JP2015209253A - シートホルダ及びシートホルダ付き容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】シートの抜き差しが容易なシートホルダ及びシートホルダ付き容器を提供する。【解決手段】シートホルダ10は、容器20の側面20Aに端面12Cを当接させて固定される取付部材12と、取付部材12から上方に延出され、途中で屈曲されて、屈曲部14Cが取付部材12の端面12Cの延長線S上より外側に位置する2本の縦材14と、縦材14の少なくとも一方の上端から他方の上端方向へ延出される横材16と、を備える枠部材18と、を有する。また、シートホルダ付き容器は、箱型の容器20とシートホルダ10とを備え、シートホルダ10の枠部材18は、屈曲部14Cでのみ容器20と接している。【選択図】図2

Description

本発明は、シートホルダ及びシートホルダ付き容器に関する。
特許文献1には、コンテナ箱の側板との間でカード(シート)の下縁の両隅を保持する保持部と、上縁及び上縁の両隅を挟持する挟持部とを有するカードホルダが開示されている。
特許第4092493号公報
特許文献1に記載のカードホルダでは、平面部を有する挟持部によってカードの上縁全体を挟持する。したがって、コンテナ箱の側板とカードホルダとの間にカードを抜き差しする際に、カードと挟持部の平面部との間に摩擦抵抗が生じ、カードが抜き差しし辛い。また、カードを抜き差しする際に、カード表面が挟持部の平面部に接触して汚損する虞がある。さらに、縦枠及び横枠に平面部が形成され、縦枠及び横枠が一定の幅を有している。したがって、カードホルダでカードを挟持した際に、縦枠及び横枠によってカードに記載された情報が遮られる虞がある。
本発明は上記事実を考慮し、シートの抜き差しが容易なシートホルダ及びシートホルダ付き容器を提供することを目的とする。
請求項1に記載のシートホルダは、容器の側面に端面を当接させて固定される取付部材と、前記取付部材から上方へ延出され、途中で屈曲されて、屈曲部が前記取付部材の端面の延長線上より外側に位置する2本の縦材と、前記縦材の少なくとも一方の上端から他方の上端方向へ延出される横材と、を備える枠部材と、を有する。
上記構成によれば、シートホルダの枠部材の縦材が途中で屈曲されて、屈曲部が取付部材の端面の延長線上より外側に位置している。したがって、容器の側面に取付部材の端面を固定させた際に、屈曲部が容器の側面に付勢された状態で当接され、屈曲部と容器の側面との間にシートを挟持することによって保持することができる。
また、シートホルダの枠部材は、屈曲の頂点部である屈曲部のみが容器に当接するため、枠部材の縦材の上端及び横材は容器に当接しない。したがって、シートを抜き差しする際に枠部材の横材とシートとの間に摩擦抵抗が発生しないため、シートの抜き差しが容易となる。
請求項2に記載のシートホルダは、前記取付部材は、前記枠部材の前記縦材の下端に設けられた摺動基部と、前記摺動基部と摺動可能に係合し、容器の側面に端面を当接させて固定される取付基板と、を備える。
上記構成によれば、枠部材が、枠部材の摺動基部によって取付基板に摺動可能に係合しているため、シートホルダによるシートの保持位置を随時変えることができる。したがって、シートに記載された情報を読み取る際に、シートホルダを邪魔にならない位置へ移動することができる。また、2本の縦材を別々に摺動させることにより、挟持されるシートの幅に応じて枠部材の幅を調整することができる。
請求項3に記載のシートホルダは、前記横材又は前記縦材には、摺動可能に係止されたカード収納部が設けられている。
上記構成によれば、シートホルダには、枠部材の横材又は縦材に摺動可能に係止されたカード収納部が設けられている。したがって、シートホルダは、枠部材の縦材の屈曲部でシートを保持するとともに、カード収納部で例えばICカード等を別に保持することができる。また、カード収納部は横材上又は縦材上を摺動可能であるため、屈曲部で保持されたシートに記載された情報を読み取る際に、カード収納部を邪魔にならない位置へ移動することができる。
