JP2015519248A - 車両用の採光用開口システム - Google Patents

Abstract

車両用窓の開口部と共に使用するための装置は、キャリア、少なくとも１つの成形部材、少なくとも１つのトリムピース、ナット、及び締結具を含んでもよい。キャリアは、第１取付機構及び第２取付機構を備えてもよい。少なくとも１つの成形部材は、キャリアの第１取付機構に着脱可能に固定されてもよい。少なくとも１つのトリムピースは、キャリアの第２取付機構に着脱可能に固定されてもよく、少なくとも１つの成形部材に隣接するように配列されてもよい。ナットは、キャリア又は車両用窓の開口部に接続されてもよい。締結具は、車両用窓の開口部とキャリアとの間に延長されてもよく、キャリア、少なくとも１つのトリムピース、及び少なくとも１つの成形部材を車両用窓の開口部に着脱可能に固定するためにナットに係合させてもよい。【選択図】図２

Description

本出願は、２０１３年４月２４日に出願された米国出願第１３，８６９，５４２号及び２０１２年５月４日に出願された米国仮出願第６１／６４２，５０８号の優先権を主張する。上記の出願全体の内容は、本明細書に参照として含まれる。

本開示は、採光用開口システムに関し、特に車両用モジュール型の採光用開口システムに関する。

本セクションは、本開示に関する背景技術を提供するもので、必ずしも従来技術を提供するものではない。

採光用開口システムは、自然光が車両に入るようにするもので、外部の視界を車両の運転者に提供できるように多種の車両に設けられる。採光用開口システムは、外部の要素（例えば、雨、雪、破片、及び／又は騒音）から車両の内部を保護するのも助ける。典型的な採光用開口システムは、様々な供給者によって提供され、車両の組立工場で車両に組み合わされる複数のコンポーネントを含む。

このような複数のコンポーネントのための取付け機構は、多くの場合、車両の運転者の審美的欲求を満たすように車両の内部構成要素に配置される。したがって、フィット／機能及び交換の容易さは、これらの設計及び供給上の優先事項として考慮される。

本セクションは、本発明の一般的な概要を提供するもので、その全範囲又はその機能の全てを包括的に開示するものではない。

本開示は、車両用窓の開口部に使用するための装置を提供し、キャリア（ｃａｒｒｉｅｒ）、少なくとも１つの成形部材（ｍｏｌｄｉｎｇ ｍｅｍｂｅｒ）、少なくとも１つのトリムピース（ｔｒｉｍ ｐｉｅｃｅ）、ナット、及び締結具（ｆａｓｔｅｎｅｒ）を含んでもよい。キャリアは、第１取付機構及び第２取付機構を備えてもよい。少なくとも１つの成形部材は、キャリアの第１取付機構に着脱可能に固定されてもよい。少なくとも１つのトリムピースは、キャリアの第２取付機構に着脱可能に固定されてもよく、少なくとも１つの成形部材に隣接するように配列されてもよい。ナットは、車両用窓の開口部又はキャリアに接続されてもよい。締結具は、車両用窓の開口部とキャリアとの間に延長されてもよく、キャリア、少なくとも１つのトリムピース、及び少なくとも１つの成形部材を車両用窓の開口部に着脱可能に固定するためにナットを係合させてもよい。

別の形態において、本開示は、キャリア、少なくとも１つの成形部材、少なくとも１つのトリムピース、及び締結具を含むことができる装置を提供する。キャリアは、第１取付機構、第２取付機構、及び一体的に形成されたナットを備えてもよい。少なくとも１つの成形部材は、キャリアの第１取付機構に着脱可能に固定されてもよい。少なくとも１つのトリムピースは、キャリアの第２取付機構に着脱可能に固定されてもよく、少なくとも１つの成形部材に隣接するように配列されてもよい。締結具は、車両用窓の開口部にキャリアを着脱可能に固定するために、車両用窓の開口部及びキャリアの一体的に形成されたナットの間に延長されてもよい。

