JP2015156616A - 画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】良好に色信号を置換して飽和レベルの差異を補って現像を行うことができるようにする。【解決手段】置換処理部15は未現像の撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する。Dレンジ調整部13は撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定し、置換割合調整部14は入力上限値に応じて色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める。そして、置換処理部は色信号の各々を入力上限値に応じて調整して、置換割合に基づいて飽和レベルが高い色信号で飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う。その後、置換処理が施された撮影データに対して所定の処理が施されて現像データとされる。【選択図】図1

Description

本発明は、未現像の撮影データを現像するための画像処理技術に関し、特に、未現像の撮影データにおけるダイナミックレンジを現像後の画像データに反映することができる画像処理技術に関する。
従来、未現像の撮影データを現像する際には、撮影データを取得した撮像装置の特性および撮影条件を加味して色信号を調整する所謂ホワイトバランス調整が行われている。ホワイトバランス調整によって、例えば、グレーの被写体の現像結果は色信号毎のレベルが揃ったグレーとして出力される。
しかしながら、ホワイトバランス調整の後に色信号毎の飽和レベルが異なる場合には、ホワイトバランス調整を行うことができず、画像の高輝度領域に所謂色付きが起こることがある。
このため、ホワイトバランス調整前又は調整後のRの色信号のレベルに応じてクリップレベルを設定して、当該クリップレベルにおいてホワイトバランス調整後のG、Bの色信号をクリップ処理するようにした手法がある(特許文献1参照)。
さらに、ホワイトバランス調整後において色信号毎に飽和状態であるか否かを判定して、飽和状態であると判定された色信号について当該色信号とは異なる他の色信号のレベルに応じた補正を行う手法がある(特許文献2参照)。
また、ホワイトバランス補正後の色信号のうち、アンダー露出に補正(減感処理)しなければ白とびする画素を検出して、当該画素の画素値が大きくなるように補正した後、情報復元可能な最大の露出補正値で減感処理を行う手法がある(特許文献3参照)。ここでは、周辺の画素値から補間最大値を得て、補間対象画素の画素値に応じて当該画素値と補間最大値とを混合して補間値を得るようにしている。
特開2000−13808号公報 特開2004−328564号公報 特開2012−85360号公報
ところが、上述の特許文献1に記載の手法では、クリップレベルを超える色信号に係る情報が失われてしまう結果、現像結果において高輝度領域の階調を表現することができない。
また、上述の特許文献2に記載の手法では、色信号のレベルに応じた補正が不十分である。つまり、色および輝度が徐々に変化するグラデーションを現像すると、非飽和状態と飽和状態との境界において色信号が大きく変化するトーンジャンプが生じることがある。そして、飽和レベルの異なる色信号によって補正が行われる結果、高輝度領域に色付きが残ってしまう。
図14は、従来の現像装置において色比が1より大きい被写体に補正を行った結果について示す図である。
図14には、上述の特許文献2に記載の手法を用いて補正を行った結果が示されている。図14において、横軸は補正対象となる色信号の信号値を示し、縦軸は補正処理後の出力(補正出力)を示す。色信号40は信号レベルの最大値が小さく、色信号値41は色信号40の入力最大値を示す。また、色信号42は入力最大値が色信号40よりも大きい。図14の例では、色信号40と色信号42の色比が1:2の例を示しており、色信号42の補正処理後の出力は色信号40の2倍となっている。
色信号40が入力最大値41に到達すると、色信号40は色信号42によって置換されて、置換結果43が得られる。この際、色比が1より大きい被写体においては色信号40と色信号42との間に差が存在するので、補正が行われる画素と行われない画素との境界でトーンジャンプが発生する。
また、上述の特許文献3に記載の手法においては、ダイナミックレンジの上限値を考慮することなく補間が行われる。このため、入力最大値よりも小さい入力値に対して、ダイナミックレンジの上限値よりも大きい補間最大値で補間を行うと、補間値がダイナミックレンジの上限値を超えることがある。つまり、ダイナミックレンジを拡大しようとして上限値を大きくしても、ダイナミックレンジが狭くなる逆転現象が起こることがある。
一方、ガンマカーブの形状を非線形に変更することによって、ダイナミックレンジの調整における飽和逆転を回避することが記載されているものの、ガンマカーブの変更は補正最大値が入力値(信号値)よりも小さく補間の必要のない画素および他の色信号にも及ぶ。そのため、出力が非線形に変化する歪みが生じてしまう。
そこで、本発明の目的は、良好に色信号を置換して飽和レベルの差異を補って現像を行うことができる画像処理装置、画像処理方法、制御プログラム、および記録媒体を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明による画像処理装置は、未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置であって、前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出手段と、前記撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定する上限値決定手段と、前記入力上限値に応じて、前記色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める置換割合算出手段と、前記色信号の各々を前記入力上限値に応じて調整する調整手段と、前記置換割合に基づいて前記飽和レベルが高い色信号で前記飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う置換処理手段と、前記置換処理手段によって置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理手段と、を有することを特徴とする。
