JP2015150817A - インクカートリッジ - Google Patents

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Abstract

【課題】インクの減少に伴ってインク袋が変形しても、吸引されずにインク袋内に残ってしまうインク残量を充分に低減させたインクカートリッジを提供することを課題とする。
【解決手段】インクカートリッジ20は、インクが封入されるインク袋22と、インク袋22が挿入される箱状の外装体30と、インク袋の先端側に配置されたインク供給口24と、案内部28とを備える。案内部28は、インク袋22の水平方向における後端側22rを下方から支えるように設けられ、水平方向に対し所定の第一角度θを有して設けられた第一ガイド面28pと、第一ガイド面28pよりもインク供給口24から離れる側に設けられ、第一角度θよりも水平方向に対する角度が大きい第二角度θで設けられ、インクの消費によりインク袋22が変形する際のインク袋の後端部22bの動きをガイドする第二ガイド面28qと、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、インクが封入されるインク袋と、インク袋が挿入される箱状の外装体とを備えていて、印刷装置に対して水平方向に沿って着脱されるインクカートリッジに関する。
シリアルプリンタに装着されるインクカートリッジとして、可撓性フィルムの周縁部同士を溶着してなるインク袋にインクを充填し、主に樹脂で形成された直方体のカートリッジ外装内にこのインク袋を収納してなるインクカートリッジが既に実用化されている(例えば特許文献1、2参照)。カートリッジ外装は、樹脂ではなくダンボールで構成されることも多い。
そして、近年のインクジェットプリンタでは、ヘッドのライン化による高速プリントの実現によりインク消費量が増大している。これに伴い、インクカートリッジの大容量化(500ml以上)が進んできている。
特開2010-082991号公報 特開昭57-201664号公報
ところで、従来のインクカートリッジでは、このような可撓性フィルムからなるインク袋からインクを吸引すると、インクの減少に伴ってインク袋がいびつに変形して、吸引されずにインク袋内に残って無駄になってしまうことが問題となっている。インクジェットプリンタでは、近年、インクカートリッジの大容量化が益々進んでおり、この問題が早期に解決されることが好ましい。
ここで、特許文献1では、外装体の底側に仕切部材を配置してインク袋底部と外装体内側との間に空間を形成することが開示されている。このように外装体内に空間を形成することで、インクカートリッジ交換時のインク袋内のインク残量を減らすことは考えられるが、インク吸引に伴ってインク袋の位置をガイドするものではなく、インク残量を減らすという観点では充分な効果を得難い。
また、特許文献2では、インク袋を構成する可撓性フィルムよりも変形し難い平板をインク袋上に配置してインク袋の変形を均一にすることが開示されている。このようにインク吸引に伴ってインク袋の位置をガイドすることで、インクカートリッジ交換時のインク袋内のインク残量を減らすことは考えられるが、インク供給路が狭くなるので、インク吸引に伴って必要とするインク流量が得られなくなり、インク残量を減らすという観点では不充分である。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、インクの減少に伴ってインク袋が変形しても、吸引されずにインク袋内に残ってしまうインク残量を充分に低減させたインクカートリッジを提供することを課題とする。
上記目的を達成するために、本発明に係るインクカートリッジの第1の特徴は、インクが封入されるインク袋と、前記インク袋が挿入される箱状の外装体と、前記インク袋の先端側に配置され、印刷装置に水平方向に着脱されるインク供給口と、を備え、該印刷装置にインクを供給するインクカートリッジであって、前記インク袋の水平方向における後端側を下方から支えるように設けられ、水平方向に対し所定の第一角度を有して設けられた第一ガイド面と、前記第一ガイド面よりも前記インク供給口から離れる側に設けられ、前記第一角度よりも水平方向に対する角度が大きい第二角度で設けられ、インクの消費によりインク袋が変形する際の前記インク袋の後端部の動きをガイドする第二ガイド面と、を有する案内部材を備えたことにある。
