JP2020067966A - 画像データ管理システム、画像データ管理方法、画像データ管理プログラム - Google Patents

画像データ管理システム、画像データ管理方法、画像データ管理プログラム Download PDF

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達也 八木
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正志 西脇
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Abstract

【課題】画像データを簡単にとりまとめして旅行に関するデータを簡単に生成することができる画像データ管理装置を提供する。【解決手段】端末装置から複数の画像データを取得する画像データ取得部と、前記複数の画像データにそれぞれ付与された撮影日時の時間間隔及び撮影場所の距離に基づいて、前記画像データの集合を生成する集合生成部と、1つの集合に含まれる画像データについて、前記撮影日時の時間間隔及び前記撮影場所の距離に基づいて、スポットに分ける分解部と、前記撮影日時に基づいて、前記スポットを時系列順に並べたトリップデータを生成するデータ生成部と、を有する。【選択図】図1

Description

本発明は、画像データ管理システム、画像データ管理方法、画像データ管理プログラムに関する。
近年、デジタルカメラやスマートフォン等が普及している。ユーザは、これらの撮影機能を利用することで簡単に撮影を行うことができる。また、SNS(social networking service)も普及している。そのため、ユーザは、外出先において撮影した画像データをSNSを介して第三者に公開したり、情報共有サイトに掲載することができる。これにより、第三者は、公開された撮像データを閲覧することができる。例えば、ユーザは、旅行先において複数の観光スポットを訪問し、各観光スポットにおいて複数の撮影を行い、これらの画像データを旅程とともに公開する場合もある。
一方で、特許文献1では、撮像された画像データを地図上に重ねて表示することで、どの場所で撮像された画像データであるかを直感的に把握できるシステムが提案されている。
特許第4360381号公報
しかしながら、撮影機能は簡単に利用することができる。そのため、外出や旅行の回数が多いほど、撮影される回数も多く、撮影される場所も複数箇所となる場合がある。そのため、撮影したユーザが第三者に画像データを共有しようとした場合であっても、このような大量の画像データについて、旅行毎また撮影場所毎に分類しつつ、旅程も考慮した配列順を決めることは、ユーザにとって非常に煩雑である。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、画像データを簡単に取り纏めて旅行に関するデータを簡単に生成することができる画像データ管理システム、画像データ管理方法、画像データ管理プログラムを提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様は、端末装置から複数の画像データを取得する画像データ取得部と、前記複数の画像データにそれぞれ付与された撮影日時の時間間隔及び撮影場所の距離に基づいて、前記画像データの集合を生成する集合生成部と、1つの集合に含まれる画像データについて、前記撮影日時の時間間隔及び前記撮影場所の距離に基づいて、スポットに分ける分解部と、前記撮影日時に基づいて、前記スポットを時系列順に並べたトリップデータを生成するデータ生成部と、を有する。
また、本発明の一態様は、画像データ取得部が、端末装置から複数の画像データを取得し、集合生成部が、前記複数の画像データにそれぞれ付与された撮影日時の時間間隔及び撮影場所の距離に基づいて、前記画像データの集合を生成し、分解部が、1つの集合に含まれる画像データについて、前記撮影日時の時間間隔及び前記撮影場所の距離に基づいて、スポットに分け、データ生成部が、前記撮影日時に基づいて、前記スポットを時系列順に並べたトリップデータを生成する画像データ管理方法である。
また、本発明の一態様は、コンピュータに、端末装置から複数の画像データを取得するステップ、前記複数の画像データにそれぞれ付与された撮影日時の時間間隔及び撮影場所の距離に基づいて、前記画像データの集合を生成するステップ、1つの集合に含まれる画像データについて、前記撮影日時の時間間隔及び前記撮影場所の距離に基づいて、スポットに分けるステップ、前記撮影日時に基づいて、前記スポットを時系列順に並べたトリップデータを生成するステップ、を実行させるための画像データ管理プログラムである。
以上説明したように、この発明によれば、画像データを簡単に取り纏めて旅行に関するデータを簡単に生成することができる。
この発明の一実施形態による画像データ管理システム1の構成を示す概略ブロック図である。 本実施形態にかかる端末装置20の機能ブロック図の一例を示す図である。 トリップデータの一例を示す図である。 画像データ管理装置10の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。 トリップデータ管理テーブル1011に記憶される情報の一例を示す図である。 トリップデータの種類と優先順位係数との関係の一例を示す図である。 変数名、変数の説明、優先順位係数との関係の一例を表す図である。 範囲データの一例を示す図である。 画像データ管理システム1の動作を説明するシーケンス図である。 トリップ分解処理とスポット分解処理について説明するフローチャートである。 端末装置の表示画面に表示されるトリップデータの一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態の1つについて詳細に説明する。なお、以下の実施の形態は、本発明を説明するための例示であり、本発明をその実施の形態のみに限定する趣旨ではない。また、本発明は、その要旨を逸脱しない限り、さまざまな変形が可能である。さらに、当業者であれば、以下に述べる各要素を均等なものに置換した実施の形態を採用することが可能であり、かかる実施の形態も本発明の範囲に含まれる。