別の形態において、本開示は、ドアフレーム、窓の開口部、及び採光用開口システムを含むことができる車両を提供する。窓の開口部は、ドアフレーム内に配列されてもよい。採光用開口システムは、ドアフレームに装着されてもよい。採光用開口システムは、キャリア、少なくとも１つの成形部材、及び少なくとも１つのトリムピースを含んでもよい。キャリアは、ドアフレームを介して延長される少なくとも１つの締結具によって窓の開口部に隣接したドアフレームに装着されてもよい。キャリアは、成形部材及びトリムピースをそこに着脱可能に固定するために複数の取付機構を備えてもよい。

また別の形態において、本開示は、車両用窓の開口部に採光用開口システムを固定するための方法を提供する。トリムピースは、採光用開口システムのキャリアの第１取付機構上で加圧される。成形部材は、続いて、トリムピースに隣接した、キャリアの第２取付機構上に着脱可能に固定される。続いて、締結具は、車両用窓の開口部に隣接したドアフレームを介して延長されることができる。最後に、キャリア、トリムピース、及び成形部材は、キャリア内に一体的に形成されたナットに締結具を回転させることによって車両用窓の開口部に固定することができる。

さらなる適用領域は、本明細書の詳細な説明から明白になるであろう。本要約における説明及び特定の実施例は、例示のみを目的としたものであり、本開示の範囲を限定するものではない。

本明細書で説明する図面は、選択された実施形態のみを説明する目的のものであって、可能な全ての適用に対するものではなく、本開示の範囲を限定するものではない。

本開示の原理に係る採光用開口システムを備えた車両の斜視図である。 図１の採光用開口システムの斜視図の一部である。 図２の採光用開口システムの上側部分の分解斜視図である。 図２の線４−４で切ったときの，ドアパネルに固定されたキャリアを含む採光用開口システムの断面図である。 図２の採光用開口システムの柱の部分の分解斜視図である。 図２の線６−６で切ったときの，ドアパネルに固定されたキャリアを含む採光用開口システムの断面図である。

対応する参照符号は、図面のうちいくつかの図を通して対応する部分を示す。

例示的な実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。

例示的な実施形態は、本開示が当業者に充分に、そして完全にその範囲を伝えられるように提供される。多数の特定詳細事項は、本開示の実施形態の完全な理解のために、特定の構成要素、装置、及び方法の例として記載されている。特定詳細事項を採用する必要はないことは当業者には明らかであり、また例示的な実施形態は多くの異なる形態で具体化することができ、いずれも本開示の範囲を制限するものと解釈すべきではない。いくつかの例示的な実施形態では、周知の工程、周知の装置構造、及び周知の技術については詳細には説明しない。

本明細書で使用される用語は、特定の例示的な実施形態を記述する目的のものであって、制限することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、文脈上で明らかに異なるように示さない限り、単数形（「ａ」、「ａｎ」）及びそれ（「ｔｈｅ」）は、複数形を含むことを意図してもよい。含む（「ｃｏｍｐｒｉｓｅｓ」、「ｃｏｍｐｒｉｓｉｎｇ」、「ｉｎｃｌｕｄｉｎｇ」）、及び備える（「ｈａｖｉｎｇ」）という用語は、包括的であるため、規定された特徴、整数、ステップ、作業、要素、及び／又は構成要素の存在を特定するが、１つ以上の他の特徴、整数、ステップ、作業、要素、構成要素、及び／又はそれらのグループの存在を排除するものではない。特に性能の順序として識別されない限り、本明細書に記載する方法のステップ、工程、及び作業は、それらの実行のために、記述又は図示された特定の順序を必要とするように理解されてはならない。追加的ステップ又は他のステップが含まれてもよいことを理解されたい。

要素又は層が他の要素又は層に「結合」、「接続」、「係合」又は「の上に」と言及されるとき、他の要素又は層に直接結合、接続、係合したり、その上にあったりしてもよいし、介在する要素や層が存在してもよい。反対に、要素が異なる要素又は層の「直接上に」、「直接係合」、「直接接続」又は「直接結合」と言及されるとき、介在する要素又は層が存在しなくてもよい。要素間の関係を記述するのに用いられる他の用語は、一般的に（例えば、「間に」と「直接間に」、「隣接して」と「直接隣接して」などのように）解釈されるべきである。ここで使用されるように、用語「及び／又は」は、関連して表示される１つ以上の項目の一部及び全ての組合せを含む。