本発明に係るインクカートリッジの第1の特徴によれば、外装体の案内部がインク供給口に対して最も遠い端部に当接する凹部を有することにより、インク袋のインク供給口からインクが吸引されることに伴って上記最も遠い端部の上昇が生じる際にインク袋にシワが形成されることを防止しているので、インクの減少に伴ってインク袋が変形しても、吸引されずにインク袋内に残ってしまうインク残量を充分に低減させたインクカートリッジとすることができる。
図1(a)および(b)は、それぞれ、本発明の一実施形態に係るインクカートリッジが着脱自在に装着される印刷装置を示す平面図、正面図、および、側面図である。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジで、(a)はインクが100%充填されているとき(すなわち未使用のインクカートリッジ)の模式的な側面断面図、(b)はインクカートリッジの交換時期のときの模式的な側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジに収容されているインク袋を水平方向に向けたときで、(a)はインクが100%充填されているときの模式的な側面図、(b)はインク袋の交換時期のときの模式的な側面図である。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの変形例を示す部分側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの変形例を示す部分側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの変形例の外装体を示す側面断面図である。 本発明の一実施形態に係るインクカートリッジの変形例を示す部分側面断面図である。 従来例のインクカートリッジで、(a)はインクが100%充填されているときの模式的な側面断面図、(b)はインクがある程度に消費されたときの模式的な正面断面図、(c)はインク袋の交換時期のときの模式的な側面断面図である。 比較例のインクカートリッジで、インクが100%充填されているときの模式的な側面断面図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。以下の説明では、すでに説明したものと同一または類似の構成要素には同一または類似の符号を付し、その詳細な説明を適宜省略している。
また、図面は模式的なものであり、寸法比などは現実のものとは異なることに留意すべきである。従って、具体的な寸法比などは以下の説明を参酌して判断すべきものである。又、図面相互間においても互いの寸法の関係や比率が異なる部分が含まれていることはもちろんである。
また、以下に示す実施の形態は、この発明の技術的思想を具体化するための例示であって、この発明の実施の形態は、構成部品の材質、形状、構造、配置等を下記のものに特定するものではない。この発明の実施の形態は、要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施できる。
また、以下の説明では、インク袋のインク供給口に対して最も遠い端部は、インク供給口とは反対側に位置する後端部である例で説明する。
(印刷装置の全体構成)
図1(a)および(b)は、それぞれ、本発明の一実施形態(以下、本実施形態という)に係るインクカートリッジが着脱自在に装着される印刷装置を示す平面図、正面図、および、側面図である。本実施形態では、印刷装置10として、多数のノズルが形成されたインクヘッドを複数備え、それぞれのインクヘッドから黒又はカラーインクを吐出してライン単位で印刷を行い、搬送ベルト上の印刷用紙上に複数の画像を互いに重なり合うように形成するインクジェット方式のラインカラープリンタを例に挙げて説明する。
本実施形態において、上記インクヘッドは、用紙の搬送方向に沿って、4つのインクヘッドが並べて配置され、複数の画像を互いに重なり合うようにしてカラー画像を形成する。印刷装置10内部には、演算処理装置12が備えられており、この演算処理装置12によって、上述したインクヘッドによる印刷処理や、搬送機構の駆動制御の他、インクカートリッジからのインク供給に関する制御も行う。
この演算処理装置12は、CPUやDSP(Digital Signal Processor)等のプロセッサ、メモリ、及びその他の電子回路等のハードウェア、或いはその機能を持ったプログラム等のソフトウェア、又はこれらの組み合わせなどによって構成された演算モジュールであり、プログラムを適宜読み込んで実行することにより種々の機能モジュールを仮想的に構築し、構築された各機能モジュールによって、画像データに関する処理や、各部の動作制御、ユーザー操作に対する種々の処理を行う。また、この演算処理装置12には、操作パネル14が接続されており、この操作パネル14を通じて、ユーザーによる指示や設定操作を受け付けることができる。
