JP2015179414A - 自動運転交通システムを利用した撮影情報共有システム及び撮影情報共有方法 - Google Patents

自動運転交通システムを利用した撮影情報共有システム及び撮影情報共有方法 Download PDF

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Abstract

【課題】地域の映像をリアルタイムに撮影し、映像を共有できる自動運転交通システムを利用した撮影情報共有システム、及び撮影情報共有方法を提供する。【解決手段】撮影情報共有システム100は、撮影情報管理装置10と、撮影情報管理装置10によって指示される配車情報にしたがいユーザ又は荷物を運ぶ、自動走行可能な複数の移動体40とを有し、移動体40は、走行中及び待機中に撮影した撮影情報を収集する撮影情報取得部42と、を備え、撮影情報管理装置10は、移動体40と無線通信により、移動体40のそれぞれから受信した撮影情報を記憶する撮影情報データベース102と、ユーザの端末又は移動体40から撮影情報の取得要求を受信すると、撮影情報データベース102から該当する場所の撮影情報を読出し、撮影情報を要求したユーザの端末又は移動体40へ送信する撮影情報送信部13と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、ユーザに地点映像を提供する自動運転交通システムを利用した撮影情報共有システム及び撮影情報共有方法に関する。
従来から、地図上で360°のパノラマ写真を閲覧可能な「ストリートビュー」機能が知られている。ストリートビューは、例えば、非特許文献1に開示されているように、道路上の任意の地点をクリックすることで地図や衛星写真を路上風景のパノラマ写真に切り替えるものである。このとき表示されるパノラマ写真は、車載カメラで撮影されたものであり、3次元方向のほぼ全周が網羅されているため、パノラマ写真上でポインタを動かすことにより視野の移動やズームも可能である。
しかしながら、ストリートビューで表示される地点の映像は、過去の一時点のワンショットに過ぎず、撮影された映像は、数ヶ月から数年単位で更新されるもので現時点のその地点の映像を見たいという要求は満足しない。そのため、ストリートビューをリアルタイムに配信可能なスマートフォンのアプリ(アプリケーション)等も存在(非特許文献2参照)する。しかしながら、このようなアプリは、映像の配信者となるユーザが、そのアプリを搭載したスマートフォンを車の窓などに取り付けて街中を走行することで映像を配信するものである。このようなアプリは、配信者となるユーザが増えることで、ストリートビューのライブ版ともいえるが、配信者をいくら増やしたところで地域のすべての地点をカバーすることは不可能である。そのため、地域全体のストリートビューをリアルタイムに配信し、地点の映像を共有するために活用することは非常に困難である。また、車両間で画像を共有するためのシステム(例えば特許文献1)も提案されているが、集団で移動するメンバー間の状況を把握する画像の共有に留まり、地域全体をカバーするものではない。
特開2013−210979号公報
ストリートビュー-Googleマップ、[online]、[平成26年2月6日検索]、インターネット<URL:https://www.***.com/maps/views/home?hl=ja&gl=jp> Welcome to Koozoo、[online]、[平成26年2月7日検索]、インターネット<URL:http://www.koozoo.com/>
そこで本発明では、上記のような課題に鑑み、地域の映像をリアルタイムに撮影し、映像を共有できる自動運転交通システムを利用した撮影情報共有システム及び撮影情報共有方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の撮影情報共有システムは、以下のような解決手段を提供する。
本発明の1つの態様に係る撮影情報共有システムは、撮影情報管理装置と、前記撮影情報管理装置によって指示される配車情報にしたがいユーザ又は荷物を運ぶ、自動走行可能な複数の移動体とを有する撮影情報共有システムであって、前記移動体のそれぞれは、走行中及び待機中に撮影した撮影情報を収集する撮影情報取得部と、を備え、前記撮影情報管理装置は、前記移動体と無線通信により、前記移動体のそれぞれから受信した前記撮影情報を記憶する撮影情報データベースと、前記ユーザの端末又は前記移動体から前記撮影情報の取得要求を受信すると、前記撮影情報データベースから該当する場所の撮影情報を読出し、前記撮影情報を要求した前記ユーザの端末又は前記移動体へ送信する撮影情報送信部と、を備えることを特徴とする。
上記システムにおいて、前記撮影情報データベースは、前記撮影情報を時系列、かつ、場所ごとに記憶してもよい。
上記システムにおいて、前記移動体は、前記撮影情報を投影する投影部を更に有し、前記投影部は、前記撮影情報送信部の前記撮影情報に基づいて、壁面へ投影してもよい。
上記システムにおいて、前記撮影情報管理装置は、前記移動体を前記配車情報にしたがい配車指示を行う配車指示部を更に有し、前記配車指示部は、前記ユーザが要求する撮影情報が前記撮影情報データベースに存在しない場合、前記ユーザの要求する場所へ前記移動体を配車してもよい。
上記システムにおいて、前記移動体は、電気により駆動される駆動手段を有しており、現在地、電池残量、及び稼動情報を含む移動体情報を収集する移動体情報取得部を更に有し、前記配車指示部は、前記移動体と無線通信により、取得した前記移動体情報から撮影内容に応じて、前記ユーザの要求する場所の近傍に位置し、かつ、所定値以上の前記電池残量を有する非稼動の移動体を配車する配車情報を送信してもよい。
