JP2015166860A - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
より少ないトナー量においても所望の濃度を得るとともに、画像均一性のよい高密度のトナー像を得る。
【解決手段】
静電像が形成される像担持体1に供給するトナーを担持するトナー担持体22と、トナー担持体に現像剤10を供給する現像剤供給部材24と、トナー担持体に供給された現像剤を回収する現像剤回収部材23と、を有し、トナー担持体の表層面は現像剤搬送方向と交差する方向に延在する複数の凸部221cを有し、隣接する凸部の間の現像剤搬送方向の開口幅はトナーの粒径以上且つ前記キャリアの粒径未満であり、前記凸部の高さは前記トナー11の粒径以下であり、トナー担持体と像担持体とが互いに対向して静電像を現像する現像部において、トナー担持体と像担持体とは、相対速度差を有するように移動可能である。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真方式を用いた複写機、プリンタ、ファクシミリなどの画像形成装置、及び、これに用いられる現像装置に関する。
電子写真方式に適用される乾式現像方式としては、トナーのみを用いる一成分現像方式と、トナーと磁性キャリアとから成る、現像剤を用いる二成分現像方式が知られている。
一成分現像方式は、磁性キャリアを含まないため、磁性キャリアから形成される磁気ブラシによって像担持体の静電像が乱されることがなく、高画質化に適している。しかし、一成分現像方式は、トナーに対して安定した帯電付与がし難く、画質の安定性に課題がある。また、磁性キャリアのようにトナーを搬送する媒体がないために、トナーに対し均一な搬送力を与えることが困難となり、搬送時等のトナーへの機械的な負荷が大きくなり易い。このため、トナー劣化による画質の安定性低下を引き起こし易い。
一方、二成分現像方式は、画質に課題はあるが、トナーに対し帯電付与し易く、また、トナーへの負荷も小さいために画質の安定性が高いという特徴がある。
上述の両現像方式の課題を改善するものとして、例えば、特許文献1に記載されているようなハイブリッド現像方式が知られている。これは、二成分現像剤を担持する搬送ロール(現像剤担持体)と現像ロール(トナー担持体)との間に搬送バイアスを印加し、現像ロール上にトナー層を被覆し、そのトナーにより感光体(像担持体)の静電像を現像することで画像形成を行うものである。
しかしながら、ハイブリッド現像方式では、長期に渡り現像ロール上を安定してトナー層で被覆することは困難であることが知られている。ハイブリッド現像方式では、搬送ロールと現像ロールとの間に、上述の搬送バイアスにより発生する電位差ΔVを埋めるように、所定の電荷量(Q/S)を有するトナーが現像ロール上を被覆する。このとき、ΔVと被覆される単位面積当たりのトナーの電荷量Q/Sとは比例関係にある。また、Q/Sは、単位面積当たりの被覆に係るトナーの質量(M/S)と、トナーの単位質量当たりの電荷量(Q/M)の積である。よって、
△V∝Q/S=(M/S)×(Q/M)・・・式(1)
つまり、ハイブリッド現像方式は、電位差(ΔV)及びトナーの単位質量当たりの電荷量(Q/M)から単位面積当たりの被覆に係るトナーの質量(M/S)が決定される。このため、ハイブリッド現像方式では、トナーの帯電量が変化すると、その変化に伴って被覆に係るトナー量が変動するという課題があった。
この課題に対して、例えば、特許文献2には、現像ロール上にトナー層を被覆する際に、トナー層厚検知手段を用いて現像ロール上のトナー層厚を測定する構成が記載されている。さらに、このトナー層厚に基づき、現像ロールと磁気ロール(現像剤担持体)との間の搬送バイアス、あるいは現像ロールと磁気ロールの回転数を変化させることで、現像ロール上のトナー層厚を所定の層厚に制御する構成も記載されている。
しかしながら、この構成では、トナー層厚検知手段としてトナー濃度センサや表面電位センサを用いているため、装置の大型化やコストの増加を招いてしまう。また、検知手段を用いて制御した場合においても、搬送バイアスや現像ロールの回転数を変化させると、下流における現像ロールと感光体との間の現像条件も同時に制御する必要があるために、それらの制御が複雑になってしまう。結果的に感光体上のトナー量を安定化するという本来の目的を達成することが困難になるといった問題があった。
そこで、安定したトナー層を被覆する現像方式として、例えば、特許文献3には、現像ロールと一定の間隔をもって配置された回転可能な規制スリーブ(現像剤規制部材)を用いる構成が記載されている。これにより、キャリアによるトナーへの電荷付与を安定させ、出力画像の濃度低下やトナー飛散を生じることなく、現像ロール上にトナー層を被覆することができる。この現像装置320は、トナーと磁性キャリアから成る現像剤310を収容する現像容器321を備える。
以下に、図22を用いて、この現像装置320を説明する。感光体301に対向する位置に形成される現像容器321の開口部には、図22の矢印方向に回転自在な現像ロール322と、現像ロール322の上方に一定の距離の間隙をもって現像剤回収部材323が配置される。現像剤回収部材323は、非磁性部材の規制スリーブ331と内部に固定配置された永久磁石332とから構成されており、規制スリーブ331は、現像ロール322の回転方向(図22の矢印方向)と同方向に回転自在に担持されている。さらに、現像容器321内には、回転(図22の矢印方向)することで現像容器321内の現像剤の撹拌及び現像ロール322への現像剤を供給する搬送部材324が設けられている。
次に、現像装置320における現像ロール322上へのトナー層の被覆について説明する。
現像容器321内の現像剤310は、搬送部材324によって撹拌されるとともに現像ロール322上へ供給される。供給される現像剤310は、規制スリーブ331内の永久磁石332の磁力を受けて磁化された現像ロール322上に担持されて搬送され、現像剤規制領域Gにおいて規制を受ける。
図23は、この現像剤規制領域Gの拡大図である。
現像剤規制領域Gにおける磁場によって拘束される現像剤中の磁性キャリアは、永久磁石332の磁力によって束縛を受ける。規制スリーブ331は、図23の矢印方向に回転しているため、その回転に伴って、磁性キャリアは現像容器321内へ戻される方向(図23のA方向)の搬送力を受けることになる。従って、磁性キャリアは、現像剤規制領域Gで束縛を受けつつも、規制スリーブ331からの搬送力によって、順次、現像容器321内へ戻されるために、磁性キャリアが感光体301と対向した現像部へと漏出することがない。
一方、現像剤規制領域Gにおける現像剤中の非磁性トナー311は、現像剤規制領域Gにおける磁場による拘束を受けない。また、非磁性トナー311は、磁性キャリア及び現像ロール322表面との摩擦帯電により付与された電荷による鏡映力によって、現像ロール322に付着する。従って、非磁性トナー311は、現像ロール322の回転に伴い、現像ロール322の回転方向(図23のB方向)への搬送力を受け、現像剤規制領域G内の現像剤の間を通過して現像ロール322上を被覆する。
以上のように、磁性キャリアが現像部に漏出することなく、十分な電荷を付与される非磁性トナーのみにより、現像ロール322上を被覆することができる。特許文献3に記載された構成によると、現像ロールと物理的に接触可能なトナーに作用する力を利用するので、トナーの電荷量(Q/M)の変動により被覆に係るトナー量が急激に変動するという、ハイブリッド現像方式に見られる現象は起きない。
このように、トナーの電荷量が低下した場合に、ハイブリッド現像方式の装置では被覆に係るトナー量は増加するのに対し、特許文献3の装置では、被覆に係るトナー量の増加を抑えられるので、トナー量の増加に起因する画像濃度の変動を抑えることができる。
特開平9−211970号公報 特開2009−8834号公報 特開平10−198161号公報
しかしながら本件発明者による詳細な検討によると、特許文献3に記載された現像装置であっても、更に画像濃度の変動を抑えつつ、より画像均一性を向上させることが必要であることがわかった。
図24は、現像装置320により得られた現像ロール上を被覆したトナー層の概念図であり、黒部分が被覆されたトナー層の部分を示し、白抜き部分がトナーを被覆していない領域を示している。図24に示すように、現像ロールの回転方向と略平行に、トナーが被覆していない領域が不規則に存在し、現像ロール上のトナー密度が不均一となっている。このように現像ロール上にトナーによる被覆層が不均一に形成されると、画像濃度が低下し易い。なぜなら、定着時に紙上をトナーで被覆し切れない白地部の面積が増え、急激に画像濃度が低下するためである。
