JP2015223191A - 洗濯乾燥機 - Google Patents

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Abstract

【課題】フィルタのメンテナンス性を低下させることなく、乾燥能力低下を防止すること。
【解決手段】循環送風経路15の途中に設けられた糸くずなどの異物を捕集するフィルタ2は、フィルタ2を本体5の上方から着脱自在に設けたフィルタ室22の循環空気導入口40から入り循環空気排出口36へ流れる乾燥用空気に対し、上流側の主フィルタ21と下流側のバックアップフィルタ41から成り、主フィルタ21は、バックアップフィルタ41が装着された後に装着され、バックアップフィルタ41は、主フィルタ21が外された後に外される構成とすることにより、メンテナンス性を低下させることなく、糸くずなどの異物を確実に捕集して、異物による乾燥能力低下を防止することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、衣類の洗濯および乾燥を行なう洗濯乾燥機に関するものである。
従来、この種の洗濯乾燥機は、ドラム内の空気を除湿、加熱し、再度ドラム内へ供給することにより衣類の乾燥を行なう構成が提案されてきた(例えば、特許文献1参照)。
図10は、特許文献1に記載された従来の洗濯乾燥機の縦断面図、図11は、同洗濯乾燥機の要部断面図で、(a)は機械室の内部構成を示す断面図、(b)はXb矢視図、(c)はXc矢視図を示している。
図10、図11(a)、(b)、(c)において、外箱101内に複数のダンパスプリング104にて弾性支持された水受槽111が収納され、水受槽111には回転自在に回転槽118が内包されている。また、回転槽11の中央底部には攪拌用のパルセータ120が設けられており、このパルセータ120および回転槽118は、水受槽111の外底部に設けられたモータ115により回転駆動される。
外箱101の上端部にはトップカバー105が固定されており、トップカバー105の中央部には投入口106が形成され、後部には上面が開口する機械室109が形成されている。そして、機械室109上部の開口は、バックカバー110にて覆われている。
機械室109内には、空気流路に相当する筒状で前後方向に延びるケーシング121が設けられ、ケーシング121は上ケーシング分割体122および下ケーシング分割体123にて構成されている。
ケーシング121内には水平部126に位置してヒータブラケット127が固定されており、このヒータブラケット127は上ケーシング分割体122の上ブラケット分割体128と下ケーシング分割体123の下ブラケット分割体129とを接合することにより筒状に構成されている。そして、このヒータブラケット127内にヒータ130が設けられている。
トップカバー105とバックカバー110との間には、隙間状の挿入口138が形成され、この挿入口138内には、乾燥風からの粉塵などの異物を除去するフィルタ140が設けられたフィルタフレーム139が着脱自在に挿入されている。
また、ケーシング121内には、ヒータ130の入口134側に位置してガードに相当する吸気側邪魔板143が固定されており、ケーシング121内に入口134を通して水滴・指・棒等の異物が侵入し、ヒータ130に接触することを防止している。そして、ヒータ130の出口137側に位置してガードに相当する排気側邪魔板145が固定されており、ケーシング121内に出口137を通して水滴・指・棒等の異物が侵入し、ヒータ130に接触することを防止している。なお、この吸気側邪魔板143、排気側邪魔板145には、左右方向へ延びるスリット144が形成されている。
以上の構成にて、乾燥行程で回転槽118が回転すると、外気が回転槽118の回転力で機械室109後方の吸気口133からフィルタ140を通ってケーシング121へ入り、ヒータ130で温められ、温められた外気は機械室109前方の排気口136を通して回転槽118に吸引され、回転槽118内の衣類の間を通り、回転槽118の外部に排出
され、乾燥が進む。
特開2004−313515号公報
