JP2015223118A - 植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラム - Google Patents

植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2015223118A
JP2015223118A JP2014110142A JP2014110142A JP2015223118A JP 2015223118 A JP2015223118 A JP 2015223118A JP 2014110142 A JP2014110142 A JP 2014110142A JP 2014110142 A JP2014110142 A JP 2014110142A JP 2015223118 A JP2015223118 A JP 2015223118A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
time
plant
growth environment
facility
plant growth
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2014110142A
Other languages
English (en)
Inventor
強 倉本
Tsutomu Kuramoto
強 倉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOMORO NUNOBIKI STRAWBERRY FARM CO Ltd
Original Assignee
KOMORO NUNOBIKI STRAWBERRY FARM CO Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOMORO NUNOBIKI STRAWBERRY FARM CO Ltd filed Critical KOMORO NUNOBIKI STRAWBERRY FARM CO Ltd
Priority to JP2014110142A priority Critical patent/JP2015223118A/ja
Publication of JP2015223118A publication Critical patent/JP2015223118A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/10Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
    • Y02A40/25Greenhouse technology, e.g. cooling systems therefor

Landscapes

  • Cultivation Of Plants (AREA)
  • Greenhouses (AREA)
  • Hydroponics (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境を精度良く効率的に制御可能な植物生育環境システムを提供すること。【解決手段】植物生育環境制御装置のコントローラー40は、各日について、日の出・日の入り時刻によって規定される植物時間を記憶する記憶部40bと、植物時間をカウントする植物時計40cと、カウントされた時刻に基づき炭酸ガス濃度、温度等を制御する制御部40aを備えている。日の出・日の入り時刻には、植物生育場所を考慮して補正が施されている。【選択図】図1