上記システムにおいて、前記配車指示部は、前記ユーザが要求する撮影情報が前記撮影情報データベースに存在しない場合、前記移動体が前記ユーザ又は荷物を運ぶ途中、若しくは前記ユーザ又は荷物を目的地まで運んだ後に、前記ユーザの要求する場所へ前記移動体を配車してもよい。
上記システムにおいて、前記撮影情報は、前記移動体が映像を撮影したときに、その場にいたユーザ情報を含み、前記その場にいたユーザにのみ前記映像を閲覧可能としてもよい。
本発明の別の態様に係る撮影情報共有方法は、撮影情報管理装置と、前記撮影情報管理装置によって指示される配車情報にしたがいユーザ又は荷物を運ぶ、自動走行可能な複数の移動体とを有する撮影情報共有システムにおける前記移動体の撮影情報共有方法であって、前記移動体のそれぞれが、走行中及び待機中に撮影した撮影情報を収集する工程と、前記移動体と無線通信により、前記移動体のそれぞれから受信した前記撮影情報を記憶する工程と、前記撮影情報管理装置が、前記ユーザの端末、又は、前記移動体から前記撮影情報の取得要求を受信すると、該当する場所の撮影情報を読出し、前記撮影情報を要求した前記ユーザの端末又は前記移動体へ送信する工程と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、地域の映像をリアルタイムに撮影し、映像を共有できる自動運転交通システムを利用した撮影情報共有システム及び撮影情報共有方法を提供することができる。
本発明が適用される交通システムの概念を説明する図である。 本発明が適用される交通システムの全体概要を説明する図である。 移動体が地域を巡回し、撮影した映像をユーザが視聴しているイメージ図である。 移動体が撮影した映像をユーザ端末で視聴しているイメージ図である。 移動体が撮影した映像を壁面に投影し表示する一例を示す図である。 移動体の外観の一例を示す図である。 移動体の他形態の外観を示す図である。 本発明の実施形態に係る撮影情報共有システムの機能ブロックを示す図である。 移動体情報DB及び撮影情報DBに格納されるデータ構造を示す図である。 撮影情報管理装置の処理フローを示す図である。 撮影情報管理装置の処理フローの別例を示す図である。 移動体に乗っているユーザが他の移動体に乗っているユーザと映像を共有する画面の一例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明を実施するための形態(以下、実施形態)について詳細に説明する。なお、実施形態の説明の全体を通して同じ要素には同じ番号または符号を付している。
(交通システム)
図1は、本発明が適用される交通システム1の概念を説明する図である。図2は、本発明が適用される交通システム1の全体概要を説明する図である。交通システム1は、地域における交通の利便性を向上し、当該地域における住民やサービサ(サービス提供者、例えば、宅配業者、移動店舗、公共交通機関、役所、病院、地域企業、スーパやコンビニ等の小売店等)における人や物の移動需要を喚起し、当該地域を活性化することを目的としたものである。
交通システム1は、交通システム1の中心となる中央管理システムは、提供する各種サービスに適合したサブシステムとして、サーバ又は管理装置等で構成される。撮影情報管理装置10は、このサブシステムとしてのサーバの一つであり、撮影情報管理装置10にネットワークを介して接続されたサービサにより操作されるサービサシステム20(図ではビルのイラストで表す)と、地域住民であるユーザにより操作されるユーザ端末30(図では家のイラストで表す)と、撮影情報管理装置10の指示に基づき自動走行する電気によって駆動される移動体40と、を備える。
撮影情報管理装置10は、サービサシステム20からサービサ情報を受信し、ユーザ端末30からユーザ情報を受信する。撮影情報管理装置10は、サービサ情報及びユーザ情報を収集し、これらの情報をマッチングし、例えば、ユーザの外出を促すスケジュール情報を所定のユーザ端末30に提供し、所定のユーザ情報を所定のサービサシステム20に提供する。そして、撮影情報管理装置10は、サービサシステム20やユーザ端末30から受信した移動体40の配車依頼情報に基づき、移動体40に、運行の日時やルートを示す配車指示情報を送信する。
サービサシステム20は、各サービサに適したシステムで構成され(例えば、複数の端末とサーバとからなるシステム、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ等)、各サービサの要望に基づくサービサ情報を、撮影情報管理装置10に送信する。サービサ情報は、例えば、サービサが小売店であれば、サービサの在庫を示す在庫情報、特売品の特売日やセール時間や品目や数量や価格や想定商圏を示す特売品情報、来店して欲しい客の人数、喫煙の有無、来店時に受けられるサービスのクーポンに関する店内空き情報等が含まれる。また、サービサ情報には、移動体40の配車を依頼する配車依頼情報等も含まれる。
ユーザ端末30は、各ユーザに適した機器で構成され(例えば、携帯端末、スマートフォン、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、ゲーム機器、ネットワークに接続可能なテレビ、冷蔵庫等の情報家電等)、各ユーザの要望に基づくユーザ情報を、撮影情報管理装置10に送信する。ユーザ端末30は、上記のような機器そのものであってもよいし、上記の複数の機器と家庭内等のローカルネットワークを介して、情報交信可能な制御機器であってもよい。ユーザ情報は、ユーザを特定するユーザIDや名前や住所やメールアドレス等の個人情報、ユーザが購入を希望する商品を示す購入希望情報、特定の日時に乗車位置から目的地まで移動体40の運行を依頼する配車依頼情報、配車依頼情報に基づく配車の予定を確定する予定確定情報、所定の期間において所定の時間に乗車位置から目的地まで移動体40の運行を依頼するユーザ定期配車依頼情報等が含まれる。
