JP2015523000A - デジタル位相検出器の低電力で小面積のデジタル積分器 - Google Patents

デジタル位相検出器の低電力で小面積のデジタル積分器 Download PDF

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Abstract

例示的な実施形態では、位相同期ループ回路は基準信号およびソース信号を受信する第1回路を含むことができる。第1回路は基準信号とソース信号との位相差を示す補正信号を生成することができる。位相同期ループは補正信号を受信する第2回路を含むことができる。第2回路は補正信号の位相デジタル変換を示すデジタル信号を生成することができる。位相同期ループはデジタル信号を受信する第3回路を含むことができる。第3回路はデジタル信号の変換された電圧を示す制御信号を生成することができる。位相同期ループは制御信号を受信する第4回路を含むことができる。第4回路は制御信号に応答してソース信号を生成することができる。

Description

本発明は、位相同期ループシステムに関する。
位相同期ループシステムとは、基準信号に対して固定位相関係を有するソース信号を生成するように構成されている制御システムである。位相同期ループは、無線、電気通信、コンピュータおよび他の電子アプリケーションで広く使用されている。位相同期ループは、クロック・データ・リカバリ(clock and data recovery : CDR)回路を含む多数のアプリケーションで使用することができる。例えば、いくつかのシステムでは、追加のタイミング基準なくデータを受信機に送信することができ、CDR回路を使用して受信機でタイミング情報を再生することができる。
図1は、従来のアナログ位相同期ループ100の実施例を示す。位相同期ループ100は基準信号102を入力して、ソース信号104を出力することができる。出力されるソース信号104の位相は基準信号102の位相に関係付けることができる。
位相同期ループ100は位相検出器106を含むことができる。位相検出器106は入力として基準信号102およびソース信号104を受信して、基準信号102とソース信号104との位相差を示す補正信号110を生成することができる。補正信号110を生成するためには多数の位相検出器の構成が利用できる。位相検出器は通常線形および非線形として特徴付けられる。線形位相検出器は、基準信号102とソース信号104との位相関係の差に比例した出力信号を有する。非線形位相検出器はこのような比例性はなく、通常、早いまたは遅い(early or late)2つの状態を有する。非線形位相検出器はデジタル位相検出器としても知られている。補正信号110はループフィルタ112によってフィルタされて、制御信号114を生成することができる。ループフィルタ112は補正信号110の高周波部分を減衰するローパスフィルタを含むことができる。このローパスフィルタは一般に補償ゼロの積分器の形態で実施される。補償ゼロの積分器は通常チャージポンプ回路および直列の抵抗器−コンデンサを備えて実施される。所要のキャパシタンスは通例非常に大きい(1nFよりはるかに大きい)ため、これは通常外部コンポーネントであり、補償ゼロの積分器を集積回路(IC)技術に導入するのが難しくなっている。
位相同期ループ100は電圧制御発振器116を含むことができる。電圧制御発振器116は、一般に、発振信号、例えば、ソース信号104を出力するように構成することができる。発振信号の周波数は電圧制御発振器116によって出力される電圧に左右されるであろう。制御信号114は、周期的な振動をもつソース信号104を生成するように、電圧制御発振器116を駆動することができる。ソース信号104の周波数は制御信号114の電圧によって制御することができる。
ソース信号104および基準信号102の位相が一致しているとき、制御信号114の電圧、つまり、ソース信号104の周波数は変化しないままにすることができる。ソース信号104の位相が基準信号102の位相より遅れる場合、位相検出器106は、得られる制御信号114が電圧制御発振器116にソース信号104の周波数を速く(speed up)させるように、補正信号110を生成することができる。例えば、制御信号114の電圧を上げることができる。逆に、ソース信号104の位相が基準信号102より進む場合、位相検出器106は、制御信号114が電圧制御発振器116にソース信号104の周波数を遅く(slow down)させるように、補正信号110を生成することができる。例えば、制御信号114の電圧を下げることができる。
いくつかのシステムでは、ソース信号104および基準信号102は、基準周波数が高すぎるか、または低すぎる場合に、位相同期能力を失うことができる。例えば、ソース信号104および基準信号102は、周波数の一致を生じさせるために必要な電圧をシステムが達成できない場合に、位相同期能力を失うことができる。いくつかのシステムでは、位相同期ループ100が同期を達成できない場合、制御信号114の電圧はシステムの供給電圧または接地電圧付近に駆動されるであろう。いくつかのシステムでは、ウィンドウ比較器がループの周波数取得段階中に制御信号114の電圧を監視することができる。制御信号114の最終収束電圧が高閾値未満かつ低閾値より上である場合、ウィンドウ比較器は、CDRが構成されたすべての環境条件においてロックを保証するための適正な範囲で、ソース信号104が基準信号102に周波数同期することを示す信号を出力することができる。高閾値は供給電圧に基づくことができ、低閾値は接地電圧に基づくことができる。制御信号114の電圧が高閾値より上、または低閾値未満である場合、ウィンドウ比較器はソース信号104が基準信号102に周波数同期しないことを示す信号を出力することができる。