本発明による画像処理方法は、未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理方法であって、前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、前記撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定する上限値決定ステップと、前記入力上限値に応じて、前記色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める置換割合算出ステップと、前記色信号の各々を前記入力上限値に応じて調整する調整ステップと、前記置換割合に基づいて前記飽和レベルが高い色信号で前記飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う置換処理ステップと、前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、を有することを特徴とする。
本発明による制御プログラムは、未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、前記撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定する上限値決定ステップと、前記入力上限値に応じて、前記色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める置換割合算出ステップと、前記色信号の各々を前記入力上限値に応じて調整する調整ステップと、前記置換割合に基づいて前記飽和レベルが高い色信号で前記飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う置換処理ステップと、前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、を実行させることを特徴とする。
本発明による記録媒体は、未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置で用いられる制御プログラムを記録した記録媒体であって、前記画像処理装置が備えるコンピュータに、前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、前記撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定する上限値決定ステップと、前記入力上限値に応じて、前記色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める置換割合算出ステップと、前記色信号の各々を前記入力上限値に応じて調整する調整ステップと、前記置換割合に基づいて前記飽和レベルが高い色信号で前記飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う置換処理ステップと、前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、を実行させる制御プログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体である。
本発明によれば、ダイナミックレンジを定める入力上限値に応じて、色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合に基づいて飽和レベルが高い色信号で飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う。これによって、良好に色信号を置換して飽和レベルの差異を補って現像を行うことができる。
本発明の第1の実施形態による画像処理装置を備える撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。 図1に示すWB調整部で行われるWB調整処理の一例を示す図である。 図1に示す置換処理部で行われる置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。 図1に示す置換割合調整部14で生成される置換割合テーブルの一例を示す図である。 図3に示す置換処理において図4に示す置換割合テーブルによる置換割合制御を行った際の置換結果の一例を示す図である。 図3に示す置換処理によって生成された置換処理後のRAWデータを説明するための図であり、(a)はWB調整後において色信号の全てが飽和レベルに達している状態を示す図、(b)はWB調整後において色信号の一部が飽和レベルに達している状態の一例を示す図、(c)はWB調整後において色信号の一部が飽和レベルに達している状態の他の例を示す図、(d)はWB調整後において色信号の1つが飽和レベルに達している状態を示す図である。 図1に示すガンマ補正部で用いられるガンマカーブの一例を示す図である。 図1に示す色処理部で用いられる色抑圧テーブルの一例を示す図である。 図1に示す現像部で行われた置換処理による高輝度領域における階調の改善を説明するための図であり、(a)は従来の現像結果を示す図、(b)は第1の実施形態による現像結果を示す図である。 本発明の第2の実施形態による画像処理装置において置換割合調整部で生成される置換割合テーブルの一例を示す図である。 図10に示す置換割合テーブルを用いて、図3に示す置換処理を行った際の置換結果の一例を示す図である。 本発明の第3の実施形態による画像処理装置において置換割合調整部で生成される置換割合テーブルの一例を示す図である。 図12に示す置換割合テーブルを用いて、図3に示す置換処理を行った際の置換結果の一例を示す図である。 従来の画像処理装置において色比が1より大きい被写体に補正を行った結果について示す図である。
以下に、本発明の実施の形態による画像処理装置の一例について、図面を参照して説明する。
[第1の実施形態]
図1は、本発明の第1の実施形態による画像処理装置である撮像装置の一例についてその構成を示すブロック図である。
図示の撮像装置は、例えば、デジタルカメラ(以下単にカメラと呼ぶ)であり、撮像部1を備えている。撮像部1は撮影レンズユニット(以下単にレンズと呼ぶ)、撮像素子、および測光部を有しており、未現像の撮影データ(以下RAWデータと呼ぶ)を出力する。
現像部2は、撮像部1の出力であるRAWデータを現像して現像データ(つまり、画像データ)を生成する。記録再生部3は撮像部1の出力であるRAWデータおよび現像部2の出力である現像データを外部の記録装置(図示せず)に記録データとして記録するとともに、外部の記録装置に記録された記録データを読み出して現像部2に与える。
上述のように、図示のカメラは撮像部1、現像部2、および記録再生部3を備えているので、撮影とともに現像を行うことができる。そして、撮影の際には、現像データを外部の記録装置に記録して、任意のタイミングで外部の記録装置からRAWデータを読み出して当該RAWデータを現像することができる。