Description

本発明は、太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラムに関する。
イチゴ、ブドウ等の果実、キュウリ、ナス等の野菜、その他の各種の植物は、太陽光を利用して、ビニールハウス、ガラス張りの温室等の栽培用の施設内で促成栽培される。施設内の植物生育環境は、タイマー、各種のセンサーに基づき制御される。
特許文献1に開示の植物の栽培促進方法では、コントロールユニットの制御部は、タイマーの動作により、燃焼装置を日没前の所定時刻に作動させ翌朝の所定時刻に停止させ、温室内における二酸化炭素の供給を制御している。特許文献2に開示のハウスの野菜果物の効率的育成方法では、ヒーターの発熱時間を日の出と日の入りを基準に制御して、野菜果実に供給される水を温めている。特許文献3に開示の植物栽培方法では、明るさセンサーを用いて日の出および日暮れを感知し、昼夜において異なる潅水条件で潅水制御を行っている。
特開平11−266705号公報 特開平09−275814号公報 特開2007−252234号公報
ここで、植物は、その生育地域、生育場所の環境に即して生命活動を行っている。そのため、例えば同じ庭に植えた花でも、常に傍にある植木等の陰になるところでは、生育が遅れ、また、日当たりの良いところ、乾燥するところ等の間においても生育の差がはっきり表れる。さらに、地域の日の出、日の入りは緯度により明確に大きな時間差があり、季節感は大きく違う。
このように、植物は、その地域その場所で、その環境を認識し、生育する。したがって、人間の定めたカレンダーおよび24時間の等間隔時間に従って植物は反応していない。よって、植物を人工環境の下で生育する場合、特に、太陽光利用型の施設(植物工場)内で生育する場合には、上記のような環境特性(日の出時刻、日の入り時刻)を考慮することが必須条件となる。
従来においては、上記のように、日の出時刻、日の入り時刻に基づき、太陽光利用型の植物生育用の施設内の植物生育環境が制御されているが、日の出時刻、日の入り時刻をどのように設定するのかについては何ら考慮されていない。特許文献1、2に記載されているようなタイマー制御を行う場合には、経験則に基づき、人為的に日の出・日の入り時刻を設定しているのが一般的である。このような制御では、設定者の経験と勘に頼らざるを得ず、また、一旦、タイマー設定されると設定が更新されることが無いのが現状である。よって、精度が高く、効率の良い形態での生育環境の制御を期待できない。
太陽光利用型の施設内の植物生育環境の制御を、精度が高く、効率の良い形態で行うためには、植物の生育場所の環境に応じて、日の出時刻、日の入り時刻を定め、これらの日
の出時刻、日の入り時刻を基準に、植物の生育を管理するプログラムを動作させることが求められる。このような1日の植物の活動の基準となる日の出時刻から日の入り時刻までの時間軸を設定することにより、植物生育環境を、精度良く、しかも効率良く行うことが可能になり、植物を効率良く促成栽培することが可能になる。
ここで、上記の特許文献3では明るさセンサーによって日の出および日没を検出し、これに基づき植物生育環境を制御している。この方法では、日の出時刻を事前に知ることができないので、日の出時刻よりも前の時点から、植物が活動を開始する日の出時刻に合わせて、植物生育環境を事前に整える予測制御を精度良く効率的に行うことができない。同様に、日没に合わせて、日没前の所定時間に亘って、必要とされる植物生育環境の予測制御を精度良く効率的に行うことができない。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、日の出・日の入り時刻を基準とする植物の毎日の時間軸を植物時間と定義し、日毎に変動する植物時間に基づき、太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境を精度良く効率的に制御する植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラムを提供することにある。
上記の課題を解決するために、本発明は、太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境の制御方法であって、
前記施設内の植物生育環境を制御する植物生育環境制御装置に、前記施設内の生育環境制御の基準時計として、植物時間をカウントする植物時計の機能を持たせ、
前記植物時間に基づき、日毎の前記施設内の生育環境を前記植物生育環境制御装置によって制御させるようにし、
前記植物時間は、生育対象の植物の1日の単位を、日の出時刻から日の入り時刻までの時間帯として定義したものであり、
各日の前記日の出時刻および前記日の入り時刻は、前記施設の立地場所の緯度に基づき算定される算定時刻に、少なくとも第1の時刻補正を施して算出した補正時刻であり、
前記第1の時刻補正は、前記施設の日照に影響を与える前記施設の立地場所の標高および地形(地表の高低や起伏等)に基づく補正であることを特徴としている。
ここで、前記植物時間に基づく生育環境の制御には、一般的には、前記施設内の二酸化炭素の供給制御、温度制御、湿度制御、補光制御、および、水、養液あるいは肥料の供給制御のうちの少なくとも一つの制御が含まれる。
本発明では、所定の期間、例えば、365日の1年間分について、植物を生育する施設の日の出時刻、日の入り時刻を算出し、これによって定義される日毎に変動する各日の植物時間に基づき、植物生育環境制御装置によって、施設内の植物の生育環境の制御を行わせる。
例えば、或る1日における生育環境の炭酸ガス供給制御においては、当日が始まる時刻である日の出時刻を0時に設定し、0時を基準として施設内の炭酸ガス供給を制御する。例えば、0時よりも前の時刻から炭酸ガスの供給を開始して、植物の1日が始まる0時において、施設内の炭酸ガス濃度を目標とする濃度となるようにする。翌日が始まる時刻は、設定されている翌日の日の出時刻であり、これを基準として炭酸ガス供給制御を行う。以後、毎日、同様に制御を行う。
例えば、施設内の温度制御においては、当日が始まる時刻である日の出時刻を0時とすると、0時の所定時間後、例えば0時から1時間後の1時に、施設内温度が例えば15℃に維持されるように、施設内の温度制御動作を行う。同様に、翌日が始まる時刻である翌
日の日の出時刻を基準として、その1時間後の1時に施設内温度が15℃となるように温度制御を行い、以後、毎日同様に制御を行う。
例えば、施設の場所、季節等によっては、太陽光による日照量だけでは不足する場合がある。この場合には、例えば、日の入り時刻から所定の時間に亘って人工照明光により日照不足を補う補光制御が行われる。この場合、日の入り時刻が正確でないと、実際の日の入り時刻よりも前から補光制御が開始されてしまうことや、日の入り後に一定の時間を経過した後に補光制御が開始されてしまうことが頻発する。このような弊害を回避することが可能になる。また、日の出時刻から日の入り時刻までの間において、太陽光の光量を制御する光量制御も植物時間に基づき効率良く行うことができる。
このように、植物生育環境制御装置が、各日について、日の出時刻から日の入り時刻までの時間軸である植物時間を持つことにより、施設内の生育環境についてより高度な複合管理を行う場合に、日の出後の事象変化(炭酸ガス濃度、温度等)の事前予測の精度を上げることができる。これにより、より高度で、エネルギー効率の良い生育環境制御を実現でき、植物の生育を効率良く行うことが可能になる。