移動体40は、電気で駆動され自動走行可能な車両であり、自動運転に関する周知のシステムを備えた電気自動車であり、撮影情報管理装置10から受信した配車指示情報に示された日時において、配車指示情報に示されたルートを自動運転により運行する。また、移動体40は、移動体の現在位置、目的地、電池残量を示す情報を含む移動体情報を撮影情報管理装置10に送信する。また、移動体40は、電池残量が所定値以下となった場合、最寄りの充電ステーション90で充電する。充電ステーション90は、移動体40が配車される地域において、例えば、所定範囲毎に設けられ、複数台の移動体40が同時に充電できる構成を備える。なお、充電ステーション90は、例えば、移動体40を利用するユーザの自宅や、サービサの店舗に、1台用として簡易的に設けてもよい。なお、移動体40は、他の移動体40とも相互に無線通信が可能である。
このような交通システム1によれば、サービサ及びユーザの都合と目的に合わせた時間と場所に、自動運転する移動体40を運行することで、移動体40の利用料を低廉にすることができる。
(撮影情報共有サービス)
撮影情報共有サービスとは、上記の交通システム1において、最新の市街地映像を提供し、ユーザで共有可能とするサービスである。本サービスでは、撮影情報管理装置10の指示の元、移動体40を地域内を巡回させ、各移動体40が撮影した情報を撮影情報管理装置10に集中管理させることによって、各移動体40の撮影情報をユーザが共有することが可能となる。また、移動体40に360°撮影可能なカメラを備え、配車指示情報に示されたルートを運行時に建物や市街地の景観を撮影し、その撮影情報と各移動体40の現在地を含む移動体情報を撮影情報管理装置10に送信する。撮影情報管理装置10は、移動体40から送られてきた撮影情報と地点情報とを関連付けて後述するデータベースに記憶する。このことにより、ユーザは、閲覧したい撮影情報を撮影情報管理装置10へ要求することで、市街地映像(移動体が侵入可能な建物内の映像を含む)を、移動体40に乗車中に、又は自宅等でユーザ端末30から閲覧することができる。また、例えば、移動体40で閲覧した映像の続き又は関連する映像を自宅で引き続き閲覧することも可能である。以降では、このように地域の市街地映像の共有のサービスに特化した交通システム1を撮影情報共有システム100と呼ぶことにする。
撮影情報管理装置10は、移動体40によって、ユーザ又は荷物を運ぶ目的と平行に地域内を撮影させる他、撮影するエリアを指定(設定)し、移動体40を配車することで、該当の地域の撮影情報を取得する。撮影情報管理装置10は、指定された地域内で、一定時間内、撮影していない場所を各移動体40の撮影情報から算出し、稼動していない移動体40を配車する。このようにすることで、リアルタイムの市街地映像を提供できる。なお、「リアルタイム」とは、必ずしも「即時」、「即刻」を意味するものでなく、監視対象とする地点の状況により定義された一定の幅を持った時間の範囲(数時間〜数日程度)での実時間を意味するものとする。上記一定時間は、1日、半日、3時間、等、また、夕方から夜の間等としてもよい。よりリアルタイム性を求めるエリアでは、設定した時間、移動体40を待機又は所定時間(例えば、10分)おきに該当エリアを撮影することで最新映像を提供できる。
図3(a)に示すように、例えば、日々行列が出来るラーメン屋をエリア指定し、移動体40が配車指示にしたがい、そのエリアを撮影するものとする。ユーザは、現在の混雑状況を知りたい場合、ユーザ端末30又は図3(b)に示す移動体に設置されている操作部より、撮影情報管理装置10に該当するラーメン屋の撮影情報を取得要求を送る。要求を受信した撮影情報管理装置10は、後述するデータベースから撮影情報を取得し、該当する撮影情報をユーザ端末30又は移動体へ送信することで、最新情報を提供することが可能となる。
また、図4に示すように、レジャー施設等の天候を知りたい場合にも利用が可能である。天気予報等では、地域の天候情報は分かるがピンポイントの天候情報までは分からない。一部の観光スポットでは、定点カメラ等を用いて、リアルタイムで天候情報を知ることは可能だが、現状、天候情報を収集する為に定点カメラを設置しているエリアは少数である。本実施形態では、移動体を指定したエリアに配車することで最新情報を提供することが可能となる。なお、撮影情報は、施設の混雑情報や天候情報に限らず、時事刻々で変わる情景、例えば、天候や季節によって様々に変化する風景)を撮影し、ユーザに撮影情報を提供することも可能である。
次に、本実施形態の他の実施例を説明する。図5は、移動体40が撮影した映像を壁面に投影し表示する一例を示す図である。図5では、移動体40を区別して説明するため、移動体A、移動体Bとして説明する。撮影情報管理装置10は、地域内の人々で共有したい映像(例えば、地域のイベントやスポーツの中継等)を指定する。指定方法として、撮影情報管理装置10側が独自で行ってもよいし、ユーザからの希望によって指定するものでもよい。撮影情報管理装置10は、移動体Aを該当する地点に配車指示を送信する。配車指示を受信した移動体Aは、該当する地点の撮影を開始し、撮影情報を撮影情報管理装置10へ送信する。撮影情報管理装置10は、他の移動体Bを、例えば、駅の近傍のビルの壁面へ配車指示及び移動体Aから受信した撮影情報を送信する。移動体Bは、該当する地点へ移動し、自身に内蔵されている投影部より、ビルの壁面等に照射し、画像を表示する。このようにすることで、多数のユーザに撮影情報を共有させることが可能となる。なお、撮影情報は、スポーツ中継に限らず、例えば、店舗の広告等を表示することも可能である。
