JP2015058237A - 縦型洗濯乾燥機 - Google Patents

Abstract

【課題】循環風路に残留する埃を効果的に洗い流し、乾燥性能の低下を抑制した縦型洗濯乾燥機を提供する。
【解決手段】外枠内に支持された外槽と、この外槽内に回転可能に設置された洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記外枠に支持され前記外槽の上部から前記洗濯兼脱水槽内へ空気を供給する送風手段と、前記外槽の下部にある排気口から前記外槽の上部へと延びて前記空気を除湿し前記送風手段へ送る除湿ダクトを備えた縦型洗濯乾燥機において、前記除湿ダクトを、前記外槽と一体に形成し、前記除湿ダクトと前記送風手段とを連通させる蛇腹管を有し、前記蛇腹管へ向けて水を吹きつける洗浄手段を前記除湿ダクトに設けた。
【選択図】図３

Description

本発明は洗濯した後の乾燥工程で温風を供給して衣類を乾燥する縦型洗濯乾燥機に関するものである。

縦型洗濯乾燥機による衣類の乾燥(水分の除去)は、洗濯の脱水工程で洗濯兼脱水槽が高速回転し遠心力で衣類の水分を除去し、その後の乾燥工程で脱水だけでは取り除けなかった水分を送風ファンで風を循環させながらヒータ等の熱源で温風を作りだし吹き付け、さらに洗濯兼脱水槽の底部に配置されている撹拌翼が左右に回転し衣類を動かして効率良く蒸発させている。このとき、温風によって衣類から蒸発した水蒸気が発生するため、この水蒸気を除去することが必要である。

この水蒸気を除去するための手法として、外槽に配置された水冷除湿ダクトの内部に水道水を流すことによって、水蒸気を含んだ温風を冷却し、水蒸気の水分を結露させて除去する水冷除湿方式が提案されている（例えば、特許文献１参照）。

ここで、洗濯兼脱水槽の底部に配置されている撹拌翼は左右に回転しながら乾燥運転を行うため、乾燥が進むにつれて衣類から剥がれ落ちる糸屑や、洗濯後の洗濯兼脱水槽に残っていた糸屑が循環する空気と共に水冷除湿ダクト内へ流入し、外槽に位置する送風通路の水冷除湿ダクトの一部にこの糸屑を含む埃(以下、埃と表現)が付着するようになる。この循環する空気の除湿と埃を洗浄する目的のため、この水冷除湿ダクトには除湿用の水道水を流す冷却ノズルと、また、その冷却ノズルとは別にダクトの壁面に付着した埃を水道水で流し除去する洗浄ノズルが取り付けてある。そして、この冷却ノズルは水冷除湿ダクトの下側方向に向けて水道水を流し、また洗浄ノズルは横方向に向けて水道水を流すような構造とされていた。

また、ドラム式の洗濯乾燥機においては、送風通路の上部の曲がり部付近の壁面に付着した埃を洗い流すために、送風風路の縦通路に洗浄ノズルを配置し、横方向、下方向及び上方向に洗浄水を噴出する洗浄口を設けた構成が開示されている（例えば、特許文献２参照）

特開２００４−８２８０号公報 特開２０１３−６６５８７号公報

しかしながら、特許文献１に記載の縦型洗濯機では、冷却ノズルは水冷除湿ダクトの下側方向に向けて水道水を流し、洗浄ノズルは水道水を横方向へ向けて吹き出す構造となっているので、洗浄ノズルより上側の壁面に付着した埃を洗い流すことができなかった。

また、特許文献２に記載のドラム式洗濯乾燥機では、埃の付着する箇所が広範囲に及び、水道水の水圧によっては洗浄水が当たらない場所が存在し、循環風路に一部の埃が残る可能性がある。

本発明の目的は、循環風路に残留する埃を効果的に洗い流し、乾燥性能の低下を抑制した縦型洗濯乾燥機を提供することにある。

このような課題を解決するために、本発明に係る洗濯乾燥機は、外枠内に支持された外槽と、この外槽内に回転可能に設置された洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記外枠に支持され前記外槽の上部から前記洗濯兼脱水槽内へ空気を供給する送風手段と、前記外槽の下部にある排気口から前記外槽の上部へと延びて前記空気を除湿し前記送風手段へ送る除湿ダクトを備えた縦型洗濯乾燥機において、前記除湿ダクトを、前記外槽と一体に形成し、前記除湿ダクトと前記送風手段とを連通させる蛇腹管を有し、前記蛇腹管へ向けて水を吹きつける洗浄手段を前記除湿ダクトに設けた。

