JP2015129196A - 低濃度システアミン含有の毛髪変形(デザイン形成)剤 - Google Patents

低濃度システアミン含有の毛髪変形(デザイン形成)剤 Download PDF

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Abstract

【課題】 においに関する問題を解決すると同時に使用するシステアミン濃度が低濃度であっても、高濃度のシステアミンを使用する場合と同様な効果を奏することができる毛髪変形(デザイン形成)剤。【解決手段】 還元剤としてのシステアミン、金属封鎖剤、pH調整剤、及び精製水からなる毛髪変形(デザイン形成)剤であって、該毛髪変形(デザイン形成)剤がシステアミン濃度が0.5〜3重量%でpHが8.0〜10、あるいはシステアミン濃度が2〜3重量%でpHが7.5〜10であることを特徴とする毛髪変形(デザイン形成)剤。【選択図】なし

Description

本発明は特定のシステアミン濃度と特定のpHに調整されたシステアミンを配合した毛
髪変形(デザイン形成)剤、毛髪柔軟化剤あるいは毛髪浸透促進剤(以下、前記の各剤を
総称して本発明の処理剤ともいう)およびこれら各剤を使用する毛髪処理方法に関する。
毛髪にウエーブ、カールあるいはストレー卜を形成する等の毛髪の一般的な変形方法と
しては、以下の二つの手順が挙げられる。
第1の手順
1.還元剤が配合された剤を用いて、毛髪内部のシスチン(SS)結合を切断する。
2.ロッド等でウエーブやカールを形成する、あるいはストレー卜に形成する等の求める
デザインに人工的に毛髪を変形する。
3.酸化剤が配合された剤を用いてシスチン(SS)結合を再結合させ、変形した毛髪を
固定する。
第2の手順
1.あらかじめロッド等でウエーブやカールを形成する、あるいはストレー卜に形成する
等の求めるデザインに人工的に毛髪を変形する。
2.人工的に毛髪を変形した状態で還元剤が配合された剤を用いて、毛髪内部のシスチン
(SS)結合を切断する。
3.酸化剤が配合された剤を用いてシスチン(SS)結合を再結合させ、変形した毛髪を
固定する。
還元剤として一般的に使用されているものとして、チオグリコール酸(あるいはその塩
)、システイン(あるいはその塩)、システアミン(あるいはその塩)等が挙げられる。
中でもシステアミンは、チオグリコール酸やシステインに比べ、少量で効果的に毛髪に良
好なウエーブデザイン、カールデザインあるいはストレートデザインを形成でき、かつダ
メージが少ないという特徴を持つ。また、アルカリカラー後に前記還元剤を施術した場合
、チオグリコール酸等ではある程度色落ちしてしまうが、それに比べシステアミンは色落
ちが少ない。ただし、現在、システアミンはパーマネントウエーブ剤において使用が認め
られている還元剤ではないため、システアミンはカーリング剤として化粧料に利用されて
いる。また、毛髪によりしっかりとしたウエーブデザイン、カールデザイン、あるいはス
トレートデザインを形成するためには、還元剤量を増加させることが有効であることは知
られており、システアミンを使用したデザイン形成用化粧料においても、システアミンの
配合量を増加させれば、よりしっかりとしたデザイン形成が可能なことが知られている。
特開平7−69846 特開平4−154714 特開平6−24946
特表平6−502875 特許第2569372 特許第2554036 特許第1986137 特許第2960344 特開昭57−62217 特開平2−53714 特開昭63−146808
システアミンを配合した毛髪処理剤、例えばシステアミンを還元剤として利用した毛髪
変形(デザイン形成)剤は、毛髪に良好なウエーブデザイン形成、カールデザイン形成、
あるいはストレートデザインを形成し、かつダメージが少ないという利点を持つこと、お
よびシステアミンの配合量を増加させれば、よりしっかりとしたデザイン形成が可能なこ
とが知られている。しかしながら、毛髪処理剤中にシステアミンを高濃度に配合した場合
、施術中あるいは施術後にシステアミンに基づく不快なにおいが発生するのが問題であっ
た。したがって、本願発明はシステアミンを配合した毛髪処理剤において、該システアミ