第１、第２、第３などの用語は、様々な要素、構成要素、領域、層、及び／又は区画を記述するために、本明細書で使用されることがあるが、このような要素、構成要素、領域、層、及び／又は区画は、このような用語によって制限されるべきではない。このような用語は、１つの要素、構成要素、領域、層、又は区画を他の領域、層、又は区画と区別するために使用されてもよい。「第１」、「第２」及び他の数を示すような用語は、本明細書で用いられる場合、文脈によって明確に示されない限り、順序や連続的であることを意味するものではない。したがって、以下で論じる第１の要素、構成要素、領域、層、又は区画は、例示的な実施形態の開示から逸脱することなく、第２の要素、構成要素、領域、層、又は区画と称することができる。

「内部」、「外部」、「下の方」、「下」、「下部」、「上」、「上部」などのような空間的に相対的な用語は、図面に示されるように他の要素又は特徴に対して１つの要素又は特徴の関係を説明するのを容易にするために本明細書で使用され得る。空間的に相対的な用語は、図に示した方向に加えて、使用時又は動作時における装置の異なる方向を包括してもよい。例えば、図面の装置が方向を変えれば、他の要素又は機構の「下」又は「下の方」と説明された要素は他の要素又は機構の「上」を向いてもよい。したがって、例示的な「下」などの用語は、上及び下の両方の向きを包括する可能性がある。装置は異なる方向を向いてもよく（９０度又は他の方向に回転）、本明細書で用いられた空間的に相対する記述語はそれに応じて解釈され得る。

図１〜図６を参照すると、本開示の原理に係る採光用開口システム１０が提供される。特に図１を参照すると、採光用開口システム１０は、以下で詳細に説明するように、窓の開口部１２と窓ガラス１８のフィット感及び仕上げを向上させるために、車両１６のドアフレーム１４内の窓の開口部１２に固定されてもよい。図に示すように、採光用開口システム１０は、前方の運転席側の窓の開口部に組み込むように設計される。しかし、採光用開口システム１０は、車両１６内の他の窓の開口部１２に適用されるように再構成されてもよいことが理解されるべきである。さらに、車両１６は、例えば自動車、ピックアップトラック、スポーツユーティリティビークル、クロスオーバービークル、ミニバン、バン、小型商用車、大型又は産業用車両、軍用車両、建設又は農業設備車両、又は、ＲＶ車（レクリエーションビークル）などの自動車を含む車両の形態であってもよい。車両１６は、形態や種類に関わらず、車両用窓の開口部１２の数に対応する多くの採光用開口システム１０を含むことができることが理解されるべきである。

さらに、図２を参照すると、採光用開口システム１０は、上側部分Ａ及び側面部分Ｂにおいて別々に示されている。上側部分Ａの採光用開口システム１０は、キャリア２２、１つ以上のアップリケ（ａｐｐｌｉｑｕｅ）（例えば、トリムピース２４）、ギャップシール（ｇａｐ ｓｅａｌ）２６、及びガーニッシュモールディング（ｇａｒｎｉｓｈ ｍｏｌｄｉｎｇ）２８を含むように示されている。側面部分Ｂの採光用開口システム１０は、キャリア２２、ガーニッシュモールディング２８、及び１つ以上のアップリケ（例えば、柱アップリケ３０）を含むように示されている。理解されるように、キャリア２２は、対応する構成要素の特定形状を受け入れるように窓の開口部１２の周囲において形態を変更してもよい。