なお、カメラが撮像部1および記録再生部3のみを備えて、現像部および記録再生部を備える外部の情報処理装置でRAWデータを現像するようにしてもよい。
図示の現像部2は、ホワイトバランス(WB)調整部10、光学補正部11、色補間部12、ダイナミックレンジ(Dレンジ)調整部13、置換割合調整部14、置換処理部15、ノイズ除去部16、ガンマ補正部17、シャープネス処理部18、および色処理部19を有している。そして、これらは相互に接続されている。
WB調整部10はRAWデータにおいて色信号の各々の信号値にWB係数(ホワイトバランス係数)を乗算する。これによって、WB調整部10は色信号のレベルを調整して、グレーの被写体を、各色信号のレベルが揃ったグレーとして出力する。
ここでは、撮像部1がRAWデータの一部領域から色信号の信号値を抽出してWB係数を求め、撮像部1がRAWデータとともにWB係数を現像部2に送るものとする。なお、撮像部1が測光部の測光結果などその他の公知方法によってWB係数を求めてもよい。
WB係数は、色信号毎に求められる、各色信号に対するゲイン量を示す値であって、色信号の信号値にWB係数を乗算すると、グレーの被写体において各色信号が同一の信号値となる。ここでは、上述のように、撮像部1がRAWデータとともにWB係数を現像部2に送るものとしたが、標準的な光源下の撮影におけるWB係数を予め現像部2に設定するようにしてもよい。
さらには、ユーザーが入力した色温度に基づいて、WB調整部10がWB係数を算出するようにしてもよい。また、WB調整部10は、RAWデータに付加されたWB係数を用いることなく、現像の際にユーザーが指定した手法でWB係数を算出するようにしてもよい。
図2は、図1に示すWB調整部10で行われるWB調整処理の一例を示す図である。
図2において、縦軸は、各色信号(R,G,B)の信号値の大きさを示す。図示のように、RAWデータは色信号R、G、およびBを有しており、ここでは、撮像素子(イメージセンサー)のセンサー飽和値が参照番号21で示されている。このセンサー飽和値21は撮像素子の分光感度特性、撮像部1の処理精度、および所定の閾値によって定まる色信号の信号値の上限値である。なお、図示の例では、色信号の各々についてセンサー飽和値21は同一であるが、センサー飽和値21は色信号毎に異なるようにしてもよい。
図示のRAWデータについて、WB調整部10がWB係数を乗算した結果がWB調整後の信号値である。WB係数を乗算することによって、色信号毎の上限値が変わる。図示の例では、色信号Rに係るWB係数が”2”、色信号Bに係るWB係数が”1.5”、そして、色信号GのWB係数が”1”とした。
ここで、色信号Rに係る飽和レベルは飽和レベル23であり、当該飽和レベル23はセンサー飽和値21の2倍となる。色信号Bに係る飽和レベルは飽和レベル24であり、当該飽和レベル24はセンサー飽和値21の1.5倍となる。色信号Gに係る飽和レベルは飽和レベル25であり、当該飽和レベル25はセンサー飽和値21と等しい。
再び図1を参照して、光学補正部11は、撮像部1に備えられたレンズに起因する周辺光量の減光、倍率色収差の補正、軸上色収差の除去、および歪曲の補正などを行う。色補間部12は、単色の信号で構成された画素の各々をモザイク処理する。
Dレンジ調整部13は、現像の際に用いる入力下限値Bkと入力上限値Wtを決定する。入力下限値Bkから入力上限値Wtまでの入力が後述するガンマ補正部17によって出力値に割り当てられるため、撮影データの輝度分布などに応じて入力下限値Bkと入力上限値Wtを定めることでコントラストの高い現像データが得られる。また、入力下限値Bkを大きくすることで暗部ノイズを切り捨てたり、入力上限値Wtを大きくすることで白とびを抑える効果が得られる。
置換割合調整部14は、後述するようにして、色信号毎に置換割合テーブルを生成する。なお、置換割合テーブルは、色信号の信号値を入力として、全く置換を行わない場合に”0”、完全に置換する場合に”1”を出力するための単調増加するテーブルである。
置換処理部15は各画素において置換割合調整部14が生成した置換割合テーブルに応じて色信号を他の色信号で置換処理する。ノイズ除去部16は、フィルター処理又は階層処理などによって輝度ノイズおよび色ノイズを除去する。
ガンマ補正部17は、ガンマカーブを用いて画像全体のコントラストおよびダイナミックレンジを調整する。シャープネス処理部18は、画像におけるエッジを強調して画像全体のシャープネスを調整する。色処理部19は、画像において色相の調整および高輝度領域の色曲がりを抑圧する。
上述の説明では、現像部2で行われる好ましい処理の順に各構成要素を説明したが、現像部2で行われる処理の順は上述の順序で行う必要はない。但し、上述の順で処理を行えば、画像におけるノイズを低減して、かつエッジ部の色付きを軽減することができるなどの効果がある。
ところで、光学補正部11は、置換処理部15による置換処理が行われないことを考慮して、レンズの機種、焦点距離、およびフォーカス位置毎に光学補正テーブルを保持している。よって、光学補正部11による処理の前に、置換処理部15によって色信号の置換処理が行われると、光学補正結果が過補正となる。
例えば、置換処理部15による置換処理によってレンズの色収差による赤色付きが除去されてしまうと、光学補正部11では同量の赤色付きを消去するように緑色を強調する補正を行う。このため、画像において緑色に色付いてしまうことになる。
置換処理部15による置換処理を、光学補正部11による法背処理よりも前に行う場合には、光学補正部11は置換処理部15による色付きの軽減効果を考慮した光学補正テーブルを備える必要がある。
なお、図1に示す現像部2の構成要素の一部を撮像部1が備えるようにしてもよく、さらには、現像部2は他の構成要素を備えるようにしてもよい。
図3は、図1に示す置換処理部15で行われる置換処理の一例を説明するためのフローチャートである。
置換処理を開始すると、置換処理部15はRAWデータにおいて色信号毎の飽和レベルを求める(ステップS10)。例えば、置換処理部15は、RAWデータに応じてセンサー飽和値21を求める。そして、置換処理部15は、WB調整部10で用いられるWB係数をセンサー飽和値21に乗算して、色信号Rの飽和レベル23をMr、色信号Bの飽和レベル24をMb、色信号Gの飽和レベル25をMgとして算出する。
続いて、置換処理部15は置換割合調整部14から、後述する置換割合テーブルFr、Fg、およびFbを取得する(ステップS11)。そして、置換処理部15は画像(つまり、RAWデータ)において第1番目の画素の信号値(色信号値)r(赤)、g(緑)、およびb(青)を取得する(ステップS12)。
なお、WB調整部10においてWB調整が事前に行われていない場合には、置換処理部15は色信号値r、g、およびbにWB係数を乗算する。また、色補間部12においてデモザイク処理又はデベイヤー処理が事前に行われていない場合には、置換処理部155は不足分の色信号値を周囲の画素を参照して求めることになる。