いくつかのアプリケーションでは、ソース信号104は基準信号102のタイミング基準(クロック)を判定するために使用することができる。例えば、いくつかの通信システムでは、追加クロック情報がなくてもデータを受信機に送信することができる。例えば、いくつかの光通信システムでは、クロック情報を伴わなくても、データを光ファイバを介して送信して、受信機で受信させることができる。いくつかの実施形態では、位相同期ループ100は、一般にCDRとして知られる受信データからクロック情報を抽出するように使用することができる。
従来のCDRは、図1に示すループフィルタも必要とする。また、大きなキャパシタンスも必要となるので、最新のIC技術にそのコンポーネントを統合するのは非常に難しくなるであろう。
図2は、デジタルフィルタ206を含む従来のデジタル位相同期ループ200を示す。補正信号110はアナログ・デジタル変換器204によってデジタル補正信号202に変換される。デジタル補正信号202はデジタル信号処理技術を用いてデジタルフィルタ206によって処理されて、図1を参照して説明したループフィルタ112と同等のフィルタリングを得ることができる。デジタルフィルタ出力208はデジタル・アナログ変換器212によってアナログ信号210に変換することができる。代わりに、デジタルフィルタ出力208はデジタル制御発振器(図示せず)を直接駆動することができる。
本概要は、以下の詳細な説明で詳しく説明する概念の抜粋を簡素化した形態で紹介するために提供する。本概要は請求する主題の主要な特色または本質的な特徴を特定するために意図されるものでも、または請求する主題の範囲の判断の助けとして使用されることを意図されるものでもない。
いくつかの実施形態は、基準位相を含む基準信号を受信し、基準位相に関係付けられているソース位相(source phase)を含むソース信号を生成する位相同期ループ回路を含むことができる。位相同期ループは基準信号およびソース信号を受信するように構成されている第1回路を含むことができる。第1回路はさらに基準信号とソース信号との位相差を示す補正信号を生成するように構成することができる。位相同期ループは補正信号を受信するように構成されている第2回路をさらに含むことができる。第2回路はさらに補正信号の位相デジタル変換を示すデジタル信号を生成するように構成することができる。位相同期ループはデジタル信号を受信するように構成されている第3回路をさらに含むことができる。第3回路はさらにデジタル信号の変換値を示す制御信号を生成するように構成することができる。位相同期ループは制御信号を受信するように構成されている第4回路をさらに含むことができる。第4回路はさらに、制御信号に応答してソース信号を生成するように構成することができる。
いくつかの実施形態は基準位相を含む基準信号からソース信号を生成する方法を含むことができる。ソース信号は基準位相に関係付けられているソース位相を含むことができる。方法は基準信号およびソース信号を受信することを含むことができる。方法は、基準信号とソース信号との位相差を伝える補正信号を生成することをさらに含むことができる。方法は、補正信号の位相デジタル変換を伝えるデジタル信号を生成することをさらに含むことができる。方法は、デジタル信号の変換値を伝える制御信号を生成することをさらに含むことができる。方法は、制御信号に応答してソース信号を生成することをさらに含むことができる。
いくつかの実施形態は、基準位相を含む基準信号を受信して、基準位相に関係付けられているソース位相を含むソース信号を生成する位相同期ループ回路を含むことができる。位相同期ループ回路は基準信号とソース信号との位相差を伝える補正信号生成手段を含むことができる。位相同期ループ回路は補正信号の位相デジタル変換を伝えるデジタル信号生成手段をさらに含むことができる。位相同期ループ回路はデジタル信号の変換値を伝える制御信号生成手段をさらに含むことができる。位相同期ループ回路は制御信号に応答してソース信号を生成する手段をさらに含むことができる。
本書で説明する実施形態は、最新のIC技術を用いて高レベルの集積に適した、超低消費電力化および小型化をもたらすように、デジタル位相検出器の出力をデジタル化するシステムおよび方法を説明する。デジタル位相検出器の出力はデジタル信号であり、そのためデジタルフィルタで処理することができる。しかし、高ビットレートでは、デジタル信号は通常ラインレートで進んでいるので、信号は処理の前に間引きされて、合理的なクロックレートにダウンサンプルされることがある。本書で説明する実施形態は、デジタル位相検出器のデシメータおよびダウンサンプラとしてのシグマ・デルタ変調器の使用を開示する。
従来のアナログ位相同期ループの実施例を示す。 従来のデジタル位相同期ループの実施例を示す。 改良型位相同期ループを示す。 電圧制御発振器を含む図3の位相同期ループの例示的な実施形態を示す。 デジタル制御発振器を含む図3の位相同期ループの例示的な実施形態を示す。 基準信号からソース信号を生成する方法を示すフローチャートである。