(移動体40の構成)
図6は、移動体40の外観の一例を示す図である。図6(a)は、移動体40単体で撮影する移動体の形態の一例である。移動体40は、円筒形状のボディ400の下側に4つの車輪が設けられ、ボディ400の上側に4つのライトを備え、さらに360°撮影可能な撮像部42a(以降、カメラともいう)や各種センサ(図示せず)やディスプレイを収容したトップ401と、を備える。また、ボディ400には、前方側にスピーカ44b及び前方側連結部402が形成され、後方側に後方側連結部403が形成されている。移動体40は、図6(c)に示すように、前方側連結部402及び後方側連結部403により、他の移動体40や、客車及び荷台と連結される。
図6(b)は、1人乗り専用の移動体40で走行し、周囲を撮影する形態の一例である。移動体40は、円筒形状のボディ500の下側に4つの車輪が設けられ、ボディ500の上側に4つのライトを備え、さらに各種センサや表示部45(ディスプレイ)を収容したトップ501と、を備え、さらには、天井502には、360°撮影可能なカメラ42aを備える。円筒形状のボディ500の下部に形成された移動体40に人が乗車するための踏板503を備え、踏板503の上面には、ユーザが乗車時に座る椅子48が設けられ、さらには椅子48の左右対称に取っ手49が設けられる。なお、移動体40は、通常は、自動運転で走行するが、緊急時には手動でハンドル(図示せず)操作することも可能とし、手動ブレーキ(図示せず)を備えていてもよい。
図6(c)は、移動体40に客車が連結された形態の一例を示す図である。基本構造は、図6(a)に示す移動体40とほぼ同様に形成される。違いとしては、客車と連結することでトップ401にカメラ42aを備えると360°方向の撮像が不可能となるため、客車の天井600にカメラ42aを設けていることである。客車は、人が乗車可能に構成され、屋根の前方側に表示プレート601を設けており、例えば、乗客の行き先を表示する。さらに、客車の前方側に前方側連結部602が形成され、後方側に後方側連結部603が形成されている。客車は、前方側連結部602及び後方側連結部603により、他の客車や、移動体40及び荷台と連結される。
図7は、図6に示す移動体40の他の形態である移動体80の外観を示す図である。移動体80は、単独で人及び荷物を運ぶことができる点が移動体40と異なる。移動体80は、カップ形状に形成され、人が乗車可能な乗車口が設けられた上ボディ801と、上ボディ801の下において、ソーサー形状に形成され、荷物の積載が可能な下ボディ802と、上ボディ801の外周面に設けられたカメラ803とを備える。また、移動体80は、上ボディ801の乗降口に設けられ、例えば、人が触れることで当該人の乗り降りを指紋や掌認証などでユーザを識別可能な生体認証センサ804と、上ボディ801の内周面に設けられ、上ボディ801の内周面に沿って回転可能なディスプレイ805と、を備える。乗客は、このディスプレイ805を見ながら会話したり、移動体80が撮影する映像を眺めたりすることができる。なお、移動体の形態は、図6、図7で説明した例に限らず、乗車人数、荷物、利用目的等によって様々な形態が考えられ、当然、通常の乗用車や小型トラックのような形態であってもよい。
(撮影情報共有システムの構成)
図8は、本実施形態に係る撮影情報共有システム(以下、本システム100という)の機能ブロックを示す図である。本システム100は、地域における交通の利便性を向上することを目的とし、本システム100の制御中枢となる撮影情報管理装置10と、この撮影情報管理装置10にネットワークを介して接続され、撮影情報管理装置10の指示に基づき自動走行する移動体40と、を備える。なお、撮影情報管理装置10は、ユーザを運ぶ移動体40を自動運転させる交通システムに限らず、自動運転されない移動体を運行する交通システムにも適用することができる。
(移動体の構成)
移動体40は、制御部41と、撮影情報取得部42と、移動体情報取得部43と、出力部44と、表示部45と、入力部46とを備える。以下、各機能ブロックについて順に説明する。
制御部41は、撮影情報取得部42が、走行中及び待機中に撮影した撮影情報を収集するように、また、移動体情報取得部43が、現在地、電池残量、及び稼動情報を含む移動体情報を収集するように、撮影情報取得部42及び移動体情報取得部43のシーケンス制御を行う。また、制御部41は、図示を省略しているが、移動体40に備えられた自動走行駆動機構や各種センサを制御する。
撮影情報取得部42は、撮像部42aと、撮影位置情報検出部42bから構成される。撮像部42aは、例えば、走行中及び待機中の周囲の状況を撮影する360°撮影可能なカメラである。撮影位置情報検出部42bは、撮像部42aによって撮影された地点の位置情報を検出し記憶する。移動体40は、走行中だけでなく、ユーザを乗車待ちする間や充電等で待機している間も必要に応じて映像を撮影することで、特定の場所を一定時間継続して撮影することが可能となる。また、多くのユーザが閲覧を希望するような地点を優先的に待機場所に設定することもできる。また、そのような場所に充電ステーション90を設置すれば、多くの移動体40が集まるので、その場所の様々な時期、様々な撮影角度から撮った映像が収集可能となる。