一方、現像ロールと感光体との周速を調整し、感光体上にトナーを過剰に供給し、画像濃度を上げることはできる。具体的には、現像ロールと感光体とが対向部において同方向に回転する場合、現像ロールの周速を感光体に比べて速める、もしくは現像ロールと感光体の回転方向を対向部において逆方向にすることにより達成できる。しかしながら、このようにして所望の画像濃度を得ても、図25(b)に示すように、面内に濃度ムラが目立つ、画像均一性の低い画像しか得られない。また、消費エネルギー低減の観点より、より少ないトナー量で所望の画像を出力することが求められているのに対し、必要以上にトナーを消費することになる。
図25(a)は、理想的に感光体上の静電像をトナーで現像した場合の模式図を示す。また、図25(b)は、上述の方法により画像濃度を得た場合の模式図である。図25(a)は、少ないトナー量で均一性の高いトナー像が得られるのに対し、図25(b)は、トナー量が多く、均一性の低いトナー像になる。
本件発明者の詳細な検討の結果、このような現象の原因が、以下に示すようなモデルで説明できることがわかった。これを図26を用いて説明する。
図26は、現像剤規制領域Gにおいて、現像ロール322の回転方向hに搬送されてきた現像剤310が、磁場によって磁気穂を形成し、現像剤回収部材323に拘束され、現像剤回収部材323の回転方向jに搬送される様子を示す。実際は、図示していない現像剤が磁気穂として多数存在している。
現像剤310が現像ロール322上を搬送される過程において、現像剤310のトナー311は現像ロール322と接触することで帯電する。このとき、トナー311は磁性キャリア312から脱離し、現像ロール322に付着する。
一方、上述の通り、回転方向hの下流側から、現像剤回収部材323に拘束された現像剤310が回転方向jに搬送されてくる。この現像剤310は、既に回転方向jの上流側においてトナー311を消費しているので、現像剤310中の磁性キャリア312は、トナーを回収する能力を有している。このため、現像剤回収部材323の回転方向jに搬送されてきた現像剤310が現像ロール322に付着したトナー311と接触すると、そのトナー311は磁性キャリア312により回収されて現像容器321内に戻される。
図27は、現像ロール322に付着したトナー311が、現像剤310の磁性キャリア312により回収される様子を示した模式図である。
現像剤310と現像ロール322上のトナー311が衝突すると(図27(a))、トナー311に偶力が作用し、現像ロール322上を回転する(図27(b))。このため、トナーと現像ロールとの間の付着力は低減する。このとき、磁性キャリア312は、上述のように消費したトナーの電荷分だけ逆極性に帯電しているため、現像ロール上を被覆するトナーは、現像剤規制領域Gを通過する間に、磁性キャリア312により掻き取られてしまう。このようにして、現像剤310の搬送方向、つまり主には現像ロールや現像剤回収部材の回転方向と略平行に、磁性キャリアによる掻き取り跡が生じるので、均一なトナー層の被覆を現像ロール上に形成できないことがわかった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、より少ないトナー量においても所望の濃度を得るとともに、画像均一性のよい高密度のトナー像を得ることが可能な現像装置及び画像形成装置を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明、非磁性トナーと磁性キャリアを含む現像剤により、像担持体に形成した静電像を現像する現像装置において、静電像が形成される像担持体に供給するトナーを担持するトナー担持体と、前記トナー担持体に前記現像剤を供給する現像剤供給部材と、前記トナー担持体に供給された前記現像剤を回収する現像剤回収部材と、を有し、前記トナー担持体の表層面は現像剤搬送方向と交差する方向に延在する複数の凸部を有し、前記複数の凸部は互いに隣接する凸部の頂点の間の凹部内面に対して少なくとも平均粒径のトナーが接触可能、かつ、平均粒径のキャリアが接触しないように構成され、前記凸部の頂点の高さは前記平均粒径のトナーよりも低く構成され、前記トナー担持体と前記像担持体とが互いに対向して前記静電像を現像する現像部において、前記トナー担持体と前記像担持体とは、相対速度差を有するように移動可能であることを特徴とする。
本発明によれば、トナー担持体の表層面に複数の凸部を配し、隣接する凸部の間隔をトナーの平均粒径以上且つキャリアの平均粒径未満、及び凸部の高さをトナーの平均粒径以下にすることにより、トナー担持体上に単層のトナーで均一に被覆することができる。さらに、より少ないトナー量においても、像担持体上に均一且つ高密度のトナー像を現像することが可能な現像装置及び画像形成装置を提供するができる。
本発明に係る現像装置を用いた画像形成装置の模式図である。 本発明に係る現像装置の実施形態を示す模式図である。 トナー担持体の凸構造を示す模式図、図3(a)はローラ表層の凸構造を示す模式図、図3(b)はその断面図を示す模式図である。 トナー担持体上へのトナー被覆、及び感光体の静電像の現像について概略を説明する模式図である。 二成分現像剤の搬送の様子を説明する模式図である。 ローラにおける二成分現像剤の搬送時のトナー挙動について説明する模式図である。 ローラ上を被覆するトナーを示す模式図である。 ローラと感光体とが対向する現像部における模式図である。 現像部の後端における模式図である。 2r≦Z<rを満たす場合における現像部への進入前の模式図である。 2r≦Z<rを満たす場合における現像部の後端における模式図である。 開口幅がトナー粒径3個分以上のローラの模式図である。 各色トナーを感光体上に定量被覆したときを基準として、被覆量の変動率と、色差ΔEの関係を示す図である。 ローラ上の凸構造の形成方法の一例を示す模式図である。 ローラ上の凸構造の形成方法の他の一例を示す模式図である。 本測定で用いる2種類のカンチレバーの先端(探針)形状の模式図である。 ローラ表面層の移動方向をy軸としたとき、y軸に沿って探針を走査した際の測定及び画像処理を行った結果を示す図である。 本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す模式図である。 他の実施形態で使用したローラの断面図である。 本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す模式図である。 本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す模式図である。 従来の現像装置の説明図である。 現像剤規制領域Gの拡大図である。 従来の現像装置により得られた、現像ロール上を被覆したトナー層である。 感光体上の静電像をトナーで現像した場合の模式図であり、図25(a)は理想的に現像した場合であり、図25(b)は現像ロールと感光体との周速を調整して現像した場合である。 検討したモデルの説明図である。 現像ロールに付着したトナーが、現像剤の磁性キャリアにより回収される様子を示した模式図である。 隣接する凸部により形成される開口部の模式図である。
以下、本発明に係る現像装置の形態を、図面に則して詳しく説明する。
〈画像形成装置の構成〉
図1は、本発明に係る現像装置を用いた実施形態である画像形成装置の模式図である。
本発明は、図1に示されるような電子写真方式を用いた画像形成装置に具現化されるものとして説明するが、この実施形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その他の相対配置などは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1の電子写真方式を用いた画像形成装置は、静電像を保持する像担持体として導電基板上に光導電層を塗布して構成されるドラム状の電子写真感光体1を回転自在に設け、その感光体1を帯電器2で一様に帯電する。次に、例えば、レーザーのような発光素子3によって情報信号に基づいて露光して静電像を形成し、非磁性トナーと磁性キャリアとを含む現像剤を用いて現像装置20で可視化する。次に、可視化された像は、転写帯電器4で転写紙5へ転写され、更に定着装置6により転写紙に定着される。また、感光体1上に転写されずに残った非磁性トナーは、クリーニング装置7によって感光体1から除去される。
〔第1実施形態〕