図３及び図４の断面図に示した上側部分Ａにおいて、キャリア２２は、第１取付機構又はフランジ３２、第２取付機構又はチャネル部材（ｃｈａｎｎｅｌ ｍｅｍｂｅｒ）３４、及び第３取付機構又はフランジ３６を規定してもよい。フランジ３２は、窓ガラス１８に実質的に平行に延びるほぼ平坦で細長い部材であってもよく、複数の突出部３８及び少なくとも１つの一体的に形成されたナット４０を含んでもよい。突出部３８は、フランジ３２の第１表面４２から外側に（例えば、車両外部に向かって）延長されてもよい。一方、一体的に形成されたナット４０は、締結具４６を収容するために、第１表面４２の反対側にフランジ３２の第２表面４４から延長されてもよい。一体的に形成されたナット４０は、第１表面４２に隣接したクローズまたはブラインド端（ｃｌｏｓｅｄ ｏｒ ｂｌｉｎｄ ｅｎｄ）４８を備えてもよい。一体的に形成されたナット４０は、周知の方式によってキャリア２２内に挿入成形又は圧入されてもよい。

チャネル部材３４は、一般的にＵ字状の形態で延び、閉端５４によって相互に接続された第１脚５０及び第２脚５２を含んでもよい。第１脚５０及び第２脚５２は、閉端５４の周囲に配列された複数の反対に突出する突起（ｂａｒｂ）５６を規定してもよい。第２脚５２はまた、突起５６から離れた脚５２の部分に沿って挿入された異なる列の突起５８を含んでもよい。閉端５４は、閉端５４の長さに従って第１脚５０及び第２脚５２の反対に延びる***部６０を備えてもよい。フランジ３２とチャネル部材３４は、一体的に形成されてもよく、フランジ３２及びチャネル部材３４の第１脚５０は、略９０度以上の包括的な角度を有する。同様に、チャネル部材３４は、フランジ３６と一体的に形成されてもよく、フランジ３６及びチャネル部材３４の第２脚５２は、略９０度以上の包括的な角度（ｉｎｃｌｕｓｉｖｅ ａｎｇｌｅ）を有する。

フランジ３６は、フランジ３２と実質的に同一平面にあってもよく、フランジ３６の表面６４から垂直に外側（例えば、車両外部に向かう方向）に延びる不連続なリップ部６２を含んでもよい。各々の突出部３８、突起５６、及びリップ部６２は不連続であるように図示され説明されているが、それらはまた、キャリア２２を横切って延びる連続する突出部として提供されてもよいことを理解すべきである。同様に、***部６０が閉端５４の長さに亘って連続することが図示され説明されているが、***部６０は、不連続であってもよく、言い換えると閉端５４の長さに亘って複数の***部として提供されてもよい。

採光用開口システム１０の上側部分Ａの残りの構成要素は、キャリア２２に取り付けるために設計された機構を備えてもよい。特に、トリムピース２４は、一対で内部に突出するアーム６６、外部表面（ｅｘｔｅｒｉｏｒ ｆａｃｉｎｇ ｓｕｒｆａｃｅ）６８、複数の配列部材７０、及びアーム６６のうちの１つから延びるリップ部材７２を含んでもよい。アーム６６は、チャネル部材３４の周囲に延びるような大きさで配列されてもよく、チャネル部材３４の突起５６，５８に対応する位置及び大きさにされた凹部７４を規定してもよい。このような方法によって、トリムピース２４は、キャリア２２上に着脱可能に収容されてもよく、外部表面６８は、窓の開口部１２のための周縁部を規定してもよい。配列部材７０は、窓の開口部１２の周囲で、ギャップシール２６とガーニッシュモールディング２８から離れてトリムピース２４を配列し、離隔化するのを助けてもよい。さらに、リップ部材７２は、ギャップシール２６の収容のためのチャネル開口を提供するためにフランジ３６のリップ部６２と共に配列されてもよい。

ギャップシール２６とガーニッシュモールディング２８の両方は、複数のシール部材７６，７８及びアンカー部材（ａｎｃｈｏｒ ｍｅｍｂｅｒ）８０，８２を各々含んでもよい。シール部材７６，７８は、車両１６の内部への水分、ほこり、騒音、及び／又は破片や異物の侵入を防止するために、車両１６（例えば、車両フレーム）及びトリムピース２４に係合させてもよい。アンカー部材８０は、ギャップシール２６から、リップ部材７２によって提供されたチャネル及びギャップシール２６をキャリア２２に固定するためのリップ部６２へ延長されてもよい。同様に、アンカー部材８２は、ガーニッシュモールディング２８から、突出部３８によって規定されたチャネル及びガーニッシュモールディング２８をキャリア２２に固定するための配列部材７０へ延長されてもよい。ギャップシール２６とガーニッシュモールディング２８の両方は、追加的な保持力のためにキャリア２２の周りに延長されるように形成されてもよい。