移動体情報取得部43は、GPS(Global Positioning System)等の位置情報検出部43aにより自移動体(自身)の位置情報を検出する位置情報検出部43aと、自身の電池残量を計測する電池残量計測部43bと、自移動体の移動スケジュールを管理するスケジュール管理部43cとから構成される。
位置情報検出部43aは、移動体40が現在位置する位置情報を検出(取得)する。電池残量計測部43bは、自身の内蔵されている電池の電池残量を計測する。スケジュール管理部43cは、自身の稼動状況や稼働スケジュール、例えば稼動の有無、運行時に関しては目的地及び目的地到着時間を管理する。
出力部44は、投影部44a及びスピーカ44bから構成され、投影部44aは、例えば、後述する撮影情報送信部13の撮影情報に基づいて、移動体40の撮像部42aによって、撮影した映像を壁面に投影する役割を果たす。スピーカ44bは、例えば、後述するマイク46bで録音した音声を撮像部42aに併せて出力する役割を果たす。また、移動体40が音声出力機能を備えている場合は、ユーザにメッセ―ジを発したりする役割を果たす。
表示部45は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Organic Electro-Luminescence)等により構成されており、GUI(Graphical User Interface)を使用した操作画面や、制御部41によって指示されるデータ等を表示出力する。
入力部46は、操作部46a及びマイク46bから構成され、操作部46aは、例えば、キーボード、マウスを備え、ユーザが表示部45に表示される情報を入力し、あるいは指示するときに用いられる。また、閲覧を希望する撮影情報を要求するときに用いられる。マイク46bは、周囲の音声を録音する役割を果たす。例えば、スポーツ観戦時に撮像部42aと共にマイク46bを起動し、その情報を撮影情報管理装置10へ送信することで、映像に加えて音声情報をユーザに提供することにより、より躍動感溢れる情報を提供できる。
(撮影情報管理装置の構成)
撮影情報管理装置10は、移動体情報収集部11と、撮影情報収集部12と、撮影情報送信部13と、配車指示部14と、操作部15と、撮影情報編集部16とを備える。
移動体情報収集部11は、各移動体40と通信を行い、移動体40ごとの移動体情報を取得し、移動体情報データベース101(以降、移動体情報DBという)へ格納する。
図9(a)に示すように、移動体情報DBは、各移動体の移動体ID、位置情報、稼動状況、電池残量のデータを格納する。例えば、移動体No.001は、緯度35°32´5.10″、経度139°10´3.80″に位置し、現在、Aデパートまで運行中、16:00に運行終了予定であり、現在の電池残量は80%であることが分かる。移動体情報DBに、各移動体40の移動体情報を格納することで、スムーズな配車指示が可能となる。
撮影情報収集部12は、他の移動体40と通信を行い、移動体40ごとの撮影情報を取得し、撮影情報データベース102(以降、撮影情報DBという)へ格納する。撮影情報DBに格納されるデータは、移動体40に備えられたカメラに対して、撮影情報管理装置10から撮影指示がある場合の他、移動体40に乗り合わせたユーザからの撮影指示に基づいて撮影される。
図9(b)に示すように、撮影情報DBは、各移動体40の移動体ID、撮影日時、撮影対象の地点ID、撮影画像データのデータを時系列、かつ、場所ごとに格納する。更には、関連移動体情報、撮影情報を閲覧したユーザID、撮影情報の閲覧情報を格納する。地点IDには、その地点の識別子だけでなく、住所や位置情報、及び店舗名、施設名等が得られる場合は、それらの情報を含んでもよい。移動体IDは、その地点を撮影した移動体の識別子である。例えば、移動体No.0020は、2014年1月23日11時35分にA地区にあるA−1ブロックのA−1−01の地点を撮影し、その撮影情報は、ラーメン屋の画像データであり、その撮影地点は、所定時間内(例えば、10分)に移動体ID(No.0015、No.0007、No.0025)の3台の他の移動体40が別の角度から撮影しており、該当する撮影情報をNo.00101のユーザが、閲覧しているのが分かる。なお、画像データが静止画として記録されている撮影情報は、例えば、“-”として閲覧情報に表示される。画像データが動画の場合、閲覧情報にチャプタごとに区切り、ユーザが画像データを閲覧した時間が表示される。例えば、移動体No.0040の撮影した画像データは、No.00008のユーザが第1チャプタの26分まで閲覧したことが分かる。
撮影情報DBは、画像データが動画の場合、移動体40からの撮影情報の他、ユーザが閲覧した撮影情報を記憶し、ユーザがどの地点で閲覧した映像の視聴を終了したかを管理する。例えば、ユーザごとにユーザIDの登録を行い、ユーザIDと閲覧した撮影情報と紐付けて管理を行う。このようにすることで、ユーザが移動体40に乗車中、又は自宅等でユーザ端末30から閲覧後、後日、その続きを閲覧したい場合、閲覧時に該当する映像の続きから閲覧することが可能となる。また、撮影情報とユーザIDを関連付けて記憶しているため、その画像を閲覧したユーザ数から、ユーザに人気が高い場所をオススメ情報として提供することができる。
なお、撮影情報には、撮影時の天候、被写体と移動体40との距離、撮影角度、同じ地点を撮影した他の移動体40又はユーザの情報を含んでもよい。このような情報を含むことで、例えば、同じ地点を別の移動体40が撮影していた場合は、その地点の別の時刻の映像や別角度の映像を関連付けして記憶することができる。例えば、ユーザがある日時のラーメン屋の映像を閲覧すると、同じラーメン屋の別の時刻、別角度の映像も関連して表示することができるので、そのラーメン屋が比較的混雑しない時間帯等を知ることができる。また、撮影時にその移動体に乗車してたユーザの情報(ユーザID)を撮影情報に含ませることで、例えば、プライバシーの観点から、そのときの映像をその場にいたユーザだけで共有可能な映像として管理することもできる。