続いて、置換処理部15は、RAWデータの画素毎に次の処理を行う。まず、置換処理部15は、飽和レベルMr、Mg、およびMb、色信号値r、g、およびb、および置換割合テーブルFr、Fg、およびFbを飽和レベルの降順に並べ替える。すなわち、飽和レベルMx、My、およびMz、色信号値x、y、およびz、および置換割合テーブルFx、Fy、およびFzに並び替える。つまり、置換処理部15は飽和レベルの降順にソートを行うことになる(ステップS13)。
なお、図2に示す飽和レベルにおいては、Mx=Mr、My=Mb、Mz=Mg、x=r、y=b、z=g、そして、Fx=Fr、Fy=Fb、Fz=Fgとなる。
次に、置換処理部15は色信号値x、y、およびzを、後述するようにしてDレンジ調整部13で決定された入力上限値Wtに収まるように調整する(ステップS14)。色信号値x、y、およびzが入力上限値Wtを超える場合には、置換処理部15は色信号値x、y、およびzを入力上限値Wtに置き換える閾値処理を行う。
つまり、ステップS14の処理においては、置換処理部15は、次の式(1)で示す閾値処理を行うことになる。
Figure 2015156616
なお、ステップS14では、上記の閾値処理の代わりに、色信号値の一部又は全体を圧縮する処理を行うようにしてもよい。例えば、次の式(2)で示すように、所定の閾値THxから飽和レベルMxまでの信号値を、閾値THxから入力上限値Wtまでに圧縮する処理を行う。そして、n=1(nは乗数であって、1以上の整数である)の場合には、置換処理部15は閾値THx以上の色信号値を線形に圧縮する。また、n=2の場合には、置換処理部15は、閾値THx以降において色信号値が入力上限値Wtに収束するように色信号値を非線形に圧縮する。また、他の色信号値の置換に用いる色信号値について圧縮処理を行って、当該置換対象の他の色信号値について閾値処理を行うようにしてもよい。
Figure 2015156616
上述のように、置換処理の前に、ステップS14の処理で全ての色信号値を入力上限値Wt以下に収めることで、色信号値が入力上限値Wtを超えるダイナミックレンジ調整において、信号値の置換によって飽和の逆転現象が起こらないようにすることができる。
次に、置換処理部15は、RAWデータの画素毎に次の処理を行う。まず、置換処理部15は、色信号値xおよびyを比較して、色信号値y<色信号値xであるか否かを判定する(ステップS15)。
色信号値y<色信号値xであると(ステップS15において、YES)、置換処理部15は、色信号値yを色信号値xで置換処理する(ステップS16)。ステップS16の処理では、置換処理部15は、色信号値yが飽和レベルに近い程、色信号値xへの置換割合が高くなるように、置換割合テーブルに応じて置換処理を行う。
例えば、置換処理部15は、色信号値yに対応する置換割合を置換割合テーブルFyから得る。そして、置換処理部15は、色信号値xと色信号値yとの差分に置換割合を乗算した後、当該乗算結果を色信号値yに加算する置換処理を行う。つまり、置換処理部15は、置換処理後の色信号値yを、y=y+(x−y)×Fy(y)とする。
なお、置換処理部15は、色信号値xと飽和レベルMyとの差分に置換割合を乗算した後、当該乗算結果を色信号値yに加算する置換処理を行うようにしてもよい。さらには、置換処理部15は、色信号値xに置換割合を乗算した乗算結果を、色信号yに(1−置換割合)を乗算した乗算結果に加算するようにしてもよい。
続いて、置換処理部15は、色信号値zを置換する置換候補値mixを求める。例えば、置換処理部15は、色信号値xと色信号値yとの平均値を置換候補値mixとする。つまり、置換処理部15は、置換候補値mix=(x+y)/2とする(ステップS17)。なお、色信号値y≧色信号値xであると(ステップS15において、NO)、置換処理部15は、ステップS17の処理に進む。
ステップS16において色信号値yの置換処理を行っている場合には、置換処理後の色信号値yを置換候補値mixの算出に用いることになる。置換処理後の色信号値yを置換候補値mixの算出に用いれば、置換処理後の色信号値zの飽和レベルを色信号値xおよび置換処理後の色信号値yの飽和レベルに統一することができる。
続いて、置換処理部15は、色信号値zと置換候補値mixとを比較して、色信号値z<置換候補値mixであるか否かを判定する(ステップS18)。色信号値z<置換候補値mixであると(ステップS18において、YES)、置換処理部15は、色信号値zを置換候補値mixで置換処理する(ステップS19)。ステップS19の処理では、置換処理部15は、色信号値zが飽和レベルに近い程、置換候補値mixへの置換割合が高くなるように、置換割合テーブルに応じて置換処理を行う。
例えば、置換処理部15は、色信号値zに対応する置換割合を置換割合テーブルFzから得る。そして、置換処理部15は、置換候補値mixと色信号値zとの差分に置換割合を乗算した後、当該乗算結果を色信号値zに加算する置換処理を行う。つまり、置換処理部15は、置換処理後の色信号値zを、z=z+(mix−z)×Fz(z)とする。
なお、置換処理部15は、置換候補値mixと飽和レベルMzとの差分に置換割合を乗算した後、当該乗算結果を色信号値zに加算する置換処理を行うようにしてもよい。さらには、置換処理部15は、置換候補値mixに置換割合を乗算した乗算結果を、色信号zに(1−置換割合)を乗算した乗算結果に加算するようにしてもよい。
ステップS19の処理の後、置換処理部15は、RAWデータの全ての画素について置換処理が終了したか否かを判定する。つまり、置換処理部15は最終画素まで置換処理が終了したか否かを判定する(ステップS20)。
最終画素まで置換処理が終了していないと(ステップS20において、NO)、置換処理部15は、ステップS12の処理に戻って、次の画素について色信号値r、g、およびbを取得する。一方、最終画素まで置換処理が終了すると(ステップS20において、YES)、置換処理部15は、RAWデータに係る置換処理を終了する。
なお、色信号値z≧置換候補値mixであると(ステップS18において、NO)、置換処理部15はステップS20の処理に進む。
図4は、図1に示す置換割合調整部14で生成される置換割合テーブルの一例を示す図である。
図4において、制御点30は、入力をX座標、出力をY座標とする点を示す。制御点31は、その出力が”1”となる点である。制御点との間について、線形関数又はスプライン関数などによって補間処理すると置換割合テーブルが得られる。
飽和レベル32は色信号値yの飽和レベルであり、制御点30を飽和レベル32に向かって線形に伸縮することによって置換割合テーブル33が得られる。さらに、制御点34を飽和レベル32に向かって線形に伸縮させて、制御点31のX座標が飽和レベル32と重なるように平行移動すると置換割合テーブル35が得られる。