本発明によれば、循環風路に残留する埃を効果的に洗い流し、乾燥性能の低下を抑制した縦型洗濯乾燥機を提供できる。

本実施例の縦型洗濯乾燥機を示す側面からの斜視図である。 本実施例の縦型洗濯乾燥機を示す背面からの斜視図である。 本実施例の縦型洗濯乾燥機を示す水冷除湿ダクト側面の斜視図である。 本実施例の縦型洗濯乾燥機を示す水冷除湿ダクト背面の斜視図である。 本実施例のダクトノズルを示す外観図である。

以下、本発明の実施例を図面に基づき詳細に説明する。

図１は縦型式洗濯乾燥機を示す側面からの斜視図であり、図２は縦型洗濯乾燥機を示す背面からの斜視図、図３及び図４は水冷除湿ダクト部周辺の拡大した斜視図であり、図５はダクトノズルを示す外観図である。

図１に示すように、本実施例の縦型洗濯乾燥機は、外郭を構成する四角筒状の外枠１と、洗濯物３７を収容する洗濯兼脱水槽２を有している。洗濯兼脱水槽２の周壁には、通水および通風のための***２ａが形成され、洗濯兼脱水槽２の上縁部には、流体バランサ３が設けられ、洗濯兼脱水槽２の底部の内側には、回転自在に撹拌翼４を設置する。なお、撹拌翼４は、通水および通風のための***４ａを有する。さらに、外枠１内に支持され洗濯兼脱水槽２を内包する外槽５を有しており、この外槽５の底部の外側には、鋼板製の取り付けベース７によって駆動装置６が取り付けられている。また、外枠１の上端部の四隅部に係止した４本の防振支持装置８によって、外槽５を四方から均等に吊り下げることにより、外枠１の中心部に外槽５を懸垂するように支持する。

駆動装置６は、駆動電動機と電動操作クラッチ機構と遊星歯車減速機構を内蔵し、洗濯兼脱水槽２を静止させた状態で撹拌翼４を回転させ（撹拌モード）、洗濯兼脱水槽２と撹拌翼４をそれぞれ反対方向に回転させ（洗濯モード）、洗濯兼脱水槽２と撹拌翼４を一体的に同一方向に回転（脱水・乾燥モード）させるような選択的な駆動機能を有する。

外側衣類投入口９ａを形成したトップカバー９は、外枠１の上部開口を覆うように開口端縁に嵌め込み、取り付けねじによって外枠１に取り付ける。トップカバー９とフロントパネル１０の間に形成される前部収納部であるフロントパネルボックス１２には、電源スイッチ１３と入力スイッチ群および表示素子群を備えた操作パネル１４と、コントロールユニット１５を内蔵する。これらは、制御装置を構成する。そして、トップカバー９の後部には、洗濯水給水手段を有する。

図２において、洗濯水給水手段は入水側を水栓接続口１７に接続し、出水側を注水口１８に接続した、主給水電磁弁１９によって構成する。また、洗剤溶解容器２０、ソフナ給水電磁弁２１、槽クリーニング給水電磁弁２２も洗濯水給水手段に備えられ、洗濯水給水手段とは別に冷却給水電磁弁１６を有する。

また、本実施例の洗濯乾燥機は、外槽５の下部の側壁に形成した排気口５ａから外槽５の後側の外壁面に沿って垂直状態で上向きに延びるように形成して、排気口５ａから流入する湿った空気を除湿して、上方の送風手段へ送る水冷除湿ダクト２３を備えている。送風手段は、外枠１に支持され外槽５の上部から洗濯兼脱水槽２内へ空気を供給するものであり、具体的には、乾燥工程時に循環空気内の埃を除去する乾燥フィルタ２５と、この乾燥フィルタ２５を固定する乾燥フィルタケース２６と、この乾燥フィルタケース２６の上側に配置され吸い込み口に空気を吸い込んで風として送り出す送風ファン２７と、この送風ファン２７の羽根車から出た空気を加熱するヒータ（ＰＴＣヒータ）３１を内蔵するファンケーシング３２と、加熱された温風を洗濯兼脱水槽２内に向けて吹き出す吹き出し口３０を備えている。なお、乾燥フィルタ２５と、送風ファン２７と、水冷除湿ダクト２３とは、それぞれの鉛直投影の一部が重なるような配置となっている。