図8に戻り、撮影情報送信部13は、図示を省略したユーザ端末30(例えば、自宅のパソコンやテレビ等)又は移動体40から撮影情報の取得要求を受信すると、撮影情報DBから該当する場所の撮影情報を読出し、撮影情報を要求したユーザ端末30又は移動体40へその撮影情報を送信する。
配車指示部14は、移動体40との無線通信により、移動体40に対し、配車情報にしたがう配車指示を行う。また、ユーザが要求する撮影情報が撮影情報DBに存在しない場合、ユーザの要求する場所へ移動体40を配車する指示を行う。なお、移動体40がユーザ又は荷物を運ぶ途中、若しくはユーザ又は荷物を目的地まで運んだ後に、ユーザの要求する場所へ移動体40を配車するように指示してもよい。配車指示部14は、移動体40を選出するために、移動体40から取得した移動体情報から撮影内容に応じて、ユーザの要求する場所の近傍に位置し、かつ、所定値以上の電池残量を有する非稼動の移動体40を配車する配車情報を送信する。例えば、短時間の撮影でよい場合は、移動体40が所定値(例えば50%)以上の電池残量を有する移動体40を選出して配車情報を送信する。また、長期間の撮影が必要な場合は、例えば、移動体40の電池残量を100%にし、非稼動の移動体40を選出して配車情報を送信する。なお、1台の移動体40で電池残量が不足する場合は、複数の移動体40を選出して配車情報を送信してもよい。
操作部15は、例えば、キーボード、マウス、マイク等の入力手段を有し、管理者が表示部27に表示される情報を確認しシステムに対するコマンドを入力し、あるいは個々の移動体40に対しての個別指示や撮影情報を投影する壁面位置を移動体40に指示するときに用いられる。なお、移動体40の乗客に直接メッセージを伝えたり、受け取ったりできるようにしてもよい。
撮影情報編集部16は、撮影情報収集部12によって取得した撮影情報を編集する機能を有する。例えば、動画の場合は、取得した撮影情報をチャプタごとに区切り、撮影情報DBに記憶する。更には、同一の撮影場所において、複数の移動体40が撮影した様々な角度の映像を関連付けて撮影情報DBに記憶する。
上記の撮影情報共有システム100の構成は、あくまで一例であり、一つの機能ブロック(データベース及び機能処理部)を分割し、あるいは複数の機能ブロックをまとめて一つの機能ブロックとして構成してもよい。各機能処理部は、装置に内蔵されたCPU(Central Processing Unit)が、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ、SSD(Solid State Drive)、ハードディスク等の記憶装置に格納されたコンピュータ・プログラムを読み出し、逐次実行することによって実現される。すなわち、各機能処理部は、このコンピュータ・プログラムが、記憶装置に格納されたデータベース(DB;Data Base)やメモリ上の記憶領域からテーブル等の必要なデータを読み書きし、場合によっては、関連するハードウェア(例えば、入出力装置、表示装置、通信インタフェース装置)を制御することによって実現される。また、本実施形態におけるデータベースは、商用データベースであってよいが、単なるテーブルやファイルの集合体をも意味し、データベースの内部構造自体は問わないものとする。
(撮影情報管理装置の動作)
図10は、本実施形態の処理フローを示す図である。また、図11は、管理装置の処理フローの別例を示す図である。撮影情報管理装置10の移動体情報収集部11は、各移動体40の移動体情報取得部43から移動体情報を受信し、移動体情報DBに移動体情報(移動体の移動体ID、位置情報、稼動状況、電池残量)を保存する(ステップS101)。続いて、撮影情報収集部12は、各移動体40の撮影情報取得部42から撮影情報を受信し、撮影情報DBへ撮影情報(移動体の移動体ID、撮影日時、地点ID、撮影画像データ、その場にいた他の移動体ID、やユーザID等)を保存する(ステップS102)。
撮影情報送信部13は、ユーザ端末30又は移動体40から撮影情報の取得要求を受信すると(ステップS103)、撮影情報DBから該当する場所の撮影情報を読み出す(ステップS104)。撮影情報送信部13は、該当する場所の撮影情報が撮影情報DBに保存されている場合(ステップS104“YES”)、ユーザ端末30又は移動体40へ撮影情報を送信する(ステップS105)。
撮影情報送信部13は、撮影情報DBに保存されている、該当する場所の映像の撮影情報がユーザの希望する条件(例えば、その場所の天候、撮影時間帯、撮影倍率等)に合致しない場合(ステップS104“NO”)、希望条件に適う撮影情報を撮影可能な移動体40を選出する。以下、配車指示部14が配車する移動体40を特定する手順について説明する。
