部201にはレリーズボタンが備えられており、レリーズボタンが半押しされると、操作部201は第1の指示信号(以下SW1信号という)をシステム制御部206に送る。また、レリーズボタンが全押しされると、操作部201は第2の指示信号(以下SW2信号という)をシステム制御部206に送る。以下、レリーズボタンの半押しが維持された状態を「SW1保持状態」と呼び、レリーズボタンの全押しが維持された状態を「SW2保持状態」と呼ぶ。
さらに、SW1保持状態においてレリーズボタンが離された瞬間に、操作部201はSW1解除信号をシステム制御部206に送る。また、SW2保持状態においてレリーズボタンが離された瞬間に、操作部201はSW2解除信号をシステム制御部206に送る。
図示のように、AF装置103は、AF制御部204および焦点状態検出センサー205を備えている。AF制御部204は、焦点状態検出センサー205による焦点検出結果に応じて焦点調節に用いる測定点における焦点ずれ量を求める。焦点状態検出センサー205は、撮像画面において複数の検出位置に対応する複数のラインセンサーを備えている。そして、焦点状態検出センサー205はサブミラー102を介してラインセンサーに入射した入射光を電気信号(像信号)に変換して、当該像信号をAF制御部204に出力する。
AF制御部204は像信号に基づいてラインセンサーに対応する測定点における焦点ずれ量、つまり、デフォーカス量を求めて焦点調節に用いる測定点を選択する。そして、AF制御部204は当該選択された測定点におけるデフォーカス量を選択デフォーカス量としてシステム制御部206に送る。システム制御部206は選択デフォーカス量に基づいて駆動部(図示せず)によってフォーカスレンズ151を光軸に沿って駆動制御して焦点調節する焦点調節制御を行う。
なお、焦点調節制御においては、選択デフォーカス量に応じてフォーカスレンズ151の駆動量が算出される。さらには、フォーカスレンズ151の駆動に応じて撮像素子等の位置制御を行うようにしてもよい。
AE装置108は、AE制御部202および測光センサー203を備えている。測光センサー203は、電荷蓄積型の固体撮像素子であって、測光、露出制御、調光制御、およびフリッカー検出処理などに用いる画像信号(測光画像データという)を出力する。AE制御部202は、測光センサー203の動作を制御し、測光センサー203の出力である測光画像データに基づいて被写体輝度を求める。そして、AE制御部202は当該被写体輝度を示す被写体輝度情報をシステム制御部206に出力する。
さらに、AE制御部202は、測光センサー203を制御して所定の間隔で連続的に複数回の電荷蓄積を行って、複数の測光画像データを得る。そして、AE制御部202は当該測光画像データから得られた被写体輝度の時系列変化を解析する。AE制御部202は当該解析結果に基づいて環境光におけるフリッカーの有無、フリッカー周波数、およびフリッカーのピークタイミング(位相)を検出する。AE制御部202は当該フリッカー検出結果をシステム制御部206に出力する。
システム制御部206は、図示はしないが、CPU、ROM、およびRAMなどを備えている。そして、システム制御部206は被写体輝度情報に基づいて露出演算を行う。レリーズ操作の際には、システム制御部206は露出演算結果に基づいて、絞り152の絞り量を制御して入射光量を調節する。さらに、システム制御部206はフォーカルプレーンシャッタ110を制御して撮像素子111の露光時間を調節する。なお、フリッカー光源下においては、システム制御部206はフリッカー検出結果に基づいて、フォーカルプレーンシャッタ110の開閉を制御する制御タイミングを調節する。
ファインダー表示部105には、現在時点で焦点調節処理(所謂オートフォーカス)に用いられる測距点を示す枠などカメラ1の状態を示す各種情報が表示される。ファインダー照明部106は、ファインダー表示部105を照明するためのものであり、システム制御部206およびAE制御部202の双方に接続されている。そして、ファインダー照明部106はシステム制御部206およびAE制御部202によって点灯および消灯制御される。
図示の例では、ファインダー照明部106は、システム制御部206およびAE制御部202の双方が点灯を指示する場合に点灯する。また、ファインダー照明部106は、システム制御部206およびAE制御部202のいずれかが消灯を指示する場合に消灯する。つまり、システム制御部206およびAE制御部202の少なくとも一方が消灯指示を行うと、ファインダー照明部106は消灯する。言い替えると、システム制御部206およびAE制御部202の双方が点灯を指示しない限り、ファインダー照明部106は点灯しない。
システム制御部206は、操作部201からの指示に応じて、AF装置103およびAE装置108を制御して、その検出結果を取得する。操作部201からSW2信号を受けると、システム制御部206は、メインミラー101およびサブミラー102のアップ動作を行って、メインミラー101およびサブミラー102を撮影光路から退避させる。そして、システム制御部206はフォーカルプレーンシャッタ110を制御して撮像素子111に光学像を結像させる。シャッター制御が終了すると、システム制御部206はメインミラー101およびサブミラー102のダウン動作を行う。