図2は、本発明に係る現像装置の実施形態を示す模式図である。
(現像装置の構成)
現像容器21内部には、トナー担持体22に現像剤を供給する現像剤供給部材24と、トナー担持体22上の現像剤を回収する現像剤回収部材23が、トナー担持体22に対向し、間隙を有して配置されている。現像剤供給部材24は、現像剤回収部材23により回収された現像剤を撹拌し、トナー担持体22と現像剤供給部材24が対向する供給部Wへ搬送し、永久磁石222により作用する磁気力により供給する。
一方、現像剤回収部材23は、回転可能なローラ231と内部に固定配置された永久磁石332とから構成される。ローラ231は、トナー担持体22と対向する回収部Uにおいて逆方向に移動するように回転可能に設けられている。現像剤供給部材24によりトナー担持体に供給された現像剤の一部を、現像部Tに搬送される前に、永久磁石222と、永久磁石332が協働で形成した磁場により作用する磁気力と、により回収する。このため、現像剤回収部材23は、トナー担持体22の移動方向に対して、現像部Tより上流、且つ供給部Wより下流の位置に配される。
(トナー担持体の構成)
本実施形態における現像装置20は、感光体1に対向して配置される。現像装置20の現像容器21の開口部には、トナー担持体22が感光体1に対向して配設されている。トナー担持体22は、回転可能なローラ221と、内部に固定配置された永久磁石222と、から構成される。ローラ221は、金属材料からなる円筒状の部材である基層221b上に、弾性層221aを被覆した構造の部材で形成されている。基層221bは、導電性の剛性部材なら何でもよく、SUS、鉄、アルミなどで形成できる。
弾性層ローラ221aは、適度な弾性を有するシリコーンゴム、アクリルゴム、二トリルゴム、ウレタンゴム、エチレンプロピレンゴム、イソプロピレンゴム、スチレンブタジエンゴムなどのゴム材料を基材とする。そして、この基材に、カーボン、酸化チタン、金属微粒子などの導電性微粒子を添加して導電性を付与したものである。また、導電性微粒子以外にも、表面粗さを調整するために球形状樹脂を分散させても構わない。
本実施形態では、ステンレス製の基層ローラ221b上にカーボンが分散されたシリコーンゴム及びウレタンゴムから成る弾性層ローラ221aを形成したトナー担持体22を用いた。
なお、本実施形態では、トナー担持体22と感光体1とを接触させる、所謂接触現像のため、トナー担持体22は弾性又は可撓性を有する部材から成る。しかしながら、非接触現像の場合は、導電性と剛性のある素材、例えば、SUS、鉄、アルミなどで形成される。
さらに、ローラ221の表層面に複数の凸部221cを配した凸構造がローラ221の回転方向hに対して規則的に配設されている。ここで、ローラ221の回転方向は、現像剤を搬送する現像剤搬送方向であり、その現像剤搬送方向と交差する方向に延在して複数の凸部が設けられている。
(凸構造の構成)
図3は、トナー担持体22の凸構造を示す模式図である。図3(a)は、ローラ221表層の凸構造を示す模式図であり、図3(b)は、その断面図を示す模式図である。
図3の矢印hは、ローラ221の回転方向を示す。トナー担持体22は、感光体1に接触するように配され、現像部Tにおいて、感光体1の回転方向mに対して同じ方向hに回転可能に設けられている。
本実施形態においては、弾性層221a上に直接凸構造を形成したが、弾性層上に樹脂層を設け、その樹脂層に凸構造を形成しても構わない。また、このとき、弾性層と樹脂層の接着性を上げるために、その間にプライマー層を設けても構わない。
本実施形態の凸構造は、ローラ221の回転軸と平行に、幅Kが1μm、高さDが3.5μmの凸部221cが複数、凸部の間隔の周期λが9μmで規則的に延在して並んでいる。
なお、本実施形態では、回転軸と平行に凸構造が並んでいるが、交差する方向であっても構わない。また、本発明の凸構造は、上述のような構造に限定されるわけではなく、トナー担持体22の回転方向に対して規則的に並ぶ構造であれば構わない。なお、凸構造の詳細な形成方法に関しては後述する。
(トナー被覆及び静電像の現像についての説明)
次に、図4を用いて、トナー担持体22上へのトナー被覆、及び感光体1の静電像の現像について概略を説明する。
なお、本発明における被覆とは、例えば、感光体1やトナー担持体22の表面にトナー(粒子)が接触している形態をいい、必ずしも多数のトナーが部材の表面全面を覆い尽くした形態には限定されない。その他、詳細な説明は後述する。
供給部Wにおいて、現像剤供給部材24により、表面に規則的に並ぶ凸構造を有したトナー担持体22に二成分現像剤10を供給する。二成分現像剤10がトナー担持体22に供給されて現像剤回収部材23により回収されるまでに、トナー担持体22のローラ221と接触した二成分現像剤10中のトナーが、凸部221c側面に接触してローラ221表層に安定した均一で薄い被覆層を形成する。被覆層形成に係るトナー以外の二成分現像剤10は、回収部Uにおいて、現像剤回収部材23に磁気力で回収される。
一方、回収されずにトナー担持体22を被覆したトナーは、現像部Tにおいて感光体1と接触し、且つ、電位差により感光体1上を被覆する。このとき、トナー担持体22の被覆が規則的に均一であるので、移動速度比v22/vを適正に設定することにより、感光体1上に均一で高密度なトナー像の現像が可能になる。ここで、v22はトナー担持体22のローラ221の移動速度であり、vは感光体1の移動速度である。
また、従来からあるハイブリッド現像に対する優位性として、上述したような均一で高密度なトナー像が得られること以外にも、現像量の安定性が挙げられる。上述の式(1)にあるように、ハイブリッド現像の場合、電位差ΔVが決定されると、被覆量はQ/Mに依存する。つまり、環境変動や耐久により現像剤のQ/Mが変動すると、被覆量が大きく変動してしまう。このため、ハイブリッド現像では、被覆量やQ/Mをセンシングして複雑な電位制御を必要とする。
これに対し、本実施形態においては、トナーがトナー担持体22上の凸構造と多点接触するため、ローラ外周面と点接触する場合に比べて小さな静電的付着力でも、凸構造が有する複数の凸部221c間を被覆することができる。つまり、トナーの電荷量が変動し、静電的付着力が変動しても、凸構造を被覆するトナー量は変動し難く、複雑な電位制御に頼ることなく、トナーによる安定した被覆を実現することできる。
以下、トナー担持体22上へのトナーによる被覆、及び感光体1の静電像の現像について、さらに図4を用いて詳細に説明する。
現像容器21内の二成分現像剤10は、現像剤供給部材24により撹拌され、現像剤供給部Xまで搬送される。本実施形態においては、重合法により製造された個数平均粒径rが7.7μmの正帯電性トナーを用いた。磁性キャリアは、個数平均粒径rが90μmの標準キャリアP−01(日本画像学会)を用いた。なお、トナー及び磁性キャリアの個数平均粒径の測定方法に関しては後述する。また、トナー及び磁性キャリアは、特に上述したものに限定されず、一般に使用されている公知のトナー及び磁性キャリアを使用することができる。
まず、トナー及び磁性キャリアを、全体の質量に対するトナー質量比(TD比)7%に混合し、二成分現像剤10とした。現像剤供給部Xまで搬送された二成分現像剤10は、トナー担持体22内部に固定配置される複数の永久磁石222によって作られる磁界により、ローラ221に供給される。供給された二成分現像剤10は、ローラ221の移動及び永久磁石23bによって作られる磁界の影響を受けて磁気穂を形成し、ローラ221の移動方向hに搬送される。
図5は、二成分現像剤10の搬送の様子を説明する模式図である。永久磁石222による磁界により、二成分現像剤10は磁気穂を形成し(図5(a))、ローラ221の移動に伴い、磁気穂は隣接する極の影響を受け始め(図5(b))、さらに移動すると隣接する極に拘束され(図5(c))、以後、これを繰り返す。このため、二成分現像剤10の平均移動速度v10はローラ221の移動速度v22に対して、相対速度差(v10>v22)を有す。
図6は、ローラ221における二成分現像剤10の搬送時のトナー挙動について説明する模式図である。なお、図では磁性キャリアを一つしか記載していないが、実際は磁気穂を形成した磁性キャリアが複数存在している。
図6のように、ローラ221上には、移動方向に対して略垂直方向に凸部221cを複数配した凸構造が規則的に並んで形成されている。そして、隣接する凸部221cによって作られる開口幅Z(=λ−K)はトナー粒径r以上キャリア粒径r未満であり、凸部221cの高さDはトナー粒径r以下に形成されている。