しかしながら、前記従来の構成では、フィルタの風下側にガード(吸気側邪魔板)を設けているため、フィルタで捕集できなかった糸くずなどの異物がこのガードのスリットに付着し、その異物が結露水等で固着した場合、異物を掃除することができないので、風量が低下し、これにより乾燥能力の低下が生じるという課題を有していた。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、フィルタのメンテナンス性を低下させることなく、糸くずなどの異物を確実に捕集して異物による乾燥能力低下を防止するドラム式洗濯乾燥機を提供することを目的としている。
前記従来の課題を解決するために、本発明の洗濯乾燥機は、本体と、洗濯物を収容する回転ドラムと、前記本体内に揺動自在に支持され前記回転ドラムを回転自在に内包する水槽と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラム内に供給する乾燥用空気を生成する空気調和機と、生成された乾燥用空気を連結する循環送風経路を通じて前記回転ドラム内に送風する送風ファンと、前記循環送風経路の途中に設けられた糸くずなどの異物を捕集するフィルタと、前記フィルタを前記本体の上方から着脱自在に設けたフィルタ室と、前記モータや前記送風ファン等を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を逐次制御する制御手段を有する制御装置とを備え、前記フィルタは、前記フィルタ室の循環空気導入口から入り循環空気排出口へ流れる乾燥用空気に対し、上流側に位置する主フィルタと下流側に位置するバックアップフィルタからなり、前記主フィルタは、前記バックアップフィルタが装着された後に装着され、前記バックアップフィルタは、前記主フィルタが外された後に外される構成としたものである。
これによって、主フィルタ、バックアップフィルタを掃除するメンテナンス性を低下させることなく、糸くずなどの異物を確実に捕集して、異物による乾燥能力低下を防止することができる。
本発明の洗濯乾燥機は、主フィルタと別にバックアップフィルタを設けて二重フィルタ構造にすることにより、付着した異物の除去が簡単で、乾燥能力の低下を防止することができる。
本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の縦断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の内部後面斜視図 同ドラム式洗濯乾燥機の上部から見た斜視図 同ドラム式洗濯乾燥機の主フィルタとバックアップフィルタを取り外した斜視図 同ドラム式洗濯乾燥機の主フィルタの拡大斜視図 同ドラム式洗濯乾燥機のバックアップフィルタの拡大斜視図 同ドラム式洗濯乾燥機のバックアップフィルタの上部の取付関係を示す要部拡大断面図 同ドラム式洗濯乾燥機のバックアップフィルタの取付関係を示す要部拡大断面図 同ドラム式洗濯乾燥機の要部断面図 従来の洗濯機の縦断面図 同洗濯機の要部断面図
第1の発明は、本体と、洗濯物を収容する回転ドラムと、前記本体内に揺動自在に支持され前記回転ドラムを回転自在に内包する水槽と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラム内に供給する乾燥用空気を生成する空気調和機と、生成された乾燥用空気を連結する循環送風経路を通じて前記回転ドラム内に送風する送風ファンと、前記循環送風経路の途中に設けられた糸くずなどの異物を捕集するフィルタと、前記フィルタを前記本体の上方から着脱自在に設けたフィルタ室と、前記モータや前記送風ファン等を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を逐次制御する制御手段を有する制御装置とを備え、前記フィルタは、前記フィルタ室の循環空気導入口から入り循環空気排出口へ流れる乾燥用空気に対し、上流側に位置する主フィルタと下流側に位置するバックアップフィルタからなり、前記主フィルタは、前記バックアップフィルタが装着された後に装着され、前記バックアップフィルタは、前記主フィルタが外された後に外される構成とすることにより、主フィルタ、バックアップフィルタを掃除するメンテナンス性を低下させることなく、糸くずなどの異物を確実に捕集して、異物による乾燥能力低下を防止することができる。