撮像素子111は、撮影レンズ150を介して入射した光学像に応じた画像データを生成してシステム制御部206へ出力する。システム制御部206は、撮像素子111の出力である画像データに基づいてディスプレイユニット112に画像を表示するとともに、画像記憶装置207に画像データを書き込む。
図3は、図1および図2に示すカメラで行われる撮影処理の一例を説明するためのフローチャートである。なお、図示のフローチャートに係る処理はシステム制御部206の制御下で行われる。
まず、システム制御部206は、測光開始釦がONとなっているか否かを判定する(ステップS101)。例えば、ユーザーがレリーズボタンを半押ししてSW1信号がONとなっていると、システム制御部206は測光開始釦がONであると判定する。測光開始釦がOFFであると(ステップS101において、NO)、システム制御部206は待機する。
一方、測光開始釦がONとなると(ステップS101において、YES)、システム制御部206はAE制御部202に測光開始釦による測光(以下SW1測光)を指示する(ステップS102)。さらに、ステップS102において、システム制御部206は被写体輝度を求めるためのパラメータ(以下AEパラメータという)をAE制御部202に送る。
AE制御部202は、測光指示(測光開始指示)を受けると、測光指示フラグをONとしてAEパラメーターを内蔵メモリに保存する。なお、AE制御部202の動作については後述する。さらに、システム制御部206はファインダー照明部106の点灯をAE制御部202に許可する。これによって、AE制御部202によるファインダー照明部106の点灯および消灯が制御可能な状態となる。
続いて、システム制御部206は、AE制御部202による被写体輝度情報およびフリッカー検知結果などの測光結果の通知を待つ(ステップS103)。そして、測光結果を受けると、システム制御部206は露出演算を行う(ステップS104)。露出演算の際には、システム制御部206は測光結果に基づいて、ユーザーによって選択された撮影モードなどを考慮して絞り量、シャッター速度、および露光感度(撮影感度)などを決定する。
続いて、システム制御部206の制御下で、AF制御部204は焦点状態検出センサー205を駆動して、その測定結果に基づいて焦点調節に用いる測定点を選択する。AF制御部204は当該選択された測定点におけるデフォーカス量を選択デフォーカス量としてシステム制御部206に送る。システム制御部206は選択デフォーカス量に基づいて駆動部によってフォーカスレンズ151を光軸に沿って駆動制御して焦点調節を行う(ステップS105:AF処理)。
続いて、システム制御部206はステップS105で選択された測距点の位置に応じてファインダー表示部105に測距点を表示する(ステップS106)。なお、ファインダー表示部105には、例えば、AE制御部202によるフリッカー検知結果など測距点以外のカメラ情報を表示するようにしてもよい。なお、ファインダー表示部105およびファインダー照明部106の制御については後述する。
続いて、システム制御部206は、撮影開始釦がONになっているか否かを判定する(ステップS107)。例えば、ユーザーがレリーズボタンを全押しして、SW2信号がONになると、システム制御部206は撮影開始釦がONであると判定する。撮影開始釦がOFFであると(ステップS107において、NO)、システム制御部206はステップS101の処理に戻る。
一方、撮影開始釦がONとなると(ステップS107において、YES)、システム制御部206はAE制御部202にSW1測光停止を指示する(ステップS108)。なお、AE制御部202で行われるSW1測光停止については後述する。そして、システム制御部206は、ステップS104で得られた露出演算結果に基づいて絞り152の絞り量を制御して入射光量を調節する(ステップS109)。さらに、システム制御部206はフォーカルプレーンシャッタ110を制御して撮像素子111の露光時間を調節する(ステップS109:撮影制御)。なお、フリッカー光源下においては、システム制御部206はフリッカー検出結果に基づいてフォーカルプレーンシャッタ110の制御タイミングを調節する。
この際、システム制御部206は撮像素子111を所定の露光感度で駆動する。これによって、撮影レンズ150を介して入射する光学像に応じた画像データが撮像素子111からシステム制御部206に送られる。システム制御部206は撮像素子111の出力である画像データに応じた画像をディスプレイユニット112に表示するとともに、画像記憶装置207へ画像データを書き込む。そして、システム制御部206は撮影処理を終了する。
図4は、図1に示すカメラで行われるファインダー表示および測光処理を説明するためフローチャートである。以下この測光処理をSW1測光処理と呼ぶ。