開口幅Zをトナー粒径r以上、キャリア粒径r未満にすることにより、磁性キャリアが隣接する凸部221cによって作られる開口部内に進入できなくなる。これにより、凸部221c側面と凸部221c同士の間の面(凸構造の底面)とに多点接触したトナー11が、後から搬送されてくる磁気穂により掻き取られ難くなる。また、凸構造の高さDをトナー粒径r以下にすることにより、2層目のトナーが付着する凸部221cの側面がないために、凸構造上に単層のトナーを被覆することができる。
以上のようにして、本実施形態の凸構造によると、トナー担持体22のローラ221上に安定して均一な実質的に単層のトナーによる被覆が可能になる。
図7は、ローラ221上を被覆するトナー11を示す模式図である。ここで、図7(a)は、本実施形態の凸構造を有しているローラ221上を被覆するトナー11を示す模式図である。また、この比較例として、図7(b)は、凸構造を有していないローラ221上のトナー11を示す模式図であり、図7(c)は、開口幅Zがキャリア粒径rより大きいローラ221上のトナー11を示す模式図である。図7の矢印は、ローラ221の移動方向を示す。
図7(b)のように、凸構造を有していない場合、磁気穂の搬送方向、つまりローラ221の移動方向に略平行に磁気穂の掻き取り跡が顕著となり、トナー11による均一な被覆ができない。また、図7(c)のように、開口幅Zがキャリア粒径r以上の場合、磁性キャリアの進入により、トナーによる均一な被覆ができない。
さらに好ましくは、開口幅Zはトナー粒径の3倍より小さく(Z<3r)する方が好ましい。これにより、凸部221cの側面と凸部221c同士の間の底面とで多点接触できるスペース以外に、トナーが入るスペースが制限されるため、さらに安定して均一な単層のトナーによる被覆が可能になる。
トナー担持体22上における凸部の割合は45%以下とすることが好ましい。図28はトナー担持体22上の領域S(破線)、前記領域Sにおける開口幅Lの開口部St、前記領域Sにおける幅Kの凸部Sdを示す。トナーは前記開口部Stにコートされている。前記の通り、感光体1上には少なくともトナー担持体22上のトナー量以上のトナーが現像される。一方、感光体1上に必要なトナー量は、定着後に隙間なくトナー同士が接着し、紙上をトナー像で覆うことができる程度である。具体的には、前記開口部Stにコートされるトナーの総体積が、領域Sの面積Saと定着後のトナー層厚dtの積で決定される立方体の体積以上である。
(Sta・κ)/ρ≧Sa・dt
(Sta:開口部Stの面積cm2、Sa:領域Sの面積cm2、ρ:トナー真比重g/cm3、dt:定着後のトナー層厚cm、κ:開口部Stにおけるトナー量g/cm2)
前記開口部Stにおけるトナー量κは、ほぼ最密に充填されるために、下式で近似することができる。
κ=((π・ρ・rt)/(3×31/2))×10−4
また、定着後のトナー層厚dtは、一般的な定着条件で、トナー粒径rtの1/3程度までつぶすことができることから、上記2式より、下式で近似することができる。
(Sta/Sa)≧0.55
つまり、トナー担持体22上における凸部の割合が45%以下であれば、トナーにより隙間なく定着することが可能になる。
また、凸部221cの高さDは、凸部221c側面とトナーとの接触性、且つ、凸部221c側面に、被覆に係るトナーと感光体1との接触性を確保するため、トナー粒径rの50%程度が好ましい。このとき、トナーの粒度分布を考慮すると、凸部221cの高さDは、rt10/2以上、rt90/2以下にすると好ましい。ここで、rt10はトナー粒度分布における累積個数分布が10%の粒径、rt90は90%の粒径である。凸部221cの高さDがrt10/2より小さくなると、凸部221c側面とトナーとの接触性が減少し、ローラ221を被覆するトナーの粒径が限定され、均一なトナーによる被覆ができなくなる。
一方、凸部221cの高さDがrt90/2より大きくなると、凸部221c側面に接触しているトナーと感光体1との接触性が減少し、感光体1の静電像を現像できるトナー粒径が限定され、高密度な現像ができなくなる。
本実施形態においては、トナー粒径rが7.7μmに対し、高さDが3.5μm、開口幅Zが8μmの構造を用いた。二成分現像剤10は、ローラ221上を、相対速度差(v10>v22)を有するように移動可能である。このとき、搬送される二成分現像剤10中のトナーは、ローラ221上の凸構造と接触、摩擦することにより帯電し、主にはその静電的付着力により凸構造と多点接触し、トナーの単層被覆を形成する。このため、ローラ外周面のみと点接触する場合に比べて、小さな静電的付着力でもトナーによる被覆を形成することができる。
一方、接触した点における静電的付着力が大きければ、現像剤とローラ221等のトナー搬送部材との接触頻度や摩擦を過度に上げる必要がなくなり、現像剤の劣化を抑えることができる。そのためには、トナー、磁性キャリア、ローラ221の表面材料(弾性層221a)の帯電系列が、トナーとローラ221の表面材料との間に磁性キャリアが入るように並ぶことが好ましい。この条件においては、トナーとローラ221の表面材料の帯電系列差が、トナーと磁性キャリアの帯電系列差に比べて大きくなる。
このため、トナーとローラ221が接触、摩擦し帯電した際に、トナーと磁性キャリアの静電的付着力に比べて、強い静電的付着力が発生し、トナーが磁性キャリアから離脱し、ローラ221に付着し易くなる。
以上のように、本実施形態の現像装置によると、現像剤とトナー搬送部との接触頻度や摩擦を過度に上げることなく、均一なトナーによる被覆層を形成することができる。なお、帯電系列の決定方法に関しては後述する。
(現像剤回収の構成)
トナー担持体22のローラ221上の二成分現像剤10は、トナー担持体22と現像剤回収部材23とが対向する回収部Uまで搬送される。回収部Uは、トナー担持体22内部に固定配置される複数の磁性部材である永久磁石23bのN22極と、現像剤回収部材内部に固定配置される複数の磁性部材である永久磁石332のS23極によって強い磁界が発生している。このため、回収部Uまで搬送された二成分現像剤10は、ローラ221上を被覆したトナーを除き、現像剤回収部材23に回収される。
回収された二成分現像剤10は、ローラ231の回転方向jに移動するように搬送され、永久磁石332の磁界の影響及びクスレーパー25によりローラ231から剥ぎ取られ、再び現像剤供給部材24により撹拌され、供給部Wまで搬送される。
一方、現像剤回収部材23に回収されずに、ローラ221の凸構造の凸部221c側面に接触しているトナーは、現像部Tまで搬送される。現像部Tにおいて、トナー担持体22と感光体1は接触し、感光体上の静電像電位、及び電圧印加手段26により印加される電圧によって電位差が発生している。
本実施形態においては、トナー担持体22の感光体1への進入量が50μmになるように接触させた。また、感光体1の静電像電位(V=100V)に対し、トナー担持体22にDC400Vを印加した。また、現像剤回収部材23は、電圧印加手段26により電圧が印加されてトナー担持体22と等電位に配線されているが、電気的に浮いた状態としても構わない。
(ローラ及び感光体の移動速度比と画像評価)
ローラ221と感光体1とは、両者が現像部Tにおいて同方向(h方向及びm方向)に回転しており、両速度は相対速度差を有している。本実施形態においては、感光体1の移動速度vは200mm/s、ローラ221の移動速度v22は260mm/sに設定した。
図8は、ローラ221と感光体1とが対向する現像部Tにおける模式図である。
本実施形態においては、開口幅Z(8μm)は、平均トナー粒径r(7.7μm)以上であって、トナー粒径の2倍より小さいため、隣接する凸部221c間に平均トナー粒径のトナーは1個しか入れない。
図9は、現像部Tの後端における模式図である。図9(a)は、進行方向先頭のトナー11aが現像部後端を通過するときの模式図であり、図9(b)は、そのt秒後に隣のトナー11bが現像部後端を通過するときの模式図である。
トナーは、印加した電位差により、ローラ221から感光体1の方向へ力を受け、且つ、現像部におけるローラ221と感光体1の回転速度の相対速度差のため、トナーに偶力が作用し、回転しやすくなる。これにより、トナーは、ローラ221との付着力が低減して、感光体1へ移動してその表面にある静電像を現像する。
このとき、感光体1上に、トナーにより高密度で静電像が現像される条件は、開口幅Zとトナー粒径rの条件により、場合分けされる。
(A)r≦Z<2rのとき
この場合は、上述のt秒後の感光体1上を被覆するトナー11a、11bが接触するときの両者の中心間距離Rがトナー粒径(トナーの直径)に等しいrとなることである。