例えば、次の式(3)によって制御点のX座標をpからp’に移動させる。ここで、制御点のX座標pは1024を基準として定められているものとする。この際の平行移動量PをP=Myとすると、入力上限値Wt=2Myにおいて、伸縮率Q=1となって置換割合テーブル33が得られる。また、入力上限値Wt=1.1Myにおいて伸縮率Q=0.1となって、置換割合テーブル35が得られる。
Figure 2015156616
上述の例では、入力時における飽和レベルの置換割合が”1”となるように、平行移動量PをMyとしたが、置換割合と平行移動量との関係はこの例に限定されない。例えば、平行移動量Pを0.9Myとして、飽和レベルの9割以降において置換割合が”1”となるようにしてもよい。
この場合、ステップS16の置換処理において、色信号値xと平行移動量Myとの差分に置換割合を乗算した値を色信号値yに加算すると、置換割合が”1”になった後においても置換対象である色信号値yが入力上限値Wtに至るまで階調を表現することができる。
図5は、図3に示す置換処理において図4に示す置換割合テーブルによる置換割合制御を行った際の置換結果の一例を示す図である。
図5において、横軸は色信号値を示し、縦軸は置換処理部15の出力(置換出力)を示す。また、参照番号40は置換対象である色信号値yを示し、参照番号41は色信号値yの飽和レベルMyを示す。さらに、参照番号42は置換元である色信号値xを示す。置換結果43は、図3に示すステップS16において置換割合テーブルを用いることなくy=xとした際の置換結果を示す。図5の例では、色信号y(40)と色信号x(42)の色比が1:2の例を示しており、色信号x(42)の出力は色信号y(40)の2倍となっている。
置換対象である色信号値y(40)が飽和レベルMy(41)に達すると、色信号値xによる置換によって大きく信号値が変化する。そして、この変化がトーンジャンプとなって現像結果に現れることになる。
置換結果44は置換割合テーブル33を用いた置換結果を示す。ここでは、置換対象である色信号値y(40)が飽和レベルMy(41)に近づく程、色信号値xへの置換割合が高まる。そして、飽和の際には、色信号値y(40)は色信号値xに置換される。
置換結果45は置換割合テーブル35を用いた置換結果を示す。置換結果45においては、置換結果44よりも置換を開始する入力値(つまり、色信号値)が大きい。
置換結果44および45のいずれにおいても飽和レベルMy41未満で飽和しておらず、ダイナミックレンジの調整において飽和の逆転を起こすことなく、入力上限値を変更する効果を確認することができる。
図6は、図3に示す置換処理によって生成された置換処理後のRAWデータを説明するための図である。そして、図6(a)はWB調整後において色信号R、G、およびBの全てが飽和レベルに達している状態を示す図であり、図6(b)はWB調整後において色信号GおよびBが飽和レベルに達している状態を示す図である。また、図6(c)はWB調整後において色信号RおよびGが飽和レベルに達している状態を示す図であり、図6(d)はWB調整後において色信号Gのみが飽和レベルに達している状態を示す図である。
図6において、縦軸は、信号値(つまり、色信号値)の大きさを示す。図6(a)に示す例では、WB調整後の色信号R、G、およびBの信号値の全てがそれぞれ飽和レベル23、25、および24に達している。これら色信号R、G、およびBについて、図3で説明した置換処理を行うと、ステップS16において色信号Bが色信号Rで置換され、さらに、ステップS19において色信号Gが置換候補値mixで置換される。この結果、置換後の色信号R、G、およびBの信号値は飽和レベル23に達することになる。
図6(b)に示す例では、WB調整後の色信号GおよびBの信号値がそれぞれ飽和レベル25および24に達している。色信号R、G、およびBについて、図3で説明した置換処理を行うと、ステップS15において、色信号Rが色信号Bより小さいので、色信号Bの置換は行われない。一方、ステップS19において、色信号Gが置換候補値mixで置換される。
この結果、置換後の色信号Rの信号値はWB調整後の色信号Rの信号値と同一となり、置換後の色信号Gの信号値は、WB調整後の色信号RおよびBの信号値の平均値となる。そして、置換後の色信号Bの信号値はWB調整後の色信号Bの信号値と同一となる。
図6(c)に示す例では、WB調整後の色信号RおよびGの信号値がそれぞれ飽和レベル23および25に達している。色信号R、G、およびBについて、図3で説明した置換処理を行うと、ステップS16において、色信号Bは置換割合テーブル33に応じて置換されることになる。一方、ステップS19において、色信号Gが置換候補値mixで置換される。
この結果、置換後の色信号Rの信号値はWB調整後の色信号Rの信号値と同一となり、置換後の色信号Gの信号値は、WB調整後の色信号Rおよび置換後のBの信号値の平均値となる。そして、置換後の色信号Bの信号値はWB調整後の色信号Bの信号値より大きくなる。
図6(d)に示す例では、WB調整後の色信号Gの信号値が飽和レベル25に達している。色信号R、G、およびBについて、図3で説明した置換処理を行うと、ステップS16において、色信号Bは置換割合テーブル33に応じて置換されるが、B信号が小さいため置換割合は“0”である。一方、ステップS18において、置換候補値mixが色信号Gの信号値よりも小さいので、色信号Gには置換が行われない。この結果、置換後の色信号R、G、およびBの信号値はWB調整後の色信号R、G、およびBの信号値と同一となる。
図7は、図1に示すガンマ補正部17で用いられるガンマカーブの一例を示す図である。
図7において、横軸はガンマ補正前の信号値を示し、縦軸はガンマ補正後の信号値を示す。ガンマカーブ50は飽和レベル25を基準として設定された、ガンマ補正部17で用いられるガンマカーブを示す。当該ガンマカーブ50の入力上限値は参照番号51で示されており、ガンマ補正後の出力上限値は参照番号52で示されている。
ガンマカーブ53は、置換処理部15によって置換処理を行う場合に、ガンマ補正部17で用いられるガンマカーブを示す。当該ガンマカーブ33の入力上限値は参照番号54で示され、Dレンジ調整部13で決定される。
ガンマカーブ53は、ガンマカーブ50の入力上限値51を線型的に入力上限値54まで延長することによって生成される。ガンマカーブ53を用いてガンマ補正を行うと、入力上限値51から入力上限値54までの階調をガンマ補正部15の出力上限値52以下に反映させることができる。
図8は、図1に示す色処理部19で用いられる色抑圧テーブルの一例を示す図である。
図8において、横軸は輝度、色差、又は色比を示し、縦軸は彩度に対するゲインを示す。色処理部19は、RAWデータの画素毎の信号値に基づいて色抑圧テーブルを参照して、各画素の彩度にゲインを乗算する。これによって、色処理部19は画像の高輝度領域における色を抑圧する。