また、各日の日の出・日の入り時刻は、施設の立地場所の緯度に基づき算定される時刻を、施設の日照に影響を与える施設の立地場所の標高および地形(地表の高低や起伏等)に基づき補正したものである。したがって、実際に日が当って植物が光合成等の活動を行う活動時間帯に精度良く対応する時間帯を各日の植物時間として定義できる。よって、生育環境制御をより高い精度で、より効率良く行うことができる。
本発明において、生育対象の植物の活動に、より適した植物時間を定義するために、前記日の出時刻および前記日の入り時刻は、前記算定時刻に、少なくとも前記第1の時刻補正および第2の時刻補正を施して算出した補正時刻であり、前記第2の時刻補正は、前記施設の日照に影響を与える前記施設の周囲環境(隣接建物、隣接樹木の有無等)に基づく補正であることが望ましい。
施設に隣接して高い建物、樹木等がある場合には、それらによって施設内の植物の日照が遮られる。この結果、植物に日差しが当り始める日の出時刻が遅れ、また、植物に日差しが当らなくなる日の入り時刻が早まる。これらの周囲環境を考慮して設定された日の出・日の入り時刻によって各日の植物時間を定義することで、精度が高く、効率のよい生育環境制御を実現できる。
また、本発明において、前記日の出時刻および前記日の入り時刻は、前記算定時刻に、前記第1の時刻補正、前記第2の時刻補正および第3の時刻補正を施して算出した補正時刻であり、前記第3の時刻補正は、前記施設内の植物の生育場所の日照に影響を与える前記施設内における生育植物の周囲環境(施設内の位置による日当たりの良否等)に基づく補正であることが望ましい。
施設内の植物は、その生育場所によっても日照状態が変動する場合がある。例えば、壁際の生育場所では他の生育場所よりも日照の開始時間が遅れ、また、終了時間が早まることがある。また、冷暖房機器の近傍に位置する植物は、これらの機器によって日照の開始時間が遅れ、終了時間が早まることがある。さらに、多段の棚で高設栽培されている植物では、上段と下段とでは日当たりが相違する。これらの施設内の周囲環境を考慮して設定された日の出・日の入り時刻によって各日の植物時間を定義することで、より精度が高く、より効率的な生育環境制御を実現できる。
ここで、第2の時刻補正においては、施設の周囲環境に応じて、施設の各部分における
日の出・日の入り時刻が相違する。また、第3の時刻補正においては、施設内の生育場所に応じて、日の出・日の入り時刻が相違する。第2、第3の時刻補正においては、これらの相違を考慮して最適な補正値を算出して補正を施せばよい。
この代わりに、前記施設内を複数の植物生育ゾーン、例えば、施設内を平面方向あるいは上下方向において複数の植物生育ゾーンに分け、植物生育ゾーン毎に、前記第1、第2、第3の時刻補正のための補正値を算出して補正を行い、前記生育環境制御装置には、前記植物生育ゾーンのそれぞれに割り当てた前記植物時間をカウントする前記植物時計を持たせるようにしてもよい。
このように、施設内の複数の植物生育ゾーンのそれぞれに割り当てた複数の植物時間を定義しておくことで、より精度が高く、より効率的な生育環境制御を実現できる。
次に、本発明は、上記の制御方法を用いて、太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境を制御する植物生育環境制御装置であって、
日毎の前記日の出時刻および前記日の入り時刻を記憶保持する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている前記日の出時刻および前記日の入り時刻に基づき、前記植物時間をカウントする前記植物時計として機能する計時部と、
前記計時部によってカウントされる前記植物時間に基づき、毎日の前記施設内の植物生育環境を制御する制御部と、
を有していることを特徴としている。
ここで、本発明の植物生育環境制御装置は、前記日の出時刻および前記日の入り時刻が入力される入力部と、前記入力部から入力された情報を前記記憶部に保持させ、あるいは、前記情報によって前記記憶部の記憶情報を更新する時刻設定更新部とを有していることが望ましい。
次に、本発明は、太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境を制御するために、上記の制御方法を、コンピュータに実行させる植物生育環境制御用プログラムであって、
日毎の前記日の出時刻および前記日の入り時刻を記憶保持する記憶部、
前記記憶部に記憶されている前記日の出時刻および前記日の入り時刻に基づき、前記植物時間をカウントする前記植物時計として機能する計時部、および、
前記計時部によってカウントされる前記植物時間に基づき、毎日の前記施設内の植物生育環境を制御する制御部としてコンピュータを機能させることを特徴としている。
更に、コンピュータを、前記日の出時刻および前記日の入り時刻が入力される入力部、および、前記入力部から入力された情報を前記記憶部に保持させ、あるいは、前記情報によって前記記憶部の記憶情報を更新する時刻設定更新部として機能させることが望ましい。
本発明を適用したイチゴ栽培ハウスの全体構成を示す説明図である。 図1のイチゴ栽培ハウスに設置されている高設ベンチを示す説明図、および、b−b線で切断した部分を示す概略横断面図である。 図1のイチゴ栽培ハウスの生育環境制御システムの制御系を示す概略ブロック図である。 図3のシステムに設定されている各日の植物時間および制御動作例を示す説明図である。 植物時間を定義する日の出・日の入り時刻の補正内容を示す説明図である。 イチゴの生育環境制御動作例を示すフローチャートである。
以下に、図面を参照して、本発明を適用したイチゴ栽培ハウスの温度管理システムの実施の形態を説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る環境制御システムが備わっているイチゴ栽培ハウスを示す説明図であり、図2(a)は高設ベンチを示す説明図であり、図2(b)は図2(a)のb−b線で切断した部分を示す高設ベンチ2の概略横断面構成を示す説明図である。
(イチゴ栽培ハウスの全体構成)
イチゴ栽培ハウス1は、光透過性のシート、板材等から構成された一般的なものであり、その内部には、イチゴの養液栽培用の高設ベンチ2が並列配置されており、各列の高設ベンチ2の間には作業員、作業台車などの通過用の隙間が形成されている。図1においては一列分の高設ベンチ2を模式的に示してある。
高設ベンチ2は、図2(b)に示すように、パイプ材、アングル材を組み立てることにより構成した支持台3の上に、発泡プラスチック製の養液栽培容器4を載せた構成となっている。養液栽培容器4は上方に開口した凹断面形状のものであり、その凹部5にはロックウール微粒綿などからなる培地6が形成されている。
培地6の上には、長手方向に水平に延びる養液供給管7が配置されており、ここに形成されている供給孔から養液が培地6に供給される。養液栽培容器4の凹部5の底部中央には長手方向に延びる排水溝8が形成されており、ここには網状パイプからなる排水パイプ9が配置されており、廃液が排水溝8に集められ、当該排水パイプ9に流れ込み、ここを通って排出される。
養液栽培容器4の凹部表面は防水シート10で覆われており、その上には防根シート11が敷かれている。凹部底面には、防水シート10と防根シート11の間に左右一対の電熱線テープ12が貼り付けられている。電熱線テープ12は養液栽培容器4の長手方向に延びている。