印刷装置10は、印刷装置本体10mの上面にインクカートリッジ20を取付けるカートリッジ取付機構16が設けられており、このカートリッジ取付機構に対して上記各色のインクカートリッジ20が複数(ここでは、4本)配列されて装填される。このカートリッジ取付機構16にインクカートリッジの着脱機構であるホルダー部が水平方向に向けられて設けられている。また、このカートリッジ取付機構16上方を覆うように上面装置18が配設され、インクカートリッジ20の装填は、この上面装置18下面と印刷装置本体10mの上面との間に水平方向に挿入することにより行われる。この上面装置18は、例えば、シートフィーダーや操作パネルなどが配設される。
(インクカートリッジ)
図2は、本実施形態に係るインクカートリッジを示しており、(a)はインク袋にインクが100%充填されているとき(すなわち未使用のインクカートリッジ)の模式的な側面断面図、(b)はインクカートリッジの交換時期のときの模式的な側面断面図である。図3は、本実施形態に係るインクカートリッジに収容されているインク袋を水平方向に向けたときを示しており、(a)はインクが100%充填されているときの模式的な側面図、(b)はインクカートリッジの交換時期のときの模式的な側面図である。
インクカートリッジ20は、印刷装置10に対して水平方向(着脱操作方向D2)に着脱される細長の筐体であり、インクが封入されるインク袋22と、インク袋22が挿入される外箱である外装体30とから概略構成されている。外装体30は、横断面における内面形状が矩形の筒状体である。
外装体30は、インク袋22のインク供給口側の端部22s(先端側)とは反対側に位置し、インク供給口側の端部22sから最も遠い端部である後端部22bに対して凹であって後端部22bを下方から支えて案内する案内部28を内側に備えている。そして、案内部28は、インク消費によりインク袋22が変形してインク供給口側の端部22sから後端部22bまでの長さX+ΔXが長くなるに従って、インク袋22の後端部22bの動きをガイドすることで後端部22bが上昇するように、かつ、上昇時にインク袋22にシワが形成されないように、その形状が決められている。
ここでインク袋22は、2枚の可撓性フィルムを溶着することで2枚の可撓性フィルム間にインク収容部22aを形成してなるものであり、インク収容部22aの少なくとも周縁同士が溶着されている。インクカートリッジ20を印刷装置10に装着すると後端部22bを形成しているフィルム溶着部は、着脱操作方向D2に直交する水平な部位となる。
本実施形態では、案内部28は、インク供給口側から外装体底側にかけて、インクカートリッジ20の着脱操作方向(水平方向)D2に対して所定の第一角度θ1を有して設けられた第一ガイド面28pを有する。ここで所定とは、インク袋22にインクが100%充填されているときに、インク袋22の後端側22bで、インクが自重によってインク供給口24側に移動する角度範囲のことである。
更に、案内部28は、第一ガイド面28pの外装体後端部22bに連続し外装体底側にかけて、すなわち第一ガイド面28pよりもインク供給口24から離れる側にかけて、第一ガイド面28pよりも急峻に上昇する平面状の第二ガイド面28qを有する(すなわち、第一ガイド面28pが水平方向(水平面)となす第一角度θに比べ、第2ガイド面28qが水平面となす第二角度θのほうが大きい)。従って、第一ガイド面28pと第二ガイド面28qとの境界には、着脱操作方向D2に直交する水平な谷部28vが形成されている。
この構成により、案内部28は、インク袋22の後端部22bに対して凹となっている。そして、未使用のインクカートリッジ20(すなわち、インク袋22にインクが100%充填されたインクカートリッジ)が印刷装置10に装着されたときでは、インク袋22の後端部22bは谷部28vに当接、あるいはその近傍に位置している。
本実施形態では、インクカートリッジ20を印刷装置10に装着した状態では、外装体30の内側下面からインク供給口24までの高さY、外装体30の内側下面からインクが100%充填されたインク袋22の後端部22bまでの高さH1、外装体30の内側下面からインクカートリッジ交換時期のインク袋22の後端部22bまでの高さH2、第一ガイド面28pのインク供給口側の端部22sからインクが100%充填されたインク袋22の後端部22bまでの水平方向距離L1、および、インクが100%充填されたインク袋22のインク供給口側の端部22sから後端部22bまでの長さXは、以下の関係式を満たす。