本書で説明する実施形態は、最新のIC技術を用いて高レベルの集積に適した、超低電力化および小型化をもたらすデジタル位相検出器の出力をデジタル化するシステムおよび方法を説明する。
ここで請求する主題は、何らかの欠点を解決し、または上記説明したものなどの環境のみで動作する実施形態に制限されるものではない。むしろ、この背景は本書で説明するいくつかの実施形態を実施できる一つの例示的な技術分野を示すために提供しているにすぎない。
実施形態の追加の特徴および利点は、以下の説明に記載され、部分的にはその説明から明らかになるであろう、または実施形態の実施から習得できるであろう。実施形態の特徴および利点は、添付の請求項で特に指摘される手段および組合せによって実現し、得ることができる。本実施形態のこれらの特徴および他の特徴は、以下の説明および添付の請求項からより完全に明らかになるであろう、または以下に記載される実施形態の実施から習得できるであろう。
本実施形態の上記および他の利点および特徴を一層明確にするために、実施形態のより具体的な説明を、添付の図面に図示するその具体的な実施形態を参照して行う。これらの図面は本発明の代表的な実施形態を描いているにすぎず、そのためその範囲を制限すると見なしてはならない。実施形態は添付の図面の使用によりさらに具体的かつ詳細に記述し、説明する。
実施形態は位相同期ループシステムに関する。
図2に図示する従来のデジタル位相同期ループは外部コンポーネントなしでデジタルフィルタ206を実装でき、図1に図示する従来のアナログ位相同期ループ100と比較したときの利点である。図2を参照して説明するアーキテクチャは、非常に高いクロックレートで動作する加算器およびDACなどのコンポーネントを必要とする。高クロックレートで加算器およびDACを動作させることは、高消費電力と言い換えることができる。より低いクロックレートでこれらのコンポーネントや他のコンポーネントを動作させるためのソリューションが構成されてきた。ある具体的なソリューションが、ピー・ケー・ハヌモルら(P.K. Hanumolu, et al.)、A 1.6 Gbps Digital CDR、IEEE Custom Integrated Circuits Conference、603〜606ページ(2006年)に記述されており、これは多重分離および多数決回路を採用する。しかし、多重分離および多数決回路にはまだ多くのラッチや加算器が必要で、本書で説明する実施形態よりも大きな面積を占め、多くの電力を消費する。
図3は、デジタル位相検出器306と連続時間シグマ・デルタ(continuous-time sigma- delta : CTSD)変調器310とを備えており、CTSD変調器310がデシメータ(decimator)として機能する位相デジタル変換器を含む改良型位相同期ループ300を図示する。デシメータとはデジタル入力をデジタルでフィルタおよびダウンサンプルするデジタル機能である。従来の一次CTSD変調器の実施例を図4Aのブロック415に示す。
位相同期ループ300は基準信号302を受信して、ソース信号(source signal)304を出力することができる。いくつかの実施形態では、ソース信号304は基準信号302の再生クロックを含むことができる。位相同期ループ300は、図1および図2の従来のアナログ位相同期ループおよびデジタル位相同期ループよりもいくつかの利点を提供することができる。位相同期ループ300の利点には、ノイズ耐性の向上およびコンデンサの圧電効果を含むことができるが、これだけに限定されない。位相同期ループ300は外部ループフィルタコンデンサの必要性をなくすことができる。位相同期ループ300は、電力と広い空間要件の減少も示すことができる。従来の位相同期ループに対して、位相同期ループ300は物理的なコンポーネントを変えなくても様々なプロトコルの要件を満たすようにプログラミングすることができる。
位相同期ループ300は、デジタルウィンドウ比較器(digital window comparator)318を位相同期の判定のために使用することもできる。デジタルウィンドウ比較器318はデジタルドメインでの温度補償を可能にすることができ、これはアナログドメインの温度補償よりも好ましい。パラレル通信伝送を採用するアプリケーションでは、位相同期ループ300の利点は増大するであろう。位相同期ループ300はここに述べていない他の利点を示すことができる。図4Aおよび図4Bを参照して説明する位相同期ループ回路、ならびに図5を参照して説明する方法も、ここで述べる利点および追加の利点を示すことができる。
位相同期ループ300は位相デジタル変換器307を含む。位相デジタル変換器307は、CTSD変調器310と累算器(accumulator)314とを含むことができる。いくつかの実施形態では、CTSD変調器310は一次シグマ・デルタ変調器を含むことができる。代わりにまたは追加で、CTSD変調器310は二次またはより高次のシグマ・デルタ変調器を含むことができる。代わりにまたは追加で、CTSD変調器310はカスケード接続した複数のCTSD変調器を含むことができる。いくつかの実施形態では、カスケード接続したCTSD変調器は多段ノイズシェーピング構造(multistage noise shaping structure)を形成することができる。CTSD変調器310はデシメータとして機能することができる。