ここで、ファンケーシング３２内には第２温度センサ２００を設置し、ヒータ３１の下流側の風路内には第１温度センサ１００を設置する。水冷除湿ダクト２３内で水冷除湿された循環空気の温度を精度良く検出するためには、水冷除湿された循環空気が良く混合されて均一になった後に第２温度センサ２００に触れさせるのが良い。従って、第２温度センサ２００は、水冷除湿ダクト２３から離れた乾燥フィルタ２５の下流側であってファンケーシング３２内のヒータ３１の手前に設置する。

トップカバー９に形成した外側衣類投入口９ａは、２つ折り（山折り）に開くようにヒンジによってトップカバー９に取り付けた外蓋４１によって開閉自在に覆われている。そして、外槽５の上端に取り付けた外槽上カバー２８に形成した内側衣類投入口２８ａは、ヒンジ４２ａによって外槽上カバー２８に取り付けた内蓋４２によって開閉自在に覆われている。

外槽５の底に形成した排水口５ｂは、排水電磁弁３３を介して排水ホース３４に接続されている。外枠１の下端縁には、四隅に脚３５を取り付けた合成樹脂で成形されたベース３６を装着する。

更に、本実施例では、図１、図２に示すように外槽５の背面部の循環風路である水冷除湿ダクト２３に、熱交換板３８がネジで取り付けられ、この熱交換板３８上に沿って冷却水３９が流れ落ちるようになっている。なお、この熱交換板３８の表面には、合成樹脂で成型されたリブ（図示せず）が下側に向かって交互に蛇行するように設けられている。冷却水３９は、循環風路を構成する水冷除湿ダクト２３の壁面に設置された熱交換板３８の蛇行リブを伝って流れ落ち、温風によって衣類から蒸発した水蒸気を冷却水３９で結露させ水分を除去している。

次に、本実施例の縦型洗濯乾燥機は、循環上流蛇腹管２９ａと循環下流蛇腹管２９ｂを有している。循環上流蛇腹管２９ａは、水冷除湿ダクト２３の上部と送風手段（乾燥フィルタケース２６）とを連通させ、循環下流蛇腹管２９ｂは、送風手段（ファンケーシング３２）と外槽５の上部の吹き出し口３０とを連通させている。なお、本実施例の水冷除湿ダクト２３は、外槽５と一体に形成され、外槽５の側壁が水冷除湿ダクト２３の一部を兼ねている。そして、水冷除湿ダクト２３はその下部において、外槽５はその下部にある排気口５ａにおいて、互いに連通している。

これにより、乾燥工程時に、水冷除湿ダクト２３内を上昇しながら冷却されて水分を奪われた空気は、水冷除湿ダクト２３の上部から循環上流蛇腹管２９ａを経由して送風手段へ送られる。この空気は、送風手段内のヒータ３１により温められ、循環下流蛇腹管２９ｂを経由して、外槽５内の上部から温風として供給される。このように、洗濯兼脱水槽２内で洗濯物３７から水分を奪った空気が、密閉された循環風路を循環しながら、水冷除湿ダクト２３内で水分を奪われることで、洗濯物３７を乾燥させている。そして、循環上流蛇腹管２９ａと循環下流蛇腹管２９ｂを設けたことにより、外槽５が振動して外枠１との間で相対変位が発生しても、これらの蛇腹管が追従して変形することが可能なので、循環風路の気密性を確保できる。また、洗濯兼脱水槽２の更なる高速回転化も可能となり、脱水性能が向上する結果、全体の運転時間の短縮にもつながる。

ただし、本実施例のように、ゴム製の循環上流蛇腹管２９ａで水冷除湿ダクト２３と乾燥フィルタケース２６とを接続すると、乾燥工程中、この水冷除湿ダクト２３と循環上流蛇腹管２９ａとが接続される付近で壁面の段差に循環空気がぶつかり、この部分に埃が多く付着する可能性がある。