請求項4に記載のシートホルダ付き容器は、箱型の容器と、シートホルダと、を備え、前記シートホルダの前記枠部材は、前記屈曲部でのみ前記容器と接している。
上記構成によれば、シートホルダは、枠部材の縦材の屈曲部でのみ容器と当接している。つまり、2本の縦材の略1点ずつのみが容器と当接し、枠部材の横材は容器と当接しない。したがって、枠部材の縦材全体及び/又は横材全体が容器と当接する場合に比べ、容器とシートホルダとの間にシートを抜き差しする際に、シートに摩擦抵抗が生じ難い。
請求項5に記載のシートホルダ付き容器は、前記容器の側面下端にはリブが張出しており、前記リブの上方には前記容器の側面から板片が突設されており、前記取付部材は、前記リブと前記板片との間に嵌合されることで、前記容器の側面に固定されている。
上記構成によれば、容器に設けられたリブと板片との間に取付部材を嵌合させることによって、シートホルダを固定している。したがって、ねじ等の固定手段を用いることなく、容器にシートホルダを固定することができる。
請求項6に記載のシートホルダ付き容器は、前記容器の側面下端にはリブが張出しており、前記リブには貫通孔又は凹み部が形成されており、前記シートホルダの前記取付部材の底面には、前記貫通孔又は凹み部に嵌合する嵌合突起が形成されている。
上記構成によれば、容器のリブに形成された貫通孔又は凹み部に、取付部材の底面に形成された嵌合突起を嵌合させることによって、シートホルダを固定している。したがって、シートホルダが横方向へずれる虞がなく、また、シートホルダと容器との間にシートを抜き差しする際に、シートホルダが容器から外れる虞がない。
本発明によれば、シートの抜き差しが容易なシートホルダ及びシートホルダ付き容器を提供することができる。
(A)は第1実施形態のシートホルダを示す斜視図であり、(B)はそのA−A断面図である。 (A)は第1実施形態のシートホルダを容器に取り付けた状態を示す斜視図であり、(B)はそのB−B断面図である。 (A)は第2実施形態に係るシートホルダを示す斜視図であり、(B)はそのC−C断面図である。 (A)は第2実施形態のシートホルダを容器に取り付けた状態を示す斜視図であり、(B)はそのD−D断面図である。 (A)は第3実施形態に係るシートホルダを示す分解斜視図であり、(B)はシートホルダのE−E断面図である。 (A)は第3実施形態のシートホルダを容器に取り付けた状態を示す斜視図であり、(B)はそのF−F断面図である。 (A)は第4実施形態のシートホルダを示す斜視図であり、(B)はそのG−G断面図である。 (A)はだ4実施形態のシートホルダを容器に取り付けた状態を示す斜視図であり、(B)はそのH−H断面図である。
以下、本発明に係るシートホルダ及びシートホルダ付容器の実施例について図面を参照して詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1に示すように、第1実施形態のシートホルダ10は、取付部材12と、枠部材18とから構成されている。取付部材12と枠部材18は、ポリプロピレン(PP)やポリアセタール(POM)等のプラスチックから成り、一体成形により形成されている。なお、材料等はこれらに限定するものではなく、例えば金属製の板を溶接等の方法で組み立てたものであってもよい。
取付部材12は、天面12A、底面12B、及び端面12Cを有する細長い板状部材である。取付部材12の底面12Bには、斜面13Aを有する2個の嵌合突起13が形成されている。
枠部材18は、横材16と2本の縦材14とから構成されている。横材16は円柱形状であり、縦材14に対して垂直方向、すなわち取付部材12に対して平行方向に延出され、2本の縦材14の上端同士を繋いでいる。また、横材16は、取付部材12の長さより若干短い長さとされている。なお、横材16は、少なくとも一方の縦材14の上端から他方の縦材14の上端方向へ延出されていればよく、2本の縦材14の上端同士が繋がれていなくてもよい。