図3で説明したステップS102の処理において、システム制御部206からAE制御部202にSW1測光指示が送られると、AE制御部202はSW1測光処理を開始する。まず、AE制御部202は測光センサー203を蓄積駆動するタイミングとファインダー照明部106の点灯(点灯期間)および消灯(消灯期間)のタイミングを決定する(ステップS201)。つまり、AE制御部202は測光センサー203の蓄積時間とファインダー照明部106の制御タイミングを求める。
図5および図6は図1に示すAE制御部202で行われる測光処理の一例を説明するための図である。
いま、被写体輝度を求めるために測光センサー203を蓄積駆動(以下蓄積1という)する時間(蓄積時間)をT_AC1とする。また、フリッカーを検出するために測光センサー203を蓄積駆動(以下蓄積2という)する時間をT_AC2とする。なお、時間T_AC1はAEパラメーター又は被写体輝度に応じて求めるようにしてもよく、予め設定された時間としてもよい。また、被写体輝度は測光センサー203の出力に応じて求めるようにしてもよく、別の検出部を用いて被写体輝度を得るようにしてもよい。ここでは、被写体輝度を測光センサー203の出力に基づいて求めるものとする。
被写体が明るい場合には、測光センサー203の蓄積時間を短くしても十分な測光精度が得られるが、被写体が暗い場合に測光センサー203の蓄積時間が短いと測光精度が低下する。よって、被写体が暗い場合には、測光センサー203の蓄積時間を長くする必要がある。なお、初回のSW1測光の場合には、前回の被写体輝度情報は存在しないので、測光センサー203の蓄積時間として予め設定された時間を用いる。
フリッカーの光量変化周期および特徴点(光量の変化のピークおよびボトムタイミング)を精度よく検出するためには、所定の間隔で測光センサー203を連続蓄積制御する必要がある。よって、蓄積時間T_AC2を被写体輝度に応じて変化させることなく所定の時間とする。
蓄積1の開始および終了のタイミングをそれぞれ時刻t0およびt1とし、蓄積2の開始および終了のタイミングをそれぞれ時刻t4およびt5とする。また、ファインダー照明部106の点灯時間をT_ONとし、蓄積1の終了後における点灯および消灯のタイミングをそれぞれ時刻t2およびt3する。そして、蓄積2の終了後における点灯および消灯のタイミングをそれぞれ時刻t5およびt6とする。
なお、図示の例では、蓄積2の終了後、直ちにファインダー照明部106を点灯制御するようにしており、蓄積2の終了時間とファインダー照明部106の点灯時間とは略一致する。また、蓄積2の終了後にファインダー照明部106の点灯および消灯制御した後、直ちに次回の周期における蓄積1を開始する。よって、t6=t0である。
上述のタイミングで測光センサー203の蓄積とファインダー照明部106の点灯および消灯制御を周期的に行う。ここでは、当該制御の1周期(1制御周期:1期間)をT_CYとする。なお、図示の例では、蓄積時間T_AC1のみを変更して、その他の動作タイミングは変更しない。つまり、時刻t1のタイミングは蓄積時間T_AC1に応じて変化するが、時刻t2から時刻t6のタイミングは変化しない。
再び図4を参照して、AE制御部202は、測光センサー203を蓄積駆動させるタイミングとファインダー照明部106の点灯および消灯制御のタイミングを決定するための制御周期タイマーを起動する(ステップS202)。そして、AE制御部202は、測光センサー203を蓄積時間T_CA1で駆動する(ステップS203)。これによって、測光センサー203は、時刻t0で蓄積(電荷蓄積)を開始し、時刻t1で蓄積を終了する。
続いて、AE制御部202は制御周期タイマーのカウントがファインダー照明部106の点灯時刻t2となるまで待機する(ステップS204)。そして、AE制御部202は、ファインダー照明部106の点灯時間が時間T_ONとなるように、ファインダー照明部(光源)106を点灯および消灯制御する(ステップS205)。これによって、ファインダー内照明部106は時刻t2で点灯を開始し、時刻t3で消灯する。
次に、AE制御部202は制御周期タイマーのカウントが蓄積2の開始時刻t4となるまで待つ(ステップS206)。そして、AE制御部202は、測光センサー203を蓄積時間T_CA2で駆動する(ステップS207)。これによって、測光センサー203は時刻t4で蓄積を開始し、時刻t5で蓄積を終了する。
続いて、AE制御部202は測光指示を示す測光指示フラグがONであるか否かを判定する(ステップS208)。なお、SW1測光においては、AE制御部202は測光指示を受けて動作を開始するので最初の判定は必ず真(YES)となり、2回目以降の判定はシステム制御部206の動作状況に応じて真偽が変化する。
測光指示フラグがONであると(ステップS208において、YES)、AE制御部202はAEパラメーターに応じて被写体輝度情報とフリッカー検知結果を示す測光結果を求めて当該測光結果をシステム制御部206に通知する(ステップS209)。さらに、AE制御部202は測光指示フラグをOFFとする。