Y ≦ H1 (式1)
H2/Y≧ 1.5 (式2)
H1 < H2 (式3)
L1 ≧ X/4 (式4)
(作用、効果)
以下、本実施形態の作用、効果を説明する。印刷装置10に装着されたインクカートリッジ20は水平方向に沿って装着されている。印刷装置10で印刷することでインクが消費されるに従い、インク供給口側の端部22sから後端部22bまでのインク袋22の長さX+ΔXは、インク袋22にインクが100%充填されているときのインク供給口側の端部22sから後端部22bまでのインク袋22の長さXに比べ、徐々に長くなっていく。
このため、インクが消費されて減るに従い、後端部22bは第二ガイド面28qに案内されて後端部22bの高さ位置が徐々に上がっていく(図1(b)参照)。その際、上記の式4を満たしているので、インク袋22の後端部22b付近が案内部28の第一ガイド面28pによって支えられるので、インク袋22内のインクが自重によってインク供給口24側に移動しない事態が発生することは防止されている。そして、第二ガイド面28qは第一ガイド面28pに比べて傾斜が急峻であり、インクが吸引されるに従って、後端部28bの高さ位置は、従来に比べて高くなる。従って、インク供給口24から遠い後端部22bの残インクが自重によりインク供給口24側に移動する比率が従来に比べて高い。
よって、インク袋22に、インク供給口24に近い部位や中央部位などに不用意なシワが形成されることが大きく回避され、インクカートリッジ20の交換時期におけるインク袋22内のインク残量を従来に比べて大幅に低減させることができる。
しかも、外寸が従来と同じで簡単な構成のインクカートリッジ20でこのような効果を得ることができる。
なお、インク袋22からインクを吸引してもインク袋22が水平に保持されるカートリッジ構造では、インクを吸引したインク袋22がカートリッジ外装内に収まるように、インク袋22のインク供給口側の端部22sから後端部22bまでの長さ、すなわちインク袋22の長手方向長さを小さくしなければならず、インク袋の容量が小さくなってしまうが、本実施形態ではこのような不具合が生じることはない。
また、本実施形態では、案内部28に平面状の第一ガイド面28pと平面状の第二ガイド面28qとが形成されて案内部28の傾斜が2段階となっている例で説明したが、第一ガイド面28pが、インク袋の水平方向における後端側22rを下方から支え、水平方向に対し所定の第一角度θを有しており、第二ガイド面28qが、第一ガイド面28pよりもインク供給口24から離れる側に設けられ、第一角度θよりも水平方向に対する角度が大きい第二角度θで設けられ、インクの消費により変形するインク袋22の後端部22bの動きをガイドするように構成される限り、このような効果は認められる。第一ガイド面28p、第二ガイド面28qは平面状に限らず、湾曲凹面等の他の形状であってもよく、更には、第一ガイド面28p、第二ガイド面28qが段差なく連続的に繋がっていてもよい。
例えば、図4に示すように、後端部22bに対して湾曲凹面38dを形成している案内部38としてもよく、この場合、湾曲凹面38dは、第一ガイド面および第二ガイド面が段差なく連続的に繋がっている形状と見ることができる。また、図5に示すように、水平方向に対する角度(傾斜角度)が段階的に大きくなるように第一ガイド面48p、第二ガイド面48q、および、第三ガイド面48rの3つの平面部を形成している案内部48としてもよい。更には、インク袋22と接する部位が滑らかな面ではなくて、図6に示すように急峻な凸部Pが並んだ全体によって、後端部22bに対して凹となる案内部58とすることも可能である。
また、図7に示すように、第一ガイド面28p、第二ガイド面28qと同等の傾斜の第一ガイド面68p、第二ガイド面68qが外装体70を構成する箱材で形成されているインクカートリッジであってもよい。
<比較検討例>
以下、従来例のインクカートリッジ、比較例のインクカートリッジ、および、実施例のインクカートリッジについて、インク袋内のインク残量に関して比較検討した例を説明する。
なお、実施例のインクカートリッジは、上記実施形態で説明したインクカートリッジ20の一例であり、インク袋22の寸法は、インクが100%充填されているとき(インク満タン時)で、Xが205mm、X+ΔXが210mm、D(インク袋22を水平方向に向けたときのインク袋22の上下方向幅)が51.5mm(何れも図3参照)、W(インクカートリッジを水平方向に向けたときの外装体30の長手方向長さ)が230mm、B(インクカートリッジを水平方向に向けたときの外装体30の上下方向長さ)が56mm(何れも図2参照)である。