配車指示部14は、移動体情報収集部11から受信した移動体情報から、非稼動の移動体40があるか否かを判定し(ステップS106)、非稼動の移動体40があった場合(ステップS106“YES”)、さらに、その移動体40が、現在地から撮影情報の取得要求のあった地点の近傍に位置しているか否かを判定する(ステップS107)。配車指示部14は、撮影情報の取得要求があった地点の近傍にその移動体40を検出した場合(ステップS107“YES”)、その移動体40が、所定値以上の電池残量(例えば、50%)を有するか否かを判定する(ステップS108)。ここで、その移動体40の電池残量が所定値以上の場合(ステップS108“YES”)、その移動体40に対して配車指示する配車情報を送信する(ステップS109)。撮影情報送信部13は、該当する地点に移動体40が配車されることで、その移動体40から撮影情報を受信することができる(ステップS110)。このようにすることで、上述した所定時間内の範囲で最新映像を提供することが可能となる。なお、ユーザがよりリアルタイム性を求める場合は、ユーザの要求に基づいて、ユーザが必要とする地域に複数の移動体40を配車し(移動体を派遣し)、撮影することでユーザの求める地点の最新映像を提供することが可能となる。また、移動体の電池残量に余裕がある場合、次の配車要求があるまで、その地点で最新映像の撮影または提供を継続してもよい。
なお、上述した説明では、撮影情報管理装置10が非稼動の移動体40を検出(ステップS106)して、配車指示を行ったが、図11に示すように、移動体40がユーザ又は荷物を運ぶ途中、若しくはユーザ又は荷物を目的地まで運んだ後の移動体40を選出(ステップS206)してもよい。以降は、ステップS207へ進み、図10と同様の処理手順へ移る。
なお、図10のステップS106において、例えば、全ての移動体40が稼動している場合(ステップS106“NO”)、ステップS101で受信した移動体情報DB101の各移動体40の稼動状況から、所定時間(例えば、30分以内)に運行終了予定の移動体40を選出する(ステップS110)。次に、算出した移動体40の内、最も早く運行終了予定の移動体40を配車する候補としてステップS107の処理に進む。ステップS107において、特定した地点までの距離が所定値未満の移動体40が存在しない場合(ステップS107“NO”)、ステップS106又はステップS110で選出された各移動体40の位置情報及び稼動状況から、特定した地点に近づく移動体40を選出し(ステップS111)、ステップS108の処理に進む。さらに、ステップS108において、電池残量が所定値以上の移動体40が存在しない場合(ステップS108“NO”)、稼動していない移動体40を最寄りの充電ステーション90へ行くように指示し(ステップS112)、充電完了後にステップS109の処理へ進む。
図12は、移動体に乗っているユーザが、他の移動体に乗っているユーザと映像を共有する画面の一例を示す図である。今、ユーザAは、移動体Aに乗車中で、現在向かっている目的地(例えば、観光スポット、商業施設、イベント会場等)周辺の最新状況を知りたいと思い、別の移動体Bに乗り既にその場所に到着しているユーザB、更に別の移動体Cに乗り同じ地点に向かっているユーザCに対し、それぞれの地点の撮影要求を出したものとする。画面200は、ユーザAのユーザ端末30又は移動体Aのディスプレイに表示された画面の一例を示している。図示するように、ユーザAは、ユーザBとユーザCから、そのぞれの地点の現在の状況(混雑状況、盛り上がり状況、天候など)の映像を受信することができる。既に目的地に到着しているユーザBから逆に、同じ目的地に向かって移動中のユーザA、ユーザC等に対して自移動体が撮った現在の映像を送信するようにしてもよい。映像だけでなく、ユーザ間でメッセージをやりとりできるようにしてもよい。このようにすることで、同じ目的地に行く移動体のユーザ間で現地周辺等等の映像が共有できるので、ユーザ間のコミュニケーションを活性化することができる。
(実施形態の効果)
以上説明のように本実施形態の撮影情報共有システム100によれば、移動体40のそれぞれは、走行中及び待機中に撮影した撮影情報を収集する。撮影情報管理装置10は、移動体40と無線通信により、移動体40のそれぞれから受信した撮影情報を記憶する。そして、ユーザ端末30又は移動体40から撮影情報の取得要求を受信すると、該当する場所の撮影情報を読出し、撮影情報を要求したユーザ端末30又は移動体40へ送信する。このように地域を自動運行する移動体を動くカメラ(撮像部)として活用することで、地域の様々な場所の映像をいつでもどこでもユーザが共有することが可能となる。
また、撮影情報を時系列、かつ、場所ごとに記憶することで、撮影情報管理装置10の撮影情報の管理が容易となり、更には、最新情報のみではなく、該当場所の時間ごとあるいは時系列の撮影情報を提供することも可能となる。移動体40は、走行中はもちろん、ユーザの乗車待ちや充電等で待機している間も必要に応じて映像を撮影することで、特定の場所を一定時間継続して撮影することが可能となる。また、多くのユーザが閲覧を希望する地点を優先的に待機場所に設定することもできる。また、そのような場所に充電ステーション90を設置すれば、多くの移動体40が必然的に集まることになるので、その場所の様々な時期、様々な撮影角度の映像が常時収集可能となる。また、撮影した画像データに、移動体にそのとき乗車していたユーザIDを関連付けることで、その場にいたユーザだけで共有可能な画像データを保存することができる。
また、移動体40は、撮影情報を投影する投影部44aを更に有し、投影部44aは、撮影情報送信部13の撮影情報に基づいて、壁面へ投影することで、大勢の人々が撮影情報を共有することが可能となる。その結果、地域の集まり場として利用することも可能となり、地域の活性化にもつながる。
撮影情報管理装置10は、移動体40を配車情報にしたがい配車指示を行う配車指示部14を更に有し、配車指示部14は、ユーザが要求する撮影情報が存在しない場合、ユーザの要求する場所へ移動体40を配車する。または、移動体40がユーザ又は荷物を運ぶ途中、若しくはユーザ又は荷物を目的地まで運んだ後に、ユーザの要求する場所へ移動体40を配車する。このように制御することで、非稼動の移動体40のみならず、稼動中の移動体40も配車指示にしたがい撮影が可能になることで、効率のよい配車が可能となる。また、ユーザの要求に基づき、ユーザが望む地点に無人の移動体40を配車することができるため、様々な地点の映像を継続的に、かつ低コストで撮影することが可能になる。