次に、AE制御部202は、ファインダー照明部106の点灯時間がT_ONとなるように、ファインダー照明部106を点灯および消灯制御する(ステップS210)。これによって、ファインダー照明部106は時刻t5で点灯を開始し、時刻t6で消灯する。なお、測光指示フラグがOFFであると(ステップS208において、NO)、AE制御部202はステップS210の処理に進む。
続いて、AE制御部202は、システム制御部206によってSW1測光停止が指示されたか否かを判定する(ステップS211)。図3で説明したステップS108の処理において、SW1測光停止が指示されていると(ステップS211において、YES)、AE制御部202はSW1測光を終了する。一方、SW1測光停止が指示されていないと(ステップS211において、NO)、AE制御部202はステップS201の処理に戻る。
図5および図6を参照して、システム制御部206からSW1測光指示を受けると、AE制御部202は測光センサー203における蓄積1および蓄積2とファインダー照明部106の点灯および消灯を繰り返して行う。ファインダー照明部106における点灯および消灯のタイミングは、蓄積1の蓄積時間に拘わらず一定である。
AE制御部202は測光指示S1に応じてシステム制御部206に初回の測光結果R1通知を通知する。その後、次の制御周期が始まるまでにシステム制御部206から測光指示S2を受けると、AE制御部202は測光センサー203およびファインダー照明部106を制御する。そして、AE制御部202はシステム制御部206に測光結果R2を通知する。
一方、測光結果R2通知を通知した後、次の制御周期が始まるまでにシステム制御部206から測光指示S3を受けないと、AE制御部202は測光センサー203およびファインダー照明部106を行うが、測光結果を通知しない。そして、AE制御部202は測光指示S3に応じた測光結果R3として、次回の制御周期で測光センサー203を制御した際の測光結果を通知する。
このようにして、制御周期が始まるまでに測光指示を受けた場合にのみ、測光結果を通知するようにすれば、測光指示に対する測光結果は測光指示とともに送られるAEパラメーターを反映した蓄積制御および演算の結果であることが保証できる。また、測光指示に対する測光結果の取得が完了しない場合であっても、ファインダー照明部106の点灯周期を変化しないので、ユーザーがファインダーを覗いている際、ファインダー内の点灯状態が不自然に変化することを抑制することができる。
この場合、取得が完了しない測光結果については、1周期分遅れてシステム制御部206に通知されるので、タイムラグが生じるものの、システム制御部206は正確な測光結果に基づいて新たな測光指示を送ることができる。
このように、本発明の第1の実施形態では、測光センサー203およびファインダー照明部106の制御を周期的に行うことができる。これによって、ファインダー照明部106の点灯および消灯のタイミングの変化を軽減して、ユーザーがカメラ情報をリアルタイムで認識することが可能となる。なお、ファインダー照明部106の点灯の周期を24〜30Hz以上、つまり、時間T_CYを約67ms〜約83ms以上に設定すれば、ユーザーにはファインダー照明部106がほぼ点灯しているように認識させることができる。
[第2の実施形態]
続いて、本発明の第2の実施形態によるカメラの一例について説明する。なお、第2の実施形態によるカメラの構成は図1および図2に示すカメラと同様である。
第2の実施形態によるカメラにおいては、図4に示すフローチャートにおいてステップS201の処理における制御タイミングt1〜t6の決定手法が異なる。
第2の実施形態においても時間T_AC1およびT_AC2は第1の実施形態と同様の手法で決定される。第2の実施形態では、ファインダー照明部106の点灯時間T_ONは被写体輝度に応じて設定される。なお、点灯時間T_ONの算出に当たっては、被写体輝度および点灯時間T_ONの関係を記録したテーブルを用いるようにしてもよく、被写体輝度に基づいて点灯時間T_ONを求めるようにしてもよい。
AE制御部202は、決定した点灯時間T_ONに応じて、蓄積1の終了後のファインダー照明部106の点灯タイミングt2を、次の式(1)によって求める。
t2=t0+1/2・T_CY−T_ON (1)
さらに、AE制御部202は蓄積2の開始タイミングt4および終了タイミングt5をそれぞれ次の式(2)および式(3)によって求める。
t4=t0+T_CY−(T_AC2+T_ON) (2)
t5=t0+T_CY−T_ON (3)
蓄積および点灯の合計時間が制御周期を超えてしまったとする。つまり、T_ONおよびT_ACとT_CYの関係が次の式(4)で示す関係となったとする。
T_ON+Max(T_AC1,T_AC2)>1/2×T_CY (4)
この場合、AE制御部202は、例えば、式(5)で示すように、制御周期T_CYを変化させる。
T_CY=2×(T_ON+Max(T_AC1,T_AC2)) (5)
この場合には、照明の点灯周期が長くなって、ユーザーが感じるちらつき感は増加するものの、被写体輝度の算出にあたって必要な精度を得るための蓄積時間とユーザーがファインダー内表示を確認するために十分な輝度を確保することができる。