第2の発明は、バックアップフィルタは、主フィルタ当接リブに、主フィルタに形成した主フィルタ押し込みリブが当接して所定の位置に装着することにより、バックアップフィルタの挿入不良による風路内への異物の入り込みを防止することができる。
第3の発明は、フィルタ室は、バックアップフィルタ下部が挿入され装着する凹部を内底部に形成したことにより、バックアップフィルタの挿入位置を明確にし、誤挿入を防止することができる。
第4の発明は、フィルタ室は、後部に突起部を形成し、バックアップフィルタに形成した嵌合部を前記突起部に嵌合することによりバックアップフィルタを前記フィルタ室に装着することにより、バックアップフィルタの装着を確実にし、フィルタ室とバックアップフィルタのシール部の磨耗を最小限に抑えることができ、磨耗による隙間からの異物漏れを防止することができる。
第5の発明は、フィルタ室は、内底部に形成した凹部の入口近傍に凸部を形成し、バックアップフィルタを前記凹部に挿入されないと、前記バックアップフィルタは前記凸部に当接して、主フィルタが装着が阻止することにより、バックアップフィルタの誤挿入を防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。また、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の縦断面図、図2は、同ドラム式洗濯乾燥機の内部後面斜視図、図3は、同ドラム式洗濯乾燥機の上部から見た斜視図である。
図1、図2において、ドラム式洗濯乾燥機1は、本体5内にサスペンション構造(図示
せず)によって水槽6が揺動自在に防振支持され、水槽6内には、有底円筒形に形成された回転ドラム7が、その軸心方向を正面側から背面側に向けて下向きに傾斜させて支持されている。
水槽6の正面側には回転ドラム7の開口端に通じる衣類出入口8が形成され、本体5の正面側に形成された上向き傾斜面に設けられた開口部を開閉可能に閉じる扉9を開くことにより、衣類出入口8を通じて回転ドラム7内に対して洗濯物を出し入れすることができる。扉9が上向き傾斜面に設けられているため、洗濯物を出し入れする作業を、腰を屈めることなく実施できる。
回転ドラム7には、その周面に水槽6内に通じる多数の透孔10が形成され、内周面の複数位置に攪拌突起11が設けられている。この回転ドラム7は、水槽6の背面側に取り付けられたモータ12によって正転及び逆転方向に回転駆動される。
また、水槽6には、注水管路13及び排水管路14が配管接続され、注水弁(図示せず)及び排水弁(図示せず)の制御によって、水槽6内への注水及び排水がなされる。
扉9を開いて、回転ドラム7内に洗濯物及び洗剤を投入して、本体5の前面上部に設けられた操作表示部49での操作により、制御手段(図示せず)を有する制御装置3による制御を通じて運転を開始させると、水槽6内には注水管路13から所定量の注水がなされ、モータ12により回転ドラム7が回転駆動されて、洗い行程が開始される。
回転ドラム7の回転により、回転ドラム7内に収容された洗濯物は、回転ドラム7の内周壁に設けられた攪拌突起11によって回転方向に持ち上げられ、持ち上げられた適当な高さ位置から落下する攪拌動作が繰り返されるので、洗濯物には叩き洗いの作用が及んで、洗いがなされる。
所要の洗濯時間の後、汚れた洗濯液は排水管路14から排出され、回転ドラム7を高速回転させる脱水動作により洗濯物に含まれた洗濯液を脱水し、その後、水槽6内に注水管路13から注水してすすぎ行程が実施される。このすすぎ行程においても、回転ドラム7内に収容された洗濯物は、回転ドラム7の回転により攪拌突起11により持ち上げられて落下する攪拌動作が繰り返されてすすぎ洗いが実施され、再度脱水行程を行う。その後、乾燥行程を行う。
洗濯物を乾燥する機能については、水槽6内の空気を排気して除湿し、加熱した乾燥した空気を再び水槽6内に送風する循環送風経路15が形成されている。この循環送風経路15の途中には、蒸発器16などの除湿手段、凝縮器17などの加熱手段及び送風手段である送風ファン18が設けられている。