図1に示すように、各高設ベンチ2の上に沿って配置されている養液供給管7は養液供給ポンプ13を介して養液供給タンク14につながっており、ここから養液が供給される。養液栽培容器4の底に配置されている排水パイプ9は例えば地下に設置した排水浄化タンク15につながっており、廃液がここに回収されて浄化される。浄化後の液体は、給水タンク16に戻される。給水タンク16内の液体は、給水ポンプ17から給水管18を介して各部に供給される。例えば、高設ベンチ2の真上に沿って一定間隔で下向きに配置されている液体噴霧ノズル19に供給される。これらの液体噴霧ノズル19からの噴霧によって、高設ベンチ2のミスト冷却を行うことができる。
次に、各列の高設ベンチ2の真下に位置するハウス床面部分20に沿って、ビニールシートなどの可撓製シート素材からなる可撓製ダクト21が配置されている。可撓製ダクト21における上方を向いている外周面部分には、そのパイプ長手方向に沿って一定の間隔で空気吹き出し孔21aが形成されている。可撓製ダクト21の先端は開口しており、後端は、ハウス床面部分20から立ち上がっている硬質素材からなるエルボー型の立ち上げダクト22の上端開口に接続されている。
各立ち上げダクト22の下端は、図1に示すように、ハウス床下に配置した床下ダクト
23に接続されている。床下ダクト23はハウス内暖房用の暖房機24の送風口25に接続されている。暖房機24には、その吸気口26を、イチゴ栽培ハウス1外に連通する外気取り入れ口27および当該イチゴ栽培ハウス1の内部に連通する内気取り入れ口28の一方に選択的に接続するシャッター機構29が備わっている。
また、イチゴ栽培ハウス1内の炭酸ガス濃度を調整するために炭酸ガス発生装置39が配置されている。炭酸ガス発生装置39から発生する炭酸ガスは、外気取付け口27および内気取り入れ口28に供給可能となっている。炭酸ガス発生装置39としては各種の構成のものを使用することができる。また、外気と内気の混合割合を調整することで、イチゴ栽培ハウス1内の炭酸ガス濃度を所定の範囲で調節することが可能である。
イチゴ栽培ハウス1内において、その天井には、ハウス床面から所定高さの位置において光透過率の異なる複数枚、本例では2枚の遮光カーテン31、32が上下に所定の間隔を開けて配置されている。これらの遮光カーテン31、32は、それぞれ、開閉機構33、34によって左右に個別に開閉可能である。上側の遮光カーテン31の上側には、保温カーテン35が配置されており、保温カーテン35も開閉機構36によって左右に開閉可能となっている。なお、イチゴ栽培ハウス1の屋根には開閉可能な換気窓37が配置されている。
(生育環境制御システムの制御系)
図3はイチゴ栽培ハウス1の生育環境制御装置の制御系を示す概略ブロック図である。生育環境制御装置は、コントローラー40を備え、コントローラー40は、マイクロコンピューターを中心に構成され、制御部40a、植物時間を記憶保持する記憶部40b、植物時間をカウントする植物時計40cを備えている。また、記憶部40bに植物時間(各日の日の出・日の入り時刻)を設定し、あるいは、入力情報に基づき植物時間を更新可能な時刻設定更新部40dを備えている。
記憶部40b、植物時計40c、時刻設定更新部40dは、コントローラー40とは別個のモジュールとして配置し、後述の通信回線45を介して通信接続されるように構成してもよい。
コントローラー40には、植物時間、炭酸ガス濃度、温度、湿度、給液時間・回数、光量などの各種の制御用パラメータ管理用の駆動条件を入力設定するための手動操作盤41(入力部)が接続されている。また、手動操作盤41を介して、各日の植物時間の設定入力、更新入力が可能となっている。
コントローラー40は、イチゴ栽培ハウス1内の炭酸ガス濃度、温度、日射量、湿度を検出するセンサー群42、および、イチゴ栽培ハウス1外の外気温、日射量、降雨量、風向、風速を検出するセンサー群43が接続されている。さらに、制御対象である、暖房機24、シャッター機構29、遮光カーテン31、32の開閉機構33、34、保温カーテン35の開閉機構36、液体噴霧ノズル19に液体を供給するための給水ポンプ17、電熱線テープ12に対する給電制御器44、換気窓37の開閉機構38、炭酸ガス発生装置39などに接続されている。
コントローラー40、および、上記の各部には、共通の通信規格により通信を行う入出力用の共通の通信モジュールが搭載されており、通信回線45を介して通信を行うことが可能である。また、通信回線45に、共通の通信モジュールを介してパーソナルコンピューターなどの通信端末46を接続することにより、コントローラー40との間の通信が可能であり、温度管理用の駆動条件設定を遠隔操作によって設定できる。また、炭酸ガス濃度管理状態、温度管理状態等を、通信回線45を介して監視可能である。各部の駆動電力
は電力盤47から電力線48を介して供給される。
コントローラー40には、炭酸ガス濃度管理、温度管理等を含むイチゴ生育環境制御用のプログラムがインストールされている。手動操作盤41を介して設定された状態に従って、センサー群42、43からの検出信号に基づき、制御対象の各部を駆動制御して、イチゴ栽培ハウス1内の炭酸ガス濃度管理、温度管理等のイチゴ生育環境制御の動作を行う。また、補光制御を行う場合には、人工照明設備が追加される。
(植物時間)
本例のイチゴの生育環境制御システムでは、生育環境制御を記憶部40bに設定した植物時間をカウントする植物時計40bに基づき行われる。
図4は植物時間の例を示す説明図である。植物時間とは、生育対象の植物であるイチゴの1日の単位を、図4に示すように、日の出時刻T1から日の入り時刻T2までの時間帯として定義したものである。したがって、各日の植物時間によって定義される1日は、日ごとに増減する。また、日の出・日の入り時刻は、イチゴ栽培ハウス1(以下、単に「施設」と呼ぶ場合もある。)の立地場所の緯度に基づき算定される算定時刻に、第1の時刻補正、第2の時刻補正および第3の時刻補正を施して算出した補正時刻である。
例えば、図4に示すように、或る年の10月1日から翌年の9月30日までの1年間分(365日)について、植物を生育する施設の日の出時刻、日の入り時刻が事前に算出され、これによって各日の植物時間が定義されている。
図5(a)、(b)および(c)は、第1〜第3の時刻補正を示す説明図である。図5(a)に示す第1の時刻補正は、施設の日照に影響を与える施設の立地場所の標高、および地表の高低や起伏等の地形に基づく補正である。同一緯度に位置する施設であっても、立地場所の標高に応じて日の出・日の入り時刻が変化する。また、施設が平坦地にある場合と斜面にある場合においても日の出・日の入り時刻が変化する。例えば、施設1Aが、図5(a)に示すように、東向きの斜面における高い場所にある場合には、施設1Bのような平坦な地形における低い場所にある場合に比べて、日の出時刻が早い。
図5(b)に示す第2の時刻補正は、施設の日照に影響を与える施設の周囲環境、例えば隣接建物の有無およびそれらの高低等の形状、隣接樹木の有無およびそれらの高低等の形状、その等の状態に基づく補正である。
施設1Cに隣接して高い建物51、樹木52等がある場合には、それらによって施設1C内の植物の日照が遮られる。この結果、建物51、樹木52等から離れた位置にある施設1Dに比べて、植物に日差しが当り始める日の出時刻が遅れ、あるいは、植物に日差しが当らなくなる日の入り時刻が早まる。これらの周囲環境を考慮して、適切な時刻補正を日の出・日の入り時刻に施す。これにより、日の出・日の入り時刻を精度良く設定できる。また、落葉樹等の場合には、葉の茂っている季節では日照が完全に遮断され、冬等では日照が遮断されないので、季節に応じた周囲環境の変化も考慮することが望ましい。