<1.システム構成の概要>
図1は、この発明の一実施形態による画像データ管理システム1の構成を示す概略ブロック図である。画像データ管理システム1は、画像データ管理装置10と、複数の端末装置20A、20B(以下、端末装置20A、20B・・・をまとめて「端末装置20」とも呼ぶ。)がネットワーク30を介して通信可能に接続される。
端末装置20は、ユーザによって利用される。端末装置20は、例えば、スマートフォン、携帯電話、パーソナルコンピュータ、カメラ機能付きのゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット端末、ウエアラブル端末等である。ユーザは、端末装置20において、撮影した画像データから旅行記(トリップデータともいう。)を作成することができる。
なお、端末装置20の詳細な構成については後述するが、ユーザは旅行記作成機能を、端末装置20に所定のアプリケーションをインストールしたり、所定のWEBサイトにアクセスすることで利用することができる。
ネットワーク30は、端末装置20と画像データ管理装置10との間で通信を行うことが可能な通信網である。このネットワーク30は、例えば、インターネットやVPN等の各種ネットワークのいずれか1つであってもよいし、2つ以上を用いて構成するようにしてもよい。また、ネットワーク30は、有線であっても無線であってもよいし、有線の区間と無線の区間の両方が含まれていてもよい。
画像データ管理装置10は、ユーザが端末装置20において作成した旅行記(トリップデータ)を取得し、公開したり評価したりする機能を有している。画像データ管理装置10は、取得した旅行記を所定のアプリケーションをインストールした端末装置20から閲覧可能となるように制御してもよい。なお、画像データ管理装置10の機能の詳細については後述する。
<2.詳細構成>
<2−1,端末装置20の機能構成>
図2は、本実施形態にかかる端末装置20の機能ブロック図の一例を示す図である。図2に示すように、本実施形態にかかる端末装置20は、記憶部201、画像情報取得部202、集合生成部203、分解部204、推定部205、データ生成部206、編集部207、出力部208、制御部209を有する。
記憶部201は、画像情報記憶部2011と、トリップデータ記憶部2012とを有している。
画像情報記憶部2011には、画像データ本体とメタデータとが対応付けられて記憶されている。画像データ本体は、撮像機能を有する電子機器によって撮像された画像を表すデータである。メタデータは、画像が撮像された撮影日時(日時情報)、撮影場所(例えば緯度経度の情報である)を含む情報であり、これらの他に、電子機器の機種情報、画像サイズ等の情報が含まれていてもよい。この画像データの保存形式は、例えば、Exif(Exchangeable Image File Format)のデータ形式を適用することができる。
トリップデータ記憶部2012には、端末装置20において生成されたトリップデータが記憶されている。図3は、トリップデータの一例を示す図である。トリップデータは、後述する端末装置20の処理によって、ユーザがトリップ中に撮影したと判断される画像データを含むデータである。一例として、トリップデータは以下の情報を含む。
・トリップデータ識別情報
・カバー写真
・エリア情報
・日数
・タイトル
・関連情報
・回遊ルート情報
・スポット情報
なお、トリップデータを構成する情報はこれに限らず、その他の情報を含んでも良い。
カバー写真は、トリップデータを代表する写真である。例えばカバー写真は、トリップデータがサムネイル表示される際に表示されても良い。
エリア情報は、トリップデータが生成された旅行においてユーザが訪れたエリアに関する情報であり、典型的には当該エリアの名称(一例として市町村名や県名、観光スポット名等)である。日数は、トリップデータが生成された旅行の日数である。なお、エリア情報、及び日数の特定方法は後述する。
タイトルは、トリップデータに対して、ユーザが入力した名称である。なお、端末装置20がエリア情報及び日数から自動でデフォルトのタイトルを生成してもよい。
関連情報は、トリップデータに対応する旅行に関する各種情報であり、例えば、旅行期間、同行者に関する情報、予算金額、トリップデータがユーザに参照された回数、エピソード等を含んでも良い。
回遊ルート情報は、トリップデータに含まれる各スポットの位置と移動経路を示す回遊ルート画像が地図上に表示される画像である。
スポット情報は、トリップデータが生成された旅行中にユーザが訪れたと特定された地点(以下では、特定された地点を「スポット」ともいう。)に関する情報である。スポット情報は、例えば位置情報と、スポット名称と、画像情報を含む。位置情報は、スポットの地図上の位置を表す情報であり、例えば緯度経度情報である。スポット名称は、ユーザが入力してもよいし、スポットの位置情報に紐付けられた情報でもよい。画像情報は、後述する分解部204によって、ユーザがそのスポットに訪れた際に撮影したと特定された画像データとそのメタデータである。
図2に戻り、端末装置20の機能構成の続きを説明する。
画像情報取得部202は、静止画や動画を撮影することで画像データを取得して、画像情報記憶部2011に登録する。このとき画像情報取得部202は、画像データ本体に対するメタデータを生成して、画像データ本体と併せて画像情報記憶部2011に登録することが好ましい。例えば、画像情報取得部202は、画像データを撮影する際に、GPS(global positioning system)機能によって測定された端末装置20の現在位置と時刻情報とに基づいてメタデータを生成することができる。なお、画像情報取得部202は、外部のデバイスから画像データやメタデータを取得する構成でもよい。
集合生成部203は、画像情報記憶部2011に記憶された画像情報を、所定のロジックに基づいて旅行単位で分類する。具体的には、集合生成部は以下の処理を行う。
・居所位置特定処理
・トリップ分解処理