乾燥行程において、送風ファン18を回転駆動することにより、循環送風経路15に空気の流れが発生して、洗濯物を収容した回転ドラム7内の空気は透孔10を通じて水槽6から送風ファン18側への循環空気導入管路19に排気され、送風ファン18の上流に位置する蒸発器16に水分を結露させて除湿することと、昇温する凝縮器17との熱交換により加熱することとで常に乾燥した高温の空気とされる。
この乾燥した高温の空気は、送風ファン18から水槽6への送風管路20に送り出されて水槽6内に送風される。水槽6内に送風された高温の乾燥空気は透孔10を通じて回転ドラム7内に入って衣類などの洗濯物に曝されながら水槽6へと抜け、再度循環空気導入管路19へと導入され、以上の循環送風経路15での空気の循環の繰り返しにより乾燥行程が進んでいく。
また、この循環送風経路15を利用した乾燥行程では、循環送風経路15を循環される空気中に、主として衣類などの洗濯物から発生する糸くずなどの異物が混じって循環し、蒸発器16や凝縮器17の目詰まり、送風ファン18の回転部への噛み込み、送風ファン18の内面への堆積といった乾燥行程を実施するのに支障を来しやすく、面倒なメンテナンスを頻繁に行う必要があることから、循環送風経路15の途中に、具体的には蒸発器16、凝縮器17、送風ファン18の上流側、従って、循環空気導入管路19の途中に、循環空気中の異物を除去する主フィルタ21とバックアップフィルタ41(図4参照)で構成されるフィルタ2を収容したフィルタ室22を設けている。
これによって、洗濯物を乾燥させた後の空気に異物が混入して蒸発器16側の循環空気導入管路19側に導入されてきても、異物はフィルタ室22を通る際に主フィルタ21によって捕集され、下流側への循環空気に混入することはない。従って、蒸発器16、凝縮器17、送風ファン18の機能が長期に保全される。しかし一方では、フィルタ室22内の主フィルタ21には捕集された異物が堆積していき、循環空気の通過抵抗が徐々に増していき、乾燥機能を低下させる問題があるので、主フィルタ21は着脱できるように設けられている。
なお、蒸発器16、凝縮器17はこれらに冷媒を循環させる冷媒回路で接続した圧縮機23と共に1つの器体24に収容した空気調和機25として取り扱い、この空気調和機25の導入空気を除湿及び加熱した後に排気する排気口26側に、送風ファン18の吸気口27側を相互間の防振構造部を有して結合し、一体化している。これにより、圧縮機23、蒸発器16、凝縮器17が器体24への収納により一纏めになった大量生産向きの機器となった空気調和機25と送風ファン18との2つの単独機器の結合で4つの機器、つまり圧縮機23、蒸発器16、凝縮器17、送風ファン18のそれぞれを循環送風経路15の一部となして所定の機能を達成する空調送風ユニット28として関係付けられている。
図3は、本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機の上部から見た斜視図、図4は、同ドラム式洗濯乾燥機の主フィルタとバックアップフィルタを取り外した斜視図、図5は、同ドラム式洗濯乾燥機の主フィルタの拡大斜視図、図6は、同ドラム式洗濯乾燥機のバックアップフィルタの拡大斜視図である。
図3、図4、図5、図6において、主フィルタ21は、本体5の天面29aに開口する着脱口30から、下部より上部へ前方に傾斜した着脱経路31でフィルタ室22に対し着脱できるようになっている。このようにすれば、乾燥行程において循環送風経路15を循環する循環空気を、循環送風経路15途中のフィルタ室22に装着した主フィルタ21に通して、糸くずなどの異物を捕集するのに、主フィルタ21は比較的背の高い本体5の天面29aにて着脱することにより人などが不用意に引っ掛かって弛むようなことを回避しやすい条件を満足して、しかも、本体5の天面29aに開口した着脱口30から、拗れの生じ難い下部より上部へ前方に傾斜した着脱経路31に沿った方向で難なくスムーズに着脱できる。それには、着脱口30からこれに続くフィルタ室22が主フィルタ21の所定位置への着脱ストロークの全長にて傾斜した着脱経路31により案内できるようにするのが好適である。
また、主フィルタ21は、着脱口30を塞ぐ天板32を有し、この天板32に手掛り凹部33を有したものとしている。これにより、主フィルタ21の着脱口30を通じた装着によって、その最終に着脱口30を天板32で塞いで外観をほぼ面一状態にするなど、美観よく整え、また、天板32に設けた手掛り凹部33に手指を掛けて安定して引き出し装着できる。