図5(c)に示す第3の時刻補正は、施設内のイチゴの生育場所の日照に影響を与える施設内におけるイチゴの周囲環境(施設内の位置による日当たりの良否等)に基づく補正である。
施設1E内で生育されるイチゴは、その生育場所によっても日照状態が変動する場合がある。例えば、図5(c)に示すように、壁際、各種の機器53の近傍等に設置された高設棚54で生育されるイチゴは、中央側の高設棚55で生育されるイチゴに比べて、日照
の開始時間が遅れ、あるいは、日照の終了時間が早まることがある。また、高設栽培において、二段の高設棚56を用いる場合等においては、当該高設棚56によって隣接する高設棚57のイチゴへの日照が遮れ、日照の開始時刻が遅れることがある。
これらの施設内の周囲環境を考慮することで、日の出・日の入り時刻を精度良く設定できる。例えば、施設内の各位置での日照開始時刻、日照終了時刻を検出し、これらに基づき、適切な補正値を算出する。算出した補正値を用いて、日の出・日の入り時刻を補正する。
(生育環境の制御動作の例)
図6は、生育環境制御装置によるイチゴの生育環境の制御動作例を示すフローチャートである。
図6に示すように、或る1日における生育環境の炭酸ガス施肥動作の制御においては、コントローラー40は、植物時計40cに対して、当日が始まる時刻である日の出時刻を0時に設定し、0時を基準としてカウントされる植物時計40cの時刻に基づき、施設内の炭酸ガス施肥動作を制御する。炭酸ガスの供給は、例えば、暖房機24を送風モードで駆動し、炭酸ガス発生装置39によって発生させた炭酸ガスを、外気取り入れ口27あるいは内気取り入れ口28に供給する。炭酸ガスを含む空気を、送風モードの暖房機24によって、各高設ベンチ2の真下に沿って配置されている可撓製ダクト21の空気吹き出し孔21aから高設ベンチ2の底に吹き出す。炭酸ガス濃度は、センサー群42に含まれる炭酸ガス濃度センサーによって検出される。
炭酸ガス施肥動作では、0時(翌日の日の出時刻)よりも前の時刻から炭酸ガス施肥を開始して、イチゴの1日が始まる0時(日の出時刻)において、施設内の炭酸ガス濃度が目標とする濃度となるようにする。そのために、コントローラー40の制御部40aは、翌日が始まる日の出時刻を、記憶部40bから事前に読み込み、植物時計40cに設定されている当日の日の出・日の入り時刻を更新する(ステップST1:植物時間の更新)。
植物時計40cは、通常の計時機能を備え、毎日更新される日の出・日の入り時刻を基準として植物時間のカウントを行う。制御部40aは、植物時間のカウントに基づき、生育環境の制御動作を行う。
炭酸ガス濃度制御においては、翌日の日の出時刻よりも前の時刻、例えば、1.5時間前の時刻から、炭酸ガスの供給を開始する(ステップST2、ST3)。炭酸ガスの供給開始後は、センサー群42に含まれている炭酸ガス濃度センサーによって検出される濃度が、翌日が始まる日の出時刻において、予め設定されている濃度に到達するように、濃度制御を行う(ステップST4)。
植物時計40cによって0時、すなわち、翌日が始まる日の出時刻になったことが検出された後は、設定濃度を維持しながら、炭酸ガスの供給を所定時間に亘って行う。例えば、炭酸ガスの吐出開始時刻から4〜6時間経過した後の時刻において炭酸ガスの供給を止める(ステップST5)。翌日が始まる時刻は、設定されている翌日の日の出時刻であり、これを基準として炭酸ガス施肥動作を制御する。以後、毎日、同様に制御を行う。
施設内の温度制御においても、同様に植物時間に基づき制御動作が行われる。すなわち、当日が始まる時刻である日の出時刻を0時とすると、0時の所定時間後、例えば0時から1時間後の1時に、施設内温度が例えば15℃に維持されるように、施設内の温度制御動作を行う。
温度制御動作において、例えば、高設ベンチ2を加温する場合には、暖房機24を駆動して温風を供給して、各高設ベンチ2の真下に沿って配置されている可撓製ダクト21の空気吹き出し孔21aから温風を高設ベンチ2の底に吹き付ける。夜間などのように外気温が低い場合には、電熱線テープ12を発熱させて高設ベンチ2を温め、保温カーテン35を開閉制御して高設ベンチ2を所定の温度状態に維持する。一方、日中において日差しが強い場合には遮光カーテン31、32の双方あるいは一方を閉じて直射日光によって高設ベンチ2が過熱状態にならないように制御する。また、液体噴霧ノズル19から液体を噴霧して、イチゴ栽培ハウス内をミスト冷却する。
給液管理動作においても同様に植物時間に基づき制御される。給液管理動作においては、当日の日の出時刻の所定時間前、例えば、30分前の時刻において、当日のための第1回目の給液を行う。また、当日の日の入り時刻の2時間前の時刻において最後の給液が終了するように、給液動作を行う。
このように、本例の生育環境制御システムは、各日について、日の出時刻から日の入り時刻までの時間軸である植物時間を持っている。したがって、施設内の生育環境についてより高度な複合管理を行う場合に、日の出後の事象変化(炭酸ガス濃度、温度等)の事前予測の精度を上げることができる。これにより、より高度で、エネルギー効率の良い生育環境制御を実現でき、イチゴ等の植物の生育を効率良く行うことが可能になる。
(その他の実施の形態)
施設内を複数の植物生育ゾーン、例えば、施設内を平面方向あるいは上下方向において複数のイチゴ生育ゾーンに分けてもよい。この場合には、生育環境制御装置の記憶部40bには、イチゴ生育ゾーンのそれぞれに割り当てた植物時間が設定される。
説明を簡単にするために、施設内を壁際部分と中央部分との2つのゾーンに分け、それぞれに異なる日の出・日の入り時刻によって規定される植物時間を設定する。ゾーン分けに合わせて、ダクト21、養液供給管7等の制御系統を二系統に分け、独立して温風、炭酸ガス、養液の供給開始・停止を制御できるようにする。これに伴って、温度センサー、炭酸ガスセンサー等も各ゾーンに配置する。
植物時計40cは、各イチゴ生育ゾーンについて別個の植物時間をカウントする。制御部40aは、各イチゴ生育ゾーンについて、個別にカウントされる植物時間に基づき、生育環境の制御動作を行う。例えば、中央側のゾーンでは、壁際のゾーンに比べて、日の出時刻が早いので、それに合わせて、炭酸ガスの供給制御、温度制御の開始時刻を早める。また、壁際のゾーンでは中央側のゾーンに比べて日の入り時刻が早いので、それに合わせて、給液施肥の終了時点を早める。
このように、1つの施設内において複数の植物時間を設定することで、より精度良く、各位置で生育されるイチゴの生育環境を制御できる。
1 イチゴ栽培ハウス
2 高設ベンチ
3 支持台
4 養液栽培容器
5 凹部
6 培地
7 養液供給管
8 排水溝
9 排水パイプ
10 防水シート
11 防根シート
12 電熱線テープ
13 養液供給ポンプ
14 養液供給タンク
15 排水浄化タンク
16 給水タンク
17 給水ポンプ
18 給水管
19 液体噴霧ノズル
20 ハウス床面部分
21 ダクト
21a 空気吹き出し孔
22 立ち上げダクト
23 床下ダクト
24 暖房機
25 送風口
26 吸気口
27 外気取り入れ口
28 内気取り入れ口
29 シャッター機構
31、32 遮光カーテン
33、34 開閉機構
35 保温カーテン
36 開閉機構
37 換気窓
38 開閉機構
39 炭酸ガス発生装置
40 コントローラー
40a 制御部
40b 記憶部
40c 植物時計
40d 時刻設定更新部
41 手動操作盤
42、43 センサー群
44 給電制御器
45 通信回線
46 通信端末
47 電力盤
48 電力線