(居所位置特定処理)
集合生成部203は、画像情報記憶部2011に記憶された画像データのメタデータに基づいて、ユーザの居所の位置を特定する。居所は、一例として、ユーザの生活の中心となる場所、またはユーザが日常生活において利用する場所である。居所は、例えばユーザの自宅、職場、取引先、下宿、社員寮、習い事をしている場所(学習塾、スポーツ施設、音楽教室等)である。集合生成部203は、画像情報記憶部2011において各画像データのメタデータを参照し、撮影場所が所定の範囲内(例えば数メートル以内)であって撮影日時が所定の範囲外(例えば数日以上離れている)である画像データが所定数以上(例えば5枚以上)ある場合に、当該画像データを居所画像集合として抽出する。所定の範囲として、例えば、距離についての所定の範囲は、一般的な家の敷地の広さを考慮して決めることが可能である。また、撮影日時における所定の範囲は、一般的な旅行の期間に一定期間を加えた日数に基づいて決めることが可能である。集合生成部203は、抽出した居所画像集合のそれぞれに対応する撮影場所を参照し、当該撮影場所の平均位置を居所位置として特定する。なお、居所画像集合が複数抽出された場合には、それぞれの集合において、居所位置を特定する。居所画像集合が複数抽出される場合として、例えば、ユーザが自宅、勤務先、スポーツ施設において複数の撮影をしていた場合には、この3つの撮影場所について居所位置として特定される。
(トリップ分解処理)
集合生成部203は、画像情報記憶部2011に記憶された画像データを、旅行単位の集合(以下「トリップ集合」ともいう。)に分類する。
具体的には、画像データを時系列に並べた場合に、1つの旅行と判断できる撮影日時の範囲を決定し、区切りとなる画像データ(以下「境界データ」ともいう。)を特定することで画像データをトリップ集合に分類する。なお、集合生成部203は、トリップ集合に分類する画像データには撮影場所が居所位置近傍である画像データは除くことが好ましい。
例えば、集合生成部203は、撮影場所が居所位置近傍である画像データを境界データとして特定することができる。ここで居所位置近傍とは、居所位置から数キロ以内の範囲をいう。
また、集合生成部203は、1つ前に撮影された画像データから撮影時間が所定の時間以上(例えば数日以上)離れている画像データを境界データとして特定することも可能である。
さらに集合生成部203は、1つ前に撮影された画像データから撮影場所が所定の距離以上離れている画像データを境界データとして特定することもできる。ここで所定の距離は、連続する2つの画像データのいずれかの撮影場所から自宅までの距離に基づく距離(例えば自宅までの距離の半分の距離)であることが好ましい。例えば自宅が六本木のユーザの端末装置20において、撮影場所が箱根の画像データと軽井沢の画像データとが撮影時間を時系列に並べた場合に連続して記憶されていた場合について説明する。このとき、箱根と軽井沢間の距離は軽井沢と六本木(自宅)の距離の半分より大きいため、集合生成部203は、箱根と軽井沢の画像データとを別のトリップ集合に分類する。一方、フランスとスペインとの画像データが連続していた場合、フランスとスペインとの距離は箱根と軽井沢間の距離よりも大きいものの、スペインと自宅の距離も大きいため、フランスとスペイン間の距離はスペインと六本木(自宅)の距離の半分を超えない。したがってこの場合には集合生成部203は、フランスとスペインの画像データを同じトリップ集合に分類する。これによって例えばヨーロッパ周遊等、1度の海外旅行で各地を回るような旅行の場合に、別のトリップであると誤判定することを防ぐことができる。
ただし、境界データの撮影場所が、当該境界データの1つ前の画像データから1つ前の境界データまでの撮影場所に含まれている場合には、境界データ前後の画像データを異なるトリップ集合に分類しないことが好ましい。これにより、例えば成田空港からフランスへ行き成田空港へ帰国するような旅行であっても1つのトリップ集合に含めることができる。
また、境界データと1つ前の画像データとの間の撮影日時の間隔が所定の時間以内(例えば2日以内等である)で、かつ、移動速度が所定の速度(例えば車や交通機関で移動したと考えられる速度(時速60キロメートル以上等))である場合には、集合生成部203は、境界データが特定されていた場合であっても、境界データ前後の画像データを異なるトリップ集合に分類しないことが好ましい。
さらに、1つのトリップ集合に分類された画像データが2枚未満である場合には、当該トリップ集合を他のトリップ集合と統合することが好ましい。
(スポット分解処理)
分解部204は、集合生成部203が分類した1つのトリップ集合に含まれる画像データについて、撮影日時の時間間隔及び撮影場所の距離に基づいて、スポットに分ける。具体的には、分解部204は、まず1つのトリップ集合に分類された複数の画像データのうち、撮影日時が最先の画像データの撮影場所(以下「スポット起点位置」ともいう。)を参照する。さらに分解部204は、撮影日時の時系列に沿って当該複数の画像データの撮影場所を参照していき、スポット起点位置から所定の距離未満である場合には、当該複数の画像データを同一スポットとして扱う。他方、スポット起点位置から所定の距離以上離れた撮影場所を有する画像データを検出すると、別スポットに分解する。
スポットは、場所または場所を含む地域である。例えば、スポットは、観光地、行楽地、施設、遊覧資産等がある。施設は、商品またはサービス等を提供可能な設備や建物であり、例えば、店舗、交通機関の駅、公園、複数の店舗が収容された複合商業施設やテーマパーク、娯楽施設、宿泊施設、教養施設(植物園、動物園、水族館、劇場、音楽堂、気象観測施設、記念碑、遺跡等)等あってもよい。
スポットは、1つまたは複数のスポットを包含していてもよい。より具体的に、スポットが観光地である場合には、観光スポットと称することができる。