さらに、主フィルタ21は、天板32から下方に延びるように一体成形するか連結した主支持枠34に主フィルタ材35を支持して、フィルタ室22の循環空気排出口36の内側に位置させ、主支持枠34の天板32下部分の外周にシリコンゴムなどよりなるシールパッキン37を装着して、主フィルタ21のフィルタ室22の所定位置への装着時に、このシールパッキン37が着脱口30の内側の内周にある段部38に圧接してフィルタ室22を密閉するようにしてあり、主フィルタ21とフィルタ室22との間には主フィルタ21の所定位置への装着時に弾性的に係合し合う弾性係合部39を設けてある。
これにより、天板32で着脱口30を塞ぐように主フィルタ21をフィルタ室22に装着するだけで、天板32から下方に延びる主支持枠34が、主フィルタ材35を伴いフィルタ室22に挿入でき、所定の装着位置で主支持枠34の天板32下部分の外周に設けたシールパッキン37の着脱口30の内側の内周の段部38への圧接と、弾性係合部39の弾性係合とによってフィルタ室22を密閉状態に維持するとともに、主フィルタ材35をフィルタ室22の循環空気排出口36(図1参照)の内側に正しく位置決めできる。
特に、主支持枠34のシールパッキン37の装着部はフィルタ室22の段部38と対向し合うフランジ部34aで、シールパッキン37がフランジ部34aへの装着部37aから延びて段部38に圧接するシールリップ37bを有しているので、シールパッキン37は主支持枠34のフランジ部34aに確固にバックアップされてシールリップ37bを着脱口30内側の内周の段部38の全周によく馴染んで確実に圧接させられ、空気漏れが生じないようなっている。また、装着部37aは、フランジ部34aのバックアップによって補強されるので、薄いもので十分である。ここで、着脱口30は、本体5の天面29aをなす天面壁29bに形成しているのに対し、フィルタ室22をシールパッキン37によって密閉する段部38は、着脱口30の真下に位置させて支持したフィルタ室22の開口22dの内周に形成している。
主支持枠34は、フィルタ室22の内面にほぼ沿うような籠形をなし、シールパッキン37の装着部37aの下で風上に設けられた循環空気を導入する循環空気導入口40と、風下に設けられた循環空気排出口36に対応する主フィルタ材35を支持したものとしている。これにより、主支持枠34が籠形をなしてフィルタ室22の内面にほぼ沿うように位置して、フィルタ室22の風上に設けられた循環空気導入口40から循環空気を導入して、循環空気排出口36に対応するに主フィルタ材35を通して循環空気排出口36へとフィルタ室22の広さ一杯を利用してスムーズに排出させられる。
また、主フィルタ材35は、必要に応じ、循環空気導入口40に掛からず、またバイパスさせないことを条件に、循環空気排出口36に対応する範囲はもとより、循環空気排出口36を外れる広域に主フィルタ材35を設けて循環空気排出口36に向う循環空気を通すのにフィルタ室22の広さを利用してもよい。これにより、主フィルタ材35の循環空気の通過面積が増大する分だけ目詰まりしにくいものとなっている。
この場合、フィルタ室22及びそれに装着した主フィルタ21の双方が傾斜した状態になり、フィルタ室22の内面が本体5の天面壁29bに形成された着脱口30に通じる着脱経路31をなしている。
また、本実施の形態のフィルタ構成は、フィルタ室22の循環空気導入口40から入り循環空気排出口36へ排出される循環空気に対し、先に働くようにした上述の主フィルタ21と、その後に働くバックアップフィルタ41との二重フィルタ構造としてある。
バックアップフィルタ41は、主フィルタ21よりも先に着脱口30よりフィルタ室22に装着して後で取り出され、主フィルタ21は、バックアップフィルタ41よりも後で
装着して先に取り出される関係を有し、バックアップフィルタ41も着脱自在になっている。
バックアップフィルタ41は、副支持枠42で副フィルタ材43を支持するようになっており、副支持枠42の風下側外周の溝に副フィルタ材43と重ならないように副シールパッキン44を挿入固定し、フィルタ室22の所定の場所に固定すると、副シールパッキン44とフィルタ室22が当接してシールされる。