図５、及び図６の断面図で示された側面部分Ｂにおいて、キャリア２２は、フランジ部８４、アーム部８６、及び複数のタブ部材（ｔａｂ ｍｅｍｂｅｒｓ）８８を規定する異なる形態を有してもよい。フランジ部８４は、フランジ３２と実質的に類似していてもよい。例えば、フランジ部８４は、窓ガラス１８に平行に延び、複数の細長い突出部９０及び少なくとも１つの一体的に形成されたナット９２を含んでもよい。突出部９０は、フランジ部８４の第１表面９４から外側に（例えば、車両外部に向かう方向に）延長されてもよい。逆に、一体的に形成されたナット９２は、締結具９８を収容するために、第１表面９４の反対側に、フランジ部８４の第２表面９６から外側に延長されてもよい。一体的に形成されたナット９２は、第１表面９４に隣接した閉鎖又はブラインド端部１００を有してもよい。

アーム部８６は、フランジ部８４と一体的に形成されてもよく、取付部１０２で終わってもよい。アーム部８６は、フランジ部８４から傾斜してガーニッシュモールディング２８の収容のための間隔を提供してもよい。例えば、アーム部８６は、略９０度以上、特に１３５度以上傾斜してフランジ部８４に包括的な角度を提供してもよい。取付部１０２は、柱アップリケ３０を収容して配列するように大きさが決定され、角度が決められてもよい。同様に、フランジ部８４及びアーム部８６に垂直に延びたタブ部材８８は、柱アップリケ３０を保持して配列するのを助ける突起１０４を各々含んでもよい。

採光用開口システム１０の側面部分Ｂの残りの構成要素は、キャリア２２に取り付けるように設計された機構を備えてもよい。特に、柱アップリケ３０は、内側に突出するアーム１０６、複数の係止タブ（ｌｏｃｋｉｎｇ ｔａｂｓ）１０８、及び少なくとも１つの配列部材１１０を含んでもよい。アーム１０６は、キャリア２２と共に柱アップリケ３０を配列させるために取付部１０２の周りに延長されるように大きさを決定して配列してもよい。同様に、係止タブ１０８は、タブ部材８８の数と位置に対応させてもよく、突起１０４の収容のためのガイドスロット１１２を含んでもよい。このような方式で、柱アップリケ３０は、キャリア２２上に着脱可能に収容されることができ，外部表面１１４は、トリムピース２４と同様に、窓の開口部１２のための周辺境界を規定してもよい。配列部材１１０は窓の開口部１２の周囲においてガーニッシュモールディング２８から離隔して柱アップリケ３０を配列して離隔させることを助けることができる。

以前に記述した通り、ガーニッシュモールディング２８は、シール及びアンカー部材７８，８２を含んでもよい。側面部分Ｂで、シール部材７８は水分、ほこり、騒音、及び／又は破片や異物が車両１６の内部に入ってくるのを防止するために、車両１６（例えば、車両フレーム）及び柱アップリケ３０に係合させてもよい。アンカー部材８２は、ガーニッシュモールディング２８から，キャリア２２でガーニッシュモールディング２８を固定するための配列部材１１及び突出部９０によって規定されたチャネルへと延長されてもよい。ガーニッシュモールディング２８は、追加的な保持力のためにキャリア２２の周りに延長されるように形成されてもよい。

キャリア２２はトリムピース２４、ギャップシール２６、ガーニッシュモールディング２８、及び柱アップリケ３０との取付けのために特定形態を有するものとして図示されているが、他の形態が本開示の範囲内に含まれるということが理解されなければならない。例えば、キャリア２２は、外部装飾（ｓａｓｈ）モルディン、ベルトモルディン、ミラーセール（ｍｉｒｒｏｒ ｓａｉｌ）モルディン、ガラスランチャンネルシール、アウタードアシール、及び／又は内装窓ガーニッシュを収容するように構成されてもよい。