2本の縦材14は平板形状であり、下端に形成された基部14Aが取付部材12の天面12Aの両端部にそれぞれ固定されている。また、2本の縦材14は、取付部材12の天面12Aから垂直方向にそれぞれ延出されている。縦材14は途中でくの字に屈曲されており、図1(B)に示すように、屈曲の頂点部である屈曲部14Cは、取付部材12の端面12Cの延長線S上より外側に位置している。さらに、縦材14には、取付部材12の長手方向にリブ14Bが張出している。
一方、図2に示すように、シートホルダ10が取り付けられる容器は、物流時に用いられるプラスチック製のコンテナ箱(容器)20である。コンテナ箱20の側面20Aには、上端及び下端に沿って側面20Aから垂直方向に張出した横リブ(リブ)22A、22Bと、左右側端に沿って側面20Aから垂直方向に張出した縦リブ22C、22Dと、が設けられている。
コンテナ箱20の側面20A下端の横リブ22Bには、横リブ22Bの上面から下面に貫通する貫通孔23が2箇所に形成されている。また、横リブ22Bの上方には、縦リブ22C、22Dから、横リブ22Bと平行に2個の板片24が突設されている。なお、横リブ22Bには、貫通孔23ではなく凹み部が形成されていてもよい。
また、コンテナ箱20の側面20Aの、縦リブ22C、22D及び横リブ22A、22Bに囲われた部分は、シートホルダ10が収まる大きさとされている。具体的には、縦リブ22C、22Dの間隔は、シートホルダ10の幅、すなわち取付部材12の長さと略同じ大きさとされている。また、横リブ22A、22Bの間隔は、シートホルダ10の高さより若干大きくされ、横リブ22Aとシートホルダ10の横材16との間にシートCを抜き差しするための間隙が設けられている。
コンテナ箱20の側面20Aにシートホルダ10を取り付ける際には、横リブ22Bと板片24との間にシートホルダ10の取付部材12を前面から奥に向けて横から滑り込ませて嵌合させ、取付部材12の端面12Cをコンテナ箱20の側面20Aに当接させる。
このとき、横リブ22Bの貫通孔23と、取付部材12の嵌合突起13とが嵌合される。また、シートホルダ10の取付部材12とリブ14Bとによって板片24が挟持される。なお、両面テープや、接着剤、ビス留め、融着などの接着手段によって、シートホルダ10を直接コンテナ箱20の側面20Aに取り付けてもよい。
また、シートホルダ10の屈曲部14Cは、取付部材12の端面12Cの延長線S上より外側に位置している。したがって、取付部材12の端面12Cをコンテナ箱20の側面20Aに当接させた際、屈曲部14Cはコンテナ箱20の側面20Aに付勢された状態で当接される。このとき、枠部材18は屈曲部14Cのみがコンテナ箱20の側面20Aに当接し、横材16等は側面20Aに当接しない。
シートホルダ10とコンテナ箱20の側面20Aとの間にシートCを差し込む場合、コンテナ箱20の側面20Aに沿ってシートCを下向きに移動させる。途中でシートCが屈曲部14Cに当接するが、そのまま側面20Aと屈曲部14Cとの間にシートCを押し込む。一方、シートCを引き抜く場合には、コンテナ箱20の側面20Aとシートホルダ10の屈曲部14Cとの間に挟持されたシートCを、コンテナ箱20の側面20Aに沿って上向きに引っ張って引き抜く。
シートCは、コンテナ箱20の側面20Aの、縦リブ22C、22D及び横リブ22A、22Bに囲われた部分に収まる大きさとされており、シートCの周縁部を囲うようにシートホルダ10の枠部材18が配置されている。なお、 シートCには、コンテナ箱20内に収容されている部品等の情報が記載されている。具体的には、情報は2次元又は3次元のバーコード等によって表示されており、バーコードリーダーでバーコードを読み取ることにより、コンテナ箱20内の部品を識別する。