図7は、本発明の実施の形態におけるドラム式洗濯乾燥機のバックアップフィルタの上部の取付関係を示す要部拡大断面図、図8は、同ドラム式洗濯乾燥機のバックアップフィルタの取付関係を示す要部拡大断面図、図9は、同ドラム式洗濯乾燥機のバックアップフィルタの誤装着例を示す断面図である。
図7において、フィルタ室22内にバックアップフィルタ41を装着するために、フィルタ室22の後面内壁52に沿って挿入した時に、挿入深さが不十分な状態であっても、後で装着する主フィルタ21に形成した主フィルタ押し込みリブ50が、バックアップフィルタ41の上部に形成した主フィルタ当接リブ45に当接して押し込むことにより、所定の位置に装着することができる。
これによって、バックアップフィルタ41の挿入不良が防止できるので、挿入不良により循環風路内へ異物が入り込むのを防止することができる。
図8において、フィルタ室22は、内底部にバックアップフィルタ41を固定するための凹部46が形成されており、バックアップフィルタ41を装着時に、バックアップフィルタ41をフィルタ室22の後面内壁52に沿って挿入し、その下部をこの凹部46に挿入することにより、所定の場所にセットできるようになっている。
また、フィルタ室22は、後部に突起部47が形成されており、バックアップフィルタ41には、この突起部47と対応する位置に嵌合部51が形成されている。そして、バックアップフィルタ41の下部をフィルタ室22の凹部46に挿入してセットする時に、嵌合部51を突起部47に嵌合することにより、バックアップフィルタ41はフィルタ室22にしっかりと装着することができる。
図9において、フィルタ室22内底部の凹部46の入口近傍には、凸部48が形成されており、バックアップフィルタ41を装着する時に、フィルタ室22の後面内壁52に沿って凹部46に挿入せず、装着不良になった場合は、バックアップフィルタ41はこの凸部48に乗り上げるようになり、そうすると主フィルタ21を所定の場所に装着することが出来ず、バックアップフィルタ41の誤装着がすぐ分かる。
以上のように構成されたドラム式洗濯乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。
乾燥行程において、まず、循環空気導入口40からフィルタ室22に導入した循環空気は、主フィルタ21の主フィルタ材35、バックアップフィルタ41の副フィルタ材43を二重に通過して、循環空気排出口36から循環空気導入管路へと送られていく。
これによって、薄く空気抵抗の少ない主フィルタ材35および副フィルタ材43にて細かな糸くずなどの異物を確実に捕集するので、蒸発器16、凝縮器17、送風ファン18などの機器の機能の高い保全性能が得られるし、ほとんどの異物は先に通過する主フィルタ材35によって捕集されるので、目詰まりは主フィルタ材35の側で頻繁に生じ、副フ
ィルタ材43の側での目詰まりの回数は主フィルタ材35の場合に比し極端に少なくなる。
従って、主フィルタ21、バックアップフィルタ41を二重に装着した状態で、主フィルタ21は、バックアップフィルタ41をフィルタ室22に残して先に引き出し、頻繁となる目詰まり処理に簡単に対応し再装着することができる。そして、バックアップフィルタ41は、目詰まり処理が必要になったときだけ主フィルタ21を引き出した後に引き出し、目詰まり処理後、主フィルタ21に先立って装着した後、主フィルタ21を装着することで使用状態に復帰する。従って、取り扱いが特に面倒になることはない。
以上のように、本実施の形態においては、循環送風経路15の途中に設けられた糸くずなどの異物を捕集するフィルタ2は、フィルタ2を本体5の上方から着脱自在に設けたフィルタ室22の循環空気導入口40から入り循環空気排出口36へ流れる乾燥用空気に対し、上流側の主フィルタ21と下流側のバックアップフィルタ41から成り、主フィルタ21は、バックアップフィルタ41が装着された後に装着され、バックアップフィルタ41は、主フィルタ21が外された後に外される構成とすることにより、主フィルタ21、バックアップフィルタ41を掃除するメンテナンス性を低下させることなく、糸くずなどの異物を確実に捕集して、異物による乾燥能力低下を防止することができる。