図示する実施形態では、デジタル位相検出器306はラインレート(line rate)で補正信号308を出力する。例えば、電圧制御発振器326はラインレート周波数で動作することができる。代替実施形態では、VCOは、1/2、1/4または1/8などのサブレートで動作することができる。このデジタルストリームはCTSD変調器310によってフィルタして、クロック信号309をCTSD変調器310に提供するので、補正信号308の生成に使用されるクロックよりもはるかに少なくダウンサンプルすることができる。いくつかの実施形態では、クロック信号309は電圧制御発振器326の周波数に非同期にすることができ、またはクロック信号309は電圧制御発振器326の周波数の何らかの整数分周であってもよい。
いくつかの実施形態では、CTSD変調器310は補正信号308を入力して、補正信号308に基づき変調信号312を生成することができる。累算器314は変調信号312およびクロック信号309を入力して、デジタル信号316を出力することができる。いくつかの実施形態では、累算器314はデジタル信号316としてデジタルワードを出力することができる。いくつかの実施形態では、デジタルワードは累算器314に格納されているカウントに基づくことができる。いくつかの実施形態では、図3に図示するように、デジタル信号316はデジタル・アナログ変換器322によってアナログ信号323に変換することができる。
必須ではないが、図3に図示するように、加算器325はアナログ信号323および補正信号308を合算して、アナログ制御信号324を形成することができる。アナログ制御信号324は、ソース信号304を出力するように、電圧制御発振器326を駆動することができる。ある例示的な実施形態では、基準信号302がソース信号304より進んでいるとデジタル位相検出器306が検出すると、得られるアナログ制御信号324は電圧制御発振器326にソース信号304の周波数を上げさせることができる。同様に、ソース信号304が基準信号302より進んでいるとデジタル位相検出器306が検出すると、得られるアナログ制御信号324は電圧制御発振器326にソース信号304の周波数を下げさせることができる。
位相同期ループ300はデジタルウィンドウ比較器318を含むことができ、デジタルウィンドウ比較器318を周波数取得段階中の同期状態を定量化して、同期信号320を生成するように使用することができる。ウィンドウ比較器とは、一般に、信号の特性を高閾値および低閾値と比較するデバイスである。デジタルウィンドウ比較器318は位相同期ループ300が位相同期能力を失っているかどうかを示すことができる。位相同期ループ300は、基準周波数が高すぎるか、または低すぎる場合に位相同期能力を失うことができる。例えば、位相同期ループ300は、特定の周波数一致を生じさせるのに必要な電圧がシステムによって達成できない場合に、位相同期能力を失うことができる。デジタルウィンドウ比較器318は、信号の特性が高閾値よりも高いか、または低閾値未満である場合に警告を示す同期信号320を出力することができる。デジタルウィンドウ比較器318は、位相同期ループ300が位相同期を達成できるかどうかを判定するために、デジタル信号316を監視することができる。いくつかの実施形態では、高閾値および低閾値は、電圧制御発振器326に送る達成可能な電圧をもたらすことのできる最高および最低デジタル信号316に基づくことができる。
デジタル信号316と電圧制御発振器326に提供されるアナログ制御信号324とには関係があるため、アナログ制御信号324で実行してもよいウィンドウ比較は、代わりにデジタル信号316で行うことができる。また、電圧制御発振器326の中心周波数は温度依存性を有するかもしれないため、所定の周波数のアナログ制御信号324の電圧は温度の関数として変化するかもしれない。その結果、デジタルウィンドウ比較器318の基準レベルは、位相同期が達成される時点の温度に依存して温度補償することができる。温度依存性は個々の電圧制御発振器間で変わる可能性があるので、温度補償は特定の位相同期ループによって変える必要があるかもしれない。アナログウィンドウ比較器を使用して、特定の位相同期ループ間での温度補償の変更をするのは難しいことがある。しかし、デジタルウィンドウ比較器318で温度補償を変更することは、より簡単に行える。
図4Aは、いくつかの実施形態による位相同期ループ400のより具体的な実施態様を示す。位相同期ループ400は、図3を参照して説明した位相同期ループ300と同様に動作することができる。位相同期ループ400は基準信号402を入力して、ソース信号404を出力することができる。いくつかの実施形態では、位相同期ループ400は、Bang-Bang型位相検出器(Bang-Bang-type phase detector)としても知られるバイナリアレクサンダ型位相検出器(binary Alexander-type phase detector)406を含むことができる。アレクサンダ型位相検出器406によって出力される補正信号408は、2つの出力状態を含むことができる。例えば、アレクサンダ型位相検出器406は高状態出力および低状態出力を含むことができる。