トナー11aが距離R進むのにかかる時間tは、
t=R/v=r/v・・・式(2) 時間tの間に、トナー11bは距離λを移動する必要があるため、
22t=λ・・・式(3)
式(2)、式(3)より、感光体1の移動速度vに対するローラ221の移動速度比v22/vは、
22/v=λ/R=λ/r・・・式(4)
実際には、トナー11aに対してトナー11bが押し付けられることで、両トナーの中心間距離Rはトナー粒子の直径r以下となることもあるので、上述の式(4)は以下のように表わすことができる。
22/v≧λ/R=λ/r・・・式(5)
表1は、本実施形態において、移動速度比v22/vを変化させた際の現像量、被覆率、定着後の濃度評価の各結果である。なお、各評価方法に関しては後述する。
Z=8.0μm、K=1.0μm、λ=9.0μm、r=7.7μm
式5より、現像ロール上にトナー同士が接触して高密度の被覆層を形成する条件は、
22/v≧1.17
である。
表1より明らかなように、式(5)を満たす移動速度比v22/v(1.2以上)に設定すると、感光体1上にトナーによる高密度な現像が可能になり、所望の濃度を達成できることを確認した。なお、複層のトナーで被覆する場合、式(5)の速度比に所望のトナー層数を掛けた速度比以上に設定すればよい。
次に、本実施形態に基づいてv22/v=1.4となる条件で評価したものと、比較例としてハイブリッド方式により評価したものと、を比較した。表2は、感光体1上にトナーにより現像した際の現像量、被覆率、定着後の濃度評価、画像均一性の評価の各結果である。
本実施形態の方式は、略単層且つ高密度なトナー像の現像ができるのに対し、ハイブリッド方式は、本実施形態の方式と同じ現像量になるように調整しても、被覆率が低く、また、2層目のトナーが複数存在することを確認した。
このため、本実施形態の方式では、所望の画像濃度を達成できるのに対し、ハイブリッド方式では、トナーが存在しない白地部の影響により、画像濃度が著しく減少し、所望の濃度に達しないことを確認した。
また、本実施形態の方式では、現像で得られたトナー像の高さ方向のムラが小さいために、画像均一性が許容レベルであるのに対し、ハイブリッド方式では、現像されたトナー像の高さ方向のムラが大きく、画像均一性が許容レベルに未達であることも確認した。
トナー担持体22上の被覆率の低さの悪影響を受けて、感光体1上、及び紙上に形成された画像も同様にトナー密度が低く、トナーが存在しない白地部の影響により、画像濃度が著しく減少し、所望の濃度に達しないことも確認した。
(B)2r≦Z<rのとき
開口幅Zが2r≦Z<rの条件における移動速度比v22/vの導出について説明する。
図10は、現像部Tへの進入前の模式図である。現像部進入前は、ローラ221上には、2つのトナーが、凸構造の凸部221cの側面と凸部221c同士の間のローラ221表面(凸部間の底面)との両方に接触できる位置にそれぞれ存在する。
図11は、現像部の後端における模式図である。トナーは、接触中に移動速度比v22/vにより、ローラ221の移動方向(v22)に対して下流側に回転移動する。
図11(a)は、トナー11aが接触部後端を通過するときの模式図であり、図11(b)は、そのt秒後に隣のトナー11bが接触部後端を通過するときの模式図である。感光体1上にトナーによる高密度な現像ができる条件は、t秒間に、トナー11aが距離Rを移動するとともに、トナー11bが距離(λ−r)を移動することである。この関係から、以下の式(6)が得られる。
22/v≧(λ−r)/R=(λ−r)/r・・・式(6)
表3〜表5は、表面構造の異なるローラ221を用いて同様の検討を行った結果である。
Z=9.0μm、K=2.0μm、λ=11μm、r=7.7μm
上述の条件(A)に基づき、式(5)より、v22/v≧1.43となるが、実際、表3から明らかなように、移動速度比v22/vが1.5以上で所望の濃度評価が得られた。
Z=15μm、K=2.0μm、λ=17μm、r=7.7μm
上述の条件(B)に基づき、式(6)より、v22/v≧1.21となるが、実際、表4から明らかなように、移動速度比v22/vが1.3以上で所望の濃度評価が得られた。
Z=18μm、K=1.0μm、λ=19μm、r=7.7μm
上述の条件(B)に基づき、式(6)より、v22/v≧1.47となるが、実際、表5から明らかなように、移動速度比v22/vが1.5以上で所望の濃度評価が得られた。
構造が異なる場合においても、式(5)、式(6)を満たす移動速度比v22/vに設定すると、感光体1上にトナーによる高密度な現像が可能になり、所望の濃度を達成できることを確認した。
一方、開口幅Zがトナー粒径3個分以上(Z≧3r)になると、現像量の安定性が低下する。
図12は、開口幅Zがトナー粒径3個分以上のローラ221の模式図である。
図12のように、開口幅Zがトナー粒径3個分以上(Z≧3r)になると、凸部221cの側面と凸部221c同士の間の底面との両方に接触して安定な2個のトナーの他に、平均粒径r相当のトナーが底面のみで接触する可能性が生じる。これにより、安定性が低下すると考えられる。
このように、開口幅Zはトナー粒径3個分より小さく(Z<3r)するとより好ましい。そのような条件下では、凸部221c同士の間に、底面のみで接触する不安定なトナーの入るスペースが限定され、構造空間的に被覆に係るトナー量が規制され、さらに安定して均一な単層被覆の形成が可能になり、その結果、現像量の安定性を向上できる。
表6、表7は、平均粒径rが5.0μm(比重:1.1g/cm)のトナーを用いて、同様の検討を行った結果である。
Z=6.0μm、K=1.0μm、λ=7.0μm、r=5.0μm
上述の条件(A)に基づき、式(5)より、v22/v≧1.40となるが、実際、表6から明らかなように、移動速度比v22/vが1.4以上で所望の濃度評価が得られた。
Z=11μm、K=1.0μm、λ=12μm、r=5.0μm
上述の条件(B)に基づき、式(6)より、v22/v≧1.40となるが、実際、表7から明らかなように、移動速度比v22/vが1.4以上で所望の濃度評価が得られた。
次に、本実施形態に基づいてv22/v=1.6となる条件で評価したものと、比較例としてハイブリッド方式により評価したものと、を比較した。表8は、感光体1上にトナーにより現像した際の現像量、被覆率、定着後の濃度評価、画像均一性の評価の各結果である。
本実施形態の方式は、略単層且つ高密度なトナー像の現像ができるのに対し、ハイブリッド方式は、本実施形態の方式と同じ現像量になるように調整しても、被覆率が低く、また、濃度評価も悪いことが確認できた。
表9、表10は、平均粒径rが10μm(比重:1.1g/cm)のトナーを用いて、同様の検討を行った結果である。
Z=11μm、K=1.0μm、λ=12μm、r=10μm
上述の条件(A)に基づき、式(5)より、v22/v≧1.20となるが、実際、表9から明らかなように、移動速度比v22/vが1.2以上で所望の濃度評価が得られた。
Z=21μm、K=1.0μm、λ=22μm、r=10μm
上述の条件(B)に基づき、式(6)より、v22/v≧1.20となるが、実際、表10から明らかなように、移動速度比v22/vが1.2以上で所望の濃度評価が得られた。
次に、本実施形態に基づいてv22/v=1.4となる条件で評価したものと、比較例としてハイブリッド方式により評価したものと、を比較した。表11は、感光体1上にトナーにより現像した際の現像量、被覆率、定着後の濃度評価、画像均一性の評価の各結果である。
トナーの粒径が異なる場合においても、式(5)、式(6)を満たす移動速度比v22/vに設定すると、感光体1上にトナーにより高密度で現像することが可能になった。そして、より少ないトナー量でも所望の濃度を達成でき、且つ現像で得られたトナー像の高さ方向のムラが小さいために、画像均一性を改善できることを確認した。
以上のように、表面に規則的に並ぶ凸構造を有したローラ221に、二成分現像剤10を接触させて凸構造の凸部221cの側面に接触して薄層均一の安定したトナー被覆を形成し、余剰な二成分現像剤10を現像剤回収部材23により回収する。その後、トナー担持体22と感光体1とが接触する条件に配置し、電位差及び式(5)あるいは式(6)で決定される移動速度比に設定すると、少ないトナー量においても、感光体1上に安定してとなーによる高密度な現像を得ることが可能になる。また、所望の濃度を得るとともに、濃度ムラを改善することもできる。
(凸構造の周期と色差との関係)