更に、本実施例の循環上流蛇腹管２９ａは、その上流側開口部の中心軸よりも、その中央部の中心軸の方が、洗濯兼脱水槽２から離れる外側寄りへずれた形状となっている。また、循環上流蛇腹管２９ａの中央部の中心軸よりも、その下流側開口部の中心軸の方が、洗濯兼脱水槽２から離れる外側寄りへずれた形状となっている。この点も、循環上流蛇腹管２９ａの下部に埃が多く付着する要因となる。

そこで、本実施例では、循環上流蛇腹管２９ａへ向けて水を吹きつける洗浄手段としてダクトノズル２４を、水冷除湿ダクト２３に設けた。図３〜図５に示すように、本実施例の洗浄手段は、循環上流蛇腹管２９ａへ向けて水道水を散水する洗浄用流入口（洗浄ノズル）２４ａと、水冷除湿ダクト２３内へ冷却水３９を流入させる冷却用流入口（冷却ノズル）２４ｂと、両者に水道水を供給する共通の水道水供給部（給水口２４ｃ）を備えている。

乾燥工程で循環上流蛇腹管２９ａの下端部付近に付着した埃は、次回運転時の洗濯工程で以下の方法により洗い流される。洗濯工程では、まず、主給水電磁弁１９から洗剤溶解容器２０へ水が給水され、注水口１８と洗浄口１８ａで分岐される。洗剤溶解容器２０と外槽上カバー２８は注水蛇腹管２９で接続されており、注水口１８から吐き出された水は注水蛇腹管２９を通り、洗濯兼脱水槽２へ流入する。洗剤溶解容器２０の洗浄口１８ａで分岐された水は、ブローホース４０を通りダクトノズル２４の給水口２４ｃに連通され、洗浄ノズル２４ａより流入した洗浄水４１は斜め上方向に吐き出される。なお、図３は、水道水の水圧が０．８Ｐａの場合に吐き出される洗浄水４１の様子を示したものである。

以下、ダクトノズル２４の構成を詳細に説明する。図５は、本実施例のダクトノズル２４の正面図、側面図および底面図である。ダクトノズル２４は、ブローホース４０と接続される給水口２４ｃがあり、その下流側に洗浄ノズル２４ａと冷却ノズル２４ｂが一体に形成されている。そして、洗濯工程における給水時に、分岐された一部の水が給水口２４ｃから流入してダクトノズル２４の内圧が上がることで、洗浄ノズル２４ａから斜め上方向へ勢い良く洗浄水４１を吐き出し、埃を洗い流すようになっている。このとき、冷却ノズル２４ｂもダクトノズル２４と連通しているので、給水口２４ｃから流入した水道水の一部が冷却ノズル２４ｂから吐き出される。

ここで、冷却ノズル２４ｂから吐き出される水量は、洗浄ノズル２４ａから吐き出される水量と同じか少なくなるように、それぞれの流入口の総断面積の大きさが調整されている。その結果、洗浄ノズル２４ａから洗浄水４１が勢い良く吐き出され、ダクトノズル２４が設置される水冷除湿ダクト２３よりも上方にある循環上流蛇腹管２９ａの壁面にまで洗浄水４１が到達し、しかも大きな速度をもって衝突するため、埃が落ちやすくなる。なお、給水口２４ｃから流入する水道水の流量が少ない乾燥工程時では、冷却ノズル２４ｂのみから熱交換板３８へ均等に水が流れる。

次に、洗浄水４１を散水する場所について説明する。洗浄水４１を真上方向に吐き出した場合、乾燥フィルタ２５を濡らしてしまう可能性があり、乾燥性能を低下させてしまうことが懸念される。そこで、本実施例では、洗浄ノズル２４ａから流入する水は、ダクトノズル２４が設けられた側のダクト壁面と対向する側のダクト壁面の上方に位置する循環上流蛇腹管２９ａに向けて斜め上方向へ吹きつける構造とし、洗浄ノズル２４ａの吐き出し口に角度をもたせた。

ここで、家庭用の水道の水道圧は地域等によって異なり幅があり、水圧が高い場合は急な角度で上方へ散水され、水圧が低い場合は緩やかな角度で散水され、洗浄水４１の届く高さが違ってくる。本実施形態では、最大級の水圧に相当する０．８Ｐａのときにおいて、循環上流蛇腹管２９ａの上部に、すなわち、循環上流蛇腹管２９ａの上端と送風手段（乾燥フィルタケース２６）との接続部から循環上流蛇腹管２９ａの高さ半分までの領域に、洗浄水４１が散水されるため、乾燥フィルタ２５まで水が飛散するのを防ぐことが可能である。