いくつかの実施形態では、基準信号402の位相がソース信号404の位相よりも進んでいるときに、信号を高状態出力で出力することができる。逆に、ソース信号404の位相が基準信号402の位相よりも進んでいるときに、信号を低状態出力で出力することができる。アレクサンダ型位相検出器406はデジタル位相検出器であるため、補正信号408のパルス幅は、基準信号402とソース信号404との位相誤差に関係なく、発振のソース期間(source period of oscillation)と同じにすることができる。これにより、ソース信号404の位相が基準信号402にそれほど位相同期しない代わりに、進みと遅れ状態とで変動するようなループにすることができる。非ゼロ復帰(NRZ)入力信号の場合、NRZ基準信号に遷移がない場合には、高状態出力または低状態出力で信号は出力しない。言い換えると、補正信号408のパルス幅を中位状態に戻すことができる。いくつかの実施形態では、補正信号408のパルスは、前の入力遷移に対する位相比較の結果として、現在の状態を保持することができる。
位相同期ループ400は、CTSD変調器415を含む位相デジタル変換器を含むことができる。ある既定の信号分解能では、CTSD変調器415の物理的コンポーネントは非常にコンパクトにすることができる。いくつかの実施形態では、物理的なコンポーネントのコンパクトさを維持しながら信号分解能を上げるために、高いオーバーサンプリングレートを使用することができる。CTSD変調器415は第1チャージポンプ410と、第2チャージポンプ412と、利得段414と、フリップフロップ416とを含むことができる。第1チャージポンプ410および第2チャージポンプ412の出力は利得段414で入力することができる。いくつかの実施形態では、利得は第1チャージポンプ410対第2チャージポンプ412の電圧比によって設定することができる。いくつかの実施形態では、CTSD変調器415は、アンチエイリアシング(antialiasing)のために、第1チャージポンプ410の後にコンデンサ413を含むことができる。いくつかの実施形態では、コンデンサ413は2ピコファラド(picofarad)から10ピコファラドまでの範囲のキャパシタンスを有することができる。代わりに、コンデンサ413はキャパシタンス差を有することができる。フリップフロップ416は利得段414の出力と、ソース信号404を周波数分周器418に通過させることによって生成されるクロック420aとを入力することができる。いくつかの実施形態では、周波数分周器418はクロック420aを4または8で分周することができる。代わりに、周波数分周器418はクロック420aを異なる量で分周することができる。
いくつかの実施形態では、利得段414およびクロック420aは、第2チャージポンプ412が、コンデンサ413の電圧を平均してフリップフロップ416の閾値付近に維持するために発生しうる準安定性を緩和する(mitigate metastability)ことができる。フリップフロップ416は、パルス密度が補正信号408に比例したデジタル信号422を出力することができる。いくつかの実施形態では、フリップフロップ416は2つの出力を含むことができる。例えば、フリップフロップ416は高状態出力および低状態出力を含むことができる。
アレクサンダ型位相検出器406はデジタル補正信号408を出力し、アレクサンダ型位相検出器406はデータレートクロック周波数を使用しながら、CTSD変調器415は分周クロック420aのレートで作動しているため、本質的にCTSD変調器415はデシメータと同様に作用している。そのため、410、412、413、414および416はまとめてグループ化して、デシメータと定義することができる。いくつかの実施形態では、位相同期ループ400はカスケード接続したCTSD変調器がより低いクロック周波数を使用する2以上のカスケード接続したCTSD変調器を含むことができる。いくつかの実施形態では、第2カスケード接続CTSD変調器は、前のカスケード接続CTSD変調器よりも少ない電力を消費する速度の遅いフリップフロップを含むことができる。
任意で、図4Aに図示するように、位相同期ループ400はデシメータ424をさらに含むことができる。いくつかの実施形態では、デシメータ424はデジタル信号422および分周クロック420bを入力することができる。分周クロック420bはクロック420aよりも低い周波数とすることができる。デシメータは間引きデジタル信号426(decimated digital signal)を出力することができる。いくつかの実施形態では、デシメータ424は間引きクロック428も出力することができる。いくつかの実施形態では、間引きデジタル信号426は複数の信号出力を含むことができる。例えば、デシメータはアップ出力およびダウン出力を含むことができる。間引きデジタル信号426はデジタル信号422よりも低い周波数を有することができる。いくつかの実施形態では、間引きデジタル信号426はデジタル信号422と同じパルス密度を有することができる。いくつかの実施形態では、位相同期ループ400はデシメータ424を省くことができる。