ンの濃度を低濃度として、システアミンに基づく不快なにおいの問題を解決しても、高濃
度の場合と同様の目的とする処理効果を奏することができる毛髪処理剤および毛髪処理方
法を提供することにある。
本発明者らは、システアミン(HS−CH−CH−NH)あるいはその毛髪化粧
料として許容される塩、例えば塩酸塩、クエン酸塩、臭化水素酸塩、酢酸塩等を配合した
毛髪処理剤はそのpHを高く設定すること、特にシステアミンの濃度に応じて特定の範囲
のpHを設定することで、ウエーブデザインやカールデザイン、あるいはストレートデザ
イン形成剤等の毛髪変形(デザイン形成)剤、毛髪柔軟化剤、毛髪浸透促進剤等の毛髪処
理剤として使用する場合、システアミンの配合量が低濃度でも高濃度で配合したときと同
等のデザイン形成効果、毛髪柔軟化効果、毛髪浸透促進効果を奏することができることを
見出し本発明に到達することができた。さらに、本発明の前記毛髪処理剤を使用した毛髪
処理方法においては、システアミンが低濃度であるため、施術後のダメージが少なく、施
術中あるいは施術後の不快臭も低減され、アルカリカラーあるいはヘアマニキュア等の施
術後の毛髪に前記毛髪処理剤を使用した際の色落ちも少ないという良好な結果を達成する
ことができた。
前記のような従来技術の課題を解決するために採用されるシステアミン濃度とpH要件
は、下記実施例の実施結果から以下の通りである。
システアミン濃度が0.5〜3重量%でpHが8.0〜11およびシステアミン濃度が
2〜3重量%でpHが7.5〜11のものは、下記評価方法によるデザイン形成、におい
、毛髪柔軟化およびアルカリカラーの濃染(毛髪浸透促進性)の評価が◎あるいは○であ
る効果を奏することができた。
また、システアミン濃度が0.5〜3重量%でpHが8.0〜10およびシステアミン
濃度が2〜3重量%でpHが7.5〜10のものは、下記評価方法によるデザイン形成、
におい、毛髪柔軟化、アルカリカラーの濃染(毛髪浸透促進性)、アルカリカラーの色落
ち、ヘアマニキュアの色落ち、ダメージ等の評価が◎あるいは○である効果を奏すること
ができた。
さらに、システアミン濃度が0.5〜2.0重量%でpHが9.2〜9.5、システア
ミン濃度が1.3〜2.5重量%でpHが8.5〜9.2、およびシステアミン濃度が2
〜2.5重量%でpHが8.0〜9.2のものは、デザイン形成効果、におい、アルカリ
カラーの色落ち、ヘアマニキュアの色落ち、ダメージ、毛髪柔軟化、アルカリカラーの濃
染(毛髪浸透促進性)等全ての効果の点で下記の評価方法による評価がすべて◎である特
に優れた効果を奏することができた。
本発明の毛髪変形(デザイン形成)剤は、そのまま使用する1剤式、あるいは該毛髪処
理剤と酸化2剤を構成成分とする2剤式が考えられる。また、本発明の毛髪変形(デザイ
ン形成)剤の効果を損なわなければ、さらに他の剤と組合せて使用する3剤式、あるいは
多剤式であってもよい。同様に本発明の毛髪変形(デザイン形成)剤の効果を損なわなけ
れば、該毛髪変形(デザイン形成)剤、あるいは該毛髪変形(デザイン形成)剤と組合せ
て使用する酸化2剤が他の剤と使用直前に混合する用時調整式であってもよい。また、こ
れら毛髪変形(デザイン形成)剤には、前記システアミン以外に、様々な添加成分を加え
ることができる。例えば反応調整剤としてジチオジグリコール酸等のジスルフィド、毛髪
保護剤としてPPT等を組合せて使用してもよい。
本発明の毛髪変形(デザイン形成)剤を使用してウエーブデザイン、カールデザインあ
るいはストレートデザインの形成等の毛髪変形(デザイン形成)を行う際には、ロッド、
高温整髪用アイロン、こて等のデザイン形成ツールを使用して行われるが、これらのデザ
イン形成ツールは必ずしも使用しなくてもよい。また、本発明の毛髪変形(デザイン形成
)剤を使用して毛髪変形(デザイン形成)を行った場合、ウエーブもしくはカールあるい
はストレート状態を半永久的に持続させる毛髪変形(デザイン形成)を行うことができる
。なお、前記半永久的に持続させる毛髪変形(デザイン形成)とは、通常のパーマネント
ウエーブと同等に、数回の洗髪操作では前記のような毛髪の変形状態が取れない事を意味
する。
また、本発明のシステアミン(HS−CH−CH−NH)あるいはその化粧料と