上述の検討においては、トナー担持体22上の凸構造は周期的な構造(λ固定)としたが、異なる周期の構造が混在していても構わない。
図13は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の各トナーを感光体1上に0.45mg/cmの量のトナーで現像したときを基準として、現像量の変動率(横軸)と、色差ΔE(縦軸)の関係を示す図である。
ここで、各色ともに、面内の色差ΔEを5以内に抑えるためには、現像量の変動率は±20%以内にする必要がある。本実施形態の方式において、移動速度比v22/vが決定された際に、開口幅Zとトナー粒径rの条件(A)又は(B)により、感光体1上の現像量は、それぞれλ(式(5))又はλ−r(式(6))に比例する。よって、面内の色差ΔEを5以内に抑えるためには、変動率が0%のときの周期をλとすると、周期λは、以下の範囲で混在していても構わない。
(a)条件(A)のときは、0.8λ以上1.2λ以下
(b)条件(B)のときは、(0.8λ+0.2r)以上(1.2λ−0.2r)以下
更に、周期λが、
(a)条件(A)のときは、0.9λ以上1.1λ以下
(b)条件( B)のときは、(0.9λ+0.1r)以上(1.1λ−0.1r)以下
の範囲であれば、面内の色差ΔEを3以内に抑え、更に好ましい。
これら上述の許容範囲内で異なる周期の凸構造が混在するものも、本実施形態の凸構造に含まれるものである。
(凸構造の形成方法)
ローラ221上の凸構造は、光硬化性樹脂を用いた光ナノインプリント法や熱可塑性樹脂を用いた熱ナノインプリント法、レーザーを走査しエッジングを行うレーザーエッジング法などにより形成することができる。
図14は、ローラ221上の凸構造の形成方法の一例を示す模式図である。
ここでは、ローラ221上の凸構造を、熱ナノインプリント法により形成する方法を説明する。
ハロゲンヒータ41を内包した転写用ロール40上に、所望の凸構造とは逆の構造である凹構造を有したフィルムモールド42を固定する。次いで、そのフィルムモールド42をローラ221に接触させながら押圧する。そのまま転写用ロール40とローラ221を等速で回転させながら、ハロゲンヒータ41により、ガラス転移温度から融点の範囲内の温度に加熱して凸構造を形成する。
このとき、図14のように、ローラ221の弾性層221aに直接形成しても構わないし、あらかじめ弾性層221a上に熱可塑性樹脂を塗工し、その樹脂に形成しても構わない。
光ナノインプリント法は、光硬化性樹脂をローラ221の表層面に塗工し、ハロゲンヒータ41の代わりに設置したUV光源を用い、UV照射により硬化させて凸構造を形成する。
図15は、ローラ221上の凸構造の形成方法の他の一例を示す模式図である。
ここでは、ローラ221上の凸構造を、レーザーエッジング法により形成する方法を説明する。
ローラ221に対して、集光レンズ44により集光させたレーザー43を矢印f方向に走査し、ローラ221の表層面に凸構造を形成する。次いで、ローラ221を矢印g方向にわずかに回転し、再度レーザーを走査して凸構造を形成する。このような操作を繰り返し、ローラ221の周面に、その軸方向に沿った凸構造を形成する。
(凸構造の測定方法)
ローラ221上の凸構造の測定はAFM(Pacific nanotechnology社製Nano−I)を用い、当該測定装置の操作マニュアルに従い測定を行う。このとき、サンプリングはローラ221の表層面をカッターやレーザーなどにより切り取り、平滑なシート状に作成した。
図16は、本測定で用いる2種類のカンチレバーの先端(探針)形状の模式図である。
探針Aは、先端がトナー粒径rを有した半球状の探針であり、探針Bは、先端がキャリア粒径rを有した半球状の探針である。
具体的な測定方法を説明する。はじめに、探針Bを用いて、トナー供給部材表層面の形状(x、y、z)を計測する。この形状は、粒径rの磁性キャリアが接触できるローラ221表層面の形状を表わし、基準面となる。続いて同じ位置に対して、探針Aを用いて同様に形状(x、y、z)を計測する。この形状は、粒径rのトナーが接触できるトナー供給部材表層面の形状を表わす。計測される形状の高さ方向の差分(|z−z|)、つまり基準面からの高さDを計測し、rt10/2≦D=|z−z|≦r となる座標(x、y)を抽出する。探針の形状を考慮して、抽出した座標に対して、その座標を中心とした直径rの円をそれぞれ適用し、画像処理を行う。
図17は、ローラ221表面層の移動方向をy軸としたとき、y軸に沿って探針を走査した際の測定及び画像処理を行った結果を示す図である。
抽出される座標に対して、それぞれの座標を中心とした直径rの円を重ね合わせた領域Φと、その領域Φの長径である開口幅Zが得られる。また、隣接する領域Φ1、Φ2間が本実施形態における凸構造であり、その最小距離である幅Kが得られる。なお、本実施形態における凸構造とは、測定及び画像処理によって得られる構造である。つまり、探針Aが進入できない周期の短い構造や、探針Bが進入できる周期の長い構造に関しては、本発明の課題には影響せず、ローラ221表層面にそのような構造が含まれていても構わない。また、実際は微小な領域で一部破損したような不完全な凸構造でもあっても、測定によって凸構造と判断されれば、本実施形態における凸構造とみなす。
(粒度分布の測定方法)
トナーの粒度分布は、コールターマルチサイザーIII(ベックマンコールター社製)を用い、当該測定装置の操作マニュアルに従い測定を行う。具体的には、電解液100ml(ISOTON)に、分散剤として界面活性剤を0.1g加え、さらに測定試料(トナー)を5mg加える。試料を懸濁した電解液を超音波分散器で約2分間分散処理して測定サンプルとする。
アパーチャーは100μmのアパーチャーとし、試料の個数をチャンネルごとに測定してメジアン径d50を算出し、試料の個数平均粒径rとした。
磁性キャリアの粒度分布は、レーザー回折式粒度分布測定器SALD−3000(島津製作所製)を用い、当該測定装置の操作マニュアルに従い測定を行う。具体的には、磁性キャリア0.1gを装置に導入し測定を行い、試料の個数をチャンネルごとに測定してメジアン径d50を算出し、試料の個数平均粒径rとした。
(帯電系列の決定方法)
現像装置20の現像容器21内に磁性キャリアのみを入れて、1分程度通常の現像における回転動作を行う。このとき、電圧印加手段は取り外し、トナー担持体22と現像剤回収部材23は電気的に浮いた状態とする。現像部Tの位置に、トナー担持体22に対向するように、表面電位計MODEL347(トレック社製)のプローブを設置し、トナー担持体22の表面電位を測定する。現像における回転動作前後の電位差(動作後電位−動作前電位)を計測し、電位差がプラスであればトナー担持体22のローラ221は磁性キャリアに比べて帯電系列上ポジ側、マイナスであればネガ側と判断することができる。
一方、磁性キャリアとトナーの摩擦帯電により、トナーが磁性キャリアに比べて帯電系列上ポジ側、ネガ側かを判断できるため、3者の相対的な帯電系列を決定することができる。
(現像評価方法)
・現像量
感光体1上に現像に係るトナーを吸引し、その重さ(mg)、及び吸引部の面積(cm)を計測し、その商である単位面積における重さ(mg/cm)を算出して求めた。
・トナー被覆率
被覆率は、トナーで現像した感光体1上をマイクロスコープ(Keyence社製VHX−5000)で撮影した画像から算出した。撮影した画像から画像処理ソフト(アドビ社製photoshop)を用いて、トナー部の面積(px)のみを抽出し、被覆率として、全体の面積に対する比率を算出した。
・定着後の濃度評価
定着後の濃度評価は、トナー担持体22にトナーを被覆し、現像、転写を順次行い、コート紙上にトナー像を定着し、濃度評価を行った結果である。濃度評価は、コート紙上の反射濃度Drを反射濃度計(エックスライト株式会社製500Series)により測定し、所望の反射濃度(CMY:Dr≧1.3、K:Dr≧1.5)に対し、未達の場合を×、到達の場合を○とした。
・定着後の画像均一性評価
画像均一性の評価は、濃度ムラが目立ちやすいハーフトーン画像(明度L*≒70)に対して、以下の評価基準に従って行った。
レベル良好(○):斑点状の濃度ムラが目立ち難い(0〜3点/cm
レベル不良(×):斑点状の濃度ムラが目立って見える(4点〜/cm
〔第2実施形態〕
図18は、本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す模式図である。
(現像装置の構成)
トナー担持体22のローラ221は、その回転方向である図18の矢印方向hに、複数の凸部221cが規則的に並ぶ凸構造が形成され、凸部221cの高さはトナー粒径以下である。また、隣接する凸部221c間の開口幅は、トナー粒径以上、キャリア粒径未満である。