色抑圧テーブル60は飽和レベル25を基準として設定された、色処理部19で用いられる色抑圧テーブルを示す。制御点61は色抑圧の開始点を示す。制御点62は色抑圧の終了点を示す。色抑圧テーブル60においては制御点61までは色抑圧が行われず、制御点61から制御点62までは徐々に色抑圧を強めて、制御点62以降は完全に色を抑制する。
色抑圧テーブル63は置換処理部15によって置換処理が行われる場合に、色処理部19で用いられる色抑圧テーブルを示す。制御点64は色抑圧の開始点を示す。色抑圧テーブル63は、色抑圧テーブル60の制御点61を線型的に制御点64まで延長することによって生成される。
ここでは、前述の入力上限値54の入力上限値51に対する延長倍率に所定の係数を乗算して、制御点61を線型的に制御点64まで延長する。色抑圧テーブル63を用いることによって、制御点61から制御点62までの色抑圧を弱めることができる。
制御点65は色抑圧の終了点を示す。制御点64の制御点61に対する延長倍率に所定の係数を乗算して、制御点62を線型的に制御点65まで延長する。これによって、色抑圧テーブル66が得られる。色抑圧テーブル66を用いると、さらに制御点64から制御点65において色抑圧で失われた彩度を再現することができる。
ここで、上述の置換処理によって得られたRAWデータの一例について説明する。
図9は、図1に示す現像部2で行われた置換処理による高輝度領域における階調の改善を説明するための図である。そして、図9(a)は従来の現像結果を示す図であり、図9(b)は第1の実施形態による現像結果を示す図である。
図9において、太陽70の周辺にはフレア71が生じており、さらに、太陽70の光を反射する雲72が存在する。少なくともこれら太陽70、フレア71、および雲72は高輝度領域である。
WB調整の後に、最小の色信号に合わせてクリップを行う現像結果(図9(a))においては、ダイナミックレンジが不足して雲72が白く飛んでいる。一方、図9(b)に示す現像結果においては、RAWデータの階調を最大限に用いることができる結果、雲73を解像する(雲73の階調を表現する)ことができる。そして、図9(b)に示す現像結果においては、閾値を超えた色信号を徐々に置換するように制御することによって、トーンジャンプを起こすことなく太陽70の周辺のフレア74を表現することができる。
このようにして、本発明の第1の実施形態では、置換処理によって高輝度領域における階調が改善され、さらに高輝度領域のゲインを高めるようにしたので、高輝度領域における色を忠実に表現することができる。
さらに、第1の実施形態では、置換割合を制御するための置換割合テーブルを用いて、飽和レベルに向かって置換割合を増加させるように置換処理を行う。これによって、画素間において色信号値が連続的に変化してトーンジャンプを解消することができる。
なお、第1の実施形態では、色信号Yを色信号Xで置換する場合について説明したが、色信号X(42)を置換候補値mixとし、色信号Y(40)を色信号Zとすれば、同様にして、色信号Zのトーンジャンプが解消される。
[第2の実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態による画像処理装置であるカメラについて説明する。
なお、第2の実施形態によるカメラの構成は、図1に示すカメラと同様であるので、ここでは説明を省略する。また、第2の実施形態による画像処理装置においては、図3に示す置換処理と同様の置換処理が行われる。
図10は、本発明の第2の実施形態による画像処理装置において置換割合調整部で生成される置換割合テーブルの一例を示す図である。
図10に示す例では、置換割合テーブルは指数関数に応じて生成される。置換割合調整部14は、次の式(4)に応じて色信号値yにおける置換割合を算出する。収束点R=Myとすると、閾値s=0で、かつ乗数n=2(n乗)において置換割合テーブル80が得られる。また、閾値s=0.9Myで、かつ乗数n=2において置換割合テーブル81が得られる。
Figure 2015156616
上述の例では、入力時における飽和レベルの置換割合が”1”となるように、収束点RをMyとしたが、置換割合と収束点Rとの関係はこの例に限定されない。例えば、収束点Rを0.9Myとして、飽和レベルの9割以降において置換割合が”1”となるようにしてもよい。
図11は、図10に示す置換割合テーブルを用いて、図3に示す置換処理を行った際の置換結果の一例を示す図である。
図11において、横軸は色信号値を示し、縦軸は置換処理部15の出力(置換出力)を示す。置換結果90は置換割合テーブル80を用いた置換結果を示す。ここでは、置換対象である色信号値y(40)が飽和レベルMy(41)に近づく程、色信号値xへの置換割合が高まる。そして、飽和の際には、色信号値y(40)は色信号値xに置換される。
置換結果91は置換割合テーブル81を用いた置換結果を示す。置換結果91においては、置換結果90よりも置換を開始する入力値(つまり、色信号値)が大きい。
置換結果90および91のいずれにおいても飽和レベルMy(41)未満で飽和しておらず、ダイナミックレンジの調整において飽和の逆転を起こすことなく、入力上限値を変更する効果を確認することができる。
[第3の実施形態]
続いて、本発明の第3の実施形態による画像処理装置であるカメラについて説明する。
なお、第3の実施形態によるカメラの構成は、図1に示すカメラと同様であるので、ここでは説明を省略する。また、第3の実施形態による画像処理装置においては、図3に示す置換処理と同様の置換処理が行われる。
図12は、本発明の第3の実施形態による画像処理装置において置換割合調整部14で生成される置換割合テーブルの一例を示す図である。
図12に示す例では、置換割合テーブルはガウス関数に応じて生成される。置換割合調整部14は、次の式(5)に応じて色信号値yにおける置換割合を算出する。つまり、色信号の各々についてその飽和レベルおよび入力上限値に応じて平均値と分散とを設定して、色信号の各々についてその飽和レベルに達するまでガウス関数を積分した積分値を正規化して置換割合テーブルを求める。
収束点RをR=Myとすると、平均値μ=Myで、かつ分散σ=0.25Myにおいて置換割合テーブル100が得られる。また、平均値μ=Myで、かつ分散σ=0.04Myにおいて置換割合テーブル101が得られる。
Figure 2015156616
上述の例では、入力時における飽和レベルの置換割合が”1”となるように、収束点RをMyとしたが、置換割合と収束点Rとの関係はこの例に限定されない。例えば、収束点Rを0.9Myとして、飽和レベルの9割以降において置換割合が”1”となるようにしてもよい。
図13は、図12に示す置換割合テーブルを用いて、図3に示す置換処理を行った際の置換結果の一例を示す図である。