Claims (10)

  1. 太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境の制御方法であって、
    前記施設内の植物生育環境を制御する植物生育環境制御装置に、前記施設内の生育環境制御の基準時計として、植物時間をカウントする植物時計の機能を持たせ、
    前記植物時間に基づき、日毎の前記施設内の生育環境を前記植物生育環境制御装置によって制御させるようにし、
    前記植物時間は、生育対象の植物の1日の単位を、日の出時刻から日の入り時刻までの時間帯として定義したものであり、
    各日の前記日の出時刻および前記日の入り時刻は、前記施設の立地場所の緯度に基づき算定される算定時刻に、少なくとも第1の時刻補正を施して算出した補正時刻であり、
    前記第1の時刻補正は、前記施設の日照に影響を与える前記施設の立地場所の標高および地形に基づく補正であることを特徴とする植物生育環境の制御方法。
  2. 前記植物時間に基づく生育環境の制御には、前記施設内の二酸化炭素の供給制御、温度制御、湿度制御、補光制御、および、水、養液あるいは肥料の供給制御のうちの少なくとも一方の制御を含むことを特徴とする請求項1に記載の植物生育環境の制御方法。
  3. 前記日の出時刻および前記日の入り時刻は、前記算定時刻に、少なくとも前記第1の時刻補正および第2の時刻補正を施して算出した補正時刻であり、
    前記第2の時刻補正は、前記施設の日照に影響を与える前記施設の周囲環境に基づく補正である請求項1または2に記載の植物生育環境の制御方法。
  4. 前記日の出時刻および前記日の入り時刻は、前記算定時刻に、前記第1の時刻補正、前記第2の時刻補正および第3の時刻補正を施して算出した補正時刻であり、
    前記第3の時刻補正は、前記施設内の植物の生育場所の日照に影響を与える前記施設内における生育植物の周囲環境に基づく補正である請求項3に記載の植物生育環境の制御方法。
  5. 前記施設内を複数の植物生育ゾーンに分け、
    前記植物生育環境制御装置には、前記植物生育ゾーンのそれぞれに割り当てた前記植物時間をカウントする前記植物時計を持たせ、
    前記植物時間のそれぞれにおける前記日の出時刻および前記日の入り時刻は、前記算定時刻に、前記植物生育ゾーン毎に、前記第1の時刻補正、前記第2の時刻補正および前記第3の時刻補正のうちの少なくとも一つの時刻補正を施して算出した補正時刻である請求項4に記載の植物生育環境の制御方法。
  6. 前記植物生育環境制御装置は、前記植物時間の前記日の出時刻に基づき、二酸化炭素の供給開始時間および供給終了時間を制御し、前記日の出時刻および前記日の入り時刻に基づき、水、養液あるいは肥料の供給を制御する請求項1ないし5のうちのいずれか一つの項に記載の植物生育環境の制御方法。
  7. 請求項1ないし6のうちのいずれかの項に記載の制御方法を用いて、太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境を制御する植物生育環境制御装置であって、
    日毎の前記日の出時刻および前記日の入り時刻を記憶保持する記憶部と、
    前記記憶部に記憶されている前記日の出時刻および前記日の入り時刻に基づき、前記植物時間をカウントする前記植物時計として機能する計時部と、
    前記計時部によってカウントされる前記植物時間に基づき、毎日の前記施設内の植物生育環境を制御する制御部と、
    を有している植物生育環境制御装置。
  8. 前記日の出時刻および前記日の入り時刻が入力される入力部と、
    前記入力部から入力された情報を前記記憶部に保持させ、あるいは、前記情報によって前記記憶部の記憶情報を更新する時刻設定更新部と、
    を有している請求項7に記載の植物生育環境制御装置。
  9. 太陽光を利用して植物を生育する施設内の植物生育環境を制御するために、請求項1ないし6のうちのいずれかの項に記載の制御方法を、コンピュータに実行させる植物生育環境制御用プログラムであって、
    日毎の前記日の出時刻および前記日の入り時刻を記憶保持する記憶部、
    前記記憶部に記憶されている前記日の出時刻および前記日の入り時刻に基づき、前記植物時間をカウントする前記植物時計として機能する計時部、および、
    前記計時部によってカウントされる前記植物時間に基づき、毎日の前記施設内の植物生育環境を制御する制御部
    としてコンピュータを機能させることを特徴とする植物生育環境制御用プログラム。
  10. 更に、コンピュータを、
    前記日の出時刻および前記日の入り時刻が入力される入力部、および、
    前記入力部から入力された情報を前記記憶部に保持させ、あるいは、前記情報によって前記記憶部の記憶情報を更新する時刻設定更新部
    として機能させる請求項9に記載の植物生育環境制御用プログラム。
JP2014110142A 2014-05-28 2014-05-28 植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラム Pending JP2015223118A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014110142A JP2015223118A (ja) 2014-05-28 2014-05-28 植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2014110142A JP2015223118A (ja) 2014-05-28 2014-05-28 植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2015223118A true JP2015223118A (ja) 2015-12-14