図19は、本実施形態で使用したローラ221の断面図である。
ローラ221は、ステンレス製の基層221b、その上部にカーボンが分散されたシリコーンゴムから成る厚み3mm程度の弾性層221aと、更にその上部に配された厚み5μm程度の光硬化樹脂層に形成された凸部221cと、から構成される。光硬化樹脂層における凸構造は、上述した凸構造形成方法(光ナノインプリント法)により、第1実施形態と同様の形状に形成した。一方、弾性層221aと光硬化樹脂層の凸部221cとの間には接着性を高めるために厚み数nmのプライマー層を施しても構わない。
現像容器21内部には、トナー担持体22に現像剤を供給する現像剤供給部材24と、トナー担持体22上の現像剤を回収する現像剤回収部材23が、トナー担持体22に対向し、間隙を有して固定配置される。現像剤供給部材24は、後述する現像剤回収部材23により回収された現像剤を撹拌し、トナー担持体22と現像剤供給部材24が対向する供給部Wへ搬送し、永久磁石222により作用する磁気力により供給する。
一方、現像剤回収部材23は、磁性材料、あるいは透磁率が高い金属材料から成り、永久磁石222と協働で形成した磁場により作用する磁気力により、現像剤を回収する。現像剤回収部材23は、トナー担持体22の移動方向に対して、現像部Tより上流、且つ供給部Wより下流の位置に配される。トナー担持体22は、現像部Tにおいて感光体1と接触するように配されており、現像容器開口部においては、現像器外へトナーが飛散することを防ぐために、飛散防止シート27が備えられている。
(トナー被覆及び静電像の現像についての詳細な説明)
次に、トナー担持体22上へのトナー被覆、及び感光体1の静電像の現像について説明する。
供給部Wにおいて、現像剤供給部材24により、トナー担持体22へ供給される現像剤は、ローラ221の回転(図20のh方向)、及び永久磁石222が作り出す磁場により作用する磁気力により、図20の矢印h方向に搬送される。搬送される現像剤は、現像剤回収部材23と永久磁石222により協働で形成された磁場により作用する磁気力により、現像剤回収部材23とトナー担持体22が対向する回収部Uにおいて拘束され、最終的に現像容器21内へ重力により落下する。
一方、ローラ221に接触して被覆するトナーは、磁気力による拘束を受けないために、回収部Uを通過し、感光体1と対向する現像部Tまで搬送される。
トナー担持体22には、電圧印加手段26によって電圧が印加され、トナー担持体22と感光体1との間には電位差が発生している。また、感光体1の移動速度vに対するトナー担持体22の移動速度比v22/vは、式(5)又は式(6)を満たすように設定されている。
これにより、少ないトナー量においても、感光体1上に安定して高密度な現像を行うことが可能になり、所望の濃度を得つつ、濃度ムラを改善することができる。
本実施形態における現像装置は、現像剤回収部材が簡易な構成であるために、現像装置の小型化に対応することができる。
〔第3実施形態〕
図20は、本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す模式図である。
(現像装置の構成)
トナー担持体22は、図20の矢印h方向に回転可能なトナー搬送ベルト223と、そのトナー搬送ベルト223を駆動するために少なくとも2個以上の駆動ローラ224、225と、から成る。これら2つの駆動ローラのうち、感光体1に近接する駆動ローラ224は、金属材料からなる円筒状の部材である基層上に、弾性層を被覆した構造の部材で形成されている。また、他方の駆動ローラ225は、ローラ内部に回転可能な永久磁石222を有することで、回転するトナー担持体22の回転の内側に磁性部材を配置する構成となっている。
以上のように、トナー搬送ベルト223は、2つのローラの間に架け渡されて、両ローラ間を循環可能なベルト形状を有している。
トナー搬送ベルト223には、その移動方向hに対して、複数の凸部221cが規則的に並ぶ凸構造が形成され、凸部221cの高さはトナー粒径以下である。また、隣接する凸部221c間の開口幅は、トナー粒径以上、キャリア粒径未満である。
本実施形態においては、ローラ221としてポリイミド製のベルト形状の部材を用い、ベルト部材に対して熱ナノインプリント法により、上述の第1実施形態と同様の形状の凸構造を形成した。
現像容器21内部には、トナー担持体22に現像剤を供給する現像剤供給部材24と、トナー担持体22上の現像剤を回収する現像剤回収部材23が、駆動ローラ225に対向し、間隙を有して固定配置される。現像剤供給部材24は、後述する現像剤回収部材23により回収された現像剤を撹拌し、トナー担持体22と現像剤供給部材24が対向する供給部Wへ搬送し、永久磁石222により作用する磁気力により供給する。
一方、現像剤回収部材23は、透磁率が高い金属材料から成り、永久磁石222と協働で形成した磁場により作用する磁気力により、現像剤を回収する。現像剤回収部材23は、トナー担持体22の移動方向hに対して、現像部Tより上流、且つ供給部Wより下流の位置に配される。
トナー担持体22は、現像部Tにおいて感光体1と接触するように配されており、現像容器開口部においては、現像器外へトナーが飛散することを防ぐために、飛散防止シート27が備えられている。
(トナー被覆及び静電像の現像についての詳細な説明)
次に、トナー担持体22上へのトナー被覆、及び感光体1の静電像の現像について説明する。
供給部Wで、現像剤供給部材24によりトナー担持体22へ供給される現像剤は、トナー搬送ベルト223のh方向への移動、及び永久磁石222のp方向への移動で作り出される磁場で作用する磁気力により、トナー搬送ベルト223をh方向に搬送される。搬送される現像剤は、現像剤回収部材23と永久磁石222とにより協働で形成された磁場により作用する磁気力により、現像剤回収部材23と駆動ローラ225が対向する回収部Uにおいて拘束され、最終的に現像容器21内へ重力により落下する。
一方、トナー搬送ベルト223に接触して被覆するトナーは、磁気力による拘束を受けないために、回収部Uを通過し、感光体1と駆動ローラ224が対向する現像部Tまで搬送される。
トナー担持体22には、電圧印加手段26によって電圧が印加され、トナー担持体22と感光体1との間には電位差が発生している。また、感光体1の移動速度vに対するトナー担持体22の移動速度比v22/vは、式(5)又は式(6)を満たすように設定されている。
これにより、少ないトナー量においても、感光体1上に安定して高密度な現像を行うことが可能になり、所望の濃度、且つ画像均一性を改善することができる。
本実施形態における現像装置は、駆動ローラ225内部に配置される永久磁石222が回転することにより、磁気ブラシがトナー搬送ベルト223上を、上端下端を逆転させるように回転して搬送される。これにより、短い搬送距離及び時間で、トナー搬送ベルト223とトナーの接触頻度を上げることできる。また、永久磁石222の回転速度を制御することにより、他の構成に影響を与えずに被覆に係るトナー量を調整することができる。
〔第4実施形態〕
図21は、本発明に係る現像装置の他の実施形態を示す模式図である。
(現像装置の構成)
トナー担持体22は、図21の矢印h方向に回転可能なローラ221から成り、ローラ221は、金属材料からなる円筒状の部材である基層221b上に、弾性層221aを被覆した構造の部材で形成されている。ローラ221には、その移動方向に対して、複数の凸部221cが規則的に並ぶ凸構造が形成され、凸部221cの高さはトナー粒径以下である。また、隣接する凸部221c間の開口幅は、トナー粒径以上且つキャリア粒径未満である。この凸構造は、上述の第1実施形態と同様の形状を有している。
本実施形態においては、第1実施形態と同様に、ローラ221の弾性層221a上に直接凸構造を形成したが、弾性層221a上に構造用の樹脂層を設けて、これに第1実施形態にあるような凸構造を形成しても構わない。
現像容器21内部には、トナー担持体22から現像剤を回収可能であり、かつ、トナー担持体22へ現像剤を供給可能な現像剤回収部材である現像剤の供給回収部材28が、トナー担持体22に対向し、間隙を有して配置される。間隙は、現像剤の供給回収部材28上を搬送される現像剤が、トナー担持体22に接触するように調整される。現像剤供給回収部材28は、回転可能なローラ281と、内部に固定配置された永久磁石282と、から成る。