観光スポットは、独立した観光スポットである場合と、ある観光スポット内に別の観光スポットが内包されている場合とがある。例えば、観光スポットが庭園である場合、その庭園の中にいくつかの施設(資料館、茶屋、美術館等)が存在する場合もある。この場合、それぞれの施設を異なるスポットとすることもできるが、内包されているスポットを含め、1つのスポットとすることができる。例えば、訪問者は、庭園の入り口近傍の花壇等を楽しんだ後に資料館に立ち寄った後、茶屋で休憩し、美術館に立ち寄り、庭園の出口近傍にある展望スペースに立ち寄ることがある。これらを異なる観光スポットとして分けた場合において、スポットの移動経路を考えると、庭園については同じ施設であるにもかかわらず入り口側と出口側において合計2回立ち寄ったかのように区別されてしまうことが考えられる。そのため、1つのスポットの中でいくつかの施設に立ち寄ったとして取り扱った方が、スポットとしてはわかりやすい。また、この場合、資料館、茶屋、美術館については、庭園から出ることなく立ち寄ることができるため、1つのスポットとして取り扱ったとしても、1つの観光スポットの巡回ルートに属する一群の施設と見なして管理できる。また、スポットには、スポットと別のスポットが隣接している場合もあり得る。このような場合、別のスポットとして区別することもでき、また、近隣の複数のスポットを含む1つの地域と見なし、その地域を1つのスポットとしてまとめるようにしてもよい。
そのため本実施形態において、施設としては別であっても、1カ所のスポットとして取り扱うようにした場合には、1つのトリップ内において小さな移動によって到達することができる施設であるか、大きな移動が必要な施設(あるいはスポット)であるか否かを考慮したトリップとして生成することができる。
推定部205は、1つのトリップ集合に属する複数のスポットのうち時系列が連続する2つのスポット間の移動手段を推定する。例えば、推定部205は、連続する2つのスポットのうち、時系列において前のスポットに属する画像データのうち時系列で最後の画像データの撮影日時と撮影場所を特定し、そして、時系列において後ろのスポットに属する画像データのうち時系列で最先の画像データの撮影日時と撮影場所を特定する。推定部205は、これら画像データの撮影場所の距離を、撮影日時の時間間隔で除することで、移動速度を求める。そして、推定部205は、この移動速度と、2つの画像データの撮影場所とに基づいて、移動手段(徒歩、自転車、自動車、電車、飛行機、船等)を推定する。例えば、時系列で連続する2つのスポットに、駅、空港、バス停、港等の施設が含まれている場合には、電車、飛行機、バス、船のうち施設に対応するいずれかの移動手段が用いられたことを推定することができる。ここでは、算出された移動速度が、推定された移動手段を用いた場合の移動速度に対応している場合には、高い精度で推定できているといえる。
また、例えば、撮影場所が地上であるか水上であるかについて、地図データに基づいて判定し、撮影場所が地上である場合には、移動手段が、徒歩、自転車、自動車、電車のいずれかであると推定したり、撮影場所が水上である場合には、移動手段が船であると推定することも可能である。
また、推定部205は、撮影場所の前後の移動手段が、両方乗り物を利用している場合には、その撮影場所は、移動中におけるいずれかの位置であると推定することもできる。また、前後の移動手段のどちらか一方が徒歩(移動速度が低い)である場合には、その撮影場所は、滞在中における位置であると推定することもできる。
データ生成部206は、集合生成部203によって分類されたトリップ集合に対して、分解部204によってスポット毎に分解された画像データに基づいて、トリップデータを生成する。
データ生成部206は、トリップデータを生成する際に、トリップデータを個別に識別するトリップデータ識別情報を生成する。
また、データ生成部206は、ユーザによってトリップ集合に属する画像データの中からカバー写真として指定された画像データをカバー写真として決定する。このカバー写真は、データ生成部206によって、トリップ集合に属する画像データの中から任意に選択されてもよい。
また、データ生成部206は、エリア情報を生成する。例えば、データ生成部206は、トリップ集合に含まれる画像データの撮影場所を含む地域を特定し、その地域を表す名称をエリア情報として生成する。例えば、トリップ集合に含まれるそれぞれの撮影場所が示す緯度経度を含む地域を特定する。緯度経度と地域の関係は、例えば、地図データを用いることで特定することができ、また、地域に対する名称についても、地図データを用いることで特定することができる。ここでは、市町村の名称をエリア情報として生成してもよいし、都道府県名をエリア情報として生成してもよい。
また、データ生成部206は、日数の情報を生成する。例えば、データ生成部206は、トリップ集合に属する撮影日時の最先の日と撮影日時の最後の日との差を求めることで、日数の情報を生成する。
また、データ生成部206は、ユーザから入力される名称をタイトルとして設定することが可能である。また、データ生成部206は、エリア情報と日数に対応してタイトルが対応付けられた対応テーブルを参照して生成してもよい。
また、データ生成部206は、トリップ集合に属する撮影日時の最先の日を旅行初日とし、撮影日時の最後の日を旅行最終日として旅行期間を生成する。
また、データ生成部206は、ユーザによって入力される同行者に関する情報と予算金額とエピソードを取得することで、同行者に関する情報と予算金額とエピソードを得る。
また、データ生成部206は、トリップデータが第三者に閲覧された回数をカウントすることで、参照された回数を生成する。
また、データ生成部206は、トリップ集合に含まれる各スポットの位置に対応する地図データ上の位置にマークを付し、各スポットの時系列に従って、マーク間を線で結んだ画像を生成することで、回遊ルート情報を生成する。
また、データ生成部206は、分解部204によって生成されたスポットに属する画像データに基づいて、スポット情報を生成する。また、データ生成部206は、ユーザによって入力される、説明文をスポット情報に含むようにすることができる。この説明文は、例えば、スポットに関するエピソードや感想、補足説明等である。