デシメータ424は、デジタル信号422を間引く(decimating)ための周波数分周器を含むことができる。いくつかの実施形態では、周波数分周器はトグル分周器を含むことができる。いくつかの実施形態では、周波数分周器は同期分周器を含むことができる。いくつかの実施形態では、もう一つの周波数分周器を使用することができる。いくつかの実施形態では、トグル分周器の使用は、同期分周器の使用と比較して位相同期ループ400の電力使用を低くすることができる。いくつかの実施形態では、周波数分周器は信号を4または8で分周することができる。いくつかの実施形態では、周波数分周器は信号を別の値で分周することができる。
本書に説明する実施形態は、より多くのフリップフロップおよびバッファを採用する実施態様よりもサイズと消費電力の両面で効率的であろう。例えば、本書で説明する実施形態は、アジズら(Aziz et al.)に付与された米国特許第7,421,050号に記述されるものと同様な実施態様よりも電力効率が高いおよびコンパクト、あるいは電力効率が高いまたはコンパクトであろう。
いくつかの実施形態では、位相同期ループ400は累算器430を含むことができる。累算器430は間引きデジタル信号426および間引きクロック428を入力することができる。いくつかの実施形態では、累算器430はカウンタを含むことができる。いくつかの実施形態では、カウンタは、11ビット、12ビットまたは18ビットのアップダウンカウンタにすることができる。累算器430の深さ(ビット数が高くなるほどカウンタが深くなる)は、図1のアナログ位相同期ループ100で必要とされる外部キャパシタンスに相当するであろう。深いカウンタは大きなキャパシタンスに相当するであろう。いくつかの実施形態では、ファイバチャネルアプリケーション(fiber channel applications)のために12ビットカウンタを含めることができる。いくつかの実施形態では、同期型光ネットワーク(SONET)アプリケーションのために18ビットカウンタを含めることができる。代わりに、別のカウンタを使用してもよい。カウンタのフィルタの深さは動作中に変更することができ、それにより位相同期ループ400の動作中に累算器430の有効キャパシタンスを変更させることができる。いくつかの実施形態では、カウンタは最大カウンタのほぼ半分に予め設定することができる。例えば、カウンタは位相同期ループ400が基準信号402を受信する前に予め設定することができる。いくつかの実施形態では、カウンタはカウントがオーバーフローまたはアンダーフローに達するときに停止することができる。例えば、カウンタはその最大カウントまたは最低カウントに達するときに停止することができる。
いくつかの実施形態では、累算器430は、間引きデジタル信号426に基づいてカウントをインクリメントまたはデクリメントすることができる。デシメータ424を省いた実施形態では、累算器430はデジタル信号422に基づいてカウントをインクリメントまたはデクリメントすることができる。いくつかの実施形態では、累算器430は複数の信号入力を含むことができる。例えば、累算器430はアップ入力およびダウン入力を含むことができる。いくつかの実施形態では、累算器430は、アップ入力で間引きデジタル信号426が受信されたときにカウントをインクリメントすることができる。いくつかの実施形態では、累算器430は、ダウン入力で間引きデジタル信号426が受信されたときにカウントをデクリメントすることができる。いくつかの実施形態では、累算器430は1つの信号入力に基づいてカウントをインクリメントおよびデクリメントすることができる。
累算器430はデジタルワード(digital word)432を出力することができる。いくつかの実施形態では、デジタルワード432は10ビット幅ワードにすることができる。いくつかの実施形態では、デジタルワード432はカウントの10最上位ビット(msb)を含むことができる。10ビットワードはさらに、デジタルワードをアナログ信号433に変換するシグマ・デルタ・デジタル・アナログ変換器(DAC)434によって入力することができる。いくつかの実施形態では、10ビットの分解能は1ボルトのフルレンジで約800kHz、電圧制御発振器438で1ボルト利得あたり約800MHzの最悪の場合の周波数オフセット(δF)に言い換えることができる。いくつかの実施形態では、10ビットの分解能はデータレート(Fdata)が毎秒28ギガビット(Gb/s)のシステムで1ビットあたりの位相シフトが1フェムト秒(δF/F data)になる。
いくつかの実施形態では、シグマ・デルタDAC変換器434は10ビットデジタルシグマ・デルタ変調器を含むことができる。いくつかの実施形態では、シグマ・デルタDAC434は、テキサス・インスツルメンツ・インコーポレーテッド社(Texas Instruments Incorporated)、Implementation of 12−bit delta−sigma DAC with MSC12xx controller、Analog Applications Journal 1Q、27〜32ページ(2002年)に記述されるシグマ・デルタDACおよびフィルタと同様なものにすることができる。いくつかの実施形態では、シグマ・デルタDACフィルタは1MHz未満の帯域幅のフィルタを含むことができる。いくつかの実施形態では、別の帯域幅をもつフィルタを使用してもよい。いくつかの実施形態では、フィルタは、信号が電圧制御発振器438の制御ポートのコモンモードおよびレンジに適合するように利得調整およびレベルシフトを行うために使用することもできる。