現像容器21内部には、現像剤を撹拌し、現像剤供給回収部材28に現像剤を供給する撹拌供給部材29が備えられている。
トナー担持体22は、現像部Tにおいて感光体1と接触するように配されており、現像容器開口部においては、現像器外へトナーが飛散することを防ぐために、飛散防止シート27が備えられている。
(トナー被覆及び静電像の現像についての説明)
次に、トナー担持体22上へのトナー被覆、及び感光体1の静電像の現像について説明する。
撹拌供給部材29により、現像剤供給回収部材28に供給される現像剤は、ローラ281の回転、及び永久磁石282が作り出す磁場により作用する磁気力により、ローラ281の回転方向(図21の矢印q方向)に搬送される。搬送される現像剤は、供給部Wにおいてトナー担持体22と接触することでトナー担持体22へ供給され、永久磁石282により形成された磁場により作用する磁気力により、回収部Uにおいて現像剤供給回収部材28に回収される。
一方、ローラ221に接触して被覆するトナーは、磁気力による拘束を受けないために、回収部Uを通過し、感光体1とローラ221とが対向する現像部Tまで搬送される。
トナー担持体22には、電圧印加手段26によって電圧が印加され、トナー担持体22と感光体1との間には電位差が発生している。また、感光体1の移動速度vに対するトナー担持体22の移動速度比v22/vは、式(5)又は式(6)を満たすように設定されている。
これにより、少ないトナー量においても、感光体1上に安定して高密度な現像を行うことが可能になり、所望の濃度、且つ画像均一性を改善することができる。
本実施形態においては、現像剤供給回収部材28には電圧を印加せずに、電気的に浮いた状態にしているが、電圧を印加し、トナー担持体22と等電位にしても構わない。
本実施形態における現像装置は、現像剤供給回収部材により、現像剤供給部材と現像剤回収部材の役割を兼ねている。このため、現像剤を部材間で搬送させる必要がなく、搬送中に不動層ができるなどの搬送不良が起こり難い。このため、現像剤にせん断等の力がかかり難く、耐久性の劣化を抑えることができる。
1・・・感光体
20・・・現像装置
21・・・現像容器
22・・・トナー担持体
23・・・現像剤回収部材
24・・・現像剤供給部材
25・・・クスレーパー
221・・ローラ
221a・・・弾性層
221b・・・基層
222・・・永久磁石
231・・・ローラ
232・・・永久磁石
T・・・現像部
U・・・回収部
W・・・供給部

Claims (14)

  1. 非磁性トナーと磁性キャリアを含む現像剤により、像担持体に形成した静電像を現像する現像装置において、
    静電像が形成される像担持体に供給するトナーを担持するトナー担持体と、
    前記トナー担持体に前記現像剤を供給する現像剤供給部材と、
    前記トナー担持体に供給された前記現像剤を回収する現像剤回収部材と、
    を有し、
    前記トナー担持体の表層面は現像剤搬送方向と交差する方向に延在する複数の凸部を有し、前記複数の凸部は互いに隣接する凸部の頂点の間の凹部内面に対して少なくとも平均粒径のトナーが接触可能、かつ、平均粒径のキャリアが接触しないように構成され、前記凸部の頂点の高さは前記平均粒径のトナーよりも低く構成され、
    前記トナー担持体と前記像担持体とが互いに対向して前記静電像を現像する現像部において、前記トナー担持体と前記像担持体とは、相対速度差を有するように移動可能であることを特徴とする現像装置。
  2. 前記トナー担持体の表層面の移動速度をv22(mm/s)、前記像担持体の表層面の移動速度をv(mm/s)、前記トナーの粒径をr(μm)、前記キャリアの粒径をr(μm)、隣接する前記凸部の間の前記現像剤搬送方向の開口幅をZ(μm)、複数の前記凸部の間隔の周期をλ(μm)としたとき、
    ≦Z<2rの場合は、v22/v ≧ λ/r
    2r≦Z<rの場合は、v22/v ≧ (λ−r)/r
    の関係を有することを特徴とする請求項1記載の現像装置。
  3. 隣接する前記凸部の間の前記現像剤搬送方向の開口幅は、前記トナーの粒径の3倍よりも小さいことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記トナーのトナー粒度分布における累積個数分布が10%の粒径をrt10(μm )、90%の粒径をrt90(μm )、前記凸部の高さをD(μm )としたとき、
    t10/2≦ D ≦rt90/2
    の関係を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の現像装置。
  5. 前記トナー担持体の表層面と前記トナーと前記磁性キャリアとの帯電系列は、前記トナーと前記トナー担持体の表層面との間に前記磁性キャリアが入るように並ぶことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の現像装置。
  6. 前記現像剤回収部材は、内部に磁性部材が配されて回転可能であり、前記トナー担持体の移動方向において、前記現像部よりも上流であって、前記現像剤供給部材により現像剤を供給する現像剤供給部よりも下流に配置され、
    前記トナー担持体の内部に配置された磁性部材と、前記現像剤回収部材の内部に配置された磁性部材と、により、前記現像剤回収部材に現像剤を回収する磁気力を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の現像装置。
  7. 前記現像剤回収部材は、回転可能なローラと、当該ローラの内部に固定配置された磁性材料又は金属材料から成ることを特徴とする請求項6記載の現像装置。
  8. 前記現像剤回収部材は、前記トナー担持体と対向する位置に固定配置された磁性材料又は透磁率が高い金属材料から成り、前記トナー担持体の移動方向において、前記現像部よりも上流であって、前記現像剤供給部材により現像剤を供給する現像剤供給部よりも下流に配置され、
    前記トナー担持体の内部に配置された磁性部材と、前記現像剤回収部材と、により、前記現像剤回収部材に現像剤を回収する磁気力を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の現像装置。
  9. 前記トナー担持体は、回転可能であり、その回転の内側に配された磁性部材を有し、
    前記現像剤回収部材は、前記トナー担持体と対向する位置に固定配置される金属材料を有し、前記トナー担持体の回転方向において、前記現像部よりも上流であって、前記現像剤供給部材により現像剤を供給する現像剤供給部よりも下流に配置され、
    前記トナー担持体の内部に配置された磁性部材と、前記現像剤回収部材と、により、前記現像剤回収部材に現像剤を回収する磁気力を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の現像装置。
  10. 前記トナー担持体は、回転可能なロールと、回転可能な前記磁性部材と、とに架け渡されて前記ロールと前記磁性部材との間を循環可能なベルト形状を有して、前記トナーを担持して搬送することを特徴とする請求項9記載の現像装置。
  11. 前記現像剤回収部材は、
    前記トナー担持体へ現像剤を供給可能であって、回転可能なローラと、当該ローラの内部に配置された磁性材料と、を有し、
    前記ローラにより搬送される現像剤が、前記トナー担持体に接触するように配され、前記磁性材料により現像剤を供給するとともに回収する磁気力を形成することを特徴とする請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の現像装置。
  12. 前記トナー担持体は、弾性又は可撓性を有する部材で構成され、前記像担持体と接触して配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の現像装置。
  13. 前記トナー担持体は、導電性の剛性部材で構成され、前記像担持体と非接触に配置されていることを特徴とする請求項1乃至請求項11のいずれか1項に記載の現像装置。
  14. 像担持体に静電像を形成し、前記静電像を現像装置により現像して画像形成する画像形成装置において、
    前記現像装置として請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の現像装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
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