編集部207は、トリップデータのうちスポットの名称、またはスポットに対するコメント等を対象とし、端末装置から入力される操作内容に応じてトリップデータに対する編集を行う。
出力部208は、トリップデータを出力する。出力部208は、画像データ管理装置10と端末装置20の表示画面のうちどちらにもトリップデータを出力することができる。画像データ管理装置10に登録されたトリップデータは、画像データの提供元ではないユーザの端末装置に対して送信可能である。
制御部209は、画像データ管理装置10内の各部を制御する。
なお、画像データ管理装置10に通信部を設け、通信部が、ネットワーク30を介して各端末装置と通信を行うようにしてもよい。この場合、通信部が、出力部208の機能を含むようにしてもよい。
上述した画像データ管理装置10の各部については、例えばCPU(中央処理装置)等の処理装置若しくは専用の電子回路で構成されてもよい。画像データ管理装置10の記憶部111については、ハードディスクや半導体記憶装置等を用いて構成されてもよい。
<2−2,画像データ管理装置10の機能構成>
図4は、画像データ管理装置10の機能構成の一例を示す機能ブロック図である。図4に示すように、画像データ管理装置10は、記憶部101と、公開部102と、評価値算出部103とを有している。
記憶部101はトリップデータ管理テーブル1011を有している。トリップデータ管理テーブル1011は、トリップデータに関する情報を記憶する。図5は、トリップデータ管理テーブル1011に記憶される情報の一例を示す図である。トリップデータ管理テーブル1011は、上述のトリップデータ記憶部2012に記憶されたトリップデータと、後述する評価値算出部103によって算出された評価値と、トリップデータを投稿したユーザの識別子とが対応付けられて記憶されている。
図4に戻り、画像データ管理装置10の機能構成の続きを説明する。
公開部102は、ユーザからトリップデータの投稿を受付け、受け付けたトリップデータを他のユーザが閲覧可能になるように機能する。公開部102は、他のユーザの端末装置からトリップデータの閲覧要求を受信すると、トリップデータ管理テーブル1011に記憶されたトリップデータを閲覧要求元の端末装置に送信することで公開する。
(評価値算出処理)
評価値算出部103は、ユーザから投稿されたトリップデータに対する評価値を算出する。
評価値算出部103は、例えば、下記の式1に従って、評価値を算出する。評価値の算出は、例えば、トリップデータの編集の後であって、公開前のタイミングで算出する。
V=(a×優先順位係数)+(b×優先順位係数)+(c×優先順位係数)+(d×優先順位係数)+(e×優先順位係数)・・・(式1)
この式1において、Vは評価値を表す。a、b、c、d、eは、変数名である。ここでは、a、b、c、d、eに対応する5つの変数が用いられる場合について説明するが、変数は1つから4つ、または6つ以上であってもよい。
優先順位係数は、変数毎に割り振られる数である。この優先順位係数は、トリップデータの種別に応じた値を用いることが可能である。
図6は、トリップデータの種類と優先順位係数との関係の一例を示す図である。この図6に示すようなトリップデータの種類と優先順位係数との関係を表すデータは、記憶部101に予め記憶されていてもよい。
種類は、トリップデータの内容に応じた種類を表す。例えば種類には、「おでかけ」、「国内旅行」、「海外旅行」の3つがある。「おでかけ」は、日付をまたがず、かつ、国内のスポットのみ含まれるトリップデータが該当する。「国内旅行」は、日付をまたぎ、かつ、国内のスポットのみ含まれるトリップデータが該当する。「海外旅行」は、自国外のスポットが1つでも含まれるトリップデータが該当する。この「海外旅行」については、日付をまたぐか否かについては、考慮しなくてもよい。
優先順位係数は、「P1」、「P2」、「P3」の3つがある。この優先順位係数は、トリップデータの種類に応じた値が設定される。例えば、「おでかけ」については、優先順位係数「P1」が「4」、「P2」が「3」、P3が「2」として設定されている。
次に、変数と優先順位係数との関係について図7を用いて説明する。図7は、変数名、変数の説明、優先順位係数との関係の一例を表す図である。
変数名「a」に対する変数には、「通常スポットに含まれる写真総数または通常スポット数」に対応する値が用いられる。そしてこの図では、変数名「a」が示す変数に対して乗算される優先順位係数は、「P1」が割り当てられていることを表している。
変数名「b」に対応する変数には、「タイトルを編集したか否か」に応じた値として、編集した場合には1、編集しなかった場合には0が用いられる。変数名「b」が示す変数に対して乗算される優先順位係数は、「P2」が割り当てられている。
数名「c」に対する変数には、「予算を設定したか否か」に応じた値として、設定した場合は1、設定しなかった場合は0が用いられる。変数名「c」が示す変数に対して乗算される優先順位係数は、「P2」が割り当てられている。
変数名「d」に対応する変数には、「説明が書かれている通常スポット数」に対応する値が用いられる。変数名「d」が示す変数に対して乗算される優先順位係数は、「P3」が割り当てられている。
変数名「e」に対応する変数には、「エピソードを記入したか否か」に応じた値として、記入した場合は1、記入しなかった場合は0が代入される。変数名「e」が示す変数に対して乗算される優先順位係数は、「P3」が割り当てられている。
この図7に示すような関係を表すデータは、記憶部101に予め記憶されていてもよい。
上述した図6及び図7に示す関係に基づくと、評価値Vは、上述の式1に従い、下記の式2として表すことができる。
V=(a×P1)+(b×P2)+(c×P2)+(d×P3)+(e×P3)・・・(式2)
評価値算出部103は、式2に従って評価値を算出し、算出された評価値を出力することが可能であるが、算出された評価値について、規定された範囲に収まるようにして出力することも可能である。評価値算出部103は、評価値を規定された範囲に納める場合には、範囲データを用い、範囲データが示す範囲に収まるようにした評価値を出力する。