第1実施形態では、両側の縦材14によってコンテナ箱20の側面20Aとの間にシートCを挟持するだけで保持することができ、シートCを押えるのに必要な付勢力を持たせられる範囲で、縦材14の幅を細くすることができる。また、横材16によってシートCを保持する必要がないため、横材16は原則不要となる。したがって、横材16をシートC表面から浮かせたり、横材16の幅を細くすることができるため、カードに記載された情報が読み取り易く死角が殆どなくなる。
また、シートホルダ10の枠部材18は、シートCの周縁部を囲うように配置されている。したがって、シートCに記載された情報を読み取る際に、シートホルダ10の枠部材18によって情報が遮られる虞がない。
また、シートホルダ10の枠部材18は、屈曲部14Cでのみコンテナ箱20の側面20Aと当接する。つまり、シートホルダ10とコンテナ箱20の側面20Aとの間にシートCを抜き差しする際、シートホルダ10は、2点の屈曲部14CのみがシートCと当接する。
したがって、縦材14全体及び/又は横材16全体がシートCと当接する場合に比べ、シートCを抜き差しする際に摩擦抵抗が生じ難く、シートの抜き差しが容易となる。また、横材16がシートC表面に接触しないため、シートC表面が汚損される虞がない。
また、シートホルダ10の枠部材18の屈曲部14Cが、コンテナ箱20の側面20Aに付勢された状態で当接している。したがって、2点の屈曲部14Cのみで、シートCを確実に保持することができる。
さらに、縦材14上の屈曲部14Cの位置を変えればシートCの挟持位置を変えることができる。したがって、屈曲部14Cの付勢力を勘案して挟持位置を選択することが可能となり、設計自由度を高めることができる。また、様々な形状や高さのシートCを保持することができ、シートホルダ10を様々な用途に用いることが可能となる。
また、取付部材12をコンテナ箱20のリブ22Bと板片24との間に嵌合させることによって、ねじ等の固定手段を用いることなく、シートホルダ10をコンテナ箱20に固定することができる。
また、このとき、取付部材12の嵌合突起13が横リブ22Bの貫通孔23に嵌合され、取付部材12とリブ14Bとによってコンテナ箱20の板片24が挟持される。したがって、シートCを抜き差しする際に、シートホルダ10がコンテナ箱20から外れる虞がない。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態のシートホルダ30について、図3、4を参照して説明する。なお、シートホルダ30が取り付けられるコンテナ箱20は、上記第1実施形態と同一であるため、同じ符号を付し、説明を省略する。
図3に示すように、シートホルダ30は、取付部材39と枠部材38とから構成されている。取付部材39は、取付基板32と、取付基板32に摺動可能に係合される摺動基部37と、から構成されている。また、枠部材38は、一体成形により形成されたプラスチック製の横材36と2本の縦材34とから構成されている。
取付基板32は、天面32A、底面32B、及び端面32Cを有する細長い板状部材である。取付基板32の底面32Bには、斜面33Aを有する2個の嵌合突起33が形成されている。また、取付基板32の天面32Aには、長手方向に沿って溝35が形成されている。溝35の両端部は開放されており、溝35の断面は上部が狭く内部が広いオーバーハングを有する逆T字形とされている。
横材36は円柱形状であり、縦材34に対して垂直方向、すなわち取付基板32に対して平行方向に延出され、2本の縦材34の上端同士を繋いでいる。なお、横材36は、取付基板32の長さの略半分の長さとされている。
2本の縦材34は平板形状であり、縦材34の下端には、平板形状の摺動基部37が連結されている。縦材34は途中でくの字に屈曲されており、図3(B)に示すように、屈曲の頂点部である屈曲部34Cは、取付基板32の端面32Cの延長線S上より外側に位置している。さらに、縦材34には、縦材34の屈曲部34Cから取付基板32の天面32Aに達して当接するリブ34Bが張出している。