Family

ID=54840408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2014110142A Pending JP2015223118A (ja) 2014-05-28 2014-05-28 植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2015223118A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105746116A (zh) * 2016-02-24 2016-07-13 吕强 一种提高草莓产量的种植技术
CN107179794A (zh) * 2017-06-28 2017-09-19 深圳市海龙通科技有限公司 一种控制植物生长环境的装置
JP2018046774A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 宜彦 水島 植物工場における植物栽培方法
JP2018078818A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 株式会社オーガニックnico 農業用環境制御装置
KR20180108338A (ko) * 2017-03-24 2018-10-04 (주) 오토이노텍 전원선 통신을 이용한 비닐하우스 스마트팜 장치
CN108697053A (zh) * 2016-02-29 2018-10-23 帝人薄膜解决有限公司 农用棚、使用该农用棚的植物栽培方法和热射线反射膜结构体
JP2019024456A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 富士電機株式会社 温室内温度管理システム及びコンピュータプログラム
KR102011597B1 (ko) * 2018-02-08 2019-10-21 주식회사 테스트원 스마트 농장 시스템
JP2019201592A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 株式会社四国総合研究所 光照射システム及び光照射方法
JP2020065457A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社Ihi 植物の栽培施設の管理制御装置および管理制御方法
CN113057049A (zh) * 2021-03-16 2021-07-02 安徽农业大学 一种基于物联网的农业智能化平台
JP2021100395A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 井関農機株式会社 植物栽培設備
KR102350450B1 (ko) 2021-05-31 2022-01-12 (주)카탈로닉스 무인 관수 및 시비 시스템 및 방법
NL2027064B1 (en) * 2020-12-08 2022-07-07 Dalsem Beheer B V Greenhouse with carbon dioxide dosing installation
CN115152613A (zh) * 2022-08-16 2022-10-11 合肥创农生物科技有限公司 一种基于种植柜的气体动态平衡控制***
KR20230028686A (ko) 2021-08-20 2023-03-02 (주)카탈로닉스 관수 및 시비를 위한 이동형 로봇 시스템
KR102509127B1 (ko) * 2022-01-03 2023-03-10 (주) 시티팜 수경재배기에 대한 광 조절 시스템

Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01269439A (ja) * 1988-04-19 1989-10-26 Iseki & Co Ltd 養水供給装置
JPH0471429A (ja) * 1990-07-13 1992-03-06 Taiyo:Kk ハウスの温度制御装置
JPH04200325A (ja) * 1990-11-30 1992-07-21 Hitachi Ltd 炭酸ガス供給温室
JPH10201368A (ja) * 1997-01-21 1998-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 育苗照明方法及びその装置
US5818734A (en) * 1996-06-12 1998-10-06 Cornell Research Foundation, Inc. Method for controlling greenhouse light
JPH1146585A (ja) * 1997-06-06 1999-02-23 Marutetsuku:Kk 植物の栽培促進方法及びその装置
JPH11266705A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Marutec:Kk 植物の栽培促進方法及びその装置
JP2009129686A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Kiso Micro Kk 太陽電池システム
JP2010136677A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Sekisui Plastics Co Ltd 屋上緑化構造
JP2010226981A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具の光照射方法及び光照射システム
JP2011101630A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Nunobiki Shisetsu Engei Kumiai イチゴ栽培ハウスの温度管理システム
JP2011205948A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Teiraazu Kumamoto Kk 農業用ハウスの開閉装置用制御システム及び開閉装置を利用した農業用ハウスの温度制御方法
JP2011244706A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Idemitsu Kosan Co Ltd 植物栽培方法
JP2014026378A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Nec Casio Mobile Communications Ltd 端末装置、サーバ装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム

Patent Citations (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01269439A (ja) * 1988-04-19 1989-10-26 Iseki & Co Ltd 養水供給装置
JPH0471429A (ja) * 1990-07-13 1992-03-06 Taiyo:Kk ハウスの温度制御装置
JPH04200325A (ja) * 1990-11-30 1992-07-21 Hitachi Ltd 炭酸ガス供給温室
US5818734A (en) * 1996-06-12 1998-10-06 Cornell Research Foundation, Inc. Method for controlling greenhouse light
JPH10201368A (ja) * 1997-01-21 1998-08-04 Matsushita Electric Ind Co Ltd 育苗照明方法及びその装置
JPH1146585A (ja) * 1997-06-06 1999-02-23 Marutetsuku:Kk 植物の栽培促進方法及びその装置
JPH11266705A (ja) * 1998-03-24 1999-10-05 Marutec:Kk 植物の栽培促進方法及びその装置
JP2009129686A (ja) * 2007-11-22 2009-06-11 Kiso Micro Kk 太陽電池システム
JP2010136677A (ja) * 2008-12-11 2010-06-24 Sekisui Plastics Co Ltd 屋上緑化構造
JP2010226981A (ja) * 2009-03-26 2010-10-14 Panasonic Electric Works Co Ltd 照明器具の光照射方法及び光照射システム
JP2011101630A (ja) * 2009-11-11 2011-05-26 Nunobiki Shisetsu Engei Kumiai イチゴ栽培ハウスの温度管理システム
JP2011205948A (ja) * 2010-03-29 2011-10-20 Teiraazu Kumamoto Kk 農業用ハウスの開閉装置用制御システム及び開閉装置を利用した農業用ハウスの温度制御方法
JP2011244706A (ja) * 2010-05-24 2011-12-08 Idemitsu Kosan Co Ltd 植物栽培方法
JP2014026378A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Nec Casio Mobile Communications Ltd 端末装置、サーバ装置、情報処理システム、情報処理方法、およびプログラム