図8は、範囲データの一例を示す図である。範囲データは、評価値の範囲を規定するデータであり、記憶部101に予め記憶されていてもよい。
範囲データは、種類と下限値と上限値とが対応づけられたデータである。
種類は、上述したトリップデータの種類を表す。下限値は、評価値の下限を規定する値である。上限値は、評価値の上限を規定する値である。
例えば、評価値算出部103は、「おでかけ」のトリップデータについて算出された評価値が「4」であった場合には、この評価値「4」が上限値を超えているか否か、下限値未満であるか否かをそれぞれ判定する。この場合、評価値算出部103は、評価値「4」は、下限値「5」未満であると判定する。そして、評価値算出部103は、評価値として下限値である「5」を適用し、評価値が「5」であるとして出力する。
なお、このようにして算出された評価値は、例えば、トリップデータを公開したユーザの評価や、ユーザに対するインセンティブ(ポイント、クーポン等)の付与に用いることが可能である。
<3,処理シーケンス>
図9は、画像データ管理システム1の動作を説明するシーケンス図である。
ユーザは、端末装置20Aのカメラ機能を用いて写真を撮影する(ステップS101)。この撮影は、複数回行われる。撮影場所は、自宅内、自宅の近所、外出先、旅行先、出張先等の任意の場所である。また、撮影対象は、風景、建築物、飲食物、衣料、人物、動物、植物、乗り物、動産、不動産等であってもよい。このため、ユーザは、撮影する場所、被写体を予め選定せずに撮影することができる。
撮影されたことによって生成された画像データ本体は、撮影場所と撮影日時とが付与され、画像データとして端末装置20Aの画像情報記憶部2011に記憶される(ステップS102)。
ある程度の画像データが記憶されると、ユーザは、端末装置20Aに対して、トリップデータの作成指示を入力する(ステップS103)。
端末装置20Aの画像情報取得部202は、トリップデータの作成指示が入力されたことに応じて、画像情報記憶部2011から画像データを取得する。ここで取得する画像データは、画像情報記憶部2011の記憶領域に記憶された画像データのうち、撮影日時が一定の範囲に属する画像データであってもよいし、画像情報記憶部2011の特定のフォルダに格納されている画像データであってもよいし、ユーザが指定する複数の画像データであってもよい。
画像データが取得されると、集合生成部203は、境界データに基づいて、画像データをトリップ集合に分解する(ステップS105)。分解部204は、集合生成部203が分類した1つのトリップ集合に含まれる画像データについて、スポットに分解する(ステップS106)。このステップS105とステップS106の処理の詳細は後述する。データ生成部206は、トリップ集合に含まれる画像データがスポット毎に分解されると、この情報に基づいて、トリップデータを生成し(ステップS107)、トリップデータ記憶部2012に記憶する。トリップデータが生成されると、編集部207は、ユーザから入力される編集の指示に従ってトリップデータの編集を行う(ステップS108)。例えば、データ生成部206によって生成されたトリップデータが端末装置20Aの表示画面に表示される。ユーザは、この表示画面に表示されたトリップデータの内容を確認し、必要に応じて編集指示をタッチパネル等を介して端末装置20に入力することで編集を行う。ユーザは、編集が終了すると、表示画面に表示された「編集終了」のボタンをタップし、その後、「投稿」のボタンをタップする。ユーザから編集が終了し、「投稿」ボタンがタップされると、出力部208は、編集された後のトリップデータを画像データ管理装置10に送信する(ステップS109)。
画像データ管理装置10の記憶部101は、端末装置20Aから送信されたトリップデータを、端末装置20Aのユーザ識別子とともにトリップデータ管理テーブル1011に記憶する。トリップデータが記憶されると、評価値算出部103は、記憶されたトリップデータを対象として評価値を算出する(ステップS202)。例えば、評価値算出部103は、評価対象のトリップデータに含まれる、スポットの位置情報に基づいて、国内の旅行であるか否かを判定する。国内の旅行であると判定された場合、評価値算出部103は、トリップデータに含まれる、旅行期間または日数等に基づいて、宿泊を伴う旅行であるかを判定する。そして、評価値算出部103は、これらの判定結果に基づいて評価対象のトリップデータの種類を特定し、種類に応じた優先順位係数を特定し、上述の式2とトリップデータに基づいて、評価値を算出する。評価値が算出されると、評価値算出部103は、評価値をトリップデータに対応付けて、トリップデータ管理テーブル1011に記憶する(ステップS203)。
端末装置20Bは、トリップデータ記憶部2012に記憶されたトリップデータを対象とした閲覧要求がユーザから入力されると、画像データ管理装置10に閲覧要求を送信する。これに応じて画像データ管理装置10からトリップデータが送信されると、端末装置20Bは、表示画面上にトリップデータを表示する(ステップS301)。なお、トリップデータは、トリップデータの元となった画像データを提供したユーザも、端末装置20Aによって閲覧することができる。
次に、上述したトリップ分類処理(ステップS105)とスポット分解処理(ステップS106)についてさらに説明する。
図10は、トリップ分解処理とスポット分解処理について説明するフローチャートである。
画像情報取得部202によって画像データが取得されると、集合生成部203は、画像データのそれぞれから、撮影日時を取得し(ステップS501)、さらに、撮影場所を取得する(ステップS502)。
集合生成部203は、取得された撮影日時の時間間隔及び取得された撮影場所の距離に基づいて、居所位置特定処理を行うことで、居所位置を特定する(ステップS503)。