枠部材38を取付基板32に摺動可能に固定する際には、開放されている溝35の端部から摺動基部37を挿入し、溝35と摺動基部37とを係合させる。溝35と摺動基部37とを係合させることで、2本の縦材34は、取付基板32から垂直方向にそれぞれ延出される。このとき、溝35の断面は逆T字形であるため、溝35の両端部以外の部分から摺動基部37が抜ける虞はない。
図4に示すように、コンテナ箱20の側面20Aにシートホルダ30を取り付ける際には、第1実施形態と同様に、横リブ22Bと板片24との間にシートホルダ30の取付基板32を嵌合させ、取付基板32の端面32Cをコンテナ箱20の側面20Aに当接させる。このとき、横リブ22Bの貫通孔23と、取付基板32の嵌合突起33とが嵌合される。
また、シートホルダ30の屈曲部34Cは、取付基板32の端面32Cの延長線S上より外側に位置している。したがって、取付基板32の端面32Cをコンテナ箱20の側面20Aに当接させた際、屈曲部34Cはコンテナ箱20の側面20Aに付勢された状態で当接される。このとき、縦材34のリブ34Bもコンテナ箱20の側面20Aに当接される。
シートホルダ30の横材36は、取付基板32の長さの略半分の長さとされているため、シートホルダ30とコンテナ箱20の側面20Aとの間にシートCを差し込んだ場合、シートホルダ30の枠部材38は、シートCの略半分を囲うように配置される。
第2実施形態では、取付部材39が取付基板32と摺動基部37とから構成されており、枠部材38が取付基板32に摺動可能に固定されているため、枠部材38によるシートCの保持位置を変えることができる。したがって、シートCに記載された情報を読み取る際に、シートホルダ30を邪魔にならない位置へ移動することができる。
また、シートホルダ30とコンテナ箱20の側面20Aとの間にシートCを差し込んだ場合、シートCは、シートホルダ30の屈曲部34C及びリブ34Bに当接する。シートCを屈曲部34C及びリブ34Bによって側面20Aとの間に挟持して保持するため、第1実施形態のシートホルダ10と比べて、シートCをより確実に保持することができる。なお、屈曲部34Cの付勢力のみでシートCを保持できる場合、縦材34にリブ34Bは形成されていなくてもよい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態のシートホルダ40について、図5、6を参照して説明する。なお、シートホルダ40が取り付けられるコンテナ箱20は、上記第1実施形態、第2実施形態と同一であるため、同じ符号を付し、説明を省略する。
図5に示すように、シートホルダ40は、取付部材41と枠部材48とから構成されている。取付部材41は、レール47を有する取付基板42と、取付基板42のレール47に摺動可能に係合される摺動基部45と、から構成されている。また、枠部材48は、一体成形により形成されたプラスチック製の横材46と2本の縦材44とから構成されている。
取付基板42は、天面42A、底面42B、及び端面42Cを有する細長い板状部材である。取付基板42の底面42Bには、斜面43Aを有する2個の嵌合突起43が形成されている。また、取付基板42の天面42Aの両端部には、取付基板42の長手方向外側に向かって2個のリブ49がそれぞれ張出している。さらに、取付基板42の天面42Aには、長手方向に沿ってレール47が形成されている。レール47は円柱形状であり、下端には長手方向に沿ってくびれ部47Aが形成されている。また、レール47の上端には、長手方向に沿って凸部47Bが設けられている。
横材46は円柱形状であり、縦材44に対して垂直方向、すなわち取付基板42に対して平行方向に延出され、2本の縦材44の上端同士を繋いでいる。なお、横材46は、取付基板42の長さの略半分の長さとされている。
2本の縦材44は円柱形状であり、縦材44の下端には摺動基部45が連結されている。縦材44は途中でくの字に屈曲されており、図5(B)に示すように、屈曲の頂点部である屈曲部44Cは、取付基板42の端面42Cの延長線S上より外側に位置している。