また、バックアップフィルタ41は、上部に形成された主フィルタ当接リブ45を、主フィルタ21に形成した主フィルタ押し込みリブ50が押し込むことにより、所定の位置に装着されるようにすることにより、バックアップフィルタ41の挿入不良による風路内への異物の入り込みを防止することができる。
また、フィルタ室22は、バックアップフィルタ41下部を挿入し装着するための凹部46を内底部に形成したことにより、バックアップフィルタ41の挿入位置を明確にし、誤挿入を防止することができる。
また、フィルタ室22は、後部に突起部47を形成し、バックアップフィルタ41に形成した嵌合部51を突起部47に嵌合することによりバックアップフィルタ41をフィルタ室22に装着するよう構成したことにより、バックアップフィルタ41の装着を確実にし、フィルタ室22とバックアップフィルタ41のシール部の磨耗を最小限に抑えることができ、磨耗による隙間からの異物漏れを防止することができる。
また、フィルタ室22は、内底部に形成した凹部46の入口近傍に凸部48を形成し、バックアップフィルタ41を凹部46に挿入しないと、バックアップフィルタ41は凸部48に乗り上げ、主フィルタ21が装着不可となるよう構成することにより、バックアップフィルタ41の誤挿入を防止することができる。
なお、本実施の形態は、ドラム式洗濯乾燥機に基づいて説明したが、縦型洗濯乾燥機に用いてもよい。
以上のように、本発明にかかる洗濯乾燥機は、バックアップフィルタを掃除するメンテナンス性を低下させることなく、糸くずなどの異物を確実に捕集して、異物による乾燥能力低下を防止することが可能となるので、パルセータ式洗濯乾燥機等の衣類の乾燥機能を有した洗濯乾燥機の用途にも適用できる。
2 フィルタ
3 制御装置
5 本体
6 水槽
7 回転ドラム
12 モータ
15 循環送風経路
18 送風ファン
21 主フィルタ
22 フィルタ室
25 空気調和機
36 循環空気排出口
40 循環空気導入口
41 バックアップフィルタ
45 主フィルタ当接リブ
46 凹部
47 突起部
48 凸部
50 主フィルタ押し込みリブ
51 嵌合部

Claims (5)

  1. 本体と、洗濯物を収容する回転ドラムと、前記本体内に揺動自在に支持され前記回転ドラムを回転自在に内包する水槽と、前記回転ドラムを回転駆動するモータと、前記回転ドラム内に供給する乾燥用空気を生成する空気調和機と、生成された乾燥用空気を連結する循環送風経路を通じて前記回転ドラム内に送風する送風ファンと、前記循環送風経路の途中に設けられた糸くずなどの異物を捕集するフィルタと、前記フィルタを前記本体の上方から着脱自在に設けたフィルタ室と、前記モータや前記送風ファン等を制御し、洗い、すすぎ、脱水、乾燥などの一連の行程を逐次制御する制御手段を有する制御装置とを備え、前記フィルタは、前記フィルタ室の循環空気導入口から入り循環空気排出口へ流れる乾燥用空気に対し、上流側に位置する主フィルタと下流側に位置するバックアップフィルタからなり、前記主フィルタは、前記バックアップフィルタが装着された後に装着され、前記バックアップフィルタは、前記主フィルタが外された後に外される構成とする洗濯乾燥機。
  2. バックアップフィルタは、主フィルタ当接リブに、主フィルタに形成した主フィルタ押し込みリブが当接して所定の位置に装着されるようにした請求項1に記載の洗濯乾燥機。
  3. フィルタ室は、バックアップフィルタ下部が挿入され装着する凹部を内底部に形成した請求項1または2に記載の洗濯乾燥機。
  4. フィルタ室は、後部に突起部を形成し、バックアップフィルタに形成した嵌合部を前記突起部に嵌合することによりバックアップフィルタを前記フィルタ室に装着する請求項1〜3のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
  5. フィルタ室は、内底部に形成した凹部の入口近傍に凸部を形成し、バックアップフィルタを前記凹部に挿入されないと、前記バックアップフィルタは前記凸部に当接して、主フィルタが装着が阻止される請求項1〜4のいずれか1項に記載の洗濯乾燥機。
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