居所位置が特定されると、集合生成部203は、画像データの撮影場所が居所位置から所定の範囲内に該当する画像データについて、トリップデータ生成の対象から除外した上で、居所位置近傍である画像データを境界データとし、境界データに基づいて別のトリップ集合として分類することで、旅行単位のトリップ集合に分類する(ステップS504)。ここで、居所位置から所定の範囲内に該当する画像データを除外することで、例えば、自宅の近隣にあるスーパー、コンビニ、公園等において撮影された画像データを除外することができる。
次に、集合生成部203は、分類されたトリップ集合において、1つのトリップ集合に属する画像データの撮影日時に基づいて、所定の時間以上離れている画像データがあるか否かを判定し、所定の時間以上離れている画像データがあれば、その画像データを境界データとして特定し、その境界データに基づいて、別のトリップ集合として分類する(ステップS505)。
さらに、集合生成部203は、1つのトリップ集合において、1つの画像データを基準としてその1つ前に撮影された画像データの撮影場所が所定の距離(例えば一方の画像データの撮影場所ともう一方の画像データの撮影場所との距離が、自宅までの距離の半分の距離)以上離れている画像データがあるか否かを判定し、所定の距離以上離れている画像データがあれば、その画像データを境界データとして特定し、その境界データに基づいて、別のトリップ集合として分類する(ステップS506)。
次に、集合生成部203は、異なるトリップ集合に属する画像データのうち、一方のトリップ集合に属する画像データともう一方のトリップ集合に属する画像データとについて、撮影日時の間隔が所定の時間以内であって、かつ移動速度が所定の速度以上である場合には、この2つのトリップ集合については、境界をなくして同一のトリップ集合として分類する(ステップS507)。この移動速度は、一方の画像データともう一方の画像データについて撮影場所に基づく距離を撮影日時の時間間隔で除することで求められる。
次に、集合生成部203は、異なるトリップ集合に属する画像データのうち、あるトリップ集合の回遊ルート情報に含まれる移動経路が、このトリップ集合に対して時系列において次のトリップ集合の回遊ルート情報に含まれる移動経路に含まれている場合には、これらのトリップ集合の境目をなくして同一のトリップ集合として分類する(ステップS508)。
次に、集合生成部203は、分類されたそれぞれのトリップ集合について、所定数(例えば2)以上の画像データが含まれているか否かを判定し、所定数以上の画像データが含まれているトリップ集合については、トリップ集合として確定し、所定数以上の画像データが含まれていないトリップ集合については、トリップ集合から除外する(ステップS509)。
トリップ集合が確定すると、分解部204は、1つのトリップ集合に含まれる複数の画像データを対象としてスポット分解処理を行う(ステップS510)。例えば、分解部204は、1つのトリップ集合に属する画像データのうち、撮影日時が最先の画像データの撮影場所をスポット起点位置として記憶する。次に、分解部204は、撮影日時の時系列に沿って複数の画像データの撮影場所を参照していき、スポット起点位置から所定の距離未満の画像データについては、スポット起点位置の画像データと同一のスポットとしてまとめる。他方、分解部204は、スポット起点位置から所定の距離以上離れた撮影場所である画像データについては、スポット起点位置の画像デートとは別のスポットとして分解する。
分解部204は、別のスポットとして分解された場合には、別のスポットとして分解された画像データの撮影場所をスポット起点位置として記憶する。そして、分解部204は、上述と同様に、撮影日時の時系列に沿って複数の画像データの撮影場所を参照していき、スポット起点位置から所定の距離未満の画像データについては、スポット起点位置の画像データと同一のスポットとしてまとめ、スポット起点位置から所定の距離以上離れた撮影場所である画像データについては、スポット起点位置の画像デートとは別のスポットとして分解する。以下、分解部204は、別のスポットとして分解されるスポットがなくなるまで、同様の処理を繰り返す。
次に、端末装置の表示画面に表示されるトリップデータについて説明する。
図11は、端末装置の表示画面に表示されるトリップデータの一例を示す図である。トリップデータが1つの画面内に収まらない場合には、縦方向または横方向にスワイプ操作等をすることで、表示されていない領域のトリップデータを画面上に表示させることができる。この図では、トリップデータの時系列の方向が縦方向であるため、縦方向にスワイプ操作をすることで、トリップデータの表示範囲を移動させ、画面の領域外にあるトリップデータを表示することができる。
トリップデータの表示画面には、先頭側から順に、カバー写真300、エリア情報と日数が配列された情報301、タイトル302、関連情報303、エピソード304、トリップデータを投稿したユーザに関する情報305、回遊ルート情報306が並べられ表示される。ユーザに関する情報305は、例えば、トリップデータを投稿したユーザの名称(ハンドルネーム等)とアイコンを用いることができる。
また、表示画面において、回遊ルート情報306の後段には、経過日307、スポット名称308、説明文309が並べられ表示される。経過日307は、「Day 1」と表示されており、旅行の初日であることを表している。この経過日は、データ生成部206が、旅行開始日を初日としてカウントすることで、自動的に生成することができる。
そして、説明文309の後段には、画像データ310が表示される。例えば、1つのスポットに属する画像データが複数ある場合には、それの画像データが時系列に沿って並べられ表示される。
以上説明した実施形態によれば、複数の画像データをトリップ集合に分類し、トリップ集合に属する画像データをスポット毎に分解し、トリップデータを生成するようにしたので、ユーザにとって、画像データを簡単に取り纏め、旅行に関するデータを簡単に生成することができる。また、ユーザは、撮像された画像データが大量にあったとしても、旅行毎また撮影場所毎に分類したり、旅程を考慮して画像データの配列順を決めたりする作業を行う必要がない。さらに、画像データの分類や配置順を決める作業を行う必要がないので、ユーザにとって、トリップデータ生成にかかる時間を短縮することができる。