して許容される塩を配合した毛髪柔軟化剤は、システアミンは低濃度であるが、システア
ミンを高濃度に配合したと同等な硬い髪を柔らかくするなどの柔軟化機能を示し、システ
アミンが低濃度であるので、においをより低減できる点で有用な毛髪柔軟化剤を提供でき
る。
また、本発明のシステアミン(HS−CH−CH−NH)あるいはその化粧料と
して許容される塩を配合した毛髪浸透促進剤は、システアミンが低濃度であるが、システ
アミンを高濃度に配合した毛髪処理剤と同等の毛髪に浸透させる機能(毛髪浸透機能)を
奏することができるので、よりにおいを低減できる点で有用な毛髪浸透促進剤を提供でき
る。
本発明の毛髪処理剤のpH調整は、例えばアンモニア、モノエタノールアミンやジエタ
ノールアミン等のアミノアルコール、アルギニン等の塩基性アミノ酸、炭酸ナトリウムや
炭酸水素ナトリウム等の中性塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどによって行うこ
とができる。ただし、本発明の毛髪処理剤のpH調整に使用されるアルカリ剤としては、
化粧料製造上、許容されるものであれば特にその種類は制限されない。また、本発明の毛
髪処理剤の剤型は特定のものに限定されるものではなく、例えばクリーム、ジェル、フォ
ーム、スプレー、ミスト等の形状であってもよい。
本発明の毛髪処理剤は、においに関する問題を解決すると同時に使用するシステアミン
濃度が低濃度であっても、高濃度のシステアミンを使用する場合と同等なウエーブデザイ
ン、カールデザイン、あるいはストレートデザイン形成等のデザイン形成効果、毛髪柔軟
化および毛髪浸透促進の効果を奏することができ、さらにはシステアミン濃度が低濃度で
あるため、ダメージが少なく、アルカリカラー後やヘアマニキュア後に施術しても、高濃
度のシステアミンを使用した場合に比べ、色落ちが少ないという効果を奏することができ
る。
本発明の毛髪処理剤および該毛髪処理剤による処理結果を示す。
実施例1〜52および比較例1〜28
これら実施例で採用した毛髪処理剤は、還元剤[システアミンを50重量%含むシステ
アミン塩酸塩水溶液を所望量配合]、金属封鎖剤[純分88重量%のジエチレントリアミ
ン五酢酸五ナトリウムを毛髪処理剤全重量に対して0.2重量%配合]、pH調整剤(純
分28重量%のアンモニア水を所望量配合)、およびイオン交換水で構成される。
前記毛髪処理剤を使用して、下記のカールデザイン形成、におい、アルカリカラーの色
落ち、ヘアマニキュアの色落ち、ダメージ、毛髪柔軟化、アルカリカラーの濃染(毛髪浸
透促進性)テストを行い、下記各実施例および比較例にその評価結果を示す。
カールデザイン形成効果の評価方法
約20cmの未処理人毛を50本ずつ束にし、この毛束をスパイラルロッド(ロッド波
長0.9cm)に巻きつけ、各実施例あるいは比較例で使用する毛髪変形剤5mlを均一
に塗布した。容器に入れて密栓し、室温(約20℃)にて15分放置後、下記のパーマ2
剤5mlを均一に塗布した。塗布7分後に、パーマ2剤5mlを再塗布し、7分間放置し
た後、水洗を行った。毛束をロッドから取り外し、ウエットの状態のままでカール形成力
の評価を行った。カール形成力が高いほど、立体感があり、しっかりとした弾力のあるカ
ールが形成され、引っ張ってのばしてもすぐ元のカール状態に戻る。一方、カール形成力
が低くなるにつれて弾力がなく、ゆるいカールになり、引っ張ってのばすと、さらにカー
ル状態がゆるくなってしまう。さらにカール形成力が低くなるとカールは形成されなくな
る。また、カール形成力は以下の式で算出されるウエーブ効率の値も参考にして評価した

ウエーブ効率(%)=0.9/(L+L)/(n1+n2)×100
(前式中、L1は左のカールの山の頂点から頂点までの距離であり、L2は右のカールの
山の頂点から頂点までの距離である。また、n1はLの間にある谷の数であり、n2は
の間にある谷の数である。)
前記実施例および比較例においては、パーマ2剤として次表(A)で示されるものを使用
した。
Figure 2015129196
ただし、前記薬剤成分の配合量の数値は重量%である。
前記カールデザイン形成効果の評価方法における評価基準を以下に示す。