摺動基部45は、中空部45Cを有する円柱形状部材であり、2本の縦材44の下端同士を繋いでいる。また、摺動基部45の下端には、長手方向に沿って開口45Aが形成されており、中空部45Cの上端、すなわち摺動基部45の内周面の上端には、長手方向に沿って凹部45Bが設けられている。なお、開口45Aの幅は、レール47のくびれ部47Aの幅と略同じ幅とされている。
枠部材48を取付基板42に摺動可能に固定する際には、摺動基部45の中空部45Cに取付基板42のレール47を係合させる。具体的には、プラスチック製の摺動基部45は弾性力を有するため、摺動基部45の開口45Aの周縁部を押し広げながら、レール47を中空部45Cに圧入する。
中空部45Cとレール47とを係合させた際、摺動基部45の開口45Aの周縁部は、レール47のくびれ部47Aに係止される。また、レール47の凸部47Bは、摺動基部45の凹部45Bに嵌合される。したがって、摺動基部45の中空部45Cからレール47が抜け辛く、また、摺動基部45はレール47に回動不能に固定される。なお、レール47と摺動基部45とを係合させることで、2本の縦材44は、取付基板42から垂直方向にそれぞれ延出される。
図6に示すように、コンテナ箱20の側面20Aにシートホルダ40を取り付ける際には、第1実施形態、第2実施形態と同様に、横リブ22Bと板片24との間にシートホルダ40の取付基板42を嵌合させ、取付基板42の端面42Cをコンテナ箱20の側面20Aに当接させる。このとき、横リブ22Bの貫通孔23と、取付基板42の嵌合突起43とが嵌合される。また、シートホルダ40の取付基板42とリブ49とによって板片24が挟持される。
また、シートホルダ40の屈曲部44Cは、取付基板42の端面42Cの延長線S上より外側に位置している。したがって、取付基板42の端面42Cをコンテナ箱20の側面20Aに当接させた際、屈曲部44Cはコンテナ箱20の側面20Aに付勢された状態で当接される。
シートホルダ40の横材46は、取付基板42の長さの略半分の長さとされているため、シートホルダ40とコンテナ箱20の側面20Aとの間にシートCを差し込んだ場合、シートホルダ40の枠部材48は、シートCの略半分を囲うように配置される。
第3実施形態では、第2実施形態と同様に、取付部材41が取付基板42と摺動基部45とから構成されており、枠部材48が取付基板42に摺動可能に固定されているため、枠部材48によるシートCの保持位置を変えることができる。したがって、シートCに記載された情報を読み取る際に、シートホルダ40を邪魔にならない位置へ移動することができる。
また、枠部材48の縦材44が円柱形状であるため、第1実施形態、第2実施形態のような平板形状の場合と比べて、屈曲部44CとシートCとの当接面積が小さくなる。したがって、シートCを抜き差しする際の摩擦抵抗がさらに小さくなり、枠部材48の保持位置の移動も容易となる。
さらに第3実施形態では、取付基板42のレール47を摺動基部45の中空部45Cに圧入するという簡易な方法で、枠部材48を回動不能かつ摺動可能に取付基板42に固定することができる。
(第4実施形態)
次に、第4実施形態のシートホルダ50について、図7、8を参照して説明する。図7に示すように、シートホルダ50は、取付部材52と、枠部材58と、カード収納部59と、から構成されている。
取付部材52は、取付基板53と、取付基板53の両端の端面53Cから垂直方向に延出された2本の突っ張り板55と、によって構成された、コの字型の板状部材である。
また、枠部材58は、一体成形により形成された横材56と2本の縦材54とから構成されている。横材56は、第1実施形態と同様の、2本の縦材54の上端同士を繋ぐ円柱形状部材である。
2本の縦材54は、下端が取付部材52の取付基板53の天面53Aに一体的に固定され、取付基板53の天面53Aから垂直方向にそれぞれ延出されている。縦材54は途中でくの字に屈曲されており、図7(B)に示すように、屈曲の頂点部である屈曲部54Cは、取付基板53の端面53Cの延長線S上より外側に位置している。