また、移動体40は、現在地、電池残量、及び稼動情報を含む移動体情報を収集する移動体情報取得部43を更に有し、配車指示部14は、移動体40と無線通信により、取得した移動体情報から撮影内容に応じて、ユーザの要求する場所の近傍に位置し、かつ、所定値以上の電池残量を有する非稼動の移動体40を配車する配車情報を送信する。このようにすることで、撮影効率のよい配車が可能となる。
以上、実施形態を用いて本発明を説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施形態に記載の範囲には限定されないことは言うまでもない。上記実施形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。またその様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。なお、上記の実施形態では、本発明を物の発明として捉え、撮影情報共有システム100について説明したが、本発明は、撮影情報共有システム100における移動体の撮影情報共有方法の発明として捉えることもできる。
1 交通システム
10 撮影情報管理装置
11 移動体情報収集部
12 撮影情報収集部
13 撮影情報送信部
14 配車指示部
15 操作部
16 撮影情報編集部
20 サービサシステム
30 ユーザ端末
40 移動体
41 制御部
42 撮影情報取得部
42a 撮像部
42b 撮影位置情報検出部
43 移動体情報取得部
43a 位置情報検出部
43b 電池残量計測部
43c スケジュール管理部
44 出力部
44a 投影部
44b スピーカ
45 表示部
46 入力部
46a 操作部
46b マイク
70、80 移動体の別形態
90 充電ステーション
100 撮影情報共有システム
101 移動体情報データベース(移動体情報DB)
102 撮影情報データベース(撮影情報DB)
200 映像共有画面

Claims (8)

  1. 撮影情報管理装置と、前記撮影情報管理装置によって指示される配車情報にしたがいユーザ又は荷物を運ぶ、自動走行可能な複数の移動体とを有する撮影情報共有システムであって、
    前記移動体のそれぞれは、
    走行中及び待機中に撮影した撮影情報を収集する撮影情報取得部と、を備え、
    前記撮影情報管理装置は、
    前記移動体と無線通信により、前記移動体のそれぞれから受信した前記撮影情報を記憶する撮影情報データベースと、
    前記ユーザの端末又は前記移動体から前記撮影情報の取得要求を受信すると、前記撮影情報データベースから該当する場所の撮影情報を読出し、前記撮影情報を要求した前記ユーザの端末又は前記移動体へ送信する撮影情報送信部と、
    を備えることを特徴とする撮影情報共有システム。
  2. 前記撮影情報データベースは、前記撮影情報を時系列、かつ、場所ごとに記憶することを特徴とする請求項1に記載の撮影情報共有システム。
  3. 前記移動体は、前記撮影情報を投影する投影部を更に有し、
    前記投影部は、前記撮影情報送信部の前記撮影情報に基づいて、壁面へ投影することを特徴とする請求項1に記載の撮影情報共有システム。
  4. 前記撮影情報管理装置は、前記移動体を前記配車情報にしたがい配車指示を行う配車指示部を更に有し、
    前記配車指示部は、前記ユーザが要求する撮影情報が前記撮影情報データベースに存在しない場合、前記ユーザの要求する場所へ前記移動体を配車することを特徴とする請求項1に記載の撮影情報共有システム。
  5. 前記移動体は、電気により駆動される駆動手段を有しており、現在地、電池残量、及び稼動情報を含む移動体情報を収集する移動体情報取得部を更に有し、
    前記配車指示部は、前記移動体と無線通信により、取得した前記移動体情報から撮影内容に応じて、前記ユーザの要求する場所の近傍に位置し、かつ、所定値以上の前記電池残量を有する非稼動の移動体を配車する配車情報を送信することを特徴とする請求項4に記載の撮影情報共有システム。
  6. 前記配車指示部は、前記ユーザが要求する撮影情報が前記撮影情報データベースに存在しない場合、前記移動体が前記ユーザ又は荷物を運ぶ途中、若しくは前記ユーザ又は荷物を目的地まで運んだ後に、前記ユーザの要求する場所へ前記移動体を配車することを特徴とする請求項4記載の撮影情報共有システム。
  7. 前記撮影情報は、前記移動体が映像を撮影したときに、その場にいたユーザ情報を含み、前記その場にいたユーザにのみ前記映像を閲覧可能とする請求項1又は2に記載の撮影情報共有システム。
  8. 撮影情報管理装置と、前記撮影情報管理装置によって指示される配車情報にしたがいユーザ又は荷物を運ぶ、自動走行可能な複数の移動体とを有する撮影情報共有システムにおける前記移動体の撮影情報共有方法であって、
    前記移動体のそれぞれが、走行中及び待機中に撮影した撮影情報を収集する工程と、
    前記移動体と無線通信により、前記移動体のそれぞれから受信した前記撮影情報を記憶する工程と、
    前記撮影情報管理装置が、前記ユーザの端末、又は、前記移動体から前記撮影情報の取得要求を受信すると、該当する場所の撮影情報を読出し、前記撮影情報を要求した前記ユーザの端末又は前記移動体へ送信する工程と、
    を有することを特徴とする移動体の撮影情報共有方法。
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