続いて図４及び図６を参照すると、採光用開口システム１０は、出荷前に事前に組み込まれてもよく、ドアフレーム１４に近接して個別的に装着されてもよい。例えば、採光用開口システム１０が事前に組み込まれたモジュールとして消費者に提供される場合には、キャリア２２及び取り付けられる全ての構成要素は、締結具４６，９８及びナット４０，９２の取付けによって車両１６のドアフレーム１４に固定されてもよい。締結具４６，９８は、車両１６のドアフレーム１４の内部に向かう側面に近いキャリア２２に固定されてもよく、これによって，取り付ける構成要素を変形することなく取り付ける機構アクセス可能になる。内部窓ガーニッシュトリムは、キャリア取付機構（例えば、締結具４６，９８及びナット４０，９２）を覆うために、車両１６に組み付けられてもよい。採光用開口システム１０の事前組立てによって、消費者に出荷される個別的な構成要素の数を減らすことができ、また，モジュールの組立てに使用される第２の備品を許容してもよい。このような第２の備品によって、次第に，よりタイトな公差及び向上したフィット感／仕上げを実現することができる。

しかしながら、採光用開口システム１０が独立的な構成要素として消費者に提供される場合でも、ドアフレーム１４にキャリア２２を固定することによって、ナット内に成形された精巧な寸法によって減少した公差及び向上したフィット感／仕上げを提供してもよい。例えば、ナット４０の外径（ＯＤ）は、精密寸法（例えば、０．２５ミリメートルプラス及び０．００ミリメートルマイナスの公差を有する６．００ミリメートル）を有してもよく、車両１６のドアフレーム１４の内部に向かう側面内の締結孔は、対応する精密寸法（例えば、０．２５ミリメートルプラス及び０．００ミリメートルマイナスの公差を有する６．２５ミリメートル）を有してもよい。残りの構成要素は、クリップ、成形されたスナップ（ｓｎａｐｓ）、及び／又は他の締結具などの普通の取付機構を介してキャリア２２に取り付けることができる。再び、内部窓ガーニッシュトリムは、キャリア取付機構（例えば、締結具４６，９８及びナット４０，９２）を覆うように車両１６に組み込まれてもよい。

一部の実施形態では、ナット４０，９２は、キャリア２２に取り付けたり一体的に形成され、ドアフレーム１４に関連させてキャリア２２を配置させることとして前述したが、１つ以上のナット４０，９２は反対にドアフレーム１４に取り付けたり一体的に形成してもよい。そのような実施形態において、１つ以上の締結具４６，９８をキャリア２２に取り付けたり一体的に形成することができ（例えば、インサート成形）、ドアフレーム１４に関連させてキャリア２２を配置させてもよい。

前述された実施形態の記述は、例示及び説明の目的で提供された。これは、本開示を限定するものではない。例示的な寸法及び公差は、ナット４０及び締結孔の外径として上述されたが、多様なこのような寸法及び／又は公差の一方又は両方が本開示の範囲内にあることが理解されよう。特定実施形態の個別的な要素又は機構は、具体的に図示又は記載されていなくとも、適用可能な場合には選択された実施形態で用いたり変更することが可能であり、一般的に特定の実施形態に制限されることはない。これはまた、多くの方式においても変更され得る。そのような変更は、本開示から逸脱するとはみなされず、全てのそのような変形は、本開示の範囲内に含まれることを意図する。

１０：採光用開口システム
２２：キャリア
２４：トリムピース
４０：ナット
４６：締結具

Claims (20)