◎ 非常にしっかりとした弾力のあるカールを形成し、ウエーブ効率が非常に高い。
○ しっかりとしたカールを形成し、ウエーブ効率が高い。
△ ゆるやかなカールを形成し、ウエーブ効率が低い。
× ほとんどカールが形成されず、ウエーブ効率が非常に低い。
アルカリカラーの色落ちの評価方法
同一の赤系アルカリカラーで同一条件にて染付けを行った約10cm、1gの白髪の毛
束に、各実施例あるいは比較例の毛髪処理剤10mlを均一に塗布した。直径90mmの
シャーレに入れて密栓し、室温(約20℃)にて15分放置した。放置後、パーマ2剤1
0mlを均一に塗布した。塗布7分後に、同パーマ2剤10mlを再塗布し、7分間放置
した後、水洗を行った。同一の白髪の毛束に同一のアルカリカラーで同一条件にて染付け
を行った後、本発明の毛髪処理剤による処理を行わなかったものを標準品(この標準品を
色落ちしていないものとする)とし、色落ちの評価は前記の標準品と比較して行った。
前記アルカリカラーの色落ちの評価方法を本発明においては、単にアルカリカラーの色
落ちの評価方法という。前記アルカリカラーの色落ちの評価方法における評価基準を以下
に示す。
◎ 色落ちが非常に少ない
○ 色落ちが少ない
△ 色落ちが多い。
× 色落ちが非常に多い。
ヘアマニキュアの色落ちの評価方法
同一の茶系ヘアマニキュアで同一条件にて染付けを行った約10cm、1gの白髪の毛
束に、各実施例あるいは比較例の毛髪処理剤10mlを均一に塗布した。直径90mmの
シャーレに入れて密栓し、室温(約20℃)にて15分放置した。放置後、パーマ2剤1
0mlを均一に塗布した。塗布7分後に、同パーマ2剤10mlを再塗布し、7分間放置
した後、水洗を行った。同一の白髪の毛束に同一のヘアマニキュアで同一条件にて染付け
を行った後、本発明の毛髪処理剤による処理を行わなかったものを標準品(この標準品を
色落ちしていないものとする)とし、色落ちの評価は前記の標準品と比較して行った。
前記ヘアマニキュアの色落ちの評価方法を本発明においては、単にヘアマニキュアの色
落ちの評価方法という。前記ヘアマニキュアの色落ちの評価方法における評価基準を以下
に示す。
◎ 色落ちが非常に少ない。
○ 色落ちが少ない。
△ 色落ちが多い。
× 色落ちが非常に多い。
ダメージの評価方法
直径90mmのシャーレに、約10cmの長さの未処理人毛1gの毛束と各実施例ある
いは比較例の毛髪処理剤25mlを入れ、密栓し、室温(約20℃)にて60分放置した
。放置後、水洗を行い、パーマ2剤25mlに15分浸漬した。その後水洗を行い、ダメ
ージの評価を行った。ダメージの評価はウエット時、ドライ時の見た目と手触りの比較を
行った。ダメージを受けていない毛髪ほどツヤがあり、表面の滑り性が高く滑らかで、未
処理毛に近い状態でウエット時でもハリや弾力が感じられる。ダメージが進むにつれてツ
ヤがなくなり、ざらつきやごわつき、ぱさつきが感じられるようになり、主に毛先部分に
ちりつきが見られるようになる。ウエット時にはハリや弾力がなくなり、柔らかくなる傾
向にある。また、ダメージが大きいほど毛髪の色が明るくなる傾向が見られる。
前記ダメージの評価方法を本発明においては、単にダメージの評価方法という。前記ダ
メージの評価方法における評価基準を以下に示す。
◎ ダメージが非常に少ない。
○ ダメージが少ない。
△ ダメージが多い。
× ダメージが非常に多い。
においの評価方法
直径90mmのシャーレに、約15cmの長さの未処理人毛10gの毛束と各実施例あ
るいは比較例の毛髪処理剤75mlを入れ、密栓し、室温(約20℃)にて15分放置し
た。放置後、水洗を行い、パーマ2剤75mlに15分浸漬した。その後水洗を行い、に
おいの評価を行った。
前記においの評価方法を本発明においては、単ににおいの評価方法という。前記におい
の評価方法における評価基準を以下に示す。
◎ においが非常に少ない。
○ においが少ない。
△ におう。
× 非常ににおう。
毛髪柔軟化の評価方法
約10cmの長さの未処理人毛1gの毛束に、各実施例あるいは比較例の毛髪処理剤1
0mlを均一に塗布した。直径90mmのシャーレに入れて密栓し、室温(約20℃)に
て15分放置した。放置後、パーマ2剤10mlを均一に塗布した。塗布7分後に、同パ