カード収納部59は、収納凹部59Aと、収納凹部59Aの上端に設けられた2個のフック59Bと、収納凹部59Aの側面に形成された窓59Cと、から構成されている。また、カード収納部59のフック59Bは、枠部材58の横材56に係止されており、カード収納部59は横材56上を摺動可能とされている。
図8に示すように、コンテナ箱60は、第1実施形態〜第3実施形態と同様に、側面60Aに横リブ(リブ)62A、62Bと、縦リブ62C、62Dと、が設けられた、プラスチック製の容器である。ただ、第1実施形態〜第3実施形態とは異なり、コンテナ箱60には、シートホルダ50の取付部材52を固定する板片や貫通孔は設けられていない。
そのため、コンテナ箱60にシートホルダ50を取り付ける際には、取付部材52の突っ張り板55を、コンテナ箱60の横リブ62A、62Bに付勢させることにより、シートホルダ50をコンテナ箱60に固定する。
具体的には、取付部材52の高さ、すなわち取付基板53の厚さと突っ張り板55の長さの和は、コンテナ箱60の横リブ62A、62Bの間隔より若干大きくされている。したがって、突っ張り板55の上端を横リブ62Aの下側面に当接させたまま、取付基板53を横リブ62Bの上側面に配置すると、突っ張り板55が若干屈曲する。突っ張り板55が屈曲され、横リブ62A、62Bに付勢された状態で当接されるため、付勢力によってシートホルダ50をコンテナ箱60の側面60Aに固定することができる。
シートホルダ50とコンテナ箱60の側面60Aとの間にシートCを差し込む場合には、第1実施形態〜第3実施形態と同様に、コンテナ箱60の側面60Aに沿ってシートCを下向きに移動させる。途中でシートCが屈曲部54Cに当接するが、そのまま側面60Aと屈曲部54Cとの間にシートCを押し込む。一方、シートCを引き抜く場合には、コンテナ箱60の側面60Aとシートホルダ50の屈曲部54Cとの間に挟持されたシートCを、コンテナ箱60の側面60Aに沿って上向きに引っ張って引き抜く。
また、ICカードDを収納凹部59Aに差し込むことにより、カード収納部59にICカードDが保持される。ICカードDには、情報が記録されたICチップが内蔵されており、ICチップの情報は、窓59Cから読み取ることができる。
横材56がシートC表面から浮いているため、カード収納部59は横材56上を摺動可能である。したがって、シートCに記載された情報を読み取る際に、カード収納部59を邪魔にならない位置へ移動することができる。なお、カード収納部59は、横材56に固着されて摺動不能とされていてもよく、また、横材56ではなく縦材54に係止されていてもよい。
第4実施形態では、取付部材52の突っ張り板55によって、シートホルダ50をコンテナ箱60の側面60Aに固定することができる。したがって、コンテナ箱60に固定用の板片や貫通孔が設けられていない場合であっても、シートホルダ50をコンテナ箱60に取り付けることができる。
また、シートホルダ50がカード収納部59を備えているため、枠部材58でシートCを保持するとともに、カード収納部59でICカードDを保持することができる。シートホルダ50によって複数のシートやカードを保持することで、シートホルダ50の汎用性を高めることができるとともに、効率的にコンテナ箱20内の部品等を識別して管理することができる。
(他の実施形態)
なお、本発明について実施形態の数例を説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能である。
例えば、第4実施形態において、カード収納部59にはICカードDが保持されていたが、ICカードDより小さいICタグが保持されてもよく、また、ICチップの内蔵されていないカードやシートが保持されてもよい。
なお、本願では硬質のものをカード、軟質のものをシートと呼んで使い分けているが、シートホルダ10、30、40、50及びカード収納部59は、カード及びシートのどちらでも保持することが可能であり、幅広い用途に適用可能である。