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105746116A (zh) * 2016-02-24 2016-07-13 吕强 一种提高草莓产量的种植技术
CN108697053A (zh) * 2016-02-29 2018-10-23 帝人薄膜解决有限公司 农用棚、使用该农用棚的植物栽培方法和热射线反射膜结构体
JP2018046774A (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 宜彦 水島 植物工場における植物栽培方法
JP2018078818A (ja) * 2016-11-15 2018-05-24 株式会社オーガニックnico 農業用環境制御装置
KR101942716B1 (ko) * 2017-03-24 2019-04-17 (주)오토이노텍 전원선 통신을 이용한 비닐하우스 스마트팜 장치
KR20180108338A (ko) * 2017-03-24 2018-10-04 (주) 오토이노텍 전원선 통신을 이용한 비닐하우스 스마트팜 장치
CN107179794B (zh) * 2017-06-28 2018-07-06 深圳市海龙通科技有限公司 一种控制植物生长环境的装置
CN107179794A (zh) * 2017-06-28 2017-09-19 深圳市海龙通科技有限公司 一种控制植物生长环境的装置
JP2019024456A (ja) * 2017-08-03 2019-02-21 富士電機株式会社 温室内温度管理システム及びコンピュータプログラム
JP7013709B2 (ja) 2017-08-03 2022-02-01 富士電機株式会社 温室内温度管理システム及びコンピュータプログラム
KR102011597B1 (ko) * 2018-02-08 2019-10-21 주식회사 테스트원 스마트 농장 시스템
JP2019201592A (ja) * 2018-05-23 2019-11-28 株式会社四国総合研究所 光照射システム及び光照射方法
JP7097041B2 (ja) 2018-05-23 2022-07-07 株式会社四国総合研究所 光照射システム及び光照射方法
JP7095552B2 (ja) 2018-10-22 2022-07-05 株式会社Ihi 植物の栽培施設の管理制御装置および管理制御方法
JP2020065457A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 株式会社Ihi 植物の栽培施設の管理制御装置および管理制御方法
JP2021100395A (ja) * 2019-12-24 2021-07-08 井関農機株式会社 植物栽培設備
NL2027064B1 (en) * 2020-12-08 2022-07-07 Dalsem Beheer B V Greenhouse with carbon dioxide dosing installation
CN113057049A (zh) * 2021-03-16 2021-07-02 安徽农业大学 一种基于物联网的农业智能化平台
KR102350450B1 (ko) 2021-05-31 2022-01-12 (주)카탈로닉스 무인 관수 및 시비 시스템 및 방법
KR20230028686A (ko) 2021-08-20 2023-03-02 (주)카탈로닉스 관수 및 시비를 위한 이동형 로봇 시스템
KR102509127B1 (ko) * 2022-01-03 2023-03-10 (주) 시티팜 수경재배기에 대한 광 조절 시스템
WO2023128430A1 (ko) * 2022-01-03 2023-07-06 주식회사 시티팜 수경재배기에 대한 광 조절 시스템
CN115152613A (zh) * 2022-08-16 2022-10-11 合肥创农生物科技有限公司 一种基于种植柜的气体动态平衡控制***
CN115152613B (zh) * 2022-08-16 2023-06-06 合肥创农生物科技有限公司 一种基于种植柜的气体动态平衡控制***

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015223118A (ja) 植物生育環境の制御方法、制御装置および制御用プログラム
Stanghellini Environmental control of greenhouse crop transpiration
JP6256821B2 (ja) 農業用ハウス
JP5591521B2 (ja) イチゴ栽培ハウスの温度管理システム
US4858377A (en) Plant oriented control system based upon vapor pressure deficit data
CN108419564B (zh) 一种智能种植箱
CN104429694B (zh) 一种家庭果蔬生产***
JP2011101630A5 (ja)
KR101703170B1 (ko) 식물공장의 환경제어 시스템 및 이를 이용한 환경제어 방법
US20130326950A1 (en) Vertical Agricultural Structure
KR101128470B1 (ko) 빗물을 이용한 자동 급수장치가 구비된 화분
RU2720910C1 (ru) Способ полива растений при выращивании их в условиях защищенного грунта в оранжереях (варианты)
JP2014033622A (ja) 植物栽培装置および植物栽培方法
CN204762487U (zh) 一种节能温室
JP2016154448A (ja) 植物の生育管理システム及び生育管理方法
KR20170108909A (ko) 다단재배 키트를 이용한 버섯재배 시스템 및 재배시설 장치
KR20180089601A (ko) 식물공장의 환경제어 시스템 및 이를 이용한 환경제어 방법
KR101869890B1 (ko) 가정용 식물공장 시스템
KR101979258B1 (ko) 식물 재배기의 생장 환경 제어 시스템 및 방법
KR20200015299A (ko) 스마트 자립형 모종 배양 시스템 및 이를 이용한 모종 배양 방법
JP3203344U (ja) 農作物栽培建物
KR20120074075A (ko) 모듈식 식물공장
JP2019004823A (ja) 環境制御方法および制御拡張ユニット
CN206564968U (zh) 一种太阳能薄膜电池供电供热式藤本作物大棚
CN220935884U (zh) 一种冬季温室大棚结构

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20170517

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20180130

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180220

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20180814