また、トリップデータを簡単に作成することができるため、より多くのユーザにトリップデータを生成してもらえる機会を増やすことができる。
上述した実施形態において、旅行先における画像データを管理する場合について説明したが、上述した画像データ管理システム1は、日常的ではない場面であって旅行あるいは観光以外の目的に用いることができる。例えば、ある企業の社員が、外国あるいは国内に設置された複数の工場や営業拠点等について1度の出張において視察や見学のために訪問し、その際に撮影した画像データを管理する場合に利用することができる。この場合には、出張の日程の日毎であって、訪問した施設をスポットとして整理したトリップデータを得ることができる。このようなトリップデータを活用することで出張報告書の作成のための材料として活用することができる。
上述した実施形態において、端末装置20が、記憶部201、画像情報取得部202、集合生成部203、分解部204、推定部205、データ生成部206、編集部207、出力部208、制御部209のうち少なくともいずれか1つの機能を実現するためのプログラムを、画像データ管理装置10からダウンロードして実行することで、端末装置20においてその機能を実現するようにしてもよい。また、記憶部201、画像情報取得部202、集合生成部203、分解部204、推定部205、データ生成部206、編集部207、出力部208、制御部209のうち少なくともいずれか1つの機能を画像データ管理装置10に設けるようにし、端末装置20と画像データ管理装置10とが通信することで、トリップデータの生成をするようにしてもよい。
また、画像データ管理装置10の各部の機能、または端末装置20の各部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1 画像データ管理システム
10 画像データ管理装置
20、20A、21B 端末装置
30 ネットワーク
101 記憶部
1011 トリップデータ管理テーブル
102 公開部
103 評価値算出部
202 画像情報取得部
203 集合生成部
204 分解部
205 推定部
206 データ生成部
207 編集部
208 出力部
209 制御部

Claims (9)

  1. 端末装置から複数の画像データを取得する画像データ取得部と、
    前記複数の画像データにそれぞれ付与された撮影日時の時間間隔及び撮影場所の距離に基づいて、前記画像データの集合を生成する集合生成部と、
    1つの集合に含まれる画像データについて、前記撮影日時の時間間隔及び前記撮影場所の距離に基づいて、スポットに分ける分解部と、
    前記撮影日時に基づいて、前記スポットを時系列順に並べたトリップデータを生成するデータ生成部と、
    を有する画像データ管理システム。
  2. 前記集合生成部は、
    前記撮影日時が所定の時間以上離れた画像データを境界として、異なるトリップ集合に分類する
    請求項1記載の画像データ管理システム。
  3. 前記集合生成部は、
    異なるトリップ集合に属する画像データにおける前記撮影日時の時間間隔が所定時間以内であって、前記撮影場所の距離と前記時間間隔から求まる移動速度が所定の速度以上である場合には、前記異なるトリップ集合を同じトリップ集合として分類する
    請求項1または請求項2記載の画像データ管理システム。
  4. 前記集合生成部は、
    前記撮影場所が所定の範囲内であって、かつ、前記時間間隔が所定の期間以上である画像データが所定数以上ある場合には、当該画像データの撮影場所に基づいて居所位置を特定し、当該居所位置を境界として、異なるトリップ集合に分類する
    請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の画像データ管理システム。
  5. 1つの集合に属する複数の画像データのうち撮影日時に基づく時系列が連続する2つの画像データについてそれぞれの撮影場所を参照し、この2つの撮影場所から求まる距離と2つの撮影日時から求まる時間とに基づいて、移動手段を推定する推定部
    を有する請求項1から請求項4のうちいずれか1項に記載の画像データ管理システム。
  6. 前記トリップデータに属するスポットの数または1つの集合に属する画像データの数に基づいて、当該トリップデータに対する評価値を算出する評価値算出部
    を有する請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の画像データ管理システム。
  7. 前記トリップデータを編集する指示が入力されることに応じて、前記トリップデータの編集を行う編集部を有する
    請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の画像データ管理システム。
  8. 画像データ取得部が、端末装置から複数の画像データを取得し、
    集合生成部が、前記複数の画像データにそれぞれ付与された撮影日時の時間間隔及び撮影場所の距離に基づいて、前記画像データの集合を生成し、
    分解部が、1つの集合に含まれる画像データについて、前記撮影日時の時間間隔及び前記撮影場所の距離に基づいて、スポットに分け、
    データ生成部が、前記撮影日時に基づいて、前記スポットを時系列順に並べたトリップデータを生成する
    画像データ管理方法。
  9. コンピュータに、
    端末装置から複数の画像データを取得するステップ、
    前記複数の画像データにそれぞれ付与された撮影日時の時間間隔及び撮影場所の距離に基づいて、前記画像データの集合を生成するステップ、
    1つの集合に含まれる画像データについて、前記撮影日時の時間間隔及び前記撮影場所の距離に基づいて、スポットに分けるステップ、
    前記撮影日時に基づいて、前記スポットを時系列順に並べたトリップデータを生成するステップ、
    を実行させるための画像データ管理プログラム。
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