図7は、本発明の第2の実施形態によるカメラで行われる測光処理の一例を説明するための図である。
図7に示すように、被写体が明るい場合には、時間T_AC1を短くすることができるので、蓄積1の終了後のファインダー照明部106の点灯タイミングt2を前倒しすることができる。さらに、蓄積2の開始タイミングt4を早めることによって蓄積終了および点灯タイミングt5を前倒しすることができる。
このように、本発明の第2の実施形態では、点灯タイミングt2およびt5を変化させることによって、ファインダー照明部106の明るさを被写体輝度に応じて変化させて、ファインダー照明部105の視認性を向上させることができる。時間T_CYが変化しない限り、ファインダー照明部106の消灯タイミングは、蓄積1の時間に拘わらず、一定となる。
上述の説明から明らかなように、図2に示す例では、AE装置108が測光手段として機能し、AE制御部202およびシステム制御部206が制御手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法として、この制御方法を撮像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを撮像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
[その他の実施形態]
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
103 AF装置
104 ピント板
105 ファインダー表示部
106 ファインダー照明部
108 AE装置
202 AE制御部
203 測光センサー
204 AF制御部
205 焦点状態検出センサー
206 システム制御部

Claims (8)

  1. 被写体を観察するファインダー光学系を備える撮像装置であって、
    前記ファインダー光学系に配置され前記撮像装置に関する情報を表示する表示部と、
    前記表示部を照明する光源と、
    前記ファインダー光学系を介して前記被写体の測光を行う測光手段と、
    前記測光手段による測光を開始する測光開始指示があると、前記光源を周期的に点灯および消灯して、前記光源が消灯されている消灯期間に前記測光手段による測光を行う制御手段と、
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記制御手段は、前記光源を点灯するタイミングおよび前記光源を消灯するタイミングの少なくとも一方を所定のタイミングで制御することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記制御手段は、前記測光手段によって前記被写体の輝度を求めるための第1の測光と、前記被写体を撮影する際のフリッカーを検出するための第2の測光とを行い、前記第2の測光に要する時間を予め設定された時間とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記制御手段は、前記被写体の明るさに応じて前記第1の測光に要する時間を変更することを特徴とする請求項3に記載の撮像装置。
  5. 前記制御手段は、前記第1の測光および前記第2の測光と前記光源の点灯および消灯とを行う期間を1制御周期として前記測光手段および光源を制御することを特徴とする請求項3又は4に記載の撮像装置。
  6. 前記制御手段は、前記光源の点灯時間を前記被写体の輝度に応じて決定することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 被写体を観察するファインダー光学系と、前記ファインダー光学系に配置され前記撮像装置に関する情報を表示する表示部と、前記表示部を照明する光源と、前記ファインダー光学系を介して前記被写体の測光を行う測光手段とを備える撮像装置の制御方法であって、
    前記測光手段による測光を開始する測光開始指示する第1のステップと、
    前記測光開始指示があると、前記光源を周期的に点灯および消灯制御して、前記光源が消灯されている消灯期間に前記測光手段による測光を行う第2のステップと、
    を有することを特徴とする制御方法。
  8. 被写体を観察するファインダー光学系と、前記ファインダー光学系に配置され前記撮像装置に関する情報を表示する表示部と、前記表示部を照明する光源と、前記ファインダー光学系を介して前記被写体の測光を行う測光手段とを備える撮像装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記撮像装置が備えるコンピュータに、
    前記測光手段による測光を開始する測光開始指示する第1のステップと、
    前記測光開始指示があると、前記光源を周期的に点灯および消灯制御して、前記光源が消灯されている消灯期間に前記測光手段による測光を行う第2のステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
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