図13において、横軸は色信号値を示し、縦軸は置換処理部15の出力(置換出力)を示す。置換結果110は置換割合テーブル100を用いた置換結果を示す。ここでは、置換対象である色信号値y(40)が飽和レベルMy(41)に近づく程、色信号値xへの置換割合が高まる。そして、飽和の際には、色信号値y(40)は色信号値xに置換される。
置換結果111は置換割合テーブル101を用いた置換結果を示す。置換結果111においては、置換結果110よりも置換を開始する入力値(つまり、色信号値)が大きい。
置換結果110および111のいずれにおいても飽和レベルMy(41)未満で飽和しておらず、ダイナミックレンジの調整において飽和の逆転を起こすことなく、入力上限値を変更する効果を確認することができる。
上述の説明から明らかなように、図1に示す例においては、置換処理部15が飽和レベル算出手段、調整手段、および置換処理手段として機能する。また、Dレンジ調整部13が上限値決定手段として機能し、置換割合調整部14が置換割合算出手段として機能する。そして、少なくともノイズ除去部16、ガンマ補正部17、シャープネス処理部18、および色処理部19が現像処理手段として機能する。
以上、本発明について実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、これらの実施の形態に限定されるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の様々な形態も本発明に含まれる。
例えば、上記の実施の形態の機能を制御方法(画像処理方法)として、この制御方法を現像装置に実行させるようにすればよい。また、上述の実施の形態の機能を有するプログラムを制御プログラムとして、当該制御プログラムを現像装置が備えるコンピュータに実行させるようにしてもよい。なお、制御プログラムは、例えば、コンピュータに読み取り可能な記録媒体に記録される。
上記の制御方法および制御プログラムの各々は、少なくとも飽和レベル算出ステップ、上限値決定ステップ、置換割合算出ステップ、調整ステップ、置換処理ステップ、および現像処理ステップを有している。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。つまり、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種の記録媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPUなど)がプログラムを読み出して実行する処理である。
10 ホワイトバランス(WB)調整部
11 光学補正部
12 色補間部
13 ダイナミック(D)レンジ調整部
14 置換割合調整部
15 置換処理部
16 ノイズ除去部
17 ガンマ補正部
18 シャープネス処理部
19 色処理部

Claims (20)

  1. 未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置であって、
    前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出手段と、
    前記撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定する上限値決定手段と、
    前記入力上限値に応じて、前記色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める置換割合算出手段と、
    前記色信号の各々を前記入力上限値に応じて調整する調整手段と、
    前記置換割合に基づいて前記飽和レベルが高い色信号で前記飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う置換処理手段と、
    前記置換処理手段によって置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理手段と、
    を有することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記置換割合は前記色信号の飽和レベルに向かって単調増加することを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記置換割合算出手段は、前記入力上限値が大きい程、前記置換割合によって置換される範囲を広くすることを特徴とする請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記飽和レベル算出手段は、前記未現像の撮影データを得た撮像素子の飽和値と前記未現像の撮影データのホワイトバランスを調整する際のホワイトバランス係数とに基づいて前記飽和レベルを算出することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  5. 前記置換処理手段は、置換対象である色信号に(1−置換割合)を乗算して得られた乗算結果に、置換元である色信号に前記置換割合を乗算して得られた乗算結果を加算して置換処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  6. 前記置換処理手段は、置換元である色信号と置換対象である色信号との差分に前記置換割合を乗算して得られた乗算結果を前記置換対象の色信号に加算して置換処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  7. 前記置換処理手段は、置換元である色信号の飽和レベルと置換対象である色信号の飽和レベルとの差分に前記置換割合を乗算して得られた乗算結果を、前記置換対象である色信号に加算することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  8. 前記調整手段は、前記置換処理手段による置換処理の前に入力上限値を超える色信号を入力上限値に置き換える閾値処理を行うことを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  9. 前記調整手段は、前記置換処理手段による置換処理の前に入力上限値を超える色信号をその飽和レベルが入力上限値に収まるように圧縮処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  10. 前記調整手段は、他の色信号の置換処理に用いる色信号については、前記置換処理手段による置換処理の前にその飽和レベルが入力上限値に収まるように圧縮処理を行い、前記他の色信号については、前記置換処理手段による置換処理の前に入力上限値を超える色信号を入力上限値に置き換える閾値処理を行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  11. 