いくつかの実施形態では、別の種類のデジタル・アナログ変換器を使用してもよい。いくつかの実施形態では、シグマ・デルタDAC434はデジタルワード432をアナログ信号433に変換することができる。いくつかの実施形態では、デシメータ424が位相同期ループ400から省かれているとき、シグマ・デルタDAC434がデジタル信号422または間引きデジタル信号426をアナログ信号433に変換することができる。いくつかの実施形態では、位相同期ループ400はアナログ信号433および補正信号を合算してアナログ制御信号436を生成するように構成されている加算器435を含むことができる。アナログ制御信号436は、電圧制御発振器438を制御するために使用される独特な電圧レベルを有することができる。
電圧制御発振器438は一般に、図3を参照して説明する電圧制御発振器326に相当するであろう。電圧制御発振器438はアナログ制御信号436を入力し、ソース信号404を出力することができる。図4Bに図示するように、位相同期ループ回路450は、図4Aの電圧制御発振器438、加算器435およびシグマ・デルタDAC434の代わりに、デジタル制御発振器439または数値制御発振器を使用することができる。いくつかの実施形態では、デジタルワード432がデジタル制御発振器439を駆動することができる。デジタル制御発振器439は補正信号408を入力して、デジタル制御発振器439にソース信号404の微調整をさせることもできる。
いくつかの実施形態では、位相同期ループ400はウィンドウ比較器440を含むことができる。ウィンドウ比較器440は一般に、図3を参照して説明したデジタルウィンドウ比較器318に相当するであろう。
いくつかの実施形態では、位相同期ループは電流モードロジック(Current Mode Logic : CML)回路および(相補型金属酸化膜半導体)CMOSロジック回路を含むことができる。いくつかの実施形態では、CMOSロジックの使用は位相同期ループ400の電力使用を低下させることができる。いくつかの実施形態では、デシメータ424はCML−CMOS変換器を含むことができ、デシメータ424の出力はCMOSロジックを含むことができる。いくつかの実施形態では、デシメータ424、累算器430、シグマ・デルタDAC434および加算器435の出力、あるいはデシメータ424、累算器430、シグマ・デルタDAC434または加算器435の出力がCMOSロジックを含むことができる。いくつかの実施形態では、デシメータ424、累算器430、シグマ・デルタDAC434、加算器435および電圧制御発振器438、あるいはデシメータ424、累算器430、シグマ・デルタDAC434、加算器435または電圧制御発振器438がCMOSロジック回路を含むことができる。
いくつかの実施形態では、位相同期ループ400はアナログ補償ゼロを含むことができる。いくつかの実施形態では、高速デジタル信号プロセッサ(DSP)を使用しなくても、アナログ補償ゼロがループを機能させることができる。
図5は、基準信号からソース信号を生成する例示的な方法500のフローチャートを示す。方法500は、いくつかの実施形態では、図2、図3および図4、あるいは図2、図3または図4に関係して説明した位相同期ループによって実施することができる。方法500はブロック510で始まり、基準信号およびソース信号を受信することができる。ブロック520で、基準信号とソース信号との位相差を伝える補正信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、補正信号はバイナリ補正信号またはデジタル補正信号を含むことができる。ブロック530で、補正信号の位相デジタル変換を伝えるデジタル信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、位相デジタル変換は補正信号のパルス密度変調を含むことができる。いくつかの実施形態では、位相デジタル変換は補正信号のシグマ・デルタ変調を含むことができる。ブロック540で、デジタル信号の変換値を伝える制御信号を生成することができる。ブロック550で、制御信号に応答してソース信号を生成することができる。いくつかの実施形態では、方法500は繰り返すことができる。いくつかの実施形態では、方法500は、デジタル信号の特性が受入可能な範囲外である信号の生成をさらに含むことができる。
本発明は、その精神または本質的な特徴から逸脱せずに、他の特定の形態で具現化することができる。例えば、可能な限り、本明細書で開示するコンポーネントの一部または全部はソフトウェア、他のハードウェアまたはその組合せで具現化することができる。説明する回路は、周知の回路製造および組み立て方法を用いて、当該回路の組み立てによって製造することができる。このように、開示する実施形態の製造または組立方法は本書でさらに開示される。説明する実施形態はあらゆる点において単に例示的なものと見なし、制限的なものと見なしてはならない。そのため、本発明の範囲は上記説明ではなく、添付の請求項によって示される。請求項の意味および均等の範囲内にあるすべての変更はその範囲内に含まれるべきである。

Claims (20)

  1. 基準位相を含む基準信号を受信して、基準位相に関係付けられるソース位相を含むソース信号を生成する位相同期ループ回路であって、前記位相同期ループ回路は、