また、第2実施形態及び第3実施形態では、取付基板32の溝35に摺動基部37が係合される、又は取付基板42のレール47に摺動基部45が係合されることによって、シートホルダ30、40の枠部材38、48が摺動可能とされていた。しかし、コンテナ箱20の側面20Aの横リブ22Bに溝やレールが形成されていてもよく、横リブ22Bの溝やレールにシートホルダ30、40の摺動基部37、45が係合されることによって、コンテナ箱20の側面20Aに対して枠部材38、48が摺動可能とされていてもよい。
さらに、第3実施形態では、摺動基部45に中空部45Cが形成され、取付基板42にレール47が形成されていたが、摺動基部45にレールが形成され、取付基板42に中空部が形成されていてもよい。
また、第2実施形態及び第3実施形態において、横材36、46及び摺動基部37、45が、2本の縦材34、44同士を繋がずに途中で切断されていてもよい。この場合、枠部材38、48が左右2個の部材に分かれるため、それぞれ別々に取付基板32、42上を摺動させることができる。したがって、枠部材38、48の幅を随時変更することが可能となり、様々な種類のシートC幅に対応が可能となる。
また、シートホルダ10、30、40、50は、コンテナ箱20、60の側面20A、60A下端の横リブ22Bに取り付けられていたが、他の横リブ22A、62Aや縦リブ22C、22D、62C、62Dに取り付けられるものであってもよい。
また、第1実施形態〜第4実施形態は適宜組み合わせることができる。例えば、第1実施形態のシートホルダ10の枠部材18に、第2実施形態のようにリブ34Bを設けてもよい。また、第2実施形態のシートホルダ30の取付部材39が、第4実施形態のように突っ張り板55を備えていてもよい。
10、30、40、50 シートホルダ
12、39、41、52 取付部材
12B、32B、42B、53B 底面
12C、32C、42C、53C 端面
13、33、43 嵌合突起
14C、34C、44C、54C 屈曲部
14、34、44、54 縦材
16、36、46、56 横材
18、38、48、58 枠部材
20、60 コンテナ箱(容器)
20A 、60A 側面
22A、22B、62A、62B 横リブ(リブ)
23 貫通孔
24 板片
32、42、53 取付基板
37、45 摺動基部
59 カード収納部
C シート
D ICカード
S 延長線

Claims (6)

  1. 容器の側面に端面を当接させて固定される取付部材と、
    前記取付部材から上方へ延出され、途中で屈曲されて、屈曲部が前記取付部材の端面の延長線上より外側に位置する2本の縦材と、前記縦材の少なくとも一方の上端から他方の上端方向へ延出される横材と、を備える枠部材と、
    を有するシートホルダ。
  2. 前記取付部材は、前記枠部材の前記縦材の下端に設けられた摺動基部と、前記摺動基部と摺動可能に係合し、容器の側面に端面を当接させて固定される取付基板と、を備える、請求項1に記載のシートホルダ。
  3. 前記横材又は前記縦材には、摺動可能に係止されたカード収納部が設けられている、請求項1又は2に記載のシートホルダ。
  4. 箱型の容器と、
    請求項1〜3のいずれか1項に記載のシートホルダと、
    を備え、
    前記シートホルダの前記枠部材は、前記屈曲部でのみ前記容器と接している、シートホルダ付き容器。
  5. 前記容器の側面下端にはリブが張出しており、前記リブの上方には前記容器の側面から板片が突設されており、
    前記取付部材は、前記リブと前記板片との間に嵌合されることで、前記容器の側面に固定されている、請求項4に記載のシートホルダ付き容器。
  6. 前記容器の側面下端にはリブが張出しており、前記リブには貫通孔又は凹み部が形成されており、
    前記シートホルダの前記取付部材の底面には、前記貫通孔又は前記凹み部に嵌合する嵌合突起が形成されている、請求項4又は5に記載のシートホルダ付き容器。
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