従来から、手入れ道具等を使用して乾燥フィルタケース２６周辺を掃除することは行われていたが、乾燥フィルタケース２６を越えて循環上流蛇腹管２９ａまでは掃除することが不可能であった。しかし本実施例では、乾燥フィルタケース２６付近まで洗浄ノズル２４ａを利用して掃除することができるので、より高品位な洗濯乾燥機を提供できる。

なお、本実施例では、洗浄ノズル２４ａと冷却ノズル２４ｂを一体に成形して製造し易くしているが、これらを別体にして洗浄ノズル２４ａからの洗浄水４１の勢いを高めても良い。

以上に述べたように、本実施例によれば、水冷除湿ダクト２３と循環上流蛇腹管２９ａとの接続部に纏まって付着する埃を効果的に洗い流すことができ、経年使用で埃が堆積し風路が塞がれて乾燥性能が低下するのを防ぐことが可能となる。また、循環上流蛇腹管２９ａは運転時に外槽５等の振動を吸収する役割も果たしているため、この循環上流蛇腹管２９ａ自体が揺れることで内面に付着する埃を落下させることもでき、風路内の清潔性はより高められる。

１ 外枠
２ 洗濯兼脱水槽
４ 撹拌翼
５ 外槽
５ａ 排気口
６ 駆動装置
８ 防振支持装置
９ トップカバー
１０ フロントパネル
１５ コントロールユニット
１６ 冷却給水電磁弁
１８ 注水口
１９ 主給水電磁弁
２０ 洗剤溶解容器
２１ ソフナ給水電磁弁
２２ 槽クリーニング給水電磁弁
２３ 水冷除湿ダクト
２４ ダクトノズル
２４ａ 洗浄ノズル
２４ｂ 冷却ノズル
２４ｃ 給水口
２５ 乾燥フィルタ
２６ 乾燥フィルタケース
２７ 循環ファン
２８ 外槽上カバー
２９ 注水蛇腹管
２９ａ 循環上流蛇腹管
２９ｂ 循環下流蛇腹管
３０ 吹き出し口
３１ ヒータ
３２ ファンケーシング
３３ 排水電磁弁
３４ 排水ホース
３５ 脚
３６ ベース
３７ 洗濯物
３８ 熱交換板
３９ 冷却水
４０ ブローホース
４１ 洗浄水

Claims (5)

1. 外枠内に支持された外槽と、この外槽内に回転可能に設置された洗濯物を収容する洗濯兼脱水槽と、前記外枠に支持され前記外槽の上部から前記洗濯兼脱水槽内へ空気を供給する送風手段と、前記外槽の下部にある排気口から前記外槽の上部へと延びて前記空気を除湿し前記送風手段へ送る除湿ダクトを備えた縦型洗濯乾燥機において、
   前記除湿ダクトは、前記外槽と一体に形成され、
   前記除湿ダクトと前記送風手段とを連通させる蛇腹管を有し、
   前記蛇腹管へ向けて水を吹きつける洗浄手段が前記除湿ダクトに設けられたことを特徴とする縦型洗濯乾燥機。
2. 請求項１において、前記洗浄手段は、水道水を供給するための水道水供給部と、前記水道水を散水する洗浄用流入口を有し、前記水道水の水圧が０．８Ｐａの場合に、前記蛇腹管の上部へ散水することを特徴とする縦型洗濯乾燥機。
3. 請求項１において、前記除湿ダクト内に冷却水を流入させる冷却手段と、前記洗浄手段とが、一体で形成されており、共通の水道水供給部を介して洗浄用流入口および冷却用流入口から水を流入させることを特徴とする縦型洗濯乾燥機。
4. 請求項３において、前記洗浄用流入口から流入した水は、前記洗浄手段が設けられた側のダクト壁面と対向する側のダクト壁面の上方に位置する前記蛇腹管へ向けて吹きつけられることを特徴とする縦型洗濯乾燥機。
5. 請求項３において、洗濯工程時には、前記洗浄用流入口と前記冷却用流入口の両方から水が流入し、乾燥工程時には、前記冷却用流入口のみから水が流入することを特徴とする縦型洗濯乾燥機。