1. 第１取付機構及び第２取付機構を備えるキャリアと、
   前記キャリアの第１取付機構に着脱可能に固定される少なくとも１つのトリムピースと、
   前記少なくとも１つのトリムピースに隣接するように配列されて前記キャリアの第２取付機構に着脱可能に固定される少なくとも１つの成形部材と、
   前記キャリア又は車両用窓の開口部に接続されるナットと、
   前記車両用窓の開口部と前記キャリアとの間に延長されて、前記キャリア、前記少なくとも１つのトリムピース、及び前記少なくとも１つの成形部材を前記車両用窓の開口部に着脱可能に固定するために前記ナットを係合させる締結具と、
   を含む、車両用窓の開口部と共に用いるための装置。
2. 前記ナットは、キャリアに一体的に形成される、請求項１に記載の装置。
3. 前記キャリアの第１取付機構は、その閉端から延びる***部を有するチャネル部材である、請求項１に記載の装置。
4. 前記キャリアの第２取付機構は、第１表面から延びる複数の突出部を有するフランジ部材である、請求項１に記載の装置。
5. 前記ナットは、前記第１表面に隣接した閉端を含む、請求項４に記載の装置。
6. 前記キャリアに接続された第３取付機構をさらに含み、前記第３取付機構及び前記少なくとも１つのトリムピースのうちの少なくとも一部は、前記車両用窓の開口部に少なくとも１つのシール部材を着脱可能に固定するためのチャネルを規定する、請求項１に記載の装置。
7. 前記キャリアの第３取付機構はフランジ部材であって、前記フランジ部材の表面から延長される不連続的なリップ部を備える、請求項６に記載の装置。
8. 前記キャリアに接続された第３取付機構をさらに含み、前記第３取付機構は、前記第１及び第２取付機構へ垂直に延長された複数のタブを含む、請求項１に記載の装置。
9. 前記トリムピースは、前記第３取付機構の複数の延長されたタブに固定される複数の係止タブを含む、請求項８に記載の装置。
10. ドアフレームと、
    前記ドアフレーム内の窓の開口部と、
    キャリア、少なくとも１つの成形部材、及び少なくとも１つのトリムピースを含み前記ドアフレームに装着された採光用開口システムと、
    を含み、
    前記キャリアは、前記ドアフレームを介して延長される少なくとも１つの締結具によって前記窓の開口部に隣接した前記ドアフレームに装着され、前記キャリアは、前記成形部材及び前記トリムピースをそこに着脱可能に固定するための複数の取付機構を含む、車両。
11. 前記複数の取付機構は、その表面から延長される複数の突出部のうちの１つを備える部材と、そこから延びる単一***部と、表面から延びる不連続リップ部と、を含む、請求項１０に記載の装置。
12. 前記締結具は、前記キャリア内で一体的に形成されたナットへ延長される、請求項１０に記載の装置。
13. 前記キャリアの少なくとも１つの取付機構は、フランジ部材である、請求項１２に載の装置。
14. 前記一体的に形成されたナットは、前記フランジ部材に隣接した閉端を含む、請求項１３に記載の装置。
15. 前記少なくとも１つの取付機構及び前記トリムピースのうちの少なくとも一部は、前記窓の開口部に少なくとも１つのシール部材を着脱可能に固定するためのチャネルを規定する、請求項１０に記載の装置。
16. 前記少なくとも１つの取付機構は、前記窓の開口部に垂直に延長される複数のタブを含む、請求項１０に記載の装置。
17. 前記トリムピースは、前記複数の延長されたタブに固定された複数の係止タブを含む、請求項１６に記載の装置。
18. 車両用窓の開口部に採光用開口システムを固定する方法において、
    前記採光用開口システムのキャリアの第１取付機構の上にトリムピースを加圧し、
    前記トリムピースに隣接したキャリアの第２取付機構上に成形部材を着脱可能に固定し、
    前記車両用窓の開口部に隣接したドアフレームを介して締結具を延長させ、
    前記締結具を前記キャリア内に一体的に形成されたナットを回転させることによって前記車両用窓の開口部に、前記キャリア、前記トリムピース、及び前記成形部材を固定すること、
    を含む、方法。
19. 前記成形部材を着脱可能に固定した後に、
    前記トリムピースに隣接した、キャリアの第３取付機構上にシール部材を着脱可能に固定することをさらに含む、請求項１８に記載の方法。
20. 前記第１取付機構上に前記トリムピースを加圧した後に、
    前記キャリアの複数の延長されたタブに前記トリムピースの複数の係止タブをスナップ固定することをさらに含む、請求項１８に記載の方法。

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