    前記基準信号および前記ソース信号を受信して、前記基準信号と前記ソース信号との位相差を示す補正信号を生成するように構成されている第1回路と、
    前記補正信号を受信して、前記補正信号の位相デジタル変換を示すデジタル信号を生成するように構成されている第2回路と、
    前記デジタル信号を受信して、前記デジタル信号の変換値を示す制御信号を生成するように構成されている第3回路と、
    前記制御信号を受信して、前記制御信号に応答して前記ソース信号を生成するように構成されている第4回路と、
    を備える位相同期ループ回路。
  2. 前記第2回路は、前記デジタル信号を間引くように構成されている、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  3. 前記第2回路は、前記デジタル信号をダウンサンプルするように構成されている、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  4. 前記第2回路は、前記デジタル信号を間引きおよびダウンサンプルするように構成されている、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  5. 前記第2回路は、連続時間シグマ・デルタ変調器を含む、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  6. 前記第3回路は、累算器およびデジタル・アナログ変換器を含み、
    前記制御信号は、前記デジタル信号から前記累算器によって生成されるデジタルワードの変換電圧を含む、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  7. 前記デジタル信号を受信して、前記デジタル信号の特徴が受入可能な範囲外であることを伝えるための信号を生成するように構成されているウィンドウ比較器をさらに備える、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  8. 前記第1回路は、バイナリまたはデジタル補正信号を生成するように構成されている位相検出器を含む、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  9. 前記第3回路は累算器を含み、
    前記制御信号は、前記デジタル信号から前記累算器によって生成されるデジタルワードを含み、
    前記第4回路は、前記デジタルワードに応答して前記ソース信号を生成するように構成されているデジタル制御発振器を含む、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  10. 前記第4回路は、電圧制御発振器を含む、請求項1に記載の位相同期ループ回路。
  11. 基準位相を含む基準信号から、前記基準位相に関係付けられるソース位相を含むソース信号を生成する方法であって、前記方法は、
    前記基準信号および前記ソース信号を受信すること、
    前記基準信号と前記ソース信号との位相差を伝える補正信号を生成すること、
    前記補正信号の位相デジタル変換を伝えるデジタル信号を生成すること、
    前記デジタル信号の変換値を伝える制御信号を生成すること、
    前記制御信号に応答して前記ソース信号を生成すること、
    を備える方法。
  12. 前記デジタル信号を生成することは、前記補正信号を間引くことを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記デジタル信号を生成することは、前記補正信号をダウンサンプルすることを含む、請求項11に記載の方法。
  14. 前記デジタル信号を生成することは、前記補正信号を間引きおよびダウンサンプルすることを含む、請求項11に記載の方法。
  15. 前記補正信号の位相デジタル変換は、前記補正信号の連続時間シグマ・デルタ変調を含む、請求項11に記載の方法。
  16. 前記デジタル信号の特性が受入可能な範囲外であることを伝える信号を生成することをさらに備える、
    請求項11に記載の方法。
  17. 前記補正信号は、バイナリ補正信号またはデジタル補正信号を含む、請求項11に記載の方法。
  18. 前記制御信号を生成することは、前記デジタル信号のデジタル・アナログ変換を含む、請求項11に記載の方法。
  19. 基準位相を含む基準信号を受信して、前記基準位相に関係付けられたソース位相を含むソース信号を生成する位相同期ループ回路であって、前記位相同期ループ回路は、
    前記基準信号と前記ソース信号との位相差を伝えるための補正信号を生成する手段と、
    前記補正信号の位相デジタル変換を伝えるためのデジタル信号を生成する手段と、
    前記デジタル信号の変換値を伝えるための制御信号を生成する手段と、
    前記制御信号に応答して前記ソース信号を生成する手段と、
    を備える位相同期ループ回路。
  20. 前記デジタル信号の特性が受入可能な範囲外であることを伝えるための信号を生成する手段をさらに備える、請求項19に記載の位相同期ループ回路。
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