前記置換割合算出手段は、前記色信号の各々についてその飽和レベルおよび入力上限値に応じて制御点の平行移動量を設定して、予め定められた置換割合の制御点を前記平行移動量に応じて平行移動させて置換割合を算出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  12. 前記置換割合算出手段は、前記色信号の各々についてその飽和レベルおよび入力上限値に応じて閾値と乗数nとを設定して、前記閾値を超える色信号に対して(信号値−閾値)/(入力上限値−閾値)を前記n乗して前記置換割合を算出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  13. 前記置換割合算出手段は、前記色信号の各々についてその飽和レベルおよび入力上限値に応じて平均値と分散とを設定して、前記色信号の各々についてその飽和レベルに達するまでガウス関数を積分した積分値を正規化して前記置換割合を算出することを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  14. 前記現像処理手段は、画像のコントラストとダイナミックレンジとを補正するガンマ補正手段を備え、
    前記ガンマ補正手段は、最大の飽和レベルに応じてガンマカーブを線型的に延長して当該延長されたガンマカーブに応じて前記コントラストおよび前記ダイナミックレンジを補正することを特徴とする請求項1〜13のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  15. 前記現像処理手段は、画像の色相の調整を行うとともに画像の高輝度領域における色曲がりを抑圧する色処理手段を備え、
    前記色処理手段は、最大の飽和レベルに応じて色抑圧テーブルを線型的に延長して、当該延長された色抑圧テーブルに応じて前記色相の調整を行うとともに前記高輝度領域における色曲がりを抑圧することを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  16. 前記未現像の撮影データを得るための撮像部に備えられたレンズに起因する周辺光量の減光を行うとともに、倍率色収差および色収差の除去と歪曲の補正とを行う光学補正手段を備え、
    前記置換処理手段は、前記光学補正手段によって補正された撮影データについて置換処理を行い、
    さらに、前記現像処理手段は、前記置換処理手段によって置換処理が施された撮影データについてフィルター処理又は階層処理を行って輝度ノイズおよび色ノイズを除去するノイズ除去手段を有することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  17. 前記未現像の撮影データを得るための撮像部に備えられたレンズに起因する周辺光量の減光を行うとともに、倍率色収差および色収差の除去と歪曲の補正とを行う光学補正手段を備え、
    前記光学補正手段は、前記置換処理手段によって置換処理が施された撮影データについて前記周辺光量の減光を行うとともに、前記倍率色収差および前記色収差の除去と前記歪曲の補正とを行うことを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の画像処理装置。
  18. 未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理方法であって、
    前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、
    前記撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定する上限値決定ステップと、
    前記入力上限値に応じて、前記色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める置換割合算出ステップと、
    前記色信号の各々を前記入力上限値に応じて調整する調整ステップと、
    前記置換割合に基づいて前記飽和レベルが高い色信号で前記飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う置換処理ステップと、
    前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、
    を有することを特徴とする画像処理方法。
  19. 未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置で用いられる制御プログラムであって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、
    前記撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定する上限値決定ステップと、
    前記入力上限値に応じて、前記色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める置換割合算出ステップと、
    前記色信号の各々を前記入力上限値に応じて調整する調整ステップと、
    前記置換割合に基づいて前記飽和レベルが高い色信号で前記飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う置換処理ステップと、
    前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、
    を実行させることを特徴とする制御プログラム。
  20. 未現像の撮影データを現像して現像データを得る画像処理装置で用いられる制御プログラムを記録した記録媒体であって、
    前記画像処理装置が備えるコンピュータに、
    前記撮影データにおいて色信号の各々の飽和レベルを算出する飽和レベル算出ステップと、
    前記撮影データにおけるダイナミックレンジを定める入力上限値を決定する上限値決定ステップと、
    前記入力上限値に応じて、前記色信号の飽和レベルに向かって変化する置換割合を求める置換割合算出ステップと、
    前記色信号の各々を前記入力上限値に応じて調整する調整ステップと、
    前記置換割合に基づいて前記飽和レベルが高い色信号で前記飽和レベルが低い色信号を置換する置換処理を行う置換処理ステップと、
    前記置換処理ステップで置換処理が施された撮影データに所定の処理を施して前記現像データとする現像処理ステップと、
    を実行させる制御プログラムを記録したコンピュータにより読み取り可能な記録媒体。
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