図8は、従来例のインクカートリッジで、(a)はインクが100%充填されているときの模式的な側面断面図、(b)はインクがある程度に消費されたときの模式的な正面断面図、(c)はインク袋の交換時期のときの模式的な側面断面図である。図9は、比較例1のインクカートリッジで、インクが100%充填されているときの模式的な側面断面図である。
従来例のインクカートリッジ100では、インク袋22の後端部22bに下方から当接して支える平面128pを備えた案内部128を外装体130の内側に有する。
インク袋22からインクが吸引されると、インク供給口24に近い部分のインクが減少していく。従来例のインクカートリッジ100では、インク吸引に伴い、インク供給口側の端部22sから後端部22bまでのインク袋22の長さX+ΔXが、インク袋22にインクが100%充填されているときのインク供給口側の端部22sから後端部22bまでのインク袋22の長さXに比べ、徐々に長くなっていく際、後端部22bが案内部128の平面128pで支えられているため、後端部22bの上昇率(インク吸引量に対する高さ上昇の比)が実施例のインクカートリッジ21に比べて小さい。このため、インク供給口24付近のインク袋部分が潰れてシワが形成され、インク袋内のインク供給路がこのシワによって遮蔽され易い。従って、インク袋22内のインク残量が比較的多い場合であってもインクが吸引されない状態となる。
また、比較例1のインクカートリッジ200では、インク袋22の後端部22bに対して平面状である案内部228を外装体230の内側に有する。比較例のインクカートリッジ200では、実施例のインクカートリッジ21に比べ、案内部228の上記L1の値が小さく、上記の式4が満たされていない。このため、比較例のインクカートリッジ200では、インク袋22の後端部22b付近の下側に大きな隙間Sが形成されてしまう。この結果、インク袋22内のインクが自重によってインク供給口24側に移動しない事態が生じ、インク袋22のインク供給口24付近や中央部で潰れてシワが形成され易く、インク袋内のインク供給路がこのシワによって遮蔽される。従って、インク袋22内のインク残量が比較的多い場合であってもインクが吸引されない状態となる。
また、インク袋を構成する可撓性フィルムよりも変形し難い平板をインク袋上に配置してインク袋の変形を均一にする比較例2のインクカートリッジ(図示せず)では、インク吸引に伴ってインク袋内のインク供給路が遮蔽されることは妨げられるが、このインク供給路が狭くなるので、インク吸引に伴って必要とするインク流量が得られなくなるという不具合が生じる。インク袋を構成する可撓性フィルムを外側から押圧する機構を有するインクカートリッジや、インク袋に溝を設けたインクカートリッジであっても同様の不具合が生じる。
一方、実施例のインクカートリッジ21では、第一ガイド面28pおよび第二ガイド面28qを有する案内部28が設けられていることにより、従来例のインクカートリッジ100や比較例のインクカートリッジ200のようにインク吸引によってインク袋22にシワが形成されることは防止されており、吸引されずに廃棄されてしまう無駄なインク量を大幅に低減させることができる。
10 印刷装置
20 インクカートリッジ
22 インク袋
22b 後端部
22r 後端側
30 外装体
24 インク供給口
28 案内部(案内部材)
28p 第一ガイド面
28q 第二ガイド面
30 外装体
38 案内部(案内部材)
48 案内部(案内部材)
58 案内部(案内部材)
70 外装体
D2 着脱操作方向(水平方向)
θ 第一角度
θ 第二角度

Claims (1)

  1. インクが封入されるインク袋と、
    前記インク袋が挿入される箱状の外装体と、
    前記インク袋の先端側に配置され、印刷装置に水平方向に着脱されるインク供給口と、
    を備え、該印刷装置にインクを供給するインクカートリッジであって、
    前記インク袋の水平方向における後端側を下方から支えるように設けられ、水平方向に対し所定の第一角度を有して設けられた第一ガイド面と、
    前記第一ガイド面よりも前記インク供給口から離れる側に設けられ、前記第一角度よりも水平方向に対する角度が大きい第二角度で設けられ、インクの消費により前記インク袋が変形する際の前記インク袋の後端部の動きをガイドする第二ガイド面と、
    を有する案内部材を備えたことを特徴とするインクカートリッジ。
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