ーマ2剤10mlを再塗布し、7分間放置した後、水洗を行った。本発明の毛髪処理剤に
よる処理を行わなかったものを標準品とし、手触りの評価は、標準品と比較して行った。
前記毛髪柔軟化の評価方法を本発明においては、単に毛髪柔軟化の評価方法という。前
記毛髪柔軟化の評価方法における評価基準を以下に示す。
◎ 標準品と比べ、毛髪に非常に柔軟性が出、手触りが非常に良い
○ 標準品と比べ、毛髪に柔軟性が出、手触りがよい
△ 標準品と同等の手触り
× 標準品と比べ、毛髪が硬く、手触りが悪い
アルカリカラーの濃染(毛髪浸透促進性)の評価方法
約10cm、1gの白髪の毛束に、各実施例あるいは比較例の毛髪処理剤10mlを均一
に塗布した。直径90mmのシャーレに入れて密栓し、室温(約20℃)にて15分放置
した。放置後、パーマ2剤10mlを均一に塗布した。塗布7分後に、同パーマ2剤10
mlを再塗布し、7分間放置した後、水洗を行った。毛髪を乾燥させた後、同一の赤系ア
ルカリカラーで同一条件にて染付けを行った。同一の白髪の毛束に本発明の毛髪処理剤に
よる処理を行わず、同一のアルカリカラーで同一条件にて染付けのみを行ったものを標準
品とし、染色の評価は、標準品と比較して行った。
前記アルカリカラーの濃染(毛髪浸透促進性)の評価方法を本発明においては、単にア
ルカリカラーの濃染の評価方法という。前記アルカリカラーの濃染(毛髪浸透促進性)の
評価方法における評価基準を以下に示す。
◎ 標準品と比べ、色が非常に濃く染まる
○ 標準品と比べ、色が濃く染まる
△ 標準品と同等に染まる
× 標準品と比べ、色が薄く染まる
なお、前記染色処理において、前記アルカリカラーの濃染の評価方法における評価基準
の◎の要件を満足して毛髪の色が非常に濃く染まるということは、前記毛髪処理剤が毛髪
浸透促進性が優れていることを示し、また評価基準が×で毛髪の色が薄く染まるというこ
とは、毛髪浸透促進性が劣っていることを示す。
以上の実施結果を実施例および比較例として下表1〜10に示す。
システアミン濃度が0.5重量%の場合の結果を下表1に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が1重量%の場合の結果を下表2に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が1.3重量%の場合の結果を下表3に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が1.6重量%の場合の結果を下表4に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が2重量%の場合の結果を下表5に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が2.5重量%の場合の結果を下表6に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が2.7重量%の場合の結果を下表7に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が3重量%の場合の結果を下表8に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が4重量%の場合の結果を下表9に示す。
Figure 2015129196
システアミン濃度が7重量%の場合の結果を下表10に示す。
Figure 2015129196

Claims (2)

  1. 還元剤としてのシステアミン、金属封鎖剤、pH調整剤、及び精製水からなる毛髪変形(デザイン形成)剤であって、該毛髪変形(デザイン形成)剤がシステアミン濃度が0.5〜3重量%でpHが8.0〜10であることを特徴とする毛髪変形(デザイン形成)剤。
  2. 還元剤としてのシステアミン、金属封鎖剤、pH調整剤、及び精製水からなる毛髪変形(デザイン形成)剤であって、該毛髪変形(デザイン形成)剤がシステアミン濃度が2〜3重量%でpHが7.5〜10であることを特徴とする毛髪変形(デザイン形成)剤。
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